建宮斎字「王子様の帰還なのよ!」 (26)
とある魔術の禁書目録SS
上条さんが天草式のIF
天草式は既にイギリス清教傘下
魔術サイド難しすぎるので、いろいろ案を出してください
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408526432
神裂「……最大主教、今なんと?」
神裂火織は、聖ジョージ大聖堂で最大主教と向き合っていた。
ぽかーんという擬音が似合いそうな表情をする神裂に対して、最大主教ローラ=スチュアートの方は顔色一つ変えない。
ローラは話の内容より、湯気を立てるティーセットの方に興味があるようだ。
ローラ「だーかーらー。痴漢だといいけるのよ、痴漢」
神裂「いや、ちょっと待って下さい。頭が…」
明らかに困惑した様子で頭を抱える神裂。
突然必要悪の教会のトップである最大主教から呼び出され、あろうことか用事が痴漢の退治だったのだから無理もない。
いつから天草式十字凄教は教会の便利屋になったのだろう、いや、そもそも痴漢の退治の依頼がここにくる方が不自然だといえる…。
まったく、ここはスコットランド・ヤードじゃねーんだよ、と内心毒づきながら神裂は深い溜息を付く。
事の詳細を問いただそうとしたが、やめた。
神裂はローラに言い争いで勝てる気がしない。
幸せそうにマカロンを頬張るローラが何を考えているのか検討もつかなかったが、それもまたいつものことだと割り切ることにした。
神裂「…それで、その場所というのは?」
――――――――――――――
とりあえず安価スレでもなく、まともに自分で構想練れないんだったらssなんて書くな
これが唯一のアドバイスだ
ロンドン、日本人街。時刻は午後の3時過ぎになる。
青い空が、少しずつ夕焼けへ変わり始めようとする時間。
二人組の男が屋台の小料理屋に並んで腰掛けていた。
片や真っ黒のローブに身を包んだ奇妙すぎる男、片や妙に艶のある奇抜な髪型の男だ。
その珍妙な風貌に、周囲の人間がチラチラと視線を寄越しているのだが、二人には特に気にした様子もない。
ロンドンの人混みは、そういった人間を次々に流していくため騒ぎにならずに済んでいた。
そんな雑踏の中を、一人の女性が足早に進んでいく。
(ほう、例の痴漢とはどうやらあの二人組のようですね)
神裂火織だ。
神裂「何をやっているんですか、建宮」
不意に名前を呼ばれ、クワガタ男がビクッと背筋を震わせた。
建宮は酔いが覚めたように一気に顔を青くし、ガタガタと震えながら振り返る。神裂と目が合った。
建宮「プ、女教皇様……?な、なぜ…」
神裂「はぁ。まったくあなたという男は…。で、そっちのあなたは牛深あたりですか?」
この世の終わりのような顔をする建宮を尻目に、神裂は呆れながら片方の男のフードに手をかけた。
男はそのことに全く気づきもしないで、急に大人しくなった建宮にグラスを煽る。
「おいさいじぃ、ホラ…ろめよ。ヒック…今日は記念日らから…お、俺のおごりらぞぉ?」
神裂「はぁ…、もう相当出来上がっているようですね。帰りますよ、ホラ」
神裂は建宮の襟首を掴みながら、ローブ男のフードを強引にめくる。
冷たい表情を浮かべていた神裂が一瞬で凍りついた。
神裂「…と、当麻!?」
上条「うわっ、えっ!?しまった、神裂、もうっ!?」
神裂「え…もう!?」
は、うわっ、と慌てる上条と神裂を尻目に、建宮だけがすべてを見通したような目でため息をついた。
>>6と>>7の間が抜けてた
神裂は、人混みの中から驚異的な視力で2人組を捉え、ぐんぐんと歩み寄っていく。
報告にあった二人組と一致するが、神裂はどうも腑に落ちない。
二人組の片割れに、どうも見覚えがある気がしてならないのだ。
特に、あのジェルで固めたクワガタみたいな黒髪に。
そのクワガタ男は、もう一人の男?(黒いフード付きのローブを被っていて性別がわからない)と親しげに肩を組んで陽気に歌っている。
その横顔を見て、神裂の予感は確信に変わった。
ザンッという音を立て、神裂はクワガタ男の真後ろに立つ。
彼らはテーブルの上にお湯割りと雑誌(風俗情報誌)を広げてニタニタと下品な笑みを浮かべている。
>>5帰れ
>>9
作者様(笑)
やっぱSSLって糞だわ
噛みつくな、黙って書け
>>12任せろ
ロンドン、日本人街。2時間前。
建宮斎字は、ある男を待っていた。
彼、上条当麻と会うのは実に3年ぶりになる。
実は建宮、上条とはメールのやり取りをする間柄で、その彼が今日帰ってくるという情報を手に入れたのは建宮だけだった。
上条は3年間、自身の修練のため旅に出かけていた。
建宮はすぐさま行動し、今日上条をだれにも内緒で帰国させた。
飛行機は既に到着しているため、ここに来るまではあと5分ほどだろう。
建宮のプランでは、この後適当な店で再会を祝いつつ、今後の計画を練ることになっている。
今後とは言うまでもなく天草式の面々との再会についてだ。
建宮の知る限り、上条の帰還を待ちわびている人間は大勢いる。
そんな彼らとの感動的な再会をセッティングするというのが、トラブルメーカー建宮のささやかな計画だった。
建宮「女教皇様に五和に浦上…あとはグレーゾーンで対馬あたりか?他にもイギリス清教には隠れファンが大勢いるというし…」
建宮「まずはうちの姫君とどうやって再会させるか…楽しみよな」
建宮は空港の入り口からすぐのベンチに腰掛け、上条を待っている。
待ち合わせの場所については打ち合わせ済みだ。
着陸から4,5分が経過し、空港の出入口から目に見えて人の出入りが激しくなる。
そんな大勢の中の、特に騒がしい箇所。
「いやああああぁぁぁぁ!!」
上条当麻はそこにいる。
むしろss速報に張り付いてるお前はいくつなのかと
その中学生にレスを続けるお前も香ばしい
このSSまとめへのコメント
新しいな期待