『叛逆の物語』で、もしほむらがちゃんと円環の理に導かれていたら…のifものです…が。
内容はギャグなノリです。メタ要素も高いです。
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1.《まどか神、ほむらちゃんを叱責する》
まどか神「ほむらちゃんを無事に円環の理に導いたよ!」
まどか神「干渉遮断フィールドに囚われて、助け出すために、さやかちゃんとなぎさちゃん2人を連れてほむらちゃんの
世界の中に入ったよ!」
まどか神「しばし私も自分が神さまなのを忘れて、ほむらちゃんの結界の中で楽しい魔法少女ライフをエンジョイしてたけど、
さやかちゃんとなぎさちゃん、そしてほむらちゃんと力を合わせたおかげで結界の殻がやぶれて、私も自分が神だったことを
思い出したよ!」
まどか神「それでほむらちゃんを導いたんだけど、なんかそのとき腕をがしっと掴まれて、”やっとつかまえた”なんて
いわれて、わたし、裂かれちゃうかと思ったけどそんなことはなかったよ!」
まどか神「ほむらちゃんを無事に円環の理に導いたよ!」
ほむら「…。」
ほむら「ここは円環の理?」
まどか神「そうだよ、ほむらちゃん!」
まとか神「ぶじ私の国に導けてよかったあ~」フウウ
まどか神「キュゥべぇに捕まっちゃったときはどうしようかと思っちゃたあ~」
まどか神「でも、結果オーライ、だね!」
ほむら「…。」
ほむら「失敗した…」
まどか神「ねえほむらちゃん、わたしが導くとき、なにかしようとした?」
まどか神「逆に腕つかまれた気がするけど…でも強引にそのままほむらちゃんを天国に引っ張り出しちゃった」テヘペロ
ほむら「…。」
ほむら「不意をついたまどか奪取作戦が失敗するなんて…。」
まどか神「え?わたし奪取作戦?」キョト
まどか神「なにか企んでたでしょ!」ビシ!
ほむら「…ええ。まぁね…。」
ほむら「こうして円環の理に導かれてしまった以上、素直に話すけど…」
ほむら「わたしは、あなたの記憶を奪いとって、まどかの人であった部分だけ、現世に引きちぎろうとしていた…」
ほむら「神であるあなたを、人であるまどかに一部、戻すためよ」
まどか神「…。」
まどか神「なんでそんなことを考えてたの?」キョト
ほむら「だって…!だって…!」
ほむら「まどかが私の結界の中で、家族とも友達ともお別れなんて、したくないって…!」
ほむら「そんなふうにいうんだもん…!」
ほむら「だからわたしは、まどかがきっと円環の理なんて、遠いところに放すべきじゃなかったって…!」
ほむら「わたしもうためらわない…!って、そう思って、まどかを人として家族とも友達とも会わせるために…!
人としての生活を送れるように…そんな幸せを送ってもらうために…!」
まどか神「…。」
まどか神「へ~ぇ…そんなこと考えてたんだぁ…」ジトー
ほむら「…。」
ほむら「けれど、わたしのたくらみは失敗した。わたしの腕をがしっと掴んだとき、もう勝ったと思ったわ。
油断大敵だったわけね。そのまま私のほうが吊り上げられてしまったのね。釣り糸にしがみついた魚みたいに。」
まどか神「ほむらちゃん一本釣りだったよ!」
まどか神「ほむらちゃんがわたしの腕を掴んだまま、えいっと天国に引き上げたよ!」
ほむら「…。」
ほむら「…」ウウウ
ほむら「これでまどかは神から人に戻れない。家族とも、友達にも、再会してあげられない…あああ…」ウウウ
まどか神「…。」
まどか神「あのね…ほむらちゃん…。」
ほむら「なぁに…?まどか。」
まどか神「たしかにわたし、ほむらちゃんの結界の中で、家族とも友達とも、お別れなんてしたくないよ、みたいなこといったけど、
それってわたしが神としての使命わすれてるときだよね?」
ほむら「今思い返してみたら…ええ…そうね。」
まどか神「ってことは神としての使命おもいだしたら、家族のみんなとも友達のみんなとも、お別れになってしまっても、
円環の理になって魔法少女を救いたい、って思う私がいるかもしれないって、ことだよね?」
ほむら「…そうね。あなたは、それくらいの決意を持てる、心の強さがある。優しすぎるほどの…」
まどか神「で、そのわたしがいまここにいるよね?」
ほむら「いるわね」
まどか神「わたし、あの願いで契約するとき、マミさんにね、いわれたんだ。概念になって宇宙に固定されちゃうって。
わたしは、それでね、そのとき、そのつもりです、って。そう答えたの。ほむらちゃん、知ってた?」
ほむら「知らなかったわ」
まどか神「概念にまでなるとは思わなかったけど、魔法少女たちみんなを助けられるなら、それでいいかなあって、
思って、今も円環の理をしているの。」
ほむら「そうね」
まどか神「わたしはね、いま、概念みたいな、魔法少女のソウルジェムを消し去って、中に眠ってた魂を救済して、
この国に導き入れること、すっごく幸せに思っているの。”みんなの祈りを絶望で終わらせたりしたくない”って気持ちが
強くて、いまもそれを続けていられるから、すっごく幸せだよ。」
ほむら「…。」
まどか神「もしわたしが記憶裂かれて、人と神の真っ二つになったら、わたし、”みんなの祈りを絶望で終わらせたりしたくない”
って気持ち保ててたの?その幸せごとほむらちゃんに奪われちゃうんじゃないの?」
ほむら「…。」
ほむら「…」
まどか神「ってことは、だよ?わたしの願いを無視して、ほむらちゃんの思い込みのためだけに、私を裂こうと
していたことになるんじゃないかなあ…?」
ほむら「ちがうの、まどか、きいて」
まどか神「なあに?」
ほむら「わたしは、あなたに人としての幸せをつかんでほしかった。それだけじゃない…!わたしは、辛かったの…!
寂しかったの…!まどかは聞いてくれたでしょう…!?まどかのこと、わたしだけが覚えてた。でも、日に日に、
それは夢物語だったんじゃないかって…わたしの想像の世界の話だったんじゃないかって…そう思えてしてきまって…!」
ほむら「あなたに再会できる日を夢見てた!あなたと再び出会える日をずっと願って、待っていた!思い出したの…!
あのとき、今まで傷つき、苦しんできたすべてが、まどかのことを想ってのことだった。だから、わたしはまどかを…!
まどかを愛していた!」
ほむら「そばにいてほしかった!」
ほむら「まどかの幸せを望んでた!」
まどか神「ほむらちゃん。まず一つ目ね。再開できる日を夢見てくれてた、そう思ってくれてたことは、わたし、うれしいよ。
ほむらちゃんは最高の友達だったもん。でもそれって、円環の理に導かれれば、私たち無事再会できるよね。」
ほむら「…。」
まどか神「二つ目ね。そばにいてほしかったってところだけど、わたしの円環の理にちゃんと導かれてくれれば、ずっと一緒に
いられるはずだよ。待たせちゃってごめんね。これからもずっと一緒だよって、わたしちゃんといったよね。」
ほむら「…。」
まどか神「つまりこれじゃまだ、ほむらちゃんがわたしを裂こうなんて考えた、理由になってないわけだよね。
じゃあ三つ目ね。わたしの幸せを望んでくれて、それなのに、わたしを裂こうなんて、考えてたの?」
ほむら「…だって。人の姿にもどったまどかが、家族と、美樹さやかや巴マミと、志筑仁美と再び、人として
クラスメートとして学校生活を送れる…。そんなまどかの幸せを、わたしは見たかった…。」
まどか神「うーん。そっか。でも、ほむらちゃん、わたしね、円環の理つづけていて、すっごく幸せだったよ。
わざわざ人に戻らなくても幸せだったよ。」
ほむら「…。」
まどか神「あと、人としての学校生活を送れる…そんな私の幸せを望んでくれたほむらちゃんの気持ち、うれしいよ。
でも、そしたら、わたしの円環の理としての幸せは、なくなっちゃう可能性、高かったと思うなあ。ほむらちゃん、
そのあたり、どう思ってる?」
ほむら「…。」
ほむら「わたしは、あなたが円環の理をつづけていることが、寂しくて、辛いことだとおもった。」
ほむら「結果の中とはいえ、家族とも友達とも、別れられるはずないよって…そういってたから。」
ほむら「宇宙の果ての概念となりはて、かつて共にいた人たちと離れ離れになること…。」
ほむら「それが、まどかにとって悲しいことだと思った。だから私は人としてのまどかの幸せを(略」
まどか神「ほむらちゃん、それ大事なこと忘れてるよ。」
ほむら「…え?」
まどか神「わたし、円環の理になったって、家族とも友達とも、ぜんぜん離れ離れになってなんて、いないよ。」
ほむら「…えっ?」キョト
まどか神「ほむらちゃん、わたしちゃんと言ったよ?”これからのわたしはね、わたしはいつでもどこにでもいるの。
だから、見えなくても聞こえなくても、わたしはほむらちゃんと一緒だよ”って」
まどか神「もちろんみんなとも一緒だよ」
まどか神「円環の理になっても、わたしは家族とも友達とも、いつも一緒だったよ。ぜんぜん寂しいなんて
思わなかったよ。”みんな、みんないつまでも私と一緒だよ”ってちゃんといったよ?」
まどか神「わたしの言葉、信じてくれなかったの?」
ほむら「…あー。」
ほむら「…そういえば、そんなこといってたわね…」
ほむら「…。」
まどか神「でしょ。そうでしょ。地球上の誰とでも、宇宙のどんな生物とも、いつでもどこでもわたしはみんなと一緒だよ!」
まとか神「ティヒ。寂しくなんかないよ!」
まどか神「概念だから!」
まどか神「わかってくれた?」
ほむら「…。」
ほむら「…。」
ほむら「あなたこそ、大事なことを忘れているわよ!!」
まどか神「なに?」キョト
ほむら「聞かなかったなんて、いわせない…!」
ほむら「わたしはあなたを愛していた!」
ほむら「そうよ!たしかに!あなたは、見えなくても聞こえなくても、いつだって一緒っていってくれたし、
みんなとも一緒だっていってたし、あなた本人が寂しくないと言うのなら寂しくなんかないんでしょう!」
ほむら「でも考えてもみてよ!」
ほむら「愛するまどかが、いつでも一緒だけど…見えないし聞こえない”概念”!」
ほむら「こんなのってつらすぎる!苦しすぎる!」
ほむら「だから、見えるし聞こえるしそばにいてくれる人としてのまどかが私は欲しかったのよ!!!」
ほむら「愛してるんだもの!!!!」
まどか神「ティヒ。ほむらちゃん、ぶっちゃけたね」
ほむら「だからわたしは自分の欲望にしたがった!」
ほむら「あなたという秩序に抗った!」
ほむら「…抗おうとしたけど失敗した」
まどか神「そうだったんだんだね…わたしは、ほむらちゃんを最高の友達だと思ってたけど、ほむらちゃんは私のことを、
そんなに好きでいてくれたんだね」
まどか神「ありがと、ほむらちゃん!」
まどか神「でも女の子同士の恋愛は……わたしどうたしらいいのかわからない…。」
ほむら「…そんなの、わたしだってわからないけれど…」
ほむら「あなたがそばにいてくれて…幸せに笑う顔をみれたから……あなたが円環の理にいても幸せだってことがわかったから…
今はそれでいいのかもしれない…」
まどか神「うれしいな、ほむらちゃん」
まどか神「わたしもできることから、ほむらちゃんの気持ちに応えていくよ!」
ほむら「…まどか。ありがとう。わたしは、あなたが幸せでいてくれること、それ以上に望むことなんて、ないわ。」
2.《地上のインキュベーター、新しい作戦を考えつく》
QB「ぐぬううううううう…!」
QB「暁美ほむらの人体実験は成功、あと少しで円環の理の本体すら観測できるっていうところで…!」
QB「なんかよくわからんまどかとほむらの弓矢の雨に降られて観測部隊がボクふくめ全滅した…!」
QB「わけがわからないよ…!」
QB「なんて口癖のようにいってるけど、ただあの二人が円環の理を守ろうとしたからなんだよね」
QB「ちゃんとわかってるよ。」
QB「…。」
QB「あーあ。円環の理、分析したいなー」
QB「てゆーか希望と絶望の相転移したエネルギーほしーなあ~」
QB「…。」
QB「ん?待てよ」
QB「そもそもボクたちには円環の理の干渉を完全遮断できるフィールドを造れる技術力があるんだから…!」
QB「そういう仕様のソウルジェムつくって魔法少女に与えればいいんじゃね?」
QB「うっはwwwwwwwwwwボクの作戦うめぇwwwwwwwww」
QB「さっそく実験だ!」
─ とある国で ─
魔法少女候補A「キュゥべえ!わたし、契約する!」
QB「契約は成立だ!」
魔法少女A「これで今日から私も待ちの平和を守る魔法少女だ!わーい!」
QB「がんばってね」
QB(記念すべき新たな実験台・第一号としてね!)
─ 円環の理 ─
まどか神「あっ、魔法少女Aさんが危ない。ソウルジェム濁ってきちゃった。救済いってくるね!」
ほむら「いってらっしゃい」
まどか神「いってくるよ!ほむらちゃん!」
魔法少女A「うっ…!」
魔法少女A「いままでがんばってきたけど……魔力使い果たしちゃった…。」
魔法少女A「もうだめ…。」バタリ
魔法少女A「これで円環の理の神様に導かれる…」
まどか神「救済にきたよ!」
まどか神「待たせちゃってごめんね!…あれっ?」
魔法少女A「うっ!!うぐっ…!」
魔法少女A「苦しい……胸が!」
魔法少女A「ヴ…ソウルジェムが……グリーフシードに…っ!?」
魔法少女A「あぐぐ…!」
魔女A「ギャアアアアア!」
まどか神「そんな!」
まどか神「ソルジェムに触れて浄化しようとしたのに、なんの干渉もできなかった…!」
まどか神「ちょっと待って!こんなこと前にもあったような…!」
QB「くっくっく…実験は成功だね!」
まどか神「キュゥべえ!?」
まどか「実験って!?また魔法少女に何かしたの!?」
QB「ククク…まどか…みているかい?ボクにはキミがみえないから…独り言のように伝えておくよ…」
QB「今回魔女化したこのサンプル…魔法少女Aに与えられたソウルジェムはボクたちの新作…特別仕様…」
QB「いうなら…」
QB「”干渉遮断ソウルジェム”だ!」
まどか神「”干渉遮断ソウルジェム”!?」
QB「ぼくは気づいてしまったのさ…」
QB「あのときボクらが暁美ほむらを捕らえて干渉遮断フィールドでソウルジェムを包み込み、円環の理をはじき、
ほむらの魔女化におおかた成功したとき…」
QB「あれ?そもそも円環の理が遮断できるなら、円環の理を遮断するソウルジェムつくれるんじゃね?とね…!」
まどか神「なっ…そんなあ!!?」
QB「そして完成したこの新作ソウルジェム…には…」
QB「ぼくらが干渉遮断フィールドをつくったのと同じ素材で作られている…!」
QB「しかも…中身から外への干渉は可能だが、外部から内部への干渉はできないという調整つき…!」
QB「中身(魂)から素体(魔法少女の肉体)へのリンクはできるが、外部(円環の理)から内部(ソウルジェムの魂)には
干渉不可能…!」
QB「どうよ…!」
QB「暁美ほむらの実験はむだではなかったわけわけだ…!」
QB「希望と絶望の相転移エネルギーすごすぎwwwwwwwwww」
QB「もっとこの新仕様ソウルジェムを量産できるように本部に発注しておこっと♪」
まどか神「…。」
ほむら「…。」
まどか神「どうしよう。ほむらちゃん」
ほむら「やられてしまったわね」
まどか神「魔法少女たちを導けなああああああああああああああい!!!!」
まどか神「みんなの祈った希望が絶望でおわっちゃうううううううううううううううう!!!!」
まどか神「わたしの願った祈りって結局……!」
まどか神「ひどいよ…キュゥべえ……!」
まどか神「うわあああああああああああああん!!!!!」
ほむら「…。やはりわたしはあなたに抗ってでも新しい宇宙を編成するべきだった。」
ぽむら「そのとき、インキュベーターを抑えつけるように、支配する作戦が、ひそかにあったの。」
まどか神「そうなの?」グスン
ほむら「ええ。」
まどか神「そっかあ…ならそうするべきだったかもしれないね…」
まどか神「もう魔法少女たち導けないし…円環の理わたししてても意味ないし。」
まどか神「…まてよ?」
まどか神「ソウルジェムにしぼって干渉しようとするからダメなんじゃね?」
まどか神「いいこと思いついた!」ピコーン
まどか神「むこうが新仕様ソウルジェムをつくるなら…こっちは…」
まどか神「新仕様”円環の理”をつくればいいんだ!」
3.《まどか神、インキュベーターの新仕様ソウルジェムに対抗する策を実行に移す》
ほむら「まどか、新仕様”円環の理”って?」
まどか神「簡単なことだよほむらちゃん」
まどか神「なんでこんなことに気づかなかったんだろ」
まどか神「つまり…わたしは円環の理として、魔法少女のソウルジェムだけに干渉しようとするからいけなかった…!」
まどか神「なら…!」
まどか神「ソウルジェムだけじゃなくて魔法少女ごと円環の理に引き込めばいいんじゃね?」
まどか神「そうと決まれば今まで導いてきた魔法少女たち5000万人を総動員だよ!」
円環の魔法少女たち「よっしゃああああああ!!」
円環の魔法少女たち「地上の魔法少女たちを…」
円環の魔法少女たち「強引に円環の理に導くぜ!」
地上の魔法少女B「ああ…もうだめ…魔力たりない…」
地上の魔法少女B「これで円環の理にみちびか…れ…?」
円環の魔法少女たち「迎えにきたよ!」
地上の魔法少女B「はっ?」
円環の魔法少女たち「円環の理に…」
円環の魔法少女たち「わたしたちが導く!」
地上の魔法少女B「ちょっ!?なにっ!?ちょっ!?つかまないで!ちょっ!ぎゃああああああ」
円環の魔法少女たち「転送完了!」
地上の魔法少女B「はっ!?ここはどこ!?」
まどか神「こんばんは♪はじめまして。」
まどか神「ここは天国です♪」
地上の魔法少女B「あっ、わたし円環の理に導かれたんだ♪」
導かれた魔法少女B「女神さま、これからよろしくねー」
まどか神「うん。よろしくね!」ティヒヒ
まどか神「同じく地上でソウルジェム濁らせちゃった仲間たち、導き出すの、てつだってくれる?」
導かれた魔法少女B「もちろんです♪協力しますよ♪」
まどか神「ありがと♪じゃ、ロシアのボルゴグラードでちょっとソウルジェム危ない子がいるから、連れ込んでくてくれる?」
導かれた魔法少女B「はい♪わかりました♪」
地上の魔法少女C「はぁ…もうだめ…グリーフシードの残量がない…」
地上の魔法少女C「これで円環の理にみちびか…れ…」
導かれた魔法少女B(円環の使い)「迎えにきたよ!」
地上の魔法少女C「はっ?」
導かれた魔法少女B(円環の使い)「円環の理に…」
導かれた魔法少女B(円環の使い)「わたしが導く!」
地上の魔法少女C「ちょっ!?なにっ!?ちょっ!?つかまないで!ちょっ!やめてえええええええええ!」
導かれた魔法少女B(円環の使い)「転送完了!」
QB「…。」
QB「地上の魔法少女たちが強引に、円環の理の使いたちに導かれて、拉致されるように天国へ連れ去られていく…」。
QB「新仕様ソウルジェム作戦は失敗だ…」
QB「そもそも天国から元・魔法少女を派遣し放題とか円環の理チートすぐる…」
QB「ん?まてよ?」
QB「そもそも円環の理の干渉を、ソウルジェムにばっかしぼって遮断していたのが良くない…!」
QB「そもそも地球上の魔法少女に…円環の理の邪魔などいらない!」
QB「地球全体を干渉遮断フィールドで覆えばいいんじゃね?」
QB「そうときまれば善は急げだね!」
QB「できた!完成!」
QB「太陽系第三惑星・地球の全体を…」
QB「干渉遮断フィールドで覆ってみたよ!」
4.《インキュベーター、地球全体を遮断フィールドで覆う》
まどか神「じゃあ次は、パナマ運河でソウルジェムが危ない魔法少女がいるから、導いてきてね」ティヒ
まどか神「じゃあ、これは新入りの魔法少女Cちゃんに、お願いしてみよっかな!」
導かれた魔法少女C「初めてのお仕事…」
導かれた魔法少女C「胸がドキドキします!」
まどか神「ティヒ、大丈夫だよ、私達にはこれまで導いてきた仲間が5000万人もいるから!」
まどか神「がんばってきてね!」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「はい!かんばります!」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「えっとお…パナマ運河ってどこ?」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「あっ、ここか」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「んで…ここにソウルジェムの濁ってきている魔法少女が…あっ、いた!」
魔法少女D「ああ…もう…だめ…」
魔法少女D「最近欝ばっかで気もたんわ…」
魔法少女D「まじやってられんわ……ああ…ソウルジェム真っ黒だし…もう円環の理にみちびかれ…」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「迎えにきたよ!」ビシ
導かれた魔法少女C(円環の使い)「あれっ!?」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「地球に…」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「ちかづけないっ!?」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「弾かれる…!」
QB「クックック…!」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「どうしてええええええええええ!?」
QB「円環の理の使いたち、それから目に見えない世界のまどかに聞こえるかもしれないと念じて…
独り言をいっておくよ!」
QB「ぼくたちは最初から間違っていたのだ…」
QB「最初からソウルジェムに狙いを定めすぎた…!」
QB「暁美ほむらの人体実験の失敗からボクらは視野をひろげて…」
QB「円環の理を遮断する封印フィールドを地球全体に張ることにしたのだ…!」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「なっ…!?」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「地球全体に封印フィールド!?」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「これじゃ……地球上の仲間の魔法少女たちに……ちかづけないっ!?」
QB「きみたちが円環の理の一部である以上……ぼくたちのフィールドはそれを弾く!」
QB「バリアーのようにね!」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「なんですって!?」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「これじゃ…」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「仲間達を導けない!」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「女神さまも…地球上にいる魔法少女たちのソウルジェムに…触れることもできない!」
導かれた魔法少女C(円環の使い)「円環の導きをすることができない…!」
まどか神「うわわああああああああん!!」
まどか神「魔法少女たちを…導けない!」
まどか神「私の使いたちも……地球に近づけない!」
魔法少女D「もうやってられんわ…」
魔女D「ギャアアアアアアアアア!」
まどか神「あっ!?」
まどか神「魔法少女Dちゃんが…」
まどか神「魔女になってしまった!?」
QB「作戦成功!」
QB「あの鹿目まどかという少女の存在も地球に近づけないし…」
QB「厄介な円環の理の使いたちも地球に近づけない!」
QB「…。」
QB「最初からこうしてればわざわざ暁美ほむらで人体実験しなくても魔女化システム完成、余裕だったかもしれないね…」
QB「まああれは円環の理の干渉をほんとうに遮断できるかって実験でもあったし」
QB「結果オーライだね!」
4.《まどか神、新しい作戦に出る》
まどか神「…。」
ほむら「…。」
円環の使いたち「…。」
ほむら「だから私は言ったのよ…」
ほむら「インキュベーターを奴隷化して…」
ほむら「わたしは悪魔になる…と…!」
ほむら「そうすればこんなことには…!」
まどか神「…。」
ほむら「今となっては私もまどかに導かれて、円環の理の一部になった身」
ほむら「私も…」
ほむら「地球を覆う干渉遮断フィールドは…」
ほむら「突破できない!」
まどか神「…。」
まどか神「私も、みんなも、円環の理を構成する一部である以上、ここの誰一人も、あの干渉遮断フィールドには…
打ち勝てない!」
まどか神「もう…どうすることも…できない!」
まどか神「こんなことになるんだったら大人しくほむらちゃんに裂かれてしまっていれば…!」
そのとき、QBは。
QB「地球上で魔法少女がうじゃうじゃと魔女化する…!」
QB「エネルギーうめえwwww」
QB「人類の感情は最高だね!これほどのエネルギー値をもつとは…!」
QB「あれ?」
QB「本部から連絡?」
QB本部「地球支部へ。なんかすっごいそっちで予算かさばってるんだけど何してるのかな?」
QB「あー、地球全体を覆うでっかい遮断フィールド作ってますからね。予算案通ったはずですが?」
QB本部「それは今期までのことだ…!」
QB本部「いつまでそのどでかい遮断フィールドを宇宙にぷかぷかと浮かべている気だね?」
QB「え…!」
QB「まってください…!」
QB「人類の第二次性長期の少女による希望と絶望の相転移。これ、まじすごいんですよ!」
QB「エントロピー凌駕してますよ!」
QB本部「よろしい…ならば見せてみろ…!」
QB本部「おまえの現場のシステムが……かさばる予算案をはるかに上回るエネルギー回収量を成果として出すならば…」
QB本部「その遮断フィールド……来期も予算を出そう!」
QB「精が出ますね!」
QB「よおおおおおおし!」
QB「どんどん少女に営業活動して契約して魔法少女にしちゃお♪」
まどか神「…。」
まどか神「みえたっ…突破口っ…!」
まどか神「究極の必勝法だよっ…!」
まどか神「QBは予算案を上回るエネルギー回収率を達成できないなら地球の遮断フィールドを解く…!」
まどか神「なら私は…!」
まどか神「地球上の少女たちがキュゥべえに騙されて契約しちゃわないように…!」
まどか神「わたしたちのことをアニメ化して地上に放映して流す…!」
まどか神「これをすれば…!」
まどか神「キュゥべえの正体が広く地球上に知れ渡って…」
まどか神「だれもキュゥべえと契約しなくなる!」
まどか神「QBは契約とれなくなってノルマを達成できない…」
まどか神「来期の予算はおりなくなって地球の遮断フィールドは解かれる…!」
まどか神「そうときまれば思いついたが吉日!」
まどか神「いますぐ『魔法少女まどか☆マギカ』のアニメ化製作にうつるよ!」
ほむら「でも、どうやって私たちのことなんて、アニメ化するの?」
まどか神「簡単なことだよ!」
まどか神「わたしの使いを地球のアニメ会社に派遣して、自分たちのことを話してもらって、脚本にするよ!」
ほむら「えっ?でもいま地上は、封印フィールドで包まれてて…」
まどか神「そんなこともあろうかと、あらかじめ地上に私の使いを、何人かすでに派遣して待機させておいたんだよ!」
まどか神「地球が遮断される前に、だよ!」
ほむら「そういうところは用意周到なのね」
魔法少女E(円環の使い)「私達のことを…アニメ化してもらって…キュゥべえに騙される人をへらす…!」
魔法少女E(円環の使い)「この使命は重大だ…!」
魔法少女E(円環の使い)「えっと…この駅から徒歩三分にあるアニメ会社…あれ?」
魔法少女E(円環の使い)「通りすぎちっゃた?」
魔法少女E(円環の使い)「なんか商店街ばっかつづいてる…」
魔法少女E(円環の使い)「ほかのアニメ会社っぽいのは目立ってみつかるんだけどなあ…」
魔法少女E(円環の使い)「あっ!?これ!?これがそのアニメ会社!?気づかなかった…!」
魔法少女E(円環の使い)「こんにちはー!」
アニメ会社「なに?」
魔法少女E(円環の使い)「わたしたちのことアニメ化してほしいんですけどー!」
魔法少女E(円環の使い)「インキュベーターと契約して、こんな目にあってましたー!」
アニメ会社「これは面白い魔法少女モノがつくれそうだ。うん、いいよ!」
かくして『魔法少女まどか☆マギカ』は大人気になった。
少女A「このアニメおもしろー」
少女B「マミさん素敵!」
少女C「さやかちゃんかわいい!」
少女D「まどかぶりっ子すぎワロタwwwwwww」
QB「やあ!ぼくと契約して魔法少女になってよ!」
少女A「やだ!」
少女B「しね!」
少女C「だれがするか!」
QB「…あれ!?」
QB「少女たちが……誰もボクと契約してくれない!?」
QB「今までたいていは二つ返事だったのに!」
少女A「だっていつか魔女になるんでしょ?」
少女B「あとで希望を持つこと自体が間違いだとか言い出すんでしょ?」
少女C「サイテー。きっも!はやく宇宙にかえれ!」
QB「ばれてる!?何もかもが…!?どうして…!?」
少女A「騙されないんだからね。”うまい話には裏がある”…」
少女B「わたしたちはそれをあのアニメから学んだ!」
QB「あのアニメ?」
QB「なっ…これは!?」
QB「『魔法少女まどか☆マギカ』大好評放映中!…だとおおおおお!?」
QB「ぼくたちのことが赤裸々に描かれて…」
QB「だれもボクと契約してくれない!」
QB「このままじゃ……予算案を上回る成果がだせないよううううううううううううう!!!」
少女A「ほら。やっぱりエネルギーのことしか考えてない!」
少女B「底が割れたね。かわいいマスコットキャラだと思ってたのに…」
少女C「はやくきえて!」
5.《QB達は地球から去った》
地球遮断フィールドの予算は…来期は通らず…
しかもまどか神のアニメ化作戦によってだれも契約しなくなったQB達は地球から去った…
まどか神「今回もきびしい戦いだったね…」
ほむら「でも私たちは勝利したのだ!」
まどか神「”うまい話には裏がある…”それはキュゥべえに限らず、実社会でもいえることだね!」
ほむら「ええ。少女たちはそれを学び、インキュベーターに騙されなくなった。」
まどか神「日本の教員現場ではもっと、実社会で身を守るための知恵を教える授業があっていいと思う。」
ほむら「ええ。PTA問題、モンスターペアレント、いじめの放置、体罰問題…日本の教育現場は、まだまだ問題が山積みね。」
まどか神「これを機会に、見直すべきなのかもしれないね。」
まどか神「教育の大切さを。」
~ END ~
おしまいです。お読みいただきありがとうございました。
くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
つまんね
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