ことり「はい、頼まれてたBlu-rayだよ」海未「穂乃果、ことりそれは何ですか?」 (39)

穂乃果「これ?仮面ライダーのBlu-rayディスクだよ!」

海未「仮面ライダー…なんだか意外ですね、ことりがそういう物を見ているというのは」

ことり「最初は私も興味なかったんだけどね、バイト先の娘に奨められて見たらハマっちゃって♪」

ことり「そしたら色々見たくなってつい買っちゃったんだ♪」

海未「フフフ、そんなに夢中になることりは衣装とμ'sの事以外だと久しぶりに見た気がします」

ことり「そ、そうかなぁ」テレテレ

穂乃果「そうだよ!あんなに楽しそうなことりちゃんは中々見れないよ~」クスクス

穂乃果「ねえ海未ちゃん聞いてよ、この間ことりちゃんの部屋に遊びにいったらガチャガチャの仮面ライダーの玩具がたくさんあったんだよ!」

ことり「も、もう穂乃果ちゃん!アレはLEDのロックシードが欲しかっただけでぇ~っ!」

海未(フフ、こういうことりも久しぶりに見た気がしますね)

海未(ラブライブ優勝から練習は続けても活動は休止してますし、こう…一時的にも熱中できる物があるのは良い事ですしね)

海未「そうです! ことり、私にも教えてくれませんか?」

ことり「え?海未ちゃんが?」

海未「えぇ、ことりがそんなにハマった物には興味がありますので」

ことり「ほ、本当っ!!」キラキラ

ことり「じゃあじゃあ!今日帰りにことりの家に来て!ことりのオススメのライダーを教えてあげる!」キラキラ

穂乃果「あっ!じゃあDVD返すついでに穂乃果も遊びに行っていい?」

ことり「もっちろん!じゃあ放課後ね!」ルンルン

海未「は、はい」 (こんなに食いつくのは少々予想外でした)

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…………

ガラッ

絵里「あら?今日は穂乃果達はいないのね」
キャーキャー
真姫「えぇ、なにやらことりの家で鑑賞会をやるらしくてね」

絵里「ことりの家で? なんだか珍しいわね」
                                         キャーキャー
真姫「そうね、ことりにもそこまで熱中できるドラマがあったなんて意外よね」

希「ん?ことりちゃんがハマったのってドラマなん?」

真姫「さぁ?もしかしたらアニメかもしれないわね」
                                         キャーキャー
絵里「…ねえ真姫、さっきから聞こえるこの嬌声は何なの?」

真姫「あぁ…にこちゃん達が隣の部屋で、何か見てるらしいわよ」

真姫「私が来た時からああだからよくわからないけど」

絵里「へえ…新しいアイドルかしら…」
ガチャ


<ライダーキック!

にこりんぱな「きゃぁ!!」

にこ「くぅ~やっぱりBLACKのアクションはカッコいいわね」

花陽「はい!キレッキレの変身ポーズからの圧倒的な強さはいつ見ても爽快ですね!」

凛「カッコいいにゃ~」

絵里「………」

絵里「……………え?」

にこりんぱな「……え?」

にこ「ちょっと!! 来てたなら言ってよ!恥ずかしかったじゃない!」

真姫「一応挨拶はしたわよ」

凛「聞こえてなきゃ意味ないにゃ!」

真姫「ナニヨソレー」

凛「だったらこれから真姫ちゃんに仮面ライダーのなんたるかを教えてあげるにゃ!」

花陽「凛ちゃん!いいアイデアじゃあまずは受けの良さそうなフォーゼ辺りから…」

真姫「ちょ、ちょっと!? ダレカタスケテー」

凛「その助けの声にはライダーが答えてくれるにゃ!」

花陽「だからおとなしくしてね♪」

真姫「ちょ、ちょっと、お約束は守りなさいよぉ!」

凛「新しい真姫ちゃんの誕生にゃ! Happy Birthday!」

真姫「なんであんたこんな時だけ英語流暢なのよ!?」
                                              ダレカタスケテー>

絵里「へぇ…仮面ライダーか、にこたちがそんなにハマるなんて意外ね」

にこ「こたろうやこころに付き合って一緒に見てたら私もハマっちゃってね…」

絵里「なるほど…」

絵里(そういえば亜里沙も日曜日は気づいたら起きてたけど、亜里沙も見てたのかしら)

絵里(というか棚のアイドルのDVDの裏にこんなに仮面ライダーのDVDがあったなんて知らなかったわ)

絵里(それに戦隊まであるし…アイドルDVDといいよくこんなに集めるお金用意できたわね)

絵里「ねえ、どれか借りてみたいけどいいかしら?」

にこ「んー…いいわよ、とりあえずどれも面白いと思うし好きに持ってっていいわよ」

絵里「あら?いいの?」

にこ「ええ、あなた達はなんだかんだで物を大切にする人だって知ってるしね」

絵里「フフ、信頼されてて嬉しいわ」

絵里「じゃあどれにしようかしら…」

絵里(あっ、これなんかなんか壮大な感じのタイトルで面白そうね)

絵里(パッケージは…とても怖いけど子供向け番組だし大丈夫よね)ガサガサ

絵里「じゃあ借りてくわね、明日には返すわ」

にこ「ええ、傷つけたら承知しないわよ!」

絵里「ふふ、もちろんよ、気をつけるわ」

                                                   ナニコノデザイン!イミワカンナイ!>

………

……………

…………………

にこ「…っと、もういい時間ね、皆ー、帰るわよ」

真姫「…もう終わり!?まだ1巻しか見てないのに!!」

花陽「ま、まぁ全部で4クールもあるからね」

真姫「ようやく弦太郎がクィーンと友達になって次回が楽しみなのに…」

凛「真姫ちゃん凄くハマってるにゃ―、想像以上だにゃー」

真姫「うぅぅ…早く続きが見たいわ…」

にこ「じゃあそれも貸してあげていいわよ」

真姫「いいの!!??」パァア

にこ(わっかりやすっ)

にこ「ええ、ただし絶対に傷つけないでよ」

真姫「もちろんよ!この埋め合わせは必ずするから!じゃっ!また明日!」


凛「…風の様に去っていったね」

花陽「…まるでクロックアップしたみたいだったね」

にこ「まさかあの真姫ちゃんがあそこまでハマるなんてね…」

凛「……ねえかよちん、見てたら久しぶりにあれやりたくなったにゃ」

花陽「奇遇だね凛ちゃん、花陽もだよ」

凛「…」グッ

花陽「…」グッ

凛「…」コン

花陽「…」コン

りんぱな「…」コン

りんぱな「イェーイ!」パン!

凛「久しぶりでも覚えてるもんだねぇ」

花陽「懐かしいなぁ、放送してた時は会う度にやってたよねぇ」

にこ「…」ジー

凛「にこちゃんもやろ?」ニコッ

にこ「え、しょ、しょうがないわねー」

にこ(一回やってみたかったのよね…)ジーン

凛「あ、ちょっとにこちゃん、凛が下で…」ガン

にこ「あわわわわ、意外と難しいのね」ガン

<絵里宅>

絵里「ボトヤープリショールダモーィ」『ただいま』

                            オカエリー>
絵里「さてと…早速にこから借りたDVDを見るとしましょうかしら」

絵里「フフフ、なんだかんだでこういうのには縁が無かったから楽しみだわ」ワクワク



<音ノ木坂>

にこ「そういえば絵里って何を持ってたのかしら…」

にこ「えーっと、クウガにアギトに…あら?昭和の方から持ってたのね……」

にこ「無印の1号とかグロテスクなシーンのもあるから心配だけど…」

にこ「初代…V3………BLACK…RX……ZO…J…ん?」

にこ「………」

にこ「………メール…よりも明日謝ったほうが良いわね」

<絵里宅>

亜里沙「フンフーン」
        
???「きゃあああああああああああああああああ!!!」

亜里沙「!?」

今日はここまで
フォーゼのシェイクハンドは一度はやりたくなる謎の魅力があると思います
本命の息抜きに書き溜めてるので不定期ですが、よろしくお願いします
こういうSSの方が書きたかったのかもしれない

ちなみに私は昭和だと真・BLACK・今ニコニコ動画にて配信中の1号と2号くらいしか見てないにわかですので、至らない部分があるかもしれません
厳密には昭和ではありませんが、友人が奨めてくれたZOとJを早く見たいです

>>4
訂正:こたろうやこころ→虎太郎やココロ

にこ「………ハァ」

ガチャ

真姫「皆おはよう! っと、にこちゃんだけなのね…でもフォーゼすごく面白かったわ!!早く次の巻が…どうしたの?」

にこ「いえ…ちょっと心配なことがあってね…」

にこ「というか真姫ちゃんのテンションがおかしいのよ…」

真姫「だ、だって仕方ないじゃない! ///」クルクル

ガチャ

凛「おっはよー!!」

花陽「おはよー、まだ皆集まってないのね」

にこ「アンタ達こんな時間からよく学校に来るわね…」

にこ(『ラブライブ』が終わってから部室を溜まり場にしちゃってるのは我ながらどうかと思うわ)

にこ(まぁ楽しいし、別にいいんだけどね)

凛「それを言ったらにこちゃんがこんなに朝早く来るのは意外だにゃ」

にこ「……それは、いろいろあってね」

まきりんぱな「?」

ガチャ

絵里「皆、おはよう」

りんぱな「おはよー」

真姫「おはよっ」

にこ「…おはよう……」

(……来たわね)

絵里「にこ!話したい事が!」

にこ「!! ひらがなで表記されるのがSID準拠の妹で、カタカナで表記されるのがアニメの準拠の妹よ」

絵里「…いきなりどうしたの?」キョトン

にこ(ハッ、つい反射で)

にこ「い、いえ、なんでもないわ」

絵里「それより見たわよ、昨日借りたDVD!」

にこ「ウッ……ごめんなさい、まさかそれを持っていくなん」

絵里「すっごく面白かったわ! ありがとうにこ!」

にこ「…え?」


絵里「ミステリアスかつホラーな雰囲気で進むストーリーに、異形の怪人になって戦う主人公!」

絵里「異形になってしまったや、自分の想像を絶する力事に苦悩しながらも、大切な人のために戦う仮面ライダー!」

絵里「最初はこれがヒーローなのなんて思ったけど、あの苦しみながらの戦闘には涙すらしたわ!」

にこ「き、気に入ってもらえてなによりだわ…」

にこ(……まさか一発で気に入るなんて思わなかったわ)

凛「あの絵里ちゃんがシンさんを気に入るなんて意外だにゃ」

花陽「う、うん…」

絵里「で、今日はこの続きを借りてもいいかしら?」

にこりんぱな「…え?」

>>16
訂正
絵里「異形になってしまったや、自分の想像を絶する力事に苦悩しながらも、大切な人のために戦う仮面ライダー!」

絵里「異形になってしまった事や、自分の想像を絶する力に苦悩しながらも、大切な人のために変身して戦う仮面ライダー!」

絵里「だって、『序章』なんでしょ?続きが気になる引きだったし…」

にこ「………」

花陽「………」

 凛「………それ以上はやめるにゃ!」

絵里「!!」ビクッ

絵里「ど、どうしたの?」

花陽「…続きはないんです!」

絵里「え!?」

絵里「なんで…もしかして人気無かったとか…」

にこ「いえ、『真』自体はとても好評だったらしいわ、そこから映画企画に繋がったらしいし」

花陽「ただ『真』の続編ではなく、新しい仮面ライダーを作る方針になったらしくて」

凛「所謂『大人の事情』だにゃー」

絵里「そ、そんな……」

にこ「だからシンは公式にも『未完の大作』とか言われてるわね」

凛「今では何年かに一回は自虐ネタに使われる始末だにゃ」

凛「作品自体は面白いし、黒歴史にされるよりはマシだと凛は思うけどね」

花陽「できることなら続きが見たかったです…」

絵里「…」ポカーン

にこ「で、でもそんなガッカリした顔しないで!」

にこ「ホラ!今度はこれを貸してあげるから!」

絵里「仮面ライダークウガ?」

にこ「ええ、『平成ライダー』の第1作目よ。」

にこ「CGとかが最初は慣れないかもしれないけど面白さは保証するわよ」

凛(なんでZOとJじゃないんだろう)

穂乃果「HappyBirthday! 新しいことり君の誕生だ!」メダルバラー

ことり「え、えぇ…」

穂乃果「フフフ、言ってみたかったんだ、このセリフ」

ことり「……ありがとね、穂乃果ちゃん!」

海未「これは私たち二人からのプレゼントですよ」

ことり「ありがと…さっそく開けるね、これは…服?」

海未「はい!ことりは鎧武が好きと聞いたので私たち2人でガイムのユニフォームを作ってみたんです!」

ことり「えぇ!? でもこれ結構大変だったんじゃ……」

穂乃果「うん!でも2人で頑張ったんだよ!ことりちゃん程は上手くはできなかったと思うけど、結構自身作なんだよ!」

海未「前から話していたのです、ことりへの恩返しとして今年は服を贈ろうと」

ことり「…ありがとう、本当に嬉しい…」

穂乃果「えへへ、ことりちゃんに褒められると照れちゃうな///」

海未「フフ、穂乃果本当に頑張ってましたもんね、」

海未「…でもこんなにメダルばら撒いてどうするんですか!急いで片づけますよ!この後には部室に移動して皆で用意したパーティもあるんですから!」

穂乃果「ふぇーん!良いじゃん!やりたかったんだもん!」

ことり「フフフ、ことりも手伝うよ」

海未「すみません……私が付いていながら」

(ありがとね、穂乃果ちゃん、海未ちゃん)

(でも私の心に溜まったメダルはこれよりもずっとずっといっぱいだよ♪)

                                     -Fin-


・希「このウチはSS本編とは何の関係もないんよ、だからSS本編との繋がりは気にしないでね」

・希「急いで書いたので内容は正直満足行くものではなかったけど、とりあえずことりちゃん HappyBirthday!」(勢い良く)

・希「誕生日を迎えた人に向かって鴻上社長風に「HappyBirthday!」と言ってあげる事は一度はやってみたいと思う人はウチだけではないと思うんよ」

・希「本編もその内上げるよ!」

・希「それじゃあまたね!」

ことり「そういえばさ、穂乃果ちゃんってどの仮面ライダーが好きだった?」

穂乃果「うーん、私は今はカブトかなぁ」

海未「カブト?」

ことり「うん、カブトムシがモチーフの仮面ライダーだよ」

穂乃果「この作品の敵が人間に擬態するワームって宇宙人で、人間に成り代わろうとするんだっ!」

穂乃果「コピーした人間とは記憶も姿も性格も同じになるから、正体を見せるまでは身の回りの人どころか、本人でさえ違いがわからないんだよね」

海未「つまり、穂乃果からしたら私やことりがそのワームになってても気付けないし、ワームの目的のために殺されるかもしれないという事ですか」

ことり「それで大体あってるかな、ことりは、カブトの良さはそういう人間に化けた、人間とワームっていう種族の違いから産まれた対立とかそれでキャラクターが抱いた思いや悩みとかにあると思うかな」

ことり「人間に擬態したからこそ、周りの人達や当のワーム自体にも葛藤が生まれたりするんだよね」

穂乃果「あと穂乃果は演出が好きだね」

海未「演出?」

穂乃果「うんっ、ワームはクロックアップって能力を使えて、人間とは違う時間の進み方で動けるんだ」

穂乃果「だからワームは人間の目には見えないほど高速で動けて、ライダーもそれに対抗するためにクロップアップができるんだ」

ことり「正確にはちょっと違うけどね、時間が止まった世界で戦うライダー達のカッコよさは他のどんな作品にも比べられないと思ってるよ!」

海未「へぇ…、止まった世界で戦うというのは興味ありますね」

ことり「使う予算が尋常じゃなかったから後半は減ったけどね…」ボソッ

穂乃果「私はあの話が好きだったかなー、4話だっけ?加賀美の弟さんの話とか」

ことり「確か失踪した弟が自分の前に現れてって話だよね」

海未(姿を消した弟…)

穂乃果「そう、周りの人はその弟がワームってわかってるけど、加賀美っていう準主人公の人はそれを認めたくないんだ」

海未「敵であると認めたら倒さなくてはいけなくなりますからね」

穂乃果「うん、最後にはワームだったってわかるんだけど、それでも彼を倒す事に躊躇っちゃうんだ」

海未「中身は実の弟そのままですからね…」

穂乃果「そうなんだよね、それでカブトに変身する主人公の天道は加賀美に弟を倒すかどうかを決めさせるんだけど、この戦いのクロックアップが凄いんだ!」

穂乃果「全ての雨が止まった中、雨を弾きながらの格闘! 雨が一気に止まってその中で戦う迫力は中々の物だったよ!」

ことり「確かDVDの1巻に入ってるから、帰るときに貸してあげるね?」

海未「あ、ありがとうございます…」

海未(ちょ、ちょっと二人とも饒舌すぎじゃないですか…?)

ことり「後は、カブトって登場人物が全員キャラが濃いのも特徴的かな」

穂乃果「アレだけ濃い人達を揃えるのは他のシリーズや全く別の作品に手を伸ばしても中々無いと思うよ」

海未「そ、それほど凄いんですか?」

穂乃果「主人公が『世界は自分を中心に回ってる』って大真面目に言う位だからね」

ことり「ファンからはライダーの資格者になる条件は変人である事じゃないかって言われてるしね」

海未(…どんな番組なのか、想像がつきません)

穂乃果「でも皆がとても魅力的で、面白いんだ!」

ことり「…あっ、もう着いたね、じゃあこれから仮面ライダー鑑賞会だよ!」

穂乃果「おー!」

海未「お、おー…」

海未(この二人がここまで夢中になって語る仮面ライダーとはいったい…)



 ・希「今日はここまで!」

 ・希「本命のSSが進まなくて息抜きに書いたけどこっちも思ったより進まんなぁ」

 ・希「にこっち達の方はちょっと事情で進められないからしばらくはこっちメインになるかも」

 ・希「ウチはクロックアップの使い方だとドレイク絡みの話での使い方が好きやなぁ」

 ・希「好きな話だと…多すぎて選べんなぁ」

 ・希「それじゃあまたね!」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月01日 (月) 23:23:23   ID: YPGFc832

仮面ライダーフォーゼとラブライブ!は仲間を集めて行くストーリー構成が似ているから親和性高いよね。
後、作者の言うとおり源ちゃんのシェイクハンドはなぜか一度試したくなる。

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