シンジ「ネルフで肝試し大会?」 (28)
ミサト「そうよ~シンジ君 夏といったら肝試しでしょう?」
シンジ「それはそうですけでど なんでネルフでやるんですか?」
ミサト「それは秘密~」
シンジ(心配だな・・・・)
夜
リツコ「皆集まったわね」
アスカ「なんなのよコレ? いったいどういうつもり!?」
ミサト「見ての通り肝試しよ せっかくの夏休みなんだから、なんか楽しい思い出作りましょうよ」
シンジ「でも、なんでわざわざネルフで・・・」
シンジ(裏で絶対なんかあるな・・・)
レイ「・・・・」
訳あって昼間には更新できん
夜に再開するから待っててくれ
事情が早く済んだので、少し早いが更新再開
ミサト「それじゃあ早速だけど、あなた達はエバーの格納庫に行ってちょうだい」
アスカ「なんたるアバウト!!」
リツコ「エヴァの格納庫に到着したら、こちらから指令を出すわ」
シンジ「まぁ 夏休みの思い出を作れるのなら良いや 暇だったし」
レイ「・・・・」
アスカ「私のこと無視ッ!!?」
シンジ(あ・・・これってフラグ立てられるんじゃね?)
格納庫へと続く通路
アスカ「なんか不気味ね~」
シンジ「そ・・・そうだね」ゴクリッ
シンジ(女子と一緒に肝試し・・・ これはチャンスだ!!)
レイ「・・・」
指令室
冬月「来たな・・・」
ミサト「シンジ君 アスカ レイ・・・大人のエゴに付き合わせてゴメンね・・・」
通路
シンジ「道が二つに別れてる・・・ 格納庫はあっちだからこっちか」
テンジョウパカッ! ニンギョウジマニアルヨウナニンギョウバカァァァァ!!
シンジ アスカ「あああああああああああっ!!!!!」
レイ「・・・・・」ビクッ!!
指令室
冬月「もの凄い驚きようだな・・・」
マヤ「可哀想・・・」
通路
アスカ「なんなのよ さっきの人形はあああ!!」ボカスカ
シンジ「痛いよアスカ! 殴るのやめて!」
アスカ「あんなの天井から降ってきたら心臓止まるわよ!」
レイ「私も少し怖かった」
シンジ「と・・・とりあえず 先に進もうか・・・」
アスカ「もううんざりよ!! いきなり訳分かんない企画に参加させられて、あんな気味の悪い人形に驚かされて!!」
アスカ「私 もう帰る!!」
シンジ「まっ待ってよアスカァ!!」
アスカ「もう知らない!!
シンジ「アスカァ・・・・・」
レイ「・・・・」
シンジ「・・・・」
指令室
冬月「マズイな・・・このままでは予定が狂う」
ミサト「アスカを格納庫へ誘導して!!」
日村「分かりました!」
通路
シンジ「どうしよう・・・」
レイ「スタスタ・・・」
シンジ「あっ待ってよ綾波!」
レイ「命令通り、格納庫へ行く」
シンジ「あっ・・・待ってよ~」
シンジ(くそっ! 思った以上に上手くいかない!)
シンジ(アスカは諦めよう・・・ 綾波にチェンジだ!)
アスカ「やった! 出口だ!」
アスカ「あれ? 開かない?」ピッ
アスカ「おかしいわ! なんで開かないの!?」ピッピッピッ
アナウンス「逃げられないわよ~ ウィヒッヒ・・・」
アスカ「はぁ!!? 誰なのよアンタ! ん? その声はミサト!?」
アナウンス「早く格納庫へ行きなさ~~い ケケケケ・・」
アスカ「ははーん そんなんで私を驚かそうとしてるわけ?」
指令室
ミサト「バレてる!! 自信作なのに!!
青葉 日村(ありゃ絶対バレるだろ~)
格納庫
シンジ「着いたね 綾波・・・」
レイ「・・・・」
シンジ(黙ってばっかだから発展しないな~ もっと積極的に話かけないと!)
指令室
マヤ「初号機と零号機のパイロットが格納庫に到着しました!」
冬月「弐号機パイロットはどうなっているんだ」
日村「ゲート付近で立ち往生してます」
リツコ「困ったわね・・・」
冬月「硬化ベイクラフトを投入しろ! 責任は私が負う!」
ミサト「そこまでやるか!!?」
ゲート付近
アスカ「まったく・・・いつになったら開くのかしら・・・」
コウカベイクラフトドバァー
アスカ「ぎゃぁぁぁぁ!! なにこれ!!?」
格納庫
シンジ「向こうが騒がしいね」
レイ「・・・・」
シンジ「・・・・・」
シンジ「格納庫に着いたは良いんだけど、これから僕達なにすればいいんだろ?」
レイ「・・・・」
シンジ(どうすればいいんだよ!!? 完全に詰んでんじゃねーか!!!)
シンジ(どうする・・・ どうする・・・)
シンジ「綾波は・・父さんのこと・・・どう思ってるの?」
シンジ(ヤベエエエエ!! 何を言ってるんだ俺は!! こんな質問、前にもした覚えがあるぞ!!)
綾波「・・・・」 プィッ!
シンジ(無視られたあああああ!!!)
シンジ(そりゃそうだ!! さっきからしつこく話かけてきてたんだから、ウザがられて当然だ!)
通路
ドドドドドド・・・
アスカ「あああああ!! 助けてバカシンジィィッ!!」
ドドドドドド・・・
アスカ「なんなのよ!! この赤いのおおお!!」
ドドドドドド・・・
アスカ「もうイヤァァァ!!」
指令室
ミサト(ここまでやる必要あるの・・?)
冬月「・・・・これでいいんだな? 碇・・・」
日村「弐号機パイロット! 格納庫に接近!」
ミサト「ゲート封鎖して!」
ガシャン!!
アスカ「ふーふー 助かった~」ハァハァ
アスカ「もうなんなのよアレ!!」
シンジ「あ・・・アスカ・・・」
アスカ「へ・・・」
指令室
リツコ「時間掛かったけど、これで三人とも揃ったわね」
リツコ「特にミサトのアレのせいで・・・」
ミサト「・・・・」
格納庫
シンジ「結局 アスカも来たんだ・・・」
アスカ「なによ!! こっちの苦労も知らないくせに!」ボカッ
シンジ「痛いよアスカ!!」
アナウンス「フッフッフ・・・よくぞ ここまで辿り着いたな・・・」
シンジ「!?」
アスカ「今度はなんなのよ!!?」
レイ「・・・」
アナウンス「貴様達の度胸には驚かされたよ・・・・ しかし、これはどうかな・・・」
アスカ「なんなのよ! このアナウンス! 中2臭ッ!!」
シンジ(この声・・・どっかで聞いたことあるような無いような・・・)
ガコンッ!!
シンジ アスカ レイ「!?」
指令室
マヤ「そんな・・・! 初号機のダミープラグが作動しています!!」
ミサト「なんですって!?」
冬月「遂に実行するか!!」
格納庫
初号機「グオァァァァ!!」
シンジ「初号機が!? なんで!!」
アスカ「もうなんなのよー!!」
ゴゴゴ・・・ ガキィン!! ザァバァァァ!!!
シンジ「助けてぇぇぇ!!」
アスカ「ママ! ママァァァ!!」
レイ「・・・」ガクブル
シンジ(ヤバい!! この位置じゃあアスカがLCLに流されちゃう!)
シンジ(助けられるっちゃ助けられるけど・・・失敗したた・・・)
初号機「ぁぁぁぁあああああ!!!」
バキバキッ!!! ザァァ!! ドッ!
指令室
ミサト「少しやりすぎなんじゃ・・・」
リツコ「司令も考えることが子供ね・・」
誤字 ×失敗したた→○失敗したら
格納庫
シンジ「くそぉ!!どうにでもなれ!!」バッ!!
アスカ「う・・うぅ・・」
シンジ「アスカ!! 危ない!!」ダッ!
ガァァァアァアン!! ドドド・・・
シンジ「うわぁぁぁ!!」
シンジ(ここで死ぬわけには!!)
アスカ「バカシンジ!?」
ズギャァァァ!! ガァァン!!
シンジ(いかないんだ!!)
ザァバァァァ!! グッ
レイ「碇君を死なせたりしない」
アスカ「エコヒイキ!?」
シンジ「レイ!? その救命ボートどこから!?」
レイ「早く、その浮き輪に捕まって」
ヨイショッ ペタ
アスカ「あ・・有り難う・・バカシンジにエコヒイキ・・・」///
シンジ「良いんだけどアスカ・・・僕は当然の事をしたまでだから・・・」
シンジ(なっ何を言ってんだ俺は!!)
アスカ「え・・偉そうなこと言うんじゃないわよ!!」バゴッ
シンジ(ほら殴られた・・)
レイ「早く逃げるわよ・・・漕ぐのを手伝って・・」
シンジ「う・・・うん」
初号機「ウォォォォ!!あああ!!!」
ガガガガガ!!
シンジ「マズい!! こっち来た!」
アスカ「駄目よ!そっちの出口は封鎖されてるわ!」
シンジ「なんだって!?」
ガガガガガ
レイ「このままじゃ追い付かれる・・・」
シンジ「あぁ・・・思えば短い人生だったなぁ・・・」
アスカ「なに言ってんのよバカシンジ!! さっさと漕ぎなさい!」
ガガガガガガァァァアァアン!!
シンジ(もう駄目だ!!)
アスカ(ヒッ!)
レイ(・・・・)
ドォ!!!
バキャァァァン!!
指令室
マヤ「初号機 完全に沈黙!!」
リツコ「ダミープラグを抜かれた!」
冬月「碇・・・ 後はお前に掛かってるぞ・・・」
格納庫
シンジ「ぐ・・・助かったのかって・・・・父さん!!」
ゲンドウ「・・・・」
レイ「・・・司令?」
ゲンドウ「大丈夫だったか・・・ 危ない所だったな・・・」
ゲンドウ(ふふふ・・・これで息子からの尊敬を得られるはず・・・)
シンジ「あ!? 思い出した!! さっきのアナウンス! どっかで聞いたことある声だと思ったら、父さんだったのか!」
シンジ「声が加工してあったから気が付かなかったよ!」
ゲンドウ「!?」
シンジ「待てよ・・・ということは・・・」
シンジ「この肝試し!! 全部父さんが仕組んでたのか!」
ゲンドウ「」
ゲンドウ「 」
シンジ「父さんめ!! 僕達がどんな酷い目にあったか!! 分かってるの!?」
ゲンドウ「 」
アスカ「ちょっとドッキリが過ぎてるわよ!」
レイ「」コクン
ゲンドウ「あ・・あ・・」
シンジ「?」
ゲンドウ「ああ・・・ああああああああああ!!!」
指令室
リツコ「最初から予想できてたけど・・・自業自得ね・・・」
冬月「硬化ベークラフトでネルフ本部のほとんどが封鎖されてしまっている」
冬月「格納庫も大破しているし・・・ ゼーレへの言い訳も考えときゃな・・・」
ミサト「司令・・・・」
ゲンドウ「クソオオオオオオ!!!」
END
今回 初めてssを書かせてもらいました。
書き溜めもしていないので、更新ペースが非常に遅かったにも関わらず、
このssを見てくださった人達には感謝しています。
次回は、もっと高品質なssを目指したいです。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません