【あんこ】「彼女が欲しい……」 (133)
「欲しい……欲し過ぎて困る」
社会人三年目で思うことかどうかは知らない
けれど兎に角寂しいのだ
せめて誰か家で話し相手になってほしい
なんならその辺のおっさんでもいいから
そんなレベルにまで追い詰められている
「欲しいぃ……」
【一番自信のあるところ】
コンマ一桁目
0.全部
1.3高
2.顔
3.下半身
4.優しさ()
5.下半身
6.顔
7.金
8.3高
9.優しさ()
00.魔術
そこそこ早く終われたらいいなって感じです
自分のコンマで好き勝手やっていきますがよければどうぞ
【8→ 3高】
「所謂ところの3高ってやつの筈なんだが」
高身長、高収入、高学歴
当然フィジカルもある方だし誰もが知る企業勤め
そうなる為の学歴だってある
うん、これで何故彼女がいないのか
「うーん……? 」
【一番自信の無いところ】
コンマ一桁目
0.全部
1.下半身
2.体臭
3.顔
4.下半身
5.陰湿
6.顔
7.体臭
8.そんなものは無い
9.陰湿
00.人殺し
【3→ 顔】
「まぁ……顔か。やっぱ顔なのかこの世の中」
顔は、まぁ、うん
自分にどれだけ客観性が無くても擁護できはしない気がする
「整形……整形か? 整形しか、無いか? 」
【で、実際はどのレベルなんですかね】
コンマが大きい程独特な造形小さい程まぁ普通(のブサイク)
ゾロ目でまぁフツメンと言えなくも無い
【08→ まぁ努力でなんとかなるレベル】
「割とオシャレには気を遣って……いや、まだやれることは、あるか」
まだまだ年齢も二十五歳
さすがにまだ慌てるような時間じゃない
絶望するような年齢でもない、筈
「取り敢えずはまぁ……どうすっかな」
【どうすんのお兄さん】
コンマ一桁目
0.JK
1.女友達
2.上司
3.同僚
4.女友達
5.上司
6.同僚
7.上司
8.女友達
9.同僚
00.ゾンビアポカリプス
【4→ 女友達】
「同僚は……なんか同じ職場って恥ずいな」
それならば合コンだ、と言えない悲しい状況
いや、社交性が無いとは言わないが面食いばっかだと困るし
それにまぁ、あんまり遊び歩けるようなご時世でもない
だったら、割とまだお互い見知った女友達でここは
これでも大学卒業後だって連絡を取り合っている相手は何人かいるのだ
【一人目で終われるかな】
コンマ一桁目
0.グラドル
1.後輩
2.先輩
3.幼馴染
4.先輩
5.後輩
6.後輩
7.幼馴染
8.先輩
9.幼馴染
00.不死性特殊ドラッグ研究者
………
……………
…………………
【9→ 幼馴染】
幼馴染「えーと、で? 私しか誘う相手いないわけ? 」
「そうじゃない、そうじゃないけど……」
幼馴染「そうじゃないならなんなんだ。……ビールでいい? 」
「あぁ、頼む」
勝手知ったる幼馴染
なんというか、安心するんだ
ほら、やっぱり好きになるには安心感が大切な気がするし
【どこ? 】
コンマ一桁目
0.幼馴染の職場
1.自宅
2.居酒屋
3.幼馴染宅
4.自宅
5.自宅
6.居酒屋
7.居酒屋
8.幼馴染宅
9.幼馴染宅
00.ゾンビ映画撮影現場
【4→ 自宅】
幼馴染「はーいどーぞ」
「せんきゅー。あ、いいよいいよ皿は俺が下げてくる」
幼馴染「くるしゅうねぇぞ」
「はいはい」
いきなり連絡を取って寂しい一人暮らしに呼ぶのも幼馴染だからこそ
彼女だからこそそれは許される
変な意味ではないが面倒は、無い
【幼馴染ってちなみに】
コンマ一桁目
0.既婚者
1.元カノ
2.元カノ
3.彼氏持ち
4.彼氏持ち
5.フリー
6.フリー
7.フリー
8.彼氏持ち
9.元カノ
00.ゾンビさんの襲来
【4→ 彼氏持ち】
「つーか呼んどいてなんだけど……お前彼氏はいいのかよ」
幼馴染「いいでしょ別に。あんた私になんかするわけ? 」
「そうじゃねぇけどそうじゃねぇと思う」
幼馴染「たまには別々に楽しんでおいた方がいいのよこんなの。……で、あんたは? 」
「あ? 」
幼馴染「そろそろ、私以外に二人っきりでご飯食べられる女の子つくれば? 」
「……簡単に言ってくれやがる」
彼氏持ち、というのは大きな壁で
けれど、寂しい心と酒がそのハードルを下げてくれる
倫理観なんてクソ喰らえ、という程でも、ないけれど
【彼氏さんとはどんな感じ? 】
コンマ一桁目
0.さっき別れた
1.倦怠期
2.順調
3.普通
4.順調
5.普通
6.順調
7.倦怠期
8.普通
9.倦怠期
00.ゾンビになればどうでもよくなるよ?
【
【3→ 普通】
幼馴染「特に事件も無ければ逆に悪いことも無い、そういうのでいいのよ」
それが、彼女の今なのだろう
どことなく物憂げな顔も見せてきたりはするけれど
その実、きっと心配になったり不安になる程には幸せ
この幼馴染といるとそういう普通なところに安心して
そして、妙に心を掻き乱されてしまう
幼馴染「あんたこんなんでもいいとこ出ていいとこいるわけだし。友達もいないわけじゃないんでしょ? 」
「まぁ……な」
未だに、目の前で缶ビールを飲んでいる女より安心できる子はいないのだが」
幼馴染「ほらほら、おねーさんに任してみ? スマホ貸して? 」
「あのさ……」
【フラグは折れたかな? 】
コンマ一桁目
0.幼馴染の姉妹
1.幼馴染の紹介
2.同僚
3.幼馴染の紹介
4.同僚
5.同僚
6.やっぱ大学の
7.幼馴染の紹介
8.やっぱ大学の
9.やっぱ大学の
00.zombie farm
【2→ 同僚】
幼馴染「やっぱ手近でいこうよ。……ほら何人か個人の連絡先も知ってるじゃん」
「や、同僚はちょっと……」
幼馴染「んな選り好みできる立場かその顔で」
「心にクる罵倒はやめろ」
幼馴染「キてないでしょ。そこまでグロいって顔でもないし」
「お前は俺をどうしたいんだ」
幼馴染「玩具にしてやりたいだけ」
「くっそ」
幼馴染は同僚をどうにかしろ、と言っている
確かにまぁ、近道ではあるのだけれど
拗れたときが面倒だなぁ、なんて
【どんな? 】
0.元モデル
1.同期
2.上司
3.上司
4.後輩
5.部下
6.後輩
7.先輩
8.先輩
9.部下
00.ゾンゾンタイフーン
【8→ 先輩】
幼馴染「ほら、この中で誰が一番世話になってる女の先輩? 」
「先輩? 」
幼馴染「上司だとちょっと面倒だし角が立つ。後輩だとあんたが引っ張らなきゃいけない。それなら? 」
「仕事も心も割と安定しているであろう、先輩を? 」
幼馴染「狙うべきでしょ。違う? 」
違わない、違わないのだろう
仮にどれだけ信用が置けない相手の発言だとしても
現状彼氏がいる相手の言葉である
しかも実際にはこれ程信用できる友人もあまりいない
【先輩】
コンマ一桁目
0.元軍人
1.優秀
2.普通
3.優秀
4.アホ
5.普通
6.アホ
7.普通
8.アホ
9.優秀
00.ゾンビ研究第一人者
………
……………
…………………
【8→ アホ】
「っと……今日も元気に出社ですよ」
幼馴染の馬鹿とそれなりに真面目な話をして
けど、あの後はまぁ殆ど彼氏くんの愚痴を聞いて
結局なんだか分からないうちに惚気を聞かされて
気付けば今日の朝だった
あんなんでも多少は気にしていてくれるみたいで
「頑張んなさいよ」なんて一言貰って背中を叩かれた
頑張るのは頑張る、それは間違い無い
「ってもなぁ先輩、かぁ」
先輩「ん? 後輩くん、呼んだ? 」
「呼んでないです。あっち行っててください」
先輩「え、ひっどーい。何? 馬鹿にしてんの? うん? 」
馬鹿にはしていない
元々、ふっつーにアホなのである、この先輩は
【ボディチェック(雑)】
コンマ一桁目
0.元グラドル
1.デカい
2.痩せ
3.豊満
4.デカい
5.幼児体型
6.デカい
7.痩せ
8.豊満
9.幼児体型
00.ゾンビかな?
【6→ デカイ】
先輩「うん? 何? 」
「……いえ」
なんというか身体は、凄い
男としても高身長な部類に入る自分とはさすがに比べられないが
女性としては高身長で更にこう、色々と、デカい
それにアホではあってもなんだかんだこの会社に入社できる頭はある
仕事がどうとかではなくて、言動がアホなのだ、この人は
「……どうすっかなぁ」
【どうすんのよ】
コンマ一桁目
0.彼女、欲しいんすよ
1.飯でもどうすか?
2.彼氏いるんすか?
3.髪、弄りました?
4.彼氏いるんすか?
5.飯でもどうすか?
6.髪、弄りました?
7.彼氏いるんすか?
8.飯でもどうすか?
9.髪、弄りました?
00.ゾンビ欲しくない?
【2→ 彼氏いるんすか? 】
先輩「……は? 」
「いや、話すこと無いんで先輩のことでも聞こうかと」
先輩「酷いこと言うね君。しかもそんな直球ストレートで来る? 」
「直球ストレートって重複してません? 」
先輩「まぁまぁ気にしないで。……どう思う? 」
「はぁ? 」
先輩「彼氏、いそう? 」
「飼い主は必要なんじゃないですか。先輩アホですし」
先輩「アホでも彼氏くらいいると思うけど」
「そりゃそうっすけど」
【フラグは建つかな】
コンマ1~50→ いない
コンマ51~99→ いる
ゾロ目→ 彼女ならいる
00→ ゾンビさん、待ってます
【84→ いる】
先輩「まぁ、普通にいるよ? 彼氏」
「マジかよ……こんな先輩引き取ってくれるとかどんな聖人なんすか」
先輩「うっさいぞ後輩」
「先輩こそキャンキャン吠えないでくださいようっさいですよ」
先輩「わたしは犬か」
先輩だからこそこうテキトーに返してはいる
しかし、もう既に心は折れかかっている気がした
二人目ではあるが何故彼氏持ちばっかいるんだ自分の周りは
「……で? 順調なんすか? 」
先輩「んー……」
【一向に話が進まない】
コンマ一桁目
0.昨日別れた
1.倦怠期
2.順調
3.普通
4.順調
5.普通
6.順調
7.倦怠期
8.普通
9.倦怠期
00.エイリアンっていうのもアリですね……
【8→ 普通】
先輩「んー……普通? 」
「先輩の普通っていうのは常人の異常なんすけど」
先輩「失礼な。彼氏くんにも同じこと言われたんだけど」
「えぇ……」
しっかしまぁ、幸せそうなことでよろしいねクソが
もしかして身体目当ての男かと思ったがそうでもないらしい
そりゃまぁ高学歴でこの身体ってそうそういないしなクソが
「…………先輩」
先輩「なんだね後輩くん。そろそろ始業時間だけど」
「誰か、紹介してくれません? この際先輩よりアホでもいいですから」
先輩「ふっつー女の子紹介してほしいときにアホとか言うかなぁ……しかも先輩に」
もうこの際縋れるものは全部試してやるべきな気がした
【登場人物増やし過ぎてもなぁ……】
コンマ一桁目
0.先輩の姉妹
1.社外の知り合い
2.社外の知り合い
3.先輩の先輩
4.先輩の後輩
5.先輩の先輩
6.先輩の先輩
7.先輩の後輩
8.社外の知り合い
9.先輩の後輩
00.ゾンビなら男女ワイワイいますが?
………
……………
…………………
【1→ 社外の知り合い】
「ふぁ……ねむ」
アホの先輩に雑な相談というか要求をしてまた次の週末
セッティングしてくれたことには素直に感謝しよう
しかし
??「えーと……あなたが、あの人の後輩さん? 」
「まぁ……そうです」
??「…………」
「…………」
??「…………アホですよね」
「…………そうですね」
普通は全く知らない者同士をカフェに呼んでおいてキャンセルなんてしない
慌ただしい口調で電話してきたときにはさすがに呆れた
【彼氏はいないよ(たぶん)】
コンマが大きい程顔面偏差値が高い小さい程百鬼夜行
ゾロ目でその数値分プラス
00→ ゾンビストリート
【09→ え……? 】
「…………」
??「…………」
「…………」
??「…………」
「…………」
??「…………」
「…………」
??「…………あのぅ? 」
紹介をキャンセルされて二人きりなのはまだいい
良くないけど許す
しかし、別に意味でキレ散らかしてやりたい
具体的にはこう、せめてアホの自分と同じレベルの顔面偏差値くらいを呼べと
【やる気出ないよこんなの】
コンマ一桁目
0.クッッッッソ金持ち
1.デブ
2.優秀なソフマップ
3.優秀なソフマップ
4.優秀なソフマップ
5.優秀なソフマップ
6.デブ
7.デブ
8.デブ
9.幼児体型
00.ゾンビの方がマシだよね?
………
……………
…………………
【3→ 優秀なソフマップ】
先輩「お、後輩くーんおはよー」
「…………ぅす、じゃ」
先輩「いやいやいや一昨日は悪かったって。こっちにも色々事情があってね? 」
「そっすか。俺、先輩のこと嫌いになったんでもうあっち行っておいてもらえますか? 」
先輩「君はそんなこと言う後輩じゃないでしょ? どしたの? 」
「…………」
顔との対比か身体だけは多少まともに見えたソフマップみたいな女を紹介されたことにキレたい
どうせ錯覚だろうが目を瞑っていればなんとかなると言われれば頷けなくもない
けど紹介してもらっておいてそんなことを言うわけにもいかないし
別にあの人が悪いというわけでもない
まぁ、あれで一日普通にデートのような何かをした感想は
「…………すみませんね。ふっつーに俺、無理でした」
先輩「そっかぁ残念。あの子は結構楽しかったって言ってたんだけど」
「…………」
自分でどうにかするかもういっそ独身で通すか
【なんか受付嬢とかそういうのいるでしょ? ねぇ? 】
コンマ一桁目
0.取締役の娘
1.いっそ同僚を顔で
2.幼馴染に縋る
3.幼馴染に縋る
4.新入社員
5.いっそ同僚を顔で
6.いっそ同僚を顔で
7.新入社員
8.新入社員
9.幼馴染に縋る
00.モンスター慣れ、したでしょ?
【0→ 取締役の娘】
「…………もうなんかいっそ高いところ目指すべきだな、うん」
先輩「んー? 」
当社の取締役にも様々な人間がいる
絵に描いたような権力志向の持ち主
好々爺然とした温和な人物
エリート意識の強い冷徹な外部取締役
中でも、それなりに仲良くさせてもらっている取締役の娘さんは社内にいる
先輩「何考えてるかはよく分からないけどさぁ。あんまり変なことは……」
「先輩よりはアホじゃないんで大丈夫。それじゃ」
【社会派ストーリーでも目指したいのかな? 】
コンマ一桁目
0.元芸能人
1.婚活
2.ノーマル入社
3.お茶汲み
4.婚活
5.エリート
6.エリート
7.ノーマル入社
8.ノーマル入社
9.お茶汲み
00.ゾンビ×社会派の新機軸はどうよ
【01→ 婚活】
取締役の娘、というとどうもハードルが高いように聞こえがちだ
いや、確かに低くはないハードルではある
けど、どうも彼女の方も似たような事情があるらしい
先輩「若いうちに結婚したいんだってさ。わたしにはよく分かんないけど」
「安心してください。先輩は聖人がちゃんと引き取ってくれますから」
先輩「あれで結構鬼畜なとこもあるんだけどねぇ……うんうん」
「…………」
取り敢えずアホは放置
勝手にトリップさせておこう
先輩「んふふふふ……」
「…………」
どうも、娘さんは結婚相手が欲しくて入社したとまことしやかに囁かれているのだ
これに行かない手は無い、たぶん
「…………さて」
どうしたものかな
【ストレートに行こうよもう面倒臭いなぁ】
コンマ一桁目
0.病んでる
1.現実的
2.現実的
3.ヤンデレ
4.現実的
5.ヤンデレ
6.夢見がち
7.夢見がち
8.ヤンデレ
9.夢見がち
00.ゾンビ研究第一人者って噂もあるよ!
【1→ 現実的】
??「……ふぅん? 」
「え、いや、なんです」
??「顔は……まぁ、なんとかなるレベルね」
「失礼な……いや、自信は無いですけども」
??「入社できるくらいだから馬鹿ではないし身長は申し分無し」
「そんな俺が身長しか無いみたいな」
??「現時点ではそうでしょう? はい、これ連絡先」
「……は? 」
??「呼んでくれたら嬉しいわ。セッティングは任せるから予定だけ合わせてね」
「…………あ? 」
現実的だと言われた意味は分かったけど分からない
取締役の娘がいるという部署に行く用事をつくって実際に行ってみて
雑談のついでに際どいところを突いてみた結果である
【一番魅力的に感じたところ】
コンマ一桁目
0.全部
1.地位
2.地位
3.顔
4.地位
5.身体
6.身体
7.顔
8.身体
9.顔
00.ゾンビ映画が好きそうなところ
今日(昨日)はこんなところで
今日(今日)もたぶん来れるかな、と
よければまたよろしくお願いします
ありがとうございました
あとこう取締役の娘、とか書くのもつまらないので名前募集しておきます
特に無ければテキトーに女の子っぽい名前付けときますね
あんこだけぶん投げていきます
再開は夜で
「まぁでも……うん」
やっぱりあの身体はこう、滾るよね
男としてああいうのには憧れるしかない
【魅力的ってどんなの】
コンマ一桁目
0.プラスサイズモデル
1.出るところだけ出てる
2.恵体
3.スレンダー
4.出るところだけ出てる
5.スレンダー
6.恵体
7.恵体
8.スレンダー
9.出るところだけ出てる
00.ゾンビさんは休憩に飽きました
「確かハーフだかクォーターなんだったか」
海外のモデルにはプラスサイズモデル、という分類があるらしい
所謂ところの恵体、というやつに更に肉を足したようなアレである
乳もケツも規格外でありつつ全体的に、デカい
あれを組み敷くというのは人生で一度はお願いしたい垂涎の願望だ
「ふぁ……やっぱ飯はいいとこ選ばないと駄目、かなぁ……」
【お名前】
コンマ一桁目
0.実は三つ子の三姉妹でね……
1.レイナ
2.レイナ
3.スミカ
4.ハルノ
5.スミカ
6.ハルノ
7.スミカ
8.ハルノ
9.レイナ
プラスサイズモデル系レイナさんとの初デートはゾンビサバイバルに決定しましたやったね!
夜にまた再開します
再開します
………
……………
…………………
【1→ レイナ】
「えーと……取り敢えず乾杯します? 」
レイナ「そうね。ん……何に? 」
「休日にお偉い人の娘さんと食事をできる幸運に? 」
レイナ「いいけどそれ私には関係無いわよね。……ん、一週間ご苦労様」
「はい、お疲れ様でした。……結構飲めます? 」
レイナ「そういう血筋なの。見れば分かるでしょう? 」
「え、いや……えー……」
場所はそこそこに行きやすくそれなりにお高めで結構隠れ家的なレストラン
最初は朝から多少回ってみてデートらしくするのもいいかと思ったが、止めた
相手が最初から品定めをしにくるのならゆっくり落ち着いて話せる方がいい
それに、正直彼女が何を楽しむタイプなのか分からなかった
大体ちょっと髪色が黒に近くてルーツの何割かがこの国なだけであって
殆ど見た目Iskra Lawrenceな女が何を楽しむか分かる男がこの国にいるのか
レイナ「ん、おいし……趣味、合いそうね」
「それはそれは」
掴みは、上手くいったかな?
【戦闘力(?)】
コンマ一桁目→ 主人公
コンマ二桁目→ レイナ
0.天性の才能持ち
1.強い
2.強い
3.一般人
4.怖がり
5.一般人
6.怖がり
7.一般人
8.強い
9.怖がり
00.zombie worldへの憧れ持ち
【0→ 主人公はそりゃあ天性の才能持ちですよ、ええ】
【1→ レイナさんも恵体を存分に生かして強い】
レイナ「それにしても……落ち着いて食事をできる良い場所ね」
「なんていうか……結構注目集めちゃうでしょうレイナさん」
レイナ「まぁ、ね。このスタイルだし、仕方無いわ」
令嬢、という言葉がイメージさせる女性とはどんなものだろうか
嫋やかでほっそりとした幸薄感のある女性?
元気溌溂としてクルーズ船でウェーイしてそうな女性?
それともスーツを着込んで親を継ぐ意志の強い女性?
そんな固定観念を真っ向から破壊するのがこのレイナという人物であった
身長は175㎝程とまぁバレー選手だとかと比べればそこまで高過ぎるということもない
しかしその、出るところは出過ぎる程に出ている威圧感は令嬢とかそういうアレじゃない
それに惜しげもなく晒す太腿の太さには圧倒される他無い
レイナ「でもまぁ……それ、あなたもでしょう? 」
「まぁ……身長は高いですからねぇ……」
レイナ「いえ、そういう意味じゃないんだけど」
「はぁ」
ジム通いはしているがまだまだ理想には程遠い
勿論、彼女の目に叶っているのなら良いのだが
【ゾンビさんのルーツ】
コンマ一桁目
0.マッドなサイエンティスト
1.研究所のウイルス
2.隕石
3.ウイルス兵器
4.研究所のウイルス
5.ウイルス兵器
6.隕石
7.研究所のウイルス
8.ウイルス兵器
9.隕石
00.不明
【00→ 不明】
レイナ「筋肉達磨ってあなたみたいな男のことを言うのね、って言いたいの」
「いやいやいや……背筋に鬼を浮かべられてからがスタートですよ」
レイナ「鬼……? 」
人間は細胞的な意味でいえば殆どが十八歳頃からは成長を止める
しかし、そうじゃない
生まれ落ちたときから人間は皆衰えを開始するのだ
だから、いつかの何かの為に鍛えるなんてのはナンセンス
常に、人は自らを鍛え上げ続けなければならない
レイナ「私もジム通いが趣味だしそこそこ色んな男を見てき……うん? 」
「…………なんでしょうね」
わざわざ彼女の為に人の少ない場所を選んだのに、叫び声とは
レイナ「事故か何か……いえ、それとも事件? 」
「さぁ……なんにせよ俺たちが行ってどうにかなるものでもないでしょう」
耳を劈く声はすぐに止んだ
事故にしろ事件にしろ、警官がどうにかしてくれるだろう
なんだかんだいいつつもこの国の警官は優秀なのだから
【わくわくほりでい】
コンマ一桁目
0.幼馴染
1.スタンダード
2.わんわん
3.スタンダード
4.噛まれた人
5.わんわん
6.スタンダード
7.噛まれた人
8.わんわん
9.噛まれた人
00.なんか進化してるっぽいやつ
【5→ わんわん】
< えっ、いや、ちょ! 犬、犬なんて入れんなよ馬鹿!
レイナ「…………」
「…………」
レイナ「…………」
「…………すみません。結構いい店だと思ってたんですが」
レイナ「あなたの所為じゃないわ。一瞬前までは最高だったもの」
「…………」
厨房、だろうか
それとも裏口の事務所のようなところだろうか
兎も角、叫び声の後に何やらガタガタと物音がして、それから怒鳴り声
< おーい!もう駄目だこれ! 救急車と警察! あとオレに包丁くれ!
レイナ「…………出ようか」
「本当すみません……払ってきますんで」
レイナ「払う必要なんて無い、と言いたいところだけど……うん? 」
「うん? 」
レイナ「…………」
「…………」
レイナ「…………不味いぞ。よく分からないけど、不味いことは分かる」
「…………ですね」
犬は割と好きな方だがこっちにも好みというものがある
顔面血塗れでグズグズに爛れた上に口から人間の指を覗かせている犬は好きじゃない
レイナ「…………」
「…………」
スルスル、と
店の奥からゆっくりと歩いてくる犬から遠ざかる
手元で武器になるようなものは幾つかある
本来は柔らかな牛や豚の肉を切るためのものだが、卓上にあるナイフ
フォークやスプーンといったカトラリーもまぁ硬さは十分か
それとも犬のスピードを考慮して椅子やテーブルの脚を折った方が良いだろうか
「…………殺っても怒られませんよね? 」
レイナ「これで怒られたら父上にどうにかしてもらおう。……来るっ」
「ッ…………! 」
【強いって罪ですよねぇ……】
コンマ一桁目
0.シェフ
1.二人
2.二人
3.レイナ
4.二人
5.レイナ
6.主人公
7.主人公
8.主人公
9.レイナ
00.汚いトマトジュース
【7→ 主人公】
「■■■■■■■■■■■―――! 」
レイナ「お、おう……」
他愛無い
せめて真っ向から飛び掛かってくれば犬歯のある分分からなかったものを
ジグザグに蛇行してより良い部位に噛みつこうとするからこうなる
斜め前から飛び掛かってきた汚らしい駄犬は飛び上がった瞬間その生を終わらせた
レイナ「……横っ腹の柔らかい部分とはいえ普通椅子の横薙ぎで真っ二つになるか? 」
「さぁ? なってるんだから仕方無いでしょうが。……行きますよ」
レイナ「え、あぁ……ちょっと待ってまだ処理し切れてない」
処理し切る必要なんて、無い
どう考えてもこれは、そういう真っ当な思考じゃどうにもならないやつだ
【どこ行くの? 】
コンマ一桁目
0.違法武具店
1.警察署
2.家
3.武器
4.警察署
5.家
6.武器
7.武器
8.警察署
9.家
00.天性の勘によりラスボス
【1→ 警察署】
「じゃ、運転はお願いしますね。レイナさんの車だし」
レイナ「飲酒運転だと思うけど」
「舐めたくらいでしょ。それに今そういうこと言えそうですか? 」
レイナ「……いいえ」
レストランを出てみてあらびっくり
街は阿鼻叫喚の地獄絵図だった
どう考えても普通じゃない奴らが跋扈して
どう考えても戦闘力皆無な住人が狩られている
これはたぶん、俗に言うところのゾンビパニックってやつだ
「大体、なんで車で来ておいて真っ先にアルコール頼んだんです」
レイナ「家の者に運転させて帰るつもりだった」
「マジかよ……いやいや今はそういうこと言ってる場合じゃないか」
レイナ「そうね。……警察署でいいの? 」
「真っ当な人間ならそうするでしょう。多少はまともな武器持ってて一応訓練受けてる官憲ですよ? 」
レイナ「…………あなたがいれば最悪死にはしないと思うんだけど」
「んなことないですって。俺、ただの一般市民ですよ? 」
心からの本心である
「つーかこれやっべぇ車っすね」
レイナ「うん? まぁ、好きなのよこういうの」
シボレーのコルベットなんて生で初めて見た
正直こういう車は詳しくないがなんていうかこう、凄い
ぎゅーんと行ってぎゅいーんと進むあれだ
取り敢えずなんか、凄い
しかも真紅のカラーリングがカッコ良過ぎて笑えてくる
レイナ「ん、っと……もしかして私たちが着いた頃にはもう? 」
「そんな気はしますね。レストランは結構奥の方にあったし」
道なりに法定速度ガン無視で走行する景色は酷いものだった
人が人を食い荒らし、動物までそれに加わっている
ゾンビ物の映画は幾つか観てきたが確かにこれは酷い
現実感の無さにパニクるのも然もありなん、といった風情だった
レイナ「私が言うのもなんだけど……あなた冷静過ぎて怖いわ」
「いやいやいや……レイナさんがいるからですよ。
せめて冷静に振る舞っておかないと振られちゃうでしょう? 」
レイナ「…………そういう問題かしら」
「そういう問題ですよ。俺、彼女が欲しいんです」
レイナ「…………」
警察署はそろそろである
【警察署ってでも目指していいところなのかな実際】
コンマ一桁目
0.ゾンビのお家
1.応戦中
2.セーフティエリア
3.引き篭り
4.応戦中
5.セーフティエリア
6.引き篭り
7.応戦中
8.セーフティエリア
9.引き篭り
00.非合法武装組織
【6→ 引き篭り】
「あのー、開けてくれません? 」
< 駄目だ! 君たちも噛まれているかもしれない!
「いや、噛まれてないですけど……うーん」
< 最低でも噛まれていない保証が無いと署の中には入れさせんぞ!
レイナ「つまり女にここで裸になれということ? 」
< そうじゃない! そういうわけじゃないんだ分かってくれ!
< まぁ、僕はそれでいいと思いますけどね
< 海外のエグいポルノスターみたいですし
< おいてめぇ!
「…………キレてもいいですよね? 」
レイナ「やめてほしいな。君がキレたらどうなるか分からないし」
「失礼な。このバリケード破壊してちょっと中でお話するだけです」
レイナ「はぁ……」
この国の警官が優秀なのは認めよう。
ちゃんと生き残ってどうやら政府関係の様々なところと情報交換をしているらしい
けれど、どうにも他人のことなんて考えていない、それが問題だった
【どうします? 】
コンマ一桁目
0.意地でも開ける
1.背後から
2.署内パニック
3.去る
4.背後から
5.去る
6.署内パニック
7.署内パニック
8.去る
9.背後から
00.お父上
【0→ 意地でも開ける】
「はぁ……ちょっと、下がっててください」
レイナ「いや、ちょっと、ねぇ……やめてほしいな、暴力は良くないと思う」
「最初に言葉の暴力浴びせられたのレイナさんでしょ。……ウオゥルルルルァァァァッッッッ! 」
< ひぃっ! ゾンビよりやべぇ!
失礼な
ちょっとだけ力を込めてバリケードになっていたテーブルを叩き付けただけである
レイナ「いえ、別に揶揄なんて気にしてな……あぁ……」
< ひえっ
< ひえっ
< ひえっ……もうこれ戦力として十分なんじゃ
レイナ「ねぇ……本当にこれ扉壊れそうなんだけどまだするの? 」
「当っ然っじゃっないっです、かぁ! 」
暫定とはいえ彼女になり得る好感触で好みな相手は守らなければならない
その為には警察署だろうと刑務所だろうと無理矢理にでも、入る
それだけである
レイナ「…………長テーブルって鈍器だったんだね」
何を当然なことを
持ち上げられて振り回せればなんだってそれは鈍器に他ならない
< ひえっ……もう止めてくれぇぇぇぇ!
【モンスターの共演と言えなくもない】
コンマ一桁目
0.開いた
1.顔面偏差値09の人
2.先輩
3.先輩
4.先輩
5.幼馴染
6.顔面偏差値09の人
7.幼馴染
8.顔面偏差値09の人
9.幼馴染
00.マフィア
【5→ 幼馴染】
「っとぉ……もういっぱぁ
幼馴染「止めなさい! ちょっと、あんたマジで頭まで筋肉詰まってるわけ? 」
「つ……おう? 」
レイナ「……知り合いか? 」
「ええ、まぁ」
警察署の扉に長テーブルを叩き付けること十数回
状況が状況なら即お縄を頂戴する奇行だが止めてきたのは意外にも警官ではなかった
幼馴染「…………入りたい、ってことでいい? 」
「最初からそう伝えていたんだけど」
幼馴染「はぁ。…………いい、ですよね? そっちの女性は私が確認しますから」
< あ、あぁ……
< 止めてくれて助かったよねーちゃん
【ちなみに幼馴染さんは】
コンマ一桁目
0.暫定的抗体持ち
1.免取り
2.避難
3.警官
4.警官
5.避難
6.警官
7.警官
8.避難
9.避難
00.黒幕の一人
【8→ 避難】
幼馴染「じゃ、その危ない筋肉達磨が噛まれてないかはお願いしますね」
どうも幼馴染も異常を察知してたまたま近くにあったここへ避難していたらしい
レイナはそのまま手を引かれて幼馴染に着いていった
警官「お、おう……分かりました」
老警官「……もう見なくてもいいんじゃないかね」
「見てください。あらぬ疑いをかけられ続けるのは好ましくない」
別におっさんたちに筋肉を見せびらかしたいわけではない
女の子に褒められるのは嬉しいが男に褒められてもどうにもならない
勿論トレーニング仲間との語らいは別だが
警官「えーと……取り敢えずじゃあこっちの部屋で」
「はいはい、あ、このテーブルだけ置き直させてくれます? 」
破壊しかけたお詫びにしっかりと扉にめり込ませておいた
【一悶着……? 】
コンマ一桁目
0.うわでっかっ
1.無い
2.有る
3.有る
4.有る
5.有る
6.無い
7.無い
8.無い
9.無い
00.強襲
【3→ 有る】
「で? 噛み跡とか、ありました? 」
警官「な、無かったです……あはは」
老警官「……何か信じられん気持ちだな」
取調室で全裸にさせられる方が信じられない
薬物常用者でもこんな扱いは受けないと思う
「じゃあまぁ俺も暫くここで守ってください」
警官「守る……? 」
老警官「どういう意味かね……? 」
「はぁ……警官でしょうあなたたち。俺、一般市民、オーケー? 」
< 玄関で暴れまくった馬鹿はここに?
「…………はぁ」
どうにも、官憲というものとは折り合いが良くないらしい
知りたくなんてなかったけれど
【どなた? 】
コンマ一桁目
0.トレ仲間
1.成金お嬢様
2.署長
3.成金お嬢様
4.市長
5.署長
6.市長
7.市長
8.署長
9.成金お嬢様
00.強襲
【4→ 市長】
市長「君かね、警察署の玄関で暴れ回って無理矢理闖入してきた馬鹿は」
「……まぁ、そうっすね」
現れたるは俺でも知っているおっさんだった
どんな功績があるのかは忘れたが取り敢えず偉い人
この街で一番市民を守らなければいけない筈の人物
市長「あのな、人間っていうのは助け合わなければならん。特にこういう異常事態においてはーー
説教をかますためにわざわざ来たのだろうかこのおっさん
それならば本当にご苦労なことである
そんな暇があるならゾンビをどうにかするよう国に要請でもしておいてほしいが
レイナ「あ、そっちも終わったかしら」
幼馴染「この人も噛み跡一つ無い真っさらで綺麗なカラダでしたよー」
市長「偶然警察署に来る用事があって私がここにいたからよかっ……何かね? 」
「……知人です」
正直、助かった
幼馴染の言い方が妙にエロいのは置いておくけれど
【お父上の人脈チェック】
コンマ一桁目
0.元婚約者
1.知らん
2.貴様はあの男の
3.知らん
4.市長(笑)
5.市長(笑)
6.知らん
7.貴様はあの男の
8.市長(笑)
9.貴様はあの男の
00.強襲
【6→ 知らん】
市長「なんだね君たち私は話の途ちゅ……」
レイナ「? 如何なさいました? 」
市長「い、いや、なんでもない……うん、なんでもない」
嘘吐けぼんくら市長
どう考えても彼女に圧倒されただけである
それが威圧感からなのか性的なものなのかは知らないが
警官「ま、まぁ取り敢えずここから出ましょうよ」
老警官「そうですな。感染していないとなればこの青年程頼りになる者もおりませんし」
市長「私よ話はまだ終わって……ああ、分かった、分かったよまったく。君もそれでいいね? 」
「はぁ……」
市長「まったく……最近の若者は碌に返事もできないのかね」
絶対に次は投票しないと決めた
運良くゾンビから逃げられたら、の話だが
幼馴染「……あんたも大変ね」
レイナ「ええ。……頼もしいのは、確かだけれど」
幼馴染「まぁねぇ……」
【実際のところどんな状況なの? 】
コンマ一桁目
0.全世界同時ゾンビ祭り
1.世界の都市部
2.世界の都市部
3.この辺だけ
4.世界の都市部
5.この辺だけ
6.日本だけ
7.日本だけ
8.この辺だけ
9.日本だけ
00.全くもって不明
全く話が進んでいない気もしますが今日はこの辺で
おそらく明日も来ます
本当はもうちょっとコソコソ探索する予定だったんですが……
よければまたよろしくお願いします
ありがとうございました
ちょっと早めに終わりますが再開します
【2→ 世界の都市部】
市長「忌々しいことにどうやら世界中で似たような現象が起こっているらしい」
老警官「それはまた……」
それはまた、何と言おうとしたのだろう
大変なことで?
悲惨なことで?
ファッキンクソ野郎なことで?
なんにせよ、これで分かってしまったことがある
レイナ「……つまり、自衛隊や他国籍軍の救助は見込めない、と」
幼馴染「少なくとも優先的なものを暫くは、でしょ?
そのうちどうにかしてもらわないと困るわ」
まったくである
映画ならここから親玉と戦ったり謎の科学者と戦ったりよく分からない特殊部隊と戦うところだ
それでもって最後は主人公とヒロインが荒野を駆けるシーンでフィナーレ
或いは幸せなキスの後にゾンビの残滓、っていう終わりの始まり
しかしフィクションならばそれでいいが現実には、困る
困って困って困り倒すレベルである
「あー……食料とか、その辺はどうなんですか」
市長「あぁん? 」
「…………」
老警官「あー、籠城というやつには大量に飯がいるもんですからなぁ」
市長「……そ、そうか。そうだな、ああ」
よくこれで当選したなこのおっさん
あと一応こっちは有権者だぞ
【腹が減っては戦ができぬ】
コンマ一桁目
0.燃えた
1.まぁまぁ
2.沢山
3.僅少
4.まぁまぁ
5.僅少
6.まぁまぁ
7.僅少
8.沢山
9.沢山
00.強襲
【2→ 沢山】
署長「あぁ、たまたまだが備蓄はかなりある方だと思う」
警官「しょ、署長! 」
署長「すまん……暴漢に殴られた所為で目眩がな」
市長「ほう……」
「俺じゃねぇですよそれ」
署長「ん? 君が暴れる筋肉くんかね? 」
「……そうだと思いますけど違います」
レイナ「フ、フフ……」
幼馴染「ざまぁ」
「…………」
老警官「食料は十分、と。……となれば」
市長「となれば? 」
老警官「引き篭り続けるのも策として悪くはないんでしょうがねぇ……」
署長「……あの醜い化け物があのままであればよいが」
「……あぁ」
ゾンビの進化、というか変化もまたゾンビ映画では定番である
【武器って実際どうなんでしょう】
コンマ一桁目
0.違法なコレクション
1.一般的警察署
2.多め
3.一般的警察署
4.多め
5.一般的警察署
6.少なめ
7.一般的警察署
8.少なめ
9.一般的警察署
00.強襲
【9→ 一般的警察署】
署長「装備はどうだね」
老警官「まぁ……普通、としかいいようがありませんな」
警官「武器になりそうなものは警棒と拳銃くらい」
老警官「防刃衣は予備も含めて避難してきた方の分もあります」
警官「この人が着れそうなものはありませんけどね」
幼馴染「要らないでしょ。肉達磨だし」
「…………」
筋肉達磨ですらなくなったのか俺は。肉達磨はなんかちょっと嫌だ
市長「ふふん……ま、ヘルメットやセラミックプレート入りの防弾衣は人数分には足らんか」
署長「足りませんな。あれはそんなに用意して使うものでもない」
「…………」
レイナ「…………」
幼馴染「…………? 」
「…………どうします? ご家族が心配なら俺は着いて行きますが」
レイナ「…………そう」
一先ず、ここにいれば暫くは生き延びることができそうだが……
【どうするかね】
コンマ一桁目
0.……心当たりがある
1.武器が欲しい
2.様子見
3.武器が欲しい
4.父親が心配
5.様子見
6.父親が心配
7.様子見
8.父親が心配
9.武器が欲しい
00.強襲
【2→ 様子見】
レイナ「…………いい」
「いい、とは」
レイナ「問題、は山程あるけど……父上には警護が大勢付いているから」
「…………そう、ですか」
フルフル、と力無く振られる首に元気は無い
女性としては規格外の体格をしているとはいえ彼女は格闘家などではない
戦い続けることで快感を得る異常者でもないだろう
いや、そもそも格闘家だからそうであるとは言わないし生き残ることができるとは言わないけれど
レイナ「……それに」
「? 」
レイナ「あなたが私を守る義務を感じているように、
私にはあなたのこれからを見届けねばならない理由ができた」
幼馴染「ふぅん……? 」
見透かしたような、面白がるような顔はやめてほしい
市長その他大勢がいなければ頬を綻ばせているところだったかもしれないが
「っと、まぁ……じゃあ、そういうことで? 」
市長「私は君が今すぐ出て行ってくれても一向に構わんがね」
署長「し、市長殿……? 」
本当にこいつどうやって当選したんだ
寧ろ選挙のときはよく猫被っていられたなおい
【時間とは有限なものなのですが……】
コンマ一桁目
0.内部から……
1.親子
2.救援
3.好転
4.親子
5.救援
6.好転
7.親子
8.救援
9.好転
00.色々尽きた
【0→ 内部から……】
籠城、というか引き篭りを決め込んでから一週間が経った
味気無い非常食とはいえ食べるものがあるのは良いことだ
よっぽど筋肉維持の為にこっそり抜け出して食料を調達してこようかと思ったがさすがに止めた
近付くゾンビを銃撃しときに鈍器になり得るもので叩きのめす
そんなことを繰り返していれば当然人間の神経は擦り減っていくものだ
ギスギスと言葉にならない良くない雰囲気が蔓延する中で独断専行をキメる程悪い人間にはなれなかった
「…………よくないですね」
レイナ「ええ……水道や電気が維持されているのが逆に怖いわ」
幼馴染「確かに。テレビやラジオは殆ど通じなくなったけどスマホも通じるし不思議ね」
「あぁ……」
どういう理由なのかは分からないがありがたいことには変わりない
映画やドラマとは違って政府とのコミュニケーションもまだ維持されている
政府の言を借りれば自衛隊や米軍の助けを借りてインフラや通信の維持には全力を注いでいるらしい
また、どうやら地方にはゾンビの出現していない地域もあるのだとか
その殆どが都内から見れば過疎地域と言ってもいい地方都市ばかりではあったが
レイナ「はぁ……シャワーじゃなくてお風呂、入りたいわ」
幼馴染「あんたはしずかちゃんか」
レイナ「……は? 」
「俺でもそれは無ぇと思うぞ」
幼馴染「そう? 」
【内部から……】
コンマ一桁目
0.自殺者
1.仲間割れ
2.仲間割れ
3.仲間割れ
4.脱走者
5.感染者
6.脱走者
7.脱走者
8.感染者
9.感染者
00.襲撃
【7→ 脱走者】
レイナと幼馴染、二人には随分と助けられていると思う
くだらない冗談を言い合えるだけで随分と気が楽になる
そういう狭い仲間意識が排他的なものに変わる危険なものとは知りつつも
その気の置けなさに縋ってしまう
だから、その話を聞いたとき別に驚きはしなかった
警官「……署長、数人、ここから出て行ったようです」
署長「そう、か……我々の方からも? 」
警官「ええ……幾つか、残りの装備もそのまま持っていかれました」
市長「クソがっ……この状態で外に出て何になる。むざむざ化け物の餌にでもなりに行きたいのかね? 」
いや、もう本当こいつ口開かない方がいいと思う
秘書と二人でよく耐えている方だなとは感じるが尊敬は微塵もできない
レイナ「他にもいるでしょうね。出て行きたい人」
「なんなら俺もそうですよ。……レイナさん、ガソリンはまだありますよね」
レイナ「…………あなたが出て行きたいなら、いいけど」
幼馴染「ほうほう、私も参加させてくれるのよねそれ」
「五月蝿くしねぇんならな。…………はぁ」
幼馴染とて、彼氏のことが心配なのだろう
幼馴染の家族は停電に備えて発発を用意していた俺の家族と一緒にいるが
彼氏とは暫く連絡が取れていない
出て行くのなら、まだゾンビもさして増えていない今が好機だと思う
【さて、最優先目標は】
コンマ一桁目
0.残る
1.家族
2.武器食料その他
3.父上
4.武器食料その他
5.父上
6.父上
7.家族
8.武器食料その他
9.家族
00.強襲
【8→ 武器食料その他】
幼馴染「武器ぃ……? 」
レイナ「ええ、あまり大っぴらにはできないけれど」
「まぁ……この状況でそんなことも言ってられませんよ。割とドン引きですけど」
レイナ「言わないで。私もできれば忘れたままにしていたかったくらいなんだから」
レイナさん曰く
彼女の自宅には違法な武器が山程コレクションされているらしい
ビッグベイビーの血を引く家系はこれだから困る
レイナ「あなたたちのご家族も私の家族も一先ず連絡は付く。
それなら、会うのにも多少は武器が必要だと思うの」
言っていることは、分かる
人間少しだけの安心感で大きく変われるものなのだ
仮令ショットガンの使い方なんて知らなくても最悪ぶっ放せるという意識だけで随分違う
幼馴染「まぁ……うん、そうね……我儘言うわけにも、いかないし……」
「…………」
レイナ「ごめんなさいね。私もやっぱり、父上が心配なだけかもしれないのに」
幼馴染「いいの。車はレイナのなんだから行き先は運転手に任せるわ」
【上手く行くかなわくわく】
コンマ一桁目
0.市長は有能な政治家である
1.山盛りゾンビ
2.戦闘一度
3.山盛りゾンビ
4.戦闘幾つか
5.戦闘一度
6.戦闘一度
7.戦闘幾つか
8.山盛りゾンビ
9.戦闘幾つか
00.死ぬが良い
………
……………
…………………
【7→ 戦闘幾つか】
幼馴染「市長は兎も角署長さんや警官さんたちには悪いことしちゃったわね」
「仕方無いだろう。特に装備も食料もちょろまかして無いし、これからの食料を節約できると考えてもらわないと」
レイナ「っ……無理ねこれは。行ける? 」
「姫様のお頼みとあらばいつでも。……鉄パイプが主兵装って情け無ぇことこの上無いな」
幼馴染「いってらー」
「ばーか」
真面目な話をしてみたりくだらない話をしてみたり
その途中でどうしても避けて通れないゾンビがいたときには力尽くで排除するしかない
そんなとき、当然主戦力は唯一の男であり自他ともに最高戦力と認める俺である
拳銃や投擲できる石ころ等、飛び道具が潤沢であれば補助もあろうが生憎とそれどころの騒ぎじゃない
必然、真っ赤なコルベットから現れるのは叩き付け過ぎてベコベコに凹んだ鉄パイプを持つ俺
本日三本目の鉄パイプは工事現場からまとめて失敬したらものである
「……切先にナイフでも固定できればまた違うんだろうか」
レイナ「いえ……ナイフが抗議すると思うけれど」
どういう意味だろうかそれは。ゾンビの血液なんて汚いものに触れさせるなということだろうか
【ゾンビタイム】
コンマ一桁目
0.正攻法でゴジラに勝てるのかね?
1.鉄パイプさん終了のお知らせ
2.鉄パイプさん終了のお知らせ
3.よゆーよゆー
4.よゆーよゆー
5.負傷
6.負傷
7.よゆーよゆー
8.鉄パイプさん終了のお知らせ
9.負傷
00.特殊部隊
どっちだ……
【0→ 正攻法でゴジラに勝てるのかね? 】
幼馴染「うわぁ……」
レイナ「えぇ……」
「…………なんです。別にどこも噛まれちゃいませんが」
本日五度目の途中下車で通算100体の排除に成功した
当然何の感慨も無く鉄パイプを振り下ろしているわけじゃない
彼らは皆例外無く元人間であって最初から化け物だったわけじゃない
その面影を残した姿を殴り飛ばし叩き付け弾き飛ばす度に良心が痛む
けれど、殺らなければ、殺られるのだ
その覚悟を静かに決めた俺に向けられる目線には何故か怯えが混じっていた
レイナ「ねぇ……あなた、本当に人間なの? 私、身を預けた翌朝肉塊になってたりしない? 」
「しません。……なったとしたらそれだけあなたの身体が魅力的だったってことですよ」
幼馴染「もうちょっと感動できる場面とかキュンとくるフレーズとかさぁ……」
ちょっと何言ってるか分からない
【大豪邸がまってーいる♪ 】
コンマ一桁目
0.(ゾンビにとっての)悪鬼
1.鉄壁の警護
2.門が破られかかっている
3.鉄壁の警護
4.ゾンビ包囲網
5.鉄壁の警護
6.ゾンビ包囲網
7.門が破られかかっている
8.ゾンビ包囲網
9.門が破られかかっている
00.マッドサイエンスなお時間です
ちょっと中座します
>>76 ガバガバ判定ですが天性の才能持ちなので……
【8→ ゾンビ包囲網】
幼馴染「うわぁ……」
「おおう……」
レイナ「…………」
まさに大豪邸呼ぶに相応しい
その建物は数多の金持ちが犇めく土地においても一際巨大かつ優美なものだった
この国にあってこんな建物を当然のように所有できる人物がどれだけいるだろう
その豪邸はまさに、凡百の成金では到底住みえない邸宅
国内どころか国外の名家や富豪を取り込んだ生まれながらの貴人が住まう家だった
幼馴染「た、って物が大きいからかなー……」
「だろうな。幸い門も壁も破られてはいないようだが」
レイナ「やろうと思えば手榴弾や迫撃砲もあるんだけど……門も壊れちゃうから使えないのね」
幼馴染「はくげきほー……? 」
夥しい量のゾンビに囲まれていることよりも日本でそんなものを所有している方が怖いと思う
「……どうします? 連絡取って同時に誘き寄せて……」
レイナ「どっかーん、ね。そうしてみましょうか」
幼馴染「ごめん、着いてきてなんだけど着いていけない」
「何言ってんだもうゾンビからして非現実的だろうが」
そう考えるしかない。俺はそうした
幼馴染「いや、あんたもその非現実のお仲間なんだけど」
「は……? 」
ちょっと何言ってるか分からない
【餌としての才能】
コンマが大きい程爆連れ小さい程小物の皆さん
ゾロ目で再判定
00.進化タイプ
【71→ 大半は】
「うわキモ」
幼馴染「うげぇ……この大群相手にその一言でよく……うえっ
レイナ「吐くなら車外にしてほしいな。これでもまだ一体も轢かないように注意してきたの」
幼馴染「んなぁっに、言って……おげぇぇぇぇっ
「…………いい加減慣れれば? 」
レイナ「いえね、あなたの方がおかしいのは確かよ。
車内の私たちは兎も角よく外に突っ立って平然と音出していられるわね」
「はぁ」
単に二本の鉄パイプを叩き合わせてゾンビの注目を集めているだけである
遠目には本当な迫撃砲を用意している迷彩服の皆さん
あとは車に乗って一度一気に遠去かるだけだ
「へーいゾンビのみなさーん! パーティに乗り遅れるなよー! 」
レイナ「頭痛い……ほら、もういいわ、乗って」
【残りはどうしましょう】
コンマ一桁目
0.あらかた狩り尽くした方が安全だよね(はぁと)
1.一瞬くらいなら門通り抜けられそうだし
2.逆襲
3.一瞬くらいなら門通り抜けられそうだし
4.まだちょっと多いよね
5.まだちょっと多いよね
6.一瞬くらいなら門通り抜けられそうだし
7.逆襲
8.まだちょっと多いよね
9.逆襲
00.進化タイプ
もうやだこの野蛮人……
【0→ あらかた狩り尽くした方が安全だよね(はぁと)】
レイナ「」
幼馴染「」
パパ「」
黒服「」
秘書「」
迷彩「」
「なんです……なんだっていうんです皆さん」
ドン引きの上位語ってなんていうのだろう
別に知りたくもないがこの場にはその言葉が一番しっくりくると思う
【ボーナスチャンスですよ! (ヤケクソ)】
コンマ一桁目
0.こんな怖い部下嫌じゃ
1.えぇ……
2.えぇ……
3.えぇ……
4.昇格
5.ボディガードにならんかね
6.昇格
7.昇格
8.ボディガードにならんかね
9.ボディガードにならんかね
00.是非義息子に
次からハードモードにした方がいいんですかねこれ……
取り敢えず今日はこの辺までで
よければまたよろしくお願いします
ありがとうございました
まぁ、締め過ぎてもなぁというのはありますけども
ちょっとだけ投げていきますが夜再開します
【9→ ボディガードにならんかね】
レイナ「ちょっとパパ……」
パパ「まあ待ちなさい。こんな逸材が他にいるというのかレイナ」
幼馴染「存在してたまるもんかこんな化け物」ボソッ
「おいてめぇ」
迷彩「確かに七割程度は吹き飛ばしたっていっても残り三割って何体くらいだ? 」
黒服「さぁな。100体は軽くいたと思うが」
秘書「あらゆる要素を吟味してもドン引き、その一言に尽きますね」
「可能ならやるべきでしょうが。別に俺またなんかやっちゃいました? なんて言いませんよさすがに」
パパ「自分なら可能だ、というラインを理解しているのは素晴らしいことだ。
しかもそのラインが常人の遥か上にあるというのは申し分無い」
「はぁ……どうも」
どこぞの腐れ市長よりは万倍マシだが手放しに褒められ過ぎるというのも何か違う
単に邸宅でレイナの父親と合流する、という目的を果たしたかっただけなのだ
レイナ「ボディガードにされちゃうと私があんまり会えないじゃない」
パパ「ほう……? 」
うん?
【この後が大事ですよ! この後! 】
コンマ一桁目
0.心当たりが……
1.打って出るしかあるまい
2.武器食料備蓄ギッシリ
3.打って出るしかあるまい
4.武器食料備蓄ギッシリ
5.家族の一人が……
6.打って出るしかあるまい
7.武器食料備蓄ギッシリ
8.家族の一人が……
9.家族の一人が……
00.襲撃
【7→ 武器食料備蓄ギッシリ】
レイナ「パパは暫くここにいた方がいいって言ってたわ」
「まぁ……普通はそうでしょう。二、三ヶ月は優に戦える備蓄ってもう意味分かりませんが」
レイナ「結果さえよければいいじゃない? 」
「いやいや……父上って呼ばないことにしたんですか」
レイナ「今更あなたに取り繕う部分でもないし。違う? 」
「俺はどっちでもいいです、別に」
レイナ「そう……」
半ば要塞化した建物での籠城となったがそれこそ結果論でいえば好転したと言える
雰囲気の悪い警察署で腐った政治家と肩を寄せ合うよりは余程良い
雇われとはいえ半ば家族のような付き合いがある私兵擬きも大勢いる
いや、本当この国で私兵擬きを飼っている意味は分からないが
レイナ「それにしても……色々有り過ぎたわ」
「まぁ……」
レイナ「あの日、あなたといたのは運命だったのかもしれない。
多少は格闘に自信があるとはいえあなたといなければきっと私も化け物の仲間入りね」
「それは分かんないですけど……まぁ、運命だと、嬉しいかもしれませんね」
レイナ「…………」
「…………」
レイナ「…………」
「…………」
あれだけ色々なことがあった一日である
感慨深くなったのか吐き出したかったのか彼女の話を聞き続けて気付けばもう外は真っ暗だった
彼女の父親を筆頭に家族の皆さんや側近たちともそれなりに挨拶は交わして
今や価値が暴騰している気がしてならない蒸留酒を手酌で飲み交わしている
ほんのりと、頬を赤くした彼女は今までで一番幼く弱々しく見えた
【本日のリザルト】
コンマ一桁目
0.戦闘後は昂るものでしてね……
1.おやすみのキスを
2.襲撃(幼馴染)
3.おやすみのキスを
4.襲撃(パパ)
5.おやすみのキスを
6.襲撃(妹)
7.寝落ち
8.寝落ち
9.寝落ち
00.襲撃
申し訳無いのですが今夜は続けられそうも無いのでちょっとだけ投げていきますすみません
………
……………
…………………
【8→ 寝落ち】
夢を、見た
小さい頃だとか現在だとか願望だとかそういうことは分からない
ただ、ぼんやりと幸せで幸福感に満たされていて
なんとなくこのままいられればいいと感じる夢を
内容は記憶に無いけれどきっと特に凄いこともしていないだろう
ただただ仄温かくて、幸せ
夢ともいえないけれど夢としか言えない空間
久し振りに安らかな眠りだったから見れたのだろう
きっと、そうだ。そうに、違い無い
「…………ん」
あのまま寝落ちしたのだ
疲労の蓄積した身体に酒を注ぎ込んで安心したままのシャットダウン
再起動の間に少しだけ、微睡みを楽しもうか
【朝ですよ! 朝! 】
コンマ一桁目
0.朝フェラ始めました
1.休養
2.救出
3.休養
4.団欒
5.救出
6.団欒
7.救出
8.団欒
9.休養
00.襲撃
【1→ 休養】
レイナ「ん……」
「…………」
レイナ「……………………? おはよう」
「おはようございます。……よけて、いただいても? 」
レイナ「いいじゃない別に……安心するの」
「……………………」
寝起きで思いっきり肉布団にされている気分をどう表現したものか
女性としては規格外の恵まれた体格とはいえ
出るべきところが出過ぎる程に出ているメリハリのある肢体である
しかも匂いがこう、濃い
それがもとからの体質なのか昨晩シャワーも浴びずに寝落ちしたからなのか
兎に角、鼻腔を擽ぐる濃厚な芳香が脳天まで突き抜ける
朝の生理現象も相まって色々と、辛い
レイナ「ふぁ…………今日一日休んで、明日から色々と再開、しましょう? 」
「はぁ……」
この無防備なお嬢様を見たらお父上はどう思うだろうか
いや、そもそもそれより先に下敷きになった男へ殺意の視線を向けるのが先か
【休むのって大事ですからね……】
コンマ一桁目
0.トレーニング
1.格闘
2.格闘
3.武器
4.妹
5.妹
6.武器
7.妹
8.武器
9.格闘
00.襲撃
【5→ 妹】
「はぁ」
レイナ「もう昨日会っているとは思うけれど一応改めて。私の妹を紹介しておくわ」
「どうも。レイナさんの……えーと……部下? 」
レイナ「部署がそもそも違うじゃない。婿候補? 」
「うーん……? 」
??「…………」
【妹殿とは】
コンマ一桁目
0.プラスサイズモデル
1.低身長
2.恵体
3.低身長
4.スレンダー
5.スレンダー
6.恵体
7.恵体
8.低身長
9.スレンダー
00.病ンデレ
コンマ二桁目
1~5→ ハルノ
6~0→ スミカ
明日はちゃんとやれますたぶんきっと
またよろしくお願いします
本当に申し訳無いです
ちょっとだけ投げて終わります
【8→ 低身長】
【0→ スミカ】
スミカ「スミカ、です。よろしく」
「ああ、よろしくお願いします」
遺伝子の神秘というやつを見た
レイナ「これでも本当に妹なのよ。父も母も同じ」
スミカ「不思議といえば不思議ですよね」
「えーと……」
プリミティブ過ぎてどう言ったらいいのか分からないけれど、取り敢えず
遺伝子の神秘というやつを見た
【小さくて……】
コンマ一桁目
0.ムッキムキ
1.ほっそり
2.デカい
3.ほっそり
4.ほっそり
5.デカい
6.デカい
7.ほっそり
8.デカい
9.ほっそり
00.襲撃
【9→ ほっそり】
「マジかよ……いやいや」
150cm程度しか無い上に物凄くほっそりしていらっしゃる
なんというかスミカという女の子は遺伝子の神秘である
いや、そもそもご両親を見ればレイナの方が神秘なのか
トレーニングだけでは理由にならない肢体ではないか
レイナ「……ん」
「はい? 」
レイナ「この子の方が、好み? 」
「いやそんなことは全く」
スミカ「あの、それはそれでどうかと思いますけど」
「はぁ……」
本心を語っているとはいえ腕を抱き締められての囁きは恫喝と同じだと思う
女性として規格外とはいえ自分の筋肉を打ち負かすものでは決して無いが
スミカ「…………あの」
【なんでしょう? 】
コンマ一桁目
0.他人のものってどうしてこんなに素晴らしく思えるのでしょう
1.あなたは姉さんでいいと?
2.結婚まで?
3.姉さんはこの人がいいと?
4.結婚まで?
5.姉さんはこの人がいいと?
6.姉さんはこの人がいいと?
7.結婚まで?
8.あなたは姉さんでいいと?
9.あなたは姉さんでいいと?
00.襲撃
【4→ 結婚まで? 】
「えっ」
レイナ「えっ」
スミカ「自分の家を大きく見せるつもりはありませんがそういうものでしょう?
お父様もお母様も姉さんの相手には厳しいと思いますよ」
ーー我が家には姉妹二人しかいないのですから
レイナ「…………」
「…………」
確かに、そう言われると立場は難しいものなのだろう
彼女が欲しい程度の軽い気持ちではどうにもならないのかもしれない
とはいえ、様子を見る限り名家出身である必要があるだとか
自分にはどうにもならない条件を出されるようには見えない
あくまで、レイナの幸せを基準に見てもらえるようだが……
レイナ「…………」
「…………? 」
【実際どうなのかな】
コンマ一桁目
0.当然それ以上も
1.あなたには、あげない
2.あなたには、あげない
3.候補、っていうだけ
4.候補、っていうだけ
5.か、考えてもいない
6.か、考えてもいない
7.候補、っていうだけ
8.か、考えてもいない
9.あなたには、あげない
00.襲撃
本当に申し訳無いここまでで
よければまたよろしくお願いします
ありがとうございました
ちょっと今日も短いかと思います申し訳無い
【4→ 候補、っていうだけ】
スミカ「本当? 」
レイナ「ええ、あくまで今現在の私が一番心を許せる男性というだけ」
スミカ「ふぅん……? 」
レイナ「確かにここ暫くの濃厚過ぎる日々は劇的で普通は見れない人間性も見ることができたわ」
スミカ「はいはい」
レイナ「物凄くどころかこれ以上は無いくらい頼りになるのも実感した。
逞しさだとか男らしさの認識も大分改めなくちゃならないくらい」
スミカ「でしょうね」
レイナ「でも、実際にはまだ初デートの後なのよ? それも無粋な水差しで中断したままだし」
「確かに」
初デートでゾンビ祭りというのはまさに映画か何かのようだ
創作であればそれがたった一日であっても容易く恋に発展し深い愛情に昇華することもあろうが
あくまで、これは現実の男女の話なのだ
しかも男の方は兎も角女の方は創作でもそうそう有り得ない名家の令嬢である
レイナ「また何度か逢瀬を重ねて、手の平を合わせて、唇も合わせて、身体も重ねないと、分からないわ」
スミカ「なるほど、道理ですね姉さん」
「…………うん? 」
話が怪しい、ような気がする
規模でいえば大豪邸に籠城可能な銃火器を多数揃えているお家くらいには
【この後はどうしましょう】
コンマ一桁目
0.トレーニング
1.まだ妹のターン
2.格闘
3.まだ妹のターン
4.武器
5.格闘
6.まだ妹のターン
7.武器
8.格闘
9.武器
00.襲撃
【7→ 武器】
「武器? 」
レイナ「格闘に意味の分からない才能があるとはいっても」
「ええ」
レイナ「飛び道具だとかがあるとまた選択肢が広がるでしょう? 」
「まぁ……はい」
別に好き好んでゾンビと戦うわけでもない
引き篭もりつつも家族を救出に行く、というだけである
確かに保険は多いに越したことは無いが……
レイナ「勿論、全くの初心者で却って危ないというのであれば振り回すタイプの武器もあるけれど」
「なるほど」
俺としてはそちらの方がいいかもしれない
さすがに鉄パイプの現地調達だけではいざというとき手元に無いなんてことも有り得る
【で、どうなの武器適性】
コンマ一桁目→ 主人公
コンマ二桁目→ レイナ
0.天性の才能持ち
1.高い
2.高い
3.自殺道具
4.平均的日本人
5.自殺道具
6.平均的日本人
7.自殺道具
8.高い
9.平均的日本人
00.ゾンビ大襲撃
【主人公 9→ 平均的日本人】
【レイナ 8→ 高い】
「いや……うーん……どうだろうこれ」
レイナ「最後の保険に拳銃くらいは持っていてもいいでしょうね」
武器庫があること自体にはもう何も言うまい
洋画で見るような銃火器満載の部屋なんて初めて見た
しかし試射すら可能な邸宅って本当なんなんだろう
「まぁ、そうかもですね。あくまで俺は平均的日本人なんで銃なんて撃ったこと無いんですよ」
レイナ「平均的日本人……? 」
「……? 」
レイナ「……ま、いいわ。私は幾つか持っていくけど」
「持っていく? 」
レイナ「ええ、明日はあなたとあの子の家族を救出しに行くんでしょう? 」
「や、その予定ですけど……来るんですか? 」
レイナ「? 何か問題でも? 」
「えーっと……えぇ……? 」
自衛手段の確認とかそういうのじゃなかったのかこの時間
【ちなみにパパ上は】
コンマ一桁目
0.大歓迎是非行ってこい
1.黒服なら
2.黒服なら
3.黒服なら
4.拒否
5.渋い
6.渋い
7.渋い
8.拒否
9.拒否
00.襲撃
【7→ 渋い】
「でもお父上が承諾なんてしないでしょう」
レイナ「確かに随分渋い顔をしていたけれど……あれくらいなら十分説き伏せられるわ」
「そこまでする意味」
レイナ「あなたにもあの子にも助けられて私が何もしないというのは性に合わないの」
「はぁ……男前過ぎる」
レイナ「それにほら、未来の旦那様候補が人知れず死んでしまっては面白くないし? 」
「……はい? 」
今の状態でそんなことを考えていられるとは実に大物である
さすがにこの意味不明な邸宅を所有する人物の娘なだけある
【格闘、していくかい? 】
コンマ一桁目
0.トレーニング
1.敢えての妹
2.する
3.明日に備えて休養
4.する
5.明日に備えて休養
6.する
7.明日に備えて休養
8.敢えての妹
9.敢えての妹
00.襲撃
【8→ 敢えての妹】
「あれかな、失礼だけど暇なの? 」
スミカ「当然暇ですよ。こんなときに特にやることも無いでしょう? 」
トレーニングとかトレーニングとかあとトレーニングとかあると思う
あ、あとトレーニングとか
レイナ「……朝からバーベルを嬉々として持ち上げる人は一般的じゃないわ」
「はぁ」
久し振りに自重トレ以外に勤しめて嬉しかったのに
普通のトレーニーならば歓喜する設備の数々を前にして喜ばないなんて嘘だ
基礎的な筋トレから体幹を意識したトレーニング
筋肉には一日として休ませていい日というものは無い
常に別の部位を鍛えてローテを回すのが理想である
家族のことが無ければ明日も是非一日使わせてほしいくらいだ
スミカ「まぁ、姉さんの男と思えばこれくらいでも」
レイナ「……それは家族相手とはいえさすがに失礼に値すると思うな」
「…………」
【あ、一応訊いておきますねあなたの戦闘能力】
コンマ一桁目→ 格闘
コンマ二桁目→ 銃火器
0.天性の才能持ち
1.低い
2.低い
3.低い
4.低い
5.高い
6.低い
7.高い
8.低い
9.低い
00.襲撃
【格闘5→ 高い】
【武器1→ 低い】
スミカ「これでも私それなりに自信があるんですよ? 」
「えぇ……? 」
レイナ「スミカはほっそりとして小柄だから……その見た目も有利に働くことが多いの」
スミカ「油断してくださるというのならそれはそれで、ね」
「あ、そう……」
そもそもこの姉妹は何を敵と想定しているのだろう
格闘家やレスラーを目指しているにしてはおかしい
その場合は階級やルールがあって油断も何も無い気がする
スミカ「あぁ、誘拐目的に近付いてくる相手、結構いるんです」
レイナ「私がこうだから余計この子が狙われることが多くって」
「……なるほど」
常識的な理由ではなかったが納得はでき過ぎる程にできた
【そろそろ夕食前ですが……】
コンマ一桁目
0.パパ上
1.お手合わせ
2.お手合わせ
3.お手合わせ
4.家族から定時連絡
5.夕食
6.家族から定時連絡
7.夕食
8.家族から定時連絡
9.夕食
00.襲撃
【1→ お手合わせ】
「えーっと……」
スミカ「準備はよろしいですか? 」
「まぁ……はい」
何故こうなった、ということが続き過ぎて普通な気さえしてくる
レイナ「こういう子なのよ。具体的には負けず嫌い? 」
スミカ「姉さんは黙っていてください」
格闘というものも合気道を中心とした受け流しの技術らしいが
だとしても圧倒的に体格に優る相手には勝てないと思った
その辺り、素直に言葉として吐いてしまったのが不味かった
気付けば、武器庫とはまた別のフロアにある道場へ
着ているものも全員トレーニング用のしっかりとしたものである
「本当意味分からん……まぁ、でも」
レイナの体格をハッキリと浮き上がらせる衣装を見れたのは良かったかな
アップのお陰で薄っすらと汗を浮かべているのもまた良きかな
スミカ「それにこれ、姉さんの相手を見定めるためでもあるんですよ? 」
レイナ「へー……」
「お、おう……」
なんだろう、これは負けてあげるわけにもいかないあれなんだろうか
【結果】
コンマが大きい程本気でコンマが小さい程テキトーに
ゾロ目でまさかの劣勢
00.襲撃は黄昏時に
【95→ もうほぼほぼ対人レベルでは限界まで】
スミカ「はぁ……はぁ…………っ、は、あっ」
「マジかよこれ……なんなのこれ」
遺伝子の神秘とかそんなチャチなものじゃなかった
合気道を独自に変化させた格闘術は端的にヤバかった
身長差でいえば軽く40㎝以上はある
体重差だって倍どころでは済まないだろう
それでいてなお、本人の自信が決して過剰ではないと思い知らされた
当然こちらから殴り掛かるといったことはしていない
そんなことをしてしまえばさすがに彼女は敵ではなかっただろう
けれどあくまで、抑え付け拘束することに重点を置いたのなら
動きは見えているのにも拘らずスルリと抜けられてしまう
それが何度も続いて、結局は彼女の体力が尽きて終わった
それはまさに引き分けといえる熱戦である
言い訳はしたくない。勝ったとは、言えなかった
スミカ「っ、はぁぁ……合、格、ですぅ……っ…………」
レイナ「初見でスミカの体力尽きさせるまで保ったのなんて初めて見たわ」
「っ、はぁ……それは本当に、光栄なことで」
心からの賛辞を送ろう
ルールのある格闘技とはまた違った、それは武術の完成形だった
【夕食ですよ! 夕食! 】
コンマ一桁目
0.パパ上様
1.幼馴染
2.別々
3.幼馴染
4.家族
5.幼馴染
6.家族
7.別々
8.家族
9.別々
00.襲撃は団欒を裂いて
【8→ 家族】
パパ「なるほど……スミカと試合って最後まで余裕を持っていたと」
スミカ「ええ、お父様。この方なら姉さん相手でも簡単に組み伏せられるわ」
「」
レイナ「そうね」
パパ「スミカ……食事中だぞ。レイナもその反応はおかしい」
まったくである
食事中ではなくてもちょっとおかしい発言だろう
パパ「まぁ、本気で……それこそあのゾンビどもを殺すような意識でやってしまえば一瞬だっただろうが」
スミカ「それは言わない約束よ。この筋肉で殴り飛ばされれば私の関節なんてひとたまりも無いもの」
パパ「だろうな。……スミカ」
スミカ「はい、お父様」
パパ「今回のそれは非常に得難い経験だ。今後に活かしなさい」
スミカ「当然」
「…………」
元凶が分かった気がした
【さてこの後は……】
コンマ一桁目
0.パパ上
1.黒服の皆さん
2.トレーニング
3.就寝前
4.黒服の皆さん
5.トレーニング
6.就寝前
7.トレーニング
8.就寝前
9.黒服の皆さん
00.襲撃はゴールデンタイムに
【6→ 就寝前】
「…………っと、あとは寝るだけか」
家族との定時連絡も済んだ
特に怪我や病気も無く周囲を徘徊するゾンビも比較的に少ないようだ
しかし食料が殆ど底をついて限界が近いらしいのは懸案事項
明日迎えに行くと言ったときの安堵感は電話越しにも伝わってきた
「とはいえ少しずつの使用だとしても発発二台は僥倖だったな」
我が家と馴染みの家とはいえちょっと有り得ない幸運だったか
「筋肉も丁度良い疲れで……うん? 」
コンコン、と音高く
豪勢な部屋の豪勢なドアが上品な音を立てた
夜の客人というやつらしい
一週間と少し前ならばこの時間の来客など無視一択だったと思って自然と笑みが溢れる
「まぁ、そんな状況でもそんな家でもないしな」
【どなたかな】
コンマ一桁目
0.パパ上
1.レイナ
2.レイナ
3.幼馴染
4.幼馴染
5.レイナ
6.レイナ
7.スミカ
8.スミカ
9.レイナ
00.ママ上
申し訳ありませんが今日はこの辺で
明日もたぶん来ます
よければまたよろしくお願いします
ありがとうございました
気付いたらこの時間でした申し訳無い
1レスだけぶん投げていきます
【9→ レイナ】
レイナ「時間、ある? 」
「ん、まぁ……着替えていて申し訳無いですが」
レイナ「気にならないわ。歯を磨いたらもう飲まない人? 」
「というか筋肉的にあんまり飲まないです。……お付き合いしますよ」
レイナ「悪いわね」
とても悪いと思っているようには見えなかったけれどまぁ仕方無い
彼女はそういう人なのだ
代わりに不快感を与えない雰囲気を持ち合わせている辺り人間性としか言いようが無い
それは完成された一種の人格だった
レイナ「ふぅ……明日、着いていくから」
「はぁ」
レイナ「パパの許可はしっかり取ってあるから気にしないで」
先程までならそれも我儘や強がりと思ってしまっただろう、けれど
「……まさか妹さんまで着いてこようとしてないでしょうね」
あの父親あっての妹殿である
その間にいる御仁の発言にはある意味で最大級の警戒が必要だった
レイナ「あのね……」
【どうぞよしなに】
コンマ一桁目
0.というか家族総出
1.当然でしょう?
2.妹のことはどうでも、いいでしょう?
3.真面目な、話よ
4.当然でしょう?
5.真面目な、話よ
6.妹のことはどうでも、いいでしょう?
7.真面目な、話よ
8.妹のことはどうでも、いいでしょう?
9.当然でしょう?
00.襲撃は夜更けのファンファーレ
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