真「ボクもいよいよレンタルショップのAVコーナーに入れる年齢か……!」 (103)

真「へへっ何だか感慨深いや……」

真「レンタルショップに来るたびに気になってたんだ、この黒いカーテンの向こう側を」

真「いっつも前を通るたびに、横に置いてあるアニメの等身大ポップを見るふりをしてたけど」

真「これからは、正々堂々と入れるわけだ!」

真「よーっし、いくぞー!」

ファサッ

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真「……」

真(お、おお……!)

真(これがアダルトビデオコーナーか……)

真(どうしてだろう、さっきの一般のコーナーと明るさは同じなはずなのに)

真(アンダーグラウンドな感じがするよ)

真(今までネットでしかAVなんて見れなかったけど、今日からはボクも……!)

真「……よーし」

真「物色するぞー……」

真(へー、ジャンル別になってるんだ)

真(それに、普通の映画と同じで、新作・準新作もあるんだね)

真(あ、でも、人気の女優さんは別に特設コーナーが設けられてるんだ……)

真(ボクの好きな女優さんいるかな……)

真(……)

真(うーん、いないみたい)

真(あの女優さん、結構ボクは好きなんだけどなぁ……)

真「しょうがない、一通り見ていこうかな……」

真(まずはコスプレものかな)

真(メイド、水着、おっ、バニーガールもあるじゃないか)

真(まあコスプレは人気ジャンルだし、種類も豊富だろうな……)

真「あ、この辺は……」

真(人気アニメ、映画のパロディ系じゃないか!)

真(はえー……オンラインでパッケージ単体を見ると、ギャグにしか見えなかったけど)

真(こう沢山並べられると、興味出てくるなあ)

真(ボクの好きな映画あるかな……?)

真(お、あるある)ヒョイ

真(あはは!凄いタイトル付けるなぁ!)

真(こういうのも、AVの楽しみだよね、うんうん)

真「……」ウンウン

おじさん「……」ジーッ

真(ま、こういうのは借りないんだけど)

真(さて、次々っと……)クルッ

おじさん「……」ジーッ

真「……!」

おじさん「!!」

おじさん「」サッ

真「」ササッ

真(やば、知らないおじさんと目が合っちゃった……)

真(うう、そう言えばここAVコーナーだもんなあ)

真(目が合うと流石に気まずいや……)

真(へへ、ま、でも、ボクなんて男にしか見えないし、大丈夫でしょ!)

真(今日だって、パーカーにジーンズにスニーカーで、全然女の子っぽくないし!)

真(……自分で言ってて悲しいや)

真(まあ、とにかく、ばれてないんだから素知らぬ顔っと)

真「~♪」

おじさん(なぜAVコーナーに女の子が……!?)

おじさん(こんな所に女の子なんて初めて見たぞ……)

真(さて、次のコーナーは……)キョロキョロ

おじさん(動き回る度にめっちゃいい匂いするし……!)

真(お!ロリものだあ!)

おじさん(きょ、今日は正統派美少女系を借りて帰ろ……)スタスタ

真(へへ、ロリものロリもの)

真(にひひっ、うっうー!ってねー)

真(ま、AVに出てるのは基本みーんな成人してるわけだけど)

真(おお、それでもいいなぁ、この子とか)

真(普段全然ロリっぽくなくても、工夫次第でロリに早変わりするからね)

真(千早のツインテールとか)

真(亜美真美みたいなポップなファッションとかね)

真(うわ、これ凄いなロリ×ソープだなんて)

真(夢の組み合わせだね、本当に夢で終わりだけど)

真(って、あ……)

オタク「……」ジーッ

真(また人がいる、結構いるもんだなあ……)

真(パッケージ、真剣に見てるなぁ)

真(何見てるんだろ……)

真「……」ソー

オタク「……」ジーッ

真「……」ソーッ

オタク「……!!」ビクッ

真(あっ)

真「あ、す、すいません……」

オタク「い、い、い、いえ!!こちらこそ!!」

真「それ、ボクも見たくって……」

オタク「あ、こ、これ、ですか?」

真「そうです、あ、もちろん借りるならどうぞ」

オタク「い、いえ、こちらこそどうぞ!」バッ

真「いえ!そんな、大丈夫ですよ」

オタク「いえ!いえ!ホントに!ホントにど、どうぞ!」

真「な、なんかごめんなさい……」

オタク「そ、それじゃあ、さよなら!!」タタッ

真「あ、はい」

オタク「」タタタッ

真(あー、行っちゃった)

真(悪いことしたなあ、そりゃこんな所でのぞき見されたらビックリするよね……)

真(それにしても、これ、ツンデレロリ痴女妹が萌えボイスで喘ぎまくり!かぁ……)ジッ

真(こういうコテコテのてんこ盛りも一周回ってありだよね)

真(まあ、あの人が今度来たときの為に借りないでおこうかな)スッ

真(ああいう人って、きっとボクみたいなタイプには全然興味ないんだろうな……)

オタク「ちょ、ふざけんな!何だアイツ!いきなり話しかけてきやがって……!」ゼエゼエ

オタク「一瞬、イケメン野郎かと思ったけど、どっちかというと可愛い系だったな……」

オタク「ていうか、ちょっと小っちゃかったし、声も女の子ぽくて可愛かったし、もしかしてホントに女だった……?」

オタク「……」

オタク「……よし、今日はやっぱり可愛い素人もののAV借りて帰ろう」

オタク「確かこっちに、もう一件あったはず……」スタスタ

真(まあ、男同士ならそんなにダメージも少ないかな?)

真(そう、今のボクは男、男っと)

真(ま、気を取り直して物色再開しよう)

真(次のコーナーは……)

真(……こ、これは!)

真(熟女ものキター!!)

真(どこからどこまでが熟女コーナー何だろ?)

真「……」スタスタ

真「……」スタスタ

真(……え?)

真(もしかして、こっからここまで全部熟女もの!?)

真(……うわー、知らなかったなあ、凄いや)

真(熟女ものって、案外人気ジャンルなんだなあ……)

真(今まであんまり見たことなかったけど、見てみようかな……?)

真(……じゃあ、これとか?)ヒョイ

真(……凄いなあ!他のジャンルとは全然違うや)

真(パッケージからして、淫靡な色気と色情がムンムンじゃないか!)

真(私は熟女です!って全身で主張してきてるよ!)

真(うーん、女の人っていつからこういう風になっていくんだろう)

真(あずささんでも小鳥さんでも全然敵わないんじゃないかなあ)

真(……って、また人がいる)

おじいさん「……」ウロウロ

真(今度はおじいさんか……)

真(そっか、そう言えば、AVって大人は全員見られるんだもんな)

真(そう考えたら、熟女ものの女優さんと歳が近い人の方が圧倒的に多いわけか)

真(それでこんなに熟女コーナーが広く、勉強になるなあ)

おじいさん「……」ウロウロ

真「……」スタスタ

おじいさん「……」ペコッ

真「……!」

真「……」ペコッ

おじいさん「……」ウロウロ

真「……」スタスタ

真(す、すれ違う時にお辞儀された……)

真(なんて礼儀正しいんだ……!ちょっと感動したかも)

真(凄いなあ、そう言えば、ネットでもAVコーナーでは皆が紳士になるって言ってたもんなあ)

真(よーし、ボクももうちょっと紳士っぽく男らしく振舞おうっと)

真(紳士、紳士……、キリッと?それとももっとダンディに?)

真(いや、ここはボクお得意のとびきりイケメンなオーラでも出しておこう)

真「……」

真「……」キラッ

真(……これでよし)キラッ

おじいさん(ふむ、珍しいのお、AVコーナーに若い女の子とは)

おじいさん(それにしても、綺麗な子だったのお……)

おじいさん(あの、AVコーナーに居てなおあふれ出る、上品で清楚な雰囲気)

おじいさん(ばあさんの若いころを思い出すのお……)

おじいさん(……今日はレンタルは止めしようかの)

おじいさん(それより、帰って久しぶりにばあさんと……ふふ、腕が生るわい)

おじいさん(早速、薬局でローションを買ってこなければの……)

おじいさん(思い出させてくれてありがとうよ、若き日の愛の面影よ……)

真(さてさてお次は?)キラッ

真(これは……企画ものか……)

真(うーん、企画ものね……)

真(嫌いじゃないんだけど、なーんかテンション上がんないんだよなあ)

真(良いのも多いけど、流石にこれはってのも多いし)

真(ピンきりってやつだね)

真(まあ、一応見て回ろうっと)

真(F1グランプリ……げっ何だこれ……)

真(流石にちょっと下品すぎて引いちゃうなあ)

真(あ、でも、出会って3秒でシリーズとか、マジックミラーの奴とかは好きだな)

真(そういう感じの無いかなー)

真(ん……これ……)

真(……)

真(こ、これは!!)

真(見覚えがあるぞ、これ、これって確か……)

真(ボクが始めた見たエロ動画じゃないか!!)

真(うわ!うわー!なっつかしー!!)

真(そうそう、確かこんなふうに、女の人が牛乳風呂でスク水着てエッチするんだよね!)

真(あの動画、家族にばれないように夜中こっそり見たなあ……)

真(あれから6年、感慨深いや……)

真(よーし、決定!まずはこれを絶対借りるぞ!)

真(へへ、今日ここ来てよかったー)

真「~♪」スタスタ

男「な、なあ、あの子、女の子だよな?」ヒソヒソ

女「……」

男「俺たちみたいにカップルで入るなら分かるけど、女の子一人って、すごくね?」ヒソヒソ

女「……」

男「……おい、返事しろよ!」ヒソヒソ

女「……真サマ?」

男「え?」

男「真サマってあの、お前が好きなアイドルの?」

女「うん……」

男「バッカお前、アイドルが一人でこんなところ来るわけないだろ?」

女「え、でも、あれは絶対……」

男「パッと見でそんなこと分かるかよ」

女「分かるよキラッとしたイケメンオーラが出てたもん!」

男「えー、まっさかー」

女「ホントだって!」

男「はいはい、そんなことより、早くDVD選んじまおうぜ」

女「ね、私、今日はオトコの娘ものが良いな」

男「えー」

真(さーて、もうほとんど借りるDVDは決まったようなものだけど)

真(ここまで来たら、一応全部チェックしておきたいよね!)

真(ここのコーナーは何のコーナーかな?)

真(……)

真(あ、ここって……)

ドン

真「うわっ!」

P「あ、すみません」

真「いえ、こちらこそ……って」

P「……真?」

真「」

P「え?真?お前どうしてこんな所に?」

真「こ、これは!違うんです、違うんですって!」

P「いや、何が違うんだよ」

真「だ、だから……」

真「ここが何処かも知らずにうっかりカーテンをくぐってきちゃったんですよ!」

P「……」

真「……」

P「いや、そんなわけないだろ」

真「……ですよね」

P「お前なあ、こういうことに興味を持つのは分かるけど、一人で来ちゃダメだろ……」

真「べ、別にいいじゃないですか」

P「よくねーよ」

真「何でですか!ボクもう18ですよ?」

P「いや、あのな?」

真「大丈夫ですって、今日はこんな恰好ですし、ボクが女なんてばれませんよ」

P「え?」

真「でしょ?」

P「え、お前、それ本気で言ってる?」

真「当たり前じゃないですか」

P「いや、お前、真な」


P「ぶっちゃけお前って、何処からどう見ても普通に女の子にしか見えないぞ」

真「……え?」

P「いや、マジで」

真「ま、またまた!プロデューサーったら口が上手いんだ!」

P「違うって、どう見ても女だって、お前」

真「で、でも、今日のボク、こんなにボーイッシュな格好してるんですよ?」

P「ああ、ボーイッシュだ、ボーイッシュな女の子だな」

真「……」

P「……」

真「もしかして、ホントに」

P「うん」

真「え、あ、うあ……」

真「うわ……!」

P「ちょ、叫ぶな、叫ぶな!」バッ

真「モガッ」

P「ここ、AVコーナーだから!騒いだらマジで目立つからやめろ!」ヒソヒソ

真「むーっ!うむーっ!」

P「分かった、分かったって!さ、早くここを出るぞ!」

真「……!」コクコク



マタオコシクダサイマセー

P「はあー、参った参った」

真「す、すみませんプロデューサー、つい慌てちゃって」

P「いや、ホント、何してんだよお前……」

真「……お説教ですか?」

P「まあ、少しはな、しとかないと」

真「ちぇ、18になってもお説教か……」

P「……さっきも言ったけどさ、興味を持つのは分かる」

P「でも、あんなところに女の子一人で入るのは俺はどうかと思うぞ」

真「で、でも……!」

P「でもじゃない、それにお前はアイドルだ」

P「そこそこ名前も顔も売れ始めたのにさ、流石にああいうところに入るはちょっとマズいよ」

真「……」

P「俺たちだって、みんなのプライベートまで監督したくはないしさ」

P「ま、せめて変装くらいはしてくれってことだ」

P「分かるか?」

真「……」

P「……」

真「……」

P「……真?」

P「どうしたんだよ、さっきからふて腐れて、真らしくないじゃないか」

真「……だって」

P「?」

真「だって、せっかくボクも大人になったのに」

真「分かるか?だなんて、ボクのこと子供にしか見てないじゃないですか……」

P「え?」

真「いいじゃないですか!?ボクもう18ですよ?法律だって認めてくれてるのに……!」

P「……」

真「フンだ……」

P「……ふふ」

真「……?」

P「ははは!真、お前、バカだなあ!」

真「どうして笑うんですか!」

P「ふふっ、いや、だってさ」

P「18歳でも、成人向けコンテンツは高校卒業まで利用は出来ないんだぞ?」

真「へ?」

P「だからさ、たとえ一足先に18になったとしても、卒業しないとそういうものは見ちゃダメなの」

真「そうなんですか?」

P「そう、だからまあ、今日例えDVDをレジに持って行っても、貸してもらえなかったんだな」

P「良かったじゃないか?恥かいたのが身内にで」

真「そ、そんなあ!」

P「はは、まったく真も案外おっちょこちょいだな」

真「うー……」

P「そんなに見たかったのか?DVD」

真「そりゃ、だって……」

真「……ボクだって興味ないわけじゃ」

P「ま、そうだろうな、そうじゃなきゃあんなとこ行かないもんな」

真「……」

P「しょうがないな……」ゴソゴソ

真「?」

P「それじゃあ、ホレ、コレ貸してやるよ」

真「え、これって」

P「真がさっき手に持ってたやつ、慌てて持ち出しちゃったから、俺のと一緒に借りておいた」

真「……」

P「どうした?要らないのか?」

真「……いいんですか?」

P「お前にはまだ早い、なんて言うつもりは無いよ、俺個人としてはな」

真「プロデューサー……」ジーン

真「ありがとうございます!ボク、とっても嬉しいです!」

P「ま、見終わったら俺にこっそり返してくれな」

真「ハイ!」

P「それじゃ、気を付けて帰るんだぞ」

真「……」

P「ん?どうした?」

真「あ、あの」

P「なんだよ」

真「やっぱりコレ、止めにしていいですか」

P「え!?」

P「お前、せっかく丸く収まりそうだったのに……」

真「へへ、すみません」

P「で?何が不満なんだ?」

真「不満、っていうか……」

真「……プロデューサーが借りたのの方が良いかもって」

P「……」

P「俺の?」

真「はい」

P「い、いやー、それは止めた方が良いんじゃないかな……」

真「えー?どうしてですか、見せてくださいよー」

P「いや、ホント、我ながら詰まんないもの借りたなって思ってるんだって、見ない方が良いよ」

真「いいじゃないですかー!ね、ほら見せて見せて!」グイグイ

P「や、やめろー!」

バッ

真「やーりぃ!ゲット!」

P「真、ホント、マジで勘弁して……」

真「さーて、何が入ってるのかな?」

真「……」

P「……」

真「……ふーん」ニヤニヤ

P「……だから言ったのに」

真「へー、ふーん、プロデューサー、こんな趣味があったんですねー」

P「無理やり見たくせに……」

真「まあまあ、良いんじゃないですか?『僕の彼女は現役JKアイドル!』タイトルからして、主観ものですかね?」

P「くっそ……」

真「そう言えば、あのコーナーJKものでしたもんね?そっかー、その中でもこれを選んじゃったかー」

P「……もういいだろ、返せよ」

真「ダメです!」

P「何でだよ!」

真「こんなもの見てたら、本物に手を出したくなっちゃうかもしれないでしょ?」

P「出さねーよ!」

真「ホントかなー?」

P「本物に手なんて出さねーよ!犯罪だろうが!」

真「ふーん、それじゃ、今からプロデューサーの家、連れてってくださいよ」

P「はあ?」

真「手は出さないんですよね?それなら、一緒に見ましょ?このDVD」

P「お、お前な」

真「……うーん、でも」ズイ

P「な、なんだよ」

真「ボクは、手、出されたいですけどね?」

P「」

真「さ、どうします?イきます?イきません?」

P「あ、あ……」

真「動画でなんか見るより、実際に触ってみたくありません?」

P「そ、お、お前……」

真「へへ、腕とか、足とかぁ?」

P「……ゴクッ」

真「……どうですか?」

P「そ、それじゃあ、行……」

真「なーんて!冗談ですよ!」

P「えっ」

真「へへっ、ドキドキしちゃいましたか?大人をからかうとこうなるんですよ!」

P「あ……」

P「そ、そうだよな!いやー分かってたわ、最初から冗談だって分かってわー」

真「それじゃ、ボクはこっちの牛乳風呂の方借りていきますから、また明日事務所で!」

P「お、おう!」

真「さよならー!」タタタッ

P「……さよならー」

P「……」

P「……」チラッ

P「このDVD……」

P「……うん、大正解だな」

        おわり

おまけ

真「うーん、それにしても、卒業まではダメだなんて知らなかったなー」

真「それに、一人で行くのもダメだなんて、ずいぶん条件厳しいんだから」

真「卒業なんて3月だもんな、まだまだ先のこと……」

真「……」

真「18才、3月、二人……」

真「……そうだ!」ピーン

雪歩「ふう、良いお湯でしたぁ……」

雪歩「……あれ、真ちゃんからメール」

雪歩「何だろ……」


ゆっきほー!高校卒業したら、一緒にアダルトビデオコーナー探検しようね!

                            真

雪歩「……」

雪歩「……えっ?」

          おわり

はい、ありがとうございました

真ちゃん誕生日おめでとう

何といわれようと終わりだ!
なぜなら俺はこれから夜勤に向けて仮眠をとる!
お休み!

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