貴音「KisS」(19)
SS初投稿です かなり不出来な作品ですが、終わったらアドバイスや感想などいただけたら嬉しいです
なんかキャラの雰囲気や言動が違和感ある・・・かも?
百合作品です けっこうえっちぃ・・・かも
響「はいさーい!」
彼女の元気な声が事務所に響く
響「あれー?貴音一人か」
貴音「なにか不都合でもあるのですか?」
響「そんなことないぞ!貴音と二人っきりだから嬉しいなーって思ってさ」
貴音「ふふ」
元気なぽにーてーるを撫でると、えへへと笑う
でも私が抱いている感情は彼女のそれとは違う
長い時間彼女を見てきた
この感情が恋を通り越して愛になっていたことに気付いた時、同時に彼女の純粋な瞳は、私をやはり同性の親友として見ていることにも気付いた
もし一目惚れなら、もし、その思いを知らなければ、感情のままに動いて気持ちをぶつけられたのかもしれない
しかし、長く彼女の純粋さに触れれば、そんな身勝手が許されることはないという理性が働く
彼女に会うたびに心が疼く
もうこれ以上こんな切ない気持ちを味わいたくない
でも彼女と離れるのはもっと嫌だった
響「あ、もうレッスンの時間だ」
ζ*'ヮ')ζ<LESSON
帰路 人の少ない電車に揺らる
響「今日はつかれたぞー・・・」
貴音「いつ見ても響のダンスは本番さながらの真剣さですからね。疲れも大きいでしょう」
響「自分、カンペキだからな!体力も人一倍あるんだー!」
貴音「ふふふ、左様ですか」
響「あ!」
貴音「?」
響「事務所に鍵忘れちゃった・・・」
貴音「あうち」
響「うーん・・・貴音の家に泊まってもいい?」
貴音「・・・よいですよ。今日はつかれていますし、二人で夕餉の用意をしたほうが手間もかからないでしょう」
響「下着はコンビニで買っちゃおう」
ζ*'ヮ')ζ<帰宅
響「わーい」
貴音「早く夕餉の用意をしましょう!さあ!」
響「う、うん・・・わかったぞ」
ζ*'ヮ')ζ<かんせい!
響「うわーすっごいご馳走だぞー!」
貴音「やはり、あしすたんと がいると料理も捗ります。張り切ってたくさん作ってしまいました」
貴音「それでは早速頂くとしましょう」
「「いただきます」」
ぱくっ
響「おいしい!」
貴音「ふふふ。感想を率直に言ってもらえると嬉しいものですね」
彼女の太陽のような笑顔を見ると、どんな言葉も眩しく響く
今までで一番楽しい夕餉だった
響「ふー食べた食べたー」
貴音「お風呂なら用意しておきました。先に入ってよいですよ」
響「うーん・・・お腹いっぱいで動けないし、自分は後でいいよ」
貴音「そういうことなら」
お湯に浸かりながら気持ちを落ち着かせた
ベッドは別々にしようとか、明日はいっそ一緒に出かけてから事務所に鍵を撮りに行こうかとか
そんなことを悶々と考えると、のぼせそうになっていた
貴音「あがりましたよ、響」
貴音「寝間着は脱衣所にすでに用意しておきましたから」
響「はーい」
かぽーん
響「いいお湯加減だったぞ」
貴音「満足していただけて嬉しいですよ」
響「貴音のパジャマぶかぶかだぞー」
小さな体が余計小さく見えて、とても可愛らしかった
どさっ
響「すうー」
響「えへへ。貴音のベッド、いい匂い~」
無防備にベッドに身を投げだした彼女の上気したような小麦色の肌は、綺麗で
―我慢の限界だった
このまま動き出してしまえば、今までの関係が壊れてしまうとわかっていた
でも、もうこれ以上こんな苦しみを味わうなら、いっそ壊れてしまってもいいと思えたから
響「貴音?・・・うわっ!」
押し倒しすと、長い髪が乱れ、ベッドを覆う
響「ね・・・ねぇ、どうしたの?」
貴音「・・・愛しています」
瞳は心なしか潤んでいた
きっと怖いのだろう
響「それは・・・」
貴音「ええ。異性が抱くそれと同じです」
響「貴音・・・」
響「い、今すぐには答えられないよ・・・」
貴音「私はこれ以上我慢できません。白状すると、ずっとずっと前からこうして貴方に触れたいと思っていました」
響「でも、こういうのはもっと段階を踏んで・・・んぐっ!」
唇を塞ぐ
一石二鳥だ
「んんっ!・・・んくっんぅっ」
ぴちゃぴちゃと水音にも似た音だけが部屋に響く
ゆっくりと太ももに指を沿わす
響「ま、待って!」
もはや制止など聞こえなかった
響「お願い。聞いて」
彼女の落ち着いた声で指が止まった
と、同時に完全に我を失いかけていたことにも気付いた
響「あのね、貴音。自分、ファーストキスは「この先、この人とずっと添い遂げよう」って人とするって決めてたんだ。」
彼女が・・・というよりも事務所の誰もがキスをしたことがないという話は以前事務所で皆と話したから知っていた
貴音「それは・・・残念なことでしたね」
最低の不貞腐れた返事だった
いっそ、嫌われたほうが楽だから
響「ううん。今、嫌じゃなかった。それどころか・・・驚いたけど、少し嬉しかった。この気持ちが、貴音の気持ちと同じかどうかはわからない。確かめるためには、時間が必要なんだと思う。だからさ、今は・・・その・・・」
「キスだけにして」
彼女は、真っ直ぐにこちらを見つめていた
ゆっくりと顔を彼女に近づける
少しはだけた寝間着から覗く首筋に優しく口付けて、舐める
「あっ・・・ふっ・・・」
覆いかぶさる私に手を回し、寝間着を強く握る
私は黙ってボタンを外していく
響「え?貴音、それ以上はダメ!」
貴音「キス・・・だけですから」
響「そんなの関係な・・・あっ」
有無をいわさず細い腰に口付ける
―脇、乳房、腿、二の腕、そして唇を愛で、彼女はぐったりとしていた
響「はぁ・・・はぁ・・・もう、おしまい?」
貴音「ええ・・・今は、もう十分すぎるほど幸せですから」
響「そっか・・・あのね、貴音」
貴音「はい」
響「明日さ、デートしようよ」
貴音「奇遇ですね。私も誘おうとしていました」
響「まだ、答えらるわけじゃないけど、しっかりと気持ちを確かめたいんだ」
貴音「ええ、待ってます。その間は・・・キスで」
響「で、でも、今日みたいなのは疲れちゃうからもうダメだぞ!」
貴音「おや、響は人一倍体力があるのではないのですか?」
響「うがーっ!一本取られたぞ!」
貴音「響」
響「うん?」
先のことはわからないし、彼女の答えが私の期待しているものと決まったわけではない
でも、今はこの口づけを大切にしていたい・・・
以上です
レスしてみると予想以上に早く終わってしまって正直焦ってます
ひびたかさいこー!
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