一方通行「…グレートだぜェ」 (677)

一方通行を最近流行りのキレやすい若者にしてみた

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1408255293

美琴「ちょっとあんた!」上条「やれやれ…」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407840903/)
この人だよな?

>>6
Exactly(そのとおりでございます)
時々一方さんの口調をミスるのはゆるしてほしいんだよ

~学園都市、某ビル~

上条「オラオラオラァッ!」ドゴドゴドゴン!

アウレオルス「ぐっばぁあああ!!」ズザァアアアア

ステイル「…!わずかに動く拳で自分自身を殴って黄金錬成を破るなんて…」

上条「フー…フー…やはり、自分の拳はちと効いたがな…」

上条「動けるようになったんなら早くアイツのところに行ってやれ…」

ステイ「…ああ!」ダダ

アウレオルス「驚愕…私の黄金錬成が破られるとはっ…」

上条「…さて、それじゃあお仕置きタイムといくか…」スタスタ…

アウレオルス「こっ、懇願!何が望みだ!?金か?金ならやるっ!!」ガクガク

次スレ移行はいいけど向こうのスレどうするの?html依頼出してないっぽいし

>>14
すまなんだよ、今携帯しか使えない&書いたの始めてなのでよくわからなんだ…

上条「やれやれ、てめーのつけは…」

杉田「はっ迫真!お前のことが好きだった(ry



上条「…金では払えねーぜッ!」

上条「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴン!



アウレオルス「ヤッダァーバァアアアアアアアアア!!」ドッゴォーン!!

バリィーーーーン

ヒュー…

アウレオルス「うぐぎブえっ!!」ドッシャア!


掃除ロボ「…ウィーンウィーン、燃エルゴミハ月水金」ゴンゴン

掃除ロボ「ウィーンウィーン、ゴミノ分別ニゴ協力下サイ…ウィーンウィーン」ゴンゴンゴンゴン

アウレオルス「…………」ビクンビクン

アウレオルス

アウレオルス

携帯の調子悪い…最後まで書き込めないんでまた後で

前スレに引き続いて期待
あとこれを読んどいで

■ SS速報VIPに初めて来た方へ
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1406201788/)

>>21
ディモールトグラッツェ!参考になる、しかし携帯から変換かけてhtml化依頼してもエラーするんだよなあ…なぜだ

ステイル「アウレオルス

おっとミス

ステイル「アウレオルス

あー、ダメだ…iPhoneだと最後まで書き込めない
原因はなんだろうか

確か、全角か半角のイコールがアウトだったはず

ステイル「アウレオルス・イザード再起不能ッ!」ビッ!

上条「…誰に向かっていってんだてめーは」

ステイル「いろんな事情があってだね…ともかく!インデックスは無事だ」

インデックス「むにゃむにゃ…とうま、おやつぬきは勘弁してほしいんだよ…うーん」

ステイル「悪夢を見ている…」

上条「…心配して損したぜ」

>>27
サンクス!やっとかけた。知らんことばかりで申し訳ないッス…

帰り道

イン「うーん、一日に食べれる卵を二つから三つにして…うーん」オブサリー

上条「ソイツ本当は起きてんじゃねーか?」

ステイル「しかしだ…君には驚かされてばかりだよ、自動書記に続けてあのアウレオルスも倒してしまうとはね」

上条「圧倒的に後者はたいしたことなかったがな」

ステイル「それにあの時…『竜王の殺息』の破片、あれが君の頭の上に落ちてきた時、なんであんなにも早く反応できたんだ?もしあれが当たっていたら
君の記憶はフッ飛んでしまっていただろうに…」

上条「…頭上から落ちてくるモンに反応するのは慣れてんだよ、色々とな…」

ステイル「…?」キョトン


????「愕然…わたしの出番がガオンされた」

インデックス「????の出番は暗黒空間にブチまけられてこなみじんになって死んだんだよ、ナムアミダブツなんだよ」

~数日後~

上条「今日こそまじめに学校行ったぜ」

上条「さて…アイツがまた掃除でヘマして部屋を滅茶苦茶にしてるかもしれねーな、とっとと帰るか…」

上条「…ン?あそこに居るのは…」

美琴「……」スタ…スタ…

上条「またアイツか…」

~~~~~~~~~~~

美琴「あっ!」

上条「またか」





美琴「あ、あらぁ~ン!上条様ではないですのぉ!」

上条「……!?」ゾクゥ

美琴「この前は酷いことしてしまいましたのぉ…あ、改めてお詫びがしたいですわぁ~」ナヨォナヨォ

上条(なんだ…何だ!このケツの穴にツララをつっこまれたような気分はッ!)ゾゾゾ



美琴「で、ですからぁ~この後私とお茶でもいかがかしらぁん!?」バチコーン

上条「…オイ」

美琴「なんですのぉ?」ナヨォ





上条「…頭でも打ったのか」

美琴「」

上条「なんというか…すごくキモいぜ」

美琴「」

上条「アワレだ…いい病院を知ってるから教えてやるぜ…」

美琴「……………」ナヨォ

上条「どうした…?やはり頭が、」




美琴「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛!゛」バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂィン!

上条「!?」パキィン

美琴「ザッケンナコラー!てめーがヤマトナデシコが良いっていったんじゃねぇかオラー!恥を忍んで頑張ったんだぞオラー!やっぱり勝負だオラァアアアア!ぶっ飛ばしてやるう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!゛!゛」バリバリバリバリバリバリバリバリ!!

上条「後半が藤原竜也みてーになってやがる…」

~~~~~~~~~~~~~~~~~

上条(なんとかしょうきにもどった!ようだが…あれからやたら勝負勝負うっとーしくなっちまった)

上条「ここはバレないように…」ソッ

美琴「……あ」

上条「なぜだ」



美琴「あ…アンタか…」

上条「何かの呪いでもかかってんのかおれは…ん?」

美琴「…うるさいわね、私は知らないわよ…じゃあね」クルッ

上条(…おかしいぜ、いつもならここで)

美琴(勝負よ!今日こそ絶望のフチにブチこんでやるッ!)バリバリバリ!

上条(と、くるはずなんだが…)

上条「オイ」ズイッ

美琴「ふ、ふぇっ!?いきなり顔近づけないでよ!!」ドキドキ

上条「様子がおかしいな…なにがあった」

美琴「…それは、あっアンタには関係ないでしょ!!あっち行ってよ!!」

上条(やれやれ…これは)





???「ドーモ、お姉様=サンとミサカは先手をとってアイサツします」

上条「…!」

美琴「アンタ…!」

ミサカ「そちらの方は初めましですね、ミサカはミサカと申しますとゲシュタルト崩壊気味に挨拶します」ペコリ

上条「驚いたな…まさかてめーが双子だったとは」

美琴「…」

上条(…コイツら顔はそっくりだが、眼が…?)

美琴「…なんでこんなところに居るのよ」

ミサカ「ミサカは実験までの間することがありません、なのでこの辺りを散歩していましたと暇人アピールをします」

ミサカ「それと先ほどそちらの方が言った事には誤りがあります」

上条「…ン?」

ミサカ「ミサカとお姉様は双子ではありません、生物学的にいうならばクロ…」


美琴「ちょっと!!」ガシッ


ミサカ「…」


美琴「…ちょっと、こっちに来なさい…」ググググ

ミサカ「ですが」

美琴「いいからっ!!」

ミサカ「…」

スタスタスタスタ…

上条(いっちまいやがった…どうやら複雑な家庭環境…ってワケじゃなさそーだなあれは)

上条「…やれやれだぜ」

今日はこれまで!色々ディ・モールトすいませェん…それではラリホー

~古本屋~

上条「料理が爆発するなんて、漫画の中だけかと思ったがマジで起こるとはな」

上条「食中毒になってオダブツする前にアイツに料理の本を…」パラパラ

…ザァアアアアアアアア

上条「…傘持ってきてよかったな」

上条「さて、そろそろ…」

ウィーン、アリガトウゴザイマシター

ミサカ「…」シャガミー

上条「ウソだろ?」

ミサカ「これは、先程のお方とミサカは記憶から引っ張り出します」

上条「上条当麻だ…その眼と妙な喋り方、妹のほうか」

ミサカ「眼でわかるのですかとミサカはあなたの観察力に感心します」

上条「こんなところで何してやがる?傘も差さずに」

子猫「ニャーニャー」

上条「…ソイツか」

ミサカ「この猫は体温の低下と栄養の不足で危険な状態ですとミサカは分析します」

上条「何か食わしてやりゃあいーじゃあねーか」

ミサカ「残念ですがミサカは現金を携帯していませんとミサカはボンビーアピールをします…だから」

上条「…だから?」

ミサカ「…キラキラ」

上条「…」

ミサカ「…キラキラ」

上条「…」

ミサカ「…キラキラ」

上条「…じゃあな」

ミサカ「待ってください、この子に何か食べさせて下さいとミサカは作戦をかなぐり捨てて懇願します」

~上条の家~

子猫「ハグハグハグ」

イン「うわぁ~~!可愛いんだよ~~」キラキラ

ミサカ「おめめキラキラ作戦が功をそうしましたとミサカは作戦成功を宣言します」

上条「まったく光ってなかったぞ」

イン「でも、びっくりしたんだよ!あのたんぱつが双子だったなんて…」

イン「あのギャーギャーうるさいたんぱつとは違っておしとやかなんだね、クールビューティーかも!」

ミサカ「さりげにお姉様がdisられてるのをミサカはスルーします」

上条(うるせーのはてめーもだろ)

イン「…あのさー、とうま」

上条「…ン?」

イン「この子うちで飼いたいなー!なんて…」

上条「ほう…じゃあコイツの世話がお前にできるのか?」

イン「うんうん!!」ブンブン

上条「それに加えて料理洗濯掃除も今まで以上にしっかりやってくれるのか…?」

イン「うんうん!とうまには家に住ませてもらってるし、それくらいギブ&テイクなんだよ!さぁ、だから猫を…」ニマァ~



上条「だが断る」


イン「ナニッ!?」

上条「この上条当麻が最も恐れる事の一つは…ペットがもう一匹増えて面倒が増えることだ…」

イン「そ、そんなぁ~!私はペット扱い!?あ ァ ァ ァ ん ま り だ ァ ァ ア ァ!!!HEEEEEEEEEEY!!」ビエーン

ミサカ「いともたやすく行われるえげつない断られ方をされましたねとミサカは戦慄します」


イン「そんな…そんな!この子が可哀想なんだよ!…それに」エグッエグッ

イン「このままじゃ…ずっとこの子は一人ぼっちなんだよ…」

子猫「ニャー?」

上条(…こいつ)

上条「………ハァー」

イン「…」

上条「さっき言った事をしろ…それが約束だ」

イン「…!やった!やったぁー!とうまありがとう!!!ワーイ!今日からウチの子なんだよー!」

子猫「ニャー!」

上条「…やれやれ」

ミサカ「あなたも結構甘いですねとミサカは萌えポイントを発見します」

上条「うるせえ」

ミサカ「ところで」

イン「なぁに?」

上条「…」

ミサカ「この子に名前をつけるのはどうでしょうかとミサカは提案します」

イン「確かにその通りかも!よし!じゃあ一番いいのを考えるんだよ!」

上条「…ふむ」

イン「みんな考えた!?この中で一番いいのをこの子につけてあげるんだよ!」

子猫「ニャー」

ミサカ「ミサカはもう考えてあります」

上条「ああ」

イン「それじゃいくよ!せーの…」

イン「スフィンクス」
ミサカ「いぬ」
上条「ストレイ・キャット」

イン(………なんて独創的な名前なんだよ!この2人……でも!)

ミサカ(ミサカはこの2人の卓越したネーミングセンスに驚きを隠せません…しかし)

上条(ほう…中々やるじゃねぇかてめーら…だがな)

「「「一番いいのは『わたし』『ミサカ』『おれ』のだッ!!」」」

子猫(ウソだろ…コイツらマジで言ってるのか!?)

………………………

イン「やっ…やったんだよ!名前はスフィンクスに決定したんだよ!!」

ミサカ「もう少しだったのに…とミサカは激しく後悔します」

上条「てめーに出し抜かれるとはな…ぬかったぜ」

子猫(おいおいおいおいまじかよ!)

子猫「ニャーニャーニャー!」ブンブンブンブン

イン「わー早速喜んでくれてるんだよ~スフィンクス!!」

ミサカ「仕方ありませんね…良かったですね、スフィンクス」

上条「布団の上にフンすんじゃねーぞ…スフィンクス」

子猫(だーかーらー!)ブンブンブンブン


イン「…」

ミサカ「…」

上条「…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


スフィンクス「アッハイ」

イン「わーいわーい」キャッキャッキャッ

スフィンクス(どうにでもなれ)

ミサカ「これで一安心できました…ミサカはそろそろ実験時間ですので失礼します」

上条「そうか…はよいけ」

ミサカ「最後に…ありがとうございました、あなたのお陰で子猫の居場所が見つかりましたとミサカは深々と頭を下げます」ペコリ

上条「フン…礼ならアイツに言うんだな」

ミサカ「素直ではないのですね…それと」

上条「何かまだあるのか?」



ミサカ「その…なんと表現したらいいのかよくわかりませんが、あなたと話せて…とても楽しかったです」

上条「…そうか」

ミサカ「では…失礼します、オタッシャデー!とミサカは照れ隠しのアイサツを残します」ガチャン

上条「…妙なヤツだ」

上条(しかしあの妹の様子、ビリガキの調子…それに実験か…こいつはにおうぜ)

スフィンクス(せめてこいつを食らってくたばれッ!)ブリブリ

イン「ぎゃー!とーまー!!スフィンクスがやらかしたんだよーッ!!」

上条「…喜べ、お前の初仕事じゃねーか」

あかん…このままじゃタイトル詐欺になっちまう…ということで一方さんフェイズ

~学園都市、噴水広場~

ワイワイガヤガヤ

スキルアウト3「くそっ…クソッ!あのオラオラ野郎にやられてからいい事がねぇッ!」

スキルアウト1(それって八つ当たりなんじゃあ…)

スキルアウト2「こんなときはカツアゲでもしてスカッと&爽やかあるよ!」

3「そいつぁいいや!…手頃なやつは…」キョロキョロ


???「…」シャガミー

1「あいつにしようぜ!細くてよわそうだ!!」

佐天(ふんふんふーん?私の名前は佐天涙子!ピチピチの中学生です!)

佐天(今は友達の初春とのショッピングへの待ち合わせ場所に行ってるの!いやーん!このままじゃ遅れちゃうよ~)

佐天「…下らない中学生白書を妄想してる場合じゃない、急がなきゃ!」タタタ

佐天「…ん?人が固まって、どうしたんだろ?」

2「おい!そこのテメェ~…カメと遊んでるおめぇだよ!オイッ!」

???「……へ?オレっすかァ?」

2「なにやってるあるかぁ~こんなところで」

???「えーっとですねェ…おれってハ虫類ってやつがニガテでして….いい機会だから克服しようかなぁ~と」

3「はぁ?なんだそりゃあ~?ちょっと立て!」

???「…」スクッ

2(あれ…コイツ近くでみると意外とガッチリした体型してやがる…それ以前に髪と肌が真っ白だ)

佐天「うわあ…なんか雰囲気まずくなってきたみたい、通報した方がいいのかな…?」

2「なんだなんだぁ~?最近流行りの細マッチョってやつあるか?カッコつけやがって!」

3「おれらはここらへんでちょいと名の知れたスキルアウトよ…知らねぇのかてめー?」グイッ

???「わわっ!カメ近づけないで下さいよ…やっぱハ虫類ってやつはニガテですゥ、ハイ」

3「ウダラ何ニヤついてんだァー!」スパァン!

???「…!」グッ

???「すいませン!知りませンでしたァ!」ペコリ

3「あまりおれのことを舐めてんじゃねーぞ!てめーもこのカメみたいに…」グググッ

3「…されたいかコラァーッ!」ブン!

ゴギン!

カメ「…」ピクピク

???「…」

佐天(さ、さいてェー…)


2「さぁーて、銭でも献上してもらうあるよ!」

1「学生証…なになに?東方通行、ひがしかたみちゆきっつーのかぁ?」

3「オイ東方!今日からてめーのことをセロリって呼んでやるぜ!」

東方通行「はあ…ありがとうございますゥ」

佐天(うわあ…あの人あそこまでされて何で怒らないんだろう…)




3「オイッ!とっとと持ってるもん置いてけ!ボサボサしてるとそのウルトラマンみたいな服もひっぺがすぞッ!」

東方通行「……」ピクン

佐天(…あれ?)

東方通行「オイ…」




一方通行「今 お れ の 服 の こ と な ん つ っ た ?」




2「ん?」

3「へ?」

ユラリ…

佐天「…!」

バギン!

3「………アガダァーッ!鼻が、ハナがぁーっ!!」ズッサァアア

1「うっ、うわぁーーッ!」

2「ひ、ひえーーッ!!」

佐天(いまの…一瞬で」


一方通行「いまなンつったんだァ…?このおれのファッションセンスが電人ザボーガーみてーだとォ?」

3「そっ!そんなこと誰も言って…」

一方通行「確かに聞いたぞコラーッ!」ドムン!

3「うげっ!!」グシャアッ

2「こ、こいつやばいある!」

1「無茶苦茶だ!」

一方通行「てめーのせいで…ニガテな亀にも触っちまったじゃねーかァ、そっちの方はどうしてくれるんだァ…ン?」

2「おっ、おい…その鼻何かおかしくないあるか…?」

1「もう治ってきてるみてーだ…でも元の形となんか違うぞ!!」

一方通行「…」ゴソゴソ…

亀「………」ノロノロ

佐天(あの亀!死にかけてたはずなのに…!)

3「…はがっ、はがっ…」ググググッ


バァーーzーーン!

ブタバナー

一方通行「てめーら、まだおれの服に文句があるのかァ?あァッ!?」

1「すっ、すいませーーーん!!」ピューッ

2「すんませんあるーっ!」ピューッ

3「ね…ね?おれのハナどーなったの、ねっ?」

佐天(すごい…)



一方通行「…げッ!人が沢山集まってた!?すいませン!お騒がせしましたァ、おれのせいでーーッ!」スタコラサッサー!

佐天「…いっちゃった、いったいなんだったんだろ…」




グワーッ!一方=サンの口調は実際めんどくさい!!
ちなみに東方通行は偽名です、それではラリホー!

佐天「気になる…私、気になります!!」キラキラ

佐天(よーし!ちょっと追ってみよう!)
タタタ

……………………

???「見つけた…ついにミツケタゾッ!」



~路地裏~

一方通行「はぁはぁ…まーいったぜちくしょォー…あんなに人が集まってたなンてなァ」

一方通行「でもここまで来れば…」

???「久しぶりだな!東方通行ッ!」

一方通行「…アン?」

佐天(うわ、あの人また絡まれてる…)コソコソ

???「まさか俺の名前を忘れたとはいわせねぇぞ!あぁっ!?」

一方通行「おめーは…」


???「はん!思い出したか!」

一方通行「…誰ッスかァ?」

???「」ズコー

片桐「…俺の名前は片桐安次郎!てめぇにぶっ飛ばされてから復讐だけを考えてきたッ!」

一方通行「ハァ…そのアンジェロさンが何かおれに用ッスか?」

片桐「修行してきたんだよ!十一ヶ月だッ!イレブンマンス!!」

佐天(たいしたことないじゃん)

片桐「能力強化テスト、レベルがあがるとかいうやばそうなCD…全部やった!すべてはてめーに復讐するためなんだよぉーーッ!」

一方通行「…ぶっとばしちゃってたンならあやまるからさァ、復讐のために生きるなんて良くねーッスよー」

片桐「…てめーバカにしていい気になってやがんな」

片桐「おれの流体操作(アクア・ネックレス)を飲んでくたばりやがれっ!!」ザバァアアアア!

佐天(消火栓から水が!?)

一方通行「うおっ!」サッ!

バゴン!

一方通行「コンクリートが抉れやがっただとォ…?」

片桐「キッヒッヒッヒッ!ペチャンコにしてくれるぜェーーーーッ!」

片桐「さらに消火栓を開けるッ!全方位からの水の攻撃に耐えられるかァーッ!食らえ!!」ザバババババババババ!!

佐天(あ、あぶない!あれじゃあ避けられない!!)

一方通行「…はぁ、おれ今日ツイてなさすぎだぜェ~」

片桐「キヒヒヒーッ!食らえい!!」

一方通行「…だがなァ」

ドドドドドドドドドドドド

一方通行「今日、一番ついてねェのはてめーかもなーッ!おう!」ググググッ

一方通行「…どららーッ!」ブウン!

バッキィイイイイイイイン!

バシャア…

片桐「…ぐっ」

佐天(水が…水が空中で跳ね返った!?)

片桐(これだ…この妙な能力で前はやられちまった…しかし)

片桐「それならばッ!」ズザザザザーッ

佐天(!水が一本の細い柱に…)

片桐「これならどうだぁーッ!」シュゴォオオオオ!

片桐「ヒッヒッヒッ!これからてめーの口の中に大量の水をブチこんでフーセンみてーに破裂させてやるぜーーーッ!」

一方通行「…へェ」

一方通行「ンじゃあやってみなァ」パカー

片桐「なっなんだとォ!?」

佐天(ウソ!自分から口を開けて…)

一方通行「どーひたァ?やるんやないのはァ?(どーしたァ?やるんじゃないのかァ?」パクパク

片桐「…そんなに食らいてぇんだったら食らわしてやるぜーーーーッ!」

ドヒュウウウウウウウウウ

一方通行「ぐっ、ゴボボ!」ゴプゴプ

佐天(そんな!)

片桐「ハッハー!まともに食らいやがったな!そのまま内臓ブチまけてェー…」

一方通行「ゴボゴボ!」

片桐「きたねえ花火になるがいいーーーーーッ!!」

一方通行「ガボボー…」スゥウウウウ

片桐「…は?」

佐天(あ、あれ?)

一方通行「…ゴボァーッ!(ドラァーッ!)」ブーーッ!

ドッシュウウウウウウウ!!

片桐「な、なんだとーーーーっ!口から水を吐き出して…ぐっばァーッ!」ボッゴォン!

一方通行「フー…ハイドロポンプ命中ってなァ!」

佐天(す、すごい!まるでポ○モン…)

片桐「ばかな…口からあんなに高圧で水を…」

一方通行「よお」

片桐「あっ!」

ボゴン!

片桐「ぐっべぇーーーーっ!」ズッサァアアアアアアア

一方通行「さて…こりゃァ能力無しの殴りだ、マジで殴ったらどうなンだろーなーてめえはよォー?」スタスタ

片桐「がふっ…ぐぐぐっ!」ガクガク

片桐(やばい、ヤバイヤバイヤバイ!!このままではまたボコボコにされるッ!なにか…何か手は)キョロキョロ…

片桐「!」

佐天「あっ!」

片桐「……」ニタァ~

ザブブブッ

片桐「…オイッ!東方ァ!」

一方通行「アン?やっと降参する気になったか?」

片桐「誰がするかよォーッ!あの嬢ちゃんを見な!」

一方通行「…なンだとッ!?」

佐天「うっ!くあ!ガボガボ!」

佐天(水が…私の顔にまとわりついて)

片桐「オイ東方ァ~、この嬢ちゃんがどうなってもいいのかぁ!?よかねぇよなぁ~」ニタニタ

一方通行「…てめえッ!」

片桐「動くんじゃねぇーッ!キヒ…キヒヒヒ!お前アイツと同じようにしてやる…!」

佐天(うあ…あ、苦し…)ゴボゴボ

一方通行「…やれやれ、服が濡れちまったぜェ」

片桐「…?」

一方通行「どーやら、おめーに対する怒りが足りなかったよーだなァ…」

片桐「コラ東方!チンケな服なんかいじってんじゃねーぞ!とっととおれに殺され…」



一方通行「」プッツゥーーーーーーン

佐天(ガボッ!まさか!)

シュン!

片桐「!?速ーーーーーーー

ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴン!

片桐「ぐげええええええええっ!」ズゴォン

佐天「うっ…!!はぁ…はぁ…助かった…?」ザパァ

片桐「がっ…がば、こっコンクリートリートが…」ズズズズズズズズ…

一方通行「さぁて…掘り出してもらうンだな、工事の人にでもッ!」

片桐「おっ…おれを引きずりこんで…はぐおわあああああああああああ!!」

バァーーーzーーーン

☆学園都市名所その9「幽霊の出る路地裏」☆

ある日突然この路地裏では奇妙なうめき声が聞こえるようになり…だれも立ち寄らなくなったらしい、しかし最近は心霊スポットとして人気を博している。

一方通行「さぁて、一つ教えといてやるぜェ…おれの能力は「ベクトル操作」!テメーの水を跳ね返したのも、逆流させて高圧で吹き出したのもその能力」

片桐「はぐっ!…はぐっ!」

一方通行「ドゥーユーアンダースタンド?理解したかコラァーーーッ!!」

片桐「はぐぐぐぐぐぐぐぐーっ!」

佐天(ベクトル操作…まさか力の向きや大きさを自由に変えられるってこと?とんでもない能力…!!)


片桐「はぐっはぐっはぐーっ!」ウーンウーン

佐天「あの…あの!」

一方通行「ン?無事か嬢ちゃン、ケガねェかァ?」

佐天「大丈夫です!それよりも…助けてくれてありがとうございました!!」ペコリ

一方通行「巻き込んじまったのはおれのせいだァ、すまなかったなァ…」

佐天「なにか…お礼をさせてくれませんか?」

一方通行「いーよいーよ!年下からお礼なんてもらえねェーッて!迷惑かけたのはコッチだしィ」

佐天「……それなら」

一方通行「ン?」

佐天「私と友達になってくれませんかッ!!」

一方通行「はッ!?はぁ~ッ?」



こうして私たちは友人になったーーーーーーーーーーー

佐天さンには狂言回しになってもらいました、今日は早めなラリホー

この後、彼から色々な事を聞いた、名前は東方通行…みちゆきと読むそうだ

能力はレベル3のベクトル操作、珍しい能力だがレベルがそれほど高く無くあくまで普通の学校に通っている…

そして何よりも特徴的な白い髪と肌、能力によるものらしい、口調は癖、家族はおらずとある家に下宿して暮らしている

そして彼は何より優しく、よく笑い、親しげにしてくれる…レベル0の私でさえも

服の事についても聞こうとおもったが墓穴を掘るのはまずいのでやめておいた

私が知ったのはこれまでだ。だが、私は知る由もなかった、彼があんなにも恐ろしい実験に巻き込まれているとも知らず…

~ファミレス~

一方通行「佐天さンも酔狂だなァ、こんなミョーな男と友達になりたがるなんてよォ~」

佐天「えへへへ!新しい友人に乾杯!」

一方通行「おゥ!」

カチン!

佐天(あれ?何か忘れてるような…ま、いっか!)

…………………

ホーホーホー…

初春「佐天さん…まだですかぁ…」ヘッキシ!

~数日後~

女生徒1「きゃー通行くん!今日もかっこいいわ~」

女生徒「相変わらずその服もいけてるわよ!!」

キャーキャー

一方通行「へいへい、どーもどーも」

友1「オッス通行!」

友2「おはよう通行くん」

一方通行「よお、お前らかァ」

友2「さすが通行くん、朝からモテモテだね」

友1「いいなぁ~通行は…おれなんか、おれなんかよォ~」オンオン

一方通行「朝っぱらから泣いてんじゃねェよ輝泰…それにおれは一途なタイプだって言ってんだろォ?」

友1「しか~し!おれはしってんだぜぇ!お前が最近中学生の女の子と仲良くしてるのを!!」

一方通行「…はァ、てめーはなんで人のことになると生き生きするンだよ…」

友2「ほんとだよ…」

友1「うるせぇ!それに康二!てめーは彼女いるだろッ!おれの気持ちが分かるかってんだ!!」

友2「由佳奈さんのこと?まぁ、彼女とは色々あったからなぁ…」

一方通行「いっつも帰りベタベタしてンよなァ、一方的に」

友2「正直かんべんしてほしいよ…」

友1「クッソー!ノロケかチクショー!」

友2「ま、このことは置いといて!僕最近妙なウワサを聞いたんだ…」

一方通行「うわさァ?」

友1「どんなのだ?」

友2「それが…ドッペルゲンガーを見たって人がいるみたいなんだ」

一方通行「なんだそりゃァ」

友1「ドッペルゲンガーっつーと自分にソックリで会うと粉微塵になって死ぬってゆーあれか」

友2「粉微塵になって死ぬかは分からないけど…正確には見た人のってわけじゃなく、容姿も顔も全くおんなじ人を見たらしいんだ!」

一方通行「………………」

友1「へぇ~するってぇと同じく見てくれの人間が2人いるってのかァ、双子かなんかじゃねーの?」

友2「いや、このウワサには続きがあってね…」

一方通行「…続き?」

友2「それが…その人はもっと居るって言われてる、少なくとも8人以上とか!」

友1「ひえーっ!マジかよ!そいつぁ恐ろしいぜぇ~」

一方通行「……」

友2「でもなぁ、8人以上居るならドッペルゲンガーじゃないし、まさか学園都市の技術を結集して造ったクローンだったりして!!」

一方通行「…!」

友1「そりゃあウソだろ!いくら学園都市でもクローンなんてなぁ~」

一方通行「…その通りだぜェ、くだらねーウワサだァ」

友2「う~ん、やっぱり嘘なのかな…」

一方通行「つーかよ!もう急がねーとやべーぜェ!予鈴が鳴っちまう」

友1「うげっ!忘れてた!」

友2「話すのに夢中になってたよ!」

タタタタ…

一方通行(やべェな…ウワサになってたのかァ…)

友1「オーイ!通行!早くしろよ!!」

一方通行「…あァ、今いく!」タタタ

今日はこれまで、短くてすまぬ…なお、明日からの展開は本来の禁書の時間軸とはズレるかと思います。それラリ!

~学園都市、某研究所~

???「クソッ…クソッ!実験が進まないのは私のせいではない!!」

???「実験体の度重なる実験参加の拒否のせいだ!愚か者め!最強の能力者になりたいとは思わないのかッ!」

???「…天井亜雄、そんな言い訳が通用するとおもっているのかね?」

天井「…いや、そういうわけでは…オイ芳川!お前も何か言ったらどうだ!!」

芳川「…私からは、特に」

天井「ぐぐぐっ…!」

???「とにかく、このままでは『レベル6シフト実験』は中止になる、直ちに速やかに実験を行いたまえ」プツン

芳川「気が立ってるようね、コーヒーでも飲んで落ち着いたら?」

天井「そんな暇あるかッ!どうにかして被検体に実験を行わければ…クソッ!」

天井「大体この時期には既に10031番実験が終わっているハズ!なのに…なのに…」

天井「8回しか実験が行われていないとはどういうことだーーーーーッ!答えろ芳川ッ!!!!!!」

芳川「私に聞かないでよ…私はただクローンのみの協力でしょう?」

芳川「本来ならば二万体の製造を目標にされていた妹達(シスターズ)が上の煽りを受けて10体しか製造されてないなんて…おかげで一人一人にしっかりと教育プログラムを行えたわ」

天井「黙れ!この実験には私のキャリアをかけているんだ…失敗は許されないッ!!」

天井「なんとしても、なんとしても最強のレベル6を私が完成させるのだッ!!」

芳川(やれやれだわ…幻想に取り憑かれた男、あの子はこんな実験絶対に受けたがらないでしょうね、あの子なら…)

……………………

芳川「はじめまして、第一位の一方通行(アクセラレータ)さん」

一方通行「はァ、どうも」

芳川「今回は責任者に変わって実験内容を説明させてもらう芳川よ、よろしく」

一方通行「よろしくッス」ペコリ

芳川(一方通行…話に聞いていたのとは随分印象が違うのね、キレると手のつけられない化け物のロリコンと聞いていたんだけど)

芳川「…ともかく、あちらの部屋で」

一方通行「ウッス」

~カンファレンスルーム~

芳川「…とまぁこんなところよ、理解して頂けたかしら?」

一方通行「…グレート、こりゃあヤベェな」

芳川「さっき言った通り、あなたには二万体の超電磁砲(レールガン)のクローンを倒してもらう…それだけよ」

一方通行「なぁ、芳川さン…いくつか質問するぜェ」

芳川「何かしら?」

一方通行「この実験は第3位に許可とってンのかァ?」

芳川「…そんなものは無いわ、元々能力者達は学園都市の所有物…そう上層部は認識しているようね」

一方通行「ふむ…クローンに感情はあるのかァ?」

芳川「極めてリアルな状況に近い状態で実験を行うようにしてあるわ、日常生活が遅れる程度の教育はしている」

一方通行「…最後の質問だ、この実験でおれはレベル6になれるのか?」

芳川「ツリーダイアグラムのはじき出した確率は成功率99.9%…成功は確実よ」

一方通行「ツリーダイアグラム…なるほどなァ」

芳川「分かってもらえたようね…それでは早速実験の日時を」




一方通行「やめた」



芳川「…えっ?」

一方通行「やめたッて言ったんだよォ、じゃあな」ガタン

芳川「待って!この実験の成功は確実、ゆくゆくはあなたは学園都市最高の能力者となれるのよ?」

芳川「それでも実験を行わないというの?」

一方通行「…あのなァ、芳川さン」

一方通行「そのアンタのいうクローン、おれにはもう一人一人が人間としか思えねェ」

芳川「…」

一方通行「だから実験だろォがなンだろォがもし俺がソイツらを殺めてしまったらな…そりゃあ立派な『ひとごろし』なンだよォ」

芳川「…!」

一方通行「おれは絶対そンなことはしねェ…人である限りはな、それに芳川さンよォ?クローン製造してんのはアンタなんだろ?自分が生み出した命が簡単に失われることをどう思う?」

芳川「…それは?」

一方通行「親が自分の子供が死ぬのを見て見ぬフリできンのかってことだァ」

芳川「…私は」

一方通行「まっ!そーゆーことだ!おれはレベル6なんてキョーミないしィ、今の生活は結構気に入ってンだ、これ以上はのぞまねーッスよォ~」

芳川「…よくわからない人ね、ウフフ」

一方通行「へっ!あとひとつ言っといてくれ」

芳川「何かしら?」

一方通行「上ってやつに『おれら能力者はてめェらの所有物なんかじゃねェ!ただの人間だッ!スカタン!!』ってなァ!」

スタスタ…

芳川(本当に、本当によくわからない子ね…でも彼には確かに『心』があるわ)

芳川「私も見習わなくちゃね、ふふふふ…」



一方通行「あのォ…出口どっちでしたっけ…?」

芳川「……」


………………………………

芳川(彼は…認めないわ、絶対に)

話の流れは大体あってるつもりなのですがねェ(錯乱)

~とあるマンション~

一方通行「やっやめてくれェ黄泉川!ここを失敗したらおれは人生に悔いを残すことになるゥ!」

黄泉川「はやくやめないともっと激しくなるじゃんよ~ホラホラホラ…」ドスドスドスドスドスドス

一方通行「あァッ!」ティウンティウンティウン

黄泉川「ほれ!とっとと宿題やるじゃん!セーフクくらい脱げ!家なんだし」

一方通行「あんまりだァ…おれの岩男がァ…」

一方通行「…フー」ピッ!

TV「最近、違法なCD-ROMが学園都市内で流通している模様です」

TV「その内容は聞くだけで能力のレベルがアップするという極めて不可解なものであり、学園都市当局が調査中です」

一方通行「聞くだけでねェ…ウソくさ」

黄泉川「おーい通行!ちょっとお湯止めて欲しいじゃん!」

一方通行「へいへい、今いくぜェ」

スタスタスタ

TV「次のニュースです、連日の研究所襲撃事件の…」

更新頻度にAct3かけられた…幻想御手if編は明日からリホー

~数日後~

インデックス「ふあ~久々の出番な気がするんだよ!」トテテテテ

上条「…なんのことを言ってるかわからねーが今日の夕飯はどうすんだ?」スタスタ

イン「もちろん卵焼きと味噌スープなんだよ!」フンス

上条「3日連続でか?」

イン「…仕方ないんだよ、まだそれしか作れないもん」

上条「やれやれ…ン?」チャリン

イン「あれれ?それは…」

上条「車の鍵みてーだな」

イン「落とした人は困ってるかも!まだ近くに居るかなぁ?」キョロキョロ

???「いけないな…どこに落としたのか…」ゴソゴソ

イン「とうま!あの人じゃないかな?」

上条「…オイ!あんた」

???「ん?私のことか」

上条「なにか探してたみたいなんでな…これ、アンタのか?」チャリ

???「ああ!これはすまない、うっかり落としてしまってね。助かったよ」

イン「一件落着なんだよ!」

木山「私は木山という、何かお礼をしないとな」

上条「いや、気にしねーでくれ」

イン「情けは人のためならずなんだよ!」

木山「ふふふ…そうか、それはすまないね」ヌギヌギ

イン「!?」

上条「…!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

木山「?どうかしたのかい」


イン(最初に 言っておくッ! 
わたしは今 やつの姿を ほんのちょっぴりだが 目視した
い…いや… 目視したというよりは まったく理解を 超えていたのだが……

あ…ありのまま 今 起こった事を話すんだよ!
「奴は わたしの前でお礼を言っていたと
思ったら いつのまにか服をぬいでいた」
な… 何を言っているのか わからねーと思うが 
わたしも 何をされたのか わからなかった…
頭がどうにかなりそうだった… 痴女だとか超HENTAIだとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったんだよ…)

上条「…やれやれ、子供にゃ刺激が強すぎるぜ」カクシー

イン「あう」

木山「…どうしたんだい?何かおかしいところでもあるのか?」プルンプルン

上条「…いや」

木山「顔が引きつっているようだが…」

上条「なんでもねぇ…あばよ」

イン「とうまーとうまー!はなしてよー!」ジタバタ

木山「そうか、私もこれで失礼しよう」 スタスタ…

上条(やれやれ…世の中にはミョーな奴がいるもんだぜ)

イン「まさかとうま!わたしの眼を隠してその女の人のこと見てこーふんしてるのかな?いやーん!えっちいんだよー!」ニヒヒヒ

上条「………」ググググ

イン「ゆ、指が食い込んで…アガダァーッ!!!」ギギギギ

……………………

??「レベルアッパー…」

??「これを使えばわたしも、通行さんみたいな能力者に…」

カチリ

………………………

~噴水広場前~

ガヤガヤ

初春「はぅうう!」コケー

バサバサバサバサ

初春「あうう…何にもないところで転んじゃうなんて、資料も落としちゃった…」

初春(やっぱ心配事のせいかなぁ…)

????「大丈夫かァ?手を貸すぜ」

初春「あ、ありがとうござ…!その服、驚きの白さ!あなたはもしかして」

一方通行「ン?その頭のわけわからン花飾り、あんたは佐天さンが言ってた…」

初春「ありがとうございました!東方さん…ですよね?」

一方通行「あァ通行でいいぜェ、ヨロシクなァ」

初春「ウワサはかねがね…佐天さんいわくすっごく強くてすっごく白くてすっごく優しいとか!」

一方通行「…大体あってるな、つーかどうしたんだァ?考え事してたみたいだが」

初春「…それが、あの」

一方通行「そういや、佐天さンに最近会わねェな、LINEも来ないしィ」

初春「その…佐天さんのことで」

一方通行「…何があった?」

初春「実は今…佐天さんは意識不明の状態になってしまっているんです…」

一方通行「…オイオイ!そりゃあグレートにヤバイじゃねェーか!!」

初春「2日程前なんですが急に倒れてしまって…それからずっと眠ったままなんです、原因は分からず他の身体機能は正常なのに意識だけは…」

一方通行「……」

初春「私…とても心配で夜も寝られなくて」

初春「もし…もしも佐天さんの意識が戻らなかったらと思うと…ぐすっ」

初春「うっ…ううう」ポタポタポタ…

ポン…

初春「ふえ…?」ゴシゴシ

一方通行「初春ちゃン…佐天さンのいる病院に連れて行ってくれェ」


アイエエエエエ!変態が発生している!コワイ!忙しくて更新頻度落ちてごめんなさい重点、らりっほ

>>197
ムギノン=サンは実際豊満だから変態が湧くのはチャメシ=インシデントだ、備えよう

>>199
まことにムギノン=クランはショッギョ・ムッジョよな!
始まります

~病院~

佐天「………」

一方通行「…なるほどなァ」

初春「この通りです、意識だけ…意識だけが戻らず眠ったままなんです」

一方通行「……」サワ…

初春「わわっ!何してるんですか!通行さん!///」

一方通行(…脳内の電波のベクトルを確認)

初春「通行…さん?」

一方通行(大脳に異常なシナプス…)

一方通行(これは…外部からのロックかァ?チッ…操作不可能か)

一方通行(となるとこの原因はやはり…)

初春「通行さん…どうしたんですか?」

一方通行「……初春ちゃン、これは幻想御手、レベルアッパーのせいかもなァ」

初春「レベルアッパー…あのウワサのCDが!?」

一方通行「…おそらく、この意識が戻らねェ感じ、ニュースで言ってた症状と同じ…それに佐天さンは」

初春「…レベル0」

一方通行「………」


佐天(いいなぁ初春は~能力が使えて)

初春(でもこんな役に立たない能力なんですよ…)

佐天(それでもレベル0よりはマシだよ!…無能力者なんかより)



佐天(通行さんはかっこいいなぁ!ベクトル操作…くぅ~!いかしてる!)

一方通行(そうかァ?能力者だからって面倒くせェことも多いぜェ)

佐天(羨ましいです…わたしも能力者に生まれたかった)

初春「佐天さん、そんなに思いつめてたなんて…」

一方通行「能力者に対する劣等感…そンなとこか」

スクッ

初春「…通行さん?どこへ」

一方通行「佐天さンにそうさせた原因はおれにもある…おれなりのやり方で決着をつけるぜェ」

初春「……わたしも、わたしも佐天さんの気持ちに気付いてあげられなかった」

一方通行「それならなァ、自分にできることをやるだけ…それだけだ」

初春「通行さん…!」

スタスタ…

初春(わたしに…できること、佐天さんのために!)グググッ

カチカチ…

一方通行「脳波ベクトルを解析発信源は…と、ふむゥ、発信源は????地区のビルかァ」

一方通行「意外とスンナリわかるもンだな、まァネットの対策はともかくまさか脳波から割り出されるなんて本人も思ってねーだろォぜェ~」

一方通行(問題は…だ、いくらベクトルから情報が解析できたとしても幻想御手の元を断たねェとなァ)

一方通行「幻想御手を根元から断つ…たとえば杭ウイルスソフト…」

一方通行「…優秀なハッカーが必要か」

~風紀委員詰所~

黒子「初春?あまり根を詰めすぎるのもよろしくないですわよ」

初春「すみません…もう少しなので」カタカタ

黒子「何が目的なのかは聞きませんが体は壊さないでくださいまし」

初春「はい、ありがとうございます」カタカタ

ガチャン

初春(…だめだ、どうしてもCDの出どころが分からない…)

初春(しっかりしなさい!私は学園都市の守護神!友達一人救えずどうするの!)パチン!

初春「でも、できる手は全て試した…次はどうすれば…」

初春「ん?メールですか。送り主の名前は……@セロリ?」

パタン

一方通行「さて、誰かは知らねェが守護神(ゴールキーパー)の実力見せてもらうぜェ~さもないと全てが台無しだァ」

一方通行「後おれに出来ることは…」

一方通行「全ての根源をブッ潰す!それだけだなァ!」

一方通行「そうと決まったらチャッチャとすますぜェ!!!」

ダダダダダダダダ…



……………………………………

??「もう少し…もう少しなんだ、待っていてくれみんな…」


実際駆け足、すまぬ
ラリホー!

~????地区、ビル~

一方通行「ドラァッ!」バゴン!

ゴッシャア!

??「……!」

一方通行「ノックしてもしも~し?ドアはもうねェがなァ!」

??「驚いた…もうバレてしまったとは」

一方通行「女かァ、とりあえずレベルアッパー事件のオトシマエ、ここでつけさせてもらうぜェ!おれァ結構アタマにきてんでなァ!」

??「……」

木山「私の名は木山春生…元研究者といったところかな、私を止めに来たのだね?」

一方通行「だからさっきからそう言ってるじゃねェッすかよォ~アァン!?」

木山「…いいだろう、研究所を壊したくない、外でやろう」

ザッ!

木山「ここらでいいだろう…」

一方通行「ブッとばされる覚悟はできたンだろーなーコラァッ!!」

木山「私は…誰にも止められない…止められてなるものか!いくぞ!!」

一方通行「かかってきやがれェ!」グググ!

一方通行(しかしここまで連れてきたっつーことはおれを倒す自信があるみてェだな…ここは慎重にいかせてもらうぜェ)

木山「こちらからいかせてもらう…」

ズザザザザザザ

一方通行(マンホールから水が…水流操作の能力者かァ)

木山「…はぁっ!」

ズザザザザザザザザア!

一方通行「だがなァ…」

スッ…

一方通行「この能力は攻略済みだぜェーッ!!ドラァ!!」

バッキイイイイイイイイン

木山「ッ!」

一方通行「今度はコッチの番だなァ!」サッ

木山(…ゴムの塊?)

ググググ…

一方通行「…ドラァ!!」

ビッシュウウウウウウウ!

一方通行(ベクトル弾!回転もかけて水流を貫けるッ!アタマに食らえば失神は避けられねェぜッ!)

木山「…なるほど」

ボボボボボボボボ…

一方通行「!?」

木山「ふん!」ゴウ!

ドロォ

一方通行(ゴム弾を炎で溶かしやがった…水流操作じゃねェのかコイツの能力は!?)

木山「……」

シュオオオオオオオオ

一方通行「…ヤベェ!何か来るッ!!」

ドヒュウウウウウウ!

一方通行「うっ…うっがァッ!」ズザァアアアアアアア

一方通行(何だ何だ次は空力使いかァ!?超能力のバーゲンセールかよッ!!)


木山「あれだけの風圧を食らって後ろに怯むだけとは…流石といったところだな、学園都市第一位『アクセラレータ』」

一方通行「…フン、それを知ってるヤツァ殆どいねェはずなんだがなァ」

木山「私は元研究者だ、能力者研究においても明るかったのでね…君の能力がレベル5のベクトル操作という事も知っている」

一方通行「…オイオイどこまで知ってんだァ!チクショウ!」

木山「ベクトル操作…まさに最強の能力といってもいいだろう、だが君自身の計算が追いつけない量の能力…『多才能力』ならッ!私にも勝機がある!!」

木山「いくぞ…次はこれだ」

スッ…

一方通行「ぐッ!」

ボガガガガガガガガガガガ!

一方通行「うおッ!」シュダッ

一方通行(空力使いの応用か…やれやれなンでもありかよォ!)

一方通行「だがなァ!ベクトル操作をなめるんじゃァないぜッ!!」ググググ

一方通行「ドララララララララッ!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!

木山「…?地面を殴って」


ガッギン!

一方通行「固めて盾として使うッ!このまま突っ込むぜェーッ!」ズダダダダダダダダ!

木山「くっ!」ガガガガガガガガガ!

ギンギンギンギン!

一方通行「無駄だァ!壊れてもソッコー修復!もう少しで届く!」

木山「…しまった!」

一方通行「そこだッ!!食らえやぁああああッ!!」ブウン!

ピキィーーーzーーーン

一方通行「…アガッ!?」ピタッ

一方通行(がっ、がががっ!頭が…これは思念使いか!?反射が間に合わなかった!)

一方通行「…うぐッ!」

木山「…はぁあああっ!」

ドヒュウン!

一方通行「グアァアアアアアアッ!」

ドッゴォオオオオオオオオン!

一方通行(ぐぐぐっ…骨にヒビが入りやがったか…痛覚の神経を遮断、ダメージを軽減する…)

一方通行(チッ…他人の怪我なら一発で治す自信があるが自分となるとそう上手くはいかねーかァ)

木山「すさまじい能力だな…しかし私は止められるわけにはいかないんだ」

木山「…!ゴホッゴホッ!」

ビチャア

一方通行(あれは…血?)

木山「ぐふっ…トドメを刺させてもらう!!」

一方通行(…まさか)


一方通行「…ヘヘヘッ!いいぜ、能力のラッシュの早さ比べといくかァ!」

木山「…?」

フワァアアアアアア…

一方通行「はぁあああ…」

木山「コンクリート片を浮かせて…くるか!」サッ!

一方通行「……ドラァーーーーッ!」

ドヒュウウウウウウウン!

木山「はぁあああああっ!」

ドギュウウウウウウウウン!

ドガガガガガガン!
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!

一方通行「ドラァ!まだまだッ!」

木山「何のつもりだ…これでは決着などつかないぞ!」

一方通行(…もう少しだぜェ!)

木山(ラチがあかない…最大出力だ!)

木山「はぁあああ…」シュイイイイイイイイ

一方通行(おそらくこの複合能力はレベルアッパーを利用してやがる、能力者の脳波の利用だ)

一方通行(だがその対価として奴の脳にはとんでもない負担がかかっているだろうなァ…)

木山「…食らえ!」

一方通行(限界は必ずくるッ!)

…ドクン!

木山「…ぐあっ!」ガグン!

木山(し、しまった!能力を使い過ぎて…)

一方通行「…そこだぁああああああああ!!!!!!」ググググ

ヒュン

木山「………えっ?」

木山(馬鹿な!彼は70m手前にいたはず!この距離を一瞬で…まるでテレポーター並だと!?)

一方通行「ドラァーーーッ!」ガッシィ!

木山「うわぁあああっ!」

ズザァアアアアアア!

木山「はぁ…はぁ」

一方通行「…これで終わりだ」スッ

ピッ…

ピキン!

木山「うっ…」

木山(脳波が…読み取れなくなったか)

一方通行「フゥー…木山先生よォ、さっき俺の計算な追いつかないほどに攻撃すりゃァっていったよなァ」

木山「……」

一方通行「…残念だったな!俺ァ算数は得意分野なんだよォ!!!!」

ドォーーーzーーーン!

木山春生 敗北!

木山「負けたのか…私は」

一方通行「そうみてェだな」

木山「…トドメを刺さないのか?今回の事件では相当頭にきているんだろう?」

一方通行「……」

木山「私はどんな償いも受けるつもりだ…その覚悟はもとからしている」

一方通行「…ブチのめす前に聞きてェ」

木山「…?」

一方通行「俺ァ能力ゆえにクソッタレな研究者を山程見てきた…人をモルモットみてーに扱うやつや道具みてェに扱うヤツをな…」

木山「…私もその1人だよ、最低の人間だ」

一方通行「いーや、違う!俺が見てきたクソ野郎共とは明らかに…あんた何かワケがあるなァ?そうじゃねェーとここまでする理由が分からねェ…」

木山「…それは」


ズゾザザザザザァ…

一方通行「オイオイ…今度は何なんだァクソ!」

木山「何だと…これは幻想御手の暴走!?AIM拡散力場から生み出されたとでも…」

幻想猛獣「GRRRRRRRRRR…GAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」
ドドドドドドドドドドドドドドド

一方通行「…木山センセイよォ~、これがアンタの望んだ目的だったのかァ?」

木山「そんな…そんな!嘘だ!私の目的はこんな!…こんなことになるはずが…」

幻想猛獣「GRYYYYYYYYYYYYY!!」
ガオオオオオオオオオオオオオオン!

木山「私は…あの子たちのために…」

一方通行「…やれやれだぜェ」

ザッ!

木山「やっやめろ!あの化物は破壊されようとも再生を繰り返す!君の能力がいくら強大でもアイツは倒しきれないッ!!」

幻想猛獣「GRRRRRRRRRR…」

一方通行「…ヤツをこの世から消すものはもう出来ているぜェ~」スッ

木山「そのUSBは…」

一方通行「アンチウィルスソフト!流石にグレートだな、学園都市の守護神ってヤツは…ハッキング先を教えたらもう完成させやがってたぜ」

一方通行「今からコイツをヤツのコアに直接流し込む!!それでこの世から消滅させるってワケよ」

木山「…駄目だ!核に行きつくにはヤツの身体を破壊しなければ…」

一方通行「なァーに…」

ドドドドドドドドドドドドドド

幻想猛獣「…GAAAAAAAAAAAAA!!」

ドギュゥーーーーン!

一方通行「再生が追いつかない程にィ…ブチのめすぜェ!!!!!」カッ!

ズアッ!

木山「!?」ゴシゴシ

木山(何だ…?今彼の背後に一瞬何かが見えたような)

幻想猛獣「GRRRRRRUGAAAAAA!!」

一方通行「…食らえぇええええッ!!」

一方通行「ドララララララララララララララ!」

幻想猛獣「AGA!?GAGAGAGA!?」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ

一方通行「ドララララララララララララララララララ!!」

幻想猛獣「GAGAGAGAGAGAGAGAGAGA!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ

一方通行「…………ドラァーーーーッ!」ボッゴォオオオオオオオオオオオン!!

幻想猛獣「AGA…AGA…」

キラッ!

一方通行「!見えたぜッ!!そこだァーーーーーーーーーッ!!」

ドズッ!

幻想猛獣「……!!GYYYYYYYY…GYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

幻想猛獣「AAAAAA…GAGAGAG…G」


バッキィイイイイイイイイイイイイイン!


一方通行「…へッ!昏睡してる奴らの魂…返してもらうぜッ!!!」

フッ…

木山(なんて…なんてことだ、あの化物を倒すなんて…それよりも、彼は恐ろしい力を…)

一方通行「さァてと、用は済んだしィ~洗いざらい喋ってもらうぜェ?木山センセイよォ~」

木山「…………」

グワーッ!おやすみのアイサツを忘れてしまった!スゴイ=シツレイ!

すいません、ケジメします

~~~~~~~~~~

木山「…ここだ」

プシュー

一方通行「…コイツらは?」

木山「チャイルドエラー…親に見捨てられた子供たちだ」

一方通行「孤児ってワケか…意識がねーみてーだなァ」

木山「私は科学者であるとともにこの子たちの世話をしていた」

一方通行「…被検体の監視者としてか?」

木山「…その通りだ」

木山「私は彼らを実験動物としか思っていなかった…それ以上でもそれ以下でもないと…」

一方通行「……」

木山「しかし、子供というのは残酷なものだ…彼らは私に懐き私のことを先生と呼ぶようになった」

木山「そして…ふふふ、全くお笑い話だだが私も彼らを本当の自分の子供と思うようになってしまった…私にそんな権利はない事が分かっていながらな」

一方通行「…それがどうしてこんな結果になっちまったンだァ?」

木山「…あるとき実験が行われた、私の知らないうちに」

一方通行「そいつァ…」

木山「後は察しの通り、実験は失敗…実験台に使われた子供たちの意識が戻ることはなかった」

木山「私は子供たちのために回復のためにツリーダイアグラムの使用申請をし続けた…」

一方通行「しかし使用許可はおりなかった…」

木山「その通りだ、それから私は研究所を辞め自分1人で動き続けた…何の成果もないまま」

一方通行「今回の事件も大人数の脳波のネットワークを利用して代替の演算装置として使おうとした…そンなとこかァ」

木山「全部お見通しか…私は結局今回でも多くの人を巻き込んだあげく、一匹の化物を生み出しただけだった…ふっ、何のために私はやってきたんだろうな」

木山「この子たちも救えず…自分自身も救えずに…」

一方通行「…………」

…………………………

この化物が!被検体として使ってもらうだけありがたく思え!

外に出たい?馬鹿いうな、実験動物などに権利はない

親に捨てられ…化物扱いか、哀れなヤツだ

はぁ~?モルモットのくせにヘンテコな服を着やがって!生意気なんだよ!

…………………………………

一方通行「いや…諦めるのは早ェぜ、木山センセイよォ~」

木山「…え?」

一方通行「……」ピタッ

木山(子供の頭に触れて…)

一方通行「…!」ピキィイイイイイイン…

一方通行(脳波の異常部分を…正常に戻すッ!)

パシュウウウウウウウン!

木山「!!」

一方通行「…さて」





子供「………………うぅ」


木山「!!なんと…なんということだ!!意識が戻ってきたというのか!?」

一方通行「おっしゃあ大成功ッ!どんどんいくぜェ!!」キィイイイイイイ…

~~~~~~~

一方通行「フゥ~、まだ意識はしっかりしねェがじき良くなるだろうぜェ~」

木山「…なんということだ、子供達を全員治してみせたのか」

一方通行「ま、能力を応用すりゃァこれくらいな」

木山「…なぜこの子たちを救ってくれた?」


一方通行「それは…」

木山「………」

一方通行「昔の自分に似てる、そう思ったから…かなァ」

木山「…なるほど、ありがとう一方通行君…子供達を救ってくれて」ペコリ

一方通行「ヘッ!ワケもねェよ」

木山「私は…罪を償うことにしよう」スッ…

一方通行「出頭するつもりかァ?」

木山「…そのつもりだ」

一方通行「…そんなのが許されると思ってンのか?アァン?」

木山「それだけで償えるとは思っていないよ…だが私にはそれしか方法はない」

一方通行「待ちな、俺ァそんなことを言ってんじゃァねェ…」

木山「…?」

一方通行「残されたガキんちょ共はどうするってことだよ」

木山「!!それは…」

一方通行「またチャイルドエラーの実験台に戻すつもりかアンタは?ン?」

木山「だが…私には子供たちに合わせる顔なんて!!」

一方通行「…あのなァ」

一方通行「コイツらには先生が必要だ…本当の家族のような先生がなァ…」

木山「一方通行君…私は」

一方通行「おや?教え子の目が覚めたみたいだぜェ?」

子供「せん…せ?」

木山「…!!」

子供「あれ?ぼくどうしてたんだっけ…思いだせないや」

木山「…あ、あぁ」

子供「でも先生の声が聞こえたのは覚えてる…不思議だなあ」

木山「あ、あぁあぁあ…」ブルブル

ポタッ…

子供「あれ…せんせー、なんで泣いてるの…?」

木山「何でも…何でもないんだ、うっ…ううううう…!」ボロボロボロボロボロボロ…

一方通行「…グレートに一件落着だぜェ」

一方通行「さぁて!レベルアッパーに関しての証拠やなんやらは全てブッ壊してあるぜェ!あとはセンセイも目のクマ治して髪も切ってシャッキリするんだなァ!」

木山「本当にいいのかい…?私はこのまま…」

一方通行「いいもなにも子供たちにはアンタしかいねェんだよ、頼んだぜ」

木山「……わかったよ」

一方通行「ま、俺も昔センセイみてェとはいえねえが、ある研究員に救われた…受け取り手はちげーが恩返しはできたかもなァ…」

木山「一方通行君…本当にありがとう、それしか言葉が見つからない…」

一方通行「いいってことよ!子供たちと幸せになァ」

スタスタ…

バタン

木山(アクセラレータ…君の能力はこの世のどんなものより優しい、だが…使い方を間違えてしまえば…)

木山(…気をつけてくれ)


バァーーーzーーーン!

………………………

…あれ?ここはどこだろう

私は何をしてたんだっけ…?

………何を

……思い出した

レベルアッパーを使って…それから記憶がないな………

まさか…私、死んじゃったのかな?

……………バカだなぁ、無能力者の癖に背伸びしようとするからだよ、自業自得…


こんなレベル0が死んだって…誰も困ったりしないよね……

………でも、泣いてしまう人はいるかもしれない………

初春…御坂さんに白井さん、お父さんにお母さんに友達のみんな…………通行さん

…ごめんなさい、こんな…こんな私で

本当にごめんなさい…………

……さん!…………佐…………ん!

…あれ?誰かの声が聞こえる…誰だろう

……佐て…………佐天さ………!!

…これは初春の声!どこ!?どこから聞こえるの!?

やだよ!やっぱりまだ死にたくない!みんなと一緒に居たいよ!初春、通行さん…みんなと一緒に!!!

………………パァアアアアアア


…!なんだろうあの光…あそこから声が聞こーーーーーーーーーーーーーーー







初春「さ て ん さ ん !」

佐天「………はっ!」ガバッ!

佐天「あれ…?ここは…」

一方通行「病院だぜェ」

佐天「……通行さん」

初春「………」プルプルプルプル…

佐天「初春…」

初春「あぅ………うううううう」ポロポロポロポロポロポロ…

佐天「…!」

初春「うわぁあああああああん!!さてんさぁああああああん!!!」ダキッ!

佐天「あっ…あっ」

初春「しゃてんさん!!」ポロポロ

佐天「えっ!?」

初春「わたひ…わたし佐天さんがレベル0だろーとなんだろうと………私は佐天さんの友達ですからぁあああああ!!」

佐天「うい…はる」

一方通行「へへへッ…やれやれ」

一方通行「…おかえり、佐天さン」ニッ

佐天「…うぅっ」グスッ

佐天「うううううううう…」ポタポタポタポタポタポタ

佐天「ごめんね…みんなごめんね!…………うわぁあああああああん!!」ボロボロボロボロボロボロ

初春「うわぁあああああん!さてんさぁああああああん!!!」ダキッ

一方通行「…良かったなァ、本当に」

佐天「みちゆきさん!ごめんなさい!ごめんなさいいいい!」ダキッ!

一方通行「うおッ!おいおい!」

初春「…うわぁあああああああんみちゆきさぁあああああん!!」ダキッ!

一方通行「初春ちゃンまで…」

一方通行「……」グスッ…

一方通行「チキショー…泣かせねーでくれよ…恥ずかしいったらありゃしねェ」

佐天「うわぁあああああああん!!」

初春「うわぁあああああああん!!」



…………………………………………

>>266
ある研究員ってグツグツのシチューが得意だったり、「あんまりだ」と言いながら泣く人?

>>278
それはおいおい…つかIDコロコロ変わってるけど書いてるやつは変わらず>>1です、宜しくお願いします…

~数日後~

佐天「復活!佐天復活ッ!!」ドォーーン!

一方通行「すっかり元気になったみてェだなァ~」

佐天「おかげさまで!このとーりですよ!!」ブンブン

一方通行「ちと元気すぎだな」

佐天「このくらいがいつもの私ですって!ふふふふっ!!」

佐天「私今回で分かったんです!悪いのは無能力者であることじゃない…ふさぎこんでいた自分が悪かったってことが!!」

佐天「こんな私にも…いや、私にしかできないことが必ずあるはず!そう信じる事にしたんです!!」

一方通行「いいねェいいねェ!最ッ高だねェ佐天さン!かなりグレ~トですよそいつァ~」

佐天「まぁ、まだ何ができるかは分からないんですけどね、あはは…」

ワイワイ、キャーキャー

佐天「ん?」

子供1「ねーねー先生!次はあっちにいこう!」

子供2「えー!公園で遊ぼうよー!」

子供3「先生!こっちこっちー!」

先生?「フフフフ…あまり引っ張り回さないでくれよ」

ワーワー!

佐天「かわいいなぁ~小学生かな?」

一方通行「…みてェだなァ~」

先生?「…!」クルッ

一方通行「…」ニッ

先生?「……」ニコリ

子供1「先生ってばー!」

先生?「…あぁ、次はあっちにいってみよう」

ワイワイ、ワーワー

一方通行「…へへへッ」スタスタ

佐天「あっ!待ってくださいよ通行さーん!…あれ?何だかすごく嬉しそうですね、どうしたんですか?」

一方通行「あァ…」

一方通行「スゲーッ爽やかな気分だぜェ。新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~~~~~ッ」


バァーーーーzーーーーーン!


To be continued…

勝ったッ!幻想御手if編完!!
とりあえず一区切り、次回はオラオラVSドラララ編です。それラリ!

~学園都市、某所~

ヒュオオオオオオオオオ…

御坂「…だめだわ、いくら研究所を機能できなくしてもレベル6実験とは少ししか関係のないところばかり…」

御坂「根源となる研究所はいくらハッキングしてもわからないし、第一位のことも分かるのは『アクセラレータ』という名前だけ…」

ズキッ!

御坂「うっ!…はぁはぁ」

御坂「待ち伏せしていた能力者と戦う羽目になるわもう踏んだり蹴ったりね…」

御坂「………これ以上、私にどうしろっていうのよ…………」

~~~~~~

上条「ふぅ…なんで俺が猫砂を買いにいかなきゃならねーんだ、アイツの菓子の量を減らしとくか」

上条「…しかし最近本当にビリガキ(御坂)を見なくなったな、憑きまとわれの呪いが解けたのか?」

上条「…ン?」




御坂?「~~~~~?………」

ミサカ?「ーーーーー!~~~~」



上条「あいつらは御坂と妹か…?おれはストーカーじゃねーが…聞きたいこともあったしな、後を追って喋ってもらうとするか」スタスタ

上条「…あの路地裏か、何のつもりだ?」

スッ

上条「…おいおい、どうなってんだコイツは…」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

上条「どうなってんだ…このコンクリのえぐれ方は普通じゃあねえ、まるで何かの爆発物でも使ったような…」

上条「それにこの壁のキズ、小口径の銃弾だと…?しかも突撃銃か」

上条「こいつは…」

~~~~~~~~~~~~

ミサカ「ーーーミサカはこれから実験があるのでーーーーーーー」

~~~~~~~~~~~~

上条「…まさか」

ゴソッ

???「うぅう…」

上条「ッ!この声はっ!」ダッ!

上条「…やはりてめーか!御坂の妹…」

ミサカ?「あ、あなたは…」

上条「どうした?ボロボロになっちまってるぜ…」グイッ

ミサカ?「…………」

上条「オイ、何か言…」

???「アー…6号=サン、誰かいるみたいですよォーとミサカは報告します」

???「ここは実験区域の範囲の世界なのでただちに9号から離れてくださいの世界とミサカは警告します」

上条「……!?」

上条(御坂妹が三人…!?どうなってやがる…)

???「どうやら実験関係者ではないようですね」

???「アー…すみません、関係者以外の干渉は禁止されていますので…アー…」

上条「…おれが幻覚をみてるってワケじゃなさそうだな……何モンだてめーら」

ミサカ6号「私はこの実験の世界の後処理を担当するミサカ6号の世界ですと自己紹介しますの世界」

ミサカ3号「同じく、私は…アーイイ…ミサカ3号と申します…アー…」

上条「…状況がつかめんがいったいどうなってやがんだ、まさかてめーら四つ子だった…?んなワケねーか」

3号「先程申し上げたように…アナタは実験の関係者ではないので…申し上げられません…アー…」

6号「そのとおりです、早く尾引き取りください、上条当麻さんの世界」


上条(コイツ…おれの名前を知っているようだが、初めて会ったみてえにしてやがる…微妙な違いからみておれが知っているやつはこの倒れているヤツだ…)

上条(つまりどういうことだ…検討がつかねえ)

3号「9号の回収を開始します…アー」

9号「うぅ…」

3号「しかし…たまらない、いつ感じてもこの痛み…感覚共有…イイ…」

6号「それではミサカ達の世界は失礼しますとミサカは申し上げます」

スタスタスタスタ…

上条「もはやワケが分からん…だがビリガキのヤツ、とんでもねーことに巻き込まれてるようだな」

上条「…ここは当事者に直接聞いてみることにするか」

~~~~~~~~~~~~~

化け物め…………化け物め…………化け物め…!化け物め!化け物め!化け物め!バケモノめ!バケモノメ!バケモノバケモノバケモノバケモ…………


一方通行「…つぅうァアアア!!」ガバッ!

一方通行「ハァ…ハァ…ハァ…チクショー…夢かよ」

~~~~~~~~~~~~~

化け物め…………化け物め…………化け物め…!化け物め!化け物め!化け物め!バケモノめ!バケモノメ!バケモノバケモノバケモノバケモ…………


一方通行「…つぅうァアアア!!」ガバッ!

一方通行「ハァ…ハァ…ハァ…チクショー…夢かよ」

黄泉川「おーい!通行!朝ごはんできてるじゃんよー!」

一方通行「あー…顔洗ったらいくぜェ」

ジャー
バシャバシャ

一方通行「フゥ…ったくよォ~、変な夢見ちまった…」

一方通行「それもこれもあのクソッタレな実験のせいだぜェ…最近はクローンたちの方からおれを挑発してワザとキレさせてきやがるし…ブチきれちまうのはおれ自身にもどーしよーもねーのにィ」

一方通行「我に返って傷を治してやろうとすると別のヤツが来てとっとと回収しちまうし…どーしろってンだチクショウ!!」

黄泉川「通行!とっとと食べに来るじゃん!」

一方通行「…へいへーい!」タタタタ…

あ、連投申し訳ナス

~学校~

友2「ねーねー!通行くんに輝泰くん!」

友1「あん?」

一方通行「どうしたんだ康二ィ?またくだらねーウワサかァ」

友2「ちがうんだ!僕…見ちゃったんだ…」

一方通行「何をだ?」

友1「パンチラか?」

友2「違うよ!例のドッペルゲンガーを見ちゃったんだ!!」

一方通行(………ゲッ!)

友1「ウソだろ!?マジかよ康二!!」

友2「ホントさ!ちょっと路地裏に入ったら…三人同じ顔をした女の子が歩いていくのを見たんだ!!」

友1「げげーっ!幽波紋も月までブッ飛ぶこの衝撃!!ウワサはマジだったのかぁ!!」

友2「うん!でも三人のうち一人はケガをしてたみたいでグッタリしていた…まだ何か謎があるみたいだ!」

一方通行(おいおいおいおい!こりゃあグレートにマズイぜェ!!)

友1「こーなったら俺たちで謎を解いちまおうぜ!解決したら世界仰天ニュースに売り込みだっ!!」

友2「そうだね!そうしよう!!」

一方通行「あー…」

友2「?どうしたの?」

友1「おめーもやるよな通行!」

一方通行「いやー…やめとくゥ、おれ実は都市伝説系ニガテなんだよ…」

友1「はぁ~通行!?おめえびびってんのかよー!!」

友2「仕方ないよ…僕たちだけでも謎を解くんだ!」

友1「よっしゃー!!」

一方通行(チックショー…コイツらが不思議な出来事大好きなの忘れてた…まさか身内にも知られちまうとは)

一方通行(このままだとヤベェ、あの実験が明るみに出たらおれは普通の暮らしができなくなっちまう…ゴメンだ!やっと手に入れた日常をブチ壊されてたまるかってンだ!!)

一方通行(次だ…次の実験で全てにケリをつけてやるぜェ)

超展開の予感…!?無理やり感でるかも
でもラリホー!

~カフェ~

佐天「それで…通行さんってとっても強いんです!絡んでくる不良をバッタバッタと!」

初春「ほんとですよ~私も一回助けてもらったんですがそりゃあもう無双状態でしたよ!不良がドッギャーンとドッゴォーンと吹っ飛んじゃうんです!」

黒子「それはすごいですわね…本当に人間ですの?」

佐天「人間辞めてるかもしれないですね」

初春「御坂さんはどう思います?」

御坂「………」ボー

初春「…御坂さん?」

御坂「…はっ!ごめんごめん!ちょっとぼーっとしてたわ!」アハハ

黒子「お姉さま…体調が優れないのですか?」

御坂「いやいや!ちょっと考え事してただけよ、心配しないで」

佐天「御坂さん、悩みごとでもあるんですかー?」

御坂「ま、まぁ…ちょっとね」

御坂(だめだわ…こんな時くらい明るくしなきゃ…)

初春「うーん、御坂さんの興味を引くような話は…」

佐天「そうだ!知ってます御坂さん!?」

御坂「えっ?どんな話?」

黒子「何かの噂話とか?」

佐天「そのとおりです!そのビックリな内容が9人のドッペルゲンガーの話…」

御坂「ッ!!!」ガタン!

初春「うわっ!」

佐天「どっ、どうしたんですか御坂さん!?」

黒子「お姉様…?」

御坂「…あっ!あー…」

御坂「わ、私ちょっと用事思い出したから帰るね!ごめん!」

タタタタ!

佐天「御坂さん…」

初春「どうしたんでしょう…?」

黒子(……お姉様)

タッタッタッタ…

御坂(だめよ…やっぱだめよこのままじゃ!もしみんなに実験とクローンの事が知られたら…)

御坂(わたしの友達は…日常は…)

ギリギ リ

御坂(絶対に止めるッ!どんな手をつかってでも!私がどうなろうとも…!)


グワーッ!今日の更新これだけナンデ!?一方さんとビリガキさんの覚悟が決まりました。次回もお楽しみにラリ

サンド
始まります

・・・・・・・・・

警備ロボ1「ピガガーッ!」バゴン!

警備ロボ2「ドーモ!モーターヤブで(ry

御坂「イヤーッ!」トビゲリ!

警備ロボ2「ピガガーッ!」バコン!

ゴウランガ!美琴はトビゲリを繰り出し警備ロボ2は爆発四散、ザンシンを決めた!

御坂「ふぅ…ちょいと警備が厳しかったけど、今のアタシにはどうってことないわ!」

美琴「中枢部はここかしら…?ハッキングしてと」

ウィーン…

カタカタ…

美琴(うーん…やはり有益な情報は…)

美琴「うん…?これは…?」

『第10回実験』

美琴「これはもしかして…」

美琴「アタリだわ!やはりこれはレベル6シフトの実験場所!」

美琴「…でも10回実験?想定していたよりも全然少ない…」

美琴「いや!回数は問題じゃあないわ!こんなフザケた実験を今すぐ止めないと


美琴「ん…?これは監視カメラの映像かしら…」

…………………………

ベクトルソウサニハ無意味ダッツーノ…

運動エネルギーヲ自由ニ操作・反射…

…………………………

美琴「ウソ…でしょ?レベル5のベクトル操作…?」


・マンション・

一方通行「くそっ…!クソッ!!なんでだァ!なんでなんだよッ!!!」

一方通行(なんでアイテム二号があっても死ぬンだよ…)ガクー

黄泉川「あんたそこで何回ティウンしてるじゃん…」

ピンポーン

黄泉川「?来客か」スタスタ

一方通行「チクショウ…1UPにつられちまうとは…」

黄泉川「通行!あんたにお客さんじゃんよー!」

一方通行「客ゥ?誰だァ…?」ポーズボタンオシー


一方通行「ハイハーイ…どちらさ」ガチャ




ミサカ?「………」モジモジ

一方通行「」ズコー

一方通行「なっ…なんだテメー!実験ハネ続けたからって家に来るこたァねーだろーコラ!」

ミサカ?「ふ、ふぇっ!ご…ごめんなさい!ごめんなさい!」ペコペコペコペコ

一方通行(…あれ?キャラ違くねェ?)

ミサカ10号「あっあのー…申し遅れました、わたしミサカ10号といいます…よっ宜しくお願いします」オドオド

一方通行(…調子狂うぜェ)

一方通行「あー…その10号さンが何の御用で?」

10号「あ、あのですね、次の実験場所をお伝えにきまして…」

一方通行「実験場所ォ?また何で…」

10号「…やっぱそうですよね」

一方通行「は?」

10号「やっぱり実験拒否ですよね…」ウルウル

一方通行「…あのー」

10号「ごめんなさい!差し出がましいことをして申し訳ありません!」ブンブンブンブンブンブン

一方通行「話聞けってェ!!そもそもなんで直接教えに来たンだよ…」


10号「あ、あのですね…実験のバックアップを予定していた研究所がですね…何者かの襲撃によって機能できなくなりましてですね…ハイ」

一方通行(何者か…ねェ)

一方通行「ま…いいや、場所はどこだ?」

10号「…えっ?」

一方通行「実験やるってことだよォ」

10号「わ!そ、それは大変助かります!ありがとうございます!ありがとうございます!」ブンブンブンブン

一方通行「人ん家の前で頭下げまくるの止めろォ!」

10号「そ、それでは実験場所は△△地区の廃車場です!お時間かけて申し訳ありませんでしたー!!」ピュー

一方通行「あっ!オイ!」

コケッ

10号「あっ」

ズベシャア

一方通行「……」

10号「……」

スクッ

10号「あうう…」ウルウル

タタタタタタター…

一方通行(どのアニメ漫画のキャラだよォ…)

一方通行「まァ、これで決着がつけれるな、クローンの脳波解析で実験の発案者まで行き着くかどうかだが…」

一方通行「…いや、必ず見つけ出してブッ飛ばすそれしかねェよなァ・」

一方通行「待ってやがれ…このクソッタレな実験を終わらせてやる」

一方通行(…よっしゃァ!!)パシン!

一方通行「黄泉川!用は終わったぜェ」

黄泉川「あー…すまん、間違ってゲーム機蹴っ飛ばしたらフリーズしちゃって…」タハハハ

一方通行「オアアアアアア!!こっちこっちオアアアアアア!!?!?!!(錯乱)」

ミサカ三人組との遭遇のとこの上条さんが解説しすぎてやばい(文章力:E)
明日おやすみで土曜多めに更新します、アリーヴェデルチ!

…………………………

美琴「はぁ…はぁ…はぁ」タッタッタッタ…

美琴(私…こうして実験場所に走っているけれど…)

…ピタッ

美琴(本当に止められるの…?)

美琴(第一位の能力はベクトル操作、わたしの電撃なんて簡単に曲げられてしまうかもしれない…いや、レールガンさえも)

美琴(それに…もし第一位がとんでもない残虐な性格でカタカナ言葉で発狂野郎でファッションセンスゼロでモヤシ野郎のロリコン野郎だったら…)

………………………………

一方通行?「いいねェいいねェ!小学生は最ッ高だねェ!!」

………………………………

美琴「………」ブルッ

美琴(…でも)

美琴(この実験を知っているのは私だけ…あのクローン達の存在を知っているのもあたしだけ…)

美琴(この実験の後あの娘たちはどうなっちゃうの…?)

美琴(…だめよ、そんなの駄目!!いくらクローンだからってあの娘たちは私そのもの!!絶対に救わなければならない!!)

美琴(私が…決着をつける!!この身を滅ぼそうともッ!!)グググッ

美琴「早くいかなきゃ!…………あれ?」


スタスタスタ…

ザッ




上条「…よお、ビリガキ」


美琴「あんた…!」

上条「…やれやれ、いつも追いかけ回される側なのに追いかける側になるとはな」

美琴「…どいてよ」

上条「思いだせばここはてめーが豆鉄砲ブッぱなした橋じゃねーか、何か因果的なモンも感じるな、ン?」



美琴「…どいてっていってるのよ!!」バリバリ

上条「…フン」パキィン

上条「クローン…実験…戦闘テスト」

美琴「!!なんでアンタがそれを…」

上条「図星みてーだな…やれやれ、こんなブッ飛んでる実験が行われてるとは…しかも戦闘跡を観ると相手は相当ヤバイ奴…」

美琴「……」

上条「大方、自分はどうなってもいい…どんなことをしても実験を止める、そう
思ってるんじゃねーか?」

美琴「…そのつもりよ!私はどうなってもいい!あの実験を止めるの!!」

上条「…てめーに何ができる?」

美琴「……ッ!!」

上条「冷静さを失った頭…相手との能力差…しかもてめーは中学生のガキんちょ、勝てる要素が見当たらねーな」

美琴「…知ったフウな口を聞かないで!!アンタをブッ飛ばしてでも私はは行くわ!!」バリバリバリバリバリバリ!

上条「…そうか」

ビッ!

美琴「…えっ?」

上条「一発…一発撃ち込んでこい、あの時みてーにな」

美琴「…あ、アンタ!!」

上条「それで俺がブッ倒れたらてめーの好きにしろ、俺は逃げも隠れも…避けもしねー」

美琴「…………」ブルブル…

サッ…
上条「どうした?こいよ…」

美琴「……くそ、くそくそくそッ!!やってやるわ!!やってやるわよッ!!」チャッ!

ヒュオオオオオオオオオオ…

上条「……………」

美琴「……………」

美琴(動いて…動いてよ私!!どんなことでもするって決めたんでしょ!!覚悟なんてそんなものなの!?)

上条「…どうした」

美琴(コイツを吹っ飛ばしてでも…吹っ飛ばしてでも!!)

美琴「うううう…!」バリバリバリ…

上条「来いッ!」

美琴(……やってやるッ!!)



キュイーーーーン

美琴「あああああ…うわぁああああああああ!!!!」


ドッ…


ゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!



シュゴオオオオオオオオオオオオオ

上条「……………」




カッ





美琴「やってしまった…アイツを、アイツを…?」

ガクッ

美琴(ホントに…ほんとに私は…)




シュウウウウウウウウウウウウウウウ…




美琴「わたしは…そこまで…」

フッ

美琴「…………………あれ?」












上条「……やれやれだ、避けないといっただろう?」

美琴「あ…………あんた…………なんで」

上条「あんな手元がブレブレの球当たるわけねーだろ…迷いが体に出ちまったようだな」スタスタ

美琴「あ…あ……」

スタッ…

上条「ここまで近くに来ちまったが…?」

美琴「私は…私は」プルプル

上条「………」

ポン


美琴「…え」


上条「…なにもかにも自分ひとりで抱えこんでんじゃねえ、お前の事を大切に思ってるヤツがいるんだろう?」

美琴「あ……あう……」ジワ…


美琴「あうううううううう………」ポロポロ

上条「………ハァ」

美琴「うあああ…!うああああああああああああん!!!」ダキッ!

ザァアアアアアアアアア…

美琴「わたし…わたし怖かったの!!これが知られたらみんなと一緒にいられなくなっちゃうかもって………」ポロポロポロポロポロポロ

美琴「それで……あの娘たちをどうにかしなきゃって………わたしがなんとかしなきゃって…………!」

美琴「ひとりで…なにをしても………でも、でも!わたし怖くて……どうなっちゃうんだろうってこわくて……………ううううううううううう」ポロポロポロポロポロポロ

上条「…………」

美琴「………うううう……ああああああああああん!!!」





上条「………やれやれだぜ」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー雨があがったーーーーーーーーーーーー

鯖な事を…

…………………

上条「…落ち着いたか?」

美琴「う、うん…ありがと」

美琴(わ、我を忘れてたけど私からこいつに抱きついちゃったのよね…)ドキドキ

美琴「///」ボフッ

上条「……本当に落ち着いたのか」

美琴「えっ?あっ!!うんうん!!」

美琴「でも…冷静にはなったけど実験をこのままにしておくわけにはいかない…」

上条「……」

美琴「だって…あの娘たちは元々わたしのDNAから生まれた…言うなれば私自身!見捨てられないわ!」

上条「ふむ…」

上条「…例えば、だ」

美琴「えっ?」

上条「てめーの話だと学園都市第一位をレベル6させる実験…だそうだな」

美琴「…ええ、そうだけど」

上条「もし…その第一位が誰かに負けることがあったら実験の主導者の奴らはどう思うだろーな?」

美琴「…それは」

上条「誰とも知れないやつに負けちまうような第一位がレベル6になれるはずがない、この実験は無価値だ…こう思うかもな」

美琴「かもしれないわね…」

上条「しかも負かしたヤツがただのレベル0の一般人だったら?」

美琴「…!あんた、あんたまさか!まさかそんなこと!!」

上条「…やれやれ、やることは決まったみてーだな」





上条「この実験は……おれが止める」


ドオーーーーzーーーーン!




To be continued…


>>384
味な事か?
明日こそ完結…?ラリホーマー!

・学園都市はずれ、廃車場・

ヒュオオオオオオオオオォ…


一方通行「…ここが実験場かァ、ずいぶン裏寂れたとこだな」

一方通行(計画の方は出来上がってる…あとはこの実験を乗り切るだけだぜェ)

一方通行「さてとアイツは…」キョロキョロ

10号「あっ!一方通行さん!」タタタタタ…

一方通行「おい!また走ると転…」

10号「あうっ!」ベシャ!

一方通行「…言わンこっちゃねェ、立てるか?」グイ

10号「はうう…すみません」

一方通行「思うんだがよォ・…おめー戦えんのかよ…」

10号「だっ、大丈夫です!戦闘学習はしましたしシスターズの今までのデータがありますので!」ガチャ

一方通行(本当かよォ…銃が似合わなすぎるぞ)

10号「そっ!それでは第10回実験を始めます!宜しくお願いします!」ペコリ

一方通行「…へいへい」

一方通行(さァとっとと終わらせて…)


ガガガガガガガガガガガガガガ!!


一方通行「!?」

ギンギンギンギンギンギンギンギン!

一方通行「つぉッ!うわァ!」ゴロゴロ

一方通行(オイオイいきなりか!)

コロコロ…

一方通行「アイツどこに…アン?」

シューーー…………

一方通行(!?しゅ、手榴だ…)

ズドォオオオオオオオオン!!

スッ

10号(…やっ、やった?)

シュゥウウウウウウウ…

一方通行「…げほっげほっ」

10号「!」

一方通行「クソッタレ…今までのこと学習してるってのはマジみてェだな、容赦ないぜ…」

10号「ううっ!」ジャキッ!

ガガガガガガガガガガガガ!

一方通行「無駄だァ!ベクトル前面防御!!」ガギンガギン!

一方通行「オラァあああああ!」ダダダダダダダダ!

10号(ッ!来る!)

一方通行「ドラァ!」ブン!

10号「くっ!」サッ

10号「はぁっ!」ブウン!

一方通行「っらァ!」ガッシ

一方通行(なるほど…結構鋭い蹴りだ、だがなァ!)



一方通行「ブン投げるッ!」ブゥン!

10号「ぐぅっ…」クルッ

スタン!

10号(よし…!ここで銃撃を…)ジャキッ

一方通行「甘ェよ!ベクトル弾ッ!!」ズギュン!

バシィッ!

10号「あうっ!」

10号(しまった!武器が…!)

一方通行「命中!威力は抑えてあるがなァ」

10号「うう…」

一方通行「さて…そろそろ決めさせてもらうぜェ!」スタスタ…

10号(まだ、まだアレがある…!)


カチリ


一方通行「…ン?」

10号「…かかった!」ダダダダッ!


一方通行「…オイ、これって…」


ズドォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!

10号「ううっ!」ズサァアアアアアア

10号「はぁ…はぁ…今度こそ…」










一方通行「クッソー…無茶苦茶しやがる」

10号「そ、そんな!今の爆発を…!!」

一方通行「どーやら足元には能力が行き届かないと思ってたみたいだが、見当違ェみたいだなァ…しかし本当容赦ねえな」

10号「………」

一方通行「ほれ…戦闘不能だろォ?もう実験は終了だァ」

一方通行(…さて、とっとと情報を引き出して…)

10号(こうなったら…!)スポン



ジジジジジジジジジジ…

一方通行「オイ、何やってる?」

10号「…実験は継続されています」

一方通行「…まさか!?ヤメろッ!!!」


一方通行「クソッ!!」

ドン!

10号「あうっ!」

ズッ…

ドォオオオオオオオオオオオン!!!

一方通行「うぉああああああ!!」バキィイイイイイン!

シュウウウウウウウウウウ…

一方通行「くはァー…はァ…」

一方通行(…オイオイ!今までもやばかったがコレは流石にシャレにならねェぞ!!)

一方通行(それに…とっさに突き飛ばしたがアイツ…!)







10号「………………………………」


一方通行「………………オイッ!!」

一方通行「大丈夫かァ!?しっかりしろ!!」

10号「………………うう」

一方通行(フゥ…息はあるみてェだな…ケガはしてるが)

一方通行「こんなひでェ作戦をさせたのは…」

~~~~~~~~~~~~~~

バン!

一方通行「だからよォ芳川さン!おれは実験に参加しねェーって言ったろうがよォ!!」

芳川「わかってるわ」

一方通行「そのクセして、毎回毎回実験だ実験だいいながらクローン達が来やがる!!どうなってンだァ!?」

芳川「……私は」

一方通行「アァン!?」

芳川「…実験から外されたわ」

一方通行「…は?」

芳川「正確に言えばクローン製造の協力だけ…戦闘内容、シスターズをどう使うかは干渉不可能…」

一方通行「なんでまた…」

芳川「ある人に目を覚ましてもらった…そんなとこかしら」

一方通行「…あんた」

芳川「それで実験に意義を申し立てたら問答無用で外された、というわけ」

一方通行「…………」

芳川「一方通行、あなたに一つ行っておくわ」

一方通行「…なんだァ?」

芳川「この実験の首謀者は病的ともいっていいほどレベル6に固執している…手段なんて選ばない」

一方通行「…………」

芳川「……気をつけなさい」

~~~~~~~~~~~~~~~

一方通行「これをやらせたのはこの実験の首謀者……」

10号「………うぅぅ」

一方通行「…野郎ッ!!命をなんだと思ってやがるンだクソッ!!」

ギリギリギリギリギリギリギリギリ

一方通行「ますます…首謀者をこの手でブチのめしたくなったぜェ」

一方通行(…………まってやがれ、死ぬほど後悔させてやんよォ!)

10号「……うぐっ!うううう……」

一方通行(…しかしこのままだとやべェ
、まずはコイツの治療をしねえと…)

キュウウウウウウウン

10号「……う」

一方通行「…できんのはここらへんまでか、あとは病院に」






??「……オイ」


一方通行「……アン?」



上条「ソイツから離れろ」





一方通行(なんだ…何だこの男はァ…!?そしてこの恐ろしい威圧感…)


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


上条「…ソイツから離れろと言ったはずだが、聞こえなかったみてーだな」

一方通行「何モンだ……」スクッ






上条「……ただのレベル0の一般人だぜ」

やっぱりもうちっとだけ続くんじゃ、それではラリホー!!

サバイバーが発動している…?とりあえずグッチョ再起不能!!
始まります

一方通行(ウッソだろォ…こんな凄み一般人に出せるわけねェだろ!!)

上条「おや?てめーに一番話があるやつも来たみてーだな」

ザッ

一方通行「……!?」




美琴「あんたが…あんたが第一位、一方通行(アクセラレータ)…」

一方通行「シスターズのオリジナル、御坂美琴…」

この時美琴は思った…

「思ったより普通の顔をしている」と

整った顔の眼は優しげであり

その体は細身であったがしっかりと筋肉はついているようだ…

フト見たら、どこにでもいる気のいい青年にも見えなくもない…

だが…

普通とは決定的に違うところがある…

それは病的とまで白い髪と肌!と変な服!

これは彼の恐るべき能力の副産物とでもいうのだろうか…

上条「オイ…倒れてるアイツのとこに行ってやれ」

美琴「う、うん!」タタタタ

一方通行「………」

上条「さて、ここからは質問タイムだ…全部正直に話してもらおう」

一方通行(こいつァやべェ…嘘を言える雰囲気じゃねえな…)

一方通行「…分かった」

上条(…?意外に素直なヤツだな…追い詰められた獣のように抵抗すると思ったが…)

上条「まぁいい…まず一つ目にアイツ(10号)をやったのはテメェか?」

一方通行(…!!オイオイ!一発目からド真ん中の質問かよ!!クッソー…)

一方通行「…そうだ」

上条「…おやおや、一つ目からもうクロ確定みてーだな、ン?」

一方通行(ぐぐぐぐ…)

美琴「…あれ?ちょっと待って!」

美琴「この娘…治療されてるわ、意識は失ってるけど」

10号「………」スゥ…スゥ…

上条「………何だと?」

一方通行「………」

美琴(これをやったのはアイツ…?でも、なんで…)

上条「…治したのはテメーか?」

一方通行「…そうだ」

一方通行(いいぜいいぜェ!疑いが晴れてきたみてェだ!)


上条(自分でやっておいて治す…ワケの分からんヤツだ…それともおかしくなってるのか?)

一方通行(よし!ここで畳み掛けるッ!!)

一方通行「おれァ…この実験を止めたいと思ってンだ」

上条「……!?どういうことだ…」

美琴「……!それって………」

一方通行「こんなおかしい内容の実験には俺も困らされてンだ…そろそろ決着つけようとしてるトコだ」

美琴「どういうこと…どういうことなの?」

上条「……」

一方通行(…もう少し!)

上条(…これは俺らを騙すためのウソか?それともマジで言ってるのか、検討がつかねえぜ…)

一方通行(よっしゃ!ここいらで全て解決だ!)

上条(…何にせよ鵜呑みにするワケにはいかねーな)

一方通行「さぁ!ここはアイツを病院に連れてかなきゃならねーし、それに服も汚れちまったからなァ!一回落ち着いて…」

美琴(まさか…ホントにコイツは…)

上条「……おい」

一方通行「ン?なんだァ?」








上条「くだらねー服のことなんて後にしな、今はもう少し話を……」

この展開は予想通り過ぎるwwそれだけキャラが定まってるてことだが
そういえば学校に行ってるときもあの服なのか?

>>453
制服の下にインナーとして着てるかも!ほぼ常時着用してるんだよ!





プッツゥーーーーーーーーーーン



上条「…?」

美琴「…えっ」






一方通行「こ の 服 装 が く だ ら ね ー だ と …………?」

美琴「…!」ゾクゥ

美琴(あ、あの眼!!まるで飢えた野生動物みたいに…!!)

一方通行「今なんつったコラァーーーーーーーー!!」ズン!


上条「待て!なにもテメーをけなして…」

一方通行「…ブッ飛ばす!!」ダダダダダダダ!

上条(マズイ…来るッ!)

シュン!

上条「!」

一方通行「どらぁーーーーーッ!」ビュゴォオオオオ!





上条「……オラァッ!!」ドゴ!


一方通行「…グブッ!!」ズシャ!

美琴(す、すごい!なんで速い拳…!でも)

上条「…………」

パクッ

ブシュゥウウ…

上条(本気で…本気で拳を振るわなければやられていた…しかもアイツの拳の風圧で肌が切れてやがる…なんてパワーだ)

スクッ

一方通行「…なぜ頭にくるか自分でもわからねえ!きっと頭にくるってことには理由がねェーンだろなッ!本能ってやつなンだろーなッ!」

美琴「む、無茶苦茶じゃない!」

上条「やれやれ…こいつ、マジで危ないやつだ…」

美琴「…私も援護を!」バチバチ

上条「…やめろ」

美琴「で、でも!」

上条「この戦いに入ってきたら間違いなく死ぬぜ…てめーであってもな」

美琴「……ッ!」

一方通行「なァーーに余所見してんだァ!!いくぞコラァーーーーッ!!」

上条「…くるぞ!ソイツ(10号)を守ってろ!!」

一方通行「コイツで穴空きチーズにしてやるッ!!」ズラッ!

美琴(あれは…ゴムの弾?)

一方通行「…ッラァアアアアア!!!」

ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!

美琴「!?ゴム弾をあんな勢いで!!」

上条「…オラオラオラオラーッ!」バシバシバシバシバシバシ!

一方通行「まだまだまだァ!」ドゴドゴドゴ!

上条(どうやらこの弾…アイツの能力でありえねーくらいの勢いをつけてるみてーだな)バシバシバシバシ!

上条(拳で勢いを剥ぎ取るのはワケねーぜ
…)

一方通行「それならァ…」ググググ…

上条「…!?」

ズゥウウウウン…

美琴「うっ、嘘でしょ!鉄骨を片手で!?」

一方通行「………これならどうだァーーーーッ!」ドッギュウウウウウウウウン!

上条「…ぐっ!」サッ!

美琴(重さなんて無視して能力を使える…?どーなってんのよ!!)

上条「クソッ…ん?アイツはどこへ…」

ヒュウウウウウン…

美琴「……!上よ!!上だわッ!!」

上条「!!」

一方通行「…………ドラァーーーーッ!」

上条「チッ…!」グルン!


ズウン……………!!!


………………メゴン!!!!!!

メッギャアアアアアアア!!

上条「ぐうううう…この衝撃!!」ゴロゴロ

美琴「じ、地面にクレーターを…!?」

上条(なんてヤツだ…思ってたよりずっとやべえぜ…)スタン!

一方通行「けなすやつァ~許さねェ…誰であろうとなァーーーーッ!!」

上条「そしてこのわけわからん性格…やれやれ、骨が折れそうだぜ…」

グワーッ!教習と学校のテストの板挟み!実際辛い!少ししかうpできずスイませェん…レクイエムして寝ます

ID変わったままレクイエムしてしまった…すまぬ、始まります

一方通行「次は真正面からぶっつぶす!!」ダッ!

上条「…来るか!」

美琴(まさかアイツと真正面からやり合うつもり!?)

一方通行「ドラァ!」ブン!

上条「オラッ!」ブン!

ガギン!

一方通行「ドラララララララ!!」

上条「オラオラオラオラオラ!!」

ガンガンガンガンガンガンガンガンガン!

美琴「に、人間技じゃないわ!!なんて速いラッシュ比べ…!!」

一方通行「ドラララララララララララララララララララララララララララ!!」

上条「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン!!

美琴「…どーなってんのよコイツら!?」

一方通行(なんだァコイツ!?何の能力なんだよッ!!だが…)

一方通行「絶ッてェーーーにぶっとばしてやるッ!!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!

上条(この拳…能力で付加された分のパワーは消せるが拳の勢いは消せない…ラッシュじゃ勝負がつかねえぜ)ドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!

上条「…オラッ!」ブン!

一方通行「…チッ!!」スタン!

美琴(蹴りで相手を遠のけた…仕切り直しかしら)

一方通行「クソッタレ!もう一回鉄骨くらいやがれ!」ブウン!ブウン!

上条(おそらくアイツは身体自体も能力で強化している…生半可な攻撃は半減されちまうかもしれん、ならば…)

上条「………」シュタン!

ズズゥウウウウン!

一方通行「ンなっ…!チクショウ!!」ブウンブウンブウン!

上条「…シッ」スタァン!


ズズズゥウウウウウン!

一方通行「クソッ…クソックソックソッ!!いい加減当たりやがれェ!!!」

美琴(す、すごい!必要最低限の動きであんな速い攻撃をかわしている…!!)

上条「…どうした?どんどん近づかせてもらうぜ」

一方通行「ぐぐぐっ…!お望みどおり近接でブン殴ってやる!」ダダダダ!

一方通行「ドラララァッ!」ドスドスドス!

上条「……」バシバシバシバシ!

一方通行「ドラララララ!守ってるだけかぁーーーッ!!コラーッ!!」ドバドバドバ!

上条「…くっ」バシバシバシ!

美琴(なんで?折角踏み込んだのに防御ばかり、しかも左手しか使ってない…………左手だけ…?)

上条「………」ググググ…

一方通行「こねェンならとっとと決めるぞッ!ドラァーーーーッ!」ドギュウウウウウン!

美琴(アイツ…右の指に力をいれてる!?)


上条(……ここだ!)

上条「…………オラァーーーーーッ!!」ビシュウ!

一方通行「!?」

ドズッ!

一方通行「………………………がっばぁああああああああああ!!!」ドッゴォーーーzーーーーン!!

美琴「ゆ、指二本なのに、何なのこの威力!?スターフィンガー!?!?」



ガッシャアアアアアアアアアアン!!

一方通行「…がっ…がはっ…」ピクピク

上条「武術の達人は指だけで屈強な相手も倒すことができるという…それを応用してみたってワケだぜ…」


指伸びてるのかな?
この激しい肉弾戦を想像するとジョジョよりもドラゴンボールっぽい
ところで幻想殺しのない足での攻撃は自殺行為だと思うんだが、向こうも能力能力の効かない相手に警戒して避けたのか

>>479
セロリさんは激おこ中でも戦闘本能で警戒は怠らないんだよ!
ジョジョ本編みたいなバトルもやりたいんだが如何せん正面からブチ込む能力が多い…

美琴「さすがにあんな攻撃くらったらもう立ち上がれないみたいね…再起不能かしら」

上条「……だといいんだがな」

美琴「…えっ?」

キュゥウウウウウウウン……

一方通行「っはァー…はァーー…!」グググググッ!

美琴「そ、そんな!?あのダメージで立ち上がってくるなんて!」

上条「…どうやら能力で無理矢理治してるみてーだな、コイツの能力は何でもありってワケだ」

一方通行「けなす…やつァ許さねェ…誰だろうとッ!!」ギン!

上条「…警戒を解くなよ」

美琴(ヤツは追い詰められた獣…これからどれだけ激しい抵抗を見せるっていうの…?)ブルブル

一方通行「………ッラァアアアアア!!!!」ドシュッ!

上条「オラオラオラオラァッ!」

一方通行「ドラララララララァーーーーッ!」ガンガンガンガンガンガン!

上条「…ぐっ!オラオラオラオラオラオラ!」ガンガンガンガンガンガン!

ズリズリ…

美琴(ここまできてパワーがUPしてる!?まずい!段々押し返されて…)

上条(これはそろそろ決めなきゃヤバイぜ…!)

上条(ちと汚い戦法だが…)

一方通行「ドラァッ!!食らえッ!!」ブン!

サッ!

上条「…オラッ!」ズシャア!

バラバラバラ

一方通行「!?あぐッ!!」

美琴「砂を巻き上げて眼をつぶした!」

上条(闘技、上砂嵐…ってもただの目潰しだが効果は充分…やはり常時反射防御はしてねーみてえだな…)

一方通行「くっ、クソがッ!」ガシガシ

上条(悪いがトドメを刺させてもらうぜ…!)

上条「………オラァーーーッ!!」ブン!

美琴(やった…勝ったッ!!)








一方通行「てめー…そこか!そこにいんのかァーーーーーッ!?」





上条「……ッ!!何だと!?」

一方通行「ドラララララァーーッ!!」ドシュドシュ!

上条「しまっ………ぐはぁッ!!」ボゴボゴン!

ドッギュゥーーーーン!

上条「ぐゥッ!」

一方通行「まだ足りねェぞォーーーーッ!!!」ドシュ!

美琴「いっ、嫌!!駄目!!!」

一方通行「………ドラァッ!!!」ブン!

上条「ごはッ!!」ズゴン!

ズッシャアアアアアア!


美琴「そんな!どうやってあの状況から!?」

上条「……うぐぐ…」ググググ…

一方通行「……どこに隠れやがったスッタコがァーーーッ!?どこだ!?そこかコラーーーッ!!」ブンブンブン!

上条(まさか…コイツ)

美琴「見えていない…の?」

あれ、能力が反射って知ってたっけ

>>488
上条太郎さんの戦闘を通しての圧倒的推理力なんだよ!
一方通行がなぜ反射を常時かけていないのかはおいおい…

あ、>>489>>1です。ID変わりすぎだろ…

美琴「まさか…逆上しすぎたんで自分でも何してるかわからないってこと?」

上条「服をけなされたことで状況だろーがなんだろーが見失うやつってワケか…」

一方通行「!!そこにいやがったかァ!!こんどこそブチのめ……うぐッ!」ガグン!

美琴(やっぱりさっきのダメージがかなり効いているみたい…!)

上条「……ここで一気にいきたいとこだが………チッ、身体がいうことを気かねえッ………!」


トリップつけてみました、忘れたらすまん

一方通行「…こうなったらッ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

美琴「な、何をするつもりなの…?」

上条「…やべえぞ、コイツはシャレにならんかもしれん…」

一方通行「圧縮…圧縮ッ!!空気を圧縮ッ!!!」

…ビュゴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

美琴(まさか…あれは巨大な空気の塊!?あんなのをぶつけられたらいくらアイツの能力があるからって…助からない!!)

一方通行「ツゥァアアアアアアア…!」ビュゴォオオオオオオオオ!

上条(…やれやれ、なんてデカさだ…しかしこれを止めねーと確実に…)ググググ…

上条「……うぐっ!」ガグン

美琴「ち、ちょっと!大丈夫!?」


上条「大丈夫なワケねーだろ…この状況をどうするか必死に考えてるとこだぜ」

美琴「ううう…!」

美琴(やっぱり…ここはあたししか!能力をフルパワーで使えば!!)グッ

上条「オイ…何を考えて…」





…ガシッ

10号「だめ……です」ゼエゼエ

美琴「あ、あんた!!」

10号「彼…アクセラレータの能力は天災レベルと同義…いくらお姉様の能力だろうと対抗することは…不可能です」

美琴「じゃあ…どうしろっていうのよ!?そもそもの原因はあたしにあるのに今までの戦いにも何もできず指をくわえて見ていただけ……!!最低よ!!」

10号「お姉…さま」

ドドドドドドドドドドドド!!

一方通行「もう少し…もう少しだァ!バカデカイやつを叩きこンでやらァーーッ!!」

上条「…オイ、御坂」

美琴「……えっ?」

美琴(今…名前を)

上条「おめーにも色々と思うことがあるだろう…我慢できねーことも、だからな…」

美琴「………」

上条「ヤツを倒せとは言わねえ…だがな、お前の出来る事、それを全力でやれ…!!」

美琴「……!」

上条「結果がどうなろうと……おれが必ず何とかしてやる……」

美琴「とう………ま」

美琴(私に…………出来ること!!)グッ!

ギャルルルルルルルルォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

一方通行「圧縮…完了!!コイツで…コイツで!ゼッテーにゼッテーにゼッテーにブッ飛ばすッ!!!」

上条「………」グググッ!

一方通行「無駄だァ!!そんなズタボロで立ち上がったってなァ!この一撃でフッとばして…」








ギャルルルルルルルルォオオオオオ…オ……オオ……オ

一方通行「…!?何だァ!急に小さくなりやがって…何が起こってンだ!?」

上条「こいつは…!」

美琴「…はぁあああああああああ!!!」バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!!!

美琴(電撃を最大出力!!学園都市中の風力発電を全てハッキング!!あの巨大な空気の塊を縮小させるッ!!!!!)

10号(す…すごい!能力が通常ではありえないくらいに…!!)



上条「………フッ」



一方通行「…チクショウチクショウ!関係ねぇッ!!このままブチ込んでやるッ!!!!」

上条「……よくやったな、御坂」

美琴「ううううう…!」バリバリバリバリ!

上条「あとは…おれの番だぜ…!」グッ!

一方通行「……………食らいやがれェーーーーーーーーーーッ!!!!!」



ドッヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!




上条「……………」

一方通行「吹っ飛びやがれェーーーーーーーーッ!!」

ドヒュウウウウウウウウウウウウウ!






上条「………ブチかますぜ!!」

上条「…オラァッ!!!!」ドン!

ボヒュッ!

一方通行「…!?」

一方通行(あの質量を拳でだとォ…!?)

上条「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!

上条「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!

上条「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ!!

上条「……………オラァアアアアアアーーーーーッ!!!!」ドッシュウウウウウウウウ!!



………………ボヒュン!

10号「あの…圧縮空気を、完全に…」

美琴「……はぁ……はぁ」

美琴(当麻……やったの?)

一方通行「うぐっ!…ぐぐぐっ!!!」

上条「………」ダダダダ!



一方通行「………ドラァーーーーーーーーーッ!!」ドシュン!!

上条「オラァーーーーーーーーーーッ!!」ドギュン!








…ズン!

美琴(嘘…!同時に!!)


一方通行「……………」

上条「……………」


シィーーーーzーーーーン


美琴「とうま………………当麻ーーーーーーーーッ!!!!」



一方通行「……………」

上条「……………」







一方通行「…………ガフッ!」ガグン!

美琴「!!」

上条「…………ハァー…ハァー…」

一方通行「………クソッ…………タ……………レ……」



バタン…


美琴(当麻…当麻が勝った…?)ブルブル

10号「………………」

上条「やれやれ…御坂…」

美琴「………!!」

上条「おめーは…精神的に勝っていたぜ…自分自身の葛藤にな…」ニッ

グラリ

バタァアアアン…

美琴「…ちょっと?しっかりして!!しっかりしてよ!!当麻!当麻ッ!!」







………………………………………………

今日はこれまで、携帯からの操作やりづら過ぎる!!トリップつけミス申し訳ない…明日はこの実験の終わりが……!?それではラリホー!!

ブォンジョルノ!>>1です、今度からID変わってると思ったら最初だけトリップつけますんでよろしくお願いします…
ちなみに何か気になった部分があれば質問していただけたら答えます。

……………………………………………


ーーーーうっ…うっ…

ーーーーあん?

ーーーーううう……

ーーーーオイ、ガキンチョ…こんなところで何してやがる…?

ーーーー…近づかないで!!

ーーーー…!

ーーーーおれ…化け物なんだ…触ったひと

………………………………………


ーーーーうっ…うっ…


ーーーー…あん?


ーーーーううう…


ーーーーオイ、がきんちょ…こんなところで何してやがる…?


ーーーー……触らないで!!


ーーーー……!


ーーーーおれ…化け物なんだ、触った人をみんな怪我させる化け物…


ーーーーそうか…おめぇがレベル5の…………か


ーーーー……………



ーーーーおれ…こんな能力いらなかった!この力のせいで誰も…誰にも触れることができないんだ!!!


ーーーーなるほど…意識外でも反射しちまうってワケか


ーーーーこの力のせいで家族も友達もいなくなっちゃった…もう、いやだ……!ひとりぼっちはもうやだよ………


ーーーー……………


ーーーーううううう…!

ーーーーオイ、がきんちょ…


ーーーー……?


ーーーーそれじゃあおめぇは少しでも人に近づこうとする努力をしたのか?


ーーーーそれは…


ーーーーなんだ?してねえのかよ、それじゃあクヨクヨしてんのは無駄じゃねーか


ーーーー…そんなこと言っても!どうすればいいのさ!!おれなんかにこの力を使いこなせるはずが…!


ーーーー…「立ち向かう意識」


ーーーー…!

ーーーーまぁ意識っつーより…意思、これがてめーには必要かもな…


ーーーー立ち向かう…………意思


ーーーーこの気持ちさえありゃなんでもできる…おれはそう思ってる、どんな状況でもな


ーーーー………おれは


ーーーースッ…


ーーーーだ、だめだ!おれに触ったら!!


ーーーー…………


ーーーーうっ…うううう!!




……ポン


ーーーー…あれ?


ーーーー…フッ、やればできるじゃねーか、ん?


ーーーーおれ…おれっ!


ーーーーそんなしけた実験服着てんじゃねーや…


バサッ


ーーーーわっ!


ーーーーこれでも着ときな…たまたま持ってた服だが…そんなのよりマシだ


ーーーーあんた…あんたは一体………

ーーーー木………主任、お時間です


ーーーーチッ…分かった、今いく…


ーーーーまっ待ってくれ!アンタの名前は………

ーーーーオイ、がきんちょ!

ーーーー!

ーーーーその能力、ゼッテーに自分のモノにしやがれ…おめーはこの先一方通行…立ち止まるんじゃねーぞ!!

ーーーーいっぽう………つうこう………


ーーーーあばよ


スタスタスタ…



ーーーーおれは…この力を……自分のものに!!


ググググ…!


ウィーン

ーーーーおい!被検体!実験を始めるぞッ!!


ーーーー…………


ーーーーむ?なんだそのヘンテコな服は!?ははははっ!実験動物のくせになにを着ているんだ!ちゃんちゃらおかしいぞ!!



…プッツン!


ーーーーオイ


ーーーー………ん?

て め ー い ま こ の 服 の こ と な ン つ っ た …………!?

良いところだったのに最低最悪の邪魔が入ったな

>>535
気にするなッ!これぐらい想定内だ…誤植とスレチに注意しなければならない…この二つを同時にやらなきゃならんのがSS執筆のつらいとこだな…

一方通行「……………ハッ!」

一方通行「………あん?ここは…?」






??「よお、眼が覚めたみてーだな…」


一方通行「…あ、アンタは!!」

上条「やれやれ…壮絶な戦いをしたやつどうしを同じ病室にいれるとはなにを考えてんだカエルのおっさんは…」

美琴「………」

9号「ゴキゲンヨ!と傷を完治して久々に登場したミサカはアイサツを決めます」

一方通行「……………」


一方通行「実験は…実験はどうなったンだ?」

美琴「……それは」



9号「それは私から説明します」スクッ

一方通行「……」

9号「今回の実験で…被検体はイレギュラーの戦闘によって再起不能、しかもレベル0の一般人に敗北したという事実に上層部は実験の価値を見直し…」

9号「再度ツリーダイアグラムによって成功率を計算、その結果レベル6シフトの確立は……………」

一方通行「………どうなった?」



9号「………12.5%という非常に低い成功率のため、この先すべての実験を中止……計画は永遠凍結されました」







一方通行「………そう…………かァ…」

8回試行して1回成功する確率なら、学園都市外の真っ当な研究機関でもやるわなww

9号「また…この実験は発案者の精神状態も安定とはいえず莫大な資金がかかるともいえるので今回のような凍結が………」


一方通行「いや…もういい」

一方通行「オイ、オールバックの兄ちゃン…アンタの狙いはこれだったのかァ…?」

上条「………………」





パタン…

一方通行「………ハハハハハッ!!なんてこった!」

美琴「………!?」

一方通行「ケンカ一つでこの狂った実験を止めちまいやがった!!ウハハハハッ!!たいした奴ッスよあんたァ!!」

上条「………」


一方通行「……おれがあれこれ考えてモタモタしてたのを一発で決着をつけてくれた…感謝しなきゃならねーな」

美琴「………」

一方通行「ン?どうしたんだそんな顔して?おれはあんたらに感謝してもしきれねーぐらい…」






上条「…おれはてめーを怒らせた」

一方通行「……はァ?」

上条「まさか服をけなしてあそこまでキレるとはな…想定していなかった」

一方通行「………」

上条「てめーの話も聞かず、ブッ飛ばしちまった………悪かったぜ」ペコリ

一方通行「……あんた」

スクッ

美琴「…いや、ここで一番謝らなきゃならいのはあたし…」






美琴「聞いたわ…今までのこと全部この娘から…」

9号「……」

一方通行「………!」

美琴「本当はこの時点で一万と32回の実験が行われていたはずなのに…あなたが何度も何度も実験を拒否し続けていたなんて…」

一方通行「………」

美琴「わたしが…この実験に関わる人すべてを悪と決めつけて………本当に…本当にごめんなさい!!」ブン!

一方通行「………ハァー…」


一方通行「お二人さン…何か勘違いしてるみてェーだが」

美琴「…………」

上条「…………」





一方通行「…この実験のそもそもの原因は俺だァ」

美琴「………!」


一方通行「おれが…こんな実験聞いたとき、そこですべてブチ壊しておけば良かったのに…コソコソ逃げ続けて、挙げ句の果てに取り返しのつかねえとこになるとこだったんだぜェ?」

美琴「………あなた」

一方通行「オリジナル…いや、御坂さンの言うとおりとびっきりの『悪』モンだぜ、おれは…」

上条「…………」



一方通行「どうやら俺は長いこと続いた普通の生き方の中で一番忘れちゃいけねェ『立ち向かう意思』ってのをすっかり忘れてたみてェーだ…まったく情けないぜ…」

一方通行「だからなァ…」スッ…


ペコリ



一方通行「本当にすまなかった…そして本当にありがとう…!二人とも……」


美琴「………もう、大丈夫よ…すべて終わったわ…すべて!」

一方通行「……あァ!」

上条「……フッ」

一方通行「……そういや、アンタの名前を聞いていなかったなァ」

上条「………」

一方通行「教えてくれ…」



上条「当麻……上条、当麻だ…」




一方通行「そうか………ありがとよォ!上条さン!!!」

この一方通行、ウルトラマンみてぇな服着てるくせにグレイトだぜ

9号「…わたしからも一つよろしいでしょうか?」

一方通行「…ン?」

9号「わたしたちシスターズは実験道具として生み出されました…ただの道具として」

上条「…………」

9号「そうなるはずだった…しかし、開発者があなた…一方通行さんと出会ったおかげでわたし達はより深く人というものを学び…そして個性が生まれました」

一方通行「…そいつァ」

9号「元は二万人生産されるはずだったのに、それが10人という少ない人数に絞られたおかげで調整も必要なく…おおよそ普通のヒトと同じ寿命まで与えてもらいました…」


9号「わたしたちシスターズはまだまだ知らないことばかり……でも、これだけはシスターズ全員を代表して言うことができます」

美琴「あなたたち…」

9号「お姉様、一方通行さん…お二人がいなければ私たちはこの世に生をうけることはありませんでした…本当にありがとうございました」

一方通行「……ヘッ、そんな事言われたら少しは救われた気がするなァ…」カリカリ

美琴「…うん!あなたたちはみんなみーんな私の妹達!!これからも…よろしくね!」ギュッ

9号「お姉…さま」

上条「……やれやれだな」ニッ



一方通行「あァ…しっかしどーすっかなァ~あんなバカデカイ騒ぎ起こしちまったし…もう普段通り生活するってワケにはいけねェかなァ…」

ドタドタドタドタ!

上条「いや…そんなこともねーみてーだぜ、おめーの『日常』が駆けつけてきたみてーだぞ…」

一方通行「……へっ?」

ガラガラガラガラガラ!

友1「オイ通行!!ロリコンこじらせて入院したって聞いたぞ!?生きてるかぁ!?」

友2「通行くん!大丈夫!?」

黄泉川「…ったく!保護者に心配かけるんじゃないじゃん!アホ通行!」

佐天「通行さん!!大丈夫ですか!?ケガありませんか!?」

初春「通行さん!お身体の方は…あれ、なんで御坂さん?しかも…二人!?」



一方通行「……みんな」

上条「これでも今まで通り暮らせねーとでも…?」

一方通行「上条さン……」

ガラガラガラガラガラ!

土御門「かみやん!不幸がオーバードライブしてついに死にかけたって聞いたぞ!!」

青ピ「かみやん平気か!?…なんやその美少女双子は!?(驚愕)」

小萌「上条ちゃん!ついに人を殺っちゃったのですか!?殺ってませんよね!?」ウルウル

吹寄「あんたまたケンカでもしたっていうの!?しかも女の子まで連れて!!」

・・・・「ふふふ…ついに私にも出ば(ry

インデックス「うわああああああん!!とうま!!とうまぁあああああ!!」ビエーン!

上条「……余計なのまで来やがった」

ワーワーギャーギャー!

一方通行「あぁ~もう、みんな!病院内では静かにしてくれよォ!……フフフ……ハハハッ!!」

美琴「あの……当麻?」

上条「……何だ?そういや、いつの間に名前呼びになったんだか…」

美琴「そっそれはいいじゃない!!///そんなことより…」

美琴「今回のことで…あんたには感謝してもしきれないわ…本当に……」

上条「………」

美琴「だからっ…!私にできることなんでも言って!!」

上条「何でも…か」

美琴「…うん!!」

上条「………ふむ」

美琴「………」

美琴(どうしようどうしよう!!言い出したのはわたしだけどあんなことやこんなことをしろっていわれちゃったら…………/////)

上条「…そうだな」

美琴「……うん!!うん!!!///////」









上条「………病院代払え、それくらいだな」ゴロン

美琴「」


9号「お姉様の果てしない夢が叶うのを願っていますとミサカは虚しいエールを送ります」

ドォーーーzーーーーン!!


一方さん大人物だなぁ、でけぇよ器が(>>557の成れの果てから目をそらしつつ)
上条さんはさほどでもないけど
あとやっぱり12.5%は確率高すぎだよな、凍結に至ったのが謎なんだがその秘密は明かされるんだろうか
姫神さんは泣いていい、でも出てきちゃ駄目だぞ、DIOがジョジョと戦う前に死んじゃう

>>548「おれはてめーを怒らせた」を原作通りのセリフに空目して、あれ今度は髪型で上条さんがキレるの!?と思った俺は悪くない

・学園都市、某研究所・

天井「なぜだ!!なぜ実験を中止したッ!?」

???「…通告のとおりだ、実験は永久に凍結…日の目を見ることはない」

天井「し、しかし!確立が激減したとはいえ12.5%!!科学的に観ればこの確立はまだまだ…!」

???「………君も薄々気づいているのだろう?凍結の理由が…」

天井「なっ…!」

???「あのレベル0…上条当麻のことだ」

天井「一方通行を…倒したという男のことか…?」

???「データはどうみてもレベル0の一般人だ…しかしそんな彼が第一位を打ち倒した、信じられない事だよ」

天井「…………」

???「彼には何かがある…超能力を超えた何かが」

天井「!!」

???「学園都市上層部はこれから彼の観察を継続することに決めた…君の夢物語に付き合っているヒマはないということだ」

天井「しっしかし!!」

???「天井君、明日から通常の業務に戻れ…研究チーム、研究所は解体される」

天井「待ってくれ!まだ実験は…!」

???「以上だ」プツン

天井「…!ぐぐぐっ…ぐぐぐぐぐ!!」

………………………………

???「レベル6…これは計画に必須というわけではない」

???「上条当麻…彼こそが…………」




………ゴポゴポ

……………………………………………

天井「…クソッ!クソックソックソッ!!進化を理解しないアホ頭どもめッ!!!!」

天井「人の手によって神にも匹敵する力を創り出したいと思わないのかッ!?神を超えたいと思わないのか!!!サルどもが!!!」

天井「はぁ…はぁ………」

天井「……まだだ」


天井「まだ私には残っている…第一位の遺伝子情報…全10回、最後であり最高の戦闘データ!そして……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ






????「……………」ゴポゴポ

天井「この最後のシスターズ!最終信号があれば!!!私は……最強のレベル6を創りあげることができる!!!」

天井「くはははははは………ははははははははははは!!!!!!!」




……………………………………………

今回はこれまで!一方さん悪くないのにボコってすまんな(謝)明日は後日談です、それではゴキゲンヨ!

>>544
あ、ちなみに二万体倒しても12.5%の成功率ってことです。

つまり>>540
9号「………(当初予定の2万回実験を行ったと想定しても)12.5%という非常に低い成功率のため、この先すべての実験を中止……計画は永遠凍結されました」

天井「いや超高いだろ!?」
脳波から血管まで操作余裕なベクトル操作のうえにスピードとパワーを兼ね備えた東方通行に天井さんが一矢でも報いれる未来が見えませぬ
あと10体のみとはいえ個性育った姉妹と繋がってる打ち止めの精神が心配
「ミサカはミサカは多重人格、って言ってみる」

余談だが確立:× 確率:○

>>589確立→確率
アイエッ!?これは俺=サンのケジメ案件では?

ドォーーーzーーーーン!!より
ドォーーーz____ン!!の方が良くないか?

>>593
把握、それとiPhone書き込みなんだが~線の全角 バージョンが勝手に・に変換されてしまうのだけれども…原因はなんでしょう?

うーむ、成功率0.125%くらいにしときゃよかった…始まります

~数日後~

上条「やれやれ、やっとこさ退院だぜ…アイツ(インデ)が家をメチャメチャにしてなきゃいーが…」スタスタ…

美琴「…………」スタスタ…

上条「…………なぜてめーがついてくる」

美琴「だっ!だからご飯作りにいくっていってるでしょ!!病院代くらいじゃ私の気がすまないのよ………ほ、ほんとよ!///」

上条(コイツまさか押し掛け女房になるつもりじゃねーだろーな…)

上条「しかたねえ…我が家のデカイペットのエサでも作ってもらうか」

美琴「エサって…」

上条「…ほれ、着いたぞ」

美琴「う、うん!」

美琴(ここが当麻の家当麻の家当麻の家当麻当麻の家………////)ボフッ

上条(顔に全部出てやがる…)

上条「チッ…歯ブラシとか置いてったらただじゃおかねーぞ」

ガチャ





インデックス「とうま!とうまああああああああ!!!」ワタタタタタタタタ

上条「……いきなりうっとおしい」

美琴(あ、あれ!?この子前に当麻と歩いてた女の子…!!まっまさか同居してるの!?!?!?!?)ガガガガーン!

イン「む、なんで短髪がいるのかな?」ムムッ

美琴「私は短髪じゃなくて御坂美琴よ!ちょっとアンタ!この子とどういう関係なの!?」

上条「ホームステイしてるゴクツブシだ」

イン「」

美琴「えぇ…」

上条「そんなことよりひでぇ慌てようだが…どうした」

イン「…はっ!そうなんだよ!スタンド攻撃を受けてるんだよ!バットカンパニー!ハーベスト!?それともペーパームーンキング!?!?ジョジョリオン新刊は10月発売なんだよ!早く読みたいんだよォーーーーーッ!?!?!??」

美琴(だめだコイツ…完全にイカれちまってやがる…)

上条「…落ち着いて喋れ」

美琴「群生型スタンド…全員同じ顔に見える…………まさかっ!!」ダッ!

上条「…おい!」

ガラッ!




1号「あらあら…お姉様ごきげんよう」ニッコリ

2号「一方通行ってよォ~…どこをどう読んだら『アクセラレータ』って読むんだァ~?どんなセンスしてんだッ!?この私をなめてんのかクソックソックソックソッ!!!」バスバスバス!

3号「アー……放置プレイ………イイ…」

4号(ハァハァ…猫とじゃれつく5号ちゃんかわいいなぁ…私も発情期はいっちゃうよぉおおおおお!!)ビクビク

5号「わーい!ねこちゃんぶんぶーん!!」グルグル

スフィンクス「ん゛に゛ゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!゛!゛(や゛め゛ろ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!゛!゛)」

6号「これはこれはお姉様の世界こんにちはの世界ですね世界世界」

7号「………………………こんにちは」

8号(スー…ハー…枕……いい匂い………あぁぁぁぁぁ……////)ゴソゴソ

9号「これはお姉様に当麻様、お邪魔しておりますとミサカは礼儀正しく挨拶します」

10「す、すいません!!姉達が迷惑かけてすいませんすいません!!」ペコペコペコペコ




上条「…………なんだこれは?」


8号「ああっ!この匂いの元!?直接!直接嗅ぎたいッ!0距離で!!」ピョーン!

美琴「へ、変態だーー!!」ガビーン

上条「…………」ズビシ

8号「あうっ!」ビタン!

3号「アッ!チョップの痛みを感覚共有!!………イイーーーッ!!」ビグンビグン

イン「わたしに…どうしろというのだ」

9号「申し訳ありません、当麻様に初対面する個体もいるのでテンションが上がりすぎたみたいですね」

6号「変態の世界死すべし」

7号「………………みんなうるさい」

上条「………まったくだ」

そして…


ず ら っ

上条「てめーらこんなにいたのか…」

1号「まぁまぁ…本来ならば二万体がここに押しかけていたかもしれないのだし、良しとしませんか?」ニコニコ

上条「良かねえ」

美琴「あれ?あなた達髪型がみんな違うじゃない…いつの間に?」

4号「カエル先生が一晩でやってくれましたのぉ」

7号「……………増毛パーマお手の物」

イン「なんでもありなんだよ…」

10号「じ、じつは見た目は全く同じになるつもりだったのですが…クローン技術者がせっかくだしとちょっとした体格差や個性を与えようとしたみたいです、はい」

イン「ちょっとしたってレベルの個性じゃないんだよ」

上条「体格差…?」チラッ

1号「あらあら…私の顔になにかついていますか?」ボイーン

3号「余韻………イイ…ビクビク」ボイーン

4号(もだえる3号ちゃん…あぁっ///)フツー

5号「うん?なぁに?」ボイーン

6号「何か世界の用でも?」フツー

7号「…………あまり見ないで…///」ボイーン

8号「チーン」ペター

9号「どうかしたのですか?」フツー

10号「へぅっ!?な、なにかすいません!」ペター

上条「……………」

2号「アン?何だ文句でもあんのかァ?」ペター

上条「…いや、大体分かったぜ」

2号「おっ、おい!なんだ私を見て『分かった』って何だ!?答えろコラーッ!」

5号「ねこちゃんともっと遊びたいなぁ~」ユサユサ

美琴(あの…オリジナルより大きい子がいるんですけど…)ズゥーン

6号「つまり個性が色々シスターズ…というわけなのです、ピクミンの世界」

5号「あっ!でもね!ぱんつはみんな同じなんだ!!しましまのやつ!見せてあげるね!!」ゴソゴソ

10号「ごっ5号さん!履き忘れてます履き忘れてます!!」

1号「あらあら…あわてんぼさんなんだから」ウフフ

美琴「私の顔でこれ以上はやめてぇ!!」

イン「公開処刑で流石に同情するかも…」

上条「…とっと用を言え」

10号「あ…あのそれはですね…あの…」モジモジ

4号「もう、だめでしょ恥ずかしがっちゃ…私たち皆で当麻様にお礼を言いにきましたの」

美琴「…へ?」

上条「礼だと?」

9号「代表してお礼はしましたが改めて、全員からしたいと思ったのですとミサカはリスペクトを惜しみません」

7号「…………だから」

1号「本当に…ありがとうございました」

2号「あっ!あー…あり、ありがとな…」

3号「感謝重点…アー…りがとう」

4号「お世話になりましたの」

5号「助けてくれてありがとー!!」

6号「感謝の世界を受け取って下さい」

7号「……………………アリガト」

8号「……はっ!ありがとうございました!色んな意味で!!」

9号「ありがとう…ミサカにはこれ以上に表現できません」

10号「姉さん達…私達を助けてくれて本当にありがとうございました!!」

美琴「あなた達…」

上条「…フン、おれの周りじゃよくある騒動だ…気にするな」


「「「「「「「「「「!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」

ズッキューーーーz_________ン!!

この時シスターズ達に遺伝子レベルで逆らえない何か不思議な事が起こったッ!!

この瞬間!!上条当麻には+10人の思われ人が誕生したッ!ゴウランガ!!まるでラノベ・シュジンコばりのフラグ建築メントだ!!!

5号「は、はわわわわ~…かっこいいいい!!」ダキッ!

上条「……!?」

1号(素敵なお方…///)

2号「なっ、何勝手にくっついてやがる!離れろ!!///」

3号「温もりを感覚共有……これも……イイかも…///」

4号(だっ駄目!私が殿方を愛してしまうなんて…ありえませんわ!!)

6号「……甘酸っぱい恋の世界///」

7号「くっついて………………ずるい」

8号「……んはァッ!///」ハナジブッ

9号「この胸の痛み…ミサカには分かりません///」

10号「………………」マッカッカッカ

上条(こいつら…………マジか!?)

イン「な、何を言ってるか分からねーと思うが…彼は一瞬で10人にフラグを(ry

ワーワーギャーギャー!

美琴(はぁ…………なんか色々ありすぎて分かんなくなってきちゃったわ)

美琴(実験が止まったと思ったら一気に10人も妹ができちゃったし…キャラ濃すぎるし)

美琴(でも……この子たち、ある意味ではすごく『人らしい』わね…ふふふ)

美琴(それもこれも当麻のおかげ…私もいつか当麻に………って何考えてんのよ!)ブンブン!

美琴(….それにしても)

上条「やかましいッ!おまえらうっおとしいぞォ!!」

美琴(当麻と一方通行が拳を交差させた時に二人の背中に見えた人型のビジョン………なにかの見間違いよね…?)




ドォーーーーーーz___________ン!!

To be continued …?

勝ったッ!!!第二部、完!!
ちょこちょこ更新でスイませんでした…

特別付録!しすたぁ~ずでーた!!

9号「シスターズの特徴一覧です、脳内でイマジンしましょう」

1 お姉さん でかい セミロング うふふ
2 ギアッチョ ちいさい まとめ髮 あぁん!?
3ドMイタミ・ニンジャ でかい ゆるパーマ イッてる
4レズ ふつー 三つ編み(一本に) ねっとりスマイル
5こども でかい ツインテ やえばにぱー!
6世界 ふつー 片目隠れ キリッ
7無口 でかい ロング ねむそう
8変態ちいさい 目隠れ 挙動不審
9普通 ふつー ポニテ 口調めんどい
10おどおど ちいさい サイドテ あわわ

上条「………誰が得するんだこれ?」

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