初めてです。アイドルマスターCGの二次創作です。
世界観等色々違うのでそういうのが嫌な人はご容赦下さい
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子供達「ねーねーまた救いようのないバカの話を聞かせてよー」
レイナ「またぁ!いい加減他のお話にも興味もちなさいよ!まあいいわ!話してあげるから自分の周りをお片付けして席についてなさい!」
子供たち「はーい!」
ここは児童養護施設。今日もバタバタとした生活!
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レイナ「そうそう、そこで救いようのないあのバカはこう言うの『みんなの笑顔のために!』ってそう言っては敵いそうもない相手にも立ち向かっていくの」
レイナ「そしてどんなにボコボコにされても最後には勝ってみんなの笑顔を守り切るの。その途中にどんな絶望があってもね。」
レイナ「カッコイイヒーローではないでしょうね。でもカッコイイヒーローなの。世界で一番」
レイナ「違うって?でもねハハッアタシにとっては古今東西最高のヒーローなのよ」
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アイツの英雄譚を子供たちは喜んで聞いてくれる。本当にあった話だけれども、その話を語るときそれはおとぎ話となる。
英雄は誰も知らないところで戦って、誰もしらないうちに人知れず消えていく。それはアイツも望んでいたことだったから。『英雄はいらないんだ』アイツは最後にそう言って何処かへと消えちゃった。
でも、今どこで、何をして、それくらいの便りはよこしなさいよ、バカ。
異形の怪人が園に迫る。緊急のラジオ放送はそう喚き立てる
見えない恐怖に子供達は震え上がる。
子供たち「レイナがいつも言ってる『アイツ』は来ないの?」
子供たちは泣きながら訴える。いつも麗奈が言っている『南条』はこないの?
レイナ「今ここに居ない人の事を当てにするのはやめなさい!今ここにはアタシ達しか居ないんだから!自分の命を守ることだけ考えてなさい!ここは私に任せて皆は逃げなさい!」
そんな必死に、全力で引き出した言葉にはお構いなしに園へと現れた怪人はその歩みを進める。悲痛な、年はかも行かない子の声を聞こうものなら、それがもし人ならば多少の情もかきたられることだろうが相手は人間の形をしたなにかだ。子供達の避難は間に合わなかった。
両手を広げ子供達を守るように怪人に対峙するレイナへ向けて凶弾が放たれた。
『この子ら守って私だけが死ぬなら別にいい。でもまた、皆の居場所がなくなるのは嫌だ。!』そんな思いでレイナは立つ。
記憶の回転灯が回る。生まれてから今までの。その中でレイナはヒーローの姿を一瞬見た。子供達との大切な日々を見た。かけがいのない日々を見た。なるほど、これが走馬灯だと理解した。
レイナ「いつもイタズラで迷惑かけて面白がって……どっちが子供なんだって笑い合って……そうやって笑うことを忘れたあいつらに笑って欲しくて…守りたいのは本当なのよ……あの子もこの子もみんな……でもアタシは間違ってたっていうの…あの子達に銃を持たせて自分を守れなんてなんて……そんなこと……出」
「間違ってないぞ!レイナ!」
懐かしい声がした。同時に聞き間違えかとも思った。でも確かに、たとえ本人がそう呼ばれることを望んでいなくても、「英雄」がそこにいた。少し背が伸びた――。
「うぉぉぉおぉぉぉぉぉおぉぉぉぉっぉぉ!!!!!!!」
雄叫びを上げているアイツが分けの分からない動きをして銃弾をすべて叩き落としていた。
その姿が滲んで見難くなる。
レイナ「アンタはふらっと居なくなったくせに、一番居て欲しい時には来てくれるのね」
そう言っては不覚にも涙が止まらない。嬉しくて、嬉しくて。そして、今でも戦い続けて
いるアンタが…アンタが…アンタは…
ヒカル「遅れて済まない!レイナ、立てるか?行けるか?」
レイナ「へっ?アタシが戦えるはずないでしょ!!」
ヒカル「んっとハカセの4次元ポッケをゴソゴソ……あった!これだ!」
レイナ「へっ!ハカセも生きているの!てっきりあの時アンタの最終決戦のまえにと…ってそれただのバッグじゃない!」
ヒカル「ああ!そうだ!危なかったけど何とかなったんだ!そして前から悪ぶってはヒーローの素質があるレイナのために変身アイテムを実は作っていたんだ!」
光からベルトとUSBメモリっぽいものを渡される。ナンナのこれ?
でも今、これが守る力になるのなら迷うことはない。ハカセの技術はアタシも知っている。
ベルトを腰に巻くと不思議と心が高翌揚する。ホントに、ハカセは私を知っている。
いざというときに拳をふるう躊躇を取り除いてくれているのだろう。たとえそれが敵であっても相手は人の形をしているのだから。これで私は、躊躇わない、皆を、守る、ためなら。
「ハーハッハッハー見ててなさい!アタシの変身をねっ!」カチッ
\\ロワイヤルJOKER//
ヒカル「今日はアタシとレイナでWヒーローさ!誰にも負けない!」
「バソルウハブクウガタエウツ!ヘゴソミリアルヤン!」
(ははっこの時代に正義を語るのか!お前らの行動目的と識別IDは何だ!)
ヒカル「な、なんて言ってるんだこいつ!知っている未確認の言葉と違う!」
レイナ「そんなこと言われてもあたしが知るはずないわ!でも大方お前は何者だとか言ってんじゃないの」
レイナ「いい度胸ね、それじゃあ名乗ってやろうじゃないの!!ヒカル!」
ヒカル「ああっ!」
ヒカル「戦うことが出来ない、すべての人の……ミンナノミカタ!南条光!」
レイナ「そんなバカのお守役、小関麗…名乗るほどじゃないわね!アタシ自身がっ!切札よっ!」
『行くぞ!!!!!!!』
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