大臣「ヒノキの棒など渡せぬわぁぁぁぁぁぁ!!!!」!(124)

勇者「」

王様「まぁまぁ大臣よ、そこまで言わ無くてもよいではないか」

大臣「しかし...‼︎‼︎ こやつ‼︎...ヒノキの棒などという高価な物を....‼︎‼︎」

勇者「えっ....ヒノキの棒って高いんすか...」

大臣「貴様ァァァァァ!!!!戯れ言ォォォォ!!!!」

王様「まぁまぁ大臣よ落ち着きなさい」

大臣「は、はぁ....」

王様「勇者よ、ヒノキの棒の値段は知っておるのかね?」

勇者「え、だいたい50Gくらいじゃ...」

大臣「貴様ァァァァァ!!!!!!」

勇者「」

王様「勇者よ、ヒノキの棒と言うのはこの国が誇る最高品質の木材から作られた棒であり、時価100万Gは下らんのじゃよ」

勇者「えっ...」

王様「いくら勇者とはいえども、100万Gを投資出来るほど我々の国は豊かでは無いのだ」

勇者「で、では何を頂けるのでしょうか?」

王様「勇者よ!これを授けよう!きっとそなたの役に立つはずじゃ!」

▼勇者はパイン材の棒切れを手に入れた!

勇者「」

王様「それは俗にいうパイン材と呼ばれるものじゃ!」

王様「市場でも多く出回っており、国民からの人気も高いものじゃぞ!」

王様「さぁ!勇者よ!魔王を倒すべく旅に出るのじゃ!」

------------------------------------------------

王様「クックックッ....上手くいったな大臣よ」

大臣「誠でございます」

王様「あのパイン材がただのパイン材でない事にあやつは気づいておらんかったようじゃな」

大臣「えぇ..あのパイン材がまさか、節の抜けた穴や欠けた割れ目に接着剤を使って埋め木補修を施したり割れ目にプラスチックを流し込んだ、補修パイン材だとは気づかぬでしょうなぁぁぁ!!」

王様「はっはっは、勇者などに金をかけてなどおれぬわ!!
大臣よ、わしは風呂に入るとするよ」

大臣「ははっ!!ではいつもの通りに!」

王様「あぁいつも通りヒノキ風呂で頼むよ」

王様・大臣「「ハッハッハッハッハ!!!!!」」


>>>[酒場]

勇者「こんな棒切れ一つで何をしろって言うんだよ...」

勇者「流れで城から出てきちゃったけど、お金も貰ってないしなぁ...」

勇者「パイン材って言ってたけど、そもそもパイン材って何なんだろう...?」

???「あれ?...もしかして勇者様?」

安価

7.職業
8.性別

安価ミス

9.職業
10.性別

魔王「あれ?もしかして勇者様?」

勇者「あ、いやまぁ...一応...はい。」

魔王「おおお!!!!やっぱそうなんかい!!!」

魔王「ずっと探しとってん!!!」

勇者「あ、あのぉ...あなたは...?」

魔王「あ、あぁ...わしは魔王や」

勇者「」

魔王「わしは魔王y...」

勇者「いや、聞こえてますよ」

魔王「じゃあ、なんで無視するんや!!」

勇者「突然の出来事に順応出来ないタイプでして...」

魔王「かぁーーーーこれからの時代それがいっちゃん大事やっちゅぅのに!!」

勇者「は、はぁ...」

魔王「あれ?その棒ちょっと見せてみぃ」

勇者「え?あ、はい」

魔王「おい!これただのパイン材やないか!しかも節の抜けた穴や欠けた割れ目に接着剤を使って埋め木補修を施したり割れ目にプラスチックを流し込んだ、補修パイン材やないか!」

勇者「え?普通のパイン材じゃないんですか⁈」

魔王「そうや、普通のパイン材よりも安価で手に入れる事が出来る代わりに割れ目や欠けた穴から壊れたりするから、日曜大工が適当に使うならええんやけど...」

魔王「...まさか、これ王様からもろたんちゃうやろな!!」

勇者「え....そのまさかですけど...」

魔王「うっわ!!あいつ相変わらずケチっとんなぁぁぁ!!」

勇者(あいつ....?)

魔王「まぁええわ、ちょっと付いて来い!」

勇者「いや、ちょっ!ええぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

>>>[森林]

勇者「えっ!ちょっ、ここどこ⁉︎」

魔王「見ての通り森や」

勇者「お前...まさか人目のつかない所で俺を消すつもりじゃないだろうな!」パインザイスッ

魔王「あほ!お前そんな棒切れで何をしようっちゅうねん!!」バシッ!!!

▼ パイン材は壊れてしまった!


勇者「あっあっ...パイン材がぁぁぁ」

魔王「さて、ここで問題」

魔王「パイン材は何の木から出来ているでしょーか?」

勇者「...?そんなんパインの木に決まってるじゃん」ナニイッテンダコイツ?

魔王「はいざんねーーーん!正解は松の木でしたーーー!」

勇者「お、おう...」

魔王「そして!!目の前に広がっているこの針葉樹林!!全て松の木や!!!」

勇者「お、おう...」ナンカコイツテンションアガッテルシ....


魔王「そんじゃ、これは何か分かるやろ?」ブイーンブイーン

勇者「チェーンソーですね」

魔王「せや、これで何をするかはもうわかるやろ?」

勇者「...まさか....俺を殺す....?!」

魔王「お前もうどうしようもないあほやな...」

魔王「もうええからちょっと待っとれ!」

勇者(なんかチェーンソー持って森の中に走って消えてっちゃった...)

勇者(もう帰ろうかな...)

安価↓
1.もうしんどいし帰る
2.根気よく待つ
3.自由

-------3時間後-------

魔王「おーーーーい出来たぞぉぉぉぉ!!」ダダダダダダダッッッッッッ

勇者「......おせぇ!!!!」

魔王「それはすまんかったけど、これ見てくれ!!!」ジャジャーーーーン

勇者「....パイン材やん」

魔王「パイン材やで」

勇者「.....さっきのと変わらんやん」

魔王「はぁぁぁぁぁ⁈あんな陳腐なもんと一緒にすんじゃねぇ!!!」

魔王「さっきのとパイン材とは段違いで質がええわ!!!」

魔王「さっきのパイン材は補修パイン材やけど、これはれっきとした純パイン材や!!」

魔王「だから節目も穴も無いんやぞ!!!」

勇者「お、おう....」

魔王「まだわかっとらんようやな...」

魔王「簡単に言うとやな、さっきのパイン材の攻撃力が10やとしたらこのパイン材は200や」

勇者「すげえええええええ!!!!!」

勇者「くれよそれ!!!」

魔王「おう元からそのつもりで渡しとんや」ホイッ

▼ 勇者はパイン材の棒(純)を手に入れた!!

魔王(ほんまは水楢とか檜の棒をあげたかってんけどな...そう簡単に生えてるないか...)

勇者「でやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」バシッッッ!!!

魔王「いっっった!!!お前何してくれとんねん!!!」

勇者「あれ?全然効かない...」

魔王「当たり前や!!わし魔王やぞ?何すんねん!!!」

勇者「えっ、だって俺の最終目的魔王倒す事やから...今倒しちゃえばいっかなって...」

魔王「言い訳する前に、まずはすいませんちゃうんかい!!!」

勇者「....すいませんした」

魔王「そうや、で?最終目的が魔王倒す事やから今倒しちゃえばいいかやって?」

勇者「は、はいそうです。。」

魔王「あぁまぁそうやな、理には適っとるわ。でもな武器作ってくれた人にその武器で攻撃するか?普通?」

勇者「いやほんとすいませんした」

魔王「あとお前は何で魔王倒すんや?」

勇者「え?だって魔物を使って攻めてくるから...」

魔王「わしは侵略なんてした事無いぞ?」

勇者「え?」

魔王「あとな、実はわし今はもう魔王ちゃうんや」

勇者「えっ?えっ?」

魔王「んーまぁお前に会いに来た理由にも関係あるし、ちゃんと説明するわ」


魔王「まずな、魔界は今大統領制っちゅう制度で政治が行われとんねん」

勇者「大投了祭?」

魔王「うん大体そんな感じや」

魔王「魔王って何でも出来そうって思っとるやろ?」

勇者「うん、なんか魔物に命令して攻撃させたり、自分の好き勝手で魔物殺したりしてそう」

魔王「偏見も甚だしいな.....わしは虫も殺せへんわ...」

魔王「実はな、魔界は三権分立の政治体制やから、魔王は行政にしか力持っとらへんねん」

勇者「あ、あぁ...な、なるほどね...」

魔王「何がなるほどやねん」

魔王「だから何でも出来るって言っても限られとんねん」

勇者「でもそれが魔王じゃ無くなったのとどう関係するん?」


魔王「まずな、魔界は今大統領制っちゅう制度で政治が行われとんねん」

勇者「大投了祭?」

魔王「うん大体そんな感じや」

魔王「魔王って何でも出来そうって思っとるやろ?」

勇者「うん、なんか魔物に命令して攻撃させたり、自分の好き勝手で魔物殺したりしてそう」

魔王「偏見も甚だしいな.....わしは虫も殺せへんわ...」

魔王「実はな、魔界は三権分立の政治体制やから、魔王は行政にしか力持っとらへんねん」

勇者「あ、あぁ...な、なるほどね...」

魔王「何がなるほどやねん」

魔王「だから何でも出来るって言っても限られとんねん」

勇者「でもそれが魔王じゃ無くなったのとどう関係するん?」


魔王「議会がな大統領弾劾裁判行いおって、わしの事罷免しおってん」

勇者「?????」

魔王「つまりはクビになったって事」

勇者「うっわwwwだっさwwwニート乙www」

魔王「お前ほんましばくぞ」

魔王「で、また選挙出たらええんやけど仲間もおらんし、信用も無いし、なんかむかつくやん?こんな必死に魔界の為に身を粉にして働いとったのにクビって」

魔王「だから、勇者の味方して今の魔界をぶっ潰してから、そこに救世主現る的な感じで選挙出ようかなと思って会いに来たんや」

勇者「んーよくわかんないけど、俺が魔王倒す理由無くなったような...」

魔王「ところがどっこい、今の魔王この国に攻めてくるかもしれへんねん」


勇者「えっ?」

魔王「魔界は三権分立しっかりしてるから、魔王は司法にも立法にもそこまで介入出来へんはずやのに、今の魔王は自分に権力が集まるような法律をたてたり、徴兵制を強いたりしとるんや」

魔王「その徴収兵達でこの国に攻め込むという情報を得たんや」

勇者「よくわかんないけど、今の魔王は悪いやつなの?」

魔王「まぁそやな倒すべき相手や」

勇者「なら倒しに行こう!!!いざ!!!約束の地へ!!!旅立たん!!!」

魔王(馬鹿でよかった) ホッ...

今日はこれでおしまい(・ω・)
自分の浅い知識で思い付いたまま書いてるから間違ってたりするかも
あとss書くの初めてやから感想とかこうした方がいいとかあったら嬉しい

おけとりあえず酉はつけた


※この世界は今僕らが住んでいる世界のパラレルワールドという設定です
つまり、世界の国の形や文化などは多少の差があるだけで、ほぼ同じです
魔王軍は現在のアメリカの場所に位置しています
また、今勇者達がいる国は現在のイギリスの位置しています


勇者「よし!旅に出よう!!」スタスタ...

魔王「...」

勇者「...どこへ行けばいいんだ⁉︎」

魔王「うん、もうわかっとったわ」ハァ...

魔王「あのな、まず魔界がどこにあんのかしっとんのか?」

勇者「知らない」フルフル

魔王「はぁ...魔界はなこの国から海を挟んで反対側にあんねん」

勇者「え?じゃあ船ですぐ行けるって事⁈よし!じゃあ船着場へ行こう!!」

魔王「ちょっと待てや今魔界行ってもお前フルボッコやろ」

魔王「装備とかの準備もあるし、とりあえずフランの国へ行こうと思っとる」

勇者「フランの国?どこにあるの?」

魔王「この国から船で30分位んとこや」

勇者「結局船乗るんじゃん船着場出会ってるじゃんか」

魔王「」


魔王「うん、もうわしが間違っとったでええよ...」

勇者「早く!船乗ろうよ!!!」

魔王「仲間は集めんでええんか?」

安価↓40

1.仲間を集めに酒場へ!
2.ぶらり男ふたり旅
3.自由


勇者「そっか!じゃあ仲間を集めに行こう!!!」

魔王「おう、じゃあとりあえず酒場行こうや」テクテク...

▼スライムが現れた!

勇者「うわぁ!!!」

魔王「なんやねん、いちいち大げさやねんお前は!」

魔王「スライムくらいなら今のお前でも倒せるやろ、ほらさっさと倒しや」

勇者「えっ、倒しちゃうの?...」

魔王「あほかお前、倒す以外どうすんねん全く...今お前のレベルは1やろうけど、この辺の魔物なら今のお前でも...」グチグチ...

勇者「はいパンどーぞ!」

スライム「」フリフリ

勇者「パン食べれないの?...うーんどうしようかなぁ~」

魔王「スライムは魔力を込めた水で生活しとるんや、パンとかは食べへんねん...っっってぅぅぉぉおおおい!!!何仲間にしようとしとんねん!!!」

勇者「え、だって可愛かったから...」

魔王「可愛いもクソもあるかい!」


勇者「どうしてもだめ?」

魔王「あかんもんはあかんねん!さっさと行くで!」


魔王「あかんもんはあかんねん!ほらさっさと行くで!」スタスタ...

勇者「ちぇーばいばーーい!」トボトボ...

スライム「...」

勇者「...」

勇者「スライムがなかまになりたそうにこちらをみている(裏声)」

勇者「なかまにしてあげますか?(裏声)」

勇者「はい!」

魔王「」

スライム「」

勇者「...」チラッチラッ

魔王「えさは自分でやれよ」


勇者「やったぁぁぁぁぁぁ!」

勇者「これから仲間だね!一緒に冒険しようね!」

スライム「」

魔王「ほらさっさと行くぞ」

勇者「はーい!」

寝ます

安価↓46~50で多い方
1.パーティは魔物だけ!
2.やっぱ僧侶とかも仲間に入れたい!

ではとりあえず1人決めたいと思います
人でも魔物でも構いません
安価48↓
職業(種族)
性別

僧侶(ホイミスライム)

性別なし

>>職業又は種族って意味だったんだけどなw

>>48
種族又は種族って意味だったんだけどなw


[酒場]

店主「へいらっしゃーーい!あら!勇者さんじゃない!仲間集め?」

勇者「あ、はいそうなんです」

店主「よし!じゃああたいに任せときな!どんな役職がいいかい?」

勇者「そうですねぇ...回復して欲しいので僧侶さんとかいますか?」

店主「僧侶かい?分かったよ!ちょっと待っときな!」

カランコローン

店主「へいらっしゃーーい!」

勇者「あ!まおrs...ブフォ...」

魔王「馬鹿なんか?魔王なんか言うたらあかんに決まっとるやろ!(小声)」ヒソヒソ...

勇者「ん...んっ....」

店主「...今魔王って?...」

魔王「魔法使いや!」

店主「いや今まおrs」

魔王「魔法使いや」


店主「分かったよ!分かったからとりあえず勇者さん離してあげな!」

魔王「おおこれはすまんかった」

勇者(死ぬかと思った...)

カラコローン

店主「へいらっしゃーー....っっっぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」ガタッ!

勇者「あ!スライム!入って来ちゃだめじゃないか!」

店主「魔物だよ!早く倒してくんな!」

勇者「だめだよ!この子は僕の仲間なんだよ!」

ザワザワザワザワ...

店主「何わけわかんないこと言ってるんだい!誰か!早くあのスライムを倒しておくれ!!!」


女勇者「店主さん落ち着いて下さい こちらへ避難を!戦士!スライムをお願い!」

戦士「ったく...おい!勇者!ちょっとどけよ」

勇者「倒したらだめだよ!この子は僕の仲間なんだ!」

スライム「...」

戦士「意味わかんねぇ事言ってんじゃねぇよ!!!」

魔王「勇者行くで!」

勇者「うん...」

戦士「ちょっと待てやぁ!!」

勇者「やめて!!!」ビリビリビリッッッッ!!!

戦士「なっ...」

女勇者「今のは...」

魔王「ほぅ...」


勇者「魔王さん早く行こう」

魔王「だからわしは魔法使いや言うとるやろ!ったく...」

バタン!!

戦士「今のはなんなんじゃぁぁぁ!!!」

女勇者「勇者か...」


勇者「危ない所だったね~」

スライム「」

魔王「おいもう町戻られへんやんけどうすんねん!」

勇者「だってしょうがないじゃないか...」

魔王「お前今金はいくら持っとるんや?」

勇者「え?0だよ?」

魔王「」

魔王「...どうやって旅するつもりやったんや...」

勇者「いや、魔物倒してお金稼げばいっかなーって」エヘヘ...

魔王「は?魔物倒してどうやってお金稼ぐんや?」

勇者「え?魔物倒せばお金手に入るんじゃないの?」


魔王「そんなん手に入るわけ無いやろがぁぁぁぁぁぁ!!!!」

勇者「」

魔王「よし、ちょっとお前待っとれ」

勇者「...はい。」

ズダダダダダダッッッッッ!!!!

勇者「すごい勢いで走ってったなぁ...」

勇者「スライム~お腹空いてない~?」クルッ

スライム「...」

ホイミスライム「...」


勇者「あれ...?」

スライム「...」

ホイミスライム「...」

勇者「...増えた?」

スライム「...」

ホイミスライム「初めましてホイミスライムと申します」ペコリ

勇者「喋ったぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


-----------------------------------------

魔王「まぁこんだけ採れれば十分やろ」


魔王「おーい勇者!待たせたな!」

勇者「...」

スライム「...」

ホイミスライム「...」

魔王「」

ホイミスライム「...」

魔王「...」

ホイミスライム「ご無沙汰しております魔王様」

魔王「喋るんかぃぃぃ!!!」


勇者「」ビクビク...(正座

魔王「さて、納得出来るように説明してもらおうかね」

勇者「...いや、あのぉ...」

魔王「あ?聞こえへんねん」

勇者「」ガタガタガタガタ...

ホイミスライム「あ、あの...」

魔王「あんたは黙っとってくれ」

ホイミスライム「...」

勇者「ぼ、僕もよくわかってないって言うかぁ...き、気付いたらいたっていう感じでしてぇ」

魔王「お前は気付いたら魔物に囲まれとんのか?」

勇者「決して故意的に呼び寄せたわけではない所ぉ...考慮して頂きたいっていうかぁ...」

魔王「じゃあこのホイミスライムは置いていくでええんやな?」

勇者「いや!それは!どうかお願い申し上げます!」


魔王「あ?なんでやねん」

勇者「いやなんか...幼馴染らしくて...」

魔王「は?」

勇者「いやだから幼馴染みたいなんです。はい。」

魔王「どゆことや?」

ホイミスライム「私ホイミスライムというものなんですけどぉ、実はここにいるスライムさんと幼馴染っていうかぁ...」

スライム「...」

ホイミスライム「友達以上恋人未満?みたいな?キャーワタシナニイッテルンダロ///...っていうかもう恋人?みたいな?」

スライム「いや、それは違う」

勇者「」

魔王「」

スライム「...」

勇者・魔王「「お前も喋れるんかぃぃぃぃ!!!!!」」


勇者(結局、この僧侶をやってるというホイミスライムとスライムと四人で旅に出る事になったんですが...)

勇者(さっきから魔王さんが不機嫌で...持ってる木材について聞いても...)

魔王『どつくぞ』

勇者『』

勇者(しか言ってくれないし...ちょっと休憩しようよって言っても...)

魔王『あ?どつくぞ』

勇者『』

勇者「どつくぞしか言わないし....魔王さんどうしちゃったんだろ...どつくぞしか言えなくなっちゃったのかな...」

魔王「...」

勇者「どつくぞしか言えなくなったら大変だ!友達と遊ぶ事も愛する人を抱きしめる事も出来なくなっちゃう!僕が魔王さんを助けてあげないと!」

魔王「声に出とんねん」

勇者「」



勇者「あれ?前に歩いているのって商人かな?」

魔王「いや、あれは...」

勇者「おーーい!商人さーーんどこまで行くのーー?」

盗賊「あ?なんだこのガキ」

勇者「うわぁ!!!」

魔王「ったくあいつ...手間かけさせやがって...」ダダダダダダダッッッッッッ

勇者「ぼ、僕は勇者だぞ!!かかってこいよ!!!」

盗賊A「こいつ勇者なのかそりゃあいい!」

盗賊B「勇者は貴族の変態どもに高く売れるからなぁぁぁぁ!!!!」

盗賊C「きひっひっひっひっ!!」

魔王「すまんなこいつ俺の連れやねん、離したってくれるか?」



盗賊A「なんだこのおっさん」

盗賊B「1人で何か出来ると思ってんのかぁぁぁぁぁ⁈」

盗賊C「きひっひっひっっ痛ぶろうよっ!」

勇者「魔王さぁぁぁぁん...」ビクビクビク

魔王「しゃぁないなぁ勇者戦うぞ」

▼ 盗賊A.B.Cがあらわれた!

盗賊A「あ?なんやこいつらスライム連れてんぞ」

盗賊B「はぁぁぁぁぁ⁈勇者なのに魔物と仲良くしてんのかぁぁぁぁぁ⁈」

スライム「...」



魔王「勇者、酒場で叫んだ時みたいにお腹に力入れて叫んでみ」

勇者「どうゆうこと?」

魔王「ええからやってみ」

勇者「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ビリビリビリビリビリビリビリッッッッッッッッ!!!!!!

盗賊A「お?なんや今のは?」

盗賊B「なんか体がビリビリなったぞぉぉぉぉぉぉぉ!」

盗賊C「ひっひっひっっこれは面白いっっ」

勇者「...?」

魔王「おうそれでええねん」

魔王「スライム攻撃や!」

スライム「...」

▼ スライムの こうげき!

盗賊A「スライムなんかの攻撃くらうかよw」

▼ かいしんの いちげき!
盗賊Aをたおした!


盗賊B「なんだとぉぉぉぉぉぉ!!!!」

盗賊C「ひっひっひっこれは勝てませんのぉっっ」

魔王「やっぱそうか...ほい!!」

▼魔王のぜんたいこうげき!!!
かいしんの いちげき!
盗賊B.Cをたおした!

勇者「やったぁぁぁ!」

魔王「なんとかなったの...」

スライム「...」

ホイミスライム「大丈夫ですか!回復しましょうか⁈」

勇者「いや、大丈夫ありがと」

勇者「でもさ、なんでかいしんのいちげきばっかりでたの?」

魔王「さすがのお前でも気づいとったか」

魔王「あれはな、おまえの勇者の証っていう能力や」

勇者「???」

魔王「まぁ歩きながらでも説明するわ」



勇者「やったぁぁぁ!」

魔王「なんとかなったの」

ホイミスライム(僧侶)「大丈夫ですか!回復しましょうか⁈」

勇者「いや、大丈夫ありがと」

勇者「でもさ、なんで改心の一撃ばっかりでたの?」

魔王「さすがのお前でも気づいとったか」

魔王「あれはな、おまえの勇者の証っていう能力や」

勇者「???」

魔王「まぁ歩きながらでも説明するわ」


魔王「まず、勇者の証自体は知っとるんか?」

勇者「うん!腕に浮かんでる模様でしょ?」

魔王「せや、模様が浮かんで来たやつが勇者になれるんや」

魔王「勇者の証には3種類あるんや。まず一つ目が<補正>って言って、俗に言う主人公補正ってやつやな。仲間が攻撃されればされるほど自分の能力があがるんや。ちなみに1番有名な初代勇者はこの能力やから、色んな小説や漫画でこれが真似されてるんやで」

僧侶「なるほど!ク○○ンの事かぁぁ!も補正の証なんですね!」

魔王「せや、で2つ目が<懐柔>って言って相手の精神に直接自分の波動を送りつけて自分の仲間に出来るんや。ちなみに今の国王は懐柔の証持っとるぞ」

勇者「えええ!!!あの国王勇者だったの⁈」

魔王「んーまぁ勇者というか勇者の証を持っとるだけやな。懐柔は相手の精神に語りかけて相手を仲間にする事が出来る。国王はこの能力を使って演説で人を虜にしたんやな」

勇者「ずるじゃん...」



魔王「で、最後の能力が滅多にいない<改心>や。この証は100年に1人って言われとるくらいレアな証や。お前の能力がこれやな」

勇者「ええええ!!!僕そんな強かったの???」

魔王「んーまぁ強いっちゃ強いんだが、この<改心>の証を持っとるやつは総じて肉体が貧弱なんや」

勇者「だからかぁ....」ショボン

魔王「ただそれは改心の証の能力が強すぎる事に原因がある」

魔王「この<改心>の証の能力は自分の能力に比例した確率でパーティの攻撃が改心の一撃になるんや」

勇者「なるほどーさっきの戦いで改心の一撃が連発したのはそのせいなのかぁー」


王様「王様と!」

大臣「大臣の!」

王様・大臣「解説コーナー!!!」ドンドパフパフ!!

王様「さてこのコーナーではわしら2人が詳しい設定について語っていくぞ」

大臣「わしらの出番少な過ぎるんじゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

王様「わしら多分もう出番無いぞ」

大臣「えっ...」

王様「と言うわけで出番が少な過ぎるわしらに救済の手が伸びて来たというわけじゃ」

大臣「ここで成果を残せればいいわけですね?」

王様「そうじゃ、では早速解説していくぞ」

王様「今回は<勇者の証>についてじゃ」

大臣「弱すぎる勇者への救済措置というわけですかな?」

王様「...あまりそういう事を言うでない」


王様「<勇者の証>には3つ種類があるのは魔王が言っておったじゃろ?」

大臣「<補正><懐柔><改心>ですね」

王様「そうじゃ、まずは<補正>からじゃ」

王様「<補正>という能力は漫画の主人公なら誰でも持っておる能力じゃな」

大臣「ドラ○ンボール、○ンピース、ナ○トとかですね」

王様「この能力は倒された仲間のレベルがそのまま勇者に付与されるというものじゃ」

大臣「勇者のレベルが50で倒された仲間のレベルが40なら勇者はレベル90になる!!!」

王様「そうじゃはっきり言って桁違いの強さを持っておる」

王様「ただし、注意しなければならないのは能力上昇はそのバトルに限定されるという事じゃ」

大臣「つまり、レベルの引き継ぎは出来ないと」

王様「ここだけの話なんじゃが、初代勇者は数十人という仲間を連れて魔王城に乗り込み、魔王戦の時に自ら仲間を切り捨てたという説もある」

大臣「....勇者の闇深ぇぇ...」

王様「次に<懐柔>じゃ」

王様「この能力はかくいうわしも持っておる」

王様「指定した対象の精神に感応し自分の仲間に引き入れるという能力じゃ」

大臣「この能力最強だと思うのは私だけでしょうか」

王様「なぜじゃ?」

大臣「だって、魔王とか魔物にこの能力使えば一瞬で制圧できると思うのですが」

王様「そう思うじゃろ?ただこの能力には弱点があってじゃな、自分のレベル以下の対象にしか効果が無いのじゃ」

大臣「なるほど、つまり魔王を懐柔出来るレベルになっているなら普通に倒した方が早いというわけですな」

王様「そういう事じゃ、ちなみにこの能力を持った勇者達はほとんどが王になっておる」

大臣「いいのかそれ...」

ところで会心の一撃じゃねえの?

>>79
本当だ
めちゃくちゃ恥ずかしい

王様「....さて!最後は<会心>じゃ」

王様「この能力は発動した際に仲間の攻撃が会心の一撃になるという能力じゃ」

大臣「確定で会心の一撃なら相当な能力ですね」

王様「そういうわけにもいかんのじゃ」

王様「普通会心の一撃というのはどれくらいの確率で出るか知っておるか?」

大臣「2%とかでしょうか...?」

王様「レベル/256じゃ、つまりレベル99なら38.6%で会心の一撃になる」

王様「しかし、この能力を発動すると仲間全員の攻撃が、勇者のレベル/99で会心の一撃となる」

大臣「あれ...?そんなに強くない...?」

王様「いや強いには強いのじゃが、産まれてくるのが100年に1人なのにも関わらず能力があまり強くない」

大臣「あれ...?ではなぜ盗賊と戦った時2回とも会心の一撃だったのでしょうか...?勇者はまだ1~2レベルのはずでは...」

王様「そうなんじゃそこが気がかりでの」


王様「ただ、この能力に関しては未だ研究中なのじゃが、なにしろ研究材料が少な過ぎて全く進まんのじゃ」

大臣「あの勇者が帰ってきたら...」

王様「そうじゃな...ゆっくり話でも聞こうじゃないか...」

王様「それではこの辺でわしらの解説コーナーを終わりとするかの...」

大臣「えっ...いやっ...まだ引っ張れますよ!」

王様「わしは風呂に入りたい」

大臣「ヒノキ風呂ですね?」

王様「そうじゃヒノキ風呂にはいるんじゃぁぁぁぁぁ!!」

大臣「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ザブーーーーン!!!!

王様・大臣「「ええ香りじゃぁ~~~」」

今日はおしまい
最初は木材フェチの勇者の話にしようとしてたんだけど、話が逸れてドラクエモンスターズみたいになって来てる...



魔王「勇者の証の続きの説明すんで」

魔王「勇者の証は種類によって浮かんでくる模様がちゃうくて、<補正>なら剣、<懐柔>なら人、<会心>なら龍の模様が浮かんでくるんや」

勇者「そーいえば王様の腕に人の刺青みたいなのがあったような...」

魔王「それやな。とりあえずお前の証見せてみ、まぁどうせ龍なんやろ......⁈!!」

勇者「なになに!どうしたの!」

魔王「人が剣を持って龍と戦っとる...」

勇者「ん?どゆこと?どゆこと?」

魔王「お前...証3つ持っとるんか......」

勇者「なにそれ強いの?」

魔王「強い!強いのは確かなんや!...ただ...未知数過ぎるんや...」

勇者「やったぁぁぁ!僕強いんだって!」

僧侶「すごいです!勇者様!」

魔王(ただこれほどの能力...リスクが伴うはず...)

魔王「とりあえずフランの国行こうや」

僧侶って誰やねんと思ったらホイミスライムか
>>72みたいにホイミスライム(僧侶)の方が分かりやすくない?

>>88
長いなと思ったので僧侶にしたんですが戻した方が見やすいですかね


ホイミスライム「...でねーその時にスライムが助けに来てくれて!!不良(スライムベス)を倒してくれたの!!!」

勇者「へーかっこいいねー(棒読み)」

魔王「なんやねんこいつどんだけ喋ったら気ぃすむねん」

ホイミスライム「あ⁈」ビキビキ

魔王(でなんでわしには当たり強いねん。ええ加減にせえっちゅうねんほんま)

ホイミスライム「でねー...」

▼ あばれうしどりABCが現れた!

魔王「勇者!!!」

勇者「うん!!!」

勇者「はっっっっ!!!」ビリビリビリビリビリビリッッッッッッッッッ!!!!!

魔王「スライム攻撃!!!」

スライム「...」

▼ スライムの攻撃!
あばれうしどりに5のダメージ!


魔王「あかんか...」

▼ 魔王のメラ!
あばれうしどりAに999のダメージ!

魔王「スライムもう一回!」

▼ スライムの攻撃!
会心の一撃! あばれうしどりBを倒した!

▼ あばれうしどりCの攻撃!
スライムに15のダメージ!

ホイミスライム「回復します!」

▼ ホイミスライムのホイミ!
スライムのHPを回復した!

▼ スライムの攻撃!
会心の一撃!あばれうしどりCを倒した!

魔王(あれから数回魔物と戦っとるが、何故か一回目の攻撃では会心の一撃が出にくい...)

魔王(一体目をわしが倒してから会心の一撃がよう出るようになる...)

勇者「魔王さぁ...」

魔王「ん?どうしたんや?」

勇者「魔王こんなに強いなら魔王が全部倒せばいいじゃん」

ホイミスライム「私もそう思いました!今までの魔物全てカンストダメージですよね?」

魔王(うんまぁそろそろ言うとは思っとったが...)

魔王「あのな、わしは最後までお前らと旅出来るわけちゃうんや
勇者「えっ...」

魔王「最初にも言った通りわしの目的は魔王に返り咲く事や」

魔王「自分の仲間惨殺するやつを王にするか?」

勇者「...」

魔王「だからお前らに強くなってもらわなあかんねん」

勇者「...でも昨日の敵は今日の友って言うし...」

勇者「戦ってる魔物も仲間になれないのかな...?」

魔王「!!!!」

魔王「そうか!!!わかったぞ!!!」

勇者「えっ!急にどうしたの?」

魔王「お前の持っとる<会心>の証のほんまの能力が分かったぞ!」

勇者「???」

魔王「<会心>の証は<補正>と<懐柔>の証を持っとらんとほんまの能力を発揮せえへんかったんや!!!」

魔王「流れから言うとな?まず、敵を捕捉して<懐柔>するんや」

魔王「すると、その<懐柔>された対象は勇者の仲間として認識されとるんや!」

魔王「でその対象を倒すやろ?すると勇者の仲間が倒されたという認識になっとるから<補正>の証が発動するんや」

魔王「すると、<補正>の証の能力で勇者のレベルがその魔物のレベル分上がる。レベルが上がると会心の一撃が出やすくなる」

魔王「これを繰り返すと、常に会心の一撃を繰り出し続ける事が出来るようになるんや!」

魔王「さらにレベルも上がり続ける!」

勇者「...?よくわかんないけど強いんだよね?」

魔王「はっきり言ってチートやな」

スライム「...」

ホイミスライム「勇者様すごい!!!」

以上で第1章、勇者の能力解説的なものが終わりです。
理解出来たでしょうか?
簡単に言うと、仲間扱いした敵を倒す事で自分の能力を上げるって感じです。
次回からフラン(ス)の国編スタートです。
見て頂いてる皆さんありがとうございます。拙い文章ですが、これからもよろしくお願いします。

ホイミンかわいい

>>98
ホイミスライム「そんな///あまり褒めないで下さい!!!」

それでは第2章フランの国編を投下していきます


ー 第2章 フランの国編 ー

-----------------------------------------

男「....」

国民が皆寝静まり閑散とした夜、男は大きな壁の前に1人小さく佇んでいた。

男「あいつがここに.....いるはずなんだ...‼︎‼︎」

大きな壁に向けている眼は暗闇の中で燃え上がり、どこか覚悟をした様子であった。

男「....」ザッ!!

男は目に確かな炎を灯しながら暗闇の中へと消えていった...
-----------------------------------------

[フランの国 船着場]

魔王「ふぅ、やっとついたな」

ホイミスライム「ほんっっと長くてびっくりしちゃいました!」

勇者「.....魔王!30分って言ってたじゃん!4時間もかかってるじゃんか!」

魔王「すまんすまんwなんか事故があったらしくてな」

魔王「あれ?そう言えばスライムのやつどこ行ったんや?」

ホイミスライム「あぁスライムなら...」

スライム「....」

魔王「おースライム!こっちやこっち!」

スライム「....」

スライム「オボロゲシャェェァァァァァァァ」ビチャビチャビチャビチャ

魔王「うぉぉぉぃぃい!!!服がぁぁぁぁ!」

ホイミスライム「スライム!大丈夫?」

スライム「...」

魔王「謝罪の一つくらいせえや!」

ホイミスライム「チッ...」

魔王「舌打ち⁈わしにか⁈今のわしが悪かったんか⁈」

勇者「まぁまぁ魔王落ち着いて、ねぇ」

魔王「おまっ、これ一張羅やぞぉぉぉ!」

ホイミスライム「...うるさいなぁ....」

魔王「わし悪ないやろぉぉぉぉぉ!!!」

スライム「....」

魔王「お前はなんか喋れやぁぁぁぁ!」

勇者「はぁ...もうしんどい...」

魔王「うがぁぁぁぁぁ!!!」

ホイミスライム「やんのかこらぁぁぁぁぁ!!」

金髪「ハーイ!ボンジュールセニョーラ!どうしたんだい君たち?」

勇者(また変なのが...)

勇者「...あ、あの船酔いした仲間が戻してしまって...それが服にかかってしまったみたいで...」

金髪「おーう!そりゃショックだね!」

勇者「あ、はいそうなんです」

金髪「おーい君たち!」

魔王「あ⁈」

ホイミスライム「なんですか⁈」

金髪「うちへ来ないかい?」

勇者「えっ!それはでも...」

金髪「心配しなーいで!うちは宿屋もやってるんだよ!」

魔王「それは助かる、せやけどこの状態でお邪魔してもええんか?」ビシャァァァ

金髪「問題なーいよ!替わりの服を貸してあげるからおいでよ」

勇者「よかったね魔王」

魔王「哀れむような目で見るのやめんかい」

魔王「あとお前ら数メートル離れて歩くのやめて...傷つく...」

金髪「ここが僕の宿だよ!!」

勇者「すごーーーい!おっきいーー!!」

ホイミスライム「...これ...お金足りるんですか⁈」コソコソ

魔王「一文無しなん忘れとった...」

ホイミスライム「は⁈」

魔王「ちょっと...稼いでくるわ...」

魔王「勇者ーわしちょっと用事あるから抜けるなー」

勇者「え?それで?」

魔王「」ベットリ

魔王「すまん風呂貸してくれるか...」

金髪「こっちだよ!!付いて来て!」テクテクテクテク

勇者「僕たちは部屋に行こうか!」

金髪美女「ハーイボンジュール!」

勇者「⁈...ぼ、ぼんじゅーる」

金髪美女「あなた達の部屋はこっちだよー!!ついてきてーー」

勇者「は、はい!」

ホイミスライム「...可愛い」

スライム「....」

ホイミスライム「...ベシッッッッ!!!」(ホイミスライムがスライムを殴った音)

スライム「⁈」

ホイミスライム「...泣きたい」シクシク

-番外編-

[罷免される訳]

魔界頭領だった頃の魔王

魔王「あぁ....桧ええ匂いなんじゃぁぁ...」スリスリ

側近「」

側近「魔王様...書類の確認をお願い致します」

魔王「おう、今からやんねん」

魔王「あぁ...樅(もみ)ちゃんもええ匂いなんじゃぁぁ....」

側近「...」

側近「あの、魔王様」

魔王「ん?なんじゃ?今忙しいから後じゃあかんのか?」

側近「いや、あの書類を確認して頂きたいのですが...」

魔王「だから!今からやるって言っとるやろ!お前は少しも待てんのか?」

側近「い、いえそんな事はありませんが...お忙しそうに見えなかったもので」

魔王「....」シラー

魔王「桜ちゃんもかわええのぉ~」

側近(このおっさんもうだめだ...)

魔王「側近‼︎」

側近「はっ!(やっとできたか...)」

魔王「すまんがウォールナットの木材を買って来てはくれぬか?」

側近「ははっ!直ぐに手配致します(ウォールナットとか高い木買ってんじゃねえよ‼︎お前の木フェチのせいで財政圧迫してんだよ‼︎)」

側近「それで書類の方は...?」

魔王「ん?あぁ今からやるわ」

側近「」

[当たりが強い訳]

フランの国へ向かう道中、盗賊に会う前の出来事

勇者「......それで酒場を追い出されちゃったんだ」

ホイミスライム「へぇ~私が来る前にそんな事があったんですね!」

魔王「まぁしゃあないわ、あの国は魔物なんか見た事も無いやつばっかやろうからな」

勇者「戦士も口は悪かったけど、強そうだったよね!」

魔王「あぁせやな、デカいもんぶら下げとったしな」

ホイミスライム「⁈⁈」

勇者「ん?何を?」

魔王「は?何をってお前、腰に立派なもんぶら下げとったやんけ」

ホイミスライム「...なっ、なんて事話してるんですか!!!」カァァァァ///

勇者「あぁ確かに立派だったね!」

ホイミスライム「ゆ、勇者様も見たんですか⁉︎」

勇者「あんだけ大きければねぇ、目立つもん」

ホイミスライム「なっ....大きいって‼︎そ、そんな話今しないでください!!!」

スライム「....」

魔王「え?いや立派やったし、ええ匂いやったぞ?(何でこいつ木材の話で赤面しとるんや...?)」

ホイミスライム「は、はぁぁぁぁぁ⁈⁈か、嗅いだんですか⁈」(((赤面

魔王「まぁな、わしくらいになって来ると嗅いだだけでどこで産まれたかも分かるからな」

ホイミスライム「ど、どんなお店に行ってたんですかーーー!!!!」////

魔王「いや、普通の酒場やけど?」

スライム「.....」←全部分かっている

勇者「.....」←何も分かってない

魔王「あれ多分外国産やな...(マホガニーとかバーズアイメープルとかかなぁ...)」

ホイミスライム「えっっ...外国人⁈外国の人が立派だっていうのは聞いてたけど...」

魔王「人?人というか産やけど...」

ホイミスライム「そんな事はどっちでもいいの!!!」

ホイミスライム「や、やっぱりイケメンだったのかな...ボソッ」

魔王「は?イケメンとか関係なく無いか?」

ホイミスライム「いや、そうですけど‼︎やっぱりイケメンだったら立派な物をお持ちなのかと...」

魔王「木は人を選ば無いぞ?」

ホイミスライム「木⁈」

魔王「木」

ホイミスライム「木⁈」

魔王「木」

ホイミスライム「えっ⁉︎.......あっっ....あぁぁ/////」

魔王「え?何?お前まさか、ちんrs...」

ホイミスライム「なぁぁぁぁぁー!!!!!!!!な、な、なんの話ですか⁉︎⁉︎⁉︎戦士が帯刀してた木材の話ですよね!!!


スライム「.....」←全部分かっている

勇者「.....」←何も分かってない

魔王「え、やっぱお前ちんrs...」

ホイミスライム「うわぁぁぁぁぁぁん!!!!!」ボロボロボロボロボロ

スライム「....」ヨシヨシ

勇者「えっ?何?何?どうしたの?」オロオロ

魔王「くっはっはっはっはっ!!!おまっwwwまじかwww」←腹を抱えて笑い転げている





ホイミスライム「..ヒック.....ヒック....」

スライム「....」ヨシヨシ

勇者「もう大丈夫?」

ホイミスライム「....うん」コクン

勇者「で、結局何で泣いてたの?」

ホイミスライム「....」ギロッ...!!

魔王「勇者wwwwそれは聞かんといたってwwww」

魔王「なwwwwホイミスライムwww勘違いってのは怖いねwwww」

ホイミスライム「.....ボソッ」

魔王「えwwwなに?」

ホイミスライム「ぜっっっったい!!!回復してあげないんだから!!!!!!!」

魔王「」

勇者「???」


魔王(あれからホイミスライムちゃんが一言も口を聞いてくれへん....)

魔王「ホイミスライムー水飲む?」

ホイミスライム「あ⁈」ギロッ

魔王「」

魔王「ホイミスライムーお腹空いてない?」

ホイミスライム「ペッ!!」

魔王「」

魔王(泣きそう)

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