【安価】春香「学園黙示録……」【進行2】 (477)
学園黙示録xアイマスのスレ
学園黙示録原作が未完ですが、
そこらへんはなんとか補完して行こうと思っています
ゲームクリア条件は<奴ら>の問題解決(ワクチンの開発、入手)または無人島など安全圏への脱出
ほかのキャラの救出はあくまでついでと考えてください
深追いするとゲームオーバーになる場合があります
ゲームオーバーの条件は
主人公の感染、または死亡のみ
パートナーが死んでも主人公が無事なら続けることができますが、
まれにあと追い自殺が(自動)で起きます
戦闘はコンマでぱぱっといきます
前スレ
【安価】春香「学園黙示録……」【進行】
【安価】春香「学園黙示録……」【進行】 - SSまとめ速報
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前回までのあらすじ
響合流→貴音合流→響離脱→千早・真合流→
春香・やよい合流→やよい死亡→伊織合流→
→真、伊織離脱→亜美・真美・響合流→
亜美・真美・響・千早・春香離脱→小鳥合流→イマココ
【5日目途中結果】
現在メンバー
・萩原雪歩 精神-5
「頑張るって決めた、逃げないって決めた。私は、戦う」
・四条貴音 精神±0
「……貴女がいる。雪歩、私はそれだけで良いのです」
・音無小鳥 精神±0
「無事でよかったわ」
□生死確認できたキャラ
・水瀬伊織→脱出
・菊地真→脱出
・高槻やよい→死亡
・天海春香→生存
・如月千早→生存
・双海真美→生存
・双海亜美→生存
・プロデューサー→死亡
主人公側の持ち物
雪歩【財布、ハンカチ、スコップ(大)、何かの鍵、懐中電灯、、お菓子、ねずみ花火】
貴音【財布、鉄の棒、ねずみ花火、】
小鳥【財布、携帯】
※支給弁当x1、支給ドリンクx1、水筒(冷茶)は賞味期限切れにより廃棄
現在位置
【東京都内、街道】
再開します
小鳥が知っている人、判定 安価下
01~33 あずさ
34~66 美希
67~00 社長
一桁偶数で生存 奇数で死亡
判定93=社長(奇数=死亡)
小鳥さんは知ってるといった
小鳥「社長は亡くなったわ……」
そして、知らされたのは非情な現実。でも、
貴音「そうですか……」
雪歩「………………」
不思議と驚きはなかった
あの時みたいに、冷酷な自分でいたわけじゃない。
それは、
やよいちゃんを目の前で失い、お世話になったプロデューサーの死を聞き、
いくつもの<奴ら>化した人たちを殺してきたゆえの――慣れだった
自分が壊れなくても変わりつつあることが衝撃的で、
目を塞ぎたくなって、でも、逃げられない現実だと分かってしまっていたからこそ、
貴音「……高木殿、お悔やみ申し上げます。そして――っ?」
私は今、ここで唯一全身、全心を委ねても良いと思える貴音さんへと寄り添う
雪歩「ちょっとだけ……貸してください」
貴音「……構いませんよ。ですが、まずは高木殿へ」
雪歩「そう、ですね……」
社長、こんな私を招いてくれてありがとうございました
これまで――大変お世話になりました
※社長の死亡が確認されました
小鳥「ごめんなさい、言うべきじゃなかったわよね……」
雪歩「いえ……良いんです」
受け止めるべきことだから。
どんな非常な現実だって受け止めて、
頑張るって決めてるんだから。
大丈夫、私は平気。
だよね……? 平気、だよね?
貴音「雪歩」
雪歩「え?」
貴音さんが私を見つめてくる
それだけで、
なんていうか、そう。エスパーみたいだけど、
言いたいことは解ってしまう
やよいちゃんやプロデューサーのことを伝えるかどうか。
それを聞いてきてるんだよね?
私が見つめ返すと、貴音さんは小さく頷いた
1、2人とも伝える
2、やよいのことだけ伝える
3、プロデューサーのことだけ伝える
4、伝えない
安価下2
雪歩「小鳥さん」
小鳥「なに?」
ダメだよね。
隠すのは。
片方だけも、両方隠すのも。
そんなことはダメだよ
最後まで希望を抱かせておくよりも
今ここでその希望は断ち切っておいたほうが良い
私はそう思うから。
貴音「実は、お話しておくべきことがあるのです」
小鳥「え、それって……」
小鳥さんは私たちの表情から、
誰が。とまではいかなくても、
亡くなってしまったということは察したらしく、
悲しそうに頷いた
小鳥「……誰が、亡くなったの?」
雪歩「プロデューサー……それと、やよいちゃんです」
小鳥「プロデューサーさんに、やよいちゃんまで……」
貴音「はい、真の――」
小鳥「良いの。覚悟はしていたから」
小鳥さんはそういうだけで首を振り、
目を閉じて黙祷をするだけだった
小鳥さんは大人ですね……
冷酷だった私の受け止め方に似ているのに、
それとは違って、しっかりと自分で受け止めてる……。
小鳥「……あとはあずささんと美希ちゃんだけね」
雪歩「は、はい……」
小鳥「大丈夫よ、雪歩ちゃん。こう見えても私は大人だから」
小鳥さんはクスッと笑って立ち上がる。
そうだ……あまり長く話してはいられない
それだけあずささん達と出会える可能性が低くなるし。
小鳥「そろそろ、移動しましょうか」
<奴ら>だって一箇所に永遠にとどまってくれるわけじゃないから
貴音「今のところ、近くにはいなさそうですが……」
小鳥「そうね……今のうちに安全な宿屋っていうか、休憩場所を見つけておきたいわ」
今はもう夕方
そろそろ暗くなっちゃうし、
電気系統が一切使用不可能になった今
暗黒時代と言えなくもないのが夜
懐中電灯が使えれば少しはましかもしれないけど、
それを試している余裕もないし……
貴音「そうですね……時間的に既に脱出している病院は既に落ちているでしょう」
雪歩「予定通り、お店に行きますか?」
小鳥「最悪、屋根うえでも休めるわ。落ちないように見張り必要だけど」
貴音「……したのですか?」
小鳥「聞かないで」
小鳥さんもいろいろ大変だったんですね……
1、店を探す
2、高速道路の方へ進む
3、そのほか自由明記
安価下
雪歩「予定通りお店を探しませんか?」
小鳥「……でも、危険じゃないかしら」
貴音「なぜです?」
小鳥「こんな状況だからこそ、悪事のリミッターが外れている人だっているはずよ」
そんな人を、私たちは見てきた
そんな人に、やよいちゃんは殺された。
そして、私はそんな人達の同類に――っ
雪歩「このままじゃ、貴音さんの鉄の棒も限界です。なにより、小鳥さんが何もないですぅ」
小鳥「そうなのよね……」
武器とかは一応持っていたらしいけれど、
あの事故で全部失くなっちゃったらしい
貴音「では、まずはお店にて武具などの調達ですか?」
雪歩「うん、私はそうするべきだと思う」
戦うために、生き残るために。
それが必要だと思うから
小鳥「了解したわ……お店に入るときは警戒を怠らないようにね」
小鳥さん、貴音さんの了承を得て、
私たちはお店を探すことにした
とりあえずここまでです、ありがとうございました
↓現在の状況↓
○生存
・萩原雪歩 ・四条貴音
・如月千早 ・天海春香
・双海亜美 ・双海真美 ・音無小鳥
◎脱出
・水瀬伊織 ・菊地真
△不明
・三浦あずさ ・星井美希
×死亡
・高槻やよい ・プロデューサー ・社長
ごめん、律子が抜けてました
↓現在の状況↓
○生存
・萩原雪歩 ・四条貴音
・如月千早 ・天海春香
・双海亜美 ・双海真美 ・音無小鳥
◎脱出
・水瀬伊織 ・菊地真
△不明
・三浦あずさ ・星井美希 ・秋月律子
×死亡
・高槻やよい ・プロデューサー ・社長
再開します
安価下、コンマ判定 大通り
01~05 あれは……律子さん?
06~25 <奴ら>がいるけど少しだけのようだ コンマ一桁分
26~50 生存者がいるらしい(一般人、モラル0~9一桁判定)
51~65 どうやら誰もいないらしい
66~70 あれは……あずささん?(奇数で奴らとの戦闘中)
71~90 <奴ら>がかなりいるようだ コンマ一桁+二桁
91~95 あれは……美希ちゃん?
何か足りないと思ったら……
96~00は<奴ら>化したアイマス勢だったけれど、
それはアレなので
安価下で自由選択
1、あずさ
2、律子
3、美希
選択レスがコンマぞろ目でもう一人
コンマ奇数で単独 偶数で<奴ら>から逃走中
あずささん、偶数=逃走中(コンマ70=7>0=7体)
大通りへと抜け出すと、
吹き抜けていく風の音に混じって、
荒い呼吸が聞こえ、それだけじゃなく、
走っている足音と<奴ら>の唸り声も聞こえてくる
小鳥「あれ……あずささんじゃないかしら」
貴音「っ!」
雪歩「追われてる!」
あずささんが生きてる……でも、
このままじゃ――
貴音「<彼ら>は私達が抑えます! 小鳥嬢はあずさを保護してください!」
小鳥「え、あ、ええ!」
貴音「雪歩!」
雪歩「は、はいっ!」
貴音さんの的確な指示の下、
私たちは向かってくるあずささんと<奴ら>の方へと向かっていく
貴音「雪歩、無理はしなくて良いですから」
雪歩「で、でも……」
貴音「小鳥嬢があずさを保護し、身を隠すまでが勝負です。それまで生き延びれば勝ちです」
雪歩「わ、解りました……頑張りますっ!」
気合を入れて、全力で
でも、落ち着いて、冷静に。
ちゃんと<奴ら>を……現実を見て、
一撃決殺を狙いつつ、相手からの攻撃をちゃんと防御する
大丈夫、やれるはず
もうひとりの私ができた。その私だって……
あずさ「っ……ゆ――」
雪歩「小鳥さんと合流してください!」
あずささんを軸に左右に展開し、
私と貴音さんは<奴ら>の前へ立ちはだかる
貴音さんは1体をもう突き飛ばして次へと向かっていた
「ヴァァァァァ」
わ、私だって!
1、突き 成功率 45%(44以下成功) ゾロ目で2体撃退
2、横振り 成功率 53%(52以上成功) ゾロ目で2体撃退
3、縦振り 成功率 22%(21以下成功) ゾロ目無し
4、ガード 成功率 90%(89以下成功)
安価下で選択、及び判定
雪歩「行きます――っふ!」
腕には力を込めず、握る手に力を込め、
軸足へと全身の体重を乗せて勢いと共に一気に体を回す
「ヴァ――」
狙うは首。
横一閃の一撃
雪歩「っ……」
<奴ら>の首へとスコップの先端の鋭い側面がぶつかった瞬間加わる重さ
これは人を殺すという事の……人の命を奪うという重さ
雪歩「ごめんなさい――でもっ」
殺していいだなんて思わない。
だけど、そうしなければ何も守れない
生き抜くことはできないから
雪歩「負けられないんですっ!」
数瞬感じる形容し難い感触
のちに訪れたあまりにも軽すぎる空を切る音
そして、落ちていく<奴ら>……ううん、人の首
雪歩「お休みなさい……」
人間は死んで<奴ら>に、そして死んだ<奴ら>は人間に。
雪歩「――次!」
私は<奴ら>を殺す。
人間に戻すために、<奴ら>を殺す
このスコップで命をすくうために
「ヴァァァァァ」
雪歩「……今、助けます」
<奴ら>が向かってくる。
それは私を襲うため?
それとも、私に救って欲しいから?
雪歩「きっと襲うため。でも、本意じゃない」
死にたくないのに死んで、
殺したくないのに殺してしまう化物にされて
雪歩「苦しいですよね、悲しいですよね」
深呼吸をし、<奴ら>を視界に収める
スコップを横に構え、
棒状の部分に左手を添え、右手で柄を握り締める
雪歩「大丈夫です、もう、平気です」
<奴ら>側に自身の側面を向け、ゆっくりと腰を落としていく
「アァァアアアァァア」
雪歩「……行きます」
雪歩、覚醒ブースト(成功率倍)
1、突き 成功率 90%(89以下成功) ゾロ目で2体撃退
2、横振り 成功率 106% 必中 95以上、ゾロ目で2体撃退
3、縦振り 成功率 55%(54以下成功) ゾロ目無し
安価下で選択、及び判定
<奴ら>残り2体(貴音と雪歩で半分ずつ対処のため)
横振り 必中 コンマ01=連続なし
雪歩「っ!」
一撃一撃に躊躇はしない。
もう、迷いはしない。
<奴ら>の首をそぎ落とす一撃は、
ある意味では無情に、
けれど、歓迎されているかのように軽く、容易に決まる
さっき感じた重さはなく、
呆気ないものでありながらも、
私は自分の手にその感触をしっかりと感じていた
貴音「雪歩! 撤退しますよ!」
まだ<奴ら>はいる
助けを待ってる……私は――
1、先に下がって、貴音さん!
2、私はここに残ります
3、……はいっ
安価下
雪歩「先に下がってください、貴音さん!」
貴音「雪歩、無茶は――」
雪歩「大丈夫です、無茶なんかじゃありません」
そう、無茶じゃない。
ましてや無理なんかでもない。
これは私がやるべきことなんだから。
雪歩「そうだよね? やよいちゃん」
大切な仲間を目の前で失い、
その命を背負うべき私だからこそ、やるべきこと。
雪歩「私が救います、みんなを……助けるんです」
貴音「雪歩……?」
貴音さんの討伐数は1
<奴ら>は全部で7人いて、私が2人、貴音さん1人で3人
つまり、残りは4人
雪歩「頑張ろう、ね?」
愛用のスコップ
これさえ無事なら、私はいつまでも戦える!
「ヴァァァァァ」
「アアァァアアァ」
雪歩「近いのは2人……」
2人の距離の差は殆どないみたい
だから、片方だけを倒して――というのは少し厳しいかな
雪歩「でも大丈夫」
厳しいだけ、無理じゃないよ
頑張ればできないことはないはずなんだから。
1人1人丁寧に救ってあげる
でも、危険なようなら2人同時に。
雪歩「待っててください……今、助けます!」
スコップを構え、私は――
雪歩 成否判定
1、突き 成功率 85%(84以下成功) ゾロ目で2体撃退 ただし90~95で武器破壊 01~15で武器損傷
2、横振り 成功率 90%(11以上成功) 95以上、ゾロ目で2体撃退 ただし、20~25で武器損傷 40~44で武器破壊
3、縦振り 成功率 60%(59以下成功) ゾロ目無し 67~72で武器破壊 90~00で武器損傷
4、ガード 成功率 90%(89以下成功) 成功で攻撃時成功率100% 01~09で武器破壊 40~49で武器損傷
安価下で選択、及び判定
横振り 判定成功
雪歩「やぁっ!」
その一閃で一人の首が転げ落ちていき、
血しぶきが私の服を染め上げていく
赤黒かったワンピースそこに重なった赤い血
その上からさらに増えた赤
私が背負う命の生きていた証
「ヴァアァァァアアァァ」
雪歩「っ、冷静に、迅速にっ」
焦ったら間違える
怯えたら、ひるんだら抜かれる
そんな失敗、ダメだから
1、武器ガード 成功率 90%(89以下成功) 成功で攻撃時成功率100% 01~09で武器破壊 40~49で武器損傷
2、全力回避 成功率 70%(29以上成功) 失敗で怪我判定 場合によっては感染アリ
安価下
判定62 =成功
大丈夫、思い出そう
私は誰?
萩原雪歩
私の職業は?
アイドル
アイドルのレッスンは?
歌、演技――そして、ダンス!
向かってくる<奴ら>から目を離さずに、
「ヴァァァアアアァァ」
雪歩「今」
ターン&ターンで綺麗に躱す
雪歩「っ――お休みなさい」
以前私ではない私がやった首落とし
体が覚えていたそれによって、また一人人間へと戻る
あと……2人!
雪歩「あとは離れてる……これなら」
貴音「雪歩! もうその必要はありません!」
雪歩「っ!」
いつの間にか近づいてきていた貴音さんが、
私の腕をつかみ、そして引く
貴音「あずさの保護は終了しています、無意味な戦闘は避けるべきです」
雪歩「無意味な……戦闘?」
無意味?
今、貴音さん……無意味って言ったの?
<奴ら>になってしまった人を救うための戦いを、
貴音さんは無意味って……?
1、無意味なんて言わないでください!
2、貴音の手を振り払う
3、そう……ですね
4、そのほか自由明記
安価下
中断します
雪歩は現在精神-5
-10より数値的にはマシだけど……
縦振りは<奴ら>に対してはあまり有効打ではなく、
人間に対してが一番効果的
<奴ら>の場合、
殺すことが目的になるので、縦振りだと=頭蓋を叩き割るというものになるので、
武器破損率が極めて高く、雪歩は女の子なので失敗率も大きい
ただ、下に振り下ろすだけなので、失敗した際のデメリットが一番軽い
人間の場合、
(通常雪歩は)気絶させたりすればいいので
縦振りは殺傷能力が低く、頭に直撃させるため、一番昏倒させやすい攻撃になる
ただ、失敗すると、相手は生きてる人間なので、カウンターされやすい
横振りだと、殺傷能力が低いけれど、昏倒させにくい
ちなみに、黒雪歩だとサーチ&デストロイなので
技とかもはや関係はありません
再開します
雪歩「無意味なんて言わないでください!」
貴音「!」
雪歩「これは<奴ら>になってしまった人を救う戦いなんです!」
勢いよく貴音さんの手を振り払う
驚いた貴音さんの表情。
でも、私のこれは引くことのできない仕事
雪歩「邪魔をすることは――許されません」
貴音さんではなく、
近づいてくる<奴ら>を見つめる
フラフラとおぼつかない足取り
けれど、しっかりと向かってくる。その距離はだんだんと短くなって――
「アァァァアアアアァ」
雪歩「待ってて、すぐ……終わりますから」
再びスコップを構えた
貴音「違う……それは……」
雪歩 成否判定 安価下
1、突き 成功率 85%(84以下成功) ゾロ目で2体撃退 ただし90~95で武器破壊 01~15で武器損傷
2、横振り 成功率 90%(11以上成功) 95以上、ゾロ目で2体撃退 ただし、20~25で武器損傷 40~44で武器破壊
3、縦振り 成功率 60%(59以下成功) ゾロ目無し 67~72で武器破壊 90~00で武器損傷
4、ガード 成功率 90%(89以下成功) 成功で攻撃時成功率100% 01~09で武器破壊 40~49で武器損傷
安価下で選択、及び判定
横振り 判定10=失敗
雪歩「っ……見誤った……」
「ヴァァァァ......」
振り切った以上、
戻すのには相当の負担がかかってしまう
その隙を縫うかのように、
<奴ら>は私の前に突き出た腕へとその首を伸ばしてきた
雪歩「まだ、まだ……これじゃ、こんなところじゃ――」
終われないのに。
終わるわけにはいかないのに
安価下コンマ判定
奇数 貴音が<奴ら>を撃退 偶数 貴音が雪歩の身代わり
判定79 奇数=貴音が撃退
貴音「そのようなことは認めません!」
雪歩「たか――」
貴音さんの腕が伸び、
<奴ら>の隙だらけの口腔を貫く
でも、それだけでは終わらなかった
貴音「――雪歩は、私が守ると誓った!」
一回転、後の素早い蹴りが鉄棒をさらに押し込み、
<奴ら>の頭を完全に貫き、後ろにいた<奴ら>にまでその反動をぶつけた
貴音「退きますよ、雪歩。話はあとです」
雪歩「でも」
まだ残ってる
生きてる<奴ら>が、救いを望む人が――
貴音「私の言うことに従いなさい!」
雪歩「ひぅ……」
貴音「良いですね?」
拒否権のない強すぎる言葉に負け、
私は引きずられるようにその場から離れた
小鳥「2人とも……無事?」
雪歩「………………」
貴音「無事です。が、少々失敗して武器を」
貴音さんまで武器がなくなった
つまり、
今この場で戦えるのは私だけになってしまった
あずさ「無事でよかった、本当……」
あずささんが貴音さんと私を抱きしめてくる
生きた人間の温かさ……でも、
今の私はそれを喜ぶ余裕がない。
貴音「……ええ、あずさもご無事で何よりです」
話は後でといった貴音さん
でも、その怒りは抑えきれていないのが、
ひしひしと伝わってくるから
小鳥「とりあえず移動しましょ」
貴音「そうですね、武器なき今、戦闘は不可能ですから」
貴音「雪歩もそれで良いですね?」
雪歩「わ、わた……し」
貴音「行きますよ」
強く掴まれた腕が痛い。
血が止まっちゃってるかもしれないなんて、
現実逃避のような考えが浮かぶ
雪歩「たか――……」
名前を呼ぶことさえ遠慮してしまうような、
強い怒りを感じる横目に見える背中
雪歩「…………」
貴音「……私は」
雪歩「っ!」
さらに強く握り締められた腕が圧迫感に悲鳴を上げ、
同調しそうになった口を抑えこむ
貴音「許しません」
それの前に入るのは、きっと……私
1、別に、許さなくたっていいです
2、許せないなら離してください、ここからはもう、一人で行きますから
3、……ごめんなさい
4、黙り込む
5、そのほか自由
安価下
雪歩「……………」
何も言えなかった。
貴音さんが怖いからじゃなく、
全て私が悪かったから
貴音さんは戻ろうって言ってくれたのに、
私はそれを拒絶して戦った
そのあと、もう一度連れ戻しに来た貴音さんを拒絶して、
失敗して、死にかけていたところを貴音さんが救ってくれた
雪歩「……………」
貴音「あずさ、この先にこんびにえんすすとあなどの自動で開く扉のお店はありませんでしたか?」
あずさ「え~っと、あったにはあったんだけど……案内はちょっと」
小鳥「ま、まぁあんな状況で場所を覚えるとか無理ですから、ね? 落ち込まないでください」
あずさ「ご、ごめんなさい……」
貴音「都内ゆえ、意外と多いと思いますが――」
安価下コンマ判定
01~25 コンビニ発見
26~37 スーパー発見
38~50 ショッピングモール
51~75 生存者発見
76~85 <奴ら>の軍勢 1桁+二桁
86~90 美希
91~95 律子
96~00 <奴ら>化した……
発見時は、コンマ奇数で<奴ら>が付属
数は一桁+二桁÷2
判定44 =ショッピングモール
あずさ「ショッピングモールがあるみたいですよ~」
小鳥「ラッキーと、言いたいけど……こういう場合って」
小鳥さんはゲームなどの知識から、
こういう状況下に陥った際の中の状況を推察し、
そこに貴音さんと私たちが経験したあのお店での出来事を交えていく
貴音「かなり危険度が高いと言えるでしょう」
小鳥「そうね……スペック高いしね」
あずさ「お、音無さん? それってどう言う意味かしら~」
小鳥「ふふっふふふっ……そう言う意味ですよ?」
小鳥さんはそんなことを言いながら、
今は懐かしい平和だった頃のあの怪しい表情を浮かべる
でも、長くは続かない
小鳥「でも、だからこそ危険。現実ではそんなこと、ましてやあずささん達でなんて許せないわ」
貴音「ですが、物資を整えなければ私達は確実に終わりを迎えてしまいますよ」
小鳥「ええ。だから考えたのだけど――」
1、良心を信じ、ショッピングモールに行く
2、心を鬼にしてショッピングモール制圧
3、諦めて別のお店を探す
貴音「常識的に考えての答えですが、2つ目は却下します」
小鳥「わ、解ってたけど一応、ね?」
武器を持っているのは私だけ
それで制圧なんて不可能だもんね
あずさ「……………」
雪歩「……………」
あずさ「……雪歩ちゃん?」
雪歩「はい?」
あずさ「どうしてずっと黙り込んでるの? どこか怪我をしちゃったの?」
雪歩「そ、そんなことはないですぅ……怪我も何も……」
怪我はしていない。
喰われることも回避した……貴音さんのおかげで。
あずさ「なら、どうして?」
雪歩「……………」
あずささんは私が経験してきたことをかけらほども知らない
でも、
この血化粧を施された白いワンピースを見て、
僅かながら察してくれているみたいで、
悲しそうな表情だった
あずさ「雪歩ちゃん……」
1、大丈夫です、今はそれよりもこの先のことを考えましょう
2、なんでも……ありませんから
3、黙秘
4、そのほか、自由明記
安価下
雪歩「大丈夫です、いまはそれよりも先のことを考えた方がいいと思います」
あずさ「……そうね」
あずささんは大人だ。
貴音さんと同じ、ううん、
本当に身も心も大人なのはあずささん
だから、あずささんは何も追求してこない。
怒ることも、悲しげな表情もすることなく、
ただ頷いて話をやめてくれた
でも、
本当にこれが正しかったのかな……
話をしないで、騙して――っ
雪歩「………………」
間違ってる? 私は。
貴音さんが遠いよ……あずささんが遠いよ……
私のそばから、みんなが遠くなっていっちゃうよ……
雪歩「私の選択が……」
貴音「では、この先の行動を決めましょうか」
あずさ「そうは言っても選択なんてそんなにないわよね~」
小鳥「うぅっ……本当はね、もっといろいろ考えたいんだけど、長考する時間なんてないし」
小鳥さん達の話が進んでいく。
遠い世界の遠い会話
目の前にいるはずなのに、
手が届かないような感覚
雪歩「ぁ、ぅ……」
貴音「雪歩?」
貴音さんがこっちをむいた
本当に?
違うよ、見たのは私じゃないよ……
雪歩「……………」
だって、遠い遠い、世界のことだもん
安価下コンマ判定
01~50 ショッピングモールへ
51~00 別の店を探す
安価下2
雪歩精神判定
01~30 -1
31~50 -2
51~75 -1
76~80 -2
81~00 -3
ゾロ目で減少値二倍
ただし、44でトータル-10に 77で減少なし
雪歩、精神-5+-1=-6 行き先、ショッピングモール
貴音「雪歩、雪歩!」
雪歩「ぇ、あ……はい」
貴音「行きますよ、大丈夫なのですか?」
雪歩「う、うん……」
貴音さんの声が聞こえる
いまだに座り込んだままの私に手が差し伸べられてる
これは……私に向けられたもの?
受け取ろうとした手は貴音さんの手を取れずに、
空を切り、私はたった一人で立ち上がった
雪歩「解ってます……ふふっ、はい。解ってます」
貴音「雪歩?」
足を引っ張るようなダメな私
心配に心配を重ねさせる私
そんな私はいつも穴を掘って逃げていた。だから、
今の私はみんなよりも遥か遠い場所にいるんだ、穴を掘って、掘って
掘って掘って掘って掘って掘って掘って掘って掘って掘って掘って掘って掘って……
雪歩「遠く……なっちゃったんだ」
小鳥「貴音ちゃん、雪歩ちゃん、行くわよ」
貴音「………………」
ショッピングモール、行かなくちゃいけないんだっけ?
たしか、そんな話で決まったような気がした
安価下コンマ判定
ショッピングモール判定
安価下コンマ一桁+二桁÷2で総合的モラル判定
8+6=14÷2=7
私たちがショッピングモールに行くと、
中の人たちは私達を招き入れてくれた
もちろん、
あの時も普通に招き入れてくれたし、
問題は中に入ってからだよね
うん、わかってるから大丈夫だよ
貴音「立てこもっている人数は多いのですか?」
「ん~いや、そんな多くないな」
「たしか14人くらいだ」
あずさ「中にいるほうが安全だと思うのに……」
「まぁ、冷静にここにとどまろうなんて考える奴は少ないだろ」
そう言って男の人がさしたのは完全に閉鎖された上に、
かなり多くのバリケードが設置された一画
そこからは<奴ら>の声は聞こえない
「大丈夫だよ、一応駆逐したからな。新しく入り込まない限りはいないさ」
小鳥「なるほど、しっかりいているんですね」
どうやら、かなり強固な要塞として成立しているみたい
「まぁ、特に縛りはしない……が、みんなが危険になるようなことはするな」
「あと、ちょっとキテるやつもいるから注意しておけよ」
貴音「ご丁寧にありがとうございます」
「いいってことよ……ここに来た以上は仲間だからな」
「と、アイドル大好きAさんが申しております」
「おまっ、余計なこと言うな!」
あずさ「あらあら~、喧嘩は良くないですよ~」
ちょっとキテる人……
多分、やよいちゃんを殺した人よりは軽いと思うから……多分。
ううん、おそらく、私がまだあの私だった時。
病院の途中で見たあの人たちだ
いざっていう時は、私がなんとかしなくちゃ
ふふっ人間を殺せるのは――私だけだろうし
雪歩「……それより」
生存者との会話選択
1、ほかの765メンバーがいるか聞く
2、武器が欲しいんですけど……
3、食品売り場は無事ですか?
4、そのほか自由明記
安価下
安価下コンマ判定
01~10 律子
11~20 ない
21~30 ない
31~40 美希
41~50 ない
51~60 ない
61~70 律子
71~80 ない
81~90 美希
91~95 律子
96~00 美希
ゾロ目で
「あぁ、竜宮小町のプロ――」
小鳥「律子さんですね!?」
「お、おぅ……って、アンタ誰だ?」
小鳥「へ?」
「竜宮小町の三浦あずさ、sproutの萩原雪歩、花鳥風月の四条貴音……で、誰?」
小鳥「……じ、事務員です」
「え、事務員なのか!? 新人かとばかり――」
小鳥「こーみえて2――げふんっです!」
「そ、そうか……」
あずさ「あ、あの~とりあえず……律子さんを」
貴音「小鳥嬢、雪歩、行きますよ」
「あぁ、待て待て、案内するから」
雪歩「律子さんも生きてる……」
今のところは好調みたい……
どうか、どうかこのまま……美希ちゃんも無事ですように
一旦ここまで
あとは美希だけ……順調?
再開します
安価下コンマ判定
01~10 無事
11~20 怪我
21~30 無事
31~40 怪我
41~50 無事
51~60 怪我
61~70 無事
71~80 怪我
81~90 無事
91~95 怪我
96~00 無事
怪我は 低 0~9 高 の10段階
判定38=怪我
怪我ランク
高 9 【8】 7 6 5 4 3 2 1 0 低
安価下コンマ追加判定
ランク8=重傷
01~20 右腕骨折
21~40 左足骨折
41~60 右足骨折
61~80 左腕骨折
81~90 精神的な傷(美希の……)
91~00 精神的な傷(黒化的な意味)
ごめん、中断
判定は53=右足骨折
逃げるときは……
再開します
小鳥「律子……さん?」
律子「あ、小鳥さん……って雪歩たちも!」
雪歩「……律子さん」
それは痛々しい姿だった
今までの私なら気絶していてもおかしくない
律子「あぁ、これ? 別にそんな心配しなくていいわよ?」
あずさ「律子さん。それは無理な話ですよ」
律子「……………」
貴音「骨折、しておられるのですね?」
貴音さんの質問に、
律子さんは小さく笑った
律子「ええ、そう。まぁ見て解る通りなんだけどね」
あずさ「よかった、よかった。この場所で。安全な、お店の中で……」
律子「あらあら、あずささんってば……」
あずささんは律子さんを抱きしめ、涙をこぼす
それを見て浮かぶのは、
もしもこの拠点が落ちたらという絶望的な未来
雪歩「…………」
そうなったとき、私達は律子さんのことを見捨てずに行けるのかな
ううん、そもそも美希ちゃんを探しに行くのなら――……。
貴音「……お二方にお訊ねしたい事があります」
律子「そうね。私も聞きたいことあるし……きっと同じ内容よね」
小鳥「だと思いますよ」
私たちが聞きたいのは美希ちゃんのことで、
律子さん達が知りたいのは
ほかのみんなのこと
雪歩「………………」
もしも知っていた場合、あるのは
死に別れか、律子さんが私たちと同じように探しに出て、美希ちゃんは脱出済みか
その2つに1つ
律子「私が知りたいのはみんなのことよ」
雪歩「私たちが知りたいのは、美希ちゃんのことです」
私の質問に対する答えは――
安価下コンマ判定 律子
01~10 知ってる
11~20 知らない
21~30 知ってる
31~40 知らない
41~50 知ってる
51~60 知らない
61~70 知ってる
71~80 知らない
81~90 知ってる
91~95 知らない
96~00 知ってる
知っている場合、一桁奇数で脱出済み
判定59=律子は知らない
安価下コンマ判定 あずさ
01~10 知ってる
11~20 知らない
21~30 知ってる
31~40 知らない
41~50 知ってる
51~60 知らない
61~70 知ってる
71~80 知らない
81~90 知ってる
91~95 知らない
96~00 知ってる
知っている場合、一桁奇数で脱出済み
判定45=美希脱出済み
律子「私は知らないわ」
あずさ「美希ちゃんならもう安全な場所に避難しているわ~」
貴音「それは真、ですか?」
あずさ「え? 真ちゃんじゃなくて」
小鳥「そ、そうじゃなくて、美希ちゃんが避難済みってことですよ!」
あずさ「え、ええ。本当よ~?」
本当?
美希ちゃんがもう、脱出してる?
なら、ならっ!
雪歩「みんなを見つけられた!」
一つ目の目的が終えられた、
みんなの生死を確認することができた……犠牲者もいたけど、でも。
ほとんどみんな……無事
律子「……みんなってことは、ほかの子も見つけられたってことよね? どこにいるの?」
貴音「そのことなのですが……」
律子さん、あずささんの2人には貴音さんが説明をしてくれた
みんながどうなったのかを。
時間なのでここまでにします。
まとまった時間が欲しい
全員の生死確認終了、あとは脱出……だけど
↓現在の状況↓
○生存
・萩原雪歩 ・四条貴音 ・秋月律子(右足骨折)
・如月千早 ・天海春香 ・三浦あずさ
・双海亜美 ・双海真美 ・音無小鳥
◎脱出
・水瀬伊織 ・菊地真 ・星井美希
×死亡
・高槻やよい ・プロデューサー ・社長
雪歩主に質問です。 モラルは0から9までの十段階の数値ですが、普通の一般人モラルは4か5のどちらですかね?
0とか1だと悪意の塊みたいなものかな。
可能なら0から9の全数値の目安を教えてください。
>>115
高 9 8 7 6 5 4 3 2 1 0 低
9=女神雪歩(頼めばいくらでも協力してくれる人)
8=大天使雪歩(頼めば家に泊めたりなどはしてくれる人)
7=天使雪歩(情報提供を無償でしてくれる人)
6=純白雪歩(多少警戒しつつも協力してくれる人)
5=白雪歩(同行はしても協力はしない人)
4=雪歩(警戒が強く、同行にも説得が必要)
3=偽雪歩(話を聞いてくれない、協力不可な人)
2=茶雪歩(唯我独尊な人。ただし、脅迫はするが、基本、暴力は振るわない)
1=灰雪歩(もはや犯罪に平気で手を染めてる人。暴力は振るうが、殺しはしない)
0=黒雪歩(気に入らなければ殺す、気に入れば何をしてでも手に入れる人)
つまり4が普通の一般人です
現在モール内平均モラルが7
人数は7の二倍の14としただけなので
正確な値ではないです
個人ではバラつきがあって
全体14人の二割
つまり2.8人 小数点切り上げで3人がモラルが通常以下っていう設定です
安価下コンマ判定 律子
01~10 減少無し
11~20 -2
21~30 -3
31~40 減少無し
41~50 -3
51~60 -1
61~70 -2
71~80 減少無し
81~90 -1
91~95 -4
96~00 減少無し
ゾロ目で減少値二倍
ただし、44でトータル-10に 77で減少なし
安価下2 あずさ
01~10 減少無し
11~20 -2
21~30 -3
31~40 減少無し
41~50 -3
51~60 -1
61~70 -2
71~80 減少無し
81~90 -1
91~95 -4
96~00 減少無し
律子、あずさ、共に精神減少値なし
律子「……そう、3人も亡くなっちゃったのね」
あずさ「やよいちゃんとはもう少し……お話したかったわ」
2人はそのことにショックを受けつつも、
精神的にダメージを受けることはなかった
雪歩「平気、なんですか?」
あずさ「ううん、もちろん悲しいわ……けど、だからこそ落ち込んでいられないと思うの」
律子「私達はみんなの分も生きなくちゃいけない。望んだ世界を取り戻さなくちゃいけないのよ」
貴音「……ええ」
小鳥「そうね」
みんな強い。
私なんかよりもずっと……ダメな子だなぁ私
雪歩「そう、ですね」
……これからどうするべきだろう
雪歩「とりあえず……説明しますね」
私達病院別ルート組の目的は、
生死不確定だった5人
美希ちゃん、あずささん、律子さん、小鳥さん、社長の確認
あずさ「じゃぁ、もう終わったのね~?」
雪歩「はい……だけど」
空からの救助が最も安全かつ確実だったけれど、
謎の光によって――
あずさ「あれは謎の光じゃなくて……たしかEMP攻撃とかいう名前だったと思うわ~」
貴音「し、知っているのですか?」
あずさ「知ってるってほどじゃないけれど、前に見た何かの本で似た現象が起こる何か的なもので書いてたの」
あずささんの説明によれば、
電子機器が全てダメになるわけではないらしい
といっても、この時代。
外部からの電波を誘導しないようなものなんて殆どないよね……
律子「……軍隊なら、その電磁バリアを積んだ輸送機くらい持ってそうな気がするわ」
小鳥「それなら助けに来てくれるんじゃないかしら!」
貴音「では、ここにとどまれば良いということですね?」
雪歩「そう、なのかな……」
もちろん、
それが一番嬉しい選択肢ではあるけれど、
果たして世界が私たちに。
ちがう、私に対してそんな優しい道を用意してくれているかな?
ううん、ありえないよ
私に用意された道はいつだって厳しいものだった
ほんの数日で私はそれを思い知らされた。
この身にも、心にも。
強く、強く刻み込まれた
世界が壊れ、人のモラルの欠如を見て、やよいちゃんを殺され、
沢山の命を刈り取って、プロデューサーを失い、
私は命をすくい取ってこの身にまとって来た
貴音「雪歩?」
でも、律子さんは足を……そうなれば置いていくしかない
雪歩「……………」
どうする? 私
いずれにしても厳しい道になると思うよ
1、ショッピングモールで待機
2、街に出て行く
3、そのほか、自由明記
まだ選択は無し
1の場合、待機日数7日程度でショッピングモールで過ごしてもらいます
その場合、
モラルの低い連中によるモールの制圧や、
精神的に弱った人によるモールの解放(<奴ら>の侵入)を防ぎつつ、
7日程度を無事に過ぎし切れば終了です
2の場合、4日程度で着くことのできる学校が集合地点となります
その場合、
<奴ら>、モラルの低い連中から逃げ切りつつ、
律子のペナは移動力の減少なので
律子がいる場合は倍近く時間がかかったりします
学校に着くことができれば終了です
それを踏まえたうえで
1、ショッピングモールで待機
2、街に出て行く
3、そのほか、自由明記
安価下
本当は外に出たい。
外に出て、今も生ける屍として動かされ続けているみんなを。
助けてあげたい……でも。
でもっ!
私には自信がない。
背負おうと思った、覚悟できた私ならなんでもできると思った
でも失敗して、殺されかけた
『貴音「無茶はいけません」』
『貴音「無意味な戦闘は避けるべきです」』
それらを無視した結果がアレだった
雪歩「貴音さん、ここに残りましょう」
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい..........
無力な私で、ごめんなさい……
※ショッピングモールに残ることになりました(救助まで最長7日)
とりあえずここまで
一番弱っているのは雪歩かもしれません
再開します
day00 (夜)
雪歩「………………」
それぞれに各部屋が与えられる。なんていうような場所じゃない
それでも、
ショッピングモールというだけあって独立した店は多い
女の人だけの集まりということもあるのかな?
招き入れてくれた男の人はその中の一つのお店を分け与えてくれて、
私達はそのお店で集まっていたけど、
みんな疲れているのか、
鍵がしまっていることを確認するやいなや、
すぐに横になってしまった
とはいえ、毛布はあっても敷布団はなく、
それは自分達で色んなお店から、
手頃なものを持ってくるしかないらしい
……これからどうしよう。
やると決めたことさえ、
中途半端に投げ出しちゃった……
そんな私がするべきことってあるのかな?
ううん、してもいいことなんてあるのかな?
ただただ誰かの命令に従って、
従順に過ごしているけでいいんじゃないかな
自分であれこれ決めたって、
どうせやり遂げることなんて……
しばらくここで過ごすなら、
ここから出ないで静かにしていたって良いよね?
雪歩「………………」
1、貴音のそばへ
2、律子のそばへ
3、小鳥のそばへ
4、あずさのそばへ
5、お店を出る
6、もう休む
7、そのほか自由明記
安価下
安価下コンマ
奇数で睡眠中 偶数で目を覚ます
判定0=目を覚ます
雪歩「…………」
ゆっくりと、
起こさないようにと近づいたつもりだったのに、
貴音さんは背後から這い寄る私に気づき、
体の向きを変え、私を見つめた
貴音「雪歩?」
雪歩「……起こしちゃいましたか?」
貴音「いえ、起きてしまっただけですよ。無駄に感覚が鋭敏になってしまったので」
元々、
貴音さんは周りの気配とかを察知出来ていたような感じだった
それがこんな世界になって更に鋭敏になったのなら、
それはもう……超能力者だよ
貴音「……それで? どうかしたのですか?」
雪歩「……あの、無茶したこと」
貴音「追求されるようなことはもうしないのでしょう?」
雪歩「え?」
貴音「無茶をした雪歩ならば、今回もまた救いに行くと出る決断をすると思いました」
ですが。と、
貴音さんは言葉を続けた
貴音「ここに残ると決めたではありませんか。ゆえに、私は責め立てる必要性はない。と」
雪歩「………………」
そうかもしれない。
もう、私自身で何かを決めて行動したりなんて……
貴音「……ですが雪歩。私は元々貴女の覚悟を否定するつもりはありませんでした」
雪歩「どうしてですか?」
貴音「『<奴ら>になってしまった人を救う戦い』と言いましたね? あれが真、心優しきお言葉だったからです」
貴音さんは少し嬉しそうに言うと、
私の頭を撫でてくれた
貴音「私でさえ<彼ら>は人外の化け物であると思い、そして駆逐していたのです」
雪歩「………………」
貴音「けれども、貴女は<彼ら>になった者達を思い、そのために力を振るった」
貴音さんの温かい手。
優しい瞳。優しい言葉
それらが私に触れてくる……
貴音「それは誰しもが出来るものではなく、しかしながら人間として一番大切な思い」
雪歩「ううん、誰だって出来ると思いますぅ……私にだってできたんですから」
貴音「おや、私にはできなかったのですが?」
雪歩「それは……」
私が言葉に詰まったのをいいことに、
貴音さんはクスッと笑う
貴音「周りが特別なのではなく、雪歩こそが特別であり、私たちはただ異常なだけなのですよ」
貴音さんは言う。
異常であることと特別であることは、
あまり大差のないことかもしれない。と
けれども、
異常であることと特別であることは、
決して同じではない。と
貴音「モラルの欠如した人間。貴女ならば目撃し、そして経験をしたのでは?」
雪歩「……うん」
貴音「それこそが異常である人間の末路ですよ。ゆえに、私は<彼ら>を殺すことに疑問を抱きすらしなかった」
雪歩「でも、それは生きるためで――」
貴音「生きるためになんでもしていいわけではない。だから法というものが存在していた」
貴音さんは悲しそうに呟き、自分の両手を何度も握り、開く
貴音「……雪歩、貴女は真、良き人間です。正しき人間です。自信をお持ちになってください」
雪歩「………………」
貴音さんはいつも、
いつも私のことを考えてくれて、見てくれて、
守ってくれて、話を聞いてくれて、
話をしてくれて、支えてくれてる……
1、貴音さんも……特別ですよ
2、ありがとうございます
3、ぎゅっとする
4、私は……特別なんかじゃないですよ
5、そのほか自由
安価下
雪歩「貴音さんも……特別ですよ」
貴音「ふふっ、そう見てくれているのであれば……私はきっと特別なのでしょうね」
雪歩「貴音さん……?」
貴音さんは悲しげに応えた
私の言葉を、嬉しそうにではなく、
悲しそうに受け止めた
なんで?
どうして?
だって、貴音さんは……
貴音「<彼ら>を殺すのも、人を殺すのも、何も変わりはしない」
雪歩「…………」
貴音「<彼ら>を平気で殺せるということは、人も平気で殺せるということ」
雪歩「それなら、私だってもっとひどくて残忍な殺し方をしちゃったのに……するんじゃなくて、したんですよ?」
貴音「それは雪歩の一時的な暴走であって、理性を残したものではなかったでしょう?」
貴音「止めるべき理性が認めてしまった。生きるために仕方がないと。殺すことが善である。と」
雪歩「そんなの仕方がないこと――っ!」
そこまで言って、ようやく気づく
それは仕方がないで片付けるべきではないと。
なのに、仕方がないで片付けようとしている自分に。
貴音「雪歩、解りましたか? もう、【仕方がない事】それで片付けてしまえるのですよ」
今はもう、
私たちを守ると同時に縛り付けていた法律は無くなってしまった
くわえて、<奴ら>化した人は殺さなければ生きていけない
という、生死につながる理由を持ってして【人殺し】を正当化させてしまった
雪歩「……人殺しの正当化」
貴音「ええ。人を殺しても、襲ってきたから。襲われると思ったから」
貴音さんはそう言いつつ、首を横に振った
貴音「それだけで終わり、【なら仕方がない】と、許容される」
雪歩「っ……」
貴音「その一言であらゆる手段を使おうと考える私はもう……異常者なのです」
貴音さんは異常者なんかじゃ……
貴音「雪歩は、私と同じ道を歩まぬよう……お願い致します」
違う、
違うよ……貴音さんは異常者なんかじゃない。
私のことを考えてくれてる。
私のことを思ってくれてる。
優しくて、温かい人だよ……。
何も、言ってあげられないの?
何も、してあげられないの?
貴音さんはこんなにも辛そうで、苦しそうなのに。
貴音さんにはしてもらうだけで……?
貴音「さて、もう休みましょう。雪歩」
貴音さんはそのまま目を瞑ってしまう
話が終わってしまう……
1、貴音さんは私にとっては特別です!
2、……私は貴音さんを異常者だなんて思いません
3、何も言わない
4、ぎゅっと抱きしめる
5、ごめんなさい……私のせいですよね
6、そのほか自由
安価下
ぎゅっと抱きしめた。
強く、強く……私が生きてること、
貴音さんが生きていることを教え込むように、強く。
貴音「ゆ、雪歩、少々息苦し……」
雪歩「本当に壊れちゃったら、何も感じたりはしません」
怒りも、悲しみも、痛みも、
何も感じない。
雪歩「だから、苦しいなら壊れてないし、異常者なんかでもないんです……」
そんなのただの自論でしかない
私が勝手にそう思ってるだけ
でも、それで何が悪いの?
その何が悪いの? 何も悪くないよ……
雪歩「貴音さんは私にとっては特別です」
貴音「………………」
雪歩「特別なんです……だから、異常者なんて悲しいこと言わないでください」
貴音「……ふふっ」
真面目なことを言ったのに、貴音さんは小さく笑った
雪歩「貴音さん、私はっ――」
貴音「ありがとう」
雪歩「貴音さん……」
貴音さんの腕が背中へと回ってくる。
片手が髪を撫でてくれる
貴音「雪歩、あなたが生きていてくれて良かった。貴女のそばにいられて良かった」
雪歩「………………」
貴音「出来るならばもう、戦いたくはありません」
雪歩「私もです」
もう、スコップを地面以外には突き立てたくない。
何日間ここにいればいいのかわからない
でも、救助が来るその時まで、
誰一人欠けずに生き残ってみせる。
死んじゃったみんなのためにも……。
抱き合ったままの私達は疲れのせいもあって、すぐに眠ってしまった
※day00を終了します
安価下コンマ一桁分回復
雪歩精神判定
判定=9
【day00 最終報告】
現在メンバー
・萩原雪歩 精神-6+9=+2
「生き残ろう、最後まで!」
・四条貴音 精神+2
「私にとっても、特別です。雪歩」
・音無小鳥 精神+2
「ひとまず安心ね」
・秋月律子 精神+2
「骨折で動けないのは辛いわ」
・三浦あずさ 精神+3
「お手洗いに迷わないといいけれど~」
□生死確認できたキャラ
○生存
・萩原雪歩 ・四条貴音 ・秋月律子(右足骨折)
・如月千早 ・天海春香 ・三浦あずさ
・双海亜美 ・双海真美 ・音無小鳥
◎脱出
・水瀬伊織 ・菊地真 ・星井美希
×死亡
・高槻やよい ・プロデューサー ・社長
主人公側の持ち物
雪歩【財布、ハンカチ、スコップ(大)、何かの鍵、懐中電灯、、お菓子、ねずみ花火】
貴音【財布、鉄の棒、ねずみ花火、】
小鳥【財布、携帯】
律子【携帯、財布、手帳】
あずさ【携帯、財布】
現在位置
【東京都内、ショッピングモール】
雪歩は+3です
とりあえずここまでです
ありがとうございました
【day00 最終報告(訂正)】
現在メンバー
・萩原雪歩 精神-6+9=+3
「生き残ろう、最後まで!」
・四条貴音 精神+2
「私にとっても、特別です。雪歩」
・音無小鳥 精神+2
「ひとまず安心ね」
・秋月律子 精神+2
「骨折で動けないのは辛いわ」
・三浦あずさ 精神+3
「お手洗いに迷わないといいけれど~」
□生死確認できたキャラ
□主人公チーム
・萩原雪歩 ・四条貴音 ・秋月律子(右足骨折)
・三浦あずさ ・音無小鳥
○脱出行動中
・如月千早 ・天海春香
・双海亜美 ・双海真美
◎脱出
・水瀬伊織 ・菊地真 ・星井美希
×死亡
・高槻やよい(雪歩の目の前で男により絞殺)
・プロデューサー(真美の身代わりで噛まれ<奴ら>化のち殺害)
・社長(戦闘により死去)
主人公側の持ち物
雪歩【財布、ハンカチ、スコップ(大)、何かの鍵、懐中電灯、、お菓子、ねずみ花火】
貴音【財布、ねずみ花火】
小鳥【財布、携帯】
律子【携帯、財布、手帳】
あずさ【携帯、財布】
day00終了時
全体人数14人
参考>>116
モラル(人数)
9(0人)
8(3人)
7(0人)
6(3人)
5(1人)
4(6人)
3(0人)
2(2人)
1(1人)
0(0人)
安価下コンマ判定
二桁目が1桁目よりも4以上大きい場合、上昇 3以下の場合は停滞
二桁目が1桁目よりも4以上小さい場合、減少 3以下の場合は停滞
安価下2で追加判定
上昇/減少するモラル位置を二桁目で
上昇/減少する人数を一桁で判定
判定① 8-1=7(上昇)
判定② 60 上昇位置6=6 上昇人数0=10
day01開始時
全体人数14人
参考>>116
モラル(人数)
9(0人) 8(3人) 7(3人)
6(0人) 5(1人) 4(6人)
3(0人) 2(2人) 1(1人)
0(0人)
※変動 6(3人)→6(0人) 7(0人)→7(3人)
「アイドル!? 俄然生きる気出てきたね!」
「まさかこの世界でアイドル見れるなんて思わなかったなぁ」
「アイドルと同居ktkr」
DAY01 (朝)
雪歩「ふぁ……んっ」
床の上ということもあって、
少し体が痛いけれど、
ゆっくり休めたのは良かった
貴音「……んっ」
雪歩「……………」
貴音さんはまだ眠っているみたい
起こさない方が良いよね?
……とりあえず、今日の行動予定を考えよう
まず、滞在中の生活用品を揃えたいけれど、
食料とかも欲しいかな……
電子機器が使えなくなった以上、
電子機器が制御してくれていたガスや電気系統のものは全て使えなくなった。と見ていいはず
生ものは全滅していると思うから、干物とか缶詰が良いかな
色々と考えたけど、どうしようかな
一人で探索するのは危険……かな?
誰か起きてる?
起きてるならその人と出るべきだよね
もちろん
2人だから安全なんていう保証はどこにもないけど
1人よりはずっといい
雪歩「……………」
1、起きてる人、いるかな?(判定アリ)
2、一人で出よう
3、貴音さんにちょっと悪戯しよう
4、そのほか自由
安価下
安価下コンマ一桁判定
01 律子
23 あずさ
45 小鳥
67 貴音
89 全員お休み中
ゾロ目で自由
判定4=小鳥
小鳥「あら、雪歩ちゃん」
雪歩「小鳥さん、起きてたんですね」
どうやら、小鳥さんが起きていたみたい。
起きていたというか、
目を覚ましたというか、
正気に戻ったというか……あはは
小鳥さんがいること忘れてたよ
ごめんなさい、貴音さん。
ちょっと変な話にされちゃうかも
小鳥「もうちょっとくっついていてもいいのよ?」
雪歩「いえ、起こしちゃうのもアレですから」
小鳥「あら。残念」
雪歩「あの、小鳥さん」
小鳥「ん?」
ちょっと変な妄想にふけったりするけれど、
小鳥さんは大人だし、
一緒に行動してくれればかなり助かると思う
と、思うけど。
どうするかとか何も決めてなかった……うぅっ
ううん、違うよ雪歩
小鳥さんと行動するんだから小鳥さんの意見聞かなきゃ
それでなくても、相手によって行動変えるべきだと思う……だから、考えてなくて良かった。
ネガティブに考えるんじゃなくて、ポジティブに考えなきゃダメだよっ
1、食料を取りに行きませんか?
2、生活用品集めませんか?
3、少し話しませんか?
4、そのほか自由明記
安価下
1、2の場合、同レス奇数で遭遇
判定44 悪ゾロ目
小鳥さんにお願いして朝食をとりに来たけれど、
そこはやっぱりあとから来た邪魔者な私たち
食品売り場にいた人達に睨まれてしまった
「ちっ」
「ぁ、その……」
「勝手に食料持っていくんじゃねーぞ。限りあんだから」
「ぇ、でも……」
「なんだよ、はっきりしろよ」
「うぅ……」
男の人だから。
ううん、そうじゃなくても怖かった
決して暴力を振るおうとする素振りはないけれど、
その言葉が暴力的で、怖くて……
震える私を庇って小鳥さんが前へと進み出た
「なら、食べ物が欲しい場合はどうしたら良いんですか?」
「金払って買えばいいと思うよ?」
「お金ならありますよ、元々払う予定だったから良いですよね?」
「ってもまぁ、この世界で金なんて役に立たないだろ」
「ふふっ確かにそうですね。でも、ここのお店の食品ですし、お金払えば持って行って良いわよね?」
「……勝手にしたら?」
小鳥さんの冷静で、優しく、
それでいて力強い言葉
それに負けたのか、
それとも大げさにするつもりはなかったのか、
みんな引いていく
「大丈夫よ、雪歩ちゃん」
「っ……はい」
この場所では、
私達は後からやってきた邪魔者
邪魔者なんだ……
安価下コンマ判定
コンマ60以上で遭遇
判定74=成功
小鳥「あまり落ち込まないで、ね?」
雪歩「解ってます……」
とはいっても、
邪魔者であるとこうも明確にわかってしまうと、
落ち込まないのはちょっと無理かな……
アイドルだからともてはやしてもらえるなんて思っていたわけじゃない
女の子だからと、丁重に扱って貰えると思っていたわけでもない
それでも、
みんなで協力していかなければダメになってしまうような世界だからこそ、
完全に受け入れられないとしても
あんなふうに明確な敵意を向けられるとは思っ――
「おねーちゃーん」
雪歩「きゃぁっ」
小さい女の子だった
小学生くらいの……まだ幼い女の子
「えへへ~アイドルだぁ~」
雪歩「ぇ、あ、えっと……?」
抱きついてくる女の子の扱いに困っていると、
近づいてきたのは、女の人だった
「こら、奈代。お姉ちゃんに迷惑かけちゃダメじゃない」
「ごめんなさーい」
雪歩「あ、う、ううん?」
女の人の子供……なのかな?
近づいてきた女の人は、
タンクトップに長ズボンという格好がすごく似合っていた
「ごめんね、この子好きみたいだから」
雪歩「いえ……ぁ、おはようございます」
小鳥「おはようございます」
「おはよう、私は歓迎するわ」
女性はそう言って笑った
奈代(7→奈4→代) モラル8
女性 モラル7
小鳥「よかったわ、受け入れてもらえて」
「まぁこんな世界だし……他人もなにも関係ないと思うのよね」
女性はそう言いつつ、
はしゃぐ女の子を見つめる
そういえば、
さっき何か違和感あったような気がする……
なんだったっけ?
小鳥「そう思ってくれる人、もう希少ですよね」
「それもまた、こんな世界だから……ね」
昨夜貴音さんと話した事。
【仕方がない】で片付けられてしまう
【人殺し】が正当化されてしまう
そんな世界……。
1、可愛い女の子ですね
2、普通に食料持って行っても良いんですか?
3、ここには元々いたんですか?
4、そのほか自由
安価下
1
……自由安価でこの「違和感」の正体探さないといけない感じ?
雪歩「可愛い女の子ですね」
「そうだねぇ、私もそう思うよ」
女の人は少しだけ悲しそうに笑う。
そこにどんな理由があるのか、
貴音さんなら解っちゃったりするのかな?
「あのさ、アンタ765プロのアイドルなんだよね?」
雪歩「は、はい」
「あの子にサインでも書いてあげてくれないかな? お金なら払うし」
雪歩「え?」
「あの子、アイドル好きらしいからね。記念にさ……って言っても」
楽しそうな声色からは想像できない、悲しそうな笑み
「こんな世界で記念なんて作らない方が良いかもしれないけどね」
雪歩「………………」
「ごめん、悪いこと言っちゃったかな?」
私がうつむいたせいか、
女の人は申し訳なさそうに笑う
小鳥「雪歩ちゃん……」
こんな世界で記念は作らない方が良い
本当にそうなのかな?
悪いことの思い出になってしまかもしれない。
それを見ることで、
直った世界でもまたその悪夢を思い出すことになるかもしれない
でも……。
1、いいですよ、書きます
2、記念は必要です……だって、生きてるって実感できるじゃないですか
3、生きていた証として……渡します
4、ごめんなさい
5、貴女にも書きますね
6、そのほか自由明記
安価下
5+2
ひょっとして……奈代ちゃんのお母さん、亡くなってる……?
女の人は「拾った」のか、託されたのかわかんないけど
ごめん、時間なのでここまでで中断します
奈代はコンマで出てきたから名前ついてるだけで
どこかの作品から出したとかではないです
女性の方も、ほか作品からの参考はしてないですよ
基本、アイマスキャラ以外はその場しのぎの簡易なオリキャラです
再開します
雪歩「記念は必要です!」
「ん?」
雪歩「だって……だって、生きてるって実感できるじゃないですか」
辛いものになるかもしれない、
苦しめるものになるかもしれない。
でも……でもっ
『やよい「ハイっターッチ、イェイ!」』
小鳥「雪歩ちゃん……」
雪歩「その人たちが、生きていたって……証明できるじゃないですか……」
「……まぁ。そうだろうね」
奈代「あーっ美味しそうなお菓子ー!」
女の人の視線。
その先で笑う女の子……やっぱり
雪歩「あのっ……貴女の分も書かせてください!」
「え?」
雪歩「生きてるっていうこと……実感して欲しいんです」
「あははははっ」
雪歩「な、なんで笑うんですか?」
「ごめん、悪気はないよ。でも、随分と自信たっぷりに言うもんだから」
雪歩「そ、それは……」
女の人は面白そうに笑う。
馬鹿にしているわけではないとわかるけど、
なんだかちょっと傷つく
「私はアイドルを好きだなんて一言も言ってない」
雪歩「…………」
「そんな私を生きている実感ができるほどに喜ばせられる。その根拠は?」
1、決まってるじゃないですか。私が――アイドルだからです
2、そんなのありません。でも、やれることをしたいから
3、うぅっ……嫌い、なんですか?
4、そのほか自由明記
安価下
言える……大丈夫だよ、雪歩
今まで、ずっと言えなかった言葉。
胸を張って言えなかった言葉。
自信がなかった私は、
どんなことでだって、自信を持って主張できなかった
でももう、いいんじゃないかな。
雪歩「………………」
私はもう、背負っているものが違うんだから
やよいちゃんの分も生きると決めた
それは、やよいちゃんの分も、だからっ
雪歩「決まってるじゃないですか。私が――アイドルだからです」
小鳥「!」
「へぇ……」
胸を張って、前を向いて、
女の人をまっすぐ見つめて、私は言う
雪歩「それが、私が貴女を喜ばせられるという自信の根拠です!」
「穴掘って埋まったりしないの?」
雪歩「え?」
「あははっアンタは十分、トップアイドルだと思うよ。私は」
女の人は嬉しそうに笑いながら、
私の頭をポンポンと叩く
雪歩「っ……」
小鳥「自信、持っていいのよ。雪歩ちゃん」
「ありがたく頂戴しておこうかな、sproutの萩原雪歩ちゃん」
雪歩「あ、アイドル嫌いなんじゃ……」
「好きと言ってないと言っただけで嫌いとも興味ないとも――言ってないけどね?」
いい笑顔だった。
それだけでもう十分なんじゃないかなぁ
そんなふうに思いつつ、
私は2人にサインをプレゼントした
安価下コンマ一桁判定
数値分精神+
判定8=+8+3=11→最大値は10なので=10
必要としない人がいる。
でも、必要としてくれる人がいる。
いつだって、何だってそうだったんだ
私たちアイドルを支えてくれるのは、ファンのみんな
そのファンだって、最初は私達になんて興味なかったはず
でも、ファンになってくれた
それは、努力して、努力して……頑張ってきたからこそ。
雪歩「ここでも、頑張ればいいんですよね?」
小鳥「ええ、そうよ。頑張れば良いの。でも、簡単じゃないわよ?」
雪歩「解ってます、生きること自体が難しいですからね」
別に達観しているわけじゃない
こんな世界になってようやく気付いたこと
ううん、こんな世界だからこそ――気づけた事なんだ
雪歩「どんなことでも挫けず前向き頑張ります。だって、アイドルですから」
とりあえず、食料を確保できた私たちは、
みんなのところに戻り、
時間も結構経っていたこともあって、
みんな起きていたから朝食をとることにした
1、貴音と交流
2、小鳥と交流
3、律子と交流
4、あずさと交流
安価下
交流相手決まったところでここまでにします
ありがとうございました
「雪歩さん、応援してますねーっ」
確かに、響がいない……つまり
元からこの世界には我那覇響という存在はなかった……?
しかし、我那覇響という存在が割り込んだことで世界の調律が乱れ、
トーチが生まれるようになってしまった……と
【day01 途中報告】
現在メンバー
・萩原雪歩 精神10
「私はアイドル」
・四条貴音 精神+2
「私にとっても、特別です。雪歩」
・音無小鳥 精神+3
「成長したわね、雪歩ちゃん」
・秋月律子 精神+2
「骨折で動けないのは辛いわ」
・三浦あずさ 精神+3
「お手洗いに迷わないといいけれど~」
□生死確認できたキャラ
□主人公チーム
・萩原雪歩 ・四条貴音 ・秋月律子(右足骨折)
・三浦あずさ ・音無小鳥
○脱出行動中
・如月千早 ・天海春香
・双海亜美 ・双海真美 ・我那覇響
◎脱出
・水瀬伊織 ・菊地真 ・星井美希
×死亡
・高槻やよい(雪歩の目の前で男により絞殺)
・プロデューサー(真美の身代わりで噛まれ<奴ら>化のち殺害)
・社長(戦闘により死去)
主人公側の持ち物
雪歩【財布、ハンカチ、スコップ(大)、何かの鍵、懐中電灯、、お菓子、ねずみ花火】
貴音【財布、ねずみ花火】
小鳥【財布、携帯】
律子【携帯、財布、手帳】
あずさ【携帯、財布】
現在位置
【東京都内、ショッピングモール】
ごめん、響が抜けてたとは……
>>207
アイマスの釘宮さんがご執心なのはやよい
つまり、ミステスは……やよいか
今日はちょっと無理そうです
お久しぶりです、再開します
雪歩「律子さん」
律子「あら、雪歩。どうかした?」
雪歩「どうかしたわけじゃないんですけど……」
律子「そう? 昨日の夜見た雪歩よりもずっと良い顔してるけど?」
嬉しいって気持ちが
前向きに生きていこうって意欲が
表情に出ちゃっているらしい
思わず顔を隠すと、律子さんは小さく笑った
律子「あんな追い詰められてる雪歩よりも、ずっと良いと思うわ」
雪歩「……気づいて、いたんですか?」
律子「当たり前じゃない。……あの人には劣るとしても、プロデューサーなんだから」
あの人……今はいない。
ううん、もういない。もう会えないプロデューサー
私達をお世話してくれた、アイドルとして立派に育ててくれた
私が唯一、近づくことも、触れることもできる男の人
雪歩「っ……」
律子「……雪歩、私。上半身なら平気よ」
雪歩「律子……さんっ」
律子さんは私に微笑みかけ、
その両手をバッと開いて待ってくれていた
律子「どうする? 私じゃ不満かしら?」
雪歩「………………」
1、律子に抱きつく
2、大丈夫、です……泣かないって、決めましたからっ
3、貴音に抱きつく(信頼補正)
4、そのほか自由選択
安価下
ゆっくりと
雪歩「我慢できるって……思ったんですっ」
律子さんに近づいていく
律子「できてないわよ。あんな死にたがりみたいな顔してたんだから」
そんな皮肉みたいな言い方も
雪歩「ふふっ……そう、ですよね」
事実である以上は受け止めるしかなくて
プロデューサーや、やよいちゃん。社長が亡くなったこと
もう二度と会えないことも。
やっぱり受け止めるしかなくて、
でも、あまりにも大きすぎることだったから
律子「頑張ったわね、雪歩」
律子さんに抱きつき、抱きしめられ
私は弱さをさらけ出してしまった
大きく泣いた、今まで強がって、強がって
受け止めたなんて言いながら押し隠してきた気持ちを全部精算するように
私は隠すことなく、抑えることなく
声を出して泣いてしまった
雪歩「うぅ……グスッ」
律子「……もういいの?」
雪歩「はいっ……もう、大丈夫です」
強がったりなんかせず、
押し隠したりなんかせずに
私は笑顔でそう答えられた
雪歩「ありがとうございました、律子さん」
律子「良いって。小鳥さん達がしてあげなかったっていうのも悪いしね」
雪歩「えへへ、それはその……私が全面的に悪かっただけなんです」
小鳥さんやあずささんに会えたのはついさっきと言っても過言じゃないほど最近だし、
貴音さんにはずっと助けられてきた
なのに、頼ってというその手を私は払い除け、
がむしゃらに、そして無謀に突き進んできてしまった
雪歩「貴音さんには本当に感謝してます」
律子「貴音さん……ね」
馴染んだこの呼び方も最初は四条さんだった
響ちゃん、貴音さん、私の三人だったころ。
スーパーでの時に変えたんだよね
最初は貴音さんに迷惑をかけた際、
頼まれたから。そのつもりだった
でも、今は……どうだろう。
今は、罪悪感とかじゃなくて
信頼できる人として名前で呼んでる
雪歩「ずっと……ずっと一緒にいてくれたんです」
どんなわがままも受け入れてくれて
辛いこと、苦しいこと、戦うことから私を守ってくれていて
あの悲劇も自分が悪いから。と、肩代わりしようとしてくれて
私のために、その命ですら投げ出そうとしてくれて
雪歩「貴音さんがいなかったら、私。きっとここにはいないと思います」
律子「そっか……貴音も雪歩も。ずっと頑張ってきたのね」
雪歩「頑張ったのは貴音さんだけです。私はただ、無茶をしてきただけです」
本当に無茶ばかり。
伊織ちゃんの家を出る時だって
本当は一人で行くつもりだった
あのおじいさんの家を出るときも
病院を出るときも
戦っている時も……ずっと、ずっと
律子「この世界で生き抜くこと自体、無茶するしかないでしょうに」
雪歩「それもそうですけど……私は全部一人でやろうとしてましたから」
律子「ああ、それは無茶だわ」
律子さんはクスッと笑って言う
今でこそ、今だからこそ平気で話せること
今の気持ちを忘れちゃいけない、今の思いを忘れちゃいけない
振り向いたっていい、振り返ったっていい
でも、そのまま歩くな、前を向いて、上を向いて……歩いていこう
じゃないときっと……何もかもを失ってしまうから
day01 (昼)
朝食が遅かったこともあって、
お昼はとらなくて済むことになった
とはいえ、
気づいたことだけど、お手洗いって流したりできないよね……?
かといって……うぅっ
これはさすがに前向きに考えられる要素がないよ
えっと……とりあえず
このままボーッとしてるのもアレだから
誰かと話す?
それとも誰かを誘って散策したりする?
1、話す(律子、貴音、あずさ、小鳥 から選択)
2、散策(貴音、あずさ、小鳥から連れを選択)
3、ぼーっとしてよう
4、そのほか自由
安価下
雪歩「あずささん」
あずさ「雪歩ちゃん、辛かったなら私に来てくれても良かったのに~」
雪歩「ぅ……」
同じ部屋にいたんだもんね。
みんなに聞かれたよね……でも、
はしたなく泣き尽くした私に対して
何も言ってこなかったあたり、
ここにいるみんなはやっぱり大人だなって思った
成人してるのはまだ2人だけど。
あずさ「うふふっまぁ、元気になったんだし、良しとしましょ~」
雪歩「は、はい」
あずささんに抱きついたりしたら窒息しそうな気がするし
いや、貴音さんも……えへへっ
……あっ
安心したとたんちょっとおかしな考えが……
あずさ「とにかく~雪歩ちゃん」
雪歩「なんですk――」
聞き返そうとした瞬間、
あずささんは真下へと隠れるようにしゃがみ、
ぶわぁっと、
足元から上へ駆け上がる風を体に感じ
垂らしていた両手が布のようなものを肌に感じた
あずさ「脱ぎましょ、これ」
雪歩「ちょ、ちょ、ちょっとまままってくださぁい!」
慌てて押さえ込み、
脱がされるのをなんとか阻止した
雪歩「いきなり何するんですかぁっ!」
あずさ「だって、そん何汚れた服じゃ嫌でしょ~?」
雪歩「それはそうかもしれませんけど……」
いきなり脱がそうとするのは勘弁してください……
あずさ「幸いここにはお洋服屋さんもあるみたいなの~」
雪歩「えっと私が脱いだあとの服は……」
あずさ「ぁっ……お、お洋服屋さんが」
雪歩「も、持ってきてなかったのに……」
持ってきてないのに脱がされた私はどうしてれば良かったのかな
下着のまま部屋で待機……うぅっ
考えただけでもう限界ですぅ
あずさ「ご、ごめんなさい。脱がさなかったし……ね?」
雪歩「別に気にしてませんから。それより、お洋服屋さんってどこにあるんですか?」
あずさ「案内するからついてきてくれるかしら~」
雪歩「えっ」
1、あずささんに案内をお願いする
2、場所を聞いて別の人と行く
安価下
雪歩「あ、あずささん」
あずさ「なにかしら~」
雪歩「その、場所だけ教えてくれれば……」
あずさ「そうよね……」
急に落ち込んじゃった……?
やっぱり案内して貰った方が――
あずさ「私に案内されても、迷子になるだけだものね……」
雪歩「えぅっその、あの……」
あずさ「うふふっ、冗談よ~」
困り果てた私に対して、
あずささんは嬉しそうに笑ってみせた
あずさ「雪歩ちゃんのそういう反応が見たかったの~」
雪歩「そういうって……ちょっと不安に」
あずさ「しばらく一人だったから、誰かとおふざけしたかったの」
雪歩「あっ……」
みんなを探して出てから
あずささんはずっと一人だったんだ
あずさ「雪歩ちゃんと貴音さんがいなかったら私も音無さんもいなかったわ」
雪歩「私はそんな……」
頑張ったのは私じゃない、貴音さんだよ。
でも
あずさ「ありがとう。雪歩ちゃん」
雪歩「……………」
あずささんの手が私の頭に触れてくる。
貴音さんとはまた違う感触
……無茶ばかりだった。
その無茶で失ってしまう人もいた
でも、救うことができた人も……いたんだよね
あずさ「うふふっ、じゃぁお洋服屋さんの場所だけど――」
あずささんはそれを教えようとしてくれたのかな。
雪歩「ありがとうございます」
あずさ「いえいえ~」
あずささんの笑顔
それを見ることができるのも、無茶な頑張りのおかげなんだよね
1、貴音と移動
2、小鳥と移動
3、貴音、小鳥、あずさから複数(2人まで)
安価下
雪歩「やっぱり、あずささんもいきませんか?」
あずさ「え?」
雪歩「走り回ってたんですよね。ずっと」
あずささんの服も、
あちらこちらが破れたりなんだりで、ボロボロ
このままだと……男の人に狙われそうで怖い
いざっていう時は当然スコップを使って守るつもりだし
もちろん仕方ないと割り切るつもりはない。
だからこそ、少しでもそうならなくていいようにした方が良い
あずさ「じゃぁ、一緒に行こうかしら~」
雪歩「あとは、貴音さんも」
貴音さんは私以上にボロボロ
かつ、血だらけというもっと酷い状態のまま
貴音さんも一緒に誘い、
律子さんを小鳥さんに任せた私たちは
お洋服屋さんへと向かった
ちょっと用事
戻れそうにない場合は今日はここで終わりです
あずささんは幅広い分野の知識があるため
行動の際にあずささんを連れて行くといいことがあるかもしれません
もちろん、その分色んな意味で危険性も高いけど
貴音は勘の鋭さや、気配を察知したり、
その上多少の戦闘力もありながら相手に対して説得などを試みることがあるので
行動の際、人に出会ったりした時にかなり役立つと思います
つまり、この2人連れて行くと大体安全
再開します
同時に判定安価下
01~25 一般人接触判定
26~40 精神的に弱っている人
41~65 接触なし
66~80 誰かに見られているような……
81~90 外で叫び声(新しい住人 モラル不明瞭)
91~00 接触なし
精神的に弱ってる人=モラル4の1人
追加で判定安価下
コンマ一桁分が精神の-値
モラル4(-5) 性別は奇数だったので女性で
雪歩「結構いろんなお店があるんですね」
あずさ「そうみたいね~うふふっ、なんだか貸し切ってるみたい」
貴音「本来は数百もの人々が行き交うしょっぴんぐもぉるですからね」
確かにこういうショッピングモールじゃなくてもいい。
普通のお店とかでだって
こんなに静かなことはないと思う
すぐそばを歩く女の子や、男の子の話し声や笑い声
椅子に座って電話する会社員の人とか……
それらが交じる足音がここには――
「………………………」
ザッザァァッ.......ザッ.........ザァァァッ
そんな不気味な音を響かせながら、
その女の人は歩いていた
ううん、歩いていたんじゃない彷徨っていた
あずさ「あ、あの~……」
「…………………」
足を引きずって歩くその人は
靴を履いておらず、擦り切れてしまいそうなほどボロボロな靴下を履いていた
貴音「……雪歩」
雪歩「え?」
貴音さんは私の腕を引き彼女のために道を開く
止められないと思ったのか、
止めるだけ無駄だと思ったのか
ボロボロで、満身創痍な女性は私たちの横を通り過ぎいく
におったそれは私達が慣れてしまった血肉の香り
それよりもわずかに腐敗した、鼻を覆いたくなるような臭い
「…………………………」
雪歩「………………」
私には何もできないのかな?
あの人に……元気になって貰うことは出来ないのかな?
貴音「あの人は……大切なものを失われたのでしょう」
雪歩「え?」
あずさ「そうね……履いていた靴下は明らかに女性用じゃなかったものね」
雪歩「……………」
未だ不気味な音が響いてる廊下
少し目を凝らせば女性の背中が見えてくる
貴音「私達には触れるべきではない領域もあります」
雪歩「でも」
私もそうだった
私も大切なものを失って
あの人と同じようになって……けど
私には貴音さんが、みんながいてくれた
信頼できる人たちが――でも
あの人には……何も残ってない……?
1、待ってください!(女性を呼び止める)
2、……そうだよね。無謀な賭けで心をえぐるなんてだめだよね
3、悔しいよ……何もできないなんて
4、……貴音さん、私
5、そのほか自由明記
安価下
雪歩「悔しいよ……何もできないなんて」
精神的に大きな傷になるようなものじゃない
だけど、何もしてあげられないことが悔しかった
自分と似た境遇のあの人に……私は
貴音「万能な人間などおりません。できないことがあって当然でしょう」
雪歩「それは……痛いほど解ってます。でも」
あずさ「でも、何かしてあげたい?」
雪歩「……はい」
貴音さんもあずささんも、
私の心を簡単に読み取って言葉を引き出してくる
圧倒的に足りない人生経験の差
私には解らなくても、2人になら……出来ることが解るのかな
あずさ「正直、部外者が口を出すべきではないと思うの……」
貴音「ええ。私達の物差と彼女、いえ自分以外のみなとは物差が違うのですから」
貴音さんは両手の指を開き、大きいのと小さい幅のを私に見せた
貴音「例えば、春香のおにぎりを私が食べたとしましょう。春香はどうするでしょうか?」
雪歩「え、えっと……それは、う~ん……」
春香ちゃんって基本的に怒らないし、
食べ物に煩いわけでもないから
怒るというより……お腹すいてたんですか? なんて普通に流しそうな気がする
貴音「ふむ。春香では駄目ですね。真美のおにぎりを亜美が食べた場合はどうでしょうか」
雪歩「あ、それなら怒ると思います」
あずさ「そうねぇ~じゃぁ。宥めるときに雪歩ちゃんならなんていう?」
雪歩「宥める時?」
真美ちゃんと亜美ちゃんが喧嘩している時に、
なだめるとしたら……?
雪歩「まだあるから。私のを上げるよ……かな」
あずさ「うふふっ雪歩ちゃんは優しいのね~。さて、真美ちゃんは果たして収めてくれたかしら?」
雪歩「えっ?」
貴音「真美が残していたのが大好物の。楽しみにしていたもの」
あずさ「一方で、雪歩ちゃんが差し出せるのはそれとは違うもの。だとしたら?」
雪歩「そ、それは……」
楽しみにしていたものの代わりに、
特に欲しくもないものを差し出されたって
きっと……喜ばないし、収まることだってない
ううん、むしろ騒ぎは大きくなるかもしれない
あずさ「そういうことよ。雪歩ちゃん」
雪歩「……………」
貴音「いきなり何かをすることは不可能でしょう。ですから、私たち人間は言葉を持つのではないのですか?」
貴音さんは自分の唇に指を当てる
これを使うべきなのでは? と、
私の悔やむ心に光を与えてくれる
貴音「他人であれば知り合いに、知り合いであれば友に」
あずさ「私達だって、最初は他人だったのよ?」
雪歩「っ……」
貴音「千里の道も一歩から。その手を差し伸べられる距離まで……近づいて差し上げましょう」
雪歩「貴音さん……」
私には何もできないって思ってた
ううん、実際には何もできない
あの人のことを何も知らない
あの人が苦しむ理由だって何も解らないのだから
でも、一気に助け出そうとしか考えてないから思考が止まる。
まずは何をするべきか、あの人の悩み、苦しみではなく、
あの人自身のために何ができるか……だよね
あの人には何も残らなかった
残らなかったなら……また新しいものを作り出してあげればいい
何もできない中の、たった一つの道
雪歩「…………………」
1、今すぐ追おう
2、まずは、服を着替えようかな
3、ありがとうございます、貴音さん。あずささん
4、そのほか自由言動
安価下
雪歩「そうですね、でも。まずは服を着替えようかな」
貴音「ええ、このままでは――……おや、雪歩」
雪歩「なんですか?」
貴音「いえ、なんでしょうか……雪歩から離れるべきな気がしてならないのですが」
貴音さんは急にどうしたんだろう?
私が貴音さん達を着替えさせたいって思ってることバレちゃってるのかな?
まだテレビ出演も殆どない時にやっていた生っすかサンデー
あそこで真ちゃんの改造計画をやったせいだよね
雪歩「えへへ」
貴音「わ、私はその……自身で服を選ぶことは可能ですよ?」
雪歩「でも、貴音さんってドレスみたいな服ばかりですよね?」
貴音「それは……」
雪歩「動きやすい服とか、あまりなれてなさそうな気がするんですぅ」
貴音「あの……」
雪歩「大丈夫ですよ、私は真ちゃん達で慣れてるので」
貴音「あずさ、あずさ!」
あずさ「あらあら~すっかり元気になっちゃったのね~」
安価下コンマ判定 人と接触
40~60 モラル一桁 44、55で精神ー4の女性
接触なし
雪歩「……ちょっと、やりすぎちゃったかな」
貴音さんは少し離れたところでいそいそと自分の着る服を探し、
あずささんは……うん。
どこかに行かないようにちゃんと見てるから問題ないよね
雪歩「貴音さん、スタイル良いのになぁ」
女の子らしいというか
モデルっぽいというか
貴音さんのグラマラスなボディにはなんていうか、えへへ
もちろん、あずささんの方が胸囲的な意味で上だけど
総合的に見て、貴音さんの方が着せ替え……コホンッ
貴音「……………」
貴音さんは逃げ出した
半分は冗談のつもりだったんだけどなぁ……
1、貴音のところへ
2、あずさのところへ
3、おとなしく一人で着替え
安価下
あずささんと一緒にいよう
じゃないと、どこかに行っちゃうかもしれないし
雪歩「あずささん、着替える服見つかりましたか?」
あずさ「う~ん……今一決まらなくて……」
雪歩「ろ、ロングスカート……」
初期の服装は仕方がないとしても、
着替えられる現状でロングスカートは自殺行為じゃ……
雪歩「どっかに引っ掛けて転んだりするかもしれないじゃないですか、ダメです……ダメ!」
あずさ「じゃぁ~……雪歩ちゃんとおそろいのワンピース~」
雪歩「私も着替えますから、このままじゃないんですよ?」
あずさ「あらー? じゃぁ、普通にショートパンツとか、ジーンズとかの方がいいのかしら」
雪歩「……そうですね、このままここで留まっていられるなら、自由な服装で問題ないですけど」
ここが必ずしも突破されないとは限らない以上、
服装は動きやすいものであるべきだもんね
貴音「動きやすい服装ならば、最も適したものがあるかと」
雪歩「あ、貴音さ……ん?」
貴音「どうですか、雪歩」
雪歩「えっと……」
ジャージ?
えっと、確かに動きやすい服装だし
レッスンの時なんかは大体ジャージだけど……
あずさ「そうね~ジャージでも良いと思うわ」
雪歩「えっ」
一応アイドルなんだし、
服装はちゃんとしたものの方が良いような気もする
でも、動きやすさはジャージが良いよね
1、ジャージで
2、いや、やっぱり服を着ましょう
安価下
雪歩「や、やっぱり服を着ましょう!」
貴音「雪歩、しかし動きやすい服装は――」
貴音さんは明らかに目を逸らす
私から。
それはつまり……
雪歩「私に弄られたくない……ですか?」
貴音「そういうわけではっ」
雪歩「もちろん冗談でした。だから……そこまで引かれるのは寂しいです」
なんだろう
なんでこんなつまらない気持ちになってるんだろう
貴音「私はただ……動きやすいものとはこれだと以前から思っていただけで……」
雪歩「えへへ……知ってます」
そう答えて貴音さんに背を向ける
あちらこちらへと視線をさまよわせ、
動きやすそうで、おしゃれなものを選び取っていく
貴音さんと仲良くなりたかっただけなのに
何してるんだろう……私
貴音「雪歩」
考え事をしていた私
そのせいか怠っていた注意を一気に呼び覚ます
貴音さんの声が耳元で聞こえた
雪歩「っ」
いつの間にとなりに来たんだろう……全然気付かなかった
貴音「私はただじゃぁじならば。と思っただけ。それ以上でも以下でもありませんよ」
雪歩「でも、私が貴音さんを着せ替えしたいっていうのに引きましたよね?」
胸がなる
こんな平凡な問でなぜ胸がたかなり、
こんなにも緊張し、恐るのか。私には解らなかった
貴音「雪歩」
でも
貴音「私は雪歩にならば命すらも捧げられるのです。着せ替えくらい。お受けいたしますよ」
そのとき見た貴音さんの笑顔
その時に感じた鼓動は
さっきまで感じていたものとは違うような気がした
安価下コンマ判定
奇数で訪問イベント
day01 (夕)
私たちが集まるショッピングモールの一店舗
その扉が叩かれた
「あのさ、ちょっといいかな」
雪歩「はい、なんですか?」
警戒心が強くなった私たち
それでなくても女の子たちの集まりだしね
扉越しに、要件を訊ねた
「一応、夕食は全員で集まって。と考えているんだけどどうかな?」
先にいた人達はそうしてきたのかな
それとも、私たちが来たからこその提案?
雪歩「……………」
「あぁ、もちろん。無理にとは言わないよ」
中断します
なんか変な方向に……
再開します
普段と違うPCなので色々ミスるかも
無理にとは言わないのなら
断ることもできる……けど
断ったりしたら周りからの印象が悪くなったりしないかな?
それにみんなで食べるなら情報交換とかもし易いし
交流だって……出来る
でも、律子さんの状態を考えれば
少なくとも律子さんは残していかなきゃいけない
全員は……確実に無理
1、断る
2、律子を残して全員で行く
3、代表者(2名以上)で行く
4、そのほか自由明記
安価下
雪歩「律子さん、一人でも大丈夫ですか?」
律子「何言ってんのよ。みんなが来るまで私はここでずっと一人だったのよ?」
雪歩「……そう、ですね」
出来るなら連れていくべきだと思う
でも、私達女の子しかいない状態では
律子さんを支えて階段を上り下りしたりすることは
簡単なことじゃない
かといって……ここにいる他の人はまだ協力して貰えるかどうかわからないし……
小鳥「誰か律子さん以外に残した方がいいんじゃない?」
あずさ「私もそう思うわ~。理由を話せば解ってくれると思うの」
小鳥さんとあずささんのいうことも正しい
だけど、大人である小鳥さん、あずささんを残すのは避けたい
もちろん舐められるつもりはないけど
朝みたいなことがないとは言えない
だから、できるだけ大人数
出来るだけ大人を連れていきたい
……私が残る?
ううん、みんなに行かせて私だけ残るなんてできないよ
かと言って貴音さんを残すのも
戦力的にも、その他の理由でもダメ
だから……
雪歩「律子さん、ごめんなさい」
律子「良いって、私は大丈夫。だけど……食事持ってこなかったら許さないからね?」
眼鏡の奥
その強い瞳が私を見つめていた
雪歩「はいっ」
貴音「では行きましょうか」
「来てくれるのか?」
小鳥「私達4人ですけど、行きます」
全員集まっての食事
それがどんな展開になるのか
それが吉と出るか凶と出るか
道中の考えでは全く判らなかった
参考
モラル(人数)
9(0人)
8(3人) 奈代、男性A、男性B
7(1人) 女性
6(2人) ??、??
5(1人) ??
4(6人) 女性(-4)、??、??、??、??、??
3(0人)
2(2人) ??、??
1(1人) ??
0(0人)
やっぱりある程度仲が良い人たちで固まってるよね
奈代「あっおねーちゃん!」
雪歩「こんにちは、奈代ちゃん」
あずさ「あらあら~可愛い女の子ね~」
あずささんも嬉しそうだし、
奈代ちゃんもやっぱり嬉しそう
貴音さんも2人を微笑ましそうに見ているけど
なんだろう
なんだか複雑そうな表情だった
男性A「さて、席は自由席だ、どこに行ってくれても構わないよ」
とは言っても、みんな場所は近い……
だよね、部屋自体がそこまで広くないし
1、奈代&女性A
2、低モラル3人組(2、2、1)
3、モラル6、モラル5
4、女性B(精神-4)
5、モラル6、男性A、男性B、モラル4
6、モラル4、モラル4
7、モラル4
8、自分たちだけで食べる
安価下
モブはこの交流で適当に名前付けるかもしれません(女性/男性表記13人はキツイので)
雪歩「あの……一緒でもいいですか?」
「あ?」
「んだよ」
「勝手にすりゃいいんじゃねーの?」
悪い人たちと一緒は怖い
でも、全員集合のこの場所だからこそ、
攻められることだって思う
ここならもしも乱暴されかけても
みんながいるから大事には至ったりしないはず
そもそも、ここから追い出されたりしないために
この人たちは暴力とかは多分しない……ここでは。かもしれないけど
①Y②
X Z
③④
席的には座れる……というか開けて貰えてるのがこの4つ
う~ん……
Y=モラル1 X、Z=モラル2
①に座る人 安価下
②に座る人 安価下2
③に座る人 安価下3
④に座る人 安価下4
①Y②
X Z
③④
↑参考
ここは貴音
あずささん
小鳥さん
①Y②
X Z
③④
①=貴音
②=あずさ
③=小鳥
④=雪歩
貴音さんとは離れることになってしまった
貴音さんとあずささんに挟まれる形の男の人が一番危険
貴音さんはそう判断し
私をそこには行かせないように座らせたから
本当ならあずささんと小鳥さんの場所は逆だったけど
私をカバーする役割として小鳥さんが配置されることになった
男の人が隣にいる
こんな状況だからこそ貴音さんには隣にいてほしい
でも……ここのグループに入ると決めたのは私だから
このくらい……我慢しなきゃ
Xを>>282投稿時間から 7.73=七泉(ななみ)
Yを>>283投稿時間から 1.76=稲村(いなむら)
Zを>>284投稿時間から 4.17=椎名(しいな)
全員苗字で
とりあえず今日はここまで
ありがとうございました
再開します
七泉「俺らのところに来るなんて、物好きなヤツもいるんだな」
椎名「まぁ、こいつらが自分で来たいってんだから良いんじゃないか?」
男の人たちの下品な笑い声
家のお弟子さん達の笑い声も大きくて
ちょっと怖いって思うことがあるけど
この人たちのそれは……そんな比じゃなかった
貴音「雪――っ!?」
貴音さんが私を見て不安そうな表情で
立ち尽くしているのが視界に映った――瞬間バシッという音が響いた
稲村「おーおー怖い怖い」
貴音さんが一番危険だと言った男の人が
ケタケタと笑いながら右手を軽く振る
その手は赤くなっていて、貴音さんが睨んでいた
貴音「痴れ者! 許可なく女性の臀部に触れようとはどういうおつもりです!?」
稲村「なんでかって? そりゃぁそこにケツがあるからだろ」
貴音「ッ……貴方というものは……本当に人間なのですか?」
稲村「さぁねぇ? アンタに見える俺が、アンタにとっての俺だからな」
や、やっぱり失敗だった……
こんなグループに来たせいで、貴音さん達が……
椎名「おい姉ちゃん、酒飲めんだろ?」
あずさ「あらー、私未成年なので~」
椎名「んなプロポーションの未成年がいてたまるかよ」
その手を伸ばすも、
あずささんはひらりと躱し、あいも変わらず困ったように笑う
あずさ「お触りはダメですよ~」
というより、あずささん
未成年って思い切り嘘……って
そうじゃないよ……
嘘とかどうとかはともかく
未成年にせよそうでないにせよ
男の人たちには私達がただの女の子でしかない……
小鳥「うふふっお注ぎますよ?」
七泉「おう!」
あっちはあっちでなんだか盛り上がっちゃってる
小鳥さん、酔わせようとしてる……?
稲村「で? あんたらのリーダー誰なんだ?」
貴音「………………」
稲村「年齢はともかく、アンタが一番似合いそうだが、あえて副長とかにいそうだな」
貴音さんは黙り込み男の人の話を聞く
正直今はリーダーという格付けはないけど
ちょっと前までは私がリーダーを勤めていたし
今でも多分……その名残がある
それは私にみんながついて来てくれる事からも確実
稲村「そこの茶髪」
雪歩「……………」
稲村「あんただよ。おい」
呼ばれていることに気づき、視線を向かた瞬間
雪歩「え――」
ガシャンッとガラスのコップが私の横で砕け散る
投げたのは言うまでもなく……あの男の人
雪歩「っ」
稲村「使い捨ての隊長(笑)に相応しそうだし、アンタだろ?」
雪歩「そ、それは――」
稲村「はっきりしろよ!」
雪歩「ひっ」
男の人にちょっと慣れたとは言え
こんな恐喝みたいなことをされて平気な訳もなく
言葉が消え、思考が真っ白に塗りつぶされていく
稲村「ワケあってこっちきたんだろ?」
雪歩「その」
稲村「それともあれか? 遊――」
貴音「それ以上!」
貴音さんの声が辺りに響く
コップの音から静まり返っていた部屋に反響し
より大きくなって耳へと入り込んでくる。けど、
貴音「それ以上、雪歩を傷つけることは許しません」
七泉「んだぁ?」
椎名「姫かと思ったら騎士様でしたってやつか?」
それを馬鹿にするように、男の人たちの笑い声がかき消していく
稲村「傷つけるぅ? 俺はただこっちに来た理由聞きてぇだけなんだけどなぁ?」
そう言いつつ投げやるように動かした足が
ダンッと大きな音を立てて床を踏み鳴らし
情けなくも私の体は震えてしまった
小鳥「……雪歩ちゃん」
雪歩「…………………」
ここに来た理由
どうにかして元のいい人に戻してあげたいと思ったから?
仲良くなりたいと思ったから?
それとも、ただこの場が話すのに相応しかったから?
なんだっけ、なんでだっけ……
1、何とかして良い人に戻って欲しいから
2、仲良くなりたいから
3、この場でなら話せると思ったから
4、特に理由はない
5、そのほか自由明記
安価下
雪歩「な、仲良くしたいからです」
稲村「へぇ、じゃぁ今日の夜にでも――」
雪歩「そ、そういうこと、じゃ、なくて……」
怖くて言葉が震え
とぎれとぎれの分かりにくい声となって抜けていく
ぎゅっと手を握り、目を瞑る
こういう時に寄り添いたい人は隣にはいない
でも、いつまでもそんなんじゃダメだよって思うから……
開いた瞳で男の人を見つめる
その人がそんなに怖くても、そらさないように強く見つめた
雪歩「ここにいる以上、みんな仲間です……協力し合うためにも、まずは友好を深めるべきですよね?」
稲村「知るかよ、俺は別にアンタらと協力し合おうなんて気はねぇよ。まぁ夜のお供って話なら聞くけどなぁ」
貴音「そのような話をしているつもりはありませんよ」
稲村「知ってるつーの。でもな? 俺らだってあんたらみてーな偽善な会話するつもりねーよ」
椎名「こんな世界で好き勝手せずに真面目に協力し合ったりしてどーすんだ? 自由こそ全てだろうに」
たしかにそうかもしれない
この世界ほど自由なものは無いよね
何をしたって許される
法による裁きはなくなり、何をしても疎まれたりすることはあっても
物理的な力があれば黙らせることができてしまう
あずさ「でも、協力しあわなきゃここにはいられないんじゃないかしら~」
あずささんの言うことが正しい
いくら力があっても
十数人対3人程度では圧倒的な差があって
つまり、それは簡単に追い出されてしまうってこと
なのに……男の人は笑った
稲村「協力? んなもん必要ねぇよ! 必要なのはなぁ、支配なんだよ!」
安価下コンマ判定
40~49 70~79 01~09
でイベント
判定74=イベント
男の人はにやっと笑うと、
椎名さんの対応におわれていたあずささんの胸を
後ろから思いっきり掴んで抱き寄せた
あずさ「いたっ……」
小鳥「あずささん!」
稲村「へっ良いじゃねぇかよ。仲良くなりてぇんだろ?」
貴音「今すぐあずさを放しなさい!」
稲村「嫌だね。こんな上玉を手放すなんてとんでもない」
貴音さんの凄みのある声、視線、
それらを気にせず、男の人はあずささんの首筋へと顔を近づけた
あずさ「やっ、やめ……」
稲村「さすがアイドル、こんな世界になっても一級品だなぁ」
雪歩「っ……」
貴音「放しなさいと言っているのです!」
貴音さんがいきり立って足を振り上げた瞬間
男の人はその足の当たる位置にあずささんの体を動かした
貴音「卑怯な手を……っ」
稲村「残念、スカートだったら中が見えたんだがな」
稲村「この世界にはルールも法律もねぇ。やりてぇことだけしてりゃいいんだよ」
あずさ「あっ……やっ、は、放してくださいっ」
雪歩「………………」
こうなったのは私のせいだよね
……どうしよう
服の背中部分に隠してあるスコップを使えば制圧できないこともないと思うけど……
椎名「じゃぁ、お嬢ちゃんは俺とだな」
男の人の手が伸びてくる……
小鳥さんの方も男の人は抱きつこうとしているけど
酔わされたせいか
全然違う方向に行っていた
貴音「雪歩!」
貴音さんの目が下がるように指示してくる
でも、このくらい私でもなんとかできる……と思う
1、自分で対処
2、指示通り下がる
3、スコップを取り出す
4、そのほか自由行動
安価した
男の人は私の手をつかもうとしてくる
どうするべきだろう?
スコップをここで使うこともできるけど
最悪の場面での奇襲ができなくなっちゃう
椎名「ほい、捕まえ――」
雪歩「っ!」
あんまり考えてる時間はなかったみたい
だよね、真横にいたんだもんね
1、手を弾く
2、飛び退く
3、あえて相手側に飛び込む
4、スコップを取り出す
5、そのほか、自由明記
安価下
弾いたり、飛び退いても
一瞬だけ驚かせられるくらい
だから……ここはっ
足に体重を載せて相手の方へと体を傾けて一気に飛び込む
雪歩「てぁっ!」
椎名「っな!?」
タックルというより頭突きだったけど
男の人を押し倒し、その人よりも優位に立つことができた
椎名「くっ、どけよ!」
雪歩「どきません。どけません」
腕は地面に押さえつけているときは
手首の方を抑えても肘が軸となって簡単に持ち上げられちゃう
でも、ちょうど肘の部分を押さえれば
肘を軸にして持ち上げられるとしても倍の労力が必要な上
肘を曲げて顔を殴ろうとしても、
簡単に押さえつけることができる
雪歩「男の人が相手でも……私は逃げません!」
貴音「雪歩……ならばっ」
貴音さんが再びあずささんを捕まえた男の人を睨む
稲村「おっと」
あずさ「っ、止めてください……」
男の人がようやく立ちがり
あずささんも強引に立たされていた
貴音「あずさ、少し痛いのは我慢できますか?」
あずさ「え?」
貴音「良いですね、では行きます」
あずさ「え、えっ、た、貴音ちゃ――」
貴音さんはあずささんが認めてもいないのに男の人へと向かっていき
直前でボクシングの人みたいに構え、止まった
稲村「おら、殴ってみろ」
貴音「あずさ、痛いのは一瞬です!」
あずさ「ま、待って~っ!」
そんな制止に耳を貸さず貴音さんはその右手を伸ばした
でも、それはあずささんにも、男の人にもかすることすらせずに
横を抜けていった
稲村「はっ怖気づいたか」
でも、にやっと笑う男の人に対し
貴音「いえ、計画通りです」
貴音さんは微笑みを返した――瞬間
稲村「うおっ」
あずさ「きゃぅっ」
何かに引かれたかのように
男の人そしてあずささんの体が貴音さんへとぶつかった
貴音「ふっ!」
あずさ「きゃぁっ」
あずささんが反転して
貴音さんの左腕へと収まり
さっきまであずささんがいて、空いた隙間に貴音さんの右足が浮かんだ
稲村「!」
貴音「はっ!」
ダンッ! という衝撃音と共に男の人は蹴り飛ばされ
わずかに後ろへと下がり、反動で貴音さん達は男の人から離れることに成功した
あずさ「ちょ、ちょっとじゃない……けほっ」
貴音「それは失礼しました」
あずさ「でも、柔らかかったわ~」
貴音「な、何を言っておられるのですか……」
貴音さんはあずささんを腕で抱きとめたまま
少しずつ後ずさっていく
小鳥「きてるっ、タワーがっ!」
雪歩「………………」
椎名「このっ!」
雪歩「無駄に疲れるだけですよ?」
なぜかニコッと笑った私に対し、
男の人はビクッと震え、すみません。と一言言い、動くのを諦めてくれた
稲村「ちっ……」
七泉「こぉとるぃ~さん」
椎名「…………ヤベェ」
雪歩「私達はここに来るまでずっと戦ってきたんです」
稲村「……………」
雪歩「ただのアイドル、ただの女の子。そんな風に見ていたら――怪我しますよ」
私達はこの数日間でいろんな経験をしてきた
だから
男の人が怖いのだとしても怖気づいていられないと身にしみているし
そんな恐怖、油断が命取りになることも理解してる
稲村「……はっ、伊達に1週間近く生き抜いてたわけじゃねぇってか」
貴音「さて、人質も取り返しましたが……如何なさいますか?」
貴音さんのその目を見て、
やっぱり怯んだりはしなかったけれど
両手を挙げて「降参だよ」と答え、また元の場所に座り込んだ
稲村「まぁ、今は食事しようぜ。いいだろ?」
小鳥「えへへへっ」
貴音「良いでしょう、ですが条件があります」
X Y Z
①②③④
①=小鳥
②=あずさ
③=貴音
④=雪歩
こういう形で食事を再開することになったけど
……普通に再開できてしまう自分がなんだか怖かった
でも、
それは貴音さんが隣にいてくれるから
貴音さんなら自分を守ってくれるから
そう安心ができるから
でも結局、
食事での交流は結局失敗だった
この人たちが簡単に済むとは思っていなかったけれど
今回のやり方は――
・bad communication
とりあえず今日はここまで
ありがとうございました
再開します
DAY01 (夜)
夕食を終えた私たちは
律子さんが待っているということもあって
早々にお店に戻ることにした
あずささんは強引に色々とされたことを
少し気にしているような感じだけど
特に問題はなさそう……な、感じがする
……もう夜
少し前まで朝だったような
そんな風に思えても
時間はちゃんと十数時間も経ってるんだよね
春香ちゃん達は無事に出られたのかな……
ん~――
1、交流(貴音、小鳥、あずさ、律子から選択)
2、ちょっと出よう(貴音、小鳥、あずさから選択)
3、何もしない
4、そのほか自由明記
安価下
貴音さんと話すことにしようかな
雪歩「貴音さん」
貴音「おや……雪歩」
貴音さんは私を見るなり嬉しそうに笑い
頭をなでてくれた
貴音「恐れていたものに立ち向かえるようになったのですね」
雪歩「……うん。あんな失敗はもう、したくないから」
永遠に引きずっていかなければいけないこと
永遠に付きまとってくること
だからこそ、私には逃げるなんて選択はない
貴音「そうですね……あのようなことを繰り返してはなりません」
ゆえに。と、
貴音さんは続けた
貴音「次からはもう少し慎重に行動いたしましょう」
雪歩「……ご、ごめんなさい」
うん
今回は全部私が悪いよ
あずささんが無理やり触られちゃったのも
あの人たちと余計に険悪になっちゃったのも
全部私が悪いよね
貴音「雪歩、あの」
貴音さんの心配そうな表情に
私は笑顔を返した
雪歩「大丈夫です。全部一人で抱え込んで爆発なんてことはしませんから」
貴音「……悩む時などは力をお貸しいたしますよ」
雪歩「はいっ」
その言葉が、その優しさが、
その笑顔が、その温かさが、
そのすべてを貴音さんがくれるなら
私はどこまででも頑張れます
……なんて
貴音「ところで雪歩」
雪歩「はい?」
貴音「私の所に来たのは何か御用があったのではないのですか?」
私が貴音さんに話しかけた理由
それは――
1、さっきのことを話したくて
2、貴音さんと一緒にいたくて
3、貴音さんと話したくて
4、貴音さんと出かけたくて
5、理由がないと、ダメですか?
6、あずささんは柔らかったですか?
7、そのほか自由明記
安価下
雪歩「さっきのことを話したくて」
貴音「……あの方達と組んでしまったこと。ですね?」
雪歩「…………………」
反省もして、後悔もしてしまう選択だった
みんなに迷惑をかけちゃう選択だった
貴音「しかし……私は特に咎めるつもりはありませんよ」
雪歩「どうしてですか?」
貴音「反省し、悔いる者を責めたてる理由などないではありませんか」
貴音さんはにこっと笑って
私の手を握ってくれた
貴音「貴女は失敗をしたと思っているのでしょう? そのことを反省しているのでしょう?」
雪歩「はい……」
貴音「ならば不問といたします。私からではなく、貴女自ら来たことも加えて……それでは不満ですか?」
貴音さんは許してくれる
私が反省してるから、後悔してるから
それを自分から打ち明けようとしていたから
……ここでもしも叱ってほしいって言ったら
貴音さんはどうするんだろう
ここに来る途中の貴音さんみたいに本気で怒るのかな……?
いつまでも考えてたらダメだよね
反省してるなら、ちゃんとすぐに答えなきゃ
1、いえ、ありがとうございます
2、次からはちゃんと相談します
3、……ちょっと、不満です
4、やっぱり、叱ってほしいです
5、そのほか自由明記
安価下
雪歩「やっぱり叱ってほしいです」
貴音「……そうですか」
貴音さんは嬉しいようなそうでないような
複雑な表情で私を見ると
小さく息を吐いた
貴音「叱ってと言われて叱るのは少々おかしい気も致しますが。承りましょう」
叱ってを承るのもちょっとおかしいような……
そんな私ののほほんとした思考を揺らす貴音さんの声
貴音「萩原雪歩、なにゆえあのようなことをしたのですか?」
雪歩「……その」
貴音「自身の考えあっての言動であったのならば、すぐにお答えできるはずでしょう?」
雪歩「ごめんなさ」
貴音「謝罪の言葉を聞きたいのではありません。なぜ、あの方達と仲良くなりたいなどと申したのですか」
雪歩「その、協力には――」
貴音「確かに、あの時貴女が言ったことは確かに正しいかもしれません」
ですが。と、
貴音さんは間髪入れずにつづけた
貴音「あの方達が一筋縄でいくようなものではないと解っていたはずです」
雪歩「それは」
貴音「仲良くなりたいなどといえば、破廉恥な行いをすることも解っていたはずです」
雪歩「うぅっ」
貴音「なのになぜ、変えず答えてしまったのですか?」
雪歩「こ、怖くて……」
貴音「それは見ていたので解ります。ですが、他に言い分はあったはず」
貴音さんは私にあんまり喋らせることなく
どんどん言い詰めてくる
貴音「なぜですか?」
雪歩「そのっ……うぅっ……」
本気で怒っていなくても怖かった
DAY01 (夜2)
貴音さんにしっかりこってり叱られた私は
少しだけ元気を奪われてしまった
自分で叱ってと頼んだけど
貴音さんがあそこまで問い詰めてきたりするとは思ってなかった
でも、貴音さんは私のことをすごく心配してくれてる
すごく大切に思ってくれてるんだなって
解ったことが嬉しかった
雪歩「…………」
もうそろそろ寝る時間
外に出るのは危険だから止めておいた方がいいよね
1、交流(貴音、あずさ、小鳥、律子)
2、一人で寝る
安価下
了解
あずさと交流で
短いけど今日はここまでにします
もう少しペースを上げたいところ……
遅くなりました
リアルがだいぶ落ち着いたので再開したいと思います
貴音さん達が小さな寝息をたてている中
あずささんだけは一人
椅子に座っていた
雪歩「あずささん、大丈夫ですか?」
あずさ「あら雪歩ちゃん。どうかしたのかしら?」
大丈夫ですか?
その質問に、あずささんは答えなかった
多分……気にしてるんだろう
男の人に体を触られたことを
だって、大人とは言え女であることには変わりないもんね
あずさ「ここでしばらく暮らすなら、ふかふかのベッドが欲しいわねぇ」
雪歩「そうですね、せめて敷布団とかでも用意したいです」
あずささんが言ってこないなら
その傷には触れないべきかな
あずさ「美希ちゃんがいたら、良い感じの布団を選んでくれそうよね~」
雪歩「美希ちゃんならソファで満足しちゃいそうですけどね」
あずさ「うふふっ確かにそうかもしれないわね」
あずささんは笑う
楽しそうに、笑ってる
でも、それは多分無理をした笑い
あずさ「雪歩ちゃん?」
どうしよう……
1、ごめんなさい
2、あずささんはやっぱり眠れませんか?
3、早く、みんなに会いたいですね
4、………………
5、そのほか自由選択
安価下
ここはやっぱり……そうだね
あずささんが言わないなら
無理に広げたりすることもないよね
雪歩「あずささんはやっぱり眠れませんか?」
あずさ「う~ん……そうね。横になるとやっぱり痛いもの」
雪歩「えへへっですよね」
私もその痛さはちょっときつい
昨日なんかは貴音さんに抱かれてたからあれだけど……
あずさ「雪歩ちゃん」
雪歩「はい?」
あずさ「………………」
あずささんは名前を呼んだだけ
それだけで
顔を伏せて、黙り込んでしまった
あずさ「……………」
雪歩「……………」
窓の外を見れば、マーケットの中が見える
でも人の心の中は
そんな簡単に見えるようなものじゃない
黙っていても何変わらない
かと言って何かを言っても……どうなるか解らない
あずさ「私、ちょっとだけ雪歩ちゃんの気持ち。解るようになったかも」
雪歩「え?」
あずささんは自分の体を抱きしめ、小さく笑った
あずさ「……男の人って、恐いわね」
雪歩「あずささん……」
あずささんは男の人に抱きしめられた
首筋に触れられてしまった
胸だって……強引に
そうだよね。
あずささんは経験しちゃったんですよね
男の人の荒々しさを
そして、女としての無力さを
あずさ「…………夢に出そうなの」
雪歩「………………」
あずさ「貴音ちゃんに助けられたけど……もしもって。そう考えちゃうの」
あずささんは体を抱きしめたまま言葉を続けた
あずさ「雪歩ちゃん……」
あずささんが私を見つめる
それは――
1、あずささんを抱きしめる
2、ごめんなさい、私があんな選択をしたから
3、もう、何も言わないで
4、そのほか自由
安価下
雪歩「あずささん」
あずさ「っ!」
私にできるのは、それくらい
謝ったってきっと意味はない
このまま聞いてるだけじゃもっと意味がない
だから、抱きしめた
貴音さんがいつもしてくれることだけど
それがいつも温かくて、優しくて
物凄く、安心できるから
あずさ「雪歩ちゃん……」
雪歩「大丈夫です。私たちはもう、ずっと傍にいますから」
一人だったことの不安と恐怖
そこに重なった、男の人の怖さ
でも、大丈夫
雪歩「もう、一人じゃありませんから」
雪歩「あずささんはもう、一人じゃないですから」
あずささんは言いましたよね
しばらく一人だったから、誰かとおふざけしたかったのって
それは、寂しかったから
心細かったから
あずさ「雪歩ちゃん、ほんと……頼もしくなったわね」
雪歩「そうですか?」
あずさ「ええ。とっても」
あずささんは嬉しそうに笑い
私の頭を撫でてくれた
あずさ「うふふっ……雪歩ちゃんの夢。見れるかしら」
大切な人達を笑顔にできないなら
他人を笑顔にすることなんて出来ない
やよいちゃん、私。頑張るからね
やよいちゃんの分まで、みんなのこと――元気にさせてみせるから
安心して、見守っててね
【day01 最終報告】
現在メンバー
・萩原雪歩 精神10
「頑張るよ、やよいちゃん」
・四条貴音 精神+2
「些か、厳しい生活になりそうです」
・音無小鳥 精神+3
「成長したわね、雪歩ちゃん」
・秋月律子 精神+2
「雪歩、お疲れ様」
・三浦あずさ 精神+3
「……雪歩ちゃん、かっこいい」
□生死確認できたキャラ
□主人公チーム
・萩原雪歩 ・四条貴音 ・秋月律子(右足骨折)
・三浦あずさ ・音無小鳥
○脱出行動中
・如月千早 ・天海春香
・双海亜美 ・双海真美 ・我那覇響
◎脱出
・水瀬伊織 ・菊地真 ・星井美希
×死亡
・高槻やよい(雪歩の目の前で男により絞殺)
・プロデューサー(真美の身代わりで噛まれ<奴ら>化のち殺害)
・社長(戦闘により死去)
主人公側の持ち物
雪歩【財布、ハンカチ、スコップ(大)、何かの鍵、懐中電灯、、お菓子、ねずみ花火】
貴音【財布、ねずみ花火】
小鳥【財布、携帯】
律子【携帯、財布、手帳】
あずさ【携帯、財布】
現在位置
【東京都内、ショッピングモール】
間が空きすぎて少々解らなくなったけど
7日間つまり、day8になったら終了の予定
その7日間はモラルの低い連中によるモールの制圧や、
精神的に弱った人によるモールの解放(<奴ら>の侵入)を防ぎつつ、
無事に過ごし切るというものです
モラル参考
9(0人)
8(3人) 奈代、男性A、男性B
7(1人) 女性
6(2人) ??、??
5(1人) ??
4(6人) 女性(-4)、??、??、??、??、??
3(0人)
2(2人) 七泉、椎名
1(1人) 稲村
0(0人)
ちょっと中断します
このあとday2
再開します
day2(朝)
朝の日差しが眩しいなぁと
言えない目覚め
体を伸ばせば肩や背中あたりが骨を鳴らす
雪歩「……ふぅ」
今日は誰と会うのだろう?
今日は誰と話すのだろう?
今日は誰を救うことができるのだろう?
さて、籠城生活の2日目が始まった
律子「おはよう」
貴音「おはようございます」
小鳥「おはよう、みんな」
あずさ「おはよう」
みんなの元気な挨拶が聞こえる
声を聞く限りでは
調子が悪い人もいないと思う……さて
今日はどうしようかな
誰かとお話するのも構わないけど
あずささんと話した通り
寝具を揃えることも必要だよね
でも、全員で動くのはちょっと無理だから、あとでメンバーを決めよう
1、寝具を探しに行く
2、モール内探索
3、奈代ちゃん達に会いにいく
4、誰かと話す(あずさ、貴音、律子、小鳥 から選択)
5、全員で相談
6、その他自由
安価下
雪歩「まずは会議をしましょう」
小鳥「会議?」
雪歩「はい、会議です」
昨日からしばらくここで暮らすことになったわけで
それならやっぱり
色々と家具を整えたりもしたい気はする
もちろん、ここが絶対安全と決められているわけではない以上
布団とか休息に必要なものくらいで十分だと思うけど
律子「そうね、今日の行動について話しましょうか」
あずさ「今日の行動ねぇ……どうしましょう」
貴音「まずは何をすることが重要なのかを挙げていくべきかと」
律子「重要なことね……ほかの人との交流?」
あずさ「それも大事よね」
あずささんはもう、
昨日のことは割り切ってくれたのかな
小鳥「寝具も揃えたいかも。出来るだけ万全な状態にしたいし」
貴音「ふむ……外の様子を見ることも重要かと」
あずさ「でも……外を見てどうするの? ここに立て篭るんでしょう?」
律子「周りに集まりすぎてると最悪押し切られちゃうかもしれないんですよね」
確かに
バリケードを作ってあるとはいえ
一部は穴を開けられてしまっているし
そこから一気になだれ込まれたりなんかしたら
多分……ここからは出て行かなくちゃいけなくなる
貴音「そうならないように、多い場合は何人かで<彼ら>の除去をする必要があるかと」
雪歩「じゃぁ寝具、状況確認、交流くらいかな?」
小鳥「ん~そのくらいかな」
律子「私は動けないから……あまり口出せないわ」
律子さんが行動不能
というわけで
行動できるのは、4人
もちろん、一つの事に全員で取り組む必要はない
分担してやるということもありではある
ただ、1人はダメだから
並行してやるとしても、できて2つだね
雪歩「何をするかなんだけど……」
1、寝具調達
2、状況確認
3、モブ交流
4、その他、自由提案
安価下
雪歩「とりあえず状況確認は優先した方がいいかと思います」
律子「そうね、やっぱり<奴ら>の警戒が重要よね」
屋上から見るだけだし
全員で行く必要は多分ない
貴音「では、向かうメンバーを決めましょう」
あずさ「全員ではいかないの?」
小鳥「単独は危険だけど、全員で行く必要はないと思うわ」
雪歩「人数を別けて2つのことを同時進行するのも良いかもしれません」
まだ朝だから
疲れているなんてことはないし
特訓したりして戦闘で何かを失うことがなくなるようにするのもありかな
雪歩「メンバーはどう決めますか?」
小鳥「それはもちろん」
あずさ「雪歩ちゃんが決めてくれていいわよ?」
貴音「リーダーは貴女ですよ」
みんなが私を信頼してくれてるし
頑張らないと……けど
一人で背負い込んだりはしない
律子「雪歩」
小鳥「雪歩ちゃん」
あずさ「雪歩ちゃん」
貴音「雪歩」
みんながそばにいてくれるから
そもそも、一人で背負い込むことは無理かもしれないけどね
さて……皆の特性を踏まえて考えよう
貴音さんは戦闘面が強いよね
カンが鋭いし、対人関係で凄く重要
理性的に物事を考えて行動してくれるから、私達が少しずれても調整してくれる
小鳥さんは大人だから
やっぱり冷静……冷静?
それはともかく、ゲームとかの知識が豊富だし
こんなSFみたいな世界での知識はあると思う
あずささんは
いろいろな本を読んでて
多方面の知識を持ってるから
何か知識を要する場面で凄く重要になると思う
さて……どうしようかな
1、雪歩
2、あずさ
3、貴音
4、小鳥
1~4から選択(3人まで可能)
安価下
雪歩を含まない場合、描写は省かれます(報告のみ)
3人の場合、ほかの行動を同時進行はできません
雪歩「私とあずささんで行きます」
あずさ「あら、私なんかで役に立てるの?」
雪歩「もしかしたら、なんらかの専門知識が必要になるかもしれないので」
EMPとかいうあの光の件もあるし
また何か起こった場合
そばにあずささんがいてくれないと困るもんね
貴音「雪歩、念のため武器は持って行って下さい」
雪歩「……できれば、使いたくはないけど」
貴音さんからスコップを受け取り
軽く振ると、ヒュンッと風を切った
小鳥「なんだか凄く様になってるわね」
あんまり嬉しくないけど
仕方がないよね
あの日からずっと、一緒にいる大事なスコップだもんね
貴音「して、雪歩」
雪歩「はい?」
貴音「私達は自由行動でよろしいのですか? であれば、寝具調達にでも出ますが」
どうやら、貴音さんは貴音さんで行動してくれるらしい
危険な気もするけど
貴音さんなら誰かにどうこうされることも多分ないから
安心していいかもしれない
小鳥「どうする?」
雪歩「う~ん……」
1、はい、お願いします
2、私がいない時の行動は貴音さんに一任します
3、私がいない時の行動は小鳥さんに一任します
4、いえ、律子さんが心配だから傍にいてあげて下さい
5、そのほか自由明記
安価下
雪歩「私がいない時の行動は貴音さんに一任します」
貴音「良いのですか?」
雪歩「ふふっ。貴音さんだからこそですよ」
小鳥さんや律子さんが信頼できないわけじゃない
でも律子さんは今動けないし
そもそも、小鳥さんは時々暴走しちゃうし……
この世界において重要な戦闘とかの技術は貴音さんの方が上だから
任せておいて間違いないと思う
貴音「では確かに。承りました」
小鳥「雪歩ちゃん、あずささん。気をつけて」
あずさ「は~い」
いざという時は
あずささんだけでも逃がそう
安価下コンマ一桁判定
9、3、0で誰かと遭遇(2桁目が遭遇者モラル)
安価下2でモール周辺状況
01~25 安全
26~55 少し囲まれているようだ(コンマの値×0.5)
56~70 生存者?
71~90 かなり囲まれているようだ(コンマ×0.8)
91~00 安全
遭遇判定=なし
状況判定=安全
雪歩「良かった。まだまだ平気そうですね」
あずさ「そうねぇ……」
見渡せる街からは
動物の鳴き声や風の音
<奴ら>の呻き声くらいしか聞こえてこない
今の日常はこんなもの
前は煩かった車の音も
大型トラックが通ることで揺れるビルの感覚も
何も感じることはできない
あずさ「雪歩ちゃん、どうかしたの?」
雪歩「……いえ。なんでも」
なんでもないとは言ったけれど
やっぱり、寂しく思わずにはいられない
あずさ「雪歩ちゃん」
そんな心情を察してくれたのかな
あずささんは小さく肩を叩いた
あずさ「ここを乗り切ればまた、日常に戻れるわ」
雪歩「そうですね」
今までのようにと言わないのは
あずささんなりの配慮だと思う
だって、今までの世界にいた何人もの人達は失われてしまったのだから
落ち込んでいても仕方ないよね
1、とりあえず律子のところに戻る
2、あずさと会話(内容明記)
3、モール内探索
4、寝具売り場へ(コンマ奇数で貴音たちと合流)
5、そのほか自由明記
安価下
判定=偶数=接触なし
雪歩「貴音さん達はいないみたいですね」
あずさ「そうみたいね~」
雪歩「どうしましょうか」
どうするもこうするも
律子さんのところに戻るべきだとは思うんだけど
せっかく寝具売り場に来たのだから
何か持っていったりするのも有り……かな?
あずさ「貴音ちゃん達が持ち出してないかもしれないし、何か持っていくべきかしら」
1、いえ、まずは律子さん達の所に戻りましょう
2、枕でも持っていきましょう
3、敷布団を持っていきましょう
4、毛布を持っていきましょう
5、そのほか自由明記
安価下
雪歩「枕でも持っていきましょう」
あずさ「枕?」
雪歩「ないとは思うんですけど、もしもあのお店に侵入された際、飛び道具にも出来ますから」
あずさ「あ、アグレッシブな思考なのね~」
アグレッシブ……かなぁ?
一応想定される危険な事だし
あの男の人たちがいる以上は
絶対にありえないとは言えないこと
そもそも
こんな世界になった時点で、絶対ありえないなんて言葉自体消滅しちゃったよね
あずさ「とりあえず、人数分持って行くわね」
雪歩「あ、はい」
とりあえず人数分(5個)の枕を持ち帰ることにした
安価したコンマ判定 35~70で遭遇
判定=遭遇なし
貴音「お帰りなさい、雪歩。あずさ」
雪歩「あはは、やっぱり貴音さんたちで回収済みだったんですね」
既に、
貴音さんと小鳥さんで毛布と枕を回収済みだったらしい
枕はちょっと余分になっちゃった
小鳥「雪歩ちゃんたちの方は何かあった?」
あずさ「いえいえ~、異常なしですよ~」
雪歩「周囲に<奴ら>は見えるんですけど、こっちに来そうな感じではありませんでした」
律子「それならバリケードはまだ大丈夫ね」
雪歩「そうですね、まだ大丈夫だと思います」
貴音「ふむ……生存者も?」
雪歩「残念ながら<奴ら>くらいです」
貴音「そうですか……」
貴音さんは少しだけ悲しそうに呟くと
小さく頭を振った
貴音「とにかく、そこまで接近されていないのであれば安心ですね」
小鳥「そうね」
あずさ「ところで、貴音ちゃんの方はどうだった?」
雪歩「誰かに会ったりしましたか?」
安価したコンマ一桁判定
44 モラル1と遭遇
4 モラル2と遭遇
0 徘徊女性と遭遇
5 モラル6と遭遇
7 奈代達と遭遇
それ以外で何も無し
判定=モラル6と遭遇(2桁目が奇数なので女性>>245引用)
その人の年齢安価下コンマ
06~75(この中はそのまま引用)
76~99は半減
00~02は17
03~05は倍数
判定39=39歳
貴音「女性と会いましたよ」
雪歩「会った事無い人ですか?」
小鳥「確か……名護さんって言っていたわね」
名護という女性……
貴音さんの様子を見るに、悪い人じゃなかったみたい
雪歩「どんな人でした?」
貴音「しっかりと話のできる方でしたよ」
あずさ「良かった……危険なことはないのね?」
話がちゃんとできるなら
悪い人たちに取り入れられることもない……はず
貴音「名護殿は武術に長けており……」
貴音さんは言いよどみ
だけど、しっかりと口にした
貴音「たくさんの<彼ら>を殺めてきた。と」
名護という女性のしてきたことを
雪歩「大人の方ですか?」
貴音「ええ、小鳥嬢よりも上だと仰っていました」
小鳥さんよりも上かぁ
もしも会えたら話してみたい……かな
<奴ら>を殺すことを
どういうことだと考えてるのか聞いてみたい
あずさ「武術に長けているなら、講師をお願いできないかしら~」
小鳥「それはいい考えね……でも、引き受けてくれるかしら」
自分以外の誰かを育てるっていうことは
自分が殺されてしまう可能性を引き上げるということ
……受けてくれる可能性は低いかな
とにかく
また新しい人との交流ができたということで
一旦終わりにしておこう
朝とお昼は
みんなの起床時間のズレもあるからか
集まっての食事ではないみたいだし
雪歩「とりあえずお昼を食べましょうか」
律子「それもそうね」
お昼を食べたらお昼の行動を開始しよう
あずさ「取りに行くの?」
雪歩「確か、昨日持ち出したものがまだ余っているはずですよ」
缶詰とか
そういうものばかりだけど……電子レンジとかが使えるわけじゃないし
文句は言えないよね
・朝の行動を終了します
とりあえずここまで
名護さんの名前はいつも通り判定レスのコンマとかから変換
>>385より。コンマが75なので名護 名前は秒数が36なので逆読みで睦美
モラル(人数)
9(0人)
8(3人) 奈代、男性A、男性B
7(1人) 女性
6(2人) 名護睦美、??
5(1人) ??
4(6人) 女性(-4)、??、??、??、??、??
3(0人)
2(2人) 七泉、椎名
1(1人) 稲村
0(0人)
確認してみたけれど>>162で下の表は変化してました
モラル(人数)
9(0人)
8(3人) 奈代、男性A、男性B
7(1人) 女性
6(2人) 名護睦美、??
5(1人) ??
4(6人) 女性(-4)、??、??、??、??、??
3(0人)
2(2人) 七泉、椎名
1(1人) 稲村
0(0人)
↓変更後(モラル6が7に移動)
モラル(人数)
9(0人)
8(3人) 奈代、男性A、男性B
7(3人) 女性、??、名護睦美
6(0人)
5(1人) ??
4(6人) 女性(-4)、??、??、??、??、??
3(0人)
2(2人) 七泉、椎名
1(1人) 稲村
0(0人)
day02(昼)
お昼ご飯を食べ終えたあとの行動はまだ未定
朝考えた事のうち2つはもう終わったし
どうしよう……かな
あの女の人に約束した
みんなを笑顔にするための計画でも練るべきだろうか……
歌を歌うにしてもアカペラ以外方法はないし
場合によっては<奴ら>を呼び寄せちゃうよね
う~ん。とりあえず
1、誰かと交流(貴音、律子、あずさ、小鳥 から選択)
2、モール探索(同行相手は後ほど)
3、何もしない(誰かからの接触判定)
4、雪歩「みんなでアイドル、やりませんか?」
5、そのほか自由明記
安価下
ずっとここに居るわけだし
律子さんとお話することにした
雪歩「律子さん、何かします?」
律子「ううん。気にしなくていいわ」
律子さんは私達のことを見ているだけで
それ以外は特になにもしたりしない
雪歩「でも……退屈じゃないですか?」
律子「何言ってるのよ。退屈だからこそ良いんじゃない」
その言葉の意味を図りかね
少しだけ首をかしげると
律子さんはクスクスと笑って教えてくれた
律子「退屈なのは平和ってことよ。例え、それが偽りとか一瞬だけだとしてもね」
雪歩「あ、そういうことですか……」
確かに
ここまで落ち着けてるのはかなり久しぶりな気がする
そうだよね
平和じゃなければ、退屈だなんて思えない
この場所が今は安全だからこそ
退屈じゃないんですかなんて言えるんだね……
律子「私は雪歩たちが無事な姿を見ていられればそれだけでいいから」
律子さんは照れくさそうに笑う
律子「だからまぁ、私のことはあんまり気にせず、今まで頑張ってきた分ゆっくり休みなさい」
雪歩「律子さん……」
もしもここが攻められたら
私たちは律子さんをどうするのだろう
……そんなこと、考えたくない
1、このモールは確実に死守しますからね
2、そういえば、今度ここに居るみんなのためにライヴでもしようかなと
3、私に出来ることがあったら言ってくださいね
4、このモールで律子さんの世話をしてくれた人はいないんですか?
5、そのほか自由セリフ明記
安価下
雪歩「このモールで律子さんを世話してくれた人はいないんですか?」
律子「食べ物を持ってきてくれる人はいたわよ」
それ以前に。と、
律子さんは言葉を続けた
律子「私をここまで運んできてくれたのは、その人だしね」
雪歩「誰なんですか?」
律子「名前は教えてくれなかったんだよねぇ」
律子さんは少し残念そうに言い
手を叩いた
安価下コンマ判定
1桁目が偶数で男性 奇数で女性
女性の場合、2桁目が 5 7 3 で奈代と同行してる人
74偶数なので男性
いつも通り 74→ななし→鳴無
律子「男の人だったわ」
雪歩「男の人……大丈夫だったんですか?」
こんな世界だし
律子さんは骨折のせいで逃げたりなんだりは出来なかっただろうし
最悪……
律子「何かされてたらこんな風に話せてるわけないでしょ」
雪歩「えへへ、ですよね」
男の人だからって悪い人っていうわけではないことは
プロデューサーだけじゃなく、あの人もいるし解ってる
あとで探してお礼を言っておかないと。
向こうから直接来てくれるのが一番いいけど
昨日とか接触してこなかったし
遠慮しちゃってるのかもしれない
お礼言うならこっちから探さないとダメだね
律子「一応やることはやったんだし、単独はダメだけど自由行動にしておこうかしら」
雪歩「あ、はい。そうですね」
自由行動かぁ……どうしようかな
さっそく律子さんを助けてくれた人や
名護さんを探しに行くのもありといえばありだけど
他に何かすることあったかな
こんな場所で過ごさなくちゃいけないから
精神的なケアも兼ねて
出かけずに誰かとお話するのも良いかもしれない
1、交流(貴音、小鳥、あずさ、律子から選択)
2、モール散策(貴音、小鳥、あずさ から、同行者を2人まで選択可能)
3、貴音についていく(武具店)
4、小鳥についていく(本屋)
5、あずさについていく(ランダム)
6、イベント待機
7、そのほか自由選択
安価下
特にすることを見つけられなかった私は
本屋さんに行きたいという小鳥さんについていくことにした
雪歩「何読むんですか?」
小鳥「ん~色々ね。書店だし、専門的な本があるかもしれないし」
雪歩「なるほど……」
こんな異常な世界で役に立ちそうなものはないような気もするけど
サバイバルの教本? とかがあれば確かに役に立つと思う
小鳥「あとは律子さんのために小説でも持っていこうかと思ったのよ」
何も言わなかっただけで
小鳥さんも律子さんの不自由さを気にしていたらしい
小鳥「自由に囲まれた不自由って、意外とストレス溜まっちゃうからね」
雪歩「な、なんだか凄く感情込められてますね……」
小鳥「まぁ……大人には色々とあるから」
そう言った小鳥さんは
言葉を失うような哀感を漂わせていた
安価下コンマ判定
01~30 サバイバル専門雑誌入手
31~50 特になかった
51~65 ゾンビ関連の本
66~80 ミリタリー本
81~00 武術関連
コンマ1桁目奇数でモブ遭遇
判定35=特になし+遭遇
小鳥「ん~残念。持って行かれちゃってるみたいね」
雪歩「料理の本とかも全部持ち出されちゃってるみたいですね」
それもそうだよね
14人もいれば
料理に不満を持って料理本を
戦えるように武術関連を
銃火器に関連する本を
小鳥「まぁ仕方ないわよね、最初からここにいた人だっていると思うし」
雪歩「誰かに頼んで見せて貰えると良いんですけど……」
小鳥「とりあえず、律子さんのための本だけ何冊か持って行きましょ」
雪歩「そうですね」
専門的な雑誌の収穫は0だけど
無かったものはなかったのだから仕方がないよね
もともとそこまで期待はしていなかったし
小説は5人いるし……5冊程度を持っていくことにした
小鳥「雪歩ちゃん、SFチックな小説でいいの?」
恋愛小説はふさわしくない
特に、あずささんや律子さんには……辛いかもしれないから。
雪歩「はい、色々ありますから」
小鳥「それもそうね、ごめんなさい。余計なことを言っちゃったわね」
小説を手に取り
書店を出ようとすると、丁度誰かが近づいてきた
安価下コンマ一桁判定
9 男性A(偶数)、男性B (奇数)
8 奈代(偶数)??(奇数)
7 女性(偶数)、鳴無(奇数)
6 名護睦美
5 ?? (偶数) ??(奇数)
4 女性(偶数)、??(奇数)
3 ??(偶数)、??(奇数)
2 七泉(偶数)、椎名(奇数)
1 稲村(偶数)
0 貴音
88=奈代 30→3、10→佐藤奈代
一応、名前付け足し
奈代「あっ、おねーちゃん!」
雪歩「奈代ちゃん、どうしたの?」
奈代「絵本を返しに来たの!」
可愛らしく絵本を振るその姿が
かつて見た彼女の姿に被る
雪歩「……そっか」
そっと、静かに呟く
奈代ちゃんにも、小鳥さんにも聞こえないほどに小さく
雪歩「面白かった?」
奈代「うんっ!」
奈代ちゃんの元気な笑顔
やよいちゃんの元気な笑顔
ひとつは失ってしまった。けれど……ではなく
だからこそ、私は思った
この笑顔だけは、絶対に失いたくはないって
小鳥「そういえば、お母さんはどうしたの?」
奈代「んー? ママはねーお喋りしてたよー?」
小鳥「勝手に出てきちゃってよかったの?」
奈代「?」
奈代ちゃんはクエスチョンマークを浮かべながら首をかしげて
ほんの数秒程度だけ思考を巡らして笑う
奈代「わかんない」
雪歩「お母さんには言ってあるの?」
奈代「ううん、言ってないよ?」
だよね。
勝手に出てきたって質問に対して否定はしなかったし
奈代「ねーおねーちゃん。絵本読んで~」
雪歩「え、えーっと……」
1、雪歩「小鳥さん、お母さんに話ししてきてくれませんか?」
2、雪歩「うん、じゃぁお母さんのところに持っていこうね」
3、雪歩「読むのは無理だけど、お母さんのところまでは連れて行ってあげるよ」
4、雪歩「うん、良いよ」
5、そのほか自由明記
安価下
雪歩「うん、じゃぁお母さんのところに持っていこうね」
奈代「うんっ!」
このままここで読むより
ちゃんとお母さんのところに連れて行って
お母さんを安心させてあげ……
雪歩「――ぁ」
小鳥「雪歩ちゃん?」
雪歩「……いえ、なんでもないです」
お父さんやお母さんを安心……させてあげられてないや
それ以前に無事かどうかでさえ解らない
でも……大丈夫だよね
あのお父さんとお母さんだもんね
奈代「おねーちゃん?」
雪歩「ふふっ、ごめんね。行こっか奈代ちゃん?」
安価下コンマ判定
奇数で話し相手と接触
01~10 名護睦美
11~20 モラル8(11~15で女 16~20で男)
21~30 七泉
31~40 モラル5(31~35で女 36~40で男)
41~50 稲村
51~60 モラル3(51~55で女 56~60で男)
61~70 椎名
71~80 モラル4(71~75で女 76~80で男)
81~90 モラル4女性
91~00 鳴無
判定32=モラル5(女性)
09=大倉 32=光希 年齢は21分なので21
奈代の母親の方は>>421から 22=文月
奈代「こっちだよ~」
雪歩「待って待って、歩くの早いよ」
奈代ちゃんに連れられるようにして10分くらい
書店のある1階から更に2階上がった3階隅にあるお店
そこが奈代ちゃん達借りている場所だった
文月「だから、私は行かないって言ってるだろ」
光希「いつまでもここに居たって助けなんてこないのよ!」
文月「だからって死に行ってどうするのさ」
光希「こんな場所で一生生きていくなんて嫌じゃないの!?」
お店から聞こえてくる話からして
良さそうな話には思えなかった
奈代「ケンカしてるの……?」
小鳥「喧嘩というより、相談かしらね」
奈代ちゃんのお母さんと話している人は
ここから出ていこうとしているのかな………
小鳥「どうする?」
雪歩「え?」
小鳥「ここで入ったら、話に水を差しちゃうわよ」
奈代ちゃんのお母さんと
あの話している女性の会話は
ここから出るか出ないかではなく。
ここから出るから、貴女もついて来ないか。というもの
雪歩「私達が介入してどうするかが……問題ですね」
小鳥「ふふっ、リーダーらしい反応ね」
1、奈代を連れて律子達のところに戻る(奈代には部屋に戻って出かけることを報告させる)
2、奈代を部屋に戻し、雪歩たちは律子達のところに戻る
3、話に介入する
4、そのほか自由明記
安価下
あの人がここから出ていきたいと思うのは
無理もない話だと思う
だって、広いモールの中とはいえ
一生を過ごすにはあまりにも窮屈すぎる
もちろん、それは一生として考えたらの話
つまり、あの人は救助が来ることを諦めているということ
雪歩「……奈代ちゃん。お母さんに私のところに行くと伝えてくれるかな?」
奈代「行っていいの?」
雪歩「うん、奈代ちゃんには難しいお話だから。お姉ちゃん達のところで絵本読もうね」
奈代「やったぁ! すぐ戻る!」
奈代ちゃんは喜んで部屋の中へと駆けていく
その子供っぽさは、大人の話には合わない
小鳥「良いの? 介入しなくて」
雪歩「個人の行動を止める権利はありませんから」
小鳥「そっか……」
雪歩「でも。それが誰かに悪い影響を及ぼすのなら――止めます」
それに対して
小鳥さんは静かに笑っただけだった
そのあと、
急いで戻ってきた奈代ちゃんと一緒に私達のお店へと戻った
奈代「わぁ~っ、アイドルの人がいっぱいいる~っ!」
あずさ「うふふ、三浦あずさで~す」
貴音「私は四条貴音と申します」
奈代「知ってるよ~えへへ。佐藤奈代ですっ、よろしくお願いしまーす!」
奈代ちゃんはすごく嬉しそうに笑う
これで良い
希望のない現実なんていう話を
この子が聞く必要なんてないもんね
律子「元気な子ね。よろしく、奈代ちゃん」
奈代「ねぇねぇ、雪歩おねーちゃん!」
ぐいっと裾を引かれ
奈代ちゃんへと視線を移すと
にこっと、可愛らしい笑顔を見せてくれた
雪歩「どうかしたの?」
奈代「昨日お願いしたかったことがあるの」
奈代ちゃんはそう言うと、みんなを見渡す
そういえば昨日
お夕飯を食べる前に奈代ちゃん近づいてきたっけ
貴音「お願い、ですか?」
奈代「うんっ。お歌が聞きたいの」
雪歩「歌?」
奈代「うん……CDね、聞きたかったんだけどね、ぴかーってなって、全部ダメになっちゃったから」
そっか
全部EMPの光でダメになっちゃったんだね
あずさ「ん~、私は歌ってあげたい。だめかしら」
あずささんは私にそう、微笑んだ
1、良いですよ
2、どうせならみんなで歌いませんか?
3、どうせなら他の人たちも集めませんか?
4、いえ、許可できません
5、その他自由明記
安価下
雪歩「どうせなら、みんなで歌いませんか?」
律子「みんなで?」
雪歩「はいっ、みんなでです」
世界から音が消えた今
防音施設のないこの場所では
あまり大きな声で歌うことはできないけど
でも、小さな声でだって目の前にいるこの女の子に聞かせてあげることくらいはできるから
貴音「久方ぶりの歌ですか……ふふっ、あまり聞かれたくはないものですね」
あずさ「大丈夫よ、貴音ちゃんは上手だもの」
律子「少しだけ発声練習。そしたら……みんなで」
小鳥「もちろん、律子さんもですよ?」
律子「小鳥さんもですけどね」
2人が笑って
みんなが笑って、部屋いっぱいの楽しい空気が震えて
マイクも、衣装も、音源も、何もないけれど
でも、それでも。
今までのライブにも負けないほど、
最高のミニライブにすることができたと。
私だけじゃなくて、みんながそう――思うことができた
全員の精神+2
奈代モラル+2
安価下コンマ判定
01~50 母親が迎えに来る
51~80 迎えに来ない
81~90 鳴無さん登場
91~00 イベント
判定59=迎えなし
day02(夕)
奈代「えへへ~貴音おねえちゃん、たかねーちゃん!」
貴音「おやおや、ふふっ」
奈代ちゃんはまだ子供だから
特に何か思うことはないのかもしれない
小鳥「ちょっと……遅くないかしら」
雪歩「信頼してくれてるとも考えられますけど……」
夕方になってもまだ
奈代ちゃんのお母さんが迎えに来ていない
言った通り
それは信頼されているからと考えられるけど
でも、こんな世界だからこそ
違うことのほうが可能性は高かった
しかも、悪い方の考えの方が……高い
小鳥「どうする?」
雪歩「……………………」
奈代ちゃんのお母さんが
私達に奈代ちゃんを委ねることで
あの女の人についていくことを決めた可能性
それも悪い可能性ではあるけど
そうじゃない。もっと悪いのが
争いになって殺されたり
あの男の人たちに何かされちゃった可能性
奈代「えへへ~」
あずさ「よしよし」
雪歩「そうですね……」
1、奈代を連れて様子を見に行く
2、奈代を残して様子を見に行く
3、もうしばらく待っていよう
4、その他自由明記
安価下
雪歩「様子を見に行きましょう」
小鳥「そうね、それが良いわ」
とはいえ、
もしもの可能性がある以上
奈代ちゃんは連れて行けない
律子さんがいるし
あずささん、貴音さん、小鳥さん
そして私の全員でもいけるけど……どうしよう
安価下メンバー選択
1~4から2人以上選択
1、小鳥
2、貴音
3、雪歩
4、あずさ
雪歩を含まない場合、報告のみになります
最悪の場合は戦闘になる
言い方は悪いけど
そうなった場合、あずささんは足手纏いになってしまう
足手纏いである私がそう感じるのだから
それは間違いない
あと、小鳥さんも武器がない以上
同じ……だと思う
雪歩「貴音さん」
貴音「おや……お呼びです」
奈代「えーっ、たかねーちゃん行っちゃうの~?」
貴音「ふふっ。また戻ってきますよ。こちらのお姉様がとても良くしてくれます」
あずさ「え、あら、私?」
奈代「あずさおねーちゃん、おままごとーっ」
貴音さんは奈代ちゃんの意識をあずささんに向けさせると
すぐについてきてくれた
雪歩「それじゃ、お願いします」
律子「ええ、任せなさい」
貴音「少々、嫌な予感がします」
雪歩「……うん」
貴音さんはそれを気にしながらも
奈代ちゃんの前ではずっと笑顔でいた
それってやっぱり……凄いことだよね
貴音「何もなければ良いのですが……」
雪歩「あの女の人も弱くは無いと思うから」
争いごとになったとしても
そう簡単に負けることはないはず
雪歩「少し、急ごう」
貴音「ええ」
駆け足で3階のお店へと向かった
安価下でコンマ判定
01~20 お休み中
21~40 まだ話中
41~45 姿が見えない
46~60 争っているようだ
61~80 お休み中
81~90 姿が見えない(相手)
91~00 ……………
判定96=…………
なんて言えば良いのだろう?
私は何をすればいいのだろう?
……私は今、何をしているのだろう?
そう考えてようやく
目線が低いことに気づく
体に力が入らないことに気づく
もはや慣れてしまった、血生臭いニオイに気づく
貴音「なんと……なんと愚かなことを」
貴音さんが低い声で唸り
その右手が力強く握り締められるのが見えた
雪歩「………………」
貴音「………………」
奈代ちゃんのお母さんは――殺されてしまった
貴音「頭から血が出ているのを見ると、撲殺ですね……」
雪歩「っ……」
あの女の人なのかは解らない
でも、殺されたということは事実
人が、人に殺されたのは現実
貴音「雪歩」
雪歩「……………」
貴音「雪歩!」
貴音さんの声が遠くに聞こえる
私を励ましてくれたお母さんの周りが真っ黒に染められていく
お母さんまでもが真っ黒になって消えていく
私はそのまま気を失ってしまった
day02(夜)
目を覚ますと、
貴音さんの顔が目の前にあった
貴音「雪歩……大丈夫ですか?」
雪歩「貴音さん……」
見渡せば、まだ3階の廊下
さすがにあそこに戻ることは出来ないよね
早く考えなくちゃ……どうするかを
雪歩「……どう、しよう」
貴音「どうするもなにもありません」
貴音さんは悔しそうに唇を噛み締めると
頭を横に振った
貴音「現実は……嘘でも真でも変わることはないのですから」
雪歩「……………………」
でも、変えられる
私たちの現実が変わらないとしても
奈代ちゃんの、現実だけは
変えることができる
正直に殺されたことを伝えるか
奈代ちゃんを置いてここから出て行ってしまったと伝えるか
どちらにしても
奈代ちゃんにとっては非情なものかもしれない
でも。
殺されてしまったことを伝えたら
奈代ちゃんはきっと……壊れてしまう
雪歩「……貴音さん」
貴音「私には決めかねます……こんな、こんなものは」
ぎゅっと目を瞑った貴音さんの頬を
涙が伝っていった
1、奈代に母親が殺されたことを伝える
2、奈代に母親がモールから出て行ってしまったことを伝える
3、その他自由
安価下
正直に……伝えるしかない
どちらにしても
奈代ちゃんには辛い現実になる
でも、だからこそ
未来でまた、奈代ちゃんがこの現実に苦しまなくて済むように
本当のことを伝えるべきだよね
雪歩「貴音さん、戻りましょう」
貴音「雪歩……どうするのですか?」
雪歩「奈代ちゃんには正直に伝えます」
貴音「……解りました。貴女に従います」
お母さんを連れて行くわけにも行かず
私達は一礼をすませ、奈代ちゃんのところへと戻ることにした
奈代「お帰りーっ!」
戻るやいなや
奈代ちゃんが走り寄ってきた
でも、貴音さんは笑うこともなく告げた
貴音「奈代。大事なお話があります」
奈代「え?」
奈代ちゃんは首をかしげたものの
小鳥さんも、律子さんも
直前まで奈代ちゃんと笑っていたあずささんも
その一言で察したのか、表情を暗くしてしまった
雪歩「お母さんがね、殺されちゃったの」
奈代「…………」
雪歩「ごめんね……もう少し。もう少し早く、行くべきだった……」
泣くことはできない
奈代ちゃんの前で
奈代ちゃんよりも早く泣くなんて駄目
そう思ったから……だけど
奈代ちゃんはぎゅっと目瞑って泣くのを我慢していた
奈代「奈代は、奈代は……泣かないもんっ」
小鳥「奈代……ちゃん?」
奈代「ママと、文月ママと約束したんだもんっ」
奈代ちゃんは自分のスカートの裾を握りしめて
唇を噛み締めて、目を瞑って……悲しみを全部。自分の中に閉じ込めていた
貴音「奈代……」
奈代「……約束、だもんっ」
文月
それがあの女の人の名前
奈代「奈代、泣かない。奈代は……」
まだ小学校低学年の女の子が涙をこらえて震えてる
目の前で……震えてる
1、歌を歌う
2、抱きしめる
3、頭を撫でる
4、その他自由明記
安価下
私はただただ、黙って奈代ちゃんを抱きしめた
謝罪なんて意味はない
慰めなんて、残酷だ
泣いていいよなんて、言えない
だから、抱きしめる
奈代「……………………」
雪歩「……………………」
奈代ちゃんは大切な人を失い
私も目の前で失った
それが、自分の無力さのせいだったからこそ
私は小さな子供の、大きな思いを強く理解できた
奈代「文月ママは……人間のまま?」
貴音「ええ。人間のままでしたよ」
奈代「良かった」
奈代ちゃんは文月さんが人間のままだと聞いて
嬉しそうに笑うことはあったけれど、決して……泣くことはなかった
day02(夜2)
もうすぐ夜中という頃
私たちはそれぞれまだ眠ることはできずにいた
目を瞑っても、なんとなく眠れなかった
だって、人殺しがあったのだから
人による、人殺しが
雪歩「……………………」
1、交流(貴音、小鳥、律子、あずさ、奈代 から選択)
2、無理して眠ろう
安価下
雪歩「奈代ちゃん」
奈代「雪歩おねえちゃん」
雪歩「おいで」
奈代ちゃんに手招きをすると
素直に私の隣に潜り込んできた
奈代「……雪歩おねえちゃん」
雪歩「なぁに?」
奈代「文月ママはね……ほんとのママじゃないんだ」
そう言われてようやく
あの時の違和感の理由が解った
【「この子、好きみたいだから」】
【「あの子、アイドル好きらしいからね」】
まるで、自分の子供ではないような言い方だったからなんだ
……でも。待って
じゃぁ、奈代ちゃんのご両親は?
その疑問に被ったさっきの奈代ちゃんの言葉
【「文月ママは……人間のまま?」 】
そして……良かった。と、嬉しそうに笑った
奈代「ママとパパは……おかしくなっちゃったの」
雪歩「外の人たちみたいに?」
静かに尋ねると
奈代ちゃんは小さく頷いた
奈代「奈代のこと食べようとして、文月ママが死なせてくれたの」
雪歩「……………」
死なせてくれた
それは普通、こんな女の子が言うような言葉ではない
でも。言えてしまうような経験を、
奈代ちゃんはしてきたって事なんだよね
奈代「文月ママはね、優しくて、強くて、カッコイイママだった」
雪歩「……うん。解るよ」
あの時、文月さんがいてくれたからこそ
私は私の生きていく意味を、目的を。
再確認することができたんだから
奈代「文月ママはね、お料理が下手なの」
雪歩「そ、そうなの?」
奈代「奈代の方が上手でね、奈代が作ってあげたこともあったんだよ~」
雪歩「すごいね、奈代ちゃん」
奈代ちゃんは嬉しそうに、楽しそうに。
文月さんとの思い出を語っていく
でも。その時見える笑顔は
とても辛そうで、悲しそうで
私はただ相槌を打つくらいしかできなかった
奈代「えへへっ、文月ママとのお話は終わり……かな」
雪歩「奈代ちゃん……」
1、夢の中なら、泣いてもいいからね
2、抱きしめる
3、頭を撫でる
4、奈代ちゃんは文月さんのこと、好きなんだね
5、その他自由明記
安価下
雪歩「夢の中なら、泣いても良いからね」
奈代「っ……泣かない、もん」
雪歩「そうだね。2人でくっついて寝るから、汗。だよね」
私がそう言うと
奈代ちゃんは私の胸元に顔を埋めて
ぎゅぅっと少しだけ強く抱きしめてきた
雪歩「…………………」
奈代「…………………」
黙り込むと
みんなの静かな寝息が聞こえてきた
本当に寝ているのかどうかは解らないけど。
雪歩「お休み、奈代ちゃん」
奈代「おやすみなさい。雪歩おねえちゃん……文月ママ」
奈代ちゃんのお休みを聞いて目を瞑ると
意外と早く、眠ってしまった
【day02 最終報告】
現在メンバー
・萩原雪歩 精神10
「文月さん、ありがとうございました」
・四条貴音 精神+2→3
「武器を用意すべきですね」
・音無小鳥 精神+3→4
「……奈代ちゃん」
・秋月律子 精神+2→3
「人殺し……ね」
・三浦あずさ 精神+3→4
「…………」
・佐藤奈代 精神+6
「文月ママ……」
・全員精神+2のち-1でした
□生死確認できたキャラ
□主人公チーム
・萩原雪歩 ・四条貴音 ・秋月律子(右足骨折)
・三浦あずさ ・音無小鳥
○脱出行動中
・如月千早 ・天海春香
・双海亜美 ・双海真美 ・我那覇響
◎脱出
・水瀬伊織 ・菊地真 ・星井美希
×死亡
・高槻やよい(雪歩の目の前で男により絞殺)
・プロデューサー(真美の身代わりで噛まれ<奴ら>化のち殺害)
・社長(戦闘により死去)
・文月(何者かにより撲殺)
主人公側の持ち物
雪歩【財布、ハンカチ、スコップ(大)、何かの鍵、懐中電灯、、お菓子、ねずみ花火】
貴音【財布、ねずみ花火】
小鳥【財布、携帯】
律子【携帯、財布、手帳】
あずさ【携帯、財布】
奈代【色紙】
現在位置
【東京都内、ショッピングモール】
モラル(人数)
10(1人) 佐藤奈代(少女)
9(0人)
8(3人) 男性A、男性B
7(3人) 文月(女性)、名護睦美(女性)、鳴無(男性)
6(0人)
5(1人) 大倉光希(女性)
4(6人) 女性(-4)、??、??、??、??、??
3(0人)
2(2人) 七泉(男性)、椎名(男性)
1(1人) 稲村(男性)
0(0人)
死亡(0人)
↓変化後
モラル(人数)
10(1人) 佐藤奈代(少女)
9(0人)
8(3人) 男性A、男性B
7(3人) 名護睦美(女性)、鳴無(男性)
6(0人)
5(1人)
4(6人) 女性(-4)、??、??、??、??、??
3(0人) 大倉光希(女性)
2(2人) 七泉(男性)、椎名(男性)
1(1人) 稲村(男性)
0(0人)
死亡(1人) 文月
待機日数7日程度でショッピングモールで過ごしてもらいます
その場合、
モラルの低い連中によるモールの制圧や、
精神的に弱った人によるモールの解放(<奴ら>の侵入)を防ぎつつ、
7日程度を無事に過ぎし切れば終了です
今回はここまで
また一人、亡くなりました……
再開します
安価下コンマ判定
一桁、または2桁目が4でイベント
判定=イベントは無し
day03(朝)
貴音「私は何か武器になるものが欲しいです」
律子「……そうね」
できるならまた新しく必要とはしたくなかった
でも、あんなことがあった以上
そんなことに拘っているわけにも行かない
あずさ「でも、みんなに確認はしなくていいの?」
雪歩「え?」
あずさ「誰が……その、したかを」
あずささんは少し言いづらそうに言うと
奈代ちゃんの頭を優しく撫でた
……必要、かな?
相手が正直に答えるとも思えないし
もし、答えたとして……私たちに何ができる?
でも、
人殺しがあったということを他の人に伝えるべき……?
……どうするべきだろう
悩んでいるだけじゃ何も変えられない。何も動かせない
まずは、どうするかだよね
1、奈代をお母さんの元へ
2、武器を揃えに行く
3、みんな(モブ)を集めて人殺し報告
4、交流(貴音、あずさ、律子、奈代、小鳥)
5、その他自由明記
安価下
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