ほむら「鏡の中の世界?」マミ「ティロミラーよ」 (79)

杏子「英語混じってるじゃねぇか」

さやか「いきなりどうしたんです?」

ほむら「またお得意の中二病?」

マミ「失礼ね!見たのよ!夢で!」

杏子「何を?」

マミ「鏡の世界に入り込む夢よ!」

さやか「あははー」

マミ「美樹さんも小馬鹿にして!」

まどか「でも夢なんですよね?」

マミ「そうよ!夢だけれどものすごく鮮明だったの!」

ほむら「はぁ・・・・」

ほむら「で?その鏡の中の世界とやらでわたし達はどうなったのよ?」

マミ「いえ、途中で目が覚めてしまったわ」

さやか「まぁ、ありがちっちゃあありがちな夢ですね」

マミ「でも皆楽しそうだったわ」

杏子「つーかそれって私たちが二人ずついんのか?」

マミ「そうよ、けれどみんな仲良しだったわ」

マミ「みんな性格が反対だったけれど暁美さんだけは今とまったく同じ性格だったわね」

ほむら(そりゃあ元の私は地味っ子だし・・・・)

お前続終物語読んだだろ

さやか「じゃあ、ご馳走様でしたー」

杏子「世話んなったな、また来るよ」

まどか「こんどケーキ作り教えてくださいね」

ほむら「おやすみなさい」

マミ「ええ、みんな気をつけてね?」

ガチャン

QB「やぁ、マミ」

マミ「あら、QB、帰ってきていたの?」

QB「かくれていたのさ、ほむらと同じ部屋にいたらスペアがいくらあっても足りやしない」

>>5
読んでないよ、というかそれネタバレじゃねーか
かぶきまでしか読んでないオイラに謝れ

かぶきで飽きたならそれでええやん
正直最終巻の割につまらんかったで

QB「そういえば鏡の中の世界とか言っていたね」

マミ「ええ、そうよ、ものすごく鮮明な夢だったわ」

QB「鹿目まどかがループ前の記憶を夢で見たと言っていたからあながち有り得なくもないのかもしれないね」

マミ「・・・・いえ、それはないと思うわよ」

QB「どうしてだい?」

マミ「だってあの世界の私は」

マミ「家族と一緒だったもの」

QB「そうかい」

>>8
まぁ最高傑作は傷物語だと俺は思ってる

マミ「もしそんな世界があるのなら言ってみたいものね」

QB「それは現実逃避と言う奴じゃないのかい?」

マミ「もぉ、QB、そんなこと言わないで」

QB「例えそんな世界へ行ったとしてもそれは君の世界じゃないじゃないか」

マミ「それはそうだけど・・・・」

QB「僕は今のマミの生活を捨ててまで求めるものではないと思うけれどね」

マミ「・・・・あなた、少し変わったわね」

QB「自覚はないよ」

マミ「いえ、やっぱり変わったわ」

マミ「さて、きょうはもうねましょう、QB」

QB「やけに機嫌が良さそうだね」

マミ「あなたのおかげよ」

QB「どうしてだい?」

マミ「あなたが気付かせてくれたのよ」

QB「人間はそうやって言葉に含みを持たせるね、訳がわからないよ」

マミ「分からなくていーの、さ、こっちへいらっしゃい」ポンポン

QB「・・・・やれやれ」

マミ「おやすみなさい、QB」

QB「おやすみ、マミ」

マミ「・・・・」

QB「・・・・」

マミ「おはよう、QB」

QB「おはようだね、マミ」

マミ「早速だけど聞くわ」

QB「奇遇だね、僕も聞きたいことがあるよ」

マミ「・・・・ここはどこよ!」

QB「・・・・ここはどこなんだい!!」

マミ「私の部屋はこんなにごちゃついてないわ!」

QB「確かに昨日君はティーカップをちゃんと洗っていたね」

マミ「それにこの漫画の数々!」

QB「マミはインターネットとかあまりしないもんね」

マミ「ここはどこなのよ!」

QB「おや?ここはこんなに見晴らしが良かったかな?」

マミ「・・・・えええええええ!?!?」

QB「・・・・どうしたんだ・・・・えええええええ!?!?」

マミ「・・・・魔女が・・・・」

QB「・・・・沢山いる・・・・」

マミ「どどどどど、どういうことよQB!」

QB「僕にもわからないよ」

マミ「だってあれ!魔女が・・・・」

QB「・・・・どうやらここは魔女と人間が共存している世界のようだね」

マミ「・・・・それって・・・・」

QB「そうだね、まるで元の世界とは「鏡写し」のような世界だ」

マミ「・・・・」

QB「・・・・」

ガチャン

?「朝っぱらからどうしたんだい?マミ」

マミ「・・・・え・・・・?」

QB「・・・・誰だい?」

?「おや、QB、来ていたんだね」

?「誰とはひどいなぁ、君らしくない、ど忘れかい?」

?「さぁ、マミ、ご飯の時間だよ」 

マミ「・・・・」

マミ「・・・・おとう、さん・・・・?」

マミ父「具合でも悪いのかい?もう母さんが朝食を作っているから」

マミ父「早く降りておいで」

QB「・・・・どうやら君の見た夢は本当にある世界だったようだね」

マミ「・・・・どうしよう」

QB「・・・・マミ?」

マミ「・・・・昨日あんなこと言ったけれど・・・・」

QB「・・・・?」

マミ「・・・・とっても、嬉しいかもしれない・・・・!」

QB「・・・・やれやれ」

マミ父「早く降りておいでー!マミー!」

マミ「・・・・う、うん!今行くね、お父さん!」

マミ「い、いただきます!」カチンコチン

マミ父「今日は本当に変だね、マミ」

マミ母「そうよね、いつもならご飯だけとって部屋にこもるのに」

マミ「・・・・」モグモグ

マミ父「マミ?」

マミ「・・・・あったかい・・・・」

マミ母「ま、まぁ出来立てだからね」

マミ「・・・・うぅ・・・・」

QB「・・・・」

QB(・・・・こちらのマミの性格は引きこもりのようだね)

QB(・・・・今のマミの性格も引っ込み思案なところがあるけれど)

QB(・・・・)

QB「久々の家族団欒はどうだい?マミ」

マミ「ご飯がとっても美味しかったわ!」

QB「それはいつものことだろう」

マミ「もぉ!QBにはわからないわよ!」

QB「・・・・それはそうと・・・・」

マミ「あぁ、いい気分だわ」

QB「マミ、聞いてくれ」

マミ「へ?」

QB「平和ボケしてるんじゃないよ、まったく」

マミ「し、してないもん!」

QB「君だけがこんな自体に巻き込まれるとは考えにくい」

マミ「まぁ、それはそうよね」

QB「ここが鏡の中の世界だろうと、他のものであろうと」

QB「こんな世界はありえない」

マミ「・・・・」

QB「この世界ではエネルギーの問題が破綻している」

マミ「・・・・それは、また、別の方法とか・・・・」

QB「君たち人類が何百年かけても到達できない科学力を持った僕らが」

QB「やっと見つけたエネルギー問題解決の方法を」

QB「覆すようなものがあるとは到底思えない」

QB「どちらにせよ、用心だよ、マミ」

マミ「・・・・分かったわ」

マミ「というわけでとりあえず鹿目さんのおうちに来たけど・・・・」

QB「・・・・これは番犬ならぬ番魔女って奴なのかい?」

魔女「キョエエエエエエエ」

マミ「きゃ!ごめんなさい!」

QB「いいから早く押してくれよマミ」

マミ「分かったわ」


ピンポーン

ガチャン

まどぱぱ「はい、どなたですか?」

マミ「あ、あの・・・・まどかさんのお友達の巴マミといいますが・・・・」

まどぱぱ「あぁ、少し待っててね」

まどぱぱ「まどか、先輩がおいでだよー!」

まどか「・・・・ま、マミさん!?」

マミ「か、鹿目さん・・・・」

まどか「す、少し待っててください!」

マミ「・・・・」

QB「・・・・」

マミ「・・・・すごい格好だったわね」

QB「・・・・うん」

まどか「お待たせしました!パパ、言ってくるね!」

まどぱぱ「行ってらっしゃい」





マミ「ところで鹿目さん・・・・あなたはどっちの鹿目さんなの?」

まどか「・・・・私も多分鏡の外の私です」

マミ「そう・・・・」

マミ「というかその格好何?」

まどか「こ、これが一番まともだったんです!」

マミ「あはは・・・・」

マミ「・・・・すごい世界よね、ここ」

まどか「ええ、魔女が普通に生息してますもんね」

マミ「というか私の両親が生きてたわ」

まどか「・・・・えっ!?おめでとうございます?」

マミ「・・・・あなたのところはどうだったの?」

まどか「パパがロックバンドのボーカルでした」

マミ「ぶふぉ!」

まどか「わ、笑うなんてひどいですよ!」

QB「ことごとく逆になっているようだね」

マミ「じゃあこっちの鹿目さんはお父様の影響でそんな服ばっかり・・・・」

まどか「・・・・はい・・・・」

マミ「・・・・その腕輪必要なの?刺が刺さりそうだけど」

まどか「ぱ、パパがつけて行きなさいって・・・・」

マミ「・・・・そう」

杏子「おーい!マミ!まどか!」

まどか「き、杏子ちゃん!」

マミ「佐倉さん!」

杏子「おい聞いてくれよ!うちの家族が生きててモモのやつがグレててなんか科学研究がどうたらって・・・・」

QB「落ち着きなよ」

杏子「落ち着いてられるかぁ!だって親父のやつ「神様なんて不確定なものに踊らされるなどバカのやることだ、ケヒョヒョヒョ」とか言うんだぞ!」

マミ「マッドサイエンティストって所かしら・・・・」

まどか「私の方がまともな気がしてきました」

QB「いや、君のところもなかなかだよ」

まどか「う、うるさいよぉ!」

マミ「っていうかモモって誰?」

杏子「あたしの妹だ」

杏子「何故か今は姉だけどな」

杏子「金せびってきたからぶん殴ったらキョトンとしてたぜ」

まどか「・・・・あぁ、グレてるってそういう・・・・」

マミ「今じゃあなたもグレてるようなものだものね」

杏子「正直、なんていやぁいいのか微妙だ」

杏子「あんま嬉しくねぇ」

まどか(と言いつつ顔がほころぶ杏子ちゃん可愛い)

QB「どうやら見滝原の魔法少女が巻き込まれたみたいだね」

杏子「つーことはさやかとほむらも?」

杏子「つーかなんだまどかその格好」

杏子「刺が刺さりそうだぞ」

まどか「もういいよぉ!」

マミ「とりあえず二人を探しに行きましょうか」

QB「そうだね」

杏子「え?なにこれ」

まどか「さやかちゃんち・・・・のハズだけど・・・・」

マミ「バキみたいに家に落書きされてるわね」

杏子「なになに・・・・さやかぶち殺す、喧嘩上等?」

QB「どうやらこっちのさやかはヤンキーのようだね」

マミ「成程、ヤンキー美樹さんとパンク鹿目さん」

マミ「こっちでも親友になれそうね」

まどか「そんなの嫌ですよぉ!」

さやか「あっ!マミさん!」

まどか「あれ、さやかちゃん家に居なかったの?」

さやか「いやぁ、コンビニ行ったら知らない奴に喧嘩売られてさぁ・・・・」

マミ「大丈夫だったの?」

さやか「まぁ、魔法少女ですからね」

さやか「返り討ちにしましたよ!」

杏子(そんなことしたらそんな傷できないと思うけどな)

杏子(ほんと、見栄っ張りな奴だ)

さやか「つーかこの世界ってマミさんが言ってた鏡の世界じゃないですか?」

杏子「そうだな」

マミ「でも私はこっちの世界の私と出会ってないのよねぇ」

QB「君たちは出会ったのかい?」

杏子「いや、ねーな」

まどか「私も」

さやか「私もかな」

さやか「つーかこの世界ってマミさんが言ってた鏡の世界じゃないですか?」

杏子「そうだな」

マミ「でも私はこっちの世界の私と出会ってないのよねぇ」

QB「君たちは出会ったのかい?」

杏子「いや、ねーな」

まどか「私も」

さやか「私もかな」

QB「さて、最後はほむらだけど」

さやか「どうかなぁ、あいつループ前は地味っ子って言ってたし」

杏子「今のキャラとなんら変わってないかもな」

まどか「一番順応してそうですよね」

マミ「でもあれでいて暁美さんは優しいから」

マミ「案外・・・・ね」

QB「とにかく行ってみようよ」

有象無象「うおおおおおおお!ほむら様ぁぁぁぁ!!!」

ほむら「うるさいって言ってるのよ貴方達!」

有象無象「うわぁぁぁあ!ほむら様ぁぁぁぁ!!!」

ほむら「もおおおおおおおお!!」

有象無象「いつものように見下してください!!」

ほむら「だーまーりーなーさーいー!!」

杏子「帰るか」

さやか「帰ろっか」

マミ「帰りましょう」

まどか「ひ、ひどいよぉ!」

ほむら「あっ!まどか!助けて!」

有象無象「・・・・え?まどか・・・・?」

さやか「おやおや、こっちのまどかは貧弱な男たちに怖がられるみたいだねぇ」ニヤニヤ

有象無象「お、おい!あれは歩く処刑台(ウォーキングキラー)、美樹さやかじゃないか!?」

有象無象「それにあっちは神殺しの赤子(ゴッドベイビーグッドバイ)、佐倉杏子!?」

さやか「なんだそれ」

杏子「なんだとコラ」

有象無象「うわぁぁぁぁあ!あの二人と絶望の音色(アンチクラシック)、鹿目まどかがいるなんて!」

まどか「・・・・えっ?ちょ・・・・」

有象無象「逃げろおおおおおおおお!」

ほむら「・・・・」

ほむら「た、助かったわ」

さやか「・・・・なんか納得行かないんだけど」

杏子「なんだあいつら、人を化け物みてぇに」

まどか「アンチクラシックってパパがロック系だから?」

ほむら「私も氷の魔女(フリージングウィッチ)とか呼ばれてたわ」

さやか「ぶっは、フリージングウィッチwww」

ほむら「黙れ、ゴッドベイビーグッドバイ」

杏子「おい、そりゃあたしだ」

マミ(・・・・いいなぁ・・・・)

QB「ひとまずここに五人の魔法少女が集まったね」

ほむら「そうね、あなたがいるのは不本意だけれど」

杏子「まぁまぁ、今回ばかりは目を瞑ろうぜ」

さやか「それで、結局ここは何なの?」

マミ「そうねぇ、まさかホントに鏡の世界ってわけではないだろうし・・・・」

QB「君たちは見に覚えかあるんじゃないのかな?」

まどか「覚え?」

QB「ここはマミの家族も杏子の家族もいる」

QB「ほむらだって何故か人気者だ」

QB「まどかとさやかだって自己主張と自己表現がどんな形であれできている」

ほむら「まぁそれが望みと言ったらまた違うけれど」

QB「だけど一応は居心地のいい世界だ」

QB「人の心の隙につけ入りそしてその世界へ縛り付ける」

さやか「何が言いたいのさ、QB」

QB「君達はその存在に一番近いと言っても過言じゃないと思うけれどね」

杏子「まさか・・・・」

QB「そう、ここは魔女の結界だ」

ほむら「・・・・まぁ、予想はしていたけれど」

杏子「・・・・結界ねぇ・・・・」

さやか「・・・・あれ?だったら結界って気付いた時点でこの世界は消えるんじゃないの?」

QB「それは決めるのは主である魔女だよ」

QB「だけど仮説は立てることができる」

マミ「仮説?」

QB「さっきも言った通りここは誰かが望んだ世界だ」

QB「君達は心のどこかでこんな世界があったらと思っていないかい?」

まどか「・・・・」

ほむら「・・・・」

さやか「・・・・」

杏子「・・・・」

マミ「・・・・」

QB「それこそが、この結界が崩壊しない理由かもしれないね」

ほむら「・・・・確かにこんな世界あったら、と思うことはあるわ」

ほむら「・・・・魔女が人間と共存する世界」

ほむら「たとえあり得ないとしてもそんな世界があったなら」

ほむら「あの子を救えたかもしれない」

さやか「そうだね」

さやか「きっとこっちの私は思ったことがあったなら私以上に突っ走るんだろうね」

さやか「・・・・きっと後悔しないように、思いを伝えられるように、ね」

杏子「そりゃああたしだっておんなじさ」

杏子「どんな世界であれ生きていれば過ちなんて注げるもんさ」

杏子「例え姉がグレてたって殴って止めりゃあいいんだ」

杏子「人間生きてりゃ案外どうとでもなるもんさ」

まどか「私だって・・・・」

まどか「きっと自分に正直で」

まどか「誰かのために走って行ける」

まどか「そんな理想の私だと思うよ・・・・」

杏子(まどかはもう理想のまどかだけどな)

マミ「・・・・私は・・・・」

QB「無理をする必要はないよ」

マミ「・・・・QB・・・・」

QB「確かにここはまやかしの世界」

QB「破綻し尽くしている世界だけれどね」

QB「君の理想の世界でもあるんだ」

マミ「・・・・」

さやか「ちょっとぉ、QBなんかマミさん贔屓してない?」

QB「そんなことないよ」

マミ「・・・・ごめんね、少し・・・・考えさせて・・・・」

マミ「・・・・私は・・・・」

QB「無理をする必要はないよ」

マミ「・・・・QB・・・・」

QB「確かにここはまやかしの世界」

QB「破綻し尽くしている世界だけれどね」

QB「君の理想の世界でもあるんだ」

マミ「・・・・」

さやか「ちょっとぉ、QBなんかマミさん贔屓してない?」

QB「そんなことないよ」

マミ「・・・・ごめんね、少し・・・・考えさせて・・・・」

マミ「・・・・ただいま」

マミ父「おや、マミ、お帰り」

マミ母「マミが外出なんて珍しいわね」

マミ「・・・・」

マミ父「どうしたんだい?朝とは打って変わって暗いじゃないか」

マミ母「QBはどうしたの?」

QB『いくら僕でも君の家族の和に入ろうとは思わない』

QB『君の気持ちはどうするか、君自身が決めるんだ』

マミ「・・・・ねぇ、お母さん、お父さん」

マミ母「どうしたの?」

マミ「・・・・怖い・・・・夢を見たの・・・・」

マミ「・・・・お父さんと・・・・お母さんが・・・・」

マミ父「?」

マミ「事故で死んじゃう夢・・・・!」

マミ「・・・・私は・・・・」

マミ「・・・・私は・・・・きっと二人を助けられたのに・・・・!」

マミ「・・・・気付いたら・・・・!私一人だけで・・・・っ!」ぽろぽろ

マミ父「・・・・」

マミ母「・・・・」

マミ「・・・・うわぁぁぁぁあん・・・・!」ぽろぽろ

マミ「・・・・ぎ、きっど!そんな私は・・・・ダメなんだっで!」ぽろぽろ

マミ「・・・・私は・・・・!お父さんと・・・・お母さんが・・・・大好ぎ・・・・で・・・・!」ヒックヒック

マミ父「・・・・」

マミ母「・・・・」

マミ父「マミは泣き虫だなぁ・・・・」ポンポン

マミ母「ほんと、誰に似たのかしらね?」

マミ父「ねぇ、マミ、よく聞いてくれ」

マミ父「マミはね、昔っから本当に泣き虫でさ」

マミ父「母さんも父さんもこんなに弱い子でやっていけるのかって心配だったよ」

マミ母「そうね、あの頃は本当に不安だったわ」

マミ「・・・・」ヒックヒック

マミ父「でもね、マミは、僕たちがいると驚くほど強くなるんだよ」

マミ母「そうだねぇ」

マミ父「確かに見てないところではいっつも泣いてたけどさ」

マミ父「僕たちの前ではほとんど泣かなかったよ」

マミ「・・・・」

マミ父「マミは弱い子だよ」

マミ母「マミは弱い子だね」

マミ父「僕たちが事故で死んだって?」

マミ母「マミならそんなことが起こったらきっと落ち込むでしょうね」

マミ父「ねぇ、聞かせておくれよ、マミ」

マミ父「その夢で、僕たちが死んだ後君はどうだった?」

マミ母「死ぬほど落ち込んだ?死ぬほど泣いたかしら?」

マミ父「・・・・それでも強く生きていけたのなら」

マミ母「それはマミに大事なものが出来たってことよ?」

マミ「・・・・!」

マミ父「・・・・さぁ、もうおはようの時間だ」

マミ母「マミ、理想の世界はどうだった?」

マミ「・・・・ありがとう・・・・」

マミ「・・・・私の理想は・・・・ここじゃない・・・・!」





マミ「あの世界の彼女達こそ、私の望んだ世界だから」

バリィン!



QB「・・・・おはよう、マミ」

さやか「おはようございます!マミさん!」

杏子「おっせーぞ、マミ」

まどか「・・・・よかったぁ・・・・マミさん・・・・」

ほむら「・・・・」ホッ

マミ「・・・・貴方達・・・・」

杏子「変だよなぁ、みんな同じ夢を見てたみたいだよ」

マミ「・・・・魔女は・・・・どうしたの?」

まどか「一足先に起きたほむらちゃんが倒しました」

ほむら「ほむっ」

マミ「・・・・そう」

マミ「ねぇ、皆」

皆「?」

マミ「・・・・ごめんね、私はホントは弱い子なの」

マミ「・・・・本当は・・・・お父さんとお母さんと・・・・ずっと一緒にいたかった」

マミ「・・・・そう思っていたの」

杏子「何言ってんだよ、あたしだってずっとあの世界でも悪くねーなっておもってたさ」

さやか「だけど気付いちゃったんです」

マミ「・・・・え?」

まどか「・・・・だってマミさんは、わたし達の友達だから」

ほむら「・・・・あの世界にいたままだったらあなたを救うことは出来ないわ」


それはマミにとって大事なものが出来たってことよ?


マミ「・・・・あ・・・・」

マミ「・・・・ありがとぉ・・・・」グスッ、ヒックヒック

さやか「さぁて、もう一踏ん張りしようかな」

杏子「タイミングわりいなぁ、1日に二回も魔女なんて」

まどか「・・・・マミさん、大丈夫ですか?」

ほむら「・・・・大丈夫よ、まどか」

ほむら「・・・・マミは・・・・」

マミ「・・・・」

マミ「・・・・そうね、行きましょう」

書き込み反映されないのがオープン一番の不具合

さやか「とぉりゃぁ!」

マミは弱い子だよ

杏子「そらぁっ!!」

だけどマミは大事な物があれば

まどか「えいっ!」

どれだけでも強くなれる

QB「みんな!気をつけて!」

マミは本当に弱い子だ

ほむら「そっちへ行ったわ!マミ!」

・・・・けれど

マミ「・・・・うん」

マミ「・・・・ティロ・フィナーレ!!」








とっても大事な僕らの自慢の子だ

おしまい


エキストラステージ
鏡の世界のまどかマギカ

さやか「・・・・」

まどか「・・・・お、さやかじゃん」

さやか「・・・・あぁ?」

さやか「なんだよまどかかよ」

まどか「ウェヒヒヒヒヒ、なんだぁ、また喧嘩かよ」

さやか「突っかかってくる奴が多過ぎんだよ」

まどか「ん?あれ杏子じゃね?」

杏子「・・・・この薬とこの薬を調合して・・・・ふははは・・・・」ブツブツ

さやか「何してんだよ、お前」

杏子「・・・・ん?なんださやかか」

さやか「なんだとは何だこら」

杏子「今あんたを毒殺する薬を作ってんだから邪魔するな・・・・」

まどか「ウェヒヒヒヒヒ、変わらないねぇ」

さやか「ん?ありゃあ・・・・」

有象無象「うおおおおおおお!ほむら様ぁぁぁぁ!!!」

まどか「なんだよ、ほむら親衛隊の奴らか」

有象無象「ほむら様ぁぁぁぁ!!!どうか踏んずけて下さい!」

ほむら「ふっ!」グシャ

さやか「うわぁ、容赦ねぇなぁ」

まどか「ウェヒヒヒヒヒ、さすが氷の魔女だな」

ほむら「・・・・あら、貴女たちいたの?」

有象無象「・・・・げっ!あいつらは・・・・!」

さやか「あぁ!?」

まどか「あん?」

有象無象「ほむら様ぁぁぁぁ!!!どうか踏んずけて下さい!」

ほむら「ふっ!」グシャ

さやか「うわぁ、容赦ねぇなぁ」

まどか「ウェヒヒヒヒヒ、さすが氷の魔女だな」

ほむら「・・・・あら、貴女たちいたの?」

有象無象「・・・・げっ!あいつらは・・・・!」

さやか「あぁ!?」

まどか「あん?」

杏子「・・・・毒殺するぞ、有象無象共」

ほむら「・・・・それにしても、この四人が集まるなんて珍しいわね」

さやか「あー、そういやそうだな」

杏子「マミはどうしてるんだ?」

まどか「まぁた、いつものように引きこもってんでしょー」

ほむら「お茶にでも行こうかしら」

さやか「いいなそれ」

杏子「・・・・ふははは」

さやか「お茶にそれ盛るなよ」

ピンポーン

マミ「・・・・は、はいぃ・・・・どなたですか?」

さやか「よー、遊びに来たぞ」

ほむら「どうせ暇なんでしょう?」

まどか「マミさん、この前言ってたCD持ってきましたぁ」

杏子「・・・・腹へった・・・・」

マミ「・・・・どうして」

さやか「友達だろ?」

ほむら「久々にあなたのお茶が飲みたくなって」

まどか「ウェヒヒヒヒヒ、私ダージリン」

杏子「・・・・限りなく味が濃いものを頼む」

さやか「盛ったら殺すからな」

マミ「あ・・・・、これ良い曲・・・・」

まどか「っしょ!?ビート半端なく刻んでますよね!」

ほむら「落ち着くわ」

さやか「だからてめぇ!盛るなっていってんだろ!」

杏子「・・・・下剤だから大丈夫」

さやか「アウトだタコ!」

マミ「・・・・ねぇ、みんな・・・・」

マミ「・・・・これからも、時々でいいから・・・・また集まってくれる・・・・?」







「「「「当然!!」」」」

人にはそれぞれ理想の世界があるんですね
見てくれてありがとう
正直やり尽くされたネタだったな
何にせよありがとう
おやすみ!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年05月01日 (金) 16:04:41   ID: cEp9SsBZ

面白かった
鏡のほうの5人もなんか違和感ないな

2 :  SS好きの774さん   2015年11月13日 (金) 12:59:17   ID: MaTyO-rU

面白っかった

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