あやめ「P殿は忍の末裔だったというのは真ですか?」
珠美「えっ!?武士の末裔だったと聞いたのですが、違うのですか?」
P「えっ!?両方違うよ?」
珠美「しかし父にP殿の写真をみせたら『隻腕の武士』や『諸手の鬼』と呼ばれていたと……」
珠美「なんでもいくつもの道場を『すみませーん、あのー、道場破りでーす』といって道場破りしていたと」
珠美「その時の戦い方は右手だけで持ち左手はフリー、高速の連撃で時折見せる両手での大上段は回避不可と」ワクワク
P「そんな大したもんじゃないよアハハ」
あやめ「私はP殿の身辺警護のために為に陰ながらP殿を尾けていたら……」
P「あぁ、あの気配ってあやめだったんだ、まゆが大人しくなったかと思ってた」
あやめ「なんと!気づいておいででしたか!流石は我が(未来のボソッ)主///」
珠美「それでストーカーしてたら何を見たのですか!?」
あやめ「釣りです」
珠美「は?」
あやめ「釣りをしていたんです」
珠美「え?釣りって竿に糸と針で魚を釣るあの?」
あやめ「えぇ、しかし、問題は場所です」
あやめ「P殿は断崖絶壁につきでた木の枝に逆さにぶら下がって釣りをしておりました!」
珠美「!」
あやめ「そして魚を釣ったら『みくにゃんに喰わそ~♪』と嬉々として壁をかけ登ったのです!」フンス
珠美「どうしてあやめ殿が誇らしげなのか知りませんが、それはもう常人の身のこなしではありませんね!」
あやめ「さらに!この前事務所で5人くらいに分身しながら仕事をしていました!」
珠美「事務所で!?」
あやめ「驚くとこそこですか!?」ガーン
P「あぁ、アレね。便利なんだよね~♪」
珠美あやめ「「P殿証拠はあがってるのです!真偽のほどは!?」」
P「いやだから違うよ?」
ガチャ ドタドタ
P「あ、お帰り有香、ゆっこ」
有香裕子「Pさん!」
有香「古武術の使い手で熊殺しって本当ですか!?」
裕子「超能力者って本当ですか!?」
P「え?両方違うよ?」
END
ならもうちょっと頑張る。
有香「でも父に『史上最年少で熊殺しを達成した男』だと」
P「えぇ~それは流石にしらないなぁ、だいたい熊殺しなんて命を取るような真似僕しないよ」
P「あ、でも人喰い熊退治なら10年前にしたなぁ、でも両手足ちぎっただけで死んではなかったよ?」
アイドルズ(あぁ、Pさんが帰ったあとに息絶えたんだ…きっと)
あやめ「ところで裕子さんはPさんの何を見たんですか?」
裕子「私は……あの、Pさん、この前テレポーテーションしてませんでしたか?」
P「したよ?なんで?」
裕子「じゃあやっぱりPさん『も』エスパーなんですね!」
珠美(さりげなく自分をエスパーアピールしてきました……)
P「え?違うけど……?」
珠美(エスパー否定されました!) エェー
裕子「え、でもPさんテレポート……」
P「できるけど、別に特別なもんじゃないじゃん」
アイドルズ「!!?」
P「だって765のPさんもできるし、多分複数人同時プロデュースする人の必要技能でしょ」
P「だいたい自動車とかバイク乗れるのを超能力とはいわないし、それとおんなじだよ」ハハハ
あやめ(同じ移動手段でも随分違うと思うのですが……ツッコンだら負けですかね)
裕子「じゃ、じゃあ!先週テレビのリモコンを浮かせてとっていたのは!?」
裕子「あれは念力ですよね!?超能力ですよね!?」ガバッ
P「おぉ、落ち着け餅つけ」
P「ユッコが言ってるのはこれでしょ?」フイヨフイヨ~
有香(ソファが浮いた!?)
P「ユッコできる?」
裕子「も、もちろんです!見ててくださいね~」ムムム~
~10分後~
裕子「ムムム~!うぅ、できませぇん」
P「『エスパー』ユッコに出来ないならやっぱりこれは超能力じゃないんだよ、ね?」
P「とゆうかそろそろ珠ちゃんとあやめはレッスンの時間だよ?」
あやめ「ハッそうでした!私としたことが!」
珠美「そうですね。……今珠ちゃんって子供扱いしましたねー!」プンスカ
P「まぁまぁ、お詫びに飴あげるから」
珠美「あ、わーい」モグ
珠美「はっ!また子供扱いぃぃぃ」
~レッスンスタジオ~
あやめ「結局、全部否定されましたね」
珠美「はい、しかし、P殿は観点が相当ズレていました」ハァ
あやめ「はい、わたし達の末裔説は仕方ないにせよ熊殺しと超能力者はもう……」
珠美「片方は無自覚、もう片方は必要技能推しでしたからね……」
あやめ「P殿はとんだ化物でしたね!」
あやめ「末裔では無いにせよ『剣豪』で『忍者』で『熊殺し』で『エスパー』ですからね」ハハハ
珠美「剣豪……」
珠美(……?P殿に剣術を学べば強い剣士になれるんじゃ?)
あやめ(そう言えば私はP殿が忍者の末裔なら弟子入りしようと思っていたのでした!)
あやめ(忍者ではあるんですから早速明日弟子入りしましょう!)
~翌日~
ガチャ
P「おっはよーございあーす」
珠美あやめ有香裕子「「P殿(さん)!!」」
P「わっ、おはよう四人とも、元気だねぇー。にしても、その格好は?」
あやめ 忍び装束
珠美 面以外装備済み
有香 道着with黒帯
裕子 背面に超能力と書かれたシャツ
珠美あやめ有香裕子「「P殿(さん)!私に」」
珠美「剣術の指導をしてください!」
あやめ「忍術の手ほどきをしてください!」
有香「手合わせをお願いします。」
裕子「念力のやり方を教えてください!!」
P「え?やだよ?」
END
事務所
P「」カタカタカタ コチコチッ
比奈「」 カリカリ カリカリ
P「」カタカタカタ ッターン
比奈「」カリ…ウーン
P「ん」フワッ
比奈(缶コーヒーが浮いてる…)
比奈(あ、1本こっちキタッス)
P「比奈、それの調子どう?〆切には間に合いそう?あ、コーヒー飲んでいいよ」ノビー
比奈「えへへ、ちょっと煮詰まってきちゃって、あ、サンキューっスプロデューサー」
比奈(渡し方がアレでも全く構わないんスね、まぁ自分もっスけど)カシュッ ゴクゴク
?「トラーーーーーイ!!!!!!!」バーーーン!!!!!!!
比奈(!?)ブッフゥ*
P「ん、茜おはよう。扉の開閉は静かにね。あと近所迷惑だからボリューム下げて」キーン
茜「なんと!!!!!失礼しました!!!!!」
P「うん、偉い2個減った、もうあと2個くらい減らそうか」キーン
比奈「ゲホゲホ、おはようございス。ってあー!!」
茜「どうしたんですか!!!!????」
P「うーん惜しい、あと1個」
比奈「あちゃー、いや、ビックリして原稿にコーヒー零しちゃっただけっス」
茜「ごめんなさい!!!!!!!私が騒がしいばっかりに!!!!!!!」
比奈「いやいや、大丈夫っスよ」ニヘラ
P(ボリューム戻っちゃったなぁ、まぁ仕方ないか)
P「なぁ比奈、何だったら後で原稿手伝おうか?」
比奈「え?プロデューサー漫画かけるんスか?」
P「これでも『向日葵の涙』って20話完結の漫画を連載した事あるんだよ」
比奈「!」
比奈「おぉっ!ホントっスか!あの漫画大好きなんでスよ!プロデューサーだったとは!」
P「アハハ、まぁ力になれれば嬉しいかな」
P「そう言えば茜は今日は休みだよね?どうしたの?」
茜「はい!!!Pさんに聞きたいことがありまして!!!」
P「なに?」
茜「Pさんは『音速のラガーマン』ですか!!!!!!!」wktk
P「え?音速のなんて?」キーーン
茜「音速のラガーマンです!そう呼ばれていたと、ききました!」
P「うーんしらないなぁ、誰に聞いたの?」
茜「先日学校に迎に来てくれた時にいたラグビー部OBの教育実習生です!」
茜「なんでも出たのはたったの一試合にでて一人で765点もとったと!」
P「んー、確かにラグビーの助っ人を三千円で引き受けた記憶はあるけど…」
P「ラグビー部じゃなかったしそう呼ばれてたかどうかは、ちょっと……」
茜「そう、ですか」シューン
ガチャ
?「おはようございます☆」
P「智香おはよ、智香は今日は午後からだね、やけに早いようだけど?」
智香「今日は朝から仕事の皆さんを応援にと私用がちょっと☆」
P「そっか、朝から智香に応援してもらえるのか、きっと頑張れるだろうね」
智香「それはPさんもですよ☆フレーフレーPさん☆」
P「うぉっ」ブゥン
比奈(分身したっス、力の暴走?)
P「ん、元気は出たよ」
智香「ところでPさんは昔応援一つで状況を一転、チームを勝利に導いたとか」
P「え?知らないよ?何それ応援一つで勝たせるとか凄い」
智香「でも三畑先生はPさんの応援のお陰って言ってましたよ☆?」
P「あー、三畑ね、アレは喝入れただけだし……昔から過大評価だか
ガチャ
?「おはよーございます」
?「おはようございます」
?「おはようございますPさん!」
P「おはよう都、翠、美波、揃ってるみたいだし、送るよ」
美波「あのその前にPさん、昔Pさんって○クロスしてましたか?」
美波「あ、あれ?○クロス、○クロス○クロスうぅぅ」
P「美波、○クロスって円なの?十字なの?」
美波「違いますぅぅ」
智香「フレッフレッ美波さん!頑張れ頑張れ美波さん!」
P「言えそうに無いならいくよ?」
翠「Pさん私から一つよろしいでしょうか?」
P「ん?翠が質問とは珍しいね」
翠「『那須与一の再来』ってご存知ですか?」
P「那須与一って言うと源氏方の弓の名手だよね?」
P「再来?知らないなぁ」
翠「そうですか」
翠(数年前の的中表にあった全部中白に皆中させてたPさんと同姓同名、写真もPさんそっくりだったけど)
都「Pさん、私からも!」バッ
P「車まわしてくるねー」スタスタ
都「あ、待って!聞いてー!」タッタッタッ
ガチャ バタン
比奈(あー、なんかもう。訳わかんないっス)
END
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