魔王「安価で人間と仲良しこよし大作戦」【安価】 (1000)
魔王「世襲で魔王になりました」
魔王「だけどね、ほら、あれよ」
魔王「ぶっちゃけ戦争ってさ、何も生み出さないじゃん?」
魔王「そんなわけで和平をしたいんだけど何かいい案がないの?」
側近「魔王様がそうしたいと仰るなら腹心として協力は惜しみません」
側近「しかし、人間を虐[ピーーー]る作戦こそ幾通りも考えられても、和平となると…」
側近「そんなわけで、安価の秘宝をご用意しました」
側近「この秘宝を使えば、きっと魔王様の望みを叶えるための手段が分かりましょう!」
側近「おおっ、早速安価が!」
魔王「>>3…?」
※ある程度以上の公序良俗に反する安価や、>>1が意味を汲み取れなかった安価は下にします
※安価ははじめてですが、よろしければおつきあいくださいませ
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和平の使者を各国へ送る
魔王「和平の使者を各国へ送る…?」
側近「おお、さすがは安価の秘宝!」
魔王「使者って? 誰送ればいいの? ていうか、どれくらい国があるの?」
側近「心配は無用です、魔王様。安価の秘宝に尋ねれば問題はありません!」
魔王「じゃ、とりあえずは人間がどれくらい国があるか…だよね?」
魔王「安価の秘宝、教えて!」
側近「ふむ、どうやら>>6ヶ国あるようですな」
人間の国
妖精の国
獣人の国
天人の国
魔王「人間の国、妖精の国、獣人の国、天人の国…」
魔王「ふう、200とか500とか出てきたらどうしようかと思ったけど少なくて良かった」
側近「さようですね。して、使者には誰を向かわせましょう?」
魔王「ふっふーん、それだって安価に任せちゃえばいいじゃない! だって面倒だもの!」
側近「さ、さよう…ですか…?」
魔王「さてさて、安価さん、安価さん、使者には誰がいいかな?」
側近「>>9ですか」
サキュバスさん
魔王「カモーン、サキュバスさん!」
サキュ「はあーい、魔王様、ご機嫌うるわしゅう」
魔王「相変わらずきれーだねー」
サキュ「いやだ、魔王様ったらお上手~」
魔王「えー、そんなことないよー」
サキュ「それで今日はどんなご用でしょう、魔王様?」
側近「魔王様は人間との和平交渉の使者としてサキュバスさん、あなたを選ばれたのです」
魔王「そういうわけで、行ってきてくれる?」
サキュ「まあ! そんな重要な使命、わたしだけで大丈夫かしら…?」
サキュ「わたしだけで大丈夫なんですか?」
魔王「うーん、どうだろう? ちょっと待ってね」
魔王「安価さん、サキュバスだけで平気? あと1人か2人なら予算的にいけるけど?」
側近「>>12だそうです」
阿修羅
阿修羅「我を呼んだか、魔王よ」ゴゴゴ…
魔王「呼んだよ!」
側近「かくかくしかじかで、あなたを使者にいたします」
魔王「よろしく!」
阿修羅「うむ、まかせておくが良い」ニタァ
サキュ「阿修羅ちゃんなら安心ね♪」
側近(いや、むしろ不安要素しか…)
魔王「いやー、期待してるよ! だから頑張ってね!」
サキュ「ええ、全身全霊をもって使者としての務めを果たしますわ」
阿修羅「して、はじめにどの国へ行けば良いのだ?」
魔王「まずはね、>>14かな!」
人間の国
妖精の国
獣人の国
天人の国
の4ヶ国からお選びください
天人の国
―天人の国―
阿修羅「ぬう…何なのだ、この窮屈極まりない鎧は」
サキュ「魔王様が授けてくださった、封魔の鎧よ」
サキュ「見た目はただの鎧だけど使用者の魔力を根こそぎ封じる、魔王様の逸品なの」
阿修羅「それを何故、この我がつけねばならぬのだ」
サキュ「だってあなた見た目怖いし、人間が恐れてしまうでしょう?」
阿修羅「フハハ! それこそが我が享楽! 恐怖と絶望こそが糧なのよ」グハハ
サキュ「何でこんなのが和平の使者なのかしら…?」
阿修羅「この国の者はどいつもこいつも背中に羽根などを生やして珍妙な様相をしているな…」
サキュ「天人の国は翼を持った人間が暮らしている国だから当然でしょう」
サキュ「魔王様に安価の秘宝というものを預かってきたわ。これを使えばわたし達のなすべきことが分かるそうよ」
阿修羅「む、早速出てきたな! >>18か!」
王城に行く
人がいない…?
>>17でいいっすかね?
いいんじゃないでしょうか
あと↓2とかで指定すると遠くなりすぎなくていいのかも
衛兵「何者だ! ここから先は許可なき者を進ませることはならぬ!」
阿修羅「退けぃ、弱者に用はない」
衛兵「ひっ…」
サキュ「ちょっと阿修羅、ダメじゃない。威嚇しちゃ」
阿修羅「むう?」
サキュ「わたし達は魔王様の命令で和平を結ぶために来たのよ」
衛兵「わ、和平…?」
阿修羅「さあ、この城の主を出せ」
衛兵「>>20」
ありゃ
>>19
ありがとうございます
そうします
下2です
阿修羅「貴様、この我の言葉を疑うと言うのか!」
衛兵「ひぃいいっ…!?」
サキュ「はいはいはい、すぐ怒らないでってば」
サキュ「証拠なんてちゃんと…」ゴソゴソ
サキュ「…あら」
阿修羅「どうした?」
サキュ「わたし達は魔族よね」
衛兵「ど、どこからどう見ても…」
阿修羅「フハハ! そうであろう!?」
サキュ「でも、何をどうしたら使者って認めてもらえるのかしら?」
阿修羅「【安価下2】…?」
阿修羅「ああ、これなら預かっている」
サキュ「何であんたが持ってるの!? 魔王様に取り入ったの、ちょっと!」
阿修羅「うるさいぞ、行き遅れ! さあ、これを見よ、魔王様より賜った書状である!」
衛兵「こ…これが魔王の…? た、ただちに陛下へ連絡を入れますのでどうぞお進みください…」
サキュ「きぃーっ! 何であんたなのよ! 何でなの、何で何で!?」
阿修羅「うるさいぞ、淫魔」ゲシッ
ザッ
?「お前達が魔王からの使者か!?」
サキュ「何よ、文句でもあんの? つか、あんた誰?」
阿修羅「むっ、あやつは…【安価下2】!」
サキュ「って、何で魔王様きちゃってるんですか!?」
魔王「よっ、いい反応」
阿修羅「何故、魔王がここへいるのだ? 我らが使者として出向いているのであろう?」
魔王「いやー、いくら安価とは言え、人をたぶらかすしか脳がないサキュバスと、人間を虐殺することだけが喜びの阿修羅だけじゃ心配だったからさー」
サキュ「」
阿修羅「フハハ! よく我を分かっているではないか!」
魔王「そんなわけできちゃったー」テヘペロ
サキュ「し、しかし、どうして先にこの城の中へ…?」
魔王「そりゃあもちろん、【安価下2】だよ」
魔王「いやー、便利だよね、転送魔法!」
サキュ「顔パスについてのご説明を!」
魔王「だってほら、顔パスもできない魔王なんて、ねえ?」
阿修羅「うむ」
サキュ「うむじゃねー!」
魔王「サキュバスさんは元気でいいよね。さ、ここの王様とお話にいくよー」
サキュ「ああん、魔王様ったら傍若無人…でも、そこがス・テ・キ」ウットリ
阿修羅「何を勝手に濡れているんだ、アバズレ」
サキュ「てんめえっ、いい加減ぶちのめすぞワレェ!」
阿修羅「臨むところだ」
魔王「はいはい、よそ様のお城で喧嘩しないの」
衛兵「こ、こちらへどうぞ…」
ギィィィ…
魔王「和平しよー、天人の王様ー」
天人王「【安価下2】」
魔王「こっ、子づくり…!?」
サキュ「ところで魔王様、魔王様っていっつもその真っ黒いもやもやまとってて容姿が分からないんですけど」
阿修羅「うむ。そもそもお前は男なのか、女なのか? どんな見た目なんだ?」
魔王「つ、ついに性別のベールを脱ぐ時が…【安価下2】だよ」
サキュ(性別のベール…?)
天人王「…」ドキドキ ワクワク
バサッ…
魔王「普通に、男です」キリッ
サキュ「あら、意外と若い」
阿修羅「むしろモヤシのようだな」
天人王「さあ、子づくりを!」
サキュ「て言うか、ヤッちゃんですか? 魔王様! わたしというものがありながら!」
阿修羅「据え膳食わぬは男の恥だ!」
魔王「そうは言われてもなあ…」チラッ
天人王「さあ!」ハァハァ
魔王「【安価下2】ってことで一丁よろしく!」ビシッ
魔王「ふう、天人王の初物いただいちゃったよ」
サキュ「魔王様ぁ…魔王様は童貞を捨てられたんですか? それとも処女を捧げたんですか?」
魔王「うーん…内緒♪」
阿修羅「さすがは魔王だな、いついかなる時も動じないとは…」
サキュ「それで和平はオーケーだったんですか?」
魔王「【安価下2】だってさ」
魔王「いやあ、肉体関係だけで外交ができちゃうなんてラクショーだね、人間なんて」
サキュ(あれ、何でわたしがその役目をしていないんだろう…)
阿修羅「して魔王よ、次はどうすれば良いのだ?」
魔王「残り3ヶ国だね。お次はどうしようか」
サキュ「ま、魔王様もご同行されるのですか?」
魔王「うーん、ちょっと下半身疲れたからパス。後よろしくー」バシュン
サキュ「行っちゃった…」
阿修羅「となれば安価、【安価下2】か」
阿修羅「む! むむむ…どこを見ても武人ばかりだな。血が滾るわ!」
サキュ「はいはいはい、さっさとお仕事するわよ」
阿修羅「何故そんなにドライなのだ!」
サキュ「うっせーな、ぶちのめすぞ、こら。あ?」グイッ
阿修羅「やるのか?」
サキュ「封魔の鎧つけてるあんたなんか目じゃねえっつーの!」
【安価下2】「そこまでだ、魔物! ここを獣人の国と知っているのか!?」
阿修羅「ほう! なかなかの武人ときた!」
獣王「!? こいつ、できる…!?」
サキュ(そう言えばこの国って獣と人が混じったような、ほとんど魔族的な連中の国なのよね…)
サキュ(血の気が多かったりもするし、むしろ人間よか魔族寄りなのに変なの)
阿修羅「1つ、手合わせを願おうか…」ジャキッ
獣王「【安価下2】!」
獣王「はぁああああっ!」ズバァッ
阿修羅「ぐおおっ…」ドサッ
サキュ「あ、終わった?」
阿修羅「ま、負けただと…? この我がどうしてこうも容易く…!?」
サキュ「封魔の鎧つけてるから、あんた本来の実力の90パーセントも出せないでしょ」
獣王「何をしにきたのだ、魔物ども。この地を侵すのであれば、我らは一丸となって貴様らののど笛を噛みちぎってくれるぞ!」
阿修羅「貴様らなどに遅れを取るような軟弱な魔族はおらぬ!」
サキュ「いや、思いっきり今負けたじゃん」
阿修羅「…」ショボン
サキュ「さて、わたしが安価するのも久しぶりね。この打開策は…【安価下2】か」
サキュ「ねえ、獣王様?」ソソクサ
獣王「な、何だ?」
サキュ「ごめんなさいね、阿修羅ってまだ2000年ちょっとしか生きてないような若造だから血の気が多いだけなのよ」
サキュ「だから…あのコに替わって、わたしが謝りますわ」
獣王「な、何故…わたしの鎧の上で指をこねこねするのだ…?」ドキドキ
サキュ「わたしはサキュバス。わたしの謝罪って言ったら、1つしかないじゃない…?」
獣王「そ、それはつまり…」ゴクリ
サキュ「【安価下2】…言わせないでよね…///」
獣王「――あっはっはっ! ひぃっ…ひぃっ…お、面白い…!」
阿修羅「フハハ! もっとやれぃ、サキュバスよ!」
獣王「おお、阿修羅殿、酒がきれているぞ。さあ飲め!」
阿修羅「うむ、いただこう。こちらからも返杯をしようではないか」
サキュバス(どうしてこうなった)
獣王「ふう…腹がよじれるかと思ったが、どうやら悪い連中ではないようだな」
獣王「して、何故この地へ来たのだ?」
阿修羅「魔王様が人間との和平を望んでいる。我らはその交渉にきたのだ」
獣王「和平? 魔王がか? ふむ…【安価下2】だ」
阿修羅「貴様…血迷ったか?」
獣王「これまでの戦争で、どれだけの同胞の命が失われたか知っているか?」
獣王「今さら、あの犠牲をなかったものになどできぬ!」
獣王「ならば! 魔王の首をもってして犠牲となった者全ての魂を慰めねばならぬ!」
サキュ「これ以上、その同胞が死んでもいいって言うの?」
獣王「これは譲れぬ。我らは歩み寄るには遅すぎたのだ」
獣王「…宴の礼だ、即刻立ち去るのであれば背後を狙うようなマネはせぬ」
阿修羅「行くぞ、サキュバス」
サキュ「…そうね。魔王様に相談をしましょう」
サキュ「――ということでしたが、どういたしましょう、魔王様?」
魔王「首ねえ…死んじゃったら和平の意味ないじゃーん」
阿修羅「和平などそもそもがムリだったのではないか?」
魔王「まあ、今は仕方ないね。次は【安価下2】国へ行ってきて」
魔王「ヤダって言われちゃ仕方ないし、後回しにしよう」
人間の国
妖精の国
の2国の内、いずれかをお選びください
サキュ「ここが人間の国ね。地上で1番土地が広い国…だったかしら」
阿修羅「なかなか賑わっているな。それぞれに格好も違うが、そろって貧弱そうな体だな」
サキュ「あんたからすりゃ獣人以外、似たりよったりじゃないの?」
阿修羅「さて、人間どもの城へ行くのか? それとも、別にすることがあるのか?」
サキュ「【安価下2】らしいわ」
サキュ「聖女…?」
阿修羅「何だ、それは」
サキュ「知らないわよ。でも安価なんだから従うしかないわね」
阿修羅「ふむ。では二手に別れて情報収集といこう」
サキュ「…あんた、できるの?」
阿修羅「我に不可能などはない!」
サキュ「そこらのオッサンから青少年までそそのかしてピロートークで聞き出したわ。そっちは?」
阿修羅「うむ、どうやら我が存在感に圧倒されたようだ。お陰でこの通り、金品を献上されたわ」
サキュ「失敗してんじゃない」
阿修羅「で、貴様の集めた情報というのは何だ?」
サキュ「聞き出したのは2つ。聖女っていうのは【安価下2】で【安価下3】らしいわ」
阿修羅「ほう、我好みなような、そうでもないような…」
サキュ「どういうことなのかしら?」
阿修羅「会ってみれば全ては分かるのだろう。さっさと行くぞ」
サキュ「ちょっと、仕切らないでよ、脳筋戦闘狂のくせに」
阿修羅「ならばさっさと動け。我が自ら指示してやるのを不満とするのならば働け」
サキュ「ムカつく、こいつ…」
ザッ
阿修羅「ここに聖女とやらがいるのか?」
サキュ「聞き出した限りだと、確かよ。この【安価下2】に聖女ってのがいるはずだわ」
サキュ「年齢は1万と[ピ----]歳で、結婚歴はありません」
サキュ「好みのタイプは強くてやさしくてミステリアスで、でもちょっと傍若無人でカリスマに溢れていて、何万もの部下からの尊敬を一身に受けて、その権力と武力と魔力は世界をどうとでもできるほどで…」
阿修羅「つまり我か?」
サキュ「違うわ!」
聖女「あのー…お笑いのオーディションはただいまこちらではやっていないのですが…」
サキュ「ハッ、つい婚期を逃してしまった悲しい女の性が…!」
阿修羅「貴様が聖女か。我らは和平の使者として魔王より、この国へ遣わされた使者である」
聖女「和平の使者、ですか。戦争を終わりにしたい、ということですね?」
サキュ「そうよ」
聖女「【安価下2】です。【安価下2】をすれば、きっと国王陛下も和平を受け入れると思います」
阿修羅「祭りか! 血湧き肉踊る、良い催しだ!」
サキュ「それをわたし達と、この国の人間とで共催すればいいのね?」
聖女「はい。陛下は無類のお祭り好きです。ともに泣き、ともに笑い、苦楽を共有することが相互理解の礎となります」
聖女「ですから、一緒にたくさん楽しみましょうね」
サキュ「そういうわけですので、魔王様。お祭りをしましょう」
魔王「お祭り? いいねいいね、やっちゃおうよ! 盛大に!」
側近「人魔大祭運営委員会に行って参ります」
魔王「よろしくー!」
側近「あ、魔王様。お祭りで魔王様は何かリクエストがございますか?」
魔王「うーん、やっぱ、お祭りって言えば【安価下2】と【安価下3】は外せないよね」
側近「――魔王様のご要望はたった2つでございます」
側近「第一に、花火。そして、剣闘士による決闘です」
聖女「いけません、剣闘士なんて野蛮です」
側近「しかし、魔王様は…」
聖女「わたくしどもは、後の世の平和のために、歩み寄ろうという意志をもってお祭りを共催するのです」
聖女「それなのに剣闘士の決闘だなんて!」
?「剣闘士がダメならば、両国より腕利きを選出してのエキシビジョンマッチというのはどうだ?」
阿修羅「誰だ?」
聖女「紹介が遅れましたね。この方は【安価下2】です」
聖騎士「いきなり和平となっても、魔物への脅威は一朝一夕で拭い去れるものではない」
側近「確かに、我々とあなた方では肉体的な機能も全く違いますからね」
聖騎士「そこで、エキシビジョンマッチをし、人間を勝利させる」
聖騎士「そうすれば魔物への脅威も少しは薄れよう」
阿修羅「貴様…! 我らは武力こそが誇りなのだ! それを汚すと言うのか!」
聖女「おっ、落ち着いてください…」
サキュ「そうよ、どうせ暴れたとこで封魔の鎧をつけてるあんたじゃどうにもならないんだから」
聖騎士「これは平和への措置だ。まずは人間が魔物への脅威を薄くさせねば、いずれ恐怖が爆発するぞ」
側近「八百長は我らとしては、もっとも忌むべきことです」
聖騎士「ならば相容れないな」
阿修羅「表へ出ろ、その細い首を捻り切ってくれるわ!」
側近「落ち着いてください、阿修羅さん」
聖騎士「ふん、ここでエキシビジョンマッチをしては魔王に魔物が無様にやられる様を見せられぬぞ?」
聖女「――ざっけんじゃねえぞ、おどれらァ! 今すぐその物騒なもんしまわねえとドタマかち割るぞゴラァ!」
聖騎士「ひぃぃっ」ビクッ
サキュ「トリガーハッピー…?」
側近(何だこの人間は…)
聖女「こほん。…失礼いたしました。でも、喧嘩はいけませんよ?」
側近「八百長はなしですが、親善という意味を込めて互いの猛者を戦わせるのは良い案でしょう」
側近「こちらは【安価下2】を出しましょう」
聖女「では、わたし達からは【安価下4】が」
魔王「おっかしーなー、見る側のつもりだったのに」
側近「あくまでも親善試合ですので、くれぐれも永遠に再起不能となってしまうような重症や後遺症、また、見た目があまりにもグロテスクになってしまうようなことはしないでください」
魔王「覚えきれないよ」
阿修羅「ならばこの我が!」
魔王「はいはい、阿修羅はいつもやる気まんまんで偉いねー」ナデナデ
阿修羅「なめるなァ!」
サキュ「ああ…魔王様、わたしのこともなでなでしてくださいまし」
魔王「甘えん坊さんだなあ、まるでベッドの中の天人お――むぐっ」
サキュ「それ以上はいけません」
側近「それでは魔王様、ご勇姿を期待しております」
魔王「ほいほーい」
女勇者「ま、魔王を…親善試合で殺す…?」
聖騎士「そうだ。魔王からの和平など、とうてい信じられるものではない」
聖騎士「油断させておいたところを卑劣にも攻撃してくるのが目に見えている」
女勇者「で、でも…そんなことして、祭りにきてる魔物が暴れ出したら…」
聖騎士「魔王を討ち取れば魔物どもも消える。伝承では確かにそうなっているのだ。報復を恐れることはない」
女勇者「ほ、本当に…魔王が悪いことを考えてるの?」
聖騎士「ああ、もちろんだ。勝負は最初の1撃だ。油断しているところを、その剣で刺し殺せ」
女勇者「…」
聖騎士「では、期待しているぞ」ニタリ
バタム
女勇者「…本当に魔王が、裏切るの…? だとしたら、この機会で…」
女勇者「でも…」
女勇者は聖騎士の言うことを信じた?
1 信じる
2 信じない
3 半信半疑
→ 【安価下2】
実況「さぁ、人魔大祭の目玉企画! 人間と魔族、双方の雄によるエキシビジョンマッチが始まります!」
実況「解説として聖女様と、魔族随一の戦闘狂であるという阿修羅さんにお越しいただいております!」
聖女「はい、よろしくお願いします」
阿修羅「フハハ、我を呼ぶとは分かっているではないか」
実況「早速ですが、女勇者対魔王! 見せ物にしちゃっていいのかっていうぐらいの運命的な戦いになると思いますが、聖女様はどちらが勝利するとお考えですか?」
聖女「わたしにはどちらとも申し上げることはできません。しかし、女勇者さんはとても芯の強い方ですから、人間としての底力を見せてくれるはずです」
実況「なるほど! 阿修羅さん、やっぱり魔王というのは絶対的な存在ですか?」
阿修羅「現魔王は即位早々に和平をするなどと抜かした軟弱な思想の持ち主だが、その実力は歴代でも最強と言われている」
実況「強くてやさしい王様なんて、まるで理想像ですね!」
実況「さあ、ここで両選手入場! まずは赤コーナー、我ら人間の希望! 女勇者!」
実況「続いて、青コーナー! 魔族の王にして、最強最悪と言われ続けた平和を掲げるやさしき魔王!」
実況「両選手、剣を抜いて合わせます。――レディ・ファイっ!」
女勇者「胸を借りるつもりでいきます!」ブンッ
魔王「うわっ、女の子なのにけっこう力強いね」
女勇者「はぁあああっ!」
魔王「うわ、っとと…すごいすごい!」ヒョイヒョイ
実況「女勇者、攻める、攻める! しかし、魔王は軽々といなしていきます!」
阿修羅「何だ、あの戦い方は! 正面から打ち合わねば面白くも何ともないわ!」
聖女「女勇者さんの剣の腕は国でも一、二を争うはずなのですけど…さすがは魔王ですね」
魔王「あははっ、へえー、すごいね、女勇者!」
女勇者「そのまま聞いてください」ヒソ
魔王「?」
女勇者「聖騎士さんが、あなた方が人間を油断させておいて、後で襲うつもりだと言いました」ヒュンッ
女勇者「だから今、ここであなたを殺せ、とも」ブンッ
魔王「ふうん?」
女勇者「そんなはずないと、信じてます。でも、一体どうしたらいいんですか?」
女勇者「絶対に、あなた方を理由もなく怖がってしまったり、昔から続く戦争のせいで憎んでいる人がいます!」
女勇者「その時にわたしは、どうすればいいんですか!?」
魔王「うーん、難しいことはよく分からないけど、どうにかなるよ」ヘラッ
女勇者「ど、どうにかって…!」
魔王「キミ、いい娘なんだね。けっこう、好きだよ。まっすぐで、ひたむきな女の子って」ニコッ
女勇者「っ!?///」
魔王「隙有り! 魔王式・超究極魔王斬(手加減版)!」
ズッバァアアアッ
女勇者「この人卑怯だァ――――っ!」ドサッ
魔王「ささやき戦法は基本」キリッ
ブ------
ブ---- ブ-----
実況「ブーイングです! 魔王に対してブーイングが起きています!」
阿修羅「男ならば正々堂々と! 全ての技をその身で受け止め、全身全霊を持って攻撃をするのだ!」
聖女「そうです、そうです! 力と力、血と汗と涙、何より魂同士のぶつかり合い! それによって人の心は打ち震えるのです!」
阿修羅・聖女「「それを騙し討ちなんて卑怯なことして、恥ずかしくないのか魔王ぉおおお―――――っ!」」
実況「え、何この人ら…?」
魔王「いやー、楽しいね。盛り上がってるかーい!?」
女勇者「あれっ、そんなに痛くない…?」ムクッ
魔王「みーんな、文句言ってるね。キミが一生懸命に剣を振って、僕がそれを華麗に受け流して不意打ちを食らわせたから、すっかり悪役だ」
女勇者「何でそんなこと…?」
魔王「分かりやすい悪人がいると、まとまりやすいでしょ」
魔王「魔族も人間も関係なしに、僕をブーイングしちゃうくらい…ここに集まったみんなは同じ気持ちを共有してるんだ」
女勇者「…でも、聖騎士はまた悪いこと企むかも…」
魔王「別にいいって。悪いことしちゃうようなヤツは、キミがどうにかしてくれるって信じてるから」キラリンッ
サキュ(何なの、あの女勇者って女! 魔王様の爽やかスマイルを一人占めなんて!)
サキュ(そうだわ、安価の秘宝ならきっと今後の展開を教えてくれる! いつアタックすればいいかも、おのずと分かる!?)
サキュ(お祭りで魔王様の身に起きる、重大な出来事は…【安価下2】!?」
サキュ「そっ…そんな!? 絶対に阻止してやるわ!」
サキュ「ひょっこり出てきた泥棒猫の分際で魔王様に色目を使うなんて、恥を知りなさい!」
阿修羅「おい、さっきから何をキイキイとわめいている?」
サキュ「うっさいわよ!」
側近「これ、人間の目があるのですから大人しく振る舞うようになさい」
側近「魔王様はすでに花火を眺めるために移動しているんですから」
サキュ「ハッ、こうしちゃいられない! すぐにでもあの泥棒猫と魔王様を引き剥がしてやらないと!」
阿修羅「あいつは何を発情しているのだ?」
側近「サキュバスなんてそんなものでしょう」
聖女「では、ここに調印を」
国王「うむ」
魔王「はいはーい」
聖女「これによって、人間の国と、魔族の間に和平が結ばれましたね」
魔王「これからよろしくね、人間の王様」
国王「こちらこそ、互いに益となる関係を望むよ、魔王。女勇者も、魔王にはしてやられたが見事な戦いだった」
女勇者「ありがとうございます、王様」
聖女「では、調印を祝しまして花火を打ち上げましょう」
魔王「花火! ねえ、打上げ場所はどこなの? この王宮から見えるんでしょ?」
聖女「ふふ…花火は、私が打ち上げるのですよ」
聖女は莫大な魔力をその身に集めて解き放った!
夜空に魔力が飛んでいき、遠くで弾けて大輪の花を咲かせる!
サキュ「魔王様ぁあああああ――――――っ!」
魔王「あっ、サキュバス。おーい、ここだよー!」
サキュ「魔王様、わたしの想いを受け取ってくださいまし! 淫魔法・ビックリドッキリマジック!」テレレレッ
魔王「うわっ、何か出した!」ヒョイッ
魔王は気持ち悪がって避けたが、うっかり足をもつれさせた!
女勇者「へっ…!?」
ドンガラガッシャ-ン
魔王「ううーん…」モニュ
魔王「もにゅ――?」
女勇者「」パクパクパク
魔王「あー…えっと…意外と…あるんだね」ニッコリ
――――
本日はここまでにします
ありがとうございました
再開しまーす
人がいればいいんですけどね
―――――
側近「安価で人間との和平を実現させて、仲良しこよしになろうという魔王様の思いつk…ではなく、壮大なご計画」
側近「地上の4ヶ国である、人間の国、妖精の国、獣人の国、天人の国に安価で選出した使者である、サキュバスと阿修羅を送り込んでいる最中です」
側近「天人の国、人間の国では和平を申し入れてもらえましたが、獣人の国では魔王様の首を持ってこいなどとまことに遺憾なお返事をちょうだいしてしまいました」
側近「人間の国も表向きは何事もなく平穏無事に和平を結びましたが、聖騎士とか言う者が何を考えているのやら…」
側近「ともかく、次にサキュバスと阿修羅が和平の使者として出向くのは妖精の国となっています」
側近「…魔王様、あらすじはこんなもんでいいですね?」
魔王「いいんじゃない? じゃ、早速安価で妖精の国に行ってるサキュバスと阿修羅がどんな目に遭ってるか見てみよ」
側近「かしこまりました。さてさて…【安価下2】という状況らしいです」
阿修羅が何故か妖精にモテモテで、妖精の女王に惚れられてしまった
ありゃ、いませんか
19時頃に出直しますね
>>131の安価は、ここから下2にしておきます
あれ、いた!?
あ、はい、再開します
安価は当初の予定に従って>>133を採用させていただきます
すみませんね、なんだか
―――――
妖精A「まあ、素敵な肉体ですこと」
妖精B「あははっ、ねえねえ、どうしてそんなに怖い顔をしているの?」
妖精C「ねえねえ、すごいわ、ここの鎧から出ている肉体、まるで鋼みたいよ」
阿修羅「ぬぅ…ええい、やかましい! 散れぃ! 我は貴様らのような軟弱な者を好かん!」
妖精女王「まあ、何と剛毅な方でしょう。我々はこの通り、か弱く儚い一族…」
妖精女王「あなたのような方が我が国を訪れたことはまことに喜ばしきことですわ」
妖精女王「ああ…あなた様、その身命にわたしは心底惚れ込んでしまいましたわ」
阿修羅「どうしてこうなっているのだ!」
サキュ「そりゃわたしの台詞よ。何で、わたしはサキュバスなのよ! なのにどうしてお色気安価がこないの!?」
阿修羅「ふん、1万[ピ-----]歳のお色気など誰も期待などしていないのだ」
妖精女王「阿修羅様、ああ阿修羅様、阿修羅様…。わたくし、あなたのことしか考えられませんわ」
サキュ「そんなのどうだっていいわ。妖精女王、あなた、魔王様からの和平を受けてくれるの?」
妖精女王「【安価下2】です」
阿修羅「何ぃ…? 貴様を嫁にする? しかも、この我が婿入りだと!?」
サキュ「あーら、いいじゃない。あんた、もう2000歳過ぎてるんでしょ? そろそろ身を固めなさいよ?」
妖精女王「どうか、阿修羅様…」
阿修羅「ぬぬ…」
サキュ「あんたが婿入りしちゃえば魔王様の望みが実現するのよ? 臣下としては当たり前のことじゃないの?」
阿修羅「ぬぐぐ…ええい、こうなれば安価よ! 安価の決断は! 【安価下2】だと!?」
魔王「おめでと、阿修羅! いやあ、良かったね、サキュバスさんと違って婚期を逃さないで」
サキュ「」
側近「おめでとうございます、阿修羅。それに妖精女王も、このように粗暴な輩を引きt…婿へ迎えていただけるとは」
妖精女王「初恋でしたわ…///」
魔王「国家間で、しかも一国の女王と結婚だなんて嬉しいよ。こうなるのがもっと一般化すれば世界も平和になるんだろうね」
阿修羅「何だ、この料理は! 我は肉を所望するぞ!」
妖精A「阿修羅様が怒ったー!」
妖精B「なんて素敵な恐ろしい形相! 妖精女王はさすがね!」
妖精C「お肉なんてものを食べられるなんて、ワイルドで素敵だわ」
側近(彼はこの国でやっていけるのでしょうか…?)
魔王「あ、そうそう。妖精女王、阿修羅、これ、贈答品ね」
側近「魔王様のコレクションでも最高級の【安価下2】でございます。お納めください」
阿修羅「おおっ、これは幻とも呼ばれる武具! 輝きの大鉈!」
妖精女王「一体…これにはどのような言い伝えが?」
側近「輝きの大鉈は見ての通り、名称の通りに眩い輝きを放ち続けるだけの大きな鉈でございます」
魔王「やっぱさ、こういうお祝いのものはキラキラしたものがいいと思って」
サキュ(新郎新婦に刃物を贈るって、魔王様…)
妖精女王「まあ! 家宝…いえ、国宝として未来永劫、大切にいたしますわ!」
阿修羅「礼を言おう、魔王よ」
魔王「喜んでもらえて嬉しいよ!」
側近(いやはや、根がバカな方ばかりで何よりです)
サキュ「ところで魔王様、これで4ヶ国の内、3国との和平を結べましたが…獣人の国はどうされますか?」
魔王「うーん、どうしようかな。まあでも、仲良くやってるのを見てたら獣王も仲間に入れてって言ってくるんじゃないかな?」
阿修羅「牙を剥くと言うならば、我が手ずから捻り潰してくれるわ!」
妖精女王「まあ! 何と頼もしいのでしょう! それでこそ、わたくしが惚れ込んだ殿方ですわ…」スリスリ
阿修羅「ええい、ひっつくな、うっとうしい!」
妖精女王「しかも硬派でいらっしゃる…何て素敵なのでしょう…」
サキュ(リア充爆発しろ)
サキュ「ん? あら、魔王様…安価の秘宝が勝手に…」
魔王「うん? どうしたんだろうね? どれどれ、えーと…?」
直下 コンマ判定
1~5 獣人の国が天人の国へ侵攻開始! 両軍死傷者多数! 天人王より、防衛要請!
6~9 聖騎士が人間の国でクーデター! 女勇者が囚われて洗脳され、妖精の国へ大軍とともに攻め込む!
魔王「戦争!? マジで!?」
妖精女王「ど、どうして地上に同じく生きる者同士で争いなど…」フラッ
妖精A「ああ、女王様!」
阿修羅「妖精女王よ、我が妻ならばこの程度でうろたえるでない。闘争とは永遠に発生し続けるものだ」
阿修羅「そこから目を逸らして逃げるなど言語道断である! 魔王よ、すぐに軍を編成して獣人の国を滅ぼそうぞ!」
阿修羅「さすれば地上で魔王に逆らうような愚か者は一掃される!」
側近「落ち着きなさい、阿修羅。過剰防衛などして人間の国が恐怖に陥っては、折角結んだ和平が水泡に帰します」
サキュ「どうされますか、魔王様?」
魔王「【安価下2】」
1 折角仲良くしようって言ってるのに無視するような国なんて、ぶっ壊しちゃえばいいや
2 とにかく天人の国に魔王軍を派遣して防衛に務めよう
3 その他、自由
天人王「魔王、よく来てくれた」
魔王「状況はどうなの? とりあえず、魔王軍を加勢させて、一時的に退けることはできたけど…」
天人王「天人軍は4割もの兵を失ってしまいました。しかし、獣人軍もまた、同じほどの消耗をしているはずです」
天人王「しかし、獣人軍は我らに比べて、その規模は4、5倍はあろうかという大軍勢です」
天人王「加勢が遅れていたら我が国は落とされていたでしょう。感謝いたします」
阿修羅「魔王よ、我が陣頭指揮を執る。防衛戦など我の好みではないが、こちらからは一切の攻撃をしないで良いのだな?」
魔王「それでいいよ」
*「天人王! 獣王より、このような手紙が!」
天人王「っ! これは…」
魔王「なになに…【安価下2】を要求する…。さもなくば…【安価下4】…?」
サキュ「一騎打ちに応じなきゃ、獣人が全員自殺するっての? 正気?」
阿修羅「ふん、そこまでして魔王に負けたいと言うならば相手をしてやれば良いだけであろう」
魔王「いやあ、人気者って困っちゃうね」テヘ
側近「おどけている場合ではありませんよ、魔王様」
天人王「そうです。そんな残酷なことの上に平和が成り立つはずがない」
魔王「そうだね…。さて、じゃあ行くしかないね。でも、向こうの要求ばっかり聞くなんて舐められちゃうと思わない?」
阿修羅「うむ、その通りであるな」
サキュ「そんなこと言ってる場合ですの?」
天人王「代わりに要求を出すと言うのですか?」
魔王「そう。一騎打ちをして獣人王が敗れた場合、【安価下2】ってね」
1 和平に応じろ
2 獣人の国を解体して魔王軍傘下に下れ
3 獣人王の娘を側室にする
4 その他、自由
獣人王「よくぞ、この決闘に応じたな、魔王」
魔王「これでも平和主義者だから。でもその代わり、そっちが負けたら和平に応じてもらうよ」
獣人王「良かろう。我が全身全霊をもって、魔王、貴様を葬り去る」
魔王「よっぽど、僕を討ち取れる自信があるみたいだけど、何か策でもあるの?」
魔王「これでも歴代最強を自負してるから、例え魔族に迫るフィジカルを持つ獣人の王でも負けるつもりないんだよね」
獣人王「無論だ。無策で貴様のような男に挑むほどの愚か者ではない」
獣人王「我が用意したのは【安価下2】。これを使うことを卑怯と言うなよ? 最強の魔王であるならば、な」
魔王「何それチートにもほどがある」
獣人王「覚悟しろ、魔王…!」ダッ
魔王「うわっ、来た!」
獣人王「魔殺しの大剣はまさに貴様のような者をぶち殺すためだけに存在するようなもの!」
獣人王「長い戦乱の歴史に、今日こそ終止符を打つ!」
獣人王「戦の中で散っていった朋友の魂を、貴様の命でもって慰めてやるのが俺の務めだ!」
魔王「ちょっ、これはヤバい、まじでヤバい、死ぬよ!?」
獣人王「貴様を殺すことで我らは未来へ進むのだ!」
魔王(ああもう、獣人ってのは石頭なの? て言うか、さんざん苦しめてきたのは先代なのに!)
獣人王「死ねェ、魔王!」
魔王「!?」
直下 コンマ判定
1~3 魔殺しの大剣が炸裂! 魔王に瀕死の大ダメージ!
4~6 魔殺しの大剣が魔王を掠める! それだけでも魔王には中ダメージ!
7~9 魔殺しの大剣を真の意味で使いこなせる者は別にいる!
0 魔王「実は…」
魔王「ぐっ…!?」
獣人王「掠めただけで、魔力が一気に削がれたな? あと何度当てれば、貴様は死ぬのだ?」
魔王(すぐにどうこうなるほどのダメージじゃない…)
獣人王「さあ、さあ、さあ! どうした、魔王よ! 恐れを成したか!?」
獣人王の猛攻!
凄まじい攻撃に魔王は手も足も…【直下コンマ判定】(中ダメージ-1)
1~3 出ない!
4~7 互角!
8~9 ぶっちゃけ余裕
魔王「ほんと、舐めないでくれるかな!」ズガァッ
獣人王「何っ…!?」
魔王「それがあって、ようやく対等くらいなのに勝ち誇っちゃってさあ。恥ずかしくないの?」
獣人王「ふっ、これがあって対等だと言うならば、より志の高い者が勝利するのが必然というもの!」
獣人王「ならば! 決して負けはせん! この俺の双肩には一族の悲しみと怒り、そして未来への希望がかかっているのだ!」
獣人王「我らの未来に、魔王! 貴様は不要なのだ!」
魔王「【安価下3】」
獣人王を説得できれば和平成功!
説得はコンマ判定になりますが、魔王の説得次第で+や-で成功率が変化します!
直下 コンマ判定 説得+2
1~4 獣人王「それでも、貴様を討たぬことに、俺は未来などを望めない」
5~9 獣人王「…目が覚めた思いだ」
魔王「獣人王…」
獣人王「お前の、言う通りだ…」
獣人王「俺は…父も母も、戦争の中で失った」
獣人王「多くの戦友が、民が、戦いで犠牲となり、憎しみに囚われていた」
獣人王「だが、このままでは…また同じことが繰り返されるのだな」
獣人王「憎しみを断つために憎しみを生み出しては仕方がない」
獣人王「…今ここで、我らは獣人の国は魔王に宣誓しよう」
獣人王「ともに平和な世を築こう」
獣人王「一朝一夕で、これまでの憎しみが消え去ることはない」
獣人王「しかし、ともに協力すればいつの日か、憎悪に囚われることなく手を取り合えるはずだ」
魔王「分かってくれてありがとう、獣人王」
側近「――こうして魔族と、地上の4ヶ国による長い長い、戦乱の日々が終結を迎えたのでした」
側近「見た目も、考え方もそれぞれ違い、衝突することもあります」
側近「しかし、固く結束をしたわたし達はそれらの困難を前にしても挫けず、問題解決のために一丸となれます」
側近「…こんな感じのまとめでいかがですか、魔王様?」
魔王「うーん、【安価下2】」
1 満足! これにて完結! (エピローグへ)
2 まだまだトラブルなんて湧いてくるよ (続く)
天人王「ぬほぉおお産まれるぅうううっ」
サキュ「産まれないわよ。あんた、野郎でしょ」
天人王「…はい」
サキュ「あれ、でも子づくりは不成功ってこと…? いいの、和平しちゃってて」
天人王「いやはや、魔王と過ごしたあの時間は人生でも最高の経験となりました」
天人王「それだけで和平をした価値もあったというものです」
サキュ「言葉選んでるけど、要するにホm…」
天人王「獣人の国とはいさかいがありそうだが、獣人王はよく自国の民をまとめている」
天人王「すぐに両国が手を取り合うことは難しいが、いずれ分かり合えると信じている」
サキュ「そう。…なら、そのまま魔王様に報告をしておくわ」
天人王「これからどちらへ?」
サキュ「人間の国よ。各国の様子を視察してこいって魔王様から拝命されているの」
天人王「ご苦労さまです。獣人の国へ行かれた際は、獣人王によろしくお伝えください」
サキュ「分かったわ。それじゃあね、変態」
天人王「」
女勇者「あ、サキュバスさん!」
サキュ「出たわね、魔王様に色目を使う小憎らしい虫!」
女勇者「そんな、ひどい!」
サキュ「まあいいわ、人間の国はどうなの?」
女勇者「聖騎士さんが陰で色々と画策していたみたいなんです」
サキュ「ああ、あのいけ好かない野郎ね」
女勇者「でも聖女さんがそれに気づいて…」
サキュ「…どうしたの?」
女勇者「折檻するまでは良かったんですが、それ以来、聖騎士さんが何かに目覚めてしまって――」
聖騎士「これはこれは、サキュバス殿ではないか! あなたは確か、性を司る様々な魔法を使える聞く」
聖騎士「究極のSMプレーというものについて、アドバイスをいただけはしないだろうか」
サキュ「…ああ、こうなっちゃんだ?」
女勇者「そうなんです…。聖女さん、あれで色々と…ぶっ飛んでるところもあるんで…」
聖騎士「おほぅ、無視プレー…し、しかし、もっと物理的に効くようなものを…」ハァハァ
サキュ「まあ平和そうで良かったわ」
女勇者「あの、ところで…魔王に会うのはアポとか、ちゃんと取った方がいいですか?///」
サキュ「魔王様は渡さないわよ!」
女勇者「そんなぁ! 意地悪しないで教えてください!」
獣人王「おお、宴会芸100連発のサキュバスではないか」
サキュ「やめてくれる、それ」
獣人王「して、何用だ?」
サキュ「魔王様から、各国がどうなっているかの視察をするように言われたから来たのよ」
獣人王「そうか。和平した直後は何かと不満の声があったのだが、俺も魔王にならい、根気よく民を説得している」
獣人王「すぐにこれまでのわだかまりを解消することはできない。しかし、諦めるつもりはない」
獣人王「平和の何たるかは、魔王よりしかと教授されている」
サキュ「順調ならいいわ。それと、天人王からよろしくって」
獣人王「天人の国には悪いことをした。損害で言えば、あちらの方が大きかったはず」
獣人王「それを許してくれるとはな…。こちらも、最大限に努力をしよう」
サキュ「そうしてちょうだい。次に魔王様の首を持ってこいだなんて言ったら、その場でぶち殺すわよ」
獣人王「それほどに心酔しているのも頷ける。魔王は、良い男だった」
サキュ「あら、分かってるじゃない。杞憂だったのね。それじゃ、これからも頑張りなさい」
阿修羅「サキュバスか、どうした?」
サキュ「すっかり妖精の国に馴染んでるわね。あんたの周りの妖精に違和感なくなったわ」
妖精A「阿修羅様、人間の国から資源を取り寄せたのですが重くて動かせません」
阿修羅「クソ、何かと軟弱な連中だ」ノソノソ
サキュ「…体のいい力仕事担当者じゃない」
妖精女王「しかし、阿修羅様はとてもやさしくしてくださっています」
サキュ「あいつがやさしい~?」
妖精女王「はい。先日の初夜も…阿修羅様はわたくしをずっといたわり続けてくださって…///」
サキュ「リア充滅べ」
阿修羅「おい、サキュバス、何をしに来たんだ? まさか、我を笑いにきたのではないだろうな?」
サキュ「あんたみたいなリア充なんて、見たくもないわよ!」
阿修羅「りあじゅう…? 何だそれは。美味いのか?」
サキュ「あーはいはい、何でもないわ。特に問題らしい問題なんてないわね? そんだけ確認にきたの」
阿修羅「問題、か。山積みだ」
サキュ「はあ? 例えば何よ?」
阿修羅「メシが我の口に合わぬ! 闘争が全くない! およそ、我の好むものがここには何一つないのだ!」
サキュ「平和ってことね、ならいいわ」
阿修羅「平和だと!? どこがだ、ここは我にとって地獄だ! 徐々に我の力が衰えてしまうようだ!」
サキュ「妖精女王、たっぷりこのバカを飼い馴らしておいて。それが平和の秘訣よ」
妖精女王「はい、確かに承りました」
阿修羅「血湧き肉踊る興奮がない! 血はどこだ、何故、争いが起きぬのだ、この国は!?」
サキュ「そういうわけで魔王様、各国とも平和なようです」
魔王「そっか、お疲れさま、サキュバスさん」
サキュ「魔王様のためを思えばこそ、このようなものは苦労にはなりません」
魔王「そう? サキュバスさんはやさしいね」
サキュ「魔王様…///」
魔王「そうだ、サキュバスさんにお礼をしないとね。何が欲しい? 何でもあげるよ」
サキュ「! ほ、本当ですね? で、では…わたしは【安価下2】を所望いたします…///」
最後の安価です
果たしてサキュバスは何を手に入れるのか…。
そして――。
魔王「それにしても変わってるよね、サキュバスは。何で子どもなんて欲しがったの? 子ども好きなイメージなかったけど」
サキュ「もう…何を言うんですか/// わたしはずっと、魔王様を想っていたのに」
魔王「…」
サキュ「愛していますわ、魔王様」
魔王「…うん、こっちこそ、愛してるよ、サキュバス」
チュッ
*「あーっ! パパとママがチューしてる!」
サキュ「ふふふ、だって愛し合っているんですもの」
―――――END
ネタ担当に成り下がってたサキュバスが最後に報われて良かったです
どうもありがとうございました
魔娘「パパ、パパの似顔絵かいたの!」
魔王「へえ、上手だね。さすがは魔娘ちゃんだね」ナデナデ
魔娘「えへへー。パパだーい好き」ギュッ
魔王「うん、パパも魔娘のこと大好きだよ」ナデナデ
サキュ「ぐぬぬ…」
側近「どうされました、サキュバス様」
サキュ「ねえ側近、どうすればまた魔王様がわたしをぎゅーってしてくれるの?」
側近「さあ、わたしには分かりかねますが。…困った時は、安価をお使いになられては?」
サキュ「! その手があったか!」
サキュ「よっしゃ、まずは【安価下2】で魔王様の気を惹けばいいのね!?」
サキュ「ねえねえ、あーなーたー?」キャピッ
魔王「うん? どうしたの、サキュ――」
魔娘「あー、ママがフリフリつけてる! いいないいなー! 魔娘もフリフリほしい!」
側近(ああ…どうして魔王様の妃がこのような痴女なのか…)
サキュ「どうかしら? 似合ってる…?」
魔王「【直下 コンマ判定】」
1~2 綺麗だよ (魔王好感度+1)
3~6 サキュバスって母親になっても変わらないね(魔王好感度±0)
7~9 ねえ…そういうの、魔娘の教育上良くないからすぐにやめてくれない? (魔王好感度-1)
魔王「うん、綺麗だね」
サキュ「き、綺麗? 本当? うふふ…」
魔娘「魔娘もきたいー!」
魔王「ダメだよ、魔娘には1万年くらい早いよ」
魔娘「何で?」
魔王「あの格好はね、ママが1万歳超えだから、その必死さに免じてかろうじて許されているものなんだよ」
魔王「魔娘はそのままで充分に魅力的だから必要ないの。分かった?」
魔娘「うん!」
サキュ「…あれ?」
サキュ「どういうことよ、側近! ぎゅーってならないじゃない!」
側近「そりゃ、魔王様は魔娘様を溺愛していらっしゃいますから」
側近「魔王様の愛情表現なんて激レアなはずなのに、それが年中無休で繰り返されるほど大切にされているんです」
側近「あなたにだって、数えるくらいしか愛情表現はしなかったでしょう?」
側近「つまり、それだけ魔王様の好感度が低下しているのです」
側近「安価で好感度を上昇させていけば、いずれは魔王様に愛情表現をしてもらえるでしょう」
サキュ「チィ…そううまくはいかないのね。でも、一筋縄でいかないところがまた素敵だわ]
サキュ「次は、魔王様の好感度を上げるために【安価下2】へデートに行きましょう!」
現在の魔王好感度
サキュバス→ 11
魔娘→ 50
サキュ「魔王様、こうして2人で出かけるのは久しぶりですね…」
魔王「そうだねー。いやあ、相変わらず、天人の国は何かと建物が凝ってて面白いや」(好感度+1)
サキュ(ふふふ…魔王様の好みなんて手の平の上よ!)
?「魔王!」
サキュ「あれは…【安価下2】」
引き継ぎのキャラでも、新規キャラでもおkですよ
現在の魔王好感度
サキュバス→ 12
魔娘→ 50
女勇者「久しぶり、魔王!」
サキュ(で、出たわね、泥棒猫! でもわたしは正妻、あんたなんかに負けやしないわ)
魔王「あれ、女勇者。久しぶりだね。…何か、大人っぽくなっちゃって」
女勇者「えへへー。魔王とはじめて会ったのはもう何年も前なんだから成長するよ」
女勇者は魔王に好意を抱いている?
1 Yes
2 No
3 それを確かめるために来た!
【安価下2】
―――――
ちょいと休憩をさせてもらいます
再開しまーす
――――――
サキュ「何だっていいけど、今、魔王様とはデートの最中なの。邪魔しないでもらえるかしら?」
魔王「まあまあ、折角久しぶりに会えたんだからいいじゃない。女勇者も一緒においでよ」
女勇者「! じゃあお言葉に甘えて」
サキュ(くっ…この泥棒猫め、魔王様を誘惑しようっていうの?)
魔王「んーと、何か面白そうな場所とかないかな?」
女勇者「はい、はい! 天人の国と言えば最近、【安価下2】ができたからそこ行こうよ!」
1 恋人達の巣窟! 超高層展望台!
2 甘いお菓子は女子のハートをがっちりキャッチ! 超人気スイーツ店!
3 これぞ大人! 超高級バー!
4 その他、自由
女勇者「おおっ、すごい! こんなにたくさん甘いものがあるなんて…!」
サキュ「確かにすごい品揃えね…どれもこれも美味しそうだわ…」
魔王「何か魔娘に悪いなあ…。後でお持ち帰り用を買っておかないと」
女勇者「ちゃんとお父さんやってるんだ、魔王」
魔王「ちゃんとって、当たり前だよ。娘ってかわいいんだよ、うん。何かもうね、あの子のためなら何でもしてあげたい」
サキュ「魔王様、どれをお召しになりますか?」
魔王「どれにしようかな…。ちょっと迷う」
女勇者「それなら選んであげるよ!」
サキュ「! そ、そういうことならわたしも魔王様のために選んでもよろしいですか?」
女勇者「サキュバスさんよりも魔王が気に入るの選んであげる」
サキュ「ふん、わたしは魔王様の正妻なのよ? あなたみたいな小娘が魔王様の好みを当てられるとは思えないわ」
魔王「選んでくれるっていうなら任せるけど…」
サキュ「勝負よ、小娘!」
女勇者「むっ、勝負って言うんなら負けられないよ! 勇者として!」
コンマ判定
直下→サキュバス
下2→女勇者
数字の大きい方が勝利
なお、女勇者がコンマ5以上を出すと魔王への好意を認識する模様
―――――
あんまり人がいないようなので、今夜はここまでにしておきます
本日は18時過ぎに再開しますね
サキュ「魔王様、このホイップチョコレートカスタードシューケーキというものを選んでみました」
魔王「いただきまーす」モグ
サキュ「濃厚にして繊細なチョコレートホイップとカスタードの猛烈な甘味の暴力」
サキュ「そして、それを包み込むさっくりとしつつ、ふわふわのシュー生地」
サキュ「このダブルパンチ、まさに魔王様の有り余る魅力のよう…。きっとお口に合いますわ!」
魔王「うぇぇ…甘すぎ。店員さーん、エスプレッソコーヒー! ブラックで!」
魔王「あのさー、サキュバス。こんなベタベタ甘いの、本当に美味しいと思ってるの?」(好感度-2)
サキュ「」
魔王「ズズ…ああ、コーヒーが美味しい。苦味が分かってこその大人だよね」
現在の魔王好感度
サキュバス→ 10
魔娘→ 50
女勇者「次はこっちの番! スイーツと言えば、王道のショートケーキだよ!」
魔王「いただきまーす」モグ
女勇者「生クリームのまったりとした甘さと、イチゴの程よい甘酸っぱさ!」
女勇者「このバランスが絶妙だからこそ、ケーキの王道として根強い人気があるんだよね!」
女勇者「見た目も生クリームの白色と、イチゴの赤色でシンプルかつかわいらしく仕上がってるし!」
魔王「美味しくなくはないけど、ショートケーキって何だか新鮮さがないよねー」
女勇者「」
魔王「ズズ…ああ、やっぱりコーヒーが美味しい」
サキュ「ま、魔王様…勝負はどちらが勝利に…なりますか…?」
女勇者「魔王の口に合わなくても勝負には勝ちたい!」
魔王「んーと…女勇者かな。甘いのってそこまで好きじゃないんだよね」
サキュ「」
女勇者「やった、勝った!」
魔王「さて、と…。食べるものは食べたし、どうしようか?」
サキュ(夜には城へ帰らないといけないことを考えると、この国で移動できてもあと1回…)
サキュ(どうにかデートで挽回しないと!)
女勇者「ねえねえ、近くにテーマパークあるんだ。1人で行くのさみしくて行けなかったんだけど、一緒に行こうよ」
サキュ(テーマパーク!? 確か、あのテーマパークの売りは…【安価下2】!)
サキュ(そこで今度こそ魔王様のハートを掴めれば…!)
1 バカらしいくらい速い、世界最速のジェットコースター
2 バカらしいくらい高い、世界最高度からのフリーフォール
3 バカらしいくらい怖い、世界最恐のオバケ屋敷
4 バカらしいくらい難しい、世界最難の射撃ゲーム
5 その他、自由
女勇者「うわっ、すっごい高い。わくわくしてくるね!」
サキュ「雲の上まで突き抜けてるのは一体…?」
魔王「すごい高いね、本当に…。どれくらい高いんだろう?」
女勇者「あっ、説明書きがあるよ!」
看板『天人王のエクスタシータワーへようこそ』
看板『このアトラクションに乗る前に以下の注意事項をよくご確認ください』
看板『身長150センチメートル以下の方はご搭乗になれません』
看板『心臓に疾患を抱えている方はご搭乗になれません』
看板『天人王のエクスタシータワーは地上500メートルの高さから一気に落下していきます』
看板『体感温度もすさまじいことになるので風邪をひかないようにしてください』
サキュ(魔王様、これ気に入ってくれるかしら…?)チラッ
魔王「へえーっ、500メートル! ふうーん、へえー!」キラキラ (魔王好感度+1)
サキュ「ご機嫌! よっしゃ!」グッ
サキュ(そう言えば魔王様って高所恐怖症とかじゃないわよね…?)
直下 コンマ判定
1~2 魔王様まさかの高所恐怖症
3~6 誰も高所恐怖症じゃない
7~9 サキュバス、女勇者、高所恐怖症
0 3人とも高所恐怖症
現在の魔王好感度
サキュバス→ 11
魔娘→ 50
グォオオオオオ…
魔王「高い! すごい、高いよ、めちゃめちゃ!」
女勇者「ずっと遠くまで見える! すごいね、これ!」
サキュ「ああ魔王様がはしゃいでらっしゃる…」ダラダラ
カタカタカタ…
女勇者「止まった…落ちる、落ちちゃう!?」
魔王「落ちろーっ! いけー!」
ギュゥウウウウウンッ
サキュ「キャ――――――っ!」
女勇者「わぁああ――――――――っ!」
魔王「ひゃっほぉおお―――――――う!」
・
・
・
サキュ「ふぅ…な、何だか…ふらふらしますわ…」フラフラ
女勇者「わたしも…」ヨロヨロ
魔王「ええー? 情けないなあ、2人とも」
サキュ(ハッ、ここはもしやチャンスでは!? ふらりと魔王様に倒れこめばやさしく抱きとめてくれる!?)
フラッ
1~4 サキュ「ああ…魔王様、ありがとうございます///」(見事に抱きとめてもらえた! っしゃあ!)
5~7 女勇者「わっ、あ、ありがとう…魔王」 サキュ(きぃぃっ、わたしより先に倒れるなんて!)
8~9 どんがらがっしゃーん! (さらにコンマ判定)
魔王「大丈夫、女勇者? 女の子なんだから生傷作っちゃダメだよ」
女勇者「う、うん…ありがと…」ドキドキ
サキュ「さ、さあ、女勇者。魔王様から離れなさい、ほらほら」
女勇者「あ、うん…」ジィッ
魔王「ん? どうしたの、女勇者」
サキュ(ハッ…あ、あの顔はっ!? まさか、本当に魔王様に…!?)
女勇者「あの、ね…。実はね、魔王とずっと会って確かめたかったことがあって…」
魔王「確かめたかったこと?」
女勇者「魔王と出会った日から…【直下 コンマ判定】」
コンマ判定 (ケーキ -1 抱きとめられた+1)
1~5 女勇者「魔王って、天然の女たらしなのかなあって」
6~9 女勇者「魔王のこと、ずっと考えちゃうようになってて…」(女勇者、フォーリンラブ)
魔王「それって、つまり…?」
サキュバス「そ、それ以上はいけませんわ!」
女勇者「ふふっ、今日はこれでいいよ! また、お出かけしたいな! いいよね? ね?」
魔王「機会があれば構わないよ」
サキュ「ま、魔王様ぁ~…」
女勇者「すっかり夕方になっちゃったね。今度は魔王城に遊び行くから! またね、魔王、サキュバスさん!」タタタッ
サキュ(あんの泥棒猫めぇ…)
魔王「どういうことだったんだろう…?
サキュ「と、とにかく、魔王様! ようやく邪魔n…こほん、女勇者がいなくなって、2人きりになれましたわね」
魔王「すぐに帰るけどね」
サキュ「きょ、今日のデートは…いかがでしたか?」
魔王「うーん、【直下 コンマ判定】かな」
コンマ補正 ケーキ-1 フリーフォール+3
1~2 魔娘がいたら文句なしだった(好感度±0)
3~6 フツーに良かった(好感度+1)
7~9 けっこう満足できた(好感度+2)
0 もうちょっと、2人きりでゆっくりしたい(好感度+3)+(デート延長)
サキュ「! 魔王様にそう言っていただければ幸いですわ」
魔王「城に帰って、魔娘とお風呂に入って、夕食食べて、添い寝して…幸せだなあ」
サキュ「そ、そうですわ、魔娘にお土産を買わないといけませんでしたわね」
魔王「あ、それそれ。すっかり忘れてた。エクスタシータワー、魔娘が大きくなったら一緒に乗りたいなあ」
魔王「いっそ、城の庭にでも作っちゃおうかな…」
サキュ「だ、ダメですよ、魔王様! ほ、ほら、あの子は多少、悪戯好きなところがありますから…」
魔王「それもそっかあ。まあ、お土産買って帰ろう。あ、側近にも買っておいてあげよっと」
サキュ(まだ…先は長そうね)
現在の魔王好感度
サキュバス→ 13
魔娘→ 50
側近「昨日はどうでした?」
サキュ「ちょっとは好感度も上がったけど、なかなか先は遠いわね」
サキュ「それに女勇者なんていう泥棒猫まで出てきて…」グヌヌ
側近(個人的にはサキュバスより、女勇者の方が健全そうで魔王様には良いかとも思いますが…)
側近「そう言えば、今日は魔王様が公務で【安価下2】をする日ですね」
サキュ「! 側近、今日はわたしが魔王様に付き従うから、あなたは引っ込んでてね」
側近「くれぐれも、公務ということをお忘れなく…」
妖精大使「お迎えをくださってありがとうございます、魔王様」
魔王「転送魔法であっと言う間だから気にしないでいいよ」
サキュ(転送魔法の送迎も側近の仕事だったなんて…)
妖精大使「いつもは側近様がいらっしゃらるのに、今日はサキュバス様なのですね」
魔王「うん、何か急にね」
サキュ「おほほ、魔王様のお傍に仕えることがわたしの幸せですので」
魔王「それで、今日は…何の話だったっけ?」
サキュ「本日は【安価下2】の件でございますわ、魔王様」
1 妖精の国との交易についての商談
2 妖精の国の内部事情についての相談
3 その他、自由
魔王「あー、ハイハイ、交易ね」
魔王「妖精の国から買いつけてる資材、なかなか評判いいよ」
妖精大使「お褒めに預かり光栄でございます」
妖精大使「しかし、我が国はご存知の通り、地上の一隅に築かれた小国です」
妖精大使「交易によって経済活動こそ活発になりましたが、資源が枯渇するのではという危惧が高まっていまして…」
魔王「確かにちっちゃいからね…。それで?」
妖精大使「そこで、わたし達は様々なものを加工して、美術品やお土産品として各国に輸出しようという計画を立ち上げました」
妖精大使「これがそのプロジェクトの企画書でございます」
妖精大使「そこで、魔界で採れるという鉱石を我が国に譲っていただきたいのです」
魔王「阿修羅の入れ知恵か…。でも、確か魔鉱石の採掘状況って…どうなってたっけ、サキュバス?」
サキュ「へっ? え、えーとですね、魔王様…」
サキュ(た、確か、側近から資料を渡されていたはず…思い出すのよ、わたし!)
サキュ(ここで思い出せなきゃ魔王様に失望されてしまうわ…!)
直下 コンマ判定
1~4 サキュ「も、申し訳ございません、魔王様…」失敗(好感度-2)
5~9 サキュ「魔鉱石の採掘状況は現在、――」成功(好感度+2)
【0 大成功】
サキュ「つまり、――であり、――をすることによって、この問題は解決できるかと」
妖精大使「さ…さすがは魔王様の見初めた方ですわ!」
魔王「サキュバス、何か悪いものでも食べた?」
サキュ「いいえ、魔王様。これが本来のわたしでございますことよ?」
魔王「すごいよ、本当に。完璧だね、サキュバス」
妖精大使「魔王様、サキュバス様の案を採用ということでよろしいでしょうか?」
魔王「そうしようか。サキュバス、ありがとう。正直、かなり見直したよ」(魔王好感度+5)
サキュ「ふふふ、魔王様に誉めていただけるなんてこの身に余る喜びですわ」
現在の魔王好感度
サキュバス→ 18
魔娘→ 50
サキュ「ふっふっふっ、わたしの実力をもってすればこの程度はちょろいものだわ」
側近「相当のファインプレーをされたようですね。魔王様も晴れやかに魔娘様とお戯れになっておられますよ」
サキュ「チィ、まだ魔娘には及ばないのね…」
側近「それでも大きな前進ではありませんか。午後はどうされるのですか?」
サキュ「そうね…。【安価下2】でもしようかしら」
1 魔王とおしゃべり
2 魔娘とおしゃべり
3 その他、自由(デートへのお誘いでも、良妻アピールでも)
サキュ(将を射んと欲すれば先ず何とやら…。魔娘との仲を深めれば魔王様との仲だって…!)
サキュ「魔娘~魔娘~、どこにいるの?」
パタパタ
魔娘「ママだー! どーしたの?」
サキュ「あら、何かして遊んでいたの?」
魔娘「うん! あのね、パパとね、超全力捕まったら死刑ごっこ鬼ごっこしてたの!」
サキュ(何その物騒な遊び)
サキュ「そ、そうなのー…で、パパはどうなったの?」
魔娘「うーんとねー、そっきんにおせっきょーされてるよ」
サキュ「おいたわしや、魔王様…」
魔娘「ねえねえ、ママ、魔娘ね、【安価下2】したい! いっしょにやってー!」
だ、弾幕ごっことな…?
ちょっと全力でグーグル先生に教わってきます
魔娘「えいえいえいえいえいえいえいえいえいっ!」ドドドドドドドッ
魔娘は、わたしの子であっても、同時に魔王様の子でもある。
魔王様は歴代の魔王でも随一として謳われるほどの実力をお持ちになっていて、
それはつまり、ある意味では最強の遺伝子でもある。
魔娘は、見た目の愛らしさこそわたしに似た。
しかし、その凄まじい魔翌力はしがないサキュバスであるわたしとは天と地ほどの差もあって――
サキュ「ちょっ、待っ、魔娘、タイムタイム!」
魔娘「えーいっ!」
空間を埋め尽くし、圧迫する色とりどりの弾幕。
輝きを放つそれらが、いっせいに爆ぜた。
サキュ「かはっ…」
魔娘「やったー、勝ったー!」
サキュ「ま、満足…してくれた…?」
魔娘「うん! ママ、てかげんをしてくれたんでしょー?」
サキュ「そ、そう、そうよ?」
魔娘「次は本気でやってね!」
魔王「あれっ? 中庭がめちゃくちゃになってる!?」
サキュ「まっ、魔王様っ…!?」
サキュ(し、叱られる!? 正直に話した方が…? いやでも、魔娘に負けたなんて知られたら失望されちゃうのかしら…?」)
サキュ(ええい、こうなったら…【安価下2】よ!)
1 サキュ「魔娘と遊んでいたらこうなってしまって…申し訳ありません、魔王様」(素直に謝る)
2 サキュ「魔娘がこんなにしてしまったんです。わたしは止めたのですが…」(さりげなく魔娘のせいにする)
3 サキュ「申し訳ありません、魔王様。これはわたしの責任ですわ」(魔娘を庇う)
4 その他、自由
―――――
弾幕ごっこって、こんなで良かったんだろうか…
あげ忘れました!
ここから下2でお願いします!
サキュ「ほら、魔娘も謝りなさい。遊ぶのはいいけど、こんなにめちゃくちゃにしたらダメなのよ」
サキュ「今回ばっかしはわたしも荷担してしまったから、一緒に魔王様に謝りましょうね」
魔娘「パパ、ごめんなさい」
魔王「…反省するならいいけど、これ、直すの大変そう…」(好感度±0)
サキュ「そ、そうですわね…。どうしましょう…」
魔王「側近にどうにかしてもらうしかないね」
魔娘「そっきんにもごめんなさいするの?」
サキュ「そうねえ…ちょっと癪だけど」
側近「癪とは何です」
サキュ「わっ、出た!」
側近「オバケみたいに驚かないでください。しかし…魔娘様は本当に魔王様のお力を強く受け継がれてますね」
魔王「自慢の娘ですから」ドヤァ
魔娘「パパのお顔かっこいいー!」
サキュ「魔王様のドヤ顔…ああ、素敵ですわ…///」
側近「魔娘様もそろそろ力の使い方を覚えた方が良さそうですね」
サキュ(力の使い方を覚える→学校へ通わせる→日中は魔王様と2人きり→いちゃいちゃ加速?)
サキュ「是非とも魔娘を早い内に教育しましょう、魔王様!」
魔王「うーん…【安価下2】」
1 それもそうだね
2 学校行っちゃうと離れるのが寂しいから家庭教師をつけよう
3 魔娘が行きたいって言うなら…
4 その他、自由
魔娘「がっこー?」
魔王「うん。学校にはね、魔娘と同じ年ごろの子ども達がたくさんいてね、一緒にお勉強するんだよ」
魔王「いっぱいお友達もできる楽しい場所なんだ」
魔娘「がっこー行く! 行きたい!」
サキュ「そうと決まれば、早速、学校を決めましょう、魔王様!」
側近「候補をいくつかご用意いたしました。どこにいたしましょう?」
魔王「魔族幼年学校、天人国立学院、聖人間国小学校…」
サキュ(魔族幼年学校は魔族しかいないし、城からも近い。けれど魔族幼年学校と言えば力こそ全ての実力主義社会…いじめが懸念されるわね)
サキュ(天人国立学院と聖人間国小学校は地上の4ヶ国と魔族、全てを受け入れている国立の学校…)
サキュ(天人国立学院はあの変態天人王が校長をしてるんだっけ…何だか不安ね)
サキュ(聖人間国小学校はスイッチが入ると豹変する聖女が今、教鞭を執ってるんだったかしら…)
魔王「送迎は転送魔法でやっちゃうから、通学に関しての問題はないね」
サキュ「そうですわね。…どこにいたしましょう?」
魔王「よし、【安価下2】にしよう」
1 魔族幼年学校
2 天人国立学校
3 聖人間国小学校
聖女「まあ、魔王様のご息女を担任として受け持つなんて、何という巡り合わせでしょう」
サキュ「魔王様はご公務で来られないけれど、よろしく頼むわね」
聖女「もちろんです。この聖女の名と誇りにかけて、魔娘ちゃんのことは大切に教育させていただきます」
聖女「魔娘ちゃん、わたしのことは先生と呼んでくださいね」
魔娘「せんせー!」
聖女「はい、そうです。いい子ですね」
サキュ(まあ、スイッチが入らなきゃまともなのよね、この女も)
聖女「あ、初日ですし、少し授業を見学されていきますか?」
サキュ「ええ、そうさせてもらうわ。魔王様にご安心していただけるような報告をしないといけないから」
聖女「では、もう授業が始まりますので教室へ向かいましょう」
【直下 コンマ判定】
聖女の受け持つクラスは…
1~4 問題児だらけ
5~7 あれ、何でSMに覚醒してる変態聖騎士が副担任なの?
8~9 聖女の名はダテじゃない!
聖女「おはようございます、皆さん」ガララ
悪ガキ「やーいやーい、くやしかったらここまでおーいーでー」
泣き虫「うわーーん」
女児A「ねえねえ、このアクセちょーきれいでしょ?」
女児B「いいなーそれどうしたのー?」
女児A「万引きっていうのやってみたんだ。すごいスリルでたのしいの」
男児A「せんせー、泣き虫がうるさいでーす」
泣き虫「びえええーーーーーん」
悪ガキ「うるせーよ、泣き虫!」ゴスッ
ワイワイ
サキュ「」
魔娘「うわあっ、いっぱいいるね!」
聖女「おどれら、黙らんかゴラァ――――っ!」
サキュ「Oh…」
魔娘「せんせーがカッコよくなった!」
サキュ(魔娘なら…逞しいから大丈夫なはず…?)
以降、魔娘の学校行事イベントが突発的に発生します
魔王「はぁぁぁ…魔娘がいない…さみしい…」
サキュ「もう魔娘が学校へ通い始めて1週間になるんですから、そろそろ馴れてください、魔王様」
魔王「そんなこと言われてもなあ…」
側近「魔王様、サキュバス、ご歓談のところを失礼します」
サキュ「何よ」
側近「お客人です。【安価下2】様がいらっしゃいました」
魔王「おひさ、竜騎士」
サキュ「はじめまして、竜騎士」
竜騎士「…噂で娘をこしらえてデキ婚したと聞いてはいたが、本当だったようだな」
魔王「うん。年はちょっといってるけどね」
サキュ「ま、魔王様ぁ…」オロロ-ン
魔王「まあまあ、こらえて、こらえて。事実なんだから」
サキュ「」
竜騎士「変わらないな、お前は」
サキュ「随分、魔王様と親しいようだけど、魔王様とはどういう関係なの?」
魔王「竜騎士はね【安価下2】なんだ」
1 幼馴染みというか、悪友というかっていう関係
2 先代の子で、言っちゃえば腹違いの兄ちゃん
3 かつて魔王の座を賭けて盛大に殺し合った仲
4 その他、自由
サキュ「お、お義兄様…!? し、失礼いたしました、魔王様にご兄弟がいらっしゃるとは知らなかったもので…」
竜騎士「…まあ、不問としておこう」
魔王「でも珍しいじゃん、この城に来るなんて。魔王なんか願い下げだーって出てって、それきりだったくせに」
竜騎士「棘のある言い方だな?」
魔王「魔王の座を押しつけられた時はちょっとムカついたからね」
魔王「今は、これで良かったと思ってるけどさ」
竜騎士「そうか。今日ここへ来た理由は【安価下2】だ」
1 お前の顔を一目見たくなったから(ブラコン疑惑)
2 娘が産まれたと聞いて、一目見たくなったから(ロリコン疑惑)
3 何となく暇を持て余して(ニート疑惑)
4 その他、自由
サキュ「そんな飲み屋気分でいらっしゃったのですか…」
魔王「変わんないよねー、ほんと」
竜騎士「互いに、な」
側近「お仕事帰り…ですか。一体、どんな仕事をされているのですか?」
魔王「あ、そう言えばそうだね。何してんの?」
サキュ(そんなに疎遠になってたの…?」
竜騎士「【安価下2】で今は生計を立てている」
サキュ「鍛冶屋…ですか」
竜騎士「鍛冶屋だ」
魔王「何か、反応に困るよ…」
サキュ「ですわね」
竜騎士「人間は脆弱だ。だからこそ、その身を道具や、知識や、経験で武装して生きる」
竜騎士「俺はその在り方を見守っていきたいと考えている」
サキュ「やはりご兄弟いらっしゃるのですね。魔王様も魔族以外の者との共生を目指して実現させ…」
側近「ええ、それはそれは。お2人がご幼少の頃よりお傍で見守ってきましたが、そっくりのご兄弟でした」
魔王「ちょっと、昔のこと持ち出さないでよ?」
竜騎士「そうそう、お前達に娘ができた祝いの品をこしらえてきた。受け取ってくれ」
サキュ「まあ、ありがとうございます」
竜騎士がわざわざ持ってきてくれたものは…【安価下2】
魔王「さすがだね、竜騎士。こんなにしっかりしたもの…ありがと」
竜騎士「礼には及ばんさ」
魔王「これを持たせておけば、ないとは思うけど魔娘に何かあった場合でも安心だね!」
竜騎士「ああ、安心だ。鞘から抜けたら即座にこの城に第一種警戒令が発動される」
竜騎士「加えて、この守り刀の位置がいつでも分かる水晶玉も用意しておいた」
竜騎士「それでもという場合に備え、守り刀自体の切れ味は俺がこれまで鍛えた中でも最強だ」
竜騎士「例え相手が神のような存在であっても、一刀の下に切り伏せられる」
サキュ(何これ超怖い)
魔王「さすがだね、竜騎士!」
竜騎士「ふっ、我ながら最高のものを作ってしまった。幸せになれ、魔王」
側近(似た者兄弟ですね、本当に…)
サキュ「ハッ、幸せと言えば…あの、竜騎士様、ちょっとだけ2人きりでお話をさせていただいてもよろしいですか?」
竜騎士「構わないが?」
サキュ「魔王様のお兄様であられる竜騎士様なら、魔王様が何をされれば喜ぶかご存知だと思っていますの」
サキュ「これからも円満な家庭とするために、どうかご教授願えませんか?」
竜騎士「あいつを喜ばせること、か。それなら、【安価下2】でイチコロだ」
竜騎士「…少なくとも100年前までは」
サキュ「ありがとうございます、竜騎士様! そうとなれば、早速入手よぉおおお―――――っ!」
竜騎士「…少なくとも100年前までは、な」
側近「おや、こんところでどうかされましたか、竜騎士様」
竜騎士「いや。これで俺は帰らせてもらおう。ではな」
サキュ「限定物の甘いチョコレート…って言っても、どういうものかしら?」ウ----ン
サキュ「とりあえず地上で1番のマーケットまで来てみたものの…」
サキュ「むむむ…」
サキュ「そう言えば、以前のデートで魔王様、甘すぎるものは好きではないと仰ってたわね…」
サキュ「とりあえず、ここにあるものから選んでみましょう…」
サキュバスが選んだ、限定物の甘いチョコレートは…【安価下2】
1 チョコレートとオレンジ、素敵で大人な甘い味わいをあなたに
2 チョコレートとクッキー、その組み合わせはいかなるものも虜にします
3 チョコバナナ、それはきっと運命的な出会いだったに違いない
サキュ「魔王様」
魔王「うん? どーしたの? 今、判子押す作業が忙しいんだけど…」
サキュ「そんな魔王様の疲れが少しでも癒えるようにと、こんなものを買ってきましたの」
魔王「こっ、これは…!」ガタッ
サキュ(きたの…!?)
【直下 コンマ判定】 (少なくとも100年前まで-1)
1~3 さんざん食べて飽き飽きした限定チョコレート! ていうか、限定って銘打っておいてずっと売ってる詐欺商品!(好感度-2)
4~6 初めて見るやつだけど美味しそうじゃない(好感度+1)
7~9 また、販売されているなんて! これを買ってきてくれるなんて嬉しいよ!(好感度+3)
―――――
今日はここまでにします
おつきあいくださり、ありがとうございました
サキュ「魔王様」
魔王「うん? どーしたの? 今、判子押す作業が忙しいんだけど…」
サキュ「そんな魔王様の疲れが少しでも癒えるようにと、こんなものを買ってきましたの」
魔王「こっ、これは…!」ガタッ
サキュ(きたの…!?)
【直下 コンマ判定】 (少なくとも100年前まで-1)(大人な甘い味わいをあなたに+1)
1~3 さんざん食べて飽き飽きした限定チョコレート! ていうか、限定って銘打っておいてずっと売ってる詐欺商品!(好感度-2)
4~6 初めて見るやつだけど美味しそうじゃない(好感度+1)
7~9 また、販売されているなんて! これを買ってきてくれるなんて嬉しいよ!(好感度+3)
―――――
ごめんなさい、補正を加え忘れていました
【0 大成功】
魔王「これ、は…!」
魔王「1000年に1度しか採れないカカオで作られ、100年に1度しか現れないレベルの天才職人が作ったという、まさに幻のチョコレート…!」
魔王「こ、こんなものを手に入れられるなんてサキュバス、一体どんな手段を…?」
サキュ(よく分からないけど、これは感動していらっしゃる…?)
サキュ「おほほ、魔王様のためを想えばこそ、わたしはどのようなものでもこの手に掴んでみせますわ」
魔王「サキュバス!」ガシッ
サキュ「!?」
魔王「ありがとう、こんなものを颯爽と用意できるなんて」(好感度+6)
サキュ「ま…魔王様ぁ…///」
サキュ(それでも握手止まりなのですわね…)
現在の魔王好感度
サキュバス→ 24
魔娘→ 50
サキュ「ふふ…ふふふ…少しずつだけど、確実に魔王様の好感度が上がっているわ」
サキュ「おーっほほほほ! なんて安価というのは素晴らしいのかしら!」
側近(2度も好感度判定で大当たりを出せばこうもなりますよ…)
サキュ「さて、次の安価はどうなるのかしら?」
側近「おや、これは波乱の予感がする安価ですね」
サキュ「【安価下2】ですって…?」
1 女勇者の襲来
2 魔娘「パパ、ママ、男の子のおともだちつれてきたよ!」
3 魔王「阿修羅と妖精女王が夫婦喧嘩をして、妖精の国が大変なことになってる?」
悪ガキ「うわ、魔娘の家でけー!」
泣き虫「お、お邪魔…します…」
優等生「お邪魔します。つまらないものですが、どうぞ」
魔王「」
側近「いらっしゃいませ。どうぞ、こちらへ」
魔王「うぅ…魔娘がぁ…魔娘がぁ…。全員、野郎で、しかも3人もぉ…」グスグス
サキュ(泣いてる魔王様も素敵…///)
側近「おやおや、魔王様がこれほど子煩悩になってしまうとは予測できていませんでしたが…」
サキュ(ハッ、これはもしや)
サキュ(さりげなく子ども達の関係をうかがう→魔娘とあくまでも健全な友人と説得する→魔王「確かめてくれてありがとう!」な流れ!?)
側近(またアホなことを考えてるのでしょうか)
サキュ「魔王様、ご安心ください。わたしがさりげなく、あの子達の関係性を見て参りますわ」
そして、サキュバスが目にした光景は…【直下 コンマ判定】
1~2 魔娘「ねえ、じょーおー様ごっこしよ!」サキュ(あ、あの年にして男を完全に飼い馴らしている!?)
3~7 魔娘「ふふ、やっぱり子どもね。元気にはしゃいじゃって」
8~9 男ども「「「魔娘ちゃん、つきあってください!」」」サキュ「Oh…」
ちょ、00ですか
――――――
悪ガキ「本当に、これでいいんだな?」ゴクリ
優等生「ええ、おそらくはこれで成功するはずです…」メガネ クイッ
泣き虫「だ…だいじょうぶなのぉ…?」
一体、彼らは何をしているのか。
魔娘のためにわざわざ用意されている、城内の広い遊戯室が拙い折り紙や、切り抜かれた色紙で彩られている。
魔娘「だいじょーぶだよ!」
そう、それはただの工作と呼ぶには子ども達の表情があまりにも真剣で。
悪ガキ「こ、これ…こうでいいのか?」
優等生「問題ないはずです」
泣き虫「あっ、ねえ、のりがなくなっちゃったよ…どうしよう…」ジワァ
魔娘「えっ、ど、どこかにあったとおもうから探そ、泣き虫くん」
少しずつ作られていく、その空間はまるでホームパーティーの会場。
しかし、こんな飾りつけならば魔娘が側近か魔王様に言えば、一瞬で、できあがってしまう。
それをわざわざ自分でやっている、魔娘の意図が分からなかった。
時間を忘れてわたしはじっと、その様子を眺めていた。
そして、いよいよ最後の飾りとして…ずっと床に置いて何か描いていたものを子ども達が壁に貼る。
ハッとした。
思わず、胸を衝かれた。
魔娘「パパ…よろこんでくれるかなあ…?」
そこは、子ども達が作り上げたパーティー会場だ。
拙いながらも会場の設営がどうにか終わり、魔娘が男の子達を部屋に残して出ていく。
魔王「サキュバス、けっこう時間経ったけど、魔娘は…!」
サキュ「いえ、ご心配には及びません。すぐにでも、分かりますわ…」
パタパタ
魔娘「パパ、パパ! こっち来て! ママとそっきんもー!」
魔王「魔娘?」
魔娘「はーやーくー!」グイグイ
魔娘が魔王様の手を引き、遊戯室へと引っ張っていく。
わたしはすでに、何が起きようとしているのか分かってしまっていた。
側近は不思議そうな顔をしつつも、魔娘に手を引かれる魔王様についていく。
魔娘「パパ、おへや入って!」
魔王「…?」ガチャ
魔王様が遊戯室の扉を開けた瞬間、クラッカーが鳴り響いた。
魔娘「おたんじょーびおめでとう、パパ!」
子ども達「「「おめでとー! まおうさまー!」」」
クラッカーから飛び出た紙くずを頭に乗せたまま、魔王様はしばらくぽかんとしていた。
やがて、ようやく事情を飲み込んだ瞬間に魔王様は魔娘を高く、抱きあげた。
魔王「魔娘…魔娘! ありがとう、パパは幸せだよ!」(魔王好感度+15←魔娘に)
魔王「それにキミたちも、こんなに手の込んだことを…どうやってキミらを退学に追い込んでやろうかって考えていた自分を恥じるよ…」
魔王様の発言に危ういものが混じっている気がしたが、祝賀ムードは保たれた。
魔娘も、3人の子ども達も、心の底から魔王様のことを好きなのだ。
魔王様はその日、3人の子ども達の親へ厚い礼の手紙を書き、魔娘とともにベッドで眠った。
………………わたしは、かやのそとでしたorz
現在の魔王好感度
サキュバス→ 24
魔娘→ 65
サキュ「魔娘ったら、いつの間にあんなに立派に…でも、わたしも魔王様の誕生日なんて知らなかったんだけど」
側近「魔王様はあまりそういうのを気にしない方ですからね。しかし、魔娘様にサプライでお祝いされてはかたなしでしょう」
サキュ「はあ…最大のライバルは女勇者じゃなくて、実の娘だなんて…」
側近「しかし、魔王様が大変ご機嫌になってますから、今なら好感度も上がりやすいはずですよ」
側近「もっとも、それはあなたに限らず、誰に対しても…ではありますがね」
サキュ「こんな時に女勇者がアプローチへ来たら大変ね」
側近「そう危惧していましたところ…」
サキュ「え?」
側近「【直下 コンマ判定】」
1~5 魔娘様が今日は学校がお休みで、魔王様がどこかへ出かける気まんまんです
6~9 女勇者が来ています
サキュ「何よ、それ! これ以上高感度離されたら相手にさえしてもらえないじゃない!」
側近「よっぽどではない限り大丈夫かと」
サキュ「それで、どこへ行くつもりなの?」
側近「確か【安価下2】へ行かれると仰ってました」
サキュ「例え火の中、水の中、土の中、草の中よ!」
側近「がんばってくださいませ」
何をするかまで指定してもらえると>>1的にはうれしいなー
場所(もしくは国)だけ指定なら選択肢で行動安価とりますよー
魔王「竜騎士、ないとは思うけどもしもがあったら…」
竜騎士「もしもなどはない。この俺を信頼しろ」フッ
魔娘「竜だ! これのっていいの!?」
竜騎士「ああ。さて、どの竜に乗りたい? よく訓練はしてあるが、それぞれ気性もあるからな」
魔王「丁度、4頭もいるんだからそれぞれに乗ってレースでもしようよ」
魔娘「きょうそう!? やりたい! やるやるー!」
サキュ(竜なんて乗ったことないのに…)
竜騎士「まあ、我々は後として、魔娘から選ばせてやろう」
魔娘が選んだ竜は…【安価下2】
1 白い、美しい! 気品溢れて穏やかな白竜!
2 黒い、強そう! 口から灼熱の吐息が漏れる、黒竜!
3 青い、速そう! 眼光鋭くカッコいい、青竜!
4 緑色、普通だ! のんびり草なんて食んでる、緑竜!
黒竜「グルルル…ガァウッ!」
魔娘「あははっ、すごーい、強そう!」キャッキャッ
魔王「幼女と不釣り合いな黒い竜…最高の組み合わせだ」ホッコリ
竜騎士「うむ、良いものだな」
サキュ(えーと、えーと…? ものすっごく、黒竜が魔娘を振り落とそうとしてるようにも見えるんだけど…)
竜騎士「では、我々も選ぶとしようか」
魔王「あ、サキュバス、先に選んでいいよ。魔王も竜騎士もダテじゃないから、何でもいいし」
サキュ「あ、ありがとうございます、魔王様」
サキュ(とは言え…どうしようかしら?)
サキュバスの選んだ竜は…【安価下2】
1 白い、美しい! 気品溢れて穏やかな白竜!
3 青い、速そう! 眼光鋭くカッコいい、青竜!
4 緑色、普通だ! のんびり草なんて食んでる、緑竜!
そして、魔王と竜騎士は…【安価下2のコンマ判定】
偶数 魔王→数の多い方 竜騎士→数の少ない方
奇数 魔王→数の少ない方 竜騎士→数の多い方
※数っていうのは、選択肢の数字です
魔王→白竜
魔娘→黒竜
サキュ→緑竜
竜騎士→青竜
竜騎士「ただ直線で競ってもつまらないだろう。そこで、コースはこの峡谷とする」
竜騎士「よく訓練しているから、多少、手荒なことをしたって竜は平気だ」
竜騎士「魔娘の乗る黒竜は戦闘能力なら4頭の内でもトップだから特に問題もない」
サキュ(いやでも、振り落とされたりしたらタダじゃ済まないような…?)
魔娘「早くきょーそーしようよ!」
魔王「そうだよ、うずうずしちゃってるんだから!」
サキュ(ああ…似た者父娘…)
竜騎士「位置についたな、それでは、スタート!」
バサァッ
サキュ「ちょっ、思ったより速いじゃない…! それでも、緑竜って遅い方みたいね…」
サキュ「さて、どうしましょう」
【安価下2】
1 とりあえず、ラフプレーよ! 緑竜、火とか吐いちゃって!
2 緑竜のご機嫌をとれば速くなってくれるかしら
3 その他、自由
現在順位
1位 竜騎士、魔王
3位 魔娘
4位 サキュバス
あと3回、レースターンがあります
サキュ「ねえ、緑竜?」ナデ
緑竜「?」バサバサ
サキュ「あなたを選んだのはね、4頭の中で1番、あなたなら安心できると思ったからなの」
サキュ「白竜みたいに飾ることなく、黒竜のように尖ってもなく、青竜のように勝手そうでもなく…」
サキュ「そう、あなたみたいに、どっしりといつも構えているようなの、素敵よ」
緑竜「ヴォオウ…///」
サキュ「でもあなたはきっと、それだけじゃないわ。きっと、あなたが本気で飛べばどんな竜も追いつけないと思うの」
サキュ「どうかしら、わたしのために…飛んでくれる?」
緑竜「ヴォォオオオオ―――――――――ウ!」
緑竜は盛大に咆哮をあげ、力強く翼をはばたかせた!
魔娘「あーっ、ママも速い! 黒竜、がんばってよー!」ペシペシ
黒竜「グルルル…グォオオオオオ―――――――ン!」
黒竜は前についた緑竜へ向かって、黒い火球を吐き出した!
サキュ「きゃっ…ちょ、あいつ、凶暴なんてもんじゃないわね! 容赦ないじゃない!」
サキュ「でも前に魔王様と竜騎士様が見えるわね!」
サキュ「ここは…【安価下2】!」
1 黒竜なんて無視! 緑竜、もし1位になれたら良いメス竜紹介したげるから頑張りなさい!
2 黒竜はいいから、前の2頭にあんたも火ぃ吐いてやんなさい!
3 とりあえず避けて! ほら、きっとあんたならできるから!
4 その他、自由
現在順位
1位 竜騎士
2位 魔王
3位 サキュバス
4位 魔娘
あと2回、レースターンがあります
サキュ「あたしの手にかかればよりどりみどりよ!」
緑竜「ヴォ!?」
サキュ「マジよ、大マジ! どう、やる気出たわね?」
緑竜「ヴォォオオオオオオオオ――――――――――――っ!!」
サキュ(おだてやすっ! ちょろいわね、この竜)
魔王「あれっ、まさかの緑竜がすぐ後ろまで来てる…!?」
竜騎士「しかも何だ、あのスピードは!? 俺でも見たことがないぞ!」
サキュ「おほほほ! 魔王様、竜騎士様、これがわたしの実力ですことよ?」
魔娘「もー! 黒竜、パパ達をまとめてやっちゃえー!」
黒竜「ゴォオオオオオ―――――――ッ!」
竜騎士「あれは、マズい! 青竜、避けろよ!」
魔王「さすが魔娘、黒竜の気性を見事に理解してる…。でも負けない! 白竜、前が空いたから、いくよ!」
サキュ「えっ、ちょ、ど、どうしましょう…。ええい、【安価下2】よ!」
1 白竜の後をつけなさい! あの白竜メスなんでしょ、好みならくっつけてあげるわよ!
(この選択肢は下2でコンマ判定をし、4以上なら成功、9or0で魔王を抜けます)
2 竜騎士様でもマズいくらいのものなんだからあたしも避ける!
3 耐えなさい、根性よ、根性!
(この選択肢も下2でコンマ判定をし、4以上なら成功、ただし緑竜にダメージが加算されます)
4 その他、自由
現在順位
1位 魔王
2位 竜騎士
3位 サキュバス
4位 魔娘
あと1回、レースターンがあります
黒竜「グォオオオオオ――――――――ンッ!」
魔娘「やったやった、ママとおじちゃん抜かせた! 偉いね、黒竜!」ナデナデ
サキュ「くっ! これでツートップが魔王様と魔娘…!」
サキュ「でも緑竜をおだてておいたお陰で竜騎士様とは並べたわね…」
竜騎士「何の、俺の本業は竜騎! 青竜、一気に巻き返すぞ!」
サキュ「緑竜、ほらほら、頑張りなさいよ!」
緑竜「ヴォオウ!」
サキュ「え、すでに限界ギリギリまで頑張ってる? それでもよ、いいの、あんた、お嫁さん欲しくないの?」
緑竜「ヴォォオオオオオ―――――――――ッ!」
サキュ(くっ、これでもまだ竜騎士様とは横並び…)
サキュ(でも、ゴールが見えてる…! ここでラストスパートね!)
サキュ「緑竜、【安価下2】!」
1 青竜に体当たりしてから、一気に追い上げるわよ!
2 お嫁さんを思えばこそ、まだまだいけるはずでしょ! 愛の力は最強なのよ!
3 白竜と黒竜に全力でブレスでも見舞ってやんなさい! その隙に抜くわよ!
4 その他、自由
現在順位
1位 魔王
2位 魔娘
3位 サキュバス、竜騎士
このターンの結果後、さらにコンマ判定で順位が決まります
サキュ「そう、愛よ、愛なの!」
緑竜「ヴォ!?」
サキュ「いい、緑竜。わたしは今、まさに愛のためにあなたと戦っているのよ!」
サキュ「魔王様は今、魔娘に夢中で、わたしのことなんて二の次、三の次…」
サキュ「それでもわたしは魔王様に永遠の忠誠と愛を誓っているわ!」
サキュ「この愛は世界最強! そんなわたしが、あなたに素敵なお嫁さんを紹介!」
サキュ「その愛も世界最強! どう、緑竜? あなたの感じているその限界は、――まだ先があるんじゃなくて!?」
緑竜「ヴォ! ヴォォオオオオオオオオオオオ――――――――――――ウ!!」
竜騎士「さらに、加速しただと…!?」
現在順位
1位 魔王
2位 魔娘
3位 サキュバス
4位 竜騎士
【直下 コンマ判定】(ご機嫌の魔王様-1)(相性ぴったりの魔娘と黒竜-1)(おだてられた緑竜+4)
1~3 3位
4~6 2位
7~9 1位
サキュバス、運がよすぎるやろ…
―――――
緑竜「ヴォォオオオオオオ――――――――――――――ッ!!!」
サキュ「っしゃあ、ぶっちぎりでゴール――って、ちょっと、止まって!?」
緑竜「ヴォオオオウッ! ヴォォオオオオオオ―――――――――――ッ!!!」
サキュ「ちょ、ちょっとちょっと、興奮しすぎ!」
サキュ「ほら、目の前、前に崖があるでしょ!?」
ドゴォオオ…
魔王「サキュバス、すごいなあ…」←2位
竜騎士「ああ、さすがはお前が選んだ嫁だけある」←4位
魔娘「ママすごーい!」←1位
魔王「で…竜騎士、緑竜がめちゃくちゃ暴れてるように見えるんだけど」
竜騎士「ああ、よほど気分が良かったのだろうな。ああなったらしばらく放っておくしかない」
魔王「サキュバス、緑竜とすっかり仲良くなっちゃって…良かったね」(好感度+3)
竜騎士「あんなに懐いてしまうとはな…。どうだ、魔王。城へあいつを連れていっては?」
魔娘「飼ってもいいの!?」
竜騎士「あれほどサキュバスに懐いたんだ。引き離してしまう方がかわいそうだろう」
サキュバスは緑竜を使役できるようになりました!
緑竜「ヴォォ…」スリスリ
サキュ「ダメよ、あたしには魔王様がいるんだから!」
緑竜「ヴォォオウ…」スリスリ
サキュ「それでもいいって!? 良くないわよ!」
魔娘「Zzz…」
魔王「レース、楽しかったなぁ」
サキュ「ふふふ、良かったですわね、魔王様」
魔王「うん、こうして緑竜に乗って優雅に城まで帰るのも乙なものだし」(好感度+1)
サキュ「そ、そうですか…」(あら、緑竜ナイスよ)ナデナデ
緑竜「ヴォ♪」
サキュ「レースももちろん楽しいものでしたけど、久々に家族で過ごしてみて、いかがでしたか?」
【直下 コンマ判定】(ご機嫌な魔王様+1 緑竜+1 サキュバスの意外な才能+1)
1~4 魔王「魔娘がいて、サキュバスがいて…本当に気分がいいよ」(好感度+1)
5~7 魔王「家族って最高だ」(好感度+2)
8~9 魔王「サキュバスがいたから、こんなに楽しかったのかもね」(好感度+3)
現在の魔王好感度
サキュバス→ 28
魔娘→ 65
魔王「また、3人で一緒にでかけようね、サキュバス」
サキュ「はい…きっとですよ、魔王様///」
緑竜「ヴォ、ヴォオウ!(俺も連れてって!)」
サキュ「ちょっと、水入らずを邪魔するつもり!?」ペシッ
魔王「え? サキュバス、緑竜とコミュ取れるの? 何て言ってた?」
サキュ「へっ…あ、あの…そのですね…えーと、そう、またお出かけする時は背中にわたし達を乗せたいと。おほほ」
魔王「いい子だね、緑竜も」ナデ
緑竜「ヴォヴォオウ!(サキュバスは渡さない!)」
魔王「何か、嫌がった?」
サキュ「ま、まさかそんなことはありませんわよ? おほほほ」
現在の魔王好感度
サキュバス→ 30
魔娘→ 65
側近「緑竜の食費が…」
サキュ「それをどうにかするのがあんたの仕事でしょ?」
側近「はあ…まったくもってその通りではありますが…」
サキュ「ふふ、それより、最近は魔王様も少しわたしに気をかけてくださってると思わない?」
側近「そのようですね。もっとも――」チラッ
魔王「魔娘が帰ってくるまで…あと5時間25分か…」
側近「魔娘様には敵わないようですが」
サキュ「そ、それでも進歩してるのよ!」
側近「それに、親しい者ほど、何かやらかしてしまった場合は落胆が大きくなるものです」
サキュ「ふふん、そんなもの関係ないわ。わたしの愛は無敵よ」
側近「そう言えば、本日は【安価下2】があるので、女勇者は魔王様とお近づきになろうとするはずですよ」
サキュ「げえっ!? まずい、女勇者への魔王様好感度が上がったら側室なんてことにもなりかねない…」
1 人間国との会食の席(好感度増減:少)
2 社交界(好感度増減:中)
3 その他、自由
魔王「さーて、お昼お昼」
側近「魔王様、会食なのですから、そんな夏休みに帰ってきてお食事みたいなノリでは…」
魔王「だーいじょうぶだって、ちゃんとやるから」
サキュ「! いらっしゃったようですわ、魔王様」
魔王「やあ、よく来たね」
【直下 コンマ判定】
1~3 女勇者のみ
4~6 女勇者と聖女
7~9 女勇者と聖女と人間国姫
女勇者「おひさ、魔王! それに側近! …あと、サキュバス」
サキュ「ええ、お久しぶりね、女勇者…」
側近(やれやれ…女勇者はやる気まんまんですね)
聖女「ご無沙汰をしております、魔王様」
魔王「何で聖女が、こんな時間にここへ…! 学校は!? 魔娘は!? うちの子はちゃんと、ちゃんと教育を受けてるんだろうね!?」クワッ
聖女「ご安心ください、魔王様。わたしだけが教師ではありませんので」
魔王「うん、ならいいよ」
女勇者(なるほど、魔娘ちゃんがポイントか)
側近「さあ、皆さん。ご会食の準備ができています。どうぞ、こちらへ」
そして――【直下 コンマ判定】
1~2 出された酒で女勇者が酔い、魔王にボディタッチを繰り返す!(←危険)
3~9 迂闊! サキュバスは女勇者を警戒しすぎて酒に酔った!(←さらに判定)
0 魔王「そう言えば、女勇者ってかわいいのに恋人とかいないの?」(←超危険)
ゴッキュ ゴッキュ…
サキュ「ふぅ…側近、もう1杯ちょうだい」
側近「ほどほどにしてくださいよ」ヒソ
魔王「…」チラッ
女勇者「それで今度、人間の国でイベントをやろうってことになってるんだ」
女勇者「だからそれに魔王も来てくれたら嬉しいなって思ってて」
聖女「あら、サキュバスさん、お酒を少し飲みすぎではありませんか?」
サキュ「! だ、大丈夫よ~…これくらい…。これでもお酒には強いんらから…」ヒック
【直下 コンマ判定】(魔王好感度30以上+1)
1~4 魔王「サキュバス、飲み過ぎだよ」(好感度-1)
5~7 魔王「イベントかあ、楽しそうだね」(好感度±0)
8~9 魔王(サキュバス、体調でも悪いのに会食だからって頑張ってる…?)(好感度+1)
現在の魔王好感度
サキュバス→ 30
魔娘→ 65
女勇者→ 5
魔王「一応、これも公務なんだよ、分かってる?」
サキュ「! も、もちろんでございますわ!」
魔王「分かってるならさ、それ相応の振る舞いっていうものをしてくれないと…」
聖女「魔王様、わたくしどもは楽しくこの場を過ごせれば満足でございますから」
魔王「…そう?」
女勇者「うんうん、そうやって目の前で人が叱られるの見ちゃう方が、ちょっとね」
サキュ(やってしまった…)
側近(調子に乗りすぎだったんですよ…)ハァ
サキュ(ここは挽回するために、この場に居続けた方が…? いえ、ボロを出さない内に理由をつけて退散…?)
【安価下2】
1 名誉挽回! それに女勇者の動向を見張っていないと…(会食中コンマ判定-1)
2 側近、あとは任せるわ! お酒も入ってるし、退却するから!(女勇者イベント発生確定)
現在の魔王好感度
サキュバス→ 29
魔娘→ 65
女勇者→ 5
サキュ「申し訳ありません、魔王様。しかし、わたしならこの通りでございますから」
魔王「…分かった。…悪いね、2人とも」
女勇者「ううん、平気だって!」
聖女「それで魔王様、【直下 コンマ判定】のイベントなのですが…」
【直下 コンマ判定】(酩酊-1)
1~3 地上一武闘会(好感度増減:大)
4~6 仮面舞踏会(好感度増減:中)
7~9 珍品・名品フェスティバル(好感度増減:小)
魔王「それって、どういうイベントなの?」
女勇者「その日はね、誰にも素顔を見せちゃいけないの!」
女勇者「それでね、大勢で宝探しをするっていうイベントなの」
聖女「人間の国の王都が全て会場となっている、盛大なお祭りのようなものです」
女勇者(人混みに紛れて、わたしだって魔王に気づかせずに一緒に宝探しをして…)ムフフ
サキュ(ハッ、この泥棒猫め…何か企んでるわね…)ムッ
魔王「へえー、お祭りかぁ…」
女勇者「ねえねえ、魔王も参加してよ!」
【直下 コンマ判定】(酩酊-1)(魔王様は祭り好き-1)
1~3 魔王「面白そう、参加する!」
4~6 魔王「参加はちょっとね…。でも、見させてもらうよ」
7~9 魔王「顔隠して参加なんて、魔娘になんかあったら大変だし、パスするよ」
女勇者「やった! 絶対に楽しいからね!」
魔王「うん、楽しみにしてる」
サキュ(仮面舞踏会でヘタしたら魔王様をとられる…!?)
聖女「魔王様が参加するとあっては、きっと、各国の偉い方々も参加してくださるはずです」
魔王「誰かさ、知ってる人で参加確定者いないの?」
サキュ「そう、ね。顔が分からなくても、知り合いがいれば楽しそうだわ」
サキュ(あらかじめ協力者を作っておけば、ワンチャン…!)
女勇者「えっとね、魔王も知ってるので参加するのは、わたし達を除くと…」
【直下 コンマ判定】(酩酊-1)
1~3 3人
4~6 2人
7~9 1人
【0 大成功→協力者候補多数】
女勇者「竜騎士さんとか、阿修羅王とか、妖精女王くらい…かな」
サキュ(竜騎士様は事情を話せば協力してくれるはず、阿修羅だってどうとでも言い包めれる!)
サキュ(妖精女王は阿修羅一筋のはずだからライバルにはなりえない!)
サキュ(よっし、よっし、協力者多数なら…イケるわ!)グッ
聖女「サキュバスさん、どうされました?」
サキュ「な、何でもないわ。ほ、ほら、阿修羅! おほほ、元同僚と再開できると思ったら嬉しくて…」
魔王「竜騎士に、阿修羅か…何か楽しいことになりそうだね」
女勇者「でしょ! こうやって地道に誘ったんだ!」
聖女「あら…いけません、そろそろ時間ですわ。申し訳ないですが、わたしはここで失礼させていただきます」
魔王「うん、気をつけて帰って。…女勇者は?」
女勇者「わたしはまだいるよ。そうだ、ついでだから…一晩、城に泊めてもらえたりしたら嬉しい、な…///」
サキュ(仕掛けてきた!?)
【直下 コンマ判定】(酩酊-1)
1~3 魔王「もちろん、ゆっくりしていって」
4~6 側近「申し訳ないのですが、すぐに空けられる客室がありません。夕食くらいならば」
7~9 聖女「あつかましいことをしてはいけませんよ、女勇者さん」
魔娘「ただいま! あー、おんなゆーしゃがいる!」
女勇者「魔娘ちゃん、ひさしぶり。大きくなったね」
魔娘「うん!」
サキュ「魔娘、お客様なんだから女勇者に迷惑かけちゃダメよ?」
サキュ(魔娘を通じて魔王様に近づこうなんてさせないわよ!)
女勇者「迷惑だなんてことないよ。魔娘ちゃん、かわいいもん」
女勇者(純粋に魔娘ちゃんはかわいいけど、それ以上に魔娘ちゃんと仲良くすれば魔王とも…!)
魔王「さ、魔娘、夕飯まで遊んでおいで」
魔娘「うん。ねえねえ、ママ、おんなゆーしゃ、一緒にあそぼ?」
女勇者「もちろん! 何しよっか?」
サキュ「…【安価下2】なんてどうかしら?」
1 鬼ごっこ サキュ(ふっ、魔娘の底なしの体力で追いかけられてへばってしまいなさい!)
2 かくれんぼ サキュ(この城の構造はほぼ完璧に掌握してるわ! 女勇者、あなたには負けない!)
3 その他、自由
魔娘「待て待てー!」ドドドドド
サキュ「くっ、相変わらず幼女の脚力と体力じゃないわね…!」
女勇者「て言うか、追いかけられる側でこんなにつらいなんて…! 魔娘ちゃんヤバすぎない!?」
・・・
サキュ「おほほほっ! 何せ、魔王様と、このわたしの娘ですもの!」
女勇者「ぐぬぬ…!」
サキュ「曲がり角…!?」
サキュ「【安価下2】…!」
1 こっちへ曲がれば上り階段! 魔王様に似て横着者の感がある魔娘なら階段を嫌って追いかけないはず
2 こっちへ曲がれば地下の宝物庫! 隠れる場所には事欠かない
隠れ鬼ごっこって、タッチされるまで隠れつつも逃げ回るってことでいいんだよね…?
―――――
サキュ「ふう…ここで隠れてやり過ごしましょう…」
女勇者「だね!」
サキュ「って、何であんたまで来てるのよ!」
女勇者「だーって、地の利があるのはそっちじゃん!」
…ドドドドド
サキュ「! 来た…!? 隠れないと…!」
女勇者「えーっと、えーっと、ここでいいや…!」
サキュ「【安価下2】へ隠れましょう…!」
1 物々しい棺の中
2 開いている扉の陰
3 懐かしの封魔の鎧の中
4 その他、自由
サキュ(臭っさ…! 阿修羅の体臭、まだついてんじゃない…!)
魔娘「ママー? おんなゆーしゃー? あれー? どこ行っちゃったんだろう…?」トテトテ
サキュ(きた…! いい子だからこないでちょうだい、お願いよ…)
魔娘「あっ、カッコいいかんおけがある! ここかな?」パカッ
魔娘「ちがった…うーん…じゃあ、ここかな?」
【直下 コンマ判定】(封魔の鎧は魔力遮断!+2)
1~5 魔娘「ママみーっけ!」
6~9 魔娘「おんなゆーしゃみーっけ!」
魔娘「でねでね、おんなゆーしゃはね、そんなとこにかくれてたの!」
魔王「へえ、そうなんだ」
女勇者「えへへー、ラッキーだっただけだってば!」
サキュ(負けた…)
魔娘「おんなゆーしゃすごいの!」
魔王「そうだね、女勇者はすごいね」(女勇者、魔王好感度+3)
女勇者「それじゃ、仮面舞踏会でまたね!」
魔娘「ばいばーい!」
魔王「楽しみにしてるよ」
サキュ「今度こそ負けない…」ボソッ
側近「お気をつけて」
現在の魔王好感度
サキュバス→ 29
魔娘→ 65
女勇者→ 8
――――――
今日はここまでにします
次回更新は仮面舞踏会です
ありがとうございました
サキュ「ふっふっふっ…女勇者。あなたがどんな悪だくみをしようとも、わたしは負けないわ」
サキュ「ぽっと出のキャラなクセして魔王様のお心を掴もうだなんて身の程知らずということを教えてあげる」
サキュ「仮面をつけて素顔が分からないようにしたって、魔王様から溢れ出るオーラまでは隠しきれないんだから」
サキュ「例え、どのようなことが起きたとしても、魔王様のお傍で好感度アップよ! おーっほほほほ!」
側近「ああ、サキュバス様。この仮面というのが、どうやら顔だけではなく、姿と気配まで変えてしまうもののようです」
側近「これを見破るのは叶わないでしょう」
サキュ「」
側近「それと、どうやら宝を見つけ出したら、イベント後の舞踏会でその場にいる物を誰でも強制的に指名し、ともに踊れるとのことです」
側近「女勇者は主催側でしょうから、手強いはずです。がんばってくださいませ」
サキュ「そ、それでも魔王様とご一緒にスタートをすれば…!」
側近「魔王様なら、お先に会場で仮面をつけて待機されているはずです」
サキュ「…それでもわたしには、安価があるのよ!」
ドォン
ドォン
サキュ「よっこいしょーいち、っと…。人間の国王都…使者として派遣されてきた頃以来かしら」
緑竜「ヴォオウ、ヴォウ…」スリスリ
サキュ「はいはい、送ってくれてありがと。さて、あっちで仮面をもらって、スタート時刻を待てばいいのね」
テクテク
サキュ(さすがに参加者が多いわね…)
サキュ(けれど、事前に協力として【直下 コンマ判定】から協力を得られたわ)
サキュ(まずは合流しないと)
【直下 コンマ判定】
協力者は…
1~3 1人
4~6 2人
7~9 3人
サキュ「確か、この辺りで待ち合わせをしたはず…」
サキュ「! あ、あれね…」
サキュ「ごきげんよう、【安価下2】」
サキュバスが協力を得られたのは…
1 阿修羅
2 竜騎士
3 妖精女王
4 その他、自由(一部キャラはムリなので、安価をずらします)
竜騎士「ああ、来たか。しかし、お前も大変だな。必死に魔王の気を惹こうだなんて」
サキュ「おほほ、魔王様は誰よりも奔放な方、それゆえに、わたしは心を奪われておりますの」
サキュ「それにしても…その格好は…?」
竜騎士「うむ、なかなか良かろう。竜のかぶり物だ。ふっ、これなら誰も俺と思うまい」
サキュ(むしろこれ以上に竜騎士様にぴったりな仮装があるのかしら…)
竜騎士「お前も仮面をもらってこい。仮面をつけると、それに合った服装になる」
サキュ「え、ええ…。そうしますわ」
竜騎士「そう言えば…」ピキ-ン
サキュ「何ですの?」
竜騎士「少なくとも100年前だが…魔王は【安価下2】の画集を眺めていたことがある」
竜騎士「その仮装をすれば魔王の感触もいいんじゃないか?」
サキュ「さ、さすがですわ、竜騎士様!」
1 古城にいそうなドラキュラ
2 湖の畔にいそうな儚げな少女
3 土砂降りの墓地にいそうなゾンビ
4 その他、自由
サキュ「ふふふ…これで魔王様の方からわたしの姿を見つけて近寄ってくださるかも知れないわ」
竜騎士「うむ。よく似合っているな」
サキュ「おほほほ、お褒めに預かり光栄でございますわ」
竜騎士「プロポーションの悪いサキュバスなど、産業廃棄物だからな」
サキュ「」
竜騎士「さて、そろそろ正午の鐘が鳴ってスタートだ」
サキュ「仮面とともに渡された、この紙を頼りに宝物を探せばよろしいのですね?」
竜騎士「そういうことだ。最悪、魔王を見つけて合流できずとも、宝を得られればダンスの強制指名ができる」
竜騎士「どっちを優先する方針でいく?」
サキュ「それはもちろん、【安価下2】でございますわ」
1 一挙両得! ともに宝を探し、強制指名で美味しいとこどり
2 虻蜂取らず! とにかく魔王様との合流を目指すのみ
3 手堅く堅実に! 宝探しを最優先で強制指名によって魔王様とダンス
4 その他、自由
ゴ-------ン…
竜騎士「鐘が鳴ったな、行くぞ」
サキュ「ええ。まずは『伝説の勇者が目指した道を往け』…?」
竜騎士「ふむ。それなら心当たりがある。確か、この都には【安価下2】があった」
竜騎士「そこではないか?」
サキュ「さ、さすが竜騎士様ですわ!」
1 旅立ちの街道
2 伝説の勇者ミュージアム
3 平和記念館
サキュ「ここで合ってるのかしら…?」
竜騎士「色々とものが置いてあるな…」
サキュ「それに参加者もいっぱいね…。魔王様いないかしら…」キョロキョロ
竜騎士「宝探しを最優先しつつも、合流ができるのであればした方がいいだろうからな…」
竜騎士「俺はその辺を探索する」
サキュ「ええ。わたしも、魔王様か、次の宝物へのヒントがないか探してみるわ」
【直下 コンマ判定】(儚げな少女コス+1)(伝説の勇者ミュージアム-2)
1~5 サキュ「ここ…外れね」
6~7 物騒な鎧コス「むっ、あの清楚な姿は…」
8~9 西部劇コス「あのー」
竜騎士「どうやら、最初のヒントにあった場所はここではないようだ」
サキュ「チィ、時間ロスをしてしまったわ…」
竜騎士「となると、次に向かうべきは…」
サキュ「【安価下2】ね」
1 旅立ちの街道
3 平和記念館
サキュ「旅立ちの街道…それっぽいわね!」
竜騎士「この街道は外へ続いていくが、この噴水広場から一直線に城下の門まで続いている」
竜騎士「次の宝へのヒントがあるとすれば、この道のどこかだろうな」
サキュ「お願いだからここにあってちょうだい…!」
竜騎士「早速、探そう」
【直下 コンマ判定】(儚げな少女コス+1)(旅立ちの街道-1)
1~4 サキュ「ここ…外れね」
5~7 サキュ「キングスライムの仮装なんてあるのね…」キングスライムコス「あのー」
8~9 竜騎士「見つけたぞ、次のヒントだ!」
キンスラ「もしよろしければ、ご一緒させていただけません?」
サキュ「ええ…? あんた誰――って、相手の名前を尋ねるのはルール違反だったっけ」
キンスラ「この通り、ぷるぷるボディーの人畜無害極まりないキングスライムです」
竜騎士(ふむ…誰だかサッパリだ)
サキュ(どうしようかしら…?)
キンスラ「…あんまり、こういうの得意じゃないんですけど、参加しなきゃいけない理由がありまして…」
サキュ「【安価下2】」
1 どこの誰だか知らないけど、一緒に行きましょう
2 悪いけどパスよ
3 その他、自由
(質問して誰なのか探ることも可能です。質問内容もあわせてお願いします)
キングスライムコスが仲間になった!
サキュ「平和記念館…ここであってほしいわね」
キンスラ「『伝説の勇者が目指した道を往け』…そうか、伝説の勇者は平和を渇望して、旅へ出たのでしたね」
竜騎士「なるほど。となると、きっとここが正解だな」
サキュ「とにかく、2回も間違ってタイムロスしてるんだから急ぎましょう」
【直下 コンマ判定】(儚げな少女コス+1)
1~3 サキュ「見つけたわ、次のヒントよ!」
4~7 キンスラ「このヒント、心当たりがあります」
8~9 竜騎士「むっ…あそこにいる2人組はもしや…?」
サキュ「本当に!?」
キンスラ「このヒント――『初代国王の愛した女の行方』」
キンスラ「ポイントは恐らく、女の行方…という言葉です」
竜騎士「つまりどういうことだ?」
キンスラ「普通に考えたら王家の墓地ですが、初代国王は2人目の娘を大変大切にしたと言われています」
キンスラ「しかし彼女は身分違いの恋に落ち、相手の男性と心中をしてしまったのです」
キンスラ「せめて、死後は安らかにと願われて、彼女が命を落とした場所は現在、美しい花の咲く公園になっています」
竜騎士「なるほど。国王の妻は王家の墓地に眠るが、愛した2人目の娘は花の中に眠る…ということか」
サキュ「【安価下2】へ行きましょう」
1 花の咲き乱れる公園
2 王家の墓
サキュ「これはけっこう、早めに辿り着けたんじゃないかしら?」
竜騎士「ああ、参加者もそこそこしかいない」
サキュ「早速、捜索開始よ!」
キンスラ「ええ、がんばりましょう」
【直下 コンマ判定】(儚げな少女コス+1)(花の咲き乱れる公園+3)
1~3 サキュ「外れ…だと…!?」
4~8 西部劇コス「そこの方、もしよろしければ…」
9 竜騎士「ふっ、次のヒント、俺には答えが分かった」
サキュ「さすがですわ、竜騎士様!」
キンスラ「『世界を取り残すものを追え』…これは、どういう意味なのですか?」
竜騎士「世界を取り残すものとは、竜だ」
サキュ「まあ、そうなのですか?」
竜騎士「言われ、という意味ではあるがな」
竜騎士「その竜を追え、ということはつまりこの都にある竜の伝承を追えということだろう」
キンスラ「竜の伝承、ですか…。しかし、この都にそんなものがあったでしょうか…?」
竜騎士「何を言っている? この公園に眠る女の相手が誰か、知らないのか?」
キンスラ「はて…? そこまでは…」
サキュ「ま、まさか…」
竜騎士「そう、竜の血を引く魔族だった。ヒントを隠した場所に、次のヒントの答えを隠すとは灯台下暗しだな」
サキュ「ということは…」
【直下 コンマ判定】(儚げな少女コス+1)(さすが竜騎士+1)
1~3 竜騎士「そう、次の答えはこの公園にある!」サキュ「お声が大きくて周りまで気づいた…!?」
4~6 竜騎士「知らぬ振りをして、こっそりと公園を探索すれば次のヒントが見つかるはずだ」
7~9 竜騎士「すでに、次のヒントはこの手にある」サキュ「さすがですわ、竜騎士様!」
キンスラ「これで大きくリードですね。次の答えを求めて、どんどん公園から参加者が出ていっています」
サキュ「この調子ならお宝ゲットも夢じゃないわね」
竜騎士「そして、このヒントは『当代国王は風の行方を気にかける』か…」
サキュ「意味不明ね…」
キンスラ「気にかけるだけているだけなら…お城からでもできそうですが」
竜騎士「しかし、今までの傾向から考えれば、ひねくれているのだろうな」
サキュ「風の行方を気にかける、ねえ…」
サキュ「【安価下2】」
1 風の強そうな場所…港の方かしら
2 とりあえず高いところかしら
3 お城、いっとく?
ヒュオォォォ…
サキュ「ここにも参加者がきてる…けっこうリードしてると思ったんだけど」
キンスラ「ここに次のヒントがあればいいんですけど…」
竜騎士「風の行方を気にかける、か…」
サキュ「って言っても、気にかけるなんて何するってことよ…。たそがれてろって?」
【直下 コンマ判定】(儚げな少女コス+1)
1~3 サキュ「…景色がいいくらいしか何もないわね」
4~6 黒衣「港の方かもなあ…」剣士コス「行ってみようよ」キンスラ「…港の方?」
7~9 サキュ「…あら? あの看板がもしかして、次のヒントだったり…?」
キンスラ「お、お手柄ですよ!」
竜騎士「なるほど、見晴らしの良い場所からしか見えない看板か」
竜騎士「国王というのはいつも、こうして高い場所から景色を眺めている…ということなのか」
サキュ「おほほ、わたしの手にかかればこの程度は楽勝なのよ」
キンスラ「えーと、次のヒントが…『暁を示す者は常に世界を祝福する』…?」
サキュ「暁を示す者…?」
竜騎士「世界を祝福か…」
キンスラ「まずはこの、暁を示す者、というものを探さないといけませんね」
サキュ「【安価下2】へ行きましょう」
1 王都の時計塔
2 都の外れの養鶏場
3 大聖堂
サキュ「遠かったわね…」
コケ- コッコッコ…
竜騎士「暁を示す者が…ニワトリなのか…?」
キンスラ「確かに、夜明けごろに鳴きますね」
サキュ「こんな遠くまで来ちゃったんだから、外れたら時間ロスね」
キンスラ「とにかく探してみましょう」
【直下 コンマ判定】(儚げな少女コス+1)(ニワトリ…?±0)
1~3 竜騎士「ここじゃない」
4~6 物騒な鎧コス「むむむ…」
7~9 サキュ「わたしの目に狂いはなかったわ!」
サキュ(ん? 何かうなってるわね、あの鎧。聞き耳でも立てましょう)
鎧コス「暁を示す、というよりは暁に鳴く…であるものの、常に世界を祝福するとはどういうことだ…?」
鎧コス「世界を祝福…祝福と言えば神の恵み、といったところか?」
鎧コス「しかし、神の恵みがこんな場所にあるというのか…?」
サキュ(神の恵み…)
キンスラ「うーん、分かりませんね」
竜騎士「どこかにヒントはあるかと思うのだが…」
サキュ「閃いたわ!」
【安価下2】
1 サキュ「神の恵みとは新たな命を生み出す神秘! よって、ヒヨコにヒントがあるのよ!」
2 サキュ「神の恵み、つまりは食物! このニワトリを絞めてるところにヒントがあるのよ!」
3 サキュ「世界を祝福するのはニワトリよ! つまり、ここにいるニワトリのどれかにヒントがあるはず!」
ピヨピヨ
キンスラ「まあ、かわいらしいヒヨコさん達…」
竜騎士「しかし、こんなヒヨコまみれの場所にヒントがあるのか…?」
サキュ「きっとありますわ! 探しましょう!」
キンスラ「ヒヨコさん、失礼しますね」
竜騎士「…ふむ、竜もいいが、ヒヨコもまた…」
サキュ「ヒントヒントヒントヒント…」
【直下 コンマ判定】(儚げな少女コス+1)(生命の神秘+2)
1~3 竜騎士「ヒヨコではないらしい」
4~6 黒衣「次のヒントゲーット!」サキュ「ハッ、先を越された…!?」
7~9 サキュ「おほほほ! わたしの閃きに間違いはなくてよ!」
竜騎士「冴えているな」
サキュ「おほほほ」
キンスラ「次のヒントは…『王都の新名物を調査せよ』…?」
竜騎士「新名物?」
サキュ「知らないわ」
キンスラ「新名物と言えば、確か、新たな観光誘致のためにと、最近マーケットができましたね」
サキュ「とりあえず、そこへ行ってみましょう」
竜騎士「食べ歩きでもして答えを見つけろ、ということか。なかなか、こすい商売まで組み込まれているな」
キンスラ「あ、仮面と一緒に広告も受け取りましたね。この中のどれかなのでしょうか?」
サキュ「完璧に運任せじゃない。あら…【安価下2】とか美味しそうね」
1 新名物! お姫様のkiss ~滑らかなホワイトチョコレートのラングドシャ~
2 新名物! 国王様のdinner ~口の中で脂のとろける霜降り牛を使ったコロッケ~
3 新名物! 聖騎士のplay ~口の中でパチパチ弾ける不思議な綿飴~
サキュ「コロッケってことは、ジャガイモで肉を少なめにしてごまかしてるわよね…」モグモグ
キンスラ「でも美味しいですね」
竜騎士「たまにはこういう食べ歩きもいいものだな」
【直下 コンマ判定】
1~3 キンスラ「ごちそうさまでした。…あれ? 別に何もないですね」
4~6 西部劇コス「コロッケでもラングドシャでもないとは…」
7~9 サキュ「あら、この包み紙に次のヒントが…」
【0 さらに判定】
サキュ「次のヒントをゲット!」
キンスラ「包み紙にヒントがあるんですね」
竜騎士「ふむ、次のヒントは『祭りと言えば、やっぱりこれ』か…」
黒衣「祭りと言えば! やっぱり武闘観戦と花火だ!」
剣士コス「あ、やっぱりそうなんだ…?」
サキュ「! ま、まさか、あの2人は…!?」
【直下 コンマ判定】(儚げな少女コス+1)
1~3 *「すんません、通りまーす!」サキュ「ちょっ、早くどいて! ――って、もういない! 見逃したわ!」
4~6 サキュ「見つけましたわよ、魔王様。ふふふ、こっそり尾けて女勇者を妨害してやりましょう」
7~9 黒衣「もうすぐ終わりみたいだから、これでまたね、剣士コス」剣士コス「えっ!?」
竜騎士「見つけたのはいいが、あれはきっと女勇者だな」
サキュ「ふふふ…なかなか見つけられませんでしたが、ここからはそうはいきませんわ」
キンスラ「?」
サキュ「徹底的に邪魔をして…」ハッ
サキュ(い、いえ…確かに女勇者への魔王様の好感度は上げたくないわ…)
サキュ(けれど、かと言って妨害をして、もし魔王様のご不興をかってしまったら…)
サキュ(くっ、一体、どうすればいいのかしら…?)
【安価下2】
1 サキュ「正々堂々と勝負!」(宝ゲット時、強制指名+魔王好感度アップ)
2 サキュ「それでも尾行よ!」(女勇者に対する魔王好感度アップを阻止…する可能性)
3 その他、自由
竜騎士「それでいいのか?」
サキュ「ええ。魔王様は純粋にこの催しを楽しんでおられるのですもの」
サキュ「いくら女勇者が恋敵とは言え、そこに水を差してはならないはずですわ」
竜騎士「…ならば、俺も全力でサポートしてやろう」(竜騎士補正が次のコンマから入ります)
キンスラ「あの、次のヒントについては…?」
サキュ「それなら2択ね。この都でお祭りと言えば、和平を実現させた人魔大祭に他ならないわ」
サキュ「そして、そのメイン企画は2つ。魔王様と女勇者の親善試合、それに花火」
キンスラ「な、なるほど…」
竜騎士「人魔大祭と言えば、人間と魔族を繋げるための企画。その象徴と言えば、互いに熱狂したと言われる、アレだな」
サキュ「ええ、【安価下2】へ行きましょう」
1 魔王様と女勇者が剣を交えたコロッセオ
2 一応用意されていた花火の観賞用広場跡地
サキュ「到着…! 魔王様と女勇者の姿はもうないわね…」
竜騎士「ここが違っていたのか、それともすでに次のヒントを手に入れたのか…」
キンスラ「ヒントを探しましょう」
サキュ「必ず、魔王様と手を取り合って踊るのよ…!」
【直下 コンマ判定】(儚げな少女コス+1)(竜騎士の全力+1)
1~3 サキュ「ここじゃないわ! すぐに花火観賞用広場へ行きましょう!」
4~6 サキュ「見つけたわ、これが次のヒント…!」
7~9 黒衣「あっ、先にいる」サキュ(魔王様、後でまた…! 今は全力で次へ向かいますわ!)
キンスラ「次のヒントは…これ、最後みたいですね」
竜騎士「となると、ここを制すれば宝探し制覇だな」
サキュ「『宝は未来へ繋ぐ希望。希望は人々の出会いによって織りなされる。そこで女神は祝福を授ける』…?」
キンスラ「人々の出会いが希望…ですか」
竜騎士「人の多い場所…? 人と合うための場所…?」
サキュ「ここで間違ったら、魔王様に宝を取られるかもしまうわね…」
竜騎士「ひねくれ者が出題していることも忘れられないな」
サキュ「【安価下2】へ行きましょう」
1 人の多い場所と言えば、始まりの街道
2 人と合うための場所と言えば、待ち合わせスポットとして有名な女神像前
3 出合い――つまりそれは伴侶との出会い、結婚相談所
ダダダダダッ
サキュ「ここに宝がある…の?」
キンスラ「人がたくさんいますね…はぐれそうです…」
竜騎士「女神が祝福を授ける…と言うならば、女神像。ここに宝があるのか?」
サキュ「女神像を調べてみましょう」
【直下 コンマ判定】(竜騎士の全力+1)
1~4 キンスラ「ここじゃないようです…」
5~7 竜騎士「違う、女神を言葉通りに受け取ってはいけない! この国には王よりも人望の厚い、女神のごときあの女がいる!」
8~9 サキュ「これで宝を――」黒衣「宝物見つけた!」サキュ(しまった、同時…!?)
サキュ「そ、そんな…! あのトリガーハッピーが女神だなんて!」
キンスラ「けれど、早くに気づくことができました!」
竜騎士「急いで結婚相談所へ行こう!」
・
・
・
バァン
サキュ「はっ…はっ…」
聖女「――おめでとうございます。宝探しゲームは、ここで終了となりますよ」
サキュ「そ、それより…わたし達は1着なの?」
キンスラ「…」ドキドキ
竜騎士(間に合ったか…?)
【直下 コンマ判定】(竜騎士の全力+1)(魔王を出し抜いていた+1)(選択肢ミス-1)
1~3 聖女「残念ながら…」
4~6 黒衣「同着って、どうなるの?」
7~9 聖女「おめでとうございます」
聖女「見事に、宝を手に入れられるのはあなた達ですよ」ニッコリ
サキュ「~~~~っ!」
キンスラ「や、やった…」
竜騎士「良かったな」
バァン
黒衣「宝は!?」
剣士コス「えっ、先客がいるってことは…?」
聖女「残念ながら、あなた達は2着です」
黒衣「うわあ…自信あったんだけどなあ」
剣士コス「そ、そんな…強制指名が…」
サキュ「ところで、もう仮面は外していいのかしら?」
聖女「はい。こちらで仮面をお預かりして、それでおしまいとなります」
黒衣「はぁぁ…負けた。…キミの顔を見たいな」
サキュ「おほほ…魔王様、わたしでございますわよ?」
(剣士コス→)女勇者「うっそぉ!?」
(黒衣→)魔王「サキュバス…あはは、キミって、僕が思ってたよりずっとすごいんだね」(魔王好感度+6)
サキュ「魔王様、舞踏会で、ご一緒に踊ってくださるかしら?」
魔王「…喜んで」
現在の魔王好感度
サキュバス→ 35
魔娘→ 65
女勇者→ 8(舞踏会後にコンマ判定で増減)
竜騎士「良かったな、サキュバス。無事に宝をゲットして、これからダンスだろう?」
サキュ「ええ。これも竜騎士様のご協力があってこそですわ。ありがとうございます」
竜騎士「ふっ…俺はお前達が幸せになるならそれでいいんだ」
サキュ「ところで、あのキングスライムのこすp…仮装をしていたのはどなただったのでしょう?」
サキュ「途中まで、てっきり聖女かと思ってたのですが…」
竜騎士「ふむ…」
プルン
キンスラ「サキュバスさん、それと竜騎士…さんでしたか。ありがとうございます」
サキュ「あら、まだ仮装しているの? 仮面を外してお顔を見せなさいよ」
(キンスラ→)妖精女王「素顔ではお久しぶり…ですね」カポッ
サキュ「よ、妖精女王…? あんまり、こういうのに出てくるような感じじゃないわね」
妖精女王「ええ。実は…」
阿修羅王「妖精女王! ようやく見つけたぞ!」ドシドシ
サキュ「あら、阿修羅」
阿修羅王「ぬ? サキュバスではないか、久しいな」
妖精女王「実は、阿修羅様がどうしても出てくれと仰られたので参加したのですが、仮装をして誰が誰か分からなくなってしまい…」
阿修羅王「一体、どんな格好をしていたのだ、お前は?」
妖精女王「き…キングスライムの格好を…。わたくし、あのように大きな姿に憧れがあったものですから…」
サキュ「あんたも参加してたんでしょ?」
阿修羅王「我は鎧だ。イカすヤツをつけていた」
竜騎士(ヒヨコの…)
妖精女王「まあ、では近くにいたこともありましたわ!」
サキュ「でも、何で妖精女王に出ろなんて言ったの? らしくないじゃない」
阿修羅王「ぬぅ…だ、ダンスなるものを…ともに踊りたいと思っただけだ…」
阿修羅王「だが我は負けた…」
妖精女王「まあ! でしたら、わたくしはこの方達とともに宝を手に入れられたので、強制指名権がありますわ」
阿修羅王「ぬ?」
妖精女王「阿修羅様…ともに、踊ってくださりますか?」
サキュ(…………チッ、今じゃお似合いじゃないの)
魔王「サキュバス。そろそろ始まるよ。行こうか」
サキュ「ま、魔王様…! ああ、燕尾服が素晴らしくお似合いですわ」
魔王「サキュバスこそ、綺麗なドレスだよ」
サキュ「ああ…魔王様…///」
竜騎士(さて、俺はこの辺で退散するか。強制指名権があっても、ダンスに誘いたい女はいない…)
竜騎士はクールに去った!
そして――
サキュ「ああ…魔王様とこうしてダンスをできるなんて…」
魔王「そんなに喜ばなくてもいいのに」
【直下 コンマ判定】
1~5 サキュ「ダンスは…初めて…なのですか…?」魔王「アハハ…」(魔王好感度+1)
6~9 魔王「ダンスなんて久しぶりだ。…サキュバスと踊れて、良かったよ」(魔王好感度+4)
魔王「だけど、楽しいよ」
サキュ「このサキュバス、身に余る喜びでございますわ…」
魔娘「あー、パパとママがおどってる! きれー! かっこいー!」
サキュ(ああ…これが幸せ…)
【直下 コンマ判定】(魔王と一緒に最後までイベント-3)
1~3 女勇者「あの、竜騎士さん…お願いがあるんですけど…」(女勇者への魔王好感度+5)
4~6 魔王「そう言えば女勇者、今何してるんだろう…?」サキュ(お、踊りながらでもあの泥棒猫を…!?)(女勇者への魔王好感度+3)
7~9 サキュ(女勇者…この勝負はわたしの勝利よ)(女勇者への魔王好感度+1)
現在の魔王好感度
サキュバス→ 36
魔娘→ 65
女勇者→ 8(このコンマ判定で増減)
サキュ「お、女勇者とのイベントは…どうでしたの?」
魔王「終盤でやっと女勇者だって気づいたんだけど、いい娘だよね」
サキュ「ま、魔王様…しかし、魔王様は魔娘の父ですから、健全な教育のためにも決して魔王状へは迎えられませんのよ…?」
魔王「そんな心配しちゃって…嫉妬?」クスクス
サキュ「そっ、そう…そうではなく…いえ、ありますけれど…///」モジモジ
魔王「側室はありだよ。だって竜騎士とは兄弟だけど腹違いだし?」
サキュ(失念してた…)
魔王「まあでも、今のところはいい娘ってだけ。魔娘がやっぱり、1番だよねー」
サキュ(危険性はある…ということなのね。今後も気をつけないと)
――ちなみに
(西部劇コス→)聖騎士「ああ…聖女とともに踊って、そのまま流れで過激なSMプレーという野心が…」
現在の魔王好感度
サキュバス→ 36
魔娘→ 65
女勇者→ 11
サキュ「うぐぅ…体がバッキバキ…」
側近「昨日は都を走り回って、魔王様とお踊りになられて、帰りはごねた緑竜に乗って…」
側近「なかなかハードでしたからね」
サキュ「それでも女勇者への好感度アップはさほどではなかったわ」フフン
側近「それはそれは…」
サキュ「で、こうやって側近と話してると、大抵、安価が発動するのよね」
側近「全くもって、その通りでございます。本日は【安価下2】がありますよ」
サキュ「忙しいわね…」
1 魔娘様の授業参観
2 魔娘様の遠足行事
3 魔王様の里帰り
4 その他、自由
サキュ「ちょ、え、兄貴?」
側近「ええ」
サキュ「兄貴がくるの? ここに?」
側近「はい。昨夜、急に連絡が入りまして…」
サキュ「い、一体、何しにくるのよ?」
側近「【安価下2】と仰っていましたが」
サキュ「マジでか…。どうしてそんなうまくいってない風な情報が…」
サキュ「て言うか、1万[ピ-----]歳の妹に今さら手を差し伸べるって何様のつもりなのよ…もっと早くそうしてくれれば…」ブツブツ
インキュ「――お兄様のつもりだが、何か?」キリッ
サキュ「きゃあっ、出た!?」
側近「おや、ご予定より早いご到着でございますね」
インキュ「聞いたぞ、サキュバス! 魔王とはすっかりセックスレスになっていると!」
インキュ「性愛の化身たるお前が、どうしてそのような腑抜けになっているのだ!?」
側近(面倒な方向へ熱い性格の方ですね…)
サキュ「大声で何てこと言ってんのよ、バカ兄貴!」
インキュ「さあ、まずは【安価下2】だ!」
1 裸エプロンで悩殺
2 媚薬を飲ませてずっこんばっこん
3 その他、自由
サキュ「す、素直にって…ど、どういうことよ?」
サキュ「わたしは常に、心の赴くままに魔王様へこの身命を捧げているわ!」
インキュ「いいや、それは偽りだ!」
インキュ「お前は確かに魔王を愛しているのだろう」
インキュ「だが! それは愛は愛でも、敬愛ではないのか!?」
サキュ「ッ!?」
インキュ「さあ、お前の心をさらけ出して魔王へぶつかれ!」
サキュ「わ、わたしの…心を…」ゴクリ
ガチャ…
魔王「ん? どうしたの、サキュバス? 今、書類に目を通す作業で忙しいんだけど…」
サキュ「ま、魔王様…突然で不躾かも知れませんが、告白をしても、よろしいでしょうか?」
魔王「?」
サキュ「【安価下2】!」
長台詞でも、ストレートな言葉でも、サキュバスの「告白(素直な心の叫び)」をどうぞ!
台詞に対する補正込みで、魔王の心を打てたかどうか、コンマ判定に繋がります
魔王「えっと…悪いものでも食べたの?」
サキュ「…」ジィッ
魔王「…ああ、そう…?」タジッ
サキュ「わ…わたしは魔王様を、愛しています」
サキュ「あの頃のようにまた…魔王様からの愛もちょうだいしたいのです」
魔王「…」
サキュ「このようなお願いは、あさましいかも知れません。それでも…わたしはこれほど、想っているんです」
魔王「そっか。…こっちにおいで、サキュバス」
魔王「そう、近くに。隣へ座って」
【直下 コンマ判定】(好感度30以上+1)(鈍感な魔王様にストレートな言葉+1)
1~3 魔王「寂しかったんだね…。これでも充分、サキュバスのこと気にかけてたはずなんだけど」(魔王好感度+1)
4~6 魔王「昔話をしようか。…これはね、まだ魔王じゃなかったころだ――」
7~9 魔王「ごめん、ちょっとサキュバスを蔑ろにしてたね。…愛してるよ」(魔王好感度+3)
―――――
本日はここまでにします
魔娘は何コスだったの?
>>498
魔娘はジャック・オ・ランタンコスのつもりでした
>>414で高コンマを取っていれば、側近と一緒に登場していました
その後の安価で仲間にしてしまうと、側近はチートなので補正がヤバかったです
でも魔娘と一緒にゴールしてしまうと、コンマ次第ですが強制指名権で魔娘への好感度があわわなことに…
―――――
カボチャガール「ねーねーそっきん」クイクイ
カボチャダンディー「何でしょう、カボチャガール様?」
カボチャガール「なんでおそろいなの?」
カボチャダンディー「魔王様がくれぐれも、カボチャガール様を迷子にさせぬようにと仰せつかっていまして」
カボチャガール「ねーねーそっきん」
カボチャダンディー「はい、何ですか?」
カボチャガール「たからものどこー?」
カボチャダンディー「『初代国王の愛した女の行方』という次の場所へ行く必要がありますね」
カボチャガール「それどこ?」
カボチャダンディー「しかし、カボチャガール様がご自分で見つけたいのでは?」
カボチャガール「むむむ…ヒント! ヒントちょーだい、ヒント!」
カボチャダンディー「そうですねえ…。ロマンチックな文章ですから、ロマンチックな場所を探してはいかがでしょう?」
カボチャガール「ろまんちっく…?」
カボチャダンディー「ええ。さあ、カボチャガール様の思うままに歩いてください」
カボチャダンディー「ずっと、あなたのお傍に仕えておりますので」
―――――
ちなみに側近はチート! 従者の鑑! な、イメージで書いてます
あとね、おっきなカボチャのかぶり物にマントをしてる幼女ってイイと思うんですよ
ぱたぱた走ってすっ転んでマントがひらってして、必死に泣くのを我慢して地べたに座り込む幼女とかイイと思うんですよ
チュッ…
サキュ「~~っ///」
魔王「顔赤くしちゃって、それで淫魔なの?」クスクス
サキュ「ま、魔王様がわたしにとって特別なだけですわ…///」
サキュ「そ…それで、魔王様、その…愛していただけるというお言葉に偽りがなければ、今夜にでも…」
魔王「…や、それはちょっと」
サキュ「え」
魔王「魔娘に読んであげてる絵本が今、熱い展開でさ」
魔王「子ども向けだからって甘く見てたよ。王道ロマンを地でいく冒険活劇ものなんだけど、いやね、主人公がまた格好いいの何のって…」
魔王「次々と現れる敵をばっさばっさとなぎ倒して、栄光も罪科も歓喜の声も血涙も、一身に全て受け止めて、それでも尚、剣を振るい続ける…」
魔王「こういうお話って現実的に考えたらちょっとムリがあるけど、そこはフィクションとしていかに上手く盛り上げて、世界観を構築して矛盾をさせないか…」
魔王「そういう最低限をきっちり、かっちり当てはめててね…」
ペチャクチャ…
サキュ(ま、まあ…成功と見ても良いはず…ですわよね?)
現在の魔王好感度
サキュバス→ 39
魔娘→ 65
女勇者→ 11
サキュ「はぁ…何だか、どっと疲れた…」
側近「ご苦労さまです」
インキュ「誘えよ! 押し倒せよ! どうして自分を信じない!?」
インキュ「お前ならもっとやれる! 自分さえ信じられないで、一体、何を信じられるんだ!?」
インキュ「気合いを入れろよ! 勝負するのは自分自身だ、お前ならできる! もっと熱くなれよ!」
サキュ「うっさい、兄貴!」ゲシッ
インキュ「そうだよ、その意気でぶつかれよ! どうして勇気を出せないんだよ!?」
側近(いやはや…うるさい方ですね…)
インキュ「さあ、次だ! 次の作戦に行くんだ!」
サキュ(あんまり何度も魔王様の邪魔をしたら逆に好感度が下がりかねないのよね…)
サキュ(どうしようかしら…?)
サキュ「安価下2」
1 仕方ないわね、折角だからアタックするわよ!(仕事中+2度目のため、マイナスで補正が入ります)
2 帰りなさい! 緑竜、兄貴を追い出して!
3 その他、自由
緑竜「ヴォォオオオオウ!」
ガッシャ-------ン
インキュ「な、何だこのドラゴン…!?」
緑竜「ヴォオオウ、ヴォォオオオオオ―――――――――ウ!」
バサッバサッ
サキュ「ふぅ…すっきりしたわね」
側近「ええ、壁にバカデカい大穴が空いて、見通しは最高です」
側近「そこかしこに瓦礫まで散らばってしまって…」
サキュ「じゃ、後片付けよろしく!」
側近「…仕方ありませんね」
【直下 コンマ判定】(好感度30以上+1)
1~4 魔王「うるさいんだけど、どうしたの?」(魔王好感度-2)
5~8 側近「これで元通りですね」サキュ「早っ」
9 魔王「今の音何!? サキュバス、大丈夫!?」(魔王好感度+1)
【0 さらに判定】
サキュ「さて、優雅な午後でも過ごそうかしら――」
バァン
サキュ「っ…ま、魔王様…。も、申し訳ありません、少し物音が大きかったですね…」
魔王「…」ゴゴゴ
サキュ「ま、魔王様…?」
側近(こ、この魔王様の表情は…!)
【直下 コンマ判定】(好感度30以上+1)
1~5 山のように積み重なっていた書類が崩れて、魔王様激おこぷんぷん丸(好感度-6)
6~9 魔王「サキュバス――今からデート行こう」
サキュ「へっ…?」
魔王「今の衝撃で書類全部崩れちゃったから、やる気なくした」
側近「し、しかし、魔王様、明日に延ばされますと、さらに仕事量が…」
魔王「帰ってきたらやるって! 行くよ、サキュバス!」ガシッ
サキュ「ああっ、強引っ、素敵!」
魔王「転送魔法!」
側近「…行ってらっしゃいませ」
そして、魔王が連れてきた場所は…【安価下2】
1 魔王「獣人の国と言えば、カジノを差し置いて他にないよね」
2 魔王「あーしゅーらーくーん! あーそびーましょっ!」
3 その他、自由
サキュ「まあ、魔王様…こういう場所にも足を運ぶのですか?」
魔王「昔はよく、竜騎士と一緒に城抜け出して遊びほうけてたよ」
魔王「何て言うか、この雰囲気がいいよね。ギラギラしたのがいたり、余裕そうな顔がいたり、必死に焦りを隠してるようなのがいたり…」
魔王「はい、お小遣い」ヂャラヂャラ
サキュ「こ…こんなに…ですか?」
魔王「なくなるか、2倍にするまで帰っちゃダメだよ」
サキュ「さすが魔王様、遊び方まで大胆で素敵ですわ…」
魔王「じゃ、あっちでポーカーしてるから、てきとーに楽しんで」
サキュ「あっ…行ってしまわれたわね…」
サキュ「何をやろうかしら…?」
【安価下2】
1 スロット! 目指せ、999!
2 ルーレット! 赤か黒で賭けるもよし!
3 ポーカー! 魔王様! わたしもご一緒しますわ!
4 スライムレース! ああ、癒される…
ピキ-
サキュ「そこよ、いって! いきなさい!」
ワ-ワ-
サキュ「ああもうっ、何で急に立ち止まるの!?」
サキュ「はしって! はしんなさいよ!」
サキュ「って、前のスライムもいきなり昼寝…!?」
サキュ「これが…スライムレース…! こんなの読み切れない!?」
サキュ「でも、やり甲斐があるわね…。スライムの性格をよく熟知すればいいのね…」チラッ
*「4番、4番、お前やればできるコだって信じてるぞ! そう、走れ!」
*「お願いだ、1番! お前が1位でゴールしないと、もう後がねえんだよぉ――――っ!」
サキュ「…なるほど、ああやって応援するから余計に盛り上がるのね…」
サキュ「よし、次こそは…!」
【直下 コンマ判定】
1~6 サキュ「これ、難しいわね…」
7~8 サキュ「勝ってもすぐに負けて、なかなかコインが減らない…」
9 サキュ「よっしゃ、三連単!」
サキュ「そこよ、3番! がんばんなさい! ああっ…また負けた…」
サキュ「…ダメね、全然、勝てそうな気配がないわ…」
サキュ「とは言え…まだコインがこんなに…」ドッチャリ
サキュ「どうしようかしら…?」
【安価下2】
1 スロット! 目指せ、999!
2 ルーレット! 赤か黒で賭けるもよし!
3 ポーカー! 魔王様! わたしもご一緒しますわ!
4 スライムレース! まだまだ粘ってやるわ!
サキュ「魔王様、調子はいかがですか?」
魔王「そっちこそどう?」
サキュ「あまり…コインの数が減っていませんの」
魔王「ふうん…。まあ、一緒にやろうよ」
サキュ「ええ、ではお言葉に甘えますわ」
サキュ(魔王様…めちゃくちゃ勝っていらっしゃる…?)
サキュ(と言うか、このテーブル…ものすごい覇気の持ち主ばかり!?)
魔王「さあ、サキュバスも賭けて」
サキュ「え、ええ…」
【直下 コンマ判定】(魔王好感度30以上+1)(強者揃い-2)
1~5 サキュ「い、一瞬でコインが消えた…!?」
6~7 魔王(サキュバス…意外とやるじゃん)
8~9 魔王「ここまでやるなんて想定外だよ、サキュバス。――勝負!」(さらに判定)
サキュ「こちらこそ、胸を借りるつもりで挑ませていただきますわ」
サキュ(ここで魔王様に勝てれば…さらに好感度アップは間違いないはず!)
サキュ(とは言え…完全に運頼りなのよね…)
サキュ(魔王様の表情は…ダメだわ、いつも通りのミステリアスなご表情…)
サキュ(多少のハッタリを仕掛けてみようかとも考えたけれど、魔王様には通じないわね)
魔王「まだ、手が決まらない?」
サキュ「! いえ…これで、勝負をいたしますわ」
【直下 コンマ判定】(好感度30以上+1)(魔王様はイカサマをしていた!-2)
1~2 魔王「何だ、買い被りすぎだったのか…」(好感度-2)
3~4 魔王「ふっ…この魔王に勝とうなんて、1万年早い」(好感度+1)
5~7 魔王「ちょっと冷やっとした」(好感度+2)
8~9 魔王「ま、負けた…!? サキュバス、もう1回勝負!」(好感度+3)
バサッバサッ
魔王「ま、イカサマしてたんだけどねー」
サキュ「へっ…イカサマ? 魔王様…そんなことまでできたのですか?」
魔王「て言うか、あの場にいた全員がしてたよ。サキュバス以外ね」
魔王「それでもあれだけ運だけで対抗してくるんだから驚いちゃった。すごいね、サキュバスは」ポンポン
サキュ(ああ…今、頭をぽんぽんされてる…)
緑竜「ヴォオウ!」
魔王「うわっ、何、緑竜?」ペシペシ
緑竜「ヴォオウ、ヴォオオオウ!」
サキュ「お、おほほ…緑竜も、魔王様のお手際に感心しているようですわ」
魔王「にしては、あんまり懐いてくれない気も…」
サキュ「そんなことはありませんわよ! 気にしすぎでございます! おほほほ…」
現在の魔王好感度
サキュバス→ 40
魔娘→ 65
女勇者→ 11
側近「とうとう、好感度が40超えになりましたね」
サキュ「ええ、何だか魔王様からのボディータッチが積極的になったみたいだわ」
側近「しかし、魔娘様の好感度を超えない限り、優先はしてくれないでしょう」
サキュ「優先してもらえると…どうなるの?」
側近「まず間違いなく、お願いをすれば大抵は聞いてくれるのではないですか?」
サキュ「よ、夜の営みまで…!?」
側近「そりゃあもう。そして、愛の言葉を囁きまくりですよ」
サキュ「ゴールが見えてきたわ! おーっほほほほっ!」
側近「しかし、ここで残念なお知らせです」
サキュ「え」
側近「【安価下2】でございます。断言できるのは、魔娘様への好感度が爆上げされる可能性が非常に高いということです」
1 魔娘様の運動会
2 魔娘様の授業参観
3 魔娘様の親子遠足
サキュ「じゅ…授業参観ですって…?」
側近「ええ。もちろん、魔王様は即決で行くと仰られました」
サキュ「で、でも授業次第よね…? そうよ、保健の授業なら、わたしは完璧にこなして…!」
側近「いいえ、はき違えてはなりません。これは、魔娘様が主役のイベントでございます」
側近「仮にこれが、運動会や親子遠足などといったものであったならば、魔王様へのアピールポイントもそこそこあったでしょう」
側近「しかし、こと授業参観に至っては基本的には保護者の出る幕はないのです!」
側近「と言うか、魔娘様の年齢で保健の授業はありませんよ」
サキュ「な、何ですって!?」
側近「まあ、基本的に…ですので、多少はあるかと」
側近「授業内容も【安価下2】ですし、ワンチャンはありますよ」
1 体育
2 音楽
3 国語
4 その他、自由(科目によっては出番ないかも…?)
41? 1ってことでいいんですかね…?
―――――
聖女「はい、準備運動もこれで終わりですね」
聖女「ご父兄の皆様も、ストレッチはしっかりとできましたね?」
サキュ(保護者参加の体育…い、一体、何をするって言うの?)
サキュ(そして、どうして一部の保護者がこんなにやる気満々なの!?)
サキュ(魔王様は置いておいて…筋肉もりもりのマッチョから、アスリート体形の主婦まで…)
サキュ(この学校って、こんなに親ばかが集まってたの!?)
魔王「サキュバス、魔娘に恥はかかせられない。どんなことでも、狙うからには完全勝利のみだよ」ゴゴゴ…
サキュ「も、もちろんですわ、魔王様」
聖女「それでは、今日は【安価下2】をやります」
子どもs『はーい!』
1 大縄跳び(コンマ以下2桁での判定勝負)
2 借り物競走
3 親子二人三脚
4 その他、自由
聖女「子どもさんを上にして、下を保護者の方が支えてくださいね」
聖女「ルールは簡単です。赤組と白組に別れて、制限時間内に帽子を取り合ってください」
聖女「ただし、ケガをするようなハッスルプレーは厳禁ですよ? くれぐれも、ラフプレーはしないでくださいね」
聖女「ラフプレーを確認してしまったら…わたしがどうなるか、保証できませんので」チャキッ
サキュ(何で物騒なもん持ってんのよ…)
魔娘「パパ、ママ、がんばろーね!」タタタッ
魔王「魔娘が大活躍して、白組を全部蹴散らそうね」ナデ
サキュ「ま、魔王様…くれぐれも、ハッスルはいけませんよ?」
魔王「大丈夫だって。――バレないようにするから」
サキュ(あ、ダメだ。魔王様、完璧に何かする…)
聖女「それでは、騎馬を組んでくださーい」
魔王「赤軍、まずは両翼に展開。わざと中央を薄く見せ、そこへ白軍を突撃させる」
魔王「すかさず両翼に展開していた騎馬が白軍を囲い込んで、一気に蹂躙をする!」
ウォオオオオオオ-------
サキュ「魔王様…これは…あくまで体育の授業ですのよ…?」
魔娘「パパかっこいー!」
【直下 コンマ判定】(好感度40以上+2)(魔王様暴走中-3)
1~3 阿修羅「フハハハ! 魔王よ、我が息子が同じクラスだったことを恨むのだな!」サキュ「いたの!?」
4~6 阿修羅「フハハハ! ――って、妖精女王よ、しっかり息子を支えよ!」妖精女王「あなた様ほどわたしは頑丈ではありませんのよ…」
7~9 魔王「蹂躙、開始せよ!」
*「くっ、魔王を…! 魔王を止めるんだ!」
*「させるか、我らが将を討たせはせんぞ!」
*「まずい、囲まれているぞ!」
*「かかれーっ!」
聖女「…さすが、わたしのクラスは皆さん、真剣に努力をする素晴らしい方々ばかりですね」ホッコリ
サキュ(ほっこりしとる場合か、おのれは!)
魔娘「わーい、わーい! パパすごーい!」
魔王「サキュバス、遅れないで!」
サキュ「は、はい…!」
魔王「仕掛けるよ、2人とも!」
サキュ「し、仕掛けるとは一体、何を…!?」
【直下 コンマ判定】(好感度40以上+2)(暴走の止まらぬ魔王様-4)
1~5 魔王「魔娘! 敵味方なんて関係ない! 帽子を奪いまくるんだ!」(←トリガーハッピー発動)
4~9 魔王「両軍が入り乱れる今! 機動力にものを言わせて白軍の帽子を片っ端から強奪する!」
サキュ(さ、さすがは魔王様!)
サキュ(刻々と変化する戦況を常に把握し、硬直する騎馬を見逃さずに死角から帽子を奪う!)
魔王「いい調子だよ、魔娘!」
魔娘「パパすごーい!」
サキュ「ハッ、魔王様…! あれをご覧になってください!」
【直下 コンマ判定】(好感度40以上+2)(暴走の止まらぬ魔王様-4)
1~5 阿修羅「フハハハ! 貴様の快進撃はそこまでだ、魔王よ!」魔王「まかり通る!」
6~9 魔娘「あっ! 泣き虫くんが騎馬から落ちた…!」
阿修羅「フハハハ! こうして貴様と鎬を削り合えるとはなァ!」
魔王「阿修羅の息子から帽子を奪えれば、魔娘の完全勝利! 負けられない!」
泣き虫「ふぇえええっ! パパ、こわいよぉおお!」
サキュ(あっ、泣き虫って阿修羅と妖精女王の子どもだったんだ…妖精女王に似たのね…)
妖精女王「ああっ、阿修羅様っ、泣き虫が怯えております! 止まってくださいませ!」
魔娘「いっくよー! パパ、とつげきー!」
阿修羅「来ぉおおお―――――い!」
魔王「うぉおおおお――――――っ!」
サキュ(これ、どうするべき…?)
【安価下2】
1 魔王様と阿修羅の激突は止めないと!
2 とにかく、この場は魔王様の足を引っ張らないようにしましょう!
3 その他、自由
ドッ
ゴォオオオオオオオッ
ええ、ぶつかりました。
ただの人間同士が激突するのなら、別に大したことにはならないでしょう。
しかし、暴走状態の魔王様と、脳筋バカの阿修羅です。
互いに我が子を担ぎ上げていることなど、ほとんど忘れていたはずです。
魔王様と阿修羅、双方の額がかち合って、その瞬間にわたし達は漏れなく吹き飛ばされました。
――いえ、唯一、何もかもが凄まじい爆風によってなぎ倒されたグラウンドで聖女だけが無事でした。
聖女「おどれらは子どもの授業をめちゃくちゃにしたいんかぁああああ――――――っ!!」
その叫びは、冷静になっていた父兄が一同に頷ける正論でしたわ。
子ども達はある者は怯え、ある者は泣き、我が娘だけは最後まではしゃいでいましたが、総じて怖がっていました。
しかし、聖女も1度スイッチが入ると、豹変してしまう性格でした。
魔王様と阿修羅の力比べに極大の爆裂魔法を放ち、三つ巴の盛大な闘争となりました。
グラウンドは割れ、空では雷鳴が轟きました。
それはそれは楽しそうな笑顔で、魔王様と阿修羅、聖女は互いの覇を競っていました。
え? 授業参観?
おほほほ、決まっているでしょう。
このようになってしまった以上、何もかもが台無しでした。
反省点があるとすれば、魔王様の暴走を早期に止めなかったわたしの判断ミスです。
いえ、最後のあの激突前に止められれば、あるいは――
しかし、過ぎてしまったことは仕方がありません。
こってりと魔王様は側近に叱られてしまわれました。
魔王「…損害賠償、500万ゴールドだってさ…ハハ…」
側近「魔王様のお小遣いからきっちり引かせていただきます」
魔王「ハハ…アハハ…楽しかったんだけどなあ…アハハ…」
おいたわしや、魔王様――
【直下 コンマ判定】(好感度40以上+2)(叱られた魔王様-4)
1~5 魔王「サキュバス…何で止めてくれなかったの?」(好感度-5)
6~9 魔王「しばらく、そっとしておいてください…」(好感度±0)(←好感度がしばらく上がりづらくなります)
0 魔王「サキュバス…慰めて…」(好感度+1)
サキュ「そ、そうは言われましても…」
魔王「フツーはさ、止めてくれない? 阿修羅だよ、阿修羅! 手加減なんてしたこともないような!」
サキュ(理不尽ですわ、魔王様…)
魔王「はぁぁ…どうしてこうなった…」
サキュ(こっちが聞きたいくらいですわ…)
側近(やはり、魔娘様が絡むと良い方向へ転がらないと大変なことになりますね)
サキュ(冷静に解説してんじゃないわよ)
側近(おや、腕を上げましたね、サキュバス様)
魔王「しかも、後回しにした仕事まであるし…あぁぁ…もう…」
サキュ「ああ…魔王様…次こそはきっと、魔王様のお役に立ちますわ」
現在の魔王好感度
サキュバス→ 35
魔娘→ 65
女勇者→ 11
サキュ「好感度が…好感度が40までいってたのにぃ…」
サキュ「…」
サキュ「あら? 側近…? いないの?」
サキュ「いつもなら、何かしらアドバイスとか、イベント処理とかあるのに…」
サキュ「こんなところへ…置き手紙? 側近からね…なになに…」
【安価下2】
1 手紙『魔王様がいじけて家出してしまったので、捜索に出ています』
2 手紙『所用で今日は暇をいただいております。城のことはくれぐれも、お願いいたします』
3 手紙『その他、自由』
せっかく高コンマ出てたのに最後の一回で全部無駄になるとは…
リスクとリターンの差がヒドいな
安価は1
あれ、2+2-4=0だから、魔王「サキュバス…慰めて…」になるんじゃないの?
>>555
好感度が高まるにつれて、下がる時はがくっと下がるのでご注意を
失望は期待値の裏返りです
ふんわりとヒント的なものは出してるつもりなので、ご参考にどうぞ
―――――
サキュ「い、家出…!? 魔王様が!?」
サキュ「もしも、女勇者のところへでも行って、慰められでもしたら…」アワワ
サキュ「幸い、魔娘は学校…。どうにか、日中に魔王様を見つけ出してお慰めしなければ…!」
サキュ「……でも、どこへ行ったのかしら?」
サキュ「魔王様の行きそうな場所と言えば…【安価下2】?」
1 竜騎士様のお宅
2 ついこの前行ったばかりだけどカジノ
3 まさかの学校へ行って遠くから魔娘観察
4 女勇者のところ…は考えたくないけど…
5 それとも、各国のお偉方のところとか
6 その他、自由
>>556
補正分では0到達せず、1か9かの判定としています
その分、補正がかかっても0が出れば、0のままです
これは安価に数えません
5で天人はできるかな?
>>559
5はさらに安価でどこの国へ行くか取るか、
5+国でも応じますよー
これは安価には数えません
サキュ「な、何か…おっかないところね…」
サキュ「魔界でも随一の険しい山――邪竜山」
サキュ「インスピレーションで来ちゃったのはいいけれど…」
サキュ「邪竜って…確か、相当にヤバいのよね…」
【直下 コンマ判定】(好感度30以上+1)
1~3 邪竜「…」サキュ「…………え?」
4~6 邪竜「…」緑竜「ヴォオオ――――ウ!」サキュ「ど、どうしたの、緑竜――って、邪竜!?」
7~9 魔王「はぁああああっ!」サキュ「! ま、魔王さ――邪竜と…戦っとる…」
邪竜「ガァアアア――――――ウ!」
邪竜が襲いかかってきた!
緑竜「ヴォオウ! ヴォオオオオ―――――ウ!」
サキュ「緑竜、やっちゃえ! それ、そこよ!」
邪竜「ガァアアアア――――――――ッ!」ズガァアアッ
緑竜「ヴォ…!?」
サキュ「緑竜!?」
緑竜「ヴォオオウ…」ブルブル
サキュ(緑竜を連れてて良かったわ…。何よ、あの邪竜って…わたしだけじゃ、太刀打ちできそうになかったわ…)
【安価下2】
1 サキュ「ここは撤退しないと! 緑竜、退くわよ!」(コンマ判定)
2 サキュ「よくも緑竜を…! わたしも加勢するわよ!」(コンマ判定)
3 その他、自由
サキュ「こ、こういう時に頼りにできそうなのは…」
サキュ「いえ、いつも、普段から、とっても頼りになるのは、あの方のみ…!」
サキュ「竜騎士様、竜騎士様、どうかわたしと緑竜をお救いに…!」
【直下 コンマ判定】(魔界-2)(緑竜+1)
1~4 しかし、誰もこなかった…(強制戦闘)
5~7 邪竜「!」サキュ「あら…竜騎士様の名に反応した…?」
8~9 竜騎士「サキュバス、そこで何をしている!?」
サキュ「チィッ、こうなりゃ覚悟を決めて殺るか、殺られるかの勝負よ…!」
サキュ「緑竜、サポートしてあげるから頑張りなさい!」
緑竜「ヴォオオオ―――――ウ!」
邪竜「ガァアアアア―――――――ッ!」
サキュ「竜の鱗は生半可な攻撃や魔法じゃ傷がつかない…」
サキュ「それでも、緑竜なら有効なダメージを与えられるはず…!」
サキュ「【安価下2】!」
1 食らいなさい、邪竜! 淫魔法! ビックリドッキリマジック!(判定で邪竜に状態異常)
2 緑竜、思いっきり暴れるのよ! 淫魔法! スーパーエクスタシー!(判定で緑竜パワーアップ)
3 わたしでも唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
緑竜「ヴォオオオオオオ―――――――ウ!」
邪竜「ガァアアアアア――――――ッ!」
サキュ「あれ…効いてる? ま、まさかぁ…効いてる、わよね…?」
【直下 コンマ判定】(緑竜はサキュに懐いてる+2)
1~3 緑竜とて、竜の鱗を持っている! 淫魔法の効き目が薄かった…orz
4~6 緑竜「ヴォオウ(もちろん効いてるぜぃ)!」
7~9 緑竜「ヴォオオ…ヴォオオオオ――――――――ウ(この勝負…絶対に負けられねぇえええ―――――っ)!」
サキュ「よぉお――――しっ! いいコね、緑竜!」
緑竜「ヴォオオオウ!」
邪竜「ガァアアア―――――ッ!!」
サキュ(でも、邪竜はさすがに強いわね…。緑竜でも押され気味…)
邪竜「ガァアアアッ!」ギロッ
サキュ「えっ、標的がわたしに、向いた…!?」
緑竜「ヴォオ!? ヴォオオオオオ―――――――ウ!!」
【直下 コンマ判定】(緑竜パワーアップ+3)
1~3 サキュ「か、はっ…!」(重症)
4~6 サキュ「くっ…どうにか、避けられたのに…!」(軽傷)
7~9 緑竜「ヴォオオオオオ――――――――ウ(手出しなんざさせねぇぞぉ―――――っ)!」
サキュ「掠めただけで、こんなケガするなんて…!」
緑竜「ヴォォオオ…」
邪竜「ガァアアアアアアア―――――――ッ!」
サキュ(でも、緑竜だって、邪竜に全くダメージを与えられてないわけじゃないわ)
サキュ「【安価下2】」
1 食らいなさい、邪竜! 淫魔法! ビックリドッキリマジック!(判定で邪竜に状態異常)
2 こうなりゃ、わたしだって! いでよ、性槍・ロンギヌス!(※『聖』槍ではなく、『性』槍)
3 わたしでも唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
サキュ「おほほほほっ! ビックリドッキリマジックとは、魔法にかかった者を一時的に性的興奮へ導く特別な魔法!」
サキュ「邪竜、これであんたの肉棒はそそり立っ――――やだ、意外と立派…」
緑竜「ヴォオオウ! ヴォオウ、ヴォオオオオオオ――――――――ッ!」
サキュ「ちょ、しょうがないでしょ、サキュバスとしてのサガなのよ!」
ところで…淫魔法の効き目は…【直下 コンマ判定】(腐っても淫魔+3)(竜の鱗-2)
1~3 サキュ「あれ? 邪竜って闘争心と性的興奮が直結しちゃってる系…?」
4~6 サキュ「おほほほ! 体の変化に戸惑っているようね! 緑竜、やっちゃいなさい!」
7~9 サキュ「しめたわ! 邪竜の全身が超敏感な性感帯と化した!」
【0 大成功】
サキュ「邪竜が苦しみ悶えて、完全に行動不能になった!」
サキュ「おほほほ! わたしってばさすがとしか言いようがないわね!」
サキュ「緑竜、今の内よ、徹底的に畳み掛けちゃいなさい!」
緑竜「ヴォオオオオオオ――――――――ウ!」
邪竜「ガァアア…ガァアアアア――――ッ…」
サキュ「さーて、そろそろトドメといきましょうか!」
【安価下2】
1 緑竜、やっちゃえ!(サキュバスは指示のみ)
2 いでよ、性槍・ロンギヌス!(※『聖』槍ではなく、『性』槍)
3 わたしでも唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
サキュ「おーっほほほほ! 気分がいいから連打よ、連打!」
テレレレッ テレレレッ テレレレッ テレレレッ テレレレッ
緑竜「ヴォオオオオオオオオ―――――――ウ!」
邪竜「ガァアアアア―――――――ッ!」
サキュ「嘘、もう反撃に…!?」
【直下 コンマ判定】(緑竜パワーアップ+3)(淫魔法大成功+1)
1~3 サキュ「緑竜ゥ――――――っ!?」
4~8 サキュ「邪竜が――逃げた…。か、勝てたってことよね…?」
9 サキュ「邪竜を…倒せた…。これって、すごいこと…よね…?」
ズズゥン…
サキュ「はぁっ…はぁっ…」
緑竜「ヴォオウ?」スリスリ
サキュ「ええ、ケガはそこまで大したものじゃないから平気よ…。心配してくれてありがとう」
サキュ「それに、あんたがいなかったら、最悪死んでたわ…。本当に、ありがとうね」ナデ
緑竜「ヴォ♪」
サキュ「でも…魔王様はここにいらっしゃらなかったのね…」
サキュ「一体、どこに行かれたのかしら…?」
サキュ「…………一応、邪竜を倒した証のものをもらっておきましょう」
サキュバスは邪竜の牙を手に入れた!
サキュ「さて…【安価下2】へ行きましょう」
1 竜騎士様のお宅
2 ついこの前行ったばかりだけどカジノ
3 まさかの学校へ行って遠くから魔娘観察
4 女勇者のところ…は考えたくないけど…
5 それとも、各国のお偉方のところとか
6 その他、自由
【安価下2 コンマ判定】(好感度30以上+1)
1~4 良くないこと
5~9 セーフ
――――――
本日はここまでにします
もしくは、日付超えてからでも、人がいらっしゃるようなら再開します
コンコン
サキュ「竜騎士様、いらっしゃいますか?」
コンコン
サキュ「…返事がない、空き家のよ――」
カァン…
カァン…
サキュ「あら、あっちの工房から音が…」
サキュ「失礼いたします、竜騎士様、いらっしゃいますか?」
竜騎士「ん?」チラッ
サキュ「竜騎士様、突然の訪問をお許しください」
サキュ「実は、魔王様の行方を捜しているのですが…こちらにはいらっしゃったでしょうか?」
【直下 コンマ判定】
1~5 竜騎士「いや、見てはいない。すまないが、今は仕事中で構える時間がないんだ」
6~8 竜騎士「いいや、来ていないな。今度はどうしたんだ?」
9 竜騎士「さっき、側近がきてな」
―――――
どなたか、いらっしゃいますかねえ…?
サキュ「竜騎士様でもあまり頼りにできないタイミングがあるのね…」
緑竜「ヴォ、ヴォオオウ…」
サキュ「次にどこへ行くのかって?」
サキュ「うーん…手当たり次第、しかないのよねえ…」
【安価下2】
1 城へお戻りになってるかしら(←New)
2 ついこの前行ったばかりだけどカジノ
3 まさかの学校へ行って遠くから魔娘観察
4 女勇者のところ…は考えたくないけど…
5 それとも、各国のお偉方のところとか
6 その他、自由
※新しい選択肢だからどうこう、ってことは特にないですよ
サキュ「ま、まさか…よね…?」
サキュ(魔王様の不審者のような姿を見つけたらどうしましょう…?)
サキュ「学校を監視するとしたら、この辺りからしか――」
サキュ「!?」
サキュ「だ、誰かいる…思いっきり怪しい誰かが、いる…」
サキュ「もし…何をしていらっしゃるのです、か…?」
【直下 コンマ判定】
1~5 ?「ぬぅっ!?」
6~8 ?「ハッ!?」
9 ?「…」
?「わ、我はっ、決して怪しい者などではな――ぬ? サキュバスか」パサッ
サキュ「阿修羅…? あんた、何してんのよ…?」
阿修羅王「その不審者へ向けるような眼差しはやめよ!」
サキュ「いや、んなこと言われても…どこからどう見ても不審者100パーセントよ」
阿修羅王「ぬぅ…倅がどうにも意気地なしなのが心配で、気になってしまっただけだ…」
サキュ「ああ…泣き虫ちゃん?」
阿修羅王「全く、我が子ながらすぐにビイビイと泣きわめいては何からも逃げようとする臆病者だ」
阿修羅王「何をどう間違ったのやら…」
サキュ「あんたも一応は父親してるのねー…」
阿修羅王「サキュバスこそどうしたのだ? こんな昼下がりに何をしている?」
サキュ「それ、そっくりそのまま返すわ。――って、そんな実のないことはどうでもいいのよ」
サキュ「ねえ、魔王様を見かけなかった?」
阿修羅王「魔王? いいや、我は知らぬが…む、そう言えばさっき、側近と会ったな」
阿修羅王「我と同じようにここから学校を眺めて何かを確認した後、すぐにまたどこかへ行ってしまったがな」
サキュ「! 側近、どこを見たとか言ってなかった?」
阿修羅王「話はしなかったから分からぬ。だが、微かに香水の香りと、獣の香りが入り交じっていたな」
サキュ(香水と、獣…? カジノには香水をつけた客がたくさんいたわね、獣の臭いってことは獣人の国にも、もう行ったのかしら…?)
サキュ「分かったわ。ありがと。それじゃ、これで。――あ、やめた方がいいわよ、そのカッコ。怪しいから」
【安価下2】
1 城へお戻りになってるかしら
4 女勇者のところ…は考えたくないけど…
5 それとも、各国(獣人の国は除く)のお偉方のところとか
6 その他、自由
【安価下2 コンマ判定】(好感度30以上+1)
1~3 良くないこと(2回目)
4~9 セーフ
サキュ「魔王様! お戻りになられていますか…!?」
サキュ「…」
キョロキョロ
サキュ「玉座の間にはいらっしゃらない…」
キョロキョロ
サキュ「食堂で暴飲暴食をされた様子もない…」
キョロキョロ
サキュ「寝室でふて寝をされているわけでもない…」
ガチャ…
サキュ「執務室には――」
【直下 コンマ判定】(好感度30以上+1)(良くないこと-3)
1~4 サキュ「まだ…お戻りにはなってないようね」
5~7 サキュ「あら…このメモは…? お、女勇者の住所…!?」
8~9 サキュ「魔王様…! 心配いたしましたわ…!」
0 良くないことなんてなかった
サキュ「…魔王様、一体どちらに行かれたんですの…?」
バシュンッ
サキュ「!」
側近「おや、サキュバス様。魔王様は――まだ、こちらには戻っておられないようですね」
サキュ「一体、どこへ行ってしまわれたのかしら…?」
側近「魔王様はへそを曲げられると、憂さ晴らしをするか、それこそ人目につかないどこかへお隠れになる傾向にあります」
側近「後者であった場合はなかなか見つけ出すことも難しいのですが…」
サキュ「憂さ晴らしって、具体的には?」
側近「そうですね…。親しい者を誘って、盛大に…というところです」
側近「しかし、授業参観の件でお金はお持ちになられていませんから…」
サキュ「と、とにかく、もう1度…探しに出るわ」
側近「獣人の国、妖精の国、人間の国のそれぞれの王のところへは行きましたが、魔王様は来られていませんでした」
サキュ「【安価下2】」
1 女勇者のところ…は考えたくないけど…
2 天人王のところ…にいればいいけど…
サキュ「変態王、いる!?」
バァン
天人王「変態王って…そんな呼び方をするのはサキュバスさんのみですよ」
サキュ「それより、魔王様はここへいらっしゃる!?」
天人王「ああ…魔王様なら――」
【直下 コンマ判定】(好感度30以上+1)(良くないこと-3)
1~4 天人王「少しお茶をしてから、女勇者のところへ行くと言って…」
5~9 魔王「あれ、サキュバスじゃん」女勇者「やっほー」天人王「今、3人でババ抜きしてます」
サキュ「きぃぃぃっ! あ・ん・の…………泥棒猫めぇえええええ―――――――っ!」
ドドドドドッ
天人王「…触らぬ神に何とやら…」ア-メン
バァン
サキュ「魔王様…!」
女勇者「っ」ビクッ
魔王「あ、サキュバス」
サキュ「ま…魔王様…! ずっと…ずっとお探ししていましたのよ!」
サキュ「どうしてこんなにも…わたしに心配をおかけしますの…?」ポロッポロッ
女勇者(あっれぇ~…? ちょっと…罪悪感…?)
【直下 コンマ判定】(好感度30以上+1)(良くないこと-3)(すれ違い-1)(邪竜との戦い+2)
1~3 魔王「…泣かないでよ。…悪かったってば」ムスッ(好感度-2)(女勇者への好感度+5)
4~6 魔王「ああ、ほら…泣き止んで。ここにいるよ…」ナデ(好感度±0)(女勇者への好感度+3)
7~9 魔王「ボロボロの格好…もしかしてこれ、探してて…?」(好感度+2)(女勇者への好感度+1)
【0 大成功】
緑竜「ヴォオオオオオ――――――――ウ!」
ドゴォッ
女勇者「うわっ、竜が家壊して入ってきた…!?」
魔王「緑竜…!?」
緑竜「ヴォオオ、ヴォオオオオオオ――――――――――ッ!」
意訳(やい魔王、どれだけ心配かけさせりゃ気が済むんじゃ!)
サキュ「緑竜…やめなさい、魔王様に何てことを…!」
魔王「サキュバスも…緑竜も、何でそんなにボロボロの格好…」
緑竜「ヴォオオオオオ――――――――ッ!」
意訳(お前のせいじゃああ――――――っ!)
サキュ「緑竜っ! やめてって言ってるでしょう、言うことを聞きなさい!」
サキュ「魔王様がご無事だったなら…それだけでもういいの…」
緑竜「ヴォォウ…?」
意訳(いいのか…?)
魔王「…………サキュバス、ケガを見せて」スッ
サキュ「あっ…魔王様…」
魔王「サキュバス、どうしてこんな傷を放置して――って…探すのに夢中で、手当てにも気が向かなかったのかな…?」
サキュ「ま、魔王様、こんな傷など、自分で手当てできますから…」
魔王「ダメだ」キッ
サキュ「っ…」
魔王「知らない内に…キミのことを傷つけていたんだね」
魔王「こんなにボロボロになるまで探してくれていたんだよね…」
魔王「ごめんよ。もう、二度とこんなことはしない。…だから、許してくれるかな?」(魔王好感度+4)
現在の魔王好感度
サキュバス→ 39
魔娘→ 65
女勇者→ 11(0判定により、増加なし)
魔王「サキュバス、ご飯食べれる?」
魔王「サキュバス、痛むところとかない?」
魔王「サキュバス、休んでるだけじゃ退屈すると思って本を持ってきたよ」
魔王「サキュバス…」
魔王「サキュバス…」
魔王「サキュバス…」
・
・
・
サキュ「ま…魔王様が…こんなにわたしを構ってくださるだなんて…」ウルウル
側近「よほど胸を打たれたようですね。好感度とは、また別のところで」
サキュ「何が良かったのかしら?」
側近「邪竜を倒したことでしょう。竜騎士様でも頭を悩ませるほどの暴れん坊を倒してしまったのですから」
サキュ「…よっぽど、あれって危なかったのね」
側近「ええ。そうそう、邪竜の牙を魔王様が加工して、ネックレスにしてくださりましたよ」
サキュ「まあ! 魔王様からの…プレゼントだなんて…」
サキュバスは邪竜のネックレスを手に入れた!
邪竜のネックレスは装備しているだけで、戦闘時に補正を得られるぞ!
側近「では、ゆっくりと体を休めてくださいませ」
側近「明日にはまた、動けるようになりますよ」
今度こそ、本日はここまでにします
ありがとうございました
にしても、あの場面で0とは…
コンマ神は女勇者の好感度を上げさせたくないのかなあ…
せっかく女勇者の好感度が上がり放題だったのに…
サキュ「完・全・復・活!!」
側近「と、同時にいつもの魔王様に戻られましたね」
サキュ「ぐぬぬ…。それでも、めげないわよ、わたしは!」
サキュ「魔王様との熱い一夜のみを目指して!」
サキュ「…………で、側近。今日は何かあるの?」
側近「【安価下2】です」
1 特にそれらしい行事はない(安価で午前と午後のターンを決めます)
2 本日の魔王様のご予定は魔界で災害の起きた村への視察と慰労です
3 その他、自由
サキュ「よっしゃ、つまり、わたしの提案次第で魔王様を連れ回せるってことね」
側近「成功すれば…ですけどね。いきなり夜のお誘いなどをしても、意味はありませんよ」
サキュ「ふっ、ちゃんと好感度を上げてからそれは実行するわ」
サキュ「でなきゃ、たっぷりじっくりと楽しめないじゃない」
側近「それで、何をなさるのですか?」
サキュ「そうねえ…【安価下2】」
1 魔王様と楽しいおしゃべり! ピロートークじゃないのが惜しいけど仕方ない
2 魔娘に取り入っt…じゃなくて、母娘のコミュニケーションを取ろうかしら
3 どこかへお出かけする提案でもしようかしら(場所によって午前と午後の2ターン消費)
4 その他、自由
(城にいない人とのコミュももちろん可!)
サキュ「魔王様~」
魔王「ん? どうかした?」
サキュ「魔王様とのお喋りでもしたいと思ってきましたの。よろしいかしら?」
魔王「いいよ。でも話題なんてないし、てきとーに振ってよ」
サキュ「分かりましたわ」
サキュ(とは言え…どんなお話をしようかしら。何か質問でもぶつけてみよう)
サキュ「【安価下2~4】」
魔王様に質問をするなり、好きなものをそれとなく聞き出すなり
好感度30以上なのでフツーの質問には大抵答えてくれます
質問でなくとも、トーク内容次第では好感度アップもありますよ
【カラオケ提案】
サキュ「そうですわ、魔王様。今度、魔王様と、わたしと、魔娘と3人でカラオケに行きません?」
魔王「カラオケ? カラオケって…歌詞見ながら、個室で歌うやつ?」
サキュ「ま、まさか魔王様…カラオケに行ったことがありませんの?」
魔王「行ったことはないなあ。城の魔族は時々行ってるみたいだけど誘われたことないし…」
サキュ(そ、そりゃあ臣下として主をカラオケにお誘いするなんて…)
サキュ「でしたら、是非とも参りましょう! それに魔娘もきっと気に入りますわよ!」
サキュ(あの子は基本的に騒がしいもの大好きだし)
魔王「! じゃ、じゃあ…行こうかな」
サキュ(っしゃ! 約束ゲット!)グッ
【邪竜山のような場所は他にも…?】
魔王「ところで、早速、ネックレスつけてくれてるんだね」
サキュ「魔王様がわたしにくださったものですから、肌身離さず、永遠に持ち歩きますわ」
サキュ「ところで…邪竜山のような場所というのは、他にも存在するのですか?」
魔王「ある…ような気がしたよ」
魔王「魔獣の棲む密林とか、最悪の魔物って呼ばれるような何かがいるって言われてる洞穴とか」
サキュ「魔王様はそういった場所へ興味とかありますか?」
魔王「いやー、昔っから腕っ節には自信ありすぎて、逆に誰か負かしてくれないかなーとか思ってたことはあったけど」
魔王「さすがに、邪竜だの魔獣だのって言うのは危ないからって側近とかに止められちゃってて」
サキュ「魔王様は昔からお強かったのですね」
魔王「それほどでもないって。…力なんてのがあったところで、ね」
サキュ「?」
【竜騎士との幼少時代】
サキュ「そう言えば、竜騎士様とは昔から仲がよろしかったようですが、どのように過ごされていたのですか?」
魔王「どのように…フツーだと思うけどな」
サキュ「是非、お聞かせください」
魔王「じゃあ…どの話がいいかな?」
魔王「竜騎士と大喧嘩して、危うく城が全壊しかけたこともあったし」
魔王「いまだにあれが誰だったか分かってないんだけど、竜騎士と女の子を取り合った話とか…」
魔王「あとは…そう、竜騎士と一緒に冒険した話もある」
サキュ「どれも興味深いですね…。それでは、【安価下2】のお話について詳しく、お聞かせくださいませ」
1 竜騎士との盛大な喧嘩の話
2 魔王様と竜騎士の初恋物語
3 幼少の魔王様の冒険譚
――あれはまだ、自分のことを「僕」と言っていたことだった。
サキュ(僕呼びな魔王様…ああきっとさぞや可愛らしいショタっ子だったに違いない…)ハァハァ
その日は瘴気がいつもよりずっと濃くて、魔王城の周囲は仄かに紫色の煙をまとっていた。
今は隠居した先代魔王と、僕の母は、その日もいかにして地上を支配するかと頭を悩ませていた。
サキュ(そう言えば先代の魔王様と、魔王様のお母様にはお会いしたことないのよね…)
僕と竜騎士は濃い瘴気にはしゃいで、城近くの丘でチャンバラごっこ(普通の成人男性でも5秒で肉塊と化す)をして遊んでいた。
たっぷりと瘴気を浴びて、毒々しくも鮮やかに色づいた魔界サルビアが綺麗に咲き誇っていた。
それが、僕らの日常だった。
日が落ちてきて、城に帰った。
でも遊び盛りの僕らは、夜になっても元気なままだったからこっそりと城の地下牢で遊ぶことにした。
今でも使ってないけど、あの当時から地下牢は使われていなくて、僕らの秘密基地になっていたんだ。
だけど、その日は――――地下牢に先客がいた。
正規の手順を踏んで、しかるべく地下牢へ囚われていた少女がいたんだ。
魔王『キミ、どうしたの?」
竜騎士『何でここへいるんだ?』
僕らは興味津々で檻越しに彼女へ話しかけた。
けれど、彼女は先代の命令によって連れて来られた、どこかの国の、どこかの少女。
当然のように僕らを恐れて、目に涙をたくさん溜め込んでいた。
触れたら壊れてしまいそうな、華奢な女の子。
長い黄金の髪は地下牢にいても輝きを失わず、瑠璃のような美しい瞳はどんな宝石よりも綺麗だった。
魔王『あそぼう。怖くないよ』
竜騎士『檻のカギ、あった。これで…』ガチャガチャ
魔王・竜騎士『こっちへおいで』
多分、竜騎士も一目見た瞬間に、僕と同じく恋に落ちていた。
けれど幼い僕らはそれを恋と認識するようなこともなくて、ただ純然たる好奇心に従っている気分だった。
檻から出してあげても、彼女はずっと瞳に涙を溜め込んでいた。
まずはそんなものをなくしてしまおうと決めて、僕と竜騎士は色々とやったんだ。
チャンバラごっこに誘ったり、弾幕ごっこを見せてあげたり…。
まあ、今となってはあんなものを見せられても普通の女の子じゃ怯えるばかりだよ。
でも彼女はね、僕らが次々と話しかけては提案して、実演してあげて、それでもダメで困り果てていたら、笑ってくれたんだ。
少女『そんなに強いのに、困ってる顔もするのね』
意味が分からなかったけど、彼女は笑ってくれた。
僕はそれですごく満足して、一緒に遊ぼうと誘ったんだ。
瘴気が晴れて、月が綺麗に出ていたから外へ行こうと。
彼女は嫌がるわけでも、嬉しがるわけでもなく、僕と竜騎士と手を繋いでくれた。
いつも遊んでいる丘の上まで、手を繋いで走っていった。
夜に城を抜け出すこともその時が初めてだったから、余計にわくわくしていたんだ。
3人揃って丘の上に寝転んで、丸くて大きな、彼女の髪のように黄金に輝く月をずっと眺めていた。
やがてまどろんできて、気づいたらベッドの上だった。
側近に女の子のことを訊いても、何も答えてはくれなかった。
先代に問い質してもハッキリしたことは何も教えてくれなくて、それきりもう会えなかった。
彼女と繋いだ手の感触だけは鮮明に覚えていて、それを思い出すと胸がきゅっと締められるんだ。
あの日、あの晩を――今でも夢に見る。
もう1度彼女と出会えたら、きっと嬉しいのにって。
サキュ「ああ…何だか、涙腺が…。魔王様の初恋が実らなくて良かった…なんて言えないわ…」
側近「一体、何を話されたんです?」
サキュ「あの女の子は誰だったのよ!?」
側近「女の子…?」
サキュ「とぼけんじゃないわよ、魔王様が小さかった頃に城の地下室へ閉じ込めてたっていう女の子よ!」
側近「…申し訳ありませんが、それはわたしの口からとても」
側近「それに蒸し返してしまっては…魔王様も複雑な心境になってしまうかと」
サキュ「…【安価下2】」
1 それでも、初恋は大切なもの。せめて、あの女の子の行方だけでも探らせてもらうわ
2 そっとしておいた方がいいのかしら…? となれば、気を取り直して、午後は何をしよう?
側近「あ、そうそう、魔王様に午後はきっちり執務をしていただく必要がありますので、邪魔をされませんよう」
サキュ「なぬっ!?」
側近「てきとーにぶらつくのもオススメですよ。近すぎる距離感では逆に掴めなくなるものもありますし」
サキュ「でも魔王様の好感度も上げたい…」
側近「決断はお任せしますけれどね」
サキュ「…【安価下2】」
1 魔王様ともういっちょコミュ! 仕事中? 知るか、こっちは愛がかかっとるんじゃ!(コンマ判定)
2 魔娘に取り入っt…じゃなくて、母娘のコミュニケーションを取ろうかしら
3 どこかへお出かけする提案でも…いやでも仕事中だし…いいえ、強気に勝負!(コンマ判定)
4 その他、自由
(城にいない人とのコミュももちろん可!)
サキュ「以前は魔娘への好感度がめちゃめちゃ上がってしまったわ」
サキュ「今度はその経験を生かして、魔娘から尊敬を集めることでわたしへの魔王様好感度を上げる…」
サキュ「ふっ、完璧な作戦ね」
側近「予定は未定、とも言いますがね」
魔娘「あ、ママだー!」
サキュ「あら、丁度いいところへ。魔娘、ママと一緒に遊びましょう?」
魔娘「うん! 何するの?」
サキュ(わたしでも魔娘からの尊敬を集められることと言えば…)
サキュ「【安価下2】」
1 緑竜に乗ってお空の散歩へ行こうかしら
2 ショッピングで抜群のセンスを見せつけて魔娘を可愛くコーディ、そして魔王様好感度アップ
3 その他、自由
バサッバサッ
魔娘「うわー! 緑竜すごーい!」
緑竜「ヴォ♪」
サキュ「おほほほ…どう、魔娘? ママは緑竜を飼い馴らすどころか、完全に従えているのよ」
魔娘「そーなの? 緑竜?」ペシペシ
緑竜「ヴォオオッ! ヴォオオオオオ――――――――ッ!」
意訳(従ってるんじゃない! 惚れているのさベイベー!)
サキュ「そうだって言ってるわよ」
魔娘「緑竜の言葉もわかるなんてママすごい!」
サキュ(ふっふっふっ…魔娘の好感度を上げるためには…!)
【安価下2】
1 サキュ「曲芸飛行よ、緑竜! すごいのやっちゃいなさい!」
2 サキュ「全速力で飛びなさい! スリルこそ興奮よ!」
3 サキュ「あそこへ降りて魔娘と遊び倒しましょう」
サキュ「緑竜、ここで待ってなさいね」
魔娘「いいコでまってるんだよ?」ナデナデ
緑竜「ヴォ♪」スリスリ
魔娘「わあ、緑竜くすぐったいよぅ」
サキュ「とりあえず降りたのはいいけれど…」
【安価下2】
1 サキュ「あそこの公園にでも行こうかしら」
2 サキュ「あそこでショッピングでもしようかしら」
2 その他、自由
魔娘「わあ、たくさんお店やさんがある!」
サキュ「そうね。なかなかいいのが揃ってるし…」
魔娘「ねえねえママ、このおかし買って!」
サキュ「…我が娘ながら食い気が優先とは」
魔娘「これ買ってこれ買ってこれ買ってー!」
サキュ(基本的に甘やかされてるから、駄々こねると長いのよね…)
サキュ「はいはい、分かったわよ。でも、その代わりにママのお買い物につきあってね」
魔娘「うん! ママだーい好き!」ギュッ
サキュ(ふっ、ダシに使われるとも知らずに…)ニヤリ
サキュ「さて、【安価下2】…!」
1 わたし自身を完璧にコーディネートして魔王様に美貌を再認識させるわよ!
2 お小遣いカットの憂い目に遭っている魔王様に代わり、魔娘をコーディネートして魔王様の好感度爆上げ作戦!
3 魔王様へのプレゼントを買って好感度アップ! 魔王様のセンスがちょっと不明だけど
4 その他、自由
サキュ「おほほほ! 素敵な旦那様と、かわいい娘へのプレゼント…」
サキュ「これぞ良妻というもの! 常に家庭を気にかけ、自分のことは二の次三の次…この健気な尽くす妻!」
サキュ「完璧よね、側近!?」
側近「まあ、買ってきたもの次第ではありますが…」
サキュ「それはこれからのお楽しみよ。きっと喜んでくださるはずだわ」
サキュ「魔娘、さっき買ってきたお洋服を魔王様へ見せに行きましょう? きっと、かわいいって仰ってくれるわ」
魔娘「うん! きがえるー!」
魔娘のコーディネート【直下 コンマ判定】(魔娘の魔王様好感度60超+4)
1~3 魔王「こんな魔娘…見たくなかった…」(好感度-3)
4~6 魔王「魔娘は何を着てもかわいいなあ…」(好感度+2)(魔娘への好感度+1)
7~9 魔王「…サキュバス、キミはよく分かってる。魔娘の魅力をよく引き出せたね」(好感度+3)(魔娘への好感度+2)
魔王様へのプレゼント【下2 コンマ判定】(好感度30以上+1)
1~3 魔王「これ…何…?」サキュ(やばい、魔王様の好みじゃなかった…)(好感度-3)
4~6 魔王「ふうん…ありがと、もらっておくよ」サキュ(失敗…ではないわね)(好感度+1)
7~9 魔王「へえー! ふうん、いいね、いいね。いい感じだよ」サキュ「おほほほ、良妻の務めですわ」(好感度+3)
魔王「魔娘かわいいよ、魔娘」ギュ-
魔娘「パパもかっこいーよ」
サキュ「ああ…魔娘がうらやm――」
魔王「サキュバスも、おいで」
サキュ「!?」
魔娘「ママも一緒だー!」
魔王「魔娘隊員、ママを捕まえろ!」
魔娘「りょーかいです!」ギュッ
魔王「パパもいくぞー!」ギュッ
サキュ「ああ…これが幸せ…。娘に抱きつかれ、その上から魔王様に包み込まれ…」
サキュ「生きてて…良かったですわ…」
魔娘「あーっ、ママが鼻血だしたー!」
魔王「うわっ、サキュバス、どうしたの、サキュバス!」
サキュ「幸せの暴力…」
現在の魔王好感度
サキュバス→ 45
魔娘→ 67
女勇者→ 11
サキュ「再び、好感度40以上に舞い戻りましたわ」
側近「おめでとうございます」
サキュ「好感度40以上だとボディータッチが増えて幸せですわ」
側近「その分、下がる時に大きいのでご注意を」
サキュ「ま、まあ…大丈夫でしょう」
サキュ「それで今日は?」
側近「【安価下2】」
1 魔王様がカラオケに行くと張り切っておられます
2 国際会議があります
3 その他、自由
サキュ「こ…国際会議、だと…?」
側近「場所は天人の国。各国の首脳が集まります」
側近「会議自体はサキュバス様に特に問題はありません」
側近「――――が」
サキュ「ヤな予感が…」
側近「会議の後に、懇親会があるのです。立食の」
サキュ「立食…だと…!?」
側近「各国の首脳陣の集いですから、もちろん、女勇者もいます」
サキュ「ねえ、あの娘ってただの武芸者でしょ!? 何で会議なんてのにデバッてくんのよ!?」
側近「勇者として常に、各国の紛争などを解決に導いていますからね」
側近「彼女は地上においてはなくてはならぬ存在です。国際事情にも通じています」
サキュ「Oh…」
側近「で、行かれるんですよね?」
サキュ「当たり前じゃない、女勇者への好感度を上げてたまるものですか! それにイザとなれば協力者を得て――」
側近「竜騎士様はいらっしゃいませんので」
サキュ「」
ワイワイ…
サキュ(結局、無策のままパーティーが始まってしまった…)
サキュ(でも魔王様とご一緒に各国の首脳と挨拶周りという大切な役目を見事果たせれば…!)
魔王「さーて、最初は誰のところへ行こうかなー?」
サキュ(女勇者はどこに――あれ? まだ、いない…? 会議にはいたのよね…)
サキュ「【安価下2】」
1 人間国の国王と姫のところはどうでしょう?
2 獣王と阿修羅の談笑に混じってはいかがでしょう?
3 天人王と…聖騎士の組み合わせが気になりますわね…
4 妖精女王が1人で佇んでいますから、そこからというのは
魔王「やあ、妖精女王」
妖精女王「魔王様、それにサキュバス様…」
サキュ「あんたの旦那…あっちで脳筋トークしてるのね」
妖精女王「は、はい…。あまりこういう場は得意ではありませんので、阿修羅様についていこうと思っていたのですが…」
魔王「何かあったの?」
妖精女王「その…何かと血の気が多い話題は苦手でして、ここまで逃げてしまいました」
魔王「あー…妖精って苦手なんだっけね」
サキュ「それが阿修羅に惚れたってんだから驚きよね」
妖精女王「阿修羅様は強いのと同時に、とても頼れる存在なのです」
妖精女王「お傍におられる時の安心感に惹かれまして…」
魔王「熱々だね、未だに」
サキュ(魔王様…わたし達も…そうなりたいですわ…)ホロリ
妖精女王「! あ、あの…魔王様はサキュバス様とは…?」
魔王「うん? 別にフツー…あ、でも最近は色々と…ねえ?」
サキュ「! ええ、ええ…! カラオケのお約束もお忘れなきよう」
妖精女王「仲がよろしいのですね…。カラオケですか…」
魔王「あ、一緒にいく? 大勢の方が楽しいって聞いたことが――」
サキュ「ま、魔王様! あちら! あの方のところへ参りましょう!」
【安価下2】
1 人間国の国王と姫とのお喋りをしましょう!
2 獣王と阿修羅の談笑に混じって妖精女王が心細いとお伝えしましょう!
3 天人王と聖騎士の変態コンビが悪だくみをしていないか確認しましょう!
魔王「変態って、一応は国の重役――」
サキュ「いいえ、あんな者どもは変態で充分ですわ。ほら、会話の聞き耳を立ててください」
聖騎士「――そういうわけで、わたしは1度でいいから[自主規制]をされてみたいのです」
天人王「な、なんと…。しかし、それではそなたの[自主規制]が使い物にならなくなるのでは…!」
聖騎士「それでも興奮が得られるのであれば、わたしはこの身など厭わない」キリッ
天人王「聖騎士…そこまでの固い信念が…」
サキュ(これが国のトップって…)
魔王「――甘い。聖騎士、そこまでするんなら、[自主規制]も同時にすべきだ」
聖騎士「!?」
天人王「!?」
聖騎士「あなたが…魔王か…!」
天人王「ま、まさに…魔王の発想…!」
サキュ「ああ…魔王様がお発言になられるだけで、こうも素晴らしい響きになるとは…さすがですわ…」
聖騎士「魔王、ともに我らの明日を創ろうではないか!」ギュッ
天人王「わたし達ならばきっと世界を変えられる…!」
魔王「あ、いや、自分でやるとなったら別の話だし、娘に悪影響あったら困るから。じゃあね。サキュバス、次行くよ」
聖騎士「」
天人王「」
サキュ「素敵…。【安価下2】」
1 人間国の国王と姫が獣王とお話していますわね
2 ハッ…女勇者がドレスを着てやって来た…
―――――
一旦ここまでです
今夜もてっぺんころに戻ります
おつきあいいただき、ありがとうございました
近所の居酒屋で1杯のつもりが満席でダメだったぜ…
土曜日をなめてた
―――――
国王「おお、魔王。それにサキュバス殿」
魔王「おひさ、国王。それに獣王も」
獣王「お前はこのような場でも調子が軽いのだな」
魔王「でーんと構えるのは性に合わないから。――で、そっちのお嬢さんははじめまして?」
国王「紹介しよう、魔王。我が娘の姫だ」
姫「お初にお目にかかりますわ、魔王様。そしてサキュバス様」ニコッ
サキュ(小娘ね…若いってより幼いくらいじゃない)
魔王「改めてはじめまして、姫」
サキュ「以降、おみしりおきを」
姫「こ、こちらこそ…どうぞよろしくお願いします」
国王「それで、獣王よ。先の話だがな――」
獣王「うむ」
魔王「さて…挨拶回りも終わり、食べようか」
サキュ「でしたら、わたしがお取りしてきます――」
ファサッ…
女勇者「魔王、お疲れさま」
サキュ(で…出たわね、泥棒猫…!)
魔王「女勇者、さっきまでそんな格好じゃなかったよね? おめかししたの?」
女勇者「う、うん…。似合うかな…?///」
魔王「フツーに似合ってるよ」
サキュ(っし、さすがは魔王様ですわ! 飛び抜けて良いか悪いかでなければ、印象に左右されませんのよ!)
女勇者「フツーって、そういう時はお世辞でもきれいだよって言ってよ」ムスッ
魔王「はいはい、きれいだよ、女勇者。サキュバス、ご飯持ってきてよ。テラスに出てるから」
サキュ「は、はい。すぐに!」
女勇者「わたしもテラス行く。お喋りしようよ、魔王」
サキュ(そっこーで戻らねば…! しかし、魔王様…何がお好きかしら…?)
【直下 コンマ判定】(好感度40以上+2)
1~3 サキュ「魔王様、お食事をお持ちいたし――」魔王「じゃあ今度、一緒にカラオケ行こうか」女勇者「うん!」
4~6 サキュ「しまった、選ぶのに時間を取られてる内に魔王様と女勇者が親しげに談笑を…!」
7~9 サキュ「魔王様、戻りました」女勇者(戻るの早っ!?)
サキュ(おほほ…あんたが魔王様にすり寄ってくるのはあらかじめ分かっていたのよ)
女勇者(くっ…サキュバス、けっこうわたしの方が負けてたりするんだよね…)
魔王「?」モグモグ
サキュ「魔王様、お口に合いますか?」
魔王「おいしいよ。サキュバスも食べなよ」
サキュ「ええ。いただきますわ」チラッ
女勇者(何か…サキュバスに余裕が見える…! 魔王、わたしにも、わたしにも食べなよって! 一言でいいから!)
サキュ「夜風が気持ちいいですね」
魔王「そうだね。…あ、エクスタシータワーが見える」
女勇者「! あのアトラクション、楽しかったよね。また、魔王と一緒にああいうことしたいな」
魔王「楽しかったね、確かに…。女勇者が連れ出してくれなかったら知らないままだったよ」
サキュ「! しかし、あの手のものは魔娘にはまだ早いですからね。魔娘が大きくなってから、家族揃って、また行きましょう」
魔王「それもそうだね」
女勇者(サキュバス…やっぱり手強い…!)
サキュ(思い通りにはさせないわよ)
司会『お集りの皆さん、ご歓談のところを失礼します』
魔王「?」
サキュ「あら…何かしら?」
司会『これより【安価下2】を始めさせていただきます。ご参加の方はこちらへどうぞ。景品もご用意してありますよ』
魔王「へえ、面白そう」
サキュ・女勇者「「参加!」」
1 クイズ大会
2 叩いて被ってジャンケンポン
3 ぐるぐるバット&シュート
司会『何と言うことでしょう、各国の重鎮、顔役が見事に揃ってしまいました』
司会『それでは、これから問題を出していきますので正解だと思う番号を選んでください』
司会『ちなみに全て2択です。最後まで正解し続けると景品をプレゼントします』
サキュ(景品なんて二の次よ、真に狙うべきは――)
女勇者(どうせ景品なんて大したことないだろうし、ここでやるべきことは――)
サキュ(女勇者より多く正解して魔王様にアピールすること!)
女勇者(サキュバスより多く正解して魔王にアピールすること!)
阿修羅「ぬ…? どこぞで凄まじい覇気が溢れているな…」
獣王「お前も感じたか、阿修羅」
魔王「どこだろうね?」
司会『それでは、第1問! 人間の国で1番人望が厚い人と言えば?』
阿修羅「ふっ、このような問い、誰も引っかかるまい…」
姫「ああ、これなら簡単ですわ」
国王「はっはっはっ、簡単、簡単」
サキュ(フッ、こんなの1つしかないわ。あのトリガーハッピーに決まってる!)
魔王(あれ? 国王って…あれ?)
女勇者(聖女さん…だよね?)
聖騎士(ああっ、聖女…どうかわたしに[ピ-----]を…)
【安価下2】
1 国王
2 聖女
司会『答えが出揃いましたね。それでは正解発表と参りましょう』
司会『正解はぁ~~………でれれれれれ…………』
サキュ(口で言うのね…)←聖女
女勇者(それくらい用意すればいいのに…)←聖女
魔王「ちょっと不安だなあ…」←国王
国王「魔王ともあろう方が不安を感じるのですなあ」←国王
阿修羅「いや…これはさすがに」←聖女
妖精女王「恐らく、こちらかと…申し訳ないのですが…」←
司会『ででん! 正解は! 2の聖女です!』
国王「」
魔王「あー、やっぱりそっちかー」
司会『し、しかし、彼女は色々と特別なだけですし、国王様、落ち込まないでくださいね』
姫「お父様…気を確かに」←聖女
司会『それでは続きまして、第2問!』
司会『妖精の国と天人の国、もっとも高い建造物があるのは?』
サキュ(え…何それ知らない…。あのエクスタシータワーかしら…?)
女勇者(これは、知ってる…! ううん、むしろ…)チラッ
魔王(意外と難しい…)
天人王「これはもらいですな」
阿修羅「フハハ! 我が国に決まっておろう!」
妖精女王(…ああ、阿修羅様…)
【安価下2】
1 妖精の国
2 天人の国
魔王「合ってるといいな」←天人の国
阿修羅王「フッ、我が間違っていれば即座にさらなる高い建造物を建てるのみよ!」←妖精の国
妖精女王「阿修羅様…ご予算が…」←天人の国
司会『答えは…でれれれれ…でんっ! 2番、天人の国です!』
サキュ「おほほほ、易しい問題ですこと」←天人の国
女勇者「余裕!」←
司会『さあ、どんどん参りましょう。第3問! 円周率の小数点第四位は!?』
サキュ「何それ!?」
女勇者「うぇええっ、算術は苦手なのに…!」
魔王「あー、はいはい。よゆー」
姫「これくらいなら習いましたわ」
聖騎士「ふっ、由緒正しき貴族に生まれたからにはこの程度…」
【安価下2】
1 「5」
2 「9」
>>687で女勇者はちゃんと正解してます
ミスしてごめんなさい
――――――
司会『さあ、正解はぁ~…でれれれれれ…』
サキュ(当たってるといいんだけど…)←5
女勇者(確立は2分の1…! お願い、当たって…!)←5
魔王「分かってるから早く発表してってば」←5
阿修羅「ぬ? 我は間違ったか?」←9
妖精女王「恐らく…」←5
司会『でんっ! 1番の5が正解でーす!』
サキュ「おほほほほっ! また当たりましたわ! 3問連続ですわよ、魔王様!」
女勇者「わたしだって3問連続だよ!」
魔王「どーせ1問目外したよーっと…」
サキュ「」
女勇者「」
司会『それでは、続きましてぇ――』
・
・
・
司会『さあ、運か、実力か、現在のところ、ここまで全問正解の方が4名いらっしゃいます!』
司会『残りはあと2問…景品獲得者は絞られるのでしょうか!?』
サキュ(チィッ、女勇者、やるわね…!)
女勇者(サキュバス、なんて手強い…!)
妖精女王(ここまで残れるなんて嬉しいですわ)
司会『問題! 幻と名高い、1000年に1度しか採れないカカオを使ったチョコレート』
司会『これはチョコに何が入った商品でしょう!?』
魔王「らっくしょー!」
女勇者「ま…幻のチョコレートって言われても…幻じゃ知らない…」
サキュ「た、確か…えーと…」
【安価下2】
1 チョコレートとオレンジ
2 チョコレートとクッキー
【下2 コンマ判定】
偶数 女勇者正解
奇数 女勇者不正解
0=偶数らしいのです…
google先生がそう仰られたので偶数の判定とさせていただきます
―――――
司会『正解はぁ…でれれれれ…でんっ! 1番! チョコレートとオレンジです!』
魔王「あれがまた美味しいんだよね」←オレンジ
司会『そんなわけで、景品にはその、幻のチョコレートをご用意しています!』
魔王「!?」
サキュ「これは…魔王様、必ずや、勝ち取りますわ!」←オレンジ
魔王「サキュバス…」
女勇者(えっ? 魔王、あの景品好きなの?)←オレンジ
妖精女王(阿修羅様…甘いものお好きかしら…?)←オレンジ
獣王(…どうしよう、俺だけ何だか場違いに残ってる…)←オレンジ
司会『今なお、正解し続けている4名様、ここでも正解すれば、幻のチョコレートが手に入ります!』
司会『最終問題に参りましょう――』
司会『丁度、この場にもいらっしゃいますが、魔王様をかつて苦しめ、窮地に追い込んでしまったものは次の内、どちらでしょう!?』
司会『1、魔殺しの大剣! 2、側近のお説教!』
魔王「ああっ、サキュバスに教えたい…教えたいのに…それじゃクイズにならないぃぃ…」ギリギリ
サキュ「ご、ご安心を、魔王様! 必ずや、正解して見せますわ!」
魔王「頼むよ、サキュバス!」
女勇者(絶対に当てたい…!)
【直下 コンマ判定】(好感度40以上+2)(魔王様が家出するほどだった+1)
1~4 不正解
5~9 正解
【下2 コンマ判定】
1~4 不正解
5~9 正解
【0が出たので、安価】
司会『正解はぁ…でれれれれれれ………』
サキュ「お願い…! 側近、あなただけよ、魔王様を精神的に追い詰められるのは…!」←側近
女勇者「魔王は強いもん、魔殺しの大剣なんか屁じゃないもん…!」←側近
獣王「…くるか?」←魔殺しの大剣
妖精女王「どうか…」←魔殺しの大剣
司会『魔王様、正解をどうぞ!』
魔王「側・近!!!」
サキュ「キャアァアアア――――――――ッ! 魔王様、やりました、わたし、やりましたわ!」
女勇者「わたしも! わたしも正解したよ、魔王のことちゃんと知ってたよ!」
司会『それでは、景品の贈呈です。サキュバス様、女勇者様、壇上へどうぞ』
サキュ(ハッ…女勇者も残ってしまったということは…)
女勇者(決着が…ついて、ない…!?)
司会『あれ? どうされました?』
魔王「サキュバス?」
サキュバス「…【安価下2】」
1 魔王様、わたしにも闘争心というものはございます。勝者は1人だけで良いのです。――女勇者、もう1問で決着よ!
2 い、いえ、何でもございませんわ。今、魔王様のために幻のチョコレートを受け取って参ります
※1を選択した場合、コンマ判定で成功すれば女勇者への好感度アップを阻止できます
ただし、失敗した場合は…
司会『さあ、どうぞ。おめでとうございます』
魔王「幻のチョコレートをこんな短期間でまた食べられるなんて…」ワクワク
阿修羅王「あんなものに執心とは意外だな」
魔王「あんなものって言った? 表出ようか…」
阿修羅王「フッ…望むところ――」
側近「魔王様、阿修羅王?」ジロッ
魔王「…ごめん」
阿修羅王「…」
女勇者(これ、魔王が大好きなんだ…。あげたら、喜んでくれるよね…?)
サキュ(手に入れられたのはいいけれど、女勇者がどう動くかが問題なのよねえ…)
獣王「ぬぅ…惜しかったな」
妖精女王「あと一歩でしたのに…」
サキュ「魔王様、宣言通りに幻のチョコレートをいただきましたわ」
魔王「さすがサキュバス! ありがとうね!」(好感度+5)
女勇者「あ、あの…魔王、わたしもこれあげるよ!」
サキュ「!?」
魔王「えっ、いいの?」
女勇者「うん。…魔王がそんなにはしゃぐくらい好きなら、その笑った顔、見ていたいから」(女勇者への好感度+5)
魔王「女勇者…ありがとう。でも、2つももらっちゃ…そうだ。ここで1つ開けて、みんなで食べようか」
サキュ「魔王様…何て心の広い方でしょう…」
魔王「阿修羅王、これを食べても蔑ろにするんだったら、ちょっと一晩時間もらうよ」
阿修羅王「望むところ」
姫「まあ、わたしまでいただいてよろしいのでしょうか…?」
聖騎士「ほう、これが幻のチョコレート…」
国王「一体、どのような味がするのか」
妖精女王「っ…まあ、とてもおいしいですわ…」
天人王「ああ…魔王様とのあの夜が蘇るような甘美な…」
現在の魔王好感度
サキュバス→ 50
魔娘→ 67
女勇者→ 16
サキュ「50よ、50! 最初の魔娘への好感度よ!」
側近「ええ、さすがでございます」
側近「クイズに正解し続けて手に入れただけのことはありましたね」
サキュ「魔娘との差を考えれば、じわじわと追ってくる女勇者なんて余裕で振り切れそうだしね」
サキュ「おほほ…魔王様、すぐに2人目はすぐそこまで迫っていましてよ…」
側近「さて、恒例のイベントです」
サキュ「ええ、今日は何?」
側近「…インキュバスから、このようなものが届きました」
サキュ「これは…【安価下2】…?」
1 若返り薬
2 カラオケ優待券
3 その他、自由
―――――
今夜はここまでにします
ありがとうございました
側近「どれもこれも…頭を抱えたくなるような品ばかりですね」
サキュ「若返り薬って、嫌味? それに、こっちの薬は何なの? 3つもあるし、挙句に何よ、この下着!」
サキュ「こんな下着、腐るほど持ってるわよ! まあ、新品は気分がいいからもらってあげるけど」
側近(そっちですか…)
側近「くれぐれも、こんなものを使って魔王様に取り入ろうなんて悪だくみは考えないようにしてくださいよ」
サキュ「分かってるわよ」
サキュ(何かこう、上手い具合の使い道があれば…)
側近「…本当に、分かってます?」
サキュ「も、もちろん。見くびらないでちょうだい」
側近(見くびっていないから不安なのですが…)
側近「この薬がどのようなものなのか調べてきますので、これで」
サキュ「さて…若返りの薬を誰に飲ませようかしら。ものは試し、よね。1回くらいじゃなくならい量だし」
サキュ「実験しないと魔王様に何かあったら大変だもの」
サキュ「とーりーあーえーずーは…【安価下2】」
1 側近で実験ね
2 緑竜にも効くかしら
3 自分で試してみちゃう?
4 その他、自由
サキュ「実験とは言え、もしもがあっちゃたまらないし、詳しく分析してもらいましょう」
サキュ「と、なれば…えーと…薬に詳しいのって…」
サキュ「【安価下2】?」
1 薬と言えば妖精、妖精と言えば妖精女王のところなら詳しいのだっている…はず
2 聖女って確かこういうのもできたような気もしたけれど…
3 そうだわ、兄貴に直接確かめちゃえば用法用量もばっちり分かる…かなあ…
4 困った時は竜騎士様かしら…いやでもさすがの竜騎士様でも薬の分析って…
5 その他、自由
ギィィィ…
聖女「あら、サキュバスさん。…ここ、結婚相談所ですよ?」
聖女「もしかして、魔王様に…?」
サキュ「やめて、その想像したくない誤解」
聖女「そ、それでは…何のご用ですか?」
サキュ「あんたに用があるのよ。若返りの薬っていうのをもらっちゃったんだけど、どう扱えばいいか教えてくれない?」
聖女「まあ! こんなものがあるんですね。では早速、調べてみますね」
サキュ(よし、何だかんだでトリガーハッピーしなきゃ使えるわね)
聖女「あ、待っている間、お暇でしたら相談員していてもらえません?」
サキュ「え?」
・
・
・
サキュ「あんたね、自分の旦那でしょ。信じなさいよ、良妻は尽くしてなんぼ、愛の大きさを競うんじゃないの、どうやって愛を伝えられるかが勝負なのよ」
サキュ「それでも旦那が振り向いてくれないってんなら、アプローチを変えなさい。それか、見限れるっていうクズだって断定するならこっちから捨ててやんなさい!」
*「ありがとうございます」
サキュ「ふぅ…いい仕事してる…」
聖女「サキュバスさん、ご苦労さまです。薬の分析が終わりましたよ」
サキュ「あら、いいタイミングね」
聖女「分析した結果、この薬は…【直下 コンマ判定】でした」
1~5 適量を見定めることは困難、ランダムで服用者の肉体年齢と精神年齢を下げてしまうもの
6~9 用量によって、服用者の肉体年齢を自在に変えられるが、精神年齢も同様に下がってしまうもの
聖女「効果時間は…【下2 コンマ判定】」
1~5 不明です
6~9 調整可能です。ただし最大2日間
サキュ「それって…つまり…?」
聖女「安全ですし、ちゃんと用法用量を守れれば安心です」
サキュ「これが聖女の実力かぁ…!」
聖女「や、やだ…もう、照れるじゃないですか…///」
サキュ「ありがと、さすがよ。あんた、聖女って名乗るだけあるわ、さすが」
聖女「そんなに誉めても…何も出ませんよ?」スッ
サキュ(何かメモが出てきた)
サキュ「! こっ、これは…!? このメモに従えば、きっちりかっちり、安心安全に誰でも若返らせられるのね!」
サキュ「そうと決まれば、早速…!」
サキュ「【安価下2】を【安価下3】にする…!」
【安価下2】は人の指名
【安価下3】は何歳の外見(と精神年齢)にするか
それぞれどーぞ!
ちなみに、若返りの薬はまだあります
サキュ「ふっふっふっ…憎っくき女勇者を14歳の生意気&思春期真っ盛りの面倒臭い年頃に変えてやるわ!」
サキュ「魔王様でも礼儀知らずの不躾な輩にはきっと腹を立てるはず!」
聖女(…聞かなかったことにしておきましょう。女勇者、これも試練です…)
サキュ「じゃ、聖女!」
ダダダダダッ
サキュ「女勇者、いるかしら!?」バンッ
女勇者「さ、サキュバス…!? 何しにきたの…?」
サキュ「…」ニコッ
女勇者「…」ビクッ
サキュ「いえね、たまたま近くにいたものだから、たまにはお茶でもしようかと思ったの」
女勇者「そう、なの…? あ、じゃあ今、お茶淹れるよ」
サキュ「ああ、いいからいいから。わたしに任せて。いつも魔王様にお茶を出しているから」
女勇者「ぐぬぬ…」
サキュ(ふっ、まんまとキッチンに侵入できたわ)
サキュ(さて、どれくらいの期間、女勇者を若くさせておこうかしら…)
【安価下2】
1 とりあえず、魔王様に会わせて恥をかかせたくらいで効き目が切れるくらい
2 困らせてやるためにもマックスの2日間
3 その他、自由(最低でも1時間、最大で2日)
サキュ「さ、お茶を淹れたわよ」
女勇者「ありがと。じゃ、いただきまーす」ズズ
サキュ「…」ジィッ
女勇者「?」
サキュ「あれ…?」
女勇者「な、何?」
サキュ「飲んだわよね?」
女勇者「だ、だから何なの? 不安にな――っ」
サキュ「キタァ――――――ッ!」
女勇者「わっ、ちょ、え、体が縮んで…!」
【直下 コンマ判定】
14歳の女勇者の性格は…
1~3 すでに現在の性格で完成されていた!
4~6 思春期真っ盛り、男と女についての関係とか不純!素直になれないツンデレ!
7~9 年上は全て敵! 偉そうにふんぞり返ってるのはもってのほか! 魔王? 今すぐ成敗!
フシュゥウウウ…
サキュ「おーっほほほほ! なーに、その貧相な胸? ちんちくりんのくせに勇者だなんて笑えるわね!」
女勇者「死ねェ!」
サキュ「きゃあっ、ちょっ、いきなり何すんのよ!?」
女勇者「うるさいうるさいうるさい! 年増のクセに偉そうにするな!」
サキュ「ぬゎんですとぉ!?」目
女勇者「いちいちリアクションが古いんだよ、ババア!」
サキュ「」
女勇者「ああもう、イライラする…!」
サキュ「この小娘ぇ…。あんたね、わたしは魔王様の唯一の――」
女勇者「魔王? そうだ、魔王が悪いんだ! 権力者は悪だ!」テレレレッ
バシュンッ
サキュ「なっ、転送魔法…!? あの娘、面倒くさ――って魔王様に危険が…!」
サキュ「魔王様、今、行きますわよ…!」テレレレッ
【直下 コンマ判定】(好感度50以上+3)
1~3 魔王「ちっちゃくて尖ってるけど、女勇者だよね、キミ? へえ、昔からかわいかったんだ」女勇者「!?///」
4~6 女勇者「魔王、覚悟ぉおおお―――――っ!」魔王「うん? もしかして、女の子の日?」
7~9 魔王「仕事中だから邪魔しないでねー、はい、拘束魔法」女勇者「はーなーせー! 大人は卑怯だぁーっ!」
サキュ「ま、魔王様、お怪我はありませんか?」
魔王「平気だけど…どうしたの、あれ?」
女勇者「はーなーせーよー! もーおー! わたしが何したんだよ、ばーかばーか!」
サキュ「…じ、事故で14歳の肉体と精神年齢に戻ってしまっているようです」
女勇者「ここでオナラしてやるー! 嫌なら放して勝負しろー!」
魔王「ああ…そう…。女勇者も、尖ってたんだね…」(女勇者への魔王好感度-1)
サキュ「お下品ですわね。けれど、そろそろ効き目が切れるはずですわ」
ボフンッ
女勇者「――あれ?」
魔王「あ、戻った」
サキュ(バッチリですわ。わたしってば天才?)
魔王「女勇者、拘束解いて大丈夫? オナラとかしない?」
女勇者「お、オナラ…!?///」
サキュ(おほほほ…)
女勇者(は、はかられた…!)
女勇者「サキュバス…ちょっと、来て」
魔王「大丈夫みたいだね」
サキュ「え」
女勇者「来て」グイッ
サキュ(やだ…この娘、わたしじゃ勝てないくらい力強い…)
現在の魔王好感度
サキュバス→ 50
魔娘→ 67
女勇者→ 15
ドンッ
女勇者「サキュバス…どういうことか、説明してくれるよね…?」
サキュ(チィ、何でこんな小娘に壁ドンされなきゃならないのよ…)
女勇者「あのお茶、何かあったんだよねえ…? ねえ?」
サキュ(しかもこの娘、やっぱ勇者だわ。その気になられたら一瞬で殺されるわね)
サキュ「ちょっとした実験よ、実験。あなたを14歳に戻しただけ。そしたら、昔のあなたがとんがってただけでしょう?」
サキュ「可愛らしい姿で魔王様に迫れれば好感度も上がってたんじゃなくて? 恨むなら恥じるしかない過去の自分を恥じなさい」
女勇者「どうやってそんなことしたの? 毒?」
サキュ「若返りの薬よ」
女勇者「…胡散臭っ」
サキュ「でも効果はあなたで実証できたわ。協力してくれてありがとう」
女勇者「…【安価下2】…」ボソッ
サキュ「えっ」
1 魔王にも飲ませよ
2 サキュバスも飲んで
女勇者「サキュバスも飲もうよ、ねえ、そうしよ?」
サキュ「ちょ、ちょっと…あなた、目が据わってて怖いんだけど…」
女勇者「恥じるべき過去がないなら別に関係ないんでしょ? ね? そうなんだよね?」
女勇者「1万[ピ------]歳の今より、1万年以上前のサキュバスの方が魅力的なはずだよね?」
サキュ「や、やめて…ちょっと、怖いわよ…」
女勇者「飲まなきゃぶっこ[ピ------]す」
サキュ「…はい」
女勇者「…」ジィッ
サキュ(ま、まあ…どれくらいになるかは自分で調整するから、最悪の事態は避け…られるかしら…?)
サキュ(と、とりあえず…【安価下2】でいきましょう)
サキュ(過去のわたしって…どんなだったっけ…。1万も超えると色々忘れかけなのよね…)
年齢、効果期間をどうぞ!
7歳 効果は30分
>>733
最低でも効果は1時間からなので、1時間からとさせていただきます。
―――――
ゴクッ…
サキュ「…効果が出るまで、ちょっと何か…ドキドキするわね…」
女勇者「…」ジィッ
サキュ(女勇者の視線が怖い…)
サキュ「あっ…あ、何か…きたっ…?」
女勇者「!?」
【直下 コンマ判定】
7歳のころのサキュバスは…
1~4 マセた悪ガキ
5~9 まるで、魔娘の生き写し。天真爛漫で純真! こんな頃がサキュバスにあったなんて
フシュゥウウウ…
女勇者(意外! かわいい!?)
サキュ「…」キョロキョロ
女勇者「さ、サキュバ――」
サキュ「ていっ」バサッ
サキュバスはスカートめくりをした!
女勇者「~~~っ!?///」
サキュ「やーい、しましまパンツ~! いい年しておこちゃまなのね!」タタッ
女勇者「」
サキュ「あっ、あっちからいい匂いする!」パタパタ
女勇者「…そう、これは教育。他人の子でも、悪いことをしたら叱る。それは年上の務め」
女勇者「今日という今日こそは、許さないんだから…!」
【直下 コンマ判定】(好感度50以上+3)(悪ガキ-1)
1~3 サキュ「あーっ、まおうさまだ!」魔王「サキュバ――」サキュ「かんちょー!」
4~6 サキュ「あっ、イケメン発見!」側近「サキュバス、若返りの薬を――」サキュ「あ、このイケメン遅漏だ」
7~9 サキュ「わーい、わーい!」魔娘「あなた、だーれ?」
サキュ「あなたこそだれ?」
魔娘「魔娘だよ?」
サキュ「ねえ、あなた、恋してる?」
魔娘「こいって? お池で泳いでるの?」
サキュ「あなたもおこちゃまなのね。わたしはたくさんね、素敵な恋をするんだよ」
魔娘「ねえ、一緒にあそぼ?」
サキュ「うん、いーよ!」
女勇者(だ、ダメ…サキュバスとは言え子ども、しかも魔娘ちゃんまで加わって…手出しできない!)
魔娘「あー! おんなゆーしゃだ!」
サキュ「しましまおパンツだ!」
女勇者「っ」カチンッ
魔娘「おんなゆーしゃ、鬼ごっこね! おんなゆーしゃ鬼だから10数えてからね!」
女勇者「えっ、ちょ…」
サキュ「いこ、魔娘!」
魔娘「うん! こっちだよ!」
女勇者「…………一丁、女勇者として、いえ、人生の先輩として、全力でやってやろうじゃない!」
女勇者「いーち、にーい、さーん…」
側近(彼女は一体、何を…?)
【直下 コンマ判定】(好感度50以上+3)(悪ガキ-1)
1~4 側近「魔王様、城内で魔娘様と、幼児化したサキュバス様が…」
5~9 女勇者「ぜぃっ…ぜぃっ…魔族の子どもって、こんなに手強いの…?」
女勇者「でも、追い詰めた…。この先は部屋が1つしかない…!」
魔娘「追いつかれる!」
サキュ「あそこ入って隠れよ!」
ガチャ
魔王「ん?」
魔娘「あ、パパだ!」ピョンッ
サキュ「まおーさま!」ダキッ
魔王「うわっ…え、魔娘と…えっと…」
女勇者「サキュバス、魔娘ちゃん、これで追い詰めた――」
ボフンッ
魔王「えっ」
魔娘「わあ!」
サキュ「――へ?」
女勇者「あ」
魔王「やあ、サキュバス…」
サキュ(い、一体何が起きて…て言うか、何で魔王様に抱きついて…)カァッ
サキュ「も、申し訳ありません、魔王様! あ、あのですね、これは事故でして…!」バッ
【直下 コンマ判定】(好感度50以上+3)
1~3 魔王「いや、事故ってさ…何でそう邪魔ばかりするかな…?」(好感度-3)
4~6 魔王「事故の多い日だね…。どういうことか説明してよ」(好感度±0)
7~9 魔王「もう1回飲んでよ。魔娘と同じくらい可愛かったよ」(好感度+2)
サキュ「っ…!?///」
魔娘「うん、ママかわいかった!」
魔王「アンコール、アンコール」
魔娘「あんこーる! あーんこーる!」
サキュ「だ、ダメですっ…照れますわっ…!///」
女勇者(何この立ち入れない感じ…)
サキュ「魔娘、女勇者、魔王様の仕事の邪魔をしてはいけませんわ、行きましょう」
魔王「ちぇー」
魔娘「パパ、おしごとがんばってね!」
魔王「がんばるよー」
女勇者「…釈然としない…」
サキュ「ほら、行くわよ」
女勇者「何でこうなるのー?」ズルズル
現在の魔王好感度
サキュバス→ 52
魔娘→ 67
女勇者→ 15
サキュ「と、とにかく、結果オーライ…よね?」
女勇者「そんなの訊かれても困るよ! あのサキュバス、すごくムカつく系だったのに!」
サキュ「ふ、ふん、それでも魔王様から可愛らしいとお言葉をいただけた、という意味ではわたしは恥じることなどない過去を送ってきたのよ」
女勇者「ぐぬぬ…」
サキュ「てか、帰りなさいよ」
女勇者「そっちから巻き込んでおいてそれはないんじゃないの?」
サキュ「実験だったんだから、もう用済みよ」
女勇者「…魔王のちっちゃい頃、見たくない?」
サキュ「!」
女勇者「今度は1時間やそこらじゃなくて、もっと長くして、可愛がって、そうしたら元に戻った時も流れで自然と手を繋いでくれたり…」
サキュ「だ、ダメ…! 確かにとっても気になるけれど…それでも…!」
女勇者「でも! 元に戻ったら、若返ってる時の記憶はないんだよ?」
サキュ「!?」
女勇者「や、やってみる価値は…あるんじゃないかな?」
サキュ「…」ゴクリ
【安価下2】
1 や、やっちゃう…?
2 いや、もうこの薬は終わり
女勇者「えー? 見たい! 魔王のちっちゃい姿見てみたい!」
サキュ「だ、ダメよ! とにかく、この薬はもう終わり! わたしのものなんだから!」
女勇者「ちぇっ、つまんない…。でも、魔王をショタ化する時は絶対呼んでね!」
サキュ「呼ばないわよ! 縞パン! しかもよれてるズボラパンツ!」
女勇者「って、ちょっとぉ!?」
サキュ「あら、何でこんなこと分かったのかしら…?」
女勇者「ああああ~~~っ! もう! 帰る!」
側近「残りの薬がどのような薬か分かりました」
サキュ「どうせロクでもないものなんでしょ?」
側近「どうやら、3つとも【安価下2】の薬だったようです」
1 風邪予防のうがい薬(薬イベント終了)
2 透明になれる薬
3 その他、自由
サキュ「ええ~…何それ、どう使えっての…?」
サキュ「それとも何、ベッドの中で使えってやつ? そんなことしても淫魔よ、わたしは」
サキュ「毎晩どころか1日5回だろうが、24時間、365日、年中無休でヤリまくれるっての」
側近「まあ…お強くはなれます、一時的に。薬なので、一種のドーピングみたいなものですが」
サキュ「って言っても…まあ、お守りくらいのつもりで持っておけばいいかしら」
側近「体力を使うイベントごとなので使えば補正もかかるかと」
サキュ「そうね。…3つもあるし、そこそこ贅沢に使えそうね」
サキュバスは身体能力強化薬(×3)を手に入れた!
側近「それで、午後はどうされますか?」
サキュ「…【安価下2】」
1 約束していたカラオケでも行こうかしら
2 誰かとだべるのもいいわね
3 その他、自由
魔王「カラオケ? 行く! さあ、行こう!」
魔娘「カラオケー!」キャッキャッ
サキュ「では、参りましょ――」
魔王「あ、誰か誘おうか。大勢の方が楽しいんでしょ?」
サキュ「【安価下2】」
1 魔王様は初めてですし、家族3人水入らずで…
2 魔王様がどなたかお誘いになりたいなら…
魔王「さて、じゃあ…まずは側近」
側近「わたしですか」
サキュ「あんたドリンクバー注文、その他雑用係ね」ヒソ
側近「まあ、よろしいですが…」
魔王「あとは…【安価下2】かな」
女勇者 天人王 国王 獣王 妖精女王 阿修羅王
聖女 聖騎士 姫 竜騎士
お好きなだけ指名して連れていってください
側近「大人が5名と、子ども1名でお願いします。アルコールドリンク飲み放題のフリータイムで」
阿修羅王「フハハハ! 喉自慢か、今日こそは決着をつけてやろうぞ、魔王!」
竜騎士「カラオケ、か…。俺も実は初めてだ」
魔娘「かーらおけっ、かーらおけっ」
魔王「へえー、こうなってるんだ」
サキュ(濃い…)
店員(何この人ら怖い…)
店員「ぱ、パーティールームをどうぞ!」
側近「では皆様、行きましょう。お飲物もわたしが承ります」
阿修羅王「この店でもっとも強い酒を持ってこい!」
竜騎士「…黒竜を冷やで」
サキュ「魔王様と同じものを」キリッ
魔王「うーん…ブラー・ミスト」
サキュ(何それ!?)
魔娘「魔娘ね、メロンクリームソーダがいい!」
阿修羅王「~~~♪」
サキュ「ヤダ、いい声してんじゃない」
竜騎士「ああ、演歌が似合うな」
魔王「ひゅーひゅー」
魔娘「ジュースおいしー!」
側近「さて、次は…【安価下2】の番ですよ」
1 サキュバス
2 魔王
【下2 コンマ判定】
1~2 ものすっごい音痴
3~4 ま、まあ…聞ける
5~6 フツーに上手
7~8 すごい上手
9~0 この歌声に魅了されない者はいない
魔王「あー、あー。ってやると、何かそれっぽいよね!?」
側近「そうですね。始まりますよ」
I like spice girls, so what? So what?
Am I an incoherent man? So what?
Purity ain't the answer to anything ――――
サキュ「…」
側近「…」
竜騎士「おお…」
阿修羅王「ぬぅ…」
魔娘「パパ、かっこいー!」キラキラ
魔王「どう? こんな感じ?」
サキュ「す…素晴らしかったですわ、魔王様!」
魔王「いやー、楽しいね、これ」
側近「次はサキュバス様の番ですよ」
サキュ「! え、ええ…」コホン
サキュ(さて…いいところを見せないと!)
【直下 コンマ判定】
1~2 ものすっごい音痴
3~4 ま、まあ…聞ける
5~6 フツーに上手
7~8 すごい上手
9~0 この歌声に魅了されない者はいない
サキュ「つーばーめよー、たかぁい空からぁ~、おしーえてよぉー、地上のぉ星をぉ~」
サキュ「つーばーめよー、地上ぉの星はぁ~、い、まーどーこーに~、あるーのだろーうー」
シ-------ン
サキュ(あ、あれ…? 完璧に歌えたはずなんだけど…)
魔王「サキュバス、キミってすごい」
サキュ「!?」
竜騎士「このような歌を…俺は今、初めて歌で感動しているぞ」
阿修羅王「…」ツ-
魔娘「ママ…パパよりもカッコいー…」
側近「お見事としか言いようがありません」
サキュ「お、おほほほ…この程度は、何ということはありませんのよ?」
そして…【直下 コンマ判定】(好感度50以上+3)(カラオケの魔王様+1)(カラオケの歌姫+2)
1~3 魔王「カラオケは…もういいかな」
4~7 魔王「ああ、楽しかったー」
8~9 魔王「サキュバス、また、皆でこようね? 約束だよ」
0 魔王「…………側近、先に魔娘と一緒に帰ってて」側近「?」
サキュ「え、ええ! そりゃもう、魔王様のお声がかかればいつでもどこでも、ご一緒しますわ!」
魔王「サキュバスがこんなに歌が上手だなんてビックリしたよ」(好感度+3)
サキュ「魔王様も素敵でしたわ」
魔娘「むらがりだす、むらがりだす、ぶたのさーらをみたす、はらをみたす♪」
魔王「――って、誰だ、豚の皿なんて魔娘に覚えさせたの!?」
阿修羅王「我ではないぞ!」
サキュ「わたしも知らない歌ですわ」
側近「……竜騎士様はとうにお帰りになられました」
魔王「竜・騎・士…」ゴゴゴ…
魔娘「えらびぬかれたストラディバリアスいだいなごーれーい♪」
魔娘「でもかわいいからいいや」ホッコリ
側近「…」フゥ
サキュ「あら? でもこんな歌、今日は誰も歌ってなかったような…」
阿修羅王「ではここで我も帰る」
側近「お気をつけて――は、あなたには不要ですね」
阿修羅王「フハハ! さらばだ!」
現在の魔王好感度
サキュバス→ 55
魔娘→ 67
女勇者→ 15
サキュ「ふふふ…射程圏内よ、魔娘超えまで、もう少し…!」
側近「そうですね。大きなイベントがあれば、それだけでもう抜けるかどうかまで上がりそうです」
サキュ「これまでの傾向を考えると…幻のチョコレートや、仮面舞踏会並みの成功ね」
側近「ええ。ただし、好感度が高いだけ、下がる時に魔王様の落胆が大きいとも考えてください」
側近「もっとも、好感度の補正でなかなか大失敗はしないかと思いますが…」
サキュ「おほほほ! ここまで来れば失敗なんて怖くないわ! 上昇気流に華麗に乗り込むのみよ!」
側近「ハイ、そんなわけでイベントです」
サキュ「こなれてるわね、あなたも相変わらず」
側近「【安価下2】」
1 TVの1日密着取材があります
2 地上最強が誰かを決める魔闘大会が開催されます
3 その他、自由
サキュ「へえー、そんで?」ホジホジ
側近「魔王様はもちろん、意気揚々とご参加を決められました」
サキュ「でしょうね」ポイッ
側近「それでですね、サキュバスにも参加依頼が来ていまして」
サキュ「はあっ!? ムリ、ムリムリ、そんなのムリよ! わたしは淫魔よ、戦うなんてガラじゃないもの!」
側近「ええ、それはわたしも重々承知なのですが…」
サキュ「え?」
魔王『サキュバスならきっといいとこまでイケるよ!』
魔王『最近のサキュバスを見てるとさ、何でもできるんじゃないかって思うんだよね、うん』
魔王『そんなわけでサキュバスもエントリーね!』
側近「――と、仰られまして」
サキュ「」
側近「好感度が逆に仇となりましたね」
サキュ「ど、どーしろってのよ!?」
側近「しかし、ここで好成績を収められれば…一気に魔娘様と並べる可能性もあります」
サキュ「!」
側近「それに大会には時間の猶予がありますから、トレーニングなどをしてはいかがです?」
サキュ「マジでか…。…【安価下2】」
1 焼け石に水だとしても、やっておいた方がいいのかしら?
2 いかに裏で工作して相手を不戦敗にするかがわたしの勝負ってことでいいのかしら?
3 ふて寝しよ
4 その他、自由
側近「まあ、あなたらしい正攻法と言えますね」
サキュ「短所なんて長所で補えばいいのよ! そうに決まってるわ!」
サキュ「わたしは淫魔、こと他者をわたしの虜にすることだけはわたしの右に出る者なんていないもの!」
側近「そうですね。宴会芸100連発は素晴らしかったと聞き及んでいます」
サキュ「んな前のこと引っ張り出すんじゃないわよ!」
側近「頑張ってくださいませ」
・
・
・
そして、トレーニングの成果は…【直下 コンマ判定】
1~3 サキュ「やべえ…やべえよ…」
4~6 サキュ「ま、まあ…まずまずってとこね…」
7~9 サキュ「フッ、このわたしに不可能はない!」
0 サキュ「え、緑竜が使い魔扱いで共闘可能? よっしゃあ!」
側近「いよいよ、魔闘大会ですね」
サキュ「邪竜のネックレスも装備して、身体能力強化薬も3つある」
サキュ「淫魔法に加えて、誘惑魔法にも磨きをかけたわ!」
サキュ「負ける要素なんて、運次第としか言えないわね!」
側近「潔いですね」
サキュ「で、出場者ってどれくらいの気合いで望んでるの…?」
側近「【直下 コンマ判定】」
1~3 まあ、フツーに気合いは入っていますね(←マイナス補正なし)
4~6 なかなか皆様、手強そうですよ(←マイナス補正中)
7~9 皆様、本気です(←マイナス補正強)
0 会場が耐えられるかどうか危惧されるほど、皆様、本気で望んでいるようです(←超ヤバい)
【戦闘時、補正で-3が入るようになりました】
サキュ「Oh…」
側近「ちなみに、出場者は魔王様、女勇者、阿修羅王、獣王、聖女、聖騎士、竜騎士、その他もろもろ…」
側近「どの方も基礎能力としてはサキュバス様が遠く及ばない相手です」
サキュ「そ、そんなの分かってるわよ! 力勝負でわたしに勝ち目なんかないわ!」
側近「あ、そうそう、わたしも参加するようにと魔王様に命令されまして」
サキュ「じゃ、じゃあ…その、わたしと当たった時は手を抜くとか…」
側近「いえ、本気でやらないと解雇すると言われてしまいまして」
サキュ「」
側近「ああ、しかし、わたしは特にトレーニングなどしていないので、ご安心を」
サキュ「と、とにかく…やるしかないわ!」
側近「ええ。5回勝てば優勝です。優勝目指して頑張ってください」
サキュ「で、わたしの1回戦の相手は…?」
【直下 コンマ判定】
1~3 聖騎士(Lv.35)
4~6 獣人兵士(Lv.21)
7~9 妖精弓兵(Lv.16)
0 さらに判定
サキュ「い、いきなりあの変態が…」
側近「まあ、他の名だたる方々に比べれば弱い方です」
魔娘「ママー!」トコトコ
サキュ「あら、魔娘。どうしたの?」
魔娘「がんばってね、ママ! おうえんしてるね!」
サキュ「ええ、あなたのママは世界最強の女よ。魔王様の妻なのですから」
魔娘「かっこいー!」
サキュ「それじゃ、行ってくるわ、側近」
側近「アドバイスを1つ、しておきます」
側近「補助魔法ももちろん大切ですが、通常攻撃も大切です」
側近「どうしてもサキュバス様は決め手に欠いてしまいますから、そのバランスを意識してください」
側近「それと、あなたの唯一使える通常攻撃魔法はほとんど意味を成さないでしょう」
側近「パチモンのあなたの武器で攻撃した方がマシですよ」
サキュ「パチモンって何よ!」
側近「ご武運を」
【直下 コンマ判定】(SM覚醒者+2)
1~3 聖騎士「サキュバス、変態の汚名はここで脱ぎ捨てさせてもらう!」
4~6 聖騎士(公衆の面前で堂々と、あのサキュバスに責め立ててもらえるチャンス…い、いや、しかし、わたしは騎士だぞ…)
7~9 聖騎士「…」ゴクリ
0 聖騎士「…」ハァハァ
―――――
一旦、ここまでにします
飲み屋さんが混んでたら早めに戻ります
再開は一応、24時前後の予定です
おつきあいくださってありがとうございました
獺祭おいしかったです
あとうずらのタマゴの煮物もおいしかったです
あと魔王様はメタラーです
サキュバスは地味に古い曲が持ち歌です
あと聖騎士はサキュバスにとってすごく相性の良い相手だと思います
―――――
実況『第1回戦! サキュバス対聖騎士! レディ、――――ファイッ!』
カンカンカ----ン
聖騎士「行くぞ、サキュバス…! わたしはSM愛好者の前に騎士だ!」
サキュ「ふっ、真っ向から打ち合っても、わたしが劣勢なのは分かっているわ」
サキュ(まずはフェチズムを把握して責めてみる?)
サキュ(それとも、とりあえず打ち合ってどれくらいの力量差か確かめようかしら)
サキュ「【安価下2】!」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
テレレレッ
聖騎士「っ!? な、何だ…この光は…!?」
サキュ「おほほほ、オープニングフェチズムを食らった者は己の性的な嗜好を大声で叫んでしまうのよ」
聖騎士「な…何だと…!? ぐっ…こ、このままでは…!」ザクッ
サキュ「!? 自分を傷つけて正気を保とうと言うの!?」
聖騎士「お…俺は…【直下 コンマ判定】!!!」
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(変態性騎士+3)
1~3 こんな魔法には屈しない!
4~6 SMプレーが大好きです!!
7~9 わたしは…ずっと前からあなたに荒縄で縛ってもらって色々と責め立てて欲しかったです!
ザワッ…
*「聖騎士様…?」
*「なっ…何だって…あの聖騎士が…SMプレー…?」
魔王「えげつない魔法だね」
側近「もともと、性的感心の高い相手には効き目も強く出ますしね」
側近「しかし…聖騎士が開き直ってきた場合はどうなるか――」
ザワザワ…
聖騎士「くっ…騎士の中の騎士としてイメージを強く持たせてきたのに…!」
聖騎士「だがこの羞恥…そそる!!」
サキュ(どうしようもないわね、この性騎士)
聖騎士「さあ、わたしが今度は攻撃する番だ…!」ザシュッ
サキュ「くっ…!」
サキュ(あれ、そこまで強くも…ない…?)
サキュ「ともあれ、次は…【安価下2】!」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
テレレレッ
聖騎士「こっ、今度は何の魔法だ…!?」
サキュ「ふっ、ビックリドッキリマジックを食らったら一時的に性的欲求を高めるのよ!」
サキュ「この魔法さえあれば100歳の老人だろうとも、子どもを作れる…!」
聖騎士「ハッ、た、確かに…この沸き上がってくる衝動、は…!?」
サキュ「さあ、快楽に溺れなさい?」
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(変態性騎士+3)(性癖暴露+1)
1~3 聖騎士「わたしのプライドをその程度でどうにかできると思うのか!?」
4~6 性騎士「うぉおおおおお―――――――っ! お願いします、どうかこのムチでぶっ叩いてください!」
7~9 性騎士「衆目監視の状況でこそ! サキュバスよ、わたしの[自主規制]を激しく責め立ててくれぇえええっ!」
0 描写不能の末、完全勝利
側近「おめでとうございます」
サキュ「何でだろう…あんまり達成感がない」
側近「性騎士は公共猥褻で現行犯逮捕されました」
サキュ「でしょうね」
側近「しかし、2回戦からは性騎士のように自滅するような相手はいませんからお気をつけてください」
サキュ「それは分かってるわよ。で、次の相手は誰かしら?」
側近「【直下 コンマ判定】です」
1~3 獣王(Lv.50)
4~6 獣人国上級兵(Lv.31)
7~9 魔王軍下級兵(Lv.28)
実況『今大会である意味、もっとも恐ろしいサキュバス選手! 2回戦ではどのような戦いを見せてくれるのでしょう!?」
実況『サキュバス対獣人国上級兵! レディ、ファイ!』
カンカンカ------ン
上級兵「行くぞ…!」
サキュ「ふん、モブなんかに負けるもんですか」
サキュ「まずは【安価下2】」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
上級兵「ぐぅっ…! 1回戦で見た魔法か…!」
サキュ「あなたはその状態で戦えるのかしら? おほほほ」
上級兵「舐めるな! いくら魔王の正妻だろうとも、兵士の誇りとして無様な姿は晒せない!」
サキュ(うんうん、普通はこういう反応になるのよね)
上級兵「はぁあああっ!」
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(淫魔法-1)
1~3 上級兵の攻撃! サキュバスに25のダメージ!
4~7 上級兵の攻撃! しかし、前屈みになっている! ノーダメージ!
8~9 上級兵「ぬほぉおおおおおっ! サキュバスさん、1発でいいから抜いてください!!」
0 さらに判定
ごめんなさい、補正が間違ってました
淫魔法の補正は+1です
よって、2+1+2+(-3)+1=3となります
―――――
サキュ「くっ…! ちょっとはやるじゃない!」
上級兵「獣人の魂を舐めるなよ!」
サキュ(正直、相手のレベル的にはわたしの方が地力で強いわね)
サキュ(けれどゴリ押しでもしもがあったら…)
サキュ「とにかく、行動あるのみよ!」
サキュ「【安価下2】!」
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
サキュ「いくわよ…! 中・火球魔法!」テレレレッ
シュボボボッ
側近「…」ヤレヤレ
魔王「? どうかした?」
側近「いえ、別に…」
ワ- ワ-
上級兵「その程度の魔法で、どうにかなると思っているのか…!」
上級兵「こちらからもいくぞ!」
サキュバスの攻撃によるダメージ【直下 コンマ判定】(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(淫魔法+1)
1~3 上級兵「火力が足りないな!」(微量のダメージ)
4~6 上級兵「くっ…あの程度の魔法でこのダメージか…! 魔族はダテではないか…!」(少量のダメージ)
7~9 上級兵「ハッ、これは攻撃のためではなく、めくらまし…!?」(少量のダメージと次ターンにプラス補正)
0 サキュ「あれっ? いつの間にか大・火球魔法が使えるようになってた…!?」
上級兵「せぇええいっ!」ズバンッ
サキュ「くっ…!」
サキュ(側近からもアドバイスされてたけど、やっぱりわたしの攻撃魔法じゃ威力が足りないのね)
上級兵「ふぅっ…ふぅっ…」ジリ
サキュ(でもビックリドッキリマジックの効果はまだ続いてる…)
サキュ(誘惑魔法で羞恥の精神攻撃をしてから、そのフェチズムを刺激してやるべき…?)
サキュ(普通に攻撃した方がダメージも大きいかしら…?)
サキュ「次は…【安価下2】!」
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
魔王「あっ、サキュバスが武器持った」
側近「…」ウンウン
魔王「側近?」
側近「何でもありませんよ」
ワ- ワ-
サキュ「ふっふっふっ…コレで、あんたを串刺しにしてあげ、るっ!」
上級兵「くっ…!」
ギィンッ
ガィンッ
上級兵(つ、強い…! そ、それに淫魔法のせいで…!)
サキュ「そこね! もらったわ!」
【直下 コンマ判定】(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(淫魔法+1)
1~3 上級兵「ぐっ…! だが、どうにか防ぎきれた…!」(小ダメージ)
4~6 上級兵「ぐあっ…!」(中ダメージ)
7~9 上級兵「ッ――!?」(大ダメージ)
0 クリティカル! 上級兵大ピンチ
【下2 コンマ判定】(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(淫魔法+1)
1~3 上級兵のとっさの反撃!(中ダメージ)
4~6 上級兵の苦し紛れの反撃!(小ダメージ)
7~9 サキュ「あら、そんな攻撃が通用すると思って?」(ノーダメージ)
0 サキュ「反撃なんかさせるはずないでしょう!」
上級兵「はぁっ…はぁっ…」ポタポタ
サキュ「へえ、ちょっとはやるじゃない?」
上級兵(このままじゃジリ貧…。一気に、勝負をつける!)
上級兵「行くぞ…! 必殺・火炎斬り!」
サキュ「ちょっ、それわたしの魔法より火力あるんじゃないの…!?」
サキュ(ここは…【安価下2】)
1 回避に専念!
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
【下2 コンマ判定】(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(淫魔法+1)
1~3 失敗!
1を選択していた場合は中ダメージ
1以外を選択していた場合は大ダメージ
4~6 行動成功&被・中ダメージ
1を選択していた場合は小ダメージ
7~9 成功!
1以外を選択していた場合は相手の攻撃キャンセル&行動成功
上級兵「手応えあり…!」
サキュ「チィッ…侮ってた、ここまでやるなんて…!」
サキュ(わたしはまだ大ダメージ食らっても多少の余裕があるけど…)
サキュ(向こうの方がダメージは大きいし、もう一押しってところよね)
サキュ(ここまできたら、根比べってところかしら)
上級兵「行くぞぉっ!」
サキュ「来なさい!」
サキュ「【安価下2】!」
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
サキュ「はぁあああっ!」
上級兵「うぉおおおおっ!」
スパァアアアンッ
側近「…」
魔王「…」
魔娘「ママー! がんばれー!」
ワァ------
【直下 コンマ判定】(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(淫魔法+1)
1~3 上級兵「まだ、だっ…!」サキュ「粘るわね…」
4~9 上級兵「無念っ…」サキュ「ふぅ、やっと勝てた」
ワァ------ッ
実況『勝者ッ! サキュバスぅ――――っ!!』
サキュ「いい勝負だったわよ、上級兵」
上級兵「ああ…性癖暴露をされなくて、まずはほっとしている…」
サキュ「おーっほほほ、この調子で優勝まで突っ走るわよ!」
・
・
・
側近「無事に2回戦突破ですね、サキュバス」
サキュ「ええ。あんたのアドバイスのお陰っていうのも、ちょびっとはあったかも」
側近「それは何よりです」
サキュ「3回戦の相手はどうなっているのかしら?」
側近「3回戦のサキュバス様の相手は【直下 コンマ判定】です」
1~2 わたし(Lv.78)
3~5 獣王(Lv.50)
6~9 インキュバス(Lv.30)
ぶっちゃけ、獣王が無難かも…
判定がどうなるか分かりませんが、明日もおつきあいいただければ幸いです
本日はここまでにします
おつきあいいただき、ありがとうございました
なお、これは数えません
サキュ「獣王とか阿修羅並みの脳筋戦闘狂じゃん…」
側近「まあまあ、ものはやりようですよ」
サキュ「やりようって、言ったってわたしの戦闘手段なんて限られてるじゃない!」
側近「知恵と機転とインスピレーションに頼るのもまた手ですよ」
サキュ「知恵と機転とインスピレーション~?」
側近「思いついたことがあればやってみるのも良い…かも知れない、ということです」
サキュ「ハッキリ断言してほしいんだけど」
側近「あなたの思いつきにまで保証はできかねます」
側近「それと、ここから先の相手は強敵揃いでしょうから、ドーピングも選択肢に入れた方が良いでしょう」
サキュ「身体能力強化薬をドーピングって言うんじゃないわよ。違反してるみたいじゃない」
側近「ただし、ドーピングはせいぜい3ターンほどしか保ちませんし、まだ3回戦です」
側近「準決勝や決勝となれば、それこそあなたとは格が違う方を相手取る必要がありますから、まだ温存しておいた方がいいかと」
サキュ「獣王の時点で危うげなんだけど」
側近「獣王の大ダメージを2回、中ダメージを1回受けたら…もうかすり傷であなたは負けるでしょうね」
サキュ「ちなみに…わたしがどれくらい攻撃したら獣王は負ける?」
側近「さあ…それは分かりかねます。では、行ってらっしゃいませ」
実況『第3回戦! 淫魔法と誘惑魔法とゴリ押しだけが勝ち筋と思われつつあるサキュバス選手!』
サキュ「ちょ、何その嫌な認識」
実況『対するは! 獣人の国でも最強の戦士にして、誇り高き王! あの魔王さえもかつて追い詰めた、獣王選手!』
獣王「血が滾るわ…!」
実況『さあ、邪道で勝てるか、サキュバス選手! 獣王の恥ずかしい性癖暴露なるか!?』
実況『サキュバス対獣王! レディ、ファイ!!』
カンカンカ-----ン
獣王「サキュバスよ、かつてはお前の芸で腹筋に壊滅的ダメージを受けたが、今日は純粋なる技の競い合いをしようぞ」
サキュ「だからいつまでそれ引っ張るのよ!」
サキュ「お喋りなんかしてないで、さっさと始めるわよ! 【安価下2】」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
6 ハッ…これはインスピレーション!? 宴会芸100連発!(判定)
7 ドーピング! 身体能力強化薬!(残数3)
獣王「これは、1回戦での…被辱魔法か!?」
実況『決して辱めを与えるための魔法ではありません!』
魔王「あれ、どうやって防げばいいんだろう…?」
側近「ふむ…課題ですね」
パァアアアッ
サキュ「さあ、あなたの性癖を暴露しなさい!」
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)
1~3 獣王「我が鋼の魂をもってすれば耐え切れる…!」サキュ「そんな…!?」
4~6 獣王「ぐ、おおっ…! わ、我が性癖…は…尻尾…を…」サキュ「チィッ、完全にかからないわね」
7~9 獣王「我が性癖は…! 尻尾! 尻尾の付け根を入念に愛撫されるのが大好きだ!!」
実況『し、尻尾…! 獣王はどうやら尻尾に関係する性癖を持っているようです!』
*「獣王様ーっ! 私の尻尾をハスハスしてー!」
魔王「尻尾ねえ…獣人ならではって感じ?」
側近「正直、尻尾がないからどうとも思えませんね」
実況『さあ、恥ずかしい性癖を漏らしてしまったところで、どのような展開となるのでしょう!?』
サキュ(尻尾――。尻尾好きか、尻尾責めか、尻尾虐か…いまいち分からないわね)
獣王「今度はこちらの番だ、行くぞ!」
サキュ「ヤバっ…! 【安価下2】」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)(2度目は完全に判明)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
6 ハッ…これはインスピレーション!? 宴会芸100連発!(判定)
7 ドーピング! 身体能力強化薬!(残数3)
8 回避に専念!(←New)
サキュ「ビックリドッキリマジック!」
獣王「ぐぅっ…!? この、至近距離で…!」
実況『おおっと、獣王の攻撃を省みずに魔法で反撃した!』
側近(性癖暴露をさせてから、淫魔法でそれを刺激…良い戦法です)
魔王「…側近?」
側近「はい」
魔王「地味に側近もサキュバスを応援してるよね」
側近「わたしは魔王様と魔娘様、それにサキュバス様にお仕えしている身ですから」
実況『さあ、獣王は耐え切れるのか…!?』
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)
1~3 獣王「効かぬ!」サキュ「ぐはっ…!」(中ダメージ)
4~6 獣王「う、うおぉおおおおっ!」サキュ「よっし、かかった! 獣王の攻撃もキャンセル!」
7~9 獣王「わ、我が尻尾を…」サキュ「おほほほ、お望み通りにしてあげてよ!」
実況『獣王、淫魔法に敗れたぁ~っ!!』
魔王「ああはなりたくない…」
側近「ですね」
*「きゃーっ! 獣王様にナニするのよー!」
キャ----
ワァ----
獣王「さ、さあ…1度だけでいい…!」
サキュ「おほほほ」
サキュバスの取った行動は…【安価下2】
1 尻尾を引っ張る
2 尻尾をソフトタッチ
3 尻尾をくすぐる
4 まさかの性槍でえいやっ
【下2 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(淫魔法+1)
1~4 失敗
5~9 成功
0 蹂躙開始
※4を選択時のみ、補正+2がつきます
てい
>>850
安価の選択肢を…!
コンマは素晴らしいけど、安価もとってもらわないと…
そんなわけで
>>848やり直し
このレスの【直下】
安価の選択肢をえいやっとお願いします
これに限り連投も可です!
がしっとお願いします!
サキュ「ほらほらほら、鳴きなさい!」
サキュ「あなたは何て鳴くのかしら、獣王?」
コチョコチョコチョ
獣王「あっ…ああっ…」ビクンビクン
実況『な、何と恐ろしい光景でしょう!? あの獣王が恍惚の表情をしているぞ…!』
魔王「…正直ひどい戦いだよ。恐ろしいけど」
側近「サキュバスもノリノリですしね」
実況『さあ、一体この勝負はどうなってしまうのか…!?』
獣王「はぁっ…はぁっ…何と恐ろしい魔法だ…」チャキッ
サキュ(精神的に大ダメージは与えたけど、それでも獲物を構えるあたりはさすがね)
サキュ(でも、もう戦いどころじゃない精神状態のはず)
サキュ(もうちょっと魔法でいたぶれば自滅するかも知れないし、まともに戦っても対等には持ち込めるはず…)
サキュ「【安価下2】」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)(2度目)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)(2度目は完全に判明)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
6 ハッ…これはインスピレーション!? 宴会芸100連発!(判定)
7 ドーピング! 身体能力強化薬!(残数3)
8 ひたすら尻尾狙い! 手淫は淫魔としての基本テクニックなり!(←New)
サキュ「そぉおおおいっ!」
獣王「くっ、我が尻尾を狙いにくるか…!」
シュバッ
シュンッ
ヒュオッ
実況『すごいぞ、剣を振って牽制する獣王をものともせず、サキュバスはひたすら尻尾狙いだ!』
側近「あの執念は感嘆に値しますね」
魔王「発情期の淫魔ってああいう感じあるよねー」
実況『おおっと、これは…!?』
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(淫魔法+1)(快楽の誘惑+1)
1~3 獣王「トッた…!」サキュ「!?」
4~6 サキュ「トッたわ…!」獣王「あぁっ…///」
7~9 サキュ「そりゃそりゃそりゃそりゃ!」獣王「ふぐおっ、ぬぅっ…あっ、あっあっあっ…ア――――――ッ!」
獣王「…好きにして…」ドサッ
サキュ「ふん、あんたなんか眼中にないのよ」
実況『決・着! 勝者は、サキュバスだぁ――――っ!』
実況『まさかの通常攻撃を行わずに勝利してしまった! これが淫魔の底力なのか!』
実況『それにしても、何と無様な負けっぷりでしょう、獣王は!? これがあのカリスマの王だったのか!?』
サキュ「おほほほ…そう簡単に負けてたまるものですか」
側近「お見事です。実にあなたらしい勝利でした」
サキュ「それ誉めてる?」
側近「しかし、次はいよいよ準決勝。今残っている方はあなたにとって間違いなく強敵です」
サキュ「はいはい…。それで、次のわたしの相手は誰?」
側近「【直下 コンマ判定】です」
1 魔王(Lv.???)
2~3 竜騎士(Lv.??)
4~5 わたし(Lv.78)
6~7 女勇者(Lv.72)
8~9 阿修羅王(Lv.70)
―――――
ちょっくら夕飯食べてきます!
20時には戻れるようにがんばりますゆえ
魔王と竜騎士はヤバいっす!
戻りました
0ですか
サキュバスは何だかんだで運がいいと思います
さらに判定です
1~3 竜を連れていない竜騎士(Lv.??)
4~5 魔娘様に悪戯されて一時的に魔法が使えないわたし(Lv.78)
6~7 3回戦でインキュバスと戦った影響がまだ残ってる女勇者(Lv.72)
8~9 こんな日に限って息子が熱を出して心配してるのを周囲に隠している阿修羅王(Lv.70)
サキュ「それを何であんたが知ってんの?」
側近「そりゃまあ…わたしですから。それに阿修羅王は元同僚です。些細な変化でも気づくのが普通でしょう」
サキュ(いや、分かんないから)
側近「阿修羅王は必死にいつもの空威張りをしていますが、お子様は妖精の国です」
側近「あれで一応はまともな親心を持っていますから、戦いよりも看病を優先したい気持ちはあるでしょう」
側近「しかし、彼は性格上、それをするのが難しいですし、真っ向から指摘しても意固地になるだけです」
側近「囁き戦法をとる際は十分にその辺りを気をつけるようにしてください」
サキュ「ふうん…囁き戦法ね…」
側近「ちなみに、分かっているとは思いますが阿修羅王は闘争の化身と言っても過言ではありません」
側近「彼の欲求は大部分が戦闘欲。性欲による興奮を闘争心と勘違いしてもムリがないほどの脳筋でもあります」
側近「…戦い方を間違えたら、瞬殺されちゃいますよ?」
サキュ「それ、どうやって戦えばいいの…?」
側近「さあ? ご自分でお考えになってくださいませ」
実況『さあ、いよいよ準決勝です!』
実況『片や淫魔法と誘惑魔法によって相手に恥辱を与えて勝利をもぎ取ってきたサキュバス選手!』
実況『片やその豪腕と無類の頑強な肉体、そして飽くなき闘争心によって力ずくで勝利を掴み取ってきた阿修羅王選手!』
実況『勝利の女神はどちらにほほえむのか!? 準決勝! サキュバス対阿修羅王! レディ、ファイ!』
カンカンカ------ン
阿修羅王「フハハ、お前と腕試しをするとは思わなかったぞ、サキュバスよ」
サキュ「ええ、あんたみたいなのとこうして対峙するなんてわたしも意外よ」
阿修羅王「だが勝負である以上は手加減などせん!」
阿修羅王「全身全霊をもって、貴様を打ち砕くッ!!」
サキュ(やる気満々ね…。でも、側近曰く、泣き虫が気になってる…)
サキュ(わたしの魔法でもコイツには効果薄そう…)
サキュ(どうしようかしら)
サキュ「【安価下2】」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
6 ドーピング! 身体能力強化薬!(残数3)
7 囁き戦法! ねえ、阿修羅…【さらなる安価で台詞】
サキュ「とにかく、わたしのやり方で勝つ…!」
サキュ「食らいなさい、阿修羅! ビックリドッキリマジック!」テレレレッ
実況『で、出たァ――――ッ! 衆人環視の状況で性欲を掻き立ててしまう恥辱魔法!』
魔王「阿修羅に効くのかな?」
側近「…」ハァ
実況『だが、阿修羅王、魔法を平気で受けている…!?』
サキュ「!? そんな…!」
阿修羅王「フッ、難儀だなあ、サキュバスよ。この我は闘争の化身、性欲とは即ち種族繁栄の本能」
阿修羅王「しかし、我は闘争と破壊のみを司る者! いくら貴様の魔法が優れようと、そもそもの効果は薄いのだ!」
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(闘争と破壊の化身-2)
1~3 阿修羅王「さあ、我の拳を受けろ!」サキュ「っ!?」
4~6 阿修羅王「滾る、滾るぞォ! ハハハッ、心地よい血の滾りを感じるぞ!」サキュ「効かねえ…」
7~9 阿修羅王「ぬぅっ…!? こ、この感覚は…!?」
阿修羅王「灰燼拳ッ!」
ドッゴォオオオオオッ
サキュ「が、はっ…!?」(被:大ダメージ)
ドサッ
阿修羅王「フハハハ! 弱い、弱いなあ、サキュバスよ!」
実況『だ、誰がこんな展開を予測できたでしょう!? 阿修羅王、やっぱり強ォ――――い!』
魔王「サキュバス…!」ガタッ
側近(あと1撃、中程度の攻撃でも受けてしまったら…)
実況『阿修羅王には邪道が通用しないのか!? しかし、一対一でサキュバスに勝機があるようにも思えない!』
サキュ(な…何よ、あの脳筋…! 全然効かないどころか、こんな攻撃まで…)ゲホッ
サキュ(でもわたし自身をパワーアップさせたって、阿修羅には…)
サキュ(でも、つけ込む隙なら側近が…)
阿修羅王「どうした、それで終わりか? 脆弱だなあ、サキュバスよ」
サキュ「【安価下2】」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
6 ドーピング! 身体能力強化薬!(残数3)
7 囁き戦法! ねえ、阿修羅…【さらなる安価で台詞】
サキュ「ねえ阿修羅…今、戦ってて楽しい?」
阿修羅王「ぬ? 何を言い出すかと思えば…魔王にならって囁き戦法か?」
阿修羅王「だが乗ってやろう。我も何度、口先だけで丸め込まれてきたか。だが、それを克服してこそ最強に近づけ――」
サキュ「今のあんた見ててもさ、闘争と破壊の化身になんて見えないのよねぇ~」
阿修羅王「ぬ!? 聞き捨てならんぞ!」
サキュ「まるで、『別の何か』を考えてるみたいで、わたしのことなんて眼中にないって感じ」
阿修羅王「!?」
サキュ「【安価下2】」
1 あんたはわたしでも認めざるを得ない、本物の強者。そんなあんたとなら戦いたかったけど、残念ね…
2 泣き虫ちゃんのところへ今すぐ戻りなさい。でなきゃ、わたしに勝ったところで決勝で負けるわよ?
3 その他、自由(阿修羅王への『適切な』台詞をお好きにどーぞ!)
この選択次第で、判定の補正が変化します
サキュ「この大会に臨んでる選手は全員、掛け値なしで本気だって聞いてたけど…あんただけは違ったのね」
サキュ「わたしでさえ、辛く厳しい(自己評価)特訓をしてきたって言うのに、魔族の闘争心代表のあんたがそれじゃあね」
阿修羅王「言わせておけば、貴様に我の何が分かると言うのだ…!?」
サキュ「分かってるわよ! あんたの攻撃を1度受けて、よく分かったわ!」
サキュ「戦いなんて縁遠いわたしを1撃で葬れないほどの情けない攻撃しかできていないじゃない!」
サキュ「わたしだって、あんたと同じ、可愛い子を持つ親なんだから!」
阿修羅王「!!?」
サキュ「さあ、続きをやりましょうか?」
阿修羅王「【直下 コンマ判定】」
【直下 コンマ判定】(説得+3)(闘争と破壊の化身-2)(同じ親として+2)
1~3 それでも、ここで貴様を倒す!
4~6 分からぬ…! 我にはこれしか、生きる手立てなどないのだ!(以降、プラス補正)
7~9 …サキュバスよ、礼を言う(勝利)
阿修羅王「この勝負、我の負けだ…!」
実況『な、何ィ――――っ!? 一体、何故だ!? あの阿修羅王が棄権!』
サキュ「阿修羅…」
阿修羅王「子を持って我は腑抜けてしまったとばかり思い込んでいた…」
阿修羅王「しかし、それは違うのだな。誰よりも苛烈に、誰よりも強く、そうあろうとするのであればこそ!」
阿修羅王「それはつまり、あまねく我が力が必要とされねばならぬということ!」
阿修羅王「この場は倅の下へ帰り、後日、再び貴様と手合わせをさせてもらおう」
阿修羅王「必ずや、この大会を制するのだ。我らは朋友、貴様の勝利を望んでいる」
サキュ(正直…あんたの言ってることの半分以上が意味不明なんだけど)
阿修羅王「餞別だ、これをくれてやる! では、さらばだ!」フハハハハッ
サキュ「ともあれ、勝った!」グッ
サキュ「って、さりげなく阿修羅にもらっちゃったけど…これは一体…?」
側近「それは【直下 コンマ判定ですよ】」
偶数 阿修羅王の護符(一時的に防御力アップ)
奇数 阿修羅王の破魔矢(1回限りの超強攻撃)
0 阿修羅王のサイン入り色紙(妖精の国でのみ高額売却可能)
側近「1回限りではありますが、当たれば大ダメージを期待できます」
側近「そして、これは破魔矢でもありますから、魔殺しの大剣と同じく、強大な魔を持つ者にはさらなるダメージも期待できます」
サキュ「っしゃあ! 持ちべきものは言い包めやすい脳筋ね!」
側近(ひどい言いようですね…)
サキュ「で、決勝戦…ね」
側近「決勝戦ですね」
サキュ「お相手は…あの方なの?」
【直下 コンマ判定】
1~5 魔王様(Lv.???)←危ないものの…
6 竜騎士(Lv.??)←お強い
7 側近(Lv.78)
8 女勇者(Lv.72)
9 聖女(Lv.80)←ダークホース登場
すごいタイミングでまさかの00きちゃった…
こういう時は、さらに判定に限るね
【00=さらに判定】
偶数 側近「一昔前に流行した、順位をつけない無意味な大会に何故かならうことになり、投票で選ばれたメンツによるタッグチームバトルが決勝となりました」
奇数 側近「決勝のお相手が急な腹痛に見舞われまして…」(←弱体化した相手と決勝戦。相手はさらに判定)
※今回は0は偶数扱いとします
サキュ「ふ、腹痛!? 何か準決勝といい、ついてるわね…わたし」
側近「ええ、配布されていた一部のお弁当が、ずさんな管理によって腐ってしまっていたようです」
サキュ「マジか」
側近「そして、その腹痛のまま決勝戦に勝ち進んできたのが…【直下 コンマ判定】です」
1~5 魔王様(Lv.???)←危ないものの…
6 竜騎士(Lv.??)←お強い
7 側近(Lv.78)
8 女勇者(Lv.72)
9 聖女(Lv.80)←ダークホース登場
サキュ「魔王様はっ!?」
側近「観客席で応援していた魔娘様にみとれた、一瞬の隙をつかれまして…」
サキュ「Oh…」
側近「まあでも、竜騎士様とは言え、腹痛は万人に平等な苦痛ですから」
サキュ「ヤダ…腹痛の竜騎士様なんて見たくなかった…」ホロリ
サキュ「あんたはいつ負けたのよ!? 女勇者とか、聖女は!?」
側近「女勇者は魔王様に敗れましたね。人魔大祭の焼き直し…といった感じです」
側近「聖女は不肖、わたくしめが。トリガーハッピーさせなければ、彼女は温和な女性のままですから」
サキュ(側近おそるべし…)
サキュ「で、あんたは?」
側近「腹痛前の竜騎士様に」
サキュ「けっこう、激闘が起きてたのね、この大会…」
側近「あなたの試合だけはいつも超満員でしたがね」
サキュ「それいい意味で? 悪い意味で?」
側近「さ、そろそろ決勝戦のお時間です。応援していますよ」
実況『とうとう、この瞬間が参りました』
実況『勝つのはサキュバスか、竜騎士か』
実況『歴史的瞬間は今、まさにこの瞬間に…!』
実況『決勝戦! サキュバス対竜騎士! レディ、ファイ!』
カンカンカ-----ン
竜騎士「決勝でお前と当たるとは…ぅっ…思わなんだぞ…サキュバ…っ…」
サキュ(やだ…竜騎士様がお腹をおさえて冷や汗かいてる…)
竜騎士「だが…決勝で戦うからには…っ…ふぅ…手加減はしないっ…ぞ…」
サキュ(それでも必死にいつもの様子を保とうとしている…何て哀れな…)ホロリ
サキュ「とは言え、勝負は勝負…!」
サキュ(ん? そう言えば…シモ関係なら、腹痛の相手に使える魔法もあるのよね…)
サキュ(でも…これまで色々と助けていただいた竜騎士様をこんな大観衆の面前で脱糞させるのも忍びない…)
サキュ「ま、まずは…【安価下2】」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
6 ドーピング! 身体能力強化薬!(残数3)
7 誘惑魔法・オツージヨクナール!(お通じに悩むあなたへ。食物繊維を取らずして一瞬で解消させられます)
サキュ(必死に腹痛に耐える、哀れな竜騎士様…! すぐに楽にしてさしあげますわ!)
竜騎士「近接攻撃…っ…か…! ならば、――」
【直下 コンマ判定】
1~3 竜騎士「いでよ、青竜!」サキュ「それありなの!?」側近「2トン以下の使い魔は試用可です。緑竜は重量制限で引っかかりました」
4~6 竜騎士「いでよ、青竜!」サキュ「ならばこっちも、緑竜、いらっしゃい!」緑竜「ヴォオオオオオ――――――ッ!」
7~9 竜騎士「俺もこの滅竜槍で相手をする…!」
サキュ「きゃあああああ―――――っ!」
青竜「グォオオオオオオ――――――――ッ!!」
竜騎士「青竜、頼むぞ…!」
実況『おおっと、竜騎士の相棒・青竜が登場です!』
魔王「厄介なんだよねえ…あのコンビ」
側近(竜騎士様が腹痛でまともに動けなくとも、青竜は万端ですからね…)
側近(とは言え、竜騎士様は青竜に任せて必死に腹痛と戦うご様子…青竜さえ倒せれば…)
実況『青竜と言えば、速い・強い・格好いい、と3つを備えたオールラウンドな竜!』
実況『サキュバスに勝機はあるのか!?』
サキュ「やっばいわね、これ…!」ブンッ
青竜「グォオオオオ――――――ッ!」
サキュ(竜の鱗に…ロンギヌスが刺さらない…)シクシク
サキュ(となれば、わたし自身を強化するか、青竜を淫魔法と誘惑魔法で弱体化させるか…)
サキュ(阿修羅のくれた餞別を使うのもありだけど…あれは外したら勿体ないし、もう少し機を見て…)
サキュ「まずはあんたを下すわよ、覚悟なさい、青竜! 【安価下2】」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)(今のままじゃ効果なし)
6 ドーピング! 身体能力強化薬!(残数3)
7 誘惑魔法・オツージヨクナール!(お通じに悩むあなたへ。食物繊維を取らずして一瞬で解消させられます)
サキュ(フッ…分かる…分かるわ…)
サキュ(いくら竜騎士様が大切に調教した竜とは言え、あの邪竜には及ばない)
青竜「グォオオオオオ――――――ッ!」
サキュ(竜の動き、行動パターン、仕草による感情の機微まで…)
サキュ(手に取るように分かる!)
サキュ「ここであんたは一瞬、止まる…! ビックリドッキリマジック!」
竜騎士「何…!?」
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(邪竜との死闘+2)
1~3 青竜「…ガウッ」ペシッ サキュ「そんなまさか…!?」
4~6 青竜「グォオオオオ―――――ンッ!」サキュ「ふっ、これであんたは煩悩まみれ!」
7~9 青竜「グォオオオ…グォオオオオン…」サキュ「あら、あんた、白竜に惚れてんの?」
サキュ「へえ、そう…あんた、一途なのね」
青竜「グォオオオ…グォオオオオオオン」
意訳(だからさあ…ちょっと浮気みたいなことしたくないんだ)
サキュ「ふうん?」
竜騎士「青竜…! 何をしている…!?」
青竜「グォッ!?」
サキュ「へえー、白竜に惚れてるんだー? でも、あたしにかかれば…その醜態を彼女へ見せつけることもできるわよ?」
青竜「グォオオオ…」
意訳(しまった…)
サキュ「手加減してくれたりするんなら…まあ、考えてあげないこともないけど?」
サキュ「と、世間話してる風に見せかけてからの――【安価下2】」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)(2回目)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)(今のままじゃ効果なし)
6 ドーピング! 身体能力強化薬!(残数3)
7 誘惑魔法・オツージヨクナール!(お通じに悩むあなたへ。食物繊維を取らずして一瞬で解消させられます)
8 青竜を籠絡作戦(←New)
あ、今見たら効果なかったのか…orz
サキュ「卑怯と言いたければ存分に言いなさい! でも、これは勝負なのよ!」
サキュ「それにあんた、人間の言葉は話せないから言えないわよねえ!? おーっほほほほほっ!!」
ガス ガス ガス ガス ガス ガス ガス ガスッ
青竜「グォッ…!? グォオオッ! グォオオオオオ―――――――ッ!!」
意訳(卑怯な…!? この卑怯者! でもやっぱり通じねぇええ――――――っ!!)
竜騎士「くっ…青竜をここまで追い込むとは…恐るべし…っ…はうっ…!?」
青竜「グォオオッ!?」
意訳(ご主人っ!?)
サキュ「おーっほほほほほっ!」
実況『何ということでしょう!? 竜騎士を庇う青竜を攻め立てまくるゥ――――っ!』
魔王「…サキュバスが輝いてる…」
側近「ええ…活き活きとしていますね…」
魔娘「ママー! がんばれー!」
実況『これには青竜も耐えかねて――――っ!?』
【直下 コンマ判定】(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(邪竜との死闘+2)
1~3 実況『青竜、怒りの反撃が始まった!!』サキュ「やべっ」
4~6 実況『青竜、サキュバスの猛攻にボロボロだ!」サキュ「っしゃあ!」
7~9 実況『青竜、たまらず逃げ出した! これでサキュバス対竜騎士の一騎打ちだ!』
青竜「グォオオオオオオオオオオオ―――――――――――ッ!!!!」
意訳(もう怒ったぞこらぁ――――――――っ!!!)
サキュ「やべえっ、キレた…!」
実況『青竜、連続でブレス攻撃! 次々と火球がサキュバスを襲います!』
魔王「うわっ、サキュバス…!」
側近(はて…どうなるか…)
魔娘「ママー! がんばれ、ママー!」
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(邪竜との死闘+2)
1~5 サキュ「ぐぅっ…はぁっ…はぁっ…ヤバい…竜はダテじゃない…」(大ダメージ)
6~8 サキュ「ああっ…もう、避けきれな――きゃあっ!」(中ダメージ)
9 サキュ「どうにか…かすり傷で免れた…」(小ダメージ)
0 サキュ「おほほほほ、逆上してる攻撃なんか当たりゃあしないわよ」(無傷)
魔王「サキュバス…」ホッ
側近(運がいいですねえ…)
実況『す、すごいぞ! ダテに幸運だけで決勝戦まで残っていないぞ、サキュバス!』
サキュ「うっさいわね、実況! あんたの性癖暴露させるわよ!!」
青竜「グォオオオ…」
意訳(こんにゃろ…)
竜騎士「ぐぅ…っ…ふぅっ…ふぅっ…」
サキュ(あれ? 何か、竜騎士様が最初よりも危なそうじゃない?)
サキュ(こういう時のパターンとしては、実が漏れて悟るか、波が引いて一時的に動けるようになるか…よね…)
サキュ「どちらにせよ、早めに決めないと(竜騎士様の威厳が)ヤバい…!」
サキュ「さっさと退場しなさい、青竜! 【安価下2】」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)(2回目)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
6 ドーピング! 身体能力強化薬!(残数3)
7 誘惑魔法・オツージヨクナール!(お通じに悩むあなたへ。食物繊維を取らずして一瞬で解消させられます)
8 青竜を籠絡作戦
9 ご開帳! 阿修羅王の破魔矢!(成功確立、現在:低)
サキュ「とにかく! 今のままじゃ攻撃力が足りない!」
サキュ「ふふふ…スーパーエクスタシーと身体能力強化薬を同時に使えば…!」
実況『おおっ! サキュバスが何か仕掛けるようだ!』
側近「ハッ、サキュバス、いけません!」
魔王「側近?」
魔娘「ふれっふれっ、マーマ! がんばれがんばれ、マーマっ!」
実況『取り出したのは怪しげな薬瓶…! そして魔法を使うようです…!』
サキュ「さあ、スーパーミラクルなわたしに――」
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(同時併用の危険性-2)
1~4 サキュ「うげぇっ…!?」側近「異なる2つを同時に摂取するなんてバカなマネを…」魔娘「ママが吐いたー!」
5~7 サキュ「うぐっ…な、何…? あれ? 全然効果が感じられない…」側近「作用が消し合ってしまったようですね」
8~9 サキュ「おほほ…何かもう、怖いものなしって感じ?」(パワーアップ:強)
0 サキュ「えいっ」青竜「ぐっふぉぉっ!?」実況『つ、強ぉ――――い!』(パワーアップ:最強)
青竜「グォオオオオオ―――――――ッ!!」ブンッ
サキュ「はぁああああっ!」ガシッ
ズズゥン…
実況『す、すごい! あのサキュバスが、青竜の渾身の攻撃を受け止めたァ――――っ!』
側近「ふぅっ…杞憂でしたか…」
魔王「すっご! 側近、見た、今の! 地面割れてるくらいの衝撃受け止めたよ!」キラキラキラ
魔娘「ママーっ!」キラキラキラ
実況『サキュバスがこんなに武闘派な戦いをするとは誰が予測できたでしょう!?』
サキュ(これなら青竜なんてゴリ押しでも行けそうね)ニヤッ
サキュ「【安価下2】!」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)(2回目)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)(成功率:低)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
6 ドーピング! 身体能力強化薬!(残数2)(成功率:低)
7 誘惑魔法・オツージヨクナール!(お通じに悩むあなたへ。食物繊維を取らずして一瞬で解消させられます)
8 今なら使える! 淫技・四十八手! 物理攻撃版!(←New)
9 ご開帳! 阿修羅王の破魔矢!(成功確立、現在:低)
サキュ「調子に乗っていくわよ!」
サキュ「阿修羅王の破魔矢!!」
青竜「グォオオオッ!?」
竜騎士「青竜! 避け…っ…ろ…」
【直下 コンマ判定】
1~6 失敗!
7~9 成功! 青竜撃破!
側近「…」ヤレヤレ
魔娘「わあっ! 今のピカーってきれーだったね!」
魔王「一体、今のはどんな攻撃に繋がるんだ…!?」ワクワク
側近「…」ハァ
実況『い、今の一筋の閃光は一体…!?』
サキュ「」
青竜「グォ…?」
竜騎士「い、一体…何だったんだ…?」
サキュ「気を取り直して…【安価下2】!」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)(2回目)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)(成功率:低)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
6 ドーピング! 身体能力強化薬!(残数2)(成功率:低)
7 誘惑魔法・オツージヨクナール!(お通じに悩むあなたへ。食物繊維を取らずして一瞬で解消させられます)
8 今なら使える! 淫技・四十八手! 物理攻撃版!
サキュ「い、今のわたしなら、阿修羅のくれたアイテムに頼らなくたってイケるんだからね…!」
サキュ「そんなわけでェ、――――淫技・四十八手! 物理攻撃版! でりゃああああっ!」
青竜「グォッ!?」
ズドドドドドドドッ
竜騎士「強い…! っ…ぐぅっ…俺も…やば…いっ…」ギュルルル…
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(邪竜との死闘+2)(強化+3)
1~8 サキュ「青竜、敗れたりッ!」
9 サキュ「ムリなドーピングの副作用かしら…あと3ターンはこのままいけそうね」キランッ
【下2 コンマ判定】(さすが竜騎士様-1)(本気-3)
1~5 竜騎士「腹痛の波が…収まった! これなら俺も戦える…!」
6~9 竜騎士「くっ…これが絶体絶命の窮地か…おふぉぉっ!」サキュ(逆にやりづらい…)
0 サキュ「あの、竜騎士様…お手洗い休憩挟みましょうか?」竜騎士「いいのか!?」
サキュ(身体能力強化薬は3ターンで効き目が切れる…)
サキュ(でもスーパーエクスタシーとの相乗効果であと3ターンはイケるはず…!)
竜騎士「この凪が…どれだけ続くか分からぬが、正々堂々と勝負をしようじゃないか、サキュバス」
サキュ「ええ、望むところですわ。日頃の感謝と、この戦いは全くの別物! 全力で参りますわよ!」
竜騎士「ああ! さあ、こちらから行くぞ…!」
サキュ(嘘、先手を取られて…速い!?)
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(強化+3)(さすが竜騎士様-1)
1~5 竜騎士「はぁああああっ!」サキュ「す、すごい手数と、威力ですわね…!」(中ダメージ)
6~9 竜騎士「はぁああああっ!」サキュ「くっ…捌くので精一杯…!」(小ダメージ)
竜騎士「なかなかやるな!」
サキュ「ええ、今度はこちらのターンですわよ…!」
実況『な…何故、こうもまともな試合が!? サキュバス選手がまともな戦いをしていることにわたしは驚きを禁じ得ません!』
魔王「ですよねー」
側近「ですねー」
魔娘「ママー! いけー! そこだー!」
サキュ「【安価下2】」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)(成功率:低)
3 唯一使える攻撃魔法! 中・火球!(判定で微ダメージ)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
6 ドーピング! 身体能力強化薬!(残数2)(成功率:低)
7 誘惑魔法・オツージヨクナール!(お通じに悩むあなたへ。食物繊維を取らずして一瞬で解消させられます)
8 今なら使える! 淫技・四十八手! 物理攻撃版!(あと2ターン内のみ試用可)
次スレにいくなんて全く予想できてなかった…
建てておきました
サキュバス「安価とコンマで魔王様といちゃこらするわよ!」側近「まさかの2スレ目」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1412603155/)
―――――
サキュ「ほあちゃぁあああああっ!!」
竜騎士「これが、淫魔の奥義か…!?」
サキュ(本当はベッドの上でのあれやこれに言うんだけど…まあいっか)
サキュ「ほぉ~……アチョー!」
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(強化+3)(さすが竜騎士様-1)
1~3 竜騎士「経験の差が出たな…!」サキュ「これでも1万[ピ------]歳超えなのに…」(小ダメージ)
4~6 竜騎士「なかなか…」サキュ(やっぱり手強い…!)(中ダメージ)
8~9 竜騎士「ぐはあっ…!?」サキュ「まだまだイケるわよ?」(大ダメージ)
竜騎士「そらそらそら…どうした、サキュバス! その程度なのか!?」
サキュ「くっ…!」
実況『す、凄まじいぶつかり合いです!』
魔王「サキュバス…!」
側近(ドーピングが効いている内にどうにかしないと…竜騎士様に恥をかかせて勝つしかなくなりますね…)
実況『さあ、互いにどちらも軽傷のまま…果たして勝負の行方はどうなるのでしょう!?』
竜騎士「さあ、次は俺の番だな」
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(強化+3)(さすが竜騎士様-1)
1~3 竜騎士「食らえ、奥義…! ドラゴニック・ブレス!」サキュ(わたしと違って、それっぽい技名!?)(大ダメージ)
4~6 竜騎士「行くぞ…! 秘技・竜刃牙!」サキュ「きゃあっ…!」(中ダメージ)
7~9 竜騎士「ほらほらほら! その程度だったのか、サキュバスよ…!」(小ダメージ)
0 再び襲いくる、腹痛の波
サキュ(くっ…じわじわと体力が削られて…!)
サキュ(竜騎士様は魔王様に比肩するほどの実力…その体力だって底なしのはずなのに、わたしばっかりこれじゃ…!)
側近(マズいですね…。何か、サキュバス様に救済策を…いえ、ですが…)
魔王「…」ドキドキ
側近(さて…わたしはどうしますか…)
実況『だんだんとサキュバスから余裕がなくなってきるようですが、一体どうなるのでしょう!?』
サキュ(考えろ、考えるのよ…)
サキュ(知恵と機転をフル活用して、勝利への方程式を導き出す…!)
サキュ(――四十八手を今の内に使って、運任せ)
サキュ(――オープイングフェチズムで性癖を把握して、そこを責め立てる。ただし、その性癖をこの状況で刺激できるかどうかは運次第)
サキュ(――オツージヨクナールで再び竜騎士様に腹痛を…でも、そんな勝ち方でいいの、わたし!?)
サキュ(――これは分が悪いけど成功すれば確実に優勢になる賭け。今の状態で、さらにドーピングする…でも失敗したら…)
サキュ(――この場は四十八手で攻撃して、効果が切れたらすかさず自己強化、その間に腹痛が再来すればそれも良し)
サキュ(――そうよ、腹痛が再来するまで待つのも、手段と言えば手段よ、勝手に腹痛で苦しむ分にはわたしには非がないわ)
サキュ「【安価下2】…!」
1 淫魔法・ビックリドッキリマジック!(相手に性的興奮を与える)
2 淫魔法・スーパーエクスタシー!(自分を強化)(成功率:低)
4 誘惑魔法・オープニングフェチズム!(相手に性的嗜好を暴露させる)
5 いでよ、性槍ロンギヌス!(武器攻撃)
6 ドーピング! 身体能力強化薬!(残数2)(成功率:低)
7 誘惑魔法・オツージヨクナール!(お通じに悩むあなたへ。食物繊維を取らずして一瞬で解消させられます)
8 今なら使える! 淫技・四十八手! 物理攻撃版!(あと1ターン内のみ試用可)
【下2 コンマ判定】(好感度50以上+3)(決勝戦+1)
1~6 側近(やはり、無粋なマネはやめておきましょう)
7~9 魔王「側近…サキュバスに何かできることないかな?」
【0判定】
実況『果たして、サキュバスの攻撃は通じるのか…!?』
側近(やはり、無粋なマネなど――)
魔王「側近」
側近「はい?」
魔王「竜騎士は青竜を使役してて、何でサキュバスは緑竜を使えないの?」
側近「2トン未満でないと使い魔として認められないのです。緑竜は3トンありますから」
魔王「ふうん。――――分かった、ちょっと来て」ザッ
【次のサキュバスターンで、何かが起きる!】
サキュ「とにかく、ここでダメージを与えられるだけ与える…!」
サキュ(わたしの体力的にあと1回、大ダメージを食らったら終わり…! 中ダメージも2回でアウト!)
サキュ(小ダメージならせいぜい5回ってとこかしら…!)
サキュ「だから、少しでも攻撃しないと…!」
竜騎士「またその攻撃か…!」
サキュ「はぁああああ!」
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(強化+3)(さすが竜騎士様-1)
1~3 竜騎士「もうその技は見切ったぞ…!」サキュ「そん、な…!」(小ダメージ)
4~6 竜騎士「侮れぬな…!」サキュ(マズい、マズい…!)(中ダメージ)
8~9 竜騎士「ぐはあっ…!?」サキュ「ようやく入ったァ!」(大ダメージ)
フシュゥウウウ…
サキュ「っ…強化が切れた…!?」
竜騎士「正念場だな、サキュバス…!」
サキュ(やばい、やばい、本格的にヤバい…!)
サキュ(強化補正が切れちゃったら、本当にこのままじゃヤバい…!)
竜騎士「行くぞ!」
【直下 コンマ判定】(特訓+1)(邪竜のネックレス+2)(本気-3)(さすが竜騎士様-1)
1~3 竜騎士「食らえ、奥義…! ドラゴニック・ブレス!」サキュ(負け、た…!)(大ダメージ)
4~6 竜騎士「行くぞ…! 秘技・竜刃牙!」サキュ(もう…詰み手前…)(中ダメージ)
7~9 竜騎士「まだまだ戦うぞ…!」(小ダメージ)
0 再び襲いくる、腹痛の波
実況『決着ゥ――――っ!!』
カンカンカ-------ン
サキュ「かはっ…」ドサッ
実況『優勝は、竜騎士選手!!』
ワァ------
竜騎士「ふっ…いい勝負だったな」スッ
サキュ「竜騎士…様…」
バサァッ
実況『お、おおっ…これは、一体…!?』
緑竜「ヴォォオオオオオオオ――――――――ウッ!!」
意訳(魔王のお陰で参戦じゃあ――――――――っ!!)
サキュ「」
竜騎士「」
緑竜「…ヴォ?」
意訳(…あれ?)
あれ、こんなに埋まってた!
はい、次スレで続きはやりますね
サキュバス「安価とコンマで魔王様といちゃこらするわよ!」側近「まさかの2スレ目」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1412603155/)
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