雪歩「私を……私を捨てないでぇぇ!」 (73)

   765プロ いつもの事務所にて……

   ガチャ

雪歩「ただ今戻りましたぁ」

P「お、お疲れさん雪歩! レッスンの調子はどうだ?」

雪歩「もう、バッチリですぅ!」

P「そりゃよかった! 最近は、本当に調子がよさそうだな!」

雪歩「はい! これも全部、プロデューサーのおかげですぅ!」

P「え、俺の?」

雪歩「そうですよぉ!」

P「はあ……?」

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P「……俺、最近雪歩に何かしたっけか?」

雪歩「またまたぁ!」

P「って言われてもなぁ。特に心当たりがないんだが?」

雪歩「私のために、新しいユニットを作ってくれたじゃないですかぁ!」

P「あ、ああ……。『グルーヴィーチューン』を発足させたことか?」

雪歩「愛しの真ちゃんと四条さんがいつもそばにいてくれるなんて……うふふ!」

P「……なるほど、そういうことね」

P「あー、雪歩。一応言っておくが、別に雪歩のために作ったわけじゃない――」

雪歩「もう、最っ高ですぅ!」

P「は、ははは……。雪歩は本当に、真と貴音が好きなんだな」

雪歩「はい! 食事に例えるなら、真ちゃんがご飯で、四条さんがデザートなんですぅ!」

P「う、うーむ……。その例え、俺はどうかと思うが……?」

雪歩「えへへへぇ!」

P「まあ俺としては、残りの一人と雪歩が上手く調和できるか、心配だったんだがな」

雪歩「美希ちゃんのことなら、心配ご無用です!」

P「そ、そうか? ずいぶん声に力が入ってるな……」

雪歩「確かに最初は、恋敵が一緒なんて! って思ってました」

P「思ってたんだ、やっぱり」

雪歩「私の目の前で、私の真ちゃんにちょっかいを出さないで! って!」

P「私のって……。いやまあ、別にいいけど」

雪歩「でも、真ちゃんを巡る女の戦いを繰り広げているうちに――」

P「そんなことしてたのね」

雪歩「私と美希ちゃんの間には、女同士の熱い友情が芽生えまして!」

P「はあ。左様ですか」

雪歩「今では美希ちゃんも、私のハーレムの一員なんですよぉ!」

P「ハーレムって……おいおい」

雪歩「うふ! うふふ!」

P「しかもそれ、雪歩が勝手にそう思ってるだけなんじゃ……?」

雪歩「うふふふふふふふ!」

P「ま、まあその様子なら、俺が心配することは何もなさそうだな」

雪歩「はいぃ! 私は真ちゃんも四条さんも美希ちゃんも、全員平等に愛してみせますぅ!」

P「……やっぱり俺、心配になってきたよ。色んな意味で」

雪歩「今日も真ちゃんたちが帰ってきたら、四人でお茶会をするんですぅ!」

P「お、そうなのか? 俺はこれから営業に行くけど、ハメを外しすぎるなよ?」

雪歩「わかってますよぉ! えへへへへへぇ」

P「本当に大丈夫か……?」

雪歩「もちろんですぅ! 行ってらっしゃい、プロデューサー!」

P「おう! じゃあまたな、雪歩!」

   バタン

雪歩「えへへへぇ……!」

雪歩「三人とも、早く帰ってこないかなぁ……」

雪歩「今日のお茶会のために、最高級の玉露を買っておいたんだけど」

雪歩「真ちゃんも美希ちゃんも四条さんも、喜んでくれるかなぁ……?」

雪歩「ううん、きっと喜んでくれるよね!」

雪歩「ふぁ……。何だか、眠くなってきちゃった……」

雪歩「みんなが帰ってくるまで、ちょっとだけ休んでようかな」

雪歩「真ちゃん、美希ちゃん、四条さん……ふふ」

雪歩「楽しみですぅ……」

雪歩「ふふ、うふふふ……」



   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※



雪歩「う、ううん……ふぁ?」

雪歩「いけない! ちょっと寝すぎちゃったかな?」

雪歩「みんなが帰ってくる前に、お茶の準備をしないと――」

   ガチャ

真「お疲れ様でーす!」

美希「ただ今戻りましたなのー!」

雪歩「あ、真ちゃん美希ちゃん! お帰りなさい!」

真「ん? 雪歩しかいないのか?」

美希「そうみたいだね、真くん」

真「ねえ、雪歩」

雪歩「ん? どうしたの、真ちゃん?」

真「プロデューサーって、今仕事中? それとも、どこかへ出かけたのかい?」

美希「ミキたち、今すぐお話したいことがあるんだけど」

雪歩「プロデューサーなら、ちょっと前にここを出て行ったよ?」

真「あちゃー……そうなのか」

美希「タイミングが悪いの!」

雪歩「真ちゃんたち、プロデューサーに何か用事があるの?」

真「ああ……そうだね」

美希「とっても大切な用事なの」

雪歩「そうだったんだぁ。入れ違いになっちゃったみたいだねぇ」

真「…………」

美希「…………」

雪歩「それなら、みんなでお茶会しながら待ってようよ!」

真「…………」

雪歩「すぐにお茶の準備をしてくるね! 四条さんも、もうすぐ帰ってくると思うし!」

美希「…………」

雪歩「楽しみだったんだぁ! 今日、みんなでお茶を飲みながらおしゃべりするの!」

真「…………」

雪歩「……あれ?」

美希「…………」

雪歩「ど、どうしたの、二人とも……?」

雪歩「何だか、怖い顔してるよ? お仕事で何かあったの――」

真「雪歩」

雪歩「真ちゃん……?」

真「ボクたち……」

雪歩「…………?」



雪歩「ボクたち、もう終わりにしよう」



雪歩「え!?」

すいません、>>13は間違えです

なかったことにしてください

改めて再開します

雪歩「何だか、怖い顔してるよ? お仕事で何かあったの――」

真「雪歩」

雪歩「真ちゃん……?」

真「ボクたち……」

雪歩「…………?」



真「ボクたち、もう終わりにしよう」



雪歩「え!?」

一人芝居始めたのかと

真「グルーヴィーチューンは解散だ。ボクはこれから、美希とやっていく」

雪歩「え、え……!?」

真「プロデューサーには、後でボクから話しておくよ」

雪歩「ウ、ソ……?」

真「そういうことだから、よろしくね」

雪歩「や……やだなあ、真ちゃん!」

真「…………」

雪歩「きゅ、急にそんな、笑えない冗談を言わないでよぉ!」

真「冗談なんかじゃ、ないさ」

雪歩「ま、またまたぁ!」

>>16

すみません、チェックを怠ってました

以後気をつけます

雪歩「わ、私を脅かそうとしてるだけだよね!? そうだよね!?」

真「ボクは本気だよ、雪歩」

雪歩「……あの……真ちゃん」

真「ん?」

雪歩「ウソ……だよね……?」

真「いいや」

雪歩「ウソだって言って……」

真「…………」

雪歩「お願いだから、ウソだって言ってよぉ!」

雪歩「だって! だって私、真ちゃんがいなくなったら――」

真「ウソじゃない!」

雪歩「ひうっ!?」

真「……もう、決めたことだから」

雪歩「ど、どうしてなの!? どうして、どうして急にそんなことを――」

真「悪いのは雪歩だろ」

雪歩「……え?」

真「ボク、このユニットを組むまで知らなかったよ」

雪歩「な、何を――」

真「雪歩がボクと貴音、二人にアプローチしてたってことさ」

雪歩「っ!?」

真「二股をかけてたんだよね」

雪歩「ふ、二股……!?」

真「雪歩がボクに好意を向けてくれること、ずっと嬉しかった。昔から、悪い気はしてなかったよ」

雪歩「あ……」

真「でも雪歩はボクだけじゃなくて、貴音にも同じことをしてたんだよね」

雪歩「そ、それは! それはぁ!」

真「ボクがご飯で、貴音はデザートだって? ははっ」

雪歩「ち、違うの! 別に私、二股なんてかけてるつもりじゃ――」

真「人を馬鹿にするのも大概にしろ!」

雪歩「ひっ!?」

真「はっきり言って、ショックだったよ。雪歩が、そんな人だったなんてね」

雪歩「ま、真ちゃん、お願い! 私の、私の話を――」

真「雪歩は、ボクの気持ちをもてあそんだ。でも、美希は違う」

雪歩「え……」

真「美希は最初から、純粋に、ボクだけを見てくれてた。そうだよね?」

美希「当然なの!」

雪歩「あ……あ……」

美希「だってミキが好きなのは、真くんだけだもん!」

真「ありがとう、美希。ボクらは今日からも、ずっと一緒だよね!」

美希「もちろんなのー!」

雪歩「ああ、あああ……!」

美希「ミキは雪歩みたいに二股なんてかけないから、安心していいの! あはっ!」

雪歩「み、美希ちゃん! 待って!」

美希「ん? 何なの?」

雪歩「わ、私の! 私の話を聞いてよぉ!」

美希「ミキが? 雪歩の話を?」

雪歩「わ、私……! 私!」

美希「うん?」

雪歩「私、真ちゃんとも美希ちゃんとも、離れたくない!」

美希「……はぁ?」

雪歩「だってこのユニットを組んでから、美希ちゃんとすっごく仲良しになれたもん!」

美希「ん?」

雪歩「これからも美希ちゃんと一緒に、たくさん思い出を作っていきたいの!」

美希「んー」

雪歩「だ、だから! だから私も真ちゃんと美希ちゃんのそばにいさせて――」

美希「ねえ、雪歩。今、仲良くなれたって言ったけどさ」

雪歩「う、うん!」



美希「それ、雪歩が勝手に思ってるだけじゃない?」



雪歩「……え?」

美希「ミキの雪歩への気持ちは、昔から全っ然変わってないよ?」

雪歩「そ、それって……どういう……?」

美希「気に入った子に誰彼構わずベタベタする、尻軽女」

雪歩「っ!?」

美希「それが、美希の雪歩に対する評価なの」

雪歩「……うう……ううぅ!」

美希「違う?」

雪歩「……ひどい……ひどいよぉ!」

雪歩「私、私、そんなつもりじゃ……!」

美希「そういえば最近は真くんや貴音だけじゃなくて、ミキにも色目を使ってたよね?」

雪歩「わ、私はただ、美希ちゃんともっと仲良くなりたくて――」

美希「うっとうしかっただけなの」

雪歩「な……」

美希「……ふぅ、やれやれなの。ハッキリ言うね」

雪歩「イ、イヤ……」

美希「これ以上……」

雪歩「うぅ……えぐっ……」

美希「これ以上、ミキと真くんに付きまとわないで」

雪歩「う、あ……う……!」

真「雪歩……」

雪歩「ま、真ちゃん……」

真「二股どころか、三股までかけるつもりだったの?」

雪歩「ち、違う! 違うのぉ!」

真「うわぁ……」

雪歩「違う違う違う! 違うぅ!」

美希「真くん! ミキ、雪歩にはこれ以上、関わらない方がいいって思うな!」

真「ああ、もちろんそのつもりさ。美希、これから頑張ろうね!」

美希「はいなのー! 真くんにならミキ、どこまでも付いていくの!」

雪歩「イヤ……! そんなの、イヤぁ……!」

雪歩「こんな、こんなのって……!」

   ガチャ

貴音「話は聞かせていただきました」

雪歩「あ……!」

真「貴音か……」

貴音「ここまで関係がこじれてしまっていたとは……驚きましたよ」

雪歩「し、四条さん……!」

貴音「真、美希。本当に、解散するつもりなのですか?」

真「ああ。未練はないよ」

美希「ごめんねなの、貴音」

雪歩「う、ううぅぅ……」

真「悪いね貴音。結果的に、巻き込んじゃったみたいでさ」

美希「貴音は、これからどうするの?」

貴音「そうですね……。決定事項なのかもしれませんが、わたくしとしては――」

雪歩「四条さん!」

貴音「雪歩……?」

雪歩「わ、わた……私から……!」

貴音「……?」

雪歩「私から、離れて行かないでくださいぃ!」

貴音「…………」

雪歩「お願いしますぅ! 私、これから、四条さんのためなら何でもします!」

貴音「雪歩、頭をお上げなさい」

雪歩「もし一緒にいてくれるなら、今ここで土下座でも何でもしますからぁ!」

貴音「別にそのようなこと、わたくしは望んでおりませんが」

雪歩「四条さんにまで見捨てられたら、私は……私は……!」

貴音「ふむ……」

雪歩「もう、生きていけないですぅ!」

貴音「……なるほど」

貴音「わかりました」

雪歩「あ……!」

貴音「雪歩」

雪歩「は、はい!」



貴音「さようなら」



雪歩「……え」

貴音「さよならです、萩原雪歩」

雪歩「……そ、そんな……」

貴音「あなたとの関係は、今日限りとさせていただきましょう」

雪歩「……ど……して……?」

貴音「…………」

雪歩「どうしてですかぁ! だって私! 私ぃ! 四条さんが――」

貴音「わたくしにはあなたの心の中で、打算が働いたように感じられました」

雪歩「だ、さん……?」

貴音「真と美希の心は完全に閉ざされて、もうどうにもならない。だから……」

雪歩「……あ……」

貴音「だから二人を切り捨て、わたくし一人にすがり付いたのではありませんか?」

雪歩「そ、それは……!」

雪歩「でも! だって、だってぇ!」

貴音「わたくしは、そういう考え方が好きではありません」

雪歩「う、うううっ……!」

貴音「先程までは解散を阻止するため、手を差し伸べるつもりでした。ですが」

雪歩「四条さん……えぐっ……」

貴音「気が変わりました。結果論ですが、二兎を追う者は一兎をも得ず」

雪歩「うう……ううっ……四条さぁん……!」

貴音「ある意味、自業自得です。……真、美希」

美希「ん?」

真「何だい、貴音?」

貴音「わたくしも、あなた達の仲間に加えてはいただけないでしょうか?」

真「もちろんさ!」

雪歩「ああ……ああぁ……」

美希「貴音なら喜んで、なの!」

貴音「ふふ、ありがとうございます」

雪歩「ヤだ……。私を、仲間外れにしないでぇ……」

美希「とーぜん貴音は、ミキの真くんを奪ったりしないよね!」

貴音「ええ。わたくしは陰ながら、二人の仲を見守っております。ご安心ください」

真「ありがとう! これからも頼りにしてるよ、貴音!」

雪歩「イヤだぁ……。イヤだよぉ……!」

雪歩「えぐ……ひぐっ……!」

真「よし! 新しいスタートを切ったことだし、これから三人でご飯食べに行かない?」

美希「賛成賛成! 大賛成なのー!」

貴音「そうと決まれば、善は急げです。さっそく参りましょう」

雪歩「行かないでぇ……」

真「さーて! それじゃ何を食べよっかな?」

貴音「近くに新しく、らあめん屋ができたようですよ? いかがでしょう?」

美希「貴音は本当にラーメンが好きだよねー! あはっ!」

雪歩「行かないでよぉ……お願いだからぁ……!」

雪歩「お願い……お願いですぅ……」

   キャッキャウフフ キャッキャウフフ

雪歩「お願いぃ!」

雪歩「真ちゃん!」

雪歩「四条さん!」

雪歩「美希ちゃん!」

雪歩「私を……」

雪歩「私を……私を捨てないでぇぇ!」



   バタン!



雪歩「ううっ……ううううっ……」

雪歩「……ああ……ああああ……」

雪歩「ああああああああっ!」

すみません、一旦中座します

30分以内で復帰できると思いますので、よろしくお願いいたします

では、再開します

   シーン



雪歩「……行っちゃった」 

雪歩「えへへ……」

雪歩「私、捨てられちゃったのかぁ……」

雪歩「えへ、えへへ、えへへへへ……」



雪歩「えへへへへ……へへ……う……」

雪歩「ううっ……ひぐっ……えぐっ」

雪歩「う……うああ……」

雪歩「うあああああああん!」

雪歩「ぐすっ……どうして……」

雪歩「どうしてこうなっちゃったのかなぁ……」

雪歩「私はただ……真ちゃんも、四条さんも、美希ちゃんも……」

雪歩「みんなが、好きだっただけなのに……」

雪歩「…………」

雪歩「これから私、どうやって生きていけばいいんだろ……?」

雪歩「もう、765プロにはいられないよね……」

雪歩「うぅ……真ちゃぁん……」



?『……ほ! おーい! おーいってば!』

雪歩「美希ちゃん……四条さぁん……」



??『……きほ? 平気なの!?』

??『……きほ! 気を確かに!』



雪歩「……あれ?」



   『『『雪歩!』』』

雪歩「どうして……? いなくなったはずの、みんなの声が聞こえる――」

   パァァァァ

雪歩「あ、光が……!」



   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※   ※



真「おーい! 雪歩! 雪歩ってば!」

雪歩「うーん、うーん……はっ!?」

美希「あっ!」

美希「真くん、貴音! 雪歩、目を覚ましたみたいだよ!」

雪歩「美希……ちゃん?」

真「大丈夫かい、雪歩! しっかりするんだ!」

貴音「ずいぶんとうなされておりましたが、気分はいかがですか?」

雪歩「真ちゃんに、四条さんも……」

真「雪歩、ちょっと額に触るよ!」

美希「どうなの、真くん?」

真「……うん、熱はなさそうだ!」

貴音「どうやら、悪い夢を見ていただけのようですね」

雪歩「悪、夢……?」

美希「雪歩! 心配させないでほしいの!」

雪歩「あの、私……?」

真「ボクらが事務所に帰ってきたら、ソファーで雪歩が寝てたんだよ」

美希「とっても気持ちよさそうだったから、起こすの悪いと思ったの」

貴音「ですからわたくしたちで先に、お茶会の準備を進めていたのです」

雪歩「あ……。そういえばお茶の準備をする前に、私……」

真「そしたら急に、雪歩が苦しみ出すからさ! ボク、ビックリしちゃったよ!」

美希「しかも雪歩、すっごく悲しそうに泣いてたの!」

貴音「体も時折、わなわなと痙攣させておりました」

真「それにうわ言で、ボクらの名前を何度も呼んでるし!」

雪歩「……そっか。あれは全部、夢だったんだ……」

雪歩「……う、う……」

真「ん? 雪歩?」

美希「どうしたの?」

貴音「もしや、やはり体の具合が――」

雪歩「うわああああああああん!」

真「うわわわっ!?」

美希「ゆ、雪歩!?」

貴音「ど、どうして泣くのです!?」

雪歩「よかったよぉ! 夢で本当によかったよぉぉ!」

雪歩「捨てられてなくてよかったですぅぅ!」

貴音「……はて? 捨てられる?」

美希「ねえ、真くん。雪歩ってさっきまで、どんな夢を見てたと思う?」

真「う、うーん……。何となく、想像できるような、できないような……?」

雪歩「ふぇぇぇぇん!」

貴音「何はともあれ、とんでもない夢を見ていたのは間違いないようですね」

真「ははは! 全く、雪歩は心配性だなあ!」ギュッ

雪歩「はうっ!?」

雪歩(ま、真ちゃんが、私の右腕に抱き付いて……!?)

真「ボクらが雪歩を見捨てるなんてこと、あるわけないだろ?」

美希「真くんの言う通りなの! だって、せっかく仲良くなれたんだよ?」ギュウ

雪歩「はぅあっ!?」

美希「雪歩はミキにとって、なくてはならないとっても大切な人なのー!」

雪歩(こ、今度は美希ちゃんが、私の左腕に……!)

美希「あ。でも、真くんはミキのものだからね!」

真「こ、こら美希!? 何を言ってるんだよ!?」

美希「ふふふふーん、なの!」

貴音「雪歩……」ギュム

雪歩「ひゃうっ!?」

雪歩(し、四条さんが、私の後ろから手を回して……!?)

貴音「わたくしは、雪歩や皆と語り合える、今の場所が大変心地よいのです」

雪歩「し、四条さん……」

貴音「ですからわたくしも、絶対に雪歩を逃がしたりなどしませんよ? ふふっ」

雪歩「あ、はぅ……!」

真「これからもグルーヴィーチューンのメンバーとして!」ギュッ

美希「よろしくお願いするの!」ギュウ

貴音「共に、高みを目指しましょう!」ギュム

雪歩「……きゅう」ガクッ

真美希貴音「「「雪歩ー!?」」」

貴音「大変です真、美希! 雪歩が、また意識を失ってしまいました!」

真「しかも今度は、鼻血まで出してるぞ!」

美希「な、何なのなの!? 何なのなのー!?」

雪歩「……えへ、えへへへへ」

真「な、何だか不気味な笑いを浮かべてる!?」

貴音「もしや! 先程見た悪夢のせいで、気がおかしくなってしまったのでは?」

美希「た、大変なの! 早く病院! 病院に電話しなきゃなのー!」



雪歩「えへへ……。私、やっぱり幸せでしたぁ……」

雪歩「えへへ、へへへへぇ……!」

小鳥「その後、程なくして意識を取り戻した雪歩ちゃんは」

P「真、美希、貴音の三人と一緒に」

小鳥「幸せなお茶会の時間を過ごしましたとさ」

P「めでたしめでたし!」



小鳥「ねえ……プロデューサーさん」

P「何でしょう?」

小鳥「もし雪歩ちゃんの見た悪夢の方が、本当は現実だったとしたら――」

P「うわわわ! ストップ! ストーップ!」

小鳥「でも、可能性としては――」

P「妄想もほどほどにしてください! そんなこと、恐ろしすぎて考えたくもないですよ!」

小鳥「……ですね。ごもっともでございます、プロデューサーさん」



   おしまい

以上になります。

ふと閃いたネタを形にしてみようと思ったものの、いざ書き始めると心が痛かったです。

雪歩ハーレムに幸あれ!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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