モバP「アイドル達がマネージャーに懐いた」 (463)


モバP「こうなるとは思わなかった」

モバP「マネのあいつが入ってきた時には……そう、拡大を続ける事務所、増え続ける新人アイドル、矢継ぎ早に発生するイベントに対応できるタフな人材が来たと喜んだ」

モバP「アイドル達の面倒はマネが一手に引き受けてくれたおかげで、今では俺も企画を作る方に本腰を入れられる身分になった。……でもさぁ、こうなるとは思えないよ」






マネ「凛、本当に貰っていいのか?」

凛「うん。その財布そんな高級なやつじゃないけど、今使ってるのよりはいいと思う。……名刺もたくさん入れられるし」

マネ「ありがたくいただくよ。しっかしよく俺の財布のファスナーが壊れてるって分かったなぁ」

凛「分かるよ。食事の時とか……何度も見たんだから。私たちのマネージャーならきちっとしてよ。まぁ忙しくて買い換えるヒマもなかったんだろうけどさ」

マネ「ははは、凛には何でもお見通しか。もう付き合いも長いもんなぁ。よーしっ、これから俺がお前になにをするか当ててみろっ!」

凛「へっ? なにそれ」

マネ「答えは…………いいこいいこだっ!!」ナデナデナデナデ

凛「ひゃうっ!? ちょ、ちょっと、やめてっ!」バシッ

マネ「お、ゴメンゴメン、嬉しくて暴走しちゃったよ」

凛「なでても……いいけど、二人っきりの時じゃないと恥ずかしいよ」



モバP(くそがぁあああああっ!? アンタは凛のプロデューサー? 違うだろ!? 親愛度高めてんじゃねぇぞォォッ!!)


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ちひろ「プロデューサーさん、次のイベントについての話が」

モバP「ちょ、ちょっと待ってください。せめて事務所にいるうちは見張ってないと」

ちひろ「……またですか」フゥ



薫「せんせぇ~」

モバP「お、どうした薫。なんか美味しそうな匂いだなぁ」

薫「あ……、これ、みならいせんせぇのための……あ、でもせんせぇも食べる?」

モバP(『見習い先生』……またアイツか!)


モバP(この呼び名は、マネージャーのことだ。あいつは最初プロデューサーを目指して入ってきたから見習いと自己紹介して、薫はおもしろがってその呼び名を付けたのだ)


モバP「ああ、一つもらおうかな。クッキーか。もしかして自分で焼いたのか?」

薫「ううん。桃華ちゃんと雪美ちゃんとつくったの! 桃華ちゃんがうちかしてくれて!」

桃華「マネージャーちゃま最近お疲れのようでしたから。わたくしたちの愛でしかと英気を養っていただきたいと思いましたの!」

モバP「ふ、ふーん。そうかそうか」ヒョイパク ヒョイパク

雪美「ずいぶん家に帰ってないって言ったから……せめて、この事務所を……休める場所にしようって…………あっ、ぜんぶ食べちゃダメ……!」

モバP「わかってる半分は残すよ。みんながんばって作ったんだもんな。いやー、おいしーなぁ! おい、マネージャーくん、差し入れだぞっ!」


マネ「はい先輩。……おっ、作ってきてくれたって? ありがとうな。お腹じゃなくて先に胸がいっぱいになるよ」


雪美「……!」ハラハラ オロオロ

モバP「ん、どうかしたか雪美?」

薫「半分くらいになっちゃったけど……せんせぇ、食べて元気出してっ!」

マネ「元気? 俺は元気だぞー!?」

桃華「でもわたくしたちはアナタが休んでいる日を知りませんわ。倒れたりされたら困りますわ」

マネ「そっか、心配かけたな。でもな俺は大丈夫。こーんなに元気いっぱいだからな!」グイーッ!!

桃華「きゃっ……いきなりわたくしを持ち上げてなにをっ」

マネ「ほらー高い高ーい!! どうだ、パワフルだろー?」

薫「わー! 桃華ちゃんいいなぁ!」

桃華「わ、わかりましたわ。しかし、高い高いはレディへの扱いとしては不合格でしてよっ。下ろしてくださるかしら?」

マネ「ほい、着地ー」

桃華「まったく、気丈に振舞うのばかり得意なのですから」フフッ

雪美「く、くっきー、食べて……」


マネ「ありがとう。いただくよ……じゃあ一つ」

雪美「ぁ……っ!」

マネ「おっ、これは雪美が作ったのだな! おいしいなぁ!」

雪美「え……!」パアァァ

雪美「わかる、の」

マネ「うん、わかる。なんていうか雪美らしい……やさしい味がする」

雪美「ありがとう……」

マネ「お礼を言うのはこっちさ」

雪美「ううん。わかって、くれて……ありがとう。うれしい……!」

薫「みならいせんせぇ~! かおるも食べて!」

マネ「うん、薫のクッキーな。その言い方やめてね。マジでお姉さん方が怒るから。薫のは――これだっ、ぱくっ!」

マネ「うっ」ドタッ!

薫「きゃああ!? みならいせんせぇ! どうしたの!? 死んじゃやだー!」

マネ「ううっ、薫のクッキーがあまりにうまくて、感動して……!! ありがとう! これはいいものだ……これで俺はあと十年は戦える!!」

薫「やったぁっ!」


モバP(ロリコンかよ。引くわー!! 小学生組の初恋は全部俺だとでも言うつもりかよ、コイツは)



亜里沙「ふふっ、お疲れさまです」

美優「優しいんですね、あんな風に喜んであげるなんて……」

マネ「あ、亜里沙さん。美優さん。いやぁ、お二人には及びませんよ」

亜里沙「本当に大丈夫ですか?」

美優「みんなマネージャーさんを頼りにしているんです。私たちがこうやってアイドルを続けられるのはみんな……マネージャーさんのおかげです。倒れられたりしたら」

マネ「いやー、一時間半はまとまった睡眠取るようにはしているんですけれども……」

亜里沙「マネージャーくん、寝ましょう? あなたにも心の安らぎが必要です。子守唄を歌ってあげますから」

マネ「あはは、光栄ですけれどそれはまたの機会に……」

亜里沙「『マネージャーくんは優しすぎるウサー! たまには自分の時間を持つウサー!』 ……ほら。ウサコちゃんもそう言ってますよ」

美優「そうですよ。食事も不規則でバランスが悪いみたいですし……明日から私、お弁当作ってきます」

マネ「……優しすぎるのは、お二人ですよ。……そうですね。先輩に提出する企画書もう出来るんで、そしたら少し仮眠を取ります」

亜里沙「はいっ、そうするのがいいでしょう」




ちひろ「もうっ、プロデューサーさん! 早くイベントの話をさせてください」

モバP「……くっ、しょうがない。これ以上は監視できないか」


――――

仮眠室


ガチャ…



マネ「Zzz……」


美優「マネージャーさん……ふふっ、無邪気な顔で眠っていますね」


美優(男の子みたい。仕事をなさっている時は凛々しいけれど、本当はこんな顔をしているんですね)


マネ「ぅ~ん…………」

美優「……いけない、なんか変な気分になっちゃうわ」

美優(マネージャーさん……)ゴクッ


美優「し、失礼します…………」


礼子「あら、なにをしようとしているの?」

美優「えっ、礼子さんっ!? そ、そちらこそなにを」

礼子「ひ・ざ・ま・く・ら。やってあげようと思って」

美優「膝枕……マネージャーさんに?」


礼子「そうよ。はい、マネージャーさん、お出迎えよ」ポスッ

マネ「うぅ~ん…………すぅすぅ」

礼子「ふふっ、気持ち良さそうね。……され美優ちゃん、どうするのかしら?」

美優「は、はい?」

礼子「マネージャーさんの腕、事務仕事も多くて凝ってるわよ。やわらかいもので優しくマッサージしてあげる?」

美優「う、腕……え、でもそんなの……」

礼子「んちゅ……ふぅ、ん…………ちゅ、ちゅる……っ」

美優「ひゃあっ!? 礼子さん、どうしてマネージャーさんの指に吸いついてっ……」

礼子「これもマッサージ。もう片っぽも貰っちゃうわよ~?」

美優「う、うぅぅ…………! わ、わかりました! 私にもやらせてください」

礼子「そう。素直になればいいわ」

美優「こ、これは、そういつも支えてくれる人を労うためですから……っ」

礼子「はいはい。じゃ、半分こね」



チュパ…チュプ…チュ、チュチュ……プハッ…

…フ、ンムゥ…チュル……


……

マネ「なんかすっごく良い夢を見たなぁ」

礼子「ふふっ、私の膝枕のおかげね」

美優「そ、そうですねっ」

マネ「起きたらお二人がいて驚きましたよ」

礼子「あら? 安心してくれてよかったのに」

マネ「…………安心ですか。確かに気持ち良く眠れたのはあなたたちのおかげですね。ありがとうございました」

礼子「うふふ、仮眠する時はすぐに呼び出して? いつでも膝を貸すわよ」

美優「わ、わたしもマネージャーさんと出来る限り時間を合わせます」

マネ「そんな……俺のためにそこまですることないですよ。忙しいのに」

美優「いいんです……私、そういう風に時間を使いたいんです……っ!」

留美「あら? 何の話かしら?」

瑞樹「マネージャーさんの安眠サポートのために膝枕をする尽くし話らしいわ」

あい「ふっ、ならばみなでローテーションを組もうじゃないか。いいねマネージャー君?」

マネ「あ、あの…………話が速すぎてついていけないんですが。参ったなぁ」

礼子「考える必要はないわ。決定事項だから」

マネ「俺の発言権は!? ……たはは、参ったなぁ」



モバP(重い愛に苦しいってか~!? 押しの強さに振り回されて俺かわいそうって不幸ぶってんじゃねえぞ!!!!!!!!!!)


マネ「はぁ。仕事再会するか……」スタスタ


マネ「乃々! 輝子! そろそろ光浴びに行こうぜっ!!」カラッ


輝子「おお……心友……預けたキノコ、大事に育ててくれてるみたいだな……」

乃々「ひと風呂浴びるみたいに言われてもむぅーりぃー……」

マネ「無理じゃないさ。乃々。お前ステージの上じゃあんなに輝いてたじゃないか」

乃々「あの時、ひざがくがくがくがく……でした……」

マネ「うーん、もっと乃々は自信持ってもいいんだけどなぁ」

乃々「自信……もってみたいけど……ゼッタイむり……」

マネ「そっか。じゃあ無理に自信をつけろとは俺は言わないよ」

乃々「えっ……」

マネ「乃々は賢いんだよな。だから世界に在るこわいものばかり想定してしまうんだ。でもな、優しいものも同じぐらいこの世にはあるんだぜ」

乃々「……優しいもの」

マネ「ほら、俺とか、輝子とか仲間がいるだろ?」

輝子「い、いるぞ……フヒ」

乃々「…………そう、だけど」

マネ「お前がつくった絆で、お前は創られている。乃々はある意味俺の作品だ。――だからさ、失敗したって俺のせいだってことにしろ」


乃々「……もりくぼは……みんなの作品……」

マネ「ほら、行こうぜ。お前の文句をすぐ受け止められるようにずっと傍にいるからさ」

乃々「あれ……? なんか言いくるめられたような……」

マネ「そう。オレは乃々を言いくるめた。乃々~! お前は俺の被害者だはっはっは!!」

乃々「おぉ~にぃ~……! ……でも、わかりました。……愚痴を吐きながら、溜息をつきながら、びくびくしながら……やってみます」

輝子「おお……! 前向きになった……!!」

マネ「偉いぞ! 偉い偉い! 俺は知ってるぞ、ちゃんと見てるぞ! 頑張ってる乃々のこ~と~♪ !!」

乃々「か、替え歌やめてください。ずっと守ってくれるんですか…………みんなの作品なら、がんばらなきゃいけないじゃないですか。みんなのことまで笑われるの、嫌ですから……」

輝子「おい……心友。ごほうびに心友のキノコをプレゼントしてあげたらどうだろうか……」

マネ「おおっ、そりゃいいな」

乃々「え、えええっ!!? そんな、そんな、私の体内の禁断の部屋まで破るつもりですか!?」

マネ「え? あ……っ! ち、違うぞ!? そういう暗喩的なレトリックじゃあないぞ!? 俺のエリンギシイタケ培養セットをやろうかと思っただけだ! 輝子からの話の流れなんだからわかるだろ!」

乃々「なんだ、そうなんですか…………ちぇっ」

マネ(あれ、この子ちぇって言った?)




モバP「ううっ、くそっ……!!」

ちひろ「どうしたんですか。いいじゃあないですか。マネージャーさん、扱いが難しい子たちともあんな信頼関係を築いているんですよ」

モバP「ああいう攻略に手間取る子の異性の理解者は一人でいいとは思いませんか? アイツは女の子の特別な存在になっている自分に酔ってますよ」

ちひろ「は、はぁ」

……


マネ「…………」ペラッ

文香「……」ペラッ

マネ「……」

文香「……」ペラッ

マネ「…………」



マネ「ふう、おもしろかった」パタン

文香「あ……、読み終わりましたか……?」

マネ「うん。流石は文香が勧めてくれただけのことはあるな。伏線が全部繋がって、最後に感動できる良い話だったよ。これ結局主人公、みんなのために動いていたんだな」

文香「マネージャーさんなら……この本の良さをわかっていただけると……思いました。うれしいです」

マネ「ん、貸してくれてありがとな。この下巻返すよ」

文香「いいえ……さ、差し上げます……その下巻はマネージャーさんが持っていてください……」

マネ「え? でも、上巻は文香が持っているんだろう。揃わなくて困るんじゃないか?」

文香「はい……私には上巻、マネージャーさんは下巻です……。私と、あなたで……一つの世界を共有していたい、と……そう思うんです」

マネ「――そっか。わかった。この本は文香だと思って大切にする」

文香「おかしな提案だと……思われますか」

マネ「まさか。俺と文香の物語はいっしょだって、そう思えるいいアイディアだ」

文香「……///」カアァ


マネ「おいで。文香」

文香「は、はい……失礼、します……」ポスン

マネ「…………」

文香「ぁ……マネージャーさんの鼓動が、私のと一つになって……」

マネ「どうした? 文香の特等席だぞ。本を読まないのか」

文香「こんな……読めるわけ、ないです…………すごく、体が熱く、火照ってしまって…………ん……」

マネ「文香……」


文香「――」

マネ「――」


文香「ぷはっ……! でも、本を読んでいる時とまた別の幸せがあります……」

マネ「俺も好きだよ。君といっしょの時間を刻むのが」

文香「え……! ま、マネージャーさん」

マネ「さっきの本に出てきたセリフさ。俺が言ってもサマにならないかな?」

文香「い、いえ……! そんなことありません……! ……ふふ……マネージャーさんの声で、聞けて良かったです……!」

マネ「俺、もっともっと文香を輝かせてみせる。これからの展開を楽しみにしてくれていいぞ、文香」

文香「はい……信じています。新しいページはマネージャーさんといっしょに、めくりたい、です……」



ちひろ「プロデューサーさん? もう、すぐにいなくなるんですから。仕事してくださいよ……」


モバP「…………なんだよそれ、なんだよそれ」ブツブツ

ちひろ(イヤホンを耳にあてて……まさか、盗聴してるんですか)


『――いっしょに、めくりたいです』


モバP「ぐあああああっ! ボケがぁあああ!! 文香は、なんていうか、もっとこう……深くて一筋縄じゃあいかないんだよ! 色々考えてんだよ!!」

モバP「文香の本質に全然届いてねーんだよ! それなのになんでイチャイチャしてんだ! エロいからか? 見た目と雰囲気が魅力だからか!? 結局リビドーの捌け口してるだけじゃねえか!」

モバP「安易なんだよバカ! ただ包容力さえあれば、いいってもんじゃねえんだよ……っ!! 都合のいい女にしやがって……!!!」


ちひろ(モバPさん、あなた『文香みたいな子はね、時に無防備なのが魅力なんですよ』とか語っていましたものね……)


モバP「はぁ、はぁ……くそ……またアイツにドリンクしこたま売りつけてやる……!」

ちひろ(でも、プロデューサーさん、だんだん目覚めてきてますね)



雫「マネージャーさん! やりました! やりましたよー!!」ダキッ!

マネ「わぷっ……し、雫……! 胸が、あたって……苦し……!!」

雫「わわっ、すいませーん。でも、わたしとーっても嬉しくて」

マネ「ふぅー、ああ。もしかして雫を酪農協会の親善大使にした件か?」

雫「そうですー! 知り合いの酪農家さんに後継ぎできたんですー!」

マネ「後継ぎ?」

雫「そこの息子さん、継ぐのが嫌で都会に出て行っちゃったんですけど、私がいーっぱいアピールしたの見て酪農やるの決意してくれたんですー!」

マネ「そうか! そりゃあ良かったなぁ! 営業を掛け続けたかいがあった!」

雫「お父さんから電話があって知ったんですけどー、マネージャーさんのこと話したらお父さんすっごく褒めてましたよー! ぜひまた家に来てくださいって言ってましたー!」

マネ「ああ。今度伺わせてもらうよ」

雫「それでー、はやいとこマネージャーさんのご両親に挨拶してきなさいって私言われたんですけれどー」

マネ「親? 俺の親にまで感謝するのかぁ。別に良いが……そうだな、会える日確認してみるよ」

雫「はいー! えへへ、嬉しいな」


ちひろ「もうプロデューサー業もしっかりできてるみたいですね。そろそろ認めてあげたらどうですか? 初代プロデューサーさん?」

モバP「……いつからだ」

ちひろ「いつ?」

モバP「あいついつから、雫のご両親とそんなに親しくなったんだ……!」



雫「マネージャーさん、お祝いしましょー!」

マネ「よし、なにか美味しいものでも食べに行くか!」



モバP「親公認って。親公認っておい。障害が無さ過ぎだろ! らくにハッピーエンドに行けるじゃん!! ストレスフリーすぎるわ! ユーザーフレンドリーがすぎるわ!!」

ちひろ「それはプロデューサーだって同じだったのでは……」

モバP「俺は良かったんです! がんばって雫をプロデュースしてましたからね! 俺にはちゃんとそういう関係になる背景がありましたっ!」

ちひろ「マネージャーさんもかつてのプロデューサーと同じくらい、いえそれ以上にがんばってますよ。ドリンクの減り方から知るに」

モバP「くそ……っ! 素直に好意を見せてくれるから気を抜きすぎたか……!!」

モバP「く……くくく、初めて人を呪えそうだ」

ちひろ「マネージャーさん、プロデューサーさんを慕ってますよ!」

モバP「あいつは、後輩ですが腹の立つところが多すぎます」

ちひろ「同属嫌悪の気がするんですけどね」



芳乃「そなたー、ねえそなたー聞いておりましてー?」

マネ「聞いてるよ。芳乃」

茄子「ふふっ、芳乃ちゃんマネージャーさんが好きですねぇ」

芳乃「この方はー安らぎの力をお持ちですゆえー」

マネ「力? まさか、俺にそんな力は無いさ。あるのはほら、お前だったり、茄子だったり……アイドル達の方さ」

芳乃「その中心におられるのがそなたでしてー。そなたが全てを回しておるのですー」

マネ「俺が? その割にはスケールの小さい生活を送ってるけどなぁ。おみくじだってめったに大吉出ないし」

茄子「もう、こーんな売れっ子アイドル達に囲まれた敏腕マネージャーの身で何をおっしゃるってるんですか。信じることです! 運気は気からです!」

マネ「茄子がいうと説得力あるというか、ないというか……」

茄子「また、いっしょにおみくじ引きに行きましょう。人間信じれば大吉を引けるって証明して見せますよー!」

マネ「信じること、それが強さか……」

芳乃「しかしご心配なさらずー。そなたへの邪な気はわたくしがすべて弾きますー」

マネ「はは、そりゃありがたいな」

芳乃「そなたはー、わたくしの大切な人ですからー。陥れる者は許さないのでしてー」



モバP(やばい、呪いが効かなくなった!)

モバP(ちくしょう、あの野郎……! 特別な存在に愛されて、自分も特別になったと思ってやがるな……!! 自分の価値が高まってると錯覚するために他人を利用してんじゃねえぞ!!!!)

書き溜め無くなったーん。ちょっと待ってね

出来た分から投下。
NTRをやりたくて書き始めたわけじゃないから、そういう要望には答えられないかも知んない

――


拓海「オラァッ!! マネージャー!! この衣装はなんだコラ!! ろ、露出が多すぎだろが!」

マネ「いやー、拓海に似合うと思ってさー」ニヤニヤ

拓海「やっぱアンタの趣味か……! ふざけんな! こんなの着れるわけねーだろ!」

マネ「どうしても、ダメか……、ゼッタイきれいなんだけどな」

拓海「えっ」ドキッ

マネ「そーだよなー、マネージャーとしてアイドル達で望みを叶えるのはダメだよなー……拓海ならやってくれると、甘えてしまった。悪い」

拓海「な、なんだよそこで退くんじゃねえよ……! しょーがねえな! 今回だけだかんなー!!」

マネ「えっ、マジで! ありがとう! わーいわーい!」

拓海「……か、代わりに、終わったら、あ、あれ……やれよな……!」

マネ「ハグのこと?」

拓海「ボカしたのにはっきり言うんじゃねえ!」

――

マネ「おっ、ありす。社会の宿題だって?」

ありす「はい女性の社会進出に伴って、どう結婚率、出生率のバランスを取ればいいかの議論に使うんです」

マネ「さ、最近の学校は高度なことやってるんだな」

ありす「アンケートに協力してください。何歳ぐらいの女性が好きですか?」

マネ「そんなダイレクトな質問なんだな……うぅ~ん、俺は特に年齢で決めたりしないかな」

ありす「年齢で決めないとはどういうことですなにが決定力になるんです答えてください」ズイッ

マネ「近い近い! 顔が近いぞ橘ァ!!」

ありす「……すいません。こほん。名字で呼ばないでください。で、どんな人と結婚したいんです」

マネ「そうだなぁ。かわいいひと、かな?」

ありす「漠然とし過ぎです」

マネ「じゃあ、これが自分だと信じる道を行ける人」

ありす「……!」

ありす(やりこめられてばかりですね。この人には)


…………


モバP「――――もう許せん」

モバP「流石に、流石に目に余る」


モバP「マネージャー!! 話がある! こいっ!」

マネ「はい先輩! どうかしましたか?」



卯月「なんだろ?」

奈緒「さぁ……」



モバP「お前さあ、プロデューサーに必要な線引き、分かってるよな?」

マネ「線引き、ですか。それはもちろん」

モバP「わかってねえよ。いいか、俺たちはプロデューサーだ」

マネ「え! 先輩、俺をとうとうプロデューサーだって認めてくれるんですか!」

モバP「認めてない! 言葉のあやだ! 心構えができてないやつを認められるか……メモとろうとするな!」

マネ「は、はいっすいません!!」



加蓮「ふふっ、マネージャーさん真面目」


モバP「俺たちはな、空気なんだよ」

マネ「空気……ですか?」

モバP「お前のためにアイドルがいるんじゃねえ。アイドルのためにお前がいるんだ。それを忘れるな」

マネ「はいっ!!」

モバP「ベストはな、ファンに喜んでもらえることだ。そのためにはアイドルを大切にすることだ」

マネ「はい、わかっています」

モバP「ファンのみんなが知らない、俺だけが見れるアイドルの素顔……その特別感に浸ってる間はまだまだだ」

マネ「特別感なんて、そんな」

モバP「お前は持っている! この、頭に根付いてる!」バシッバシッ!!

マネ「痛っ!! たたっ! はい、持っているみたいです! すいません!! いまそんな考え捨てました!」

モバP「そうか、よし。 じゃあ確認するぞ……この中で一番親しくなってもセーフなのは誰だ。選べ」


【柊志乃】
【安部菜々】
【ナターリア】


マネ「えっ……こ、この中からですか……?」

モバP「そうだこの中から答えろ」

また書きためるっス



マネ(ど、どれだ……やはり志乃さんか? いや菜々の判定がわからない……!)

マネ(ナターリアはダメな気がするが……だが、しかし……なにか怪しい……)


マネ「…………」



マネ「…………し、志乃さんでしょうか」

モバP「志乃さんか」

マネ「…………」

モバP「…………」

マネ「…………」

モバP「そっか、お前はそっちを選んだか――――」




モバP「はいアウトー――――ッッッ!!!」バシィ!!

マネ「がほっ!?」


モバP「正解は『全部ダメ』だっ!! 年齢は関係ねーんだよ!!」

マネ「そ、そんな、俺もそう思いましたけどあの中から選べっておっしゃったから……!!」

モバP「いや、お前に本当のプロデューサーの心構えがあれば正解できた! これはお前の認識の甘さが招いた結果だ!」バシ!

マネ「ぐっ! す、すいません!」

モバP「この頭から考えを消せ! アイドル達と個人的に距離を詰めようなんて考えるな! 誰も得しない!」バシバシバシ!!

マネ「うっ、くっ! わ、わかりました……!!」



加蓮「ねえ、あれ……!」

卯月「はわわっ、マネージャーさんが叱られてる……」



モバP「いいか、絶対にこれからは――」バシバシッ!!


――ぐっ


モバP(あれ、腕が誰かに掴まれて―ー――)




まゆ「……やめてください。これ以上まゆのマネージャーさんをいじめないでください」



モバP「」



モバP(え、まゆ?)

モバP(マジでまゆ? ままゆ?)

モバP(俺にヘヴィな愛を向けてたあの元読モの佐久間まゆ?)


マネ「まゆ。先輩から手を離すんだ。これは指導なんだ」

まゆ「嫌です。離しません。見たくないんです…………叩かれるマネージャーさんも、人を叩くプロデューサーさんも」


モバP「あ、あ、あ、あれれ?」

モバP「おっかしいぞ~~~……………?」




だって、まゆ。お前、あれじゃないか。

ファンとか、他の男には少し冷淡さを見せるのに、俺だけには重い愛をぶつけてくるそういうヤツだろ?


お前の本当の愛は、俺だけにしか向いてないんだろ?

なんで。

なんで。


なぜだ。



モバP「うわあああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」ダダダダッ!!!



まゆ「!」

マネ「先輩! どこ行くんですか!」



卯月「外に走って行っちゃった……」

奈緒「ど、どうするんだよ?」



マネ「みんなは待っていてくれ。俺が探してくる」


――

――――




いつからだろう。

向けられる好意に気付き始めたのは。


それは――きっと最初から。



じゃあ、いつからだろう。

その好意に浸っている自分が好きで好きでしょうがなくなったのは。


あんなに人気のある、輝いているアイドル達は全部俺のものだって……その状況にたまらない愉悦を覚えたのは。





モバP「く、くくくっ、このまま失踪……いや自殺してやろうか。」

モバP「それで初めて俺のありがたさに気付いた時にはもう遅いんだ」

モバP「いや。するんなら入院だな。泣いた姿を見えるからな。……想像するだけでぞくぞくするぜ」


河原に座り込んで、怒りのままに言葉を吐きだした。

中々良い気分になれる。


モバP「はは、ははは……」



――「ここにいたんですか」



モバP「誰だ? あっ――」

ちひろ「……私ですよ」

モバP「ちひろさん…………」


――――


ちひろ「ショックでしたか?」

モバP「そりゃあね。まさか、まゆのヤツがあんな尻の軽いビッチだとは驚きましたよ」

ちひろ「まゆちゃんはビッチじゃありません。一途でかわいい子だってプロデューサーさん言ってたじゃないですか」

モバP「余裕があった時に、ですね。あっさりマネの奴に乗り換えるなんて、知りませんでしたから」

ちひろ「乗り換えたわけじゃありません。そりゃあ第一声はマネージャーさんを案じる言葉でしたけど、プロデューサーさんを忘れたわけじゃないですよ」

ちひろ「こうも言ってたじゃないですか。人を叩くプロデューサーさんも見たくない――って。プロデュースしたアイドルを信じてあげましょうよ」

モバP「信じるってなぁ……まゆは俺のことだけが好きなんだとばかり思ってましたからねぇ」


ちひろ「じゃあ、マネージャーさんがそんな前提を覆すぐらいにいい男だってことをどうして考えられないんです?」


モバP「あいつはいい男でもなんでもないですよ!」

ちひろ「いいえ。あの人はいい人です。だって――プロデューサーさんに似てますから」

モバP「えっ?」

ちひろ「ふふふ、彼の面接に参加した時、私が推した理由はそれなんですよ?」


ちひろ「まゆちゃんがプロデューサーさんだけに依存しなくなったのは、きっとあの子にとっていいことです」

モバP「……理屈は分かりますよ。分かりますが……くそっ。あいつはまゆの命でも救ったのかよ」

ちひろ「救ったんじゃないですか? 以前包帯巻いたマネージャーさんにまゆちゃんが寄り添ってましたからその時かも」

モバP「ちっ、あの野郎……」

ちひろ「妬いてるんですね」

モバP「……というか、ただただ不愉快です。自分の領域を踏み荒らされた感じだ」

ちひろ「はぁ――――」



ちひろ「未熟ですねぇプロデューサーさん。それじゃあ本当の運営を任せることができませんよ?」


モバP「本当の、運営……?」

ちひろ「あなたもドリンクやらアイテムをマネージャーさんに売ったでしょう? この事務所では大きなイベントは社長が決めてるんです」

もう書いておくけど、Pとアイドルとのいちゃコメ好きの方にはきっと満足できないSSなんで、そういう方はもう読むの止めた方がいいと思うぜ


モバP「ああ、イベントがある度にドリンクをマネージャーに買わせましたね」

ちひろ「本当は高価なドリンクですけどマネージャーさんのために良心的な価格で提供したんです。そう言ってください」

モバP「無茶なイベントを乗り越えるためにはがぶ飲みしなきゃいけませんからね」

ちひろ「そうです。……そのドリンク代は運営に還元されます。プロデューサーさんもドリンク売った分お給料増えたでしょう?」

モバP「ああ。増えましたね。いろんなアイテムも同時に売りつけたから……その分が」

ちひろ「忙しくなればなるほど、お給料はドリンク代に消えていく。流石にそれなりの交流費・生活費等は残していますが……そうしますとね」

ちひろ「――人件費実質タダになるんですよ」

モバP「……身を持って知ってます」

ちひろ「だからね……私たちは、アイドルとマネージャーさん・プロデューサーさんが親しくなるの歓迎してる部分があるんです」

モバP「…………」

ちひろ「いえ、むしろ煽ってるぐらいですかね。……この話をしたのはですね、プロデューサーさん。あなたに本格的に運営の側に来てほしいからなんですよ」

モバP「え……っ!!」

ちひろ「そうすることで、きっとプロデューサーさんの心も安らぎますよ。『好きにならせておけばいい』って思えますからね」


ちひろ「――どうします?」

モバP「お、俺は…………!!」

お、おう。ごめん。タイトルで十分かと思ったんや…


モバP(そうか、俺はこれから、イベントに対応するだけの存在から……本当のプロデューサーになるのか)

モバP「…………」

モバP「……ちひろさんは、俺に来てほしいですか」

ちひろ「来てほしいですねー」

モバP「そうですか。なら、俺――運営側になります」

ちひろ「本当ですか! 二人なら購買欲をそそるアイディア、どんどん出ますよ! きっと!」

モバP「ああ、どうせ血塗られた道です…………アイドルとマネージャーとファンのために、絞れるだけ絞り取ってやりますよ!」

ちひろ「あくまで、マネージャーさんの自由意思を尊重してくださいよ?」

モバP「そうですね……く、くくくっ自由ですもんね。」

ちひろ「ふふふふふ……そうです自発的に買っていくんです」

モバP「あははははは」

ちひろ「あははははははっ!」






マネ「……この笑い声、先輩とちひろさんか?」


モバP「あ、マネだ」

ちひろ「……っ! 本当ですね。マネージャーさんです。ここはひとまず事務所に戻りましょうか。詳しい話はまた後で」

モバP「ちょうどいい。掌で踊らされていたってことをあいつに教えてあげるか」

ちひろ「え?」

モバP「思いあがってるから、お灸が必要ですよ、ふ、ふふふ!」ダダッ

ちひろ「ま、待ってください! そんなことしたら!」


モバP「おーい! こっちだ後輩!」

マネ「良かった、ようやく見つかった……あの、すいませんでした。先輩」

モバP「いやいや、謝るこたぁねえよ。道化だしなお前は所詮」

マネ「え、道化とは?」

モバP「お前はなぁ、激務に耐える点だけを見込まれた体良く使えるただのファンだからな」



ちひろ「あぁ……言ってどうするんですか……!!!」


モバP「気付いてなかっただろうな! お前はバカだから!」

マネ「バカ……?」

モバP「ジャ~ンっ!! 今明かされる衝撃の真実ゥ~~!!!」


モバP「お前ががんばってるのはなぁ、結局俺達の懐を温めるためなんだよォ!!」



言葉が止まらない。


怒りと、優越感が、喉の奥からせり上がってくる。




「いくらイチャイチャして心を埋めたってなぁ! お前は経済活動の駒になってるだけなんだ!!」


「それを知らずに箱庭で女にブヒブヒいいやがって、キモいんだよバーカ!!」


「せいぜい絞り取られて、虚しい自己満足で人生生きていけよ!」


「お前は俺達の様な運営の勝ち組に絶対なれないだろうな」


「アイドルとの交流が見逃されてるのはなぁ、そうすることでお前が金を落とすからだ――ははははははっ!!!」


「ちひろさんを優しい同僚だと思ったか? 俺を尊敬できる先輩だと思ったか? 残念だったなぁ! 阿呆には生きるのに辛い世の中だ!!」


モバP「はぁ、はぁ……!!」

モバP(ああ、気持ち良い……!! どうだこの野郎)




マネ「――――わかってますよ。そんなこと」


モバP「あん?」

ちひろ「えっ」


マネ「俺はここに来る前調べました。どういう仕事なのかか、客観的に見たことがあるんです」

マネ「それでも、やりがいがあると思ったから入ったんです」

マネ「確かに辛いなってことも多いですけど……満足しているんです、今の自分に」

マネ「先輩を見たことがあって、誇りに満ちた男の顔だって、そう思いました。その俺の印象は間違ってはいなかった」

マネ「誰かの掌で動いているとしても。彼女たちと交わした言葉はウソじゃない。感じた心は本当です」

モバP(何言ってんだコイツ)

マネ「ちひろさん」

ちひろ「は、はいっ!?」

マネ「……だから俺、感謝します」

ちひろ「……えっ?」

マネ「おはようございますといってらっしゃい。お帰りなさいとお疲れ様。そう言ってくれる人がいたから俺がんばれたんです。俺をプロデュースしてくれたのはアナタです」

マネ「例え――裏にどんな打算があったとしても、この感謝は現実で俺が抱くものなんです」

ちひろ「マネージャーさん……」

マネ「ちひろさん。ありがとうございます。これからもずっとご迷惑を掛けると思いますが……よろしくお願いします。俺といっしょにいてください」

ちひろ「い、いっしょ? ず、ずっと? ……もうっ! そんなセリフをさらっと言わないでくださいっ!」


モバP「やああああぁぁぁぁめえええええええええええええぇぇぇろおおおおおおおぉぉぉっっっっ!!!!」



モバP「いやなんなのお前!? なにがしたいの!? ここは俺とちひろさんがくっつくところじゃないの?」

モバP「あわよくばマネージャーによってアイドルが離れていったのは実は俺を独占したいちひろさんの陰謀だったってことで、やっぱりプロデューサーは女の子から愛されて辛いなぁってな話になるのが本当じゃねえの!?」

ちひろ「な、なに言ってるんですか!?」

マネ「俺のアイドル達を、そんな欲求を満たすマシンみたいに見ないでください……先輩だからこそ怒りますよ」

モバP「なぁ~にっ言ってんだぁ!? お前が! お前が言うかぁ!? お前とアイドルがいちゃいちゃしてるとこ世間に公表したら、この業界にいられねえぞ!?」

マネ「…………その時は、騒ぎになる前に俺が消えます。アイドル達の夢が砕かれるよりはそっちのほうがいい」

モバP「ヒロイックな自分に酔ってんじゃねえぞ!? お前は担当アイドルに手を出すクズなんだよ! お前は『大勢のかわいいアイドルから愛されてるけど応えるわけにはいかない責任感の強い俺つれーわー』したいだけだろうが!」

マネ「先輩。……あなたに俺とアイドル達のなにが分かるんです。俺達の関係のなにが分かるんです。俺は自分の自尊心を満たすためにアイドル達と接してるわけじゃない」

モバP「違うね。お前は、そういう形を取って、『自分には非は無い』けどハーレムを作ってしまったってことにしたいだけだ。一生懸命働いているうちに向こうから好意を向けてくれるようになったって状況なら、しょうがないって思えるもんなぁ?」

マネ「俺は彼女たちを輝かせたいんです……先輩もそうだったはずです」

モバP「ああ、だからさ。だからお前の本心が分かるんだ。お前の心の底には、アイドルは自分のために存在しているって鼻持ちならない上から目線がある」

マネ「やめてください」

モバP「俺にはお見通しなんだよ。先代で同類だからな。からかわれたり、損する役回りをする時も『アイドル達のために頑張ってる俺すごい』って思ってるだろ。ちょっと悲劇ぶって自分に酔いたいんだ」

マネ「やめてくださいっ!! これ以上、俺の尊敬する先輩を、侮辱しないでくださいっ!!」

モバP「……は?」

ごめん風呂入ってくるわ。


マネ「先輩はそんなことを考えてプロデュースをしてたわけじゃない。俺が尊敬したプロデューサーはそんな人じゃない」

モバP「なに言ってんだお前」

マネ「これ以上、自分を傷つけるようなら……俺、殴ってでも先輩の口を閉じさせます」

モバP「え……ま。まてまて! ぼ、暴力はちょっとなしだろ」

マネ「ええ、無しにしたい。先輩、取り消して下さい。――凛が聞いたら悲しみますよ」

モバP「凛……?」

モバP「あ――――」



――『ふーん、アンタが私のプロデューサー?』



モバP(凛。そうだよ。最初はあの子を絶対に輝いたアイドルにしてやるってそう思ってたんだ)









凛「マネージャーとプロデューサーが外に出てったって……」

奈緒「いつのまにかちひろさんまでいなかったしな」

卯月「うん。待ってろって言われたけど……やっぱり気になるもんね。どこまで行ったのかなぁ」

凛「あ、見つけた。あそこの河原にいるのマネージャーさん達だ」


ちひろ「あ、凛ちゃん達がこっちに走ってきます……」


モバP「えっ」

マネ「凛…………」



凛「もう、いい大人が何をやってるの。――帰ろうよプロデューサー」

モバP「あ……」



風が吹いた。

夕日が彼女の背にあって。

黄昏の中に佇む、髪に手をあてた彼女が、とても尊いものに見えた。



後輩の男を前にしては出せなかった感慨が、その夕景の少女の衝撃によっていとも容易く引きだされていく。




    俺は、輝いているアイドル達が好きなんだ。



背筋に痺れが走った。




彼女が幸せであってくれたらいい。


楽しそうに笑っていてくれたらいい。


その欠片をほんのちょっと胸に入れられれば。


もうそれだけで十分な気がしたのに。



モバP「いつから…………隣にいるのが俺じゃきゃ、納得できなくなったんだ……」

凛「え?」

卯月「ど、どうしたんですか?」

マネ「先輩…………」

モバP「くそ、くそぉ……! お前さえ現れなきゃ……こんな風に俺の歪みに気付くことなかったの、に……!!」

奈緒「え、泣いて――?」

マネ「……みんな先に帰っててくれ。」

凛「え、でも」


マネ「少し話したら、すぐ帰る……頼む。凛」


凛「……わかった」

何無理やりいい話にしようとしてんだよ。

――

――――

――――――




モバP「…………俺、ちひろさんに言って、しばらく休暇をもらうよ」

マネ「…………そう、ですか。あの、先輩……」

モバP「もう、なにも言わないでくれ……頭ぐちゃぐちゃ、だから」

マネ「先輩……」

マネ「じゃあ、一つだけ。俺、先輩をずっと待ってますから、辞めないでくださいよ」

モバP「チョップ!」バシッ!!

マネ「いてっ!?」

モバP「お前は嫌なヤツだ……いいヤツで嫌なヤツだ。どうしたって悪にできない悪だ」

マネ「え、ど、どっちなんです?」

モバP「こっちの問題ってことだ!!」バシッ!!

マネ「あうっ! なんですかそれ!」

モバP「うるさい、今のはお前が悪い」

マネ「……ははっ」

モバP「何がおかしいんだよ。勝利宣言か? あァ!?」

マネ「違いますよ。元気はあるから大丈夫かなって、そう思ったんです」

モバP「~~っ!! 何無理やりいい話にしようとしてんだよ!」バシッ!!

マネ「すいませんっ!」

えっ、待って更新してびっくりしたけど>>157とセリフが被ってる。ここはぱくった訳じゃないんだ。そこは分かってほしい

>>160
嘘つけよ


モバP(ああ、クソ、俺まで攻略する気かこの後輩は……)

モバP「アイドルのそばにいるのはプロデューサーなんだよ。マネージャーじゃない」

マネ「? え、なんですか?」

モバP「うるさい黙れ」

マネ「……黙ります」



モバP「ああ、おい。お前」

マネ「はい」

モバP「俺がいない間、凛達を大切にしろよ」

マネ「はい、それはもちろん」

モバP「あ、お前これはあれじゃないからな! 嫁入りを許す父親のセリフじゃないからな!」

マネ「ええっ、何言ってるんですか!?」

モバP「頭の中が整理できて……心境が落ち着いたら戻ってくる。必ず戻ってくる。それまで、変なことするんじゃねえぞ」

マネ「はい。先輩の留守は俺が守ります」

あ、結果的に胸糞になるなって思ったぐらいで、最初から胸糞ものを志してないっす

>>162
そうだよな、そう思うよな…一言一句同じじゃなぁ…



モバP「…………」

モバP(クソ、こういう時言わなきゃダメなんだろうな。嫌だけど。なによりアイドル達が大事だって思うなら――そういう自分にしたいと思うなら――言わなきゃいけない)

モバP「た、たのんだ、ぞ……ぷ、ぷ、ぷぷ」

マネ「なんですかプププランドですかっ!?」

モバP「違うわっ!!」


モバP「プロデューサー! 頼んだぞ! ってこう言いたかったんだ!!」

マネ「え?」

モバP「あ」

マネ「あ、はい」

モバP「お、おう……」




マネ「戻りましょうか?」

モバP「ああ」




――そしてモバPは休暇を取った。



――

――――


モバP「自分の部屋にいるのも久しぶりだな……」

モバP(あいつみたいに外から、事務所やアイドル達を見て――考えを整理していこうとは思ってるが)

モバP「手持無沙汰だ」


――♪


モバP「電話……今度は誰からだ。卯月か? 加蓮か?」


モバP「あ。ちひろさんからだ……」



ちひろ『どうです……色々考え纏まりました?』

モバP「まぁ、ぼちぼちってところですね。あの、ちひろさん、運営側に入るって件なんですが……あれ考え直すって訳にはいけませんか」

ちひろ『……こっち側に来たくないと?』

モバP「その、はい、実は、まぁ、そういうことです……」

ちひろ『いいですよ』

モバP「え、あっさり! 秘密を知られたからには生かしておかないって言われるかと思ったのに!」

ちひろ『私は鬼や悪魔じゃないですよ! ただ、サポート役の利益を最大化させようと努力してるだけです! ……まぁ、今、今後の運営をどうするか見直してますからね』

モバP「見直してるって?」

ちひろ『マネージャーさんみたいな使命感持ってる人にはハマる商売だったんですけど、ドリンクあそこまで飲ませる流石に摂取量が多すぎるんですよ。反動が心配なんです』

モバP「反動って……何が起こるんですか。急に倒れたりするんですか』

ちひろ『後は……心身不安定になるかもしれません』

モバP「やばいじゃないですか」

ちひろ『飲みすぎたらそういうことが起きなくもないってだけですよっ! でもそんなことになって活動できなくなったら元も子もないでしょう。適切な無理のない摂取プランを練ってるんです』

モバP「稼げなくなるんじゃないですか?」

ちひろ『今までよりは……ね。でもその方が、いいでしょう。夢見も、良くなります』

モバP「そんなこと気にする人だったんですね」



ちひろ『気にしますよ。人で女なちひろですから』

モバP「……で、あいつはうまくやってますか?」

ちひろ『ええ。張り切っていますよー? ……あ、そうだ。これは伝えといた方がいいんでしょうかね』

モバP「なんですか? 聞かせてくださいよ」

ちひろ『いや、マネージャーさんの机掃除してる時、引き出しの中見ちゃって偶然分かったんですけどね』

モバP「ど、どうしたんです」



ちひろ『その……マネージャーさん、ホモみたいです』



モバP「」


――

――――

事務所



マネ「ほ、本当に言ったんですか……あれ……」

ちひろ「話し合って決めたじゃないですか! プロデューサーさんにアイドルに手を出してないって安心感を与えるためには、マネージャーさんがホモってことにするのが一番いいんです!」

マネ「そ、そうですね。ホモは敵にならないですもんね」

ちひろ「ええ。嫉妬心とか抑えられてプロデューサーさんの精神はこれで安定していくはずです。まぁ、別方向に警戒されるかもしれませんが……」

マネ「なんですかそれ! やっぱダメじゃないですか!」

ちひろ「本当にホモじゃないんですよね」

マネ「今ここで抱きしめますよ」

ちひろ「……冗談はさておき。そろそろじゃないですか」

マネ「あ、そうですね。あいつら…………先輩がいないって状況なのに、俺へのお祝いを企画するなんて。たかだか呼び名を変えるだけなのに」

ちひろ「それだけ、みんなマネージャーさんのことが好きなんですよ。……マネージャーさんがその呼び名を手に入れるまでずっと頑張っていたのを知ってるから」

マネ「確かにうれしいですが……」

ちひろ「じゃあ、いってらっしゃい。マネージャーさん………ふふっ、この呼び方はしばらくできませんね。あの人の休暇が終わったらまた呼び名戻すんですか?」

マネ「認められなければ、そうでしょう。――そうなる気はありませんけど!」

扉を開けた。


アイドル達がひしめいて。でもみんなみんなこちらに笑みを向けている。

我が事のように喜んでくれている。



そして、次々と言葉が降ってきた。


あの、憧れの、称号とも言うべき呼び名が。




「プロデューサーさんっ!!」「プロデューサー!!」

「ぷろでゅーさー」「プロデューサーはん!」

「プロデューサー様!」「プロデューサー殿ー」

「プロデューサー……!」「Pくん!」 

「プロデューサーしゃん」「プロデューサー」



――……!!





      『これからもプロデュースよろしくお願いします!!!!』




プロデューサー「ああ、みんな!! これからもよろしく頼む!!」


プロデューサー(先輩……あなたに負けないくらい、この子たちを輝かせてみせます)



――――だから、早く帰ってきてください。待っていますよ。



完!

これにて完結ッッ!! 読んでくれてありがとう。

寝よ

あーこれ、日付変わる前になんか言及した方がいいのかな?

そだね。質問があれば。批判文句歓迎だし、殺意を向けてもらっても構わないんだけど、今のうちに直接言いたいことがある人もいると思うから
あんま深いとこまで答えられるか分からんけどね

SS書く側としての認識はモバPはもっとも都合良く動かせる男キャラだよ
死んでも良いしクズでもいい(今回のSSもP叩きがないあたりでよくわかる)

アイドルが「誰か」に「何か」を起こすときに一番受け手にしやすいし
(受け手をアイドルにすると同性だから恋愛はやりづらい。百合死ねを抜きにしても『そういう状態』からいきなり書いて受け入れられがたい)
200人プロデュースとかの無茶もしていいし簡単なキャラ

無意味に好かれるのは補完されるから許されるが無駄に嫌われるのは『好かれる理由』が補完されてるせいで受け入れられがたい
ハーレムがイヤなら出さないほうがだいたい楽。ないがしろにすると一部うるさい

例えばこのSSのタイトルが
モバP「先輩からのあたりがキツい」
とかでモバP側を「先輩」にかえてマネージャーを「モバP」って名前に変えたら
「クソうざい先輩に耐える我慢強いモバPがクソPから解放するため頑張った」
みたいな評価になってたのは間違いないと思う

モバマスやってるならわかるだろうけど、モバPにとって一番のキモは
「アイドルが自分の方を向いている」って前提なんだよ。誰かと仲良くしてるんじゃなくて、自分の方を向いてるアイドルのね。
だから存在云々じゃなくて、アイドルが「自分以外の方」を向いてるなんてのはあっちゃならないのさ。
受け入れられる理由とか、そういう以前の問題。みんな「自分の方を向いているアイドル」目当てでやってるんだから。
アイドルだって、こっち以外によそ見しないように作られてるしね。

モバPは=俺に書き換えられる記号でしかない。記号は記号だから受け入れられる。
記号に独自の解釈まで求めるなら、そう注意書きしておくべきだったな。

>>295
それは極論だろww 「アイドルが全員自分に惚れている」なんて童貞丸出しのSS、俺なら即カットするね。
俺はアイドルとPはあくまで仕事上のパートナーという関係が前提であって、恋愛だのなんだのは二の次と考えている。
結局アイドルはみんな良い子で、自分の為に仕事を取って来てくれるPに感謝していて悪く思ってないというのを
「アイドルはPのことが(恋愛感情で)好き」と勘違いしているヤツが多すぎるんだよ。このゲームがギャルゲーで
ある以上そういう要素が全くないとは言わないが、P以外の男スタッフと仲良くするだけで発狂するのは違うと思う。

>>300
わりとそういう人多いと思うぞ。

>>301
Pを「ちんこ」と言い切るお前の潔さは嫌いじゃないぜwwwwww
でもアイドルは「ま○こ」であってほしくないな。レッスンして、営業頑張って、それで仲間とステージに立って
「アイドルって楽しいな、アイドルやってて良かったな」って輝くみんなを俺は見たいんだよ。それが大前提であって、
Pとの恋愛だの何だのはそれからでいいじゃないかとは思わないのかな。

本当にここまでレスが絶えないのも珍しい。
アイマスならともかく、モバマスはもうプロデュースするのが俺の使命って感じじゃないんだろうか

別に俺はハーレム物ありだと思うし、たまにはこういうカウンターSSもありだと思うけどな

つーかマネと一緒でモバPもオリキャラなのに~って言ってるのはエアPなの?それともただのバカ?

ゲームやってれば現に「プロデューサー」というキャラクターが存在してるのは猿でも分かるわけで
そしてプロデューサーはプレイヤーがモバゲーに登録した名前であり、親愛度MAXなんかを始めとする台詞で
アイドルはそのプロデューサーに好意(程度の差こそあれ)を向けてくる、登録した名前を呼んだりしながら
元々ゲームからしてプレイヤーの分身=Pみたいな作りになってるじゃん
人によって名前が違うからPとしてるだけで、さらにモバが前に付くのは付けないと原作との区別の為

散々言われてるけどまゆなんかが最たる例だろ
最低でも初期Rの台詞くらい見るだけで、まゆは明確すぎるくらいに『P』に恋愛感情を持ってるアイドルなのは分かる
だからPのことを大好きなキャラとして描かれるのは何の不自然さもないけど、相手が『マネ(笑)』だったら不自然極まりない

にも関わらず「どっちもオリキャラなのにPは叩かれないのにマネは叩かれるなんておかしい!!」ってどんな擁護だよって思うわ

>>1も批判文句歓迎って言ってることだしさらに言わせて貰うが、

例えばまゆSSの場合、相手がPならSS開始時点でデレデレでも何の違和感もなく読み進められるけど(ゲームがそうだから)
相手がPじゃなく作者の考えたオリキャラで、しかもまゆがアイドルになるきっかけでもあるPも同時存在してる状態でSS開始されたら
こっちからしたら、いや何でそうなってるんだよ、ちゃんとP→マネになる描写をやれよって話だろ
ゲームでこれでもかって言わんばかりにPへのベタ惚れを強調されてるまゆが心移りしてるんだからさ

まゆのそういう心理描写みたいなのは描ける自信がなかったのか、あっさりと放棄して
「まゆはPではなくボクが作ったマネが大好きなので」ってスタンスでSS書くとか手抜きにも程があるだろ

まあぶっちゃけそれで書き逃げというか書いておしまい、なら俺も別にここまで言おうとは思わなかった
別にSS書く時にそこまでやらなきゃいけない義務もないし

でもコイツの場合は作品はその程度の手間しか掛けてない癖して、
後書きでは高尚ぶって「この俺様がモバマスSSに一石を投じてやった、問題提起してやった」みたいなお寒いスタンス

作品以外の部分で長々寒いこと語ってる暇があるなら、最低でもまゆくらいこっちを納得させるような描写するのに時間割けよ

>>405
>>66のまゆのセリフと>>75のちひろさんのセリフを読みなおしてみようか。お前のうだうだ要領を得ないまゆの解説は
それだけでぜ~んぶ解決するから。ていうかまゆはPに一途だとしても、P以外に心を開かずP以外の男を毛嫌いしないと
ダメなんてことないだろ。それじゃ一途を通り越してただのサイコ女じゃねえか。

説明不足?お前には想像力ってものがないのか?1から10まで全部書いてもらわないとわからんのか?
マネの誠実な仕事ぶりをアイドルは認めて、そしてマネに心を開きましたでいいじゃないか。その中には例外なくまゆも
含まれているわけで、ボクちんのまゆは特別なんだ~!てか?俺から見ればまゆも200人の中の1人に過ぎないけどな。

>>403
Pも好意があるっていっても恋愛感情が確実に持ってるのなんてまゆくらいだし
P=プレイヤーにしてもssで喋らせたらオリキャラですし

>>406
>それじゃ一途を通り越してただのサイコ女じゃねえか。

サイコ女って表現はともかく実際問題としてまゆってそういう重いというかちょっとアレなキャラだろ……
ただ純粋に一途なだけの女の子が他のアイドルから「Pさえ絡まなければ良い子」なんて扱い受けると思ってるのか
「他の子見ないで下さい」「まゆの心はあなただけのもの、あなたの心はまゆだけのもの」
この手の台詞が山ほどあるのに

大体マネ(笑)に好意向けるのかおかしいって言ったら、「毛嫌いしてないといけないのか!」って極端なんだよお前は

>>408
オリキャラ「みたい」なのとオリキャラ「そのもの」をごっちゃにし過ぎだと思う

例えばドラクエは原作主人公が全然喋らなくて性格や考え方、喋り方が完全にプレイヤーの想像依存だけど
二次創作は活発だしそれどころか公式のノベライズもある
当然ながら主人公はそれぞれの作者の考え方で味付けされてて人によっては自分のイメージと違うなんてことは有り得るが
(自分にとってはイメージ違ってオリキャラみたいに感じる)原作主人公がビアンカと結ばれるのと、
原作に出てこない作者が生み出したオリキャラがビアンカとくっつくのが同じな訳ないでしょ

前者は自分にとっては自分のイメージする原作主人公ではなくても、少なくとも書いた作者や受け入れられた他の読者にとっては=で結ばれてる
一方で後者は誰にとっても文字通りの完全なオリキャラで、誰が原作主人公と=で結び付けるんだ
ましてや作中にそのオリキャラとは別に原作主人公(の役割をしてるキャラ)が存在しててそのオリキャラより不遇な扱い受けてれば尚更のこと

Pが好かれているのは前提。そこになぜ好かれているかの描写など必要無いんだよ。だって元のモバマスがそうなんだから
その前提を受けて色んなSSが作られてる
「モバP」はその前提を内包してる呼び名だね

だけどモバPと同等ぐらいのスペックがあるマネージャーが登場したせいでその特権みたいのが揺らいじゃった
Pが好かれるのは、「そういうものだから」としか言えない共通認識みたいなものに頼ってる部分がある…

マネの呼び名を「モバP」に変えて、モバPを「先輩P」に変えれば受け入れられたって言われてるけど、
これモバPとマネの振る舞いに違いがないって言われてるみたいで、なんかモバPのアイデンティティがクライシスにゃあ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月26日 (金) 10:59:13   ID: bZ69DN3f

荒れそうなss書いといて実際荒れたら言い訳する感性が分からんw どーせただのssなんだから適当でいいっしょw

2 :  SS好きの774さん   2014年09月27日 (土) 21:29:26   ID: NtW_4w6f

言い訳ってか、問題提起したみただけじゃ…

3 :  SS好きの774さん   2014年09月28日 (日) 04:17:05   ID: 2Wzl_Arc

つまらない

4 :  SS好きの774さん   2014年09月28日 (日) 04:19:12   ID: 2Wzl_Arc

つまらないssと
つまらない正論語りのセットとか
読んだ人は何重にも損する

5 :  SS好きの774さん   2014年12月22日 (月) 23:53:07   ID: pwvUn_-Q

くそな作者がクソみたいな顔してクソss書いただけっしょ

6 :  SS好きの774さん   2016年01月29日 (金) 01:36:16   ID: kl0eRHsu

すぐに暴言吐いちゃうから、「ああこういうSS拒否るのはこんな頭のおかしな人たちなんだな…」って思われるんだよ
痛いとこ突かれてムカついたのはわかるけど、もうちょっと人間らしい理性もとうぜ!

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