【特撮】ティガ・ダイナ・コスモス・ネクサス外伝 ~邪悪な英雄~ (61)

~2XXX年、地球、日本、東京、ある廃ビル~

マサキ「ここは……」

マサキ・ケイゴ
邪悪な心で光の巨人と一体化した結果、悪の巨人『イーヴィルティガ』となる
マドカ・ダイゴの変身する『ウルトラマンティガ』に敗北、廃人となった
闇に堕ちた光の巨人と、正義を取り戻した闇の巨人との戦いとは、なんとも皮肉なものである

マサキ「俺は……ティガにやられて……それで……」コツ

彼の手には、銀のラインの入ったスパークレンスが握られていた

マサキ「これは…………」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408423516

~同時刻、別室~

グレゴール人「ここは地球か?」

グレゴール人
「俺より強い奴に会いにいく」たったそれだけの理由で、ウルトラマンダイナに化けて戦いを挑んだ宇宙人
ウルトラマンダイナよりも熟練された戦闘技術を持つが、人々の声援を受けたダイナに逆転され、仲間の強さを学んで、潔く帰った
騎士道精神に溢れたパフォーマー

グレゴール「このグレゴールの気づかぬ間に地球に送るとはなんたる手練、必ず打ち倒してくれるわ!」

とりあえず人の姿をとり、立ち上がるのだった

カオスヘッダー0「あら?ここは……」

カオスヘッダー0
地球生物を更なる進化に導こうとして現れた混沌生物が、ウルトラマンコスモスと和解した事で慈愛の巨人になったもの
遊星ジュランで大人しく過ごしていたものの、ハイパーゼットンの一件の後、気がついたらここにいた
おっとりした女性

カオス0「うーん?どうしてこんなところにいるのかしら?早く帰って怪獣ちゃん達のお世話しなくちゃいけないのに……」

とにかく、彼女も行動を開始した

なぜガイア省いた

石堀「……」

石堀 光彦
人造超人ダークザギに意識を乗っ取られた科学者『山岡』
ウルトラマンノアの模造品として作られ、スペースビーストと戦っていたが、自己進化プログラムにより歪んだ自我に覚醒
本物を超えるためにスペースビーストを成長させ、それを打ち倒して成長していた
結局ノアに次元の彼方へ封印されるが、石堀とスペースビーストを使って復活……が、またもノアに倒された
元々が正義の超人のため、世の中の反面教師として今もひっそりと活動中

石堀「謎のエネルギー反応をキャッチして、ワームホームに飛び込んだ先が地球とはな……」

石堀「このまま地球を破壊……してもいいが、どうにも様子がおかしい」


4人の元・悪役の珍道中が始まる……

>>4
ミーモス扱いにくいんすよ……
ババルウ星人は懲りないのでNGで
ベリアル帝は……まぁ、そのうち

~廃ビル、廊下部分~

4人の悪役は、バッタリ出くわしていた

石堀「……」

マサキ「」

グレゴール「お前ら、なかなか強そうだな」

カオス0「あら~」

~で、~

石堀「取り敢えず、各自現状の確認、夜はここに集合でいいな?」

カオス0「はーい」

グレゴ「異論はない」

マサキ「……まぁいいだろう」

~マサキの場合、図書館~

マサキ「こういうときはパソコンで調べるに限る」

カタカタ

マサキ「画面がこんなに薄く……随分未来に来てしまったようだな」

マサキ「……!これは!」

[特撮ドラマ、ウルトラマンシリーズ]

マサキ「馬鹿な、私が……架空の存在だと?GUTSが存在しないと?!」

~グレゴールの場合、家電量販店前~

グレゴ「テレビが一番だな!うむ!」

女子アナ『円谷プロダクション制作、ウルトラマンシリーズの最新作が……』

グレゴ「ウルトラマンが……特撮ドラマだと?!」

別テレビ『K-1中継……』

グレゴ「おっ!格闘技やってる」

カオスヘッダー0の場合

カオス0「……」キィィィィィン……

カオス0「あら~?怪獣の気配がないわね~」

カオス0「でも、ちょっと違うような気配が……?」

カオス0「あらら~??」

~石堀の場合~

石堀(なぜここに俺たちが呼ばれた?地球を滅ぼすため?それなら4人も必要ない)

石堀(他に……他の宇宙には俺達意外にも偽ウルトラマンはいくらでも居た筈だ……俺達で無ければならない理由があるはずなんだ)

石堀(俺、マサキ・ケイゴ、グレゴール人、カオスヘッダー……共通点はなんだ?)

石堀(それに、俺が感じた……『ウルトラマン』に似た謎の力は?)

石堀「…………まだ、情報不足か」

~???~

赤黒いカラータイマー「」ジジジッ……バチバチッ

5mほどの六角柱「ギ……ギガバトルナイザー……オンスロート…!」







ピカリ……

ゼロ「うおおぉぉぉっ!!」

ベリアル「ぐわあぁぁぁ!」

死闘の末、打ち倒された悪のウルトラマン、ベリアル
しかし、その思念、執念は、ギガバトルナイザーの一部とともに、ベリアルのカラータイマーを遠い宇宙の平和な地球へと飛ばしたのだった

~廃ビル、19:00~

4人は金がない、つまり、食べるものもないのだ

石堀「……」

マサキ「……」

カオス0「……」

グレゴ「うむ、腹が減ったな!」

マサキ「はぁ……カオスヘッダー0……だったか?お前はいいよな、飯を食わなくても良いし」

石堀「人間に憑依した状態なのが恨めしいな」

グレゴ「これも修行のうち!そう思えば苦ではないぞ!!」

カオス0「どうにかできれば良いのですけど……」

深い沈黙が廃ビルを包む

石堀「ふぅ……仕方ない、最終手段だ」

マサキ「窃盗か?」

グレゴ「それはならん!知的生命体として、それはあってはならんぞ!」

カオス0「ダメでしょう」

石堀「……」

カオス0「体売ります?私、別に気にしませんし」

マサキ「人間ではないとはいえ、女がそんなことを言うものじゃない」

石堀「当然却下だ」

グレゴ「普通に働くのはどうだ?」

マサキ「身元のわからん奴を雇う奴がどこにいる?」

石堀「無論却下だ」

マサキ「……ホームレスへの配給に頼るか」

石堀「他には……無いよなぁ」

グレゴ「とにかく、食事優先ならそうなるだろうな」

カオス0「仕方ありませんねぇ」

~ホームレスの集落?~

ここは、通称ダンボール村
教会の好意に甘えるためにホームレスが居を構える場所である

元・悪役4人組、ホームレス生活

???「お前ら、何だ?」

マサキ「ここに来れば、ホームレスでも飯が食えると聞いたもので……」

???「ほぉ、お前さんら新入りかい、若いのには大変だねぇ……俺は粗部(ザラブ)ってんだ、ここは俺みたいに素性がわからん奴でも受け入れてくれるいいとこさ」

石堀「ザラブ星人か、その姿はお得意の擬態か?」

粗部「……あんたらも他所の宇宙から来て路頭に迷ってるクチかい……ついてきな、イイモンみせてやる」

カオス0「信じても大丈夫なんですか?」

マサキ「知らん、ただ、ついていくしかあるまい」

グレゴ「なに!ザラブ星人ごときワンパンよワンパン!」

ザラブ「ダークザギ、闇堕ちした古代の巨人、浄化されたカオスヘッダーにグレゴール人かい……ホント、運命ってのは怖いね」

石堀「と、いうと?」

ザラブ「お前らだけじゃねえのさ、こっちの地球に流れ着いてんのはよ……皆帰れねぇってんで、協力して宇宙の壁を越えようって話だ」

???「おいザラブ、そっちの4人は誰だ?」

ザラブ「サロメか、こいつらぁ今日流れ着いたんだとよ」

サロメ「ってことは、悪役ウルトラマン関連か」

ザラブ星人
にせウルトラマンやにせウルトラマンメビウスに変化できる
が、戦闘力は対してかわらない

サロメ星人
ウルトラセブンロボをはじめ、あらゆるウルトラ兄弟のロボットを作ってきたエンジニア
リベットはロマンだろ!


石堀「悪役ウルトラマンが流れ着く地球か……ババルウも流れてきそうだな」

ザラブ「奴ぁまだ見てねぇな」

マサキ「多次元宇宙論か、まさか本当だとはな……」

グレゴ「マサキだけは純地球人だからな、知らなくても仕方あるまい」

カオス0「一緒にお勉強しましょう?」

マサキ「結構、だいたいわかったからな」

~あるダンボールハウスから続く、地下へ降りる階段~

グレゴ「流石の技術力だな、サロメ星人」

サロメ「サロメでいい、ここじゃみんなそう呼んでる」

マサキ「この先に何がある?」

ザラブ「漂流宇宙人の秘密基地だ、ベンゼン夫妻とサロメで、宇宙船を作ってるが……どうにも、かんせいまで遠そうだ」

グレゴ「ベンゼン星人の夫婦はなぁ……結構アレだからな」

サロメ「腕はいいが、例に漏れずバカップルだ」

カオス0「うへぇ……勘弁です……」

悪役ウルトラマン好きって意外と少ないのか
俺の文才が無いのか
スレタイが悪いのか……
どれだ?全部か?

期待している
ベリアル様はともかく他の悪トラマンが取り上げられるのは楽しみ

レディ「ダーリン、秘密基地が完成したわね?」

ベンゼン「そうだねハニー、これで地上の様子はどこでもバッチリさ!」

サロメ「本当に、技術力だけは尊敬できるんだがな……」

石堀「これだけの電力はいったいどこから?」

マサキ「確かに、盗電ならいつかバレるぞ」

ザラブ「ペット用エレキング……といっても、普通に強い番犬用だが……そいつの電力で賄っている」

カオス0「エコですねぇ」

グレゴ「エレキングか、なるほど、愛玩用としても人気のある怪獣だな」

ベンゼン「ハニーとの愛の巣で飼おうと思ってたんだが……」

レディ「新婚旅行中にこんなところに飛ばされるなんて……」

サロメ「正直、ここが怪獣の居ない地球で良かったと思う、セブンロボやシャドーの制作に回す資材が無いし、年寄りザラブだと些か不安だからな」

ザラブ「なにおう?!まだまだ若いもんには…」グキリ

石堀「無理するな、爺さん」

マサキ「宇宙人も老いると腰にくるのか」

グレゴ「鍛え方が足りんな」

カオス0「あ~、ほんとだ、エレキングちゃん可愛い~」

>>24
悪役っぽくなくなるかもしれないけど、そう言って貰えて嬉しいよ

~ギガバトルナイザーのある場所~

???「ぐお……GYAOO!!」

???「KYSHAAAAA!!」



ギガバトルナイザーから復活した二体の怪獣とは?
現状中立な元悪役達はどうする?!
次回、赤と黒の王
『ホームレス・キープド・ピースフル・アース、H.K.P.E』発足!!

続く……

~地下基地~

石堀「この地球を侵略するって発想はなかったのか?」

サロメ「それも考えた……が」

ザラブ「こんな平和ボケした星を侵略して何が楽しいんだ?」

ベンゼン「我々は、帰りたいだけだ、侵略する気はない」

カオス0「帰りたいだけ、ですか」

レディ「ダーリン、あぁ言ってるけどね、ここの教会の人に助けて貰って、ザラブ達に良くして貰って」

ベンゼン「こんな星を征服するのは勿体無い」

レディ「って、地球人との共存を希望してるのよね」

ベンゼン星人
慢性ガス過多ではない別個体
レディベンゼンとの新婚旅行中に、謎のエネルギーによってこの平和すぎる地球へ
宇宙のことわざで、仲のいい夫婦の事を『ベンゼン夫婦』と呼ぶくらい、ベンゼン星人の夫婦は皆仲がいい

レディベンゼン星人
ゼアスにやられたレディベンゼン星人の妹
ベンゼン星人との新婚旅行中に、謎のエネルギーによって流されてきた
姉と違い、粛々とした良妻賢母タイプ


グレゴ「そもそも、この宇宙からじゃ仲間も呼べないしな、侵略しても意味がない」

マサキ「宇宙人が襲撃する理由って……」

ザラブ「植民、移民、希少資源が殆どだな、殺戮とか支配とかをするには、地球人は矮小すぎる」

サロメ「奴隷にするなら、もっといい宇宙人もいるしな」

ここまでの話を要約すると

ただ帰りたい
侵略するにはいろいろと都合が悪い
地球人、いい奴らじゃん

石堀「なるほどな」

マサキ「元の宇宙から遠い、そういう考えもあるのか」

グレゴ「復讐するウルトラマンも居ないしな」


ビーッビーッビーッビーッ!!!


ザラブ「なんだなんだ?!?!」

サロメ「これは……!一応取り付けた警報装置か!!」

ベンゼン「映像が出たぞ!」ピピピ ピロリン

レッドキング「GUOOOOOO!!」

ブラックキング「GYAOOOOO!!」



ザラブ「怪獣だと?!」

石堀「馬鹿な!?カオスが調べた限り、エレキングしか居なかったと!!」

サロメ「レッドキングとブラックキングか、どうする?」

マサキ「どこへ行くつもりだ?グレゴール」

グレゴ「決まっている、腕試しだ!」

石堀「脳筋だなお前は……」

カオス0「わ、私も行きます!暴れてる怪獣ちゃん、ほっとけないです!」

ザラブ「よっしゃ!にせウルトラマン隊出動じゃ!」

レディ「ダサイ」

ベンゼン「無いな」

ザラブ(´・ω・`)

民間人「か、怪獣だあぁぁ!!!!」

特撮オタA「レッドキングにブラックキングだとぉ?!?!ウルトラマンジャック呼んでこい!!」

特撮オタB「つか!ウルトラマンなら
なんでもいい!助けてええぇぇぇ!!!」

その時、地上から日本の光の柱が伸びた

美しくも禍々しいその光は、二体の巨人となった

グレゴール・ダイナ・フラッシュ(以下、Gダイナ[F,M,S])

GダイナF「ジュッ!」

カオスウルトラマン(以下、カオスU)

カオスU「ジュアッ!」


特撮オタB「なんでも良いとは言ったけど、カオスヘッダーとグレゴール人じゃないですかー!!!やだーーー!!!」

[訂正]

その時、地上から2本の光の柱が伸びた

美しくも禍々しいその光は、二体の巨人となった

グレゴール・ダイナ・フラッシュ(以下、Gダイナ[F,M,S])

GダイナF「ジュッ!」

カオスウルトラマン(以下、カオスU)

カオスU「ジュアッ!」


特撮オタB「なんでも良いとは言ったけど、カオスヘッダーとグレゴール人じゃないですかー!!!やだーーー!!!」

ともかく、二頭の怪獣が駆け出した

GダイナF「ジュッ!!」

レッドキングとグレゴール人が組み合う、まるで相撲のように押し合う

カオスU「ジュワッ!!」

ブラックキングの突進を躱し、角を掴んで投げ飛ばす


数々の建物が、潰れ、崩壊した

石堀「……マズイな、建物が」

ザラブ「おいおい!お前までどこ行くんだ?」

石堀「あいつらを、揃ってダークフィールドにしまってくる」

マサキ「ウルトラマンならまだしも、悪役だしな」

石堀「迷惑極まりない……」

特撮オタA「おっ?あのあたり、足元が歪んでないか?」

特撮オタB「本当だ!どういうこと……」

ギュオオオオオ

ザギ「やりすぎだ馬鹿者!」

特撮オタA「ネット紳士の邪悪神キターーー!!」

特撮オタB「地上に配慮してダークフィールド展開かッ!!」

特撮オタA「バトル見れないけど!流石紳士だぜ!!」

~ダークフィールド内部~

GダイナF「オーディエンスは居ないが、丁度いいリングだな」

カオスU「あぁ、無駄に建物壊しちゃってましたね~」

ザギ「ここなら人は入れん、好きに暴れろ」

レッドキング「GuAOooo!!」

ブラックキング「KYSYAAAAAA!!」

GダイナS(ストロング)「丁度いい、派手にやるぞ!」シュバッ

カオスUC(カラミティ)「おしおきですね!」

後は酷いものだった

奇跡の10連投げを食らったレッドキングはダウン、ブラックキングに至っては、カラミティブレードによって輪切りにされてしまっていた

レッドキング「」シュルシュルシュル……パリン

ブラックキング「」シュルシュルシュル……パリン

ザギ「レイブラッドが使役する怪獣か」

グレゴ「ふん、何が来ようと敵ではないわ!!」

カオス0「私達、本家よりちょっと強い組ですしね」

ザギ「……出力は50%弱か、まだ完全復旧できてないのか……まぁ、怪獣相手なら問題はない」

彼らは、これから起こる災害について、まだ知らないままだった

続く……

続きです

ザラブ「で、お前らの誰かがレイブラッドってわけじゃないんだな?」

グレゴ「そうだ、怪獣は何処からともなく現れ、どこへとも知れず消えた」

石堀「正直、どうして我々が流れ着いてすぐに出てきたのかは謎だ」

カオス0「ウルトラマンコスモスのコピーですし、男性型なのはしょうがないんですけど……もうちょっと色がなんとかならないものでしょうか……」

マサキ「訳がわからんな」

サロメ「まったくです」

ベンゼン「バトルナイザーの探知は無理そうだ、何か妨害エネルギーが出ている」

レディ「でも、もしバトルナイザーで出てきた怪獣ならそんなに数は居ない筈よ」

ザラブ「悪役の俺たちが言うのもアレだが……怪獣に警戒して地球の平和を守るしかあるまい」

石堀「この世界に『対怪獣特殊部隊』の類は無いし、火薬で倒せるような奴らではない」

マサキ「それで地球が滅んでしまえば、俺たちがどうして送られてきたかも不明のまま」

グレゴ「怪獣をダークフィールドでぶちのめす!簡単で良い!!」

カオス0「そううまく行きますかねぇ?」

サロメ「考えていてもしょうがありません、ホームレスによる地球平和保全隊『HKPE』」

カオス0「あ、それにきまったんですね……」

ザラブ「良いだろ?」

石堀「微妙」

グレゴ「頭文字で表したのは評価する」

マサキ「チーム名とか要らないだろ」

カオス0「45点で」

ザラブ(´・ω・`)

サロメ「辛口だな……」

ベンゼン「ハニーと一緒なら何処でも行けるよ!」

レディ「あン!嬉しいわダーリン?」

石堀「他所でやってくれ……」

中断

再開

石堀「当面の寝床、食事は確保できた」

マサキ「教会の施しというのが屈辱的だがな」

グレゴ「基地内にシャワールームもあるし、洗濯機もあるぞ」

カオス0「衣食住共に困りませんね」

マサキ「俺は図書館に行ってくる、俺たちの居た世界がどんな映像作品になってるかきになるしな」

グレゴ「最近の図書館はDVDが見られるそうだしな」

カオス0「でしたら、私も行きます~、今後出てくる怪獣の参考になるかもですし」

石堀「バトルナイザーだから、あと1匹だとは思うんだがな」

グレゴ「俺は街を見回りがてらランニングだな、2時間程走ってくる」

石堀「まだ運動し足りないのか……」

ザラブ「ザギ~、ちょっと手伝ってくれ~」

石堀「……やれやれ」

~秘密基地、地下~

ザラブ「宇宙船の残骸パーツをかき集めて作った戦闘機だ!」

サロメ「私とベンゼン夫妻が作った上、私とベンゼン夫妻の宇宙船なんですけどね」

石堀「で、これで怪獣と戦うと」

ベンゼン「エレキングは一匹じゃなく、リム種も2~3匹連れてきたからな」

石堀「エレキング好きだなあんたら」

レディ「だって、飼育は簡単だし可愛いし、予備の電源にもなるんだもん」

ザラブ「ピット星人が品種改良するから、エレキングはペットとか門番とか、いろんな用途で使われてるな」

石堀「犬か何かか?」

サロメ「……近いものが有りますね」

エレキング(門番種)
秘密基地の警備、及びメイン電源
ベンゼン星人が連れてきたエレキングの門番種、ピット星人が以前持ち込んだ個体よりも温厚で、飼い主には忠実
地底湖で飼育されている

リム・エレキング
本来は、別の要因から発生した種類だったが、ピット星人がこのエレキングの外見をいたく気に入り、品種改良の末に完成した、小型犬サイズのエレキング
要は豆柴みたいな感じで、愛玩用として販売流通している
発電能力は健在で、3匹で宇宙船を3時間起動できる
現在、改造宇宙船の水槽で、メインエンジンとして飼育されている

因みに、>>1が一番好きな怪獣はエレキングである

石堀「……」

ベンゼン「ほら、色とかぶちの位置がそれぞれ違うだろ?」

レディ「こっちの黄色っぽいのがキーで、このハート型のぶちがあるのがレレ、で、こっちがグゥちゃん」

石堀「……名前もあるのか」

ザラブ「あのでっかいのはエレナだとさ」

石堀「♀だったのかあいつ」

サロメ「私の実家も飼ってましてね……」

石堀「いや、結構、話さなくていい」

中断

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