ほむら「そろそろ恵方巻きの季節だわ」(15)

ほむら「さぁ、まどか」

まどか「なぁに? ほむらちゃん」

ほむら「これを食べてちょうだい」

まどか「えっ……。これって……」

ほむら「食べて。まどか」

まどか「ほむらちゃん。この黒くて太い物はなぁに?」

ほむら「ただの恵方巻きよ」

まどか「ほむらちゃん。嘘ついてるでしょ?」

ほむら「嘘じゃないわ」

まどか「でも、こんなの無理だよ。太すぎるよ」

ほむら「まどか。恵方巻きは、太い物なの」

まどか「でも、こんなの、お口に入らないよ」

ほむら「まどか。挑戦する前に諦めてはダメよ」

まどか「でもっ……」

ほむら「さぁ、まどか。口を空けて」

まどか「ひゃぁっ!?」

ほむら「どうしたの? 何を怯えているの?」

まどか「ほむらちゃん。今、恵方巻きが動いたよ……」

ほむら「大丈夫よ、まどか。新鮮な恵方巻きは動くのよ」

まどか「うっ、嘘ついてるよね? ほむらちゃん」

ほむら「嘘じゃないわ。恵方巻きの本場、関西では常識よ」

まどか「そっ、そうなの?」

ほむら「えぇ。知ってるでしょ? 関西では、蟹屋の看板まで動くのよ」

まどか「……それは、知ってるけど……」

ほむら「なら、恵方巻きがピクピク動くくらい、普通だと思わない?」

まどか「うっ、うん……。そうかも……」

ほむら「ふふっ。分かってくれたみたいね」

まどか「うっ、うん……」

ほむら「それじゃあ、いいわね?」

まどか「うっ、うん。なるべく、優しくしてね……」

ほむら「えぇ。まかせて」

まどか「…………」

ほむら「さぁ。お口を空けて……」

まどか「あっ、あっ……」

ほむら「アーンよ。まどか」

まどか「……あー……」

ほむら「うふふっ」

まどか「……あっ、はがっ!?」

ほむら「うふふっ」

まどか「ほがっ……もがっ……けはっ……」

ほむら「可愛いわ。恵方巻きを頬張るまどかは……」

まどか「ほふっ……ほふら……はっ……」

第一部 完

日本語としては間違いか…
コンビニ関係者として数年前から使っております
スマソ

シャルロッテ「…………」

もそもそ もそもそ

マミ「何かしら? 今、寒気が……」

ゾクッ

──以下自粛──

第二部 完

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom