東方定助「幻想郷?」(51)
ご注意
・これはジョジョリオン×東方プロジェクトのクロスです。そう言うのがマジ無理な人は『戻る』をお勧めします
・ちなみに幻想万華鏡を土台にしています。苦手、嫌いな方は『戻る』をお勧めします。
【博霊神社】
魔理沙「よう霊夢、そこで氷の妖精つかまえたぜ」
霊夢「あー、いらっしゃい魔理沙。ほんと妖精って油断するとどこにでも湧くんだから…
あ、そうだ。奇遇ね魔理沙、私も一人困った人を捕まえたわ」
魔理沙「へー、霊夢がそんな奴を捕まえる何て珍しいな。どんな奴なんだ?」
霊夢「それがね。服を着てなかったのよ。」
魔理沙「えええ!!それって変態って奴なんじゃないか!?」
霊夢「それがね。どうにも気絶してたのよ。ホラ、こないだ地震があったでしょ、アレで出来たすき間に埋もれてたの」
魔理沙「あぁ、あの結構大きかった地震か…」
霊夢「今は何とか運んで奥の部屋で寝せてるけど…それと寒いからそこ閉めてくれる?」
魔理沙「…」
魔理沙「見ろよ、春だってのにこの冬景色、冬の妖精やら妖怪やら…いい加減に認めろよ。これは異変だ!」
チルノ「はーなーせー!」
霊夢「今年は春が遅いってだけ…」
魔理沙「いいや!どこかに犯人の妖怪がいる!」 ポイ!
チルノ「ぎゃ!」
魔理沙「異変解決、妖怪退治が巫女の仕事だろっ!?」
霊夢「…」お茶ズズズ
魔理沙「ああそうかよ!そんならこんな異変、私だけで解決してやるよ!後でノコノコ出てきて『ごめんなさい、やっぱり異変でした』なんて言うなよ!」
【ビュウウウウウン!】
チルノ「わ!わわ!」
霊夢「…」
魔理沙が飛びだしていったのを見ると霊夢は静かに立ち上がりふすまをスっと閉めた。
霊夢「盗み聞き何て…良い趣味してるわね」
?「すまない…だが仲が良さそうな二人が話している時にさっきまで寝てた知らない奴がズカズカ入りこむ様な事は俺にはできない」
霊夢「…それもそうね。貴方は見た所幻想入りしたみたいだから一応ここの事を説明するわ、座りなさい」
?「幻想入り?それは俺に関する事なのか?」
霊夢「そうよ。とにかく座りなさいってば」
?「わ、分かった。それと一つ質問していいか?」スッ
霊夢「座った途端に質問ね。どうぞ、私に答えられる事なら教えるわ」
?「俺は誰なんだ。」
霊夢「!!…貴方…記憶を失っているの…?」
?「その様子だと君も俺の事を知らないようだな」
霊夢「んー…順を追って説明するわ、まずここは幻想郷、現代とはまた違う世界よ。そして貴方はそこの地面の割れ目に埋もれていたの」
?「幻想郷…!何か聞いた事がある様な気がする…」
霊夢「やっぱりそうなの…そこで出てくるのがさっき言った『幻想入り』と言う単語よ。たまに現代から幻想郷へ来てしまう人がいるのよ。」
?「俺もその一人なのか?」
霊夢「そう思ったんだけどね。だけど記憶がないとすると貴方がここで生まれた可能性も出てくるの、幻想郷に聞き覚えがあるなら尚更ね。」
?「なるほど」
霊夢「幻想郷で生まれたかもしれない人をホイホイ現代に行かせる訳にはいかない、結果を言うとしばらく貴方にはここにいてもらうわ」
霊夢「ところで名前は覚えていないの?呼び名がなくちゃ接しにくいわ」
?「残念ながら自分の名前さえも覚えていないんだ。何か名前をくれないか?」
霊夢「そうね…ここの神社は幻想郷から見ると東にあるから名字は【東方】ね」
東方「ありがとう、」
霊夢「名前は…んー…信夫?三郎?…駄目ね。名前位は自分で決めなさい」
東方「定助」
霊夢「え?」
東方「俺は東方定助だ。勝手だが何故だかそうならなくて駄目な気がするんだ」
霊夢「…そう、じゃあ定助、そろそろ魔理沙が危ないだろうから私はいくわ、貴方はどうするの?」
東方「俺は…ついていく、俺は俺を知るために少しで世界を見なければいけないんだ」
霊夢「じゃあ足にでも掴まってなさい、」 ガラ
東方「足?何故だ?まさか体が浮いて飛んで行くとか言うんじゃあないだろうな…」
霊夢「そのまさかよ。ホラさっさと行くわよ」
東方「お、オイ、まさかう、うおおおおおおおおおお!?」ガシ!
東方「飛んでる!初めての感覚だ!スゴイ!」
霊夢「興奮するのは良いけど落ちないでよ」
12、ごめん、俺知識なくて…
東方「お、おい!この世界の人は全員空をとべるのか!?」
霊夢「別にそういう訳ではないけど…まぁ大体は出来るわ」
東方「それとあそこにいる奴は何で臨戦態勢ないんだ!」
霊夢「その状態で質問攻めされても困るわ、ここでは弾幕と言う光る玉で相手と勝負する弾幕ごっこと言う勝負方法があるの、
まぁ仕掛けてきたからには買ってやらないのは失礼ね。」
レティ「さっきは負けちゃったけど次こそは…!」
東方「君達の中ではそれが日常茶飯事なのか!?」
霊夢「まぁね。そのままぶら下がってなさい一瞬で終わるわ」
東方「待ってくれ!この戦闘、俺にさせてくれないか!?」
霊夢「あら、貴方弾幕が打てるの?」
東方「確証は無いが何かが出来ると俺には分かる!柔らかく、そして濡れている…!」
霊夢「…?(こんにゃくか何かかしら…)」
16、誤字
東方「それとあそこにいる奴は何で臨戦態勢ないんだ!」×
東方「それとあそこにいる奴は何で臨戦態勢なんだ!」〇
東方「ソフト&ウェット、しゃぼん玉だ!」フワフワフワフワフワフワ
霊夢「(…!しゃぼん玉の弾幕…?)」
レティ「な!こんな物弾けさせてやる…!」
フワフワ、フワフワ、フワフワ、フワフワ、フワフワ、フワフワ、フワフワ、フワフワ
パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!パチン!
レティ「!?弾幕が落ちていく!?一体何を!」
東方「その弾幕から…【浮力】を奪った…!お前を落ちろ!」
レティ「え!ちょ、ま!」パチン!
レティ「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
【ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ…】
霊夢「結構速く終わったわね。」
東方「それよりさっきの金髪の子がどこにいったかが分かるのかー?」
霊夢「何言ってるの、さっきからずっと前にいるじゃない」ユビサシ
東方「前ってあの小さい奴の事か?これだけ離れてるのに良くあの子だって分かるな…!」
霊夢「伊達に巫女はやってないわ、さ、速くあの穴の中に入るわよ。」
東方「空が歪んでいる…!」
【ヒュゴオオオオオオオオオオオオオ】
東方「おお、昔から雲を食べるのが夢だった気がする!」
霊夢「そんな物食べてもお腹は膨れないわよ」
東方「おおおおおおおお!?おおおおお…アレ?」ドサ
霊夢「ん?」ドサ
東方「一体どうなっているんだ?何でこんな所に地面が…」
霊夢「そういうのは後、ホラ魔理沙がさっそく親玉と戦ってるわよ」
東方「何だアレは…!キレイだ…」
霊夢「弾幕ごっこは基本、荒々しい喧嘩とかじゃなくて美しさを競い合う物なの、貴方も少しは工夫してみたら?」
東方「そうだな…少し考えて見よう」
霊夢「あ、ピンチね。今度はさっきみたいにはいかなそうだわ、貴方はそこで見ていなさい」
東方「地面からでも援護位はできる。…それに、君には恩がある。少しでも恩返ししたい、イヤしなくちゃならない」
霊夢「…まったく…せいぜい足手まといにはならないでね。私はいくわ」ビュウウウウ…
東方「ふぅ、もう行ってしまった…この世界の人間はすごいなぁ…それはそうと、工夫ね…」
「レイム!?オマエイマゴロ…!」
「ハナシハアト!」
東方「…こんな感じかな?」
【上空】
幽々子「あらあら…今回は人が多いのね…」
魔理沙「霊夢!あいつ誰だ?」
霊夢「神社で話した人よ!」
幽々子「…って何これ、色のついたシャボン玉?あら、弾幕が動かない…」
霊夢「定助の奴…やるわね」
魔理沙「定助?まさか下にいる奴の名前か?」
霊夢「そうよ。それとあのしゃぼん玉には触れない方がいいわ、おっと、話しは後ね」
幽々子「ふふふ、でも幾ら動かなくったってまた作りだせば意味がないわ」
魔理沙「くっそぉー!マスタースパーク!!」
魔理沙「…ってゲェ!!壊れた!」
幽々子「フフ、おしいおしい…」パチン
幽々子「ハ!しゃぼん玉!体が思う様に動かない…!何を…!?」
【地上】
定助「ソフト&ウェット…まだ完全に出来ていなくて完璧には奪えないが、お前から【筋力】を奪った」
【上空】
幽々子「結界…!」
霊夢「夢想封印!」
幽々子「…ちょっと、油断しちゃった。」
【ドオオオオオオオオオオオンンンンンンン!!】
魔理沙「かくて世はことなし、か…まっ、苦労したかいがあったってもんだな」
霊夢「はー…だから嫌なのよねー」
魔理沙「?」
霊夢「異変解決って言うと、すぐ妖怪どもが集まってきて宴会になるんだから…」
魔理沙「楽しいからいいだろ?」
霊夢「主犯もきてるし…」
すいません、24は【博霊神社前】です
幽々子「まぁまぁ、お詫びの印にね」
妖夢「酒肴もお持ちしましたので」
魔理沙「お、いいね。…ん?そういやあの定助とか言う奴はどこにいるんだ?さっきから見かけないな…」
幽々子「私もその人を探してたんだけど…」
霊夢「定助ならあっちの射命丸に掴まってるわ」
東方「オイ、だから俺は記憶を失っていると何度言えば分かるんだ!」
射命丸「意地張らないで教えてくださいよ。後さっき霊夢さんの足に掴まってましたよね。どんな関係なんですか?」
東方「あー、もううるさい!お前から【視力】を奪う!」
射命丸「め、目がああああああ!目がアアアアアア!」
東方「お前はムスカか!」
27、分かりました
幽々子「ふふふ、アレじゃあ近づけないわね」
魔理沙「そうだな…」
霊夢「…?(さっきしゃぼん玉を出した時何か定助の後に人影が見えた様な…)」
【春冬異変 終わり】
すいません、これからは幻想万華鏡は関係なくバカバカ進めて行っちゃうと思います。
中途半端でごめんなさい
【ある日】
定助「魔理沙さん」
魔理沙「かたくるしい、魔理沙でいいぜ」
定助「魔理沙、お願いがあるんだ。」
魔理沙「お、おぉ…何だ改まって、」
定助「俺を永遠亭と言う所に連れて行ってほしい」
魔理沙「永遠亭に?それはまた何でなんだ?」
定助「そこには医者がいると聞いたからだ。俺の記憶を取り戻す鍵になるかもしれない」
魔理沙「いいけど…ただでと言う訳にはいかんな…」
定助「…何円位何だ…」
魔理沙「違う違う、金じゃない」
定助「じゃあ一体何なんだ」
魔理沙「少し私の家へ寄り道して荷物運びを手伝ってもらうぜ、新しい魔法を試そうと思ってな」
定助「…本当にそれだけか?まさか人体実験なんて…」
魔理沙「す、る、わ、けないだろ!」
定助「冗談だ冗談、そうと決まれば速くいきたい、…そうだ。君は箒で飛ぶのか?」
魔理沙「そうだが…それがどうした?」
定助「俺のシャボン玉の応用で思いついた事があるんだ。もしかしたら飛びやすくなるかもしれない、試させてくれないか?」
魔理沙「お!おもしろそうだな、ホラ、箒につかまれ」フワフワ
定助「ソフト&ウェット、箒から【重力】を奪った」
魔理沙「おお!お前がくっついているのに前よりも軽くなった!」
定助「よし、上手く行ったな」
魔理沙「しっかり掴まってろよ!落ちたら怪我するぜ!」
定助「うお!マジか!」
【ビュウウウウウウウウウウウウンンンンンンンンンンンンン】
【魔理沙の家】
定助「ふぅ…今気づいたんだけど箒何だから後に乗れば良かったんじゃないか?」
魔理沙「あ」
定助「まぁ後の事をどうこう言ってもしょうがない、早速作業に取り掛かろう」
魔理沙「あぁその事なんだけどな、お前の後にあるそのダンボール一つだ。」
定助「えぇー?これだけなのか?」
魔理沙「うんー、実はその箱はちょっと特別でな…」
定助「?どこが特別なんだ?」
魔理沙「取りあえずそれを持って見てくれ」
定助「…おお!?何だコレはたった一つのダンボールなのに重い!重すぎる!」
魔理沙「そのダンボールはどんな大きい物でも簡単に入る魔法の箱なんだ。でも重量だけは抑えられなくてな…」
定助「そこで俺の能力がアレば…ソフト&ウェット、ダンボールから【重量】を奪った」
魔理沙「おお!流石だぜ!」
定助「よし、うんとこしょ…っと…よし、これでいいのか?」ドスン
魔理沙「ああ、ありがとな!それと一つ提案があるんだが…」
定助「提案?」
魔理沙「お前永遠亭にいくんだろ?その道に人里があるんだがそこを通らないか?」
定助「?それは何でだ?」
魔理沙「お前記憶を無くしてんだろ?だったらお前がいた可能性の高い人里にいけば記憶が蘇るかもしれないぜ」
定助「なる程、それは良い考えだ。行こう」
魔理沙「よし、決まりだな」
37、ごめん分からん、低レベルだけど読んでくれると嬉しいです。
>>37こんな感じでOK?
魔理沙「ホラ行くぞ」
定助「…やっぱり俺は箒の後には乗らない…」
魔理沙「え…それはまた何でだ?」
定助「考えて見てくれ、君が運転している後で君より一回り大きい男がズーンって乗っている絵を」
魔理沙「そ、それはちょっとな…射命丸にでも撮られたら厄介だしな…」
定助「じゃあ俺は掴まらせてもらうぞ(ついでに【重力】を奪って…)」ガシ
魔理沙「じゃあ行くぞ…それ!」ビュウウウンン…
>>39
数字は半角な
>>41こうか
【人間の里】
定助「なる程…ここでは一般の人々が商売をしたり暮らしていたりするのか…」
魔理沙「お前も働いて稼いだらどうだ?霊夢にお賽銭でも上げれば喜ぶぞ」
定助「それもそうだな…そうだ。俺は記憶は失っていても知識はあるんだ。先生なんて出来るかもしれない」
魔理沙「お前が先生か…意外と合ってるかもれないな、よし、だったら慧音にでも挨拶にいくか」
定助「慧音?」
魔理沙「寺子屋の先生の事だよ。お前も先生になるってんだったらあそこだね。」
定助「へぇー…寺子屋はどこ何だ?」
魔理沙「そこの角を曲がって真っ直ぐだよ。」
定助「よし、じゃあ行ってくる」
魔理沙「ああ、くれぐれもヘタな事するなよ」
定助「…あ、そうだ。良い忘れていた事がある。」
魔理沙「…?なんだ?」
定助「俺をここまで連れてきてくれて本当にありがとう、」
魔理沙「!」
定助「君には幾ら恩返ししても仕切れない程の恩がある。イヤ…これからもすると思う」
魔理沙「そ、そこまで言われると逆に照れるぜ…」
定助「だから今の所は『ありがとう』と言う事位しかできない、すまない…」
>>44
「良い忘れた」×
「言い忘れた」〇
魔理沙「…なぁーに言ってるんだ。ホラ速くいってこいよ」
定助「おう、じゃ」タッタッタッタ
魔理沙「…こう…グっとくるぜ」
【寺子屋前】
定助「失礼します。慧音と言う人はいますか?」
慧音「慧音は私だが、何か用か?」
定助「なぁに、少し話しがしたいだけなんだ。」
慧音「あぁ、ちょうど今子供達も帰った所だ。どうぞ中に入ってくれ」
定助「お邪魔します」
定助「よっこらせ」スッ
慧音「で、話しと言うのは何なんだ?」スッ
定助「この前の宴会で俺の姿を見たかもしれないが、俺は最近、博霊神社前で埋まっていたんだ」
慧音「…?何故埋まっていたんだ。」
定助「俺は今記憶喪失なんだ。残念ながらその事に関しては分からない、すまない」
慧音「しかしその事と今回ここに来た事は何が関係しているんだ?」
定助「まぁ聞いてくれ、俺は今霊夢の家で居候をしている。って事はだ。ただ飯食らいなんだ」
慧音「それでここで働きたいと」
定助「知識なら少しは自信がある。頼む、働かせてくれ」
慧音「…分かった。明日からここにくる様に、こちらも少し人手不足でね。助かるよ。」
定助「ありがとう、勉強の時以外でも困った事があったなら言ってくれ」
慧音「そうさせてもらおう、よし、今日の所は帰りたまえ、外で誰かが待ってるぞ」
定助「あぁ、ではお邪魔しました」
定助「オーイ、魔理沙ー、終わったぞー」
魔理沙「おぉ!じゃあ永遠亭に行くぞ!掴まれ」フワァ
定助「お、オイ!いきなりかよ!ソフト&ウェット!オラァ!」
魔理沙「すげぇ…掴んでないのに何かが箒をガッシリ掴んでるぜ…」
定助「ん?お前、コレが見えてないのか?」
魔理沙「コレって…どれだよ。」
定助「…イヤ何でもない…」
魔理沙「ま、どうせお前の事だ。まだ変な能力でも持ってたんだろ」
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