女「リストラされて2年…」(17)

上司「非常に言いにくいんだが、君をリストラする事になった」

女「え? 今何と?」

上司「君に会社を辞めてもらう事になったんだよ…」

女「そ、そんな…」

上司「今の状況では、君を会社に置いておくわけにはいかないんだ。分かってくれ」

女「私は会社を辞めたくありません!」

上司「では休職扱いでどうだ? いつかは復帰できるかもしれないからな」

女「分かりました…」

女(はぁ、リストラかぁ。まぁしょうがないよね)トボトボ

女(復帰するまで何してようかな)

女(それ以前に復帰できるのかなぁ…)

女(待つしかないよね)

―1年後、街―

女(あれから1年、会社からは何の音沙汰もなし…)

女(はぁー…)

「おい、あんたあの会社の女だよな?」

女「ええ、まぁ」

「あんたのせいで俺はえらい迷惑してるんだ。どうしてくれる?」

女「申し訳ありません」

「ごめんで済めば警察は要らないんだよ」

警察官「揉め事があればそうはいきませんよ」

「けっ、全く」

警察官「大丈夫でしたか?」

女「はい、ありがとうございました」

警察官「あなた確かあの会社の人ですよね?」

女「そうです」

警察官「いつかは復帰してくださいね。待ってますから」

女「はい、ありがとうございます」

女(私を待ってくれている人がいるんだ。辛抱強く待とう)

―2年後―

女(あれから2年…、もう限界だよぉ)

女(家に居ても気が滅入るだけだ。散歩に行こう)

―駅前広場―

「フナッOーガキタナッシー」
「キャー、フナッOー!」

女(ふなっ○ーが来てる…、相変わらず凄い人気ね)

女(それに比べて私は何をやってるんだろう…)

女(早く復帰したいよ…)ジワッ

女(もう諦めようかな。でも他に私を雇ってくれそうな会社はないし…)

女(会社へ行って復帰したいって直訴してみようかな)

女(いや、行ってもきっと門前払いだろうな)

女(でも行くだけ行ってみよう。久しぶりに会社を見てみたい気もするし)

―プラットホーム―

女(何だか虚しくなってきちゃった。やっぱり行くの止めようかな)

女(私は何のために生きているんだろう…)



女(ここから飛び込んじゃおうかな…)

女(…)

♪~

女(電話だ、誰からだろ?)

女(会社!? もしかして!)

女「もしもし?」

上司『ああ君か、君を復帰させる目処がついたよ。随分待たせたね、すぐ会社に来てくれないか?』

女「はい、すぐ行きます!」

女(やったやったぁ!)

―会社―

上司「おお、待ってたぞ。長い事待たせて本当にすまなかった。全く変わらないな君も」

上司「来てもらったばかりで申し訳ないが早速仕事に取り掛かってくれないか?」

女「もちろんです! それで何をすればよろしいですか?」

上司「まずは節電を呼び掛けてくれ、でんこちゃん」

でんこ「はい、では早速」

でんこ『電気と仲良くね』ニコ

上司(んん、実に良い笑顔だ)

でんこ(よぉし頑張るぞ!)

終わりです
御覧下さいましてありがとうございました

でんこちゃん復帰のニュースを見て書いてみました
急仕上げで短いのはご勘弁を

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