銀時「メルヘヴン?」 (508)

一話、夢から覚めたら門とピエロには気を付けろ



―これは賭けだ―


―ARMよ誘え―



―答えよ、異界の住人!!―



ガキーン!!!




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――――
「ふわあ~ぁ……」
銀時は目が覚める
時計を見ると10時を過ぎて居た

なんか目覚めが悪い

横には新八と神楽が一緒に寝ていた

「そうだったな。結構遅くまで掛かったからねー、依頼ー。」

新八は、真夜中だったので一人で帰す訳にも行かなかったので泊めたのだった(自分は凄く眠くて送る気にもならなかった)

飼い猫探しの依頼だったが散々町を探し回った挙句家に隠れるように寝ていたというしょーもないオチだった

「おーい、起きろ二人ともー」


「んあ?おはよーございます。あ、そう言えば今朝、変な夢を見たんですよ」

「えっ?俺は最近見てるよ?だけど今朝のは特別変だったよー?」

「くぁ~。奇遇ネ。最近とかは知らないけど私も今朝は特別変な夢は見たアル」
半寝ぼけながらも起きた神楽

「「「……」」」

沈黙が流れる
それを破ったのは銀時だった
「なぁ」

「なんですか?」

「何アル」

「ちょっと同時に言って見ようか」

「良いですけど?」

「んじゃ、せーのでだからナ?」

「せーの「「「知らない男が出て来た」」」んだ。んです。アル。」




「「「えっ?」」」



再び沈黙が流れる

次に破ったのは新八だった
「いや、可笑しいでしょ。同時に変な夢を見たのはともかく、3人同じ夢を見るなんて」

「いやいや、きっと偶然にも人間が出て来たんだヨ」

「賭けがなんとかって言って」

「そうそう、歳は僕等位だった様な……」

「そして中々いい男だったネ」



「「「……」」」

また沈黙が起きる
今度は誰も何も言わなかった
ただ、定春の寝息が聞こえるだけ


「皆~、おはようございますぅ。
あら?鍵が空いてるじゃない?不用心ね」
そこにお妙がやって来た



「納豆貰って来たんですけど、今日中に食べちゃわないといけないから食べて下さい」

「なんで消費期限前のを渡されるんだよ。
明らかに処分に困ってた所を丁度よく押し付けられたんだろ、オイ!」

「キャホーイ、納豆卵かけご飯が食べられるネ!」

なんやかんやで少し遅れた朝食
お妙は出されたお茶を飲んでいる

「それで銀さん。最近はどんな夢を見たんですか。」
新八はふと聞いてみる

「夢?」お妙の頭上に??が浮かんだ

「へっ、どうせ××で×××な夢アル」大盛りご飯に納豆を掛けてた神楽も話に入ってきた

「ちげーよ!お菓子の家やしゃべる木があってー」

「「は?」」

「三本の首がある鳥だっていた

小人や妖精も住んでいて――色やにおいまで思い出せるんだ」
変だと言っていながらフフンと鼻を鳴らし話す銀時



「「「………」」」

「……て、あれ?皆ーー?」


「「「…………」」」

「ちょっとぉ!何その目!?」

「新八、姉御…銀ちゃんの頭がメルヘンになったアル」

「元からだよ、神楽ちゃん。あれは夢の中までメルヘンになった、だよ」

「違うからね?そうじゃ無いんだよ!確かにメルヘンな世界なんだよー?」

ジィッ〜〜!

「だからその目はヤメテぇぇえ!!」

他にも魔女のババアから薬を盗む夢もあったし、鳥になって岩山の城に向かった事もある。

それを言ったら皆に更に冷たい目をさせるだろうから、それらの言葉は飲み込んだ

「……銀さん、蝶々は喋るんですか?」
とお妙は聞く

「喋らねえな、喋るのは花だっ……」
止めても遅し、ハッとして見る

「「「…………」」」完全に目を逸らされている


「いやあぁああー!だからヤメテーーー!!!」

いつも通り、なにもない日常


しかし、日常がいつ壊れるか分からない






"壊れるか分からない"


そう………




―……じきに、繋がる―
ふと声と共に男の姿が浮かんだ


「「へ?」」

「?」

「!誰だ……っ」

「なっ、何々!?なんですかぁ!?」

「落ち着くネ!こういう時はひっひっふー、ひっひっふー」
そう言うと神楽は腹式呼吸をする

「それ、妊婦さんがする呼吸法だからね!」

「二人とも、朝食中よ。静かになさい」

「姉上違うんです!声が…声が~!!」

「本当だヨ、信じてヨー!」

「銀さんのメルヘンが移ったのかしら」


(こいつらには男の姿が見えなかったのか?)





―繋がった!―
再び男の声がする
そして居間は暗転
暗闇になった

「ななななん…なん…なななんですかぁ!?」

「おおおおち…おち…おお落ち着け、新八ェ!!」

「誰が新八ェ!?」

「お前ら煩いネ!も少し声を下げるヨロシ!!」


ギャーギャー!

「グルルル……」
定春が何かに威嚇している
「どうしたの?定春……」


=トンネル=


ピタリ
固まる万事屋。

先程の男とは別の声

暗闇の中から光が射し込む

恐る恐る振り返る



=かいつうでェーすv=

そして光から扉と共にピエロが出現した

「「「千年伯爵だああぁぁあ!!!??!」」」


=チガイます、知りません=


「っておい、扉の背後……なんだ、ありゃあ……夢と同じ………」

「メルヘンな世界が見えるアル」

「はぁ…銀さんのせいで僕達も頭の中がメルヘンになっちゃったじゃ無いですか」


=おや、貴方達には見えているんデスね=


「え?三人とも何か見えるんですか?私には見えないですけど……」

「ていうか、なんでここにお前が来たアルか?」


=この中で誰か世界を知りその存在を強く信じた者が居るんでショウね。その思いに扉が引寄せられたと言うか……=

「…って事は…」

「銀ちゃんが……」
三人が銀時を見るとピエロも続いて見た

「ちょっ、見ないで!銀さん泣きそうになるんだけど!!ねぇ、それより語尾に☆とか♪とか付けてくんない!?」

=……そうですか……。では、ダイスを振ります=

「無視かよ、オイィ!」

ピエロは手に持って居るダイスを振った

コン、コロ、コン…

=数字は3デス=

「何なんですかそれ?」
新八は恐る恐る質問する

=扉を潜れる人数デスね=
「は、はぁ…」

=と言うことで見えているお三方、お入り下さい=

「あのぉ……私も入ってみたいんですけど……ダメですか?」
お妙はピエロに聞いてみた


=ダイスの目は3。それ以上の方が入られると貴女の身に何が起こるのか分かりまセンよ?=


<なんか僕達、行く前提になってんですけど……

<別に良いじゃ無いか?お金取られる訳じゃ無いし

<嫌だー!入ったら銀さんの頭がメルヘン確定になっちゃうもんー!!

「銀さん、ダメよ?入らなきゃ物語が進まないじゃ無いの」

「メタンじゃねーよ、テメー!」

ドカッ

「誰がテメーだコラァ!しまいにはどつくぞ?」
ニッコリと笑うお妙

「姉上。もうどついてます」


「行けば良いんだろ!行けば!!
…定春頼んだぞ」

「……ズルイですね。貴方達だけ」

「姉御……」

「姉上……」


「仕方ありませんね。ですけど約束して下さい。必ず帰って来る事」

「……おう」
頭を掻きながら返事する銀時

お妙はニッコリと微笑み
「そして、お話し聞かせて下さい」


「「「おう!」」」

=それでは、お入り下さい=


扉が開く

外国や宇宙よりも外の世界。

そこに何が有るのか、待っているのかは分からない

だけどなぁ、ワクワクが止まらねぇ!


銀時達は消え、ピエロも扉も消えた


そして、そこはいつもの風景に戻り
お妙と定春とテーブルに残った食べ掛けの朝食。

――――
パキィーン!!


「――……良いんだ。これが壊れたと言うことは呼び出しに成功したんだから……」

「――それでって?…異界の者が……来る」








<あっ、本当だからね?だからその目は止めて……

――
「何これェ!落ちているんだけどもぉ!?」

「ぎゃああぁーー、死ぬっ、死んじゃいますってえぇえ!!」

「きゃっほーい!私達・空を飛んでるネー♪」


続く!!

どうも、こんにちは。
書いてる者です

知ってる方は
一話をご覧の通り、これは
万事屋一行がギンタの成りかわりにメルヘヴンを旅する話です

話は原作を重点的に
キャラデザはアニメ版です

あんなキャラはこんな事しないとかあのキャラは避けられない訳がないとかいう文句とか荒らしは無視しちゃいます♪


多少の設定変更・解釈有り


二話以降はゆっくり行きます


最後に一つ、ギンタはあっちの世界でメルヘンな夢見て特に深く思ってる訳でなくフツーに元気でやっています!!

皆の期待ありがとう。




二話、ようこそメルヘンの国へ
あ、夢じゃないからね本当だってば〜



「「「ぎゃああぁーー!!」」」

ドカーン



「いててて……なんで空から落としやがるんだ!?フツーに出来なかったのかコノヤロー!!」

「居ないピエロに言っても仕方が無いですよ」

「ふおぉー、銀ちゃん、新八ー!見たことも無い実が木になっているネー!!」

「マジでか!?そういえば朝食途中だったじゃねぇかー!!」

「ちょっ、神楽ちゃん、それ大丈夫なの?」

<問題無いネ!サクってなって美味いアル

サクサクサクサク……
3人で成ってるのを全部食べた


「変な鳥、赤い岩、自然がいっぱいで空気が綺麗ネ」

「俺が見た夢殆どまんまじゃねぇか」

「カメラ持ってくれば良かったですねー」




(……)
そんな万事屋一行を上から見ていた一人の女が居た



「もしもし、何か良い事有りましたかなー?」
「有りましたかなー?」


誰かに声を掛けられた

「え?何処ネ?」

「声は聞こえますけど姿が見えませんね」

辺りを見渡す万事屋一行
しかし何も無い

「下です」「です」

言われた通りに下を見るとそこには大きな岩と小さな岩が並んでおり

「あ、今日は一段と日差しが強いので彼方の川で水をお願い出来ますか?」
と、大きな岩が話しかけてきた


「……」
「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!」

「銀ちゃん、花が喋る所見たんだろ!?何故驚くか!?」

「夢ん中は俺も世界の住人だから対応出来んのっ、現実はそうはならないの!!」

「銀さんのせいで驚き損ねたよ…」

「そうだったんですか。いやぁ、しかしいい天気ですな」「天気ですなー」

「そ、そうですね。ていうか水ですね」
新八が一言言うと川に向かって水を手で掬い、それを掛けた

銀時も神楽もほらよと言いながら掛ける

「はあぁ〜、水が気持ちいいですねぇありがたい」「ありがたい!」

「あ、いえ…どう致しまして」

ヒント、ギンタとはまた違う世界なのです
個人差ならぬ世界差です


じゃあ次は続き投函

「それで、貴方達はどちらからいらしたのですな?」

「私達はかぶき町から来たアル」

「かぶき町?聞いたことありませんなー」「ですなー」

「それはトー然アル、別世界から来たネ!」

「それはまた遠い所から…」

「なんでお前らフツーに岩と話してんの?なんで岩は別世界の言葉に何の違和感も無いのぉ!??」

ガシャガシャ…
その時、鎧がいきなり現れた


「なっ、なんですか!?あれ…」
狼狽える新八


「私に任せるネ!どおりゃあぁあ!!」

ガシッとブンッッガシャーン!!

鎧は神楽に掴まれあっという間に投げ飛ばされ倒れてしまった

「よくやったー。流石神楽ちゃぁ〜ん。後で酢こんぶをあげよう」

「あれ?今日は一段と身体の調子が良いアル」


パチパチパチ

「「「んん?」」」

拍手が聞こえる方に視線を向けると岩親子より大きな岩に座って一人の女が拍手して居た

「誰だてめえ……?」

「き、綺麗な人ですね」

「よいしょっ……と」
その女は岩から飛び降りた

「わっ……見えっ///」

…っなかった


女は地面に着地してそのまま鎧を見た
「ふむ。壊れてはいないね」
手を翳すと鎧は指輪になった
そしてそれを指にはめた

「「「!!?」」」

「どうやったアルか!?それは何か?凄いネ!!」

「何って、えぇ!?ARMも知らないの!?一体何処の田舎もんよー!」
女はとても驚いた顔をしている

「ARM……?ARMって言うのか?」


「そうよ。ARMっていうのは魔翌力により彫金された特殊能力をもつアクセサリーのことよ」

「そう言われてもなー………って、魔翌力?」

「…魔女っ子に聞きてえ事が有る」

「何!?バッボはあったの!?」

「喋るARMってあんのか?」
銀時は変な顔しながら振り返る

「「「は?」」」

「んなもん有るわけ無いでしょー!?アクセサリーが喋ったら気持ち悪いわよぉぉおー!!」

「気持ち悪いとはなんじゃーー!?
謝罪せよ、無礼者ーー!!?」

(エДエ)←皆の今の顔

「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!」

「神楽ちゃん、それはもう良いよ!!」

「おぃ、てめえこそなんだ?」

「バッボ。それだけは思い出せる」

「バッボ……だと?」

—バッボとは
相当レアな未知なるARM—

(これが?冗談じゃねえよ。こんな危ない目に合いながらこんなもんかよ!!)

「なんじゃいさっきからジロジロと!無礼であろう!?」

(まてよ?……この形、見たことが有るぞ?)

ピシャーンと雷を打たれた様に閃く
(け、けん玉だぁぁあぁ!?)

「てめえ、けん玉のARMだよね、だよねぇ!?」

銀時はバッボを持ち上げる

「気安く触るでないわ、馬鹿者ーーっ!!」

「コラァーー天パぁ!!」
ドロシーの叫び声

「んだとぉぉ!?」

「バッボを手に入れたんなら逃げるよ!!このガーディアン、手に負えないわ!!」

「そうですよー銀さーん!!」

「ライオンっ、そこネっ!取ったれー!!」


「だってよ。行くぞ。」

バッボは銀時の手から離れて宝箱にし噛みつき
「断
ふ(る)
ワヒは(ワシは)
まだ寝はい(寝たい)!!」

「……というわけだ。てめえら先に逃げろー」


「バカ!ガーディアンARMを発動してる時、こっちは動けないの!!」



「嫌じゃ嫌じゃ嫌じゃ嫌じゃああーー!!こいつのARMになるのは嫌じゃあーーー!!」

「な、何よこいつ!」

「お前からは邪悪な魔力がプンプンしとる。触られたくもないわ!!」

「私はあんたを探してはるばる……」
ドロシーはバッボを掴んだ

ズシッ
どさっ!!
持てず、重みに倒れてしまった

「ちょっと待って、天パ!!こんな重いもん投げてたの!?」

「あぁん?
ていうか持てねえなら仕方ねえよな、バッボくれ、魔女っ子」

「さっきは私を名前で呼んだのに!?」

「ちなみにワシ、大きさは変えられるが、重さは変わらんぞー」
バッボはそんなドロシーを見てニヤニヤニヤ

「あ、僕にも持てました」
バッボを持ち上げた新八。

「Σ「………何ですって!?」なんじゃと!?」

ドロシーは気を取り直す
「……あんた達、名前は?」

「銀時!」
「新八です!」
「神楽ネ!」
「「「猫探しや落し物探し、浮気調査に何でもござれ、万事屋銀ちゃんとは、俺(僕・私)達の事よーー!!」」」

「万事屋?」

「探しの他に仕事を依頼されたら何でもやる何でも屋ですよ。
今回はドロシーさんからの依頼で"バッボを手に入れろ"ですね。ここに来てから初めての仕事です。」

「そ、そう?じゃあ、銀時、新八、神楽v
依頼料としてその生意気なブサイクは貴方達にあげよう!」

「ちょっと待たんか貴様…紳士に向かって無礼なっ!!

それにワシはこいつらも嫌い…」

「ただし、それを持っていると色々な奴に狙われると思う。

生きているウェポンARMなんてレア中のレア。皆欲しがるはずだから」

「本当に貰っても良いアルか?」

「良いのよ〜
それ趣味じゃ無いもの♪
そんなブサイク!!」
そう言って箒を取り出す

「助けてくれてありがとv」

チュッ

銀時の頬にキスをした
「また会えると嬉しいよっ。
バイバイ万事屋一行!!」

箒で何処かに飛んで行った

「すごいですね。箒で飛んでます」

「良い魔女じゃねえか…」
銀時の頬にはキスマークが付いていた

「あぁあー!!ダガー貰うの忘れていたアル!!!」

「別に良いじゃねえか、バッボが手に入ったんだしよ」

<銀さんはキスも貰ってましたしね。

万事屋一行はバッボを見た

ピョーンピョーン
何処かに行こうとしていた


ガシッと「逃げんなヨ、バッボー」

「気安く触るな、小娘ーっ!!
貴様らのARMになると認めた訳でも無いのに馴れ馴れしい!!

おや、お前ら妙な匂いがするのぉ。この世界に無い様な……」

「女の子の匂いを嗅ぐなんてやらし〜ネ!」

「そりゃそうだ。俺達、違う世界から来たんだからよお。

まぁ、よろしく頼むよ、バッボ」


続く

ドロシーの好感度が上がった

よって
銀時は、原作通りドロシーから御礼として(頬に)キスを貰った




銀時「んだ!?この↑は!?」

新八「三話の前に安価があったでしょ?
それは銀さんの呼び名とか銀さんに対しての態度とかが変わるんです。」

神楽「ストーリー自体には影響しないから安心するネ」

銀時「てか、何で此処だけ名前表記されてんの?」

神楽「話の中だと大体分かるからだろ?きっと。

作者も書き溜めにも名前表記は付いてないし、付けても良いけどぶっちゃけメンドくさいかr……」

新八「わーー!!そこまではバラさんでいい!!てか殆ど言っちゃってるし……

だけどこれはメル側のヒロイン2人だけとは限らないという事はバラしてもいいでしょう」

神楽「因みに好感度は下がる事は無いし対象は銀ちゃんのみアル!
つまり銀ちゃんがギンタの立場になったりならなかったりするのは皆次第ネ!!」

銀時「マジで?本当になっちゃって良いのぉ!?」

新八「原作知ってる方へ、それが嫌で阻止したい人は安価で頑張って貰いましょう。
あと原作バラしは此処ではしないで下さいね。」

神楽「という事で四話は多分明日ネ!!」

呼ぶ声を聞く
その方向には万事屋が居て声の持ち主だと分かる。

「その依頼、承りましたぁ!!」


「遅いわ馬鹿者共ーっ!!」
バッボは驚いてる隙にモックの手から離れ万事屋の方に飛ぶ

「あっ」


「あいつら盗賊じゃ!!」

「わかってるヨ!」

バッボを受け取ったのは神楽。



「おのれっ返せーー!!」
モックがバッボを奪い返そうとする


「すっみませーん、お返ししまーすv」
銀時は満面な笑みでそう返した

「ほぅぁたあー!!」
神楽はバッボをモックの方へ投げ飛ばし倒した


×呼ぶ声を

○バッボを呼ぶ声を




そして、夕方。
ピタッ
バッボが止まる
「ん?」
銀時は弄ってた鼻から指を抜いた


「どうしたの、バッボ?」
新八は何事かと聞いてみる

「いや…無礼だったのはワシも同じと思ってな…
紳士としてあるまじき事!」
万事屋一行の方を向く
「失言を許されよ!!
そしてありがとう万事屋!!」

「いや……まぁ」

「私達もちょっとは言い……」

「その詫びと礼を兼ねてといってはなんであるが!」

お前らをワシの家来として同行させる事を許そう!!!
ワシが何者なのかを見つける為のお共!!喜んでよし!!!」

三人でカッチーン
「お前って魔女っ子のARMと比べるとダセェし依頼金も払えねーしバカだけどさぁー」

「またあーんな事になって泣かすのも可哀想ネ、仕方ないから私達が守ってやるアル!!」

銀時・神楽・バッボの睨み合いが始まる

「何が守ってやるじゃ無礼者ーーっ!!!決闘じゃあーーっ!!!」

「んだと、コノヤローっ」

「望むところネ!!」


(はぁー、三人とも素直じゃ無いんだから……ん?)
「三人とも見てっ」


新八が指す方を見る

「ん?」「あ」「お?」

「「「家だ」」」


続く!

×バッボは驚いてる隙にモックの手から離れ

○バッボはモックが驚いてる隙に手から離れ


更に訂正すみません

五話、そこに畑が有るだろ?それは盗む為に有るんだよ!!



モグモグ……むしゃむしゃ…ガブっ


家の畑から聞こえる音……


「美味えアル」モグモグ

「お前ら十分食ったらとっととこの場から去れよー」むしゃむしゃ

「うほほー、分かってるわい!銀時ー」モグモグ

「ちょっ……止めましょうよ皆ー。家の人が来ちゃいますよー」モグモグ

「お前こそ食ってるだろぉ!?」もしゃもしゃ

「はっ、つい!でも食べ過ぎじゃないですかー。いい加減に怒りますよ?」


モグモグ……むしゃむしゃ……


「「「「………」」」」



「いい加減にするっスこの怪物ども
ー ーーっ!!」

新八の大きな声が響く



「なんだよ新八ーそんな言い方しなくたって良いネ!!」

「えっ?まだ何も言ってないですよ、僕は……」

「えっ」

「えっ」

「えっ、何それ、怖いんですけど…」

声がした方へ振り向く

「オイラん家の畑をこれ以上荒らすと……」

そこには知らないサル顔の男が立っていた

「……」モグっ
「」むしゃむしゃむしゃむしゃ
「……」シャリッ
「……」

「あ、あんたら…誰ッスか?」

「これ、すごく美味いネ!
おばちゃん、おかわり頼むヨ!!」

「図々しいッスよ、それはオイラと母ちゃんが一生けん……」
ビシッと母ちゃんに頭を叩かれた
「人間のお客さんなんて、いつ以来かねーーっ!
たんとお食べっ」

「あんたら…誰ッスか??」
先ほどの言葉を繰り返した

「私は神楽ネ、天パは銀ちゃんで、お前に似てる声の眼鏡が新八ね。あ痛たっ」
バシッと銀時に頭を叩かれた神楽。

「俺逹、万事屋。違う世界から来たばっかよ、そこんとこヨロシクぅ!!」モグモグ


「はぁ…
女の子と話したのは初めてッス。
それに…」
男はそう言ってバッボをチラ見する

「ありがたいマダム!!
断りを入れるつもりだったが、こいつらのバカがもう食い始めていてな!」ガリガリ

(あれ…ARMッスよね?
なんで喋るんスか?
なんで生きてるんスか?
イヤイヤなんで飯が食えて……
自分より大きいもん食って平気なんスか?)
考え過ぎてオーバーヒートする

この世界、新八にとってはいい方向にも悪い方向にも大きく傾くと言っておきましょう



タイトルは大抵がネタばらしです

「おばちゃん、こいつと二人で暮らしてるアルか?」

「息子のジャックさ!
家で作物を育てて、それを食べたり売ったりで暮らしてるんだよ」

「すっ、すみません。僕達お金持ってなくて……」

「いらんいらん、ゆっくり休んでおいき!!
家族が増えたみたいでいいねぇ!
明日はスープを作ろうかね!!」

「あ……」


―新ちゃん。今日はね、オムレツを作ったの(こげグチャァ―


「ありがとうございます!」(姉上は今、何しているのかな……?)


「それにしても新八と声がそっくりネ!」

「そいつには私ゃも驚いたねぇ!」




アオォォオォォン!!

何処からか遠吠えが聞こえる

―!!!―


ジャックは外に飛び出した

<んだ?人狼ゲーム開始の合図ですかぁ?

「どうしたネ、ジャック」

「ちっ、まただ!
予告状ッス…」
家の壁には大きな獣の足跡スタンプが押されている紙が貼りつけられていた

教えて!3年"M(エンムッ)"組銀八先生!!


銀八「はーい、七話終了しまして疑問をお答えしちゃうぞ☆っていう在り来たりな質問コーナーでーす

例えば……」

M組って何ですかZじゃないんですか?

銀八「MはマダオのMです!以上!!」

「せんせーい、MはメルヘヴンのMでーす」

銀八「……とまぁ、こんな感じだ
Mの言い方はエは普通に発して、ンは濁点を付ける様に発しましょう。ムッはエと同じく発するのです。
質問にならない質問・完全なネタバ
レになる様な質問は即ゴミ箱行きだコノヤロー」

八話、町に着けば宿屋…と思わせて先に店を回ると戦闘始まり後悔した



パヅタウン

「「「「ほぉぉぉーー!」」」」

「クマの毛皮ネー!!」
<それ、高いよー

「赤い卵だなー中身何色かなー?」

「これは何と素敵な帽子じゃわい!」

「おっ、ウェポンARM・刀リングか。木刀リングねえかなー」

「何しに来たあんたらーー!!」

「とにかく二手に分かれるッス」

「じゃあジャンケンするネ!先ず私達がするからバッボはグーかパー目ぇ瞑って決めるアル!!」

「神楽にしては良い提案じゃねえか」

「取り敢えず二時間くらい後に入口前の宿屋に集まりましょう」


―ジャンケン……ポン!!―




「何ぃ?ディメンションARM!?
あんな高い物仕入れられんし、危なくてこんな風には売れん!専門店行きな。

アレ使って行きたい所でもあるのか?」

「異世界!!」


「どうだった、ジャック君?」

「これで医者に診てもらえって500ピューター貰った」シクシク……

「儲けたではないか!!」

「複雑ッス」



「空間移動型のディメンションですか?
あいにく今在庫を切らしておりますね。
オーダーしますか?
予約待ちで四年ほど掛かりますが」

「いや、えんりょ「空間消失型のディメンションなら有ります」

「要らな「このリングで壁に穴を作り隣の女の子の入浴を覗ける!」

「そ、それ悪くねえな!」

ゴスッ!
「レディーの前で言うなヨn「問題はバレる!!だから誰も買いません」

「ウェポンのオススメは"10ダガーブレスレット"10本のダガーになりますが、一本でも無くしたらダメ」

「おい、いい加減にし「でもこのデザインが何度見ても……」


「……行くアル、銀ちゃん」

九話、世界観と名前はゲームの説明書に書いてある



「メルヘヴン?それがこの世界の名前か?
やっぱりあんたが俺逹を呼びやがったのですかぁ?
エラい迷惑だな、おい。」
ポリポリと頭を掻く
「お礼しなきゃなぁ!
だがよ、その前に聞かねえとな」
頭から手を放す

「なんでジャックにあんな真似しやがった。
なんか…鳥肉食いたくなっちまったじゃねえか!!」

「ピ!?ピャーーー!?」

「元に戻してやってくれねえか?」

<おい、何処見てやがる
お母さんにそーいうの習わなかったのぉ?

「賭けは失敗したのかもしれない」

<あ"あ"!?

「ガーディアンARM…"13トーテムポールチェーン"!!」


「うおっ?(ヒョイッ)
おっ?(ヒョイッ)」


「」……イラッ

銀時・バッボの周りにトーテムを生やし逃げ場を無くしそして二人を上空へ盛り上げた

「ぅおぉおぉぉおーーー!?」

「ぎゃあああぁぁ!!たっけぇぇぇぇ!!!」

「お、お、お、落ち着け銀時!!」

「あんたは…自分が何をしてしまったのか分かっているのか?

"そのARMが何なのか分かっているのか"!?」<因みにお母さんは居ない


え?なんかゴメン……>「…って知るかよぉ!!
俺逹此処に来たばっかだっつーの!!
バッボの事ならこいつ自身、記憶が無えんだよ!!
つーか下ろしやがれぇぇえぇ!!」
パチンっ
指を鳴らすとトーテムは消え、地上へと真っ逆さまに落ちる

「ぎいやああぁぁあああーーー!?」

「大したダメージにはならない。
メルヘヴンは重力が弱いらしいから。
ここに来た時点で身体能力も上がってるはずだしね。」

モクモク……

「……」ヤムチャ化

「……」

「……」←白目

「あれ?」

「こりゃあ、ちとヤバいかもしれんのぉ…」

「…え?
まさか…」

「くっ!!銀時しっかりせい!!!」

「返事がないただのしかばねのようだ(裏声)」

「くうっ!駄目かぁ!!起きろ、起きろ銀時ぃぃぃ!!!!」

「…いや、起きてるだろ」

「チッ!バレたか」ムクッ

「彼奴なら三時間くらい騙せると思ったのにのぉ」ガッカリ

「いや……普通に喋ってたし……」

「ていうかあんた達失礼ねー!!
アルヴィスなら3分でも見抜けちゃうんだから!!」

「いや、そこはすぐにでもって言うよね、ベル」

「んんっ!?神楽!!
なんだ、中の人か…。
………あっちの方が良いな。ベルちゃん、うちの神楽と代わっ……ホグフワァ!?」ドガッ!!

<Σまた増えた!?

「銀ちゃん!!酷いヨ!!私達がどんだけ心配した事かっっ」ウルウル…ドガドガッ…ガッガッ!!

「酷えの…ぐはっ!…神楽っ……がはっ!!……てかなんでてめえがいやがるんだっ……ごはぁ!!!」

「僕も居ますけど?」

「え……新八。
お前、大丈夫なのか?」

「ジャック君も居なくなってたし、何時までも戻って来ないから探していたんですよ」<あんなの大した事無いですよ


「えっと…そろそろ話に戻って良いか?」困惑な顔

「ほら…ねっ?アルヴィス君もああ言っている事だしねぇ?
神楽ちゃーん、だから…蹴るの止めてくんない?」

「…人生の大先輩にあんな態度、頭に来た
こいつもきっとお前が狙いだろうよぉ!!……ふん!!」
バッボを思い切り投げる

<さっきのなかった事にしようとしてるよ!?

「そのARMを手にして…(ヒョイッ)
奪おうとする何人かの盗賊と戦っているはず。
何人を相手にした?」

<あっちもなかったかの様に…

「…7人?」

「悪k「まぁ、此処に来るまでは沢山の危ねえ奴らを相手にしてきたけどぉ?こっちでは7人だよー?」

「ていうか奴ら、ARMすら使ってないザコばかりネ」

「……えっ?」

自分も時々分からなくなる……(汗)
じゃあこうします!↓


アルヴィス「……えっ?」

銀時「えっ?なんか俺、悪い事言った?」

アルヴィス「…だけどさっきの一人はARMを使い…オレの助けがなかった危険だった…」

<…言うの止めたな、お前。

スッと銀時の前にいきなり現れた
銀時(!一瞬気配が消えた……?)


アルヴィス「そんな事では"チェスの兵隊"には消されるだろうね」

新八「チェスの…コマ?」

アルヴィス「数年前、このメルヘヴンを手に入れようとする者達が現れた。
凶悪なARMを操る戦闘集団"チェスの兵隊"!!

何人ものARM使い達が応戦し、傷付きながらもチェスの戦力を削いでいった。

やがて戦争は終結した。
チェスの要の存在を討ったのだ。
頭を失った残り少ないチェスはバラバラになり闇に潜った」


―しかし今、チェスの残党が再び集まり出した!!―



とある墓地
??「キャンディス…その話本当だな?」

キャンディス「マジ。マジックミラーに写ったあの姿!忘れる訳ないよ。ねっv」

―今日はチェスの兵隊の復活祭よw―



ドカッ!!
銀時は不意をつかれ殴られた
普段なら避けることは容易いだろう
しかし、何故か避けなかった

銀時(何故だ、お前……)

新八「銀さんっ!?」

神楽「!」

バッボ「銀時!!早くワシを投げんか!!!」
(しかし、あの若僧…どこかで会った事がある!!覚えのある匂い……ワシを何者か知っている!?)

アルヴィス「単刀直入に言おう
あんたを呼んだ理由!!
チェスの兵隊を今度こそ全滅させる為だ」

銀時「知るかぁぁあーー!!
それで何でこんな事しやがるぅぅ!?」

訂正

アルヴィス「…だけどさっきの一人はARMを使い…オレの助けがなかった危険だった…」



アルヴィス「…だけどさっきの一人はARMを使い…オレの助けがなかったら危険だった…」

です

アルヴィス「異界の住人の割に弱いから」ニコッ

<だとぉ!?

アルヴィス「別の世界からメルヘヴンに来る人間には力が備わるらしい。
視力聴力腕力…肉体的な能力の向上

……事実

以前の戦争で我らの指揮をとりチェスの要を討ったのは…別の世界から来た人間だった」

銀時(俺逹の前にここに来た奴が居た!?)

アルヴィス「あんたと雰囲気が似ていた。でも……」

神楽「それで洞窟の入り口の岩を壊す時、
軽く力を入れただけでも簡単に壊れたのか!?」

新八「でも僕は視力良くなってないよ!?だったらおかしくない!!?」

銀時「ちょっとぉ!アルヴィス君が何か言いかけてたから!割り込むの止めてくんない!?
妖精ちゃんも怒ってるから、ホラ!!」

神楽「あれ?よく見たら彼奴のタトゥーカッコいいアル!」

アルヴィス「!」

<おぉーい、さっき言ったばっかだよねぇ、神楽ちゃーん?

新八「本当だ。良いなぁ……姉上からそういうのは止められてるから……」

銀時「マジ?本当だ。
たくっ、ガキの癖に色気付いてんじゃねぇよ
そうだな…銀さんみたいないい男になってから……」

アルヴィス「……・・・じゃない」ボソッ

銀時「…?
お前ら、黙って彼奴の話の続きを聞いたれ!
続き、どぞー」

アルヴィス「……でも、あの男と相打ち…今はもう居ない…」
表情が暗くなる。虚ろな瞳を浮かべ


神楽・新八((意外とヘビーな話だったぁぁ!?))

銀時(てめえは……)

アルヴィス「復活が予測されるチェスを倒すにはもう一度異界の住人の力が欲しい!
賭けだった……

戦力にもならない子供かもしれない。
逆にチェスに力を貸す、邪な者かもしれない……

実際、まるでピクニック気分の家族だった」

カッチーン
新八(このやろーー)

神楽(ジャックを鳥にしやがって(ジュルリ)

銀時(いきなり喧嘩吹っかけてきては俺に弱いとか……)

(((マジむかつくぅぅう!!)))

アルヴィス「そんなあんたらでも貴重な門番ピエロで呼んだ人間……
だがまずは怒らなければならない!」
バッボを指差して

アルヴィス「あんたらが封印を解いたARM"バッボ"それはね――」

―チェスの要ファントムのARM!!―

「「「!!?」」」

アルヴィス「そのARMを武器にファントムは同志を消していった!何人も…何十人も……」

バッボ「違う…嘘じゃあ……ワシが……紳士のワシがそんな…」

アルヴィス「嘘じゃない、お前は…「「「うるせえぇぇぇえぇぇーー!!」」」

万事屋一行が放つ声、
ピタリと言葉を止める。

銀時「まだ出会ったばかりだけどよぉ…」

新八「僕達の知ってるバッボはバカで…」

神楽「紳士に憧れているけどなれてないバカネ…けど……!」

「「「俺逹のダチだぁーーっ!!バッキャヤロォォオーーっ!!!」」」








キャンディス「おっはよ、ファントムvバッボは先に起きたよ。次は貴方の番でしょ?」


………ボゴォォオ!!


続く!!

次回予告!

銀時「今明かされる衝撃の真実ぅ!!バッボの正体は実はチェスの兵隊の要ファントムのARMだったぁぁ!!」

神楽「だけど今は今、昔は昔ネ!!そんなの関係無いアル!!」

新八「そうは言っても、もし記憶が戻ったら…」

銀時「心配要らねぇよ。その時はガツーンと目を覚まさせてやる」


アルヴィス「次回。
銀時「メルヘヴン?」十話、美少年とゾンビは混ぜるな危険!!

……?美少年って誰の事だ?」

「「「お前(てめえ(おめえ)の事だよ!!!(怒)」」」


神楽「ていうか予告盗られたネ!!」

新八「とっ…という訳で次回も楽しんで下さい!!」


アルヴィスの生真面目さと万屋の雰囲気が合わなくて面白いなww

>>209

やーありがとう

十話、美少年とゾンビは混ぜるな危険!!



「「「俺逹のダチだぁーーっ!!バッキャヤロォォオーーっ!!!」」」

カゴの中でジャックが頷いている

アルヴィス「勘違いしてないか?
それは人じゃないARMだ
それもファントムの忌まわしきARM!
"破壊しなくてはならない"!!

渡して、貰おうか?」

銀時「んなもん決まってらぁ……」

「「「お断りだ、このヤロォォ!」」」

アルヴィス「そうか…」
キッ

アルヴィス「少しキツめの罰が必要だね」

トーテムポールが沢山襲い掛かって来る
それらを避ける
元の世界で数々の死線を潜り抜けてきた万事屋にとって何ともなかった

新八の持つバッボのハンマーと神楽の蹴りが地面を抉る

アルヴィス「くっ!」

銀時「おい。」ニカッ

ガッ!!
グーで殴り飛ばす

ベル「!アルヴィス!?」

銀時「ぃよし!一発入れてやったぞザマァミヤガレ……」

ゴヅーン!!
バッボ「あ」銀時の頭にダイレクトアタック!!



バッボ「すっ、済まぬ銀時!ゆ、許せ!うははははーー」

銀時「てんめぇ、何しやがるぅぅぅーー!?」

バッボ「繋がっとるんじゃから仕方あるまい !!!」

新八「スミマセンっていうか僕のせいです!」

<ギャーギャー!!


アルヴィス「……確かに別人格だ
記憶がないのも嘘ではないかもしれない………だから何だ

そいつは過去、何人もの仲間を消したARMだ。」


神楽「バッボは跳ねるくらいしか出来ないアル!!」

新八「それにそれは使ってた人が悪いんじゃないですか!!」

アルヴィス「今はそう言えるよね」

<その口調、てめえはキラかなんかですか、コノヤロー
勿論ヤマトのほうな

アルヴィス「記憶が戻って…友達じゃないバッボになった時、同じ言葉が出せるかな」

新八「そっ、それは…っ」

アルヴィス「オレは君らの命の心配もしてるつもりだよ」

銀時「……」

アルヴィス「それにこのまま、バッボが今の人格を保って居たとしても…あんたらへの危険が回避された事にはならない!」

「「!?」」

アルヴィス「ファントムが来るからね」


「復活だ……」

「チェスの兵隊の……完全復活!!!」


キャンディス「何度目かの生誕おめでとうv
今宵は宴ね

"クイーン"が城で待ってるよ
No. 1"ナイト"ファントム!!」

「「「さっきのと話が違うじゃねえかぁぁああぁーーー!!」」」


アルヴィス「ファントムは殺せない。
初めから死んでいる人間だ。生ける屍なんだよ」
トーテムポールが湧き出る

新八「しっ……屍ぇ!?」

銀時「そそそ、そんな事ある訳ない、嘘だよね?嘘だと言ってくれぇぇー!!」

アルヴィス「必ずまた蘇る」
トーテムポールは沢山分離して襲い掛かる

銀時「!」(チッ、この数は多過ぎだろうがよ!!)
ドンドンッ!!

神楽・新八・バッボを突き飛ばす



バッボ「ぎっ…」

神楽「銀ちゃぁぁあああぁん!!!?」


アルヴィス「バッボの封印が溶けたという事は……
きっとファントムも……。
その時……今のあんた達に何が出来る?」

銀時「ふんっ!!ざけんじゃねえ。
ファントムって野郎なんか知るかよ。
だけどよぉ、バッボは…壊さねえでやってくれよ……」
(何故、お前はそんな眼をしている……)

神楽「銀ちゃん…」

新八「銀さん…」


銀時「こいつは…俺達の……ダチだからよぉ」(まるで昔の俺を見てるみてえで胸糞悪い……)


ゾクッ
アルヴィス「……あ」足は少し後ろに下がっていた

銀時「おおっと!」フラッ

新八「銀さん!」
神楽「銀ちゃん!!」


バッボ「……良い月じゃ。
死ぬにはこんな夜が良いかの」

「「バッボ!?」」

バッボ「抵抗せんからひと思いに壊せ!!
その代わり、銀時や皆に指一本触れたら化けて出るぞ!!」

<ピー!?

新八「それはっ……!!」

銀時「おいおい、俺はまだピンピンしてるぜ?」


バッボ「ダチではないわい。
此奴はワシの家来!!
家来を死なせてまで生きようとは思わんのだ。
ワシは紳士だからな!!」

<あの〜〜聞いてるぅ?

アルヴィス「……」

「アルヴィス!!ホントにあの天パ共に任せていいの!?」

「うーん…そうだね」

「あいつらがチェスに入ったらどーすんの!!」

「あんなのだからならないと思うけど…

まぁ、常に監視を続け、猶予が無くなり次第、バッボは必ず破壊する!
もっと彼等を見ていたくなった

レートが上がったんだ
賭けはまだ続く」

「ベルはアルヴィスが悪人みたいに見られちゃってるのが悔しいんだーっ!」

(あの人に似ている……顔も姿も全く似ていないのに、あの人もきっとああ言ったし、あんな無茶な行動も沢山してた…)…クスッ

「何楽しそーな嬉しそーな顔してんのよっ!!
ベルの事以外でそんな顔禁止っ!!」

銀時「……」

『銀時…あんたは狙われる立場になる事を自ら選択した

約束を守るには一つしかない……』


バッボ「銀時ーっ」

<ホント、銀さんはーー

<別にあんな事しなくても良かったヨ!!

『この世界を知れ。
そして自分達が知ってる常識じゃない、この世界の常識を知れ。』


(あいつ、バッボを壊さなかったなぁ
しかも俺たちを試してやがる。
ガキのくせに生意気なんだよ)

神楽「…銀ちゃん、これからどうするアルか?」


「そうだなぁ〜取り敢えず、飯にすっか」



続く

十一話、ありの~ままの~姿~見せるの~よ~



「「「うおりゃあぁぁーー!」」」全力疾走


「「「ふんぬぅぅぅうーー」」」腕立て5000回


「「「ふぉぉおぉーー」」」岩石持ち上げ(ジャックはバッボ。神楽は更に倍)



そして……

銀時「てめえら頑張ってんなぁ」ホジホジ…<おっ、でけえな

「「おめーもやれよ」」
銀時にバッボをぶつけた

ジャック「さっさすがに3日目はしんどいッス!!」

銀時「ちっ!走ってきてやるよ」
スタスタ

<<走れよ天パぁ!!


バッボ「ジャック!
我らはいずれやチェスとかいうアホどもと戦う事になりそうだ。
危険も付きまとう。
お主は家に帰った方が良いぞ!」

ジャック「銀時さん達にも同じ事を言われたッス。

この旅、オイラにとっては男の修行でもあるっス!!

やべえ事になりそうだって逃げたら、昔の自分に戻ってしまう!!
かっこ悪い自分と一生付き合ってくのはゴメンッスよ!!

それに……万事屋にまだ…何も返していない!!」

バッボ「ふっ……バカじゃのうお主。
猿みたいな顔して見上げた猿よ!

…って今のワシ見てた!?ダンディーだったか!?
顔の角度おかしくなかった?」

ジャック「猿言うな」




銀時「おい、てめえらぁぁああーー!!」


<全力疾走で帰って来たネ!


銀時「犬が倒れてんぞ、オイッ!!」


新八「犬?」

ジャック「犬ッスな……」

銀時「息はしてんだけどよ、ハラでも減ってんかね?」

バッボ「!!
こ、こいつ……!!」

新八「どうしたの、バッボ!?」

バッボ「ブサイクじゃのう。
わははははは…」

神楽「あ、ホントネ!」

パチ…犬の目が覚ます
同時に離れるバッボと犬

バッボ「怪しい犬……っ!!
名を名乗れ犬!!」

エドワード「私ですかな?
名はエドワード!!
そういう貴公達こそ……」

銀時「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!」

新八「もういいわっ、それぇ!!」

神楽「わはははは!ブサイクでバカ皇子と声がそっくりネ!」


エドワード「失礼ですぞ、小娘ぇ!!
はっ!!こんな所で油を売ってる場合ではありませんぞ!!
"これで二回!あと一回寝なければ"!!」バタッぐー


銀時「何やってんの、コイツ」

ジャック「さあ」


エドワード「パチッ)ダメか…!!
こうしてる間にも我が姫君の……その小さなお命が危険に晒されているというのに!!」

新八「姫君?」

神楽は聖女の様なお姫様、

銀時はピーチ姫、

そしてバッボはエドワードに似た姫を想像し煩悶している


エドワード「貴公ら…ARM使い!?」

銀時「おいおい、そりゃあ勘弁しやがれ。てめーのピーチ姫はてめーで助けやがれ
俺逹ゃ知らねーよ」くるり、スタスタ

<行くぞーてめーらー

エドワード「えぇええぇえーー!!」


ガシッ!

神楽「そうは問屋は卸さねーんだヨ。」

新八「そうですよ。そう言いながら後で一人で行こうとするんでしょ?」

神楽「どうせ犬はこの辺ウロつくだろーから…コイツ、此処に戻って来る気アル」

銀時「えっ…ちょっ……嘘ぉ……」苦笑

あれ?このままだとスノウとのキスイベントが………って、銀時に限ってそれはないなwww

>>228
さあどうでしょうww
それは皆様の選択次第….



ヒュゥオオォ
銀時「なんじゃこりゃあーーっ!」

ジャック「氷の城だぁーーっ!!」

神楽「ヤッホォー、カキ氷食べ放題ネ!」

新八「な、な、なんでこの一帯だけ雪が…」

エドワード「姫様のARMの力でございます。雪も氷もそのお体を封じた事の証明…
姫様は……その身を狙われているのでございます」

「遠き地にある我が国
国王様とお妃様より生まれた姫君。お二人の愛に包まれてそれは幸せでございました。

しかし…お妃様が亡くなられ、王様が新たに妃にした者がとんでもない女だった!!」

この世の美味なる食べ物を用意なさい

綺麗な宝石や洋服を持っておいで

世界中の秘めたるARMを集 め な さ い

欲しい…まだ欲しい……メルヘヴンが欲 し い


「王様はいつしか病に倒れて…王妃は国の全権力を握りました。

何処からか呼び出した者達を近衛に置き、邪魔な存在は一人ずつ消していったのです。

そして王妃の狙いが姫様にも向けられた事を察した私は姫を連れ、城から逃げたのです!

追手をふり切り…海を山を越え…辺境のこの島にてついに追い詰められ」ジワァ…

「姫様は…自らを封じたのです!!
しかし…既に侵入した追手が封印を解くARMを持っているとしたら…姫様は王妃の前に捧げられてしまうでしょう!

そうでなくても姫様を封ずるARMは時期に姫様の命をも……」

万事屋一行は順にエドワードの頭を軽く叩く

銀時「そんな顔すんじゃねえよ。
まっ、この万事屋に任せとけ」

神楽「お姫様を助けに氷の城へ!!ワクワクするネ!!」









「誰か…城に入りましたね」

「犬かな?援軍を呼ぶには大した時間は経ってないのにな」

「強い魔力を感じます。
二人ですね。他にも何人か居ますけど大した事なさそうです」

「どの道ハロウィンが炎のARMを持ってくるまでの間。
退屈しなさそうだなぁ」

新八「ここ、誰も住んでなかったんですか?」

エドワード「左様、しばらくはここで姫様の御身を隠しておったのです」

タカッタカッタカッタカッ…

エドワード「ここから上がりますぞ!
正面突破よりも危険は少ないでしょう!」

ザッザッザッザッ

ジャック「どっかに隠れてねースか?」

神楽「なー、エド…
姫様ってどんな人アルか?」

ピタリ
エドワード「優しい…心の清らかなお方です」


「姫様っ!!ここを開けてくだされ
!!ここまで共に来たのでは在りませぬか!!エドワードを卑怯者にしないでくだされ!!」

「違うよエド!
私はここで待つの…
私ね、お義母様の所へは行きたくない。
だからここで待ってる。
エドが……私を助けてくる人を連れてくるのを…」
ピキッ…

これは姫の命令!
追手が此処に来るまでに早く逃げなさい!
待ってるよエド……


エドワード「…そう言って私だけでも逃すつもりだったのでしょう。
悲しくなります。
守らねばならぬ方に守られてしまった。

思えば旅の道中も御自分の食料をいつも私に分けてくださり、私が風邪を拗らせては寝ずに看病してくださる…はは……
これではどちらが家臣か分かりませんなぁ……」

神楽「それだけじゃ無いだろ!?
そんな顔してんじゃないヨ!」

新八「僕、思うんですけど…いえ、姫様は心から貴方を信じています!
貴方が戻って来てくれる事を!!」

銀時「だから信じて良かったって思わせろや。
絶対助けてやれよ」

エドワード(子供連れに姫様救出を願うなど、どうかしていると良く考えればそう思った)

<依頼は姫様からって事で…

<そうですね。

エドワード(しかし、この者達であればきっと、と言う気持ちが不思議に芽生えた)

銀時「ファイト〜イッパァーツ!!」

ダッダッダッダッ!


新八「走らないで下さいよ!」

―"私の中にいるもう一人の男が"そう思わせているのか!?―

氷麗に……ゴンッ!!

ジャック「あーっ!
銀時さん前の前の回からずっとタンコブ出来てるッス」<あれ?前の前の前くらいだったッスか?

神楽「銀ちゃん、大丈夫アルかー?」

バッボ「氷貼っとけばいいわいっ」

エドワード(本当に良いんでしょうか!?)

タカタカタカッ…

神楽「随分暗いとこに来たネ」

ジャック「そ、それにさ、寒い!」

バッボ「!」
(気付いたかエドワード)

エドワード(はっ!人の匂い……)

バッボ(ただの人間ではない!!
強烈な魔力の匂い!!)

バッボ「銀時!!!」


後ろから忍び寄る影。

短剣を突き付けられる、しかし銀時はその腕を掴む



ドロシー「ん?」

「「あぁーーーっ!!」」

ドロシー「銀時ぃーーっ!?」

銀時「魔女っ子!!」

ドロシー「きゃーーっ!また会えたーーっ」

神楽「ドロシーの姉御ー久しぶりネ!!」

ドロシー「神楽も新八も久しぶりねぇ〜〜!!」

ジャック「…お友達?」<キレーな人ッス…

バッボ「ま、また出おった!!無礼なバカ女!!」


かくかくしかじか


ドロシー「成る程ねぇ。それで季節外れの雪と氷な訳か…
助けに行くなら確かに急いだ方がいいわよ。
この状態の中心地であるその子は、完全に氷漬けのはず。
熟練の術者でも半日で心臓は止まるね。」

バッボ「貴様ーーっ!!
他人事のように冷たい言い方だな!?」

ドロシー「他人事だってのブサイク!
私ゃここにARMあるかなーって来たんだもん」

銀時「……行くぞ、てめーら
時間ねえだろ」スクッ…スタスタ


新八「…!ドロシーさん、また後で……」ペコリ


たったったったったっ


ドロシー「頑張ってねぇーーv」
手ェピコピコ

ドロシー「さて、と…
9人!出といで。
魔力を放出して、君たちをネズミの様におびき出した。
残りは上の方に感じる魔力の高そうな2人だけ。」

ゾロゾロッ


(私が人助けするなんて滅多にないんだよ、銀時v)
「運なかったね、君たち」

エドワード「ここです

扉が開いてる……やはり中に……」

ガァンッ
扉を蹴る




その奥、大きな氷が置いてある
そしてその中には…
銀時「……子供!?」






氷のすぐそこに二人の男女が現れる
「おいおい、子連れだぜ!」

「でも見て。面白いのが一緒に居ます。
ペタさんの情報ではこの島にあるって聞いてたから、ついでに探そうと思ってましたけど……

向こうから来てくれちゃいましたね」


続く!!

銀時「ハッピーニューイヤー!
あけましておめでとうございますぅぅ!!

この番組は1日遅れで万事屋銀ちゃんがお送りしますゥーー」


新八「あけましておめでとうございます
今年もこのメルヘヴンを宜しくお願いします!」


神楽「今年もあけおめ、冒険もことよろ!
私達のあんなやこんなの活躍をもっと見るネ!!」


バッボ「ハッピーニューイヤー、此処を観ている美しい婦人達よ、今年こそワシのイカすダンディーな実力を見せてやるぞ!!」


ジャック「万事屋の皆っ!今年もよろしくッス
オイラはもっと沢山目立つッス!
ていうか去年は登場数話以来ほぼ空気になってたッスよ!?」


ドロシー「あけましておめでとうー♪
私は銀時の活躍が観れたらそれで良いかな〜〜…なんてねv」


アルヴィス「どいつもこいつも……

此処を観ている皆、あけましておめでとう。次回は十二話、銀と雪の姫様
をお楽しみ下さい」




アルヴィス以外の皆「ああーー!また予告をあいつに盗られれたぁぁぁぁーー!!!」

十二話、銀と雪の姫様



ドロシー「魔力の強い人間が……また一人、城に入ったね。」

(何か楽しい事になってきた様にも思えるんだけど……)

「私がお助けするのは此処まで!頑張ってね銀時♪
私も自分の事をしないといけませんからねえ!うふふv」

古城の奥

「立ち入り禁止だよーん」
男女が一人ずつ前に立ちはだかっていた


銀時「なんだぁ?あいつら」

神楽「なんか変なお面を付けてるネ!」

銀時「ていうか、お姫様と言ってもまだ乳くせーのが抜けてないよー?それで?何の用?結婚の申し込みですかコノヤロー」<内なる虚でも居るんじゃねぇかねぇ?


エドワード「銀時殿!乳臭いとな無礼ですぞ!!

メルヘヴンの象徴といえる我が国、"レスターヴァ"の正統後継者……

スノウ姫でございます!!」

ジャック「レレレ…レスターヴァ!?」

バッボ「何を驚くジャック?」首を傾げ(そんな首はねーけど)

ジャック「レスターヴァっていや、メルヘヴンの中心になる様な大国ッスよ!?

そこのお姫様といったら……お姫様中のお姫様だ!!
そんな姫がこんな離れた田舎の島で…誰も居ない古城で氷漬けになってまで逃げている!?

異常事態だ!!

一体…メルヘヴンに何が起こっているんだ!?」

神楽「エド、あの氷は溶かす事出来るアルか!?」

エドワード「はい!!
私が万一の為にと火のARMを預かっておりましたっ!!
それを使う事さえ出来れば…」

新八「…つまり、邪魔してる二人さえ退かしたら良いんですね?」

バッボ「か弱き少女を苦しめる野蛮人めが!!
紳士として罰を与えてやるわ!!!」

「オレっち達野蛮だってさ。
あのARMの性格、話と全然違くない?
前からあーいう奴なの?」

「別人格。
記憶が飛んでるのかも知れません。」

「取り敢えず遊んじゃっていいかな、ロコちゃん。
ここ数日宴で酒ばっか飲んでたじゃん。
汗かきたいんだよねー」
と言いながら男は仮面を外し素顔を見せる

ロコ「ロコはやりません。
お酒も飲みませんでしたし。
あとちゃん付けはやめて下さい。」

「……。
ならこうしようぜ天パな奴!!」

…ピキッ
銀時「てめっ…天パっつったな!?」

「おっ、ムカついた?
一対一でやらねぇかい!?
一対一は決闘の基本っしょ?

別に全員まとめてもok!オレっちにとっちゃ何も変わられねーし」

ジャック「駄目ッスよ銀時さん!!
挑発されてるッス!!」

エドワード「左様!
例え複数で掛かっても恥すべき事でも有りませぬ!!」

銀時「五月蝿えんだよ、外野ぁ!
じょーとうじゃねえかよぉ!!ウニ頭くぅんよぅ〜〜!!」

「気に入った。
名は?所属は?」

銀時「坂田銀時、所属じゃねえけど万事屋銀ちゃんとは俺たちの事だ!!ヨロシクゥ!!」


イアン「オレは……イアン」

只ならぬ雰囲気が漂う

イアン「所属はチェスの兵隊だよーん」

―数年前―

新八「…銀さん……危ない!!」

神楽「……どしたね?新八?」

―このメルヘヴンを手に入れようとする者達が現れた―



……ヒュ
銀時「!」

銀時は新八の声を聞くと共に避ける

バシィン……バシィン!!

二発三発も避け

四発目でハンマーを盾に防ぐ


―凶悪なARMを操る戦闘集団"チェスの兵隊"!!―

銀時は大きく一歩後ろに下がる


新八「この人達がチェスの兵隊!?」

ジャック「あの男が言ってた軍団か…!
一度敗戦でバラバラになって…また集結し始めているっていう」

神楽「……ちょっと待つネ!!それってまさか…」

新八「!?
そうですよ!レスターヴァの王妃が呼び集めた近衛隊っていういうのは……」

エドワード「チェスの兵隊!
レスターヴァの城は、今やチェスの砦!!」

ヒュバババッッ
銀時「…ちっ!」
(服の隠れた所にARM…ウェポン系…それも鞭のタイプだろーが、避けにくいわ、掴めないわで……どうしたんだ?体が思うように動かねえ)

イアン「そのARMはファントムって男のもんよぉ
天パのオモチャじゃないんだ!」
___
|チェスの兵隊
|イアン
|~クラス~
|ルーク
・・・

銀時「てめっ!!人が気にしている事を言いやがって!!!」





ロコ「!魔力……

……。

ま、いいか関係無いです」

コソッ
アルヴィス「…」






銀時「ぜってー助けてやっから、待っとけやお姫様。

バッボ」

バッボ「うむっ!!」

銀時「ピッチャー振りかぶってぇーー」ブンッ!!

スッ…トンッ


バッボ「なぁ!?
降りろ無礼者ーーっ!!紳士の頭の上に……」

すぐイアンに近付きハンマーを振り下ろす

イアンは驚いた様な顔をしたがニカっと笑って空いてる方のARMを振る

顔を横にずらしそれを避ける。

地面に足を付けたと思えばハンマーを振る

避けられる

イアンのARMが振られて…

フワッ…

銀時(!?飛び過ぎ……!!)

更にもう一つのARMに銀時は飛ばされる

銀時「ぐ!!?」


ジャック「銀時さん!!」

神楽「銀ちゃんなんか変アル」

新八「そうだね…何時もならあんなのどうって事無い筈なのに……」


ロコ「何ですか、その使い方。」


銀時「使い方…だと?」

ロコ「変形させないの?
そんな使い方なら誰でも出来ます。
やっぱりバッボはファントムが一番使いこなせるみたいです」

「「「変形?」」」

バッボ「ワシが!?」

アルヴィス「無理だ。
今の皆には知識も経験も無い。
何よりカギが無い。

バッボが複数の特殊能力を発動させる為に必要なカギ…"マジックストーン"
その全てが引き抜かれている!!」

ベル「なぬー!!
バッボってあー使うんじゃないの!?」

アルヴィス「あれでは石を投げたり棒で叩くのと変わらないさ。

おそらく、ファントムを討ち、バッボを封印する際、救世軍のメンバーがストーンを外したのだろう。

万一、封印が解けた時に力が発動されない様にね。」

イアンをじっと見る
アルヴィス「奴らの…チェスのクラスは"ルーク"階級としては低めだがピアス付き」

ベル「ルーク?ピアス付き?」

アルヴィス「チェスの兵隊は部隊で分かれ、階級が存在する。

同じ仮面をかぶる、能力の低い一般兵がポーン。
それ以上は上級兵。
称号のピアスやオリジナルの仮面を許される。
奴らにとってそれらは正装だから見分けが付け易い。」

ベル「だったら尚の事だよ!!
バッボ助けるか壊そうよ、アル!!」

「体調悪いの?
ガッカリさせてくれちゃったな、天パ。
他人の物とはいえARMもまともに使えないひよっ子。
オレっちより歳上の癖に」

<うるせーっ!こちとら、大人の事情なんだよ、コノヤロー!!

イアン「あそこに居るのはただのスコップだし、犬は犬だし、あとは女と眼鏡。」

<僕だけ酷くない!?

イアン「強い魔力の奴はここには出て来ねーし……ホントに姫様助ける気あるのかねぇ?

いたぶっちゃうかぁ」

殴りかかる

パシッ!

イアン「?」

銀時「てめえら…チェスの兵隊なんだってな?
数年前…この世界で大暴れしてたんだって?」


イアンは手を引こうとするも離れられない

銀時「……何故暴れる?
てめえらは何がしてーんだ?」ギリ……ギリッ…ミシッ!!

イアン「イテテッ!
さぁー?オレっち、前のチェスに居なかったから詳しくないのだ!
どーなのロコちゃん?」

ロコ「チェスはわりと勝手気ままな連中の集まりですから、色んな理由があります。
暴れるのが単純に好き、とかARMが欲しいとか、女が欲しいとか…

クイーンはこの美しい世界が全部欲しいって言ってるみたいですけどね。

その為にARMを奪い、反旗を翻す者は消す。
つまりチェスのメンバーの利害・目的・行動は最終的に一致するのです。」

銀時「ハム太郎の飼い主よぉ…そんな為なら、あんな女子供まで狙うのかい?」

ロコ「必要なのでしたら、当然」(ハム…何でしょう?)

新八「女の子を寄って集って……あんまりじゃないですか!?」


イアン「お話ばっかじゃつまんないじゃんーーっ」
掴まれてない方の袖中のARMを振りかざす

パンッ
それを弾く。

そしてその隙に蹴りを入れられる

が、後ろに避ける
それは予想を上回るほど高く大きく…

銀時(飛び過ぎ……っ!?)

ARMで叩き落とされた


神楽「銀ちゃん!」

ジャック「なにやってんッスかー!?」

エドワード「マズイ……!
こうなったら最後の手段!!
ジャック殿!私を殴って下され!!」

ジャック「は!?」

神楽「こんな時に何を言うネ!?」

エドワード「後一度だけ寝たいのです!
お願いします遠慮なく!」

ジャック「よくわかんないが、本当に良いんスね?」

パカーン!

エドワード「…ダメだ……
気絶も出来んっ!!

私は役立たずの家臣です…!!
スノウ様……っ!!」

神楽「じゃあ次私が……」グッ!!

新八「殺す気かぁぁああぁーー!?」神楽の拳を押さえる

イアン「ロコちゃん、ハロウィンまだかーい?
オレっち酒飲みに帰りたーい。」

ロコ「彼が来るまでスノウ姫は取り出せません。
もう少し待って下さい、イアン」<後ちゃん付け止めて下さい

イアン「あんにゃろ絶対時間守らない…」

銀時「…今は何も分かんねえし
バッボだって上手く使えてねーだろうよぉ」スッ

「だがそんなの関係ねえ!
てめえら全員ぶっ飛ばしてやらぁ

世界もついでにバッボもあのお姫様も守ってやらぁ!!」

イアン「嫌いじゃない、あんたみたいなタイプ!
けど、ここで負けたら次なんて無い……」

ブンッ
バッボが飛んで来る

イアン「!」サッ!!


イアン「あっぶねー!
でもこれだけで終わりk」


銀時「……この手はなぁんだ?」何も持ってない

イアン「??」

銀時「アイコだ、ザマァミヤガレ!!」


ズドォオォオオォォン!!!

ロコ「バッボを投げて気を取らせた隙にハンマーを巨大化させて……自らの危険も顧みずに落とした!?
…ファントムでもやらないよあんな事……!!」


エドワード「なんつう無茶を…っ!!」

ジャック「銀時さぁーーん!!」







銀時「呼んだ?」


—………—
皆でポカーン

銀時「いやぁ…あの時、嫌に飛び過ぎた事を思い出してな。飛んだらあいこじゃなかったわ、飛んで良かったわーーw」

新八「何が良かったじゃあぁぁー!!」

神楽「私達、本気で心配したネ!」

ポコポコ!
二人で蹴る

<いってぇぇ!!


イアン「やるじゃん!銀時!!
今の良かった!
右腕折れたっ
ゲゲッ!?鼻血も出てきやがった!!
いってーーっ!」

銀時「チッ、生きてやがったか」

ジャック「万事屋!!万事屋ー!!

エドの様子が変だ!!
今のバッボで気絶したと思ったら……」


ピカーーッ!!

エドワードの体が光っていた。


続く!

銀時「ヤバいヤバい…遂にこの時が来ちまったよぉー!!」

新八「ていうか今年初のアウトーになってしまいますよぉ!!」

神楽「銀ちゃん、私、万事屋に入って良かったよ」ニコッ

銀時「標準語!?止〜め〜て〜ぇ神楽ちゃぁぁん!
怖いから!死刑になってしまうからあ!!」

新八「その哀しそうな笑顔止めてよっ!」

??「思い切りヤっちまえよ、ガハハハ!!」

銀時「誰だオヤジてめー!こちとら銀さんが生きるか死ぬかの瀬戸際なんだよぉ!!!」

??「知るかー!酒の肴にしてやるよ!」スタスタ…

アルヴィス「はっ!?
あの人は……!!

気のせい…か?」

銀時「あれ?アルヴィス君〜俺の最後を見届けてくれるのぉ?」っいちご牛乳

アルヴィス「届けるかっ!本編始まる前にお前の判決が決まるって伝えに頼まれただけだ!」

「「「判決?」」」

ジャック「そうッスよ!此処を見ている皆に銀時さんの運命を委ねるッスよ!!」

銀時「マジで?」

神楽「もしかすれば銀ちゃん助かるかも知れないネ!!」

新八「やりましたね、銀さん!」

アルヴィス「まだ決まった訳じゃないぞ;

という訳で

銀時の判決は
・無罪
・有罪
~5までに一番多かったやつに決まる」

ジャック「オイラも↑あんな風に纏めたいッス!!」

有罪!!

有罪なので無罪・銀さん救済ルートに直行します(笑)


十三話、ハプニングとは沢山起きる事である




カァァアァアァ


ボンッ!


ジャック「うおぅ!?」

神楽「エド?」


イアン「ちっ…出たね」



エドワード?「おやすみ…そんでおはようだ」


「「「……えぇええぇぇぇえぇえーーっ!?」」」




ベル「犬がおっちゃんに化けた!?」

アルヴィス「そんな……あの方は!?」


フーッと男は息を吐く

神楽「ねー、おっちゃんーエドは何処にやったネ」

エドワード?「オレだ」


銀時「おいおい、あいつは犬「オレだ」


イアン「おーい犬のおじさん!

また邪魔しちゃうの?
あんた最近、うちのメンバーから評判悪いよぉ?」

エド「こんな天パに腕折られたくせに
吹いてんじゃねぇぞ小僧。
消えな」

<誰が天パだてめえー!?


イアン「腕一本でもさぁ…」

ヒュッ

パシッ
エド「ブレスレット型ウェポンARM
"パイソンウィップ"か
使い手はまだまだ下手くそだけどな。」

ロコ「引いて下さいイアン
出て来てしまった以上、相手が悪いです」

エド「さぁて…銀時って言ったな」

銀時「ああ"!?」

エド「犬のエドワードの中から、ちゃんと見てたぜ。
今は犬の方がオレの中から見てるだろうがよ。

ちょっとした事情があってよ……元は別々の人間と犬だったオレ達は、今はある意味合体してるんだ」

神楽「合体!?カッコいいネ!」

そんなんじゃねーよ>
エド「犬のエドが3回寝るとオレが出て、オレは1回寝ると犬に出てこられちまう。
平等じゃあねえだろ?ガハハハハ!」

銀時「知るかよ…」頭を掻く


エド「手ェ出せ。」

ポイッ

銀時「?
おっと…」パシッ

エド「火のARMだ。投げてスノウの封印を解きやがれ。おいしいとこくれてやる。

行け!」


銀時「言いながら投げんなよ…へいへい」タッ!

イアン「さっせねぇーーっ♪」

おっさんが立ち塞がり何かのARMで吹き飛ばす

エド「消えなと言ったんだぜ?
小僧よぉ。

お姫様の眠りを王子様が覚ますシーンだ
野暮なことすんじゃねぇ。」

氷の前に立つ
銀時「今出してやるからよ」ポイッ


ピキッ
ピキピキピキッ

パァァーン!

ジャック「やったぁ!!」

神楽「流石銀ちゃんネ!!」


スノウは勿論、銀時の上に落ちてくる


スノウを優しく強く抱き止める

ガンっ!
「いだぁ!?」

銀時は後ろに倒れ頭を打って気絶したのであった

ブンッ…
ハロウィン「遅くなったなロコ!
姫様、まだ生きてるか?」

ロコ「随分とお・は・や・い登場で。
ロコ怒ってます」

ハロウィン「こっちの状況も変わったんだ。
宴も終わった。
新しい指令伝えに来たぜ」


ジャック「まっ…また出た!!」

神楽「あれはトマトネ!!」

ロコ「第二次メルヘヴン大戦
また世界に喧嘩を売っちゃうんですね」

ハロウィン「Yes!姫様連行指令も一時中断!
ファントムはこう言ったよ」

―忘れた者達にもう一度思い出さなくてはならない。

チェスの兵隊を!
誰がこのメルヘヴンを頂上から見下ろすに相応しい者か、頂上の強さをもつ者か!!

私は蘇った!
それをもう一度知らしめる為に…!!―

ハロウィン「どうだ?楽しくなりそう「おいコラ!!さっきから何コソコソしてやがる。
トマト野郎!!」

ハロウィン「ほう…話には聞いていたが本当にお前か、アラン…」

エド「違うなぁ。今はエドだ。
6年ぶりだなぁ、おい」

ハロウィン「お互い生きてて何より……ヒュヒュ……」


<僕達なんか部外者っぽい……!?

<心配すんなよ、元々部外者ネ!



アルヴィス(奴は6年前の戦争で覚えがある…磔のハロウィン!!

やはりチェスは集結していた
最悪の事態として予測出来る事…ファントムの復活!?)

スノウ「ねぇ、ねぇっ起きて!」

銀時「んあ?おおっ、お姫様?」パチ……チラッ

「!
一人増えてるじゃねえかぁぁ!!
てめえもチェスの兵隊か?」

ハロウィン「何だ?あの天パ頭。」

イアン「オレっちの右腕折った銀時って言うんだぜ!!」

ハロウィン「……冗談だよな?」

イアン「本当!!」


ハロウィン「ひゅはははははははばはぁ!!
アランじゃなくてあの天パに!?
ひゃはははは!!」

ピキッ
銀時「んだとコラァ!
誰が天パってるんだ?あ"あ"!?」



ベル「…笑われてまちゅが」

アルヴィス「子供じゃないから不思議じゃないのにね……」<子供だったら分かるけど…

エド「まじネタだとしたら……どうするよ。ハロウィン」


誰も何も発せず沈黙が流れる


ハロウィン「白髪頭。何者だ」

銀時「万事屋だ。
てめえらはメルヘヴンをめちゃくちゃにすんだろ?
姫様の依頼でぶっ飛ばしてやる!覚悟しやがれっ!!」

<えっ?
<あ、詳しくは後でで……


ハロウィン「ぷっ…ダメだ…やはり笑いが堪えられないっ。」

ロコ「バッボを使ったのです」

ハロウィン「バッボォ?
おーーっ!ペタの言う通りだ!!
ファントム以外の奴に使われるなんて、冗談だと思ったぜ!!

そいつに少し懐いちまったのかバッボ?
帰って来い!ホレホレ!!」

バッボ「紳士を犬コロの様に扱うな、無礼者!!

その頭食うぞ!!」

ハロウィン「……」

イアン「記憶飛んでるらしいよぉ」

ジャック「お前ら銀時さんをなめない方がいいッスよーーっ!!

銀時さんは異世界から来た人間なんスからねーーーっ!!」

シーーン

ジャック「?
あ…あれ?
やっぱ信じて貰えない?」


ハロウィン「それは……本当の事かぁ?」ギロォ

ジャック「ギャーース!!」

バッボ「大見得きってビビるな猿!!」

神楽「本当ネ!私も眼鏡の新八も門番ピエロでここに来たヨ!!
だから何ネ」

ハロウィン「ひゅは…ひゅはははは!!
異界の住人…!!あの男と同じか!!それならば天パでも理解できるか」

<明らか喧嘩売ってるだろ、それぇ!!?

ロコ「ロコが今倒します!いいですか?」

ハロウィン「指令は全員、"城に集結"!
"姫様を連行する"のも"バッボを持ち帰る"のも次に回さなくてはならない!
異界の住人を潰すのも同様だ!!

しかし……ひゅははは…」

今回も楽しい…面白い戦争になるかもなぁ……ひゅはははははは!!

銀時(面白い…だと?)ギリッ
「てかてめー、散々バカにしやがって…戻って来やがれぇ!トマトーー!!」

エド「嫌な予感がすんなぁ。
あっさり引き下がりやがって…」

―しかし異世界の住人とはなぁ―

神楽「銀ちゃんどーどー。」

新八「気のせいですよ、銀さん!」

―住人といい雰囲気といい、あいつに似た感じがしたのは気のせいじゃなかったんだな―

スノウ「あのっ……
初めましてっ。スノウっていいます!
助けてくれてありがとう!」

銀時(ま、小さなモン守って良しとするか……次会ったら許さねえけどな)

スノウ「ねえ、エド…
男の人にあんな風に優しく抱き締められたの私、初めて」

銀時「」

エド「良いんじゃねぇの?減るもんじゃねえし。もっとすれば。
犬エドはカンカンだろうがな!」

神楽「銀ちゃん、もしかして私もあんな目で見ていたアルか!?
半径5万メートルは近寄らないで」

銀時「なんでそうなりやがるんだよ!!あっ!皆、距離取らないで!?銀さん泣いちゃうよぉ!!」


スノウ「ドキドキする!
初めてが一つ減っちゃったよ!?」




ドロシー「あら。
雪も氷も綺麗さっぱり!!
やったね♪銀時v

でも何かしら?羨ましいって感じが……」






――
レスターヴァ城
「No.1ナイト・ファントム……同志達が広間にてお待ちです」

続く

このメンバーで行くとバッボの最初のフォルムがハンマー&ダガーじゃなくて木刀&神楽の傘になりそうな予感。

スノウの好感度・男の人って凄い……

原作と違う方向で好感度が上がった

もう一つの選択肢
———
・気絶の代わりに銀魂らしい蹴りと土下座

ドガッ!!
新八と神楽の蹴りが入る
「銀さんんんんーー!!?」

「何て事したネ銀ちゃん!!有罪確定!死刑アルよぉぉお!!」

「どあぁぁーー!!?俺と姫様のファーストキッスがぁぁぁ!!どうすんのぉぉ!!!」


汗ダラダラ
「すいっっまっせんしたーーっ!!落ちて来た(事故)とは言え、あんな事してすいませんでしたぁぁ!!姫様にあんな事、切腹ものですよねぇぇぇーー!!?」

「銀さん!もっと深く土下座して下さい!!」

「謝って済むなら警察は要らないネっ!!」
———
銀時「」

神楽「」

新八「」

アルヴィス「……」

万事屋「「「なんで出とんじゃぁああぁぁあああ!!!」」」

エド「過ぎた事だしせっかくだしよぉ」

「「「「「ハッ!?」」」」」振り向いたけど誰も居ない


銀時「何だよ男の人って凄い……v
ってはよぉ!!!」

神楽「無罪選ばれてたら↑やばいけど有罪でもあまり変わらないネ」

ジャック「気絶はこっちって感じッスけど抱き締めはどっちでもなかったスね」

銀時「これからもこんな安価出て来るなんて思うと憂鬱だ、ヤレヤレだ……しかも俺だけにしか発生しないとか…やべえよこれ」

神楽「次回、十四話、お礼なんて期待するモンじゃない
お楽しみネ!」棒読み

新八「なんで此処で予告!?」

神楽「アルちゃんに盗られる前に言いたかったネ!」

ジャック「最後までgdgdッスね」

>>282
ハンマーでやりたいネタが有るのでハンマー有るけどそれだけじゃない、大事な物が出て来ます

十四話、お礼なんて期待するモンじゃない



氷の城近郊港町・ペリカ

エド「取り敢えずまーー何だ?
スノウ助けてご苦労だったぞガキども!
褒美にたらふく食いな!!」うっはっはっはっ

銀時「これをどう食ったらたらふくになるんダァー!!」

ジャック「オイラなんて豆7粒ッスよーーっ!!!」

スノウ「意地悪ダメだよ、エド!
好きなもの選ばせてあげて。

本当に皆ありがとう!
スノウって呼んでね!!」

銀時「俺は銀時。まぁ、銀さんって呼んでくれや
向こうで銀さん・万事屋銀ちゃんって通ってるからよ」

エドは「!」ハッ

銀時「?」<あ、このホールの苺ケーキお願いしまーすっ

バッボ「バッボじゃあーー」
(良い子じゃ……!)

ジャック「ジャックぅーー」
(可愛いッスなぁ…)

新八「新八です」

神楽「神楽ネ!」

エド「さて…こうやって歓談の席を用意したのはお礼の意味合いだけじゃねぇ!
情報や状況を整理しとかねぇといけねーからな!!

銀時!!
てめえ異世界からここに来て何日経つんだ?」

銀時「んん?
10日近くかねぇ?」モグモグ

エド「ふん。
じゃあ、殆ど何も分からねえ状態と言っていいな。

スノウ!」

スノウ「うんっ」
地図を広げ

エド「これがメルヘヴンだ。

今オレ達がいるのが北にあるここ!
パヅリカっつー田舎の島だな!!
町は2つ!治める当主もいない民の国だ」
一番北の、しかも小さな島を指す

新八「嘘!?ここってこんなに小さい所だったんですか!?」

ジャック「どーーせ田舎ッスよ!!」

エド「そして南の大陸のここにあるのがレスターヴァ!!」
南の一番大きな大陸、一番大きな城を指した

<でけえな……

<そよちゃん家とどっちが大きいアルか?

エド「スノウの生まれた所。
オレ達二人の旅の出発点でもあった場所さ。
今じゃチェスの兵隊のアジトだがな!!

大陸や島は細かく国に別れて、各々頭首や王、民が治めている。
その国々をシンボル的に統治してたのがレスターヴァだ。

まあ簡単に言うと、沢山ある国のリーダーみたいなもんよ。」

銀時「ああ、かぶき町に真選組とか警察とかが居るけどかぶき町の頂点は将軍だろ?」

<えっ?何?銀時さ…

<ガツガツ……美味いネこれ!

エド「ガハハハ!!そんな風にあいつも言ってたからそうなんじゃねーか!?

オレがこの世界の説明するのは二度目だから楽だな!」

ところで、前回メルヘブンに来たのって原作と同じキャラなのかな?
それとも、銀魂に出てきたキャラで構成するのかな?
その辺も含めて今後の展開が楽しみだ。
けどスノウが原作の方のキャラっぽいからこれ以上銀魂のキャラは出てこないのかな?

銀時「あいつ?」モグモグ

エド「おう!最初に教えてやったのはお前らの前に異界から来た男!
救世軍クロスガードのリーダーだった男!!

オレ達はダンナと呼んでいた。
クロスガードってのはチェスに対立して生まれた団体。
各々の国から勇士が志願して出来た軍でな。
前の戦争でチェスからメルヘヴンを守ったんだ!!」

新八(それってまるで銀さん…攘夷志士の様な……)
「ですけど…その人……ダンナさんって人はもう…」

エド「ああ。元の世界に帰りたがっていたがここで死んだ」

—チェスの実行部隊司令塔、ファントムと相討ちでな—

ファントム「やぁ、皆!
元気だったかい?」

_____
|チェスの兵隊
|ファントム
|~クラス~
|ナイト(No.1)
・・・・・
「懐かしい顔も、初めて見る顔も、志は一つって事で……

もう一度暴れてみようか?」
そこは地上に無い・上空の城



スノウ「面白いねっ
ホントに生きてるんだ。
こんにちはバッボさん!」

バッボ「う、うむコンチワ///」

<私の時と態度が違うネ!!

スノウ「エド!バッボさんと外で少し遊んでいい?」

エド「んーー?まあ近くに魔力は感じねえから平気だろ!

目立つから外では喋るなよ
丸いの!!」

バッボ「丸いのとは何だ、無礼者ーーっ!!」

神楽「私も遊ぶネー!!」

たったったったっ

エド「強えよなあいつ…普通ならあんな風に笑ってられねえ。

今まで何不自由なく城の中で暮らしていたお姫様だぜ。
世の中のきったねえとこなんか、何も知らなかった子だ。

母親が死んで…父親とも離れ離れ——クソったれの継母からは命すら狙われる事になっちまった。」

銀時「まるで白雪姫だなぁ…」

新八「銀さん、しっ!」

エド「それでもへこたれねぇんだ。
笑ってる。

いつかきっとまた良い事あるよねって、人前では笑ってる…子供にまでこんな思いをさせちまう

沢山の悲しみをつくっちまう!
それがチェスだ!!」

銀時「いやいや〜、そんなチェス(モン)を生み出しちまったのは周りのせ……グボッ!?」
新八に無言のパンチされる銀時

新八「スノウちゃんの家だった所が今、チェスのアジトなんですよね?
行きましょうよ」

銀時「そうだなぁ…ついでにチェスの親分、チェックメイトしようぜ!
どうせ狙われるならこっちから行ってやろうや」

ジャック「うお…かっこいい二人共!!」

エド「…遠いぞ。
元の世界に帰りたくねえのか?」

銀時と新八は顔を見合わせ頷く
「「今は帰れるかっ!!」」

銀時「それに、姫様守るっつー依頼を受けたしよ〜。
その分きっちり払って貰うからよ!」ニッ!!

エド「生意気言ってんなよ小僧共!
チェスの下級兵ルークに負けっぽい勝ち方した奴に、何が出来るんだ?」

<負けっぽい勝ちって何だよ…


エド「ダンナみてーに強くなれんのか?

チェス……倒せんのかよ!?」


銀時「……」
ポリポリ…
「強くなってやらぁ」

そいつら倒してもやるよ」

新八「そうですよ!銀さん!!」

エド(やっぱりだ…。
異界の住人ってのはこんなバカばっかりなのかい?ダンナ——
初めて会った頃のあんたとほぼ同じ事言ってるぜ)
「よし……スノウ!!」

スノウ「はっ…はぁーい!!」

エド「今日からこいつらもパーティーだ!
久々にアレでもやってみっか!!」

新八「えっ?アレって……?」

エド「強くなりてぇんだろてめえら?」

銀時「何してくれんだー?
どうやったら強くなるんだーオヤジ!!」

エド「まあ焦んな!銀時!てめえのARMはそいつだけだな?」

神楽「正確には私達のネ!!」

エド「ファントムのARMだったバッボ

懐かしいねぇ。
それを封印したのって当時、救世軍だったオレ様なんだよな」

新八「じゃあ…あの洞窟にバッボを封印したのは貴方なんですか!?」

エド「おうよ。
あの宝箱はARMでな!動かす事も壊す事も出来ねえ!

魔力が0の人間じゃねえと開ける事が出来ねえ仕組みになってた!!
見つけていたとして、チェスのバカ共が何回チャレンジしても無駄だ!!

そしてARMを持たねえ魔力0の人間にはガーディアンは倒せねえ!!
因みにガーディアンは複数セットされていたぜ。
そういうトラップだ!!」

新八「そうだったんですね〜」

エド「しかし…てめーら、よくガーディアンにやられねぇでバッボ取れたな。」

神楽「ねー、それより魔力って何アルか!?」

エド「魔力か。
…ここに来た時からプンプンしてやがるぜ!」腕を翳す

ジャック「?」

神楽「?」

銀時(アレもARMか……)

新八「あっ!」

フワッ…ボコォオォォオ…ン…!!

エド「出て来いや。」



ドロシー「けほっけほっ…何すんのさぁ一体〜〜っ」

銀時「てめえはっ!!」
バッボ「無礼女っ!!」
ジャック「綺麗なお姉様!!」

エド「城の中にいた女だな。
チェスか?」<犬の中から見てた

新八「僕達がここに来てから初めて
会った人です」

神楽「一緒にバッボを取ったアルよ!!」

エド「納得。
まぁ、てめえらにバッボ渡すくらいだからチェスじゃねーよな。」

ドロシー「コラ、おやじ!!
銀タンに何しようとしてんのさ?」

<えっ?銀タンって何!?

ドロシー「変な事しようとしてんなら、私が相手するよ!!」

<もしかして…俺!?

エド「コソコソ盗み見てでっけー態度だな。
やんのか?オレぁ強えぞ!?」

ゴゴゴゴゴゴ…

スッ

スノウ「喧嘩は…止めよ!!

銀さん達の友達なんでしょ?
だったら悪い人じゃないよ!!」

ドロシー(雪のARM……この子ね銀タンが助けた子…
!何故かしら?この、先越された感がするのは!?)

スノウ「?」

エド「"魔力"っつーのは特殊能力を持つARMを使う"ARM使い"から発せられる気だ!!」

新八「えっと…ドロシーさんに向けた時にエドさんに漂ったモノが魔力ですね!」

<新八何言ってるネ?

エド「ああ…。(漂う??)
強力なARMを使ったり、ARM使いとしての経験を重ねていく事で術者に染み込んでいく強さの証明だな!

因みにてめえらから感じる魔力は……未だに0!!!つまり弱え!!」カンコーン☆

銀時「なんでだぁぁ!?俺こっち来て随分経つんだけどぉ」

エド「居るだけで持てるかっ!!しかも銀時てめえコッチ来て弱くなってんだろ?」

<ギクッ
<ホントアルかぁ!?銀ちゃん弱くっ
<確かにずっといつもの銀さんじゃなかった様な…

ジャック「オイラだってARM使ってるッスよ!?」

エド「ほう見せろよ」

ジャック「バトルスコップ!!」

エド「プッ。
バトルぅ!?ギャハハハハハハ!!
ただのスコップじゃねーか!!
バトル?ギャハハ!!」

ジャック「オイラ…あのオヤジムカつく…」

エド「いいか?
てめえらはARMを持っているがARM使いじゃねーんだ!
使いこなしていねえ!!

剣で斬らねーで投げつけるとか
弓で矢を射るんじゃなくて叩くとか、
てめーらそのレベル」

銀時「おい、どうすりゃいいんだ?」


エド「バッボに付けろ」っ三つの丸い石



パヅリカの少し離れた南にある大地

盗賊連合(ギルド)"ルベリア"の砦

「バッボ捜しはもういいって…」
「一体どういう事なんだぁ!?」
「ペタさんよぉ……!!」

「こっちは一億欲しさに死ぬ気で捜してんだよ。
今更要らないはねぇぜ。
冷やかしか?」

「てめえ…ルベリアをナメてやがったのか!?」

「誰の使いだったのか知らねえがざけんな!!

ぶっ潰してやる!!」

ペタ「やれやれ。
これから始まる地獄に巻き込ませない様に、というこの優しい心も解せぬらしいな。

盗賊ギルド・ルベリア……チェックメイト」

エド「マジックストーン!!
バッボの力の源だ!!」

銀時「どうやって使うんだ…!?」

エド「そこから先は……自分で考えやがれ。」


<あれっ?嫌な予感がします


エド「ディメンションARM——
修練の門!!」

地面に扉がパックリ
銀時(バッボ)・神楽・スノウ

新八・ジャック・ドロシーに分かれ落ちる

エド「ダンナもこれで強くなっていった。
どうなるかはてめえら次第よ!
万事屋、ジャック!!」


「モック様…これ……一体どういう事!?」

「な、何かとんでもない事が起こりそうな気がするぞ…!!
見ろチャップ!!

あの…紋章は!!!」




ペタ「さぁ……同志達——戦を始めようではないか」
______
|チェスの兵隊
|ペタ
|~クラス~
|ナイト
・・・・・・



銀時「いてて…頭打ったぞコノヤローっ!!」

スノウ「だいじょぶ?」

神楽「スノウちゃんは平気アルか!?」

スノウ「うんっ。
ここには何回か来てるから。」

「「ここ?」」

スノウ「ここはメルヘヴンのどこでもない所。
異空間だね!」

銀時(精神と時の部屋じゃねぇかぁぁぁーー!!?)ドギュァァン!!

スノウ「人間の時のエドしか使えないARMで来る事が出来るんだよっ
過去、クロスガードの人達もここで強くなったんだって!」
神楽と銀時の手を一度にぎって
「私も強くなりたい!
一緒に強くなろうね、銀さん、神楽ちゃん!!」


続く

教えて!3年"M(エンムッ)"組銀八先生!!


銀八「えー、>>289さんの質問は〜
十四話の中にヒントをちょくちょく置いてみました〜
具体的には言えませんので
だからそれを確認しやがれ、コノヤロー以上っ!!

銀八「皆座れー始まるぞー
では、どうぞ〜」

十五話、落ちた穴の先には不思議な国はなく異世界の更に異世界だった



ジャック「うぎゃあーーっ!!
ここは何処ーー!!?」

ドロシー「男だろ?
ピーピーすんな!!」

新八(…ジャック君うるさい)

ドロシー「こりゃ異空間……あのオヤジ、
変わったディメンションARM持ってたね!
そんなもん、あの一瞬で発動させるとは……並の魔力じゃあない!!」

<出してーーっ!!
日の当たるとこに出してーーーっ!!

「「えーい!!うるっさい!!!」」ドロシーと新八のダブルキック!!

ドロシー「私は銀タンに会いたいのにっ。
銀タンどこ?
こんな猿じゃなくて!」

新八(銀さんに新しい呼び名が……ていうか僕が居てまぎわらしくない?)

ドロシー「銀ターーンv」


神楽「スノウちゃん…もう一回!もう一回此処に出して欲しいアル!!」

<か~め~は~め~……

スノウ「う、うん…いいよ。
でも、そんなジーっと見られると、なんか恥ずかしいな……」

<波ぁ!!

スノウ「えいっ。」

ピコピコ

神楽「出たっ!!」

<か~め~は~め~

スノウ「ガーディアンARMで"スノーマン"ていうの。
私は"ユキちゃん"て呼んでるけど。」

神楽「こいつピコピコ動いてカワイイネ!!

私達が今まで見たのはライオンとか巨人ネ!
ガーディアンて色々あるネ!!」

<波ぁ!!

スノウ「ガーディアンARMを発動すると守護者なる魔人、魔獣が現れるんだよ!
肉弾戦が苦手な人向けのARMだね。

ただし、守護者を出してる間、ARM使いは一定範囲内でしか動けないの。

姿形、能力も様々だし中には喋る守護者も居るけど――バッボさんみたいにARM自体が話すなんてビックリ!」

<かめはめ…

バッボ「いやーーワシもスノウちゃんの可愛さにビックリ!!」

銀時「馬鹿かてめー。

先生、質っもーん!!」

スノウ「はいっ。
銀さん君!!」

銀時「かめはめ波は撃てますk……」ゴスッ!!

銀時「……ウェポンARMって能力のある武器じゃん?
ガーディアンを呼び出すARM
他にはどんな種類があるんだ?」ズキズキ

スノウ「うむっ。

"ディメンションARM"空間を歪めたり別空間を造ったりする事が出来ます!

ここに来てるのもディメンションの能力だよ!」

銀時「メルヘヴンに来れたのは何を隠そう、ディメンションARMなのさ!!」キリッ

バッボ「うるさいのぉお前。」

スノウ「"ダークネスARM"!!
発動させる事により相手に呪いを掛ける怖いARMです。
これには副作用があって、使う人間にも激痛とか代償を伴うの。

"ホーリーARM"!!
聖なる力で術者に力を与え身を守ります。

"ネイチャーARM"!!
少しだけ自然の力を利用する事が出来ます!
私が自分を氷で封印した時もコレだよ。

他にも…全然何にも分類されないヘンテコなARMもあるんだよ!」

ジーっ
ジィ~

バッボ「ワシを見るな無礼者共」

スノウ「ジャックのスコップみたいにただのARMは、普通の人も生活の一部として使ってる。
能力レベルの低い特殊ARMなら売ってるし、買えば手に入れられる。」
ちょこんと座る
「でもね…凄いARMは店なんかに売ってないんだよ。

エドに掛けられてる呪い……ホーリーARMで解いてあげたいな。
何処にあるのかな。
二人で一人なんてかわいそうだよね……」

銀時(こいつぁ……)


姫様はその身を狙われているのでございます


母親が死んで父親とも離れ離れ――
クソったれの継母からは命すら狙われてる。


自分こそとんでもねえ事になってるのに……

人の心配してる!

城に住んでたお姫様なのに


優しい
心の清らかなお方です


あいつは強えよ
――

銀時(そうだな)
「姫様よ、これからチェスの兵隊と 戦う事になんだろ?
あいつら色んなARM持ってんだろ?
ホーリーARMだって持ってるだろうよ」

銀時「そうネ!
それを借りる(奪う)ネ
エドを助けたいんだろ?
頑張るアルよ!」

銀時「俺達はお前を助けるさ

だからもっと強くなろうや
その為にここに送られて来たんだろ?」

スノウ「……うん。

頑張ろうね!
そろそろ出てくる……」


「ぐぬぅ!!」


銀時「あん?」

バッボ「あ…あれ?
わしの体…何か変じゃ!!」

銀時(バッボの体が光ってる!?)
「変って何が……!」


神楽「ハンマーも光ってるアルよ!どうなってるネ!?」


銀時(まさか…)

―マジックストーン
バッボの力の源だ!!―


(おい、嘘だろ……)ドクンッ
―バッボを――変形させないの?―

(まさか……!!)
ドクンッッ!!





―記憶を無くした
ファントムのARM


記憶が戻って
友達じゃないバッボになった時 ……―


銀時「しっかりしやがれぇえぇええぇぇっ!!」

ドロシー「ホラ。
これがマジックストーン!
ARMの能力をダウンロードしてる玉よ!
これを石入れする事により、君のそのただのARMにも――特殊能力を付ける事が出来る!」

新八「へー。凄いんですね」

ドロシー「まぁ、そんな改造出来るのはARM彫金師か高名な魔女くらいだけど!!

私みたいに!!」オーホッホッホ

ジャック「成る程…エドがバッボに付けされたのはこれか!!」

ドロシー「……ちょっと待ちなさい!!
あの喋るヘンテコブサイクに石入れぇ!?」

ジャック「3つ渡してたッス!!」

ドロシー「3つぅ!!?」

新八「どうしたんですか?ドロシーさん?」

ドロシー「何の石を渡したのよ…た、ただでさえ訳の分からないARMなのに……!!
どうなっちゃうのか想像も付かないわ!!」



―そいつは過去、何人もの仲間を消したARMだ―

エド「生かすも殺すもてめえら次第さ。
万事屋。」

『マジックストーンに入力されていた…能力データは全て消去されています
新しいデータを入力してください』

神楽「能力データ?
入力……?」

銀時「オイッ、バッボ!!」
(ちげえ?!これはペンデックス現象じゃねえかよ!!)

神楽「入力って何の事アルか!?」

『ARM"バッボ"の特殊能力をあなたが想像し、創造するのです

新しい能力データを入力してください!』

銀時「特殊能力を――想像して創造?
どういう意味だ?」

『頭の中で新しい能力を創りあげてください!
その時バッボは――その思うままの姿となり、力を発揮する事となるでしょう

あなたの持つ想像力が強大であれば……そのまま創造された能力は比例して強くなるでしょう

さぁ、一つ目の石の力を想像し入力してください!!』

スノウ「バッボさん…やっぱりすっごいARMだったよ!
つまり……ARMの力を自分の思うまんまに創れるんだ!!」

銀時「僕の考えた最強モンスタ〜〜!って事か。おもしれーな、それ

ファントムって野郎がどういう能力想像して使ったかは知らねえけどよ、その時とは違うバッボになるって事だよな」

(かめはめ波…それも良いかも知れねーけど先ずは……)
「おっし、一つ目の能力は…」

『あなたの頭の中の想像を入力しました!!

変形します!!』





エド「出て来いや、そこのてめえ!」

アルヴィス「お久しぶりです
アランさん!」ニコッ


ジッ〜…ハッ
エド「懐かしいな!!覚えてるぜーーっ!!
ガキのくせに6年前、クロスガードの仲間だった変わり者!!

大きくなったじゃねえか、アルヴィス!!」

そして言葉を止め、腕をそっと見る

エド「ずいぶん……侵されてきてんなぁ……お互い…あの戦争でも勝利の代償はでっけえな。
呪い……か

オレは犬との合体―――そしておめえは……」

アルヴィス「そうですね…
身体中にこのタトゥが伸びるまで、もう時間がない。

だから……今度こそファントムを倒さなくてはいけない。

その為に……門番ピエロを発動させました」

エド「成る程。
万事屋をここに呼んだのはおめえだったのか!」



彼奴のタトゥーカッコいいアル!

良いなぁ。姉上からそういうのは止められてるから……

ガキの癖に色気付いてんじゃねぇよ
そうだな…銀さんみたいないい男になってから……」


アルヴィス「……銀時達にこれの事は……」



言わねえでやるよ。>
エド「オレが昔、ダンナを呼んだ時はお互いいいパートナーになったぜ。
おめえは銀時達と行動を共にしねえのか、アルヴィス?」

アルヴィス「あんなの…ただのピクニック家族です
パートナー?ちゃらんぽらんそうでいい加減な奴が?」

エド(銀時の野郎、身体に遊ばれてるっていう感じだからなぁ……それにしてもキツイな!!)

アルヴィス「それに……クロスガードにいる間、チェスに殺される仲間を何人も見てきました。

兄の様に思っていた人も……ダンナさんも……

何だか____だから……深く関わらなければ、また、同じ思いをしないしそんな所を見る事もないでしょ?」

エド「銀時…何となくダンナに似てんもんな……通りで、おめえが懐く訳だ」聞こえなかった部分を察した

アルヴィス「にっ似てないです!それにあんな天パ……!!」

エド「図星じゃねえか」

エド「確かに、今はあんな感じだ、
ちゃらんぽらんでいい加減かも知れねえや。

けどな……
おめえが呼び出し――オレが封印したバッボを手に入れた万事屋!!

こいつはただの偶然なのか?」

!!?』

銀時「お。目が覚めたか?」

『何処が目覚めたじゃ!!
なんぢゃこの姿!!?』

スノウ「銀さん……それ……何?」

銀時「これは豪腕アイアンボマー!!
分からなかったら検索しやがれコノヤロー。」

スノウ「意外と……シンプル…だね」

銀時「いや、こっちは神楽がゴーレムを楽に殴れたらなって思ってな」

神楽「私の為アルか!?」

銀時「実は他に俺と新八の為の物にだってなる」

神楽「残り2つの力、私にも考えさせてヨ!!」

ズンッ
「「!」」

おっ、複数のゴーレムが現れた

銀時「なんだぁ?こいつら」

スノウ「ガーディアン"ストーンゴーレム"!
この近辺に野放しされている実戦という第一関門!!
因みに…この異空間での時間の流れは遅くて、外の1/60!!
60日トレーニングしても1日分という事になり邪魔も入らないよ!!」

<マジで!?まんまドラゴンボールじゃねえか!?

スノウ「て事でお先!!」タッ!!

沢山のユキちゃん!!」カッ!!

銀時(ホントにあいつ、お姫様か?
大人しそうに見えて――いや、そよ姫の例があったな……)

神楽「銀ちゃん!後で私にバッボを使わせて欲しいネ!!」




エド「オレは偶然とは思わねぇ!!

もしかしたら、あの万事屋…今度こそメルヘヴンを救う――救世主になるかもしれねぇぜ。」




PM5:12
アカルパポート
「今日もイキのいい魚が取れましたね!大将!!」

「おうよ!!大漁!大漁!!
今日もいい一日で終わりそう…」

ゴゴゴゴゴゴ……




ファントム「君達は忘れているね。
ぼく達を忘れている――それはとても我慢のならない事なんだ。

だから…こういった形で思い出させてあげるからね。

チェスの兵隊
の存在を!!!」



続く!!

十六話、割れない門は可愛いメイドさんに聞いてみよう



神楽「銀ちゃん、ありがとネ!!」

スノウ「す、すっごい…!!」
(エドの言う通りさっきまでは全く魔力を感じなかったのに……バッボさんを変形させてから――
ううん、戦ってる間ずっと!

魔力が上がり続けている)

<今ならかめはめ波が打てそうな気がする

<気のせいアル

スノウ(まるで塞き止められていた水が一気に吹き出す様に!!

これが万事屋の潜在能力!?

それともバッボさんというARMの魔力!?)

神楽「ねぇ、スノウちゃん」

スノウ「あっ…はい、はーいっ」

神楽「何アルか?アレ」

ピカァアァ……

スノウ「ガーディアンARMだよ。」

銀時「おぉおっ?!次の相手に不足はねえな」構える、そしてARMの輝きが増す

「んっ」ヒュパァァ…ポンッ
エドは猫娘メイドを繰り出した!

スノウ「ガーディアンのメリロさん!!」

メリロ「こんにちはスノウ!
アラ?知らない人。

スノウ以外の人なんて
6年ぶりです。
初めましてv」

銀時「お、おう…?

…っておいぃぃーー!喋ってるぅぅ!!
ガーディアンが喋ってるぅぅうぅ!!」

スノウ「そういう種類もあるって言ったもん!
聞いてなかったでしょ銀さん?」

神楽「銀ちゃんはホントに聞いてないネ!」

スノウ「メリロさんはこれから先のトレーニングをナビゲートしてくれるんだよっ」

メリロ「では!こちらへどうぞーーっ!!」とててて

銀時(ARM……スゲえなぁ…!!)<メリロの羊ならぬメリロの猫(キャット)てか?ここ、考えれば童話人物名多いよなぁ……

神楽「銀ちゃん、下に居る燃えない(萌えない)猫とどうにか変えられないアルか?」

メリロ「"割れずの門"です!!

ARM使いとしての戦闘能力がまずまずなのは見せて頂きました!

次のステップは――更なるARMとのシンクロ!!

この門を割るのではなく――砕いて下さい!」

スノウ「私はもう出来るから、どうぞ銀さん!」

『割らずに砕く!?
訳が分からんがやれ!!銀時!!』

銀時「……っおりゃあ!!」

ドガッ…ビキビキィ

スゥ……

銀時「!?」

神楽「直ったネ!!」

スノウ「割るんじゃなくて、砕くの!」

銀時「この壁、家に欲しいな……

って、てめえにも出来んのかよぉぉ!!」

スノウ「うんっ。腕力じゃないの。
これは…ARMとのシンクロが重要!
銀さん・神楽ちゃんと――バッボさんのね……!」<"も"ってどういう意味かなぁ?



その頃数々の町や村では……
チェスによる殺戮と混乱の嵐だった!!
逃げ惑う住民
泣き叫ぶ子供
祈る者……

希望は無く、ただただ絶望しているのだ!!!

ナレーション:まるでだめなおっさん

ていうか、これから↑こうやって良いかnうわなにするやめr



「世界中に存在するクロスガード達に連絡を入れろ!!
恐れていた事がついに起こったぞ!?

チェスの兵隊が……二度目の戦争を起こした!!!」

PM5:33
エルトタウン

同刻
アカルパポート
「おのれチェス!!6年前貴様らに壊されたこの国を、街を……!!
ここまで必死に立て直してきたというのに!!
また…また破壊しようというのかーーっ!!」

ズバッ

―ダンナさん……貴方が…生きていれば………―

『メルヘヴン全土に存在する全てのクロスガード!!

このディメンションARMからの通信が聞こえるか!?

緊急事態発生だ!!

チェスの兵隊の……復活だ!!!』

「聞こえてる!!こちらアカルパポート!!
ここも火の海だ!!」

「大至急、他国のクロスガードメンバーの応援を要請する!!」

「くそっ!
リーダーのダンナさんが入れば……!!」

『アランはどこだ!!?

クロスガードNo.2だった男!!

アランはーーっ!!』

アルヴィス「聞こえましたよねアランさん!!
襲われている街を…民を助けに行きましょう!!

幾つもの国からSOSが掛かっている!!

以前の戦争で壊滅寸前だったチェスがここまで戦力を取り戻した!

これが意味する事―ファントムの―復活!!

ダンナさんのパートナーだった貴方が参戦すれば……」

エド「……アルヴィス。
頼みがある。
人々を助けに行ってくれ。

オレは此処に残る。」



銀時「ちっ、壊れねえなぁ~…」

メリロ「闇雲に打っても力だけを込めても砕けませんよ
割れずの門にはある一点に、弱点となるポイントがあるんです。
そこを突けば強力な力でなくても砕けるんです。」

神楽「例えば何処アルか?」

メリロ「そうですね……ハッ
そこを見つけるのがこのトレーニングの内容…ARMと一体化する事で呼び覚ますのです!

視覚でも聴覚でも触覚でもない――"第六感(シックスセンス)"!!」

「「シックスセンス?」」

メリロ「目に見えないものを心の目で感じ取る!強大な相手や壁が何をしても倒れない!
でもシックスセンスで相手の弱点ポイントを感じる事が出来れば、少ない労力でも小さな力でも倒す事も可能となります!!」

銀時(ケンシロウの拳も悟空のかめはめ波もシックスセンスとやらを感じてるのかねぇ…俺もあんまり意識してな…)

『銀時っ、さっさと門を砕かんかい!!』

銀時「うるっせぇ!!考えてんだからだぁっとれ!!!」

スノウ「心だよ

ARMはただの武器じゃない。
人によっては使いこなせないモノだってあるし、相性もある。

でも一番大切なのは…ARMを自分の体の一部の様に心を通わせる事。

……あのね、万事屋さん達が助けに来てくれて…銀さんと神楽ちゃんに助けるって、一緒に強くなろうって言ってくれて、嬉しかった」

神楽「スノウちゃん…」

銀時「……」

スノウ「私…ホントは凄く弱い人間だよ。
チェスだって怖い。
エドを戻してあげられるかも不安で怖い…情けないくらい…弱いよ。

でもさ…
二人は後ろで守ってくれてるんだ…心に救われたんだ。

頑張ろうって!

だから、出来るよ!頑張れ!!」



アルヴィス「どういう事ですかアランさん!!
貴方は行かないのか!?

"豪傑のアラン"であろう方が、チェスに恐れを抱くのか!?」

エド「今はエドだ。
頼むぜアルヴィス」

アルヴィス「…っ……貴方に……失望しました」

タッタッタッ


エド「……っ!!」ギリッ……!!ポタッ



ブモル「だーかーらー割るんじゃなくて砕くんぢゃアホ!
ARMとシンクロしろっての!!
シックスセンス!!」

ジャックは今、銀さん達と同じ割れずの門をやっていた
そして彼女はナビゲート・ブモルさん。
あからさまにメリロちゃん贔屓だよね?

ナレーション:まるでだめなおっさん
また来れたyうわなにするやめr


ジャック(銀時さん達も同じ事してるんスかね…?
結構きついッスな。このおばさんも…)

新八(お登勢さん、元気かな……)

一度キャサリンとブモルを対面させてみたいわwwwww

>>347メチャうるさくなるww


トン、コロコロ……

ドロシー「食べな。
向こうの木に沢山実ってる。
飢え死にはしない様になってるみたいね」

ジャック(ホントは優しい!?「ドロシー姉様っ、お話しながら食べましょう!!」

ドロシー「ねぇ、新八、話有るんだけど良い?」

新八「えっ?はい…いいですけど…?」

<ズササーー!!

ドロシー「ていう事で、その後水浴びしたいんだけどー。
ここって湖みたいのある?」

ブモル「あっちの奥にある!」

ドロシー「覗いたら死刑ね、ジャック!銀タンなら見て欲しいくらいだけどーっv」


キョロッ
ドロシー(あのオヤジ…ここで万事屋とジャックを成長させるつもりだね

…それにしても
創り上げた異空間の中でガーディアンを遠隔発動させるとは…やっぱり只者じゃない)
「…それでね、新八。あんたの―――」



PM5:35
ゲイレルル城

「兵達が石に…何者がこれを!?」

「女がたった一人!!
仮面付けておりました!!」

「他の被害は!?」

「宝物庫にあった全てのARMが……根こそぎ奪われております!!
代わりにこんな物が……!!」

「チェスの…紋章!!!」



港町ペリカ

「た、確かにこの店に来ていた!丸いヒゲのARMを持った集団!!」

「サンキューv」

―まだこの島にいるな?銀時。

今度は殺すよ―


続く!!

あとハム子とエモキスのコンビもね!!

十七話、本当に信じるモノはずっとそこにある




神楽「次は私ネ!」

ナレーション:まるでだめなおっさん

神楽ちゃん、バッボを持って意識を集中!

銀時「神楽ちゃんは一体どれぐらいの時間が掛かるのかねぇ、神楽ちゃぁん~?」ニタニタ



そして神楽ちゃんは目を見開きバッボを捨てた………えっ?

銀時「えっ?」


神楽「ほあぁあ~~!!」

ドゴォォオォ!!

ちょっ…待っ……ぎゃああぁぁあああ!!!

バキバキ……パリィィン!!!


「「「……」」」

((バッボ(ワシ)…関係ねぇぇ~~!!?))

神楽「こんな簡単な事も出来ないのか、ぎんっつあん!」ガッツポーズ

銀時「てめぇ!!バッボ使えよ、ノーカンだろ、ノーカン!!
はいっ、やっりなっおし~!!!」

スノウ「うーん…でも、砕けた事は砕けたし……」

銀時「そんなぁ…スノウちゃぁぁん~~!!」

メリロ「凄い…腕力向上型ARMも無しに向上させるなんて……!!」

銀時「えっ?マジ?いつの間にそんな事…?しかも豪腕アイアンボマーを考えた意味ねぇじゃん!?なんなの?なんなのマジでぇぇ!
神楽ちゃぁん!!!」

神楽「はいっ、銀ちゃん!次は銀ちゃんがやる番ネ!!」

メリロ「割れずの門、準備okでーす♪」

銀時「たくよぉ、俺だけ置いてけぼりじゃねぇか……一体化……やっぱあれしかねえなぁ」
ギュッ
「……目ん玉ひん剥いてよぉく見やがれ!!これが俺の……相棒だぁぁ!!!」

マジックストーンが光る
元の世界に置いてけぼりになった、銀時の愛用の柄に洞爺湖と彫られた木刀
違いと言ったらハンマーの名残があるだけ


スノウ「…銀さんはこの一回で砕くよ」

メリロ「あら、それは…スノウのシックスセンス?」


銀時「ふんりゃぁあぁぁあぁーー!!」
ビキビキ……ビキッ……ドゴォォオォン!!



スノウ「そんな気がしたんだ」



マダオは後退しました




ファントム「見てよペタ……皆楽しそうだね。
あちこちの国から火が上がってる。
綺麗だなぁ…ワクワクするよ。」

・・・ファントムは語る。
芝居が掛かった様な口調で

「でも本当に楽しくなるのは――以前の戦争の時と同じ様に、僕たちに牙を剥く存在が現れてからかな?

6年前はダンナって人のお陰で負けちゃったけど楽しかったよ。

ダンナ…もう死んじゃったんでしょ?
クロスガードはそれでも戦いを挑んでくるのかなぁ…楽しませてくれる人間(ヒト)……今回も現れたらいいなあ……」

ファントムは語る
まるでオモチャを与えられ喜ぶ子供の様な・・・

「このままあっさり征服しちゃったら
それこそ退屈になってしまうからね……」

・・そしてファントムはまるで恋人を待ち惚けてため息を吐く様に囁く……・・




メリロ「さて…!
ここでのトレーニング期間は異空間時間で180日!!半年です!!

"それまでは外に出すな!!"

それがメリロのご主人様、アラン様より、仰せつかった指令です!!」

スノウ「随分気合い入ってるなぁエド。
私もそんな長いの初めて!
でも外での時間経過は3日だから平気よね!」

銀時「まさか…銀さんが体験しちゃったよぉ~!?
マジックストーン入れて向こうでの1日をこっちで一年にしようや!!」

スノウ「?」

神楽「スノウちゃん。あのアホはほっとくネ!」



新八「半年が3日……と聞いても長い様で短く感じる…なんでだろう。
あれ?ジャック君は?」

<このエロザルーー!!
ドガァァーン
<ぎゃああぁぁああぁぁーー!!!

新八「……;さーて、修行修行っ!」



修行開始!!



そして現実世界での3日後

パヅリカ島
エド(今日で3日……さ、流石に眠いぜ……)


ザッ

「見ーつけた!!犬のおじさん!

流石だよなー魔力、意識的に封じ込めていたでしょ?
見つけるのに苦労しちゃったよぉ」

エド「何しに来やがった小僧!
また、喰らわせてぇか?」

イアン「銀時何処だい?」

エド「…さぁて知らねえなあ。
その辺で海水浴でもしてんじゃねえのか?」

ヒュンッ…ガッ!!
何かがエドを傷付ける

イアン「今日は反撃しないのかい?
だからって優しくはしないけどね」


エド「フー…ずっと一人で退屈してたトコよ。
いい眠気覚ましになるぜ」

イアン「オレっち…やっぱあんた嫌いだわ。
その大人の余裕って顔さーー
泣き顔にしてやるよ」


エド(あいつらが帰って来るまでここは…死守する!!)
バッ!!
コートを脱いだぁぁ!!


ガガガッ!!

・ディメンションARMエアハンマー
特殊能力一定空間の凝固!!・

バキィン!

刃を破壊する。
しかし、そのまま刃は止まらずエドをまた傷付ける


イアン「流石にあんたのシックスセンスでもこれ全部は見極められないっしょ?
銀時っていうよりあんた用に違うARMを持って来たんだ。
氷の城の時使ったパイソンウィップは2本

ウェポンARMオクトパス
左右合わせて8本!!しかも再生能力付きね。

銀時……何処だい?」

エド「その辺で山登りでもしてんじゃねぇか?」

イアン「まぁまぁ♪犬のおじさんは前の戦争経験者だから、ウチらの階級制って知ってるよね。
ちなみにオレっちはルーク
上のクラス狙ってるけどさ…まあ今は下の方って事だね。

あんたの強さ、魔力は――うちのクラスで行くと……

ナイト級
6年前にハロウィンと引き分けたっていう伝説もある実力者!!

でもなんでだろうね?
今はルークの攻撃を見極められない!

考えられる理由は……

あんたは何故かそこから動いていない。
それも数日の間

食わず飲まずで
そして
眠っていない

ARM使いだって人間だからねえ。
最悪のコンディション時は集中力だって低下する。

集中力が欠ければARMとのシンクロもうまく出来ない。
つまりシックスセンスの能力低下――魔力低下だ!

今のあんたは」

ヒュンッガガガ!!

イアン「ルーク級!!
そうなってしまっている事への疑問…何故"その場から動かないのか?"

動かない、ではないよね。
"動けない"んだ

あんたは何かを守っている

そう例えば……」チラッ

イアン「あんたの後ろにある扉」
ニコッ


エド「そんな猿でも分かる様な事得意げに述べてんじゃねぇよ!

興味あるなら開けてみな、
動けねえオレ様をぶっ倒す事が出来たらな!!」


・・銀時……

思わせてくれよ……・・


―――
『すげえぞアラン!!こここそ俺が望んでいた世界だ!
呼んでくれて本当に嬉しいぞ!』

ふん……ここはそんな美しいだけのトコじゃねぇ!
チェスだっているからな

忘れんな
おめえを喜ばせる為に呼んだ訳じゃねえ
言い伝えにあるよう異世界の住人として……

『任せろ
俺は強くなる 』
―強くなってやらぁ―

チェスの兵隊とかいうの倒してやるぞ』
―チェスも倒してやるよ―

口だけなら何とでも言えらあ
取り敢えずてめえをこれから修練の門にほうりこむ!!
名前は?

『ダンナ。向こうでそう呼ばれてたからそれでいいや』
―銀さんって呼んでくれや
向こうで銀さん・万事屋銀ちゃんって通ってるからよ―

――


—ダンナの様に、信じさせてくれよ—


イアン「フィニッシュ!!」


オクトパスが飛んで来る



パキィィン!!

オクトパスは切り刻まれる


イアン「!」


スノウ「ただいまっエド!!
180日トレーニング完了です!!」
銀さん、神楽ちゃん・スノウちゃんの姿があった!!




続く!!

銀時「……あいやぁ!?なんでマダオが出て来やがるンですか、発情期ですかコノヤロウゥ!!」

新八「銀さん、別の人の喋り方が色々と移ってます」

神楽「やばいアル
このままではマダオに侵食されていってしまうネ」

ジャック「ていうかマダオってなんなんッスか!?」

バッボ「まるでダンディーな男
人はそれをワシだと呼ぶ!!」

銀時「呼ばねーよっ!」

神楽「オメーは精々、夢見がちなまるでだめなおっさんネ」

バッボ「なんじゃとぉ〜!!?
貴様ら決闘じゃぁああぁぁ!!」

アルヴィス「貴様らちゃんと予告しろ!!」

ドタバタ



スノウ「次回、十八話、本当に大切なモノはきっと心にあるはずだ

エドに修行の成果を見せる時だよ、銀さん、神楽ちゃん!」いい加減やめないと、凍らせちゃうゾ☆

<<<……はい(ピキーン!

<<<…;

万事屋の誰でもいいからガーディアンで「夜王・鳳仙」を創造して欲しいって思ってる、バッボの中の人繋がりで。

>>367

ガーディアン・一つ目は決まってる(キリッ

ガーゴイルポジをな

十八話、本当に大切なモノはきっと心にあるはずだ



——
すごいセンスの人達だったですね。
魔力はもうスノウを完全に上回ってしまった。

こんなスピードで成長していったケースは今までに一度しか記憶に有りません!

確か"ダンナ"

頑張って下さいね、銀さん、神楽、スノウ!!
——


イアン「おおうっ銀時!!!
待ってたぜ!!おめーと会う……」ゾクッ


銀時「……」


イアン(違う……!氷の城の時の銀時じゃない

あの眼…あの時の死んだ魚の様な目じゃねえ!!)

こんな目か

>>370

そうそう、そんな感じの目

神楽「おっちゃん!どしたネ!?
何でそんなになってるアルか!?」

スノウ「神楽ちゃん……エドは…動きたくても動けなかったんだ。

ガーディアンARMジャック達をナビゲートしてるブモルさんとメリロさん。
この二人を発動してるこの事で動けなかった。
そしてディメンションARM修練の門…
完全な状態で戦ったり動く為にはARMに戻さなきゃいけない。

でも私達が中に居る状態で元に戻していたら、私達は異空間の中で永遠に彷徨う事になっていたよ。

エドは守ってくれていたの。
私達を信じて…待ち続ける事で……」

<ブモルさんって誰アルか?
この話以降出て来てなくなるアルよ

<しっ!それは言っちゃいけねえんだよぉ

けどやっぱりまだ銀時本調子ではないだろ

「お菓子の家」程、銀時と相性抜群なARMは無いと思う
いや神楽もか

エド「よぉ。万事屋…待ってたぜ」

銀時「……」ポリポリ頭を掻く

「ありがとよオヤジ。
こっから先は俺のターンだ」キリッ


イアン「オレっちの獲物だよ」ブアッ!!


銀時「いくぜ、バッボ」


スノウ「見ててねエド。
銀さんがバッボさんをどう創造したか」


ズバズバッッ!!
銀さんの手に真剣が握られていた!


スノウ「真剣ハンマー。木刀・刀・ハンマーになれるウェポンARM!!」


イアン「やるね!!
しかしオクトパスは何度でも再生するんだよっ!!」シュルルッ!

銀時「神楽ぁ!!」
銀さんは神楽ちゃんに真剣を投げる
クルクル回ってそれを受け取る

神楽「行くネ!バージョン2・番傘!!」

真剣は番傘になり柄を引く
すると沢山のバッボが出て来る

イアン「傘からバッボが……分身!?

いや…これはシャボン玉!!?
目眩ましの能力か……!?

邪魔…くさいよぉ!!」
オクトパスがシャボン玉に触れる

ボンボンボン!!

イアン「爆弾!!?」

スノウ「どう!?エド!エド !!」

エド「ふむ……」

(至近距離型のバージョン1
遠距離型のバージョン2ってとこか。)

神楽(他には弾丸、煙玉、コショウ醤油も出るネ!!)

イアンの前に銀さんが現れる…

イアン「おめえら…何者だ!?」

銀時「俺たちは万事屋だぁーー!!」
イアンを素手で殴り飛ばした!!

イアン「ガハッ!!」
(嘘だろ……たった数日で……こいつらの魔力…ビショップ級はある!!!)

ドサッ……

「銀タ~ン」


銀時「その声……」

野生のドロシーが飛び出した!

ドロシー「会いたかったぁーーんvv」

ドガーンッ

銀時「ぎゃあぁぁぁー!!」

チュッチュッv

銀時「てめっ、やめろドロシー!俺は積極的な女は嫌いなんだよ!!」


神楽「ドロシーの姉御が居るって事は……」

ジャック「久しぶりッス、皆!!

そして羨ましいッス、銀時さん!!」ドバーッと目から涙


銀時「何があった?」

新八「聞いたら可哀想ですよ。」

ギド「ホーリーARMで回復して下さいイアン。
それまでの間……時間を稼ぎます!」
_____
|チェスの兵隊
|ギド
|~クラス~
|ポーン
・・・・・

イアン「やめときなギド!!
おめーの叶う相手じゃねぇって!!」

ギド「百も承知。
しかし貴方を護らねばならない。
貴方はいずれナイト級になるであろう資質が有ります。
ここで潰されたくないのですよ。

せめて一人……」ジャックチラッ

ギド「一番、魔力の低そうなあの男くらいなら!!」ダッ!!

ドロシー「アラ!舐められちゃったわねぇ♪
君に力をあげたのが誰かも知らずにさ!

見せておやり、ジャック!!」

それはマジックストーンを見せて貰った時の事だった

—あら?ジャック…このスコップ、石入れ改造の跡が残ってるわよ!
過去、武器として使ってたものだわ
これ…何処で手に入れたの?—

ジャック(父ちゃん…

オイラと母ちゃんを二人きりにして旅立った父ちゃん
そして遺体で帰って来た
残したのはこのスコップ一本……

あんたがこれで何をしていたのか知らない。

でも——

オイラもこいつで戦うッスよ!!)
カッ!!

ジャック「ネイチャーARM"大地のスコップ"!!」

ドスッ

スコップを地面に刺す
ギド「アースウェイブ!!!」
地面が盛り上がる!!

ドドドドドドドド!!

ギド「うわっ……あぁああーーっ!!!」

神楽「カッコいいネ…!」

エド(魔女ならストーンぐらい持っていると思ってたが……一緒にさせて成功だったみてえだぜ)

やっぱり新八はその辺の木をドロシーからダガー借りて削って木刀にでもしてたんだろうか

ギドに駆け寄るイアン。

イアン「…銀時。取り引きをしようぜ。
ホーリーARM"癒しの天使"!!
こいつは痛み、傷を治す!
こいつをギドに使わせてくれ。

要求をのむなら——こいつをくれてやってもいい。」

銀時「そいつ…ただのポーン兵じゃねぇのか?
チェスともあろう人間が情け深い事だなオイ。

………ま、別に良いよー?
戦う意思がない奴らに追い討ちかける程、俺は鬼じゃねぇしよぉ」

新八「あのARMも貰えるし、一石二鳥ですね」

神楽「それでおっちゃんの怪我も治してやれるネ!!」


エド「フンッ
甘いクソガキ共だぜ!!」

ポウッ
癒しの天使が光る
ギド「申し訳ありません……イアン」

ギドは女の子だった
……え、あいやぁ!!?

銀時(おいおい、やっぱり奴のコレ(小指立て)じゃねぇかい)
銀さんは気付いていたのね…

ジ〜
ジィ〜
神楽ちゃんと新八君はジャック君を見る

ジャック「オイラだって知らなかったッスよ!!」

ぜひ新八の眼鏡にもマジックストーンをwww

イアン「お前ら!
今回は負けだよ。
だがねぇ…次はそっちの番。

オレっちはもっと上にいくぜ!!
おめーにできたんならよ…オレっちに出来ねー訳はねえんだ!!」
ポーンと癒しの天使を投げ渡す

イアン「またおめーらの前に現れるぜ!
忘れるな銀時!!!」
フッ
イアンとギドちゃんは消えた



銀時「やれやれ、行っちまったな」

神楽「それにしてもジャック凄いネ!!」

ジャック「いやぁ、それ程でもないッスよ!!」

この物語メルヘブンの原作を読んでない人にはわからないだろうなぁ

エド「フン…少しは役に立ってんじゃねぇか。
これからヒルド大陸に行くぞ!!」

新八「ヒルド大陸?」

エド「今いるパヅリカ島から海を超え南下する
戦争をおっぱじめたバカ共から、民衆を救いに行くんだ

チェスの兵隊…退治よ」フラ…フラ…コクンッ……ボワンッ!!


スノウ「おはよエド」

エドワード「おお姫様!!お久しゅうございます!!
銀時殿!アランの中から見ておりましたぞ!!」

銀時「アラン?ああ…オヤジの名か…?」

エドワード「随分成長なされた様で…そんで……」プルプル

エドワード「姫様の初めてを奪うとは何事か!?
死刑にしてやるぞ!死刑!!」

ドロシー「はぁ!?何それ!!?
どういう事ぉ!?」

銀時「だあぁー!!
誤解招く事言うんじゃねぇよ!!
抱き締めただけだろうがよ!!!」

スノウ「……//」

新八「銀さん、それも招きます」

神楽「はぁ〜先が思いやるネ」

ジャック「羨ましい…羨ましいッス!!」


続く

教えて!3年"M(エンムッ)"組銀八先生!!


銀八「さて、疑問や質問を一気に答えていくぞ


採用されなかった奴らはバケツ持って立っとけ〜

>>373
そうなんだよぉ〜〜銀さんはこの世界に合わないんだよなぁぁ〜
神楽は傘差さなくても平気だし
新八はまだ変化ないけどその内明らかになんだろ

はいっ、お前は廊下に立ってなさーい

>>374
そうだなぁ、そのネタ考えておこう

という訳でその菓子袋は没収!!

>>382

ヒント、ドロシーのARMの中に……?

はいっ、穴の中に入ってなさい!

>>384

新しいマツブサしてたよねww

家に帰ったらお前はorasをやってなさい!

>>387

一応原作なぞってやってるから大丈夫だろ

よしよし、今すぐ揃えて読んでこ〜い

以上!」

ヤベッ>>384の質問じゃなく>>385だったわ

十九話、同じ顔が3人言うけど同じ声は何人も居る




近藤「万事屋が旅行に立って2週間くらいか?
町も彼奴らが居ないと面白味にかける。」がっはっは

沖田「異世界ツアー?
姐さんが言ってたやつですかぃ。
いいなー、俺も別世界とやら信じてんのになー」

山崎「きっと、旦那の方が強く信じてたんですよ。
大人の癖に子供みたいな所、ありますからね~」

沖田「なんでぃ山崎。それに付いてっちまったチャイナと新八君も頭メルヘンじゃねぇかい」

あっはははは



土方「」カチッ…カチッ…カチッ!!

沖田「どうしたんです、土方さん。
まるでゴミ漁って、でも食べれるもん無くて苛々してr「んだ!?長え嫌な例え!喧嘩売ってんのか!!?」

近藤「トシー。何があった、話して見ろ!!」

土方「……笑わないでくれよ?」

近藤「俺はお前が言う事を信じてやる!!」ド ン !!

土方「…万事屋の野郎が夢ん中に出て来るんだよ
それでニタニタと異世界の中の話しやがる」

山崎「……」

沖田「…」

近藤「……」

3人の目は実に怪しい…ていうジト目だった

土方「オイィ!!信じる言ったよね!?」

近藤「ああ、信じてるよ?
異世界あるって事は信じるよ
お妙さんも言ってるしな」

沖田「どうした土方~もっと話して見ろよ~~。」

土方「ハンっ、他の万事屋二人の話もしてたがやめだやめ……」クルッ
踵を返す。

近藤「新八君、新八君は元気か!?」

沖田「チャイナはもう、くたばりやがったんですかい?」

山崎「二人共、単純ですね…俺は話次第で信じられますよ」キリッ

土方「てめえらなぁ……」



「あの~…その話、本当何ですか?」



近藤「その声…!!お妙さーん!!」ピョーン

グシャ☆


ドシャアァ!!

<局長ーー!!?

土方「嘘じゃねぇよ。」
面倒くさそうな表情でタバコに火を付ける

妙「じゃあ、話してくれませんか?スナック・スマイルで☆」


山崎・沖田((あ……頼ませる気満々だ))そう確信した

土方「沖田や山崎も聞くってんならそこはマズイだろ」

<何で俺も!?

妙「そうですか。じゃあ家へいらしてください。定春君も話聞きたいと思いますから」




—この番組はかぶき町がお送りしました

「「……て、生放送かよぉぉおおぉ!!」」

―――



銀時「そういや新八。お前は修行してどう強くなったんだ?」

新八「なんて言うか…口で言うより見てもらった方が早いですよ」

銀時「いよし、見せて貰おうじゃねえか」

神楽「新八、ARM無くて良いアルか?」

ドロシー「じゃあ刀リング。
後で返してね~」
シュッ……パシッ


銀時「これで公平だな。行くぞ。バージョン1…」


カッ!!

新八「次に2秒後銀さんはARMを発動させます」

銀時「真剣……ハッ!!」ブォン

神楽「ほんとに出たネ!
新八はいつの間に予知能力を身につけたアルか!?」

ふふっとドロシーが笑う

ドロシー「それが新八の能力"暗黒物質の瞳"(ダークマター・アイ)
普通、魔力は感じるものなんだけど…彼は見る事が出来るのよ。
魔力が最高潮に達すると発動するタイミングがわかるの。」

銀時・神楽(ダークマターぁぁぁーー!!?)

銀時「お妙のやろう…弟に今までなんてモン食わせてやがってたんだ……神楽もスゲェのに新八まで……くそっ!!」

ドロシー「銀タン、誰よ"お妙"って……!!「銀時さん、神楽。その服の刺繍何すかそれ。」
ドロシー姐さんに睨まれ
心なしかスノウにも睨まれた気がしたが気のせいッスね

銀時「良いって言ったんだがな。スノウが縫った」

ジャック(女の子に…羨ましいッス!!)

バッボ「ぶははははっ!!
その刺繍のモデルはワ・シ!!!
渋いじゃろ!?

この美しい球体!
高いお鼻!
ダンディーなお髭!!
まさにワシ!!」

エドワード「これは……我らのエンブレムのつもりですかな姫?」

スノウ「うんっ。」

エドワード「もっとマシなデザインの方が……」

バッボ「なんじゃとこの犬っころ!!!」

ジャック「エンブレム?」

スノウ「そう!
私達のチームのシンボルマークだよ!

この世界には大きく分けて3つの軍団が存在するの

メルヘヴンを制圧しようとする
チェスの兵隊

それと戦う為に生まれた
クロスガード

後は……盗賊ギルドのルベリアね。」

ドロシー「チェスの兵隊を倒そうとしてるんじゃない?
だったら新しいチームじゃなくてクロスガードってのと合流すればいいんじゃない」

スノウ「…私がレスターヴァから逃げる前日、城の占い師から、こうお告げがあったの」

『城からお逃げなさい、姫
そして――

新たなる軍をおつくりなるのです9人の小人達を探すのです

その9人は必ずや姫様を…メルヘヴンを守る者達となりましょう』

1銀時
<デケェの取れた…

2神楽

3新八

4エドの中のアラン

5ジャック

6ドロシー
<え?なんで私も入ってんのよ

7バッボ?
<ワシも?ワシもじゃろうな!?

スノウ「クロスガードはもう、ほぼ壊滅状態。
軍隊としての機能は低下している。
中にはダンナさんが居なくなった事で恐れを抱いてる人達も多いの。

だから私達で、チェスと戦うチームを結成!!」

銀時「少人数の部隊か……」

神楽「メルヘヴンに有る歩く、万事屋の第二支部"万事屋メル(万事屋銀ちゃんの名前をもじった)"の結成ネ!!」

ジャック「やったぁ!これでオイラも万事屋の一員ッスね!!!」

エドワード「では、万事屋メル、出陣ですぞ!!」

ディメンションARM・マジックカーペット!!

銀時「おっ、魔法の絨毯じゃねぇか!」





神楽「ヒャッホーウ!!空を飛んでるアル!!」

新八「ぎゃあー!揺らそうとしないでよ!!」

ジャック「落ちないッスよねぇぇ!!?」


エドワード「銀時殿、あの方は魔女ですね?
その名もドロシー!!

魔女達はレスターヴァの北東に位置するカルデア諸島に集落を持ちます。
どこの国とも交流を持たずいかなる者の侵入も許さない。
カルデアから外に出る事すら非常に珍しい。
彼女は特殊で悪名高い!!」

銀時「悪名ねぇ……」

エドワード「幾多の地からARMを盗み、奪い、手に入れると聞きます!
ドロボーですな」

銀時「ドロシーなだけに?」

<銀時殿真面目に……

ドロシー「なんか言ったか犬っ!?」

エドワード「うっ…美しい方と……ワハハハ!
てか言ったの銀時d……」


ドロシー「えっ?銀タン、私の事をそんな風に……?キャーw」



スノウ「見えた!ヒルド大陸だよっ!!」

地上。

一人の男が合図をする

そして
ドスドスドス!!

複数の男によって投げられた沢山の槍がマジックカーペットを貫いた

ジャック「落ちるーー!!」

スノウ「きゃあーーーっ!!」

新八「ぎゃあぁぁぁー!!?」

エドワード「姫様ぁーー!!」

神楽「私達、落ちてるネー!!」


ドスーン

銀時「いってぇなー、コノヤロー!!」

新八「大丈夫ですか、皆さん!!」

コツッ!
銀時「!」

茶色の長髪の男を先頭に男達が集まって来る


コツッ……カツッ!!!
一斉に止まる
そして先頭の男が一声を発した
「ケジメ……取らせて貰うで?」

新八「…え?」



その時、銀時は新八を遮る様に手を翳す
銀時「おいおい、何ですか?手荒い歓迎ですねー。チェスの兵隊ですか、コノヤロー!」

「何言うてんの、あんたらこそチェスの兵隊やろ?」

銀時「……」

「……」


銀時「俺達は万事屋メルだ!」

「…えーっと、えーと……自分、なんか偉い勘違いしてた??」
雰囲気は変わりスッとぼけな声を出した

銀時「おいぃ!勘違いで済むかぁぁぁー!!」

「んーと、自分らもチェスやあらへん!盗賊ギルド・ルベリアや!!」

<ジュータン壊れただろーが!!!

ナナシ「そして自分が、ボスをやっとる、ナナシや
間違おぅて悪かったのぉーー」

<無視ですか、オーイ!!

スノウ「あのーー
ルベリアって事は…私達からARMを奪う気ですか?」

神楽「そうネ!私達から身包み剥がすんかワレェ~!!」

ナナシ「むっ!!」

ドロシー「よっと。銀タン、皆。大丈夫~?」

ナナシ「可愛子ちゃんが3人ー
自分、女の子からモノを取らん主義なんやーーっ!

寧ろ、エスコートしたい!!はうぅ~~!!!」

「わーっ!ボスの悪い癖がーー!!」

ドロシー「まぁv可愛いですって!
割と良い男だし、見た目も有るわっ」

ジャック「ドロシー姉さん…割と気が多いんスね……オイラには興味無いけど。」

ナナシ「コホン
ずーっとチェスのアホ共捕まえよ思っとったがサッパリや
他んとこの仲間も連絡ナッシング!
砦に一度戻るさかい」

新八「……」

銀時「大丈夫だろ、新八。」頭にポンと手を乗せ


ナナシ「ーー戻るけど、一緒に来る?」


神楽「スノウちゃん、大丈夫アルか?」

スノウ「ルベリアは盗賊集団、
情報伝達は並じゃないよ」

神楽「じゃあ……」

スノウ「うん。それにあの人――悪い人じゃなさそう」

ナナシ「よしゃ
お客さん連れて帰ろっ♪

ディメンションARM・アンダータ

この一帯の人間をルベリアの砦へ!!」

ピカーー

<人…間?
ワシも含まれるのか!?…あっ



少し遅れてバッボも含め、そこには誰も居なくなったのであった

続く

神楽「マダオもナレーション板に付いてきたネ」

銀時「……てか何やってんの、あいつ

えっ?金入んの?マジで??
だったら俺にもやらせてくれ〜〜!!」

神楽「今回の話、最初に真選組にスポット当てる意味が分から無いネ
それより、姉御と、話を聞く限り定春が元気そうで何よりアル!」

ジャック「あんたら此処が本編じゃないからってあんまメタ発言すんなぁぁあぁ〜〜ッス!!」

銀時「……!」

神楽「やっとツッコンでくれたアル!!」

ジャック「仕方ないじゃないッスか
新八がノらないんスから」

皆でチラッ

新八「………」


銀時「しょ〜がねえなぁ〜…俺が一肌脱いでやるか

次回、二十話、合コンパーチィ
挨拶が基本だよね

お楽しみにぃ!!

ああ、それとな、見てる奴らは分かってるかも知れねえが、話が追いついてきやがったんで投稿スピードは普通より遅くなったんだよなぁぁ
つまり、微亀更新になっちまったったって訳よ
ま、2.3話分くらいはあんだけどよ」

神楽「予告言われたネ!!
その手があったかぁ!??」

ジャック「ああ…しかも酷いネタバレッス…」

二十話、合コンパーチィ
挨拶が基本だよね



ルベリアの砦
銀時「っと言う訳で……自己紹介始めまーす!」

神楽「銀ちゃん、着いていきなり何を言うネ」

銀時「いや、大事だろー?コレー。
まずは俺、万事屋メルのボスをやっている、坂田銀時でーす!
銀時、銀さん、万事屋銀ちゃんと呼んでねー」

ナナシ「その言い方、もしかして自分の…マネ!?」

バッボ「ワシはダンディー・バッボ!ダンディー・バッボと呼ぶが良い!」

神楽「お前は阿保アルか?
コイツはただのバッボネ」

スノウ「私はスノウって言います!
えっと、宜しくお願いします!!」

エドワード「このお方はレスターヴァの姫様ですぞ!
私は姫様のお付け目役のエドワードでございます!
訳あってチェスに追われているのでございます!!」

ドロシー「私は皆のアイドル、ドロシーよ♪」

銀時「あいたたー。自分でアイドルっつってるよ~~」
ドロシー「も・ち・ろ・んっ
私は銀タンのアイドルよw」ダキッ

銀時「だーっ!鬱陶しい!!」

ジャック「オイラはジャックっス!
オイラには叶えたい夢があるッスよ!!」

神楽「私は永遠のヒロイン・神楽ネ!!

新八ー…お前も自己アピールするアルよ!」


新八「ああー…新八です……」


シーーーン

銀時(ちょっとォ、白けちまったよー
折角俺が、新八の為に合コン風に盛り上げたのに~)ボソボソ

神楽(仕方ないネ!
あのロン毛の声がアイツと似てるから悪いネ!!)コソコソ
「はぁ~本当に仕方ないネ)銀ちゃんと私と新八は異世界から来たヨ!!
これはメルは皆、知ってる事アルよ!!!」

銀時「そしてバッボは記憶無いけどチェスの要であるファントムのARM様だったのよーキャー!素敵ーw」


ナナシ「レスターヴァのお姫様に異世界の人間?
終いにはチェスの要が持っとったARM??
狙われ要素、満載なぁ~」

ジャック「驚かないッスか?」

ナナシ「いちお~驚いとるけど??」

ナナシといえば終盤の烈火の炎のジョーカーと似ているな~、もしかして同一人物?
とか思っていたら安西先生は最初そのつもりだったと知ってビックリした

MAR読んでる時ナナシが好きだったからやっと出てきて嬉しい

ジャック「…てな訳でオイラ達は追われるなら逆にチェスを追って倒そうという訳ッス!!」

ドロシー「銀タン、新八まだ俯いたままだよ」ボソッ

銀時「世話を焼かすよなー。名無しの権兵衛っつたか?ちょっと耳貸せー」

新八「銀さん、その名前、長過ぎるわ」

神楽「新八がやっとツッコンだアル!!
なんか微妙だったけどな」

ナナシ「何や何や?」

銀時「新八に――と呼んでやるだけで良い。」



ナナシ「?分かったわ」

スノウ「銀さん、何言ったの?」

銀時「新八が権兵衛君だからこそ反応する言葉だ」

ナナシ「なんか、よく分からんけど、辛気臭い顔しとったらあかんで……なっ、新坊!」

新八「…ッ~~!!」涙ブワァ!


ナナシ「逆効果やないか、銀時ぃ~~!!」

銀時「あれ?銀さんも目の汗が出て来たよ~」涙を拭くフリしてる

神楽「良かったなぁ~新八ー!オカンも嬉しいでぇ~」

ジャック「神楽ちゃんに至っては母ちゃんみたくなってるッス」




新八「すみませんー!心配かけましてー!!志村新八・大丈夫です!!!」

ドロシー「良かった~これで話が進むわね♪」

ナナシ「悪かったでぇ、新八君ー」

新八「あの呼び名のままで良いですのに」(それくらい、許されても良いですよね…姉上、一兄)

ナナシ「?さよか」

神楽「…フラグ回収したって事で、世界の状況を説明するネ」

<フラグって言うな

ナナシ「…しかし、世界を知るのは遅過ぎるっつー事やわ」

銀時「あん?それはどう言う……!?」

映像を写す型のディメンションARMで複数の半壊している街や国の映像が映し出されていた

ナナシ「エルトタウン・ゲイレルル・アカルパポート・ユーダリル……調べただけでも半分近くの国や街が連中に破壊されとる」

新八「これ…は」

神楽「何て事ネ!!」

ナナシ「来てみ
見せたいモノがある」



「「「っ!?」」」
皆の顔が更に強張る。
ルベリアの砦の奥には複数の墓が建てられていた

ナナシ「あれは全部、ルベリアの同志達のや。

自分は、奴らを絶対に許さへん。
全土が墓場になりつつある。
チェスの兵隊の宣戦布告や」拳をグッと握る

エドワード「作用!!これが過去のやり方と同じならば…次の段階に戦争内容は移行される!」

ジャック「次の段階!?」

エドワード「"ウォーゲーム"です!!

半分程度の国々を叩き潰し、存分に脅威を与えた後、戦いという名のゲームを持ち掛けるのです!!

それは造反する者達を直接殺していく為のものであり

ARMを手に入れる為のものであり

自分達こそが世界の王だという証をうちたてる為のもの!!

6年前のウォーゲームでは
ダンナ殿やアラン達クロスガードが参戦し、勝利を導いた……」


銀時「ふざけんじゃねえよ…ゲームだと?
命を…戦争を何だと思ってやがる…!!!」
銀時の声がエドワードを遮る
その声は怒りに震えていた

ジャックは思い出した
旅立つ前に、新八と神楽が話していた
銀時が戦争の参加者だったって話。


遊び程度にしか思わないチェスが許さないんだろう…と思った

「ナナシ!
動きのあるチェスを発見!!」

ザワッ

「ヒルド大陸の北西!!
ヴェストリだ!!
まだ暴れているらしい!!」


ナナシ「地底湖のヴェストリか!
行った事あるからアンダータの範囲内やな

どうや、万事屋メル
自分を連れてってみんか?
一瞬で奴らのトコ行けるで!」

ジャック「盗賊を仲間に?」

ドロシー「私は良いよぉ~」

バッボ「勝手に決めるなブス」

<何だって?鉄の玉!

銀時「わーったよ、ヴェストリまでよろしくぅ!権兵衛君」

えっと…自分ナナシ……>
ナナシ「ディメンションARM・アンダータ発動!
このメンバーをヴェストリへ!!」



続く!!

二十一話、オバケなんかないさーオバケなんてう〜そさっ



着いた万事屋一行、そこには建物がほぼ崩壊し見るも無残な姿だった

ナナシ「なんちゅーマネを…っ
水と森の村ヴェストリ……前に来た事があったが、美しいトコやった
それが……」

ジャック「酷えぇ…」

新八「これが……チェスの…!?」

「あんた達…何しに来なさった?
チェスか?
クロスガードか?」

「もうどっちでもいいがね
ヴェストリはもう終わりだ。
これ以上破壊されても同じ事…
助けも遅かった」

「好きにしてくれ。畑も家も潰された

我々はもう生きる気力すら無いのだ」

神楽「そんな哀しい事言うなヨ!!
喋る気力があるなら畑も家もまた、作り直せば良いネ!!!」

「ムダだよ…
作ってもまた壊されるだけさ

私はね…クロスガードのメンバーだった。
しかし――
何の抵抗も出来なかった……たった2人のチェスの兵隊に……無力だった。

村を救う所が…っ…何も出来なかったんだ……!!」

スノウ「とにかくまず怪我している人を手当しよう!!

エド!!!」

エドワード「はっ!!!」

新八「僕も手伝いますよ!!」


ナナシ「その2人は何処行ったか分かるか?」

「ああ。
まだヴェストリの中だ……そこの外れにある地底湖への入り口に入っていった。

隠されたARMを手に入れると言ってな……」

ナナシ「行くか、万事屋?」

銀時「たりめーだろ」

神楽「勿論行くネ!!」

ドロシー「私も付き合って良いよん♪」

銀時、神楽、そしてナナシ、ドロシーが立ち上がった

「あんたら…まさかあの2人と戦う気か!?
やめておいた方がいい!!
それに…あの地底湖には――亡霊が
災いを招くと言う言い伝えがある!!」

銀時「……。

あいたたたた~、腹痛かな?銀さん、トイレ行って来るよぉーー」
顔色を変えて逃げようとする銀時。
ガシッ


神楽「そんなのお前らの苦しみに比べたら怖くないネ!
上等じゃないか!!」

銀時「え?マジで?本気で行くの?」

神楽「これは重要依頼なので断り不可アルよ!!」

ズルズル…
タッタッタッタッ

ジャック「畑作りはオイラに任せろ!!
プロだっ」

「あ、あんた達一体……?」

ジャック「万事屋メル!!

チェスを倒そうとしてる何でも屋ッス!!」


————

オルコ「ま…魔力!!」

ギロム「へっ!マヌケなてめえでも気付いたか!!4人だ!」
「う、うん気付いた!!」
_______
|チェスの兵隊
|・オルコ
|・ギロム
|~クラス~
|どっちもビショップ
・・・・・・・
ギロム「村の連中じゃねえな!!
クロスガードか?
なんでもいいぜ!
ウォーゲームの前に、そこそこのヤローと戦える良い機会じゃねぇかよ!!」

———


ドロシー「顔怖〜い。銀タンと神楽、怒ってるー?」

銀時「たりめーだ。
物を壊すのは簡単だ。だがよぉ、建物やら畑は時間・労働・血と汗と涙と涎を垂らして育てたんだよ」

神楽「例え、将軍や警察に金を積まれても、地面に頭擦り付けて床を舐められても真っ平御免ネ!」

ナナシ「」クスッ

ドロシー「しょーぐん?ケーサツぅ?」ドロシーの上にハテナが飛び交う

ゴォォー……
その時、幽霊が飛び交う

ドロシー「ぎゃー!!何よ今のぉぉぉおー!!!」

銀時「ぎゃあぁぁあああぁーー!!みみみ見てない、銀さん見てないヨォー!!?」

ナナシ「幽霊が出る言うんはホンマやったか
以前からここにARMが隠されとる言うんは聞いた事があった。
それが原因でチェスに狙われたんやろな」

神楽「あっ!皆、前を見るネ!!」

<なんでてめーら二人は幽霊見ても何のリアクションねえんだよ!!

ナナシ「道が二手やな
ジャンケンで分かれよっか!」

ジャンケンーポンーー

霊なんかじゃねぇスタンドだ!!

銀時←パー
ナナシ←パー
ドロシー←パー
神楽←グー

「……」

<いやー、綺麗に別れてていいわーコレ

<銀タン怖〜い、守って〜ww

<ドロシーちゃーんおいで〜☆


神楽「いや、コレ可笑しいダロ?絶対に可笑しいダロ?」

バッボ「のぉ神楽ちゃん……」

神楽「?何アルか?」

バッボ「ナナシとかいったなあの男!
ずっと気になっていたのだ

あいつにはお前らと似たようなニオイを感じておった!!」


神楽「男と同じだなんて私、死んでも嫌ネ!!

てか馬鹿だろおめー。異世界人じゃ有るまいし!」

バッボ「う、むぅ…


……っ!!?」

神楽「今度は何アルか?」

バッボ(なんじゃ、この感覚…!!)
「そこに誰かおるな!?

出て来い!!」

スッ…
「……」

神楽「お前、チェスの兵隊アルか!?」

トム「違います、違います、ごめんなさい!
ボクはヴェストリの村民でトムっていうんだ」

神楽「チェスじゃあないのか??」

バッボ(ムムッ?感覚が……無くなった?気のせいか…)

トム「ボク達を助けようとしてくれる皆さんにとても感謝しているんだ

少しでも君達に協力したくてここへ来た。
ボクに戦う事は出来ないけれど……迷わず道を案内出来るよ」

神楽「本当アルか!?行き止まりがあっても壁をぶっ壊す手間が無くなるヨ!!」

<こ、壊さないでね?

神楽「幽霊は初めて見たけど憑かないのか?ていうかトムは大丈夫アルか?」

トム「うん。良く来るんだけどそんな事無いよ。ここ好きだし。来たのは久しぶりだけど…。」

神楽「こんな薄気味悪い所が好きなんて変な奴ネ」

トム「そうかな?
あ、君の名前は?」

神楽「私は神楽。別の世界から来たアル。」

トム「えー、面白いね、それ」

神楽「本当の事ネ!
門番ピエロっていうやつでアルちゃんに呼ばれたヨ
銀ちゃんと新八も一緒に連れてこられたネ!!
そしてこのバッボと一緒にチェス倒した褒美に王様から元の世界に帰るARMを貰うネ!!!」

トム「ふーん」

神楽「随分と素っ気ないアルなー」

トム「ごめんごめんでも…チェスは強いし、ダンナさんって人でさえ相討ちなんだよ?」

神楽「でも弱い者イジメ良くない
皆の努力も人生もあいつらめちゃくちゃにして苦しめてる、許さないネ。

何も出来ずに泣いてる人達の代わりにそれを止めるネ!

ダンナって奴が成し遂げられなかった恐怖の解放をするヨ!!」

トム「ワクワクして来たよ、期待してる」

神楽が少年(トム)とフラグを立ててる…だと…。
まあトムのことを考えると普通のヒロインが体験するようなラブコメ展開なんて無いって分かってますけど。

暗て〜ん(とっつぁん)


ナナシ「後ろにも居るけど万事屋はどんな奴らなんや?」

ドロシー「面白くて可愛い奴ら!

最初は子連れで、だらし無くてお宝に目が眩んで、落とし穴にハマってミミックにハマって……銀タンはいつも死んだ魚の様な目していてまるで駄目人間って感じだった。」

<悪口言われてる気がすんな、オイ#

ドロシー「でも、やる時やって仲間思いで心が強い……
チェスを倒したい・メルヘヴンを救いたいって言ってくれた。

私が会った事のないタイプね。」


ナナシ「自分もやる時やる男で仲間思いで強いねん
面白可愛いって言うてーー」

ドロシー「あんたみたいのも会った事のないタイプだわ」

そう、会った事ないわね…私が今までいた世界では……

結局原作でのバッボのナナシがギンタと似たにおいかするって発言どういう意味があったんだ
ナナシも異世界から来たんか

・・・・・・
ドロシーよ
世界中に散らばったARMを集めよ

そして探しだせ
ある女を殺せ!!

・・・…ロシー・・・


・・・ドロシー…・・・


・・・・・・


・・・



銀時「……オイッ!!魔女っ子!!」

ドロシー「え?何?」

銀時「ずっと呼んでたっつーの!」

ナナシ「気付くの遅いで、魔女!
銀時も気付いとるで

魔力や」



ボコボコ……ザパァ!!!

「まりょく…つよいまりょく!!」

カパァッ…ポイッ!!

オルコ「おまえら…なに?てき?」

ドロシー「うっわ、気色悪!!」

<ぶわーはっはっはっーーー!!
神楽にも見せたかったぜ、あの顔ー!!!

オルコ「わらうなー!!
お、おれ……!!きもちわるくないーーーっ!!!」

ドゴォォ!!

ドロシー(岩盤を力任せに殴って手にキズ一つついていない…
身体中が岩以上の硬度になっている状態!!
力自慢が愛用する身体硬質化タイプのネイチャーARMか…)


ナナシ「下がっててえーよー自分に任せとき」

ドロシー「あら、随分余裕ね」

銀時「なんかサクッとやってくれるんですか、コノヤロー」

ナナシ「そやね。
自分を誰と思ーてる?」

銀時「」ピクッ


ナナシ「ルベリアのボス、ナナシや

チェスをぶちのめしたい・メルヘヴンを救いたいって言う気持ちは万事屋にも負けへんで!!」



続く!!

教えて!3年"M(エンムッ)"組銀八先生!!




名前の表記すら無くなったけど、別に手ェ抜いた訳じゃないからそこんとこ間違えないよーに!



>>430

ここの人も読んでる時、権兵衛君好きだったよ〜
当時は心にどストライクだったんだとよ

今?今も一番好きだよ!

>>447

銀さんが見たのはスタンド、でも此処では幽霊。分かる?


……俺、生きて帰れる?帰れるよねぇえぇぇ〜〜!!!


>>429
>>457

まあ、なんだ?その話は追い追いって事で


>>455

ゲロインだからね?うちの子はゲロインだからね、そんなフラグ根本的な所から折れてんのよ




・・・という訳でお前ら全員、グラウンド100周走ってこーい!

二十二話、オバケより怖いものは人間なんだなぁ~



オルコ「なんだよおまえーーっ!!?」ドゴォォオォ!!

ゴリ……ビュッ!!

ナナシ「のわっ…とっ…ほっ…!!」

ドロシー「危なっかしいわね~
手伝ってあげよっか?」

ナナシ「問題無しや!」

銀時(さっきの表情(カオ)気のせいだったか?)

オルコ「はら
へった」グチャグチャ…ムシャッバキバキ…!!


銀時「」ウプッ!

オルコ「おまえら
おれだれか
しらないか?

チェスのこまのオルコだぞ!!」

<あいつ、食い方汚いんだけど……てか吐きそっ!!

<大丈夫?

オルコ「しらなかったら
かわいそう
しぬから
しっててきたなら

ばか
やっぱりしぬ」ベロベロ

<オボロロロ……!

<きゃー!銀た~ん!?

ナナシ「お腹いっぱいになったかでかいの?
よーくかみしめえ!
ワレの最後の晩餐や」

オルコ「ばんさ…

ばん…」

ドロシー(ルベリアのボス・ナナシ…
チェスの兵隊に敵対心を持って居るけどそれ以外に何も分かってない。
お手並み拝見ね)背中サスサス

ナナシ「ヴェストリを破壊したのはワレやな?」

オルコ「そ、そう!!
オルコとギロムがやった!!!」

ナナシ「どんな気分やった?」

オルコ「たのしかった!!
いえとかこわした!!
みんな
オルコをこわがった!!

なかまたちもたくさんやってる!
こわしてこわしてころしてる!!

オルコももっところしたい!!

でも
いっかいしろにかえらなきゃいけない!

ウォーゲームがはじまるから
オルコもかえる!

おまえたちころしたら、
オルコもギロムも
しろに
かえる!」

ナナシ「……」


銀時「!」ピクッ


ナナシ「ワレはもう……何も出来へんよ

そして何処へも帰られへん。

此処がワレの墓場や」

オルコ「それオルコのいいたいことーーっ!!」


パシィ

オルコ「!?」

ドロシー(あの怪力を受け止めた!?)

銀時(……!)自分の拳を見る

ナナシ「弱いのぉ、ワレは……」バッ!!

バキャッ……バシャァアァ

ドロシー(腕力向上型のARMを使った!?

違う!!

ARMとのシンクロした気配なんてまったく感じなかった!!)

銀時「オイオイ…」


オルコ「ごほっ…かあ…」

ナナシ「ワレに、最後の質問や。

チェスの中に…人間の血を残らず吸い取るARMを持つ奴がおるはずや

そいつの名前教えんかい」パリッ

オルコ「そっ…それ、しってるしってる!!

ペタ!!!

た、たすけてくれーーっ!!!」

バチッ

<うわ、情けねぇ…
バチバチッ

ナナシ「ペタ……それがルベリアの仇の名前か……」

カッ

ナナシ「ありがとうな


エレクトリック・アイ!!!」

ドキャアァァア!!

ドロシー(雷のネイチャーARM!!
雷使い!!)

ナナシ「…っう……なんでやろ
こいつを使う度、誰か思い出しそうになるわ」ズキ……

銀時(ナナシ……てめえは一体…)

ナナシ「…ま、こんなとこやね♪」

ドロシー「ふん…まあまあじゃない」

銀時「うっわー…アッチに殺し屋がいやがるのかよ」

ドロシー「じゃあ、神楽の方に居るのね」





神楽「きゃっほーい!幽霊船アル!!
きっとあそこにお宝が……

……!!」ピクッ

トム「え?」

神楽「トムは下がるネ。

見つけたネ!
チェスの兵隊!!」カツカツ……

ギロム「なんでぇ一人かぁ?
しかも女じゃん

なんだぁてめーは?

オレはチェスの兵隊のギロムだ!
ぶっ殺される覚悟はキメてんだろうな?」

バッボ「一人ではないわ!!
よく見ろ、無礼者!!
ワシだっておるぞ!!!」

ギロム「バッボ…そうかてめえが…!

ペタの言っていた人間。ファントムのARMを使っている人間か!!」

神楽「私は人間じゃなくて夜兎ネ。
覚えておくヨロシ 」

ギロム「百年早えんだよ、小娘っ!!
てめえみたいなアマが使いこなすにはよマヌケーー!!!


こっち来いよ、てめえ
ファントムに良い土産が出来そうだぜ」

神楽「ゴチャゴチャうるさいネ。
ヴェストリを壊したのはお前アルか?」

ギロム「壊したのはもっぱらオルコって奴だ。
オレは殺し専門。
特に女を狙ってやったぜ!」

神楽「」ピクッ

ギロム「ホントはもう少し殺したかったんだがよ、
此処にあるARMを探しにきた。
だけどこの船の中にもそれらしいモン
ねーんだよなぁ…

てめえどっかでARM拾ったか?

ま、てめえは女だし、どの道殺すがよぉ」

神楽「バッボ…」チャリ…

バッボ「うむ」

神楽「あいつ、一緒にぶっ飛ばすネ」




パアァァ
「うっ…
あ…痛みが!」

「すごい!
これで10人目!!
折れた骨まで治すなんて…すごいARMだ!!」

エドワード「姫様少しお休みくだされ!!
顔色が良くない!!
精神力がもちませぬぞ!!」

スノウ「やだ。

エドちゃん邪魔すると凍らせちゃうぞーーっw」

エドワード(出たっ姫様の…
頑固一徹モード!!!)



新八「よいしょっ
皆頑張って下さい!
木板の破片は一つに纏めて起きましょう!
…あっ、ありがとうございます」

「スッゲー!!地味なのにあんな瓦礫や岩を退かすなんて!」

「尖ってて危ない木を簡単に刀リング一つで!地味なのに!!」

新八「地味言うな」



ジャック「ふんがぁーーっ!!!
アースウェイブ!!!

よしっこんなモンか!

此処にオイラ特製の豆!!

これを皆でまくっスよ!
一晩で実がなるッス!!」

(オイラ達も頑張ってるッス

だから皆も……気合い入れるッス!!)



ゴオォオ!

ヒョイッ……タンッ!!

神楽「ほあぁーー!!」ブンッ!

ギロム「!」ヒョイッ

バッボ「ムンッ!!」

二撃目にバッボがギロムに向かって飛んで来る

バッ!

ギロム「くっ!!」
(オレの魔力と互角……しかもなんだありぁ!!!
拳に魔力?それにあの怪力!?冗談じゃねえ!!)

ギロム「へっ!
オレが人を殺したのがそんなに腹立ったかぁ!!?」ピキピキ…

神楽「ハンマー()!!」

ギロムの腕が氷の鉤爪になったのを見て咄嗟にバッボを変える
なんと拳に魔力が込められている事により即刻発動する事が可能だった!!

(出来た…やってみるもんアル!銀ちゃんの創作、無駄じゃ無いネ!)

キンッ…ガガッ!!

『……助けて』

神楽「!」
ガッ!…ズササッ

神楽「オィお前、"助けて"言わなかったか?」

ギロム「あー?今助けて欲しいのはてめーだろ!
バーカ」

<なんかコイツにバカ呼ばわりされると何故かムカつくアル

ギロム「助けてやらねえがよ

特大のアイスドアースくれてやんぜ!!」ピキピキピキ…


『…助けて
…助けて……』

神楽(幽霊が!!)

『船を海に出して……此処にずっこいるのはもうイヤだ…
船を出して……』

『あの岩壁を…崩して穴を開けて……』

『助けてくれるのならば……貴女に…ARMを差し上げましょう……』

神楽「……分かったネ
その依頼、承りましたー!
バッボ、私、アレを使うネ」

バッボ(アレじゃと!?)

ゴゴゴゴゴ……

ギロム(魔力の波長が変わった!?

こいつ…何かをしようとしている!!!)「だがもう遅えーーー!!!

喰らって氏に腐れ!!!」

ゴオォッ!!

バッボ(あれ使うと……あーっもー!わしゃあ知らんぞ!!)




神楽「出 て 来 る ネ!狗 神ーーー!!!」

ゴオォオッ……!!



続く!!


〜次回予告〜

神楽「次回も主人公級のヒロインの活躍ネ!!
そして、いよいよ私のガーディアン初披露アルよ!」

ジャック「すげぇッス!どんなのか楽しみッスよ!!」

銀時「ちょっと銀さん、あんまり良いところ見せてない気がするんだけどぉ
ていうか此処、戦ってなくね?」

エド「ほざくんじゃねえよ、オレなんかちゃんと戦ってすらいねえんだぞ」他アニメ現在進行中だがよ。

ナナシ「自分は結構良いとこ見せたと思うな〜。出るのがケッコー遅かったけど♪」5:30にぎょーさん出とるけど

銀時「自慢かコノヤロー!
いや?ちぃ〜っとも悔しくなんかねえよぉ?」

新八「なんか言っちゃいけないような事言ってる様な気がするんだけど……」

ドロシー「それを言うなら私も戦ってないから銀たんとお似合いね」

スノウ「そうそう、私だって戦って無いもん」

銀時「同情なんてヤメテェ!悲しくなるからっ!!」

新八「まあまあ。」

バッボ「心配せんでも良い。
これから先、ずっと銀時のターンが無いとは言えん」

銀時「そっ……!!そうだよねぇぇぇ?まだチェスと本格的に戦って無いもんねぇぇぇぇーー!!!
これからダァーー!!」


アルヴィス「次回・最終回、二十三話、オバケだって救われたい
元は生きてたんだもん

お楽しみに


そして銀魂アニメ復活おめでとう」あ、オレも現在他アニメに進行中だ



銀時「今更言うのかよっ
そうそう最終回………って」

アル以外の皆「「「えええぇぇえぇーー!!?」」」

二十三話、オバケだって救われたい
元は生きてたんだもん



――出て来るネ、狛神ーーー!!!――




その姿は正しく、狛神としての覚醒した定春の姿だった……


パキィィン!!

大きな氷の塊を砕いた、大きな爪

ギロム「なっ……」

———

——



スノウ「何これ……!?」

銀時「」開いた口が塞がらない

神楽「私、定春っていう大きな犬を飼っているネ
でも、連れて来れられなかったアル。
ずっと気掛かりだったネ。
だから思い切ってガーディアンにしてみたネ」

銀時「よりによって覚醒モードかよっ!
暴走しねえだろうな?」

神楽「大丈夫ネ!
攻撃は最大の防御!!
この狗神も定春、私の相棒!
これからも一緒に戦えるネ!!」

スノウ「物凄い力を感じる……想像なんてものじゃない、神楽ちゃんがその定春を想って生まれたとんでもないガーディアンだよ
この仔は凄く危険だよ!!

特殊能力を持つARMは使う度、術者の精神力を吸っていくの

高度で能力値の高いもの程比例して精神力を使う!
今の神楽ちゃんは疎か、銀さんだってこの仔は危険過ぎる!!
精神が破壊される事だってあるかも知れない!!」

銀時「え…マジで?」

————

神楽「あいつは許さない、
幽霊達を助けてあげたい、
そしてあいつをぶん殴りたい!
狗神だって私と気持ちは一緒ネ!!」


トム(…拳に魔力には興味深いけど、一つ目のハンマーはたいした想像力ではないと思ったけど…

これは素晴らしい
素晴らしいよ神楽)


ギロム「く!!!
オルコ!!
こっちに来いてめえ!!
なんで返事しねえんだーーっ!!?」


狛神「」ズウゥン

ギロム「はぁ!!
なっ…なめんじゃねえーーっ!!」


狛神「」ボボホッ……ポリポリf^_^)

ギロム「み、見逃してくれよ!

助けてくれ!

もう殺しはしねぇから…よ」

神楽「そう救いを求めた人達が沢山居ただろ?
その時お前はどしたネ」

ギロム「へ…へへ……」

神楽「ぶっ飛んでそのドタマ冷やしてこい!!
GO、狗神!!」

ガッッ!!

バシャアアン

神楽「お前なんか、殴るだけの価値しか無いアル

あ、今の情けない声で思い出したネ
通りでムカついた訳ネ」

『助けて…助けて……』

神楽「待ってるネ、今、出してやるからな!」



トム(……)

『今、どちらにおられるのですか?
ほとんどの者達が城へ集まりつつ有ります
どうぞ、お帰りください

ファントム』


トム(ファントム)「もう少し時間をくれ。

今…とても気分がいいんだよ、ペタ。」




『助けて……』

『穴を開けて…私達を外へ……』

神楽「いっけぇぇ、狛神ーー!!」


狛神「アォオオォン!!」キィィィーン!!


トム(何を見せてくれるんだい、神楽!!)

神楽「破○光線ーー!!!」

身体が光ったと思ったら狛神の口から光の光線が放たれる

ドガァァアァン
パラ…パラ…

神楽「はぁ…ふぅ…」

パアァァ

バッボ「神楽!!」

神楽「これで…幽霊達の依頼は完了したネ!」

バッボ「もう少しの所で間に合わなかったやも知れぬぞ!!」

神楽「うるせーアルなぁ」

『ありがとう…

これで此処に閉じ込められていた私達も…
海へ……そして天へ登ることが出来ます』

神楽「依頼を受けたからには、万事屋は助けるのが当たり前…ネ……」うつらうつら……グカー

『依頼料として…ARMを差し上げましょう

貴女の力になりますよう……』




銀時「いたいた、こっんな所で寝てやがる」

バッボ「おおっ!お前ら!!」

ナナシ「自分が神楽ちゃんを背負ってあげよっかーv」

銀時「やめとけ、ヨダレベチャベチャになんぞ」よいしょ

ドロシー「あら、ヨダレベチャ〜ってなるんじゃないの?」

銀時「ふん…それでも、俺がこうしてやりてーのさ」

ナナシ「カッコつけーw」

バッボ「このいいカッコしいがっ!」

銀時「うるせーやいっ!」

ドロシー(良いなー…銀タンのおんぶ)

ポロッ

銀時「…ん?
マジックストーンと…鍵?」

バッボ「あの幽霊達が落としていったわい!」

銀時「んー?
ドロシー、何か分かんのかい?」

ドロシー「ARMだと思う…けど分かんない。
………。
能力発動もしないね。

多分特別な……・・・・・・」

銀時「へぇ、そうかい。
取り敢えず、俺が持っておくか。
コイツが持ってっと落としそうだしよ」





オルコ「はぁーー
はあーー…オルコかえる…みんなに助けてもらうぅ…」

ザッ

オルコ「!

だ、だれ!?
さっきのやつのなかま!?
ゆるして!!もうオルコたたかえない!!」

「なんて情けない弱虫の目なんだろう
チェスの兵隊としてあまりにその姿は許しがたいね」

オルコ「あれ?
おまえ……」ピシッ

オルコ「ふぁ」

ファントム「少しは神楽を見習いなよ。
来世でね」





スノウ「あっ!」

新八「銀さーん、皆ぁ!!」

ジャック「無事だったッスね!!」


「信じられん、子供も居るのに…
チェスと戦って…勝ったなんて!!」

「ん?あ、あれは……」

「船?」


『ありがとう……可愛い兎さん』






グビ…グビ…グビッ…
バッボ「ぶっはぁ!
もっと酒ーー!!」

銀時「おらぁー新八も飲まんかぁあぁ!」

バッボ「そうじゃ!いいか?
紳士たる者酒を嗜む時……アレ?なんでお前3人も居るんじゃ?」

銀時「おめー三つ子だったか、ギャハハハ!」

新八「あーーっ!この酔っ払い共!!」

ワイワイ……ガヤガヤ

神楽「誰に聞いてもトムを知らない……そして何処にも居ない。
あいつも彷徨う幽霊だったアルか。」


「久々に皆笑顔を見せている。
一度は自ら死ぬ事を考えていた我らが…生きる勇気を取り戻した!

この…沢山の作物!
ジャックさんが与えてくれた」

ジャック「わはは!
大した事ねーッス!」

新八「いやいや、あれは流石にやり過ぎでしょ。
まあ、神楽ちゃんのお腹の中に幾つか入ると思うけど……」

ジャック「あ、確かに……オイラも驚いてるッス;
魔力が上がった事にプラスして…ドロシー姉さんから貰った地のネイチャーのストーン!!

かなりオイラ成長してるみたいッスね!!」

「一人でも瓦礫や倒れた木を退かして…我等を突き動かしてくれた新八さん」

新八「い、いえ…」

「そして一人一人怪我人を治し・・・元気をスノウさんが与えてくれた!」

新八「」チラッ


クプクプ…クプ…
スノウ「ぷはあ

このジュースもっとほちいーーっ!!」

エドワード「姫に酒を飲ませたのは誰じゃあーーっ!!?」

新八「あはは……;」

「…それに地底湖の中に入りチェスを倒してくれた4人!!

奴らに殺された者たちも浮かばれましょう!!」

<私と銀タンは倒してないけどね

「特に神楽さん!」

神楽「……?」

「貴女には元気を与えて貰った!」

「貴女の様な女の子がチェスと戦い頑張っている!」

「大人の俺たちがくすぶってんのは情けねえよな!!」

「ヴェストリは復興しますよ。
あなた方に与えられた力で……させてみせる!!」




銀時「オボロロロ……」

ドロシー「大丈夫?」

銀時「ああ〜…酒なんか二度と飲まねえ〜〜!!」

ドロシー「ふふっ、そう言って、また飲むんでしょう?」

銀時「……なぁ、ドロシー。
前から思ってんだけどよ、何しに此処に出て来たんだ?」

ドロシー「……ARM探し……そして、ある女を探してるの。

殺す為に」

銀時「はぁ〜〜?
んだそりゃ、冗談だよね?」

ドロシー「……」

銀時「えっ?マジ?ホントなの??」汗タラタラ

スノウ「ぎーんさぁーん」ギュウゥゥ!!

銀時「グエェッ!首締まる!!」

神楽「ワーン、ツゥ〜……」

銀時「ぐえぇ〜〜!」ガクッ

<スリィ!!

カンカンカーン!

スノウ「私の勝ちぃぃ〜〜っ!!」

エドワード「おお…久々にお元気な姫様を見る事が出来た

今までは追われる事ばかりで気が張っていたのであろうな」

ジャック「ホントはあーいうキャラかっ!?」

新八「銀さーーん!!?」



ナナシ「〜♪



新坊、皆!
月を見てみい!!」


新八「えっ?」

「「「!」」」

「何だアレは……月が…」

「鏡の様になっている!!」

『メルヘヴン全土に存在する…
我等チェスの兵隊に敵意を抱く、全ての者達に告ぐ……!!

再びウォーゲームを始めようではないか!!』

エドワード「やはり…そう来たか!!」

「ウォーゲームって…6年前行われた…」「チェスと戦うアレか!?」

ざわ…ざわ
…ざわ

『場所はメルヘヴン中央西部に位置するレギンレイヴ城!!

既に我等の手中に落ちたこの城に我等との戦いを望む者は集え!!

6年前の怨み……我等は忘れてはいない!!

一人としてあつまらその時は、我等でメルヘヴン全土を焦土と化す!!

楽しませてくれる人間の参加を待っているぞ!!

特に!
ファントムのARMで有りながら裏切ったバッボ!!
そしてそれを持つパーティ!!!
開戦は明後日、正午!!
待っているぞ
フハハハハハ!!』フッ

スノウ「酔いもいっぺんで冷めちゃった

行こう!レギンレイヴ城へ!!」

ジャック「そうッス!!ヴェストリみたいな何処をこれ以上増やさない為……
…とはいえこの前まではただの田舎の農民だったオイラに……できるのか?」

エドワード「クロスガードが壊滅状態の今
何人集うかは期待出来ませぬが…行くしかありますまい!!」

ナナシ「クロスガードなんざ居らんでええわい
自分がおるからの!」

ドロシー「雰囲気的に降りられないって感じ?」(それに気になる事もあるしね)

「万事屋さん!

我等は壊された村を全力で直す!!」

「託してよいか!?
この世界の命運を!!!」

「情けないのは分かっているが…我等に力はない
しかしチェスと戦う力のあるあなた方ならば……!」

「メルヘヴン全土に勇気を、希望を与えられる!!
託されてくれますか、ウォーゲームを!!」

「そして勝利して此処へ……復興したヴェストリにいらして下さいね」

銀時「…やれやれ、俺たちはそこまで立派じゃねえンだけどなぁ〜」

新八「でも、頼まれたからには……」

神楽「やるしか無いネ!」


万事屋「「「その依頼、承りましたーーっ!!」」」



第一部、完!!

1話〜23話
OP「君の思い描いた夢 集メルHEAVEN」

ED「サムライハート」がお送りしました



銀時「……第一部?」


アルヴィス「此処のスレは一旦終了。
二十三話がキリのいい所と判断した結果だ」

銀時「聞いてねぇよぉぉぉおぉ!!
なんでてめーが知ってやがる!?」

アルヴィス「………さあ?」

銀時「なんでおめ〜なんだよ!
神楽も新八も本編で能力持ちとして優遇されてんのにぃぃぃ〜!」

新八「僕達にも当たらないで下さいよ」

神楽「そうネ。
銀ちゃんにはスレタイという素晴らしい役割があるネ。」

銀時「そんなの分かんねえよぉ〜?変わる事が有るかも知れない、あそこは銀さんだけのモノじゃないからねぇ?」

新八「まぁまぁ…」

神楽「と言う訳で第二部は第二次メルヘヴン大戦の始まりネ!

開始は未定!乞うご期待ネ!!」



銀時「それ銀さんに言わせてえぇぇ〜!!」


続く?

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