男「死ぬまでにすることリスト?」 (13)
リーマン「そうです!」
リーマン「では、是非!お使いになさいますか?」
男「え?…」
リーマン「え?」
男「……はぁ……あの、…それより聞きたいんですけど」
男「ここ天国ですか?」
リーマン「?そうですよ」
男「へ?…えっーと、何か天国らしいものは?」
リーマン「えっ?」
リーマン「天国だからって地上と変わりありませんよ」
リーマン「最近多いんですよ、天国のイメージが24時間食べ放題とか」
男「なんかすいません…」
______俺、…本当に死んだのか?
男「(数時間前、俺は自殺した…)」
男「(目が覚めたらそこは天国?で、)」
男「(何故か七三分けのリーマンが目の前に居た)」
リーマン「あのー考え込んでる時にすいません」
男「あっ、ごめんなさい…なんですか?」
リーマン「〝死ぬまでにすることリスト〟お使いになさいますか?」
男「まだ言ってるんですか」
男「第一、俺は死んでるから意味ないでしょう?」
リーマン「いえいえ、それでは〝死ぬまでにすることリスト〟の意味がありませんよ」
リーマン「四年の人生を特典として付いています」
男「人生?また俺の人生のやり直しですか?」
リーマン「違います、新しい人間となって好きな時期に人生を開始してもらいます」
男「はあ…めんどくさそうですね」
リーマン「そう仰らずにですね」
リーマン「物は試しに!さあお使いになりますか?」
男「なんで俺がやるんですか?」
リーマン「え?…それ聞いちゃいますか?」
男「どうぞ話してください、気になるので」
リーマン「………」
リーマン「貴方は誰にも死を惜しまれなかったからです」
男「…え?」
リーマン「貴方が親友と思われていた友達さんも貴方のことはどうでもいいようです」
男「う、…嘘だろ?」
リーマン「いえいえ全て本当の事です」
男「…」ゲホッ
あまりの悲しみで吐きそうになるが俺はもう死んでる身
自殺する前に食べたからあげも胃には残ってないだろう
リーマン「大丈夫ですか?」
幼い頃を思い出す
身体が悪かった俺は、油分がある食べ物を口にするとたまに吐いてしまった
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