後輩「まったく……何がしたいんですか先輩は。しょっちゅう変なことしてますね」

男「てへ☆」

後輩「気持ち悪いです視界に入らないでください」

男「相変わらず毒舌だなあ。だがそれがいい！」

後輩「……」ﾀﾞｯ

男「あっ、ちょっ！」

男「本気逃げされた……そんなに嫌だったのかな？」

【翌日】

男「さてっと。次はどうしようか」

男「はっきり言って、あれしか考えてなかったんだよな」

男「まあ、思いついたら実行すればいいか」

後輩「先輩、おはようございます。今日も一人でぶつぶつと気持ち悪いですね」

男「おはよう。ところでさ、何でいっつもここで待っててくれるんだ？」

後輩「え、いや、それは、その……」

男「ん？」

後輩「う、うるさいですどうでもいいことですさっさと行きましょう」ｽﾀｽﾀ

男「ええー……」

後輩「……」ｽﾀｽﾀ

男「……」ｽﾀｽﾀ

後輩「……」ｽﾀｽﾀｽﾀｽﾀ

男「ちょ、早い、早いって」ﾀｯﾀｯ

後輩「……」ﾋﾟﾀ

男「うおっと」

後輩「……」ｼﾞｰ

男「どうした？」

後輩「猫……」

猫「ﾆｬｰ」

男「ああうん、猫だ」

後輩「猫……」ｼﾞｰ

猫「ﾆｬ、ﾆｬｰ」

後輩「……」ｼﾞｰ

猫「ﾆｬｰ……」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

男「おい、あんまり睨むなって。怯えてるだろ」

後輩「……」ｹﾞｼｯ

男「痛ッ!?」

猫「ﾆｬｰﾝ」ｽﾀｺﾗ

後輩「あっ……」

男「脛にジャストミートだぜ……」

後輩「……」

後輩「先輩は本当にデリカシーが無いです。デリカシー不足を解消するサプリメントがあったら一日一瓶飲んだらいいです」ﾌﾟｲｯ

男「一瓶って……」

男(ん？　これはもしや)ﾆﾔﾘ

【休日】

男「ごめん、待ったか？」

後輩「待ちましたよ……何なんですか休日に人を呼び出しておいて遅刻なんて」

男「悪い、色々手間取ってな」

後輩「もう……ほら、早く行きますよ。先輩がエスコートしてくれるんですよね？」

男「そうだ、任せろ」

男「……ってあれ？　これデートじゃね？　よく考えてなかったけど」

後輩「デッ……」

後輩「な、何気持ち悪いこと言ってんですか。デートってのは恋人同士がするもので決して私達では違います」

男「お、おう」

後輩「でも私は先輩とｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ」

男「え？」