照「それにしても……菫は本当に世話がやけるな」
淡「本当にね~~」ゴシゴシ
尭深「……」ズズー
菫「あのな……そもそも、お前が言い出したんだろ。運転免許取ったから、ドライブ行きたいって」
菫「こんなことになるなら、私が運転すれば良かったよ」
照「……とりあえず、帰って来れてよかった」
誠子「みんな、待ってましたよ」
照「遅くなった。いろいろと、手続きをしていた」
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誠子「もう動いても平気なんですか」
淡「うん、ちょっとした打撲だし、へーきだよ!」
照「私は、エアバックで平気だった」
菫「車はグシャグシャだったんだが。おかげでレンタカーの保証金はパーだ」
誠子「ところで、今回その、なんでこんなことになったんです……?」
照「普通に運転していたら、対向車が、酔っぱらいで……突っ込んできた」
照「私の運転経験が浅いせいで……避けきれなかった。あと、助手席のところだけ点検が甘かったらしい」
淡「プッ、スミレって本当にバカだな~~テルーの運転で、助手席に座るなんて命知らず~」
尭深「……」ツルッ パリーン
菫「これからはもう、照の運転する車には乗れないな」
照「……そんな言い方はないと思う」
菫「うるさい。淡も喧嘩売ってるのか? ゲンコツだな」
淡「ご、ごめんなさい! これでも元気づけてあげようと思って……その……」
菫「こういう時くらい、まともになってくれ……渋谷も大丈夫か?」
尭深「平気……怪我はしてない」
菫「ならいいが。珍しいな、手を滑らせるなんて」
照「とまあ、大体そんなところ」
誠子「そうだったんですね・・・」
尭深「……」
照「今から、お供えものを持って行こうと思う」
淡「どうやっていくの? 車は、なんか今は嫌だなー」
菫「電車はどうだ。安全だし、いいと思う」
淡「んースミレの運転だと、安心なんだけどなー ね、セイコ」
誠子「……そうだな」
菫「照と一緒にされても困るからな」
照「………」
照「……みんな、聞いて欲しい。今回こんなことがあったけど」
照「いつまでもめげていては、いけないと思う」
照「きっと……いつか、私も菫みたいに、上手くなる。約束しよう」
菫「何の決意表明なんだ……」
照「そして、その時には、一緒にドライブに行こう」
菫「まあ、期待してるよ……任せたぞ、照」
照「―――だから、 。 ……」
照「 、 」
終
タイトル
穏乃「憧から休みの日に電話がかかってきたから、楽しくおしゃべりした」
穏乃「ん~~日曜日は退屈だなー」ゴロゴロ
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル
プルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル
穏乃「あ、憧から電話だ。もしもし!!」
憧『もしもし、聞こえる?』
穏乃「聞こえるよ!」
憧『今家?』
穏乃「うん、家だよ! 丁度よかった、すっごく暇してんたんだ! お店も休みだしさ!」
穏乃「憧、今暇? もし暇ならどこか遊びに行こうよ!」
憧『えっと、今ちょっと出られないんだー』
穏乃「えーそうなんだ……残念。あれ、それじゃ、どったの?」
憧『えっと、その……実は、私―――――!』
ドン
穏乃「あ、憧?! 今の音は、何?!」
憧『な、なんでもない。ちょっと、転んじゃって……』
穏乃「なんだ、憧はおっちょこちょいだなー へへへ」
憧『あんたに言われたくない。それより、ちょっと、話さない?』
穏乃「いいよー!」
憧『ありがと。私の話、ちゃんと頭に入れてよ?』
穏乃「いくら私でも、人の話はちゃんと聞くよ!」
憧『あはは、そうだよね、知ってる。それじゃ』
穏乃「何のお話かな、わくわく」ドキドキ
憧『とりあえず、麻雀の話しよ』
穏乃「えーーー、せっかく部活休みなのにー?」
憧『時間はたくさんあるんだし、いいでしょ。ほら、こう考えればいいんじゃない?』
穏乃「え?」
憧『こうやって、先に事務的な話をしておいて、後から楽しい話をする』
穏乃「なるほど~さっすが憧だね! 冴えてる!」
憧『面倒くさがりなシ、あんたとだからこそ、成り立つことよ』
穏乃「ありがとー!」
憧『………』
穏乃「って、よく考えると全然褒められてない!!」
憧『…………』
穏乃「ひどいよ、憧ーー…………憧? 聞いてる?」
憧『……ラッキー』
穏乃「ラッキー? え、どうしたの? なんかいいことあったの?」
憧『レンタルビデオ、返すの忘れてたんだ。私としたことが』
穏乃「え? え? そうなの? 延滞料金取られちゃうよーもったいない!」
憧『宝くじ。それで、宝くじ、当たったのよ。今携帯見たら、当選してた。それで延滞料金補える』
穏乃「おおおお~~~~本当に?! それはすごいよ! 超ラッキーじゃん!!」
穏乃「ちなみにいくら当たったの?」
憧『今回は、10万円』
穏乃「10万?! しかも、今回はって、いっつも買ってるの?!」
憧『ロトは自分で数字を選ぶくじだから、運試しにはいいと思って。これも訓練の一環としてね』
穏乃「なるほど~~麻雀の訓練に宝くじ使うなんて、憧は面白い!!」
穏乃「でもなんだかテンション低いね? 私だったら、もっと大はしゃぎするけどなぁ」
憧『サル頭のあんたは、一回一回大はしゃぎするかもね』
穏乃「ムッキー!!! サルとはなんだ、サルとは!! 私はれっきとした人間だよ!!」
憧『れありー?』
穏乃「れ、れあ……? え、英語を使うなんて卑怯だ!! 他の教科だったらちゃんと分か――――」
憧『√3+√27は?』
穏乃「す、数学だなんて卑怯な!! もっと、普通に使うのにしてよ~~」
穏乃「るーとなんて、普通使わないよ!」
憧『楽しいなぁ……』
穏乃「へ?」
憧『すごく、楽しい』
穏乃「う、うん? 私も憧と話してると、すっごく楽しいよ!」
憧『計算できないあなたも好きだよ』
穏乃「私は、計算できる憧が好きだよ!!」
憧『……ぷっ……ぷふっ……あははっ』
穏乃「あっ、憧やっと笑った!」
穏乃「なんか今日ずっと元気なかったから、心配してたんだぞ! 声もちょっと低いし!」
憧『……私の話は、これでおしまい。最後までちゃんと伝えられなかった』
穏乃「そんなことないよ、憧の気持ちは伝わったよ! 今度、二人で山に遊びに行こう!! きっと元気出る!」
憧『ありがと。じゃあ、時間きたから切るね』
穏乃「そっかー 淋しいけど、また学校で会えるもんね! 分かったよ!」
穏乃「そん時いろいろ話そう! 宝くじ当てるコツとか聞かせて!!」
憧『はいはい、機会があったらね』
穏乃「それじゃあ、またね!」
憧『うん。また、ね』
ああ―――なんで、シズを選んだのかなぁ。
きっとあの子は、気がついてすらいないんだろう。
それでも私は、あの子がいいと思った。
後悔はしていない。
そして私は、携帯電話を真っ二つにへし折った。
終
タイトル
竜華「怜がワガママ言ってばかりで困るんや」
怜「なぁ……なぁ、竜華ぁ」グー
竜華「ん? どしたん、怜」モグモグ
怜「お腹がなっとる」
竜華「何言うてるんや、さっき食べたやん。まったく怜は……」
怜「いい匂いがする、もう耐えられへんと思う。気が狂うで」
竜華「あのなぁ……怜はワガママなんやから」
怜「……」
怜「喉も、カラカラ、や。間違いない」
竜華「そんなこと言われても……」ゴク
怜「けほっ……竜華だって、のど、乾くやろ? 誰だって、のど、乾くやん」
竜華「んーウチはそうでもないで」
怜「……」
怜「退屈や、竜華。テレビみたい」
竜華「テレビとか、くだらん番組多いし、見んでもええやん」
竜華「ワガママばっかり言っとったら怒るで?」
怜「……それなら、トランプしようや」
竜華「トランプな、それならええで。7ならべな」
怜「ん……クラブの8で」
竜華「はい。次怜の番」
怜「はい、これ、ハートの10で」
竜華「はいはい、これな。ウチはパス1」
怜「……二人やと、おもんない」
竜華「怜……」
怜「なぁ、竜華」
竜華「なぁに?」
怜「ウチは、竜華のこと大好きやで」
竜華「さよか、ウチも愛しとる」
怜「嬉しいで。なら、お願いや」
竜華「ん」
怜「それなら、どうか」
竜華「?」
怜「お願いや」
竜華「なに」
怜「こいつのこと、許してやってや」
このスレは、ここで終
このSSまとめへのコメント
つまりどういうことことだってばよ【うずまきナルト感】
照のとしずあこのは分かったけど最後の怜竜のがわからん
照のは菫と尭深が死んでる?
憧は拉致か何かされてるぽいけど、何言いたかったんやろか。
竜華は怜と誰かを監禁して、怜がその誰かの命乞いしてるな。