俺「そろそろ行こうか唯、あずにゃんww」 (29)

唯「ふぇ……?わたしたちどこに連れてかれちゃうの?」

梓「わかんないです……」

俺「ふひひー」

唯「なんでこの人上半身裸なの……?」

梓「それもわかんないです……」

唯「ねぇ……りっちゃん助けてよ、りっちゃん!」

律「……」

梓「澪センパイ!ムギセンパイ!助けて!助けてください!」

紬「……」

澪「……」

唯「みんな……どうして……先生、先生助けて!」

先生「……」


梓「そんな……どうしてみんな無視するんですか……」

唯「そんな……わたしたち……どうなっちゃうの……?」


俺「じゃっ、行こうか!」


唯「ひいッ!やだっ、やだやだ!たすけて!誰か!」

梓「たすけてー!いやあぁぁぁぁ!」


律(唯……梓、ごめんな。でもこれは……宿命なんだ……)

俺「しゃーてwwwwつきましたよーwwww」

唯(うぅ……こわいよぉ)

梓「……」ギュッ

唯「……あずにゃん?」

梓「……ゆいしぇんぱい……こわいですぅ……」グスッ

唯「あずにゃん……」ギュッ

唯「あずにゃん……だいじょぶだよ。なにがあっても私が守ってあげるから」

梓「そんな……唯センパイだって怖いのに……」

唯「こっ、怖くなんかないやい!あずにゃんのためなーらえんやこーらー!」

梓「……くすっ」

唯「あっ、あずにゃん笑った―」

唯(そうだ、あずにゃんは私が守んなきゃ)

唯(怖がってる暇なんて……ないよ!)


俺「じゃーまずはあずにゃんからいこうかなwwww」

唯「!?」

唯「そ、そんな……」

梓「あ、ああ……」

俺「ひょいっと」

唯「や……やめ、て」

押し倒されたあずにゃんはおもむろに水をかけられました。

あずにゃんはもう怖くて喋ることもできないようです。

そしてあずにゃんの全身に白いどろりとしたものがかけられました。


唯「!」


私は、それを見たのが初めてでした。

だから、それがどういったものなのかよくわかりません。

でも、不思議となぜか……


いい匂い。だと思いました。

あきた
寝る

しばらくして、全身に白いものをかけられたあずにゃんは、

体を乱暴に揉みしだかれてシャワーをかけられた後、さらに体を乱暴にされタオルにくるまれて放られました。


唯「あ、あずにゃん……」


あずにゃん

あずにゃん

あずにゃん




唯『あずにゃん……』ギュッ

唯『あずにゃん……だいじょぶだよ。なにがあっても私が守ってあげるから』

唯『こっ、怖くなんかないやい!あずにゃんのためなーらえんやこーらー!』

唯『あっ、あずにゃん笑った―』




あずにゃんとの約束を、私は守れませんでした。

守ってあげるって、約束したのに。

あずにゃん

あずにゃんは……


気が、狂いそうでした。

叫びだして、暴れてしまいそうです。

だけど、できません。

同時に、怖いのです。

だって…


俺「さー、次は唯だよーwwww」

唯「……」

わたしは、恐怖を通り過ぎて、絶望を感じていました。

絶望しすぎて、なにもかんじれなくなってきました。

やはり、あのひとのいつも言う絶望なんて、軽すぎるものだったんだと、思いました。


俺「うーん、でもこれ大きすぎいるしなー。どうしよっか」

俺「あっwwwwそだwwww」


わたしはお湯のためられた浴槽に入れられました。

いれられた瞬間に、あの、白いどろりとしたものをかけられました。

そのしゅんかん、わたしはすべてがどうでもよくなりました。

わたしもあずにゃんのように、ぜんしんにしろいものをかけられ、

らんぼうにからだをもみしだかれています。

でももう、どうでもいいです

わたしはあずにゃんをまもれませんでした。

じぶんもまもれませんでした。

りっちゃんたちもたすけてくれませんでした。

しろいものが、めにかかりました。

でももうどうでもいいです。

からだをもみしだかれてます。

どうでもいいです。

いいにおいがしてきました。


どうでもいいです。

……

その後、わたしもシャワーを浴びせられたあと、ぜんしんを乱暴にされ、

あずにゃんのくるまれているタオルと一緒に、くるまれました。


唯「……あずにゃん」

わたしは、あずにゃんに話しかけました。顔が、ほんのり赤くなっています。

梓「……唯センパイ」

あずにゃんが、静かに抱きしめてきました。

梓「……いい匂いです」

唯「……うん」

わたしもあずにゃんを抱きしめます。

梓「……唯センパイ」

唯「……なに?」

梓「……きもちよかったですか?」

唯「……」


唯「……うん」

梓「そうですか」

梓「……わたしもです」



その後、くるまれていたタオルを外され、私たちが目にした光景は、


外、でした。


唯「……いい天気だね、あずにゃん」

梓「そうですねぇ……」


どうやら私たちは、このまま外に置き去りにされるようです。

私は、寝そべりながら、吊るされて、あずにゃんは私の背中の上にのせられました。

外を歩いてる人が、私たちを見たような気がしました。


唯「あずにゃん……きもちいいねぇ」

梓「そうですねぇ……」







俺「よし、できた」

俺「あとは乾くのを待つだけか」

俺「ちょっとボディーソープ使いすぎちゃったよ……」

俺「ていうか唯の人形洗うの大変すぎだろ。洗面器に入んねーよ」

俺「ふぅ……それにしても疲れた……」

俺「……」

……

律1号(フィギュア)「あーあ。いいよなーあの唯たちは風呂に入れて」

澪(フィギュア)「いや、どっちにしろ私たちは入れないから……」

紬1号(フィギュア)「入ったらどうなるのかしら」

梓2号(フィギュア)「折れたり溶けたりするんじゃないですか?」

唯2号(フィギュア)「でもどうして、急にあの唯ちゃんとあずにゃんを洗おうと思ったのかな」

梓3号(フィギュア)「なんでもこの前たまたま匂い嗅いだら変な匂いしたらしいですよ」

唯3号(ぬいぐるみ)「あらやだ、へんなもんでも出してたんじゃないのぉ~」

梓4号(ぬいぐるみ)「いや、>>1は変なもの出せませんから……」

終わり寝る

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