幻想殺し「てか、俺やばすぎるだろ」 一方通行・超電磁砲「うんうん」 (156)


幻想殺し「俺ってあんなドラゴンだったわけ?」

一方通行「どおりで私と一方通行でも勝てないわけだよー」

幻想殺し「いやいや俺だって自分があんなんだったなんて分かんなかったんだって」

超電磁砲「私とマスターの攻撃を悉くあしらっていたのも納得がいくな」

幻想殺し「そりゃ上条の前兆の予知の方に頼ってるのが大きいだろ」

超電磁砲「また謙遜を、私は強い男が好みだ、ますます惚れ直したぞ幻想殺し」

一方通行「あー! ずるーい、私も好きだよ幻想殺し♪」

幻想殺し「はいはい、御坂さんにもそれぐらいの素直さがあれば上条も気づくんだけどなぁ」

超電磁砲「それがマスターの長所であり短所だ」

一方通行「ていうか上条くんはそれでも気づかないと思うの」

幻想殺し「……それって俺のせいだったりするのかな?」

超電磁砲「それはあの方の持つブレイカーのせいだから気にするな」

幻想殺し「実はその正体は俺だったり……」

一方通行「ちょっと!お得意のネガティブになっちゃだめー!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1410606065


空間移動「幻想殺し様ー!」

幻想殺し「おっ、空間移動」

超電磁砲「やあ、空間移動」

空間移動「げ、超電磁砲さん」

超電磁砲「よそよそしいな、超電磁砲姉さんで全然構わないんだぞ?」

空間移動「え、遠慮しておきますです」

一方通行「相変わらずよくわからない関係なのねー」

幻想殺し「あー空間移動の所のパンダちゃんがあれだからな」

幻想殺し「空間移動的には自分の主が迷惑かけてる所の相手だからなぁ」

超電磁砲「んー? 遠慮せず抱きついてきてくれても全然構わないんだぞ?」

空間移動「こ、こちらが構いますです!」

幻想殺し「主人達とは逆に向こうから迫ってくるのに困惑してるんだろ」

幻想殺し「毎度毎度パンダちゃんが電撃浴びさせられてるのを見てるわけだしな」

一方通行「あーその時のノリノリ超電磁砲ちゃん見ちゃってるわけかー」

幻想殺し「若干ビビり気味だからなー」



















超電磁砲『ぉおぉぉあぁあああああああああん☆○※▽×⚓♪!!!!』

空間移動『ひぃぃぃいいいいいいいいい!!!!』

黒子「ぁぁぁあああああああおねぇさまぁああああああああん!!!」ビリビリ!!

美琴「気持ち悪い声だすなぁああああ!!」ビリビリ!!


空間移動「そ、それより幻想殺し様!先日またスキルアウトに襲われたんですって!?」

幻想殺し「あー情報が早いな、うん襲われた」

空間移動「お怪我は!? 頭は大丈夫です!?」

幻想殺し「俺に向かって聞くのも違うと思うけど……色んな意味で頭はともかく体は無事だよ」

空間移動「はーよかったです、こんな時類人猿の無駄に頑丈なボディは役に立つです」

幻想殺し「(上条嫌いはこっちでも同じなんだよなー……可哀想に)」

一方通行「あっ、ねぇねぇ! 一方通行もまた襲われたんだよぉ!」

空間移動「まぁ、まだ第一位様に挑む方がいらっしゃられたのですか」

幻想殺し「こりねえやつもいるもんだなー」

一方通行「でね!その時一方通行は充電不足でけっこー危なかったのね」

超電磁砲「奴は能力がなければただのモヤシだからな」

一方通行「そんなこと言わないの! でね、私もこれはちょっとやばいかもって思ってたの」

一方通行「するとそこにね……」











未元物質「私と帝督が颯爽と参ったわけです、ね一方通行さん?」パチッ













幻想殺し「じゃ、かいさーん」

空間移動「了解です」

超電磁砲「また会おう幻想殺し!」

一方通行「じゃーねー未元物質君!」

未元物質「ちょっ、一方通行さんとその他ぁ! お待ちになりやがってください!!」

ここは学園都市の隠れたもう一つの学区


虚数学区・五行機関


ここには学園都市の学生の内にある能力が人格を持ち、実体として現れている
しかし、その実態を知るものはおらず
学園都市のトップであるアレイスター=クロウリーですらここの存在には気づいていない
ここは能力者の能力の街
学園都市のもう一つの日常は誰にも知られていないところで続いていた。

設定はフィクション
思い付きではじめたから書き溜めはない
ので、ちょっと書いてきます

能力達は虚数学区にいるのがデフォルトである
能力者が能力を使用しだすと虚数学区からは消える
しかし、能力自体は任意で能力者に付随することができるので
能力は割と能力者に付随していることが多い




上条「ふんふんふふーん♪」

美琴「いたいたいやがったわねアンタ!」

上条「げっ、ビリビリ」

美琴「げってなんだ!げって!それに私はビリビリじゃなくて御坂美琴!!」





幻想殺し「おーす、超電磁砲」

超電磁砲「こんにちわ、幻想殺し」

幻想殺し「しっかし、御坂さんはいつも同じ話しかけ方で疲れないのかね」

超電磁砲「はっはっは、マスターにとっては挨拶の定型文みたいなものだからな」

幻想殺し「まったく、ツンデレお嬢様は今日も元気なこって」

超電磁砲「むむっ、なにやら怪しげな気配が……」


美琴「決闘よ決闘! あたしと勝負しなさい!」

上条「えー、もういいだろビリビリ中学生」

美琴「だ か ら ビリビリじゃないって……」




超電磁砲「行くぞ! 幻想殺し!!」

幻想殺し「はぁ……上条よ、御坂さんと会うと俺はいっつもこうなんだ」

幻想殺し「……それはお前も同じか」ハァ








美琴「言ってんでしょうがぁぁぁああああああああああ!!!」ビリビリィ!!

上条「ぎゃぁぁあああああああああああああ!!!!」パキーン










超電磁砲「私の愛を受け取れぇええええええええ!!!!!幻想殺しぃいいいいいいいい!!!!」ゴォオ!!

幻想殺し「いっつも思うけどお前もそれ違くねぇえええええええええ!!?」パキーン


美琴「はぁはぁ、全くなんなのよその右腕」



幻想殺し「何回聞くんだ御坂さん、初めてあったときからずっと聞いてねぇ?」

超電磁砲「あの方がきちんと説明していないからな」

超電磁砲「マスターは能力を打ち消す能力だと思ってるらしいのだが」

幻想殺し「いや、あってんじゃん」

超電磁砲「ふむ、だからこうして電撃を心置きなく浴びせているんだ」

幻想「ん……あー……」

幻想殺し「……話すきっかけ?」

超電磁砲「さすが幻想殺し、あの方と違って鋭いな」

幻想殺し「やれやれ、上条と話すために毎回毎回同じセリフを言ってくれてるわけか」

超電磁砲「涙ぐましいだろう」

幻想殺し「ああ、だけどこっちの上条も……」




上条「いや、システムスキャンじゃ無能力者だって……」




幻想殺し「……こいつもこいつで同じこと尋ねられてるの覚えてないんだろうか?」

超電磁砲「私の記憶が正しければマスターはあのセリフを既に38回は言ったのだが」

幻想殺し「こりゃ本当に頭の心配をしたほうがいいのかもな」

超電磁砲「はっはっは、お互いマスターのことで悩ましいことがあるみたいだな」

幻想殺し「ああ、全くどうしてこの二人はこうも進展しないのかね?」

超電磁砲「私たちはすでに打ち解けて恋仲にまで発展したというのにな!」

幻想殺し「いや、そこまでは言ってない」

幻想殺し「初めて出会った時、か……」


――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「今からオレ達と遊び行かない?」

「帰りはオレ達が送ってやっから」

美琴「ふー―――」



超電磁砲「ふん、マスターに仇なす不埒な輩が……」

超電磁砲「マスター、ここは一つ派手にやってしまいましょう」ゴゴゴ



美琴「……(うわ、なんかすっごい能力出したくねってきた、なにこれ漏電?)」

美琴「(じゃ、さくっと追っ払って……)」








「こんなトコにいたのか―――ダメだろ勝手にはぐれちゃ」ギュッ












美琴「は?」

超電磁砲「は?」ビキビキ


美琴「ちょっと誰よアンタ?」

「おまっ……」




超電磁砲「なんだこの男は……マスターに軽々しく触りよって!」

超電磁砲「ここは暴走してこいつごと周りの奴らを……」




「おいおい物騒なこと考えないでくれよ、うちの上条が可哀想だ」




超電磁砲「……その男の能力か、あまりに感じないので無能力かと思っていたところだ」

「無能力でも人格はあるんだ、ぞんざいに扱うもんじゃないぜ」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――


幻想殺し「いやーあの頃のお前本当に怖かったよな」

超電磁砲「いやいやこれは恥ずかしい、あの頃の私はさながらマスターを守る騎士だったからな」

幻想殺し「自分で言っちゃうのかよ」

超電磁砲「ややっ、これはまたお恥ずかしい」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

超電磁砲「貴様……というよりは貴様の主人であるその男」

「ああ、上条ってんだ、悪くねえ面してるだろ?」

超電磁砲「そんなことはどうでもいい、マスターから手を引け」

「俺に言われてもどうしようもないだろ」

超電磁砲「なら仕方ない、私が能力を暴走させてこの場を鎮めるとしよう」

「おいおい、それじゃ上条があまりにもあんまりだと思わないか?」

「上条はお嬢ちゃんを助けようとしただけなんだからよ」

超電磁砲「ふん、どうせその男もマスターに手を出そうと考える下種な輩―――」










「上条はそんなやつじゃない」










超電磁砲「……なに?」

「上条はそんなやつじゃないっつったんだよ」

「そんなこと考えて助けに入るほど、うちの上条は利口じゃないんだよ」

「損得勘定抜きで困ってる人を見つけたら助けちまう、それが上条当麻」

「俺の主人さ」

超電磁砲「……別にマスターは困ってなどいなかった」

超電磁砲「私とマスターの前ではスキルアウトなど相手にもなりはしない」

「戦わずしてすむ方法があるならそっちの方がいいと思わないか?」

超電磁砲「……思わないな」

超電磁砲「…………マスターの周りには敵が多すぎるんだ」ボソッ

「敵……?」

超電磁砲「むっ……」

幻想殺し「おっ?」













上条「まだガキじゃねーか!!」

美琴「」ピクッ












幻想殺し「……」

超電磁砲「……」

幻想殺し「ほ、ほら上条はその嬢ちゃんをそういう対象としてみていないわけで……」

超電磁砲「……どうやらマスターと私の気持ちがリンクしたらしい」

幻想殺し「? それってどういう……」















美琴「私が一番ムカつくのは……」

超電磁砲「オマエだぁああああああああああ!!!!」ズガッシャァ!!










美琴「あ―――こんな雑魚共に能力使っちゃ……」

超電磁砲「構いませんよ、こんな下種で不埒な―――」





上条「っぶねー、何だあ?今の」

「やれやれ、凶暴なお嬢さんにナイト様だこと」








超電磁砲「な、なななんでその男は立っていられる!!?」

「そりゃ俺の能力を使ったからだろ?」

超電磁砲「マ、マスターはレベル5だぞ!? 無能力者がどうやって―――」

「そうやって、無能力者だからと高を括るなよ」

超電磁砲「……ッ!!」

「いつか足元をすくわれるぞ」

超電磁砲「…………」

超電磁砲「貴様……名を何という」

「何だ? 無能力者の名前なんて覚えてどうかなるもんじゃないぜ?」

超電磁砲「光栄に思え無能力者、私が貴様を獲物につけた」

超電磁砲「学園都市レベル5第三位の名に懸けて貴様を、倒す!」

「っつても俺らだけじゃ虚数学区どまりだけどな」

「いいぜ、覚えときな」




















幻想殺し「俺の名前は幻想殺し、正真正銘の無能力さ」


















――――――――――――――――――――――――――――――――――――

超電磁砲「あの時の幻想殺しの名乗りと言ったら……もう!」

幻想殺し「やめて! 結構恥ずかしい過去を振り返るのは!」

超電磁砲「なぜだ! 私的にはすごくかっこよかったのだが……」

幻想殺し「嘘だ! あの時のお前すっげえ怖い目で冷めた顔してたの覚えてるんだからな!」

超電磁砲「あの時はあの時、今は今だ!」

幻想殺し「なにこの過去に囚われない自由奔放な騎士様」

超電磁砲「といっても今は、騎士様に守られる姫なんだがな!」

幻想殺し「また自分で言っちゃったよ……てか俺はナイトじゃないからな」

超電磁砲「王子様か!?」

幻想殺し「さっきから何だその幻想!?」

きゅうけ


幻想殺し「それで……あれか河原だな」

超電磁砲「そうだな、あの方がマスターと真剣に相手してくれたのはあれが初めてだったな」

幻想殺し「御坂さんピーピー泣いちゃってなぁ」

超電磁砲「マスターにも乙女な一面が確認できたいい機会だったな」ホッコリ

幻想殺し「あっこから超電磁砲の態度も変わったよな」

超電磁砲「さすがは幻想殺し、鋭い!」

超電磁砲「あの戦いはさながら私にとっては天下分け目の大戦とも言える戦いだったからな」

幻想殺し「いいすぎじゃないか?」

超電磁砲「これは本当にそう思ってることなんだ」

超電磁砲「私の生き方を変えた大事な戦いだったんだ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――



上条「わかったよ、それで気が済むってんなら」

上条「相手になってやるよ」

美琴「ようやくやる気になったみたいね」ゴクリ






幻想殺し「上条も腹括ったのか」

超電磁砲「毎度毎度、格下のように私をあしらいよって……」

超電磁砲「今日という今日は貴様を地にへばり倒してやろう、無能力」

幻想殺し「やれやれ、考えは変わってない、か」

幻想殺し「それなら……足元をすくわれるってのを実践してやりますか」

超電磁砲「ふざけたことを……」

幻想殺し「……行くぜ、超電磁砲」

超電磁砲「来い……無能力!」


美琴「はぁああ!!」ドォン!!

上条「くっ!」パキーン




超電磁砲「やはり、電撃はきかないか……マスター!」

幻想殺し「ん……砂鉄?」

超電磁砲「精々切り落とされんことだ、取り返しがつかないことになるぞ!!」

幻想殺し「…………案外何とかなるんだぜっ!」パキーン

超電磁砲「砂鉄も……いや、予想通り!」

幻想殺し「風に乗った砂鉄も操れるのか! 便利な能力だ!」パキーン

幻想殺し「だが、まだ浅い!」

超電磁砲「それはどうかな!」ガシッ

幻想殺し「…………なにやってんの?」

超電磁砲「マスター!! 今です!!」

幻想殺し「いや……放したほうが……」

超電磁砲「はっはっは! 無能力らしく命乞いか!? だが遅い!!」

幻想殺し「……あの」

超電磁砲「まだ何か言うことがあるのか! まったくよく喋る奴だ!」

超電磁砲「…………」

幻想殺し「だから……」

超電磁砲「……今集中してるから。後で聞いてやるから、待ってて」

幻想殺し「……はぁ」

超電磁砲「(ななななんで!? 能力が出ない!?なんで!?)」

幻想殺し「(なーんで右手触っちまうかね……)」


――――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――

――――――――――――


超電磁砲「……出ない」

幻想殺し「右手に触ったのは迂闊だったな、それ以外にはちゃんと電撃も通るぜ」

超電磁砲「私とマスターが……無能力者なんかに……」

幻想殺し「……あのさ、超電磁砲」

幻想殺し「無能力者をそういう風に言うのはやめてくれないか?」

超電磁砲「……事実を言ったまでだ」

幻想殺し「んーそうなんだけどさ」

幻想殺し「俺は別に気にしてないんだが、当然コンプレックスを持ってるやつだって山ほどいる」

超電磁砲「……」

幻想殺し「お前はさ、お嬢ちゃんを守ろうとして強くあろうって気持ちがあるのはわかる」

幻想殺し「けどそれは他人を見下して得る力のことじゃないだろ?」

超電磁砲「……」

幻想殺し「能力の人格は能力者の人格に影響されることはあっても逆はない」

幻想殺し「お前はその無能力者に対する姿勢を御坂美琴からもらった人格だと誇れるものなのか?」

幻想殺し「違うよな、学園都市のレベル5第三位はもっと強い心を持ってるはずだよな?」

超電磁砲「……私は」

幻想殺し「目を覚ませよ、超電磁砲」

幻想殺し「もしもお前の強さが他人を見下して得る力だって言うなら……」















幻想殺し「まずは、そのふざけた幻想をぶち殺す!! ってな」














幻想殺し「いかんいかん、説教なんて俺の能力じゃないな」

超電磁砲「……」

幻想殺し「まぁ、負けたことに気を落とすなドンマイドンマイってことだ」

超電磁砲「……」

幻想殺し「ほら、上条も負けたって言ってるし……決闘はこれきりに……」

超電磁砲「……ふ」

幻想殺し「ん?」




美琴「ふざけんなぁあああああああああ!!」





超電磁砲「べ、別に私は負けたなんて思ってないから!」

幻想殺し「いや、だから上条は負けを認めて……」

超電磁砲「あ、あんなの騎士的には正当な勝利とは認めない!!」

幻想殺し「いや、だってお嬢ちゃんはビビってたし……」

超電磁砲「マ、マスターはビビってなどいない!!あれは……威嚇だ!そう、威嚇!」

幻想殺し「涙目で威嚇する人間がどこにいるってんだ」

超電磁砲「お、おい逃げるな!」

幻想殺し「上条は面倒くさいことからは逃げるのさ、じゃあな超電磁砲!」

超電磁砲「くっ……ま、まて―――」

















超電磁砲「幻想殺しぃぃいぃいいいいいいいいいいい!!!!」














―――――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――



超電磁砲「ハァ……ハァ」

空間移動「お、お疲れですね超電磁砲さん」

超電磁砲「す、すまない空間移動……今は抱きしめてやる力はない」

空間移動「あっても結構です」

超電磁砲「ちょ、ちょっと寝る……zzz」

空間移動「またあの殿方です?」

超電磁砲「zzz……」

空間移動「この騎士様をここまで振り回す殿方ってどんなかたなのでしょう?」

空間移動「ま、その分私から注目がそれるのでありがたいことなのです!」

空間移動「……少し興味あるです」

空間移動「……ちょ、黒子ちゃん御坂さんに何しようとして……あっ」

きゅうけ


書きためないかな?

>>33
ないよ 書いたら即投下してる


虚数学区



一方通行「ふんふーん♪」

一方通行「おっ?」





窒素爆槍「ちょ、そんな頭下げられても困ります」

電撃使い「本当にご迷惑をお掛けして……」ペコペコ





一方通行「ばくそーちゃーん!!」

窒素爆槍「あ、姉ちゃん」

電撃使い「一方通行さん……」

一方通行「どうしたの? あたま下げて」

窒素爆槍「いや、それが……」

電撃使い「うちの不良娘が黒夜海鳥さんと窒素爆槍さんに大変なご迷惑をお掛けして……」

一方通行「あーいつものじゃれあいのこと?」

窒素爆槍「そ、電撃使いさんその度に謝ってきて……」

電撃使い「……ごめんなさい」ペコリ


一方通行「電撃使いちゃん、ワーストちゃんは黒夜ちゃんと遊んでるだけなんだよ?」

電撃使い「いえ! あれはどう見てもうちのバカが黒夜さんを弄んでいるだけです!!」

窒素爆槍「(ちょっと失礼な言い方かと思ったけど、本気で言ってるから言えない……)」

一方通行「違うよー遊んでるだけだよ、ね、ばくそーちゃん」

窒素爆槍「そうですよ、クロは番外個体さんに遊んでもらってるんです」

窒素爆槍「むしろ感謝したいぐらいですよ、構ってもらえてることに」

一方通行「ばくそーちゃん……」

窒素爆槍「あいつ、遊び相手なんて長いこといなかったから……」

窒素爆槍「こう言っちゃ失礼かもですけど、悪い遊び仲間ができたってクロもきっとよろこんでますよ」

電撃使い「窒素爆槍さん……」

窒素爆槍「だからそんなあy―――」ヒュッ

一方通行「あれ? ばくそーちゃん?」

一方通行「電撃使いちゃんもいない?」

一方通行「……能力使用?」


窒素爆槍「どうしたってんだク、ロ……」

電撃使い「この馬鹿娘!! 謝ってる時になん、の……」












黒夜「死ねぇぇええええええええええええ!!!」ゴォオオ!!

番外個体「あひゃっひゃっひゃ!! クロにゃんが切れたー!」ビリビリ
















窒素爆槍「……」ヒュッ

一方通行「あ、おかえりー」

電撃使い「……」ヒュッ

一方通行「おかえりー、二人共どうしてたの?」

窒素爆槍「……あの」

電撃使い「……申し訳ございませんんん!!!!」ズザァ

一方通行「……なんで?」キョトン

原作をたどるのと、ネタを思いつき次第投下するのがあります

誰がどんな容姿なのか教えてほしいが、各々で勝手に妄想するのもいいな・・・
どうですか>>1さん

>>39
あんまりきめてないけど、超電磁砲は織田信奈の野望の柴田勝家の外見のイメージ


垣根「~~~~っち!」

心理定規「……ハァ」






未元物質「帝督の野郎、なんかイラついてんな」

心理定規「今回の任務がうまくいかなかったから?」

未元物質「さあ? 今回の任務で姐さんなんか思い当たる節でも?」

心理定規「うーん、思い当たるってほどじゃないけど……」

心理定規「……相手の方に羽の事笑われたこととか」

未元物質「はぁぁあああああぁああああああん」ドヨーン

心理定規「はっ!? し、しまった!このことを言われると帝督君は怒り未元物質君は凹むんだった!!」

未元物質「はぁぁああああああ~~~……」

心理定規「(面倒くさいわ……)」


未元物質「どうせ俺は帝督には似合わないメルヘンチックなエンジェル大天使ですよ……」

心理定規「(さらっと結構持ち上げたわね……エンジェル大天使って天使二回出てきてるし)」

未元物質「はぁああぁああああ……ここらで潮時かな……」

未元物質「カッキ―&マッキー……」

心理定規「ま、まあコンビ名は置いといて」

未元物質「コンビ名じゃないっす!! タッグ名っす!!」

未元物質「コンビ名じゃ芸人っぽくて威厳がないじゃないっすか!」

心理定規「そ、そうねごめんなさい」

心理定規「で、でも私は帝督君と未元物質君は相性抜群のコンビ―――」

未元物質「タッグ」

心理定規「(ここはコンビでよくない!?)」イラッ

心理定規「タ、タッグだと私は思うなー」

未元物質「……」

未元物質「……どの辺が?」

心理定規「(な、なんて面倒くさい子……そこはもう納得しとけばいいじゃない!)」

心理定規がどっちがどっちだかわからんから、人の方は(人)、能力の方は(能力)とかつけてくれ


心理定規「えー……二人共かっこいいところとか」

未元物質「ピクッ……今、なんて言いました?」

心理定規「あの……二人ともかっこいいところとk―――」

未元物質「ッフ――――!!姐さんがかっこいいってさ!!」

未元物質「こりゃカッキ―&マッキー復活しかねぇなこりゃ!!」

心理定規「(このやり取り何回目ー!!未だに容姿褒めるだけでいいのー!!?)」

心理定規「あ……」





垣根「そ、そうか?」

心理定規「そうよ、だってあなたかっこいいし」

垣根「そ、そうだよなぁ……ったく」ポリポリ






心理定規「……残念イケメンコンビ」

心理定規「合ってたわ、確かに」

>>43
空白開けてるから勘弁して

げんそうごろしって呼ぶのに違和感
イマジンブレイカーでしょ

>>48
ぃにァってルビふってるから大丈夫大丈夫

虚数学区

超電磁砲「ん、あれは……」

超電磁砲「原子崩し殿ー!」









原子崩し「あれー、超電磁砲ちゃん!? いやもう奇遇やねー!」







超電磁砲「久しくございます、原子崩し殿!」

原子崩し「いやもうそんなかしこまらんといてーな、おばちゃん困るわ!」

原子崩し「それで? 最近美琴のお嬢と当麻君はどうなん? おばちゃんそればっかり気になってなぁ!」

原子崩し「あ、飴ちゃん食べる? 黒飴ちゃん、はい」

超電磁砲「頂戴します、そうですねマスターとあの方に目に見えた進展はないですね」

原子崩し「ほんまにー、若いが故にじれったいなあ!」


超電磁砲「それよりも原子崩し殿の調子はどうでしょうか?」

超電磁砲「以前はメカに馴染めないとか仰られてたような……」

原子崩し「そーなんよ! ちょっと聞いてくれる!?」

原子崩し「沈利ねぇ、あの子病院嫌いだからときどき調整さぼっちゃうのよ!」

原子崩し「あ、でもリハビリはちゃんとしてる根はええこなんやで?」

原子崩し「ほんでなー、そんなことされたらもーおばちゃん倒れそうなくらいフラフラなんねん!!」

超電磁砲「そ、それは大丈夫なのですか?」

原子崩し「大丈夫大丈夫! おばちゃんこれでも若い時はマラソンやってたんやで!」

原子崩し「それに実は別にそこまでフラフラせえへんねん! というかそれはただの飲みすぎた日の事……って」

原子崩し「あっはっはっは、いややわーもう! おばちゃん何言うてるんやろうね!」

超電磁砲「お元気そうでなによりです!」

原子崩し「おばちゃんは年がら年中元気やで!!」


原子崩し「ただ機会に弱いんはホンマのことやからたまーに年甲斐なく興奮することもあるけどな!」

原子崩し「あっ、聞いて聞いてこの前それで沈利の体爆発しそうになってんで!」

超電磁砲「私もたまに暴走がちになる時がありますね」

原子崩し「せやろ? 私も若い時思い出してテンションあがってたんよ!」

原子崩し「ほんなら案の定、沈利が能力の安定をちょっと崩してきたんや……原子崩しだけに!」

超電磁砲「……」

原子崩し「……これはいまいちやなぁ」

原子崩し「ほんでな!おばちゃん必至に抑えてな!『沈まれー沈まれー』……沈利だけに」

原子崩し「……あはははははこれおもろいな! 沈利だけに!! あの時思いついてたら沈利爆発しとったわ!」

原子崩し「あ、ほんでな―――」

超電磁砲「(よく喋るお方だ、というかこの人がレベル5の第四位なんだよな)」

原子崩し「―――あ、のど飴食べる? はい」

超電磁砲「(麦野殿もこの人が中身だと知ったら絶対ビックリするだろうなー……)」

超電磁砲「(……実際より老け……大人びて見えるのはこの人の影響があるのかもしれない)」


虚数学区



一方通行「……」

欠陥電気「あら、一方通行」

一方通行「欠陥電気さん……」

欠陥電気「どうしたの一方通行、浮かない顔して、と私は私は質問をする」

一方通行「いえ……その……」

欠陥電気「……知ってる? 悩みって話せば結構楽になるらしいの、と私は私は言葉を促す」

一方通行「……悩み、っちゃ悩みなんだけど」

一方通行「その、私の勝手な都合の悩みというか……」

欠陥電気「私、遠回しな言い方は嫌いよ、と私は私は単刀直入に話すことを暗に要求する」

一方通行「……ぅう」

欠陥電気「……?」


一方通行「……あ、あのね!」

一方通行「前はね、一方通行はずーっと能力を使って自分を守ってたよね」

一方通行「でも、今は能力の制限があるからそうもいかないよね」

一方通行「というよりも、一方通行自身を守る人が一方通行以外にも出来たんだよ」

一方通行「それに、一方通行にも自分以外に守らなきゃいけない人ができた」

欠陥電気「そうね」

一方通行「それは一方通行にとってとても大事で大切なことなんだよね」

一方通行「……だから、この悩みは私の勝手な都合なんだけど……」

欠陥電気「構わないわよ、悩みってそういうものよ、と私は私はそれっぽいことを言う」

欠陥電気「私のトコのちびだって随分勝手なことでよく悩んでるわ」

欠陥電気「主にアンタとこの白いモヤシのことだけどね、と私は私はちびの内面を暴露する」

一方通行「一方通行はモヤシじゃないよ!」

欠陥電気「あら、白アスパラだったかしら?」

一方通行「違うってば!!」


一方通行「つまり……一方通行があんまり能力を使わなくなったことについてなんだけど」

欠陥電気「あら、それが悩み? 大切なことなんじゃないの?」

一方通行「ん……でも、でもやっぱり!」

一方通行「一方通行が私の能力つかってくれなきゃ寂しいよぉー!!」

欠陥電気「……うちのちびみたいなこと言うのね、と私は私は目の前の彼女に主人である少女の面影をみる」

一方通行「そりゃ私だってただただ人を傷つけるために私を使ってほしくはないよ……」

一方通行「でも……でもね」




一方通行「ずーーーーーーっと能力使って一緒にいたことを思うと寂しいんだよ――ぉ!!!」




欠陥電気「ずっと一方通行にくっついとけばいいじゃない、と私は私は提案する」

一方通行「それじゃ意味ないよ……ただ私が一方通行のことを見てるだけ」

一方通行「能力は使われてこそ存在する意味があるのに……」

欠陥電気「そうは言うけど、モヤシ結構能力使ってわよ? と私は私は記憶を辿ってみる」

一方通行「そうかなぁ……?」

欠陥電気「たとえば……」


打ち止め『あなたーっ!!ってミサカはミサカはあなたにダーイブ!!』

一方通行『くっつくな、面倒くせェ』カチッ

打ち止め『うわー! 能力使って弾くなんて酷いかもってミサカはミサカは訴えてみる』

打ち止め『でもでもちゃんと怪我しないように計算してくれてるのは分かってるんだもん!』

一方通行『ビービー泣かれンのがうるせェだけだ』




番外個体『ねぇ一方通行』

一方通行『なンだ』

番外個体『いまから思いつく限りのあなたの悪口言ってもいいかな?』

一方通行『断る』

番外個体『あー断られるとすごく言いたくなっちゃう、ぎゃは、ミサカそういう個体だから』

番外個体『そういうわけで……』

番外個体『モヤシ、ロリコン、笑顔が変―――』

一方通行『―――反射』カチャ




欠陥電気「……ほら」

一方通行「私はそんな面倒くさいことに対する対処法みたいな能力じゃなーい!」

欠陥電気「いいじゃない、こんな小さなことにまで応用が効いて」

一方通行「学園都市一位だよ? 一番なのにそんなささいなことにしか能力を使わないなんて……」

一方通行「……もったいないよ!!」

欠陥電気「じゃどういう風に使ってほしいのよ、と私は私は適当に問う」


一方通行「どういう?……うーん……」

一方通行「あ、私竜巻を操ってお空飛ぶの好きー」

欠陥電気「うーん、空を飛ぶのはまだしも竜巻を生やす人はちょっと怖いかな、と私は私は意見を述べる」

一方通行「うーん……あ、回転寿司のレーンを逆にしてみたりしたい!」

欠陥電気「人様の迷惑になるようなことを能力が望んではダメ、と私は私は軽く注意する」

一方通行「髪の毛生やすのも得意だよ!!」

欠陥電気「うーん、ギリギリだめ。あれは前借りみたいなものだから」

一方通行「ダメなことばっかり!!?」

欠陥電気「そ、だから今のままでいいでしょ? と私は私は結論づける」

一方通行「でもぉ……」

欠陥電気「……ハァ」


欠陥電気「一方通行、あなたの主人はあなたを不要なものと思ってるの? と私は私は確認する」

一方通行「そ、そんなことないよっ!!」

一方通行「そりゃ、小さい時にはそんなこと思ってた時だってあったけど……」

一方通行「今は、大切な人たちを守るための力として私を必要としてくれてる!」

欠陥電気「……わかってるじゃない」

一方通行「へ……?」

欠陥電気「自分を必要としてくれてることに気付いてるなら悩む必要ないんじゃない?」

欠陥電気「確かに寂しいかもしれないけど、それは大切な人たちが守られなければならない状況じゃないってこと」

欠陥電気「あなたが寂しい分、あなたの主人は何でもない日常を送れている」

一方通行「……」

欠陥電気「それって、今までの彼からしたらすっごくいいことなんじゃない?」

欠陥電気「ううん、これは言うまでもなくあなただって言ってたことよね?」

一方通行「……コクリ」


欠陥電気「今まであなたに頼ってきた分、今度は周りに頼り始めたのよ」

欠陥電気「ちびや番外個体、黄泉川さん、芳川さんとかにね」

一方通行「……」

欠陥電気「……我慢してあげよう、一方通行」

欠陥電気「彼の安息のために、多少の寂しさくらい……」

一方通行「……欠陥電気さん」

欠陥電気「……仕方ない」

欠陥電気「その分、私に甘えてくれても構わないわよ、と私は私は妥協の一つとして自身を提案する」

一方通行「……―――ッ!!」

一方通行「~~~~~欠陥電気さぁあああん!!!」ダキッ

欠陥電気「よしよし……内面が弱いのはどちらの一方通行も同じなんだから」

一方通行「一方通行~~~~!!! あなたが幸せなら私も幸せだよおぉおおお~~!!」

欠陥電気「グズりながら言われても説得力ないわ、と私は私は尤もなことを言う」

一方通行「うぇぇぇええええええええええん!!!!」

きゅうけ


暗部抗争




麦野「第二位ぃいぃいいいいいいいいいい!!!!」ズガンズガン!!

垣根「うわっ、ブチ切れてやがんな第四位」




未元物質「……」

原子崩し「うわっ!! えらい男前な兄ちゃんやん!! あんたが未元物質君かいな!?」

未元物質「ええぇぇぇ!! このババアが原子崩し!?」

原子崩し「ババアて失礼やな!! おばちゃん、いつでも心はピチピチの10代やねんで!!?」

未元物質「10代の一人称がおばちゃんなわけねえだろ!!」

未元物質「ったく……あの能力者にしてこの能力かよ……」

未元物質「……お似合いだな」ププッ

原子崩し「え、せやろ?」フフン

未元物質「(……主人馬鹿にする皮肉がこいつには誉めになるのか……ジレンマだな)」








麦野「ブチッ……なんだとごるぅぅうらぁあああああああああ!!」ゴオオオ!!

垣根「あぁ!? 俺なんも言ってねぇだろうが! 更年期かコラ!!」バッサァア!!


原子崩し「にしても今日の沈利はごっつぅ怖いな、大丈夫かいなそっちの兄ちゃん」

未元物質「ハッ!! 誰の心配してやがるクソババア」

未元物質「帝督は学園都市第二位だぞ? テメェんとこの年増の格下とは違ぇ」

原子崩し「年増? あんたおばちゃんに年増言うたんか!? え!?」

未元物質「ちげぇよ!? いやどっちかと言うと確かにおまえの方が年増だけどよ」

未元物質「てかババアはキレねぇのに年増でキレるってどういうことだよ……」

原子崩し「ムッキー!! おばちゃんこれでもお年の割には若く見えるて評判やねんで!!」

未元物質「世事に決まってんだろ」








絹旗「麦野ッ! 超援軍です!!」

麦野「あぁ? 絹旗か」

垣根「雑魚が一匹増えやがったか」








原子崩し「あ、モアイちゃんトコのお嬢ちゃん もう来たん?」

窒素装甲「さ、さいあいですっ!! ウチのパートナーは絹旗最愛っちゅうて言うてますやん」

未元物質「何だあ、この関西弁のガキ」

窒素装甲「関西弁ちゃうわ! これは大阪弁っちゅうんや!!」

窒素装甲「オホン……あんたが未元物質っちゅうんやな?」

未元物質「チュー? いらねぇよガキの唇なんて」

窒素装甲「そんなこと言うてへんわ! 誰がお前みたいなチャラ男に誰がちゅーすんねん!」

原子崩し「そやんねー、おばちゃんもチャラ男君は嫌やわー!」

未元物質「てめっ、さっき男前って言ってたじゃねーか!」

窒素装甲「うわー……○回り以上年上の方に男前って言われたこと信じてるんやなー」

未元物質「は? どういう意味だこら!」

窒素装甲「なんもないでー、でもどうやらお前の脳味噌は愉快なお花畑で出来てるみたいやな!」

原子崩し「おばちゃんお花やったらちょっと詳しいで!あんな―――」

未元物質「お、花畑……や、やめろ……」

窒素装甲「ははぁーん? 随分と メ ル ヘ ン チ ッ ク な男やなーお前」

未元物質「っぁあぁああああああああああ言うなぁぁあああああああああああ!!」

窒素装甲「なんやこの男、メンタル弱すぎやろ」




垣根「なんだ……? 今日はいつもより調子が出ねぇ」

垣根「せっかくいつもよりは多少ましな奴が相手だってのに」

心理定規「手こずってるみたいね」

垣根「遅ぇぞ、心理定規」

麦野「!! 新手か……」

絹旗「短期戦で行きましょう麦野!!」







未元物質「はぁぁあああああぁああああああん…………」

心理定規「……あのー」

窒素装甲「なんや?」

原子崩し「うわ、ベッピンさんやねあんたー!」

心理定規「そんなー、ありがとうございます」

窒素装甲「なんであんたもそいつもそんな真に受けやすいねん」

心理定規「真に、受け? ってこの人なんでこんなになったか知ってる?」

心理定規「(ていうか、予想は大体つくけど……)」

窒素装甲「なんや、そいつこのおばちゃんに男前言われたのホンマやと思ってたみたいでな」

原子崩し「いや男前やでーこの男の子」

窒素装甲「おめでたい頭やなー言うたら、こんなんなった」

心理定規「……はぁ」


心理定規「……メルヘンチックって言ったんじゃない?」

窒素装甲「あーそんな感じやったかもなぁ、しょうもない男にかけた言葉なんて覚えてへんで」

心理定規「はぁ~~~~この子はもぅ!」

未元物質「…………ブツブツ」ドヨーン

心理定規「悪ぶってる癖に根は純粋なんだから……」

窒素装甲「いやあんたもベッピン言われて喜んでたやん」

心理定規「あら、言われたらうれしいじゃない」

窒素装甲「お世辞って気ぃついてる?」

心理定規「例えお世辞でも素直に受け止めて返すのが大人のレディよ、お嬢ちゃん」

窒素装甲「む……」

心理定規「あなたもこの子もまだまだ成長途中だから、まだまだ知らないことだってあるわ」

心理定規「その知らないことに対してどこまで紳士淑女に対応できるかが成長につながるわ」

窒素装甲「……あっそ」

原子崩し「姉ちゃんえらい難しいこと言うてんなー、おばちゃん分からんわー!」

心理定規「(……ちょっとくさかったかしら?)」



麦野「チッ……引くぞ、絹旗!」

絹旗「了解です!」

垣根「……格下に逃げられちまったか」

心理定規「追わないの?」

垣根「……気分じゃねえ」





原子崩し「おっ、撤退やてモアイちゃん」

窒素装甲「う、ウチはモアイとちゃいます窒素装甲です!」

心理定規「それでは、奥様、またね、お嬢ちゃん」

窒素装甲「……さいならー」プイッ

原子崩し「おばちゃんな綺麗な姉ちゃんは一回みたら忘れ―――」

心理定規「さようならー」ニコニコ

心理定規「……行っちゃった」

心理定規「……垣根君、追わないね」

未元物質「……ブツブツ」

心理定規「……これじゃ無理か」クスッ

心理定規「やれやれ……」スッ

心理定規「ほらほら未元物質君元気出してイケメンが台無しだよ―――」

未元物質「え? 姐さん今イケメンって!?」

心理定規「(はやーっ!! さっきそれで凹んでたのにはやーっ、さすが第二位だわ!)」

きゅうけ


学生寮


幻想殺し「はは、上条のやつ今日も寝坊か」

幻想殺し「まったく、なんでこうも目覚まし時計ってもんは故障するのかね」

幻想殺し「…………俺のせいかな?」  




―チャーン



幻想殺し「どこぞの三語ベイビーの言語が聞こえたような……」

幻想殺し「……ん?」








「幻想お兄ちゃーん!!」









幻想殺し「はっ!! このあからさにテンプレな妹属性キャラ!!」

幻想殺し「お前はッ……!!」















肉体再生「幻想お兄ちゃんげーっと!!」












幻想殺し「肉体再生!!」

肉体再生「はいっ! 肉体再生ここにいるにゃ!」

幻想殺し「あ、あざとい……能力者の好みがここまで能力に影響を与えるとは……」

幻想殺し「てかありえないだろ……性癖が人格に影響するとか……」

幻想殺し「恐るべし、土御門元春」

肉体再生「上条お兄ちゃんは今日も遅刻にゃ?」

幻想殺し「ああ、本日高校生活8個目の目覚まし時計が故障したところさ」

幻想殺し「土御門も寝坊か?」

肉体再生「いや元春お兄ちゃんは……」










土御門「たまらんかったぜい!!」

上条「妹萌えボイスを深夜から聞き続け気付けば朝って……お前」












肉体再生「だにゃ!」

幻想殺し「土御門……お前……」ホロリ


肉体再生「幻想お兄ちゃんはいつも上条お兄ちゃんの学校についてってるにゃ?」

幻想殺し「まぁ、いつもって程じゃねえけどな」

幻想殺し「なんせ、登校中なんざ不幸のオンパレードみたいなもんだからな」

幻想殺し「虚数学区にいてもしょっちゅう呼び出されんだよ」

肉体再生「さすが上条お兄ちゃん!」

幻想殺し「どこに感心してるんだ……」

幻想殺し「そういや舞夏は元―――」

肉体再生「舞夏……?」ピク

幻想殺し「(しまった、禁句だったなこれ)」

肉体再生「土御門舞夏って誰にゃ?」ハテ

幻想殺し「いや、土御門なんて言ってないぞ、知ってるじゃねえか」

肉体再生「あんなエセ妹のことなんかしらないにゃ!」

幻想殺し「エセじゃないって、義理」

肉体再生「ガリだからギリだか知らないけど元春お兄ちゃんの妹は肉体再生にゃ!」

幻想殺し「(よかったなぁ土御門……お前の知らない所で最高の妹が存在するぞ)」


肉体再生「まったく、ちょーっと元春お兄ちゃんとお喋りできるからって……」

肉体再生「できるからって…………」

肉体再生「……」

幻想殺し「……」

幻想殺し「……ふっ」

肉体再生「な、なんで笑ったにゃ?」

幻想殺し「ま、確かに俺らは上条や土御門とはお喋りできないよな」

肉体再生「あぅ……できない」

幻想殺し「しゃーねよな、あいつらには俺らが見えてないんだからな」

肉体再生「……にゃ」

幻想殺し「でも、俺らはあいつらが見えてる」

肉体再生「?」

幻想殺し「いつでも見てる、例えあいつらが一人でいると感じていても」

幻想殺し「俺達が一緒にいる、いてやることができる」

幻想殺し「どんな時でも、どんな場所でも」

肉体再生「……」

幻想殺し「とはいえ、喋れない分のアドバンテージとしちゃ弱いかもしれないな」

肉体再生「そんなことない!! 肉体再生、舞夏に勝ってるとこあった!!」









肉体再生「元春お兄ちゃんといる時間!!!」








肉体再生「それは舞夏にも誰にも負けてないにゃ!!」

幻想殺し「……ほんと、見えてないのが残念なくらいいい妹だな」

きゅうけ

虚数学区



超電磁砲「柵川コンビはまだかな?」

空間移動「きっともうすぐきますです」


「おーい」


超電磁砲「おっ、空間移動の言った通りだな」

空間移動「噂をすればなんとやら、です」

超電磁砲「ご褒美にぎゅーしてやろうか? ん?」

空間移動「結構です」


「やってるねー」


空間移動「超電磁砲さんが勝手にやってくるだけです!」

空間移動「勘違いしないで下さい、定温保存さん!」

定温保存「いや、羨ましいなーと思ってただけ」

超電磁砲「羨ましいのかな定温保存さん? なら抱きしめようか?」

定温保存「いや超電磁砲のはパス、あたし百合好きだけど相手はちゃんと選ぶから」

空間移動「そ、そんな白昼堂々とゆ、ゆゆ百合だなんて//////」

定温保存「アンタとこの変態黒子よりマシ」

空間移動「く、黒子ちゃんは黒子ちゃんです!」

定温保存「……なにそれ」


空間移動「とにかく黒子ちゃんは変態じゃありませんです!」

超電磁砲「私のマスターに行っている行為は?」

空間移動「す、スキンシップです!」

超電磁砲「ほほう、なら私も空間移動にスキンシップとやらを取ってみようかな!」

空間移動「この変態!!」

超電磁砲「これは手厳しい!!」

定温保存「……騒がしい二人だ」

定温保存「ほれ、黙ってないでアンタも何か言ってみ?」




風力使い「い、いつもながら賑やかですね……ははっ」




超電磁砲「……」

空間移動「……」

定温保存「……」

風力使い「……あ、あれ?」

超電磁砲「……」

風力使い「……あ、あの」

空間移動「……」

風力使い「……え?」

定温保存「……」

風力使い「……ぁぁ」










風力使い「(な、なんで誰も何も言わないの定温保存ちゃんふっといて何も言ってくれないのってこの空気の原因はやっぱり私
     なのどどどどうしよう私なにも面白いことなんてできないし体張って空気よくすることも出来ないしああぁこんな
     こと考えてネガティブになってますます空気悪くなっちゃいそあぁぁあごめんなさいごめんなさい涙子さんごめんなさい
     もし御坂さんや白井さんから不意に能力でなにかされたら100%私の責任です色々迷惑かけてごめんなさい思えばいつも
     涙子さんには迷惑をかけて違う違う今必要なのは謝罪の言葉じゃなくてこの状況を打破する手段そうよ空力使い
     いつまでもネガティブ豊乳なんて言われてる場合じゃないポジティブ貧乳と呼ばれるようにってあぁそれじゃ
     せっかく豊乳って言ってくれてるみんなの目を節穴にしてしまういや待ってはたしてみんなは本心で豊乳いったのかしら
     実は私の無個性を気にかけて対して豊乳でもないのにそう言ってくれてるんだとしたらポジティブ豊乳なんて言ってしまえば
     こいつどんだけ自分のこと見えてにんだって影でネタにされるうん絶対されるまずいそれはまずいやっぱりこのまま
     ネガティブ豊乳貧乳豊乳として生きていくしかあぁでもそんな恥を晒してまで私生きてく自身が……)」プシュー












風力使い「……キュウ」コテ

定温保存「……ショートした」

超電磁砲「二の語句を待っていたんだが……」

空間移動「随分率直な意見だけです」

定温保存「いつも通りだろ、おーい風力使い」

風力使い「ううーん……ポジティブ豊乳……」

超電磁砲「おおっ、大きく出たな風力使いさん! 豊乳だけに!」

空間移動「うまくないです 下手です」

風力使い「なにを考えてるんだコイツは……おい、起きないとキスするぞ」

空間移動「ひゃあ!!」

きゅうけ
空間移動の外見イメージはタマもしくは凸


グループ




土御門「えー今回の任務についてだが―――」

一方通行「―――」

結標「―――」

海原「―――」






肉体再生「一方通行のお姉ちゃん!! 何して遊んどくにゃ?」

一方通行「うーん、そうだねーでもその前にちょっと待ってね」

肉体再生「にゃ!」













一方通行「いいですか座標移動君、ぜーーったいにノータッチですからね?」

座標移動「Yesロリータ! Noタッチ! 肉体再生ちゃん!!」フォウ!!














肉体再生「座標移動のお兄ちゃん今日も元気いっぱいにゃ!」

一方通行「あれはそういう元気とは違うんだよー」


肉体再生「―――♪」

座標移動「いやーいつ見てもきゃわゆいなぁ……肉体再生たん」

一方通行「いやらしい目でみるのもダメですよ」ジロッ

座標移動「そんな、見ることまで制限されちゃ一体俺は何をしたらいいんだ! 一方通行!」

一方通行「目がいやらしいんです、普通に眺めるだけなら何もいいません」

座標移動「おぉ……普通、普通…………ふひっ」

一方通行「たぁーー!」バシッ

座標移動「べトパ!!」ボゴォ!!!!!

一方通行「鼻息が荒いです!」

座標移動「べ、ベクトルパンチはやり過ぎ……あ、鼻血」

一方通行「! 興奮して!?」

座標移動「お前が殴ったからだろーが!! ……ッチ、このババァ」ボソッ

一方通行「私はまだ若いもーん!!」ボゴォ!!

座標移動「グッフェ!!!!」

一方通行「全く……失礼な人なんだから」

肉体再生「さっきから何してるにゃ? プロレスごっこ?」

一方通行「に、肉体再生ちゃん! どこでそんな言葉覚えてきたの!? 土御門君!?」

座標移動「に、肉体再生ちゃんもやる?」

一方通行「~~~~もう!」ガン!!

座標移動「そげぶ!!」


土御門「――でここは……」

一方通行「あァ? そこはコイツでいいだろ、おい結標オマエが行け」

結標「はぁ? なんであなたが私に指図するわけ? 何様?」

一方通行「第一位様だ、覚えとけ三下」

結標「この……ッ!」

土御門「やめろ二人共」

海原「……困ったものです」







座標移動「だからなんでお前は俺のやり方にいちいち口や手を出すんだよっ!?」

一方通行「あなたの好きにすると周りの人主に肉体再生ちゃん含む少女に多大な被害とご迷惑をかけるからです!」

座標移動「被害妄想だ!! 大体俺は今までそんなこと一回もしたことな―――」

一方通行「あ、肉体再生ちゃんがパンツ丸出しだぁ」

座標移動「ぐひょ!!」クルリ

一方通行「こんなの放っておけるわけないでしょー!!」バン!!

座標移動「ねぼしっ!! ッ……どこにも肉体再生ちゃんのパンツなんてねーじゃねーか!!」

一方通行「パンツが落ちてるなんて言ってないよね!? 丸出しって言っただけだよ!!」

座標移動「うへっ、丸出し?」クルリ

一方通行「ダメだこの人早くなんとかしてーーっ!!」ドゴッ!!

座標移動「ゲンコロッ!!!」


一方通行「……まったく、座標通行君は初めて会った時からずっとこうです!」

座標移動「男が簡単にテメェの信念を変えてたまるかよ」

一方通行「セリフはかっこいいのに信念がダメダメです」

座標移動「ロリコンのどこが悪い!!」

一方通行「オープンなところが悪い!!」ドゴッ

座標移動「レガン!!!」

肉体再生「ねー一方通行のお姉ちゃん、初めて座標通行のお兄ちゃんと会った時ってどんなだったにゃ?」

一方通行「初めて会った時? それはねー……」

座標移動「肉体再生ちゃんがまだお母さんのおなかにいる時だったかな?」

一方通行「……」バシッ

座標移動「ブチコロ!」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
















結標「一方通行……ッ!!」

一方通行「……」



















座標移動「なんだ、ババアか……」

一方通行「……久しぶりの能力使用だからやり過ぎちゃうかも」
















座標移動「あーすいませーん!! 俺の守備範囲外なんで視界からオサラバしてもらえますぅ?」

一方通行「あなたこそ痛い目見ない内に虚数学区に戻ってた方がいいですよー」

座標移動「ご老体に鞭打つ必要なんかないですよ、おばあちゃん」

一方通行「……私、まだ若いんだけど!」

座標移動「は? 俺の目にはピークを過ぎた行遅れの女しか映ってないんだけど?」

一方通行「言わせておけば……もうおこった!!」

一方通行「一方通行!!」













一方通行「―――あァ!!」バキィィイン!!!

結標「―――ッ!!!」ビュッ












一方通行「ッ空間移動!?」

座標移動「もっと高度なもんだよ!ったく!」


座標移動「ッ!! おいばぁちゃん無理すんなよ!!」

一方通行「(あの人だってまだ若いのに!!)」

一方通行「はぁぁあああああああああ!!」

座標移動「げっ!! なんだこの力!?」

一方通行「学園都市の一番を甘く見たらダメだよ!!」

座標移動「クッ……俺のばぁちゃんにあんまり負荷掛けてくれんなよ! 吐いちまう!!」

一方通行「何を……」









結標「……うえっ!!」ゲロォ











座標移動「!!! おいばぁちゃん!! しっかりしろ! 深呼吸だ深呼吸!!死ぬな!!」

一方通行「な、なんかごめんなさい!!!」


一方通行「ぎゃはっ!!」ドゴッ!!

結標「ッ!!」

一方通行「悪ィが、こっから先は一方通行だ!!」

結標「クッ!!」








座標移動「やっべ、ばぁちゃんもう能力使えねーぞ……おい!」

座標移動「その男はか弱いご老人を殴るのか!? 正気か!!?」

一方通行「そこは女の子にしてあげようよ……」

一方通行「……一方通行は拳を振りぬくよ、それが一方通行なりの決意だから」

座標移動「かーっ!! 血も涙もねぇ! 年寄りに優しくしろって習わなかったのか!」

一方通行「お生憎うちの一方通行の目にお年寄りは映ってませんので」

一方通行「映っているのは、勇気あるか弱い女の子だよ」

座標移動「やれやれ……これでばぁちゃんも捕まっちまうか」

一方通行「……」

座標移動「……まぁ、そんな顔するなご老人」

一方通行「乙女ですっ!」

座標移動「ばぁちゃんだって覚悟の上さ、それにショタっ子共にも会えるし喜ぶんじゃね?」

座標移動「俺としてはロリを見る機会がなくなっちまうのは残念だが……」

座標移動「ま、ばぁちゃんの世話ほったらかすわけにもいかねーからな、しゃーねー」

一方通行「……あなたって本当はいい人?」

座標移動「覚えときな、ロリコンに……」

座標移動「悪いやつはいない―――ッ!!!」





グッッッシャァアア!!!









結標「―――がッ!!」ドサッ








座標移動「おーおー、派手にやっちゃって……後残ったらどうしてくれんだ」

座標移動「ったく……嫁入り前のばぁちゃんだってのによ」











一方通行「……クソッたれが」











一方通行「……あの人達もやっぱりいいパートナー同士だったりしてね」

一方通行「私のことをお年寄り扱いしたのは許せないけど!」

一方通行「……捕まるって言ってた、あの変な人」

一方通行「あの女の人……いつか、また普通の生活ができるのかなぁ……」




――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――――――――

―――――――――――――――――――――――

>>1の誤変換が面白すぎてヤバい


一方通行「―――って感じだったかな」

肉体再生「……ロマンス!」

一方通行「ど、どの辺が?」

一方通行「まぁ、それでこの少し後結標ちゃんとはこのグループで再会するんだけどね」

肉体再生「まさしく運命のであいにゃ!」

一方通行「そ、そんなオーバーなこと語ったつもりはないよー……」

一方通行「まぁ、座標移動君も座標移動君で全く結標ちゃんのこと考えてないわけではないと思うけどね」

座標通行「はぁ……はぁ……生まれ変わったらロリ能力者の能力に……うっ」

一方通行「……欲望に忠実すぎるトコもあるけど」

>>90
ほんとだ、いっぱいあるな 最後の座標通行は酷い


図書室


美琴「―――うげ!」

美琴「……」サッ

食蜂「御坂さん」

美琴「……」

食蜂「みぃーさぁーかぁさぁーん」

美琴「…図書室内の私語は厳禁よ」












心理掌握「超電磁砲かしらー!!」












超電磁砲「おや……心理掌握じゃないか」

心理掌握「なに、そのドライな感じ傷つくのだわ!」

超電磁砲「(この子……私的には少々面倒くさい子なんだよな)」ハァ

心理掌握「溜息つくなーーですぅ!!」




美琴「私とやり合って勝てるとおもってんの?」

食蜂「んーシングルスじゃ厳しいわよねぇ」

食蜂「なにせ―――」






心理掌握「洗脳ビーム」

超電磁砲「電磁バリアー」






食蜂「御坂さんてば私の干渉力が効かないんだモン」

美琴「アンタねぇッッ」







心理掌握「それ反則なのー!!」

超電磁砲「悪いな、マスターを食蜂の玩具にするわけにはいかんからな」

心理掌握「うぅ……私のマスターは第五位なのになぁ」

超電磁砲「こっちのマスターは第三位だ」

心理掌握「順位なんて関係ないかしらーー!!」

超電磁砲「自分で言い出しといて……」


心理掌握「……ターゲットを変えてみようかしら?」

超電磁砲「ターゲット……?」

心理掌握「空間移動とか仲良かったわよねぇ超電磁砲?」

超電磁砲「言っていい冗談と悪い冗談があるぞ、心理掌握」

心理掌握「冗談に聞こえる?」

超電磁砲「そもそも、なんで私や友人達を操ろうとする?」

心理掌握「なんで? そんなの決まってるじゃない―――」


















心理掌握「私、何考えてるか分からないおばかさぁんって嫌いなのよねぇ―――」




















超電磁砲「……」

心理掌握「仲良くするのは頭んなかみてからにするですぅ!!」

心理掌握「だから見してよ! 超電磁砲!!」

超電磁砲「……断る」

心理掌握「どうしてぇ? 超電磁砲は私と仲良くしてくれないの?」

超電磁砲「今現に仲良く喋っているじゃないか、頭の中を覗くかなくとも」

心理掌握「……だめかしら、そんなの」

心理掌握「所詮、上っ面だけの仲良しなんて、信用に値しないわ」

心理掌握「言ってることと本音が違うのなんて当たり前―――」

心理掌握「私は、相手が何を考えているか知って初めて安心できる」

超電磁砲「ほう……では私のことは信用も信頼も安心もできていないということだな?」

心理掌握「当たり前なのだわ、現時点で一番警戒しているのは君」

心理掌握「超電磁砲だよ」

超電磁砲「……」

心理掌握「だから早く頭を見せて私を安心させてくれですぅ!!」


超電磁砲「(相変わらず、掴みどころがないな……)」

超電磁砲「(歪んでいる……とは形容したくないが)」

超電磁砲「(食蜂の人格に色濃く影響されている)」

超電磁砲「(……いや、そもそも心理掌握の能力の本質に忠実なだけかもしれない)」

超電磁砲「(十徳ナイフと比喩されるほどの能力を操るには……)」

超電磁砲「(それ相応の人格が必要になっているわけか……)」

心理掌握「ねー、見せてくれないかしら!?」

超電磁砲「見せない、というより見せてしまえば私は心理掌握を敵と見なしてしまう」

心理掌握「それじゃあ今の私だって超電磁砲は敵ですぅ!」

超電磁砲「ああ、だからわざわざ敵に近づく必要はないだろう?」

心理掌握「いやですぅ!! 私は超電磁砲と仲良くなりたいんですぅ!!」

超電磁砲「今のままでも十分仲いいじゃないか」

心理掌握「何言ってるのだわ!! 私今は超電磁砲の事は負の感情しか抱いてないのだわ!!」

超電磁砲「直球に言うんだな」


超電磁砲「(心理掌握という能力を持つ弊害……)」

超電磁砲「(相手の本心と建前、嘘と真実がわかるからこそ)」

超電磁砲「(わからない相手の事は信用できない、か)」

超電磁砲「……難しいやつだな、心理掌握」

心理掌握「私は天才だからかしらーっ!!」

心理掌握「そんじょそこらの凡人とは比較してくれるなですぅ!!」

心理掌握「でも頭の中見せてもらえばすぐ信用するピュアな心ももってるのだわ!!」

超電磁砲「単純なのか、気難しいのか……」

超電磁砲「……年頃の娘を持つ親の気持ちかな、これは」

超電磁砲「……いや、ちょっと違うか」

心理掌握「みーせーるーでーすぅ!!! あたま!!!」

超電磁砲「ことわる」

きゅうけ 心理掌握の外見は金糸雀じゃない

いちいち能力名書くのめんどいでしょ
最初の二文字か一文字だけでも多分わかるよ

>>105
めんどくさいし打ちミス多いけど四文字で書きたい ごめんね


大覇星祭





佐天「あのー……あたし持ってますお守り」

上条「!」






風力使い「(ちょっとぉおお!! 涙子さん!! 急に人に話かけるとか私心の準備―――」

幻想殺し「いやー悪いなお嬢さんの主人さんに迷惑かけちゃって」

風力使い「(は……話かけられた……もうダメぽ……)」プシュー

幻想殺し「あのー……お嬢さん?」

風力使い「(……ハッ! ダメよ風力使い! いつまでも初対面の人相手に気絶してちゃダメ!)」

風力使い「(そんなだから知り合いも友達も少な……ネガティブになるのもやめよう)」

風力使い「……スゥ」

風力使い「あ、あの……私は風力、使いって名前です、こっちは佐天涙子さん……です」

幻想殺し「おっ、そっか! 俺は幻想殺し、でこっちが上条当麻っていうんだ」

風力使い「(言えた! って幻想殺しってどっかで……)」


幻想殺し「佐天さんだっけ、風力使いさんの主人さんはいい人なんだな」

風力使い「ど、どうしてそう思うんです?」

幻想殺し「いや、お守りって人にとっちゃ大切なモンだろ?」

幻想殺し「佐天さんだってちゃんと持ち歩いてるんだしさ」

幻想殺し「そんな大事なモンを困ってる人のために貸してあげるなんて中々できることじゃない」

風力使い「それは……その、上条さんが悪い人には見えなかったから……じゃないでしょうか?」

風力使い「あ、もちろん涙子さんは優しい人ですよ? 危なっかしいところもあるけど……」

幻想殺し「ははは、こいつの能力の俺がいうのもなんだけど、こいつも放っておけないタイプなんだ」

風力使い「誰を?」

幻想殺し「困ってる人を、さ」


幻想殺し「なんでもかんでもすぐ関わってしまうタチなんだよ、こいつは」

風力使い「あ、それは涙子さんも同じです、頭より先に体が動くタイプなんです」

幻想殺し「あ、やっぱり? 随分お人よしそうな雰囲気でてるもんなー」

風力使い「……」

風力使い「(……これって能力の能力者に対する陰口じゃないよね?もしこれが陰口だとしたら私すっごく嫌な涙子さんの
     能力になるんじゃだから涙子さんはコンプレックスに―――)」

幻想殺し「もめごとに関わって損するなんて目に見えてるモンなのになぁ」

風力使い「ハッ!……それでも体が動いちゃうんですね」

幻想殺し「そういう性格なんだろうなぁ、二人共」ハハ

風力使い「ははは―――」

風力使い「―――なんだか似てますね、私たち」

幻想殺し「え? 私たち?」

風力使い「…………」

風力使い「(しまったぁあああああ!!似てるのは私たちじゃなくて涙子さんたちなのにぃいいいいいいいいいいい
     なんだか似てますねなんてラブコメくさいセリフを初対面のしかも男の人に言ってしまったぁあああああ
     あわわわわどうしようたとえこの場を切り抜けたとしてもお守りを返してもらうとき再度顔をあわせることに
     なってしまうその時私幻想殺しさんの顔見れる自信ないよあぁもうネガティブなこと考えてたからつい口が
     滑ったんだぁだから考えないでおこうって―――)」












幻想殺し「んーそうかもな」

風力使い「―――え?」


幻想殺し「風力使いさんも佐天さん見てて、失礼だけど、馬鹿だなーなんでそんなことするかなー」

幻想殺し「って思うときあるんじゃないか?」

風力使い「は、はいたまに涙子さんがおもいっきり無茶するときとか……」

幻想殺し「俺も上条見てるとよく思うんだよ」

幻想殺し「コイツ何考えてんだ? お人よしにも程があってもはやお節介だろ」

幻想殺し「てかコイツ素でアホだな、目つける場所間違えすぎだろこの馬鹿」

幻想殺し「その癖フラグだけは立て逃げしやがって何してんだボケ……とか」

風力使い「(さすがにそこまで涙子さんのこと言ったり思ったことはない……)」

幻想殺し「そんなこっちから見ればなにやってんだよ、ってことばっかりする奴だけどさ」



幻想殺し「不思議と――――――嫌いじゃないよな?」



風力使い「!―――はい!」

幻想殺し「お、いい返事」

風力使い「あっ……はぃ」


幻想殺し「こんだけボロクソ言って、あいつのやるお人よし活動にも文句いって」

幻想殺し「なおかつ行動が理解できない」

風力使い「しかも無茶ばっかりする……」

幻想殺し「なんでだろうな、俺こういう意味わからないやつそんな好きじゃないのにな」

幻想殺し「身内贔屓……能力贔屓が入ってるのかもしれないけど」

幻想殺し「上条は……それが似合うって思っちゃうんだよな」

風力使い「…………おんなじ、おんなじです」

風力使い「涙子さんも私がコンプレックスで悩んで……それで間違ったことをして……」

風力使い「その時、涙子さんが弱音吐いたんです」

風力使い「自分のことを欠陥品だって」

風力使い「……分かってたんです、涙子さんがこんな気持ちだったって」

風力使い「むしろコンプレックスを持つのは普通だって……でも」

風力使い「その時の涙子さんは……私は好きじゃありませんでした」

幻想殺し「……彼女に弱気は似合わないよな」

風力使い「そうです、涙子さんは明るくて無茶して」

風力使い「それで、友達思いのおてんばガールだって」

風力使い「変なことに興味持っていろいろ暴走気味になるとこも含めて……」

風力使い「私は……無鉄砲な涙子さんが好きです」

風力使い「それが……涙子さんには似合っちゃうんです」


幻想殺し「……やっぱ俺達似たもの同士だな!」

風力使い「……」

風力使い「…………」

風力使い「(また違う事やらかしたぁああああ!!!初対面の人に大分熱く涙子さんの過去編話して
     それに対する私の心中暴露大会しちゃったぁあああぁああああやばいやばいやばい
     似たもの同士ってのは幻想殺しさんも納得してくれたけどこれはまずいですよ空力使い
     別名空気殺しの異名が爆発しちゃってたかもしれないあぁ恥ずかしいこんなに語ったのなんて
     定温保存ちゃんぐらいなのにぃあぁあああせっかく似た者同士だーちゃんちゃんで終わってたはずなのに
     私がオーバーヒートして語っちゃうからこんなときに定温保存ちゃんがいればきっと定温保存してくれてたのに
     好きって言ってしまったこれってもしかして能力者依存なのかしら相互関係というよりは依存関係なの
     あぁただでさえダメな私が次はパラサイト化とかもう本格的に救いがな―――)」

幻想殺し「あ……これって似てるって言った自分を誉めるみたいになりそうだから恥ずかしいんだけど……」

風力使い「……?」



















幻想殺し「俺結構空力使いさんみたいな性格好きだぜ、あナルシストっぽく聞こえたかな?」

風力使い「                 」





















風力使い「(好きだぜ―――
         好きだぜ―――
             好きだぜ―――)」








風力使い「               ボッ!!!!」バタン!

幻想殺し「いやー好きなものを好きと言える―――空力使いさん!!?」

風力使い「(ちがうちがうちがうそうじゃないそうじゃないそんな一点だけ言葉を抽出してはダメ
     えぇと前の言葉は確か空力空力使いさんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんんん!!!
     の後に性格ってついてるでしょぉおおおおおがいえいえ慌ててはだめここは一刻も早く
     立って動揺による卒倒という事実を虚偽に変えるのよ空力使い)」

風力使い「ぁ……だ、ダイジョウぶ―――」

幻想殺し「モロ後頭部打ったように見え―――」

風力使い「」バッ!!

風力使い「(ダ メ だ 幻想殺しさんの顔直視できない!!)」

風力使い「(は、早く前向かないと動揺がバレ……)」

幻想殺し「あーたんこぶ出来てる、大丈夫か」ポン

風力使い「~~~~~~~だだだぁいじょうぶだぁ!!!!//////」

風力使い「(理性吹っ飛ぶ五秒前ぇええ、違うこれはこれは吊り橋効果よ!)」

風力使い「(この心臓のドキドキはそれよそれなんだから!!)」

幻想殺し「本当に大丈夫か?」

風力使い「だだ、大丈夫です!」

幻想殺し「っと、上条も動きだしたみたいだ、それじゃまたお守り返す時にでもまたな!」

風力使い「―――はぃ」

風力使い「(……お守り返す時に で も!!?)」

風力使い「(でもって何!? 何するの?? ナニするの!!?)」

風力使い「(~~~~~違う!! 私はこんなポジティブに恋の悩みするキャラじゃない!!)」

風力使い「だから恋じゃない!」







幻想殺し「えらい向こうで一人騒いでるな……元気そうだし大丈夫だろ」

きゅうけ 風力使い? 空力使い?


虚数学区




窒素装甲「なぁ、おねえちゃん」

一方通行「なぁに、そーこーちゃん?」

窒素装甲「ウチ最近思うことあんねんけどな」

窒素装甲「爆槍……最近色気づいてへん?」

一方通行「え? ばくそーちゃんが?」

窒素装甲「そうや、なんか最近妙に挙動がおかしいんや」

窒素装甲「服に気ぃ使いだしたり、髪をセットしていったり……」

窒素装甲「これはたぶん……彼女できたな爆槍」

一方通行「ぇぇえええ!! ばくそーちゃんに彼女が!?」

窒素装甲「もしくは好きな人やな、どちらにせよ思い人がいるってのは確かや」

一方通行「はぇー……ばくそーちゃんが大人に……」

一方通行「うぅ……うれしいのか寂しいのかお姉ちゃんわかんないよぉ……」

窒素装甲「爆槍のくせにおねえちゃんを泣かせるとは……許せへん!!」





















窒素爆槍「……そういうのは俺のいないとこでやってくんね?」

窒素装甲「なんでや!!」


窒素爆槍「いや、普通こういうのは本人のいないとこで話すことだろ」

窒素装甲「ウチはそんな陰口みたいな真似しやんわ!」

窒素装甲「言いたいことはちゃんと面と向かって言うタイプなんや!」

窒素爆槍「そりゃお前のタイプは勝手にしてくれて構わねぇけどよ」

窒素爆槍「さも事実のように姉ちゃんに話すのはやめろよ!」

窒素装甲「何言うてるんや! 服に気ぃつかったり髪セットしたりしてるやんか!」

窒素爆槍「ぐッ……そ、それは確かにそうだけど……」

窒素爆槍「別に俺は彼女いるなんて言ってねぇだろ!!」





















窒素爆槍「ていうか俺女だろ!!!」

















窒素装甲「好きに性別の壁なんて関係ないやろ!!」

窒素爆槍「今そんないい話してないよな!!?」


窒素装甲「一人称が俺や男っぽい恰好して今更なに言ってんねん!!」

窒素爆槍「それは前からだろ!!」

窒素装甲「それが最近加速してるっちゅうんや!」

窒素爆槍「だからって女の俺が彼女つくるためにそんなことしてたわけねぇだろが!!」

窒素装甲「なんやとぉ!!」

窒素爆槍「んだこら!! ていうかお前逆ギレじゃねえか!!」

一方通行「まーまー二人とも落ち着いて」

一方通行「そーこーちゃん、人の個性に口を出すのはマナー違反だよ」

窒素装甲「……はぁい」

一方通行「ばくそーちゃん」

窒素爆槍「……」

一方通行「お姉ちゃんはばくそーちゃんがどんな恋しようが応援す―――」

窒素爆槍「ほら見ろ装甲!!! 姉ちゃんが馬鹿みたいな勘違いしてんじゃねえか!!」

窒素装甲「おねえちゃんもそう思ってるってことや!!」

一方通行「別に女の子が女の子好きでも私は全然―――」

窒素爆槍「違うから! 俺、男の子すっごい、もうすっごい好きだから!!」

窒素装甲「キャーー―――!! 爆槍が盛り出したー!!!」

窒素爆槍「お前はもう黙ってろ!!!」


窒素装甲「じゃ結局のところ最近の奇行はなんなんや」

窒素爆槍「なんでもいいだろ……て奇行っておい」

一方通行「! も、もしかして私達に言えないような悪いことしてるとか?」

窒素装甲「ははぁん、そのためのカモフラージュとして変装してるわけやな」

窒素爆槍「違うって! しかも、変装なんて言われるほど変わった覚えもないよ!」

一方通行「じゃあ、どうしてそんなことしてるの?」

窒素爆槍「……」

一方通行「お姉ちゃんにも言えないこと?」

窒素爆槍「……」

一方通行「……そう―――」

窒素爆槍「……」

一方通行「―――ぅ」

窒素爆槍「分かった分かった! 言うから姉ちゃん泣かないでくれ!」

一方通行「ばくそーちゃん……」

窒素装甲「……!」

窒素装甲「ははぁん、さては相手はおねえ―――」

窒素爆槍「お前マジでふっとばすぞ!!」


窒素爆槍「最近、服装や髪形に気を使ってんのは、本当に好きな人ができたからとかじゃないよ」

窒素装甲「じゃ、なんでや?」

窒素爆槍「…………はー」

一方通行「ばくそーちゃん?」

窒素爆槍「………………女が服や髪に気ぃ使っちゃわるいかよ」

窒素装甲「―――は?」

窒素爆槍「いやだから俺だって女だし、そういうことに気をかけても別におかしくないだろ」

一方通行「……」

窒素爆槍「あー恥ずかしい、なんでこんな……って聞いてる?」

一方通行「……ばくそーちゃん、それって……」

窒素装甲「……あんた自分の言ったことの意味分かってるん?」

窒素爆槍「意味? だからまぁ、俺も人並みに女らしいことしてるってだけで……」

窒素装甲「いや、だから女らしいことってなんや?」


窒素爆槍「? 服に気ぃ使ったり、髪を整えたり?」

一方通行「女の子はなんでそんなことしてると思う?」

窒素爆槍「……自分をかわいくみせるため、とか? いや、俺の恰好は別にかわいいとか―――」

窒素装甲「だ れ に 見せるんや、そのかっこ」

窒素爆槍「まさか家におる時だけしかそのかっこするわけじゃないよな?」

窒素爆槍「誰にって……周りの、人?」

窒素装甲「ハァ……何ちゅう鈍い」

窒素装甲「……それってだから他人に対して自分を可愛くみせてるっちゅことやろ?」

窒素爆槍「…………あ」

一方通行「……ばくそーちゃん」















一方通行「本当に好きな人できたの?」

















窒素爆槍「姉ちゃぁあああああん!! だから本当に違うんだって!!!」

一方通行「だから可愛く見てもらいたいんだよね! 私すごくわかるよ!」

窒素装甲「ほら、幻想殺しにお熱な先輩からのアドバイスや、よく聞いとき」

窒素爆槍「ぁああぁあああああ違うぅうううう!!!」


窒素爆槍「俺は本当に人並みに女子らしいことしようと思って!!」

窒素装甲「女子らしいこと、それすなわち恋と相場は決まってるんやで」

窒素爆槍「それじゃなにか!? 俺は無意識の内に普通の恋愛をしてみたいとか思ってたのか!?」

一方通行「ばくそーちゃん、やっぱり私応援するよ!」

一方通行「ばくそーちゃんに素敵な人が見つかるように!」

窒素爆槍「ぇぇぇえええええええええぇぇ……えぇ?」

窒素装甲「自分が行った行為がそんな意味があると知って嫌々ながらも納得できてまうねんな」

窒素装甲「うんうん、恥じることはないで爆槍、乙女は恋してなんぼやで!」

窒素爆槍「ええぇ……俺って実はそんなこと考えながらおしゃれに気つかってたの?」

窒素装甲「今気づくなんてなんか不思議やな」

窒素装甲「おしゃれしてる時の爆槍は一体何をおもっておしゃれしようと思ったのか」

一方通行「そーこーちゃん! 普通の女の子らしく、だよ!」

窒素装甲「いやおねえちゃん、この場合爆槍は普通の女の子をどういう風に考えてたが問題や」

窒素装甲「なぜ、普通の女の子がおしゃれをするのか……」

窒素装甲「その理由を理解しないままおしゃれに手をだしたことが」

窒素装甲「お前の敗因や―――爆槍」

窒素爆槍「ちくしょう……俺は一体なんで恋なんかを……」

一方通行「ファイト! ばくそーちゃん、応援してるよ!」

窒素爆槍「うぅ……ありがとう姉ちゃん、でもいらない」

きゅうけ 今更だけど一方通行のモデルは百合子

AIMを観測したり干渉できる滝壺なら、能力たちの会話とか聞けそうな気がする

そういやはーまづらぁの能力って何?

自動書記さんが見たいと思ったけどAIMじゃなかった

>>130
滝壺が主人公化してまう……

>>131
いい感じの能力名考えてくれ

>>134
頑張って設定考えてくれたら出せるよ!


虚数学区


空間移動「幻想殺し様ー!」

幻想殺し「おー空間移動」

座標移動「おっほぉおおおお!!! 空間移動ちゃぁん!!」

空間移動「げぇええ!? 座標移動さんです!?」

空間移動「幻想殺し様!! なぜこのような方と一緒に!?」

幻想殺し「いや偶々そこであって話してただけだよ」

座標移動「そう、ロリの持つ無限大の可能性についてね……」

幻想殺し「そんなことはお前しか言ってない」

空間移動「はぁぁ……せっかく幻想殺し様にお会いできたと思ったのに」

座標移動「だあぁーから! どのロリもこのロリも幻想殺し幻想殺しって!」

幻想殺し「俺の周りにそこまでロリはいない」

座標移動「ずばり空間移動ちゃん! こいつのどこがそんなにいいんだ!!?」

幻想殺し「自分でいうのもなんだがお前よりかはマシだと思う」

空間移動「その通りです! 私の心は幻想殺し様に初めてお会いしてから幻想殺し様のものなんです!」

座標殺し「一目ぼれ!? それなら俺が先に会ってればーー!!」

幻想殺し「どうにもならなかっただろうよ」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

初対面




黒子「やはりお姉さまが自販機を荒らした形跡が……」

黒子「ですがだとすれば一体どちらに…」





空間移動「あぁーまた超電磁砲さんと御坂さん派手にやったですね」

空間移動「毎回毎回捕まらないのが不思議なくらいです」

空間移動「それにしても佐天さんが推測するに御坂さんの悩みの種は男……ですか」

空間移動「まさか御坂さんに限って……ねぇ?」

空間移動「しかし、あの超電磁砲さんがあそこまでやっきになる能力の持ち主です」

空間移動「もしかすると……もしかするです!?」

空間移動「……なぁーんて、御坂さんと超電磁砲さんに限ってそんなこと―――」






黒子「!お姉さま!」

黒子「お姉さまこんな所にいらっしゃ…」











超電磁砲「だから貴様は―――!」

幻想殺し「まぁおちつけ―――」












空間移動「そんなことあったーーーーーー!!!?? です!!?」

超電磁砲「」ビクッ!!

幻想殺し「」ビクッ!!


超電磁砲「な、なんだ空間移動じゃあないか!」

空間移動「私の事はいまどうでもいいです! いえできるなら今後もどうでもいいです!!」

超電磁砲「そ、そうか……え?」

空間移動「あ、あなたはっ……誰です!!?」

幻想殺し「あぁ、俺は幻想殺しでこっちは上条ってんだ」

空間移動「私は空間移動といいます、超電磁砲さんの主である御坂さんの後輩の白井黒子の能力になります」

幻想殺し「えらい遠回りだな」

超電磁砲「つまるところ私の妹というわけだ」

空間移動「それはつまらない回答です……幻想殺しさん」

幻想殺し「ん、なんだ?」

空間移動「単刀直入に聞きます」










空間移動「超電磁砲さんが惚れた相手ってあなたのことです?」











超電磁砲「空間移動ーーーーッ!!????」

空間移動「ずばり、そうなんです?」

幻想殺し「え……と、はは、なんのことやら……」


空間移動「超電磁砲さんの決闘相手はあなたってことなんですよね?」

幻想殺し「まぁ、たぶんそうなんだろうけど」

超電磁砲「空間移動!? 君はなにか思い違いをしてるぞ!? な!?」

空間移動「で、そのつど超電磁砲さんを退けている……と」

幻想殺し「まぁ……そう、かな?」

超電磁砲「違う!! 貴様話を盛りよって! 私とマスターはただ相手にされていないだけだ!!」

空間移動「それもっとひどいです」

空間移動「なるほど……超電磁砲さんに狙われて軽くあしらわれるぐらい強いんです?」

幻想殺し「いや、強いっていうかなんというか……」

超電磁砲「そう、聞いてくれ空間移動! こいつはチートなんだ!! チートなんだ!!」

空間移動「二回言わなくても、ま大体わかったです」

空間移動「あ、幻想殺しさん私からお礼を言っておきます」

幻想殺し「え、俺初対面の君になにかしたことあるっけ?」

空間移動「あの人の相手をしてくれていることが間接的に私を助けていることになっているです」

幻想殺し「へー、んじゃありがたくお礼をちょうだいしとくかな」

超電磁砲「よかったな、空間移動から言われるなんてな」

空間移動「ええ、超電磁砲さんの存在のおかげでお礼ができました」

超電磁砲「よせよせ、褒めてもなにもだせんぞぉ!?」

空間移動「……」

幻想殺し「(こういう面倒くささもあるのか……)」


空間移動「あ、あと一つ質問あるです」

幻想殺し「なんの質問?」

空間移動「どうやって超電磁砲さんを落としたです?」

超電磁砲「落ちてない! まだ体技でまけたことはないんだ!!」

空間移動「もちろん恋愛的な意味でです」

幻想殺し「落としたって……」

幻想殺し「えと、空間移動、だっけ?」

空間移動「何です?」

幻想殺し「俺は、人を好きになったり好きになられたりもしたことはあるけど……」

超電磁砲「(え、経験豊富?  やっぱり?)」

空間移動「(自慢話?)」

幻想殺し「そういう時、一度たりとも自覚がない、なんてことはなかったよ」

空間移動「……いわゆる鈍感では自分はない、と?」

幻想殺し「ま、そういうとこは俺は上条とは違うんでね」

幻想殺し「勘が働くんだ、こういうトコにはな」

空間移動「……ぇー」


幻想殺し「その俺が言うんだ別に超電磁砲は俺には惚れてないよ」

超電磁砲「だからそう言っているじゃないか! 空間移動」

空間移動「で、でもあの反応は過敏すぎて怪しいです」

幻想殺し「あー……まぁ、あれは……」

幻想殺し「俺が言うのもなんだが……一歩手前で迷ってる、かな」

空間移動「?? それってどういう―――」

幻想殺し「おっと、俺はあんまり恋愛話なんてガラじゃあないからここまでだ」

空間移動「そ、そんな!最後の意味は―――」

幻想殺し「君が俺に惚れたら分かるんじゃないか?」ハハハ

空間移動「な、なにを―――」

幻想殺し「あれか? 自分の姉貴分をとられてやきもちでも……」

空間移動「いえ、その点では誠に感謝するのみです」

幻想殺し「あ、そう……とにかく」チラッ

超電磁砲「……ブツブツ」

幻想殺し「……ま、超電磁砲に変わったことがあったら俺にでも言ってくれ」

空間移動「!……気づいてたです?」

幻想殺し「ま、なんとなくな、さっき言った通り、そういうのは分かるんだ」


空間移動「で、でも超電磁砲さんのことそんなに好きじゃないんじゃ……」

幻想殺し「あぁ、別に大好きってわけでも嫌いってわけでもないぜ」

幻想殺し「そして俺に言ったところで何かが解決するわけでもないかもしれない」

幻想殺し「だけど、もし超電磁砲が悩んで、そのことで空間移動が悩んでるってんなら」

幻想殺し「俺はそれを助ける努力はする、もちろんこれは上条にも言えることだけど」











幻想殺し「好き嫌いとかじゃなく『己の信念に従い正しいと感じた行動をとるべし!』ってな」












空間移動「――――――その、言葉」

幻想殺し「ん? ああ、どっかで聞いたんだけどいい言葉だと思ってな」

幻想殺し「俺もこういう信条を抱こうってことにしてるんだよ」

空間移動「……」


幻想殺し「俺の知ってる範囲の人間が困ってたら助けたいって思うんだよ」

幻想殺し「これはひょっとしたら俺の主人の人格が入ってきちまってるかもな」ハハハ

空間移動「(……この人、正義感強いです)」

空間移動「(前提にできるできないじゃなくて、とりあえずやってみる考えを持つ人です)」

空間移動「(そして……黒子ちゃんと似てまっすぐに自分を持ってる)」

空間移動「(私は……こんな風に……黒子ちゃんのように……)」

空間移動「……素晴らしいです」

幻想殺し「…………ん?」












空間移動「私あなたに惚れましたです!! 私、黒子ちゃんと同じくらいあなたが大好きです!!」














超電磁砲「ぇぇっぇえええええええええええええ!!空間移動ーーーー!!!?」

幻想殺し「……ありゃりゃ」

空間移動「私幻想殺し様に似合う女性になるです!!」キラキラ


超電磁砲「おい!! どうなってるんだこれは!!?」

幻想殺し「あー……あの子の初恋頂きましたてきな?」

超電磁砲「あっさり!! 貴様あっさりしすぎだろう!!」

超電磁砲「乙女の初恋奪ってあっさり!!!」

幻想殺し「落ち着け超電磁砲、初恋は叶わないモンと相場が決まってる」

超電磁砲「……貴様、それは空間移動のことが嫌いである、と?」

幻想殺し「嫌いじゃねえよ……ただ、少なくとも恋愛面で好きではない」

幻想殺し「ていうか今日初対面なのに好きも嫌いも……なぁ」

超電磁砲「空間移動も初対面なのに貴様に惚れたんだぞ!!?」

幻想殺し「あの年頃の女の子は年上に心惹かれるのさ」

幻想殺し「つまり、色々なブーストがかかって俺を好きと勘違いしている……ってとこだ」

超電磁砲「そ、そういうモンなのか?」

幻想殺し「うんうん、多分憧れ的なものの方が近いと思う」

超電磁砲「自分で言うのか」

幻想殺し「あぁ、恥ずかしい」

幻想殺し「(……さて、その勘違いはいつ冷めてくれるのやら)」

空間移動「私の心は幻想殺し様のものー♪」

超電磁砲「歌まで作ってるぞ!? そして様づけ! これ本当に大丈夫だろうな!!?」

幻想殺し「だ、大丈夫大丈夫……こ、これはあとで黒歴史になるやつだから」

超電磁砲「そ、それは大丈夫ではなくないか!?」

きゅうけ

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