男「たっだいまー!」女「おっかえりー!」 (10)
勢いだけで乗り切る(つもり)です
特に注意とかはない、と思います…
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男「いやー、今日も疲れたー…」
女「お疲れさーん。何にする?ご飯?お風呂?それと
男「ちょっと待ったあんた誰だよ」
女「…?」
男「俺は一人暮らしを始めたばかりのはずだ!なのになんで人がいる?」
女「そんなの私が知るわけないじゃん」
男「えー…」
女「私は女!それ以外は…わかんない」
男「記憶喪失、かねえ…俺の部屋オートロックのはずだけどどうやって入ったの?」
女「気付いたらここにいた!」
男「そりゃようござんすね。どうしよう…」
女「とりあえず」
男「警察だな」
女「なんで!?」
男「大人としての常識だ」
女「そこは一緒に飯食おうとでも言ってくれれば…」
男「俺はいいけど君がダメでしょ。家族が心配してるはずだからね」
女「家族、家族…私にいたっけ?」
男「俺が知るわけがない。さ、電話電話…」
男「もしもし、警察ですか?迷子の人がいるのですが…」
男「はい、あ。名前なんて言うの?」
女「…女?」
男「疑問形かよ…女さんだそうです。はい、お願いします」
男「まだ届け出がないってさ。どうするよ…」
女「いつも通り過ごせば問題なし!だよ?」
男「…そうだな、とりあえず俺が部屋。女がリビングで寝ること。よし、これでOK」
女「女性にベッドを譲れー!」
男「俺には快眠が必要なんだよ!行方不明者はとりあえず寝袋だ!」
女「…」ジーッ
男「ご飯つくんないと…」
女「…」ジーッ
男「その前に風呂入れて…」
女「…」ジーーーーッ
男「よし、いただきまーす」
女「もー!観念して私にベッドを渡せー!」
男「ご飯食べんの?冷めるよ」
女「悲しくて喉を通りません…」
男「仕方ない…冷蔵庫に入れとくから腹減ったら食べろよ」
女「はーい…」
男「俺は風呂入るから適当に過ごしといて」
女「ベッドー」
男「交換には応じん」
女「けちー!」
~~~~~
男「次どうぞ」
女「はーい、あ。着替えどうしよう」
男「…どうしようね」
女「調達してきてー」
男「無理。俺の貸すから今日は我慢して」
女「えー…加齢臭…」
男「まだ23だっ!」
女「怒った怒った!あはははは!」
男「さっさと入ってこーい!」
女「はーい」
男「はー…疲れた…」
~~~~~
女「上がったよー」
男「おー…上もう一枚着てね」
女「なんで?」
男「なんでも」
女「んー…あっ!えっちー!」
男「ほとんど見てないからセーフ」
女「警察だー」
男「まじで勘弁してください」
女「冗談だよ」
男「シャレにならん」
女「もう眠い…」
男「奇遇だな。俺もだ」
女「ベッドー」
男「ダメだってのに。ほら寝袋」
女「…」
男「どうした?」
女「朝私が男との寝てる横で着衣を乱してベッドにいる写真とって警察に持ってくと…?」
男「たまには寝袋もいいよな。おら、ベッド使いたきゃ使えよ」
女「やったー!ありがとー!」
男「ああ、おやすみ」
女「おやすみなさーい」
~~~~~
男「…んぁ?体痛い…まだ4時じゃえねえか…」
男「てか床硬い…仕方ない、起きるか」
男「早起きは、なんだっけ?二束三文だっけ?」
女「正解は早起きは三文の得でしたー!」
男「二束はいらんのか…早起きだな」
女「なんか目覚めた」
男「何に目覚めた」
女「目が覚めたー!これなら分かる?」
男「わかるわかる。飯作るからぼーっとしててくれ」
女「はーい」
男「…」トントンッ
女「…」ボケーッ
男「…」ジューッ
女「…」ビローン
男「出来たぞ」
女「いただきまーす!」
男「いただ…いつ着替えたおい」
女「あれ、ほんとだ。いつだろう?」
男「その年齢でアルツハイマーか?かわいそうに…」
女「ちーがーうー!」
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