ココア「チノちゃん！お姉ちゃんって呼んで！」

チノ「…呼びませんよ」

ココア「なんで！」

チノ「えっ…」

チノ「ココアさんは本当のお姉さんじゃないです」

ココア「私は身も心もチノちゃんのお姉ちゃんだよ！」

チノ「身ってなんですか身って…」

ココア「チノちゃん！」

チノ「なんですか？」

ココア「どうしたらお姉ちゃんって呼んでくれるの？」

チノ「…ココアさんがお姉ちゃんって呼ぶようお願いしなければ呼んであげます」

ココア「分かったよチノちゃん！」

3時間後

ココア「ねぇチノちゃん…お姉ちゃんは…？」

チノ「今お願いしたので呼びません」

ココア「」

チノ(中学で物理を習いました)

チノ(が…良く分かりません…)

チノ「ココアさん」

ココア「なにチノちゃん？」

チノ「…ココアさん物理を教えて下さい」

ココア「お姉ちゃんって呼んでくれたらいいよ？」

チノ「シャロさんに教えて貰いに行ってきます」

ココア「ごめん！チノちゃん嘘！嘘だから！教えるから！」

ココア「いい？チノちゃん、まず物体が帯電すると周りに電場って物を作るの、今までは物体と物体の間に働く力について考えて来たかも知れないけどこの分野では空間から物体に及ぼす力を考えるんだよ～この考え方が今は物理学ではより本質的なものと言われているんだよ！」

チノ「ココアさんそこテスト範囲じゃ無いです」

ココア「ごめんねチノちゃん…次はちゃんと教えるから！」

チノ「今度こそですよ…」

～～～～～30分後～～～～～

チノ（分かってきた…）

ココア「基本的には接してる物の間にしか力は働かないからその力を正確に矢印で表して式を立てればいいんだよ！」

チノ（正直不安だったけど教えてもらう前より遥かに理解出来てる…）

ココア「チノちゃん？」

チノ「…すみません何でもないです」

テスト後

チノ（物理93点…ココアさんのお陰だ…）

メグ「チノちゃんすごーい私78点だったよ～」

マヤ「チノ私の倍以上点数あるじゃん」


教師「平均点は61点だぞ～しっかり復習しとけ～」

　　　～～～ラビットハウス更衣室～～～


チノ「ココアさんのお陰で物理が良く出来ました」

ココア「良かったね！教えた甲斐が有ったよ～」

リゼ「ココア、お前自身のテストはどうだったんだ？」

ココア「」ギクッ

チノ「ココアさんテスト有ったんですか！？」

リゼ「実力テストがあったって千夜がいってたぞ」

ココア「あっ、あはは…」

リゼ「ちょっと見せてみろ…これか？」ピラッ

ココア「あっ」

数学186／200
国語47／200
英語34／200
歴史36／100
物理96／100
化学81／100


リゼ「」
チノ「」

リゼ「いつも以上に理系が良くて文系が酷いな…」

ココア「でっ、でもいつも通り合計は平均だから！」

リゼ「そういう問題じゃ無いだろこれ…」

チノ「…ふふっ」

ココア「チノちゃんにも笑われた…」

チノ「まったく…」

チノ「しょうがないお姉ちゃんですね…」


おわり