モバP「ユッコの欲望がダダ漏れになった」 (24)

アイドルマスターシンデレラガールズの、堀裕子のSSです。
前半台本微エロ、後半地の文でR18。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412511733

モバP「(最近、ユッコのサイキックトレーニングが目覚ましい成果を見せている)」

モバP「(それ自体は、凄いことだ。一応サイキッカーアイドルということで売り出してきた裕子だが、実際この世に超能力があるなどと信じる人間はそういない。俺もその一人だった)」

モバP「(しかし現実は違った。どうも裕子は本物だったらしい)」

モバP「(ただ……正直言って、対処に困る面があるのも事実だ)」

モバP「(というのも)」

裕子「ただいま戻りましたー!」

モバP「おう、おかえり。今日のレッスン、どうだった」

裕子「なんということはありませんよ! エスパーユッコのサイキックにかかればね!」

モバP「(裕子は、口ではこんなことを言っている。しかしちょっと意識を集中してみると)」

裕子「(でも今日のメニュー、ちょっとキツかったですね。よくやったな~とか言って褒めてくれると、凄く嬉しいんですけど)」

モバP「(このように、心の声が聞こえてくる)」

モバP「(裕子はテレパシー能力に目覚めたらしいのだ)」

モバP「(彼女自身、このことには気づいていないらしい。心の声が聞こえるのも、俺の他にはいないらしい)」

モバP「(もしかしたら、俺の方に能力が目覚めたのかもしれないが……その可能性は、とりあえず置いておこう)」

モバP「(サイキックトレーニングしてた裕子に力が発現した、と考える方が色々自然だ)」

モバP「(どっちにしても、今のままでは真相など分からない)」

モバP「(俺が妄想に取り憑かれてる……とは思いたくないが、まだ何の確証も無いのだから)」

モバP「(裕子としても、心の中が駄々漏れになってたと知っていい気はしないだろう)」

モバP「(結局、俺はこの状況を上手いこと利用し続ける他無いのだ)」

モバP「そうか、頼もしいな。でも今日のメニューは、結構ハードだったって聞いてるぞ」

モバP「よくやりきったな。さすがエスパーだ」

裕子「え、えへへ……それほどでも、ありますよ!」

裕子「(ああーいい気分です! もっと!もっと褒めて、プロデューサー!)」

モバP「(なんて分かりやすいやつだ……テレパシー要らないんじゃないか)」


モバP「(というわけで、まだ裕子の周辺に大きな変化は起きていない)」

モバP「(彼女の要求がダイレクトに届くようになって、俺の仕事が幾分楽になったくらいだ)」

モバP「(裕子のテレパシーには、距離は関係ないらしい)」

モバP「(近くても、離れていても、届くときは同じように届く)」

モバP「(しかし、四六時中思考が垂れ流されるわけではない)」

モバP「(なにか強い情念、特に俺にまつわること、俺へ向けての思いだと、よく伝わるらしい)」

モバP「(先日のことだ)」


モバP「(裕子はレッスンに行ったな……あいつが帰ってくるまでに、次のLIVEバトル用の企画を作っておこう)」

モバP「(あいつといると、ついふざけてしまったり遊んでしまったりして仕事が進まないからな)」

モバP「(さっさとやること済ませて、後の時間は疲れたサイキッカーを労うために使うとしよう)」

モバP「(ん……よし、このペースならかなり余裕があるな。どんどん進めていこう)」

モバP「(ふんふんふーん。……ん?)」

裕子「(はあ、はあ、ああー、き、きつい! きついですよプロデューサー!)」

モバP「(裕子のテレパシーだ。レッスン場からでも届くのか)」

裕子「(これは……大変ですよ! もうすぐ終わりますけど……)」

裕子「(事務所に帰るの、しんどいなあ……迎えに来てくれないかなあ)」

裕子「(いや、でもプロデューサーもお仕事忙しそうですし。そんな、こき使うようなのはよくないですよね……)」

裕子「(ああ~! はい、はい! あっ!)」

モバP「(……迎えに行ってやるか)」

レッスン終了後。

モバP「お疲れさん、裕子。乗っていくか?」

裕子「モバPさん!? 来てくれたんですか!」

モバP「ま、ちょっと外へ出る用事があってな」

モバP「ついでだよ。たまにはこういうことも、あっていいだろ」

裕子「ありがとうございます! いやあ今日のレッスンにはいつにもまして厳しくて! サイキックテレポートで帰ろうかと思ってたくらいですよ!」

モバP「なんだ、迎えは要らなかったのか? 残念だねえ」

裕子「あああいえ、そんなことはないです! 一緒に帰りますよ、プロデューサー!」

裕子「(助けて欲しい時に助けてくれる……やっぱりプロデューサーは最高ですね! サイキック運命を感じちゃいますよ!)」

モバP「サイキック運命ってなんだよ……」

裕子「?」

モバP「ああいや、なんでもない。車出すぞ、シートベルト締めな」

モバP「(そんなこんなで、超常現象とも上手く付き合っていた俺だが)」

モバP「(ある日、LIVEバトル後のこと)」


モバP「(よし、勝てた)」

モバP「(かなりギリギリな感じだったが、あの手品ギミックが良かったな)」

モバP「(簡単な仕掛けだが、ステージ上でエスパーユッコが自信満々で披露するだけでなんかすごい技みたいに見えるんだから、あいつのキャラクターも大したもんだ)」

モバP「(ともあれ勝ちは勝ちだ。しっかりいたわってやろう)」

裕子「あ、プロデューサー! どうでした、今日のステージは!」

モバP「よかったぞ。手品、凄く決まってたじゃないか。これで本物のサイキックが披露できるようになったら、どれだけ盛り上がるんだろうな」

モバP「(実際、本物のサイキックはもう出来てるんだが……LIVEに使える類のものじゃないな。もう一皮剥けてもらわねば)」

裕子「なんですか、その言い草は! アレはエスパーユッコのサイキックですよ!」

裕子「(えへ、えへへ。褒められた……練習してきて、良かったぁ)」

裕子「(もっと褒めてほしいなあ。言葉だけじゃなくて……頭を撫でてくれたり、とか)」

モバP「……分かりやすい顔しやがって」

モバP「ほれ。わしゃわしゃー」

裕子「ああ! ん、ふふ、いいもんですね、こういうのも。もうちょっとやってて下さい」

裕子「(ああー撫でてくれてる、プロデューサーは私のこと分かってくれてるんだ……嬉しい)」

モバP「(顔真っ赤にしやがって……ほんとかわいいな、こいつ)」

 事務所に帰り着いて。

モバP「ん……あ、ちひろさんはもう帰ったのか」

モバP「裕子も、もう帰るか?」

裕子「え、そう、ですね。どうしましょう……」

裕子「(ちひろさんはいない、つまり…… 私達二人きり!?)」

裕子「(うわ、なんかドキドキしてきました)」

裕子「(……プロデューサー、最近私の事すごくよく助けてくれるし)」

裕子「(なんだかんだ言って、私の事、凄くよく分かってくれてるし)」

裕子「(この機会に、もっと……)」

モバP「裕子?」

裕子「は、はい!? ああ、い、いえその……今日の相手、結構強そうだったじゃないですか」

モバP「ん、まあそうだな。勝てたけど。練習した甲斐、あったろ」

裕子「そ、そうですね。でもですね、強い相手に勝ったら、やっぱり特別なご褒美とか、そういうのが必要だと思うんですよ!」

裕子「(頭撫でてくれるのもいいけど……もっと、欲しいな)」

裕子「(抱きしめたりとか……キス、とか? わ、恥ずかしっ! でもプロデューサー、最近私のして欲しいこと、なんでもしてくれるし……)」

裕子「どうなんですか! 難敵を倒したこのサイキッカーに、報酬の一つも無いんですか」

モバP「(……さて、どうしたものか)」

モバP「(エスパーユッコの期待に応えてやりたい気持ちはあるが)」

裕子「(キスして。キスして。ハグして。ギューってして)」

モバP「(いや、さすがにまずいだろ……未成年相手に、そんな、いくらなんでも)」

モバP「(いくら人目が無いとはいえ、アイドルとプロデューサーがそんな……許されるはずもない)」

モバP「(仕方ないな)」

モバP「……裕子。お前は今日、よくやってくれた。偉いぞ、サイキッカー」

モバP「(頭を撫でて誤魔化すか。惜しいような申し訳ないような気持ちもあるが、どうしようもない)」

裕子「……っ。もう、これだけですか? しょうがないですね、今回はこれで我慢してあげますよ。 ……次は私のサイキックで、もっと凄い報酬を引き出してみせますからね!」

裕子「(ダメかぁー。もう、プロデューサーの鈍感! もっとなんか、あるでしょ! こういう時に限って……)」

モバP「(すまん裕子。お前の期待に答えられなくて)」


モバP「(ここで終われば、話はまだ単純だったのだが)」

モバP「(そうは問屋が卸さなかった)」

モバP「(その夜。仕事を終えて家で寛いでいると)」

裕子「(プ……プ、プロデューサー……!)」

モバP「裕子!? ……ああ、これはテレパシーか」

モバP「(しかし……いきなりなんだ。まさかどこかで、危ない目にあってるんじゃ)」

裕子「(プロデューサー……もっと、もっときて……)」

モバP「(!? これは……)」

裕子「(はあ、はあ、今日のは、ひどいよ……キスくらい、してくれてもいいじゃない。私は、もっと、して欲しかったのに……)」

裕子「(切ない……切ないよお)」

モバP「(この声……感触……感覚。間違いない)」

モバP「(あいつ、俺のことをおかずにしてオナニーしていやがる)」

裕子「(はあ、あ、指……もどかしいなあ。プロデューサーの長い指で弄ってもらったら、もっと気持ちいいのかな)」

裕子「(あの、ゴツゴツした手……男らしくって素敵。あれで苛められたらどうなっちゃうんだろ)」

裕子「(頭撫でてもらったの、気持ちよかったなあ……これからもっとしてもらおう。そうしよう)」

裕子「(んっ……ふう、あ、これ、だめ、これ、これ……!)」

裕子「(う……! ふ、ふ、ふう……)」

裕子「(ああ……やっちゃった。罪悪感凄い……いつものことですけど)」

モバP「(あいつめ、なにしてやがる)」

モバP「(裕子とちゃんとやっていけるか、急に自信が無くなってきたぞ)」

 それ以来、オナニー実況中継は毎晩続いた。

裕子「(はあ、はあ、あ、あ……!)」

裕子「(んー……気持ちいいけど、やっぱり物足りない。おもちゃとか使ってみようかなあ)」

裕子「(でも、道具をナカに入れるのってなんか怖いですし。初めて入れるのが機械っていうのも、なんだか……)」

裕子「(……プロデューサーにあげたい。貰って欲しいです。アイドルですけど……やっぱり、駄目ですかね)」

裕子「(そもそも、プロデューサーってフリー? 忙しそうだし彼女の話とか聞いたことありませんけど)」

裕子「(だからって、誰でもいいってことはないですよね。私じゃ、駄目かなあ)」

裕子「(もっとサイキックトレーニングを積めば、ずっと一緒にいてもらえますかね?)」

裕子「(いや、なんかそれ違う気がする。もっとこう……美少女らしさを押し出していかないと!)」

裕子「(といっても……アイドルの娘達、皆カワイイしなあ)」

裕子「(今のところ、プロデューサーは私のことだけ見ててくれますけど、そのうち担当増やしたりもするんでしょうか)」

裕子「(私は……あ、わりとおっぱい大きい! これでなんかできないかな)」

モバP「(その辺にしとけ! ……といっても、声は届かんのだが)」

裕子「(何でしたっけ……そう、パイズリです。先輩アイドルの誰かが前に話してました。胸で男の人の……あれを、挟むんです)」

裕子「(プロデューサーのがどれくらいのかは知りませんけど……どうでしょう。私ので、ちゃんと挟めるかなあ。ちょっと練習してみよ)」

裕子「(……んっ。ん……手が滑って、やりにくいなあ。唾とかつけるものなのかな)」

裕子「(ふぅ、ふぅ……あ、これなんか、おっぱい弄ってると私まで……)」

裕子「(こうやって、感じながら感じさせてあげるのかな)」

裕子「(ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅう……あ、これいっちゃいそう)」

裕子「(う……いいですよ、だして、私のムネに……! ふ、うんんっ……!)」

裕子「(……あー、またやっちゃった。布団がベトベトだ)」

モバP「(……もう我慢できん。俺も抜こう)」

モバP「(ちょうど、裕子の写真集がある。この際これでいい。発散しないと死にそうだ)」

モバP「(やっぱり、裕子はスタイルいいよなあ。ムネも膨らんで腰はくびれて……サイキックキャラだけじゃなくて、こういうのも売りにした方がいいのかなあ)」

モバP「(ああーエロい。こいつこんなにエロい身体してたんだな)」

モバP「(……うっ! ふぅ……何だこの後ろめたさは。まあいい。寝よう)」

裕子「(……! な、なんです……! ひ、き、気持ちいい……!)」

モバP「(……!?)」

裕子「(あひ、あ、あ”……なんか、出た? はあーっ、あー……)」

裕子「(プロデューサー? プロデューサー、ですか?)」

モバP「(なに? 裕子、聞こえてるのか!)」

裕子「(プロデューサー? って、返事なしか……まあプロデューサーは一般人ですからね、テレパシーなんて使えませんよね)」

裕子「(しかし今のは……プロデューサーが、私の写真集見て、その、オナニー……してましたよね)」

モバP「(なんでそんなことだけ伝わってるんだ! ……まさか、強い情念のせいか?)」

モバP「(どんどん裕子の能力が強まって……暴走してるのか?)」

モバP 「(送信だけでなく、受信までできるとは……)」

裕子「(いえ、あれが本当にあった光景なのかは分かりませんけど……でも、プロデューサーの部屋はちょっと見えました)」

裕子「(明日確認してみましょう。テレパシーなのか妄想なのか、はっきりさせないと)」

裕子「(私にもチャンスが有るなら……)」

モバP「(裕子……)」

 その翌日。

裕子「おはようございます! 今日もサイキック日和ですね。最近私の力も調子がいいんですよ!」

モバP「おはよう。随分元気だな」

モバP「(いつもどおり? いやそんなはずは……心の声は、聞こえないか?)」

裕子「(さり気なく、さり気なく……よし、聞きますよ!)」

裕子「ところでプロデューサー。プロデューサーの家って、どれくらいの大きさのテレビ置いてるんですか?」

モバP「テレビ? 液晶の……普通の、30インチくらいのやつだよ」

裕子「(30インチ……というと、たぶん昨日見たのと同じくらいのサイズのはず。やっぱり、あれはテレパシー? それとも透視? 私のサイキックトレーニングが、ついに実を結んだ?)」

モバP「(こ、こいつそういうことか。意外と考えたな)」

モバP「(普段が普段だから、油断してた)」

裕子「そ、そうですか。いえね、今度うちでもテレビ買い換えようかって話になってて。どれくらいのサイズが使いやすいのかなーって思いまして」

裕子「(やっぱり……プロデューサーは私の事、女として見てるんだ。アイドルとプロデューサーの関係だから、手を出さないよう我慢してるんだ)」

裕子「(私の写真集見て、一人で……どんな想像してるんでしょう。ラブラブかな、それともムリヤリ?)」

裕子「(ああーどうしよう。どうしよう。こんなの誰にも相談できません)」

モバP「と、とにかく。今日もレッスンだ。準備して、行って来なさい」

裕子「は、はい! エスパーユッコ、出撃します!」

裕子「(ほんとにどうしよう。私から襲ってみる……? なんて、無理無理無理! あああ困るなあ……!)」

モバP「(それはこっちのセリフだよ)」

 それ以来、裕子のオナニー妄想はどんどん具体的になっていった。

裕子「(夜、事務所。私とプロデューサーの二人きり。急に鍵を閉めて、プロデューサーが私を押さえつける。強引におっぱい揉んできて、叫ぼうとしたら口をキスで塞がれて……)」

裕子「(サイキックで逃げてみたらどうなんだって言われても全然逃げられなくて、いやいやしてたらパンツ降ろされて……)」

裕子「(襲われてるのにこんなに濡らして、ユッコは淫乱だなあって苛められて……)」

裕子「(い、淫乱じゃないです、プロデューサーだけですよっ!って言ったら、ご褒美だ、ゴム無しでしてあげようって笑いながら言われて……!)」

裕子「(初めてなのに生で突っ込まれて、無理やりいかされちゃって…… う、っ!)」

モバP「(……!)」

裕子「(ふぅ……プロデューサーのこと妄想しながらすると、なんか凄く気持ちいい。プロデューサーの分も感じちゃってるみたい」

裕子「(……またプロデューサーが私でオナニーしてますね。私のサイキックが、その快感を拾っちゃってるんです。間違いありません)」

裕子「(これって、もしかして相思相愛?)」

裕子「(なんか覗き見してるみたいで悪いけど……でも、おかずにされてるのは私なんだから、ちょっと覗く権利くらいありますよね!)」

裕子「(プロデューサーに気づかれないと、いいんだけど。私のサイキックが伝染して、プロデューサーもエスパーになっちゃったり……?)」

モバP「(本当に、裕子は賢いのか馬鹿なのか分からんな……)」


モバP「俺からユッコへのテレパシーはかなり微弱らしく、具体的な言葉なんかは全く届かない」

モバP「(その代わり映像や感覚などは伝わりやすいらしく、俺が興奮するとあちらも盛りだすようになった)」

モバP「(逆にあちらが股をいじりだすと、こちらももう居ても立ってもいられなくなる)」

モバP「(毎晩毎晩、セックスともオナニーとも付かない交感が続いた)」


モバP「(裕子……! 裕子……! ああクソ可愛いな、温泉の時もっと写真撮っときゃよかった……!)」

モバP「(あ……裕子もおっぱじめたな。また妄想していやがる)」

裕子「(最近、ん、毎日……! 若いから、かなぁ……)」

裕子「(あー……でも今日のプロデューサーもかっこよかったなあ……)」

裕子「(いつも見てるあの部屋が、ほんとにプロデューサーの部屋か確かめたいですけど)」

裕子「(部屋に入れてーってさり気なく頼んでみても、全然だめなんですよね)」

裕子「(周りの目がある、っていつも言ってますけど、目が無ければ行ってもいいんでしょうか)」

裕子「(夜にこっそり尾行して……サイキック錠破りで侵入して……)」

裕子「(そしたら丁度帰ってきたプロデューサーに見つかって、お仕置きされるんです)」

裕子「(ベッドに押し倒されて、服剥ぎ取られて、泣いても許してくれなくて)」

裕子「(何回も中出しされて写真も取られて)」

裕子「(これでお前は俺のものだ。一生、俺の言うことを聞け、って言われちゃったりして……ん、う……!)」

モバP「(少女漫画の影響か!?)」

裕子「(ん! う、プロ、デューサー……! すき、すきすき、もっとイチャイチャしたいです……!)」

モバP「(……!)」

裕子「(あ、あ、あ、あっ! ……はぁー……気持ちよかった。もう一回しよ)」

モバP「(おい、いい加減にしろ、もう寝ろよ、ああムラムラするなあ……!)」

 結局深夜まで、お互い自慰を止められなかった。

 翌日。

モバP「(……ちょっと眠い。遅くまで起きてたから仕方ないが)」

モバP「(裕子のレッスンは……今日は遅めだな)」

裕子「おはようございます……」

モバP「お、おはよう。早いな。まだ時間だいぶあるぞ」

裕子「え……? あ、本当ですね。じゃあ、時間まで休憩室で寝ててもいいですか? なんか今日眠くって」

モバP「構わんぞ。ごゆっくり、な」

モバP「(……まあ、そりゃそうだわな)」

モバP「(ユッコが寝ててくれてる間に、仕事を片付けるとしよう)」

モバP「(と、思っていたのだが)」

裕子「(ふ、ん、はぁ、はぁ、んんっ……!)」

モバP「(なんでまたオナってんだよ……!)」

裕子「(あは……! なんか、男クサい……プロデューサーの匂いかな?)」

裕子「(プロデューサーに包まれてるみたいで、興奮する……! お部屋も、こんな感じなのかな?)」

裕子「(行ってみたい、連れて行って欲しい、連れ去ってくれないかなあ……)」

裕子「(ああもう、また疼いて……ん、ふぅ、ふぅ、うっ……!)」

モバP「(あああ、こんな状況で仕事なんかできるか!)」

モバP「(身体は熱いし股間はガチガチだし、頭の中は裕子のオナ声でいっぱいだし)」

モバP「(もう我慢ならん……! 仕事なんか知るかっ。そんなに欲求不満なら俺が発散させてやる)」

ここから後半です。

 休憩室のドアを開けると、掛け布団を蹴飛ばして足を広げて、スカートを捲り上げてパンツを膝まで下ろして一心にオナニーしている裕子がいた。

「え……! プ、プロデューサー!?」
「いつもいっつも、オナってばっかじゃねえか……そんなに溜まってるのか。俺もだよ」

 ズボンを脱いでベッドに上がる。起き上がりかけた裕子をそっと突き飛ばす。
 肩を掴んで押し倒すと、強い感情が流れこんで来た。

(((わ、わ、わ、これって、もしかして……! ど、どうしよう、もっとかわいい下着にすればよかった!)))
「な、なにしてるんですか、離して下さい!」
「今更だろ。さんざん、人のことおかずにしといて。まあ、それはお互い様だが」

 股に手を伸ばすと、粘り気のある液体が指先にまとわりつく。
 親指と人差指で弄んでみると、指の間に糸を引く。
 舐めてみると下の裕子が真っ赤になった。

(((おかず!? もしかして声、漏れてた!? は、恥ずかしいっ)))
「どいてくださ、え、服脱いで……!?」

 返答せず、脚の間に割り込む。既に先走りを漏らす亀頭を陰唇に寄せる。裕子は息を呑んで見入っている。

(((うわ、こんななんだ。想像してたより大きい……あんなの、入るのかな……?)))

 黙ってゆっくり挿入していく。先端が埋まっただけでも膣はめりめりいって侵入者を拒む。多めの愛液に薄い赤色が交じる。

「いやぁ、やめて……! 痛い、痛いよぉプロデューサー……!」
(((痛い、けど、なんか気持ちいい……! 来て、来て、妄想みたいに、愛して……!)))

 発言と心内文のギャップが激しすぎて言葉も出ない。可愛い超能力アイドルの処女が美味すぎる。
 きゅっと締まった膣口が先端を責めて、その快感が裕子にも帰っていく。ちょっと入れただけでもうこの有り様で、最後まで行ったらどうなってしまうのだろう。
 思考もまとまらないまま、俺はズブズブと竿を差し込んでいった。
 
「い、ひっ! き、きつい……! やぁ、助けてぇ……!」
(((どうしよう、すごくドキドキする。初めてなのに、こんなに感じちゃっていいのかな)))

 快感を共有して、破瓜の痛みも薄れているらしい。紅い血を見て、冷めかけていた異常な興奮がまた昂ぶる。
 体重を掛けるように突きこんでいくと、狭い膣道にも結構上手く挿入できる。予めオナニーで濡らされていたのがよかったのだろう。
 さんざん口では嫌がっているが、嬉しそうな心の声が聞こえてくるものだからかえって愛らしい。もっともっと可愛がって、溜め込んだ性欲を発散させてやりたくなる。
 奥まで届かせると裕子の抵抗がだいぶおとなしくなる。痙攣するように手足をばたつかせるが、俺を押し退けるには全く足りない。
 このへんからちょっと優しくなるようなのがこいつの好みだ。俺は腰の動きを一時止めて、上半身を倒して顔を近づけた。

「へ……? 何、して、むぅっ!?」

 唇を合わせて舌を差し込む。口腔内の暖かさを感じていると、おずおずと裕子も舌を絡め返してくる。
 さっきまでの形だけの抵抗はどこへやら、裕子は目を閉じて積極的にキスに応じている。たどたどしい舌使いが可愛らしい。上顎を舐めるとぴくっと震えて、初々しい。

(((わ、き、キス、初キスですよ! 初エッチと一緒に、ファーストキスも奪われちゃった……! プロデューサー、結構欲張りなんですね)))

 混乱しながらも、裕子は懸命に舌を使い、首を反らせて唇を使い、必死にキスを貪ろうとする。生ぬるい唾液の味が鮮烈だ。キスしたまま抑えつけるようにピストン運動すると、快楽が走った。

(((ぐ……! だめ、なにこれ、気持ちいい……! なんで、こんな、おかしい……!)))

 今まさに純血を散らされている最中の少女にとって、二人分の性感は荷が重すぎる。
 初めて男を受け入れた膣肉は狂ったように収縮を繰り返し、俺の竿を熱烈に愛してくれる。一回、二回と突きこむごとに痺れるような快感が走る。
 その快感は裕子にも伝わり、破瓜には本来有り得ない強い悦楽をもたらす。激しくキスされ乱暴に犯され、異常なエクスタシーに振り回される裕子はもう目の焦点も合わせられない。

(((あ、しゅ、すごいこれ、おにゃにーとぜんぜんちがう……おちんちん、ごりごりいってしゅごいぃ……らめ、もういふ、いっひゃう……!)))

 どろどろな思考が流れ込んできて、俺まで正気を失いそうになる。奥の方、ちょっと腹寄りの部分を亀頭で擦ると先端と根本がぎゅっと締められ、動きが止まる。

「な!? ナカは、ナカはダメです、赤ちゃんできちゃいます……!」
(((出して、中に出して! 妊娠しちゃう! せーえきナカダシで、い、いく、いふ、ぅ……!)))

 叫び声をキスで封じ込める。脳が揺れるようなすさまじい快感。ほとんど意識すること無く、俺は裕子に膣内射精していた。
 子宮口近くで、男性器が震える。びくびく跳ねて周りを刺激しながら熱い精液を注ぎ込む。その感覚は裕子にも伝わり、彼女から一切の理性を奪った。

(((……! あ、でて、る、せーし……あは、きもちい、きもちいぃ……! ぷろでゅーさーのあかひゃん、できちゃったかにゃ……?) ))

 二人分の絶頂は俺にも襲いかかり、膣奥までしっかり挿入して出せるだけ出した後でも、まだ動けないほどだった。
 唇を離す。淫らに粘った唾液が名残惜しげに糸を引く。萎えかけた男性器が、自然と膣から抜ける。
 16歳の初体験にしては荒々しすぎるセックスが、ようやく終わった。

「……あー……あひ、ぷろでゅーさー……しぇっくす、すごかったれすねぇ……」
「……」

 肌を紅く染めて、汗だくになりながら譫言を言う裕子。多すぎて収まりきらない精液を股から逆流させながら、ゆっくり起き上がる。半勃ち状態の男性器を見て、にへらぁと笑った。

「わたひねー、ぷろでゅーさーにやってあげたいことがあったんでふ。いまから、してあげましゅねぇー」

 大きくてクリクリして、いつもなら輝きに満ちているはず裕子の瞳に、光が無い。どろりと濁ったタールのような眼に、射竦められてしまう。
 俺の性欲が伝わりすぎたのだろうか、舌っ足らずな裕子の口調からは全く理性が感じられない。心の声もなかなか聞こえてこない。考えること無く、ただ衝動のままに話しているのだろうか。
 射精直後の虚脱から抜け切らない俺を、裕子が優しく押し倒す。脚を投げ出して座るような体勢にさせられ、今までとは逆に裕子が俺の足の間に陣取る。精液と愛液で汚れきった男性器を見て、涎を垂らした。

「さっきのおかえしです。えすぱーゆっこのエッチなカラダで、ごほーししますよぅ。……ふ、ふふ、うふふっ」

 両手で乳房を、下から捧げ持つ。意外と大きく、谷間も深いエロ乳を股間に寄せ、竿をそっと挟みこむ。左右からぎゅっと抱きしめられると、汗が匂った。

「ほーら、ぷろでゅーさーのだーいすきなオッパイですよー。いっつも私のオッパイでヌいてましたもんねぇ。これですんごくエッチなコト、してあげますからねぇー」

 言うなり、裕子は掴んだおっぱいを手早く上下させ始めた。
 ザーメンに愛蜜、そして汗と潤滑液には事欠かない。快感が強すぎたのか、夢見ているような雰囲気の裕子でも、難なく乳奉仕ができてしまう。
 ものすごく大きいというわけでもないが、ハリがあって乳首がツンと上を向いていて、若さに満ち溢れた裕子のおっぱいは触れた感触も最高で、竿に押し付けられるとすぐに復活する。我慢汁まで垂らし始めた男性器を見て裕子が震える。カリ首と乳の擦れる感触は俺たち二人のどちらにとっても強烈だ。

(((あはは、おっぱいもおちんちんもきもちぃ……もっとしちゃいましょー)))

 快感のテレパシーで脳が茹だったか、心に伝わってくる言葉もたどたどしく頼りない。
 しかしそんな状況でも裕子のパイズリは力の入れ具合、ムネでしごく速さなどどれをとっても絶品で、全く抵抗することができない。
 乳で男を気持ちよくして、その気持ちよさが自身に帰ってくる状態で、裕子の胸奉仕はますます熱が入る。
 胸を左右交互に動かす。ぷりんぷりんの乳肉が自在に変形し敏感な先端を絶え間なく責める。柔らかいおっぱいが醜い男性器にぶつかってふわふわし、その靭やかさを魅せつける。
 流れ落ちる汗と精液を補うように、裕子が唾を垂らす。どろっとしたその唾液は汗よりもはるかにヌメり、独特の臭気を放つ。
 我慢汁はだくだく溢れ、乳と竿との間には蜘蛛の巣のような微細な糸が何本も引いている。ベタベタに汚された自分の胸を見て、裕子が笑った。

(((すごい、すごいすごい。ぷろでゅーさーのエロちんぽ、べったべただぁ……これすき。もっといじめてあげちゃう)))
「きもちよさそーですねぇー。こんなことしたら、どーなっちゃうんでしょーね」

 胸で挟んだまま、裕子がそっと頭を下ろす。胸元から顔を出した赤黒い亀頭に軽くキスしたと思うと、そのまま先端を飲み込んだ。

「……! ゆ、裕子……!」
「んふふ……! ちゅ、じゅるる……ん、ふ、んぽ、んちゅるうっ……!」

 胸で包みきれない先端を咥え込み、裕子はパイズリフェラを始めた。
 先っぽを口で捕らえ、唇で挟み込んだり舌先でちろちろ舐めたりそっと甘噛みしたりして、竿のほうをやわちちで絶え間なく責める。
 これも人から聞いたのだろうか、快楽に衝き動かされた裕子の奉仕は俺を完全に屈服させた。
 おっぱいでの柔らかい、包容力すら感じさせる奉仕とは裏腹に、口での愛撫は激しく、かつ容赦が無い。
 可愛い可愛い担当アイドルが胸で気持ちよくしてくれている光景。魔性のサイキッカーが心まで啜り尽くそうとしている光景。どちらが正しいのかわからない。ふわっふわな乳奉仕の中、時折触れる乳首の硬い感触が鮮烈過ぎて何も考えられない。
 責め立てられるまま、俺はあっさり射精した。
 胸で高められた性器は、二回目とは思えない量の精液を放つ。同時に絶頂した裕子は全部を受け止めきれず、プルプル震えながら唇の端からザーメンを漏らす。
 パイズリ奉仕しながらいかされた裕子は最早白目を剥きかけており、顎は落ちて舌はだらしなく出て、精液の多くを零してしまっているが、それらの多くを何とか飲み干そうと必死に舐め集めている。
 断続的に射精が続き、裕子の顔、頬、胸にも精液が掛かる。顎まで白く染められながらも一心不乱に集めた精液を口に貯め、しっかり音が聞こえるよう喉を俺の耳に当ててから、飲み込んでくれた。

「んぐっ。……ん、こく、んっ……く。ぷは……あー……おいひぃ……」

 喉から胸を白く汚されて、なお朗らかに笑う彼女を、俺はただ抱きしめた。

 お互い落ち着いてから、俺は裕子に事の顛末を話した。
 オナニー妄想が漏れていたと聞かされた時にはさすがに狼狽えていたが、お互い様だということを知ると恥ずかしげに黙った。
 ともあれ、こんな事になってしまっても裕子にとって超能力の開花はとても嬉しいことだったらしく、結局礼まで言われてしまった。
 感謝されるようなことは何もしていないはずだったが、可愛い裕子がこれからも一緒に頑張て欲しいと言ってくるのを、断る理由など一つも無かった。

 以来、俺達はますますエスパーユッコのアイドル活動とサイキック能力開発に力を注ぐようになった。
 といっても、快感リンク問題は未だ残ったままだ。
 朝事務所に来るなり俺の朝勃ちに反応して発情した裕子と激しく盛りあい、それからやっと仕事に行けるようなひどい有様だったが、一応なんとかやっていけている。
 今日はテレビ局で収録があった。一通り仕事が済んで、さあ帰ろうかと言いたいところだが、もうずっと体が火照り続けている。
 俺の袖を掴んで、裕子がじっと見上げてくる。潤んだ瞳が艶かしい。最早言葉は必要無い。そっと手を引いて、人のあまり来ない男子トイレ個室に連れ込むと、すぐ服を脱いだ。

「あ、あの、私、収録してる時からずっと、したくて……お願い、早く……!」
「分かってる。……凄く、可愛かったよ」

 たくし上げられたスカート。股間を覆うべき下着は無い。朝のセックスで愛液と精液に汚され、最早使用不能となったからだ。
 精液まみれのパンツを履いてもらう、というシチュエーションにも心動かされたが、いくらなんでもそれで仕事してもらう訳にはいかないし、ノーパンで過ごしてもらうのも同じくらい魅力的だった。
 朝も昼も、何度もセックスして子種汁を注ぎ込んだ女陰は、またしても涎を流して飢え切っている。
 俺もとっくに臨戦態勢だ。裕子を壁に向かって立たせ、尻を突き出させて左手を掴むと、むわっとした女の臭いが立ち昇る。粘っこい性臭を嗅ぐと心拍数が増し、挿入を我慢できない。

「んっ……! う”、あ”、あ……!」

 挿れられただけで裕子は軽く達する。ぴくぴく痙攣する無意味な動きが可愛い。これも俺を煽って、より多くの精子を出させようとしているのかと疑ってしまう。
 裕子がイけば俺も無事ではいられない。先走りをだらだら流す男性器で、何度もセックスしたのに処女並みのきつさを未だ保つ名器を蹂躙せずにはいられない。がんがんに突いていると裕子の短い喘ぎ声が聞こえる。

「あ、あっ、ひ、いい、いい、おちんぽぉ……! これ、これほひかった、のぉ……!」

 口に出して喋っているのか、それともテレパシーで伝わってきているのか、はっきりとは分からない。が、どちらであっても裕子が感じてくれているなら何も問題は無い。

「裕子、お前エロすぎだろ……! 一日何回中出しされたら気が済むんだよ、この淫乱……!」
「ん! しょ、しょうがないですよ、あひ、らってさいきっくが、かは、暴走、しちゃってるんれす、からぁ……!」

 一日に四回も五回も発情して、生で子宮に精液注がれるまで収まらないのもサイキックのせいらしい。無茶苦茶な話だがいちいち反論はしない。そんな余裕は無いからだ。
 裕子が発情するとき俺も昂ぶる。俺が興奮するとき裕子も濡れる。あれ以来一層強まった快感のリンクで、最早俺たちは不可分の存在となりつつあった。
 もはや、お互いに慰め合い高め合うしかない俺達。裕子は俺から離れられないし、俺も裕子を離れられない。こうなってはもはや、裕子以外の娘をプロデュースすることもできないだろう。
 それでもよかった。もうお互いに、お互いしか見えていないのが分かっていたから。俺は裕子しか見てないし、裕子もそうだ。
 掴んだ左手を力任せに引っ張ると、上半身が反っておっぱいがぷるんと揺れる。腰使いを激しくし追い詰めるように犯すと、豊かな乳が壁に押し付けられて淫らに変形する。拘束されて吊られるような体勢で、裕子はいっそう激しいアクメ顔を晒す。

「あーっ……! いや、いやいや、もっろ、らめ、あひ、ひぃぃん……!」

 涙を流す瞳には何も映っていない。乱暴に犯し犯される快楽だけが渦巻いている。頬は緩んで口は半開きで、可愛い舌先がぺろんと覗いている。エロ過ぎるイキ顔に駆り立てられて腰を打ち付けると、大きすぎず小さすぎない絶妙な尻がパンパンと下品な音を立てる。

「あ、は、出して、出して出してぇっ! 生セーシで、イかせてぇっ!」
「裕子……!」

 膣が一際強く、きゅっと締まる。女の強いエクスタシーが俺を圧倒する。もとより避妊するつもりなど無く、俺は今日何回目かも覚えていない中出しを決めた。
 膣奥で男性器が震える。散々生でハメられた女性器がだらしなく子種を受け入れる。ザーメンが零れないよう竿を深く突っ込んだままでいる。俺も裕子も、激しい性感に飲まれきっていた。

「あ、はひ、ふ、あ、ああ……!」
「裕子……! 裕子、可愛いよ、愛してる……!」

 一体どれほどの時間を共に過ごしたのか、はっきりとは分からなかったが、それでも充実した時間だというのは間違いなかった。

 どうにか落ち着きを取り戻した後、俺達は人目を盗んで駐車場へ舞い戻り、そそくさと車を出した。

「ふー、やっぱ外でヤるのは緊張するなあ。なあユッコ。テレパシーを抑える訓練とか、してないのか?」
「うーん、そもそもなんでこの能力が生まれたのか、謎ですからね。抑えたくても抑えようがありません」
「そうか。……こういうことになって、後悔とかしてないのか?」
「まあ私も女子ですからね。もう少し普通の初エッチができなかったかと思うことが、無くもないです。
 でも、今の……『信頼できるパートナーと意識を共有しながら活動するエスパーアイドル』ってポジションが、私の理想のサイキッカー像とかなり近いですからね! 後悔なんてありませんよ!」

 やはりこいつはいいやつだ。こいつを選んだ俺の判断は間違ってなかった。
 爽やかな確信とともに、俺は事務所へ車を走らせた。

以上です。
発想のもとはアンソロshine jeweryのアレと、某所の隔離スレです。

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