幼女「おにいちゃん…いたくしないでね」 (3)

幼女は無であり、見ることは出来ないが、その働きは無限である。
淵のように深く、まさに万物の宗主である。
鋭い切っ先を表すことなく、世の複雑なもつれを解き、光を和らげて塵の中に混じりこんでいる。
湛々とした水のような静かな姿だ。
幼女がどこから生まれたのか知らないが、天帝より前からあったようだ。

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