貴音「るぅる無用の」響「暇つぶし」 (132)
響「……」
貴音「……」
小鳥「……」カタカタ
響「暇」
貴音「ですね」
小鳥「……」カタカタ
響「……」
貴音「……」
小鳥「……」カタカタ
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響「……」スクッ
貴音「……」チラ
響「……」テクテク
ガチャン
貴音「……」
小鳥「……」カタカタ
貴音「……やっと、二人きりですね」
小鳥「……ええ」カタカタ
貴音「ふふふ」スリスリ
小鳥「……あら」
貴音「いやらしい太ももです」スリスリ
小鳥「仕事中よ?」
貴音「気にすることなんてありません」チュッ
小鳥「もうっ///」チュッ
貴音「こんなにも身体はおねだりしているというのに」サワサワ
小鳥「あぁん///」
貴音「ふふっ、良い声で鳴くのですよ?」クチュ
小鳥「だ、だめぇ///」
貴音「うるさい御口は塞いでしまいます」チュゥウ
小鳥「んっ、んんんんっ!!」
貴音「なんて甘いのでしょう……」
小鳥「いやぁ……///」トロン
ガチャン
響「動くな!!警察だぁ!!」
貴音「……な、何故!!」
響「大丈夫ですか?」
小鳥「ぐすっ、あの人に無理矢理、ひぐっ」プルプル
貴音「なっ!?」
響「なんて奴だ!!許せないぞ!!」
貴音「こ、これは合意の上で」
小鳥「私、もうっ、えぐっ、お嫁に行けないっ……!!」
貴音「こ、小鳥嬢!!」
響「そこまでだ」ガチャ
響「お前には黙秘権が認められる!!供述は法廷でお前にとって不利な証拠として用いられる事がある!!」ミランダ
響「お前には弁護士の立ち合いを求める権利がある!!もし自分で弁護士に依頼する経済力が無ければ、公選弁護人に頼る権利がある!!」ケイコク
貴音「嘘だと言って下さい!!小鳥嬢!!」
小鳥「……触らないでっ!!」
響「詳しい話は署で聞こう!!来いっ!!」グイッ
貴音「小鳥嬢っ!!小鳥嬢!!」
小鳥「……ごめんね」ボソッ
響「ウーウー」
響「着いたぞ、座れ」
貴音「……」
響「……」
響「どうしてあんな事を?」
貴音「あれは合意の上……!!」
響「だったら何故彼女は涙を流していたんだぁ!!」バンッ
貴音「ひうっ」ビクッ
響「うがぁ!!」バンバン
貴音「ひいぃ」ビクビク
響「……」
貴音「ぐすっ、うぅ……」ポロポロ
響「……」ギュッ
貴音「っ!!」
響「大丈夫、もう怖くないからな」ナデナデ
貴音「……本当、ですか?」ポロポロ
響「大丈夫」ナデナデ
貴音「うぅ、ひぐっ」ポロポロ
響「ふふふ」スリスリ
貴音「っ!?」ビクッ
貴音「どこを触って……!!」バシッ
響「どこを触られているんだ?」ニヤァ
貴音「」
響「一体どこを触られて興奮しているのかなぁ?」サワサワ
貴音「や、やめ」
響「あぁん/// なんだか自分までいやらしい気持ちに///」モミモミ
貴音「いやあああっ!!だれか!!だれかぁ!!」
響「無駄、誰も聞こえやしないよ?」クチュ
貴音「そ、そんな……」
響「抵抗するだけ無駄さー!!」ガバッ
貴音「いやあああああああああああああ!!」
ガチャン
響貴音「っ!?」
美希「おはよう、なの……って、え?」
響「」
貴音「」
美希「……何してるの」
響「」パンパン
貴音「」アンアン
美希「何してるの!!」
響「……」
貴音「……」
美希「……」
響「スリルのない愛なんて〜♪」
貴音「興味あるわけ無いじゃない〜♪」
美希「……へ?」
響「……」ジロリ
貴音「……」ギロリ
美希「……」
響「タブーを冒せるヤツは〜♪」
貴音「危険な香り纏うのよ〜♪」
美希「……覚えておけば〜♪」
響貴音美希小鳥「かまげぇぇぃんっ!!!!」
美希「……」
響「……」
貴音「……」
小鳥「……」
美希「いったい何なの?」
響「……」
貴音「……」
小鳥「……」カタカタ
美希「」
響「……」
貴音「……」
小鳥「……」カタカタ
美希「……」
貴音「うぃいん」
貴音「入ってみたは良いものの」
貴音「お昼時はやはり混んでいますね」
小鳥「うぃーん」
小鳥「げっ、こんなに並んでるなんて……」
美希「お次のお客様どうぞ」
貴音「何にいたしましょうか」
貴音「しかし、めにゅうが見えません」
貴音「れじまで待ちましょう」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
美希「次の方どうぞ」
貴音「ようやくわたくしの番が参りました」
美希「いらっしゃいませなの」
美希「店内orお持ち帰り?」
貴音「なんと」
貴音「お持ち帰りが出来るのですか」
貴音「真、素晴らしいしすてむ」
美希「照れるの」
貴音「しかし、ここはあえて店内で食しましょう」
美希「了解なの」
貴音「……はて」
貴音「めにゅうがありませんが」
美希「ここに置くのはやめたの」
貴音「そ、そんな」
貴音「では、わたくしは何を見て注文すればよろしいのですか」
美希「上の表示を見て欲しいな」
貴音「ほぅ」
貴音「ふむ」
貴音「なるほど」ウンウン
小鳥「まだかしら」ボソ
貴音「?」クルッ
小鳥「げふんげふん」
貴音「むぅ」
貴音「さっぱり読めません」
美希「困ったの」
貴音「むむむ」
貴音「では、らぁめんばぁがぁをふたつ」
美希「お味の方は」ピッ
貴音「豚骨と醤油にいたしましょう」
美希「ミキ的には味噌がおススメなの」
貴音「許しません、豚骨と醤油で」
美希「えー」
貴音「豚骨と醤油で」
小鳥「……」イライラ
美希「やっぱり味噌にしない?」
貴音「黙りなさい、豚骨と醤油で」
美希「ミキ、そんな言い方ないって思うな」
貴音「貴女がわたくしの言う通りにしないのが悪いのです」
美希「……」チッ
貴音「あっ」
貴音「今舌打ちが聞こえました、許し難い行為」
美希「知らないの」
貴音「とぼけるのですか」
美希「ミキ、知らないもん」
貴音「もう怒りましたよ」
美希「きゃあ」
貴音「店長を呼びなさい」
美希「てんちょー」
小鳥「」イライラ
響「どうしたの?」
美希「お客様がお呼びなの」
響「お待たせしました」
貴音「舌打ちをされたのです」
響「悪い奴だ」ゴン
美希「いたい」
響「理由を」
美希「ミキのおススメは味噌だったの」
美希「それなのに豚骨と醤油だって」
響「いけないぞ」ガン
貴音「いたい」
響「おススメには従ってもらわないと」
貴音「はい」
響「……ん?味噌?豚骨?醤油?」
貴音「らぁめんばぁがぁを」
美希「なの」
響「ラーメンバーガーですか、ありません」
美希「あらら」
貴音「これはこれは」
響「そんなものあるわけないですよ」
貴音「ついうっかり」
美希「うっかり屋さんなの」
響貴音美希「HAHAHAHA」
響「うちはうどん屋なので」
小鳥「えっ」
美希「えっ」
貴音「えっ」
響「えっ」
小鳥「……」
美希「……」
貴音「……」
響「……」
小鳥「パッと舞って♪」
美希「ガッとやって♪」
貴音「チュッと吸って♪」
響「はあぁん♪」
響「……」
貴音「……」
美希「……」
小鳥「……」
prrrrrrrrrrrrrrrrr
カチャ
小鳥「はい、こちら765プロ……」
小鳥「はい……、はいっ……」つ[小鳥 OUT]サッ
響「……」コクン
貴音「……」プルプル
美希「貴音?」
貴音「もう我慢なりませんっ!!」バーン
響「っ!?」ビクッ
貴音「わたくしにらぁめんと言わせておけば良い」
貴音「らぁめんと言えば寄ってくる女」
貴音「らぁめんなら何杯でも食す事が出来る無限の食欲」
貴音「という風潮!!」バンッ
美希「そ、そんなコトは無いと思うな」
貴音「あります!!」
貴音「何ですか先程の、らぁめんばぁがぁとは!!」
響「自分から言い出s貴音「黙りなさい!!」グイーッ
響「いひゃひゃひゃ!!」
貴音「この口ですね!?この口がわたくしにそう言わせたのでしょう!?」グイイ
響「いひゃいいひゃい!!」
貴音「うえうえしたした」グイグイ
響「やめへぇ!!」
貴音「まるかいてちょん」グッ
響「いたあああ!!」
美希「」
貴音「わたくしがらぁめんらぁめん言うと思っているとは間違いにも程があります!!」
響「うぅ……」
美希「……」ジトーッ
貴音「何か?」
美希「好きな食べ物」
貴音「らぁめん」
美希「今一番欲しいもの」
貴音「らぁめん」
美希「無人島に一つ持ってくなら」
貴音「らぁめん」
貴音「って、何を言わせるのですか!!」グイイイ
響「いひゃああああ!!」
響「どうして自分が……」ポロポロ
貴音「もう知りません!!」スタスタ
ガチャン!!
美希「……出てっちゃった」
美希「あーあ、響のせいなの」ハァ
響「自分何も言ってないぞ!!」ウガァ
響「と、とにかく追いかけないと……」
美希「貴音……」
ガチャン
響「ん?」
美希「あっ」
慧音「やぁ、おはよう」
響「」
美希「」
響「」
美希「」
慧音「……?」
響「」
美希「」
慧音「……おーい」
響「」
美希「」
慧音「ほぅ、……いい度胸だ」
慧音「ふんっ!!」ゴチン
響「うがぁ」
慧音「ふんっ!!」ゴチン
美希「なのぉ」
響美希「いったああああああああああ!!!!」ゴロゴロ
慧音「ここに正座しろぉ!!」ビシッ
慧音「いいか?挨拶は一日の基本。『おはよう』と言われたら『おはよう』と返す。何故これだけの事が出来ない?たった『おはよう』の一言で人と人は気持ち良く一日を過ごすことが出来るんだぞ。なのにそれを怠るとはいったいどういう了見だ。私が子供のころはな、あry」
美希「いきなり頭突きなんて酷いの……」ボソ
慧音「ふんっ!!」ゴチ
美希「ぐえっ」
慧音「ふんっ!!」ゴチ
響「うぎゃあ」
響美希「うおおおおおおおおおおおお!!!!」ゴロゴロ
響「自分何もしてないぞぉ!!」
慧音「『人の話は黙って聞く』。お前達は教わらなかったのか?いいや、教わった筈だ。自分が話している時に、他の話をされてみろ。心が痛いだろう?私も年長者とはいえ、心が痛くなるんだ。人が嫌がることをしないというのは、当たり前の事。お前達も言われてやる歳じゃないのだろう?だからry」
〜少女説教中〜
慧音「分かったか?」
美希「はい……、なの」
響「はいぃ……」
慧音「よろしい」
美希「あ、足が……」
響「シビれて……」
美希「ところで……」
慧音「ん?」
美希「アナタは誰、なの?」
慧音「……そういう時はまず自分から名乗r」
響「じじじ自分は我那覇響です!!アイドルやってるz、……ます!!」
美希「ほほほ星井美希なの!!同じくアイドルなのです!!」
慧音「……」
響「」ガクガク
美希「」ブルブル
慧音「……我那覇響に星井美希か、珍しいが良い名前だ」フム
慧音「私の名前は上白沢慧音、里で寺子屋を開いている」
響「て、寺子屋?」
慧音「あぁ、小さいがな」
美希「慧音先生、なの!!」
慧音「そう呼んでくれて構わないよ」ニコッ
慧音「ところで、さっきお前達が言っていた『あいどる』とは何だ?」
美希「知らないの?」
慧音「恥ずかしながら、耳にした事も無い」
響「お客さんの前で踊ったり歌ったり」
美希「とってもキラキラ出来るお仕事なの!!」
慧音「……芸者とは違うのか?」
響「……ちょっと違うぞ」
慧音「むぅ、そうか」
響「あっ」
美希「どうしたの?」
響「貴音は?」
美希「……すっかり忘れてたの」
慧音「ん?」
響「実は……」
〜少女説明中〜
響「という訳で……」
慧音「今に至るのか」
響「……」コクン
慧音「うーん……」
美希「っ!?」
響「……どうしたの?」
美希「響、ちょっと」チョイチョイ
響「美希?」
美希「ミキ分かったの」ボソ
響「何が?」ボソ
美希「慧音先生は貴音なの」ボソ
響「えっ」
慧音「うん?」
美希「シーッ!!」
響「ご、ごめん」ボソ
美希「あれを見るの」ボソ
美希「ちょっと変だけど貴音と同じ銀色の髪の毛」ボソ
響「……うん」ボソ
美希「貴音が好きそうなお弁当箱似のめんような帽子」ボソ
響「ホントだ」ボソ
美希「ボンキュッボンのあのスタイル」ボソ
響「っ!!」
美希「何と言っても『慧音』と『貴音』が一文字違いなの」ボソ
響「ああっ!!」
美希「これはもう貴音の変装に間違いないの」ボソ
響「貴音……!!」
慧音「……どうしたんだ?二人でこそこそと」
響「貴音ぇ!!」ダキッ
慧音「っ!?」
響「さっきはゴメン、自分少しだけ貴音の事勘違いしてたぞ!!」ギュウ
慧音「な、何を言って」
美希「ミキもなの!!」ダキッ
慧音「違っ、わ、私は」
美希「貴音はラーメンだけなんかじゃないの!!貴音の良いところは他にもたくさんあるの!!」ギュウウ
慧音「ぐ、ぐるし」グググ
響「自分、貴音が居ないと……、自分には貴音が必要なんだ!!辛い時も、悲しい時もいつも貴音は側に居てくれたよね。もちろん、楽しかった時や嬉しかった時にも貴音と一緒だった。思えば初めて会った時から貴音はいつも自分に優しくしてくれてたよね。不安だった自分の心が、貴音ry」
慧音「いきが、いきがぁ」ジタバタ
美希「ミキが落ち込んでる時や苦しんでる時、いつも自分のコトの様に考えてくれる貴音の優しさが、ミキをここまで強くしたんだよ?貴音が居たから、今のミキがあるの。だからね、ミキ、貴音が苦しい時は、ミキも力になりたいの!!だってミキ達、ここまで一緒に進んできた仲間だもry」
慧音「」ガクッ
響美希「だからさっきは本当に……」
響美希「た、貴音?」
ギャー イキガトマッテルノ!!
ドウコウガヒライテルゾ!!
タカネェ!!タカネェ!!
〜少女蘇生中〜
慧音「んはあっ!!!!」
響美希「貴音っ!!」
響「心配したぞ!!」ギュッ
美希「うぅ、貴音ぇ!!」ギュッ
慧音「……いい加減に」
慧音「しろおおおおおおおおおおおおお!!!!」ゴンッゴンッ
響美希「あああああああああああああああああああ!!!!」ゴロゴロ
慧音「はあっ、はあっ」ゼェゼェ
響「おおおお……」プルプル
美希「」ジタバタ
慧音「大馬鹿者っ!!」
慧音「死神が運良く昼寝していたから良かったものの」
慧音「危うく河を渡るところだった……」ガグブル
慧音「響!!」
響「ひゃい!!」
慧音「美希!!」
美希「は、はい、なの!!」
慧音「いいか、私は貴音じゃない!!慧音、け・い・ね、だ!!」
響「ええっ!?」
美希「そ、そんな」
慧音「その大事な友人を勘違いした挙句、人を絞殺しかけるなんて言語道断!!」
響「……はい」
慧音「私だったから良かったものの!!これが普通の人間だったら本当に渡っていたぞ!!」
美希「……ごめんなさい」
慧音「……」
響「……」
美希「……」
慧音「……でも」
慧音「お前達の貴音殿への気持ちは十二分に伝わった」ダキッ
響美希「っ!!」
慧音「これをちゃんと本人に伝えてやれ」
慧音「この強い想いを受けて、心が動かない人間なんていないさ」ヒシッ
響「……」
美希「……」
慧音「どうした?」
響「……」ポロポロ
美希「……」ポロポロ
慧音「……なんだ、泣いてるのか?」
響「……うぅ」ポロポロ
美希「……ひぐっ」ポロポロ
慧音「……まぁいい」
慧音「好きなだけ泣いてしまえ」
慧音「人間は泣くことで壁を乗り越え強くなるんだ」
慧音「今なら私が全部受け止めてやろう」フフッ
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
慧音「二人とも落ち着いたか?」
響「……うん」グス
美希「……」ゴシゴシ
慧音「そうか」ナデナデ
慧音「じゃあ、もう大丈夫だな」
慧音「私もそろそろ帰るとしよう」
響「……行っちゃうのか?」
慧音「あぁ、そのうち貴音殿も帰ってくるだろうからな」
慧音「私はただの邪魔者になってしまうからな」
美希「……行っちゃ、ヤ、なの」
慧音「ふふっ、すまないな」ナデナデ
慧音「生憎だが、私にもお前達にとっての貴音殿のような存在がいてね」
慧音「あいつの事だから、ボロボロの姿のまま、腹を空かして私の帰りを待ってるに違いない」クスッ
慧音「だから、私はここらで御暇するよ」
響「……そっか」
慧音「なぁにそんなに暗い顔をするな、可愛い顔が台無しだぞ?」
響「……だって」
慧音「笑え笑え、笑う門には福来る、だ」
響「……ふふっ」
慧音「うん、よろしい」ナデナデ
美希「……またっ!!」
慧音「ん?」
美希「また、会えるよね?」
慧音「……」
慧音「ああ、会えるさ」ニコッ
慧音「本当にもう、いくよ」
響「……」
美希「……」
慧音「……じゃあ」
響「……」
美希「……」
響「また、ね!!」
美希「また、なの!!」
慧音「……」
慧音「あぁ」
慧音「また、会おう」ニコッ
ガチャン
美希「……行っちゃった」
響「……うん」
美希「……」
響「……」
美希「っ!!」ダッ
響「美希!?」
ガチャン
美希「……もういないの」
響「……」
ガチャン
美希「……」
響「……」
美希「……」
響「……」
ガチャン
響美希「っ!?」
貴音「……」
響「……たか、ね?」
美希「貴音っ!!」ダッ
貴音「……」
響「……」
美希「……」
貴音「……」
響「……」
美希「……」
貴音「……」
響「……さっきはごm貴音「聞いてください!!響、美希!!」パアァ
貴音「わたくしは、真に、それはもう真に面妖な体験をしてきました!!」
貴音「幻想郷、なる場所に、わたくしはわぁぷしてしまったのです!!」
貴音「そこでは今まで食したことの無い、鰻や桃」
貴音「さらには『たけのこらぁめん』、なる物を頂いて来たのです!!」ドヤァ
響「」
美希「」
貴音「流石、妹紅嬢の会心の一作」
貴音「思い出すだけでよだれが止まりません」
貴音「たけのこらぁめん……」
貴音「あぁ、らぁめん!!らぁめん!!!!らぁめん!!!!!!」
響「」
美希「」
貴音「はて」
貴音「どうかしたのですか、響、美希」
響「」
美希「」
貴音「……聞こえていますか?」ヒラヒラ
響「」
美希「」
貴音「……」
響「」
美希「」
貴音「……むぅ」
響「」
美希「」
貴音「」
響「」
美希「」
貴音「……」
響「」
美希「」
貴音「花になりたい♪」
響「もっと♪」
美希「鮮やかなカラー♪」
貴音「……」
響「……」
美希「……」
小鳥「……」つ[休憩]サッ
>>72
……他作品のキャラかよ……
クロスならクロスって書いといてくれ
響「んーっ」グイーッ
美希「あふぅ」
貴音「お昼にいたしましょう」
響「さんせーい」
美希「せっかくだからどこか食べに行きたいな」
貴音「そうですね……」
響「何にする?」
美希「おにぎり一択なの」フフン
響「ありえないの」シッシッ
美希「……ぐすん」シュン
貴音「わたくしにも提案があります」
響「……何?」
貴音「いたりあん、など如何でしょうか」
響「」
美希「」
貴音「……何故」
響「いや、そこはさ」
美希「らぁめん、にいたしましょう」キリッ
響「って言うと思ってたから」
貴音「……」
貴音「わたくしが先程申した言葉は、あながち間違いではありません」
貴音「わたくしを構成するものは『らぁめん』『面妖』『尻』だけじゃないのですよ!?」
貴音「それなのに、それなのに……、うぅ……」ポロポロ
響「おぉ、よしよし、かわいそうに」ナデナデ
貴音「えぐっ、ぐすっ」
美希「小鳥もいこ?」
小鳥「私はいいわ、事務所に誰もいないのはまずいし」
美希「むぅ」
小鳥「ごめんね」クス
美希「じゃあ、何か買ってきて欲しいものある?」
小鳥「そうねぇ……、デザートでも頼んで良いかしら?」
美希「了解なの、期待してて待っててね?」
小鳥「はぁい♪」
響「それじゃ行こうか」
貴音「……ひっく」
美希「あ、待って」
ガチャン
そのうちまた書きます
>>77
ゴメンね
思いついたものをつらつら書いてきますんで
基本的にはなんでもありです
乙乙
面白いと思うけど、流石に突然のクロスには戸惑ったかな
面白かったけど東方は解らんよ
>>1
雰囲気がコロコロしてて面白いwwww
前に何か書いてた?
>>89
響「あれだぞ、あれ」
響「やよ・ぐりるす?」
貴音「こしょこしょ」響「やめてぇ!!」
貴音「これ以上近づくのであれば、……」ってやつと
響がむしゃくしゃするやつだけ
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
美希「ただいまー」
響「少し買い過ぎた?」
貴音「仮に余るようでしたらわたくしにお任せあれ」キリッ
小鳥「おかえりなさいっ♪」
春香「おかえりー」
貴音「あら、春香」
響「あら、って」クス
美希「今日お仕事?」
春香「もう終わって帰って来たんだ」
響「おつかれさま」
貴音「では春香も参加出来ますね」
春香「何に?」
美希「その前に」ガサガサ
小鳥「やった♪」
美希「プリンにしたの」ジャン
響「アイスとの死闘は壮絶だったね」
貴音「気温の差でした」グッ
美希「春香もどうぞ」
春香「ありがとう」
美希「多めに買ってきて正解だったの」
小鳥「うーん、おいしい!!」
響「ねー」
美希「なの」
貴音「」パクパク
ピロリン
春香「メールですよ、メール」ピッ
春香「千早ちゃん、今から事務所来るって」
響「暇なんだな」パクッ
美希「ミキ達と同列にしちゃ悪いの」
貴音「」パクパク
小鳥「ごちそうさまでした、ありがとね美希ちゃん」
美希「お安い御用なの」
響「まこと、びみでした」キリッ
春香「似てる似てる」アハハ
貴音「ぐぬぬ」
貴音「自分、美味しかったんだぞぉ」キリッ
響「」
小鳥「」
美希「」
春香「……ご、ごちそうさまでした」
貴音「……」
響「……」
美希「……」
春香「……」
小鳥「……」
小鳥「っ!?」
小鳥「で、でも!!」
小鳥「……はい、分かりました」
美希「……小鳥?」
小鳥「……みんな、よく聞いて」
小鳥「私達の中から一人」
小鳥「……選ばなくてはいけないの」
貴音「……っ!!」ギリッ
響「そ、そんな……」
小鳥「食べた後は、片付ける」
小鳥「これは最初から……、最初から決まっていた事なのよ」ポロポロ
美希「どうして……っ、どうしてミキ達がこんな事……!!」
響「くそぉ!!」ドンッ
小鳥「だからね、みんな」
小鳥「少しの間だけ、お別れ」
美希「……小鳥?」
小鳥「私が、行きます」
響「っ!!」
貴音「……っ!!」ギリッ
響「そ、そんな……」
小鳥「食べた後は、片付ける」
小鳥「これは最初から……、最初から決まっていた事なのよ」ポロポロ
美希「どうして……っ、どうしてミキ達がこんな事……!!」
響「くそぉ!!」ドンッ
小鳥「だからね、みんな」
小鳥「少しの間だけ、お別れ」
美希「……小鳥?」
小鳥「私が、行きます」
響「っ!!」
響「何言ってるんだぴよ子!!」
美希「ダメに決まってるの!!」
貴音「何を言っているのかわたくしには聞こえません!!」
小鳥「みんな……」
小鳥「ありがとう、響ちゃん、美希ちゃん、貴音ちゃん」
小鳥「でも、大丈夫」
小鳥「みんなと食べたプリンの味を、……私は忘れない」グスッ
貴音「小鳥嬢っ!!」
春香「……」
小鳥「春香ちゃん、どいて」
春香「……」
小鳥「お願いだから……、ね?」
春香「……いやです」
小鳥「……どきなさい」
春香「いやです」
小鳥「どきなさいっ!!」
春香「いやですっ!!」
響「春香……」
春香「どうしてっ……、どうして小鳥さんだけがそんな目に遭わなきゃいけないんですか!!」ガシッ
小鳥「……」
春香「嫌です……、そんなの嫌ですっ!!」ポロポロ
春香「……だったら、私が行きます!!」
美希「春香!!」
貴音「っ!!」
小鳥「……春香ちゃん」
小鳥「……お願い、します」
春香「……え?」
小鳥「お願い、します」
美希「春香ぁ」ポロポロ
響「う、うぅ」ポロポロ
貴音「あぁ、そんな」ポロポロ
春香「ちょ、ちょっと待って」
響「ん?」
貴音「何か?」
春香「いや、てっきり小鳥さんが私の制止を振り切っていくものだと」
小鳥「断るのも悪いかなぁ、って」
春香「そこは断るところじゃ」
美希「結局、小鳥に押し付けるの?」
春香「ハルカ、そういう言い方は良くないと思うな!!」
響「アイドルに二言は無いんだぞ」
春香「そ、そんなの聞いたこと無いもん」
貴音「……早く行けばいいのですよ」ボソッ
春香「」
春香「今四条さんが!!」
貴音「はて」
春香「一回落ち着こう?ね?」
美希「落ち着くのは春香の方なの」
響「……確かに、ここは公平に決めなきゃな」
春香「やっぱり響ちゃんって天使」
響「というわけで、はい」サッ
響「くじ引きで、ね」
春香「公平ですよ、公平!!」
響「一人ずつ順番に引いていって、先が赤いハズレくじを引いた人が行くってことで」
美希「了解なの」
小鳥「じゃあ私から……」
響「最初は春香からだぞ」サッ
春香「……えっ」
響「ほら、早く」
春香「……小鳥さんが最初に引こうとしてたけど」
響「気のせい」
春香「でも」
響「気のせい」グッ
春香「」
美希「早く」
貴音「するのです」
春香「分かりました、引きます、引きますよ」サッ
春香「……赤い」
美希「はるかああああああああああ」ポロポロ
小鳥「どうしてぇ!!どうしてぇ!!」ポロポロ
貴音「非情な……」ポロポロ
響「う、うぅ……」ポロポロ
春香「……」
春香「響ちゃん」
響「ぐすっ、えぐっ、……なに?」
春香「他のくじ見せて」
響「……やだ」
春香「どうして」
響「やだ」
春香「見せてよ」
響「やだ」
春香「みせて」
響「やだ」
春香「見せろっ!!」
響「やだっ!!」
春香「トェェェェェイ」グイイイ
響「いひゃああああああ!!」
春香「隙有りっ!!」サッ
春香「」
春香「全部赤いじゃん!!」
貴音「そんなー」
春香「こんなの卑怯だよ!!」
響「ほっぺたがぁ」
小鳥「あぁ、かわいそうな響ちゃん」
春香「ちょっと!!」
美希「何をイライラしてるの?」
春香「今の見てたよね!?」
美希「……めんどくさいの」ボソ
春香「待って、今の聞こえてるよ?」
春香「それにさっきはあれだけ泣いてたのに!!」
貴音「はい、くちをしくちをし」エーン
春香「」
響「じゃあなんだ、ぴよ子に行けって言うのか!!」
春香「公平に決めよう、って言ってるの!!」
響「うるさいうるさいうるさーい」ボソッ
春香「セリフと声量が合ってない!!」
美希「ねぇ、この人」
美希「……ホントに春香?」
春香「えっ」
美希「ホントの春香だったら、こんなに文句ばっか言わないの」
春香「私は私だよ!!」
美希「じゃあ証拠」
春香「しょ、証拠?」
美希「自分がホンモノの春香だよ、ってミキに証明して」
春香「そんなこと言ったって……」
小鳥「ただし、のヮの、歌、ドンガラを禁止します」
春香「そ、そんなぁ!!」
響「その反応はどうかと思うぞ」
貴音「さん」
春香「え、もう!?」
貴音「にぃ」
春香「えーと……!!」
貴音「いち」
春香「あ、ああ」ガクガク
貴音「きゅう」
春香「インベルっ!!」
春香「私、天海春香!!」
春香「好きなものはペンギンとアメリカンドッグ!!」
春香「バ、バカリボンって私の事!?」
春香「インベルっ!!」
美希「」
小鳥「」
響「」
貴音「」
春香「……うっ、ひぐっ」ポロポロ
美希「……ごめんなさい」
響「……度が過ぎたぞ」
貴音「……反省しています」
春香「うわあああああああああああん」ポロポロ
小鳥「春香ちゃん……」ダキッ
春香「わたしっ……、わたし、もうっ……」ポロポロ
小鳥「春香ちゃん、よく聞いて」ヨシヨシ
小鳥「生きていればね、どうしようもなく辛い時だってあるの」
小鳥「苦しくて、立ち止まりそうになっちゃう時もある」
小鳥「でもね、それでも人は前を向いて進まなきゃいけないの」
小鳥「どんなに暗くて、長い夜でも、陽はまた昇るのよ!!」
春香「こ、ことりさん……」ポロポロ
小鳥「陽はまた昇るの、そう!!」
小鳥「サンライズだけに!!」
春香「」
美希「」
響「」
貴音「」
小鳥「なんだろドキドキ♪」
美希「ちょっと手当が♪」
響「必要ね♪」
貴音「微熱な気分は♪」
春香「あなたのせいかも♪」
一同「S.O.S!!!!」
小鳥「……」
美希「……」
響「……」
貴音「……」
春香「……」
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