P「安価でアイドルの本音を聞き出す」 (102)
P「うーん……」
小鳥「どうしたんですか? プロデューサーさん?」
P「いえ、ふと思ったんですけど、この事務所結構な女職場ですよね?」
小鳥「そう言われてみればそうですね。プロデューサーさんと社長以外は全員女の子ですし」
P「よく女職場や女子高なんて言うのはいじめや陰口が多いって聞きますけど、どうなんでしょうね、実際」
小鳥「あー、そうですよね。でも、ウチはみんな仲がいいですら、その辺りは大丈夫ですよ!」
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P「ですよね……でも!」
P「心の底には、溜まってる部分って言うのもあるんじゃないですか?」
小鳥「え? と言いますと?」
P「ほら、陰口や悪口とまでは行かずにも、例えば改善してほしいところとか、そういうのって有るじゃないですか、人には」
小鳥「確かにそうですね」
P「それが溜まり過ぎてしまうと、本当に最悪の事態に繋がりかねませんからね」
小鳥「それは、ちょっと考えすぎじゃあ」
P「うーん。まあ、とりあえずってことで今事務所に残ってる↓3に話してみましょう」
P「おーい、美希!」
美希「あ!ハニー! おはようなの!!」
P「……美希。辞めような、朝から抱きついてくるのは……」
美希「ぶー。ハニーはいけずなの~……」
P「そう思うなら離れてくれよな……。まあいいや」
P「美希、ちょっと話があるんだけどさ」
美希「どうしたの? ミキ、デートのお誘いだったら嬉しいな!」
P「残念ながら、それじゃあないぞ。実は、今事務所のみんなの中で直してほしい所を聞いて回ってるんだ」
美希「直してほしいところ?」
P「そう。例えば、音無さんが私物を机の上に広げているとか、涎垂らしながら、居眠りしてるとか。あと、下着姿で事務所うろつくとか」
美希「それは、流石に直してほしいなって思うの」
P「だろ。だから、事務所の引き締めとしてさ、本音で、俺の事や社長でもいいから遠慮なく言っていいぞ」
美希「うーん。ミキは、↓2の↓6なところを直した方がいいともうな」
美希「うーん。ミキは、ハニーのホモなところを直した方がいいと思うな」
P「ホ、ホモ!?」
美希「うん! だっておかしいもん! あずさや貴音やミキに密着されても何も反応しないし、春香にお菓子を渡されても……」
P「それは、担当アイドルだからな。そういうところは、ちゃんとけじめをつけないと」
美希「じゃあ、ミキがぎゅーってしているときも、ハニーはドキドキしてくれてるの?」
P「まあ、正直な。美希くらい可愛い女の子に抱きつかれちゃ、ドキドキせざる得ないよ」
美希「じゃあ、ハニーはホモじゃないの?」
P「もちろん。と言うか、そのホモって言うのはもうやめなさい」
美希「そっか。安心したの!」
P「そうか。それなら良かったよ」
P(本当に良かったのかなあ…)
美希「安心したところでミキはお仕事だから、行くの!」
P「そう言えばそうだな。確か、雑誌の撮影だったな。頑張ってこいよ」
美希「うん! あっ、それとハニー!」
P「ん? どうした?」
美希「……ん」チュッ
P「」
美希「これで、ミキもハニーも一日元気なの! あはっ☆!」
P「」
美希「それじゃあ、行ってきますなの!」
P「最近の女子中学生は恐ろしい……」
P「それはそうと、ある一定の効果は期待できそうだな」
P「また、何人かに聞いてみるか」
P「よし、美希と入れ違いに来た↓4にも聞いてみようかな」
響「ハム蔵、この胡麻せんべい美味しいぞ!」
ハム蔵「じゅい!」
P「お、響。いたいた」
響「あ、プロデューサー! はいさーい!」
P「はいさい、響」
響「どうしたんだ、プロデューサー。自分、今日のお仕事は午後からだぞ」
P「そうだな。でも、今は別の用があって来たんだ」
響「別の用?」
P「ああ、実は、今事務所のみんなの中で直してほしい所を聞いて回ってるんだ」
響「直してほしい所?」
P「ああ、実はかくかくしかじかでな」
響「かく?」
P「同じことを2度も言うのはちょっと疲れるんだ。察してくれよ」
響「むー。まあ、分かったぞ。うーん、直してほしいところかー」
響「そう言えば、↓2の↓6はちょっと直してほしいぞ」
響「春香の口臭はちょっと直してほしいぞ」
P「こ、口臭!?」
響「うん。まあ、臭いとかそう言う訳じゃないんだけどな」
響「春香、現場とかでもドーナツとか、チョコレートとか食べるんだよな」
響「そうすると、ちょっと甘ったるいと言うか……ね」
P「そうか。まあ、甘いものも程々ってところだな」
P「分かった。春香には俺から言っておくよ」
響「うん! 頼んだぞ、プロデューサー!」
P「ところで、一つ聞きたいことがあるんだが」
響「? また? さっきも一つって言ってたぞ」
P「ああ、ちょっと気になることが増えてな」
P「響の吐息ってどんな匂いがするんだ?」
響「吐息……?」
響「…………」
響「うがーーーーーーー!」
P「ちょっ! 響!痛いって!」
響「変態プロデューサー! じ、自分は、そ、そんなはしたないことしないぞ!」
P「ちょ、響! じょ、冗談だって!」
響「冗談でも許さないぞー!」
P「痛い……」
春香「響ちゃんにあんなこと言うからですよ、プロデューサー」
P「お、春香。見てたのか」
春香「はい! みんなに直してほしい所を聞いてるんですよね?」
P「ああ、そうだぞ。……って、春香全部聞いていたのか?」
春香「まあ、腐った牛乳とか言われるよりかは、マシですから……」
P「春香ー、目からハイライトが消えてるぞー!」
春香「いいんです。もうこうなったらお菓子の国のはるるんとして生きていきますから……」
P「まあ、これからはお菓子を極力控えるようにな」
春香「はい……」
P「で、春香はほかの人に直してほしい所とかあるのあるか?」
春香「そうですね」
春香「あ、そう言えば、この前の↓2の↓6はちょっと直してほしいかもしれません」
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