女「付き合って半年になるね」男「…うん」(43)

女「今日で付き合って半年になるね」

男「……うん」

女「いろいろあったけど、6ヶ月なんてあっという間だったなぁ」

男「……本当にね」

女「そんな私たちもいよいよ3年生。進路のことなんか考えたくないよ……」

男「……だね」

女「……」

男「……」

女「……ねぇ」

男「……なに?」

女「男の志望校って、あの○○大学なんだよね?」

男「……うん」

女「私、男と同じ○○大学に入れるようにこれから勉強頑張る! だから……」

男「……な」

女「私にさ、男の力を少し……」

男「……るな」

女「分けて欲しいな……ん」

男「その汚らしい唇を僕に近づけるなぁぁああ!」

女「きゃっ!?」

男「……」

女「ち、ちょっと、何!? いきなり何を」

男「知っているぅ……僕は知っているぞぉ!」

女「え?……え?」

男「貴様……b組のイケメン君と2ヶ月前から浮気をしているな?」

女「!?」 ギクリ

男「それに、週に3回も体育倉庫で股を開いちゃって……節操のない女だなぁ」

女「えっ!? なんで!? なんでそんなことまで知ってるの!?」

男「僕のことなんてどうでもいい! 今問題なのは、」

男「昨日イケメンの性器を咥えていた唇で僕に迫ってきたというこの事実ぅ!」

女「えっと……その……」

男「いいか? 二度とその汚れた体で僕に近づくんじゃあないぞ」

男「……じゃあ、僕はこれで」シュバッ!

女「な、なんなのあの豹変ぶり……いや、悪いのは私なんだけど……」

――図書室

図書委員「ゴメンなさい、手伝ってもらっちゃって」

男「いえ、これくらいは。それにしても、今月はずいぶんと新刊が多くないですか?」

図書委員「そうなの。でもその分面白そうなのが多くって嬉しいわ

男「図書委員なだけあって、やっぱり本が好きなんですね」

図書委員「ええ。……でも、本を好きなのは男くんもでしょう?」

図書委員「火、水、金曜日のお昼休みはいつも図書室に来ているんですもの」

男「……よくご存知ですね」

図書委員「な、何故かね、最近……男くんのことを目で、追っちゃうの」

男「……そうなんですか」

図書委員「あはは……こ、こんなの、おかしい……よね」

男「……」

図書委員「あ、あの……男くん?」 えと……えっとね、実はね、私……」

男「……な」

図書委員「私ね……お、男くんのことが……す、好きなの!」

男「……るな」

図書委員「本を選んでいるときのワクワクしている貴方も、」

図書委員「一喜一憂しながら本を読みふけっている貴方も、私……全部全部好きなんで」

男「変態の分際で僕のことを語るなぁぁああ!」

図書委員「きゃっ!?」

男「……」

図書委員「き、急に何を……!? それに、変態なんてひど」

男「知っているぅ……僕は知っているぞぉ!」

図書委員「え?……え?」

男「貴様、放課後の委員会活動が終わったあと、他の人が帰るのを見計らって、」

男「図書室で自慰行為を行っているな?」

図書委員「!?」 ギクリ

男「しかも濃厚なblものの本で。……わざわざお気に入りを持ってきてまで」

男「校内でヤリたいなんて、とんだ性癖だな」

図書委員「えっ!? なんで!? なんでそんなことまで知っているの!?」

男「僕のことなんてどうでもいい。今問題なのは、貴様のような変態が」

男「僕を観察していただけでは飽き足らず、交際関係まで迫ってきたというこの事実ぅ!」

図書委員「えっと……その……」

男「いいか? 二度とその汚れた体で僕に近づくんじゃあないぞ」

男「……じゃあ、僕はこれで」 シュバッ!

図書委員「な、なんだったの? あの豹変ぶりは……いや、悪いのは私なんだけれど」

――教室

教師「今日は転校生を紹介する」

転校生「皆さんはじめまして。転校生といいます。これからよろしくね」

生徒a「おお!」

生徒b「可愛い!」

男「……」

教師「席は一番奥と……あとは男の隣が空いているな」

転校生「はい、わかりました」

男「……るな」

転校生「男くん……でしたっけ? 急に隣に来ちゃってゴメンね?」

転校生「迷惑をかけるかもしれないけど、これからよろ」

男「卑しい詐欺豚の分際で僕の隣に座るなぁぁああ!」

転校生「きゃっ!?」

男「……」

転校生「き、急に何を……!? 初対面なのにいきなり酷いんじゃ」

男「知っているぅ……僕は知っているぞぉ!」

転校生「え?……え?」

男「貴様、前にいた学校で四股をしていたな? それも、全員お金目当てで」

転校生「!?」 ギクリ

男「結果、誰のかもわからない子を孕んで、それをネタに絞れるだけ絞ったあと」

男「避妊して引越しとは……外道街道まっしぐらだな」

転校生「えっ!? なんで!? なんでそんなことまで知ってるの!?」

男「僕のことなんてどうでもいい。今問題なのは、そんな詐欺豚が」

男「僕に話しかけてきた挙句、隣の席に着こうとしているこの事実ぅ!」

転校生「えっと……その……」

男「いいか? 二度とその汚れた体で僕に近づくんじゃあないぞ」

男「……じゃあ、僕はこれで」 シュバッ!

転校生「な、なんなの? あいつ……。いや、私が悪いんだけどさ」

訂正

× 図書委員「あ、あの……男くん?」 えと……
○ 図書委員「あ、あの……男くん? えと……

今日は終わり。見てくれた人たちに感謝
なんか迷走中で以前みたいなssが書けない

――街中

友「よう! 男じゃないか。久しぶり」

男「友……? 久しぶり。顔を合わせるのは中学以来だっけ?」

友「ああ。別々の学校になってからあまり連絡もとってなかったからな。本当に久しぶりだよ」

男「今日はこんなところでどうしたの? なにか用事でも?」

友「用事なんて無い無い。暇つぶしにぶらぶらしてただけだよ」

友「そしたら見知った顔を見かけたからさ」

男「……へぇ、そうなんだ」

友「男は何か用事か? ……もし何もないんだったらさ、これから一緒に遊ばないか?」

男「……な」

友「って言っても、この辺はあまり遊ぶところがないんだけどな」

友「強いて言うならカラオケくらいか?」

男「……るな」

友「でも俺、結構歌上手いんだぜ? なぁ、いいだろ? これからカラオケに」 グイッ

男「そのいホモ臭い手で僕に触れるなぁぁああ!」

友「きゃっ!?」

男「……」

友「き、急に何を……!? 久しぶりに会ったってのに、酷いんじゃ」

男「知っているぅ……僕は知っているぞぉ!」

友「え?……え?」

男「貴様、男子校へ入ってからというもの、同性愛に目覚めているな?」

友「!?」 ギクリ

男「しかも、過激なsmプレイ……それに、毎回女装までしちゃって、多趣味で結構だな」

友「えっ!? なんで!? なんでそんなことまで知ってるんだよ!?」

男「僕のことなんてどうでもいい。今問題なのは、」

男「待ち伏せしていたのにも関わらず、久しぶりに会ったていを装い、」

男「二人っきりになれる個室へと僕を誘い込もうとしていたこの事実ぅ!」

友「えっと……その……」

男「……いいか? 二度とその汚れた体で僕に近づくんじゃあないぞ」

男「……じゃあ、僕はこれで」 シュバッ!

友「な、なんだったんだ、あの豹変ぶり……。いや、悪いのは俺なんだけどさ」

――ある日の下校中

男「……」 テクテク

?「だれか……ぐすっ……だれか助けて~」

男「!?」

幼女「うえぇぇん……落ちちゃうよ~」

男「早く、早くこの手に掴まって!」

幼女「! あ、ありがとお」

男「よいしょ……っと」 グイッ

幼女「うわぁぁああん! 怖かったよ~」

男「……」

幼女母「幼女! 大丈夫!?」

幼女「うん。このお兄ちゃんがね、助けてくれたの」

幼女母「ありがとうございます! なんてお礼を言ったらいいのやら」

男「いえ、偶然通りかかって、当たり前のことをしただけです。」

男「……じゃあ、僕はこれで」

幼女「お兄ちゃん、まって!」

男「……?」

幼女「えっとね、ちょっとしゃがんでほしいの」

男「? ……こう?」

幼女「ちゅっ」

男「!?」

幼女母「あらまぁ、幼女ったら」

幼女「えへへ、助けてくれたお礼だよ。お兄ちゃん、ありがとうございました」 ペコリ

男「……じ、じゃあ、ぼぼぼ僕はこ、これで」 シュバッ!

――男宅

男「…………」

男「甘酸っぱくって、胸が切ない……一体どうなっている……!?」

男「こんな感覚、僕は……………………僕は、知らない」

――幼女編に続く……わけない
――終わり

これで終わり。見てくれた人達に心よりのお感謝を

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どうぞご自由にお使いください

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