妹「お姉ちゃんに>>2しよう」(25)

妹「わくわく」

勉強を教えてもらう

妹「おっ、きたきた。安価だ」

妹「さてさて。内容はと……」

妹「…………」

妹「『勉強を教えてもらう』」

妹「…………」

妹「普通だ。すごく普通だよ」

妹「【速報】>>2さんは、普通の人だった!」

妹「うーん。勉強は好きじゃないけど……」

妹「まぁ、変態安価が来るよりはマシだね」

妹「よし。お姉ちゃんに勉強を教えてもらおっと」

コンコン コンコン

妹「おねえちゃーん。はいるよー」

姉「はーい」

妹「お姉ちゃん。勉強教えて」

姉「えっ? 勉強?」

妹「うん。勉強」

姉「珍しわね。テスト期間でも無いのに」

妹「まぁたまにはね」

姉「ふふっ。喜ばしい事ね」

妹「うん」

姉「それで、私は何を教えればいいの?」

妹「えーと。そうだなぁ……」

妹「>>8を教えて」

応用物理

妹「応用物理について教えて」

姉「えっ? 応用物理?」

妹「うん。応用物理」

姉「えーと。お姉ちゃんは、あんまり詳しくないけど、知ってる範囲でもいいいかな?」

妹「うん。とりあえず、それでいいよ」

姉「えーと。応用物理は、物理学の分野で……」

妹「うんうん」

姉「物理学は分かるわよね?」

妹「うん。わかるよ」

姉「物理学と応用物理を、厳密に分けて考える事は無いと思うんだけど……」

妹「うんうん」

姉「応用物理は、工業や産業に使われる、実用的な分野でね……」

妹「うんうん。うんうん」

姉「つまり、物理学の知識を使って、色々と便利な物を作るみたいな……」

妹「うんうん。うんうん」

姉「確か、そんな分野だったと思うわ」

妹「へぇー。そうなんだー」

姉「ごめんなさいね。あんまり詳しくなくて」

妹「うん。別にいいよ。ありがとう。お姉ちゃん」

姉「そう? こんな説明でよかったの?」

妹「うん。もともと、別に興味も無かった事だし」

姉「え?」

妹「あははっ」

妹「さて。これで今日の勉強は終わり」

姉「えっ? これだけで?」

妹「うん。終わり終わり」

姉「…………」

妹「さて。勉強も終わったし。次は……」

姉「え?」

妹「次はお姉ちゃんに>>17だよ」

超能力を植え付ける

妹「超能力を植え付けるよ」

姉「へ?」

妹「お姉ちゃんに超能力を植え付けるの」

姉「超能力?」

妹「うん。お姉ちゃんは、今から超能力者さんになるのだ」

姉「えっと……」

妹「という訳で、お姉ちゃん」

姉「はい」

妹「超能力見せて」

姉「えっ?」

妹「何か超能力を見せてよ」

姉「見せてって言われても……」

妹「ほらほら。お姉ちゃん」

姉「うっ……うーん。超能力かぁ……」

妹「ほら、お姉ちゃん。制限時間はあと十秒だよ」

姉「えっ?」

妹「10、9、8、7……」

姉「ちょっと、そんな急に……」

妹「無理なら、ちょとエッチな罰ゲームだよ」

姉「妹ちゃん。無茶言わないで!」

妹「ろーく。ごーお。よーん。さーん……」

姉「あっ、あぁっ……。あっ!? そうだわ」

妹「むっ?」

姉「うふふっ。いいわよ。超能力を見せてあげます」

妹「えっ? マジで?」

姉「えぇ。マジです」

妹「おぉっ、期待……」

姉「うふふっ。今から……」

妹「今から?」

姉「超能力で、空を飛びます」

妹「おぉ! すごい! 武空術?」

姉「えいっ! えいっ! えいっ!」

ぴょん ぴょん ぴょん どんどん

妹「おぉっ!? あぐらのポーズで空を飛んでいる!」

姉「えいっ! えいっ!」

ぴょん ぴょん どんどん

妹「すごいよ。お姉ちゃん! 超能力だよ。ヨガの達人だよ!」

姉「うふふふふっ。えいっ! えいっ!」

ぴょんぴょん どんどん

母親「こら! アンタたち騒がしい! 家の中で暴れるな!」

妹「きゃー! ごめんなさーい」

姉「ごめんなさーい!」


おわり

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