女騎士「くっ……な、何をする!」(16)
女騎士「触れるな下衆が……!」
女騎士「な、何を……んっ」
女騎士「き、貴様ぁ……」
女騎士「そして魔王が私の首筋を舐め、右手を私の下半身に伸ばしていく……ふふ、いいな」
魔王「何が? ねぇ何がいいの?」
女騎士「む、魔王か。レディーの部屋に入るにはまずノック。常識だろう」
魔王「ここ俺の部屋だよ? 何勝手に妄想してたの?」
女騎士「ではこれからは許可をとってからにしよう妄想していいか?」
魔王「駄目だよ帰れよ」
魔王「てか帰ってくれないと下の者に面目が立たないんだよ」
女騎士「下のモノも勃たないと……フフ」
魔王「何言ってんのマジで。上手くないから」
魔王「金やるから帰ってくれよ」
女騎士「そんな……無理矢理連れてきたくせに」
魔王「がっつり自分からじゃん。てか最初からおかしいよお前」
女騎士「む、心外な」
魔王「何が心外だよ。いきなり戦いに来て一発喰らったら倒れて『くっ……好きにしろ!』とかチラチラ見ながら言ってたじゃん」
魔王「挙句装備外しながら『や、やめろ!』とか一人芝居しだすし」
女騎士「好きにしろと言えば普通は拘束して薬打つか触手モンスターの苗床にされるかだろう」
魔王「やだよそんな普通」
女騎士「まぁ、どうしてもと言うならイチャラブヌポヌポもやぶさかでないぞ」
魔王「帰れよ」
女騎士「語彙力が乏しいな君は 」
魔王「これ以上に適当な言葉なんて無いんだよ」
女騎士「そうだな……跪けメスぶ」
魔王「帰れ」
魔王「てか何で来たの?」
女騎士「ん、まぁ簡潔に話すとな」
女騎士「私がこうやってここに乗り込んで負けて「単身で挑むその心意気、よい。だが意気込みだけではこの魔王、倒れぬわ」とか言って「クク、どうしてくれようか……」とかいいながら動けない私の体に舐め取るような視線を注ぎ更にはそのゴツゴツした右手で私の顎をクイッと上げて」
魔王「わかった、凄くわかったからもういい」
女騎士「……さらには何処からか出てきた淫魔触手に四肢の自由を奪われ、私の体を弄ぶ触手と私から微かに漏れる嬌声を聴きながらワイングラス片手にほくそ笑む魔王。そんなのを期待していなかった訳でもない」
魔王「わーもう夜だ」
女騎士「夜這いか」
女騎士「まぁ私としても貴様のような魔物風情に本来は指一本触れられたくはないが……」
女騎士「今日は身体がいやに火照る。まさか貴様私に何かしたか」
魔王「夜這いしなくていいし君はさっき話しながら淫液をがぶ飲みしてたよね」
女騎士「くっ、今私に抵抗する力が無いのを利用して無理矢理とは……」
魔王「あ駄目だ聞いてない」
女騎士「な、何をする気だ……!」
魔王「寝るわ」
女騎士「ついに私と寝る気に」
魔王「おやすみ」
女騎士「む……」
女騎士「なるほどな、君は『股間に感じる違和感で目を覚ましたら私が魔剣をペロペロしてた』みたいな展開が好きか」
魔王「……」ムクッ
女騎士「む、どうした? そのまま寝ていれば私がペロペ待て何故縛る拘束プレイなのか」
魔王「うんそうだねおやすみ」
女騎士「なるほど……『淫魔剤飲ませて淫らになっている私をわざと放置して我慢できなくなった私が抱いてくださいと羞恥に頬を染め懇願する』みたいなあれか」
女騎士「朝だぞ。私も良い感じになっている。さぁどこからでもこい」
魔王「側近よ、食事だ食事」
女騎士「む、私という極上の食材を喰らわないとはまさかedか」
魔王「今日は卵焼きとソーセージか。そうか」
女騎士「ソーセージ……なるほど、そういう事か。私の食事は魔王のソーセージとミルクと言うわけだ」
魔王「後、生ゴミ回収は何日だ?」
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