梓「みたいなね」
俺「ええやんええやん」
澪「ちょ、ちょっと待った!」
律「ん? 何だよ澪」
律「な、何だじゃないだろう何だじゃ! いったい何を考えているんだ!」
律「何だよ、そんなに怒鳴るなよ……」
唯「そうだよ澪ちゃん、落ち着こう?」
澪「あ、いやでもそんな、落ち着いてなんていられるか!」
紬「あらあら、どうしたらいいのかしら」
続きたまへ
澪「どうしたらいいのかしらって、そもそもムギが原因だろ!」バンッ
梓「ヒッ!?」
唯「ちょっと澪ちゃん、あずにゃんが怖がってるよ!」
澪「あっ、す、すまない……」
梓「いえ、大丈夫です……」
律「本当、どうしたってんだよ」
澪「なっ……」
律「なめたいって言うから、なめさせてやろうとしているだけじゃんか」
澪「な、なっ……!」
>>8
> 律「なめたいって言うから、なめさせてやろうとしているだけじゃんか」
俺「なめたい」
澪「そんなこと、本気で言っているのか!」
律「だったらさー、聞いてみたら?」クイッ
澪「えっ?」
唯「えへへー、実は私、あずにゃんのお尻ペロペロしてるんだー///」
澪「なっ!?」梓「唯先輩!!!!/////」
唯「あとねー、家では憂のお尻もなめさせてもらってるよ。たまになめてもらうこともあるんだけど////」
澪「なぁ――――!?」梓「唯先輩!!!?」
律「な、言っただろ?」
澪「い、いいいいや、だからってそんな……!」
紬「なら~、澪ちゃんもなめさせてもらえばいいんじゃないかしら」
澪「はぁーーーーっ!!?」
澪「むっ、ムギっ、いきなり何をっ」
紬「いえだって、澪ちゃんがとってもなめたがっているように見えたんだもの」
澪「な―――っ!?」
律「え、そうなのか、澪……?」
澪「いやいやいや、バカなことを言うのはよせ、ムギ!!」
紬「だから~、本当はとっても残念なんだけど、今日は澪ちゃんにお譲りするわ」
澪「いやだからちょっと待てちゃんと話をっ」
紬「それじゃ、私たちは席を外しましょうか~」
唯「そうだねー」梓「あっ、はい!」(唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩唯先輩!!!?)
澪「待っ――――」バタンッ
律「………………」
澪「…………………………」
律「澪」
澪「――っ、な、何だ!?」
律「お前、本当になめたいのか……?」
澪「ばっ、何バカなこと言ってるんだ! あんなのムギの出任せに決まっているだろ!」
律「……そうか」
澪「そっ――それよりもだな、律! お前何であんなこと言ったんだ!」
律「何だよ、あんなことって」
澪「決まってるだろ! ムギにお尻をなめさせてあげるだなんて、あんな、あんな……!」
澪「お前、そんなに尻の軽いやつだったのか!?」
律「………………」
澪「何とか言ったらどうなんだ!」バンッ
律「――――――ちゃいねぇよ」
澪「なにっ!?」
律「別に、なめさせちゃいねぇよ」
澪「それはそうだろうが、そういうことではなくっ」
律「ムギが言ったんだ」
澪「なにっ……?」
律「澪の前であぁ言えば、きっとお前が怒るハズだって」
澪「そんなの、当たり前だろう……!」
律「なぁ、澪」
澪「なんだよっ……!」
律「お前、なんでそんなに怒ってるんだ?」
澪「えっ――」
律「私は確かに、軽はずみなことを言ったかもしれない。けど、それだけであんなに、梓を怯えさせるほどに怒ったのか?」
澪「え、いや、何でって、それは――――」
律「――――」ズイッ
澪「律!?」
律「なぁ、私の思ってること正直に言ってもいいか」
澪「な、何だよ……」
律「私は、澪の尻を舐めたい」
澪「!!?!?!!!?」
澪「なっ、なっ、なっ、なっ――――!」
律「この前さ、唯に聞かされたんだ」
澪「!?」
律「唯が、梓の尻を舐めているってこと。梓は尻を舐めるとすっごい恥ずかしそうにするけどそれがすっごい可愛くて、言葉にはしないけどすっごく気持ち良さそうで、そんな姿がもっと見たくていつまでも舐め回したくなっちゃうんだって言ってた」
澪「~~~~ッ////」
律「それを聞いて、私は思ったんだよ。『私も、澪の尻を舐め回してみたい』って」
澪「!!!!」
律「けどお前はお堅いヤツだし、そんなこと絶対に無理だって思った」
澪「そっ、そんなの当たり前……」
律「それで悩んでたらさ、ムギが声をかけてきたんだよ。『りっちゃんどうしたの』って」
澪「………………それで、さっきの話になったのか」
律「(コクリ)」
澪「まったく、お前もムギも何を考えて……っ」
律「澪」
澪「な、なんだよ」
律「まだちゃんと聞かせてもらってないぞ。お前はなんで、あんなにも強く怒ったんだ」
澪「それは、だから、お前とムギがバカなことを言うから――」
律「それだけか?」
澪「えっ」
律「本当にそれだけなのか? もし言われたのが唯で、唯が二つ返事で了承してたら、さっきと同じように怒ったのか?」
澪「そ、そんなの当たり前――――」
律「違うだろ」
澪「なっ」
律「唯が相手だったら、お前はそこまで怒らない。怒るには怒るだろうけど、バカな冗談を流す感じで、すぐに終わらせたハズだ」
澪「う……」
律「もしあんなに強く怒るヤツがいたとしたら、それはお前じゃなくって、梓だろうな」
澪「っ――!」
律「お前も、そう思うだろ?」
澪「あ……、あぁ」
律「紬に尻を許した唯に、何で梓が強く怒るのか――。澪、なんでだと思う?」
澪「それは、だって、その」
律「まぁ、そうだな。梓が唯のことを好きだからだ」
澪「――――!!」
律「澪」
澪「っ!」
律「私は、お前のこと、好きだぞ」
澪「なっ――――!///」
律「お前のことが好きだから尻を舐めたいと思ったし、そういう関係になっている唯たちを羨ましくも思った。………………お前はどうだ?」
澪「どっ、どどどどっ、どうってお前……!!」
律「――――――」ジッ
澪「う、く…………///」
律「澪はさ」澪「っ!?」ガタンッ
律「澪はさ、もうずっと前から、私に酸っぱく言ってきたよな。しっかりしろ、だらしのない真似をするなって」
澪「うっ……!」
律「私の知ってる澪は、勇気を出した女に恥をかかせるのか?//」
澪「う、うぅっ……!///」
ID LbM3uJtzv優秀やな
律「――――――」ジーッ
澪「あ、ぅ、り、りつ……」
律「な、なんだ?」
澪「あ、あの、その、そのだな。す、好きか嫌いかって言われると、その」
律「お、おう」
澪「………………」
律「え、何だって……?」
澪「――――――ょ」
律「だから、なんだっ」澪「――きだよ」律「っ!?」
澪「その、だから、私も――――好きだよ」
律「っ!!///」
澪「~~~~~ッ//////」
律「ま、マジか……」
澪「お、お前が言わせたんだろ……っ!」
律「いやまぁ、それはそうなんだけどさ、けどまさか本当に言ってくれるとは思わなくって…………」
澪「う、く、こっ、このっ……!」
澪「お前――――」律「(ギュッ)」澪「ッッ!!?」
澪「………………」
律「………………」
澪「お、おい」
律「――――なんだよ」
澪「いや、その……」
律「その……なんだよ」ギュウッ
澪「っ――! い、いや、何でもない……」
――5分後
澪「……なぁ、律」
律「…………」
澪「もう、いいだろ」
律「………………」
澪「おい、律ってば」
律「……………………」
澪「律――――」
律「嫌がるだろ」
澪「へっ――?」
律「お前、離したら、次にまた抱きつこうとした時に嫌がるだろ」
澪「うっ……」
律「だから離したくない」ギューッ
澪「いや、そう言われてもだな…………」アセ
澪「…………分かったよ」ハァー
律「――何がだ?」
澪「だから――その。他に誰もいない時、ついでに言うと部屋の中だったら、また抱きついてもいいから……///」
律「……本当か?」ジッ
澪「本当だって。私がお前に嘘を言ったことあるか?」
律「ダマされたことなら何度もあるぞ」
澪「それはお前が悪い。第一、お前人のこと言えないだろ」
律「くっ――あははははは! それもそうだな!」パッ
澪「はぁ、まったく……」
律「なぁ、澪ー」
澪「はぁ、今度はな――――」律「(チュッ)」「っ――――!!?!?!!!?!?」
律「ぷはっ」
澪「~~~~~ッ!!!/////」
律「へへへ、私のファーストキスあげちゃった///」
澪「お、おま、おまおまおまおま――――――!!!」
律「さっ、帰ろうぜー。あんまり遅くなると唯たちに何て言われるか分かんないしっ」ダッ
澪「あっこのっ――――!!」ダッ
澪「待てーーーーーっ!!! このバカ律ーーーーーーッ!!!!/////」ダーッ
律「待てと言われて待つヤツはいねぇよーーーーっ!! アホ澪ーーーーーっ!!/////」ダーッ
おわり
見てくれた人はどうもありがとうございました。それでは。
乙
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