カネキ「前々から思ってたんだけど僕たちって人間しか口にできない訳じゃん?でも人間の肉だけっていう制限があるのは余りに酷だと思うんだよね」
カネキ「そこで思ったんだけどもしかして人間の内容物という範囲に限れば体内で作りだされる排泄物もグールの食物に該当するんじゃないかなって」
トーカ「それがどうしたよ?つまり何が言いてぇんだお前は?」
カネキ「いやだからさ、うんこって食べられるのかなって話」
トーカ「……」
トーカ「お前、クソニシキにあてられて遂に脳みそまでクソになったのか?」
カネキ「いやいや、ニシキ先輩と一緒にしないでよ。実際問題、僕にとっては大事なテーマなんだ」
カネキ「ほら僕ってグールって言っても元人間だし?優しいし?人を食べるなんてそれが例え元から死体だったとしても躊躇ってしまうものなんだ」
トーカ「…うぜぇ」
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カネキ「でもうんことかなら入手しやすいしリスクもない、誰に迷惑かけるでもない最高の食材だと思うんだよね」
カネキ「うん。もしうんこがグールの食物たりえるのであればこの間違った世界はグンと変わるね」
カネキ「これは世紀の発見かもしれないぞ」
トーカ「だーーっ!クソ!うんこうんこうっせえなうんこカネキよぉ!?」
カネキ「酷いなぁ僕は必死に人間とグールが共存できる道を模索しようとしているっていうのに。僕の理論は何かおかしいかな?」
トーカ「いや、お前元人間だろ?その視点から考えてみろよお前は豚や牛のクソを好んで食べる種族なのか?」
カネキ「そうおかしくはないと思うよ珍味とか結構エグい部分を使ってたりするし同じ人間のうんこを好んで食べる人もいる位なんだからさ」
トーカ「だとしても精神衛生上よくはねえだろ?仮に食べられたとしてもグール達の尊厳はどうなるんだよ?クソを餌に生きながらえてます、なんてどう考えても納得できる奴なんか皆無だろうが」
カネキ「それはホラ、なんとか我慢して貰ってさ」
トーカ「できるか!皆が皆お前みたいな思考の持ち主だと思うなよ!?」
カネキ「うーん、いいアイデアだと思ったんだけどなぁ…というか、話が脇道にそれちゃったね、共存云々はともかくとして僕の問題だ。うんこって食べられるのか…」
トーカ「しらねーよ、道端のクソでもくってろよ」
カネキ「ねぇトーカちゃん、トーカちゃんが良ければなんだけど協力してくれないかな?」
トーカ「は?なんだよ?」
カネキ「えっとね、トーカちゃんのうんこを食べさせてほしいんだ」
トーカ「は!?はぁぁぁ!?て、てめぇクソが、何いってやがんだ!?」
カネキ「こういうの頼めるのってトーカちゃん位しか思いつかなくてさ」
トーカ「お前は私をなんだと思ってんだよ!!」
カネキ「信頼のおける僕の一番の理解者かな」
トーカ「…ば、ばかやろー…てか、私は人間じゃないぞ?人間のうんこじゃないと意味ないんじゃねぇのか!」
カネキ「グールもさ、食べようと思えば食べられないこともないじゃん?共食いしてる人たちもいるし、実際トーカちゃんだって僕の肉を食べた事あるだろ?」
カネキ「グールは食人性と身体能力以外は人間にほぼ近しい存在だからグールのうんこが食べられれば人間のもオッケーだと思うんだよね」
カネキ「というわけで早速トーカちゃんの黄金を僕に食べさせてくれないかな。僕は準備万端だよ」
トーカ「き、きめェ…いきなり言われても出る訳ないだろ…てか私はうんこもシッコもしないっての!!?」
カネキ「何それ、昭和のアイドルじゃないんだからさ…ていうかキャラ崩れてるよ、トーカちゃん…」
トーカ「ぜってーやんねえからな!?」
カネキ「まぁそういうと思ったよ。その為にさっき君がのんだコーヒーに下剤入れておきました」
トーカ「…はぅ!!?」ギュルルルル
カネキ「ちょうど効果が出てきたみたいだね」
トーカ「カネキてめェ…!!」
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オチないのか