森「あんた自分の才の数わかってんの！？」

植木「わりぃ、数えてない」

御坂「あんた能力者でしょ？私も能力者だしあれくr」

森「今３つ減ってあと10！せめて能力を使わないでやっつけなさい！」

植木「けど、イジメられてるﾔﾂは見過ごせないだろ」

御坂「私も能力だしあれくr」

森「なんの為に戦ってるの！材が０になったら植木は消えちゃうのよ！」

御坂「人の話を聞けぇぇー！」ビリビリ

ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ
植木「あぶねっ」バッ

森「えっ!?能力者？」

御坂「…超電磁砲。名前くらい聞いたことあるわよね」ニヤ

植木「いや。ない。」

森「ないわね。」

御坂「」

御坂「えっ、あんた達学園都市の人間じゃないの？」

植木「ん？来ないならこっちから行くぞ…！“百鬼夜行”！」

ﾄﾞｺﾞｫｫｰｰｰﾝ

御坂「……」間一髪ﾖｹﾀ

御坂「なんなのよこれ」

御坂「てゆうか､なんなのよこれ！こんな能力きいたことないわよ！」

植木「まぁ神器だしな。」

御坂「さっきも聞いたけど、あんた学園都市の人間なの？」

植木「どこだそこ」

御坂「あー、やめやめ。ちょっと頭いたくなってきた」

森「なんか私たちとまた別の能力者みたいね。」

森の説明終了

御坂「神候補？100人の中学生？」

森「信じてもらえないと思うけど、植木は100人の能力者の１人なの。」

植木「ゴミを木に変える能力」ﾊﾟｧｧｧ

御坂「私たちと全然違うタイプの超能力ね…。」
森「植木とかの能力者の場合、能力で一般人を傷つけると才が１つずつ減るのよねぇ。」ﾊｧ

御坂「才？」

森「簡単に言えば才能ね。ちなみにこれが植木の才。」

御坂「…（うわぁぁ。役に立たない才能ばっか）」

御坂「その能力者達はみんな10個くらい持ってるのかしら？」

森「…ﾊｧ。余裕で300はあります。」

御坂「…（うわぁ）」

ﾋﾞｰﾋﾞｰ

御坂「じゃぁこの音は何なの？」

森「これは近くに別の能力者が…」

森「……」

森「植木！あぶない！」
ｻﾞｼｭ

植木「くっ…！」

？？？「あれぇー？クビとばすつもりだったのに…よけちゃいましたかぁ」

？？？「植木耕助、才数10かぁ。倒して手に入る才は“肩叩きの才”。まぁ、私が欲しいのはこんな才じゃないんですけどねー」

御坂「さ、佐天さん？！」

森「えっ！知り合い？」

植木「知り合いなら止めてくれ！俺は戦う気ないぞ！」

佐天「何言ってるんですか？戦う理由ならありますよ。御坂さん、止めないでくださいね。」

御坂「佐天さん、この人悪い人じゃないから勘弁してあげてくれない？」

植木「俺はお前なんか知らないから戦う理由なんか…」

佐天「ありますよ。私はこのバトルで一番になるの。そして空白の才…超能力の才を手に入れてレベル０を卒業する！」

植木「超能力なんかこの街なら努力さえすれば…」

佐天「ならないっ！」

御坂「…」

佐天「１や２じゃないんです！
わたしレベル０なんですよ！ははっ…０はいくら頑張っても０。あなたに何が分かるって言うの！」

植木「…わりぃ。この街の事よく分からないのに､知ったような事を。」

佐天「うるさいっ！私の超能力の才のためにあなたは倒す！」

植木「結果にならない努力なんてないんだよ。努力すれば何かしら見えるハズだ。
しょうがねぇ。森、レーザーキャノン、ちょっと下がってろ！」

御坂「ちょっ…レールガン！それに御坂美琴って名前があるのよ！」ﾋﾞﾘ

植木「別にいいだろ。そんなん覚えらんねって」※植木君は勉強の才を失ってます


佐天「何が努力？笑わせないで！才数10で使えない才ばっかの人に言われたくないんですけどー。」

植木「死ぬ気で努力しないで絶望する奴よかマシだと思うけどな」

佐天「このバトルの鍵は能力よりも才！あなたに才を駆使して戦えるんですか？」

植木「才の数じゃない。“思い”だ！」ﾊﾟｧｧｧ

植木「一ツ星神器！鉄！」ﾄﾞﾝｯ

ｻｯ

森･美琴「よけたっ！」

佐天「…先読みの才」ﾎﾞｿ

佐天「そして…」

植木「！！」

佐天「金属バットを振り回す才！」ｶｷｰﾝ

植木「ぐはっ！」ｽﾞｻｰ

森「強い…。佐天涙子、才数481。桁違いに強いわ…」ｺﾞｸﾘ

美琴「けど、佐天さんはレベル０よ。」

佐天「こんだけ材数の差があるんだから、いくらあなたが天界人でも勝ち目ないんじゃないかなー？」

植木「くっ…お前神器の事も知ってるのか？」

佐天「えぇ。担当に言われてね。」

～回想～
「天界人の打たれ強さと神器には気をつけるじゃん！」

佐天「…てね！」

佐天「植木君。そろそろ死んでもらえませんかね？」ﾆｺ

植木「……っ」ｿﾞｸ

佐天「“花びら”を“かまいたち”に変える能力！」ﾊﾟｧｧｧ

植木「威風堂々！」ｽﾞｷﾞｬﾝ

植木「ぐはぁ」ｻﾞｼｭ!ｻﾞｼｭ!
佐天「そんな盾じゃ全て防ぐなんて無理っ！とどめ行きますよ…」ﾊﾟｧｧｧ

美琴「待って佐天さん！」

御坂「佐天さん…。その能力ってまさか……」

佐天「やっぱ気づきました？さすがレベル５の御坂さんですね。」

御坂「佐天さん…







初春さんに何をしたのよ！」

佐天「流石御坂さーん！
大正解です！
私の野望ために初春には犠牲になってもらいましたー！」ｴﾍﾍ

御坂「たしか、能力者は一般を傷つけらんないのよね…」ゴゴゴゴ…

佐天「481もあるんですし一個くらい減ってもなんともないんですよね」ドドドド…

植木「おい。」

御坂「なによ。とめないでくれない？これは私のケンカよ！」

植木「その初春ってエレクトリックビームの友達か？」

御坂「ええ。私と佐天さんの大切な友達よ！」


植木「なんで友達なのにやっつけた？」

佐天さん「あー、そりゃぁ初春が悪いんですよ！」

～回想～
「佐天さん！私も能力者バトルに参加しました！」
「…えっ？どうして？何の才が欲しいの？」
「うーん。空白の才は興味ないんですよねー。」
「じゃぁなんで？」
「空白の才を悪い事に使おうとしてる能力者も少なからずいると思うんですよ。

私は優勝なんて無理なんで、そういう能力者を１人でも減らせたらなって思って！」

～回想おわり～

佐天「私が空白の才を欲しがってるのが哀れみたいな感じになったんですよね。」

植木「どけ」ｸﾞｲ

御坂「な…っ！」

植木「頭に来た。こいつはブッ飛ばす！」

佐天「見えない斬撃……かわせますか？」ﾊﾟｧｧｧ

佐天「花びらを“かまいたち”に変える能力！」ｼｬｼｬｼｬｯ

植木「投げるタイプの能力は起動が真っ直ぐだ！だから､盾を出すより横に…」ｻﾞｼｭ

植木「ぐあっ！」

森「なんでよ！あの距離をよけてなんで喰らうのよ！」

佐天「能力の応用…」

佐天「能力の応用で多少のコントロールは出来ちゃうんですよね！」

植木「こいつ…強い上に戦いなれてる！」


佐天「まぁ、一枚につき二回の方向転換が限界なんですけどね」ﾃﾍ

佐天「なら今度はどうよけますか？」ﾊﾟｧｧｧ

佐天「かまいたちに変える能力ー！」ﾊﾞﾊﾞﾊﾞｯ

森「多っ！あんな数よけれる訳ないじゃない！」

ﾊﾟｧｧｧ
植木「電光石火！」ｼｬｰ

御坂「うまい！これだけ動けば当たらないわ！」
植木「くらえ！八ツ神器…」

佐天「ﾌﾌ、花びらを…かまいたちに変える能力……レベル２！」