ココア「んひょー!!チノちゃんをレズレイプして違う世界見えるかもー!!!」 (40)

ココア「お酒の勢いでヤっちゃった……」

チノ「                        」

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次の日!


ココア「うぅ……罪悪感で寝つけなかったよ……」

ココア「あのあと、イって気絶したチノちゃんを置いてけぼりにして、自分の部屋に帰っちゃった…………」

ココア「風邪引いてないといいけど……。チノちゃん、汗と涎とエッチなお汁まみれだったのに拭いてあげなかったから、身体冷やしてないか心配……」

ココア「……チノちゃん、かわいかったな……」

ココア「…………」

ココア(中指をクイッ)

ココア「やぁ・・・やめ、て・・・(裏声」

ココア「へえ?チノちゃんったら中指を痛いくらい咥えちゃって……下のお口は正直だね?」

ココア「期待に応えて!お姉ちゃんとして!妹に性教育してあげるからね!」

ココア「やだぁ・・・おねえちゃ・・・あん・・・!(裏声」

ココア「は~~~~~~~チノちゃんの反応かわいいよ~~~~~~~」

ココア「……なーんてね!大好きなチノちゃんに私がレズレイプするわけないよね!そうそう!昨日のは全部夢だよね!」

ココア「そろそろチノちゃんと歯磨きする時間だ!朝一番にもふもふして来よう!」

ココア「チノちゃんおはよー!」

チノ「   」ビクッ

ココア「おーぅ………………」 

ココア「あ、あの……チノちゃん」

チノ「い…いや…………」ビクビク

ココア「……先に歯磨きしていいよ……ちょっと部屋に戻るね……」

チノ「………………」ビクビク




ココア「完璧にきらわれたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

ココア「夢じゃなかったんだ……あそこにいるチノちゃんに……私はレズレイプ……しちゃったんだ……」

ココア「チノちゃん、私にすごく怯えてた……狼に襲われそうなうさぎみたいだった」

ココア「怖かったよね……チノちゃんごめんね……お姉ちゃん失格だね……」

ココア「……昔、私が何かに怖くて怯えてたとき、お姉ちゃんがギュッて抱きしめてくれてたなぁ」

ココア「そっか。まだお姉ちゃんらしいこと出来るかもしれない」



チノ「クチュクチュ……ペッ」

ココア「………………」ギュッ

チノ「くぁwせdrftgyふじこlp」ブルブルブルブル

ココア「あれえっ!?」 

自室!


ココア「修正できないほど嫌われちゃった…………もうチノちゃんと顔を合わせられない……」

ココア「チノちゃんは今頃お父さんにレズレイプされたことを話してるのかな……」

ココア「そしたら牢屋に連れて行かれちゃうんだろうなぁ……今度は私が牢屋の中でレズレイプされちゃうのかな……」

ココア「裁判になったらきっと、悪徳うさぎ裁判官にレズレイプの終身刑を課されて……」

ココア「一生牢屋の中でレズレイプされて廃人に……あのときのイきまくったチノちゃんみたいに……!」

ココア「そんなのやだよおーーーーーーーーー」

ココア「ごめんねチノちゃん……。私がシスコンでレズでなかったら、一度くらい、一緒に笑いあえたのかな……」

ココア「チノちゃんをもうそういう目で見ないから……抱きつかないから……お姉ちゃんって呼ばなくていいから……」

ココア「私を見て怯えないでほしい……なぁ」

ココア「う………ぐす…………チノちゃあん……」

チノ父「ココアくん、朝食できてるからおいで?」

ココア「はい」 

食事!


チノ「……ッ!」ビクンッ

ココア「…………(ごめんね)」

ココア「いただきます…………」

チノ「………………」モグモグ

ココア「………………」モグモグ

ココア「…………ごめんね」

チノ「ッ………………」モグモグ

ココア「………グス……………」ゴクゴク

チノ「……………………」モグモグ

ティッピー(チノがセロリを食べておる……ココアもトマトジュースを飲んでおる……二人に何があったんじゃ)

チノ父(まっ、たまには姉妹喧嘩の一つくらいあるだろう)

自室!


ココア「生きた心地がしない…………私はもうチノちゃんと話をできないんだ……」

ココア「習慣で制服に着替えたけど、学校……行きたくないな……」

ココア「でも休んだらチノちゃんのお父さんと、実家に悪いし……」

ココア「学校……行こう……」

ココア「はっ。この時間はチノちゃんと一緒に登校する時間だ。今扉を開けたらチノちゃんと顔を合わせちゃう……」

ココア「少し時間を置いてから登校しよう……」

ココア「……今チノちゃんから逃げてもラビットハウスのバイトで一緒になるんだよね」

ココア「こんなに苦しい想いするなら、いっそ退学して実家に帰りたい……」

ココア「……実家に迷惑かけちゃうよ……私のバカ」

ココア「……もう学校行こう。これ以上後ろ向きに考えたくないよ」

ココア「チノちゃんはもう行った、と信じて。いざ……」ガチャッ

チノ「ヒッ……」ビクンッ

ココア(鉢合わせちゃったーーーーー) 

ココア「……先に行っていいよ」

チノ「………………」ビクビク

ココア「後ろから襲ったりしないから……」

チノ「ヒッ…………」ビクビク

ココア(こんなに怯えちゃって……胸が痛い)

ココア「…………私が先に行こうか?」

チノ「ヒイッ!こ、こないでください……」ブルブル

ココア「っ!」心ズキンズキン

チノ「……あ、れ……?……あの」ビクビク

ココア「ごめん。私が部屋に引っこめば怖くないよね」パタン

チノ「あ………………」

チノ「…………ココアさん……」

チノ「枕だけ持って登校する気なのかな…………」



ココア「チノちゃん……チノちゃん……うわあああああああん」

千夜「ココアちゃん、お昼にしましょう?」

ココア「お腹空いてないからいい……」

千夜「だ、だめよ?ちゃんと食べないと夏バテしちゃうわ」

ココア「いいもん…………」

千夜(ココアちゃんがこんなに落ち込むなんて。チノちゃんとよほど大きな喧嘩をしちゃったのかしら……)

ココア「はぁ………………」

千夜(私がなんとかしなきゃ!ココアちゃんの親友として!)

千夜「ココアちゃん!じつは今日、改良した栗きんとんをココアちゃんに食べてほしくて持ってきたの!食べて!」

ココア「あ~おいしいね…………」もきゅもきゅ

千夜(心ここにあらずね……)

千夜「ココアちゃん!じつはさっき窓からあんこがカラスに連れてこられたの!抱いてあげて!」

あんこ「(●)*(●)」

ココア「抱い……て………………ごめんね…………」

千夜(うさぎに全く食いつかない!?)

千夜「そ、そうだわ!甘兎庵は今月、姉妹月間にしようと思うの!」

千夜「姉妹、ううん、姉妹だけじゃなくて姉妹のように仲良しな女の子たちにもサービスメニューを出したいんだけど、ココアちゃんのアイデアが欲しいの!もちろんココアちゃんとチノちゃんにもサービスするわ!」

ココア「姉妹……チノちゃん……チノちゃあん……うわああああああああん」

千夜(ココアちゃんを泣かせちゃった……ココアちゃんの親友失格だわあああああああああああ)

ココア・千夜「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああん」

中学校の教室!


マヤ「これは只事ではないね」

メグ「これは只事じゃないね……」

チノ「・・・・・・」ぐったり

マヤ「メグ、何か知らない?」

メグ「知らないよぅ?マヤちゃんがチノちゃんの異常に気付くまでちょっかい出して、チノちゃんの反応を楽しんでたくらいしか知らないよ」


マヤ『まるで臆病な野良うさぎだな!!』頬つん

チノ『……』ビクンッ

マヤ『ほれほれーチノー』髪さらさら

チノ『……』プルプル

マヤ『チーノー机に突っ伏してないで起きろー!マヤだよー!』

マヤ『見てメグー。ティッピーの真似―』 ←チノの後頭部に顎を乗せながら

メグ『私もやりたーい』 ←入れ替わりでチノの後頭部に顎を乗せながら

チノ『……グスン……』ぽろぽろ

マヤ・メグ『!?』


マヤ「メグだって共犯じゃん!最後の!」

メグ「あれーぇ」

チノ(トイレ行って来よう……)ふらふら

メグ「チノちゃん…………」


朝のHR


先生「先日、他の中学校で自殺が起きたことを受けまして、この学校では今月を自殺防止月間として――」

メグ(自殺かぁ。かわいそう……あっ、もしかして!)

マヤ(自殺するくらいなら何もかも忘れて遊べばいいのになー……ん?自殺…………まさか!)

マヤ・メグ「自殺なんて考えちゃダメー!!」

チノ(そんなこと考えてませんが!?)ビクビク

ラビットハウス


マヤ「というわけでチノがおかしくなった理由を説明してよ!リゼ!」

リゼ「知らん!さっきバイトで来たとき初めて知ったんだ私は!」

メグ「ココアちゃんもなんだか様子がおかしいね……私とマヤちゃんが来たのに喜んでくれないし……」

チノ「・・・・・・」

ココア「・・・・・・」机拭き拭き

リゼ「チノが静かなのは普通だが、ココアが静かだとラビットハウスの雰囲気が暗くなった気がする」

千夜「私のせいだわ……私のせいでココアちゃんを泣かせて……ヨヨヨヨ」さめざめ

リゼ「話を聞く限り千夜のせいじゃないから、お前まで暗くなるな!」

リゼ「とにかく、今日の接客をココアに任せたらお客さんが不安がるから、私がやらないとな……。厨房と接客の両方を担当するのは大変だ」

千夜「なら私が贖罪を込めて接客するわぁ!!」ぽろぽろダークネス……

リゼ「泣くな!暗い雰囲気を出すな!ていうか甘兎庵の仕事中だろ千夜は!」

千夜「大丈夫よ……リゼちゃんだって厨房と接客をこなす覚悟だもの。私だっt」

リゼ「此処と甘兎庵ってどれだけの距離があるか、わかってるのか」

千夜「やっぱり私なんて役立たず……ヨヨヨ」

リゼ(やばい、すごくめんどくさい)

メグ「リゼちゃん仕事以外も忙しいねー」

マヤ「苦労人だねー」

リゼ「突っ込み役のシャロがいなくてな……」

マヤ「ねーねーリゼー!ココアの代わりに接客やろっかー?」

リゼ「ほんとか!それは助かる。喫茶店の雰囲気を明るくしてくれるだけでも助かる」

メグ「私もやる~。またあのかわいい制服着たいな~」

リゼ「いや今ココアが着てるし」

メグ「そうだったーぁ」

マヤ「えーじゃ制服着れないの!?」

リゼ「私がバーテンダー服を着ればこの制服をチマメのマに貸せるが、メがな……」

マヤ・メグ「なんでそんな回りくどい名前の呼び方するのー!?」

千夜「制服なら任せて……メグちゃんの分は私が……」脱ぎ脱ぎ

マヤ「それじゃ甘兎庵の店員だよー」

リゼ「もうおまえ甘兎庵に帰れ」

メグ「だ、だいじょうぶだよ~千夜ちゃん。学校の制服のままで」

千夜「あらやだ。私ったら、おばかしちゃった☆」

リゼ「……もしかして途中から、突っ込んで欲しくてわざと変なこと言ってないか?」

千夜「~~~~~~三人から一斉に突っ込んでもらえる日が来るなんて!><」

リゼ「うんもう甘兎庵に帰れ」 

マヤ「結局制服でバイトしてたよー」

メグ「たよー」

リゼ「しかし参ったな……ココアとチノ」

メグ「二人とも、お仕事中ずっと離れてるよねー」

マヤ「どっちかが近づくとどっちかが離れてた!」



ココア『あっ…………』

チノ『ッ……!』

ココア・チノ『…………』サッ

ココア『…………』トボトボ

チノ『…………』トボトボ

リゼ『お互いに相手の動く方向がわかっているかのように避けてる……!?』



メグ「アレみたいだったね?赤い石と青い石がお互いに距離を取ろうとする……」

マヤ「赤いのと青いの……はっ!私とメグもお互いに距離を取らなきゃ!」サッ!

メグ「え~そんなのやだ~」トテトテ

マヤ「私たち、結ばれてはいけない運命なのだ~」トテトテ

メグ「まって~~~」トテトテ

リゼ「赤いのと青いの、て磁石だよな?ならくっつき合うんじゃないか?」

マヤ「なんと!」

メグ「マヤちゃーん!」ギュッ

マヤ「メグー!」ギュッ

マヤ・メグ「きゃっきゃっ」

ココア(ちょっと三人ともうるさいな……)

チノ(ちょっと三人とも黙っててほしいです……)

マヤ「リゼー結局ココアたちのことはほっとくのかー?」

リゼ「んー……あの二人に直接事情をきければ解決するんだろうけど、とても話してくれる雰囲気じゃないしな」

千夜「そこで提案があるんだけど~」

リゼ「千夜!甘兎庵から戻ってきたのか」

シャロ「リゼ先輩!リゼ先輩が悩みを抱えていると聞いて飛んできました!」

リゼ「……シャロ?悩んでるのは私じゃなくてココアとチノだ」

シャロ「ふぇ?……千―夜―?」

千夜「そうとでも言わないと、仕事の疲れでめんどくさがると思って♪」

シャロ「私そんな薄情じゃないわよ!」

千夜「だって以前、仕事帰りに甘兎庵に寄って欲しい、て頼んだら仕事の疲れでめんどくさいからやだって」

シャロ「あれは千夜の家のうさぎに追いかけられたくなかったの!!私にとって千夜の家に上がることは試練そのものよ!ていうか私の恥ずかしい話をリゼ先輩の前d」

千夜「幾戦の試練を経て……シャロちゃんはたくましくなったのね」ホロリ

シャロ「あんたと話してるとほんと調子が狂うわ!」

リゼ「千夜?提案ってシャロのことか……?」

千夜「そうよ。それでリゼちゃん、ちょっと耳を貸してくれる?」

シャロ「な、なんか嫌な予感がするから私帰るわね!さようならリゼ先輩!」

マヤ「逃がさないよ!メグ!」

メグ「まかせて!」

シャロ「は、はなして!!」




シャロ「いっええええええええーーーーーーーーええええええええーーーーーーーーーーーーーい!!!」

シャロ「どうしたのみんな~?もっと元気にいこうYo!おーいやー!」

千夜「暗闇に太陽が昇るように、無理やり明るい雰囲気を作る……これぞ、『北風と張り合う太陽』!!」

リゼ「あとでシャロに謝ろう……」

メグ・マヤ「コーヒーで酔う人、て初めて見たなー(ねー)」

シャロ「チノちゃ~~~ん数日ぶり~~~~」ギュッ

チノ「くぁwせdrftgyふじこlp」ブルブルブルブル

シャロ「チノちゃ~ん!あ~ん!かわいいね~かわいいね~」ナデナデナデ

チノ「え……う…………あぁ…………」ガタガタガタガタ

シャロ「か~~ご~~め~~~か~~ご~め~~~~♪」

チノ「…………………………」ブルブルブルブルブル

マヤ「チノのやつ……ちょっとやばくない?あれ」

メグ「座り込んじゃって……うさぎさんみたい」

千夜「さすがにまずいかしら……」

リゼ「事情はわからんけど引き剥がしたほうが良さそうだ!」ガシッ

シャロ「ふぁっ!り、りじぇしぇんぱい!」

リゼ「次はココアの方に行ってくれ」

シャロ「りょ~かぃしましたしぇんぱぁい♪」

マヤ「チノーシャロはあっちいったぞー」

メグ「だいじょうぶ?」肩ぽん

チノ「ッ!」ビクンッ

メグ「だめみたい……」

ココア「チノちゃん……グスン」 

シャロ「ココアー!あっそぼー!☆」

ココア「シャロちゃん……コーヒー酔いしてるんだ……」

シャロ「こないだねー!千夜がうちにお泊りきたときに二人でダンディライオン飲んだら、夜中に二人でおもらししそうになってトイレ争奪戦になったのー!ココアも飲んで参加しよー!」

千夜「ちょっとシャロちゃん!?あのことは二人だけの秘密だって!///」

リゼ「き、聞かなかった……聞かなかったから……///」

マヤ「高校生になってもおもらしするんだなー」

メグ「ねー」クスクス

千夜「未遂よ!?」

シャロ「チノちゃーん!ダンディライオンを二人分おねがーい!」

リゼ「ここはコーヒーの店だ!」

ココア「……」

シャロ「ココアったらー?元気が足りないよ!わたしの元気を分けてあげるわ!」ギュッ!

ココア「…………こんなに酔っちゃって……かわいそう」ギュッ

チノ「!?」

リゼ(おっ?ココアがシャロを抱きしめたらチノが反応したぞ)

千夜(今日初めてチノちゃんのびっくりした顔を見たわ)

メグ(なんだかココアちゃんから素敵な雰囲気を感じる……これがお姉ちゃんの魅力かな~?)

シャロ「かわいそうじゃないよ!わたしは今すごーく幸せよ~!」ギュウッ

ココア「酔ってるときは幸せだよね…………」ナデナデ

シャロ「今日のココア、なんだかミステリアスなお姉ちゃんみた~い」

ココア「お姉ちゃんになれないよ私なんて・・・・・・」ギュウッ

シャロ「ココアの身体あったかーい……むにゃむにゃ……」

ココア「チノちゃんもあったかいよ・・・・・・」そっ……

チノ「!?!?」

千夜「シャロちゃんの頬に手を添えて……まさか!?」

リゼ「も、もしかして……///」

シャロ「あー友キス?しちゃう?しちゃう?ココアなら大歓迎よ~……むにゃ…」

ココア「チノちゃん・・・・・・」すっ……




チノ「ココアさん!!キッチンの後片付けをさぼらないでください!!」



ココア「はっ!」

シャロ「むにゃむにゃ…………はにゃららら……」

千夜「リゼちゃん申し訳ないけど、シャロちゃんをお客さん用の席で休ませてくれる?」

リゼ「あ、ああ……(友キス……そういうのも流行ってるのか……)///」

マヤ「メグ、聞いた?チノのあんな大きな声、初めて聞いたよ」

メグ「悲しそうな顔してたね~……」

マヤ「チノ……友キスを妨害してまで、ココアのこと誰にも盗られたくないんだなー」

メグ「大好きなんだねー」

千夜「やっぱりチノちゃんとココアちゃんはお互いのことで悩んでたのね♪」

リゼ「それは最初から解りきってたような……」

チノ「……………………」ズーン……

ココア「最低だ……最低だ私……最低……」ズーン……

リゼ「というわけで二人の悩みを探し出す千夜発『ヒーローラビット』大作戦は見事に失敗したわけだが」

マヤ「ひーろーらびっと?」

メグ「知ってる~たしか地雷を探すお仕事してるうさぎだよ」

マヤ「勇敢だな!」

リゼ「チノはどういうわけか身体的接触を極度に恐れて、ココアは無根拠な『お姉ちゃん』役への自信を失ってるし……」

千夜「もう二人に直接訊いたほうが速いかも……」

リゼ「私に尋問官のスキルがあればすぐに解決できたのに…………」

マヤ「尋問はダメじゃね?」

シャロ「Zzz……………りじぇしぇんぱいの尋問…よろこんで……むにゃむにゃ……Zzz……///」

ココア「はあ・・・・・・」

チノ(気分が……トイレに…………)ふらふら

マヤ「チノって普段から眠そうな顔してるけど、今はさらに眠そうな顔してる」

メグ「マヤちゃんそれはひどいよ……」

リゼ「顔か……。私がラビットハウスでバイトするようになったときは、チノは終始緊張した顔もちだったな」

マヤ「私らが声かけたときは暗くて反応薄かったよなーメグ」

メグ「そうだったねー。チノちゃん一人ぼっちで可哀そうだった」

リゼ「あれ?じゃあ私にだけ緊張してたのか……年上だから仕方ないか」

ティッピー(いやリゼが終始軍学校の学生みたいな態度を取っておったからじゃろ)

メグ「今のチノちゃん、出逢った頃より落ち込んでるような……」

マヤ「ココアと何があったんだろうなー」

千夜「こうなったらみんなで二人を問いただしちゃいましょう!特攻玉砕する気で!あらっ、届かないわ!」ぴょんぴょん

リゼ「みんなで尋問は流石に可哀想……ってどうしてうちの店のシーリングファンを盗ろうとする?!」

千夜「まずは形から……」ぜえっ、ぜえっ

リゼ「何のだ!?」

青山「千夜さん、私の勘定を忘れて甘兎庵を抜けないでください~」

甘兎庵店員「お勘定済ませてもらわないと困りますよ青山さん!」

千夜「あっ、青山さん……いけない、疲れが……ガクッ」

青山・甘兎庵店員「千夜さーん!」

リゼ「ややこしいからお前ら甘兎庵に帰れ!」

チノ「………………」

チノ(そっとしておいて欲しいときに限って、マヤさんもメグさんもみんな、騒ぐ……)

チノ(誰かに身体を触られると温かくて、すぐにあの晩の怖いココアさんを思い出してしまう……)

チノ(私はもうココアさんのことを恐怖の対象としか見れない……私に無理矢理あんなことやこんなことをして、動けないようにのしかかって色々と……)ブルブル

チノ(今日だってバイト中ずっとココアさんを意識してしまった……ココアさんが怖くて、距離を取ろうとして……)

チノ(これからずっとこんな状態じゃ、仕事にならない……)

チノ(ココアさん…………)

マヤ「チノ!千夜とシャロが帰るから、私たちも帰るわ!」

メグ「じゃあねチノちゃん……お元気でね」

チノ「さようなら…………」

マヤ「……チノ!今日まで色んなチノの顔を見てきたけど、今日の顔はとくに眠そうだぞ!」

メグ「今言うことなのぉ!?」

チノ(眠くないのに…………)

マヤ「私の中でチノのレアな顔ランキング一位は、身長伸ばそうとして嫌いな野菜に挑む顔!二位は」

チノ「それ以上言ったらマヤさんの口にティッピーを詰めます」

ティッピー「なに!?」

メグ「ティッピーお口に合うかなー?」

マヤ「今日やっとチノと会話が成り立ったぞメグー!」

メグ「良かったー」パチパチパチパチ

チノ「私はそっとしといて欲しいのですが……。そんなにうれしいですか……」

メグ「うれしいよ~?」

マヤ「だって私たち友達じゃん!チノと話せなくなったら号泣するぞ!」

マヤ「ごおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおりゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

チノ「何の怪物の雄叫びですか……」

メグ「マヤちゃん誇張しすぎだよ~グスン、グスン」

チノ「メグさんは本気で泣かないでください!?」

マヤ「まあ、チノは何か悩んでて、今は話したくないだろうけどさ?話したくなったら私らに話してくれよな!」

メグ「待ってるからね?」

チノ「メグさん……マヤさん……」

マヤ「だからそのときはチノのレアな顔ランキングを更新してくれな?!」

メグ「えぇ!?○ □ ○」

チノ「感動が台無しです」

リゼ(やっぱ同年代の友人がいる、て良いな……)

ココア(やっぱり……私がいない方がチノちゃんは……)

夜、キッチン!


鍋「グツグツ」

チノ(メグさんやマヤさんのお気持ちはうれしい……)

チノ(けど、二人には話せません。誰にも話せません。話してしまえば、ココアさんが性犯罪者に見られて嫌われてしまいます……)

チノ(そんなことを私は望んでない……)

チノ(いえ実際ココアさんはレイプ犯だけど……)

チノ(ココアさん……)

チノ(ココアさん、仕事上がってからずっと私を避けて部屋に引き籠もったまま……夕ご飯食べないかもしれない)

チノ(お風呂は入るのかな……歯磨きは忘れちゃだめですよ……)

チノ(……変な話。レイプ被害者の私が加害者のココアさんを心配するなんて)

チノ(私はココアを嫌いになったんじゃない……むしろ……)

チノ(でも、怖い。あの晩の、私の全身を無理矢理舐め回すココアさんが、どうしても頭から離れない……)ドクンッ

チノ(ココアさんの熱い体温、ココアさんの甘い匂い、ココアさんの興奮した声、ココアさんのほてった桃色の肌、ココアさんのどろどろの涎の味、)ドクンッ ドクンッ

チノ(ココアさんの、私を逃がさないよう伸びた腕、圧し掛かった全身、無理矢理股を開くために差し入れた足、)ドクンドクンドクンドクンドクン

チノ(強引に口を開くために入れた指、口内を不気味に蠢く舌、全身を這う指、)ドクドクドクドクドクドク

チノ(朦朧とした意識の中、大切な所を撫で回す手、初めてを奪う指、中を蹂躙する指、悪魔のような囁き)ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ

チノ「うぐぅっ………げぼっ、ごほっ、……お゛お゛っ!!!!」


 びちゃびちゃびちゃっ……


チノ「ひゅー……ひゅー……けふっ……」

チノ(人前で吐かなくてよかった……お客さんの前で吐いてたらみんなに問い詰められてたと思う……)

チノ(そしたら必然的にココアさんが責められてた…………)

水道「ジャーーーーーーーーーーーーーーーー」

ゴミ袋「ガサガサガサガサガサガサ」

チノ「ゲロの処理はこれでよし、と。慣れてきたことを喜んでいいのやら、悲しむべきなのやら……」

チノ(ココアさんは……ココアさんはレイプのことを後悔してる。それは十二分に解ってる、昼間の様子からも、今の様子からも)

チノ(私はココアさんを赦したい……。私がココアさんを悪者だと思ってなくても、ココアさんが自分を悪者だ、て責め続ける……)

チノ(だから今の問題は、ココアさんを赦したくてもトラウマを負って動けない私……なのかな)

チノ(ココアさんと目が合うだけで、身が竦んでしまうこの私が……なんとかしないといけない。でもどうしたらこのココアさんへのトラウマを治せるんだろう……)

チノ(そっか、ココアさんについての悩みで他の人に話せないなら、ココアさん本人に悩みを聞いてもらえばいいんだ)

鍋「グツグツグツグツ」

チノ「少し気分が軽くなった気がする。吐いた後だからお腹も空いてきた」

チノ「ココアさんは未だキッチンに来ないので、先にシチューをいただこう。腹が減っては戦はできない」

チノ「って汁が茶色い!?この匂いはホットココア!?!?ホットココアにジャガイモと肉と玉ねぎと人参が浮いてる!!なんで人参なんて入れてる私?!あっシチューの素を箱から出さないまま放置してた!!」あわわわわわわわわわわわわわわあわわわわわわわわわわ 

ココア部屋前


チノ(ホットココア煮込みがとても食べれたものじゃなかった……)オエッ

チノ「ココアさん?起きてますか?」

扉越ココア「チノちゃん…………」


  カタン……


チノ「!」ビクッ

チノ「(ココアさんが近づいてくる音!)う、動かないでください!!」ビクビク

扉越ココア「チノちゃん……今までごめんね……今責任とるから……うっ…うう…」

チノ(ココアさん……そんなに苦しめてごめんなさい。私がトラウマに負けず話を聞いてあげていたら……)

扉越ココア「う゛っ……うう……」

チノ(今扉を開けてもココアさんが襲ってくることはないはず……ココアさんを信じないと)

扉「キイ・・・・・・」

チノ「ココアさん……もう自分を責めないでくださ、って首を吊ろうとしてる!?!?」

ココア「ぁ……ごめん……ね……」

チノ「なにやってんですか!!バカですかぁ!!!」


 そのときのチノの行動は速かった。チノは扉を開け放ち状況を一瞬で分析した。保登心愛は椅子を台にし、天井から吊るした縄で作った輪に、まさに首をかけようとしていたが、縄の長さを間違えたのか台の高さを間違えたのか、首が縄の輪まで届かず必死に背伸びしてかけようとしている。椅子の下には遺書らしき紙が一枚置かれている。
 状況分析を終えたチノは直ちにココアへ駆け寄り、ココアの胴へしがみつき、駆けた勢いのまま椅子ごとココアと共に床に倒れた。


ココア「いったーい……床に頭打ったぁ……」

チノ「ばか……ばか……」ギュッ

ココア「あたた……チノちゃん……」

チノ「なにも死のうとしなくったっていいじゃないですか……」

ココア「ごめんね……ごめんね……」なでなで

チノ「ヒッ!!」ビクンッン

ココア「あ……」

チノ「ぅ、動かないでください!」ブルブル

ココア「怖いよね……お姉ちゃんどころか、もうチノちゃんに触る資格なんて私にないよね……離れるよ」

チノ「離れないでください……」ギュッ

ココア「どうして……?私が傍にいるから、チノちゃんはこんなに怯えてるのに……」

チノ「ココアさんは大きな勘違いをしてます……」ブルブル

ココア「勘違いなんて……現に私がチノちゃんをレイプしてから、チノちゃんはこんなに変わっちゃった……」

チノ「そうです……ココアさんが私をレ…無理矢理シてから、ココアさんのことが怖くてしょうがありません」ブルブル

ココア「だったら離れて……!私がいない方がチノちゃんの幸せに……」

チノ「でもココアさんが好きです!!」ギュッ

ココア「……!」

チノ「私だってココアさんが好きです……あの晩より前からずっと」

チノ「急に私の前に現れて、変な行動に走って、私を巻き込んで、ときどき知らない人を連れて来て友達になって、」

チノ「突然お姉さんぶり始めたり、なのに幼い行動が目立って、でもやっぱり突然本当のお姉さんに見えたりして」

チノ「毎日のようにスキンシップを取ってきて、ココアさんに触れたところがあったかくて、でも恥ずかしくなって拒んで、なのに突っぱねた手もあったかくて……」

チノ「会ったことのないのに私のお母さんのことを大切にしてくれて……、私にお母さんの思い出を思い出させてくれて……」

チノ「私の気持ちをあっちこっちにかき混ぜて……あったかくしてくれました……」

チノ「どうして好きにならないことがあるんですか……」ギュゥッ

ココア「チノ……ちゃん…………」

チノ「女の子同士ですがそんなの関係ありません……私はココアさんが好きです……」

ココア「そうだったんだ……ありがとうチノちゃん……それなのに私は、チノちゃんをレイプした……!」

チノ「もう自分を責めないでください!」

ココア「でも……でも……」

チノ「わるいのは私です……ココアさんが持ってきたジュースをチューハイと気づかなったから……」

ココア「ほんとにごめんなさい……」ナデナデ

チノ「ヒッ……」ビクンッ

ココア「あっゴメン!動いちゃダメなんだよね……」

チノ「…………そうです。動いちゃだめです」のそのそ

チノ「……ココアさんの胸……やっぱりやわらかくて…あったかい……」ブルブル……

ココア「チ、チノちゃん……?まだ私のこと怖いでしょ?無理しないで離れて……?」

チノ「いやです……」ブルブル……

ココア「私に怯えてるチノちゃんなんて見たくない…………」

ココア「あっ、わかった……。もう自殺なんて考えないから、チノちゃんのためにも離れて、ね?」

チノ「いやです……」

ココア「チノちゃん……」

チノ「苦手なものがあっても、目標を達成するために克服するんです……」むにむに

ココア「チ、チノちゃん!?くすぐったいから、あんまり胸の上で動かないでほしいな……///」

チノ「そんなの知りま……せんっ」もふもふ

ココア「チノちゃん……?///」

チノ「もうココアさんを絶対に離しません」ギュッ

チノ「今度は私がココアさんを自由にする番です」

ココア(――それから一時間ほど、チノちゃんは私の胸に顔を埋めて震えていました)

ココア(チノちゃんの意図がようやくわかった気がしました。チノちゃんは今、私にたくさん触れることで私への恐怖心を必死に和らげようとしていたのです)

ココア(私は、チノちゃんのお願いの通り、チノちゃんにされるままでいることにしました)

ココア(チノちゃんはときどき私の手を強く握ったり、私の素足を撫でたり、私の胸を優しく揉んだりしました。不謹慎ですが、チノちゃんが私に積極的になってくれてうれしく思いました。くすぐったくて身をよじると、「動かないで」て注意されて、理不尽だと思うこともありました)

ココア(でもチノちゃんの小さい手から、とてもやさしくてあったかくて思いやりが伝わってきました)

ココア(やがて、チノちゃんは顔を私の胸から首元へ寄せました)

ココア(チノちゃんの髪からは女の子らしい甘い香りが薫ってきて、呼吸するたびに香りが胸を満たしました)

ココア(チノちゃんはチノちゃんで私の首元で深呼吸したり、チロッと舐めてきました。そのたびにくすぐったくて、私の身体が震えるのですが、やっぱり「動かないで」と注意されました。チノちゃんからこんな理不尽なお願いをされるのは珍しいことでした)

ココア(そんなお願いを笑って受け入れることができるのは、お姉ちゃんらしいでしょうか)

ココア(でももう私はチノちゃんのお姉ちゃんになれそうにあれません。すでにチノちゃんと一線を越えてしまっているから……)

ココア(チノちゃんはしばらく私の首元への愛撫を続けていました。そうしているうちに、チノちゃんの身体の震えが少しずつ弱まっていくのを感じました)

ココア(そして、チノちゃんは首元から顔を離し、とうとう私と目を合わせました)

ココア(今まで隠れて見えなかったチノちゃんの顔は、風邪でもひいたように紅潮していて、弱弱しくて、息が荒くて、その息が甘くて、とても煽情的でした)

ココア(それでも私は身体を動かしてはダメだから、この胸の疼きを押しとどめないといけません)

ココア(チノちゃんは私と目が合うと、すぐに目を強くつぶって、数秒すると唇を結んで、また目を合わせて、つぶって、を繰り返しました)

ココア(その顔の変化を見ていると、あの晩のチノちゃんの怯えた顔と悲鳴が聞こえてきて、胸が痛くなって仕方ありません)

ココア(この胸の痛みを、私は受け入れなきゃいけない。これこそが、チノちゃんへ抱いている罪悪感の証だから)

ココア(私と目を合わせることに慣れてきたのか、やがてチノちゃんは自然なまばたきをして、私を見つめてきました)

ココア(チノちゃんの息遣いは落ち着きましたが、それでも鼻息が私の鼻腔に届いてきました)

ココア(正直、ここまで焦らされると、私の胸もお腹も疼いて止みません。目と鼻の先に愛しい人がいるのに動いちゃいけないなんて、どれだけ残酷な罰でしょう)


チノ「ココアさん…………」ギュッ


ココア(そんな私の切ない感情が伝わったのでしょうか。チノちゃんが私の肩を強く掴むと、少しずつ、少しずつ、顔を寄せてきました)

ココア(やっと私は赦される……そう安堵しました。全身から力が抜けていきます)


チノ「っ………………」


ココア(ですが、あともう少しで唇を重ね合えるというのに、チノちゃんは止まってしまいました)

ココア(ここまで来ては我慢できません。お姉ちゃんの資格はもうないかもしれないけど、今だけはお姉ちゃんらしくリードしてあげたい)

ココア(とまどうチノちゃんに私は微笑むと、私の首を若干持ち上げて、自分から、チノちゃんと唇を重ねました)

ココア(するとチノちゃんの目が見開き、すぐに私から身体を離しました。私は照れ隠しに「えへへっ」と声に出して微笑んでみせました。チノちゃんは頬を膨らませて私の部屋の枕を取ってくると、私の顔面にぐりぐりと押し付けました。危うく窒息させられるところでした) 

次の日、ラビットハウス!


ココア「チノちゃーん!もふもふしていーい?」

チノ「お会計の仕事がくるまででしたらどうぞ」

ココア「うわーい!」もふもふ

チノ「ふふ、あたたかいです」

リゼ「こ、これはいったいどういうことなんだ……」

千夜「あらあら、ほほえま~」 ←暇

シャロ「チノちゃんがココアの妹みたいに……!」 ←暇

マヤ「チノの奴、朝からニヤニヤしてて変だったのはこれが原因かー」

メグ「いいなあチノちゃん……♪」

リゼ「なあ……私のバイトが終わってから二人に対して何かしたか?」

千夜「私はなにも~」

シャロ「私も……下手に二人の問題に口出さないほうがいいと思いました」

マヤ「あたしらも何もしてないよなー」

メグ「ねー」

リゼ「じゃあ二人の間で解決したってことなのか……。いやそれにしても一晩で関係が変わりすぎだろ!」

千夜「いいじゃない?二人とも幸せそうなんだから、詮索はよしましょう?」

リゼ「そ、そうか……」

千夜「ちなみにココアちゃんは授業中ずっとスマフォで誰かと連絡を取り合ってたわ♪」

マヤ「チノもずっとスマフォいじってた!」

シャロ「そ、それってもう相手が確定してるようなものじゃない!」

メグ「ココアちゃんとチノちゃん仲良し~ ○ □ ○」

リゼ「やっぱり異常だ!」

シャロ「で、ですよね先輩!(私もリゼ先輩とそういうことしたかったけど、リゼ先輩にとっては異常なことかあ……)」

ココア「チノちゃん、チューしていい?」

リゼ「チュー!?///」

チノ「こ、ここでですか///」もじもじ

ココア「もう、紅くなっちゃって~。何考えてるの、ほっぺにだよー。ほっぺにちゅー」

チノ「ほっぺ……しょ、しょうがないですね///」

ココア「ちゅっ♪」

チノ「///」

千夜「キマシタワー」

シャロ「な、な、なななな、なな……///」

マヤ・メグ「チノが素直になってるー……!」

青山「バリスタ見習い娘たちの行き過ぎた姉妹仲……きました!次の薄い小説のアイディアが!」

リゼ「チ、チノ!いくら仲直りして姉妹っぽく振る舞いたいからって、お客さんの前でそんなこと……!///」

千夜「チノちゃんはすっかりココアちゃんをお姉ちゃんと受け入れてるのね~♪」

メグ「わ、わたしもココアちゃんをお姉ちゃんだと思ってるよ!」

マヤ「チノと張り合う気かメグ!」

シャロ「ま、まあチノちゃんが納得してるなら良いと思うわ」

チノ「あの…………私にとって、ココアさんはお姉ちゃんじゃありませんよ」

シャロ・リゼ「えっ?」

チノ「恋人さんです」クスッ








ご注文はココチノですか?
Is the order a coco×cino?

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きのyk   2014年08月14日 (木) 20:06:41   ID: XLGT4fHg

素晴らしいです!

2 :  SS好きの774さん   2015年12月07日 (月) 17:32:11   ID: fGL4JvjJ

god

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