土御門「世界三大勢力野球大会の開幕だぜーい!」 (1000)


安価、コンマによってすすめていく
学園都市・イギリス清教・ローマ正教の野球世界大会。

友情、恋愛ありの熱いドラマになる予定

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学園都市統括理事長アレイ☆は、テレビ電話によってイタリアとイギリス、学園都市をつないでいた。

イギリスの聖ジョージ大聖堂からはローラ=スチュアートの笑い声が。

イタリアの聖ピエトロ大聖堂からはマタイ=リースの話し声が響いてくる。

アレイスター・クロウリーは、満足気に画面を眺める毎日を送っていた。

だが、ある日ローマ教皇が>>6を発見したことによって関係は悪化。

三大勢力のトップ達は、>>6の所有権を巡って醜い争いを始めたのだった。

オーパーツ(科学サイドと魔術サイドの壁をぶち壊すもの)

☆『たしかにオーパーツを発見したのはマー君だ。だが、そもそもその存在を教えたのは私だ』

ローラ『なにを言いけるのよアレイスター。文献からその在り処の目星を見つけたのはこの私につき』

マタイ『いや、実際にはローラの予想した地点よりはるか南で発見されたのだから、その言い分は通らない』

☆『ではローラは抜きにして話を進めよう。マー君、よく考えてほしい。ここにひとつのリンゴがある――――

ローラ『なぜに私をハブにしたるのよ二人とも!』

ローラ『大体、マー君は言われたとおりに探しに行った「だけ」。オーパーツの所有権があるとすればこの私かアレイスターだとするのが自然なりけるのよ』

☆『聞けば君たちには双方落ち度がある。マー君は使いっぱになっただけだし、ローラの言う場所は的はずれだった』

☆『つまりオーパーツの所有権は我が学園都市に―――――

ローラ『小さき男なのねアレイスター。そもそも存在を教えたのがそんなに偉いとでも思っているの?』

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――――――

―――

☆『というやり取りがその12時間にわたって続いたのだが………』

土御門「どうでもいいぞアレイスター。いい加減にしてくれ」

土御門「たったこれだけの事で俺を呼んでくれたのなら金輪際お前の呼び出しには応じないから覚悟しておけ」

☆『ふふふ。まさか、話はまだ終わっていない』

土御門「だったらさっさと本題には入れ」

☆『いいだろう。ところで土御門はオーパーツについてどのくらい知っているんだ?』

土御門「英語の"out-of-place artifacts"を略して"OOPARTS"とした語で、つまり「場違いな工芸品」という意味だろう?」

☆『…そんなことだろうと危惧した私の判断は正しかったようだ』

土御門「なんだと…」

☆『君はオーパーツについて知っているようで何も知らない』

☆『今回発見されたオーパーツには科学サイドと魔術サイドの壁をぶち壊すという効力がある』

土御門「なんだと…!」

土御門「つまり>>11

それを手にした勢力は他方を自らの勢力に加えられる

土御門「なんだと…!」

土御門「つまりそれを手にした勢力は他方を自らの勢力に加えられる……そういうことかアレイスター!!」

☆『君は察しがいいから気に入っている』

土御門「こんなに悪寒のする賛辞は初めてだ」

土御門「それで、オーパーツはいまローマ正教が持っているんだろう?どうする気だ、アレイスター」

☆『わたしもただ無駄にテレビ電話の前にぶら下がっているわけではない』

☆『いまオーパーツは三大勢力の誰も手が届かない場所に厳重に保管してある』

土御門「まさか、そんな場所あるはずがないだろう…」

☆『>>15だ』

甲子園

土御門「甲子園!?甲子園なら入れないな!」

☆『そこで、我々はオーパーツの所有権について話し合ったんだが、ずばり野球大会で決着を着けることになった』

土御門「野球大会だと…!」

土御門「全世界の明日を揺るがすオーパーツが、そんなちっぽけな球遊び程度で――――ぶはっ!?」バコーン

☆『ぜぇ…ぜぇ…』

土御門(殴っ――!?)

☆『>>19!!!』

君はとんでもない事を言ってくれたな…。甲子園はエルサレムやメッカ、ローマと同じ聖地であることを知らないのかい?

☆『君はとんでもない事を言ってくれたな…。甲子園はエルサレムやメッカ、ローマと同じ聖地であることを知らないのかい?!』

土御門「」

☆『もういい。後のことは結標くんに任すから君は寮へ帰ることだ』

☆『だがもし君がこの街の、世界の明日を守ろうというのなら甲子園を見に行ってくるといい』

☆『その間、学園都市の外への出入りを許可しよう』コポポポ

土御門(ア、アレイスターはこんなに熱い奴だったのか……!)

土御門(や、野球か…)

――――――――――――――

―――――――――

――――



結標「で、私にどうしろと?」

☆『つまり、我が学園都市はなんとしても世界野球大会で優勝旗を手にする必要があるわけだ』

結標「そんなこと言われても、私に野球の経験なんか…」

☆『その辺りは問題ない。別に私は君を選手としてここに呼んだわけではないからね』

結標「は、はぁ…」

☆『君に頼みたいのは、世界に通用する野球チームのプロデュースだ。君にはその才能がある』

☆『我が学園都市には実に230万もの学生がいるわけだが、この中から君が見込んだ選手をスカウトし、チームを結成するんだ』

☆『選手のスカウトのためならどんな手段を用いても構わない』

結標(どうやらオーパーツってシロモノにはとんでもない価値があるらしいわね)

☆『おそらく君のチームの他にも名乗りを上げるチームはたくさん出てくるだろう…』

☆『だがあくまで最終的な目標は世界を狙えるチームの結成だ』

☆『そのために学園都市のチームで総当り戦を行い、毎度の試合結果から選手一人ひとりに評価をつける』

☆『本来の実力というのは試合でこそ発揮されるものだからね』

☆『そして選ばれた選手達によって最後に誕生するのが夢のチームJAPANというわけだ』

☆『君はチーム・結標のキャプテンとして頑張ってもらうよ』

結標「え、ええ」

☆『ちなみに成功報酬は>>25だ』

結標「謹んでお受けいたします」

>>22+君に学園都市の保母免許と小学校の教員免許を与えよう

☆『ちなみに成功報酬は、夏休みの課題未提出の罰で夏休み返上を余儀なくされた君の仲間達の解放だ』

☆『さらに働き次第では君に学園都市の保母免許と小学校の教員免許を与えることも考えている』

結標「謹んでお受けいたします」




―――イギリス ロンドン――――


ステイル「野球大会ですか…?まったく、何も言い出すかと思えば。僕には冗談に付き合っている時間はありません」

ローラ「それが冗談ではなきなのよステイル』

ステイル「…………」

ステイル「ではあなたは、この必要悪の教会所属の私に、野球をしろと?」

ローラ「それが学園都市とローマ正教との間で決まってしまったのだから、仕方なき事なのよ」

ステイル「三大勢力のトップ同士の会合で…いや、私はあのテレビ電話でのお喋りを会合とは呼びたくありませんが…ああもう、なんとなく想像がつきました」

ローラ「理解力の高きことはとても助かるわ」

ローラ「金に糸目は付けないといいたきところなのだけど、王室派と騎士派の連中がうるさくてね…スカウトの方法は自分で考えることね」

ステイル「ス、スカウト…!?最大主教、あなたは私に何をさせようとしているのですか!!」

ローラ「そんなの野球チームのプロデュース兼選手なのよ。他にありて?」

ステイル「………」

ステイル「>>29

↑+僕はむしらサッカー派ですから

ステイル「ふー…他の人材はいないんですか?僕はむしらサッカー派ですから」

ローラ「そんなの関係なきなのよ。それも含めてあなたに頼みたいところね」

ステイル「最大主教、あなたはこの問題をわたしに丸投げしようとしているだけなのでは…?」イライラ

ローラ「>>33

あら、それは心外でありけることよ。
最大主教でなければ私は喜んで監督に就任したわ。こんな時だけ、自分の地位が憎くて仕方ないわ…

ローラ「最大主教でなければ私は喜んで監督に就任したわ。こんな時だけ、自分の地位が憎くて仕方ないわ…」

ローラ「というわけだから、後は頼んだのよステイル!!」スタコラサッサー

ステイル「……………」ポツーン

ローラ「あ、言い忘れていたことなのだけど、万が一我がイギリスが負けるようなことがあった場合」

ローラ「>>37

>>35

ローラ「ステイルの小萌写真コレクションとやらをお焚き上げ供養することを王室が決定したから」

ステイル「――なッ///」

ローラ「肝に銘じておくことね」

ステイル「……あ…あっ」

ステイル「アァァァァクビショップゥゥゥーーーー!!」


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―――――

ロンドン 聖ピエトロ大聖堂


ヴェント「へぇ、アンタの方から呼び出すなんて珍しいじゃないのさ」

マタイ「……貴様、誰に口を聞いているつもりだ」

ヴェント「ローマ教皇でしょ?それがどうしたの…?」

マタイ「………」

マタイ(『神の右席』これだから扱いに困る……)

マタイ「もういい。今回は貴様と口論をするために呼び出したのではないからな」

ヴェント「やけに上からモノを言うじゃないのさ」

マタイ(いやいや、ええ…はぁ)

マタイ「……今回呼んだのは、お前にある頼まれごとをお願いしたいからだ」

ヴェント「最近暇だったからねー。いいわよ、聞いてあげるから話してみなさい」

マタイ「実は………―――」

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――――――――――

―――――

――

ヴェント「や、野球大会…!?」

ヴェント「ローマ教皇ともあろうものが、ずいぶんふざけた命令をするのね」

マタイ「笑ってられるのも今のうちだぞ」

マタイ「なめてかかると必ず痛い目にあう。いくら野球といえど、これにはオーパーツがかかっているのだ」

ヴェント「そんなものの価値、私が知るわけ無いでしょうが」

マタイ「とにかく、相手は学園都市とイギリス清教だ。油断できない」

マタイ「お前にはイタリア代表のチームのプロデュースと選手を任せる」


※ヴェントはチートキャラなので参加不参加をコンマで決定します。

>>45のコンマ
奇数で承諾
偶数で拒絶

なお、まだ仲間になるチャンスは有ります。

んあー


ヴェント「イヤよ。なんで私が汗臭い野球なんかやんなきゃなんないの」

ヴェント「20億も可愛い使徒がいるんでしょ、他にあたりなさい」

マタイ「き、貴様!これは教皇の命令――――

ヴェント「さっきも言ったでしょ?ローマ教皇なんてただの肩書」

マタイ「……っ」

ヴェント「私は『神の右席』。前方のヴェント…敵意を向けたらアンタ死ぬわよ」

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―――

マタイ「と、とにかくチームだ。チームを結成しなければ!!」

マタイ「学園都市のアレイスターは野球を提案してきた張本人だからな…」

マタイ「きっと国内にとんでもない駒がいるのだろう…ローラは狡猾な女だ、すでに動き出しているに違いない……」

マタイ「>>51を招集しよう」

マタイ「ヤツになら、この国の命運を託せる」


ローマ正教徒もしくは元ローマ正教徒

オルソラ。

オルソラ「お呼びでしょうかローマ教皇」

マタイ「おお来たか、オルソラ・アクィナス。まぁ座ってくれ」

オルソラ「まぁ。今夜のメニューはグラタンとサラダなのでございますよ」

マタイ「………」

マタイ(……いかん。オルソラは敬虔な信徒だと聞いていたが、天然だとも聞いていた)

マタイ「通訳の招集だ>>55も呼ぼう」

アニェーゼ

マタイ「通訳の招集だアニェーゼ・サンクティスも呼ぼう」

オルソラ「おや、どうかなさいましたか?」

マタイ「ああ、いいんだ。座っていてくれ……」

――――――――――

――――――

―――

アニェーゼ「なるほど、そういうことでしたか」

マタイ「ああ、話が早くて助かる」

オルソラ「野球といえば、今日本では甲子園が開催されているのでございますよ」

アニェーゼ「あれ、なんでオルソラがそんなこと知ってんですか?」

オルソラ「メル友の上条さんと、先日その話をしていたのでございますよ」

アニェーゼ「メ、メール?」

アニェーゼ(オルソラが携帯を使えたんですか…!)

マタイ(上条当麻といえば間違いなくアレイスターの秘蔵っ子…)

マタイ(敵チームとの慣れ合いはやめるよう矯正すべきなのか…?)>>59

>>57

マタイ(いや、待て。むしろ敵チームとは一定の交友を保つほうが得策かもしれん)

マタイ(こちらの情報は決して渡さず、相手の情報をうまく手に入れてこそ戦略というもの)

マタイ(ここは目をつむり、スパイ教育をするのが吉か…)

オルソラ「私は、野球大会のプロデュースを任されたのでございますよ……送信」ピッ

オルソラ「ここをこうして、これで上条さんに言葉が伝わるのでございますよ」

アニェーゼ「それ誰に教わったんです、オルソラ」

マタイ「」

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―――――――――――――

―――――――

―――

アニェーゼ「ところで、こんな大役を任せてもらえるのはありがたいんですが…私達別に野球に詳しいわけじゃ…」

マタイ「それについては心配ない」

オルソラ「?」

マタイ「我々は十字教徒だ。修道女に野球の達人がいることをそもそも期待しておらんよ」

マタイ「まぁでも野球のルールはそう難しいものではない」

マタイ「確かに細かなルールは存在するが、基本は投げて打っての交代制のスポーツ」

マタイ「やっていくうちに次第に身につくだろう…」

マタイ「ついてはとりあえずの9人が集まり次第、>>63を企画している」

アニェーゼ「なるほど、それなら確かに大丈夫かもしれねーです」

オルソラ「お弁当は任せて欲しいのでございますよ」

尚、アニェーゼやオルソラといったイギリス清教、ローマ正教どちらにも加担できるキャラには
寝返りイベントを用意してます
あと、カミジョー属性を持つキャラは国籍に関係なく上条チームに入れますし、寝返りイベントがあります。

一旦休憩して21時から再開します

再開しまーす

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―――

学園都市  ~結標淡希~


結標「なにやってんだろ、私」

結標(最初こそ押し切られる形で野球するんだーっと思っていた私だけど…)

結標(実際一人になってみると…)

結標「いや。ほんとなにやってんだろ、私」

結標「………」

結標「こういう時に頼れるのってやっぱ小萌よね」

結標「た、たしか小萌の学校は第7学区の―――――」

~~~~~~~~

~~~~

~~

とある高校

結標「き、来てしまった」

結標「よく考えたら私って小萌の生徒だったわけじゃないし、迷惑かしら…」

結標「でもこんな突拍子もない事相談できるのってやっぱ小萌しか……」

結標「あー多分小萌は職員室にいるわよね」

結標「なんとか職員室から小萌をおびき出す方法ってないのかしら」

結標「いや、>>72ならあるいは」

(訂正)安価↓

絶望的に人がいない…
もう一回安価↓

結標「いや、上条さんならあるいは…」

結標「っていっても、上条くんがたまたまここを通りかかるわけ――――

上条「おい青髪、テメェ草むしりをサボってなにしてやがる!」

青髪「うわっカミやん!!」タッタッタ

上条「クソッ…いい度胸だ!!テメェには完全下校時刻間際まで草むしり地獄を味あわせてやる!!」

結標「上条くん?」

上条「え?」

上条「あ、君は確か…鼻血たらしてぶっ倒れてた」

結標「」

結標(うわぁ、なんてデリカシーのないやつなの…)

結標「じ、実はちょっと頼みがあって」

結標説明中

上条「ああ、ちょっと待ってろよ」

上条(結標って小萌先生の知り合いなのか…)

~~~~~~~

~~~~

~~

小萌「む、結標ちゃん?」

結標「うわあああぁぁぁぁん小萌ええええええ」

小萌「え、む、結標ちゃんどうしちゃったのですかああ!」

小萌「落ち着いてくださ―い!」アワアワ

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――――――

―――

小萌「なるほどー野球ですかぁ」

小萌「先生の知らない間に学園都市ではそんなことが起きていたのですねぇ」

結標「小萌、私は一体どうしたら…」

小萌「>>78なんてどうでしょう?」

結標「め、名案よ小萌!!」

色じかけで誘う

結標(なるほど、色仕掛けかぁ)

―――『ちなみに成功報酬は、夏休みの課題未提出の罰で夏休み返上を余儀なくされた君の仲間達の解放だ』

―――『さらに働き次第では君に学園都市の保母免許と小学校の教員免許を与えることも考えている』

結標(成功すれば夢の報酬が待っているんですもの、背に腹は代えられないわね)

小萌「やっぱり先生は、結標ちゃんの魅力はその胸さらしだと思うのですよー」

結標「巷じゃ変態って呼ばれてるんだけどね…」

結標「能力の関係上仕方ないんだけど…」

小萌「その豊満なおっぱいで悩殺すれば、選手なんてゴロゴロ集まるはずですよ」ニコッ

結標(さ、さすが小萌)

結標「で、でも私って男の子の知り合い多くなくて…」

結標「あ、そうだ!確か小萌のクラスには土御門がいたわよね?」

結標「アイツなら運動神経も良さそうだし、何かと使えそうね…」

小萌「あ~、残念なお知らせなのです」

小萌「土御門ちゃんはいま神戸に出かけていてお休みをとっているのですよー」

結標「神戸?あ、そうだったわね。たしか甲子園を…」

小萌「よくわかりましたね、そういうわけで土御門ちゃんはダメなのですよ」

結標「んーじゃあ後は…」

ーーーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーー

結標「ねぇ小萌、こういう時ってやっぱり高位能力者を勧誘するのがいいのかしら」

小萌「んー私も詳しく知ってるわけじゃないので答えづらいのですが、」

小萌「野球は身体を使ったスポーツなので例えば発火能力者のレベル5がいたとして、野球で活躍できるかといえば微妙なわけです」

小萌「つまり>>84なのですよ」

西宮市だった

野球に適した高位能力者を狙った方が良い

結標「野球に適した、か。ちょっと難しいわね…」

結標(い、いや!そういえば私は統括理事長からアレを預かっていたんだった…!)

結標(選手の能力を数値化できる装置……!!)

結標(確か私のスマホに入れてもらったんだけど、アレ、名前をなんて言ったかしら)

結標(…そうだ、>>87

結標(アレを使って選手を選別していけばいいわけね…)

野球透視(プレイヤーチャンネル)

結標「今日は助かったわ、小萌」

小萌「いえいえ、悩める生徒さんの力になるのが先生の生きがいなのです」

結標「ほんと相変わらずね」クスクス

結標「お礼に今度御飯作ってあげるわ」

小萌「それは遠慮するのです」

―――――――――――

――――――

―――

結標「さっそく目ぼしい人員を探して野球透視《プレイヤーチャンネル》を使わなきゃいけないわ」

結標「ていっても、私知り合い居ないんだったわね……」

結標「そうだ」

結標「>>93に行けば誰か居るかもしれないわ」

路地裏

結標「路地裏に行けば誰か居るかもしれないわ」

―――――――――――

――――――

―――

路地裏

結標「さて、さっそく人員を見つけたいところなんだけど…」

結標「当然だけど本当に誰も居ないわね」

結標「そろそろ放課後の時間帯だし、人が増えるといいんだけど」

>キャーーー

結標「……これならいい選手が見つかるかもしれないわ」


コンマ>>97

~20 白井黒子
~30 上条当麻
~40 御坂美琴
~50 一方通行
~99 場所移動

浜面は路地裏にはいなかった……

結標「チッ…誰もいないじゃない」

結標「次は、そうね。セブンスミストにでも行こうかしら」

結標「この時間なら男女問わず大勢学生がいるでしょうし…」

結標「はやいとこ10人でも20人でも人員を集めて最強のチームを作らないといけないわ」

~~~~~~

~~~



第7学区 セブンスミスト

結標「うわぁ、私は普段こういうとこに来ないんだけどすごい人ね)

結標(てゆーか…随分格好が浮いてる気がするわ)

結標(誰か…誰か…)

コンマ>>+3

~05 エイワス
~30 御坂美琴
~40 麦野沈利
~70 フレンダ
~99 白井黒子

白井「おや、あなたは…確か」

結標「うわっ!?」

結標(し、白井黒子……!!)

白井(む、結標淡希……!!)

白井(さ、最悪ですの…見なかったことにして早く帰りましょう)

白井「…」スタスタ

結標「ちょ、ちょっと待ちなさいよ」

白井「げっ」

結標(私だってコイツは苦手だけど、確かにこいつは戦力になりそうな気がするのよね…)

結標「ちょ、ちょっとお茶でもどうかしら?」

白井(この露出狂と…?)

―――――――――――

―――――――

―――

結標「随分久しぶりじゃない、白井黒子」

白井「フルネームで呼ばないでくださいですの」

結標「じゃあなんて呼べばいいのよ」

白井「そんなのわたくしに聞かないでくださいまし」

結標(じゃあ>>109って呼んでやるわ)

黒たん

結標(じゃあ黒たんって呼んでやるわ)

白井(余計なこと考えてそうな顔…ムカつきますの…!)

白井「ところで結標淡希、あなたは一体こんなところをどうして裸でうろついてたんですの?」

結標「裸じゃないわよ!!」

結標「しかも黒たんの方こそフルネームで呼んでるじゃない」イラッ

白井「く、黒たん……ですの?」

結標「あなたが自分で決めろって言ったじゃない」


コンマ>>+2
奇数で気に入る
偶数で嫌がる

白井(な、なんなんでしょうこの気持ち……)

白井(黒たん…悪くないですの)

白井(い、いやいやいや!)

白井(落ち着きますのわたくし!!)

結標「どうかしたの、黒たん」

白井「そ、その名前で呼ばないでくださいまし!」

結標「イヤよ。せっかく考えたんだし、初めて人にあだ名を付けから新鮮なのよ」

白井(はじめて…って何を喜んでますの黒子はぁぁぁ!!)

結標「それより本題に入っていいかしら」

白井「本題?といいますと、やっぱりなにが大事な話があるんですのね?」

結標「おう、実は野球チームに入ってほしいのよ」

白井「……はい?」

結標「野球は知っているかしら?球技の野球よ」

白井「それくらい存じ上げておりますが…」

結標「そう。ならよかったわ。この街って野球が盛んじゃないから、知らない学生も多いのよ」

白井「いえ、野球はわかりましたが……なんでですの?」

結標「まぁそこから話さないとわからないわよね…」

――――――――――

―――――――

―――

白井「や、野球の世界大会ですの…?」

結標「ええ、そのチームのプロデュースを私が任されてるってわけ」

白井「でもわたくし野球の経験なんて皆無ですし…」

結標「それなら問題ないわ」

結標「あなたと大覇星祭で凌ぎを削った私から見るに、黒たんは運動神経はとてもいいわ」

白井「……はぁ、」

結標「機転もきくし、普段から基礎訓練を積んでいるだけあって俊敏性も高い」

結標「野球なんてルールさえ覚えたらそこらの人間よりずっと上手くできるわよ」

白井(ず、随分べた褒めしますわね///)

結標「そしてなにより空間移動の能力は応用が効くわ」

結標「野球の技術でならレベル5を超えることも可能だし、能力向上の訓練にもなるわね」

白井「で、ですがやはり経験値の差が…」

結標「>>119」(トドメの一言)

って、思うじゃん?

結標「って思うじゃん」

結標「ちゃんと練習期間もとってあるし、他のチームの調整ができ次第すぐに練習試合があるわ」

結標「それから学園都市全体で総当り戦があるから、世界大会の日には一流選手になれてるわよ」

白井(や、野球……)

白井(たしかに楽しそうですの…)

>>125

結標のチームに入る
結標のチームに入らない

入団

白井「その、黒子でよければ力になりますの」

結標「~~~~っ!!」

白井「え、え」

結標「黒たぁぁぁーーーん!!」ダキッ

白井「わっ!ちょっと、離しなさいですの!」

白井(わたくしはその日、お姉様とは別の大切な友人を手にしたのです)

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―――――――

―――

選手名鑑#1

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名前 白井黒子

美女値85

称号 ---

所属 学園都市

ポジション ---

打率 4割

パワー C

走塁術 B

守備術 B

特殊能力 ---

―――――――――――――――

打率は成績でなく、何%の確率で打てるかの数値です

---はまだ不明な情報です

能力のレベルはS~Dの4段階です

選手全員に特殊能力があり、複数持つ選手も居ます。


――――――――――

―――――――

―――

イギリス ロンドン

ステイル「馬鹿げている…」

ステイル「なんでこの僕が汗臭いスポーツなんかやらなくちゃならないんだ」

ステイル「だが、学園都市もローマ正教もハッキリ言って敵じゃないな」

ステイル「僕は何事にも手を抜くのが嫌いでね…それにこっちにはあの聖人がいる」

>>133(人物)
ステイルがすでに誘ったイギリス清教チームの第1号

うえ

神裂「その聖人とは私のことでしょうか……?」

ステイル「そうだ。神裂、これは戦争だよ」プハー

神裂「戦争とは大げさな……」

ステイル「何を言っている、これは戦争と言って間違いないよ。なにせ僕らは負けることを許されないのだからね」

ステイル(僕の秘蔵コレクションを灰にさせてたまるか…!!)ゴゴゴ

神裂(妙に気合いが入ってますね…ステイル)

ステイル「君はたった一声で参戦を表明してくれたから聞きそびれていんだけど、神裂」

ステイル「君、野球経験は?」

神裂「あるはずないでしょう!ルールくらいならわかりますが」

ステイル「そうか。ならルールを教えてくれ」

神裂「なんなんですかあなたは…」

ステイル「仕方ないだろう。僕は見るのはテニスが専門でするのはサッカーが専門なんだ」

神裂「いや知りませんが…」

神裂「確かにルールを知っていると言いましたが、きっと私も完璧ではありません」

神裂「ですからまずは野球の講習会を受けてみるのはどうでしょう」

ステイル「なるほど、それは名案だね」

ステイル「だが神裂、君の知り合いに野球の講師を務められるほどの人物がいるのかい?」

神裂「まぁあの人が野球を知っているかはわかりませんが、本を読めば完璧に理解し説明してくれるでしょう」

神裂「あの人は理解することと説明することがとても得意ですから」

ステイル「なるほど、>>138だね」

神裂「何を言っているんですか>>140です」

禁書目録

うえ

ステイル「なるほど、禁書目録だね」

神裂「何を言っているんですか五和です」

―――――――――――――

――――――――

――――

五和「えっと、女教皇様…」

神裂「はい?どうかしましたか五和」

五和「確かお話では女教皇様とステイルさんに野球のルール説明を、とのことでしたよね…」

ステイル「その通りだ」

五和「じゃあ、アレは一体なんなんですか…?」

建宮「な、なにを言っているのよ五和。我ら天草式十字凄教、いつも女教皇様の傍にあるのよな」

浦上「ちょっ…!もう建宮さん、私の前に立たないでください」

牛深「それにしても野球って、女教皇様も変わったことするよな」

野母崎「しかも相手はあの学園都市とローマ正教…」

建宮「あの少年が敵とあっちゃ、女教皇様も不安なのよな」

ステイル(……確かに困ったものだ)

ステイル(ここにいる全員がかつて上条当麻に恩を受けている)

ステイル(これから戦争だっていうのに、ここにいる何人が学園都市側につくかわかったものじゃないな…)

神裂「気にしないで始めましょう、五和」

五和「は、はい」

建宮「我らも野球のルールを覚えて加勢するのよ」

牛深「了解です、教皇代理」

浦上「だから前に立つなっつの…」ボソッ

対馬「浦上、こっちにおいで」チョイチョイ

五和「じゃあルールの説明を始めますね」

ステイル「…っ」ゴクリ

五和「まず、野球に使う道具の説明から」

―――――――――

――――――

―――

神裂「すみません、ちょっと質問があるのですが」

五和「はい、どうぞ女教皇様」

神裂「そのグローブというものは絶対に使わなきゃならないんでしょうか…?余計邪魔なように思えるのですが…」

五和「」

ステイル(神裂のやつ、よくもまぁ抜け抜けとルールが知っているなんていえたものだな…」

建宮(あれが聖人のレベルなのよ)ガタガタ

――――――――

―――――

――

ステイル「待ってくれ、そのバットを使うより僕の炎剣のほうがより遠くまで球を飛ばせると思うんだが…」

五和「え、えーっと…」

建宮(そりゃボールのほうが耐えられんのよな…)

神裂「よく考えなさい、ステイル。そんなことをしたら間違いなくボールのほうが燃えてしまうでしょう?」

ステイル「結構なことじゃないか、その子の話によれば打ったボールが取られるとアウトなんだろう?」

ステイル「だったらボールを跡形もなく燃やせばアウトにはならないじゃないか」

神裂「た、確かに……」

神裂「なら私は唯閃を――――――

牛深(なんか違いますよね……なんか)ヒソヒソ

建宮(俺も頭がどうにかなっちまいそうなのよ…)ヒソヒソ

―――――――――――

――――――

――

五和(あれから3時間……攻守の流れを説明するだけで随分と時間がかかりました)

神裂「私が思っていた以上に野球は複雑なスポーツのようです」

ステイル「こんなことならあの子を同席させておくんだったな」

建宮「でもまぁ、なんだかんだ楽しそうなスポーツなのよ」

牛深「ええ、確かに」

神裂「ではどうしますか?まず野球道具を一式揃えたい所ですが…」

ステイル「なら>>154にかけあってみよう」

神裂「なるほど」

キャーリサ

ステイル「なら英国第2王女にかけあってみよう」

神裂「なるほど」

神裂「確かにキャーリサ様ならこういったことにも理解を示してくださりそうです」

五和「では、これからお二人は王室の方に?」

神裂「いえ、ここは>>157に―――」

ステイル「何を言っているんだ>>159に決っているだろう」

レッサー

神裂「いえ、ここはレッサーに―――」

ステイル「何を言っているんだ騎士団長に決っているだろう」

神裂「…げ」

ステイル「なんだ、ひょっとして君はまだ騎士団長を苦手にしているのか?」

神裂「い、いえ別にそんな」

ステイル「仕方ないだろう。キャーリサ様は我が英国の第2王女」

ステイル「いくらこの国の命運を任されている我々とて、そうそう気軽に会いにいけるはずがない」

神裂「わ、わかっています」

ステイル(随分表情がこわばっているな…)

ステイル(こういうときあの上条当麻なら自分一人で会いに行くからお前はここで待ってろ、なんて言うんだろうが)

ステイル(あいにく僕は面倒事を背負い込むタイプじゃないんでね)

ステイル(ま、>>163でもすれば少しはマシになるだろう)

安価↓

とりあえず今日はここで終わります。
ID:VGHdE2Ma0さんは一緒に盛り上げてくれてありがとう。

明日は午後から始めます(おそらく0~13時の間に来ます)
良かったらまた安価に付き合ってください。

トリップはこれにします

すみません予告無視して
今日は19時半に始めます必ず

そろそろはじめます
人いますかね?

ステイル(ま、先に神裂が来ると言う手紙をナイトリーダーに渡しでもすれば少しはマシになるだろう)

―――――――――――――

――――――――

――――

騎士団長「で、今回はどういった要件なのかな?」

騎士団長「あ、いやいい。大体の事情はわかっているつもりだ。ずばり野球大会についてのことなのだろう?」

ステイル「ええその通りです」

騎士団長(わざわざ先に文書を送らせたのは…、なるほど)

騎士団長(つまりは天草式の教皇代理と同じことか…)

騎士団長(まさか天草式の聖人、神裂火織が年下好きだとは思いもしなかったが……)

騎士団長「…げふんげふん」

騎士団長「清教派もずいぶんと勝手をしてくれたものだ。まさか全世界を揺るがしかねない発見の命運を野球に賭けてしまうとはな」

ステイル(耳が痛い…。まったくもって言うとおりだ)

騎士団長「まぁ決まったことにどうこうとケチを付けるつもりはないのだが、」

騎士団長「……ハッキリ言って、勝算はあるのかね?」

騎士団長「相手は学園都市とローマ正教だというじゃないか」

神裂「それは……」

ステイル「もちろん、やるからには当然勝ちます」

神裂「!!」

騎士団長「ほう」

ステイル「>>174」(根拠)

呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨呪怨

ステイル「学園都市の上条当麻をこちらのチームに入れます」(根拠)

神裂「!?!?」

騎士団長(そんな寝返り計画を企てていたのか…!)

騎士団長「なるほど、それは頼もしいことだ」

神裂(よくもまぁそんな大ボラを!!)

騎士団長「それで?わざわざ私を訪ねてきた訳をそろそろ聞かせてもらおうか」

神裂「チームの編成については大体の宛があるのですが、なにぶんこちらには野球の経験者がいません」

神裂「そこで野球道具の手配と、使用できるグラウンドの手配をお願いに来たのです」

騎士団長「なるほどな。どちらも欠くわけにはいくまい」

騎士団長「わかった。その件は私と、必要があれば王室のキャーリサ様にかけあってみよう」

ステイル「ありがとうございます」

騎士団長「手配が済んだらそちらに送らせる」

騎士団長「ところで君たちはどこを本拠地としているんだね?」

騎士団長「今後のためにもそれを明確にしておきたい」

神裂「それは……>>181です!(即興)」

ステイル「そ、そうだったのか。僕はてっきり>>183なのかと…」

神宮球場

>>180

神裂「それは……神宮球場です!(即興)」

ステイル「そ、そうだったのか。僕はてっきりイギリス清教女子寮なのかと…」

神裂「何を言っているんですか!」フンス

神裂(というかそもそもなぜステイルが女子寮に…)ドンビキ

ステイル(勝手に決めておいてこうも態度が大きいのか…さすがは聖人だな)

騎士団長「?」

――――――――――――――

――――――――――

――――――

――

チームステイル 本拠地:神宮球場(新宿)

神裂「ようやく帰ってきました!」

神裂「ふぅ、やっぱりホームは落ち着きますねステイル」

ステイル「……ここがホームだと知らされたのがついさっきなんでね」

ステイル「僕にとってはアウェーだ」

神裂「そうですか、早く慣れられると良いですね」

ステイル(僕はこのチームのキャプテンだったはずじゃ……)

ステイル(とはいうものの、たった2人じゃチームと名乗るのもおこがましいな)

ステイル「神裂。さっそくだがまずは9人集めよう。最終的にはその倍以上ほしいところだが、9人いなければ話しにならないのも事実」

ステイル「とりあえず9人を集めるまで休みなしだ」

神裂「ですがここは日本ですよ…?」

ステイル「………」イライラ

ステイル「大体さっきのはなんだ!神宮球場?僕らは六大学の野球チームじゃないんだよ?」

ステイル「しかもここは敵地(学園都市)のすぐ傍じゃないか!」

ステイル「こんなところでどうやって野球のメンバーを集めるつもりなんだ貴様は!!」

神裂(き、貴様…!?)ヒッ

ステイル「本拠地といえば女子寮以外でもいくらでもあるだろうが!」

ステイル「たとえば>>189とか>>190とか…」

神裂「>>191とかですか?」

ステイル「違う!!!」

教会

イギリス清教の教会

新たなる光本拠地

>>190はなんか被っているので安価してにしてもらいますか?

ステイル「本拠地といえば女子寮以外でもいくらでもあるだろうが!」

ステイル「たとえば教会とかイギリス清教の教会とか…」

神裂「新たなる光本拠地とかですか?」

ステイル「違う!!!」

ステイル「はぁ…」

神裂(あ、あれ……見損なわれた!?)

ステイル「もういい、まったく」

ステイル「でもまぁ、せっかく日本に来たんだ」

ステイル「本拠地を移すにしても、一度学園都市に寄っておくのも悪くないだろう」

神裂「え、本拠地を移すんですか…?」

ステイル「当たり前だろうが。どうして英国のチームが日本に本拠地を置くんだバカ」

神裂(ば、バカ……)ズシーン

>>193 すまん手遅れでした

ステイル「とにかく本拠地の問題は後だ。敵情視察に行こう」

神裂「しかし、こういったスパイのような行為は許されるのでしょうか…?」

ステイル「なぁに、何も問題ないさ。なんたって相手はあのアレイスター・クロウリー」

ステイル「やつはこんなささやかなスパイ行為なんてものともしないよ」

神裂「確かに…」

ステイル(ふふ、ようやくキャプテンとしての面目を確立できたかな)

神裂「では、早速学園都市へ向かいましょう」

ステイル「ああ」


―――――――――

―――――

――

最初にステイルチームを待ち受けるキャラ

>>+5までで一番コンマ50に近かったキャラを採用


ステイル「しかし学園都市へ入る公共交通機関がないというのは他所者にとっては不便だね」

神裂「まぁこうして辿り着いたのだから問題はないでしょう」

神裂「ところで、まずはどこから向かうんですかステイル」

ステイル「ああ、それなんだけどね…」

ステイル「まずは――――――」

神裂「……」グ~

ステイル「………」

神裂「///」プイ

ステイル(……なんなんだこの聖人はこんなときにっ―――)グ~

ステイル「………」

神裂「………」

ステイル「先に食事にするか」

神裂「ええそうしましょうそうしましょう」

―――――――――

―――――

――

ファミレス《第7学区》

ステイル「そういえば昨日唐突に野球大会のことを告げられてから何も口にしていなかったな」

神裂「たしかに……やらなければという使命感に囚われてしまって」

ステイル「大体、考えれば考えるほどなぜ僕が野球なんか…」

神裂(なんというか…いたたまれませんね)

神裂「ところでステイル、先程の話に戻りますがまずどこへ向かうつもりなのですか?」

ステイル「まぁ敵の野球視察に来たわけだから色々見て回りたいところなのだけど」

ステイル「まずはあの子の顔を見に上条当麻の学生寮へ向かうつもりだよ」

神裂(聞くまでもありませんでしたか…)

ステイル「それにしても神裂。どうやら僕らは随分注目を浴びているようだ」

神裂「ええ、そのようですね」

神ステ「「君(ステイル)の格好が目立っているからだ(です)!!」

―――――――――――――

―――――――――

―――――

――

―――――――――――――

―――――――――

――――――

―――

上条当麻の学生寮

浜面「なぁ大将、この部屋クーラーねえのか?」

上条「黙れ。考えないようにしているんだ…!」

浜面「よくクーラーなしでここまで生活できたな」

上条「いんや、そういう訳じゃねえんだよ」

上条(まさかビリビリに二度目の落雷を食らうとは思いもしなかった…)

上条「ちょっと故障しちまってな、アハハ」

上条「業者の話では明日には取り付けに来るんだってさ」

浜面「そっか。ならお前今夜は熱帯夜だな」

上条「うぐっ」

浜面「同居人のシスターちゃんは担任の先生のとこに預けてんだろ?」

上条「まぁこの暑さだし、熱中症にでもなられたら困るからな」

浜面「そっか。だったらどうだ、今夜一泊くらいなら俺の部屋に泊まってもいいけど」

上条「えっ!?マジ!?いいのっ!?」

浜面「俺今シェアハウスしてんだけどさ、俺の部屋割りと広いんだぜ」

上条「シェアハウス…?」

上条「それってお前の彼女と?」

浜面「まぁ他に後3人いるんだけど」

上条「それってまさか……全部女なんじゃ…」

浜面「ま、まあな…」

浜面(あんな恐ろしい連中を女とは呼びたくないが)

上条「くそっこちとら貧乏学生でクーラーもない部屋に住んでるのにテメェは美女4人と仲良くハーレム生活かよ!!」

上条「なんという格差社会の恐ろしさよ……」

浜面「おい、おまえが言うなよ」

上条「でもいいのか、俺ってまるっきり部外者だし、悪いんじゃ……?」

浜面「ああそれなら別に心配いらねえよ」

浜面「そんなこと気にする奴らじゃないし、もしアレだったら一方通行も誘ってみるか?」

上条「>>210

↑+でもアイツレベル5だしなあ…

上条「それもそうだな、アイツももやしだから色々大変だろうし、でもアイツレベル5だしなあ…」

浜面「なんだよそれ、別に超能力者は関係ねーんじゃ…」

浜面「んじゃとりあえず誘っとくぞ」ピッ

上条「でもアイツ、打ち止めと番外個体の世話で忙しいからこねーかもよ?」

浜面(いや、大将の名前出せば絶対来るな……)

上条「んじゃ、ちゃっちゃと昼飯作りますか」

浜面「おう、頼んだぜ」

上条「…そういや消費しなきゃなんねーし、素麺でいっか」

ピンポーン

上条「悪い、浜面。ちょっと出てくんねーか?」

上条「多分>>213だと思うから」

吹寄

上条「多分吹寄(クラスの女子)だと思うから」

浜面「おい、それって俺が出ちゃまずいんじゃ…」

上条「問題ねえよ」

浜面「んじゃ出るけどよ」

浜面(しっかし夏休みのお昼から押しかけてくるなんて……もしかしてその子も上条狙いなんだろうか)

浜面(上条が誰かと付き合ってるって話は聞いたことないし、じゃあ家に呼んだのも特別な意味はねえのか)

浜面「はーい」ガチャ

浜面(大将も、これってかなり思わせぶりな―――)

ステイル「やあ、別に君の顔なんか見たくもなかったんだけど神裂がどうしてもというのでね」←クラスの女子

ステイル「だが勘違いするなよ。僕はあくまであの子に会いに来たのであって、ここに来たのはあの子の保護者役が不服にも君だからだ」←クラスの女子

浜面(ふ、不良神父……!!)ダラダラ

浜面(あ、明らかにクラスの女子じゃねえ)ダラダラ

浜面(宗教勧誘か……!?)

神裂「ステイル、いきなり押しかけてそれは失礼でしょう」

神裂「申し訳ありません。実は私達学園――――ん?」

浜面(この子がクラスの女子……いやありえねえ。どっちかというとPTA……?)

神裂(……)ピキッ

浜面「ひっ!!」バタンッ

浜面(あ、あれが大将の知り合いのはずがねえええ)

浜面(すみやかにお引取り願おう)

上条「あれ?吹寄じゃなかったか?」

浜面「あ、ああ。新聞配達だった、遅れたって……」

上条「それは遅れすぎだろ…。大体うち新聞なんかとってないし」

浜面「浄水器の業者だった!そ、掃除したいって」

上条「お前何断ってんの!?引止めろよ!」ドタバタ

浜面「掃除道具を忘れたらしい」

上条「嘘つけ!」

上条「一体誰が――――」ガチャ

ステイル「………」

神裂「………」

上条「………」バタン

―――――――――――――

―――――――――

――――――

―――

上条「野球の世界大会ね、お前らもまた変なことに首を突っ込んでんのな」

神ステ(君(あなた)にだけは言われたくないね(ありませんね)……!!)

神裂「まぁそれでいろいろありまして、こちらに」

上条「端折り過ぎててよく伝わらなかったんだが…」

浜面(いや待て、この濃い連中と対等に喋ってるお前は誰だ……)

上条「ああ悪い。コイツらはええと友達、の……」

ステイル「ステイル=マグヌス。上条当麻とは別に友達じゃない」イライラ

浜面「は、はあ…」

神裂「すみません、自己紹介が遅れてしまって。神裂火織と申します。上条当麻は恩人で――――」

上条「で!!こっちは友達の浜面仕上だ」

神裂(最後まで言わせてください)

―――――――――

――――――

―――

神裂「え、野球大会のメンバーに誘われていない!?」

上条「ああ」

浜面「つーか、そんな世界規模の大会の話、誰もしてなかったよな」

上条「俺も初めて聞いた」

上条(そういやオルソラがそんなことを言ってたような気もするけど……)

上条「大体学園都市には野球なんて関わりがないもんな」

浜面「ああ、なんたってこんな街だし…」

ステイル(そういえば大覇星祭の種目にも普通と呼べる競技は入っていなかったな)

神裂(ですが…)

ステイル(これは…)

神ステ(騎士団長に吹いてしまった大ボラを現実にできるチャンス!!)

神裂(しかしどうやって上条当麻を我がイギリスのチームに誘えばいいのか…)

ステイル(おそらく学園都市が広すぎるせいでまだ上条当麻に声がかかっていないに過ぎない)

ステイル(今を逃せばあっという間に勧誘されるに決まっている…)

神裂(ス、ステイル。上条当麻を勧誘する方法ですが…)ヒソヒソ

ステイル(ああ、僕も今妙案を思いついたところだよ…)ヒソヒソ

神裂(>>222というのはどうでしょう!)ヒソヒソ

ステイル(>>223というのはどうだい!)ヒソヒソ

色じかけ

プロ野球みたいに契約金と給料で囲い込む

神裂(色仕掛けというのはどうでしょう!)ヒソヒソ

ステイル(プロ野球みたいに契約金と給料で囲い込むというのはどうだい!)ヒソヒソ

神裂「………」

ステイル「………」

神裂(金っ!?金ですかステイル!?)

ステイル(まさか神裂の口から色仕掛けなんて単語が出てくるとは驚きだ!!)

神裂(だって仕方ないでしょう!我々にはそれくらいしか武器が―――)←土御門の洗脳

ステイル(そんなもので釣れるものか!金だ、ヤツは金に飢えている!)

神裂(まさか!上条当麻は金で操れるような小汚い人物ではありません!)

ステイル(小汚い人物なんだよそれが!!)

ステイル(ヤツの脳内を一度レントゲンで見てみるといい!金と煩悩にまみれた人間、それが上条当麻だ!)

神裂(な、何を!上条当麻は善意で動く立派な人徳を―――――)

浜面(なぁ、何を揉めてるんだあっちは…?)ヒソヒソ

上条「さ、さぁ…」

ステイル「……ゼェ……ハァ」

神裂「ゼェ……ハァ……」

ステイル「譲らないな神裂」

神裂「あなたの方こそ」

ステイル「ここは互いの意見を尊重して、」

神裂「そうですね。お互いに譲歩して、」

神ステ「「>>228でどうだろう(でしょう)!!」」

神ステ「「……!!」」

ステイル(珍しく意見が合ってしまった)

すみません。一旦離席しなきゃなんないので
22:15~続きを始めます。安価↓からです。

神ステ「「誠心誠意心をこめて土下座で頼み込む、でどうだろう(でしょう)!!」」

神ステ「「……!!」」

ステイル(珍しく意見が合ってしまった)

上条「なんだ…?」

神裂「いざ、」

ステイル「…」コクコク

ステイル「上条当麻、君に頼みがある」

上条「なんだよ改まって…」

神裂「実は、我々イギリス清教に力を貸して欲しいのです」

ステイル(なんてやつだ神裂火織…!肝心なところを濁しつつもこの言い方は断れない……!)

上条「また魔術師関連か?」

ステイル「ああ、そうだ」

神裂(間違っていませんね、ええ)

浜面(ま、魔術……?黒魔術か?)

上条「そうか、それでインデックスがいない時に」

神裂(別に狙ったわけではないのですが…)

神裂「あの!」

ステイル「ぜひ我がイギリス清教野球チームへ!」

神ステ「「お願いします…」」ペコッ

上条「」

浜面「」

上条「や、野球……!?」

上条「待て待て、さっきと話がぜんぜん違うじゃねーか!」

上条「お前ら魔術関連って…」

神裂「ええ、おそらく魔術師は多数参加しますからね」

上条「でも野球って…俺ができるわけないだろ?ルールくらいしかしんねーし、テレビで見たことがある程度だし……、」

ステイル「それなら問題ない。我がイギリス清教チームにも野球の経験者は皆無だ」

神裂(何を言っているんですかチームなんて私達二人だけでしょう)

上条「つっても俺、ほんとに何も出来ねーぞ」

ステイル(何も出来ないだと!?右手さえあればいいんだよ右手さえあれば)

神裂「あなたはイギリスでは有名人ですから、ネームバリューがあります」

上条「おい、俺は客寄せパンダかよ」

ステイル「ごちゃごちゃとうるさい。だいたい君に拒否権はないんだ!」

上条「なんだと!?」

神裂「ステイル、さすがにそれは―――、」

ステイル「何を甘いことを言っているんだ神裂。僕らは騎士派のトップに必ずコイツを連れて行くと約束しただろうが」

神裂(それってステイルが勝手に―――)

ステイル「君は嘘の報告で済ますきなのかい?」

神裂「…………」

上条「お、おい!神裂、目が据わってねーか!?」

神裂「御免!!」

上条「うわ、お、ちょ待て!!」

ステイル「こっちは縛ったぞ!」

神裂「で、では超音速旅客機の手配を!!」

上条「は、浜面あああ!」

浜面(無理に決まってんだろぉぉぉ!!)


>>241
A 抵抗し日本に留まる

B 聖人には敵わない。連行される

ここで提案。浜面も連れてアイテムもイギリス側にしよう
b

b

>>238の提案を採用します

でも上条、浜面、アイテム共々
まだ学園都市チームに戻れるイベントを用意しておきますね

ステイル「神裂、超音速旅客機の手配は済んだか?」

神裂「ええ、既に」

神裂「はやいところ空港へ向かいましょう。上条当麻は学園都市の重要人物。すぐに追手が来かねません」

ステイル「だったらコイツも連れて行くべきじゃないか?目撃者だ」

浜面「ひっ…!お、俺は何も見てねえ本当だ!」

神裂「………」

神裂「本当にすみませんっ!」

浜面「ぎゃああああああああああああああああああああああああ」

―――――――――――――

―――――――――

――――――

―――


学園都市 ~アイテム・ルームシェアハウス~


麦野「なに、急に部屋を片付けだしたりして?」

絹旗「ああ、おはようございます麦野」

絹旗「なんか今日浜面が友達を招待するらしいですよ」

麦野「ここに?」

絹旗「はい」

麦野「へぇ、浜面って友達いたのね」

フレンダ「結局浜面の友達でしょー?なんかたかが知れてる訳よ」

滝壺「ふれんだ」

フレンダ「ひっ!?た、滝壺ぉ…!!」ビクゥゥ!

そういえば禁書の世界にはバビッシとかいう最強投手がいたな

フレンダ(トイレ早っ!!)

麦野「だったらもっと早く起こしてよ」

フレンダ(よく言う~~っ!早く起こしたら蹴っ飛ばすクセに!!)

絹旗「浜面の友達って、上条でしょう?」

滝壺「うん」

麦野「え、絹旗の知り合いなの?」

絹旗「ええ、まあ」

絹旗「>>248」(出会い)

安価↓age

B級映画の無料試写会で意気投合しました

>>245 初先発で180km/hとかいう奴か


絹旗「ええ、まあ」

絹旗「B級映画の無料試写会で意気投合しました」

フレンダ(き、絹旗と映画で意気投合……?トンデモなくヤバイってそいつ!)

麦野「まぁ悪い子じゃないなら歓迎するわ」

麦野「私にもなにか手伝うことあれば言いなさい」

絹旗「えっと、そうですね。じゃあ、」

滝壺「ん?はまづらからメール」

フレンダ「うわぁ、浜面って友だちと遊んでる最中も彼女にメールするタイプ?豆ぇ、ってか似合わなーい」

滝壺「ううん、普段はそんなことないけど」

絹旗「超大事な用事でも思い出したんじゃないですか?」

麦野「超大事な用事って?」

絹旗「さぁ」

フレンダ「誘拐された~っ、とか?」

絹旗「まさか、あの浜面ですよ?人質もマトモに務まりませんね」アハハ

麦野「あはははっ言えてるわそれー」

滝壺「………」

絹旗(ど、どうしたんでしょうか滝壺さん。なんか青ざめてませんか?)ヒソヒソ

フレンダ(さ、さぁ)ヒソヒソ

フレンダ「た、滝壺?どうかした?」

滝壺「はまづら……変」


from:浜面仕上
sub:
――――――――――
空港






  ---END---
――――――――――

滝壺「まるで断末魔みたい……」

フレンダ「だ、断末魔……?」

フレンダ「あ、いや、滝壺!?さっきの誘拐のくだりは冗談っていうか~、ね?」

絹旗「まったく、フレンダがいけないんですね」

フレンダ「ワル乗りしたじゃん!」

滝壺「はまづらが危ない」

滝壺「……空港に連れて行かれようとしてる」

絹旗「まさかー」

麦野「滝壺、アンタ確か浜面とペア契約したその携帯GPSで場所わかるんじゃなかったの?」

滝壺「!!!」

麦野「それで安心できるならパパっとやっちゃいなさいな」

滝壺「……っ」カタカタタタ

フレンダ「タップ速っ!?」

滝壺「……!!」

滝壺「ほんとに危ないかも」

麦野「ちょっと見せなさい」

麦野「あ」

麦野「これはいよいよアタリかもね。……すごい速さ、車かしら」

絹旗「まさか、超本気ですか?」

麦野「ええ。でも浜面がいないんじゃ車が…」

麦野「フレンダ、タクシー呼んで。すぐに追うわよ」

フレンダ(麦野が般若みたいな顔をッ!!)

フレンダ「す、すぐ呼ぶわけよ!!」

―――――――――――――

―――――――――

――――――

―――

タクシー 車内

運ちゃん「お客さん、これ以上は無理だよ」

麦野「黙って走れ。テメェが喋っていのは到着してからだ」

運ちゃん「ひっ!?」

フレンダ(麦野のほうが飛ばし過ぎな訳!)

滝壺「はまづら…」

絹旗「だ、大丈夫ですよ滝壺さん。あ、アメ食べますか?」


>>257フレメアは

連れて来てない
連れてきた

着いてきた

マスコット枠で連れてきた

フレメア「大体、アメなら私が食べるのだ。にゃあ」

フレンダ(この妹はッ!!状況わかってないから!!)

フレンダ(でもこの子、どう育て方を間違ったのか浜面LOVEだし、言わないほうがいいかも…)

絹旗「あと空港までどれくらいですか?」

麦野「オイ、後何分で着く」

運ちゃん「んー、道路状況を見積もると10分ってとこかね」

麦野「ダメだ、5分にしろ。後喋ってないでアクセル踏め」

運ちゃん(理不尽!!)

麦野「こうすんだろ」ガシッ

ブーーーーーン

運ちゃん「お客さん信号赤ァァぁああああああああああ」

――――――――――――

――――――――

―――――

――

第23学区 国際空港


上条「わかった、もうわかったから離せ!抵抗はしねーよ」

神裂「そうですか。それは助かります」

ステイル「税関が厳しいことだしね」

浜面「マジで気失ったままだったら俺ら貨物扱いされてたのかよ……」

ステイル「わかっているとは思うがこれ以上抵抗はしないことだ」

ステイル「僕らだって君たちを人間のまま祖国に持ち帰りたいからね」

上浜((すでに人権がねええ))

上条「大体、本当に俺たちなんか連れ帰ってどうする気なんだよ…」

浜面「大将はともかく、俺は本当に野球したことねーんだって」

上条「俺もねえよ」

ステイル「すくなくとも頭数にはなる」

浜面「なら帰してくれええええ」

神裂「本当に申し訳ありません。ですが、イギリスではあなた方をできるかぎり歓迎いたしますので」

上条「例えば?」

神裂「そう、ですね……>>262なんてどうでしょう」

ステイル「魅力的な提案だね」

VIP待遇

神裂「そう、ですね……VIP待遇なんてどうでしょう」

ステイル「魅力的な提案だね」

上条「VIP待遇かぁ…」

上条(び、貧乏学生には結構嬉しい提案なのでは…?)

浜面「テメェ上条揺らいでんじゃねえええ!!」

神裂「きっと英国の王室は歓迎してくださいますよ」

神裂「とくに第2王女キャーリサ様はあなたのことを買っておられるようでしたし」

上条「そんなこと言われてもな……」

浜面(イ、イギリス王室にまで旗立ててんのコイツ…!?)

神裂「きっと王宮でもてなされますね!」

ステイル(大丈夫なのかそんなこと言って……)

神裂「我ら天草式はもちろんのことですが…」

上条「あーでもせめてインデックスに何か書き置きを……じゃなきゃ再び相まみえたときわたくしめの毛根が……」

浜面「俺だって滝壺がこえーよ…。次は何されるか……」

上条「何言ってんだお前、あんなに可愛くて大人しい彼女がそんなことするわけないだろ」

浜面「バカいってんじゃねえええええ」

上条「泣くなよ……」

ステイル「ああ禁書目録のことだが、それは心配ない」

上条「へ?」

ステイル「>>256

失敗
安価>>269

というかもうイギリスに永住するそうだ

ステイル「というかもうイギリスに永住するそうだ」

上条「」

神裂「ええ、イギリス清教としても当然受け入れ体制です」

ステイル「今頃はイギリス料理に舌鼓を打っているんじゃないかな」

上条(じゃあまさか小萌先生のとこにいったっていうのは……)

浜面「ちくしょおおおお、滝壺おおおおお」

神裂「こ、こればかりはどうにも……」

ステイル「ま、諦めるんだね」

浜面「ちょっと待て!頭数合わせが理由で諦められるか!!」

上条(すまん浜面……こいつらにはまともな常識は通用しねえんだよ)

ステイル「そろそろ旅客機の搭乗時間だね。すぐに出発しよう」

神裂「目立った追っ手がいなくて助かりました」

上浜((来る途中に何度か悲鳴が聞こえましたが……))

上条「ちょ、ちょっと待て!頼むから普通の飛行機にしてくれ!」

上条「あれだけには一生乗らないと決めているんだ上条さんは!!」

ステイル「往生際が悪いね。こっちはすぐに行くと向こうに伝えてあるんだ」

神裂「申し訳ありません。いざとなれば私が正拳突きで気絶させますので」

浜面「……」

神裂「ご友人も、お任せください」

上条「離せえええええ」

浜面(早く帰せええええええええええええええええええ)

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――

英国

>>275視点

新たなる光


新たなる光

フロリス「そういえば聞いたよ、なんでも学園都市から上条当麻が来てるらしいね」

レッサー「!?」

ベイロープ「それってどこ情報?」

フロリス「>>278

メールが来たのよ

フロリス「ワタシにメールが来たのよ」

レッサー「まさかフロリス、上条当麻の連絡先を知ってるんですか!?」

フロリス「まさか。ワタシは上条当麻からだなんて一言も言ってないでしょ」

ランシス「いひひひっくすぐった……魔力が…いひひうふふふっ」

ベイロープ「でもこの時期に急にってことは、十中八九野球大会が原因か」

レッサー「ああ、それ私も聞きました。なるほど、それでですか」

レッサー「私はてっきり、上条当麻は私の事が気になりすぎて追いかけて来ちゃったのかなーと」

フロリス「相変わらずお粗末な頭だなあ」

レッサー「フロリス、私会いに行ってもいいですか?」

フロリス「>>283

うえ

というところで終了。今日も安価ありがとうございました。
明日も夕方くらいから始められると思います。それでは

おまけ




一方通行「今夜は三下と焼肉パーティだ」クカカカ




今日は19時半から始めます!ぜひご参加を

ちょっと早いけど始めたいと思います

レッサー「フロリス、私会いに行ってもいいですか?」

フロリス「いいわよ。情報を手に入れたワタシは当然行くけど」

レッサー「え、フロリスもですか!?上条当麻のことは興味なさそうだったのに……」

フロリス「>>294

ベイロープ「私も行くわ。ランシスは………」

ランシス「え、みんないきゅふふふふれすか?」

ベイロープ「無理そうだわ」





一旦ageます。安価↓

フロリス「べ、別にあいつに興味があるわけじゃないわよ!アイツには借りがあって……」ブツブツ

レッサー(うわぁ、なんなんですかねこの反応は)

ベイロープ「私も行くわ。ランシスは………」

ランシス「え、みんないきゅふふふふれすか?」

ベイロープ「無理そうだわ」







同刻 イギリス ~バッキンガム宮殿~


騎士団長(野球道具、グラウンド共に手配は終わったが、彼らはまだ本拠地すら決めてないという)

騎士団長(まったく、こんな状況で本当に勝てるのか……)

騎士団長(任せておくには少々頼りない気がするが……、ええい、清教派の最大主教は何を考えているのか)

騎士団長(とにかくこのままではいかん)

騎士団長(こっちで勝手に本拠地を決めてやるとしよう)

騎士団長(ん、そうだな。>>300でいいだろう)

騎士団長(ん、そうだな。京セラドーム大阪でいいだろう)

騎士団長(私はオリックスのファンなのだ)

騎士団長(ついでに暇を見つけてこの私が自らコーチに行かねばならんな)

キャーリサ「ん?……騎士団長か。戻ったの」

騎士団長「ええ。只今」

騎士団長「おや、お一人ですか」

キャーリサ「そーなの。姉上はいつもの人間不信でどこかに籠もってるんだろーな。ヴィリアンと母上は知らん」

騎士団長(なんて勝手な……、)

騎士団長「そ、そうですか……」

騎士団長「ああそうでした。実はお耳に入れておきたいことが」

キャーリサ「ん?」

キャーリサ「……………!!」

キャーリサ「ほー。あの小僧がイギリスに来てるの」

キャーリサ「ふふふ。会うのは随分久しぶりになるし」

騎士団長(わかりやすく機嫌が良くなって……)

キャーリサ「そーか、ならば後で宮殿で呼ぶがいーの」

騎士団長「はっ!では私はこの事を女王様に」

キャーリサ「任せる。客人を招くときくらい母上にも姉妹にもいてもらわねばな」


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――

同刻 イタリア


アニェーゼ「ちょっとオルソラ、なにやってんですか」

オルソラ「はい?アニェーゼさん、いったいどうなさったのですか?」

アニェーゼ「だから露店での買い食いをやめろと言ってんです!」

アニェーゼ「そんな呑気にしててどうすんですか。我々の両肩にローマ正教の未来がかかってんですよ!」

アニェーゼ「大体まだチームすら満足にできてねーってのに」

オルソラ「まぁまぁ。一口どうぞ、でございますよ」

アニェーゼ「ほ、ほんとですか!わーいクレープだぁ」

オルソラ「あらあら、ホイップがほっぺに……」





アニェーゼ「でなく」

アニェーゼ「そろそろ真面目にやんないと怒っちまいますよ」

オルソラ「はーい」

オルソラ「では、まずはチームメイトの勧誘でございますね?」

アニェーゼ「妥当ですね」

アニェーゼ「はやいとこ勧誘しねーと他のチームに取られちまいます」

アニェーゼ「なのでまずは>>308から誘ってみましょう」

オルソラ「その方ならきっと>>310にいるのでございますよ」

オリアナ

>>305

バチカン

人物は>>307を採用にします

グレムリンという意味じゃないの?

>>312組織なんでちょっと。ローマ側はただでさえ強いのでどうかなーと


アニェーゼ「なのでまずはオリアナから誘ってみましょう」

オルソラ「その方ならきっとバチカンにいるのでございますよ」





アニェーゼ「というわけで来てみましたが、ほんとにここに居るんですか?」

オルソラ「何度もこちらでお見かけしたので間違いないと思いますが」

アニェーゼ「まぁ見つかったとしてあの運び屋が素直に協力してくれますかね……」

オルソラ「報酬次第でございましょう」

アニェーゼ「え、そうなんですか…」

オルソラ「あら、ローマ正教のアニェーゼ部隊じゃない」

アニェーゼ「オリアナ・トムソン!!元です、元アニェーゼ部隊です」

オルソラ「やっぱりここにいらしたのですね」

オルソラ「ひょっとしてお姉さんを探してたの?」

アニェーゼ「ええ、まあ」

オリアナ「?」

オルソラ「実は、野球チームに入って欲しいのでございますよ」

オリアナ「へ?や、野球チーム?」

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――

オリアナ「なるほどね。世界ではそんなことが起こってたんだぁ」

アニェーゼ(超、極一部ですがね……)

オリアナ「んー、でもお姉さんってローマ正教徒ってわけじゃないし」

オリアナ「イタリアの看板はちょっと重いわ」

オルソラ「そんなに気負うはないのでございますよ」

オルソラ「私達は有能な人材のスカウトの任されたに過ぎません」

アニェーゼ「そ、そうです!しかも優勝した暁には>>318が報酬として出ます!」

オリアナ「えっ!?」

オルソラ「いえ、そんな話はないのでもがもがもが」

アニェーゼ「(黙れってんですよ!)」

上条当麻
安価下

アニェーゼ「そ、そうです!しかも優勝した暁には上条当麻が報酬として出ます!」

オリアナ「えっ!?」

オルソラ「いえ、そんな話はないのでもがもがもが」

アニェーゼ「(黙れってんですよ!)」

オリアナ「そ、そうねえ……」

オリアナ(あの坊や、なかなか優秀だし運び屋の相棒としてはピッタリかもしれないわ)

オリアナ「だったらお姉さん、参加しようかしら」

アニェーゼ「本当ですか!」

オルソラ「まぁ。ミッションコンプリートでございますよ!」

オリアナ「ところでチームっていうくらいだから、結構人数は集まってるのよね?」

オリアナ「お姉さんで何人目なのかしら?」

アニェーゼ「そ、そうですね―――――

オルソラ「ちょうど3人目でございますよ」

オリアナ「さ、三人!?」

アニェーゼ「なに思いっきりバラしてんですか!いくらでもごまかせたでしょう」

オリアナ「他に宛はあるの?勝算のない博打は―――

アニェーゼ「だ、大丈夫です!昔の同僚に心当たりがありますし、その間ローマ教皇の方も働きかけてくださってるんで」

オルソラ「昔の同僚といえば、ルチアさんやアンジェレネさんでございますか?」

アニェーゼ「まぁそんなところです」

オリアナ「そ、何とかなりそうなら良かったわ」

オリアナ「じゃあ一旦別行動を取りましょう」

オリアナ「お姉さんは今頼まれてる仕事を片付けてから球場の手配をするわ」

アニェーゼ「別行動ですか。なるほど、じゃあ我々は残りのメンバーの確保を」

オリアナ「ええ、頼めるかしら」

オルソラ「任せて欲しいのでございますよ」

オリアナ(まずいわ、さっさとルールの勉強しないと……!)

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――

イタリア バチカン


アックア「お呼びであるか」

マタイ「おお、来たか」

マタイ「ああ、まあ座ってくれ」

アックア「失礼するのである」

アックア「呼び立てられた理由は大体わかっているのである」

アックア「近々開かれる野球の世界大会の話であろう」

マタイ「やはり気づいていたか。その通りだ」

アックア「なあに、私はヴェントから話を聞いただけのこと」

アックア「どうやらあいつはこの話を断ったようですが」

マタイ(神の右席……傲慢不遜な輩が多いがこの男だけは別だな)

マタイ(まぁ神の右席に頼らねば我々ローマ正教に勝てる道はないのも事実……)

アックア「そんなに心配そうな顔をされずとも、私の答えは決まっているのである」

マタイ「で、では」

アックア「>>329

アックア「だが断らない」

マタイ「え、あ、……うん?」

アックア「私はかつて流浪の身をあなたに拾ってもらった。恩は此度の野球大会で返すとしよう」

マタイ「では、参加してくれるのか」

アックア「語る必要はないのである」

アックア「これより私はチームイタリアのエースで4番、後方のアックアなのである」

今回はここまで

明日は学園都市での動きと
イギリスでの上条・アイテムの歓迎会をやりたいと思います。

本日は20時より開始
グレムリンは出しません

じゃあ始めます。おそらく一度途中で離席し再度始める形になりそうです

イギリス側は騎士側と王室側も参加してくれる?
じゃないとイギリス側が少しきつい

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学園都市 常盤台中学女子寮 チーム結標


白井「さ、遠慮せずにどうぞ中へ」

結標「お、お邪魔しまーす」

結標「へぇ、思ってたよりずっとシンプルね。家具も少ないみたいだし」

白井「ええ、もともと寝て起きるための部屋ですから。お嬢様らしさを期待した人間はだいたい同じ反応をしますわ」

結標「なるほど。常盤台は結構厳しいみたいね」

白井「そうなんですの。まぁ自分で選んで入った学校ですから文句はないのですけど」

白井「そういう結標さんは霧ヶ丘女学院でしたわよね?」

結標「ええ。でも私は席を置いているだけだから別に寮住まいってわけじゃないのよ」

白井「ではご自分でマンションを借りてるんですの?」

結標「最初はそうだったんだけど、今は友人の家に厄介になってるわ」

結標「友人って言っても学校の先生なんだけどね」

白井(学校の先生が友人…?よくわからない人脈ですわね…)

>>340安価次第で学園都市から追加。もちろん安価、展開次第で王室、騎士派もありえます



結標「ところでやっぱり超電磁砲はいないみたいね」

白井「おかしいですわね。今日は特に用がないとおっしゃっていましたからここに居るかと思ったんですけど……あてが外れましたわ」

結標「私達が勝ち進むにはぜひチームメイトになってもらいたいからね」

結標「必ず今日中に説得してみせるわ」

白井「ええ、それにお姉様は活発な性分の方ですからきっと参加してくれると思いますの」

結標「そうだと祈るばかりよ」

結標「ここにいないんだったら早速探しに行きましょう」

結標「他に誰か見つかるかもしれないし」

白井「了解ですの」

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――

白井「他にお姉様の行くところがあるとすれば……」

白井(まさかまたあの類人猿と…?ありそうで怖いですの)

結標「どうかしたの?」

白井「い、いえ」

結標「なら心当たりを探してみましょう」

白井「はいですの」



A セブンスミスト
一方通行 00~30
打ち止め 31~45
黄泉川愛穂 46~59
御坂美琴 60~99


B 公園
垣根帝督 00~25
エイワス 26~29
海原光貴 30~50
御坂美琴 51~99


C 学舎の園
食蜂操祈  00~25
婚后光子 26~50
湾内泡浮 51~69
御坂美琴 70~99


>>348
三択(コンマで出会う人物も一緒に決まります)


A

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――

第7学区 セブンスミスト

白井「お姉様はよくこちらの洋服店を見ていらっしゃることがあって」

結標「へぇ。本当に仲がいいのね」

白井「それはもう」

結標「でも超電磁砲はいないみたいよ…」

白井「うぐっ…」

結標「黒たんの勘違いかしら―――

黄泉川「あれー?白井じゃん」

白井「黄泉川先生!?」

結標(アンチスキルの…)

黄泉川「なにやってるじゃんよー、こんなところで」

白井「実はお姉様を、あ、御坂美琴さんをお探ししてますの」

結標(確か黄泉川愛穂って一方通行の……)ゴクリ

黄泉川「御坂かー、見てないな。実は私も人捜しの最中じゃんよ」

白井「先生もですの?」

黄泉川「まぁ直接探してるってわけじゃないんだけど、ウチの学校の生徒が一人補習をサボって失踪してるらしいじゃんよ」

白井「し、失踪!?それって大事なんじゃ」

結標「え、それ私も小萌からメールで聞いたような…」

黄泉川「あー誰かと思ったら月詠センセんとこの!話はよく聞いてるじゃんよ」

結標「ええ、そうです」

白井「お知り合いだったんですの?」

黄泉川「んーまぁ知らない仲ってわけじゃないじゃんよ」

白井「そうでしたの」

白井「それで、失踪した学生というのは…」

黄泉川「んー、上条当麻っていううちの」

白井「!!」

結標(やっぱり……)

黄泉川「ひょっとして二人共知り合い?」

白井「知り合いというほどのものでは……」

白井(まーたあの類人猿はトラブってますのね)

黄泉川「おっといけない。それじゃ、私はこれで失礼するじゃんよ」

白井「お気をつけてー」

結標「んーここにも超電磁砲がいないとなると…、」

白井「ええ」

結標「それじゃあ次は>>+2に行きましょう」


学舎の園

御坂(あー、婚后さんとお喋りしてたらすっかり遅くなっちゃったわね)

御坂(んー、この時間じゃもうアイツも流石に補習終わってるかー…)

御坂(ちぇっ。今日は勝負できないわね)

御坂(って黒子!?着信件数5件ってなにかあったのかしら……)


コンマ>>+2

00~35 食蜂に遭遇

それ以外 何事もなく白井と遭遇




御坂(とにかく急いで帰るしかなさそうね…)

白井「お姉さま!!」

御坂「え、黒子!?」

白井「お探ししましたわよ、もう。どこをほっつき歩いてらしたんですの」

御坂「え?どこって―――結標淡希!?」

御坂「え、なんでアンタたちが仲良く歩いてんの!?」

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―――――

――

喫茶店

御坂(うわ、またケーキ食べちゃったなぁ…)

御坂「それで?その話ってなに?」

結標「実は、野球大会が世界で開催されるんだけど」

御坂「へ、野球大会?」

御坂「ごめん…話がぜんぜん見えない」

白井「ええと、じゃあまずなにから説明すれば」

結標「お、落ち着きなさいよ」

御坂(なんで二人が仲いいのかも気になるけど、野球?)

御坂(野球の世界大会があるのはわかったけど、なんでこの子たちが……?)

御坂(結標はともかく黒子って甲子園にも興味示さなかったのに)

結標「実は私達、野球チームを組んでるの」

御坂「………は?」

結標「ちなみにこの子はピッチャーよ」

白井「はい!?」

白井「ピ、ピッチャーですの!?聞いてませんわよ!?」

結標「だって言ってないもの。オーダーはキャプテンが決めるものだもん」

白井「いえですが、黒子はまだボールすら握ってなくて…」

御坂「ち、ちょっと待って!」

御坂「なんだか話が見えそうで見えてこないんだけど、野球の世界大会があるのとアンタたちがチームを組んだことって関係あんの?」

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―――――

――

御坂「なるほど。能力アリの外の能力開発機関との対戦って訳」

結標「ええ、まあ平べったく言うとそんな感じ」

結標「でも世界大会って鋲を打つだけあって相手は大国よ」

結標「イギリスとイタリア。さらにイタリアは20億人から選ばれた選手達が来るらしいわ」

白井「に、20億…?」

結標「まぁ実際に試合に出るのはベンチの25人しかいないわけだけど」

結標「試合は大覇星祭のようにテレビ中継されるらしいわよ」

御坂「へぇ、つまり何でもありの野球大会ってわけね!」

白井(お姉さま、目がギラギラと)

結標「なんでもありってわけじゃないけど。ちゃんとルールがあるし」

御坂「でも、能力ありきの世界大会なんて面白そうじゃない」

御坂「私達は学園都市の代表ってわけね」

結標「じゃあ参加してくれるの?」

御坂「>>+3」

御坂「当然!学園都市側として出るわ」

白井「さすがはお姉さまですの!」

結標「よしっ!これでレベル5がチームに加わったわけね!」

御坂「あ、でも私って野球の経験ないわよ?テレビでたまーに見るくらいだし」

結標「問題ないわ。練習期間はバッチリあるし」

結標「とりあえず残りの6人を集めてチーム結成、その後練習にはいるわよ!」

御坂「おっけー!燃えてきたわ」

白井「黒子も頑張りますわ」

御坂「あ、そうだ。仲間にするなら良い人材を紹介するわよ」

結標「だれ?」

>>+3

A上条当麻

B一方通行

C御坂妹

D婚后光子


>>+5理由


御坂「私の妹よ。一方通行と戦ってたくらいだから身体能力は高いから」

結標(なるほど、妹達のことね)

白井(お姉様に妹!?)


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―――――

――

イギリス 国際空港


上条「ぐっ……うわぁ、気持ち悪っうっ…げぷっ」

浜面「うげっ…確かに、大将の言ってたことがよぉく分かるぜ」

浜面「アレは人間の乗りもんじゃねえ……っぷ」

フレンダ「結局私も……もう耐えらんないってわげっ…っ」

滝壺「ふれんだ、大丈夫?」ヨシヨシ

フレンダ「た、、助かる訳よ」

絹旗「うっ…うわぁ超気分悪いです」

麦野「たかが飛行機にゲロゲロしてんじゃないわよ」

ステイル「まったくだよ。本当に情けないね。飛行機もまともに乗れないようじゃ使い物になるのかどうか」

上条「アレは飛行機じゃねーっつの!!」

浜面「つか、喋れなくて聞きそびれてたけどなんでお前らまで来てんの!?」

麦野「……はぁ。はーまづらぁ。それが心配して国外まで追いかけてきてやった人間に言うことなの?」

フレンダ「わぁ、結局浜面ってサイッテー」

絹旗「超最悪です」

浜面「悪かったな!そんな配慮できるか!……滝壺すまん、ありがとな」

滝壺「いいよ、はまづら」ポワポワ

浜面「滝壺ぉぉぉ!」ダキッ

上フ麦絹「「「死ね」」」

浜面「うっせえッ!」

浜面「つか、フレメアまで来てんのか…」

フレメア「」パクパク

麦野「大丈夫よ。この子離陸と同時に気絶したし」

浜面(何が大丈夫なんだ!?)

麦野「話は大体そこの二人から聞いたわ」

神裂「申し訳ありません。任務とはいえ、少々手荒な真似に出てしまって」

浜面(しょ、少々だと!?)

絹旗「え、麦野だけちゃっかり理解してるんですか?」

フレンダ「正直全然状況についていけてないわけなんだけど…」

神裂「すみませんが少々時間が推してまして、、、」


>>+3

A 上条のみ宮殿で王室派に挨拶。残りのメンバーは状況説明

B 上条+浜面のみ。残りは〃

C 全員


ここまで安価もらって残りは次回に回します。
予告してたとこまで達せずに申し訳ない。
書き溜めて次回はイギリス一本に絞って進めまして、第1回練習試合まで進めることができるように頑張ります。
おそらく明日の夜、もしくは明後日の夜になります。

早く終わってしまったのでご意見や質問あれば
今答えたいと思います。

試合の流れはコンマがメインなの?

>>383
そうですね。ほとんどコンマです。
考えてるのが投手能力と打者能力と守備能力を計算してコンマで決まる形になります。
特殊能力がいい塩梅に関わってくれればいいんですけど。

あとは毎回コンマだと面倒だと思うので
ふつーに台本形式ですすめることもあります。

ではこれで失礼して。なにか質問があれば
次回の開始前にまとめて答えます。乙でした

乙です!
カプとか基本なしでいいんだよな?
野球中心でその他の会話とかは+αという考えでいいよね?

1勢力1チームずつ?学園都市は2チーム位作れそうだけど?あと3チームなら本選は総当たり戦?

>>386
カプはありでもいいです。展開次第ですが。日常編のほうが書いてて楽しいので
イギリスは女性もいっぱいいるしハーレムできそうですね

>>387
本戦はおそらく総当り戦ですね。出番がなかった人たちなんかを観戦に連れてきたいと思ってます。
学園都市は2、場合によっては3チームで練習試合を繰り返し
最終的に1チームにする感じですね

垣根は通常垣根ですか?白垣根ですか?
あとテッラは生きていますか?

>>389
テッラはもちろん生きています。平和な世界線ですので、死んだキャラは一人もいません。
垣根は通常です。

その理論で行くとヘタ錬も生きてますが、彼の能力は試合が成り立たないので。

弟子魔女とバードウェイは出ますか?

>>391
SP読んでないので弟子魔女のキャラが掴めません><なんで出ないです。
バードウェイは一応イギリス人ですからね…まぁ出ないと思いますけど微妙です…まだわかりません。

今日は19時から始めます

魔女弟子は映画に出てるみたいですね

ではそろそろ始めますが
だれかいますか

では安価Cの選択肢より始めます



神裂「これより私達と共にバッキンガム宮殿へついてきていただきます」

ステイル「急ごうか。時間がおしてる上に今日は少し風がある」

神裂「ええ。そろそろ…」

浜面「か、風って………」

バタバタバタバタバタバタバタバタ

浜面「ぐああーーっ!?なんかヘリ飛んできたぞ!まさかあれに乗ろうってんじゃないよな」

上条(またこのパターンか!!)

フレンダ「ちょっ、え!?今度は何!?」

絹旗「なんか映画みたいな展開ですね」

麦野(バ、バッキンガム宮殿だと!?)

ステイル「さぁ、急いであれに乗り込むよ」

絹旗「の、乗り込むって上空何メートルですか!?それにこの辺りってヘリが止まれそうな場所は……」

神裂「いえ、ここから跳躍して乗り込みます」

浜面「」

アイテム「」

浜面(帰してくれええええええええ)

――――――――――――

――――――――

―――――

――


ヘリコプター内

ビュォォオオオオオォォォッガタン

浜面「あああああああっ!死ぬかと思ったーーっ!?」

上条「マジで心臓に悪い…」

浜面「しかしほんとにナニモンなんだよあの姉ちゃん!!俺と大将二人抱えてここまで飛ぶってさあ!」

上条「まぁそれは追々とな…」

浜面「なんか大将の頑丈さの片鱗を垣間見た気がするぜ」

浜面「うわっ!また飛んできたぞ」

キャアアアアァァァァ

ゴオオオオォォォァァッガタン

浜面「ひゃあああ!!揺らすんじゃねえ!!」

神裂「す、すみませんっ」

フレンダ「キャーーーーッ!!やばい、ヤバ過ぎる訳!!」

絹旗「わああああ!すっごい面白かったです!超何者ですかあなたはッ」

神裂「神裂火織と申します。もうしわけありません、次の方を――」シュタッ

フレンダ「うわぁっ!ヘリになんか乗ったの初めてな訳よ!」

浜面「なんかお前らも大将も平気そうだな」

絹旗「浜面は超ビビリですからね」

フレンダ「わっ!また来た!!」

――――――――――――

――――――――

―――――

――

ヘリコプター内


絹旗「いやー、なんか超得難い経験でしたね」

浜面「頼むから降りるときは普通におろしてくれ」

フレンダ「私は飛び降りたーい」

滝壺「私も」

浜面「ダメだ!危ないぞ滝壺!」

神裂「い、いえ。バッキンガム宮殿にはしっかりしたヘリポートがありますのでご心配なく」

麦野「そのバッキンガム宮殿って、確か英国王室の…」

神裂「ええ。私達がこれから向かうのはまさにそこでして、」

麦野「えっ!?じゃあ何?私達ってイギリスの王族の城に向かってるってわけ!?なんで!?」

神裂「それは皆様英国の要人として招かれておりますので、、、」

ステイル(いや、普通じゃないんだけどね。なにがどうなっているのか、英国第2王女と女王エリザード様が上条当麻に会いたがってるってだけなんだけど…)

フレンダ「や、全然話が見えてない訳」

絹旗「私も…」

上条「………」

上条(……まさかこれって俺が巻き込んだことになるのか)

ステイル「そうだね。到着までしばらくあるしここらで説明をしておこうか」

神裂「そうですね。実は、―――――――」

―――――――

―――――


――――

―――

バタバタバタバタバタバタ

フレンダ「つ、つまりどういうこと……?」

絹旗「だからその、あれですよ…」

麦野「だから、つまり魔術っていう能力開発機関があってさ」

上条「まぁ正確にはそうじゃないんだけど……」

神裂「魔術についての説明は長くなりますから、後ほどロンドン女子寮についてから説明しましょう」


神裂「今はあなた方のよく知る超能力に似たものだとお考えください」

神裂「(魔術について説明するなら、講師が必要かもしれませんね)」

ステイル「(そうだね)」

ステイル「(なら今度こそ>>404の出番か)」

神裂「(ド素人が。>>405に頼みます)」

シルビア

禁書目録

ステイル「(なら今度こそシルビアの出番か)」

神裂「(ド素人が。禁書目録に頼みます)」

ステイル「………」

浜面「(なぁ、やっぱ大将って前から知ってたのか?)」

上条「(…まぁ、成り行きでな)」

浜面「(マジかよ……)」

絹旗(じゃあさっきの超絶跳躍がマジュツ、ってやつなんでしょうか)

麦野「で?その能力ありきの野球世界大会があって、そのメンバーとして上条くんをイギリスに連れ帰るように命令が出たってことね」

麦野「それにドン臭い浜面が巻き込まれたと」

浜面「ひでえ!?」

神裂(元はといえばステイルのハッタリが原因な訳ですが…)

ステイル「げふんげふん」

フレンダ「それで成り行きで私達も参加になったって訳ね」

神裂「こちらの手違いで申し訳ありません」

神裂「ですが出来る限りのおもてなしはさせていただきますので…」

浜面(あの拉致まがいの誘拐劇を手違いだと!?)

浜面(恐ろしすぎるぜ魔術師……)

絹旗「そういえば前から思ってたんですけど、上条って何者なんですか?」

上条「……え?」

絹旗「だって常盤台の超電磁砲と親しかったり、あ、そういえば第1位とも知り合いでしたよね?」

上条「んーまぁ普通に友達だけど」

絹旗「先週なんかあの超電磁砲と鬼ごっこしてましたし」

上条「」

絹旗「私にはただの無能力者って言ってませんでしたか?」

上条(幻想殺しについて説明するのは非常にややこしいわけですが……)

上条(ここはしらを切るに越したことはない)

麦野(なるほどにゃーん。上条当麻、名前は聞いてたけど彼が『幻想殺し』って訳か)

麦野(それで他の勢力からも目をつけられてるってことね)

絹旗「それにタダの無能力者を野球大会の選手として国外に招待って、正直無理がある気が……」

上条「あー、それはだな……、」

バタバタバタバタバタ ガタン

ステイル「悪いが話の続きは後にしてもらおう」

ステイル「到着だ」

浜面「うわー、って…どこの公園だここ?」

神裂「宮殿の敷地です、急ぎましょう」

ステイル「追い風で助かったね。少し余裕がある」

フレンダ「うわー、テレビでしか見たことなかった訳よ。すごーい広すぎー!」

滝壺「うん、お城なんて初めて入った」

フレメア「にゃあ?大体、なんで浜面がいるの?ていうかここどこ?」

麦野「あら、起きたのフレメア?」

絹旗「ここはイギリスですよ」

フレメア「は?」

ステイル「さぁ、中へ向かうよ」

神裂「こちらに裏口がございますので」

浜面「お前何だその落ち着きっぷりは!」

上条「いや……俺はもう諦めムードなんだ」トホホ

上条(こうも外堀埋められたらな……慣れって怖い)

――――――――――――

――――――――

―――――

―――

ロンドン バッキンガム宮殿 城内


浜面「なんつーか、場違いだってことはよくわかった」

絹旗「超正解です浜面」

浜面「うっせえ!お前だって一緒だろ!」

麦野「ちょっと響くからおとなしくしなさいって」

フレンダ「いい?外にでるまで大人しくしてる訳」

フレメア「大体なんでイギリス?」

フレンダ「諸々の説明は後でするから」

上条「…なんつーか悪かったな」

フレンダ「え?なんで上条が謝るわけ?」

上条「いや、ほんとにすみません……」

神裂(なんとも心苦しい…)


騎士団長「おお、来たか」


神裂「騎士団長。ええ、只今」

ステイル「少々予定と違い、人数は増えてしまいましたが」

騎士団長「いや、きっと構わんだろう」

騎士団長「今は女王様とキャーリサ様、ヴィリアン様しかいらっしゃらないのでな」

フレンダ「(うわーっ!めっちゃ聞いたことある名前なんだけど)」

滝壺「(前にテレビでやってたよね)」

騎士団長「それに、彼らは学園都市の学生なのだろう?」

神裂「ええ、彼の友人です」

騎士団長「ならばきっと女王様もお喜びになられる」

騎士団長「では早速だが、皆さんをテラスへ連れて行ってもらえるかな?私は少し彼と話がある」

上条「…?」

神裂「は、はい。わかりました」

ステイル「じゃあ行こうか」

神裂「ええ」

神裂(申し訳ありません上条当麻)

――――――――――――

――――――――

―――――

―――

騎士団長「久しぶりだな、少年」

上条「そ、そうっすね……」

上条(この人はちょっと苦手だ……)

騎士団長「まず先に、イギリス三大宗派の一角の代表として礼を言いたい」

騎士団長「我がイギリスに快く力を貸してくれることを感謝する」

上条(こ、快く…?)

上条「まぁ、成り行きでっつーか……」

騎士団長「ん?」

ローラ「あら?そこにいたるは騎士団長?」

騎士団長「最大主教」

上条「ど、どうも…」

ローラ「おやおや、幻想殺しも一緒だったの」

ローラ「話は聞きているわよ」

ローラ「まぁだからこそここまで足を運んだわけなのだけどね」

騎士団長「では、そろそろ本題に入らせてもらおう」

>>+419(本題)

A 英国に滞在している禁書目録の膨大な食費、つまり借金

B 自由安価


失敗>>419

A

上条「本題……」ゴクリ

騎士団長「実は先程まで預かっていた禁書目録が消費した食料についてなんだが」

上条「」

騎士団長「なんでも食物庫の半分を平らげてしまったらしい」

騎士団長「我々も国民の血税を無駄に使うわけには行かないのでね、ざっと計算した請求書を書かせてもらった」

騎士団長「多少はまけているがね」

騎士団長「禁書目録の管理者は君でいいのだろう?」

上条(何やってんだインデックスウウウウウウウ!!)

上条「えーっと………ん?ハハハおかしいな上条さんどうやら疲れてるみたいですね」

上条「0が1つ、2つ、3つ、4つ、………5つ、6つ」

上条「く、車が買えるみたいですねえ」

上条「こ、こんなのタダの学生さんに払える額じゃございませんのことよ!?」

騎士団長「それは困ったな。でもどうやってでも払ってもらわなければこちらも出るところに出なければならなくなる」

上条「ひっ!?」

ローラ(なるほど。そうきたるのね)

騎士団長「まぁ、払える道はひとつだけある」

上条「そ、それは…」

騎士団長「今度の野球大会は本戦がテレビ中継され、会場はイギリス、イタリア、学園都市と移るため多大な経済効果が期待できる」

上条「………」ゴクリ

騎士団長「大勢の監修が予想されるからな」

騎士団長「さらに優勝チームに託される賞品は莫大な金を積んでも買うことのできないモノだ」

騎士団長「そこで」

騎士団長「我がイギリスチームに所属し、見事優勝に導いてくれれば借金の件はチャラにしよう」

上条「ほ、ほんとですか!!」

騎士団長「ああ、もちろんだ。騎士に二言はない」

上条(イギリスを優勝させれば借金はチャラか…!これに賭けるしかねえ)

ローラ「話は纏まったかしら?」

ローラ「そういえば私も幻想殺しに伝言があったわ」

ローラ「つい先程ロンドン女子寮に禁書目録が到着したとの通信がありて、ロンドン女子寮の食物庫が―――――

上条「インデックスウウウーーーーーッ!!!」

禁書『あ、とうま!?もう遅いんだよ、私が何回電話したと思ってるのもぐもぐもぐ』

上条「テメェいま何を飲み込みやがった!吐け!吐くんだ!これ以上高級食材を貪るんじゃない!!」

――――――――

―――――

―――

ローラ「幻想殺しを英国に縛り付けるための良い作戦だったわ」

騎士団長「ああ、もちろんそういう打算は合ったのだが……」

ローラ「?」

騎士団長「食物庫半壊の件は事実だ」

ローラ「」



バッキンガム宮殿 テラス


エリザード「なんだ、お前も来ていたのか」

ローラ「まぁね。この最大主教たる――――」

騎士団長「そもそも野球大会などというふざけた決定をしたのだから最低限の責任はとっていただく」

ローラ「……とまぁ、かようなる訳があって呼び立てれられたのよ」

キャーリサ「それはお前の責任だが、野球大会なんて面白そーでいーの」

ヴィリアン「野球ですか……」

エリザード「まぁ勝てばなんだっていいさ。お、少年。お前も来てくれたのだな」

上条「なんつかーかその、成り行きで。お久しぶりです」

キャーリサ「わっ!小僧!貴様もー来ていたの!?」

上条「久しぶりだな、キャーリサも」

神裂(王女に対してなんという口の聞き方を……!!)

ステイル(僕は知らないぞ……!!)ダラダラ

キャーリサ「うむ。随分と久しいの」

神ステ((なんか大丈夫そうだ……!!))

神裂「あ、ところで騎士団長」

騎士団長「ん?なんだね」

神裂「あの、どうやら我々チームイギリスの本拠地を京セラドーム大阪に決定していただいたようですが……、」

騎士団長「ああ、その件か。なに、礼には及ばんさ」

騎士団長「昔のコネを使ったのだが、なんと一発で許可が降り――――」

神裂「ではなく。その、できれば英国内のほうが都合が良くてですね…」

キャーリサ「おい騎士団長。日本に本拠地を置くなんて馬鹿なの?今すぐ改めよ」

騎士団長「うぐっ…」

ステイル(まぁ神裂が言えたことじゃないんだけどね……)

騎士団長「ならばグラウンドは手配した場所をメインにしてもらって、本拠地は……」

ローラ「ロンドン女子寮でよければ使っても構わないわ」

騎士団長「というわけだ」

神裂「ですが学園都市からの客人には男性もいらっしゃいますし、」

ローラ「>>429

>>427
そうしないと私が殿方を家にお持ち帰りしてしまうわよ

ローラ「男子が使う場所を制限したらいいわ。それとも女子寮の人間は男性に見られたくないものでもあるのかしら?」

神裂「いえ、とくにそういう訳では…」

神裂(さようなら私の夜食の時間…)

ローラ「そうしないと私が殿方を家にお持ち帰りしてしまうわよ」

エリザード「誘う相手もいない行き遅れのくせに」

ローラ「なっ、なっ、なんたることを!!この私が行き遅れだと言ったわね!?いいわ、いいわよ。>>433以内に恋人を見つけてやるーーーっ!!」

野球大会が終わる

ローラ「なっ、なっ、なんたることを!!この私が行き遅れだと言ったわね!?いいわ、いいわよ。野球大会が終わるまでに恋人を見つけてやるーーーっ!!」

エリザード「はーい、最大主教が野球大会が終わるまでに恋人作れると思う人ー!」

…………………………………………………。

ローラ「~~~~っ!!ぜ、絶対よ!絶対作りてやるわ!吠え面かく用意をしておくことね!!」

エリザード「はいはい」

ローラ「っ!!」イライラ

ステイル「では、我々イギリスチームの本拠地はロンドン女子寮(仮)という形にしましょう」

キャーリサ「うむ。それがいーの」

上条「い、いいのか…?」

騎士団長「仕方がない。では荷物は改めてそこに郵送し直すとしよう」

神裂「申し訳ありません」

キャーリサ「それで、いま野球チームの人数はどれだけ集まってるの?」

神裂「はい、8人ほどですが、天草式の人間を誘い入れることが可能ですので、やっていける段階には入っているかと」




浜面「(……な、なぁ。もしかして今俺たち頭数に数えられたんじゃねーか?)」

麦野「(でしょうね。フレメアは入ってないでしょうけど)」

フレメア「(大体、なんで私だけ仲間はずれなのだ!)」

フレンダ「(アンタ自分の歳わかってんの!?)」

絹旗「(てゆーか上条は本当になんなんですか!?王族と対等に喋ってますけど!?)」

麦野「(なんでも前から付き合いがあるみたいじゃない?)」

フレンダ「(英国王室とつながり持ってる無能力者って訳!?意味分かんない)」

浜面「(もう俺は感覚が麻痺してきたぜ……)」

滝壺「(大丈夫?はまづら…)」



エリザード「ほう。たった数日で。なかなか優秀じゃないか」

ローラ「それもこれも組織のトップがこのローラ=スチュアートでありけるから当然の事なのよ」

エリザード「お前は何もしとらんだろう」

すみません、続きは21時15分からで

ローラ「………」

神裂「では、話を進めても?」

ローラ「えっ!?ここは私をフォローしたるところではないの!?」

ステイル「申し訳ありません。僕らは嘘がつけないものでして」

ローラ「私一人ぼっち!?」

エイザード「ボケはいいからさっさと他勢力の動きを説明せんか」

ローラ「……わ、わかりているわよ!」

キャーリサ「(おい小僧、お前の友人をこっちのテーブルに呼ぶがいーの)」

キャーリサ「(実際に試合をする奴らが聞くべき話だからな)」

上条「(わかった。つか、その小僧ってのやめろよな)」

キャーリサ(コイツ前から思っていたけど王女に対して随分な物言いだし)

キャーリサ(まぁいーんだが)

キャーリサ「(じゃあなんと呼べばいーんだ。決めろ)」

上条「(いや、こういうのって呼ぶ側が決めるもんだろ?)」

キャーリサ「(そーいうものなのか……)」

キャーリサ「(……じゃあ>>442と呼ぶの)」

とーま

キャーリサ「(……じゃあとーまと呼ぶの)」

上条「(下の名前か…)」

キャーリサ「(だめなの?)」

上条「(いや決して駄目じゃないんだが…)」

上条「(とにかく皆を呼んでくる)」

キャーリサ「?」





上条「これからチームの作戦会議やるみたいだからさ、みんなで向こうのテーブルに」

浜面「お、おう」

浜面(すげえ緊張するぜ…)

絹旗「でもいいんでしょうか?私達のような民間人が」

キャーリサ「構わん構わん。むしろ私たちのほーが邪魔なくらいだし」

絹旗(お、王女様!)

キャーリサ「おい、席を退かんかヴィリアン。ついでにお前もだ騎士団長」

ヴィリアン「は、はい…っ」ガタッ

騎士団長「はっ!すぐに」ガタッ

キャーリサ「席は確保できたし、作戦会議と行くぞ」

フレンダ(なんか麦野っぽいお姫様な訳よ)

麦野「?」

――――――――

―――――

―――

キャーリサ「んー、円卓会議って感じだし」

ローラ(なぜ最大主教の私が立たされているの…!?)

上条(改めて見るとすげー面子だな……)

神裂「ええ、一層の団結が図れそうですね」

ステイル(団結?バカバカしい。やるべきことをやるだけさ)

絹旗「なんか緊張しますね…」モジモジ

滝壺「私もやるの…?」

浜面「滝壺はどっちでもいいんじゃないか?」

フレメア「なら私が代わりに浜面と出るにゃあ!」

滝壺(クソガキ…ッ)

浜面「た、滝壺……?」

滝壺「私、頑張るよ」

浜面「おう、そうか」

麦野「なんか私までやる気になってきたわ」

フレンダ「麦野は特に頑張らないといけない訳よ。超能力者だし」

麦野「任せておきなさいな」

エリザード「お前の友人達はなかなか頼もしいじゃないか」

上条「は、はあ…」

ローラ「じゃあ話を戻したるわよ。他の勢力の動きについてのことだけれど」

ローラ「アレイスターとマー君からいろんな情報を聞き出したわ」

キャーリサ「意外にやるな」

ローラ「………」イライラ



ローラ「まず、ローマ正教だけど。神の右席の一人が参戦を表明したわ」

エリザード「……やはりか」

キャーリサ「当然といえば当然だな。それだけ敵も本気ということだし」

上条「それで……どいつが出てきたんだ?」

神裂「………」ゴクリ

浜面「な、なあちょっと待ってくれ。神の右席?ってなんなんだ……?」

キャーリサ「ん?あー、すまんな。説明してなかったの」

神裂「い、いえ。魔術について説明していなかったのは私の不手際で」

キャーリサ「そーか。説明はややこしーからな…」

騎士団長「まぁ神の右席については魔術を理解してから追々説明をすれば問題ないでしょう」

騎士団長「とりあえず簡単に言うと神の右席とは、ローマ正教、つまりイタリア側の切り札のような組織だ」

騎士団長「彼らは4人で構成されており、1人でもとんでもなく厄介な相手だ」

フレンダ「で、その一人が出てくるって訳?」

ローラ「そういうことになるわね」

ローラ「そして出てきたのはこの国に馴染み深い、後方のアックア」

神裂「!!」

騎士団長「ほう、奴が……」

キャーリサ「でもまー意外ではないの」

ヴィリアン「ウィリアム……!」

キャーリサ「ほー。ヴィリアンは我が英国ではなくイタリア側を応援したいよ―だな」

ヴィリアン「そ、そんなことは!」

エリザード「こら、いちいちからかうな」

騎士団長(ウィリアムが出るなら……)


>>451

私も出る

私は出ない

参加

騎士団長「お待ちください」

キャーリサ「ん?どーしたの騎士団長」

エリザード(ま、大体わかるがな)

騎士団長「ウィリアムとは旧知の仲。奴がこの大会に出るなら、私も出ます」

騎士団長「私に奴と戦うチャンスを…!」

キャーリサ「まーそーなるだろーと皆思ってたがな」

エリザード「ああ。ウィリアムが出るなら騎士団長を出す他ない」

ローラ「私はイギリスが勝てるならなんでもいいのだけど」

キャーリサ「ならお前も出るがいーの」

ローラ「無理に決まりているでしょう!!」

キャーリサ「だが、いくらあのウィリアムが相手といえど負ける気がせんな」

ステイル「?」

キャーリサ「こちらにはウィリアムと凌ぎを削ったお前がおるし」

キャーリサ「聖人がいる」

騎士団長「キャーリサ様……!」

神裂「……」

キャーリサ「それにとーまとその友人もおるからな」

神裂(ん?……今当麻と聞こえましたか?)

上条「俺は期待されても本当に何も出来ないんだけど…」

神裂(彼は3つの勢力でかなり有力視されてることをご存じないようですね……)

浜面(正直期待が重すぎるぜ)

キャーリサ「それで、あとはどーなの?」

ローラ「神の右席についてほか3名はいまのところどうなるかは不明」

ローラ「あとイタリアに加わった選手といえば元アニェーゼ部隊のアニェーゼとルチア、アンジェレネとオルソラ・アクィナス」

上条「マジかよ……俺はあいつら味方だと思ってたのに」

神裂「ある日女子寮から忽然と姿を消してしまいまして……」

キャーリサ「聞いたことある名前がいくつかあるな」

ローラ「あとは運び屋のオリアナ・トムソンを雇いたようなのよ」

上条「今度はオリアナか……」

ステイル「ああ、たしかに彼女は厄介だね」

神裂「そういえばあなたとステイルはオリアナと面識がありましたね」

浜面「(なぁ、なんで大将ってこうも外人の知り合いが多いんだ?)」

絹旗「(正直理解不能すぎてわすれかけてました)」

絹旗「(帰国子女なんじゃないですか…?)」

騎士団長「ローマ正教の人員はそれで?」

ローマ「ええ。今のところ揃った情報はこれだけよ」

キャーリサ「強敵があることには違いないが、今のところは特に問題なさそーだな」

キャーリサ「人数ではこちらが圧倒的におしてるし」

上条「でも、神の右席がこのままアックアだけってのはあり得ねえ」

騎士団長「確かにな」

キャーリサ「2人目3人目が出てこないよーにお祈りするしかないの」

絹旗(お、お祈りですか…)

エリザード「学園都市の方はどうなってる?」

麦野「私達はそんなこと聞いてなかったわよね」

絹旗「ええ、野球大会があるというのも超知りませんでしたし」

ローラ「学園都市の方も似たようなものになっているわ」

騎士団長「というと?」

ローラ「まず学園都市第3位の超電磁砲と呼ばれる少女が参加を表明したわ」

上条「超電磁砲っつったらビリビリか……」

キャーリサ「ん?とーまの友人か?」

上条「まぁ友達っつたら友達だけど」

ステイル「第3位ということは、学園都市で最高位のレベル5ということだね」

エリザード「なるほど。神の右席に科学の街のレベル5か」

エリザード「敵は手強いな」

フレンダ「その辺りは全然大丈夫って訳よ!」

キャーリサ「ん?」

フレンダ「実はここにいる麦野は学園都市の第4位。超電磁砲とは互角以上って訳よ」

麦野「るっせーな。勝手に自慢するんじゃないわよ」

騎士団長「ほう、それは失念していたな」

ステイル(神裂、君知っていたかい?)

神裂(い、いえ……)

エリザード「ならこちらも今のところは大丈夫そうだな」

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――

ロンドン女子寮前


フレンダ「いやー緊張して疲れたけどなかなか面白かったって訳!」

絹旗「ええ、最後は超打ち解けられましたね」

フレメア「大体、何の話かわからなかった。にゃあ」

浜面(いや、そりゃまずいだろ…)

麦野「それで、ここが私たちの一応の住居ってことよね?」

滝壺「かなり広いね」

神裂「ええ、これから中へご案内いたします」

ステイル「僕らの男子部屋は奥になるから僕についてきてくれ」

浜面「ああ、って大将は?」

神裂「上条当麻なら>>465

新たなる光という組織に呼ばれて行きましたが…

すまない!黒夜をナチュラルに忘れていた!
浜ちゃんについてくるはずだったのに!!

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――

一方その頃、ロンドン市街を走る赤いハッチバック車の中には、4人の少女と1人の少年が乗っていた。

4人乗りが前提の構造であるため、後ろの三人はなかなか窮屈な状態である。


上条「おい!おい!なんで俺はこんなとこにいるんですか?」

レッサー「何今更つっこんでますか。お久しぶりですね、上条当麻」

上条「っ!やっぱお前らか!」

レッサー「わーっ。やっぱってことは私のこと考えてたんですね?」

ベイロープ「いや、コイツはお前らって言ったでしょ?つまりお前個人というわけじゃないわ」

レッサー「なに小さいことで張り合ってんですか。フロリスもなんか言ってやってください」

フロリス「んー、でもワタシは運転で忙しいからなあ」

上条「なにか言うことがあるなら俺に対してだろ!?」

上条「こちとら早くロンドン女子寮に帰ってインデックスに食料の尊さを説いてやらねばならんというのに…!」

フロリス「おや?偶然だなあ。ワタシたちもロンドン女子寮に向かってるんだけど」

上条「嘘つけ!明らかにロンドン女子寮の前でさらわれたんですが!?」

フロリス「いや、本当に嘘でなく」

レッサー「実は私たちもこれからロンドン女子寮にお世話になることになってまして、これからその買い物に行くんですよ」

ベイロープ「で、アンタは荷物持ち役」

上条「ふざけんな!降ろせ」

フロリス「本当にここで降ろしていいの?」

フロリス「アンタ道わかんの?」

上条「……ぐっ」

ごめんなさい。書き溜めします。23時20分位から投下して今日は終了になります。

少ないですけど投下して終了します


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同刻 ロンドン 日本人街


牛深「ほ、本当ですか!?教皇代理」


建宮「それが大マジなのよ。というか面白いくらいに我らの思い通りなのよ」

香焼「さっそく五和に知らせたほうがいいっすね」

建宮「そうだな。まさか敵対しなければならんと思っていたあの少年がイギリス清教チームに入って、」

建宮「さらに同時期に出て行ったアニェーゼ部隊のおかげでロンドン女子寮に空き部屋多数!!」

建宮「野球チームに入るという条件で我ら天草式まで宿泊できるんだからな!!」

諫早「早速あの子に知らせるのはいいが、あの子は奥手だからな…」

香焼「確かに。本人は未だにおしぼり作戦の準備してたっすから」

野母崎「おしぼり作戦はちょっとな……」

建宮「うーむ。五和の課題は積極性か……」

浦上「何の話ですか?」

建宮「おー、浦上と対馬か」

対馬「放っときな。どうせバカの話よ」

建宮「おっと、それじゃあ夜まであんまし時間もないからな、全員出かける準備をするのよ!」

対馬「え、出かけるの?」

香焼「なんでもこれからイギリス清教のロンドン女子寮に行くらしいっすよ。それも泊まりで」

浦上「と、泊り!?」

牛深「ああ。野球大会が終わるまでは向こうでお世話になるから、もう軽い引越みたいな――――」

対馬「それを早く言いなさいよ!!行くわよ浦上、五和にも知らせなきゃ!!」グイッ

浦上「はいっ!」ダダダーー

野母崎「な、なんだ?」

対馬「乙女はし特に時間がかかんのよ!」

香焼(対馬さんが乙女……?)

>>477し特→支度

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五和(どうも、五和です)

五和(大変なことになりました!)

五和(実は私、上条さんと敵対しなければならないならイギリスチームへの参加は断ろうと思ってたんですけど、神様って本当にいるんですね)

浦上「ちょっと、手が止まってるってば。せっかく手伝ってあげてるのに」

五和「うわっ。ごめんなさい」

五和(そういうわけで、私は今お弁当屋さんの二階の自室で荷物の整理をしてます)

五和(普段からなにかと備えはしてあるので、準備自体はすぐに終わるんですが……)

五和「着替えってどれくらい持っていきますか?」

浦上「んー、距離は近いんだしいつでも取りに戻れると思うからとりあえずの分だけでいいと思うけど」

五和「そ、そうですね!」

五和(えーでも、このカーディガンとこっちのブラウスは持って行きたいなー)

五和「はっ!!」

五和(ダメですよこの部屋着じゃ!!部屋着で上条さんと鉢合わせする可能性だって大いにありますよね!?)

五和(そう、大体ロンドン女子寮はみんなで食堂に集まってごはんを食べるらしいですし、むしろ部屋着のほうが重要!?)

五和(こ、こうしちゃいられません!)バッサバッサ

浦上「ちょっ…五和?なんでせっかくバッグにつめた服を放ってるわけ?」

五和「部屋着のほうが重要なんですよ!」

対馬「浦上ここに来てたのね?準備終わった?」

浦上「あ、対馬さん。いえそれが――――」

建宮「おーい五和!」

五和「建宮さん!?」

対馬「ちょっと、ここ女の子の部屋なんですけど!?」


建宮「それどころじゃねーのよ!こんなこともあろうかと持ってきたのよ!じゃーん、聖天使エロメイ――――ごばっ!!」


対馬「帰れ!!」

今日はここまで。なかなか思うように進みません

2人集まったら開始

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――

学園都市 第23学区 空港


土御門「ふぅ、やっと帰ってきたぜ。学園都市」

土御門「今回の兵庫旅行は夏休みを潰した甲斐があったな」

土御門「舞夏へのおみやげも買ったし、さっそく我が第7学区へ帰るか」

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――

第7学区 窓のないビル

☆『戻ったか。土御門元春』

土御門「ああ、たった今な。まさか学園都市に帰り着いて最初に会う知人がお前だとは思わなかったぞ」

☆『ふふふ』

土御門「お前がなぜ野球に熱くなるか。この俺にもようやくわかりはじめたぜ」

☆『あれはいいものだろう。かく言う私も録画した甲子園のビデオを毎日見るほどだ』

☆『とあるツテに頼んで47都道府県の地区予選大会すべてのビデオを揃え、あの夏の興奮を追っている』

土御門「相変わらずだな、お前の野球に対する情熱は」

☆『さて、ここらで本題に移るとしよう』

☆『まず残念な知らせをしなければならない』

土御門「ほう、聞かせてもらおうか」

☆『我が学園都市チームの主力候補だった幻想殺しがイギリスの手に堕ちた』

土御門「なんだとっ!」

土御門「カミやんがイギリスチームに移籍したというのか!」

☆『ああ、その旨をローラが自慢気に話していたからな』

☆『もっとも、アレは最初から学園都市チームに入っていなかったため移籍扱いではないのだがな』

土御門「………」

☆『さて土御門。君はこの話を聞いてなお、我が学園都市に残ってくれるのか?』

☆『正直君ほど冷静かつ情熱も兼ね備えた選手なら、学園都市に残ってもらいたいのだが……』

☆『だが、元を正せば君はイギリス清教の人間……』

☆『私としても引き止めがたい』

土御門「だったら力づくでそうすればいいだろう」

土御門「ここはお前のホームだ。俺が抵抗したところでなんの意味もない」

☆『ふふふ。真のチームとは、強制の上には成り立たないのだよ』

☆『甲子園の熱い決勝戦を見た君にならわかるだろう』

土御門「確かにそのとおりだな」

土御門「俺は…………>>+3」


A 必要悪の教会の土御門元春だ。当然イギリスへ行くさ

B カミやんとは親友だ。この先カミやんのいるチームについていく

C 野球の素晴らしさを教えてくれたお前に優勝旗を渡したい


義妹どうすんだ?

土御門「俺は、必要悪の教会の土御門元春だ。当然イギリスへ行くさ」

☆『そうか……』

土御門「勘違いするなよ。俺は、野球の情熱を信念としているお前とはグラウンドで戦いたい」

☆『………っ!!』

☆『確かに君の言うとおりだ。強い相手とは敵として向かい合いたいというのも大事なプライドだ』

☆『いいだろう。ともにいい試合にしよう、土御門元春』

土御門「ああ、グラウンドでな」

土御門「……感謝してるぜい」ヒュン

☆『………行ったか。泣かせよって』

☆『だがこうしている暇もない』

☆『早急に第2、第3のチームの結成を急がねばな』

☆『土御門と約束した、いい試合にしなければ』

☆『よし、アレを招集しよう。>>+4(新たなキャプテン候補)』

食蜂「学園都市の統括理事長ってあなたなの?」

☆『そうだ』

食蜂「何のために私を呼び出したのかしらぁ?」

食蜂(んー、全然読めないわね。凄まじい防御力だわぁ)

☆『なぁに、少し頼みごとを聞いて欲しいだけだ……』

食蜂「?」

――――――――

―――――

――

食蜂「や、野球!?」

☆『そうだ。その世界大会で優勝するために、君の力を貸してほしい』

食蜂「む、無理無理無理!」

食蜂(私が運動できないの知ってて頼んでるのかしら!?嫌がらせ!?)

☆『別に試合に出ろとまでは言わないさ』

☆『どうしても出たくないならそれで構わない。その時はスカウトとチーム管理だけをお願いする』

食蜂「随分融通がきくのねぇ」

☆『なに。どの道君は試合に出たくなるはずさ』

食蜂「はぁ?」

☆『では説明を続けよう……』

――――――――

―――――

――

食蜂「なーるほど。御坂さんと白井さんが出てくるんだぁ」

食蜂「それは潰し甲斐があるわねぇ」

☆『闘争意欲が高いのは感心だな』

食蜂「いいわ。じゃあこの話は承諾します」

☆『ずいぶんあっさりと承諾してくれたな』

食蜂(だって、上条さんと二人で世界一を目指すなんて楽しそうじゃない?///)テレテレ

☆『あ……』

>>+2

上条当麻のことを話す

隠し通す

食蜂「?」

☆(これは黙っておいたほうが吉といえるな……)

☆『期待しているよ。心理掌握の食蜂操祈』

食蜂「任せなさい。私の最強チームを作って瞬く間に世界一になってみせるわぁ」

☆『そうだ。いい忘れていたことがあった』

☆『耳寄りな情報だ』

食蜂「?」

☆『これは私がとあるツテから得た情報なのだが、北海道の山奥に伝説の―――――』

――――――――――――

――――――――

―――――

――


第7学区 某所


食蜂「統括理事長サマの話では、どうやら結標淡希のチームには
   御坂さん、白井さん、妹達の一人が加わったようね」

食蜂「そして『アイテム』はなぜかイギリスに引き取られている、と」

食蜂「学園都市の人間なのにずいぶん薄情力があるわねぇ」

食蜂「さてと。私も少しでも有力な選手を誘いたいところだけど……」

食蜂「ん?あそこにいるのは……、」

>>512

00~09 エイワス
10~15 削板軍覇
16~20 一方通行
21~45 婚后光子
46~99 結標チーム

安価↓age

食蜂「あなた……誰?」

エイワス「ふむ。なぜ私はここにいるのだ?」

食蜂「私に聞かれても…」

食蜂(おかしいわぁ…統括理事長サマに続いてこの人の心も読めないわねぇ…)

エイワス(私がここにいるということはヒューズ=カザキリを出したのか?)

エイワス「君のことは知っているよ第5位、心理掌握」

食蜂「私の干渉力が効かないなんてあなたは何者なのかしらぁ?」

エイワス「フフフ。私は、ドラゴン」

食蜂「はぁ?」

エイワス「さて、私は私を出現させて者のところへ行かなければならないのだが、」

食蜂「それは質問に答えからにして欲しいわね」

食蜂「>>518

↑+野球はご存知かしら?

食蜂「あなたは一体何者なのかしら?」

エイワス「聞かせたところで理解が及ぶ次元にはいない」

食蜂(……なんだかムカつくわね)

食蜂「いいわ。なら、あなた野球はご存知かしら?」

エイワス「愚問だな。そもそも人間に野球を伝えたのは私だ」

食蜂「」

エイワス「野球の事ならなんだって知っている」

食蜂(なんだか変なやつだけど、誘ってみるのも悪くなさそうねぇ)

食蜂「私と一緒に野球をしましょう?」

エイワス「……」


>>+3

コンマゾロ目で承諾

エイワス(どうやらヒューズ=カザキリを核としている訳ではなさそうだな…)

エイワス「すまないが、私はこの世界に実体をもって出現しているわけではなさそうなのでね……」

食蜂「ど、どういうことかしら?」

エイワス「つまり、こういうことだ」スルッ

食蜂(身体を、すり抜けた!?)

エイワス「まるで幽体だな。まぁ、そもそもそれに近い形ではあるのだが…」

エイワス「では、また会おう。第5位」

食蜂「ど、ドラゴン!」

食蜂「行ってしまったわぁ…」ショボーン


食蜂「また会えるといいわねぇ」

食蜂「気を取り直してチーム結成よぉ」

食蜂「ドラゴンが試合を見に来てるかもしれないわ」

食蜂「じゃあ、早速チームの人員を探しに、って>>527!?」


A 結標チーム

B 一方通行

C 婚后光子

D 自由安価

Cととりまき

食蜂「あれは婚后さんねぇ」

婚后「わっ!食蜂操祈!!」

食蜂「フルネームで呼ばないでくれる?」

湾内「まぁ。食蜂様」

泡浮「ほんとう」

食蜂「学舎の園の外にいるなんて珍しいわねぇ。なにしてるのかしら?」

婚后「ええ……、実は御坂さんと待ち合わせをしてまして」

食蜂「……み、御坂さん?」

食蜂(どういう用事なのかしら…)

湾内「ええ。なんでもお話があるとかで」

食蜂(どうしよう、これって十中八九野球チームへの勧誘よねぇ)

>>+4

A 開き直ってついていき、チーム名門女子結成

B 能力を使って妨害


食蜂(うーん、はりきってキャプテン引き受けちゃったけどぉ)

食蜂(野球のルールも知らないのに一人でやっていけるはずがないわよねぇ)

食蜂(ここは思い切って、彼女たちに混ぜてもらおうかしらぁ)

食蜂「き、奇遇ねえ!実は私も御坂さんと待ち合わせしてたのよ」

婚后「え、食蜂さんも…でして?」

泡浮「まぁ。それならぜひご一緒しませんか?」

湾内「ええ。わたくしも食蜂様とお話してみたかったんです」

食蜂「そ、そお?なら一緒にいくわ」

婚后「では参りましょうか…」

婚后(以前の件がありますから、やすやすと信用してよいやら……)

――――――――――――

――――――――

―――――

――


一方その頃 イタリア バチカン


アックア(ローマ教皇から預かった文書には、我々のグラウンドの住所が書いてあった)

アックア(だが、私がいきなり出向いても怖がらせるだけなのである)

アックア(せめて、バッティングセンターで一人修練を積むのである)

アックア(ふむ。バッティングセンターはあそこか)

―――――


――――


―――

アックア(この店はカードタイプのバッティングセンターであるか)

アックア(ならば、まずは一番安い1500円のカードを買うのである)

アックア「…………」

アックア(球種がいくつかあるようだな)

アックア(まずはアレに挑むのである)


―――130km/h速球×30


アックア(カードを入れて………)

アックア(スタート)ポチッ

客(あ、あの人先にバットを取らないと…)

アックア(ふむ。バットにはいくつか種類があるのであるか)

アックア(では一番重いこの金属のものを――――)

ウィーン バシュンッ

アックア「!?」バシン

アックア「ふん。不意打ちとは感心せんのである」ギロッ

客(素手で取りやがった!!)

アックア(昔英国で騎士団長と見に行った試合が懐かしいのである)

アックア「さぁ、いつでも来い」

ウィーーン バシュゥゥン

アックア「ふんっ!!」ガコーーォォォン ホームラン!!

アックア「!?」

アックア「バ、バットがへし折れたのである」

アックア(見かけによらず凄まじい威力なのか、あの球)←振りの威力

店員「ちょ、ちょっとお客さん!困りますよ!!」

アックア「………」

店員「うわ、こりゃひどい。金属バットがぐにゃぐにゃだ」

店員「しかもホームベースがえぐれて……」←振りの風圧

店員「……お客さんこれ全部弁償ですよ」

アックア「……語ることはなにもないのである」

――――――――――――

――――――――

―――――

――

ちょっと休憩

このアックアは二重聖人?
全盛期は禁書の中でも上位クラスだからなぁ……

>>545
当然二重聖人である

仮眠とるんで22時半から再開します

――――――――――――

――――――――

―――――

――

イギリス ロンドン市街 デパート


上条「なぁ、まだ帰んねーの?」

フロリス「んー、まぁ大体必要な物は買ったんだけどさあ…」

レッサー「確かになにか足りないような気がしますね。あ、これ持ってください」

上条「うわっ…少しは遠慮しろっつの」

上条「片手で持てる許容量を遥かに超えてるんですが…?」

レッサー「いいですか?片手しか使えないんですからこそ存分に無理させてあげてるんですよ?」

上条「うわっなんなんだコイツ」

上条「なぁランシス、ちょっとだけ持ってくんない?」

ランシス「おっけー。手をつないでもらってるしね」フフン

上条「…うわぁ、すげえちょっと。でもありがとうと言っておこう」

レッサー「それにしても、まさかあなたの右手にそんな使い方があるとは」

レッサー「これはいよいよ英国に永住してもらわなければならなくなりましたね」

上条「ランシスと手をつなぐためにか?」

レッサー「私とつないでもいいですよ?」

上条「アホか」

レッサー「もう少し優しくつっこんでください」

レッサー「でもわかりますよ。くすぐり地獄から抜けだしたランシスのあのホッとした顔を見ると手が離せなくなりますもんね」

上条「……っ」

フロリス「お前が帰ったらランシスは死ぬまで苦しむんだろうな」

上条「うっ……」

レッサー「ね?英国に留まりたくなったでしょ?」

上条「……ノーコメントだ」

レッサー「ちっ」

フロリス「んーなにか買い忘れてるんだよなあ」

上条「>>+2じゃねーの?」

ベイロープ「違うわ」

フロリス「あ、>>+4だ」

フロリス「あ、プラグスーツだ」

レッサー「なんに使うんですか!?」

――――――――――――

――――――――

―――――

――

イギリス ロンドン

土御門「ようやく到着か。ここ最近戻ってなかったからか。随分久しぶりに感じるぜい」

土御門「しかしカミやんがイギリスについてるってのは朗報だにゃー」

土御門「親友がチームメイトっつーのはなかなかありがたいもんだ」

土御門「青髪のヤツには悪いが、俺は元々こっちの人間だからな」

土御門「さっそく聖ジョージ大聖堂の方に顔を出してみますかね」

―――――――


――――――


―――――

聖ジョージ大聖堂


ローラ「そう。土御門の奴が帰国を決めたのね」

ステイル「ええ、先程そのように連絡がありました」

ローラ「うふふ。幻想殺しの件といい、どうやら我がイギリスに追い風が吹きているわね」

ローラ「それで、神裂は今どこに?」

ステイル「神裂なら上条当麻の友人たちにあの子と魔術について説明しているところです」

ローラ「そう。なんだかんだ皆やる気に満ち溢れたりているようでなによりだわ」

ローラ「グラウンドも本拠地も決まりているのだし、そろそろ本格的に活動開始といかんとしたいところね」

ステイル「ああ、それから天草式十字凄教が正式に入団を決めましたよ」

ステイル「さらに、新たなる光が上条当麻に接触しているとかいないとか」

ローラ「それは把握したりているわよ。新たなる光はこの私が呼びにつきたのだから」

――――――――――――

――――――――

―――――

――

英国 ロンドン女子寮


神裂「では、これであらかた理解していただけたでしょうか…?」

絹旗「わかったような、わからなかったような…」

フレンダ「なんとなーくだけど」

禁書「まぁ実際科学側の人は魔術を使うことは出来ないしね、魔術ってものの存在がわかればそれでいいんだよ」

神裂「そうですね」

麦野「わたしは大体わかったけどにゃーん」

浜面(さ、さすがだぜ)

浜面(俺には何がなんだかさっぱり…)

神裂「では、なにか質問があれば私たちならいつでも答えますので」

麦野「うん。ありがとう、色々勉強になったわ」

神裂「いえ、とんでもありません」

神裂(なぜでしょう……この方とは…)

麦野(不思議と親近感わくわね……)

神裂「では、そろそろ部屋割りを決めたいと思うのですが…」

建宮「天草式も到着したのよ」

五和「はい」

神裂「早かったですね。では早速部屋割りを決めましょう」

浜面「まだ大将達はきてねーけど」

建宮「ああ、あの少年の部屋なら我ら天草式が責任持って決めるのよな」キラーン

牛深「任せて下さい」フフフ

諫早(任せろ、五和!!)

野母崎(必ず……)

天草式男衆(((あの少年と五和の部屋を隣にする!!)))

建宮(五和、任せておくのよな…)

神裂「心配ありません。部屋割りはくじ引きで決めますので」

建宮「」

   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   | 
 あ | う | お | き | け | さ | す | そ | ち | て | な | ぬ |
   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   廊下      廊下       廊下        廊下       廊下
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |
 い | え | か | く | こ | し | せ | た | つ | と | に | ね |
   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |   |


神裂「では、学園都市のあなた方からクジを引いてください」

フレンダ「じゃあ私が一番に引くってわけよ!」

絹旗「じゃあ私は超二番乗りです」

フレメア「大体私が3番なのだ!!」

フレンダ「えーっと、け、ね!」

フレメア「私は……きなのだ!お姉ちゃんの隣。にゃあ」

絹旗「私は>>+1でした」

表見えにくい…半角英数にすればよかった

そういえばこの絹旗の浜面に対しての好感度は?
麦野は原作通りポイけど……

正直部屋割りどうでもいいっすね
これはナシにしよう

>>564どっちでもいいですね
安価取りましょうか

絹旗浜面ハーレム要員にするかしないか

↓3までの多数決で

了解です。
書き溜め尽きてしまったのでここまで
また明日

>>496
義妹どうしよう
チケット渡して観戦に来てもらうか一緒に移り住むのか…失念してた

妹はそのままでも気にしてなさそう
「いくら義妹だとしてもほったらかしだそー、バカ兄貴」程度で済む

乙です!
新たなる光ももちろん同じ宿だよな?

>>573そうしましょう
>>574当然さb

さてそろそろ始めようかと思います

――――――――――――

――――――――

―――――

――

ロンドン女子寮 前

フロリス「やっと到着かぁ。疲れたね」

上条「……そりゃあれだけ道に迷えばな」

フロリス「悪かったなぁ!ワタシ達はここに来たことなかったんだってば」

レッサー「うふふふ今日からここであなたとわたしの同棲生活が始まるわけですね?」

上条「だってよベイロープ」

ベイロープ「…雑な振り方するんじゃないわよ」

レッサー「くっ……手強いですね」

ランシス「じゃあそろそろ中に入る?」

上条「そうしたいところなんだが、ちょっとお前らから入ってくんない?」

フロリス「どうしたんだ?」

上条「いや、だってここって女子寮だろ?上条さん的にはちょっと入りにくいんだが…」

ベイロープ「気にすることないと思うけどね。まぁ先に入ってやるけど」

レッサー「さぁベイロープ。どどーんと突入しましょう」

ベイロープ「了解」

―――――――


――――――


―――――


――――

イタリア バチカン

アックア「…………」

アックア(………心苦しいが、仕方ない)

アックア(所詮私に野球だと無理だったということか)

アックア(こんなバットも振れん木偶の坊は、チームの足を引っ張るだけなのである)

アックア(さっそくローマ教皇に詫びを入れに行くしかないな)

アックア「…………」スタスタ

アックア「………ん?あそこにいるのは」

アックア「ヴェント。貴様が表をぶらつくなんて珍しいな。何をしているのであるか?」

ヴェント「ん?ああ、アックアか。アンタこそこんな所で何してんのさ」

アックア「…少しローマ教皇に話があってな」

ヴェント「あっそ」

ヴェント(なんか辛気臭い面ね……)

ヴェント「でも今はやめといたほうがいいかもよ」

アックア「?」

ヴェント「今ローマ教皇は『奥』から出てきたアイツと話をつけてるみたいだし……」

アックア「………奴か。なぜ出てきたのだ」

ヴェント「さぁ?まぁ大体検討はつくけど。アンタだってそうでしょ?」

アックア「…………」

アックア「テッラはどうした。最近見かけないが」

ヴェント「私は見てないけど。そう言われてみれば見ないわね……忘れてたわ」

アックア「そうか。まぁいい」

アックア「フィアンマがどういう決断を下そうと、もう私には関係ない」スタスタ

ヴェント「は?それってどういう――――」



テッラ「意外にすんなり話がつきましたねー」

フィアンマ「当然だろう。こんな世界の一大事に俺様が奥で寝過ごすなどありえん」



アックア「」

ヴェント「」

ヴェント「バットとグローブって、なにやってんのアンタら……」

フィアンマ「おや、アックアにヴェントか。久しいな」

フィアンマ「探す手間が省けた。ホラ、お前たちの野球道具だ」

テッラ「これからあなた方を探してキャッチボールをしようという話になっていたんですよ」

アックア「……我々四人でか?」

ヴェント(本気なのコイツら……?)

フィアンマ「ちょうどいい、近くの公園で肩慣らしといくか」

アックア「貴様、本気であるか?」

フィアンマ「愚問だな。これがわからんかな?世界だぞ」

フィアンマ「世界の頂点を野球で決しようというのに、アホの教皇が俺様に声をかけなかったせいでいままで無駄に寝過ごした」

フィアンマ「遅れた分を取り返さねばならんよ」

テッラ「スポーツ選手は1日サボると取り戻すのに3日かかるといいますからねー」

ヴェント「呆れた。『神の右席』が揃って野球…?」

テッラ「おや、ヴェントは野球が嫌いですか?」

ヴェント「それよりアンタ達が野球好きって方がよっぽど意外よ」

フィアンマ「俺様は別段興味はなかったのだがな……」

テッラ「フィアンマが奥に引きこもって退屈そうにしていたので、私が野球漫画を差し入れしたんですよ」

フィアンマ「そしたら思いの外すっかりハマってしまってな。以来野球をする機会を心待ちにしていた」

アックア「随分単純な動機だな…」

フィアンマ「ところがローマ教皇の奴は俺様を試合に出す気がなかったようでな。俺様に内緒で事を進めていた」

テッラ「そこで声をかけられた私がフィアンマを誘ったのです」

フィアンマ「まぁ立ち話もなんだ。早速肩の調子を確かめたい」

テッラ「おや、フィアンマはやはりピッチャーを気に召しましたか?」

フィアンマ「当然だろう。チームの命運をその肩に背負い、マウンドで一人闘う。まさに俺様に相応しいポジションだ」

アックア「イタリアのエースはわたっ……」

フィアンマ「ん?どうかしたかアックア」

アックア「いや…」

アックア(そうであった……私はバットもろくに振れん無能なスラッガー)

アックア「悪いがその話、私は断らせてもらう」

フィアンマ「なんだとっ!?」

アックア「野球など、興味がないのである」

ヴェント「さっきまでバッティングセンターにいたのに?」

アックア「なっ…!!」

フィアンマ「ヴェント、どういうことだ?」

―――――――――――――

―――――――――

―――――

――

そばの公園

テッラ「なるほど……」

フィアンマ「はっはっはっはっ。バットが振れんのか、お前それはあんまりだろうよ」

アックア「笑い事ではないのである」

ヴェント「それってバットの方が貧弱だっただけじゃないの?」

アックア「私には何も言えん」

フィアンマ「問題あるまいよ。アックア、お前は俺様のチームに必要だぞ」

テッラ「しかしバットが振れないのでは―――」

フィアンマ「おいテッラ、忘れたとは言わせん。俺様が教皇に揃えさせた野球道具はイタリアでも一流の品ばかりだ」

フィアンマ「アックアの一人や二人が振った所でヒビすら入らんさ」

アックア「!!」

ヴェント(こんな濃いヤツ一人で十分よ)

フィアンマ「バッティングセンター如きの玩具と一緒にされてはたまらんからな。ほら」

テッラ「では、早速試してみますか?」

フィアンマ「そうだな。なら早速1打席勝負と行くか。バッターボックスには入れアックア」

テッラ「なら私は捕手を務めましょうかねー」

フィアンマ「ああ、頼むぞ」

ヴェント「私は何もやんないわよ」

フィアンマ「いいから捕手の後ろに立て。お前は審判だ、ヴェント」

ヴェント「ちっ。一回だけよ」

アックア「しかし、良いのであるか?この公園はすぐ道路に面しているが……」

フィアンマ「おいおい、お前。この俺様の球を打てるつもりか?」ドヤッ

アックア「……む」イラッ

フィアンマ「まぁいいさ。敵に闘志がなければそれこそ人形を潰すのと変わらんからな。張り合いがなくてはつまらん」

アックア「ふんっ!」ブォォォン バサーーーッ

テッラ「わああぁーーっ」コテーン

フィアンマ「」

ヴェント「素振りの風圧でテッラがカエルみたいにひっくり返ったわ」

フィアンマ「お、お前……ッ!なんだその振りはッ!!」

アックア「ふん、確かに折れん。いいバットである」ニヤリ

フィアンマ「く、くそっ!!」

フィアンマ「テッラ、お前はプロテクターをしておけ。風で飛ばされかねん」

テッラ「少しは手加減をして欲しいですねーこれだから聖人は」

テッラ「お、しかし、この合金プロテクターは重くていいですね」カチッ カチッ

フィアンマ「当然だ。どんな球を喰らっても衝撃を緩和してくれるのだ」

テッラ「少々動きづらいのが難点ですが……、まぁ風で飛ばされるよりかはマシってところですかねー」

アックア「ふんっ!!」ブォォォォン ズズズズズーーー

テッラ「んっ!!……っ」

ヴェント「なんとか後ろに滑りながらも耐えたわね」

アックア「来い。フィアンマ」

アックア「貴様の球筋を見極めてやる」

フィアンマ「やる気だな。俺様のジャイロボールに――――かすれるもんならかすってみやがれっ!!」バシュッ

アックア「………」

ポンッポンッ コロコロコロ

テッラ「届きませんねー」

フィアンマ「おかしいな。なぜジャイロ回転を意識しているのに……」

ヴェント「まぁそりゃそうよね。術式に頼りっきりのアンタに肩力があるわけないってこと」

フィアンマ「く、くそーーーっ!!」

アックア「『おいおい、お前。この俺様の球を打てるつもりか?』」

フィアンマ「くっ///!!」

テッラ「何をそんなにムキになっているんです。聖なる右を使えばいいでしょう?」

フィアンマ「いや、ジャイロボールを投げれんならピッチャーに未練はないぞ」

テッラ(『メジャー』なんて貸すんじゃなかったですねー…)

フィアンマ「………ポジション交代だ。俺様はこれよりイタリアチームの頼れるスラッガーになる」

アックア「ならばピッチャーは私が引き受けるのである」

ヴェント「ま、この方が自然ね」

フィアンマ「アックアになら俺様の引き継ぎを任せられる。頼むぞ」

アックア「元来そのつもりである」

―――――――――――――

―――――――――

―――――

――

アックア「ふん、これがグラブの感触か」バシン

テッラ「おや、アックアも野球は初めてですか?先ほどのスイングは見事でしたがねー」

アックア「私は何度か観戦の経験があるだけだ」

アックア「まずは投球練習だな」

ヴェント「それにしても、、、」

アックア「?」

ヴェント「あいつは素振りも下っ手くそねー」

フィアンマ「おおおおおっ!」ブンッ ブンッ

テッラ「まぁ、投球よりは様になっているかと……」

アックア「奴の『聖なる右』は投球より打撃向きだ。会得すれば文字通り最強のスラッガーになる」

フィアンマ「よくわかってるじゃないかアックア。せいぜい俺様に任せて、安心して何点も取られることだな」ブンッ ブンッ

アックア「………」イラッ

アックア「テッラ、座れ。投げるぞ」

テッラ「フィアンマはともかく、先にキャッチボールで肩を暖める必要は?」

アックア「ない。私は常に自分の全力を出せるよう調整済みだ」

アックア「とはいえ捕手の経験もない貴様に全力の投球をするほど愚かであるつもりもないがな」

テッラ「それは助かります」

フィアンマ「おいちょっと待て。ヴェント、余興だ。スピード測定器を出せ。野球道具と一緒に置いてあるはずだ」

ヴェント「わかったわよ。人使い荒いわね」スタスタ

フィアンマ「俺様の代わりなら恥ずかしくない結果を出してもらう」

アックア「ふん」

テッラ(よく言いますねー……)

ヴェント「いいわよ、投げなさい」

アックア「結果などどうでもいい」

アックア「いくぞテッラ、真ん中に構えておけ」バシュゥゥォーーーーンンッ


ズドォォォーーーーン バサァァーーーッ


ヴェント「っ!?」シュタッ

テッラ「ぁ………ぉ…ぁ」コロコロ

アックア「……?どうしたテッラ」

フィアンマ「」

ヴェント「危なッ!!少しくらい加減しろや!」

アックア「十分に加減したつもりなのだが…」

フィアンマ(あまりの球の回転に、軌道にそって地面がえぐれてやがる…)

フィアンマ「さすがだぞアックア。やはりお前は俺様のチームに必要らしい」

ヴェント「テッラ………息あんのかしら」

フィアンマ「心配いらんな。テッラとて神の右席、そう簡単にくたばるものか」

フィアンマ「まぁ手配したばかりのプロテクターは粉砕してしまったがな」

アックア「加減を間違えたか。テッラには悪いことをしたのである」

フィアンマ「だがミットを見てみろ。こいつしっかり捕球しているじゃないか」

フィアンマ「見上げた根性よ」

テッラ「……」ピクピク

―――――――――――――

―――――――――

―――――

――

ヴェント「ねぇ、アンタら正気なの?」

ヴェント「さっきの惨劇見たから私は審判なんざごめんよ」

フィアンマ「まぁ天罰のお前には向かんからな」

アックア「しかしいきなり全力の投球とは、下手をすれば貴様が死にかねんぞ」

フィアンマ「おいおい。この俺様を見くびるなよ」

フィアンマ「それに俺様意外にお前の球を捕れる人間がいるか?]

アックア「>>+3」

アックア「ふふふ、わかってるじゃないか。お前しか今のところはいないな」

フィアンマ「遠慮はいらんよ。全力で投げろ」

アックア「無論、そこまで言われればそうするしかないのである」

アックア「どの道全力で投げられないピッチャーに価値はないのである」

ヴェント(アンタは加減するくらいで丁度いいんじゃ……)

アックア「真ん中に構えておけ」

フィアンマ「戯言を言うな。どこに投げられても捕球するのが捕手だろう」

アックア「ならば遠慮は――――せんぞっっ!!」バシュゥゥゥン


ドスッッッ!!!ザザーーーッ


アックア「………ふん。捕ったか」

フィアンマ「他愛ない。お前の球なんて所詮こんなもんよ」

ヴェント「やるじゃないかフィアンマ。聖なる右は呆れるくらい万能だね」

フィアンマ「もたもたするな。打席に立てヴェント」

ヴェント「はっ!?」

アックア「そうであるな。貴様も早く野球に慣れておく必要があるだろう」

フィアンマ「敵には幻想殺しがいると聞く。天罰だけでは戦えんからな」

ヴェント「………>>609


何でアンタらのそのふざけた球打たないといけないのよ!
まずはバッティングセンター行ってくるわ…

ヴェント「何でアンタらのそのふざけた球打たないといけないのよ!まずはバッティングセンター行ってくるわ…」

フィアンマ「まぁそれがいいかもしれんが……」

アックア「さっさとバビッシモデルの180km/hまで制覇してこい。次は私がバッティングピッチャーを務めてやる」

ヴェント「スポーツ経験のない十字教徒に無茶言うんじゃないっての。行ってくる」スタスタ

フィアンマ「アドバイスするならピアスを外すように言うのが先じゃないのか…?」

アックア「失念していたのである」

―――――――――――――

―――――――――

―――――

――

フィアンマ「これは問題だよ。深刻な」

アックア「?」

フィアンマ「バッターがいないんじゃお前の練習にもならんだろう」

アックア「そんなことはないと思うが…」

フィアンマ「いんや。緊張感や闘志といったものは練習の期間にこそ必要なのだ」

フィアンマ「打者なしのピッチング練習など無益よ」

アックア「ならばどうするのであるか…?」

>>616

A テッラをたたき起こす

B イギリスと合同練習合宿

C イタリアチームと合流

A

フィアンマ「テッラを叩き起こすか」

アックア「………」

フィアンマ「おい、テッラ」ビシバシ

フィアンマ「こいつ全然起きんな」

フィアンマ「聖なる右」ブン

テッラ「お、おや…?」

ファンマ「テッラを起こすために必要な出力の計算……無駄だな」

テッラ「ああそうでした。私はアックアのふざけたファストボールの捕球に失敗して、」

アックア「いや、お前は捕ったのである」

フィアンマ「ああ。見事だったぞラファエル」

テッラ「あれ?そうでしたか。ははは。単純ですが成功とは嬉しいものですねー」

アックア「ふん。ならもう一度捕るか?」

テッラ「いえ、この役はフィアンマにお任せしましょう」

フィアンマ「ならば打席に立てテッラ。お前は打者だ」

テッラ「あのふざけた鉄砲玉を打てと?」

テッラ「私の見立てでは音速よりはるかに速かったような……」

フィアンマ「此度の世界大会とはいわばそういう次元にあるのだ」

フィアンマ「なに。お前なら打てるさ。なにせアックアには速球しかないのだからな」

アックア「言うのは勝手だが、まずは肉眼で視認せねばな」

テッラ「ええ、確かにそれが問題ですねー」

フィアンマ「空論を述べ合っても仕方ない。選手ならプレーで語るとしよう」

アックア「ほう、貴様にしてはまっとうな判断だ」

アックア「では行くぞテッラ」

テッラ「(ま、見えなくてもやりようはありますねー)」

テッラ「(優先す―――――」


ズドォォォォーーーーン


テッラ「」

テッラ「ア、アックア貴方は……投球モーションに入ったと思ったら既に球が通過した後なんて……ッ!!」

アックア「ふん。ゆっくり投げろ、なんてルールにないのである」

フィアンマ「はっはっは。愉快だぞアックアよ」

フィアンマ「一度バントが可能か確かめてみるか?」

>>+4

A バントに転じる

B 意地でも打つ

C 光の処刑を信じる


テッラ「そうですねー。神の右席たれば勝つためには手段を選んでいられません」

テッラ「アックアやフィアンマがいるのに長打力を磨く必要はありませんし」

テッラ「私はバントで送る役割でも……」

アックア「ならば試してみるがいい」

フィアンマ「いつでも投げろ」

テッラ「さて、構えはこのへんでしょうか…?」

アックア「ふんっ!!」


ズドーーーーーン


テッラ「…………ッ!!」

フィアンマ「ボールの上だな。テッラ」

アックア「私はテッラのバットをめがけて放ったつもりだったが…」

フィアンマ「お前のファストボールにはフォークのような落差があるのよ」

フィアンマ「(これは知らず知らずのうちにアックアのファストボールに通常とは異なる回転がかかっているためか…)」

アックア「何を言っているのであるか?」

フィアンマ「お前の球にはマグヌス効果による揚力が発生していないようだ」

フィアンマ「つまり、お前は知らず知らずのうちにジャイロボールを投げていたということだ」

テッラ「………ッ!!」

アックア「……!!」

テッラ「す、すごいじゃないですかアックア!」

テッラ「ジャイロボールは幻の速球だと野球に疎い私でも聞いたことがあるほどですよ」

アックア「そう讃えられても実感が無いのである」

フィアンマ「はっはっは。やはりアックアにはとんでもない才があるようだな」

フィアンマ「これはいよいよ俺様もうかうかしていられなくなったぞ」

フィアンマ「お前たちの練習に付き合っている暇はない。俺様は山籠りだ!!」

アックア「」

フィアンマ「(冗談じゃない。ヒーローインタビューを受けるのは俺様だ!!)」

テッラ「フィアンマ!!」

テッラ「まったく。どうして神の右席は身勝手な連中が多いんですかねー」

アックア(貴様も人のことは言えんだろう…)

テッラ「しかし私が今一番足を引っ張っているのも事実」

テッラ「私は光の処刑を極めて新生テッラになって再び戻ります。また相まみえる日を楽しみにしていてくださいねー」

テッラ「修行に行ってきます」フリフリ

アックア「」

アックア「なぜか一人になったのである……」

アックア「どうする。フィアンマも言っていたが一人での修行は…」

アックア「できないこともないが」

>>+4

A イタリアチームと合流

B ヴェントのいるバッティングセンターへ

C 自由安価


アックア「ヴェントを連れ戻し、イタリアチームと合流するのである」

アックア「チームがバラバラに練習するのはやはり良くないか」

アックア「ならば、早急にヴェントのいるバッティングセンターへ向かうのである」

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――

ご飯休憩する

次場面の安価とっていきます。

↓5

A イギリス 王室派+騎士団長

B イギリス イギリスチームの練習

C イギリス ロンドン女子寮でのガヤガヤ

D 学園都市 名門女子チーム

E 学園都市 新たなるチーム

F アックア

学園都市 第7学区 某喫茶店


御坂「………………………………で」

御坂「なんでコイツがいるのかしら?」

白井「ずいぶん長い溜めでしたわね……」

結標「(もしかして仲悪いの?)」

白井「(それはもう!!)」

食蜂「えー?そんなに邪険にしないでよぉ」

食蜂「だって私もお友達とお話したりしたいもの」

湾内「わ、わたくしは全然構いませんわ」アワアワ

泡浮「ええ、食蜂様ともお話してみたかったですし」アワアワ

婚后(もしかして連れて来るべきでは……)

御坂(ま、食蜂(コイツ)も悪いやつじゃないってことはわかってるんだけど……)

婚后「み、御坂さん。それでその、お話というのは…」

御坂「うん。それなんだけど……」

結標「いいんじゃない?食蜂操祈は学園都市の第5位。いないよりずっとマシよ」

白井「わたくしも結標さんに賛成ですの……」

食蜂(い、いないより……マシ?)カチーン

『まぁ、食蜂様ですわぁ』

『さすがは7人しかいない超能力者の大派閥。今日も大所帯ですわね』

『いいなぁ。私も食蜂様の派閥に入りたいわぁ』

食蜂(この私が、いないよりマシですって……?)

御坂「ま、いいけどさ」

白井「お姉さま!!」

食蜂(仕方ないわ。ここは我慢よ…)

結標「じゃあ説明を始めるけど―――まず、」

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――――

――

婚后「なるほど。それでその野球大会のメンバーを」

婚后「わたくしでよければいくらでも力をお貸ししますわ」

泡浮「わたくしも是非」

湾内「ええ、協力させてください」

御坂「ほ、ほんと!!」

結標「やったわね。これで8人じゃない?」

白井「ええ。チーム完成まであと一息ですわ」

食蜂「ちょっと、今勝手に私を数に数えたわね」

結標「そんなこと言って、はじめからその気だったくせに」

食蜂「なっ!!」

結標「(統括理事長があなたに声をかけたことくらいお見通しよ…)」フフフ

食蜂「(なっ…!!)」

婚后「ですが、食蜂様を数に数えても7人なのでは…」

御坂「ああ、それなら私の妹が一人いるのよ」

婚后「以前お会いしたことがありますわ。あの方ですわね」

御坂「そうそう。今は病院で調整中のはずだけど…」

白井「調整……ですの?」

御坂「わっ!!」

結標(なに自分で墓穴ほってるのよ!!)

食蜂(御坂さんって抜けてるわねぇ…)

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――

第7学区 病院

御坂妹「どうもありがとうございました、とミサカは頭を下げながらお礼を述べます」

メイド「はい。今日はこれから君たちの姉に会いに行くんだね?」

御坂妹「ええ。ミサカは野球大会のメンバーに選ばれてしまったので、とミサカは自慢します」

メイド「野球大会?それに君が?」

御坂妹「はい。お姉様に誘われてしまったので断れません」

メイド(そういえばアレイスターがそんなことを言っていたね?)

メイド「まぁそれはいい。くれぐれもケガをしないように気をつけるだね?」

御坂妹「それは約束できかねます、とミサカはスポーツの苛酷さを物語ってみます」

メイド「まぁそうだろうけどね?あの少年のように入退院を繰り返すのはおすすめできないからね?」

御坂妹「彼は今、どこにいるのでしょうか?とミサカは胸に希望を抱きながら質問します」

メイド「さぁ。僕のところへは最近来ていないからね?」


一方通行「なンだ。三下の事捜してンのか?」

御坂妹「一方通行。どこか具合でも悪いのですか?とミサカはどうでもよいことを尋ねます」

一方通行「どォでもイイなら聞くなっての。俺はクソガキの調整を待ってるだけだ」

メイド「彼は心配症だからラストオーダーの送り迎えをしてくれているんだよ」

一方通行「医者が余計なことを口走ってンじゃねェぞ。守秘義務はどォした」

御坂妹「やれやれ。困ったツンデレさんです」

一方通行「黙れ。それより三下の居場所を捜してンのかって聞いてンだろ」

御坂妹「おや、その口調からするとあなたは彼の居場所をご存知なのですか?」

一方通行「まァな。知りたいンなら教えてやる」

御坂妹「はやく言いなさい」

一方通行「…………」

一方通行「アイツならイギリスだ。そォメールがあった」

メイド(一方通行は妹達に弱いね?)

御坂妹「イギリス…ですか?」

御坂妹「もしや、野球大会が関係しているのでは、とミサカは事態の分析を始めます」

一方通行「野球大会だと?なンだそれは」

メイド「さぁ。僕にも詳細はわからないね」

一方通行「三下が野球大会?……ンな馬鹿な」

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――


御坂妹「確か野球大会はイギリス、イタリア、日本の三ヶ国の対戦だったはず……」

御坂妹「んー。確かにあの少年のトラブル体質ならあるいは…」

御坂妹「ですがこれが本当だとしたら……」

御坂妹「とにかくこのことを」


>>657

A お姉様に報告しましょう

B お姉様には内緒でイギリスへ行きましょう

C 胸に閉まっておきましょう



C

御坂妹「この事をお姉さまに知らせるわけにはいきませんね」

御坂妹「願わくば、一方通行がお姉様と鉢合わせしないことを祈るばかりです」

御坂妹「さてと。ミサカはチームに合流しなくては」スタスタ

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窓のないビル

☆『食蜂操祈は結標チームに合流したか』

☆『ならば新チームの発足を急がねばな』

☆『つぎのキャプテンを招集しよう』


安価:最初に2回以上名前の挙がったキャラを採用します。

☆『垣根帝督。彼に新チームの命運を託すとするか』フフフフ

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――

垣根「なんの用だアレイスター」

垣根「残り少ない夏休みにお前と遊ぶなんて冗談じゃねえぞ」

☆『ふふ。そう牙を剥くな』

☆『君にいい話がある』

垣根「いい話だと?聞かせろ』

☆『ああ、簡単な仕事の依頼だ』

~~~~~~

~~~~

~~

垣根「野球大会だと?」

☆『ただの大会ではない。世界大会だ』

☆『展開次第では君の嫌いな>>678と戦えるかもしれないぞ』

失敗↓2

垣根「エイワスが出てくるのか」

☆『もちろん(大嘘)』

☆『学園都市で君は第2のチームを率いてもらう。既に第1のチームは完成間際だ』

☆『そのチームには常盤台の超電磁砲がいる』

垣根「レベル5にも暇な奴がいるんだな」

☆『麦野沈利はイギリスに下った』

垣根「麦野か。一方通行はどうしてる?」

☆『>>672

野球をやりたいらしい。最も学園都市のチームに引き込むつもりだ語

>>672落ち着いて書きなおしてくれ

野球をやりたいらしい。最も学園都市のチームに引き込むつもりだがな

すみません

>>674 ありがとう


☆『野球をやりたいらしい。最も学園都市のチームに引き込むつもりだがな 』

垣根「第1位が野球をやりたがってんのか…」

垣根「だったら俺じゃなく第1位を呼び出せばよかったんじゃねーか?」

☆『確かに一方通行は優れた選手になるが、優れたキャプテンにはなれない』

☆『その器は君にこそあると私は評価している』

垣根「(^O^)/」

垣根(どうする。第1位とチームを組むなんて虫酸が走るが……ここは勝利のために)

>>+3

A 誘う

B 絶対誘わない

↓2

A

↓2は間違ったけど>>678を採用
ごめんなさい

垣根(第1位を誘うか…)

☆『ほう。第1位と第2位が手を組むか。これは圧倒的なチームが完成しそうだな』

垣根「人の心を読むな」

☆(だが、人生とはそう上手く行かないものさ。それに、学園都市にはまだあの熱血漢がいるからな)

☆(野球魔神になれなかった男オッレルスに認められた、あの少年が…)ククク

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第7学区 某所

垣根「第1位のモヤシを誘うと決めたのはいいが」

垣根「俺はアイツと交遊がねえんだよな」

垣根「居場所すら検討がつかねえ」

垣根「どうしよう」>>682

ネットの掲示版を使って、探し求める

垣根「ネットの掲示板にスレを立てよう」

垣根「板はミサカネット速報が一番人が多いと聞いたことがあるな……」カチカチ


一方通行見かけた奴ちょっと来い

1 :名無しに代わりましてミサカがお送りします:2014/08/--(--) 15:44:21.71 ID:------

探してるんだが見つからない




垣根「……レスがつかないな」

垣根「畜生…あっという間に過去ログ化されてしまった」

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――

黄泉川のマンション


打ち止め「ねーお外に出たーいってミサカはミサカは頼み込んでみる」

一方通行「黙れ。さっき調整から帰ったばかりだろォが」

打ち止め「えーっ!!だったら人生ゲームやろうってミサカはミサカは昨日遊んだばかりのボードゲー―――

一方通行「やンねェっつってンだろ。ちっとは大人しくしやがれ!」

番外個体「ギャハ☆第1位は相変わらず引きこもってんの?」

一方通行「昼過ぎに起きてくるオマエに言われたくねェ……」

番外個体「それにしても第1位はなんでまだこんなとこにいんの?」

一方通行「あァ?」

番外個体「だって甲子園見ながら野球かァ…って唸ってたくせに、全然外に出ないじゃん」

番外個体「おねーたまはもうチーム組んで練習始めたらしいのに」

一方通行「さっきからオマエらナニ言ってンだ?」

一方通行「病院で遭った妹達の一人もそンなこと言ってたが…」

打ち止め「そ、そういえば言うの忘れてた―ってミサカはミサカは思い出してみたり」

一方通行「だからナニをだ」

番外個体「だからさぁ、今世界では―――――」

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――

一方通行「なンだと!?学園都市とイギリスとイタリアで能力者たちの野球大会……?」

一方通行「オイオイ……こりゃ学園都市第一位のレベル5だからって諦めてた事情が消し飛ンだじゃねェのか?」

一方通行「これで思いっきり野球ができンじゃねェか…!!」クカカカ

一方通行「待てよ」


―――『俺いまイギリスに居るんだけど』


一方通行「あの三下のメール……』


御坂妹『もしや、野球大会が関係しているのでは、とミサカは事態の分析を始めます』


一方通行「妹達の意味深な言葉の意味……」

一方通行「まさか、三下のヤツ……」

一方通行「いや、あり得ない話じゃねェ……三下は俺が唯一認める漢」

一方通行「敵から勧誘されない訳がねェ」

一方通行「まさか!!金を人質に取られてンじゃねェのか!?」

一方通行「三下唯一の弱点は金銭面だ。十分に有り得る」

一方通行「こうしちゃいられねェ…オイクソガキ。一緒に来い」

打ち止め「え、どこかへ連れてってくれるのってミサカはミサカはワクワクを露わにしながら尋ねてみたり!」


一方通行「ちょっとヨーロッパまでな。旅行だ」


今日はここまで

誰か居るかな

もう少し経ってからにしましょう

では始めたいと思います

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イタリア ローマ バッティングセンター


アックア「さて、随分時間が経った」

アックア「ヴェントは進化しているだろうか」

アックア「…………」

アックア「妙であるな。バッティングセンターに客がいないのである」



―――150km/h シュート―――

ヴェント「らぁぁあああああああッッ!!」カキーン

ヴェント「死ねえええええええ!!」カキーン



アックア「…………」

アックア(顔中ピアスの女が舌を出しながらバットを振っていれば逃げ出すのは当然か…)

アックア(しかし、高速シュートを難なくジャストミートとは、ヴェントもなかなかやるな)

アックア「おい、ヴェント」

ヴェント「あ?アックア―――かッ!!」カキーン

アックア「その様子だと、随分上達したようであるな」

ヴェント「まぁねっ!!」カキーン

ヴェント「これでも全然アンタの球は打てそうにないけど」

アックア「ふん。たった数時間で攻略されては私のほうが自信を失う」

ヴェント「あっそ!!」カキーン

アックア(それにしても、一度野球を断った割には真面目な練習ぶりである)

アックア(そろそろイタリアチームと合流したいところだが、ヴェントの方はまだかかりそうであるな)

アックア(だが私の力では球とバットを砕いてしまう……)

アックア(そうだ。私は隣のレーンでピッチングをするのである)


アックア「店員。ピッチングをしたいのだが……」


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――

アックア(店員に頼み込んで、バッターボックスの後ろに50枚ネットを貼らせたのである)

アックア(店員は一枚でいいといったが、仕方ない)

アックア「では、いくのである!!」


アックアは黒いグラブの中で球を握りしめ、膝を抱えた投球フォームに入った。

左脚を出し、体重を乗せながら重心を移動して右の手をブン!!と振りぬく。

直後、球はドリルのような回転で周囲に風を巻き起こしながらネットに吸い込まれていった。

ズドーン!!という轟音の後、軌道にそってえぐられた砂が舞う。

測定器はエラーを示していた。


アックア「ふん。やはりそこらの測定器では計測できんか」

ヴェント「やるじゃない、こりゃアンタ一人でだって勝ち進めるんじゃないの?」

アックア「ヴェント。もう終わったのであるか」

アックア「そう甘いはずがないのである。敵は騎士と…とある傭兵が組んだと聞く」

ヴェント「はぁ?傭兵はアンタでしょ?」


必要以上を語らない傭兵は、何も言わずに再び投球モーションに入る。


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――――

――

ロンドン女子寮 夜

夕食を終え、部屋でくつろいでいた上条は神裂に食堂へと呼び出されていた。


上条「で、なんだよ話って」

神裂「ええ、学園都市の代表としてあなたを呼んだのです」

ステイル「ま、練習の計画とか今後の動きなどについての話し合いさ」

土御門「カミやんだけじゃ心配だからこの俺も同席したってわけだぜい」

上条「なるほど。でもまさかお前までイギリスに来るなんてな」

土御門「土御門さんは元々必要悪の教会の人間だぜい?これが自然な流れってやつですたい」

上条「ふーん」

上条「舞夏の事は放っといていいのか?」

土御門「残念ながら無問題だ。舞夏は繚乱家政女学校の方が忙しいみたいだからにゃー」

土御門「あと人様の義妹を呼び捨てにしてんじゃねーぞ!!」

神裂「土御門ッ!!」ドスッ

土御門「ぐはっ!………大人しくします…にゃー」

上条(ひぃぃっ!!)

神裂「よろしい。本筋に入りましょう」

上条「了解」

神裂「現状、我々イギリスチームにはネセサリウスの我々3名+禁書目録に加え、天草式8名、新たなる光4名、騎士団長、」

神裂「あなたを含めた学園都市からの客人7名の計23名がいます」

ステイル「ほう、結構な数が集まったね」

土御門「にゃー。これで試合の登録人数の最大数まで後2人ほどですたい」

上条「でも学園都市のフレメアは野球ができねえし、あと新たなる光のランシスも無理そうだな」

神裂「そうですか。わかりました」

24じゃないか?
安価下

ステイル「これで試合可能な人数は21人か…。僕としては、あの子も試合に出すべきじゃないと考えているがね」

土御門「インデックスか。まぁお前の個人的な考えは別としても、とても野球ができるようには見えなにゃ―」

神裂「ええ、確かにそうですね」

上条「そうだなあ。アイツには荷が重いか…」

禁書「とうま!!それは聞き捨てならないんだよ!!」

上条「うわっ!!インデックス!?」

神裂「なぜインデックスがここに?」

禁書「とうまの部屋に遊びに行ったら誰もいなかったからここまで来たんだよ」

上条「ホントかな?実はこっそりお夜食を食べようなんて考えッッ!?ってえええええええよ!」

>>706
アホな俺を許してくれ

神裂「では次に、練習についてですが」

ステイル「僕らの中に野球の経験者は一人でもいるのかい?」

土御門「俺とカミやんは放課後に箒で野球ごっこをしたりするけどにゃー。経験があるとはいえんですたい」

上条「天草式がねーんなら0なんじゃねえか?」

上条「新たなる光も経験はないっぽかったし」

神裂「いえ、騎士派のナイトリーダーは経験があるようなことをおっしゃっていましたから」

ステイル「とはいえ、経験者たったの1か」

神裂「……これは案外経験値の差で大敗を喫すような結果に――…」

土御門「ま、いまさら経験の差を嘆く暇はないぜ」

土御門「なぁに。ルールさえわかればすぐに順応できる連中だ。心配ねえよ」

土御門「自信を持ってもらわなきゃ困るぜい。イギリスの命運は聖人のお前にかかってんだぞ、ねーちん」

神裂「ええ、出来る限り力を尽くすつもりです」

ステイル「神裂が要なのは間違いないけど、聖人だけに頼っていたらそれレベルが4人も揃ったローマ正教には歯がたたないよ」

ステイル「どの道僕らも気を引き締めなければならないってことだ」

上条「ああ、わかってる」

上条「しっかしステイル。お前って妙に気合入ってるよな」

ステイル「な、なんだい藪から棒に」

土御門「んー確かに変だな。お前なら嫌がりそうなことだし、キャプテンなんか尚更やりたがらねーだろ」

神裂「じ、実は私もそう思っていたんですが……」

ステイル(えらく失礼なことを言われている気がするが……)

ステイル「>>713

君たちは知らないかもしれないが、僕はどんな勝負にも負けたくない負けず嫌いなんだ

ステイル「君たちは知らないかもしれないが、僕はどんな勝負にも負けたくない負けず嫌いなんだ」

土御門(実は大事なコレクションがお焚き上げ供養寸前ってことを俺は知ってるんだがな)ニヤニヤ

神裂「こほん。では話を戻しますよ」

神裂「練習の件ですが、我々は素人なのでまずポジションを決めてしまいませんか?」

ステイル「なるほどね。確かにポジションを絞って練習する方が効率がいいか」

上条「だな」

土御門「ケガの心配もあるからにゃー。比較的センスのあるやつにはサブの練習もさせるのが得策だな」

土御門「例えばねーちんなんか文句なしのオールラウンダーだぜい」

土御門「全ポジションなんでもござれってな」

ステイル「それは妙案だね」

神裂「ぜ、善処しますが…」

上条「で、具体的にポジションってどうやって決めんの?」

神裂「そうですね……。では、最初の練習で簡単な適性テストを行ってみるというのはどうでしょうか?」

上条「なるほど。いいんじゃないか?」

ステイル「ああ、異論は特にないね」

土御門「決まりだにゃー」


神裂「では、次にユニフォームのデザインについてです」

土御門「気が早いな。でもオーダーメイドなら時間がかかるもんか」

ステイル「僕は3Lより大きいユニフォームが作れるならなんだっていいんだけどね」

上条「オーダーメイドなら大丈夫だろ」

神裂「そのデザインを決めるようにと最大主教から頼まれまして……あ、あった。こっちがリストになります」バサッ

上条「へぇ。結構色々あるもんだな」

ステイル「どれどれ……」

ステイル「こ、こんなのどうかな(>>+2)!!」キラキラ

神裂「なに言ってるんですか>>+4でしょう!!」

土御門「お前らセンスないにゃー。俺なら>>+5にするぜ」


ステイル「こ、こんなのどうかな(福岡ダイエーホークス ガッチャマンメットスタイル)!!」キラキラ

神裂「なに言ってるんですかマリナーズのユニフォームでしょう!!」

土御門「お前らセンスないにゃー。俺なら近江高校風・水色ユニフォームにするぜ」

上条「いや、どれでもいいんじゃ…?」

神裂「よくありません!!ユニフォームですよ?」

ステイル「君たちはセンスがないね。僕ので決まりだろう」

土御門「お前が一番悪いにゃ―!!」


コンマ ↓3

01~34 ステイルの案
35~67 神裂の案
68~00 土御門の案

ステイル「くっ……譲らないな神裂」

土御門「さすがにこれで話し合いがストップするのはよくないにゃー。ここはマリナーズのユニフォームにするぜい」

神裂「うふふふふ///」

上条「んな、まんまパクリってどうなんだよ」

土御門「問題ないぜい。それっぽく作ってもらうだけにゃー」

神裂「細かいことを気にしては負けですよ、上条当麻♪」キャルンッ

上条(嬉しそうだな……)

神裂「ええっと、では次。選手の背番号ですね」

上条「あー、高校野球なら自動的に決まるんだろうけどな」

土御門「実は今世界中で大々的に宣伝されてるらしくてにゃー。大勢の観客が予想されてるらしいぜい」

上条「うそだろ!?そんな話になってんの!?」

土御門「学園都市の能力者が公開されんのは大覇星祭くらいだからな。それが別に公開されるってことで、かなり注目されてるみたいだぜい」

ステイル「なるほど、それで背番号か」

土御門「派手な野球やってればファンも着くだろうってことさ。まさかグッズまで作る気じゃねーだろうな」

神裂「最大主教なら十分に有り得る話ですね……」

上条(やっべーー。いよいよ醜態さらせなくなっちまった)

土御門「やっぱこういうのは選手ひとりひとりの意見を聞き入れるべきだと思うぜい」

土御門「世界大会が始まる前に、ベンチ入り25人が発表されてからでも間に合うさ」

神裂「そうですね。では背番号の件は保留ということにしましょう」

ステイル「そうしよう」

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――――

――

神裂「では、練習日程の件ですが」

神裂「時間も差し迫っているようですし、早速明日からということで大丈夫でしょうか?」

上条「問題ねえんじゃねーか?そのために集まったんだし」

土御門「ああ、そうしようぜい」

ステイル「なら、早速明日ポジションの適正テストを行おうか」

神裂「ではそのように」カキカキ

上条「それなんだけどさ、最終的なポジションの判断ってどうすんだ?」

土御門「なるほどにゃー。確かに俺達には経験がない」

神裂「では、騎士団長にも明日の練習に参加していただきましょう。最終的な判断はそれで」

神裂「彼に監督やコーチの役も引き受けてもらえると尚良いのですが」

土御門「やってくれるだろうさ。騎士団長は生粋の英国紳士」

土御門「頼めばやってくれるだろう」

ステイル「英国の勝利のためだ、頼むしかないね」

神裂「ポジション決めはそれでいいとして、それからの練習についてなんですが」

ステイル「そのことなんだけど。最初に練習試合を組んでみるというのはどうかな?」

>>726
しまった 分を見てました><

本当にごめんなさいm(_ _)m次からは気をつけます。

ステイル「ほら、僕らは20人余が既に揃っているわけだろう?」

ステイル「最初に練習試合を熟すことで、それぞれが課題を見つけられるんじゃないかな」

神裂「な、なるほど。いきなり試合ですか」

神裂「思い切ったいい案だと思います!」

上条「ああ、確かにそれなら」

土御門「ゲームを楽しんでからのほうが、より練習に身が入るもんですたい」

神裂「では練習試合の組み分けは、ポジションの適正テストが終了してからということで」カキカキ

ステイル「ああ、いいんじゃないかな」

土御門「他に決めることは?」

神裂「今日のところはこれくらいでいいでしょう。ご協力感謝します」

土御門「ねーちんはこれからどうすんだ?」

神裂「私はステイルと共にこれから聖ジョージ大聖堂へ向かいます。報告書の提出作業がありますので」

ステイル「そういうわけだ」

上条「なんか悪いな。お前らに任せっきりな感じになっちまって」

神裂「い、いえ!我々としてはあなた方がイギリスに協力してくださるだけで十分ですので!!」

上条「いや、そう言われても実際役に立つかどうかは別だしな…」

神裂「では明日に備えて早く休むことです」

神裂「頼りにしてますよ、>>738」(チームメイトとしてフルネームから改まった呼び名)

当麻

神裂「頼りにしてますよ、当麻///」テレテレ

上条「へ?」

土御門「にやにやにやにや」

神裂「うッうるさいッ!!///」ドスッ

土御門「ぶほっ!!」

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学園都市 第23学区 国際空港


一方通行「さてと。ほら、代金だ」

運ちゃん「まいどー」ブーーーーン

一方通行「オイ、クソガキ。荷物を寄越しやがれ」

打ち止め「わーありがとう!ってミサカはミサカはぴょんぴょん飛び跳ねて嬉しさを表現してみたり」

一方通行「大体なンでオマエの荷物は自分よりデカいンだっての」

打ち止め「だって、あなたが何日か泊まるかもっていうから」

一方通行「着替えだけでか?にしてはこのキャリーバッグはデカすぎだろォ…」

一方通行「オマエなンか余計なもン持ち込ンでンじゃねェだろォな……」

打ち止め「失礼しちゃうかも!ってミサカはミサカはあなたの足を叩いて憤慨してみる」

一方通行「チッ。うるせェガキは連れてくンじゃなかったぜ」

打ち止め「ねぇ、一方通行」

打ち止め「それにしてもなんでいきなりイギリス?ってミサカはミサカは素朴な疑問を尋ねてみたり」

一方通行「ちょっと三下


A を連れ戻しに行く

B と一緒にイギリスチームに入りに行く


↓5までの過半数を採用

一方通行「ちょっと三下を連れ戻しに行く」

打ち止め「三下ってヒーローさん?イギリスにいるの?」

一方通行「そォだ」

打ち止め「連れ戻すってなんで?ってミサカはミサカは質問を続けてみる」

一方通行「イギリスの馬鹿共に連れ去られてっからだ」

打ち止め「た、大変じゃん!!」

一方通行「だからわざわざ俺が国外まで出てンだっての」

一方通行「空港は人が多いから離れンじゃねェぞ」スタスタ

打ち止め「はーい!ってそういう割にはあなたのペース早すぎるぅ!ってミサカはミサカは―――…」


>>751

コンマ素数でネットワークに流さない

それ以外、情報を流す

うんこー

打ち止め(大変大変!ヒーローさんがイギリスに拉致監禁されてる!ってミサカはミサカは―――……)

―――――――――

――――――

―――

超音速旅客機

一方通行「離陸までまだ少しあるな」

打ち止め「なんだか最近の飛行機は形が違うねー」

打ち止め「なんというか、前衛的っていうか、不思議な形かもってミサカはミサカは率直な感想を述べてみたり」

一方通行「まァ、普通の飛行機じゃねェからな」

打ち止め「え?」

一方通行「だから向こうに着くまでは食事は禁止だ」

打ち止め「……え?」

一方通行「この飛行機は超音速旅客機っつってな。とにかく普通の空の旅を想定してたンなら全然期待はずれだ」

一方通行「ほら」

打ち止め「な、なんに使うのコレって、ミサカはミサカは渡されたビニール袋を見ながら嫌な予感を―――」


一方通行「直ににわかる」


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――

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――――――

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――

ロンドン女子寮 上条ルーム


上条「…………」

上条(やぁ。俺の名前は上条当麻。学園都市で無能力者をやってたんだけど、訳あって今はイギリスに来ている)

上条(そんな俺が、充てがわれた自室に戻った所、なぜか―――――がいた)

上条(吃驚して、やっぱ俺が部屋を間違ってたかと思い確認し直してみたが、正真正銘俺の部屋だった)


>>+5までで最も99に近いコンマのレスを採用(※ 一番遠いのは00とする)


A 建宮斎字

B 騎士団長

C 浜面仕上

D フロリス

E キャーリサ英国第2王女


なお、AとBというように組み合わせも可能


ご飯作んないといけないので続きは21:00~

キャーリサの用事>>763

野球のルールを教えて欲しいのと↑

良い展開が浮かんだので
ここだけ地の文アリにしていいですか?
書き溜めるんで21:30に変更させてください

LANケーブルがちぎれるというアクシデントに見舞われていました
二回に分けて投下します

キャーリサ(ふん、せっかく危険を犯してまで会いに来たというのに、部屋にいないとは何事なの?)

キャーリサ(騎士団長の話を聞いて私も野球をしよーと決断したのに……)

キャーリサ(いや、待てよ)

キャーリサ(これは逆にチャンス……?)

キャーリサ(布団に隠れておけば、めくられたときに―――)

上条「お前なにしてんの?人のベッドの上で」

キャーリサ「は、早いぞとーま!」

上条「早い……?つかっおまっ―――」

キャーリサ「しーッ!!」

上条「!?」

キャーリサ「(大声を出すな馬鹿者。周りの者に聞かれたらどうする)」

上条「(これって周りのやつに聞かれちゃマズイ状況なんですか!?)」

キャーリサ「(とにかく扉をしめろ。話はそれからだし)」

上条「………ッ」コクコク

ガチャン

キャーリサ「ふぅ。びっくりさせるな馬鹿者」

上条「お、お前まさか……黙って来たんじゃないだろうな?」

キャーリサ「そのまさかだ―――

上条「馬鹿者ォォォォオオオおおおおお!!」

キャーリサ「しーッ!!」

上条「…ッ!!」ハッ

上条「なんでそんなことしてんだよ」

キャーリサ「私はこれでも王女だからな。さすがに一人では出歩けん」

キャーリサ「お前のところに行くって言ったら多分騎士団長がついてくるの」

上条「むしろ連れてこいよ!!」

上条「嫌な予感がするぞ……」

上条「まさかお前が失踪したー、とか騒ぎになってんじゃねえだろうな」

―――――――――

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――

ロンドン バッキンガム宮殿


騎士団長「なんだとっ!?キャーリサ様がいないっ!?」

侍女「はい、たった今お部屋を確認しましたところ、お姿がなく……!!」

騎士団長「なんということだ……」

エリザード「少しは落ち着かんか。なに、キャーリサはカーテナの欠片を持っとるんだろう?」

騎士団長「ですが、今までこのようなことは…」

騎士団長「この宮殿内でならず者に誘拐された可能性は低いですが、しかし――」

エリザード「まぁそう心配するな」

エリザード(大体見当はつくぞ……。昼すぎからのあの浮かれっぷり……)

エリザード(この間の報告を受けてから小僧小僧言っていたしなぁ)

エリザード(ま、騎士団長の奴はこういうことに疎いから気づかんのも無理はないか……)

騎士団長「こうなれば、騎士達を率いて私自ら捜索にッ!!」

エリザード「ちょ、落ち着け―――」

騎士団長「女王様、これは私の責任ですから」

エリザード「ちょ、いやだから――――ッ」

騎士団長「はいやー!」

エリザード「だから待てってばあああああ」

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――

ロンドン女子寮


上条「はぁ?野球のルールを教わりに来たって?」

キャーリサ「そーなの。私もイギリスの一員として試合に出よーと思ってな」

上条「じゃあお前はその程度の用事のために見張りをかいくぐってやってきたとおっしゃりやがりますか!」

キャーリサ「その程度だと?お前、王女が恥を忍んでお願いに来たというのにそれがわからんのか」

上条「いや、それはいいんだけどせめて保護者にちゃんと事前連絡をしてからですね――――

キャーリサ「私はお前より一回りは上だぞ!誰を子供扱いしているんだ!」

上条「一回りも上のクセしてこれくらいのこともわからんのか貴様はああああ!!」

キャーリサ「だから静かにしろっ!!」

上条「ハッ!!」

上条「…………こほん」

上条「もしお前の捜索がはじまってたりしたら俺の方がやばいんじゃ…」

キャーリサ「んー、そんなことはないと思うがな」

上条「自分の言葉思い出してみろ!?王女の自覚がねえのはお前だ!」

キャーリサ「ぷっ……ふふあはははははっ」

上条「いや、何が可笑しいんだよ……今の状況わかってんのか」

キャーリサ「すまんな。そーいうふーに対等に喋ってくれるのは、やはりとーまだけだ」

キャーリサ「口喧嘩をするのも随分久しぶりなの。ふふ、来た甲斐があったぞ」クスクス

上条「いや、言ってくれればいつだっていいんだけどさ」

キャーリサ「……うん。悪かったな。確かに内緒で来たのは悪かったの」

キャーリサ「また出直すとするか」

上条「ずいぶんあっさり引き下がるんだな」

キャーリサ「確かによく考えてみたら、騎士派の連中はお前のことを知らんからな」

キャーリサ「捜索が出てるとは思えんが、もしとーまと一緒のところを見られでもしたら、お前確実に誘拐犯と間違われるな」

上条「」

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――

ロンドン女子寮 新たなる光


レッサー「ふぅ。やっぱり寝るならフロリスのお部屋に限りますねー」ゴロゴロ

フロリス「勝手に入って来た所悪いけど、帰れ」ドスッ

レッサー「ぐああっ!!」

レッサー「い、いきなり尻を蹴るなんて非道いじゃないですか…っ」

フロリス「なんでワタシが夜までレッサーの面倒を見なくちゃなんないんだよ」

レッサー「まるで昼間はそうかのように!?」

フロリス「事実だろ」

レッサー「……本格的に非道いですね」

レッサー「もういいですっ!勝手にこの部屋のお風呂を使わせていただきます!」ガラララピシャッ

フロリス「ちょっ!!まだワタシ入ってないんだから先に入るな!!」ガンガン

レッサー『おや?もう全裸のわたくしレッサーになにか御用ですか?』

フロリス「他人の風呂を主より先に使うってなんなんだろね!?」

レッサー『あ、フロリス。お風呂上がりにアイスが食べたいので買ってきてもらえますか?」

フロリス「このクソ野郎!鋼の手袋使えば開けられるってこと忘れてるんじゃないだろね?」

レッサー『ちょっ!フロリスッ!?ガリガリいってますガリガリいってますって!!』

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――

ロンドン女子寮 浜面の部屋


浜面「おい、お前らいい加減自室に帰れよ……」

麦野「うっさいわねぇ、ホラ、次はアンタの番でしょ」

浜面(なんで俺はイギリスでババ抜きをやってるんだ……)

絹旗「それにしても今日は超濃い一日でしたね」

滝壺「うん。驚きっぱなし」

麦野「まぁね。本来なら浜面の友達と家で焼き肉する予定だったのに」

フレンダ「それがなぜかイギリスに来てる訳だから」

浜面(そうだ一方通行!!アイツに連絡すんの忘れてた!!)

麦野「そういえばフレメアは?」

フレンダ「それがもう早速寝ちゃってる訳よ」

フレンダ「私もそろそろ眠くなってきた。ふわぁ…」

浜面(うげっ…案の定一方通行からメールが来た!)

浜面(やべえ……俺殺されんじゃねえのか!?)

滝壺「ん?はまづら、どうかしたの?」

絹旗「携帯見て青ざめるなんて、超どうかしましたか?」

浜面「い、いや。なんでもねえ。ちょっとトイレ行ってくんな」


from:一方通行
sub:迎えに来い

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空港についた。さっさと迎え
に来い


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浜面「空港って第23学区のこといってんのか?」

浜面「とにかくかけてみるか」

浜面「…………」Prrrrrrr

一方通行『遅ェンだよ浜面』

浜面「悪いっ!!俺、実は今さ―――」

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――

ロンドン女子寮


土御門「………なんてこった!!」

土御門(やべえな。アレイスターの野郎、とんでもないことを知らせてきやがって)

土御門(一方通行の野郎がカミやんを連れ戻しに英国まで来ているだと!?)

土御門(イギリス側の俺としちゃ、それはなんとしても阻止しなくちゃなんねいぜい)

土御門(こんなときに頼りになる神裂ねーちんは留守)

土御門(とにかくカミやんを隠すしかねえ)

建宮「お?お前さんは確か必要悪の教会の……」

土御門「ん?」

土御門「天草式か…」

土御門(しゃーねえな。今はこいつらの手を借りるしかない)

   *

建宮「なるほどな。あの少年を学園都市が取り返そうと……」

建宮「しかしお前さんはそれでいいのか?お前さんは学園都市の人間でもあるのだろう」

土御門「まぁそうだが、神裂ねーちんやイギリスの奴らの期待を裏切ることもできねえさ」

土御門「今の俺はイギリス清教の土御門元春。だったらやることは一つだ」

建宮「ふっ、なるほどな。ならば我々天草式も協力するのよ」

建宮「あの少年は我々が警護する。お前さん達はその刺客をどうにかするのよな」

土御門「ああ、OKだ。そんじゃあそっちは頼んだぞ。死ぬなよ!」タッタッタ

建宮「互いにな!」タッタッタ

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――

ロンドン女子寮 上条の部屋 前


浜面(ったく、一方通行のやつ。俺のことしこたま責めといて結局自分も忘れてたんじゃねえか)

浜面(しっかしなんでアイツまでイギリスに来てるんだ?)

浜面(野球大会のことか……?まさか、あいつまでイギリスチームに?)

浜面(ここで考えても無駄か)

浜面(空港まで迎えに来いって言うから一応大将も誘っとくか)

浜面(不可抗力とはいえ、アイツとの約束すっぽかしたのは連帯責任だしな)



建宮(さて、天草式は外に待機させたし、あとは事情もわかってねえあの少年を連れ出すだけなのよ)

建宮(学園都市から迎えが来てるなんて知ったら、お人好しの少年のことだ)

建宮(最悪学園都市に戻っちまうかもしれんのよ)

建宮(それも悪くないかもしれんが、五和や女教皇様の気持ちを考えるとそうも言っとられんよな)

建宮(それとなく理由をつけて、ここから連れ出すしかないか)



レッサー(おかしいですねえ、なんでフロリスがいないんでしょう……)

レッサー(部屋を探してもいませんでしたし、まさか本当にアイスを買いに行ってくれたとか?)

レッサー(まさかね。あの意地悪なフロリスのことです。例え外に出ても買ってきてくれる訳がありません)

レッサー(だとすると、ははーん。さてはあの少年の部屋ですね)フフフ

レッサー(なんだかんだいいながら気にしてましたもんね、フロリスってば)

レッサー(ですが抜け駆けは許しませんよ!!)

レッサー(上条当麻を英国にとどまらせるのは私の役目なんですから!!)




浜面「なあ大将、ちょっと―――っ!?」

建宮「よ、お前さん風呂には―――っ!!」

レッサー「おまたせしました!あなたのレッサーちゃんが―――っ!?」



浜面「誰もいねえな」

建宮「ああ、さっきまでいたような形跡があるのに」

レッサー「ど、どこにいったんでしょうね……」

浜面(どっか遊びに行ってんのか?そういや土御門ってやつと仲良かったみたいだしな)

建宮(まさかこの寮にすでに刺客が!?それとも学園都市の内通者が……)

レッサー(まさか、フロリスと外へ遊びに!?)

浜面(ま、いいか。なら一人でアイツを迎えに行くか)

建宮(まずいのよ!早速捜索しなくちゃならんのよな!)

レッサー(くっそ!フロリスめ!油断しました……ッ!!)


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――

ロンドン BUDGENS


フロリス「んー、必要な物は揃ったかな」


フロリスは、夜のコンビニにいた。

ロンドンの街の隅、交差点の一角にある小さな店だ。人通りの少ない通りに面しているためか、客足はおだやかだ。

フロリスはワインの並ぶ棚を通り過ぎ、最後にペットボトルの炭酸飲料をカゴにいれた。

そこで、ふと彼女は足を止める。すぐ隣には冷凍庫がある。

フロリスはしばし考え、やがてテキトーに2,3種類をカゴに放った。


フロリス「ワタシとしたことが、これじゃまるでレッサーの言いなりだな」


フロリスは少し笑うと、賞品をレジに通し、再びロンドンの街へ出る。

静かだ。さっきまで女子寮で騒いでいたことを考えるとずいぶん新鮮な気持ちだった。


フロシス(そろそろ帰るか。アイスが溶けちゃうしね)


フロリスがいるのは、もう5、6本ほど車線をまたぐとロンドンの大通りに出る裏道のような場所だ。

そこで、フロリスは来た道を引き返そうとして、信じられないものを見たように立ち尽くす。

一つは上条当麻。

女子寮でもう眠っていてもおかしくはない上条当麻が、なぜか全力で走っている。

というか、

フロリス(こ、こっちに来てないか……?)


そしてもう一つは王宮にいるはずの王女・キャーリサ。

二人は上条が手を引く形で手をつなぎ、なぜか鎧を着た騎士派の連中と思しき小隊に追われていた。

とにかく隠れよう。

フロリスがそう判断したと同時、上条がフロリスに気がついたようにパッと顔を明るくする。


上条「た、助かけてフロリーーーーーーーーーーース!!」

フロリス「なんかトラブル背負ってこっちに来やがったあああああああああああああああああああ!!」


騎士が上条とキャーリサを追い、二人に追われながら全力で逃げるフロリス。

ロンドンの夜が更けていく。

離席

安価スレだけどとんでも展開が少なくて面白い
応援してます!

>>793ありがとうございます。偏に安価職人の方々のお陰ですね

↓2で開始

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空港


一方通行「遅ェンだよ浜面くン」

浜面「これでも急いできたほうなんだがな…っ。お、久しぶりだな打ち止め」

打ち止め「……ゔっ」コクコク

一方通行「あァ、コイツは飛行機に当てられてしばらく喋れねェンだよ」

浜面「めちゃくちゃ辛そうだな…」

浜面(気持ちはよーくわかるぜ……)

浜面「しかしお前、よく俺がイギリスにいるってわかったな」

一方通行「ンなもンわかるわけねェだろ。三下がメールで言ってただけだ」

浜面「ああ、大将ね」

浜面「で、お前なんでわざわざ英国まで?」

一方通行「あァ、それなンだがな……」

一方通行(素直に三下を連れ戻しに来た、なンて言ったら邪魔されるかもしンねェな…)

一方通行(コイツはイギリスから逃げ出す気がねェみてェだし……)

浜面「?」


>>+3

A あくまでも強引に連れ戻す

B 今は潜入に徹し、隙を見て連れ戻す

一方通行(焦ってことを急いでもそれで成功するわけじゃねェよな)

一方通行(俺はどォしても三下を学園都市へ連れ帰らなきゃなンねェンだから)

一方通行「とりあえずオマエらのホテルまで案内しろ」

浜面「ああ、泊まってんのはホテルじゃねえんだ」

浜面「まぁ寮っつーかなんつーか。ホテルみたいなもんといっても間違いじゃねえんだけど」

一方通行「なンでもイイ。とにかく案内頼むぜ」

浜面「OK。んじゃ、タクシー拾うか」

一方通行「おォ」


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ロンドン女子寮 天草式十字凄教


建宮「おい、そっちはどうだった」

牛深「だめです、こっちにはいません」

浦上「女子側の方にも……っ!」

五和「か、上条さん……」

建宮「心配するな。学園都市側にむざむざ連れ去らせたりしねえのよな」

香焼「でもこれからどうするすか」

建宮「なあに、>>805

↑+ロンドンをくまなく探すぞ

建宮「なあに、我らは我らでロンドンをくまなく捜すだけなのよな!」

野母崎「了解です!」

諫早「では行くぞ!」

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――

ロンドン 夜


フロリス「もーっ最悪!!なんでアンタはいっつもワタシにトラブルを持ち込むんだ!?」

上条「上条さんだって好きでこんなことになってるんじゃございませんことよっ!?」

フロリス「だーーっ!!ワタシまで誘拐犯認定されてるだろ!?」

上条「つか、ホントにあいつら鎧着てんのか!?足速すぎだろ!!」

キャーリサ「馬鹿者!魔術に決まってるだろーが!!」

上条「おいフロリス、目眩ましみてーな魔術はねえのか!?」

フロリス「霊装なんか持ち歩いてないっての!丸腰だ!お前このその右手でどうにかすればいいだろ!!」

上条「さっきからこうして飛び道具は払ってるんですけどねッッ!!」キュィィン

キャーリサ「こーなったらカーテナの欠片を…!」

上条「やめてください!誤解が解けた後のわたくしめの立場を考えてくださいませ!!」

キャーリサ「でも、一体コレをどーやってまくの?」

上条「じ、持久戦しかないのか……!」

フロリス「もーやだ!なんでワタシまでこんな目に合わなくちゃなんないんだよーーっ!!」

キャーリサ「持久戦なら圧倒的にこっちのほうが不利だし!」

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――

ロンドン タクシー


一方通行「落ち着いたかクソガキ」

打ち止め「とりあえずは…でも食欲はないかもってミサカ―――」

一方通行「ならイイ。もォしゃべンな」

浜面「なあ一方通行、こっちの寮に来るってことはお前もイギリス側に加勢するってことなのか?」

一方通行「>>+3」

一方通行「イギリスと縁が無い俺がどうしてイギリスのチームに入るンだよ。 俺は学園都市のつもりだ」

浜面「え、じゃあ尚更なんでこっちに来たんだ?」

一方通行「>>815

一方通行「…………イギリス観光だァ」

浜面「ずいぶん急だな……嘘っぽい」

一方通行「ビ、ビッグベンじゃねェか!!」

浜面「こっからじゃ見えねえよ!!」

浜面「まぁいいけどさ……。なら今日はどっちみち泊まってくんだろ?」

一方通行「おォ」

浜面(いや、二部屋も空き部屋があるかな……)

浜面(ここは一方通行に俺の部屋を明け渡して、俺は大将の部屋に転がり込ませてもらうか)

一方通行「……………ッ!?」

浜面「び、びっくりした!なんだよ急に」

一方通行(お、俺ァ頭がおかしくなっちまったのか……?)

一方通行(い、今向こうで三下がドレス着た女と一緒に鎧の群れから逃げて行くのが見えたンだが……)

一方通行「オイ、運転手。ちょっと次の道を左に曲がれ」

運ちゃん「え?」

浜面「おい何言ってんだ?道は真っ直ぐだぞ」

一方通行「さ、三下がいた」

浜面「はぁ!?」

一方通行「多分間違いねェ……なンか鎧着た連中に追われてたぞ」

浜面「いくら大将でもさすがに異国でそんなトラブルにあるわけが……あっ!?」

一方通行「イヤ、多分見間違いじゃねェだろ……あの頭」

浜面「ああ、服装から置かれてる状況まで大将にそっくりだな……」

一方通行「……どォする」

浜面「ど、どうするったって……どうしよう」


A タクシーで拾う

B 見なかったことにする

すみません 安価は↓3で。

一方通行「クソッタレ。拾うしかねェだろ…!」

浜面「そ、そうだな!」

一方通行「オイ浜面、クソガキをオマエの膝の上に乗せろ」ヒョイ

浜面(助手席)「わかった」

一方通行「オイ運転手、発煙筒出せ。あンだろ」

運ちゃん「は、発煙筒ですか?」

一方通行「知り合いを拾うから左のドアも開けろ」

一方通行「早くしろォ!!」

運ちゃん「は、はい!」

浜面「発煙筒なら俺の足元に……あった」

一方通行「よし、鎧の連中を車が抜いたら窓から放れ。目眩まし程度にはなンだろ」

浜面「わ、わかった」

一方通行「そろそろだ」

一方通行「オイ!一人二人敷いても構わねェ!さっさと鎧共の前に出やがれ!」

運ちゃん「で、でも一本道ですし」

一方通行「イイか、でもとだっては禁句だ。さっさと前に出やがれ」

運ちゃん「は、はいぃ!」

浜面(ひでえええ)

一方通行「じれってェ!こォすンだよ!!」キュォォォ

運ちゃん「ひぃぃぃぃ!!」

プップーーーーーーー

浜面「危ねえ!?スレスレだったぞ!!」

一方通行「チッ。轢き損ねたか……さっさと発煙筒を投げろ!」

浜面「お、おりゃああ!」ポイッ

一方通行「よォし!運転手さっさとドアを開けろ」

運ちゃん「どうにでもなれえ!」バカッ

一方通行「三下ァァァアアアあああああああ!」

上条「なっ!?ア、一方通行!?」

一方通行「イイから掴まれ!オマエらもだババァ共!」

フロリス「誰っ!?味方!?」

キャーリサ「バ、ババァ!?無礼者!!」

一方通行「うるせェ!さっさと掴まれ」

上条「学園都市の親友だ!助かったぞ一方通行!」

一方通行(し、親友///)スルッ

上条「んぎゃああああああああああああ」ゴロゴロゴロ

一方通行「す、滑ったァ……」

浜面「なにやってんだテメェ!」

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ロンドン タクシー


上条「ぜぇ…っはぁ…っ、た、助かったぞ一方通行」

フロリス「はぁ…っ死ぬかと思ったよ…っ」

キャーリサ「ふぅ…っ、でも…もー追手は見えないぞ。とりあえずは……安心だなっ」

一方通行「……狭い」

浜面(う、後ろは高校生男子2人に女子高生っぽい姉ちゃんに王女様……すげえ絵だな)

上条「つか、なんでお前らここにいるんだ?」

一方通行「イギリス観光に来た所だ」

上条「イギリス観k―――ぶふぉッ!?」

フロリス「どさくさに紛れてヘンなトコ触んなッ!!///」ドスッ

上条「あ、当たっただけだろ……っ」

フロリス「なっ――!!」

一方通行「狭いから騒ぐンじゃねェ!!」

上条「……と、とにかくまずは宮殿の近くに向かってくれ。キャーリサを降ろすのが先だ」

浜面「つか、これってどういう状況なんだ!?なんで追われてんだよお前!」

今日はここまで。明日はおそらく伊英日が一堂に会するとこまで進めると思います。

書きため少ないのでノロノロやります。
>>+2レスで開始

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少し前 ロンドン 聖ジョージ大聖堂

ローラ「ええっと、」

ローラ(うん。なかなか綺麗にまとめられているわね)

ローラ「イギリスチームの練習は早速明日からで、ポジション適正テストとそれから練習試合…」

ローラ「背番号は保留でユニフォームはシアトル・マリナーズモデルを……」

ローラ「なるほど。かようなりし報告ならすべて承認するわ」

神裂「ありがとうございます」

ステイル(ああ本当によかった。最大主教(コイツ)のことだからまた無理難題を押し付けてくるんじゃないかと内心ヒヤヒヤしていたんだ)

ローラ「……そうね、この私も練習を一度見に行かんとしようかしら」

ステイル「はぁ?」

ローラ「なによその反応!失礼ね!」

ステイル「い、いえ…、失礼」

ステイル(まさかコイツがそんなことを言い出すなんてね…)




―――ステイル『最大主教、あなたはこの問題をわたしに丸投げしようとしているだけなのでは…?』イライラ

―――ローラ『あら、それは心外でありけることよ』

―――ローラ『最大主教でなければ私は喜んで監督に就任したわ。こんな時だけ、自分の地位が憎くて仕方ないわ…』



ステイル(あ、あの言葉は本心だったのか……?)

神裂「?」

ローラ(うふふふ。練習の段階を見て、それがかなりのレベルに達していれば、早速練習試合でグラウンドに観衆を呼ぶことができるわね)

ローラ(さすれば直ちに人気沸騰間違いなし!わたくしの力量が評価されるとともに莫大な利益が予想されるのよ!)

ステイル(ア、最大主教……!)

ステイル(密かに女狐と呼んでいたことをここに詫びよう。僕も本気を出してイギリスに貢献するしかないようだね)

ローラ(そうだわ!せっかく背番号なるものを決めるんだもの。グッズの販売も検討したきところね)

ローラ(そうね……タオルやTシャツ、ユニフォームにキャップ、ボールは定番だけど)

ローラ(>>+2~>>+4なんかもよさそうだわ)

ローラ(選手たちの写真付きカード、サイン入りパスケース、首振り人形なんかもよさそうだわ)

ローラ(さらにポスターなるものを作ったりして、、、)

ローラ(これがバカ売れすれば……うふふふふふ)


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――

明朝 学園都市 病院


御坂妹(あの少年が英国に拉致監禁ですか……上位個体の発言は鵜呑みにできませんね、とミサカは20001号の報告を吟味します)

御坂妹(しかし、あの少年ならあるいは……)


>>+2(コンマ)

ゾロ目: 大変です!早速お姉様に報告しなくては

それ以外: いやいやねーだろ、とミサカは惰眠をむさぼりますむにゃむにゃ

御坂妹(いやいやねーだろ、とミサカは惰眠をむさぼりますむにゃむにゃ……)zzz

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――

学園都市 黄泉川愛穂のマンション


打ち止め『だからね、ヒローさんが―――』

番外個体(ミサカのこと置いて行った奴らの話しなんか聞きたくないよ)ブチッ

番外個体「…………」イライラ

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――

イギリス ロンドン イギリスチーム練習グラウンド


上条「ふわぁ……むちゃくちゃ眠い」

土御門「同感だにゃー、昨日は本当にいろいろあったぜい」

上条「そーいやお前は何やってたんだ?」

土御門(テメェを陰ながらサポートしてたんだよ!!)

浜面「あの後もかなり大変な目にあったよな」

上条「騎士団長にタクシー襲撃された時は本当に死ぬかと思いましたよ……」

一方通行「ビルの上から車の屋根に飛び乗ってきたアイツか」

上条「そうそう」

浜面「あーアレには流石の俺もビビったぜ」

一方通行「……オマエは終始騒いでたじゃねェか」

上条「つか、なんでお前ここにいるんだ?お前って確かイギリスの観光に来たんじゃ……?」

一方通行「ついでだァ。オマエらの野球を見ておこォと思ってな」

上条「ふーん。そうだ、打ち止めは?」

一方通行「あそこでフレメアってガキと遊ンでやがる」

浜面「あ、ほんとだ。3塁側スタンドにいるな」

上条「フレンダの妹か」

土御門「おっと。さて、そろそろ全員集まる頃かにゃー」

上条「おお、ようやく練習ですか」

一方通行「俺ァ三塁側のスタンドから見るから。ンじゃな」

浜面「おう」フリフリ

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――――――

――――

――

神裂「これで全員ですか?」



ステイル 神裂 騎士団長 土御門 インデックス 建宮 牛深 諫早 野母崎 香焼 

浦上 五和 対馬 ベイロープ レッサー フロリス 滝壺 麦野 絹旗 フレンダ 浜面 上条


ステイル「えーっと、うん。参加できる選手はこれで全員かな」

騎士団長「では早速始めようか」

上条(改めて見てもスゲー面子だ……)

ステイル「じゃあ全員、まずは自己紹介からはじめることにしようか」

ステイル「僕から円陣を時計回りだ」

ステイル「僕はこのイギリスチームのキャプテンを任されたステイル=マグヌスだ。専門はルーン魔術だけど、野球の経験はない」

ステイル「しかしこのチームを本気で優勝させようと思っている。みんな、僕についてきてくれ」

神裂(ステイル、立派な挨拶ですね……)

土御門(実は最年少なんだけどにゃー)

レッサー(必要悪の教会の彼がキャプテンだったんですか、てっきり私は聖人の方だとばかり…)

神裂「ええ、では」

神裂「私もステイルと同じ教会の神裂火織です。野球は専門外ですが、死力を尽くして頑張ります。一緒に優勝旗を手にしましょう」

フロリス(聖人神裂火織かぁ。うちのチームの命運はまずアイツにかかってるね)

建宮(さすがなのよ、女教皇様)

騎士団長「私は騎士派の騎士団長だ。この度、イギリスの一員としてこのチームに加担することと相成った」

騎士団長「ついでに監督も兼任することになったので、諸君らをビシバシ鍛えるつもりでいる。よろしく頼む」

浜面(出た昨日の!早速トラウマになりつつあるぜ……うまくやってけんのかなぁ)

上条(心なしかわたくしめを睨んでらっしゃいませんかね……?)ガタガタ

ベイロープ(騎士派の長まで参戦か。聞いてなかったわ)

キャーリサ様は入らないの?

>>860 お一人でルールの勉強中

土御門「俺はネセサリウス所属の土御門元春だにゃー。訳あって学園都市に籍をおいているが、今回はイギリス側だ。全員一丸の野球を目指して頑張ろうぜーい!」

麦野(テンション高いわねぇ…)

上条(野球の時もアロハで通すのか……?)

―――――――――――――

―――――――――

――――――

――――

――

浜面「俺は学園都市の人間だが、訳あって英国(コッチ)に味方することになった浜面だ。なにができるかわかんねえけど、精一杯頑張るぜ」

滝壺(そんなはまづらを応援してる)

上条(っつか、キャーリサの奴はどこで何やってるんだ?)

神裂「(では、最後にあなたの番ですよ、当麻)」

上条「俺か!」

上条「>>+1、2、3を組み合わせた挨拶」



上条「俺か!」

上条「俺も学園都市の人間だけど、浜面と同じで英国に加担することになった。えーみんなのような特段に秀でた能力は無いが、一番泥臭くプレーするからな」

上条「誰より声を出して、ガッツあふれるプレーを見せつけてやる!精いっぱい頑張るからよろしく!以上、上条当麻!」

パチパチパチパチパチ

神裂(わぁ、なんとも素晴らしい挨拶です!こちらも身が引き締まりますね)

ステイル(チッ!主将の僕よりもいい挨拶じゃないか。やはり君は永遠の僕の目の上のたんこぶ!)

――――――

――――

――

ステイル「では、この22人が現在のイギリスチームの選手達だ。全員で協力し合い、優勝を目指していこう」

ステイル「じゃあ、急いで用意したチームの練習着をこれから配布するよ」

上条「練習着?」

神裂「ええ。これは最大主教が前もって準備していたらしい品物なんですが」

建宮「へぇ、それってどんなのなのよ」

ステイル「今から配るよ。デザインは>>+2だ」

メイド服………ではなく、シマシマのゼブラカラーだ

>>867想像もつかない

ステイル「今から配るよ。デザインはメイド服………ではなく、シマシマのゼブラカラーだ」

建宮「…………」

上条(なるほど、ユニフォーム決めたのって昨日だったもんな)

土御門(なんでそんな妙なモンにしたんだ!!)

神裂「ではこれより準備時間を取ります。その後、各自でアップを済ませ、ホームに集合してください」

神裂「それでは解散とします」



上条「おい、土御門。着替えてアップやろーぜ」

土御門「OKだにゃー」

上条「じゃあどうする?球場を走るか?」

土御門「だにゃー。ぐるっと15分位ランニングしますか」

上条「よし行くぞ」

土御門「にゃー!」

―――――――――

――――――

――――

――

球場 ランニング


上条「しっかしロンドンの近場にこんなにでかい球場があったとはな」

上条「今日は一日貸し切りなんだろ?」

土御門「だぜい。ま、王室と清教の力があれば余裕ってことですたい」

上条「なんていう名前なんだ?この球場」

土御門「>>+2だにゃー!」

土御門「エリザベートスタジアムだにゃー!」

上条「初めて聞く名前だ。つかそんな大それた球場なのか!?」

土御門「ま、野球大会が終わるまでは俺たちイギリス側のグラウンドってわけですたい」

上条「俺たちイギリス……ねぇ」

土御門「確かにずっと学園都市育ちのカミやんには慣れない響きだろうな」

上条「ああ、自分でもまだ信じられねえよ」

土御門「学園都市側の選手にって未練はねーのか?」

上条「うーん。まぁはじめに向こうに誘われてたらそうだったかもな」

上条「でももうこっちの連中と関わっちまったし、それなりに期待もさせてるからな」

上条「今はこっちで頑張ることしか考えてねえよ」

土御門「さいでっか」

土御門(ということだぜい一方通行。どうやらさほどお前を警戒する必要はなさそうだ)

土御門(すまないなアレイスター)

レッサー「じゃあついでに英国に永住するっていうのはどうですか?」

上条「うわっ!」

上条「なんだよレッサーか。おい、走りにくいから腕をつかむな」

土御門(にゃー!練習中にまでイチャコラしやがってーーっ!!)プンスカッ

レッサー「それもタダでとはいいません」

上条「お話聞いてやがりますか!?」

レッサー「わたくしレッサーがもれなくお嫁さんになります!」

上条「むしろマイナス特典じゃねえか……」

レッサー「ひどっ!?」

ベイロープ「あはははは。違いないわ」

フロリス「ワタシもレッサーと一生一緒なんてごめんだなぁ」

レッサー「ちょっとなんですか二人して!」

フロリス「さてと、じゃあワタシはコイツの傍にいたくないからあっちを走る」タッタッタ

上条「……か、完全に疫病神扱いだ」ドンヨリ

レッサー「まぁ昨日のことがありますからねぇ」

土御門「にゃっはっは。モテモテカミやんもたまにはこういう目に遭うべきだにゃー」

上条「誰がモテモテだって!?テメェの嫌味は笑えねえんだよ!」

レッサー「うわぁ…」

土御門「さすが安定の難聴鈍感だぜい」

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――――――

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――

エリザベートスタジアム


土御門「さて、ランニングはこれくらいでいいだろう」

上条「ああ、結構身体も温まったしな」

浜面「お!お前らもランニング終わったのか?」

土御門「だにゃー」

上条「んじゃ、次はキャッチボールでもすっか」

浜面「おお。なんか野球部っぽいな」

土御門「んじゃ、グローブ取ってくるぜー」

上条「頼む。俺はボールを持ってくるぜ」

――――――

――――

――

上条「じゃあ投げるぞ」

土御門「来いやー!」

上条「らっ!!」シュッ

土御門「ナイスボール」バシン

土御門「行くぜ!」シュッ

浜面「よしこいっ!」バシン

浜面「行くぜ」

騎士団長「来い!」ヘイヘイ

浜面「」

浜面「じゃ、じゃあ行きますよ」シュッ

騎士団長「ふむ。いいボールだ」バシン

騎士団長「行くぞ上条当麻!」シュバーーン

上条「うわっ!?」バシーーン

上条「キャチボールの球じゃねえ!!」

――――――

――――

――

上条「ふぅ、肩も温まったしそろそろいいんじゃねえか?」

土御門「にゃー。んじゃ、ぼちぼちホームに向かおうぜい」

上条「おう」

上条「青髪も学園都市で野球やってんのかな……?」

土御門「さぁな。ああでももしかしたら意外なところで吹寄あたりが出てくるかもしんねいぜい」

上条「吹寄?ああ、そういやあいつってフォークボーラーだったっけ」

土御門「そうそう。野球好きっぽかったしにゃー」

―――――――――

――――――

――――

――

エリザベートスタジアム ホーム


ステイル「さてと。各自アップは済ませたかな?」

土御門「バッチリだぜー」

神裂「ええ、もちろん」

レッサー「私たちも完璧です」

建宮「我らも大丈夫なのよ」

ステイル「じゃあ早速だけど、まずはポジション適正テストを行うよ」

浜面「ポジション適正テスト……?」

絹旗「つまり最初にポジションを超決めてしまうってことですね」

ステイル「ああ。そのために全員にすべての守備についてもらう」

麦野「なかなか面白そうだにゃーん」

神裂「ではまずはピッチャーの適正から入りますか」

ステイル「そうだね。最終的な判断は騎士団長にお任せしましょう」

騎士団長「無論。そのつもりだ」

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――――

――

投手適正試験

受験番号 01 ステイル=マグヌス

仮捕手 神裂火織

審判兼試験官 騎士団長


ステイル(投手か。ルーン魔術という頭脳派の僕には向かないポジションだと思うんだけどね…)

ステイル(まぁやるだけやってみるよ)

騎士団長「君、持ち球はあるかね?」

ステイル「NOです。ファストボールオンリー」

騎士団長「では彼女が構えたところにボールを投げ込んでくれ」

神裂(では、まずはど真ん中)

ステイル(真ん中か!任せろ!!)バシュン

神裂「ん!!」バシン

神裂「ナイスです、ステイル」シュッ

ステイル「たまたまさ」バシン

神裂(次はインハイです)

ステイル「らぁぁっ!!」バシュン

神裂「っ!!」バシン

神裂(今のは……>>+3)


00~70 インハイというよりインローですね。このノーコン

71~99 ナイスコース

神裂(今のは……ナイスコースです!!)

神裂「いいですね、ステイル」シュッ

ステイル「ふんっ」バシン

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――――

――

騎士団長(なるほどね。彼は確かにコントロールはいい。球速は>>+2くらいか)

騎士団長(投手としては>>+4だ)合格or不合格

130km/h後半
球速もコンマにしたら?

age安価↓

>>895了解!


騎士団長(なるほどね。彼は確かにコントロールはいい。球速は130km/h後半くらいか。年齢にしては速すぎるほどだ)

騎士団長(投手としては合格だ)

――――――

――――

――

投手適性試験

受験番号 02 神裂火織

審判兼試験官 騎士団長


騎士団長「うーん、ハッキリ言って彼女のボールを彼女以外の人間に捕れるのか?」

神裂「なっ!!」

神裂「それではまるで私が馬鹿力キャラみたいではないですかっ!!」

騎士団長(いや、間違いじゃないだろう……)

神裂「さぁ、誰か捕手をお願いします!!」

建宮「も、もちろん俺しかいねえのよな!女教皇様のボールはこの建宮斎字が捕ってみせるのよ!!」

オオオオー

神裂「そこッ!!なんでここで歓声が上がるんですか!!」

土御門「(天草式の教皇代理、死んだにゃ―)」

上条「(ああ、あいつのことは忘れないぜ)」

騎士団長「まあ君がそれでいいならはじめるが」

建宮「と、当然なのよ!!」ガタガタ

神裂「では、行きます!」

建宮「………っ」ガタガタ

建宮(ど、ど真ん中しかねえのよ!)

神裂「喰らえ!!」バシュゥーーーーン

建宮「ちょっと掛け声おかしいだ―――ごばっ!?」ゴロゴロゴロ

騎士団長「……」ヒョイ

土御門(…避けたな英国紳士)

上条「おい、建宮!!」

土御門(見事に飛んでいったにゃー)

牛深「教皇代理!!」

野母崎「だ、だめだ…昇天しておられる」

対馬「幸せそうな顔してるし…いいんじゃないの?」

香焼「ひでー顔すね」

――――――

――――

――

騎士団長(エース級の投手がいるものの、それを捕れる人間がいないというのはマズイな)

騎士団長(これでは聖人という宝の持ち腐れだ)

レッサー「は、鋼の手袋を使えばなんとかなりませんかね……」

フロリス「アンタの愛国心も大したもんだね。でもアレの相手はやめといたほうがいいわ」

騎士団長(仕方ない。こうなったら私自ら―――)



絹旗「超仕方ないですね。私が引き受けますよ、そのトンデモ投手の相棒は」


フレンダ「き、絹旗!?」

浜面「マジか!?」

上条「絹旗が捕手……?」

麦野「ふーん。確かに銃弾も止める窒素装甲ならボールを受け止められるでしょうね」

滝壺「なるほど」

騎士団長「なるほどな、科学sideの力という訳か」

神裂(トンデモ投手……ですか……)ズーン

絹旗「ええ、という訳なので。神裂でしたっけ、彼女のボールが捕れたら捕手に超合格ってことにしてもらえますか?」

騎士団長「本当にそんな芸当ができるなら是非もない」

騎士団長「なら早速始めようか」

―――――

――――

―――

投手適性試験

受験番号 01 神裂火織

捕手適性試験

受験番号 19 絹旗最愛

審判兼試験官 騎士団長


神裂「では行きますよ!」

絹旗「ええ、ばっちこいってやつです」

絹旗(初球は、アウトロー超いっぱいです)

騎士団長(いや、逆に投げろ)アイコンタクト

神裂(逆……ですか…!?)アイコンタクト

騎士団長(そうだ。捕手は構えたところに来た球だけを捕れても務まらない)

騎士団長(ここで見るべきは真の実力だ)

神裂(わ、わかりました。すみません、絹旗最愛)バシューーン


>>+3コンマ

ゾロ目 捕れない

以外 完璧に見てキャッチ

絹旗(速ッ!!!)バシーーン バサーーーッ

騎士団長(なんだこの球威はッ!!)

絹旗(見えなッ―――)

神裂「……ダメでしたか」

騎士団長(能力的には可能でも、球を追う動体視力に欠けていたか……っ)

絹旗「………」


ゾロ目 最愛ちゃんには無理だったみたいです!やめます!

以外 あ、諦めませんよ!


↓2

絹旗「まだ諦めませんよ…!今回は不合格ですが、これから超練習して、あなたのファストボールは私が捕ります!!」

神裂「絹旗…最愛…!!」

騎士団長「何を言っている。球が見えないのは当然のことだ」

騎士団長「だからこれから捕手として修練を積み、いずれ聖人の球をも捕ってもらうぞ」

絹旗「……はいっ!」

騎士団長「よって両者とも試験に合格だ」

騎士団長(この先が楽しみになってきたな)

―――――

――――

―――

投手適性試験

受験番号 04 土御門元春

正捕手 絹旗最愛

審判兼試験官 騎士団長

土御門(ま、うちのチームにゃ投手やれそうな奴はほとんどいねーからにゃー)

土御門(俺も本気出すっきゃねーか)

騎士団長「君は何か変化球は?」

土御門「>>+2」


00~65 ファストボールオンリーだぜい
66~75 シュートが投げれるにゃー
76~85 カットボールが得意だぜい
86~95 スローカーブくらいなら
96~99 自由安価の変化球(>>+5)

土御門「変化球はないにゃー。ファストボールオンリーだぜい」

絹旗(では、初球は真ん中高めですかね)

土御門「OK」コクコク

土御門「それっ!」バシューーン

絹旗「>>+2」バシン


00~65 ナイスコースです土御門!

66~99 下手くそが!もう下がれ!

絹旗「ナイスコースです土御門!」シュッ

土御門「ま、これが放課後箒野球の底力ってやつですたい」

絹旗(そんな遊びに超大した影響はないと思いますが……)

騎士団長「ふむ……」

―――――

――――

―――

騎士団長(コントロールはいい。球速は>>+2くらいか)


00~45 130km/h前後
46~70 140km/h前後
71~85 150km/hオーバー
86~99 120km/hないな。使えん

騎士団長(コントロールはいい。球速は150km/hをオーバーしているな)

騎士団長(投手としては当然合格だ)

―――――

――――

―――

投手適性試験

受験番号 06 建宮斎字

正捕手 絹旗最愛

審判兼試験官 騎士団長


建宮(まぁ俺の専門はサッカーなんだけどな)

建宮(我らの所属するイギリス清教を優勝させるためなら尽力は惜しまんのよ)

騎士団長「持ち球はあるかね?」

建宮「俺は、>>+3


00~50 ファストボールオンリーなのよ
51~60 カーブが使えんのよ
61~75 スライダーの達人なのよ
76~89 チェンジアップなら任せろ
90~99 フォークボーラーなのよ

建宮「俺には速球しかねぇのよ」

騎士団長(またか……)

絹旗(では、初球は外角高めに要求します)

建宮(外角高めか…OK)コクコク

建宮「マウンドの狙撃手、建宮斎字参る!!」バシューーン

絹旗「……んっ!!」

>>+3


00~75 ナイスコースです

76~98 要求と超違います。オナニープレーなら他所でやってください

99 あなた天才ですか

絹旗「ナイスコースです!」シュン

建宮「お前さんもナイスキャッチなのよ」バシン

騎士団長(ふむ…)

―――――

――――

―――

騎士団長(コントロールはまぁまぁだな。球速は>>+3くらいか)


00~55 130km/h前後
56~77 140km/h前後
78~95 150km/h前後
96~99 160km/hオーバー


騎士団長(コントロールはまぁまぁだな。球速は130km/h前後程度か)

騎士団長(変化球もないというし、投手なら使えないな)

騎士団長(内外野手として大いに期待しよう)

―――――

――――

―――

投手適性試験

受験番号 18 麦野沈利

正捕手 絹旗最愛

審判兼試験官 騎士団長

休憩!!22時過ぎに再開

―――――――――――――

―――――――――

――――――

――――

――

騎士団長「以上で投手適性試験を終了する」

騎士団長「では、合否の発表を行う。呼ばれたものはイギリスの投手組だ」

騎士団長「受験番号01番、02番、04番、18番、19番、22番だ」

ステイル「ぼ、僕が投手として合格だって!?」

神裂「ほっ。ひとまず期待に添えましたか……」

土御門「にゃー!箒野球の真髄を見せてやるぜい!」

絹旗「捕手と兼任ですから出番は超ないかもしれませんが…」

麦野「ま、やるなら投手だと思ってたし、絹旗に負けないように頑張るわ」

上条「まさか俺までかよ!」

騎士団長「以上6名が英国の投手だ」

騎士団長「尚、絹旗最愛は捕手と兼任、神裂・上条両名はオールラウンダーとの報告を受けているため、内外野の適性試験も課すので覚えておくように」

騎士団長「これより15分の休憩を取り、内野・外野の適性試験を行う」

上条(ま、役に立てなるならなんだっていいか)

―――――――――――――

―――――――――

――――――

――――

――

エリザベートスタジアム


騎士団長「ようし集まったな。ではまず内野ノックを行う」

騎士団長「絹旗は私の後ろで返球処理だ」

絹旗「超了解です!」

騎士団長「では番号05、06、07、08は内野の守備位置につけ」

―――――――――――――

―――――――――

――――――

――――

――

騎士団長「よし、これで適性試験の全日程は終了だ」

騎士団長「それぞれのポジションを表にしたので確認してほしい」

―――――――――――――――

01 ステイル 投

02 神裂 ALL

03 騎士団長 ALL

04 土御門 投

05 禁書目録 ---

06 建宮 二/三   

07 牛深 一/三

08 諫早 外

09 野母崎 外

10 香焼 二

11 浦上 遊

12 五和 二/遊

13 対馬 外

14 ベイロープ 外

15 レッサー 遊/外

16 フロリス 外

17 滝壺 一

18 麦野 投

19 絹旗 投/捕

20 フレンダ 外

21 浜面 外

22 上条 ALL

―――――――――――――――

神裂「では、確認終わりましたか?」

ステイル「ああ、そろそろ大丈夫じゃないか?」

土御門「問題ねーぜい」

ステイル「じゃあこの後は>>+3だ」


A 勝負形式のバッティング練習

B 守備練習

C ダウン、終了


ステイル「勝負形式のバッティング練習をしようか」

上条「い、いきなり勝負形式か?」

ステイル「ああ。そうだ、それから投手は神裂に務めてもらうよ」

土御門「いきなりねーちんはハードルが高すぎねーか?」

ステイル「忘れたのかい?僕らの前に立ちふさがるのはローマ正教の神の右席、学園都市の超能力者なんだよ」

上条「かもしんねえけど」

騎士団長「いや、ここはステイル君の指示に従おう」

騎士団長(なるほど。さすがはキャプテンだ、よく考えている)

ステイル(そう、この練習の目的は……神裂の速球にバットが耐えられるかどうかの試験なんだからね)

騎士団長「では捕手はとりあえず私が務めよう」

ステイル「そうですね。では、打者は>>+4からだ」

騎士団長「では捕手はとりあえず私が務めよう」

ステイル「そうですね。では、打者は麦野沈利、君からだ」

麦野「OK。さっそく剛球投手と勝負できるわね」

神裂「お手柔らかに」

土御門(超能力者と聖人の対決か……見物だにゃー)

―――――――――

――――――

――――

――

騎士団長(まずは外角で彼女のコントロールを試しておくか)

神裂「(了解です)」コクコク

麦野「さ、来ォォぉぉおおい!!」ブンッ

フレンダ(麦野、超やる気って訳よ)

絹旗(いくら麦野といえどあの豪速球が打てますかね……)

神裂「いきますッッ!!」バシュゥゥーーン

麦野「らぁぁっっ!!」ブォォンッ

ドスッ!!!

騎士団長「……ストライクだ!」

浜面(麦野が空振った…!)

フロリス(今のは完全に振り遅れだね)

上条(球の軌道が全然見えねえ)

騎士団長(よし、あとは全部真ん中でいい)

騎士団長(とにかく木製バットの耐性を確かめるための勝負だ)

神裂(真ん中…潔いです!)

麦野(こういうときは短く持つのがセオリーね。でかい振りじゃかすりもしねえ…)

神裂「はぁぁっ!!」バシュゥゥーーーン

麦野「ッ!!」ブォォン


>>+3

奇数で当たる

偶数で振り遅れ


ドスッ!!

麦野「……なっ!」

神裂「………はぁ」

麦野「チッ!まだずっと速いわね……」

騎士団長(球のほうがずっと速い。この球は…かつて出会ったあの『達人(マイスター)』ですらミートできないかもしれん)

騎士団長(次も真ん中だ)

神裂「…」コクコク

麦野(来るっ!奴が投球モーションに入ったらもう振らなきゃ間に合わねええ)


>>+2

素数で当たる


麦野「でりゃぁぁあああああああ」カチッ

フレンダ「当たッ―――!!」

麦野(捉えた!!このまま!!)

麦野「うぉあああああああああああ」


バキーーン バラバラ


麦野「……っ!?」

神裂「!!」

上条「バットがッ!」

騎士団長「馬鹿な!今のは芯で捉えていたはず!!」

麦野「ハッ。あははは。やるわねえ、バットを砕く豪速球か!」

―――――――――――――

―――――――――

――――――

――――

――

練習後 首脳会議


騎士団長「これはまずいことになった」

ステイル「ええ、まさかあの聖人の球にあれほどの威力があるとはね…」

上条「な、なら金属バットでやるっつーのはどうだ?」

土御門「ま、そりゃ無理ってやつだぜい。今回の大会は規定で木製バットと決まってるんだにゃ―」

神裂「………も、申し訳ありません」シュン

上条「謝んなって!むしろ頼もしすぎるくらいだぜ」

土御門「にゃー!そうだぜいねーちん!相手がゴロしか打てない最強の魔球だにゃ―」

神裂「…………」ドンヨリ

騎士団長「一つだけ手がある」

神裂「!?」

騎士団長「私の昔の知り合いに、木製バットを造っているヤツがいてな…」

騎士団長「その男がまだ生きているかはわからんが、かつて伝説のバット職人と呼ばれたヤツになら絶対に折れない幻のバッドが造れるかもしれん」

上条「ほ、本当か!?」

土御門「希望が見えてきたぜねーちん!」

ステイル「それで、その男というのは一体どこに」

騎士団長「なにせ10年ほど前から音信不通だからこの記憶が正しいのかわからんが」

騎士団長「奴は日本の北海道にいるはずだ」

ステイル「日本か」

土御門「ま、超音速旅客機から航空便を乗り継げばすぐだにゃ―」

上条「ああ、そんなスゲーやつがいるなら行って見る価値はあるぜ」





騎士団長「ヤツの名は“涙蔵”。かつて『達人』と呼ばれた伝説の男だ」




~次スレに続く~

次スレ

アックア「野球の基本はホームランと三振である」【安価・コンマ】
アックア「野球の基本はホームランと三振である」【安価・コンマ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409665804/)

さすがに25レスは埋まらないので
こっちは依頼を出そうかと思います。
乙でしたー


>>1000の願いはなしか

>>977
埋まるならいいですよ

>>978
連投ありか?

ksk

>>980なんでもありですよ!!

ksk

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年08月25日 (月) 21:24:45   ID: Of370vJe

久々に面白いss見っけた期待

2 :  SS好きの774さん   2014年08月26日 (火) 22:15:12   ID: MBU6llbO

アックアキターーー

3 :  SS好きの774さん   2014年08月28日 (木) 17:32:26   ID: s5rJW-J5

神裂とステイルの会話にいちいち笑うw
続きはよ

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