キョン「な、長門…?」長門「……何」ビンビン (36)

注意
いわゆる生えちゃう話です

メジャーなシチュエーションだからネタ被ってるかもしれません

本番はないですし、生々しい表現はしてないはずですが、そういうのが苦手な人にはオススメしません

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408676649

不本意ながら、俺は厄介事には事欠かない人間である。


神とすら称される涼宮ハルヒを筆頭に、俺の周りの人間関係がアレでアレだからである。


つまり、それは禁則事項で禁則事項が禁則事項なわけであり、一体全体何が言いたいのかというと……


長門「…………」ピクピク


我がSOS団の小柄で可憐な女の子…長門有希(♀)から、おおよそ考えられないようなナニが何々しているのである。


俺が言っていることが理解出来ないヤツも多いだろう。


安心してくれ、俺にもさっぱりわからん。


自分の考えてることすらわからん。厄介事にもたいがい慣れたつもりでいたが、いざ超弩級の厄介事が目の前に現れると慣れもクソもあったもんじゃない。


兎にも角にも、現状この厄介事に対抗できるのは、俺しかいないということだ。

キョン(落ち着け!原因は二択なんだ!ハルヒか長門の上司がトチ狂った結果以外ないんだから…と、とりあえず観察してみよう)


長門「…………」ペラッ


キョン(顔色とかを見る限り、何か異常があるわけではなさそうだ)


長門「…………」ペラッ


キョン(いつも通り…あまりにもいつも通りだ)


長門の長門「…………」ビクビク


キョン(スカートの生地を突き上げるようにして自己主張するアレがなければな……)

キョン「な、なぁ…長門?」


長門「……何?」


キョン「何の本読んでるんだ?」


長門「……」スッ


キョン「……お、面白いか?」


長門「……扇情的」

キョン「は?」


長門「扇情的」


キョン「す、すまんがもう一度表紙を見せてもらってもいいか?」


長門「構わない」スッ


キョン「…………」

キョン「エロ本じゃねーかッ!」

長門「エロ本ではない。官能小説」


キョン「どっちでもいいわそんなこと!学校でなんてもん読んでんだお前は!」


長門「説明すると長くなる」


キョン「わかったよーくわかった。じゃあ、説明してくれ」


長門「結論から言うと、これは涼宮ハルヒのチカラが原因」


キョン「オーケーオーケー、スマートな導入だ。続けてくれ」

長門「私は昨日涼宮ハルヒに呼び出され、SOS団+αと女子会をすることになった」

長門「女子会が開催された理由は一昨日に放送されたテレビ番組が原因と思われる」

長門「女子会は滞りなく進行していた。しかし、最後に問題が生じた」


キョン「そ、それはなんだ?」


長門「自慰行為についての話題」


キョン「ぶぁっ!?」


長門「ちなみに他のメンバーの情報を提示するわけにはいかない。女子会の約束」


キョン「別にいらん!」


長門「そう」


キョン(ちょっと待て、統合思念体は内容を知っているのか?ちょっと羨ま…いかんいかんいかん!)

長門「話がそれた。修正する」


キョン「あ、ああ…正直お腹いっぱいな感じは否めないが」


長門「…?言語によって食欲は満たされない」


キョン「そうだな…俺が悪かった。続きをどうぞ」


長門「自慰行為の話題になった時に、私も話すように促された」

長門「けれど、私にはその経験はない。必要もない。そもそも、そのような機能は備わっていない。そう言うと彼女は困ったような顔をした…」


キョン「まあ、受けようによっては…身体に異常があるかのようにも聞こえるな」


長門「そう…そして、実際涼宮ハルヒは私に異常があるものと認識した」

長門「そして、その日の夜、極々小規模な情報爆発が起こった」

キョン「そ、その結果が…ソレだって言うのか?」


長門「そう、涼宮ハルヒは私の生殖器官に問題があると解釈し、話題を振った自分を責めた。そして願った」


キョン(その話題アイツが言い出したのかよ!)

キョン「けどよ…どうしてその…男の方なんだ?」


長門「それは私がその改変に抵抗したため、結局は押し切られ、抵抗したことによりバグが生じた」


キョン「お前でも防げなかったのか!?」


長門「情報の改変自体は極々小規模で限定的だった。しかし、願いの質が違った。今回涼宮ハルヒは心の底から後悔し、そして私の身体について願った」


キョン「ま、まあ…普段の行いはぶっ飛んでるが、案外ハルヒはそういうことを真剣に悩むからな」

キョン(お疲れ様古泉よ)

長門「あなたにわかるように話すとこんな感じ…うまく説明できた?」


キョン「十分だ」


長門「そう」


キョン「で、それはどうすれば治るんだ?」


長門「…わからない。昨日一日を費やして様々な対処を行ったが解除出来なかった」


キョン「そうか…」


長門「でも、重要な情報は手に入れることに成功した」

キョン「それはなんだ?俺の手伝えることか?」


長門「手伝える」


キョン「そうか!で、なんだ?どうすればいい?」


長門「私の自慰行為を手伝って欲しい」


キョン「」

長門「はい」プルンッ


キョン(はいじゃねえよ!)


長門「教えて?」


キョン(とりあえず化け物みたいな大きさじゃなくてよかった。身体に見合った普通のナニだ。そこんとこナイスだぞハルヒ……いやいやいやいやそうじゃないぞ俺)


長門「早く」


キョン(恥ずかしげもなくコイツは……諸々見えてるんだぞ)ジー


長門「……っ」ピクッ


キョン「な、なぁ…本当にするのか?」


長門「同じような状況に陥る資料では、全て出し切ると元に戻るとあった。けれど、フィクションであることに違いはない。自慰行為の方法に間違いがあるかもしれない。経験者の助言は必要。統合思念体からもこの状況の観察を続けるよう指令が下った」


キョン「あ…そう…もうどうにでもなれ」

長門「手は清潔、問題はない」


キョン「う…まずは…その…さ、先を撫でるようにな…こ、こするんだ。気持ちいいところは自分で探せ…」


長門「なるほど…鈴口の右側が気持ちいい」


キョン「そ、そうか…よかったな。いい具合になってきたら…あの…手で…じ、自分のを掴んでだな…」


長門「いい具合…?もっと具体的に言って欲しい」


キョン「ぐぉ…あああれだ……きゃ、カウパー液が…出て……滑りが……」


長門「…こう?」


キョン「そ、そうだね…そうやって自分のを掴んで上下に擦るといいと思うよ……うん」


長門「……」シュリシュリ


キョン(なんじゃこりゃーーーッ!?)

キョン(なんで俺は自慰のレクチャーなんかしてるんだ!?)

キョン(しかも同学年の女の子に!?)

キョン(これなんてエロゲ!?)


長門「次」


キョン「はい!なんですか!」


長門「次はどうすればいいの?」


キョン「えー…いや、それだけだ。あとはその官能小説とか携帯の画像とか、興奮出来るものを見ながら緩急つけたりして擦ってれば排尿感に近いのが迫って……あーーーーー!何真面目に説明してんだ俺は!!」


長門「そう」チュクチュク

【20分後】

キョン(人間というのは恐ろしいもので、突飛のない状況にも慣れるものである)


長門「…………」スリスリ


キョン(加えて言うと、長門があまりにも普段通りの表情、つまり無表情で自分のを擦っているため、なんというか非常にシュールな絵になっているのだ)


長門「…………」クニクニ


キョン(スカートと下着がいつもの彼女の定位置であるイスの下に散乱し、下半身を丸出しにした長門はまるで本を読んでいるかのように作業的にかつ機械的にその行為を続けていた。しかし……)

長門「…………」チュクチュク


キョン「あ、あの…長門さん?」


長門「何?」シュッシュッ


キョン「なんで俺の顔をそんなに凝視していらっしゃるので?」


長門「あなたが言った。興奮出来るものを見ながらすれ――」


キョン「あー!あー!喉が渇いた!お茶入れてくるわ長門!」


長門「……」ゾクッ

キョン(ダメだダメだダメだダメだダメだダメだダメだ!)

キョン(慣れた矢先から次々爆弾が放り込まれていく!終わらない爆弾の解体作業!)ゴクッゴクッゴクッ

キョン「ップハァ!」

キョン(それに…今まで気にする余裕がなかったが、もし、こんなところを朝比奈さんに見られでもしてみろ…ハルヒならなおさらだ)

キョン(古泉はどうせバイトだろうからいいとして)


長門「心配しなくていい」


キョン「うぇああ!?」

長門「今私たちは元の時空からずれた亜空間に存在している。だから誰かがこの部屋に入って来ても、私たちを認識出来ないし、こちらも入室者を認識出来ない」


キョン「準備がいいですね…本当に……」


長門「それより大変なことになった」


キョン「はぁ…どうしたんだ?」


長門「陰茎が痛む」


キョン「知るか!!」

キョン「あーあー…真っ赤じゃないか。自分の身体なんだからもうちょっと加減出来ないもんかね」


長門「…だから教えて欲しいと言ったのに」


キョン「教えただろ!?羞恥に耐えながら理性を堪えつつ!」


長門「触って」


キョン「なぁあああああ!!??」


長門「私ではスムーズに射精へと導くことが出来ない。やはり一度始めから最後までを体験する必要があると判断する」


キョン「でででで出来るわけないだろ!バカなのか!?バグっておかしくなっちまったのか!?」


長門「……統合思念体にも確認した。結果異常があるのは下腹部のみ、私の精神は正常」


キョン「余計にタチが悪い!」


長門「…?勃ちはいい方、むしろ困っている」


キョン「やかましい!」

長門「あなたにして欲しい」


キョン「だから無理だって…」


長門「…わかった。ならこうする」ハンニャーハーラーミーター


キョン「は?……むぐぅっ!?」ビクンッ

キョン「にゃ、にゃがとぉ…おまっ、な、何をしやがったァッ!」ガクガク


長門「私の男性器とあなたの男性器の感覚をリンクした。これであなたは私に触れずに私に力加減を伝えることが出来る」


キョン「グォォ…やっぱり根本的におかしくなってるんだろお前ェ……」

長門「伝わってると思う。私のこのやり切れないもどかさ」


キョン「そそ、そうだな…っ…これは…んぅ…ツライな……」


長門「ズボンとパンツを脱ぐといい。すごく楽になる」


キョン「な、にゃるぼど…ぉぉ…だからお前はそんな状態なんだな…」ヌギヌ…

キョン「って!お前がリンク切ればそれで解決だろ!少なくとも俺のは!」


長門「断固拒否」


キョン「なんでだよ!」

【10分後】

長門「よく耐える」


キョン「おおお、男ってのはな長門…ぬぅぐ…電車やバス中…ぉぉ……はたまた学校や職場ですら…日常的に耐えてるんだよ、戦ってるんだよ…これぐらい屁でもないぜぇ」


長門「ユニーク」チュクチュク


キョン「あああああ!馬鹿野郎!何触ってんだー!!リンクしてんだから俺にも伝わってるんだぞ!」ビクビク


長門「あなたが教えてくれないから、ひとまず自分で擦って感想を聞くスタイルに変更する」シュリシュリ


キョン「ぉ…ぉふ……ぁふ」ガクガクガクガク


長門「気持ちいい?」


キョン「やめろ…可愛いのやめろ…マジで……ぐぅぅ」


長門「我慢するのはよくない。それにそんなに顔をぐしゃぐしゃにしてまで堪える必要性を感じない。射精をすることで私はこの状態から解放され、あなたは快感を得られる。一石二鳥、ウィンウィンの関係。それなのになぜ?」ナデナデ


キョン「う、うるせぇ…プライドだよ男の…多分……」ゾクゾク

長門「男のプライド。理解できない。でも、あなたの快感が高まってくるのは感じられる。あなたに気持ちよくなってもらえるように擦ると、私も気持ちいい」ギュッギュッ


キョン「~~ッ~ッ~」


長門「あなたにも伝わっている?私の手の感覚。私の快感」


キョン「ぅ…ぁ……」ピクッピクッ


長門「ゾクゾクする。あなたの言う通り、排尿感に似た感覚が迫って、快感が下腹部で渦巻いて……」シュッシュッシュッ


キョン「な…がと…やめ…」


長門「もっともっと、この感覚を味わいたい。もっと、強く感じたい。あなたと私の感覚が混ざり合って一つになる」クチュクチュクチュクチュ


キョン「ぁ…ぐっ!」


長門「そういえば、資料にはこんなことも書いてあった」

長門「『おちんぽには勝てなかったよ』読んだ時は理解不能だった。低俗で全くなんの面白味もない文字の羅列だと…けど、今ならわかる」

長門「イって」


キョン「お…ぁ…ああああッ」ビュクッドクッドク…ビクッビクッ


長門「…ッ……ッ」ビクッビクンッ

そのあとのことは覚えていない。


俺がその日最後に見たのは、少しだけ頬を上気させた無表情な長門が…打ち上がった白い快感を覗き見て自分の顔に引っ掛けていたところだった。


そもそも、なんで俺がこんな目に遭ってるんだ。


翌朝気が付いた時には、俺は自分のベットの上で何事もなかったかのように目覚めた。


長門が運んでくれたのだろうか。そうであって欲しい。


放課後部室に行くと長門はおらず、朝比奈さんは赤面したお顔をお盆で隠し一切目も合わせてくれなかった。


代わりに古泉が3割増のにやけ面を俺に向けてくれたが…ちくしょう。


そして、しばらくして……

キョン「おっす」


長門「…………」


キョン(部室に入ると、長門がいつも通り定位置のイスに座って本を読んでいた)

キョン「あれから調子はどうだ?」


長門「昨日は調整していた」


キョン「……身体のか?まあ、あんなことがあったんだから大変なんだろうな」


長門「そう…見て」スッ


キョン「見てって……なっ!?」


長門「睾丸も付けた…これであなたと一緒。もっと感じられる」


キョン「……もしかして…ハマったのか?」


長門「…手伝って」


キョン「……やれやれ、どうしてこうなった」


続かない

無表情なキャラが無表情に快感に酔いしれるってのが好きです

じゃあの

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