友「うぎゃああああ!!!」(103)

友「お、おわああああ!!こっち来んなてめええええ!!!」バシッ

G「……見切ったッ!」サッ

友「 うおおおお!!!?避けられたやべえええ!!!!て、撤退!!!」

ガチャッ

バタン


友「はー!はー!……危なかっt」


G「ヤァ」

友「」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺「んあはぁーん、アシダカグモたぁーん!」クネクネ

アシダカグモ(……さっさと飯よこせよ……)


ピロン♪

俺「ん?」カチャッ

俺「友からメールだ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
From 友
Sub マジやばい
(本文)
俺の家がGまみれワロエナイ
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺「…」

俺「……」カチカチ

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
Re:マジやばい
(本文)
はいはいワロスワロス
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺「送信……っと。」

俺「さぁーて!アシダカグモたぁーn」

ピロン♪

俺「……チッ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
From 友
Sub Re:Re:マジやばい
(本文)
後生だ。頼む、助けてくれ。
いやマジで。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺「ハァー……じゃあアシダカグモたん今日は……」

俺「外食しよっか♪」

アシダカグモ「?」

ーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー

俺「来たぞ」

友「うおおお!!!来てくれたか!」

俺「まずは家の状況を見る。入っていいよな?」

友「おまっ………死ぬぞ?」

俺「死なねーよ舐めんな。」


ガチャ

G「久々のシャバやでぇーwwww」

俺「!」バンッッ

俺「……あぁ……餌が………」

友「餌?」

俺「ん?ああ、こっちの事情だよ。」

友「つーかさっきの音は……」

G「」死ーん

俺「あ、軍手はちゃんとつけてたぞ?」

友「あ、ああ………そ、そう………」

俺「ともあれ、一匹減ったぞ。やったな。ハイタッチでもするか?」

友「ふざけんな」

俺「しっかし……ドアを開けただけで一匹飛び出してくるってさすがにやべえぞ。」

友「……て、てへぺろ☆」

俺「俺帰っていい?」

友「ごめん待って」


俺「とにかく中の状況が見たい……が、装備が心もとないな。」

友「あ、バルサンあるよ」

俺「却下。」

俺「ちょっと買ってくる」

友「おう」

ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー

俺「買ってきたぞ。」

友「早いな」

俺「とりあえずコレ持っとけ。」つスプレー

友「おお、ありがと………って、冷殺スプレー……?」

俺「おう、Gを凍らせる。なんか溶けたらまた動き出すらしいけど。」

友「………意味なくね?」

俺「いや、俺は生け捕りにして持って帰りたい。」

友「え………何で?」

俺「愛しのこの子に食べてもらうためさ!」サッ

友「ん?なんだそのケース……中に入ってんのは………ああ、アシダカグモね。」

俺「知ってたのか」

友「おう」

俺「意外だな……まぁいい。とにかく餌としてGは生け捕りする。」

友「……何でだ?他に餌があるんじゃないのか?」

俺「勿論、ある………でも命がもったいねーだろ?有効活用しねーとな。」


友「………お前やっぱ変わってるわー。俺には理解出来そうにない。」

俺「別に理解する事を無理強いした覚えはないぞ?」

友「いや、まあな?でも友人としてはだな……っておわあああ!?」

G「ナニミテンノヨ!」カサカサ

俺「…」シュー

G「」

俺「……さすがにキツいか……アシダカグモたん一匹と俺らじゃ……」

友「えっ」

俺「増援を呼ぶぞ。」

友「お、おう!……誰を?」

俺「おま、誰って………」



俺「ゲジゲジたんに決まってんだろ?」

友「」

ーー森の中ーー

俺「オオゲジたぁーん!」

友「何でこんな事に……」

俺「ムカデたんでもいい?」

友「駄目に決まってんだろ。噛まれるとやべーんだろ?」

俺「うん」

友「却下な」

俺「ちぇー……」

ちょいと用事があるので今日はここまで

俺「……ん?」

G「…」カサ…

友「ひっ!?」

俺「…なるほど、ヤマトゴキブリか………」



俺「かわゆす!」

友「……………………は?」

G「…………///」

友「……お前頭大丈夫か?」

俺「大丈夫だ、問題無い。俺が好きなのはヤマトゴキブリだけだ。」

友「………ちなみに俺の家にいるやつは?」

俺「クロゴキブリ」

友「………なるほど、こいつは民家に入らないタイプって事か?」

俺「いや、♂が旅好きだからな。たまに民家に飛んで来る事はある……が、基本的に巣を作ったりはしない。」

友「害をなさないから好きって事か?」

俺「おう」

俺「俺は基本的に虫は好きだ………でも“俺に”害をなす奴は嫌いだ。まぁ、これはあくまで俺の価値観だからな、他の人にこの見方を無理強いした事はない。」

友「ふーん、お前らしい考えだな。」

俺「自己中なのは自覚してる。でもま、この考えが脳内で定着しちまったからなぁ。」

友「そうk…」

G「ー♪」ブイーン

友「うおおお!!?ちょ、おま!!来んなし!!」ブンブン

友「うおっ!」ドテッ

G「…」ピトッ


友「ふぅー……危ねえ……」

俺「何が?」

友「いや、Gが俺の方に飛んできて……絶対わざとだろ………」

俺「…普通にお前の隣にあった木に移動しただけだろ。」

友「いや、そうなんだけどさ……ん?」

友「うおおお!!!!??」

友「ちょ!!服に!!なんかやばそうな奴が!!」

俺「……!でかした友!!そいつがゲジゲジだ!……よし!今だ!つかまえろ!」

友「いや無理無理無理!!!ちょーやべーってコイツ!!」

俺「ああもう!いい!俺が捕獲する!」バッ





ゲジゲジ「…」

俺「よし、なんとかケースに入れられたぞ。」

友「……コイツGより怖いんだけど」

俺「……ふうむ、だがこのオオゲジたんにはゴキブリ退治でかなりお世話になるわけだからなぁ……」

友「うーん」

俺「そうだなぁ……ほら、どうだ?この木漏れ日に照らされたオオゲジたんの足………妖艶なm」

友「無いな。」

俺「…」シュン

友「……まぁ、ちょっとは綺麗だと思ったけどよ。」



オオゲジ(はわわ……捕まっちゃった……どうしよう……)

ーーーーーーーーーーーー
~ーーーーーーーーー
ーーーーーーーー

俺「さて、家に戻ってきたぞ。」

友「おう………」

俺「……お前も疲れてるし、お前の家にアシダカグモたんとオオゲジ放って、今日は俺の家に泊まるか?」

友「………良いのか?」

俺「おう。じゃ、ちょっと放ってくる。」スタスタ


俺「じゃあ、アシダカグモたんにオオゲジたぁーん!頑張ってねえー!!」パカッ


アシダカグモ「うっひょー!久々の外だぜー!」

オオゲジ「はわわわ………」

アシダカグモ「ん?」

今日はここまで。

見てくださっている方(いるかわかりませんが)書くの遅くて申し訳ない……

アシダカグモ「何者だテメエ…!」サッ

オオゲジ「ひ、ひぃっ!」

アシダカグモ「………」

オオゲジ「お、オオゲジ……です……」

アシダカグモ「オオゲジ……?聞かねえ名だな。」

オオゲジ「ご、ごめんなさい……」

アシダカグモ「何に対して謝ってんだよ………まぁいい、俺は今から狩りをするから。邪魔したら食うからな。」タタタッ

オオゲジ「…あっ…」


G「……貴様か、侵入者というのは。」スッ

アシダカグモ「そっちからお出迎えか……いい度胸だなぁ?」

G「フッ……貴様の相手なんぞこの我一匹で充分よ!我が足の中で息絶えるがよい!」バッ

アシダカグモ「上等だゴラァァ!!!」バッ

G「コックローチストラーイクッ!」ビョーン

アシダカグモ「甘いッ!!」サッ


ガシィッ

G「む……無念…………」

アシダカグモ「……っしゃ、飯GET!」


オオゲジ(か、かっこいい………)

アシダカグモ「……何ジロジロ見てんだよ。………あげねーぞ。」ムシャムシャ

オオゲジ「へ、へぇっ!?じ、ジロジロ見てました!?私!?」

アシダカグモ「そりゃもう穴があくほど」

オオゲジ「う、うぅーー///」

アシダカグモ(変な奴だな)

一方その頃………

<G陣営>

したっぱG「…G将軍様……!」


G将軍「……どうした」

したっぱG「アシダカグモの侵入を確認………コックローチ少佐がやられました。」

G将軍「……ふむぅ……やはり来たか……我らの永遠の宿敵……アシダカグモ………」

G将軍「だが、苦労して人間から奪ったこの領地……渡すわけにはいかぬ。」

ドタドタ……

したっぱG2「しょ、将軍様ァ!!」

G将軍補佐「貴様!将軍様の御前であるぞ!」

G将軍「よい……どうしたというのだ」

したっぱG2「アシダカグモと一緒に……」

したっぱG2「オオゲジがいるとの情報がッ!!」

G将軍「な、何ィッ!!?」

オオゲジ「…くしゅんっ!………なんか噂された気がします………」

アシダカグモ「あぁ?意味わかんねー事言ってんじゃねーぞ。」

アシダカグモ「…さてと、飯、おかわりしてくるかな……」

オオゲジ「…」グゥ

アシダカグモ「……チッ、しゃーねー………二匹とってきてやるよ………」

オオゲジ「ご、ごめんなさい……///」

アシダカグモ「…横でグーグー腹ならされても迷惑だからな……」タタタッ

オオゲジ「あ、私もついていきます!」タタタッ


アシダカグモ(……ッ!?何だと……!?俺の足についてこれるってのか……!?)

アシダカグモ「…」ピタッ

オオゲジ「えっ?どうしたんですか?」

アシダカグモ「疲れた。ここで待ち伏せするわ。」

オオゲジ「つ、疲れたって……」

アシダカグモ「俺は持久力が無いんだよ!つか、基本的に俺の狩りは待ち伏せスタイルだし……」

アシダカグモ「とかワイワイやってるうちに来たぜ……」サササッ

オオゲジ「……!?ひ、ひえぇ……いっぱいいますぅ……」



G兵長「草の根分けてでも探し出し!奴等を倒す!!」

G兵士達「「「全ては種の存続のために!!」」」

G兵長「行くぞ!我らがG兵団!!……敵を発見!!死を恐れず突撃せよおおおお!!!!」

G兵士達「「「うおおおおおお!!!!」」」



アシダカグモ「やっべ、見つかった」

オオゲジ「ひ、ひええー!!こっちに来てますよお!どうするんですか!!」

アシダカグモ「逃げながら戦うっきゃねーだろ!」ダダッ

オオゲジ「ひぃっ、待って下さいよおお!!!」ダダダッ

俺「そこまでだぜーーーっ!!G軍団ッ!!!」ドーンッ


アシダカグモ「んなっ!?」

オオゲジ「あ、あの人は……」


G兵長「何ィ~~ッ!?人間だとォッ!?」

俺「くらいやがれ!特製!洗剤ビーム!」シュッ

G兵士「う、うわああああ!!!?」

G兵士「ど、どうした大丈夫かぁっ!?」

G兵士「こ。呼吸が……ぐ、ぐるじ……」ガクッ



G兵長「………ひ、怯むなぁぁ!!あの人間を追い出せえええ!!!」

G兵士達「「「お、おおおおおお!!!!」」」


俺「な、なんだ……?やけに統率がとれてやがるな………」

アシダカグモ「今のうちに逃げるぞ!!」タタタッ

オオゲジ「え、でもあの人が……!」

アシダカグモ「馬鹿野郎!あいつは人間だ!!死ぬわけねえだろ!!」

オオゲジ「……わかりました」タタタッ



俺「ふう、無事に逃げたか……」

G兵長「おのれえ!人間!!(精神的に)生きて帰れると思うなよおおお!!!」


俺「お?やるか?かかってきやがれ!」サッ


友「…………ガンバッテ」

俺「てめえも手伝えコラァ!!」

友「や、やるよぉ!やりゃいいんだろちくしょー!」

俺「……じゃ、かかってこい」ドン!

友「人間の知恵甘くみんじゃねー!」バン!

G兵長「ポッと出の猿が……!古代より生き抜いてきた我らに勝てると思うなよ……!!」ドドン!

今日はここまで。

続きは明後日。

アシダカグモ「はぁ……はぁ……」

オオゲジ「……大丈夫ですか……?」

アシダカグモ「大丈夫だ……」



?「あらあらぁ!弱っちゃってるねぇ!」

?「これは殺っちゃうチャンスじゃなぁい?兄者ぁ?」

?「ふむ、そうだな」


アシダカグモ「その模様……ワモンゴキブリか……ちょうど良い、てめえらを食って体力を回復させるか……」

ワモン弟「ぷぷー!俺らを食うだってよー!」

ワモン兄「ふむ……度重なる戦闘で鍛えられた俺達とぬるま湯につかってきた貴様ら……差は歴然だと思うが?」

アシダカグモ「…」カチン

アシダカグモ「…おもしれえ……かかってこいよ……!」

ワモン弟「んじゃあ、兄者ぁ、やろっかー」

ワモン兄「ふむ、ではいくぞ、アシダカグモよ。」

アシダカグモ(体力もやべえし、さっさとケリつけるぜ!)ダッ

ワモン兄「ぬっ、早i」

アシダカグモ「遅いぜ!」

ワモン弟「遅いのは君だよ……」ススッ

アシダカグモ「うおおおお!!!!?」サササッ

アシダカグモ「……ど、どういう事だ……!?」

ワモン弟「僕達をそこらのワモンゴキブリと一緒にしないでよねえー、言ったはずだよー?」

ワモン兄「鍛えている……とな……」

アシダカグモ「……」

アシダカグモ(まずいっ……長期戦になればなるほど俺は不利になる……早く勝負を……つけないと……)

ワモン弟「ぶふー!焦ってるうー!」

アシダカグモ「……っるせえな!!」ダンッ

アシダカグモ(こうなったら力技でーー!!)

ガシッ


アシダカグモ「…な……!?どういう事だ……!?」

ワモン兄「弟のアシダカグモに勝る速さ……そして俺のアシダカグモに勝る力………二匹揃えばアシダカグモに勝てるのは、当たり前の事だろう?」

アシダカグモ(こ、こんな事が……)


ワモン弟「さーて、じゃあ君を今から食べさせてもらうよおー………生きたまま……ね?」

アシダカグモ「……好きにしろ…」

ワモン弟「またまたぁ~、強がっちゃってえー……ねえ、兄……者……?」


ワモン兄「」ドサッ



オオゲジ「ごめんなさいワモンゴキブリさん………私は、アシダカグモさんには死んでほしくないんです……」

アシダカグモ「な……!?」

オオゲジ「……弟さんも、兄さんがいないと。おそらくアシダカグモさんにはかないません……ここは退いてもらえますか……?」


ワモン弟「……ふふふっ……変な虫だね君い……でもさあ……」

ワモン弟「兄を殺されて黙っている弟がいるとでも?」ダンッ

オオゲジ「……きゃっ!」




ワモン弟「」

アシダカグモ「気抜いてんじゃねーよ……」

オオゲジ「ご、ごめんなさい……でも、私……」

アシダカグモ「……オオゲジ、お前は甘過ぎだ」

オオゲジ「………ごめんなさい」シュン

アシダカグモ「…さて、体力補給すっか……」ムシャムシャ

オオゲシ「…」

アシダカグモ「…」ムシャムシャ

オオゲシ「…」

アシダカグモ「……まぁあの……なんつーかさ………」

オオゲシ「は、はい!」

アシダカグモ「助けてくれてありがとな…………そんだけだ。」

アシダカグモ「…」ムシャムシャ

オオゲシ「……えっと……どういたしまして…?」

アシダカグモ「ははっ、なんだそりゃ」

オオゲシ「ご、ごめんなさい……」

一方その頃……


俺「くそ……キリがねえぞオイ!」

友「そろそろ洗剤が残り少ない…!」

俺「…しゃーねーか……一旦撤退すっぞ!」

タッタッタ……


G将軍「ククク……予想通り、玄関へ向かったか……」

俺「そんな馬鹿な………」


\カサカサ…… カサカサ……/

友「…周りこまれた……ここからは出られそうにねえぞ……」

俺「……!!やべえ!!今来た道を戻るぞ!!」

友「へ?あ、ああ!」

タッタッタ……



\カサカサ…… カサカサ……/

俺「あはは……遅かったか」

友「は、挟み撃ち……」

↑ \がなぜか\になっていました申し訳ありません

友「えーっと、どうする……?」

俺「……大量のGと添い寝?」


友「うわああああああ!!!最悪だああああ!!!」

俺「いや、俺も悪かったと思ってるって……」

友「そうだよ!元はと言えばお前が『アシダカグモたんがピンチな気がする』キリッとか言い出したからだろうがぁ!」

俺「……てへぺろ?」

友「おk、表出ろ」

俺「出れないぞ」

友「どわああああ!!!ちきしょおおおお!!!」

俺「ま、怒鳴っても状況は変わらん……残りの洗剤は?」

友「1/3だ」

俺「1/10」

友「馬鹿なのお前?」

俺「……俺、素手で無双してこようかな………床に内臓散らばってもいい?」

友「ふざけんな」

俺「わかった、じゃあ軍手つけてやるから」

友「そっちじゃねえよ。なるべくソフトな殺し方をだな……」

俺「大丈夫、ソフト(柔らかい)な内臓がいっぱい飛び散るから」

友「お前、喧嘩売ってんの?」

G将軍「ククク……仲間割れか……馬鹿め!……よし、今だ!一気に攻め込め!」


シーン……

G将軍「……は?」



アシダカグモ「あー、疲れた」

オオゲジ「うぅ、いっぱい殺しちゃいました……」


ムカデ「あぁ……あ、手伝ってやった報酬は後できっちり頂くぞ?娘を下さいお義父さん」

アシダカグモ「俺はお義父さんじゃねえし、こいつは俺の娘でもねえよ!見た目でわかんだろが!」

オオゲジ「………///」



G将軍「貴様ら……何者だ……!?」

今日はここまで。

続きは明日か明後日

俺「あ、アシダカグモたん!助けに来てくれんたんだね!ありがとう!そして結婚しよう!!」

ムカデ「何か同類の臭いがするぞ」

アシダカグモ「……」ハァ

オオゲジ「あ、後ろにまだいっぱいいますよ……!」

アシダカグモ「しゃーねーな、手伝うぞ」

ムカデ「アイアイサー」



G将軍「通すとでも?」

アシダカグモ「けっ、通るさ。力ずくでな!」ダッ

しまった、途中からG兵長がG将軍になってた。

>>39,44,50 はG将軍→G兵長な

すまぬ

 カブッ

G兵長「ふ…ふふ……」

アシダカグモ「……!?てめえ何笑っていやがる!」


ムカデ「お義父さん!向こう側からまたGの大群が!!」

アシダカグモ「な、何だと!!?……っててめえ!さらっとお義父さん呼びしてんじゃねぇ!!」

G兵長「ははは!!!私らはただの捨てゴマさ!!」

アシダカグモ「な、なんだと……」

G兵長「今度こそ挟み撃ちだ!!はーっはっは!」

アシダカグモ「ド畜生が………ッ!」ダンッ

ムカデ「ええ!?どこへ行かれるのですかお義父さん!」

アシダカグモ「決まってんだろ!あいつらを殲滅する!」

ムカデ「無茶ですぞお義父さん!一旦、ここは撤退すべきです!」

アシダカグモ「……チィッ!」

オオゲジ「そうですよ!人間さん達も助けないと!」

アシダカグモ「……クソッ!わかったよ!」ダダッ



友「あ、アシダカグモがこっち来るぞ」

俺「んぁはぁーん!僕の胸に飛びこんd…」
友「うぎゃああああ!!!?」

俺「……んだよ、どうした」

友「ちょ、ムカデ!!ムカデ!!」

俺「……!!かわゆす!」

友「てめえ!まさかムカデまで連れてきてたのかよオイ!!」

俺「……てへぺろ」

友「殴りたいこの笑顔」

俺「さて、アシダカグモたん達に玄関前のGをお願いして、俺らは向こうのGの足止めでもしとくか。」

友「…やるっきゃねーか……」



アシダカグモ「っしゃ覚悟しろGゴラァ!!!」タタタ…

オオゲジ「ま、待ってくださぁ~い……」タタタ…

ムカデ「ふ、二人とも……は、速い……ですぞ……」タタタ…



G将軍「全軍進めぇいっ!!」

G将軍「兵長の犠牲を無駄にするなァ!!」


「「「「うおおおおおお!!!!」」」」

俺「オラオラオラァ!洗剤あたーっく!」シュッ シュッ

友「計画的に使えよ……?」シュッ



G「うぎゃああああ!!?」

G「ぎゃあ…あ…」ガクッ


G将軍「仲間の屍を越えて進め!!」

カサカサ……  カサカサ……


俺「……あ、洗剤無くなった。」

友「ばっきゃろおおおお!!!あれほど計画的にやれっつっただろうがよおおお!!!」

俺「……やるしかねーかアレを…」

俺「柔と剛……二つを合わせ、祖母曰く、圧殺する技……!!」

友「……アレは一度俺も見たが、とても人間の技とは思えなかったぞ……?」

俺「ああ、内臓を破壊する剛、そして中身を出させない柔……難しい技だ。だが俺も長年、伊達に孫やってねえ!」

俺「っしゃ!行くぞオラァ!! 祖 母 波 動 拳 !」

ドォーーンッッ!!!



べちゃあ………


俺「失敗…か…」

友「いや失敗…か…じゃねーよ、どうしてくれんだ床」

俺「申し訳ない……この通りだ」スッ

友「あっぶねえ!G潰した手、こっち向けんな!」

俺「……軍手つけたぞ?」

友「関係あるかぁぁぁ!!」

G将軍「ど、どういう事だ…!?我々に手で触れたように見えたが……?」

G将軍補佐「え、ええ………となると不味いですよ。我々に素手で触れられる人間は………」


G将軍補佐「アシダカグモ、オオゲジ、ムカデよりも………脅威です……!」

G将軍「……奴が、噂にききし“かあちゃん”とやらか。」

G将軍補佐「くっ……一旦引きますか……?」

G将軍「……全軍、歩みを止めいィッ!!」

G将軍「作戦を変更する!!奴等をここから先に通すな!!」


「「「「イエッサーー!!」」」」

ピタッ………


俺「…ん?急に立ち止まった……!?」

今日はここまで。

続きは明日か来週末


……ムカデ好きってもしかして少ない…?

友「おーい!玄関の制圧完了したっぽいぞー!」

俺「そうか!今行くぞ!」ダダダッ


俺「・・・と、去り際に、残ってた洗剤まとめてポイッと・・・」

ビチャッ

G兵士「ぎゃああああああああああああ!!!?」

G将軍「なっ・・・!?」


G兵士「・・・ッ!もう我慢できません将軍!あいつらが逃げる前に、仇を・・・」

G将軍「それはならん!!!」

G兵士「どうしてですか!」

G将軍「お前一匹が奴に挑んだとしても返り討ちにあうだけだ。」

G将軍「逃げるのならば好都合。巣に戻って作戦を練り直すぞ。」

G兵士「作戦・・・、そんなものがあるのですかッ!?」

G将軍補佐「安心しなさい、今回は将軍様のおかげで一時的にでも、奴らを追っ払えたのです。次もきっと、同じ奇跡をおこしてくださるはず・・・

G将軍「奇跡・・・か・・・・・・」

ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーー

友「はぁ、はぁ・・・、死ぬかと思ったぁーー!」

俺「疲れた・・・」


アシダカグモ「けっ、戦いたりねえなあ・・・」

ムカデ「さすがお義父さんですな!」

アシダカグモ「・・・・・・もういいや・・・」

ムカデ「・・・!?それは娘さんをくださるということでよろしいですかな!?」

アシダカグモ「あーもー、それでいいよ」

ゲジゲジ「ほえっ!?」

あ、しまったオオゲジがゲジゲジになってる・・・

すまぬ

ムカデ「おお!ありがとうございます!お義父さん!!」

オオゲジ「ちょ、ちょっと!私の意志は関係無いんですか!?」

ムカデ「なんと!オオゲジさんは私のことがお嫌いで!?」

オオゲジ「いや、なんというかその・・・」



オオゲジ「ちょっと強引すぎて・・・ひ、引きます・・・」


ムカデ「ぐはぁぁぁぁッッ!!!?」ドサッ

友「ど、どうした!?ムカデが急に苦しみだしたぞ!」

俺「・・・そっとしといてやれ」

俺「・・・とにかく今日のところは俺の家に撤退だな。ほら、ケースに入って」

アシダカグモ「あ、俺の家じゃねーか」ピョンッ

オオゲジ「お、お邪魔しまーす・・・」

ムカデ「ほほう!ここが三人で同居する家ですな?」


アシダカグモ「おい、ちょっと待て。何故お前らが入ってくるんだ、そしてムカデ復活早すぎだろ」

アシダカグモ「お、おい!蓋閉めんなって!こいつらが入ってきt・・・」

カポッ


俺「さて、帰るか。」

友「おう・・・しかし、その三匹やけに仲良いな。」

俺「俺も混じりたい」

友「・・・」

    ~自宅~

俺「さて、明日の作戦会議だ」

友「もう寝たいんだけど・・・」

俺「そうか、明日泣きながらGまみれになっても知らんぞ」

友「やべー、俺今すげー作戦会議したい気分」

俺「・・・まぁ、いい。作戦というのはだな・・・」

ーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー

チュン・・・  チュン・・・

俺「朝の聖地巡礼だぜーーー!!」ウヒョー

俺「あぁん!今日も可愛いよぉ!ハエトリグモたぁーん!」

友「最低な目覚ましだな・・・」

俺「ん、あぁ、起きたのか」

友「起きたのか、じゃねーよ。声の大きさ考えろよ馬鹿」

俺「すまぬ」

俺「ハエトリグモたんが可愛すぎて・・・つい」

友「うーん、まぁ確かに可愛いと思えてしまっている俺はもうお前に洗脳されているのかもしれん・・・」

俺「洗脳だなんてとんでもねぇ!お前が秘められし性癖を開花させた。ただそれだけだろ?」

友「てめえぶっ飛ばすぞ」

俺「ま、それはともかく」

友「・・・」

俺「装備は万端か?」

友「おうよ」


俺「そいじゃ行きますかねぇ、最終決戦」ドン

友「ああ!G達も喧嘩を売った相手が悪かったみてえだな!」ドドン


アシダカグモ「今日こそ奴等を根絶やしにしてやるぜ」バン

ムカデ「オオゲジさんは私がしっかりとお守りしたしますぞ!」ババン

オオゲジ「えぇー・・・」

ムカデ「グフッ・・・!?・・・なんのこれしき!必ずやオオゲシさんのハートをキャッチしてみせますぞ!」

オオゲジ「・・・」

今日はここまで!

次は明日か明後日に投下予定


・・・多分、次の投下で完結します。

友「お邪魔しまーす・・・」ガチャ

俺「お前の家だろうが・・・」

友「いや、まぁ、ここが自分の家とは認めたくないというか、何と言うか・・・」

俺「現実を見ろ。ここはお前の家で、しかも、Gまみれだ」

友「・・・」



俺「ん?あれは・・・」


G将軍「待ちわびたぞ、人間・・・」

アシダカグモ「・・・」ソワソワ

ムカデ「お義父さん、落ち着いてください・・・」

アシダカグモ「ん?ああ、そうだな・・・悪い」

オオゲジ「お義父さんって呼ばれる事に少しは抵抗しましょうよ・・・」



俺「さて、ここのGはアシダカグモたんに任せるとして、俺らは・・・わかってるよな?」

友「うぅ・・・わかってるよ」

俺「よし、せーの・・・」


G将軍「ッ!?何か仕掛けてくるぞ!気をつけろ!!」

俺「よいしょーっ!」ピョーン

友「っしゃオラァ!!」ピョーン



G将軍「んなっ・・・・!?」

G兵士「飛んだ!!?」



俺「っと・・・」スタッ

友「あああああ!!?」グチャ


G兵士「うぎゃぁぁぁあああ!!」

友「うぎゃぁぁぁあああ!!?」

俺「うるせえ。さっさと行くぞ。」

友「え、ちょっと待ってくれ、足、足の裏にぃぃ・・・!」

俺「知らんな。お前が悪い。」

G将軍「・・・行かせるな!追え!!」

G兵士「はい!!」カサカサッ


アシダカグモ「行かせねーよッ!!」ダッ

G将軍「く、くそ・・・」

G将軍補佐「どうします?将軍!」

G将軍「・・・お前が指揮をとって巣を守りに行け!!ここは俺が指揮をとって守る!!」

G将軍補佐「イエッサー!」ダッ


ムカデ「ぬぅっ!行かせま・・・」

G将軍「行かせるさ。この私が。」

ムカデ「くっ!すまぬ人間殿・・・全軍は食い止められそうにありませんぞ・・・」

G将軍補佐「早く!!巣へ向かいなさい!!」

G兵士「ウオオオ!!」ダダダ…




G兵士「ハァ・・・ハァ・・・まだ人間は到着していません!」

G将軍補佐「ふう、そうか。良かっt・・・」

シュー

G将軍補佐「」


俺「いやぁー、ありがとなー?巣の場所教えてくれて」

友「うわぁ・・・ここにGの卵とかが・・・おぇぇっ」

G兵士「あ、あああ・・・」

俺「とりま餌用に全部、凍らせちまうか。」

友「お、おう・・・」


G兵士「・・・お、恐れるな!!!特攻だ!!巣を守れ!!!」

「「「おう!!!」」」


友「げっ、こっち向かってきやがった。」

俺「足の裏がGの体液まみれな奴が今更何言ってんだよ・・・」

友「言ーうーなーよー!忘れようとしてたのにさー!!」

アシダカグモ「さぁ、存分に狩りまくるぜぇーー!!」ガブリ

G兵士「うぎゃああああああああ!!!」

オオゲジ「アシダカグモさん、ほどほどに・・・ね?」カプッ

G兵士「いぃぃぎゃああああああ!!!」



ムカデ「ハァ・・・ハァ・・・くっ、やりますね・・・」

G将軍「フン、この将軍の名は伊達ではない。」

ムカデ「でも・・・負けるわけにはいきませぬぞ!!」

G将軍「それはこちらとて同じ・・・ッ!!」ダンッ

ムカデ「く、ううぅっ!!?」



オオゲジ「アシダカグモさん!!ムカデさんが!!」

アシダカグモ「・・・いや、あいつなら一匹で大丈夫だ!!!」

オオゲジ「で、でも・・・」

アシダカグモ「・・・あいつが心配か?」

オオゲジ「・・・はい・・・」

アシダカグモ「なら行くべきは俺じゃねぇ、お前だ。」ダッ


オオゲジ「え・・・?あっ!ちょっと!アシダカグモさん!!」

オオゲジ「・・・わかりましたよ!行きますよ!!」




アシダカグモ(さて、チャンスはやったぞ・・・ムカデ。後はお前次第だ。)ニヤッ

G将軍「貴様は、何のために戦っているというのだ!!」ダッ

ムカデ「ぐはぁっ!!?」

ムカデ(コイツ・・・本当にGなんですか・・!?強すぎでしょう・・・!)

G将軍「私は、守るべき仲間、家族がある!!」

G将軍「お前なんぞに、背負う物など無いだろう!!!」ドスッ!

ムカデ「うぐっあぁ・・・」ドサッ・・・

ムカデ(背負う・・・物・・・?何のために・・・戦っているか・・・?)




オオゲジ「ム、ムカデさん!!しっかりしてください!!!」

ムカデ「・・・」フッ

ムクリ・・・

ムカデ「決まっているでしょう、愛する者のためですよ」


G将軍「・・・それは私だって同じだ!!!」

ムカデ「わかっています・・・だから、命を奪い合うんでしょう?」ダッ

G将軍「くっ・・・、私がここで、倒れるわけにはいかんのだ!!!」


オオゲジ「わ、私もサポートします!!」カプッ

G将軍「んなっ!は、速・・・」


ムカデ「スキだらけです!!!そりゃっ!」ガブリ


G将軍「ぐあああああああああ!!!!」

G将軍「うぐっ・・・あ・・・あ・・・」ピクピク

ムカデ「フフフ!!どうですかオオゲジさん!!私に惚れましたか?」

オオゲジ「ちょっと、セリフがくさすぎ・・・です。」

ムカデ「ぐはぁっっっ!!!?」


オオゲジ「でも・・・、ちょっと、かっこよかったです・・・」

ムカデ「・・・へ・・・?・・・・・・やったぁぁぁーーーーっ!!!」



アシダカグモ「うるせえな・・・お前ら」

ムカデ「す、すみませぬお義父さん・・・今しがたオオゲジさんからプロポーズをされまして」

オオゲジ「してません!!・・・もう、ちょっと褒めたらコレだから・・・」


アシダカグモ「ったく・・・、とりま俺の方は全滅させたけど・・・お前らは?」

オオゲジ「あ、はい!あそこに・・・」


G将軍「うっ・・・ああ・・・」

アシダカグモ「よぉ。まだ息があるみてえだな。」

アシダカグモ「また復活されても困るからなぁ・・・トドメさすけどよ・・・」

アシダカグモ「何か言う事あるか?」

G将軍「なら・・・質問を一つ・・・」

アシダカグモ「・・・?おう、いいぞ」

G将軍「私は間違っていたのか・・・?」

G将軍「初めはここで人間に見つからないようコソコソと生きていた・・・でも、それじゃあもう我慢できなかった・・・」

G将軍「今思えば・・・あそこでまだ我慢していれば・・・」


アシダカグモ「間違ってなんかねーよ・・・誰も。」

アシダカグモ「互いが互いの本能にしたがって戦って。俺らが勝った。」

アシダカグモ「ただ、それだけだろ?」

G将軍「ハハ・・・本能のままに・・・か・・・」

アシダカグモ「んじゃ、そろそろトドメだな」

G将軍「ああ・・・」


G将軍(生きづらい世の中に・・・なったものだな・・・)

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俺「さて、この大量に冷凍保存したG・・・どうする?」

友「うわぁ・・・」

俺「・・・正直、俺じゃ管理しきれねーんだよねー・・・」チラ

友「・・・おい何見てんだやめろ」

俺「・・・森に捨てるか。」

友「・・・お前、もしかして最初からそうするつもりだったわけじゃねーよな?」

俺「あ?何のことだ?」

友「・・・いや、なんでもねえ」



カサ・・・カサ・・・

G将軍補佐「くっ・・!?人間、ここはどこだ!!?」


俺「さて、帰りますか。」

友「ここで生き残れるのかな・・・こいつら」

俺「生き残れるっしょ。だってGだし。」

友「うん、まぁ・・・」



G将軍補佐「くっ、おい!オスはいるか!」

G兵士「は、はい!」

G将軍補佐「とりあえず、安全を確保しろ!メスや子供を守れ!」

G兵士「は、はい!!」

    3日後・・・

俺「んあはぁーん、かわいいよぉ・・・h」

ピロン♪

俺「・・・今度はアリが大量発生・・・?」

俺「はぁ・・・じゃ、今日は外食だね、ハエトリグモたん」

ハエトリグモ「・・・は?」

To be continued…

以上でとりあえず完結です。
この世に一人でも多く虫好きが増える事を祈って


あ、うすうす気づいてる方もいるようですがハエトリグモたんの人です

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