響「貴音とスマブラしたけど、ブチ切れられて仲が険悪になったぞ……」 (62)

事務所


響「はいさーい!貴音!」


貴音「おや、響。おはようございます」


響「ねぇ、貴音。コレしない?」


貴音「これは……『大乱闘すまっしゅぶらざぁず』?」


響「貴音、スマブラ知らないのか?」


貴音「えぇ……電子機器類は苦手な物で……」


響「そんな堅苦しい物じゃないって!」


響「慣れれば楽しいゲームだから、一緒にやろう!」


貴音「はぁ……わかりました」


響「じゃあ自分、プロデューサーにテレビ借りていいか聞いて来るね!」


響「その間、スマブラのパッケージでも見といて!」タタタ


貴音「はぁ……わかりました」


貴音「これが、娯楽品ですね」スッ


貴音「ふむふむ……数字の、6と4が書かれていますね……」






この時は、想像もしなかったんだ…

あの悲劇が起こって、
自分達の仲が険悪になるなんて……

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響「ただいまー!プロデューサーいいって!」


響「あっ、あとね……」


貴音「ひ、響!」


響「ん?」


響「…………貴音、何で64のコード線に絡まって遊んでるんだ?」


貴音「あ、遊んでいるのではありません!」


貴音「この機器の設置をしようとしましたら……」


貴音「この線が、体や髪に絡まってしまい……うぅ……」


響「はいはい、今解くからな」ガシャゴシャ











響「はい、解けたぞ」


貴音「助かりました、響……」


響「それにしても……貴音が絡まってる姿、なかなか面白かったぞ!ププっ!」


貴音「こ、これ!響!からかうのではありません!」///


響「髪の毛にも絡まって……あはははは!」ゲラゲラ


貴音「むぅ………」

響「さっ、セッティングも終わったし、早速するぞ!」


響「はい、コントローラー!」スッ


響「はい!」スッ


貴音「これは……何でしょうか?」


響「これを使って、操作をするんだぞ」


響「ほら、ボタンやスティック棒があるだろ?」


響「これでコマンド入力したりするんだぞ」


貴音「は、はぁ……」


貴音(よく、わかりませんね……)


貴音「こう……でしょうか?」


響「ははは!貴音、逆さまだぞ!」


響「コントローラーの両端を持つ人は見たことあるけど、その持ち方は初めて見たぞ!」


響「あはははは!」ゲラゲラ


貴音「むぅ……いけずです、響」


響「あー……笑った笑った。ごめんごめん」


響「じゃ、電源入れるね?」カチャッ

ダイラントォ……スメェェェェェェェッッシュ、ブラザァァァァァァァアズ!!


貴音「何と……叫んでいる方は、高翌揚されてますね」


響「さっ、早速やるぞ!」ピッ


貴音「横文字が沢山ですね……」


響「最初は……とにかく、貴音に覚えて貰うために、練習しよう!」


響「ストックは3で……アイテムは普通で……」ピッピッ


貴音(入力が早いですね……)


貴音(今日の響は、頼もしく感じられますね)


響「よし!次は、キャラ選択ね!」


貴音「きゃら選択……?」


響「とにかく、見てみよう!」ピッ

トゥベィッヘェァッ!!



響「自分はドンキーにしようかな」


ドォンキー、コォォォンg!!


貴音「沢山の方々の顔が並んでますね……」


響「貴音は、誰がいい?」


貴音「棒を弄くり、ボタンを押して決めるのですね」


貴音「………響!押しても無反応です!」カチカチ


響「いやあのね、この『2P』って書かれてるマグネットを、顔の上に置くんだぞ」


貴音「は、はぁ………」カチカチ










貴音「ふふふ、操作に慣れて来ました」グリグリ


響(まだキャラ選択なんだけどね……)


貴音「さて、私は誰にいたしましょうか……おや?」


貴音「……!!」


貴音「こ、この方は……」


響「?」


貴音「なんと柔軟そうな肌……食べ応えのありそうな体……」


貴音「決めました!私は……」






プゥゥゥゥゥゥリィィィン!!


響「その決め方はどうなんだ……」


貴音「ぷりん殿……良き名です」じゅ
るっ

貴音「響は、どんきぃ殿なのですね」


貴音「私のぷりん殿の右で、なにやら勇ましい様子の姿勢を決めておりますね」


響「ヨッシーでも良かったんだけど、落ちやすいからな」


貴音「落ちやすい……はて?何のことですか?」


響「それは、戦う時のお楽しみ!」


響「キャラ選択も終わったから、次はステージ選択ね!」ピッ


貴音「おや……色々な風景の絵が……」


響「絵じゃなくて、CGだぞ」


響「貴音、この中でどれがいい?」


貴音「そうですね……」


貴音「このお城……何やら親近感が沸きます」


響「ハイラル城だな?わかったぞ!」ピッ

ワアァァァァァァァァァァ……


貴音「お、おや、急に始まるのですね……」


3……2……1……GO!!





貴音「響!ぷりん殿が、玉から!」


響「その玉はモンスターボールって言うんだぞ」


貴音「もんすたぁぼぉる……」


貴音「では、ぷりん殿は、もんすたぁぼぉる太郎……」


響「いいから早く戦おうよ!」


貴音「はて……戦うとは?」


響「このゲームは、相手にダメージを与えて」


響「相手を画面端に吹っ飛ばしたり落としたりするゲームなんだ!」


貴音「吹っ飛ばす、のですか……」


響「いい?ボタンのコマンドで攻撃の種類が変わってね……」


貴音「め、面妖な……」





こうして、自分は貴音に
操作方法を教えたりしたんだ


ここまでは、まだ仲良くしてたんだ


そして、貴音が慣れて来て
本格的に勝負する事になったんだ





この戦いによって
自分達の仲が、険悪になるだなんて
思いもしなかったぞ……

~~練習バトル中~~



ゲームセット!!


響「貴音も、上手くなって来たね!」


響「でも、プリンは復帰力ないから、すぐ落ちちゃうな!あはは!」


響「あっ!また1位のドンキーが拍手されてる!」


響「拍手されるのって、やっぱりいいよなぁ……ね?貴音?」


貴音「………………」


響「……………」


2人「………………」


響(うぅ……何か2人の雰囲気が、静まってギスギスしてる……)


響「……あ、あのね?ちょっといい?」


貴音「………あ、は、はい。何でしょうか、響」ニコッ


響「貴音もそろそろ慣れて来たんだし、一回本気で戦わない?」


貴音「本気……ですか?」


響(きっと本気で戦えば、熱い友情が生まれて分かり合えるはずだぞ!)


貴音「私はかまいませんよ?」


響「よし!やろっか!いいよね?ね?」


響「よし、じゃあアイテムは無しで、ストックは3!」


響「ステージは、プププランドね!」ピッ


貴音「道具は無し……ですか。厳しいですね」


響「じゃあ、ゲームスタート!」ピッ

3……2……1……GO!!

響「よーっし!いっくぞー!!」カチカチ


貴音「………ほっ!やぁっ!」カチカチ


ここから、だんだんと
険悪になっていったんだ……


響「やったぞ!自分、ストック1個分優勢になったぞ!」カチカチ


貴音「………………くぅっ」カチカチカチカチ


自分は、もっと仲良くなって
ゲームが終わると思ってたんだ


響「へっへー!ドンキーの捨て身投げは便利さー!」カチカチ


貴音「…………………」カチカチカチカチカチカチ


でも、現実は
真逆な事になったんだ……


響「よーし!残り一機だな!自分、勝つぞ!」カチカチ


貴音「…………………」カチカチカチカチカチカチカチカチ


響「トドメだー!ジャイアントパンチ!!」カチッ


ドゴォォォォォォォォォォォォォン!!


響「やったぁ!やったぞ!自分、マリオを……」











ガシャァァン!!!!!


響・貴音「!!??!?」ビクッ


貴音「こ、こんとろぉらぁを……投げ……」


響「プロ……デューサー……?」


P「………っざけんなよ……ゴラァ!!!」


P「何で攻撃が当たんねぇんだよぉ!!」


P「1Pのコントローラー、おかしいんじゃねぇのかコレぇ!!!」ガシャァッ!!


響「ひっ………!」ビクッ


P「何でスマブラ歴13年の俺が、お前達2人に負けんだよォォォォォォォォ!!」

響「お、落ち着いてよ、プロデューサー……」


貴音「そ、そうですよ、娯楽にそんな本気で……」


P「っるせぇ!!お前達は勝ってるからそんな事言えんだよ!!」


P「さっきから集中して黙々とやってりゃ、調子こきやがって……」


P「舐めんじゃねぇぇぇぇえ!!」ドガァァン!!


貴音「ひっ……つ、机を蹴……」


P「ふぅー………ふぅー………」ハー…ハー…


響「………………」


貴音「…………….…」


P「はぁ……はぁ……」


P「……………コンビニ、行って来る」スタスタ



ガチャッ


響「あっ…………出て行った………」


貴音「………………」


響「………………」


貴音「………片付け、ましょうか……」


響「…………うん……」



響「………………」サッサッ


貴音「………………」サッサッ


響「………………」サッサッ


貴音「………響」サッサッ


響「……………何?」サッサッ


貴音「今日の出来事は……忘れるといたしましょう……」サッサッ


響「……………うん」サッサッ


この日から、プロデューサーと自分達の仲は
ギスギスして、険悪になったんだ………


話をするとしても、仕事の事だけ……

挨拶も、社長が見ている時くらいにしか交わしてくれなくなった……

このPはもう駄目だな(確信)

響「っていう事があって……」


貴音「あの方との関係に、溝のような物が……」


小鳥(プロデューサーさん、大人気ないわね……)


小鳥「しかし、それは困ったわね……」


響「プロデューサー……スマブラにきっと思い入れがあるんだぞ」


響「1Pは絶対俺な!って主張してたし……」


貴音「経験歴も語ってましたしね」


小鳥「プライドの塊になってるのね……」


小鳥「……わかったわ、何とかしてみる」


小鳥「お姉さんに、任せなさい!」


響「ぴよ子……ありがとう!」


貴音「感謝いたします……小鳥嬢」ぺこっ


小鳥「それじゃあ、ちょっと助っ人を呼ぶわね」


響・貴音「助っ人………?」


小鳥「えぇ。響ちゃんと貴音ちゃんは、スマブラの用意をお願いね」

64のは全体的にゆったりしてるからねー。
ターゲットを狙え!は面白い。
台に乗る方はプリンが特に難しい

DXが一番スピード感あったよな
Xはぬるんぬるんしすぎや

30分後

小鳥「ほらほら、プロデューサーさんも一緒にしましょうよ!」


P「うぅん……ちょっと今、スマブラしたくないんですよ……」


小鳥「いいからいいから。みんなもしてるんですよ?」


小鳥「さっ、リビングに行きましょう!」


P「はぁ……わかりましたよ」スタスタ





あずさ「あらあら、難しいわね~コレ」カチカチ


やよい「うぅ……何回も落ちちゃいます~……」カチカチ


響「ほら!やよい!貴音が来たぞ!」カチカチ


貴音「いざ、尋常に……!覚悟!」カチカチ


小鳥「これが終わったら、一緒にしましょう?ね?」


P「はぁ………」


P「………………」


響「うぎゃー!真ん中の穴に落ちちゃダメだぞー!!」


あずさ「あ、あら~、この穴ってドカンじゃないの?」


やよい「あっ!Mって書いてるトマトが落ちてます!」


貴音「なんと!」ジュルリッ


P「…………………」


P(みんな……楽しそうにやってるな……)


P(響と貴音以外、素人で下手くそだが……楽しそうだ)


P(昔は、俺もあんな風に楽しくやってたんだけどなぁ……)


P(爺ちゃんと婆ちゃんと一緒にやって、楽しんでたのになぁ……)


P(……昔みたく、また楽しくやりたいなぁ……)


P(……それなのに俺、勝ちにこだわって響と貴音に酷いことを……)


P(………………)


小鳥(……ふふふ、プロデューサーさん、反省してるみたいね)


小鳥(スマブラは、みんなで楽しくする物だって、気付いてくれたかしら?)

>>34
マ、マーベラスコンビネーション…………。

Pの子供時代


友人「ははは!pはスマブラ下手くそだな!」


男「本当本当!こいつBボタンの必殺技系しか使わねーもんな!」


p「うぅ……くそぉ……」グスッ


リア充「もう一回やろうぜ!」


男「1位は友人だったから、1Pな。」


リア充「で、ドベのpは4Pな!ははは!」


p(………僕も、1Pになってみたいなぁ……)






p「……ただいま」グスッ


爺ちゃん「おかえり、p」


婆ちゃん「おやおや、また泣いて」


婆ちゃん「また、ゲームで負けたのかい?」


p「うん………」


婆ちゃん「そうかいそうかい。次は、おばあちゃん達とやろうか?」


p「う、うん!」


p(おじいちゃんとおばあちゃんになら、勝てるぞ!)


p「やろうやろう!僕、1Pね!」









p「やったぁ!また勝った!」


婆ちゃん「ありゃりゃ……また負けちゃったよ」


爺ちゃん「pは、とっても強いねぇ」


p「へへへっ!」


p(そうだよ……僕は本当は強いんだ!)


p(今日は運が悪かっただけなんだ!そうだよね!)

P(もう、勝ち負けなんてどうでもいい……)


P(ただ俺は……こいつらと、楽しくスマブラをしたい!)


貴音「……あなた様」


P「あっ……貴音……」


P「………貴音、俺、この前は……」


貴音「……一緒に、遊びませんか?」


P「!!」


P「い……いいのか?」


響「うん!スマブラは、みんなで楽しくするものだからね!」


やよい「プロデューサーも、一緒にやりましょー!」


あずさ「楽しいですよ~」


P「………あぁ!ありがとう!みんな!」


小鳥「雨降って地固まる……ってね!」


小鳥「うんうん、これにて一件落……」








ガチャッ


亜美・真美「おっはよ~~~ん!」


小鳥「あら、亜美ちゃん、真美ちゃん。おはよう」


亜美「あぁ!スマブラだぁ!」


あずさ「亜美ちゃん達も、一緒にしましょう?」


真美「う~ん……でも、真美達……」


亜美「64のスマブラ、やったことないんだよね~」


P「!!」


P(勝てるチャンス!!)

P「ちかたないな……俺が教えてやるよ!」


P「そんで、練習した後本気で戦おう!」


P「な!?いいだろ!?ねぇ!?」


真美「う、うん、いいけど……」


亜美「なんか、兄ちゃん必死で怖いYO……」


P(へへへ……俺のスマブラの威厳を見せてやる!!)












30分後


ゲームセット!!


真美「あ、勝っちゃった」


亜美「まぁ、亜美達DXやXで慣れてるからね~」


P「…………………」


真美「それにしても、兄ちゃん弱いね!プププッ!」


亜美「本気で戦おうって言ったから真剣にしたけど……」


亜美「練習の時より下手だYO~!」ゲラゲラ


真美「何で兄ちゃん、Bボタンの必殺技系しか出さな……」








ガシャァッ!!


亜美・真美「!!!!???」


P「…………っざっけんなよ……くそっ……」


響「あぁ……また……」


小鳥「ルールを守って、楽しくスマブラ!!」






ネスコピーカービィの「PKファイア」のボイスを知り合いは未だに「PKポーヨー」だと思ってる。

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