吹雪「吹雪型が不人気な理由をみんなで考えましょう!」 (38)

艦隊これくしょんの吹雪型駆逐艦のSSです

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吹雪「みんな揃ってるみたいですね。それじゃ『吹雪型の人気向上をめざす会』を始めましょう!」
  
吹雪「今回は特別ゲストとして我らが司令官が参加してくれます!なので、参加者の皆さんは自己紹介をお願いします!」


白雪「吹雪型2番艦、白雪です。学園モノで言う委員長タイプの私ですが、髪は茶髪です。よろしくおねがいします」

初雪「吹雪型3番艦、初雪…です。自分で言うのも何だけど…この中だと私が一番キャラが立ってる…と思う」

深雪「吹雪型4番艦、深雪だよ!もっぱら電に激突して大破したり轟沈するポジションだよ!」

磯波「吹雪型9番艦、磯波です…。控えめな性格ですが、人気も控えめです…」


吹雪「そして司会を努めさせて頂くのは、特型駆逐艦、吹雪型のネームシップ!」
  
吹雪「パンツが見えていることだけが取り柄の主人公カッコカリ!吹雪です!!」


提督「…ちょっと待て、5番艦の叢雲がいないんだが?」




吹雪「叢雲ちゃんはその、もう人気があるので…」

提督「確かにそうかもしれんが、叢雲の人気があるなら吹雪型も人気があると言っていいんじゃないか?」

吹雪「でも司令官、叢雲ちゃんって吹雪型のイメージじゃないと思いませんか?」

白雪「見た目もどちらかと言うと、吹雪型と言うより初春型ですし」

初雪「…地味な私達と違って派手だし。キャラも立ってるし…」

磯波「うぅ…やっぱりイメチェンするしかないのかなぁ…」


吹雪「と、とにかく! 吹雪型は吹雪型のまま、路線変更はせずに人気になりたいんです!」

提督「まぁ船には路線変更は無理だよな」

吹雪「今日は参加者の皆さんに宿題として、『他の人気駆逐艦』について調べてきてもらいました!」

吹雪「では、白雪ちゃんから発表しちゃってください!」


白雪「はい、私が調べてきたのは人気駆逐艦の代名詞、暁型についてです」
  
白雪「暁型に共通して言えるのは、その見た目の幼さ…いわゆるロリっぽさですね」

深雪「年齢でいうとあたしたちと変わらないのにな~」

白雪「提督が私達駆逐艦に求めるのは子供っぽさなので、それを全面に押し出したビジュアルの勝利でしょう」

磯波「大人の魅力じゃ正規空母や戦艦の皆さんには勝てっこないですもんね」

吹雪「確かに私達は初等科から中等科生くらいにも見えなくもないけど、暁ちゃんたちは初等科生にしか見えないですね!」


白雪「その上で4人ともにキャラクターも立っています」

白雪「強がりレディにクールなソビエトかぶれ。ロリおかんに『なのです』と…」

白雪「ネームシップは暁さんですが、最初に一番人気が高そうな電さんについて考えましょう」


深雪「性格だけだと電と磯波は似てると思うんだけどなぁ~」

磯波「うぅ…私も語尾とか付けたほうがいいんでしょうか?」

提督「う~ん、語尾を付けるとしたらどんなのをつけるんだ?」


磯波「……イソとか?」

初雪「…ベタすぎ」ププ

深雪「あっはっは! いくらなんでも捻らなさすぎでしょ!球磨先輩たちじゃないんだからさ!」

吹雪「た、たしかにベタですけど!オフレコでおねがいしますよ!」                                  アオバ、キイチャイマシタ!!



提督「じゃあこの会議中、磯波は語尾にイソを付けるってことで」

磯波「そ…そんな、ひどいでソ…」

白雪「意外とノリいいんですね」

深雪「しかも応用してきたな。出来る…!」

白雪「それで話は戻りますが、人気の秘訣はロリ要素に加えてのキャラだと思うのです」

白雪「まず暁さんですが、強がり属性に加えてレディを目指しているというキャラが印象的です」

吹雪「一方で私達は…」

磯波「特徴的なのは初雪さんの引きこもり体質くらいで、目新しいキャラ付けは無いイソ…」

初雪「私…結構人気あるらしいし」フンス

深雪「一番やる気ないのが人気ってのもつらいよなぁ~」


白雪「今から新しいキャラを無理につけようと思っても、あれだけ艦娘がいるとほとんど網羅しちゃってますし」

吹雪「正統派がいるからこそ、キャラが立つって事なのかな?」

深雪「それって引き立て役ってことじゃ…」

初雪「どんなゲームもメインヒロインは人気無いのと同じ…?」

磯波「吹雪ちゃん以外はメインヒロインですらないイソよ…」



白雪「次に響さんですね。ロリクールに加えて、戦後はソ連所属だったのを全面に押し出してます」

吹雪「クール気味なのは白雪ちゃんもそうだけど、ソビエトっぽさは誰も真似できないよね」

深雪「ソ連所属だったのは史実だから真似できないしなぁ…」

初雪「深雪は史実的にはおいしいネタ持ってるじゃん」

深雪「だよなぁ、太平洋戦争に参加出来なかったのはあたしだけだし」

磯波「電ちゃんに激突する役ばっかりイソね」


吹雪「うっ…史実…っ、頭が…」

深雪「吹雪も主人公にしては悲惨な最期だったもんな」

白雪「青葉先輩の勘違いで沈んだんでしたよね」                                       アオバ、ナニモキコエマセンデシタ・・・

吹雪「私達って、初雪ちゃん以外はキャラ付け出来るほど史実であまり活躍してないから」

磯波「だ、だよね…、私は中破してからは輸送とか護衛任務がメインだったイソし…」

白雪「私なんて無能上官に無茶な輸送作戦に参加させられて、戦わずして全滅ですから」

深雪「この中だと一番活躍したのは初雪かな?」

吹雪「第四艦隊事件を乗り越えて大活躍でしたから!」

初雪「私が引きこもりなのはもう十分頑張ったから…って事にしといて欲しい」

提督「どっちかというと嵐の中に無理やり連れだされてひどい目に会ったからってのが大きそうだが」

深雪「けど別に史実で活躍してないからって、それをキャラ付けに繋げちゃダメってことはないだろ?」

深雪「ほら、あたしなんて演習中に沈没したんだしさ!」

深雪「今上がった話の中でも、ちゃんとキャラ付け出来ると思うぜ?」


白雪「じゃあ吹雪は、『すぐ死ぬキャラ』を売りにしましょう」

深雪「まてっ白雪!それはあたしの専売特許だ!」

吹雪「そんなっ! せっかく練度も上がって改二待ちなんですから轟沈はイヤですよ!」

深雪「ほら、あたしなんて頭が取れたうえに見つかんなかったんだからさ!」

白雪「どんなに轟沈しても応急修理要員で無限に生還する…まるで不死鳥のように!」

初雪「それだとちゃんと死んでないから面白くない」

提督「色々おかしいだろ…」

磯波「しかも響ちゃんと不死鳥キャラが被ってるイソ…」



初雪「…じゃあ吹雪は『騙されキャラ』でいいんじゃないかな」

吹雪「役割が損すぎますぅ!」

初雪「白雪は教訓を活かして司令官に反抗し続ける『モンスタークレーマーキャラ』」

白雪「むしろマイナス要素にしかならないと思いますけど…」

初雪「磯波は……『窓際族キャラ』?」

磯波「ひ、ひどすぎるイソ!」


初雪「じゃぁ早速……吹雪、間宮のアイス券を2倍にする方法があるんだけど」

吹雪「ほ、ホント?」

初雪「うん、新しいアイス製造機を買うための資金を集めてるらしくて、投資してくれた人は配給の…」

吹雪「…なるほど!そんな美味しい話は乗るしかないですね!!」ピクピク


白雪「吹雪の顔、ひきつってる…」

提督「…キャラ付けのためとは言え、分かってて騙されるのって辛そうだな」

白雪「最後は『ロリおかん』こと、雷さんについてですね」

吹雪「『ダメ人間製造機』って言われてるみたいですけど、やっぱり提督も甘えてみたいと思いますか?」

提督「甘えてみたいというよりは、雷の場合、俺に構って欲しくて逆に世話を焼いてくれるって感じかな?」

白雪「う~ん、それなら雷さんは本質的には妹キャラに近いのかもしれないですね」

深雪「そもそもあたしたち駆逐艦に、お母さんとかお姉さんキャラは難しいからなぁ」

磯波「いくらお母さんっぽくても、鳳翔さんとかには絶対勝てないイソ」


初雪「…でも磯波は妹キャラとか似合うと思う」

白雪「確かに、磯波さんは妹キャラっぽいですね」

磯波「妹キャラなら、司令官のことお兄ちゃんって呼んだ方がいいイソか…?」

吹雪「司令官、磯波ちゃんが妹ってどうですか?」

提督「…語尾がイソの妹はイヤだなぁ」

磯波「司令官がそうしろって言ったイソ!!」

吹雪「じゃあ次は深雪ちゃん、発表をお願いします!」

深雪「あいよ!あたしが調べてきたのは『白露型』の白露、時雨、村雨、夕立、春雨の5人についてだな!」

深雪「白雪みたいに考察するのは大変だから、あたしはアンケートを取ってきたぜ!」


深雪「白露型が人気だと思う理由、第一位は…」

深雪「見た目がカワイイから!!」


吹雪「…」

白雪「…」

磯波「…」

初雪「…それって、どうしようもないじゃん」

深雪「艤装は改装出来ても、身体は改装出来ないしなぁ」


吹雪「司令官!身体の改装って出来ないんでしょうか?」

磯波「…それが出来るなら、とっくにやってる人がいると思うイソ…」

深雪「誰とは言わないけど、まな板の人とかだな!」


吹雪「もしかして、私達って可愛くないんでしょうか…」

白雪「司令官はどうお考えですか?」

提督「いや、吹雪たちもカワイイとは思うけど…」

提督「白露型のみんなの方が、今風かなぁとは思う」

吹雪「やっぱりナウい方がいいんでしょうか?」

磯波「うぅっ…やっぱり私達、可愛くないイソ…?」

深雪「ちなみに第二位は、ギターとか弾いてそうな感じが好き…との事らしいぜ」

白雪「ギターを弾いてそうかどうかはともかく、駆逐艦の割には大人っぽいですよね」

吹雪「特に、改になるとみんな大人っぽいですよね」

磯波「改だと高等生にもみえるイソね」

初雪「文化祭でライブとかしそうだし」


深雪「あと、白露型は全体的にふわふわな感じのが多いのが特徴だな!」

初雪「ふわふわな駆逐艦について話す時間、略してふわふわタイ…」

吹雪「言葉遣いも今風ですもんね。ギャルっぽいっていうんでしょうか?」

提督「ギャルとまでは行かないだろうけど」

白雪「私達は少し真面目過ぎるのかも…」

初雪「白露なんて、タンカーに突っ込んで大爆発したのが最期なのにふわふわしたキャラだし…」

磯波「べ、べつに最期は性格にそこまで関係ないイソ」

吹雪「ほら、最期を性格に反映しちゃうと、ほとんどの艦娘が暗い性格になっちゃうから!」



白雪「時雨さんは僕っ娘、夕立さんは特徴的な語尾が印象的ですね」

深雪「う~ん、あの二人はとてつもない武勲艦だし、比べられたら困るなぁ」

白雪「史実的には勝てそうにないけど…」

吹雪「語尾を下手にいじるとダメなのは磯波ちゃんが進行形で証明してるけど、一人称を変えるはいいかもですね!」

磯波「ひ、ひどいイソ!司令官の命令じゃなかったらとっくに辞めてるイソ!」


提督「みんなの一人称って、深雪が『深雪さま』で、吹雪型は叢雲含めて全員『私』なのか」

深雪「さすがにずっと深雪さまって言うわけにいかないから、今は『あたし』で統一してるけどなー」


初雪「じゃあ、吹雪が『ブッキー』、白雪が『ユッキー』、深雪はさまを取って『ミユッキー』…みたいな」

提督「ブッキー、ユッキー、ミユッキーか。語呂がいいな」

白雪「漫才トリオみたいですね」


提督「それいいな、今度3人で漫才やってみてよ」

吹雪「そ、そんなっ! 初雪ちゃんと磯波ちゃんはどうするんですか?」

初雪「…ハツユッキーまで入れると語呂が悪いし、磯波は雪がついてないから」

白雪「うぅっ…ネタを考えないと」

磯波「司令官、白雪ちゃんはトラウマがあるんだから無茶振りは禁止イソ!」

提督「うぅ、すまん。もともと真に受けるタイプだよな…」

深雪「でもさ、あたしが言うのもなんだけど、一人称がブッキーってかなりイタいよな」

吹雪「だって『ブッキー、今日は演習で大活躍だったんですよ?』とか言うわけですもんね」

白雪「…一人称を変えるのはやめたほうがいいかもしれませんね」

初雪「もともと一人称だけじゃ人気が出ないのは深雪が証明してるから」

深雪「……」

初雪「次は私…。私は人気の高い雪風、島風、天津風、時津風について調べてきた」

深雪「…風になりたい」

吹雪「縁起悪いですよ!」


初雪「人気の理由は…白露たちと同じで普通に見た目だと思う」

白雪「あの4人はオシャレですもんね」

吹雪「とんでもない下着つけてたりしますもんね」

深雪「…小破すらしてないのにパンツが見えてるよりはマシだと思うけど」


磯波「島風ちゃんと天津風ちゃんは髪の毛も真っ白で綺麗イソ」

吹雪「私達、雪って名前ついてるけど、別に雪の要素はないもんね」

深雪「そんじゃ、叢雲みたいに髪の毛でも染めてみるか?」

磯波「でも、初雪ちゃん以外はみんな髪の毛短いイソし…長くないと似合わないイソ」

白雪「私達が白く染めたりしたら、それこそ若年性の白髪とか思われそうで…」

深雪「しょうゆ顔だからなぁ、あたしたちは」

白雪「金剛先輩みたいな紅茶顔に憧れますね」

提督「紅茶顔ってなんだよ…」



初雪「あと、ビジュアルだけじゃなくて、キャラもちゃんと立ってるし…」

白雪「雪風さんは幸運艦に小動物っぽさ。島風さんは早さ自慢にぼっち属性…」

吹雪「天津風ちゃんはツンデレ。時津風も小動物っぽいし雪風ちゃんとの姉妹っぷりが印象的ですね」

磯波「雪風ちゃんと時津風ちゃんは…なんといってもアレがいいイソね」

深雪「アレだよな!」


一同「「しれー!」」


吹雪「私達はみんな『司令官』って呼んでますけど、あの呼び方はカワイイですよね!」

白雪「私達も司令官の呼び方を変えてみますか?」

深雪「いいけど、何て呼ぶ?」

初雪「仮にも上司だし…難しい」

提督「だれが上司カッコカリだ」

磯波「提督、司令官、ご主人様、貴様、キミ、あなた、あんた、お前、クズ、クソ…いろいろ呼び方があるイソ」

提督「途中から悪口になってるんだが」


深雪「例えば……そ~だな、『YOU』とか?」

初雪「それも紅茶脳っぽい?」

吹雪「でも、これ以上の二人称代名詞ってなかなか…アダ名とか付けたほうが早いですよ」

吹雪「誰も使ってないのだと『お主』とか『貴公』みたいな古風なのか、『おどれ』みたいな乱暴なのになっちゃいます」

白雪「あとは『汝(なんじ)』とかも使ってないですかね?」

磯波「いくらなんでもそれは上から目線すぎるイソ…」

深雪「汝とか、聖書みたいなのしか書いてないイメージだもんな…」

初雪「それから、雪風と時津風は…仲がいい。それがイイって人もいる」

吹雪「う~ん、私達も仲はすごいいいんですけどね?」


白雪「一緒に甘味を食べに行ったり、印刷倶楽部を撮りに行ったりしますもんね」

深雪「確かに司令官の前ではあまりベタベタしたりしないけど、姉妹だし」

磯波「もっとベタベタした方がいいイソか?」


白雪「う~ん…でも、あまりやり過ぎると大井先輩みたいに勘違いされて…」

吹雪「あー…」

深雪「まて、それはそれでキャラが立つかもしれないぜ?試しにみんなで吹雪を…」

吹雪「ちょっと!それはだめですぅ!」



初雪「それは置いといて…天津風はツンデレ…だけど」

深雪「ツンデレはもう叢雲がいるからなー」

白雪「叢雲と天津風さんはキャラが被ってるかもしれないですね」

吹雪「じゃあ、私とキャラが被ってる艦娘ってだれでしょうか?」

磯波「…」

白雪「…」

深雪「…いないと思うぜ」

初雪「悪い意味で。多分…」

吹雪「…唯一無二のヒロインってことでいいのかな?」

提督「…唯一特徴の無い、の間違いだろうな」

深雪「島風は…早さにこだわるのは知ってのとおりだけど、最近は姉妹艦が居ないのがネタにされてるみたいだぜ」

白雪「『最強の駆逐艦を作ってみた』って感じの実験艦らしいですからね」

吹雪「姉妹艦が居ないってのは真似できないかなぁ…」


磯波「吹雪型は10番艦までいるイソね」

吹雪「特型で言うと綾波型と暁型まで含めると24艦いますからね」

初雪「でも…ぼっちになる方法もある」

深雪「ん?大規模改装でもするのか?」


初雪「…他の姉妹を全員沈めればいい」


吹雪「ひぃっ!?」

磯波「そういう冗談はやめて欲しいイソ…」

深雪「…ひょっとして、バーサーカーキャラってありなのか?」

提督「標的が味方だなんてゴメンだからな」

磯波「えっと、ちょっとダレてきてるけど、最後は私が発表するイソ」


磯波「私は綾波型の朧ちゃん、曙ちゃん、漣ちゃん、潮ちゃんについて考えてきたイソ」

吹雪「朧ちゃんって、強気なんだけどすこし自信なさげなのがカワイイよね」

白雪「あと、朧ちゃんといえば『アレ』ですよね…」

深雪「『アレ』だよな!!」

提督「あぁ、蟹食べたい…」


吹雪「蟹、食べたいですよね。でもあの蟹って食べれるんでしょうか?」

白雪「朧ちゃんの沈んだベーリング海の蟹だそうなので多分ズワイガニとかタラバガニですね」

提督「ベーリング海って、ソ連とアラスカの間にある極寒の海域だろ?」

提督「あんな寒い所で沈んでたなんて…今度あったかいものでもご馳走しようかな」

深雪「カニ鍋とかいいんじゃない?」

磯波「…鍋と野菜だけだけ持って行きましょうか」

初雪「…カニの話しか…してない」



磯波「次は曙ちゃんイソね」

吹雪「強がりって感じでカワイイですよね!クソ司令官はどう思いますか?」

提督「だれがクソ司令官か。まぁ最初はびっくりしたけど…もう慣れたよ」

白雪「でも、クソ司令官に悪態つく艦娘って珍しいですよね」

深雪「あとは霞くらいだもんな」

吹雪「それならクソ司令官に悪態をつくキャラを目指せば…」


初雪「むしろ、ダークなイメージをつければいい…と思う」

磯波「ダークなイメージって…例えばどんな感じイソ?」

初雪「うん…名前を吹雪からダークブリザードに改名してみたり」

吹雪「ダークはどこから出てきたんですか!?」

白雪「そうなると私達もダークブリザード型駆逐艦と名乗らないといけなくなりますね…」


深雪「あとは『お前を殺す』を語尾に付けるとか?」

提督「…自爆しそうだからやめてくれ」

吹雪「『間宮さん、今日の晩御飯は何ですか?お前を殺す』とか怖すぎですよ!」

白雪「そんな事言ったら赤城先輩に殺されますね…」

磯波「次は漣ちゃんイソね。漣ちゃんは…ちょっと変わってるイソね」

吹雪「でも艦娘って変わった娘ばかりですよね」

白雪「私達を除いて、ね……」

深雪「……」


磯波「オタクっぽいのはともかく、ご主人様って言うのはいいと思うイソ」

吹雪「確かにいいですよね!メイドって」

深雪「白雪とかメイドが似合いそうだけど…」

吹雪「試しに、司令官で練習してみたらどう?白雪ちゃん!」

白雪「そうですね…、まだ磯波が語尾にイソで頑張ってるんだし、ここは私も…」

磯波「……」


白雪「えっと…コホン。」


白雪「お帰りなさいませ、クソご主人様」

提督「誰がクソご主人様か」



磯波「最後は…潮ちゃんだね」

深雪「あっ、いまさらイソを付けるの辞めたんだ」

磯波「それはともかく! …潮ちゃんは控えめでカワイイですよね。それに…」

深雪「胸が…ね」

初雪「うん…」

吹雪「でも、今の時点であれほど差がついてると、将来が心配になりますよ…」


磯波「やっぱり男性は胸が大きい方がいいんでしょうか?」

吹雪「司令官はその…女性の胸の大きさについてその…どう思いますか?」

提督「俺は別に大きさには拘らないけど。小さくても大きくても」

白雪「お手本のような玉虫色の答えですね…」


初雪「…でも司令官」

提督「どうした?」

初雪「…司令官は女の子に『司令官の主砲が小さくても気にしない』…って言われたら、どう?」

司令官「」


深雪「まぁまぁ、今から心配したって仕方ないじゃん!」

吹雪「そうですね!私達は駆逐艦なんですし」

初雪「…提督はもう大人だけど」

提督「」

吹雪「でも今日は有意義な話し合いが出来ましたね!」

白雪「有意義ではあったかもしれないけど…その…」

深雪「なんか、自信をなくしたっていうか…」

磯波「私達って、ほんとに特徴がないって思い知らされましたね…」

初雪「メインヒロインだし。仕方ないし…」

吹雪「でも、逆に言うと正統派って事なんだから!」


白雪「だけど現状、他の艦娘の引き立て役にしかなってなさそうで…」




提督「いや、吹雪の言うとおりだ」

吹雪「司令官!」

提督「正統派は強みだと思うぞ。他の艦娘たちは逆に言うとキャラが立ちすぎているとも言えるのだし」

白雪「確かにそうですが…」



吹雪「司令官!私達って本当に司令官から見ても魅力的ですか!?」

磯波「私達、他の艦娘達と比べて芋っぽいとか、休日はイオンで遊んでそうとか言われたり…」

白雪「たくあんだけでご飯3杯食べてそうとか、セミとか普通に捕まえれそうなんて言われたり…」

深雪「麦わら帽子と自転車に釣り竿が良く似合うとか言われたり…」

初雪「子供の頃にトトロに会ったことがありそうとか言われる私達だけど…」


一同「「本当に魅力的だと思いますか?」」








提督「…ばーか、そうじゃなかったらお前たちとケッコンなんてしてないさ」



夜戦END

吹雪に一目惚れをして艦これを始めた私のような人間もいるのです

たぶん、吹雪が握ったおにぎりはほんのり塩味で美味いのでしょう
そう考えるだけで幸せな気分になれる、素敵な娘です

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月05日 (金) 21:52:19   ID: sSRkUUxv

しばふだからって答はでてるが
声優のおかげでしおいとかがは人気あるけれど

2 :  SS好きの774さん   2015年05月28日 (木) 21:28:40   ID: EURiQ0TS

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