ナレーション「プロ社畜の朝は早い」 (74)
朝、5時30分
蒲田駅の改札を颯爽と抜ける>>1の姿を発見した。
チノパンに小綺麗なシャツの>>1に、気づく人はいない。
今日は、6時30分から、営業車の確認だ。
Q おはようございます 朝、早いですね?
俺「ええ。もう少し早くから動かないといけない時は、社で寝泊まりですかね。余裕をもった行動、これが大切なんです。」
何も考えず、>>1は会社に向けて歩き出す。
手に持つ栄養ドリンクが、途中、3回変わった。
俺「俺なんかが仕事やれてるのは、会社と上司の支えがあるからなんです。
支えられてばかしじゃなく、こうやって早く動き出さないとね。」
そう語る>>1の目に迷いはない。
見てるやついねーな
Q いつも、この道なんですか?
俺「いや、会社への道は、いつも変えています。
毎日、新しい発見がほしいんかなぁ。
ほら、この道でも会社に行けると思うと楽しいじゃないですか。」
ただ、歩くわけではない。
遊びを忘れない>>1の姿勢に、プロフェッショナルの気概を感じた。
俺「・・・あぁ、行き止まりかぁ。この道は駄目だなぁ。」
結局、この日は6時35分に会社に着いた。
1人だけか
めっちゃ書き溜めてるわ
7時
営業車のチェックを終えた>>1は、休む事無くトイレと周りの掃除をはじめた。
Q 掃除ですか?
「社の汚れは心の汚れ。来る人に気持ちよく使ってもらいたいじゃないですか。」
そう言って>>1は、ホースから水を出す。
便器に水をかける手つきは手慣れたものだ。
入社6年ともなると、水をかけ、自然に乾くスピードが分かるのだという。
真剣な目つきから、その凄さが伝わる。
反応薄いから止めるわ
>>1はまだいる?
>>19
いるよ
>>20
続き頼めませんか?
>>21
しゃーねーなー
>>24フルボッコすぎわろたwwww空気読めよばーーかwwwww
8時
我々は、課長の椅子に座る>>1の姿を発見した。
リラックスしつつも、足で器用に回転させるその姿が、他者が近づく事を許さないように見えた。
我々は、その姿を遠巻きに30分見続けた
8時30分
段々と社員が入社してきた。
8階の窓越しにそれを察知した>>1は、
課長の椅子から離れ、自分の席に戻った。
Q 課長の椅子に座っていたのは?
俺「あぁ、あれ?課長が座った時に、感触おかしいと駄目じゃない。
そう言う所、繊細だから、うちのボス」
上司への気遣いを忘れない。
>>1の一言一言に、ただただ圧倒されるばかりであった。
見てるやついるのか?
見てるやついないんなら止めるが
じゃあ止めるわ
こういうもんは淡々と投下してればいいんだ
反応気にするくらいならやめとけ
>>39
ただ見てるだけのくせに偉そうだな
何も生み出さないカス人間が
>>40
ただコピペしてるだけのくせに偉そうだな
何も生み出さないカス人間が
>>42
俺の発言コピペしてる時点でカス
>>1、俺は見てるぜ
>>46
ありがと。お前のおかげで頑張れるわ
「おはようございまーす」
8階一帯に響くその声に、我々は駆け寄った。
>>1が同僚にあいさつをしている姿だった。
普段の優男の風体からは想像できない姿に、プロフェッナルの気概を見た。
一通りあいさつが済むと、突然>>1がフロアの端に駆け出した。
我々も、後に続いた。
Q どうしたんですか?
俺「・・・・・・しっ。静かに。」
無言で目の前の機械にカードを近づける>>1。
甲高い電子音とともに、>>1がカードを離す。どうやら終わったようだ。
俺「あぁ、この時間になったら、こうやってカードを近づけないと駄目なんですよ。
年功序列っていうのかな?俺、こう見えても一番の下っ端でさ。
みんな来てからじゃないと出来ないからさ。
早くても駄目、遅くても駄目。そういうところ、わかる?」
軽い笑みとともに、>>1がその場を離れる。
目の前の機械には、『9時30分入社』とだけ映し出されていた。
一通りあいさつが済むと、突然>>1がフロアの端に駆け出した。
我々も、後に続いた。
これは支援
>>50
支援サンクス
10時
ミーティングも一通り終わり、>>1の仕事に同行することになった。営業車で、担当エリアを回るそうだ。
車を走らせる事30分、突然>>1が我々に口を開いた。
俺「ごめん、ちょっといい?」
そう言って、>>1は郊外のショッピングモールに車を停めた。
業務用車をバック駐車で入れるのはさすがである。
プロの仕事が光る。
向かったのはアミューズメントモール。
ここで我々と一緒に見たいものがあるそうだ。
俺「ここで、研究させてもらってるんですよ。
お客様が、今、どんなものに興味があるか。
あるのならば、どういった点に食指が動くのか。
毎日が勉強の世界なんだよね。」
そう話す>>1の顔は真剣である。
俺「営業ってのは、絶えずニーズを掴まなきゃならないからな。
見極められない人はやっていけないからね。
っと、皆これを選ぶな。じゃあ、俺もこれにしようかな。」
そう言って>>1は、シアター1と書かれた部屋の中に消えていった。
我々は、外で待つ事にした。
他に見てるやついねーのか
早くしろカス
>>57
分かったよカス
15時30分
映画館から出て来た>>1と再会した。
キャラメルポップコーンの香りが、
ファービュラスに>>1を包んでいた。
帰りしなの車中、>>1はファブリーズを服に吹きかけていた。
俺「仕事の汚れは、会社に持ち込まない。
願掛けじゃないけど、こうすれば仕事が上手くいく気がするんだ。」
些細な気遣いに、プロフェッショナルたる所以を見た気がした。
もう見てるやついない?
>>59
いないから死ね
>>60
お前が死ね
18時
空が暗くなり出して来た
カードを近づけ、『18時退社』の電子音を聞く
18時30分
>>1は、パソコンメールに目を通している
Q 仕事のメールですか?
「えぇ、午前午後とたまったメールをね。
リテール部門さんなんかとは、これ使わないと連絡取れないからさ」
言い終わった後、机の上の缶コーヒーを飲み干す。
そう言いながら>>1は、課長の方を見る。
俺「課長、まだ帰らんのか。」
我々がなんとか聞こえる声で、>>1はそう言った。
自分の仕事で大変な時も、上司を気遣う。
プロフェッショナルの鑑としての姿を、ここに見ることができた。
22時
ここで>>1の目つきが鋭くなる。
視線の先を見ると、課長がパソコンを畳んでいた。
声のトーンを落として>>1が語りかけてくる。
俺「課長が帰らないと、俺ら帰りにくいしね。今日は22時、いつもより早い。アマチュアは場合によっちゃ帰るからね。俺は、そう言う所では妥協しないし。」
声とあわせて、自分の周りを片付け出す>>1。
我々は目を見張った。
見てるやつはROMってるだけじゃなく、ちゃんと反応が欲しい
見てるやついないの?
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