モバP「関東一周ご当地闇鍋パーティー」 (120)
注意書き
モバマスSS
誤字脱字多し
アイドルの口調へんかも
二次創作です
アイドルたちが、東京、埼玉、茨城、群馬、千葉、神奈川を車一台で旅をするお話です。
そして、行った先々(観光スポット)で食べ物を購入して旅の終わりにそれを入れた闇鍋パーティーをします。
行き先などは選択肢から安価で選んでもらいます。食べ物も選択肢安価で決めようと思います。
メンバー
ウサミン・楓・愛梨・木場さん
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1411998599
モバP「というわけだ」
菜々「いや、ナナ全然わからないんですけど……」
モバP「だから、闇鍋パーティーだよ」
愛梨「なんだか面白そうですね!」
木場「全くもって同感だな」
楓「私はお酒が飲めるのであれば構いませんよ」
木場「して、具体的にどんな企画なんだ」
モバP「関東一周してその県の観光スポットで買った食材を帰ったときに闇鍋するだけです」
モバP「今回はテレビの企画ではないので本当に旅行感覚で大丈夫ですよ」
モバP「ただ単にファン感謝動画みたいなのを作るためのものなので」
モバP「カメラもほら。普通のやつです」
菜々「あー、なるほど! そういう企画だったんですね!」
楓「ふふふ、力まずに旅行が出来るのは嬉しいですね」
楓「後は温泉旅館に泊まれれば文句なしです」
愛梨「そうですねー。でもなんで私たちなんですか?」
木場「そうだな。こういうのはもっと適任者がいるだろう」
愛梨「かな子ちゃんとかですよねー」
モバP「スケジュールの問題です。それから高校生を旅に連れて行くのは……」
菜々「ちょっとちょっと」
モバP「どうかしたのか? 菜々?」
菜々「どうかしたのか? じゃありませんよ!?」
菜々「ナナだってまだ17歳ですよ!?」
モバP「……よし。みんな明日の旅の準備を始めてくれ」
菜々以外、一同「はーい」
菜々「ええ!? 酷くないですか!?」
――
朝 5:00 新宿
モバP「おーし! みんな起きてるかー!」
モバP「ちなみにカメラはもう回ってるぞ」
木場「問題なしだよ」
愛梨「うぅ……まだちょっと眠いです」
楓「ふふふ、楽しみですね」
菜々「プロデューサーは朝から元気ですね……。ナナも負けてられません!」
モバP「じゃあ、今日から二泊三日間」
モバP「関東闇鍋食材探しの旅に出かけます!」
モバP「交通手段はこれ」
モバP「俺の愛用車~!」
愛梨「あ、いっつも私たちの送迎で使ってるやつですね!」
モバP「おう。これならこの人数なら余裕だ」
モバP「ちなみに運転手は俺です」
楓「車に包まった、ふふふ」
菜々「なんだか本当に『旅』って感じですね。あはっ!」
木場「ああ、そうだな。私もなんだかワクワクしてきたよ」
愛梨「あ、今日みなさんが食べる用のお菓子いっぱい持ってきましたよ~!」
モバP「じゃあみんな乗りこめー」
ゾロゾロ
モバP「おし、みんな乗ったな」
モバP「カメラはここに置いて、みんなが映るようにしてっと」
モバP「助手席に木場さん」
モバP「後部座席に菜々と愛梨、楓さんって並びだな」
木場「それで、予定はどんな感じになっているんだ?」
モバP「……」
楓「プロデューサー?」
菜々「どうして黙るんですか?」
モバP「えー、今回は全くもって計画というものがございません!」
愛梨「ええ! じゃーどうするんですか?」
モバP「まぁ、臨機応変に対応していくしかないよな」
モバP「一応簡単なルートは決まってるんだ」
モバP「埼玉、群馬、栃木、茨城、千葉、そっからフェリーを使って神奈川、東京って感じだな」
モバP「その県のどこに行くか。それだけは決まってないんです」
真奈美「じゃあ、私たちがこの場で行き先を決めるのか?」
モバP「まぁ、そうなりますね」
モバP「ちなみに宿泊先なんかも未定です」
楓「まぁ、こういった旅もたまには面白いわ。ね?」
愛梨「そうですね!」
菜々「自分たちで行く先決められるんだったら万々歳ですよー!」
モバP「まずは埼玉ですけど、どこ行きたいですか?」
真奈美「埼玉か……」
愛梨「あ、あんまり思いつかないです……」
楓「なにかありましたっけ?」
菜々「住宅が多いイメージですよねー」
モバP「まぁ、有名なのはなんだろうな」
モバP「川越、レイクタウン、羽生サービスエリアとかくらいしか知らないなー」
モバP「ぶっちゃけ凄い地味だよな」ボソ
菜々「そ、その発言はいかがなものかと」
モバP「まぁ、その三つはどちらにしてもこの時間じゃ楽しめそうにないよな」
モバP「とりあえず行きたいスポットの近くまで行って」
モバP「適当に時間を潰して店が空くような時間まで油を売りましょう」
真奈美「早速グダっているな」
モバP「これも旅の醍醐味です」
モバP「じゃあ、菜々!」
モバP「最初お前が行きたいところを決めろ」
菜々「ええ!? じゃあ、↓安価1で!」
1 川越
2 レイクタウン
3 羽生サービスエリア
※ 行ったところがない場所についてはネットの情報が頼りになるのでそこは予め了承しておいてくださいね。
モバP「川越か……」
モバP「まぁ、埼玉県の中では結構有名な方かな?」
菜々「そうなんですか?」
モバP「ああ、江戸の町並みがそのまま残ってるようなところで結構楽しいらしいぞ?」
楓「なにか美味しそうなものとかあればいいですね」
愛梨「きっとありますよー!」
真奈美「じゃあ、早速車を走らせようか」
――
6:00
川越
モバP「おっし、到着ー」
モバP「みんな出ろー」
ガラガラ
愛梨「んー! 約一時間くらいですかー」
真奈美「案外あっという間だったな」
楓「それにしても街並みが……」
菜々「本当に江戸時代に来たみたいです! ナナ大興奮です!」
モバP「なんでも『小江戸』の別名があるくらいらしいぞ」
菜々「そうなんですか?」
モバP「ああ、ここは日本でも歴史的な街らしい」
モバP「俺も初めて来たけど埼玉は地味とか言ったのを撤回しなくちゃいけないな」
モバP「本当にいい街並みだ」
楓「いい和菓子がたくさん売ってそうですね」
モバP「楓さん、買ってもいいですけど闇鍋にぶち込むんですよ?」
菜々「正気の沙汰ほど面白いってやつですよ!」
菜々「ここでは絶対和菓子を買いましょう!」
愛梨「私も和菓子食べたいですー!」
真奈美「期待できそうだな」
真奈美「とは言っても……」
モバP「お店、どこも空いてないんですよねー」
訂正
モバP「ああ、ここは日本でも有数の歴史的な街らしい」
愛梨「仕方ないですねー」
モバP「あ、でも四人にはとある場所に来てもらいます」
楓「え?」
モバP「さっき車に乗ってる時に発見した公園にみんなでいきます」
愛梨「またどうしてですか?」
モバP「みんなにはとあるゲームをしてもらいます」
真奈美「ゲーム?」
モバP「まぁ、とりあえず来てください」
――
公園
愛梨「わー、懐かしい!」
真奈美「何十年ぶりだろうな」
楓「ホントですね」
愛梨「あ、滑り台だー!」
菜々「ジャングルジムが見当たりませんねー」
モバP「菜々、最近はジャングルジムは危ないからっていう理由で撤去することが多いんだ」
菜々「へ、へー、そうなんですか! まぁ、ナナはナウでヤングなガールですからそのくらい知ってましたけど……」
真奈美「ところで、ここでなんのゲームをするんだい?」
モバP「それは砂団子対決です」
一同「砂団子対決?」
モバP「ええ、今さっき考えたゲームです」
モバP「行き当たりばったりですからね」
愛梨「でも、具体的にどんなゲームなんですか?」
モバP「簡単だ。砂団子を作ってもらいそれを俺が審査する」
モバP「上手く出来た二人にはご褒美として紫芋のアイスクリームを食べる資格を与えます」
真奈美「紫芋だと?」
楓「あれ、結構美味しかった記憶があるわ」
モバP「はい。川越にはそのアイスクリームが売ってるらしいんです」
菜々「ちなみに負けるとどうなるんですか?」
モバP「食べられないぜ☆」
菜々「え、ええ!? なんだか美味しそうですしポケットマネーを出してでも……」
モバP「それじゃ、動画的に面白くないだろ」
愛梨「そ、それもそうですね」
モバP「ちなみに制限時間は店が開く前の9時くらいまでー」
菜々「そんなに長くやるんですか?」
真奈美「菜々、これでも少ないほうだよ」
愛梨「そうなんですか?」
楓「愛梨ちゃん。砂団子をあまり甘く見ないほうがいいわ」
モバP(この二人……もしかしてガチか?)
真奈美「私は砂場の女帝と呼ばれていた時代があってな」チラ
楓「私は砂場のマジシャンと呼ばれていたかな」チラ
菜々(な、なんか二人共凄そうな二つ名がついています!)
モバP「それじゃあ、ゲーム開始!」
菜々「い、いきなりですか!?」
楓「……!」タッタッタ
真奈美「チ、私としたことが油断した!」タッタッタ
真奈美「いい場所を早く抑えなくては!」
愛梨「な、なんだか凄いね」
愛梨「菜々……ちゃん?」
菜々「疑問系つけるのやめてもらえませんか?」
菜々「とりあえず私たちは素人? なので一生懸命やりましょう!」
愛梨「そうだね! 二人で頑張って、紫芋のアイス食べようね!」
訂正
菜々「とりあえずナナたちは素人? なので一生懸命やりましょう!」
……
真奈美「なるほど……ここはこういう砂か……」
楓「団子とタンゴ……ふふふ」
菜々「うわぁ! ナナの手が泥だらけです!」
愛梨「えっほえっほ」
モバP(大人+ウサミン星人が一生懸命子供の遊びをしている画……)
モバP(実にいい!)
……
数時間後
モバP「終了!」
モバP「みんな手を止めろー」
真奈美「まぁ、満足の行く内容ではなかったが、この時間ならこんなものだろう」
楓「……やはり少し腕が落ちているかしら」
菜々「ふふふ、ナナは自信作です!」
愛梨「私のもそこそこよくできましたよー」
モバP「まぁ、一目見れば誰が勝者かわかるんだけどな」
モバP「勝者、木場さん、楓さん!」
菜々「な、なんでですか!?」
愛梨「そうですよー! ちゃんと見てないのに納得できません!」
モバP「お前ら、二人のをよく見てみろ」
菜々「そんな大してかわら……んん?」
愛梨「光ってる……光ってます!」
真奈美「このくらいは当然だな」
楓「同じく」
菜々「木場さんのは光沢があってまるで工芸品のよう……」
愛梨「楓さんのは七色に光っています!」
モバP「わかっただろう。お前たちには圧倒的な差があるんだよ」
愛梨「そ、そんな……」
菜々「うう、悔しいです」グスン
真奈美「なに、落ち込むことはないさ」
楓「そうよ。相手が強すぎた。それだけのことだわ」
菜々「いい大人が砂団子一つでなんか言ってます!」
モバP(いい大人が砂団子で涙ぐむのもどうかと思うぞ)
……
9時過ぎ
モバP「おっし。蔵がある町並みに戻ってきたな」
菜々「紫芋のソフトクリーム……」
愛梨「残念です」
真奈美「楽しみだな」
楓「プロデューサーは食べないんですか?」
モバP「俺はこのスタドリだけあれば生きていける人間なんだ」
モバP「だから、基本的に料理は食べない」
愛梨「モバPさん……」
菜々(ついに……)
真奈美(やばいとは思っていたんだ)
楓(どうしよう)
モバP「みんなどうしてそんな優しい目をしているんだ?」
菜々「なんでもありません。さっきナナ駄駄こねてすみませんでした」
愛梨「私もです……」
真奈美「旅行が終わったら今度、いい店を紹介してやる」
楓「私もいいお医者さんを知っていますから」
モバP「?」
モバP(まぁ、スタドリうんぬんは冗談で、単純に食べられないアイドルがいて俺が食っちゃうと可哀想だからな)
モバP(アイドルが見てないところでたらふく食べる予定だ)
……
モバP「さぁ、二人共。美味しそうに食べる画をちょうだい」
真奈美「頂く」パク
楓「いただきます」パク
菜々「ああ、まじかでみると……」
愛梨「本当に美味しそうだね」
真奈美「ん……これは美味しいな」
楓「甘さが深くて、上品な感じです」
真奈美「しかも激しい運動をした後だから余計に美味しいな」
楓「そうね」
菜々「激しい……」
愛梨「運動……?」
真奈美「それにしても、普通の芋とはちょっと違った感じだな」
楓「アイスだからかな?」
モバP「紫芋って普通の芋より甘いですよね」
モバP「さぁ、これを食べたら川越散策だ」
モバP「食べたいものがあれば食べてもいいぞ」
菜々「じゃあ、これ食べたいです!」
モバP「これ以外のものだ」
……
愛梨「わー、みてくださいモバPさん!」
モバP「ん? おわ、随分太くて長い麩菓子だな」
真奈美「本当だ。チャンバラでも出来るんじゃないか?」
楓「凄い……メートルで図れそうな長さですね」
菜々「さ、さすがにナナの身長よりは短いですよ?」
……
真奈美「なんだこれは?」
モバP「かりんとうの中に餡が入ってますね」
菜々「つばさかりんって言うんですか……」
モバP「売れない声優の裏名義みたいだな」
愛梨「裏名義?」
モバP「なんでもない」
楓「餡はサツマイモで出来ているんですね」
……
楓「へー、サツマイモのバウムクーヘンですか」
モバP「どうやら川越はサツマイモがいいらしいな」
真奈美「美味しそうだな」
愛梨「聞いてください! あっちの店にサツマイモのどら焼きがありましたよ!」タッタッタ
菜々「ほんと、サツマイモ多いですね! 嫌いじゃないですけど、あはっ!」
ワイワイ
モバP(やっぱり女はいつの時代も甘いものが好きなんだな)
……
モバP「それで、闇鍋に入れる具材はどうするんだ?」
真奈美「どうするかな」
楓「どれも闇に葬るには惜しいものばかりでしたね」
菜々「きっとゲテモノと化すんでしょうね……」
愛梨「でも、しっかり決めないとまずいですよね?」
モバP「そうだな」
モバP「じゃあ、ここを選んだ菜々」
菜々「またナナですか」
モバP「お前はなにを入れてみたかった?」
菜々「ん……↓1安価です」
1 サツマイモバウムクーヘン
2 麩菓子
3 つばさかりん
4 サツマイモどら焼き
モバP「麩菓子か」
楓「一番インパクトがありましたもんね」
菜々「これが一番妥当かなって、てへ!」
真奈美「汁を凄い吸うだろうな」
愛梨「普通に食べてみたいです!」
モバP「普通に食べるように多く買っておこうな」
食材 一つ目 麩菓子 確保
……
モバP「ん……」
真奈美「どうかしたか?」
モバP「時の鐘ですよ」
楓「時の鐘?」
菜々「時の鐘ですか?」
愛梨「これがそうなんですか?」
モバP「ああ、俺も今日初めて知ったんだけどな」
モバP「なんでも時計台らしい」
モバP「川越の指定文化財に認定されていて、結構古いものらしいぞ」
モバP「川越のシンボル、と言っていいだろう」
モバP「日本の音風景100選にも選ばれてるらしいから」
モバP「しっかり目に焼き付けておけよ」
――
11:00
モバP「いやー、楽しかったな」
モバP「地味とか言って本当にわるかった」
菜々「そうですねー、まぁウサミン星には負けますけどね☆」
モバP「あ、そうそうウサミン」
モバP「もしかしたらこの旅の途中でウサミン星に泊まるかもしれないからよろしく」
モバP「二日目くらい宿とれなかったらそのつまりで」
菜々「え……? え?」
モバP「たぶん二日目くらい千葉県に行くと思うからさ」
モバP「部屋とかしっかり片付けていないのか?」
菜々「チョットナニイッテルノカワカラナイデス」
訂正
――
車内
11:00
モバP「いやー、楽しかったな」
モバP「地味とか言って本当にわるかった」
菜々「そうですねー、まぁウサミン星には負けますけどね☆」
モバP「あ、そうそうウサミン」
モバP「もしかしたらこの旅の途中でウサミン星に泊まるかもしれないからよろしく」
モバP「二日目くらい宿とれなかったらそのつまりで」
菜々「え……? え?」
モバP「たぶん二日目くらい千葉県に行くと思うからさ」
モバP「部屋とかしっかり片付けていないのか?」
菜々「チョットナニイッテルノカワカラナイデス」
愛梨「あ、私もウサミン星行ってみたい!」
楓「ふふふ、私も行きたいわ」
真奈美「興味はあるな」
菜々(プロデューサーさん、余計なこと言って!)
モバP「さぁ、じゃあ次の行き先を決めるか」
モバP「昼飯は後で考えてっと」
モバP「みなさんどこ行きたい?」
真奈美「そうだな」
楓「私、少し浸かるだけでいいんで温泉行きたいです」
モバP「温泉ですか……」
菜々「いいですねナナも日頃の疲れを取りたいですし!」
モバP「まぁ、どちらにせよ群馬方面に車は走らせなきゃいけないんで」
モバP「そのルートにあるところじゃないとダメですね」
モバP「後、今日中に中禅寺湖には行きたいのでそれに合わせるようなタイムスケジュールでなくてはいけませんよ」
モバP「と、なると」
モバP「行けるスポットとしては吉見百穴、富岡製糸場、草津温泉ですかね」
モバP「まぁ、前の二つに関しては食料があるのかどうかは謎ですが」
愛梨「モバPさん、吉見百穴ってなんですか?」
モバP「古墳時代に作られた、お墓みたいなやつだよ」
モバP「たくさん穴が空いてて面白いんだ」
モバP「その風貌から悪の秘密結社っぽくて特撮なんかではたまにロケ地になってるらしいぞ」
真奈美「天然記念物のヒカリゴケが生えていることでも有名だな」
真奈美「ま自生している場所は鉄格子に覆われていて入れないようだが」
モバP「さすが木場さん」
モバP(後は心霊スポットとしても有名なんだけどな)
菜々「ナナ、富岡製糸場はわかりますよ!」
真奈美「世界遺産に登録されていて、今一番ホッとだからな」
モバP「草津温泉については言わずもがな」
楓「素敵です」
愛梨「なんだかいきなり凄くなりましたね!」
モバP「川越もそこそこ凄いところなんだけどな」
モバP「俺が言っても説得力ないけど」
モバP「じゃあ、愛梨!」
愛梨「私ですか!?」
モバP「ああ、お前だ」
モバP「お前はどこに行きたい?」
愛梨「そうですねー。安価↓1です」
1 吉見百穴
2 富岡製糸場
3 草津温泉
今日はもう寝ます。付き合ってくれた方、ありがとうございます
安価↓
吉見百穴、埼玉だと思ってた~ってググったら埼玉じゃん
>>62
まぁ、草津までのルート通りあったんで……
埼玉なら西川口の風俗街にみんなで行って欲しかった
モバP「吉見百穴か」
愛梨「ここから一番近いですしね」
楓「お墓なんですよね?」
モバP「ああ。行けばもっとよくわかるはずだぞ」
菜々「でも、お墓だっていうくらいですから幽霊とか出そうですよね!」
モバP「……」
愛梨「なんで黙るんですか?」
真奈美「幽霊か……腕が鳴るな」
――
11:40
吉見百穴
モバP「はい到着~」
モバP「みんな降りろー」
ゾロゾロ
楓「吉見百穴のことを書いた看板がありますね」
モバP「本当だ」
愛梨「どれどれ~、あ、ここってよしみひゃくあなって言うんですね……」
菜々「ナナ、よしみひゃっけつだと思っていました!」
真奈美「呼び方はどちらでも構わないんだろう」
モバP「さ、じゃあ、入場するぞー」
愛梨「入場料金は300円ですか……」
モバP「費用はうちの事務所持ちだから気にするな」
真奈美「まぁ、歴史的な史跡だ。お金を払うのは当然だろう」
楓「史跡を叱責……ふふふ」
菜々「さてさて、どんな感じなんですかね!」
……
菜々「うわぁ! 本当に穴がたくさん空いています!」
楓「不思議な感じだわ」
愛梨「これ? 穴とか入れるんですか!?」
モバP「入れるぞ」
真奈美「ミステリアスな感じが悪の秘密結社のアジトっぽいな」
モバP「だから、特撮の撮影なんかに使われているんですけどね」
モバP「基本的に埼玉は、グリーンセンター、埼玉スタジアム、スーパーアリーナ。なんかではよく特撮を撮ったりしてるんですよ」
愛梨「モバPさん! 穴の中に入ってもいいですか!?」タッタッタ
モバP「おーう、カメラは俺が持ってるからちょっと待っててくれよ」
菜々「菜々も入りたいです!」
真奈美「穴の大きさ的に一人が精一杯だろう」
楓「私も入ってみたいです……ふふふ」
……
愛梨「うわぁ、小人のお部屋みたいですー」
愛梨「でも、この穴って人を埋葬していたところなんですよね?」
愛梨「死んでもないのにお墓に入るなんて不思議です」
真奈美「そうだな」
菜々「でも、本当に小人のお部屋みたいですね」
楓「そうね」
モバP「なんでも、ここは最初コロボックルの住処だったかもしれない。とか言ってた学者がいたらしいぞ」
モバP「それを古墳時代に人間がお墓に利用しただとか」
モバP「まぁ、そんなの非現実な仮説は一蹴されてしまったわけだが」
愛梨「そっちのほうがロマンがありますけどね!」
菜々「ナナもそう思います!」
モバP「よし、じゃあ次は地下軍需工場跡だな」
楓「なんですかそれは?」
モバP「太平洋戦争時代末期に作られた工場ですよ」
モバP「空襲なんかでアメリカに工場が潰されていて」
モバP「どうしたものか、と困った結果、地下軍需工場が作られたんです」
モバP「地下に作れば空襲の影響を受けないですからね」
モバP「すぐそこだから行きましょう」
……
地下軍需工場跡
菜々「ダンジョンの中みたいですね」
真奈美「なんだかソワソワするな」
愛梨「わぁ、洞窟探検みたいです!」
楓「中は……意外と涼しいですね」
モバP「むしろ、嫌な肌寒さですよ」
愛梨「夜とかだったら凄く怖そうですよね!」
菜々「そうですね! ナナだったら間違いなく泣いちゃいます!」
モバP「俺でもこの異様な雰囲気の中夜一人ではきついな」
真奈美「……」
モバP「どうかしたんですか?」
真奈美「すまない。先に行っててくれないか。私は野暮用を思い出した」
モバP「? 別に構いませんけど……」
……
ヒカリゴケ 自生地
愛梨「この穴の中に生えているんですか?」
菜々「鉄格子というか、金網が張ってあってよく見えませんね!」
愛梨「中も薄暗いしわからないよね」
楓「ふふふ、よく見てみるとわかるわ」
モバP「ほら、緑色が光っているだろ?」
愛梨「あ、光ってます!」
菜々「ホントです! ラピュタに出てきそうな感じです!」
楓「でも、苔が少しだけ光ってるだけなので地味ですね」
モバP「もっと、一面中光ってたら壮観なんですけどね」
モバP「凄い光景ということには変わりありませんが」
真奈美「待たせたな」スタスタ
モバP「木場さん。なにをやっていたんですか?」
真奈美「ああ。幽霊と――おっとなんでもない」
真奈美「少しゴーストバスターとしての血が疼いてしまっただけだよ」
菜々「木場さんはアイドルですよね!?」
モバP(さすが、海外帰りは違うな)
……
13:00
車内
モバP「ふー、美味しかったな」
愛梨「お蕎麦美味しかったですー」
菜々(ナナはもっとがっつりいきたかったけど……)
真奈美「しかし、食材を買えなかったのは残念だな」
楓「いいものはあまりなかったから」
モバP「そうですねー。そこらへんでも買えそうなものしか売っていませんでしたし」
モバP「「まぁ、次寄る場所に面白いものが売っていることを期待しましょう」
モバP「じゃ、お昼も済ませたところだし、次行くところを決めますか」
モバP「んー、ここからだともう埼玉で行けそうなスポットはないな」
モバP「群馬に入っちゃいましょう!」
真奈美「ほう、群馬か」
モバP「未開の地、グンマー、魔境、裸の原住民が住んでいる、などなど」
モバP「散々ないわれようですが、観光するなら埼玉よりは面白い場所だとは思いますよ」
モバP「んで、行き先ですけど、富岡製糸場、草津」
モバP「それからロックハート城を追加したいと思います」
愛梨「ロックハート城ですか?」
モバP「中世ヨーロッパの城みたいのがあるところだよ」
モバP「城の周りにある店とかもヨーロッパ風味で凄くお洒落なんだ」
モバP「ほれ」画像
菜々「あ! 菜々これドラマの有閑倶楽部でみたことあります!」
モバP「そうだな。校舎として映っていたな」
真奈美「結婚式でもできそうなところだな」
モバP「ええ。そういう関係のこともやってるっぽいですよ」
モバP「後はウエディングドレスを展示したりとかしてるみたいです」
楓「素敵です」
モバP「本当は榛名湖あたりを押してみようかとも思ったんですけどね」
モバP「今日の終着点は中禅寺湖なので今回は省かせてもらいました」
愛梨「そうなんですね」
モバP「じゃあ、ここで木場さん」
真奈美「私か」
モバP「あ、ロックハート城を選ぶときは注意してください」
モバP「そこを選んでしまうとルートの関係上、草津、製糸場は行けなくなってしまうから」
真奈美「わかった」
真奈美「じゃあ、私は安価↓1 を選ぼうかな」
1 ロックハート城
2 草津温泉
3 富岡製糸場
モバP「草津温泉ですか」
真奈美「楓も行きたいと言っていたからな」
楓「最高だわ」
菜々「やりました! これで疲れた体を回復できます!」
菜々「ナナも今年でにじゅう……」
菜々「今のところ動画ではカットでお願いします☆」
愛梨「草津に行けば食材たくさん手に入りそうですね!」
モバP「それでみなさんに相談なんですが」
モバP「今日は草津に泊まっちゃいますか?」
楓「いいですね。凄くいいです」
真奈美「しかし、今日は中禅寺湖を目指すんじゃなかったのか?」
モバP「そのつもりだったんですけど、草津まではここから三時間」
モバP「そこから中禅寺湖だとさらに四時間くらい」
モバP「このまま行けば夜、俺が車を走らせて旅館に泊まれない、なんて事態になりそうなんですよ」
モバP「だったら旅館がたくさんある草津に泊まっちゃったほうがいいかなって」
モバP「異論はありますか?」
楓「とてもいい案だと思います」
真奈美「私もそのほうがいいと思う」
真奈美「モバPに負担を掛けすぎるのもよくないからな」
菜々「ナナも構いませんよ!」
愛梨「草津でお泊り……私初めてですよ!」
愛梨「みんなで卓球しましょう!」
モバP「じゃあ、それで決定だな」
モバP(よかった夜運転しないことになって)
モバP(さすがに夜の山道を走るのは怖いよな……)
モバP(アイドルたちを乗せたまま事故ったらしゃれにならん)
モバP「ホテルの予約は後で木場さんにやってもらいます」
真奈美「任された」
モバP「でも、草津に泊まるってことは二日目の日程はシビアだぞ」
モバP「最低でも明日は茨城までついていなきゃ最終日に東京まで着かない」
モバP「そのことはみんなも理解してくれ」
モバP「まぁ、朝早く出ればなんとかなるとは思っているけどな」
楓「今朝みたいなことにはならないんですか?」
モバP「見るものが多いですし、時間はいくらでも潰せますよ」
菜々(また失敗しそうな未来がナナには見えます……)
モバP「よし、じゃあ出発」
モバP「今から草津まで、レッツらゴー」
一同「ゴー」
楓「温泉お酒……ふふふ」
――
車内
ブーン
モバP「ん?」
真奈美「どうかしたのか?」
モバP「群馬に入りましたー」
楓「随分あっさりしてますね」
愛梨「群馬はなにが美味しいんですかね?」
菜々「わかりませんね! ナナはウサミン星以外の場所はあまりいかないので、キャハ☆」
モバP「まぁ、群馬といえばあの味噌のこんにゃくのやつとかか?」
真奈美「売っていたら買ってみようか」
モバP「そうですね」
真奈美「それより、モバP。そろそろホテルに泊まるため旅館に空き部屋があるかどうか連絡したいんだが」
真奈美「いいか?」
モバP「ああ、そのことですね」
モバP「はい、ここでゲーム対決!」
楓「唐突ですね」
モバP「今から二チームに分かれてバトルをしてもらいます」
愛梨「チームはどんな感じに分けるんですか?」
モバP「アダルトチーム対ヤングチームだ」
モバP「アダルトチームはU‐25の二人」
真奈美「なるほどな」
楓「真奈美が一緒なら心強いわ」
モバP「ヤングチームは愛梨と……その……断腸の思いで菜々!」
菜々「なんですか断腸の思いって!」
菜々(でも、ナナがヤング……ヤング!)
菜々「あは☆ ナナ頑張っちゃいま~す!」
愛梨「私も頑張ります!」
楓「それで、ゲーム内容は?」
モバP「告白ゲームです」
愛梨「告白」
菜々「ゲームですか?」
モバP「カメラに向かって一人一人告白するんだよ」
愛梨「え、ええ!? そんなの恥ずかしいですよ!」
モバP「安心しろ、これはゲームだ。それにファンサービス的にもいいだろ?」
真奈美「なるほど。だったら大歓迎だ」
楓「ふふふ、どんな告白がいいかしら」
菜々「ナナも頑張りまーす!」
愛梨(みんな思ってたよりも乗り気!)
モバP「誰がよかったかを審査するのは俺だ」
モバP「だから、独断と偏見で勝ち負けを決めさせてもらうけど、それは割り切ってくれ」
モバP「それで勝敗が決した場合の特典なんだけどな」
モバP「勝者には高級旅館で宿泊」
モバP「敗者は格安ビジネスホテルだ」
菜々「え!? 草津まで来てそれですか!?」
愛梨「私はどこでも楽しめそうだからいいですけど……」
愛梨「できれば高級旅館がいいです!」
真奈美「……」
楓「……」
モバP(二人ともいきなり目が本気になったな)
モバP「ちなみに勝者の晩飯にも格差が出るぞ」
モバP「勝者は高級旅館なので料理も美味しいのが出てくる」
モバP「でも、敗者はそこらのコンビニ弁当だ」
モバP「それから明日はこのゲームやらないから頑張ってくれよ」
モバP「明日は全員同じ部屋で泊まる」
真奈美「……」
楓「……」
モバP(あ、さらに本気になった)
訂正
モバP「ちなみに晩飯にも格差がでるぞ」
モバP「じゃあ、早速やろうかな」
モバP「まずは木場さん。お願いします」
真奈美「私か」
モバP「その次に愛梨だから準備しておけよ?」
愛梨「わかりました!」
モバP「では木場さん。カメラに向かってよろしくお願いします」
真奈美「わかった」
真奈美「……ごほん」
真奈美「お前が欲しい。私のものになれ!」
一同「……」キュン
モバP(シンプルな一言)
モバP(だが、どこか心にグッとくるこの感じ!)
モバP(木場さんのキャラも相まって、言われた方は無意識のうちに首を縦に振ってしまうだろう!)
モバP「木場さん、さすがです」
真奈美「ありがとう。頑張ってよかったよ」
モバP「じゃあ、次は愛梨!」
愛梨「はい!」
モバP「あ、次は楓さんなので準備しててくださいね」
楓「わかりました」
モバP「愛梨、頼む」
愛梨「……」
愛梨「私……あなたのことが好きです!」
愛梨「夜も眠れないくらい思っています」
愛梨「私の体とか心、そういうの全部あげます!」
愛梨「なんでもしてあげます」
愛梨「だから……私と付き合ってくれませんか?」
モバP「……」
愛梨「な、なんだか暑くなってきちゃいました」パタパタ
愛梨「脱いでもいいですか?」
モバP「お前、さっきの意味わかって言ってるのか?」
愛梨「え? 勿論ですよ!」
愛梨「毎日ご飯作ってあげるとか、そういう意味です」
モバP(俺にはそう聞こえなかったんだけどな)
モバP「次は楓さん。よろしくお願いします」
楓「ふふふ、うまくできるかどうか心配です」
モバP「菜々、準備しておけよ」
菜々「もう準備万端です!」
菜々「大取はナナに任せてください!」
モバP「では、楓さん」
楓「……」
楓「私、あなたと出会ってから毎日が楽しいです」
楓「最近本当にそう思うんです」
楓「このまま時が止まればいいのになぁ。なんて考えちゃったりもします」
楓「……私、あなたのことが好き。大好き」
楓「なので、私と付き合ってもらえませんか?」
楓「……こんな感じです」
モバP「楓さん、とってもいいです」
モバP「ドキドキしてしまいました」
楓「ふふふ、お褒めに頂き光栄です」
モバP「じゃあ、次は菜々」
菜々「はい!」
モバP「準備はいいのか?」
菜々「もちろんですよ!」
菜々「ナナの告白で高級旅館へのチケットを手に入れてみせます!」
菜々「……」
菜々「急に呼び出してすみません!」
菜々「突然なんですけど……ナナ、あなたにハートを打ち抜かれてしまいましたぁ! キャハっ」
菜々「え? 急にそんなことを言われても困るって?」
菜々「大丈夫ですよぉ。ナナがあなたのハートをメルヘンチェンジさせてあげますから!」
菜々「愛と情熱を両耳に引っさげて、ナナ、あなたに好きになってもらっちゃいまぁす! てへっ」
菜々「……」ドヤァ
モバP「はぁい、じゃあ結果発表をしま――」
菜々「ちょっとちょっと」
モバP「なんですか」
菜々「いきなり敬語になるのやめてもらえませんか!?」
菜々「なんでナナのときだけそんな反応なんですか!」
モバP「イヤー、ヨカッタトオモウゾ」
菜々「棒読み!?」
愛梨「な、菜々ちゃん! 私はとってもよかったと思うよ!」
菜々「愛梨ちゃん……」
菜々(ええ子やわぁ……)
モバP「じゃあ結果発表に参ります」
モバP「結果は……」
真奈美「……」
楓「……」
愛梨「ドキドキ」
菜々「……」ウズウズ
モバP「安価↓1です!」
補足 チーム名でお願いします
じゃあ、アダルトチームの勝利ということで
菜々「そ、そんなぁ……」
愛梨「だ、大丈夫だよ菜々ちゃん!」
愛梨「二人だったらきっとビジネスホテルでも楽しいよ!」
菜々「うぅ……そうですね……」
真奈美「やったな」
楓「そうね」
モバP「まぁ、予定調和だな」
モバP「じゃあ、木場さん、予約頼みます」
真奈美「ああ、旅行シーズンってわけでもないからどこも空いてるだろう」
楓「美味しいお酒に良質な温泉、絶品料理……ふふ、楽しみだわ」
菜々「今日のコンビニ弁当はなににしましょう」ボケー
愛梨「あ、明日は美味しいものが食べられるといいね!」
泥団子は安価なかったのに
今日はこのくらいで。
あー、旅がしたい
>>116
今回は自分で決められなかったので安価に頼ってしまいました。
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