【艦これ】 吹雪「怖い話?」 (22)
夏イベで傷ついた心と身体と資源を回復させるまでの憂さ晴らしです
オチなし、山風なし(涙)、谷風なし(涙)ですが、少々お付き合いください
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~フタフタマルマル 駆逐艦寮 寮大会議室~
初雪「う~あ゛ーづーい゛ー」
叢雲「うるさいわねー。そりゃ一つの部屋に駆逐艦全員が集まれば暑くもなるわよ!」
叢雲「もう、いちいち暑い、暑い言わないで。余計に暑くなるから」
吹雪「叢雲ちゃん、どうどう」
白雪「それにしても、本当に暑いですね…」
磯波「あの、他のみなさんも眠れないみたいです」
深雪「か~どうにかなんねーのか!」
吹雪(どうしてこんなことになったのかと言うと…)
~フタマルサンマル 執務室~
吹雪「えー!駆逐艦寮の空調が壊れたぁ!?」
大淀「申し訳ありません。連日の猛暑と落雷の影響で機器が破損したそうで」
明石「これから大至急、復旧作業にかかりますが…」
夕張「ざっと見た感じ、結構時間がかかりそうで、早くても明日の午後になるかも」
吹雪「冷房なしで このくっそ暑い夜を乗り切れと!?」
吹雪「拷問ですか!」
夕張「今夜だけは駆逐艦のみんなを軽巡寮とか他の寮に受け入れてもらおうとも考えたんだけど」
大淀「現在、大規模作戦中なんです。鎮守府全体の警備の観点から駆逐艦寮を無人にすることはできません!」
明石「て大淀が聞かなくて…。」
大淀「理由はそれだけではありません。徹夜で頑張ってくれる明石と夕張の身の安全を考えると当然の判断です」
夕張「まあそういうわけなんで、空調が直るまで我慢してね」
明石「ごめんなさい」
吹雪「そ、そんなぁー」ガクッ
吹雪(今考えれば、寮の警備兼明石さん達の護衛を『夜戦大好き! 川内さんと愉快な仲間達』に押し付け、もとい推薦すれば良かったよ)
吹雪(ショックで頭が回らなかった)
吹雪(それからは、寮に戻ってみんなに伝えたら、寮内の扇風機をめぐって戦争になって)
吹雪(騒ぎを聞きつけた鳳翔さん達空母勢に鎮圧されて(たっぷりお説教もされた))
吹雪(妥協案として大会議室に寮内の扇風機を集めてみんな一緒に寝ることに)
吹雪「はあー」
吹雪「少しでも涼しくならないかなぁ…」
睦月「睦月に名案があるにゃしぃ!」
吹雪「睦月ちゃん!起きてたの?」
睦月「睦月だけじゃないよ」
夕立「寝てる子なんていないぽい?」
吹雪「夕立ちゃんまで」
吹雪「それで名案て?」
睦月「夏の夜はホラーにゃしぃ」ニシシシ
睦月「みんなで怖い話をして涼しくなろうよ!」
夕立「十物語ぽい!」
吹雪「そこは百物語じゃないの?」
夕立「100個も話してる時間もネタもないぽい」
夕立「正直、10個もないかも」
吹雪「あっそう」
吹雪「でも夜更かしして怒られないかな」
初雪「どうせ暑くて寝れないし、暇つぶしにいいんじゃない?」
吹雪「初雪ちゃんが珍しくやる気に!どうしよう暑さで初雪ちゃんがおかしくなっちゃった!」オロオロ
夕立「とりあえず始めるぽい」
第1話「消えた間宮さん」
語り手:響
響「これはとある鎮守府で実際に起きたことなんだが…」
響「大規模作戦中につき鎮守府全体が 連日、出撃と遠征に明け暮れていたんだ」
響「最初のうちは作戦も順調に進んでいたが」
響「前段作戦の大詰めというところで、行き詰ってしまったんだ」
響「出撃部隊と遠征組の疲労もだんだん溜まっていき」
響「備蓄していた資源も心許無くなってきた」
響「鎮守府の空気もだんだんと ど ん よ り してきた」
響「そこの鎮守府の司令官は現状を打開するために色々と頑張ったよ」
響「だけど上手く行かない」
響「司令官もだんだんと元気をなくしていった」
響「それでもこれではいけない、自分までこんな調子ではみんなを不安にさせてしまう」
響「司令官は気分転換のためにみんなと甘味でも食べようと思ったんだ」
響「別に1-1出撃がイヤになったわけじゃないよ」
響「あくまでみんなのためさ」
響「ところが間宮券が見当たらない」
響「司令官は前回の大規模作戦で使い切ってしまっていたことに気づいて落胆した」
響「それなら、間宮さん特製のおにぎりは?」
響「残念だけど、これもない」
響「明石さんの錬金術でネジに変わっていたんだ」
響「一応言っておくけど、私と瑞鳳さんは食べていない」
響「仕方がなく、司令官は明石さんの酒保に行ったんだ」
響「大淀さんに相談して経費で落とすこともできたんだけど」
響「"鎮守府のみんな"を元気づけたいから自腹で買うことにしたんだ」
響「全員分ね」
響「仕事帰りに酒保に立ち寄って間宮券を注文した」
響「司令官はみんなの喜ぶ顔を楽しみにしながら1日を終えたんだ」
響「翌日、執務室に行くと明石さんからのメモ書きが置かれていた」
明石『品物はいつもの棚に置いていますよ』
響「司令官はさっそく間宮券を取りに行った」
響「でも、どの棚を見ても見当たらない」
響「司令官は黒い棚も見に行ったんだけど、ここにもない」
響「司令官は明石さんに確認してみたけど、明石さんは確かに納品したと言うんだ」
響「司令官は困惑した」
響「まさか赤城さんにまた見つかった?」
響「司令官が考えこんでいたら」
明石「ちゃんと納品しましたよ! 特注家具職人10回分」
照月「きゃああああああああああああああああああああああああああああああああ」
照月「秋月姉、怖いよぉ」グスグス
秋月「こ、こんなむだづづづdかい、あき、秋月にはできません」gkbr
初月「こ、この程度で悲鳴を上げるとは照月姉さんはこ、怖がりだな」ガクガクガクガク
吹雪「怖い話だよね?」
響「身の毛もよだつ怖い話さ」
吹雪「確かにそうだけども!そうじゃなくて!」
吹雪「というか、これ司令官のことだよね!」
響「とある鎮守府の話だよ」
響「ちなみに、このとある鎮守府の司令官は暫くの間、部屋に引きこもったそうだよ」
吹雪「やっぱり、司令官のことだよね!!」
吹雪「秋月ちゃん達もなんでそんなに怯えているの!?」
雪風「響ちゃん!とっても面白かったです!」
響「Спасибо」
雪風「そういえば、しれえがたくさん数字の書いてある本を見ながら」
提督『アハハハハハハ!穴あけ女神祭じゃあ!』
雪風「て言ってました!」
雪風「とっても楽しそうでした! 」
雪風「とある鎮守府のしれえも早く元気になるといいですね!」
霞「もう、なにやってんのよ!あのクズ!」
霞「ちょっとクズ司令、止めてくるわ」
満潮「私も行くわ」
響「Хорошо」
響「次の話に行くよ」
響「暁、大丈夫かい?」
暁「暁は立派なれでぃなんだから、これくらいこ、怖くないわ!」ブルブル
吹雪(だから怖い要素ないってば…)
次回に続きます
こんな感じで怖い?話をやっていきます
このSSまとめへのコメント
これは確かに(ある意味)怖い話過ぎるな(笑)