ほむら「サイダネ?」 (25)

花さか天使テンテンくんとまどマギのクロス作品です。
ほむほむはメガほむで進行していきます。


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まどか「どうしたのほむらちゃん、暗い顔して?」

ほむら「えっ、なっなっなんでもないんです!」

さやか「さやかちゃんにはわかりますよぉ~今はこの間のテストを配っていると」

ほむら「………」

さやか「その紙をまじまじ見ているあんた」

ほむら「………」

さやか「ズバリ! あんたの点数が悪いと見た!!」

ほむら「ほむぅ!!」

さやか「ちょいと見してごらん!」ヒョイ

ほむら「返してください!」

さやか「何よ、別に0点わけでもないでしょ? ほらっ、私のも見せるから。数学60点」

ほむら「あのっ、ほんとに!」

さやか「………ご めん……まさかほんとに0点だと思わなかった」

ほむら「くすん。」

まどか「でも、返ってきたテストこれだけじゃないよね?」

ほむら「…国語…社会…」

さやか「うわぁ~二つとも0点ですか…」

まどか「でもまだ美術とか音楽とかもあるわけだし!!」

ほむら「……わたし…どっちも苦手なんです…」

さやか「あっ、美術で思い出したんだけど、あんたの描いた絵。周りから色々苦情が来てるのよ。はずしてもいい?」

ほむら「……」コクン

まどか「やっやっぱり体が丈夫じゃないと何も出来ないもんね! 元気が一番だよね!!」

ほむら「……私…準備運動で貧血になるし…おまけに心臓病の病気まであるから…」

まどか「やっぱり世の中にはユニークが」

ほむら「ふとんがふっとんだ」

さやか「 」

まどか「 」

ほむら「何やってもダメ…ようするに私はダメダメ星人なんです!!」

ほむら「私、ダメダメ星に帰ります」

まどか「ほむらちゃん、まだ授業中だよ? それにほむらちゃん、休学してたんだから仕方ないよ」

さやか「重症だわ。こりゃ」

~放課後~

ほむら「(結局、その後返ってきたテストは二つとも0点だった…)」トボトボ

ほむら「(先生に言われた…貴方このままじゃ高校行けそうにないと・・・)」トボトボ

ほむら「(ほんと何をやってもダメ・・・何の取り柄もない・・・)」

ほむら「(・・・このまま誰かに迷惑かけて、ずっと生きていくのかな・・・)」

ダッタラシンジャエバイイヨネ

ほむら「死んじゃえば・・・って・・・えっ!?」

ほむら「周りの景色が変わってって何!?」

ミヒャエラ「ノソノソ」

ほむら「こっちに来てる!! それもいっぱい!!」

ミヒャエラ「ノソノソ」

ほむら「・・・・・・そっか・・・・・・私がダメダメ星人だから・・・罰があたったんだ・・・」

ミヒャエラ「ノソノソ」

ほむら「こんなとこで死んじゃうのかぁ・・・嫌だなよぉ・・・」

ズドーン

ほむら「えっ・・・今の爆発は・・・・・・って・・・あれ・・・!」

まどか「秘密がばれちゃったね・・・」ギリギリ

ほむら「鹿目さん!? その格好は!? それに・・・今のは!!」

ほむら「秘密って・・・」

マミ「詳しい話は後、今はここから抜け出すことが先決よ」

まどか「はい!」ギリギリ

ほむら「あなた達は・・・・・・・・・いったい・・・」

キュゥべえ「彼女達は魔法少女。魔女を狩る者たちさ」

ほむら「・・・魔女を・・・狩る・・・」

まどか「クラスのみんなには、内緒だよ!!」バシュン

ズドーン

~マミほーむ~

ほむら「鹿目さん、もしかしていつもあんなのと戦ってるの?」

まどか「いつもってわけじゃないけど、契約したの最近だし、マミさんほどじゃないよ」

マミ「鹿目さんにはワルプルギスの夜が来るまでに早く一人前になってもらわないと!」

ほむら「・・・二人ともすごい・・・」

キュゥべえ「君さえその気になれば二人ののようになれるよ?」

ほむら「えっ?」

キュゥべえ「僕と契約すれば、どんな願いでもひとつだけ叶えてあげる」

ほむら「ほんとですか!?」

まどか「でもそれは、すっごく危険なんだよ?」

ほむら「危険って・・・?」

マミ「もしかしたら、命も落としかねないわね」

ほむら「えっ・・・」

まどか「私も・・・何回か危ない目にあってるし・・・」

マミ「よく考えておいて、あなたの願いは、それに十分見合うほどのものなのかを」

~帰り道~

ほむら「(すごいな・・・鹿目さん・・・それにマミさんって人・・・)」トボトボ

ほむら「(部屋も綺麗だったし、同じ一人暮らしなのに全然違う・・・・・・それにケーキも美味しかったし・・・)」トボトボ

ほむら「(完璧な人って、ああいう人の事言うをだろうな・・・)」トボトボ

ほむら「(願いか・・・・・・もし叶うなら何でも一人出てきるように・・・)」トボトボ

マミ『命も落としかねないわね』

ほむら「・・・・・・無理! 無理! それに私なんかなったとしても、二人の足引っ張るだけだし・・・)」グニャァ

ほむら「・・・・・・・・今何か踏んだような・・・って・・・」

「 」

ほむら「死!!!!!!死んでるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」

「 」

ほむら「あわわわわわわ!! まさかさっき私が踏んだせいで!!!!」

「 」

ほむら「明日の新聞で一面飾って!」

「少女が踏みつけて少年死亡!!」

ほむら「それだけじゃない! ニュースにもなって!!」

『少年が少女に踏みつけられ死亡したもようで、犯行の動機については』

ほむら「それで・・・裁判にもなって・・・!!」

『判決は死刑じゃ』

ほむら「うわああああああああああん!!!!! せっかく助けてもらったのにいいいいいいいいい!!!!!」

???「う・・・う・・・」

ほむら「・・・えっ?」

???「・・・う~ん・・・」

ほむら「・・・・・・いっ・・・・生きてる?・・・・・」

ほむら「(私まだ、犯罪者にならなくてすむ!!)」

???「くっ・・・苦しい・・・」

ほむら「やっぱり私が踏んだせいで!! いっ今救急車呼んで!!」

???「あっそっか、あお向けになればいいんだ!」プハー

ほむら「 」ズル

???「空気っておいしいなあー」モグモグ

ほむら「(・・・・・・なんか変な子・・)」

???「もっと食べちゃおーっと」モグモグ

ほむら「(何で全裸? 持ち物はかばんだけで、背中に変な羽まで付けてるし・・・)」

ほむら「ところで、どうしてこんな所で寝てるの?」

???「好きで寝てる訳じゃないよ。人を探してるうちに腹が減って動けなくなったんだ。」

???「もうかれこれ3日間何も食べてなくって」

ほむら「3日間も!? 家の人は!?」

???「オイラ事情があって家には帰れないんだ」

ほむら「そうなの・・・」

ほむら「(もしかしてこの子・・・私と一緒で・・・お父さんやお母さんに・・・・・・)」

ほむら「私のうちに来る? 簡単なものしか作れないけど、何か作って・・・」

???「マジに!? 超ラッキーーーーーー!!!!」バタバタ

ほむら「とっ・・・飛んでる!?」

???「天使だからね」

ほむら「天使~~~~~!?」

テンテン「ちなみに名前はテンテンくんだコノヤロー親しみやすいだろコノヤロー」

ほむら「意外と元気ですね・・・でも、魔女もいるくらいだから天使もいるよね」

テンテン「魔女?」

ほむら「あっ、こっちの話、気にしないで。でも天使って天国にいるものじゃ・・・」

テンテン「ギクゥッ!!」

ドナドナドーナ

ほむら「えっ、もしかして私、まずい事聞いた!?」

テンテン「聞いてくれる!? ねえ聞いてくれる!? 一人の天使のかわいそうなお話!!」

ほむら「えっ・・・う・・・うん・・・」













ほむら「つまりあなたは、そのサイダネっていうのを上げるために来たと?」

テンテン「そうなんだよ。オヨヨヨ」シクシク

ほむら「でも、その天使の輪がないとどうなるんですか?」

テンテン「天の国へ入る通行手形みたいなものだから、それがないと天の国には帰れないのだ」

ほむら「でも、そのサイダネって言うのをあげれば、天使の輪返してもらえるんですよね?」

テンテン「そーはいってもねぇ、この広い地球上の人間一人一人この望才鏡で覗いていくんだ。」

テンテン「そいつを偶然見つけるなんて・・・・・・はっきしいって・・・・・・」

テンテン「・・・・・・ないとも言い切れないね・・・・・・」フルフル

ほむら「(・・・・なんだ・・・私なんかとは違うんだ・・・そうだよ・・・何をやってもダメだから私は・・・)」

テンテン「・・・・・・もしかして君・・・・・何やってもダメだろ・・・・・・」フルフル

ほむら「ほむぅ! なっなんで私の今考えてたことを!!!」

テンテン「もしかして・・・・・・ウメボシとか・・・好き?」フルフル

ほむら「確かにそうだけど、まさか天使ってテレパシー使えるんですか!?」

テンテン「・・・・・・そりゃぁ・・・・・・天使だからね・・・」フルフル

ほむら「天使ってやっぱりすごいんだ・・・」

テンテン「(まさかこんな簡単に見つかるなんて・・・・・・神様!! ありがとう!!)」

~ほむほーむ~

ほむら「はい」コトン

テンテン「・・・・・・何・・・・・・これ・・・・・・」

ほむら「私の得意料理のカップラーメン」

テンテン「 」

ほむら「この間友達にお湯の沸かし方もらって、それで作ってあげたんだけど」

まどか『うん、お湯加減が絶妙にいいよ!』ズルズル

ほむら「って褒められて・・・それ以来私の得意料理に・・・口に合うかな・・・」モジモジ

テンテン「バッキャローーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」バキッ

ほむら「ほむぅ!!」グハッ

テンテン「そんなんでオイラの腹が満たされると思ってるのか!?」ズルズル

ほむら「(って言いつつ食べてるじゃない!!)」

テンテン「あっ、あれを使えば楽勝じゃん」ゴソゴソ

ほむら「料理の本でも出すんですか? そんな物出されても、私料理なんて苦手だし」

テンテン「ブッブー! サイダネでーす!」

ほむら「さっき言ってたやつですか?」

テンテン「この中から料理の才能を出します」

ほむら「ほむほむ」

テンテン「口をあけて」

ほむら「・・・こう・・・?」アーン

テンテン「それを君に飲ませる」ポイ

ほむら「ゴックン」

テンテン「そしてこの・・・天使アイテム・・・・・・天翼じょうろーーーーーーーー!!!!」

テンテン「開け! 料理の才能!!」チョロチョロ

ほむら「頭の上に花が」

テンテン「天翼じょうろから出る天望水はサイダネを一気にさせるのだ」

テンテン「冷蔵庫にあった材料は特にめぼしい物はなかったけど、これぐらいあればなんとかなるっしょ」

ほむら「私・・・料理はっ・・・・て」

ほむら「体が!」トントントントン

ほむら「勝手に!」ザクザクザクザク

ほむら「動く!!」ジュージュー

テンテン「うほっ、美味しそうなオムライスじゃん。いっただきまーす!」

ほむら「・・・何もできなかった私が・・・・・・料理を・・・」

テンテン「んまいんまい~♪」モグモグ

ほむら「でもよかったんですか? 私に使って」

テンテン「何いってんの? もともとは君に上げるものなんだから」モグモグ

ほむら「でもそれってサイダネが貰えなかった人に・・・・・・って、それってまさか私のこと!?」

テンテン「やっと気づいたか」モグモグ

ほむら「ひどい! そんなのあんまりですぅ!! でも思い当たるフシが数々」

テンテン「ふぅ、食った食った」ゲップ

テンテン「サイダネも渡したことだし、天の国に帰るとするか」

ほむら「花が・・・・・・枯れて消えた?」

テンテン「天望水の効果は10分。10分たつとまた元のサイダネに戻るのだ。」

テンテン「その後は自分で努力して育てるのだ」

テンテン「まっせいぜい頑張ってくだすぁ~い。では、さらばじゃ~」パタパタ

ほむら「えっ?もういいんですか?」




ほむら「何か今日はすごい一日だったな・・・・・・」

ほむら「今日学校の帰りに怖い使い魔って言うのに襲われそうになったところを」

ほむら「鹿目さんとその先輩の巴さんに助けてもらって、その二人が魔法少女で」

ほむら「巴さんの家の帰り道に道端で今度は天使になって」

ほむら「私に料理の才能くれて、ご飯食べるだけ食べて帰っちゃった」

ほむら「そっか・・・・・・私、夢見てるんだよね・・・もう寝よう・・・

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月19日 (金) 00:46:34   ID: iT_4Awg9

恐らく本物のほむの才能は鼻からピーナツを飛ばす才能だな

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