私、園田海未は



海未「はぁ…！穂乃果はまだですか！」ｲﾗｲﾗ

海未「こんなことなら家によって起こしてくればよかったです！」


高坂穂乃果の朝に弱いところにムカつきます


「おはよー！」



海未「やっと来た！」

海未「遅いです！待ち合わせ時間はちゃんと守ってください！」


時間にルーズなところがムカつきます


穂乃果「ごめんね～寝坊しちゃって…えへへ」


悪びれもしないところがムカつきます

海未「また寝坊ですか」

海未「ほんと朝、弱いですね」

穂乃果「あはは…そうなんだよねぇ」

海未「そういえば、この間目覚まし時計をあげたでしょう？」

海未「ちゃんとセットしてるんですか？」

穂乃果「え？あー…し、してるよ？」

海未「嘘！その顔は絶対してないです！」

穂乃果「うっ…じ、実は…壊しちゃって…」

海未「壊したぁ！？」


物を大切にしないところにムカつきます

穂乃果「うっ…ごめん…」

穂乃果「寝ぼけて放り投げちゃって…」

海未「はぁっ…全く」


寝癖が悪いところがムカつきます


海未「もういいです。早く学校に行きましょう」

海未「ことりが先に行ってますから」

穂乃果「うん！いこうっ！」ﾀﾀﾀｯ


怒られた後なのに元気な所がムカつきます


穂乃果「おーい！海未ちゃん早く早くー！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ


遅れて来たくせに、私を追い抜いていくところがムカつきます

穂乃果「それでさぁ～海未ちゃんったら朝からガミガミうるさいんだよ～」

ことり「あはは…」

穂乃果「海未ちゃんは穂乃果のおかーさんかって感じだよ」

海未「穂乃果、聞こえてるのわかってます？」

穂乃果「わかってるよーだ！」ﾍﾞｰ


ことりといる時、何故か私に対して強気になるところがムカつきます


海未「逆に言わせてもらいますけど！穂乃果は子供すぎるんです！」

海未「幼なじみにこんなガミガミ言われる異常性に気づきなさい！」

穂乃果「子供！？」


自分が子供っぽいって気づいてないところにムカつきます

穂乃果「海未ちゃんは朝強いからそんな事言えるんだよ！」

穂乃果「穂乃果には凄い大変な事なんだから！」ﾌﾝｽｯ

海未「威張って言うことではないですよ！」

海未「朝起きれないのはただの甘えでしょうが！」

ことり「ストーップ！」

海未「こ、ことり…」

穂乃果「ことりちゃん」

ことり「それならね？二人とも！こうしよう？」

海未「な、なんですか？」

ことり「簡単！」

ことり「毎朝、海未ちゃんが穂乃果ちゃんを起こしに行けばいいんだよ！」

海未「はぁ…」

穂乃果「え？」

ことり「いいよね？海未ちゃん？」

ことり「海未ちゃんが穂乃果ちゃんの目覚まし時計になってあげるの」

穂乃果「う、海未ちゃん…大丈夫？」

海未「そ、そういうことなら…」

穂乃果「本当！？」

穂乃果「やったー！海未ちゃん大好き！」ﾀﾞｷｯ

海未「ちょ！ちょっと穂乃果！」

海未「こんなところで抱きつかないで！」


所構わず、抱きついてくるところがムカつきます

穂乃果「いいじゃん、いいじゃん～」ﾓﾌﾓﾌ ｸﾝｸﾝ

海未「ちょっと…」


抱きつかれると、妙に安心してしまうところがムカつきます

後、抱き付く際に匂いを嗅ぐところもムカつきます


穂乃果「ことりちゃんもありがとう！」ﾀﾞｷｯ

ことり「ちゅん！？」

海未「…！？」


…私だけじゃないところもムカつきます

穂乃果「ふぁ～、もう昼休みだ！」

ことり「穂乃果ちゃん、授業中ずっと寝てたね」

海未「全く…呆れて物も言えません」


不真面目なところがムカつきます


穂乃果「それでさぁ…ノート…見せてくれないかなぁ…」

海未「はぁ！？」


図々しいところがムカつきます

穂乃果「うっ…」

海未「寝てたくせに！なにを都合の良いことを！」

穂乃果「だって…眠かったんだもん…」

海未「眠いから、授業中でも構わず寝る…それじゃあ動物と変わらないじゃないですか！」

穂乃果「人間も動物だよ！わんわんっ！」


屁理屈をいってふざけるところがムカつきます

後、物真似が無駄に可愛いのがムカつきます

穂乃果「うわっ…ピーマンだ…」

穂乃果「どうしよ…」

海未「食べなさい」


ピーマン嫌いなところがムカつきます


穂乃果「うぇぇぇ…」

穂乃果「ことりちゃんあげるよ…」

海未「駄目です！」

穂乃果「ホントに嫌いなんだもん…吐いちゃうよ」

海未「ことりも食べちゃ駄目ですよ！」

穂乃果「えー…」

海未「鼻摘まんで食べてください」

穂乃果「ううっ……」ﾊﾟｸｯ

穂乃果「にがい…」ｳﾙｳﾙ


ピーマン食べただけで、涙目になるところがムカつきます

海未「ワンツー！ワンツー！」

穂乃果「はっ！ほっ！…ととっ」

穂乃果「うわっ！」ﾄﾞﾃｯ

花陽「穂乃果ちゃん、大丈夫！？」

穂乃果「いたたたた…大丈夫…大丈夫」

海未「何してるんですか…」

穂乃果「あはは…足が絡まっちゃった」


誰よりもどんくさいところがムカつきます



絵里「穂乃果、疲れた？」

穂乃果「ううん！全然！続けよ！」



穂乃果「はぁっ…はっ！」

絵里「穂乃果ー！動けてるわよ、その調子で！」


…誰よりも一生懸命なところがムカつきます

穂乃果「あー！疲れた！」

海未「お疲れ様です」

穂乃果「もう足が動かないよー！」

穂乃果「海未ちゃん、おんぶー」ｶﾞｼｯ

海未「重いです！」


小学生みたいに絡んでくるところがムカつきます


穂乃果「ねぇ、帰り…寄っていこ？」

海未「また…ですか？」


食いしん坊なところがムカつきます

穂乃果「あのお肉屋さんのコロッケだよ」

海未「…わかりました」



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「はいコロッケ二つね～」

穂乃果「ありがと！おばちゃん！」

海未「いただきます」

穂乃果「うん！いただきます！はむ…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

穂乃果「美味しい！」

「ほんと？嬉しいねぇ」

穂乃果「すっごく美味しいよ！おばちゃんのコロッケ！ねぇ？海未ちゃん！」

海未「はい、美味しいでふ…」ﾊﾌﾊﾌ

「ふふっ、二人ともありがとう」

「私もあんたたちみたいな常連さんがいてくれてよかったよ」

「これまでずっとありがとうね」

「この町で…やってきてよかったよ」

穂乃果「～っ！」

穂乃果「ま、まだ…だよ…」

穂乃果「また、来るから！この店が終わっちゃうまでに…また」

「そうかい…まってるよ」

穂乃果「…っ」ｺﾞｼｺﾞｼ

穂乃果「ご馳走さま…っ！」ﾀﾞｯ


海未「あっ！穂乃果！」

海未「ご、ご馳走さまでした！」

穂乃果「はっ…はっ！」ﾀﾀｯ

穂乃果「はぁ…はぁ…」

「穂乃果！」

海未「穂乃果…！」

穂乃果「ご、ごめんね…海未ちゃん」

穂乃果「急に走りたくなったの…」

海未「穂乃果…あの…」

穂乃果「ずっと笑顔でいたかったの」

穂乃果「おばちゃんの前では」

穂乃果「だから…」

ｷﾞｭｯ

穂乃果「んっ…」

海未「もう…まったく穂乃果ってば…」ｷﾞｭｩｩｩｩ

穂乃果「い、痛いよ！海未ちゃん」

海未「私が」

海未「私が側にいますから」

海未「ずっといつまでも」

穂乃果「うん」


普段どうでもいい事ですぐ涙する癖に、こういうとき涙を見せたがらないところがムカつきます

穂乃果「ねぇ、今日海未ちゃん家に泊まっていってもいい？」

海未「今日ですか…？」

穂乃果「ごめんね…どうしても…ね」


断れるわけないような状況で言うのがムカつきます


海未「いいですけど…」

穂乃果「ほんと？ありがとう！」ﾆｺｯ


魅力的な笑顔がムカつきます

「海未、今日の稽古はここまでにしよう」

海未「はぁ…はぁ…はい…ありがとうございました」

「それより今日は穂乃果ちゃんが来てるんだろう？行っていいぞ」

海未「そうします」

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穂乃果「あっ！海未ちゃん！」

穂乃果「お稽古お疲れ様ー！今日もいっぱい頑張ったねー！」

海未「はぁ」

穂乃果「ご飯にしよう！」

海未「はい」

穂乃果「えへへ、今日はね～おばさんに料理教えてもらってたの」

海未「え？」

穂乃果「肉じゃがは穂乃果が作ったの！」

「穂乃果ちゃんはなかなか筋がいいですね」

「さすがきぃちゃんの娘さんです」

「もうウチの子になっちゃう？」

穂乃果「えへへ、なっちゃう！」ﾃﾚﾃﾚ


私の母と無駄に仲がいいところがムカつきます

穂乃果「ふー、お風呂気持ちよかった！」

穂乃果「ありがとうね！海未ちゃん」

海未「いえいえ…」

海未「ほらちゃんと髪を乾かさないと！」

穂乃果「うー、おねがーい！やって？」

海未「まったく…しょうがないですね」

穂乃果「えへへ、やった」


ものぐさな所がムカつきます

後、お風呂上がりにとてつもなくいい匂いがするところがムカつきます

海未「電気けしますよ」

穂乃果「うん」

ﾊﾟﾁｯ

穂乃果「…」

海未「…」

穂乃果「ねぇ…」

海未「もう、なんですか…早く寝ましょう」


昔から、電気を消した途端に話出すのがムカつきます



穂乃果「今日はずっと一緒だったね」

海未「そうですね」

穂乃果「あのね…」

穂乃果「帰りにね…言ってくれたでしょ？」

穂乃果「ずっと側にいてくれるって」

海未「…はい」

穂乃果「ありがとう」

海未「…はい」

穂乃果「あのね…」

穂乃果「この町もね、どんどん変わっていっちゃう」

穂乃果「それはどうしようもない事だよね」

穂乃果「だけど、ずっと変わらない事もたくさんある」

穂乃果「例えば…穂乃果たちの絆とか…」

穂乃果「だからね、今日はね…ずっと一緒だって言ってくれて凄く嬉しかったよ」


普段は子供っぽい癖に

時よりこんな風に大人の表情を見せる

とてもムカつきます

穂乃果「だからね、穂乃果からも言わせて欲しいな」

穂乃果「海未ちゃん、ずっと一緒にいてね」


ムカつきます


海未「はい…」


穂乃果「海未ちゃん…」

ｷﾞｭｯ

海未「あっ…穂乃果…」


ムカつきます

抱き締めてくるところ

暖かいところ

穂乃果「海未…ちゃ…」

穂乃果「大好き…」


ムカつきます

大好きだなんて言うところ


海未「穂乃果…私も大好きです」

穂乃果「…」ｽｰｽｰ

海未「寝言…でしたか」


ムカつきます

寝言だってわかったのに、こんなにドキドキする事


ムカつきます


穂乃果「…」ｽｰｽｰ

海未「穂乃果…大好き」ﾁｭｯ


こんなに好きで仕方ないところ