【安価】咲「小鍛治健夜をハントせよ……?」 (604)

咲「なんで今さらそんなロートルプロを私が……」

トシ「嫌なら別の人に頼むけど?」

咲「ちょっと待って下さい。やらないとは言ってませんよ。

  懸賞金3億ってちょっと多すぎると思ったんです」

トシ「何も怪しくないさ。相手は元世界ランキング2位。それに敬意を評した額だと思うけどねぇ」

咲「はぁ……まあ最近退屈していたんでやりますよ」ヤレヤレ

トシ「じゃあ例によって、場所とルールは協会でセッティングしておくからね、また連絡するよ」


塞「トシさん……」

トシ「何がだい?宮永咲なら可能性はゼロじゃなかろう」

塞「……あの報告書……赤土レポートを信じるならば危険だと思うけど」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407756803


塞「宮永さん、この雀荘になります」

咲「ん」

宮永咲。アラサー。彼女はこの世界では名の知れた雀士に成長していた。

S級賞金首iPS旅団のハント、古代遺跡キリシマ神社の発掘と保護の功績によって

彼女は若くしてプロ協会の二つ星雀士の称号を得た

すこやん「あ、こんにちは」ペコペコ

咲「はじめまして、小鍛治さん。ルールはあれで良かったかな?」

すこやん「うん……半荘一回、インターハイルールのサシウマ勝負。私が負けたら二度と麻雀を打てない枷を負う」

咲「それじゃあ、よろしくね」

咲の下家に協会の人間が、上家に小鍛治側の協力者が座る。ルールにより、どちらも非能力者とする。

すこやん「でも、宮永さんから貰うもの……まだ決めてないけど」

咲「なんでもいいよ」

すこやん「じゃあ、万が一……私が勝てたらその後で決めようかな」


……

ピ ピ ピ ピ

咲「ッ!……私は……麻雀を打っていて……」フシュー

咲(白い天井……)フシュー

咲(点滴たくさん……それにマスクも……どれくらい眠っていたんだろう)フシュー

咲「だ、誰か……」

憩「んー?あ、731号さんお目覚めや~」

動けない咲のベッドにナース服の女性が近づいてきて、マスクを外して簡単な検査をしている。

咲「あ、あの……ここはどこ……ですか?」

憩「んー病院ですーぅ」

咲「あ、あの……」

憩「よし、検査は異常なしや!731号さん、あと3日で退院してもらいますから、それまでゆっくり休んで下さい。

明日の朝には歩けるようになると思いますーぅ」

咲「は、はぁ……」

憩「それじゃあごゆっくり~あ、ここは閉鎖病棟やから~外に出ようとは、思わんことやな」


咲はあたりを見渡した。隣のベッドとはカーテンで区切られて中は見えない。が、人工呼吸器の音は聞こえる。
ベッドの脇にスマホが置いてある。

咲 【状態】自力で歩けない

なにする?>>4

アカン


咲(はわわ……まずは周りをもっとよく観察してみよう)

白い清潔な病室。左隣りに患者がいるようだ。眠っているのなかな?動きはない

右手には大きな人工呼吸用の機械と、点滴バックが吊るされている。

ベッドの脇の小さな机にスマホが置いてある。

周囲はカーテンで仕切られていてまだ立ち上がれないため外にはいけないようだ。

手と、首から上は動く。特に不快感はない。

よく探ってみると、おしっこの穴に管が入っている。トイレの心配は当面しなくて良さそうだ。

咲(特に身体も痛くないし……麻酔がきいているのかな……)

なにする?>>8

雀力の確認


咲「そういえば、うっすらと麻雀を打っていたような……」

起きたてで頭が朦朧としている。

咲「んんー……んっ!」

咲は少し力んでみた。しかし何も起こらなかった。

咲(寝起きで混乱しているだけ……だよね?)

雀力 1 (京太郎レベル)

なにする?>>10


軽く走り回る


咲「んんっ~~」フゥ

咲は頑張って起き上がろうとした。しかしどう頑張っても起き上がる事は出来なかった。

咲(麻酔がきいているのかな?看護師さんは明日の朝には歩けるようになると言っていたけど……)

咲「んー!んー!」

咲はそれでも頑張って起き上がろうとした。しかし起きれなかった。

憩「なにしとるねん。明日の朝まで歩けないでー」

咲「あっ、看護師さん……早く走り回りたくって」エヘヘ

憩「お昼の検診に来ましたーどれどれ……特に問題なさそうやな、うん、順調、順調」

憩ちゃんに何を聞く?>>13

となりには誰がいるの?


咲「あの……看護師さん、隣には誰が……いるんですか?」

憩「憩でええよ。隣?730号さんのことか?」

咲「はい。私の左隣で寝ている人……」

白いカーテンの仕切られた隣からは人工呼吸器の音が絶え間なく聞こえる。

憩「ウチがここで働く前から寝たきりのおばあちゃんやで。ウチは担当してないからわからないですーぅ」

咲「そうですか……」

憩「ほなお大事にー寝る前にまた来るでー」

憩はいなくなった。

なにする?>>16

どうしてこうなったか考えてみる

咲(動けないし、少し意識もはっきりしてきたし……どうしてこうなったのか考えてみよう)

咲(まずここは病院……私は病気か怪我で入院している……)

咲(身体を触った感じ、どこも異常なかったから、病気かな……)

咲(ん?私ってそんな不健康だったっけ?うーん……活発な方ではないけど)

咲(麻雀を夢の中で打っていたような……黒い靄がかかって思い出せない)ズキン

咲(あれ?なんでまーじゃんしてたんだっけ?)ズキンズキン

咲(まーじゃん……あれ?私ってどこから来たんだっけ?)ドクンドクン

咲(何も思い出せない……頭が……痛い……)

答えは得られなかった。

なにする?>>18

カーテン越しにとなりのベッドにスマホを投げる


咲「そういえばスマホ……」

咲はスマホを手にとって見た。普通のスマホだ。

咲の指が画面に触れた。ウジュル……スマホの画面から虫が湧き出てきた。

咲「ヒッ!」

咲はスマホを放り投げた。スマホはカーテン越しに隣に入ってしまった。

咲(何今の……幻覚……だよね?)

なにする?>>22

ナースコールを押してスマホを取ってもらう


隣「」フシューフシュー

咲(はわわ……スマホ隣のおばあちゃんに当たったのかな?……不味いよね……)

咲(ナースコールは……ない……?あれ?ここ本当に病院?)

咲「看護師さーん……看護師さーん……」ヒカエメ

咲(来ない……でも病院なんだから……大声でもいいよねっ)

咲「看護師さーん!!憩さーん!!!」ハァハァ

憩「なんや大声で」

咲「スマホが!私のスマホが……」

憩「?」

咲「隣に入っちゃって……」

憩「ああ、調べてみますーぅ……あ、ありましたー」

憩「それ、大切なものだから大事にした方がええと思いますーぅ」

咲「ありがとう……ございます」

憩「さて、もう夜やな。お薬の時間や。」

憩ちゃんに何を聞く?>>25

どうしてこうなったのか


咲「あのっ……!」

憩「んー?」

咲「どうして……こうなったんですか?」

憩「それは私にはわかりませんー」

咲「そんな!!看護師さんでしょ!!」

憩「まぁまぁ落ち着いてーな。……ふむ、それじゃあ何から答えたもんか……」

咲「どうして私がここにいるのか!何の病気何ですか!」

憩「ふむ。ウチも新入りやからホンマわかりませんーでも、きっとここに来る人は何かしらの理由を抱えているんだと思いますーぅ

明日になれば歩き回れるから、この病棟にいる『赤土さん』に会うと答えを教えてくれるかもしれませんー」

憩「じゃあ、また明日の朝来ますーぅ」

咲「ぐすん」

寝る前に何をする?>>27

スマホチェック


咲(このスマホ……)ゴクリ

咲の右手には先程のスマホが握られている。特に異変はない。

咲(なんだか懐かしいような……えいっ!)

咲は勇気を振り絞ってボタンを押してみた。普通に起動した。

咲(よかったぁ……電池も3つあるし、アンテナも立ってるよぉ)

咲(調べてみよ)

咲はスマホを調べてみた。咲は機械音痴なのでアドレス帳しか開けない

メールができないのだ!

咲(アドレス帳……ほとんど友達いないなぁ……)

アドレス帳には『わ』と『ぶ』と『ま』と『ゆ』が登録されているぞ!電話をかけることは咲にでも可能だ!

咲(はわわ・・・眠くなってきた……)

咲は深い眠りについた。

隣の呼吸器の音がいつの間にか消えていることに……咲は気がついていなかった……


憩「おはようございますーぅ」

咲「ん……ふぁあ……おはよう……ございます」ムニャムニャ

目が覚めると、咲は身体を普通に動かすことが出来た。まだ点滴の管が入っているので激しい動作は難しいが……

ここちの良い目覚めだ。

憩「おしっこの管、抜いたんで、自由に歩き回れますよーぅ」

咲「あ、ありがとうございます」

憩「あと2日で退院ですね、それまでごゆっくり~」

憩はいなくなった。

咲 【状態】動き回れる 【雀力】1 (京太郎レベル)

なにをする?>>32

隣のベッドを確認する


咲「よいっしょっと」

咲は起き上がった。点滴のぶら下がった台車をコロコロ動かしながらゆっくり移動できる。

咲(んー……身体は特に何の問題もなさそうだね)

咲(あれ?隣のおばあちゃん?の呼吸器の音が聞こえない……)

部屋には二人分の入院スペースしかなさそうだ。

咲(……)

隣のベッドはカーテンで仕切られている。咲はそーっと中をのぞいてみた。

咲「あは……誰もいない…………病室……移ったのかな?私が寝ている間に……」

隣のベッドは綺麗に掃除されていた。誰も居なかった。

なにをする?>>36

身体をほぐす


咲「うんしょっ、うんしょっ」ノビノビ

咲は身体をほぐし始めた。

咲(久しぶりに起きたから、ちょっと全身凝ってるねっ)

咲(これは本格的にストレッチしなくちゃ……)

ストレッチ運動を開始した

咲「んっ……んっ……」

咲「ふぅー……」

身体が快調になった。全盛期の力にほんのちょっぴり近づいた。雀力1アップ!(もうストレッチじゃこれ以上アップできないぞ!雀力1の時だけだ!)

咲「……そろそろ昼時……だけど憩さん来ないね……」


なにする?>>39

歩き回ってみる

咲「歩きまわってみよう」

咲「部屋の外に……出てもいいよね?特に何も言われてないし……」

咲は恐る恐る部屋の外に出た。普通の病院の入院病棟だ。ただし窓はない。

咲(閉鎖病棟って言ってたし……そういうものなのかな?)

咲は歩き始めた

廊下は一本道で、片奥は壁、もう片方は扉があった。

扉には、銀行の金庫に使われているようなドアノブがついていて、咲の今の雀力では開けられなさそうだ……

部屋は9つあった。1から9まで。咲の部屋は7番だ。

咲「白くて殺風景な廊下……誰も他に歩いていない……ね」

さすがに他の部屋に入る度胸は咲にはない。咲は病室に帰った……


咲「ひっ!!!!!!!!」







病室に帰ると、一人の女が立っていた。

???「……」

咲は慌てて自分の部屋から飛び出した。

咲「やばいよ……やばいよぅ……影が濃くて顔見えなかったしぃ……」

どうする?>>43

扉越しに話しかける

咲(……よしっ)

咲「あのー……どちら様ですか?」

???「……こかじ……を……ハント……よ……」

咲「こかじ?こかじさん?」ズキン

???「インターハイ……二回戦……私は……あの時……」

咲「あのー……」

???「ああ…すまない……私は……赤土というものだが……」

咲「赤土さん……憩さんが言っていた……」ズキンズキン

赤土「……2日目か……ふむ……」ニュ

ドアの隙間から手が出てきた。青白い、不健康そうな手だった。

赤土「……これを君に渡すように……に頼まれている……」

ボロボロの巾着袋が赤土から咲に渡された。

咲「あの!色々、教えて下さい!」

赤土「……」

咲が病室に入ると、赤土は幽霊のように消えていた。

咲(おしっこ漏れそう……)ブルッ

巾着袋を手に入れた!中にはゲットしたアイテムを3つまで保存できるぞ!

咲「中には……10円玉と7ピンと釘?……ゴミばっかりだね……」

どうする?>>45

使えそうなものとそうでないものに分ける


咲(使い道……10円玉は……何か購入できるのかな?)

咲(7ピンは……麻雀牌……懐かしい……感触……)ズキン

咲(釘……錆びてる……一番使えなさそう……)

咲「……時計も窓もないから何時かわからないよぅ……」

プルルルル……プルルルル……

咲「ひっ!」

咲(スマホが……鳴ってる……出ようかな……)

誰からの電話?>>47

トシさん


咲(非通知だけど……えいっ)

咲「はい、もしもし」

トシ「……繋がったね……まさか繋がるとは……」

咲「あのぅ……どちら様……ですか?」

トシ「熊倉トシ……覚えてないのか?……アンタの古い知り合いさ」

咲(その割には声がおばあちゃんだなぁ……)

トシ「私の言うことをよーく聞いて……そこをすぐに脱出するんだ、急いでくれ」

咲「脱出?明後日には退院できますよ」

トシ「時間がない、そこを脱出するためには【許可】【手段】【資格】【契約】最低限、4つ必要だ」

咲「え?」

トシ「もう1つくらいは手に入れたんだろう?」

咲「何を言っているんですか……」

トシ「ああ……時間が足りない……」

電話は切れた。

なにをする?>>49

他の部屋に入ってみる


咲「脱出……かぁ……憩さんに会った時にそれとなく聞いてみようかな……」

咲「まだ眠くないし、他の部屋を探してみよう……」

コンマが80だったので、8番の部屋に咲は入ってみることにした。

こんこん

咲「失礼します……」

咲「うっ……なに、この匂い……」

魚の腐ったような匂いが8番の部屋にこもっていた。

「あぁ……うぅ……」

ベッドに一人の老女が腰をかけて座っていた。

咲「だ、大丈夫ですか!!」

はやりん「……だいじょ……うぶ……」

咲「そうは見えません!……でも……どうしたらいいんですか……」ナミダメ

はやりん「……もう少しで……明後日……だから……」

咲「退院ですか?あなたも、退院できるんですか?」

はやりん「……あぁ……うっ……」

はやりん「……雀力を……高める方法……知りたいよね……」

はやりん「薬を……買う……雀力は……あがる……薬は……憩から……買える……」

はやりん「はやりんの……麻雀講座……聞きたかったら……明日も来てね☆」

咲「ひっ……」

咲は8番の部屋から出た。

咲「ふあぁ……」

咲(眠くなってきた……)


咲「脱出……かぁ……憩さんに会った時にそれとなく聞いてみようかな……」

咲「まだ眠くないし、他の部屋を探してみよう……」

コンマが80だったので、8番の部屋に咲は入ってみることにした。

こんこん

咲は寝ぼけ眼をこすりながら自室のベッドに戻った。横になると……

憩「おばんですーぅ 今晩の検診やね~ ふむ、順調、順調」

憩「これなら明後日には退院できそうやね」

咲「……」

憩ちゃんに何を聞く?>>53

やっぱりこのまま待ってたらアカンのね


咲「やっぱり……このまま待ってたら……駄目なんですか?」

憩「ん~?何がアカンの?」

咲「……」

憩「……まだアンタは1つも手に入れて……ないんやね……」

憩「ほなまたな明日の朝来ますぅー」


寝る前に何をする?(ベッドの上から移動不可)>>55

瞑想


咲「……特にやることもないし、瞑想しよう」

咲「ムムムッ!」

咲の雀力が1あがった!

咲(今日は色々な人に出会えたな……明日ももっと素敵な出会いが……あるよね?)

咲は深い眠りについた。


憩「おはようございますーぅ」

咲「むにゃむにゃ……あっ……わたし……まだ入院して……」

憩「いい夢見れましたー?」

ここちの良い目覚めだ。

憩「それじゃあ今日でもう点滴は抜きますねー」ヌキヌキ

憩「明日で退院ですね、それまでごゆっくり~」

憩はいなくなった。

咲 【状態】走り回れる 【雀力】3 (京太郎レベル)

咲「今日も素敵な出会いがあるといいな♪」

咲は廊下に出て、病室をくまなく探してみることにした。


廊下では一人の少女が咲を待っていた。

咲「あれ?」

池田「よォ、清澄の」

咲「……どちら様……でしたっけ」

池田「嫌味か?」

咲「……」ジーッ

池田「まぁいいし。ここで会ったが百年目、勝負しろい!」

咲「えぇ!?」

池田の雀力>>61のコンマ/2

咲より大きければ池田まさかの勝利

えい


【池田の雀力】 45

咲「ふぇぇ……いきなり勝負なんて……」

池田「問答無用だし!あの時の恨み、忘れる訳ないし!」

咲「わ、私は何も……!逆恨みはやめてよぅ……」

池田「覚悟!!」

池田の右ストレートが咲の顔面にめり込む。(麻雀を戦闘風に描写)

咲「げふっ!」

池田「オラァ!オラァ!オラァ!!」ドドドドド

池田の拳のラッシュが咲の腹を穿つ。

咲「りん……しゃ…ん…」

池田「遅いッ!」右回し延髄蹴り

咲「ぐぱぁ」

……咲の意識はそこで途絶える。

池田「バカヤロウ……弱いお前に……勝ちたいワケじゃないし……」



ピ ピ ピ ピ

咲「ッ!……私は……麻雀を打っていて……」フシュー

咲(白い天井……)フシュー

咲(点滴たくさん……それにマスクも……どれくらい眠っていたんだろう)フシュー

咲「だ、誰か……」

憩「んー?あ、732号さんお目覚めや~」

動けない咲のベッドにナース服の女性が近づいてきて、マスクを外して簡単な検査をしている。

咲「あ、あの……ここはどこ……ですか?」

憩「んー病院ですーぅ」

咲「あ、あの……」

憩「よし、検査は異常なしや!732号さん、あと3日で退院してもらいますから、それまでゆっくり休んで下さい。

明日の朝には歩けるようになると思いますーぅ」

咲「は、はぁ……」

憩「それじゃあごゆっくり~あ、ここは閉鎖病棟やから~外に出ようとは、思わんことやな」


咲はあたりを見渡した。隣のベッドとはカーテンで区切られて中は見えない。が、人工呼吸器の音は聞こえる。
ベッドの脇にスマホが置いてある。

咲 【状態】自力で動けない

なにをする?>>66

スマホを慎重に確認する


咲「頭が重いよ……意識が朦朧とする……」

咲「スマホ、スマホ……」

咲はスマホに手を伸ばした。

咲「アドレス帳を慎重に確認……間違って電話をかけないように……」

咲は慎重にアドレス帳を確認した。

咲「登録されているのは『わ』「ぶ』「ま』『ゆ』の4人だけ……私、本当に友達少ないなぁ……」

咲「……」

咲「あれ……この文字……見てると……涙が……止まらない……」

なにをする?>>68

ぶ と連絡を取る


咲の大きな瞳から一滴の涙がスマホに落ちた。

プルルルル……プルルルル……

咲「はわわっ!間違えて電話かけちゃったよ……」

咲「切らなくちゃって、どうやって切れば……」アワアワ

???「はーい、もしもしぃー」

咲「あ、あの、すみません、ま、間違えて……」

???「……その声……咲?」

咲「……はい……私は……宮永……咲です」


???「やだっ……ちょっと……信じられないわ……」

電話先の人物の声がうろたえているのが咲にもわかる

咲「あの……すみません……記憶が曖昧で……」

久「私っ!竹井久よっ!覚えてないのっ?」

咲「……はい」

久「あなたねぇ、私たち、どれだけ心配したことかっ」

咲「すみません」

久「で、今、どこにいるの?」

咲「……病院……のような所にいます……記憶が……曖昧なんです」

久「はぁ……でもっ、生きてて……本当に良かったぁ……」

咲「え?」


久「私たち、同じ麻雀部だったの。私が先輩で、あなたが後輩」

久「長野の小さな高校の麻雀部だったけど、私たちはあの夏、インターハイに出場できた」

久「それどころか、なんと優勝までしちゃってね。まぁ半分くらい私の功績だけど?」

久「……それから咲は……お姉さんに会いに行くって言って……」

久「思い出せない?」

咲「は、はい」

咲(私にお姉ちゃんなんて……いたんだ……)


久「それからもう何年かしら。私ももう自分の年を数えたくない年齢なんだけど」

久「結局、咲は死んだことになっちゃってねー……みんな口には出さなかったけど」

久「なんだか、それからみんなと気まずくなってさ……って、私の話はいいかっ」

咲「あ、あの!」

久「何?」

部長に何を聞く?>>72

私をどう思ってるか


咲「竹井……さん」

久「なぁに、咲。久でいいわよ」

咲「私のこと……どう思っていますか?」

久「んー……一番迷惑かけた後輩」

咲「っ……」

久「でも…ザザ…あなたが居たから、私たちは…ザザザ…あの舞台に立つ【資格】を得た」

久「感謝ザザザ…るわ、咲ザザザ……ピー」

咲「部長っ!」

久への電話はノイズが混じって切れてしまった。

咲「部長……って……あの人、部長さんだったの……かな?」

なにする?>>75

知り合い捜し


咲「知り合い……探してみよう……なんとか外に連絡……取りたいし……」

咲「でもっ……力が入らないっ……」

咲はベッドから起き上がることができなかった。

赤土「……」

咲「あれ?あなたは…?」

赤土「1日目はどうしても動けないんだ」

咲「お見舞い……ですか」

赤土「いや…まぁそんなところか」

赤土「……これを……」

赤土からボロボロの巾着袋を貰った。

咲「10円玉と7ピンと釘?……ゴミ……?」

咲「そんなことより、知り合いを……!」

赤土「ここにいる人なら呼んであげるよ」

咲は誰の名前を告げる?>>78

いくつかの重要人物は呼べないぞ!


咲「憩さんを……お願いします」

赤土「わかった……といってももうすぐ昼だから呼ばなくても来ると思うけどね……」

赤土はいなくなった。

しばらくすると憩がやってきた。

憩「『赤土さん』に会えたみたいやね~私は呼ばなくても時間になればくるでー」

憩「お昼の検診に来ましたーどれどれ……特に問題なさそうやな、うん、順調、順調」

憩ちゃんに何を聞く?>>81

憩さんはどうしてここで働いてるか


咲「憩さんは……どうしてここで働いているんですか?」

憩「んー?生きるためですーぅ」

咲「あ、あのそういうんじゃなくて」

憩「はは~ん、咲ちゃんは、キャバクラで女の子にそういう事聞くタイプなんやな~」

咲「うぅっ……」

憩「冗談冗談マイケルジョ~ダン」

憩は答えをはぐらかして消えていった。

なにする?>>83

『わ』に電話


咲「さっきは……久さんから重要な何かを得られた気がする……」

咲「こんどはこの『わ』って人に電話してみよう」ニヒヒ

咲は味をしめた!

プルルルル……プルルルル……

???「はい、もしもし」

咲「あ、あの!私だよ、私!」

???「はぁ……どちら様ですか」

咲(声だけでわからないってことは、そんなに親しくないのかな?)

咲「み、宮永咲でしゅ」カミカミ

和「宮永?私の知り合いにそんな人、居ませんが」

咲「えっ……それは……すみません……」ペッコリン

和「新手の営業ですか?それとも詐欺ですか?【契約】はしませんから!」

ガチャン

電話は切れてしまった……

咲(登録されている人は友達ってわけじゃ……ないんだね……)ションボリ

何をする?>>87

安価に文句つけるなら見なきゃいいのに


咲「……それにしても怒ってた……よね?」

咲「詐欺……とか言ってたし……もしかしたら、警察に通報されるかも」ガクガクブルブル

咲「うぅ……どうしよ……」

咲「謝ろうかな……でも怖かったよぅ……もし向こうからまた電話かかってきたら」ブルッ

咲「……着信拒否……やり方分かんないや……でも電話番号くらいは私でも消せるもんっ!

  ついでに……履歴も……消しとこ…あっ、よく見たら着信拒否簡単に出来る……

  履歴消すついでにやっとこ」

咲は和との連絡手段の一切を絶った!

ただし、咲にあまり難しいスマホの操作はできないぞ!今回はラッキーだったのだ!

なにをする?>>93


咲「憩さんに会って……もっと話を聞きたい……」

咲「でも、動けない……ナースコールもない不親切な病院だし」

咲「憩さーん!憩さーん!!」

咲は大声を出してみた。

憩「なんやなんや、うるさいなぁ」

憩が現れた。

咲「……優しいんですね。あと暇なんですね」ボソ

憩「……お仕事ですからー」

憩に何を聞く?>>下


咲「憩さん……ここって病院ですよね」

憩「せやでー」

咲「お金とか……払わなくて大丈夫なんですか?こんな沢山点滴してもらって」

憩「んーそんな心配、せんで大丈夫ですーぅ」

憩「でも……お金があれば……いい薬、買えるでー」

咲「ほ、本当ですか!」

憩「大阪人、嘘つかない。このとびっきりの注射薬を点滴に混ぜると……」

咲「」ゴクリ

憩「なんと麻雀が強くなるんですーぅ 気になるお値段は……一本10万円ですーぅ」

咲「そ、そんな大金ないよ……」

憩「でも、今回は特別価格、一本10円で打ったるでー大阪人は気前がいいんですーぅ」

咲「買った!」

咲は赤土からもらった巾着袋から10円玉を取り出して憩に渡した。

雀力アップ>>下のコンマ が今の咲の雀力3に加算されるぞ!



憩「はい、お注射」

咲「んっ……」

憩「気分はどーお?」

咲「少しだけ……昔の自分を取り戻せた……気がします」

咲の雀力が53にアップした

憩「さて、もう夜やな。ついでに夜の検診と、新しいお薬入れときますね」

咲「また強くなれるんですか」ワクワク

憩「強くなる薬は高いんですーぅ……また10円稼いだら、打ってあげますよーぅ」

憩ちゃんに何を聞く?>>107

どうすれば麻雀強くなるか


咲「もう素寒貧ですよ……ねえ憩さん」

憩「なんや」

咲「他に麻雀強くなる方法って……ないんですか?」

憩「そら、もう練習しかないやろ」

咲「今更練習なんて……できませんよ」

憩「んー……なら実践あるのみやな。基本的に麻雀に勝てば雀力が10、加算されますーぅ」

咲「たった10ですか……」

憩「50も加算されて調子に乗ってますねーあ、プラス1おまけや。断じて投与する薬の量を間違えた訳やないんですーぅ」

憩「でも、もし相手がお金を持ってたら……」

咲「ゴクリ」

憩「まあ強くなるのは良いことやね……ほな、おやすみ。明日には動けるようになるで」

憩は消えていった。
  
寝る前に何をする?>>109

憩呼んで感謝とおやすみを言う

咲(そういえばありがとうとおやすみを言い忘れたよ……)

咲「憩さーん!憩さーん!」

しーん……

咲「あれ?来ないなぁ……憩さーん!憩さーん!!!!」

咲は消灯時間にも関わらず、大声で憩ちゃんを呼んだ

憩「うるさいわ、ボケェ!少し強くなったからって調子のっとると、しばくぞ、ガキィ」

パジャマ姿の憩ちゃんがやって来た

咲「ひっ……そんな怒らないで下さいよ……今日はありがとうございました。おやすみなさい」

憩「……そんなつまらん事で呼ばないで下さいーこれもお仕事なんですから―」

憩は頭をポリポリと掻いて、部屋から消えた


咲は深い眠りについた

隣の呼吸器の音がいつの間にか消えていることに……咲は気がついていなかった……


憩「おはようございますーぅ」

咲「ん……ムニャムニャ……あと5分……」

憩「まあ昼まで寝るのも一日中寝るのもアンタの自由ですーぅ」

目が覚めると、咲は身体を自由に動かすことが出来た。まだ点滴の管が入っているので激しい動作は難しいが……

ここちの良い目覚めだ。

憩「おしっこの管、抜いたんで、自由に歩き回れますよーぅ」

咲「えっ……私が寝ている間に勝手に私の身体をまさぐったんですか……」

憩「……あと2日で退院ですね、それまでごゆっくり~」

憩はいなくなった。

咲 【状態】動き回れる 【雀力】53 (池田レベル)


なにをする?>>112

そろそろ寝落ちするかもしれません。その時はすみません。20分何も動きが無かったら寝たと思って下さい。明日の夜、また来ます

院内徘徊でライバル探し

咲「……よしっ」

咲「今日はライバルを探そう!せっかく麻雀強くなったし」

咲は少し強くなったから調子に乗っている。

赤土「……」

咲「ひっ……いきなり現れないで下さいよぅ……びっくりしますから……」

赤土「ライバル、か……私はあいつのライバルに……なれたんだろうか」

咲「……?」

赤土「まあ、こっちの話さ。ライバル……いい響だな。きっと出会えるよ……」

咲はライバルを探しに病棟を徘徊した。

>>114が現れた!

重要人物なら申し訳ないけど池田が現れます。ちなみにライバルになれるのは各校の大将だけです。

インハイ見てからその格好良さに咲さんストーカーになってた由暉子


咲「ん……人影」

ユキ「……」

咲「誰……ですか?(おっぱいが大きい人だなぁ)」ブルブル

咲は基本人見知りだ!知らない人とはすぐに親しくなれないのだ!

ユキ「宮永……咲さん……ですよね?」

咲「そ、そうですけど」

ユキ「私、有珠山高校の真屋由暉子と申します。周りにはユキって呼ばれています」

咲「は、はぁ……」

ユキ「宮永さんの試合を見て……永らくお慕いしておりました……」ウットリ

咲「な、何の話ですか?」

ユキ「……」

咲は交戦する?>>120 Yes or No

いいえ


咲(……闘って雀力を高めたい気もするし、なんかお金もってそうな出で立ちだけど……)

ユキ「あのっ、宮永さん!」

咲「な、なんですか?」

咲(今はまだ点滴もついてるし……コイツはなんかヤバイ気がするんだよねぇ~~)

ユキ「私たち……お友達になれますか?」

咲「ふぇぇ……ま、間に合ってます……」

ユキ(……友達)

咲「ま、間に合ってます!」

ユキ「そうですよね!私たち二人だけで間に合ってますよね!」

咲(コイツはちょ~やべ~ぜ……思い込みが激しいっつうかよォー……私の友達に巨乳は一人で間に合っているというか……)

ユキ「そ、それじゃあ、宮永さんの病室に連れて行ってくだい!私、何でもお手伝いしますよ!」

咲「ご、ごめんなさい!」ドヒューン

咲は逃げ出した

ユキ「……」

真屋由暉子がストーカーになった!作者がゾロ目を出す度に咲の前に現れるぞ!

なにをする?>>122

麻雀のイメージトレーニング


咲(麻雀のイメージトレーニングで強くなろう。暇だし)

咲「ふぅ~~~」

咲はイメージトレーニングを開始した。

咲の眼前に大きな山と河が現れた!

咲「あの山の頂に……私の求めるものが……きっとあるっ!」

咲は登山を開始した

咲「ふぅっ、ふぅっ……体力がないから……疲れるよ……」

山は険しく、標高があがるにつれてだんだん酸素が薄くなてきてさすがの咲も苦しくなった……

咲「もうこれ以上無理ぃ……はぁ……はぁ……」

息を切らしながら、咲は途中の平らなところでへたりこんだ。

咲「つ、疲れた~~~」

咲の雀力が5アップした

なにをする?>>127

超まったり書いていきます。本格的に出来るのは夜になりそうです

まだ行ってない部屋に行く


コンマが53なので3番の部屋に咲は行くことにした

3番の部屋

こんこん

咲「失礼しま~す」

比較的普通の病院の個室だ。殺風景な咲の部屋とは違って、窓があり、綺麗なカーテンがかけられている。

棚には紫色の薔薇が花瓶に刺さっている。高級そうな品種だ。

額に入った油絵が飾ってある。女の人のヌード画だ。レンブラントのようなタッチだ。

咲「誰もいないのかな……?」

咲はヌードをじっと見つめてみた。

咲「この人……どこかで会ったことあるような」

咲は作品名を見てみた。「KAZIKI」

咲「カジキ?魚かな?」

咲は3番の部屋にいる人を見つけることは出来なかった。

プルルルル……プルルルル……

咲「はぅっ……スマホが鳴ってる……」

誰からか電話がかかってきた。誰から?>>129

京太郎


咲「はい、もしもし。どちら様ですか?」

京太郎「俺だよ、俺!」

咲(……男の人の声だ……若い男の人……お兄ちゃんか何かかな?)

咲「あ、あの……私と……どういう関係の方ですか?」

京太郎「おいおい、ちょっとショックだぜ……幼馴染だよ、お前の。須賀京太郎。」

咲「はぁ……」

京太郎「で、どうするの?例の件。考えてくれた?」

咲「か、考え中……だよ……」

京太郎「早めに決めてくれよ。部員が足りなくてインハイに出る【資格】がないって、部長が俺をせっつくんだ……全く人使い荒いぜ……」

咲「あ、あの、資格って……」

京太郎「とにかく!入部するなら部長に早めに連絡しろよ!番号、知ってるだろ!?」

ガチャン

咲「部長……インハイ……竹井さんの……お知り合いかな?」

咲「もっと話くお話聞きたかったけど……非通知だからこっちからはかけられないや……」

なにする?>>131

部屋をもっとよく調べてみる


咲「……私の部屋にも3番みたいに何かあるかも……もっとよく調べてみよっ」

咲は部屋をあさり始めた。

しかし何も見つからなかった……

咲「おっかしいなぁ……」

咲はベッドの下をのぞいてみた。

咲「ん?」

咲は、ベッドの裏側に何かが『彫られている』のを見つけた。


咲はスマホで照らしてそれを読んでみた。

『ミツカ ガ タツ ト トビラ ノ ムコウ カラ チャン ネー ガ ムカイニ クル

 キョカ ハ ソメヤ シユダン ハ ユウキ シカク ハ タケイ ケイヤク ハ ワ

 イツノ ヨモ ケイヤク ハ ムツカシイ

 ナアス ハ シンライ スルナ 

 ヨツ ソロウ マデ イケダ ニデモ マケテ オケ

 正正正正正正正正正正正正……T』

ずいぶんと古い彫り傷だ。金属の何かで頑張って彫ったようだ……正の字がたくさん続いている

咲は慌ててベッドの下から抜けだして周りを見渡した。周りには誰もいない……



咲(……これ……私が彫ったのかな?……記憶はないけど……)

咲(……どこかへ行くためにはどこから来たかを知らなくちゃいけない……)

憩「……」

咲「うひっ!!!!」

いつのまにか憩が部屋にいた。

憩「……」

咲「あ、あの……」

憩「……そのベッドの裏にある文字はー」

咲「な、なんなんですか!」

憩「忘れた方がええですよーぅ」

咲(ナアスは信頼するなって……)

憩「色々忘れるお薬を買ったのは咲ちゃんなんやからー」

憩「強くなるお薬……買いますーぅ?」

咲「も、もうお金は……」

憩「4番のお部屋に行けば、お金が手に入りますよーぅ」


咲は逃げ出すように4番の部屋に移動した。

咲「うぅ……誰を信じていいの……?」

さも当たり前かのように4番の部屋にノックもせず咲は入った

アレクサンドラ「おぉ、君は……」※臨海の監督だぞ!スレンダーな美人だ!咲にお金をくれるぞ!

外国人の女性がそこにいた。

咲「あ、あの……どちら様ですか?」

アレクサンドラ「君に、お金をあげるお姉さんだ」

咲(お姉さんって年じゃないよね……)マジマジ

アレクサンドラ「久しぶりだなぁ……で、今日は誰を売る?」

咲「へ?」

アレクサンドラ「いや、知り合いの名前を教えてくれよ……ギブアンドテイクだ」

アレクサンドラには知り合いを売れるぞ!

原作で咲が面識がない(赤の他人レベル):1円 
面識がある(あっ深堀さん…レベル):5円 
会話したことがある(宮永さん原村さんレベル):10円 
大切な人である(咲さん!和ちゃん!レベル):50円


ちなみに売れないのは、小鍛治プロ、はやりん、モモ、ユキ、赤土、憩などだ!この病棟にいる人は基本的に売ることが出来ない……

誰を売る?(一回に一人しか売れない)>>137


京太郎


咲「そ、それじゃあ須賀京太郎っていう私の幼馴染で……」

咲(多分幼馴染ってくらいだから大切な人だよね……その割に何も記憶はないし……)

咲(関係ないよねっ!)

アレクサンドラ「うげっ……男はいらないんだけどなぁ……まぁ……一応お前にとって……大切な人っぽいし……はぁ……」

アレクサンドラ「ほれ、50円だ。はぁ……」

アレクサンドラは落ち込んでしまった……

咲は京太郎を売って50円をゲットした!

ゲットした50円玉を巾着袋の中に入れた。巾着袋には3つしかものを入れられないぞ。

咲(うひひ、50円ゲットしたよ~知らない人売って50円って、ちょろいね!)

咲は病室に戻った……


憩「で、お金は手に入ったん?」

咲「はい、50円、ゲットしました!」

憩「そらまた大金やなぁ」

憩「で、その50円玉で……薬、買いますーぅ?」

50円で買える薬は打てば能力を取り戻すぞ!

今の咲の場合、麻雀で嶺上開花が使えるようになる。

買う?買わない?>>141

買う


憩「はいーお薬一本入りました―」

咲「んっ」

咲は嶺上開花を思い出した!これで大抵の無能力者はボコボコにできるぞ!

憩「それにしても50円の価値がある人を売るなんて―咲ちゃんも鬼やなー」

咲「売られた人……どうなるんですかね?」

憩「そんなんウチは知ないですーぅ ウチは売れないから安心やー」

咲(どうなるんだろう……)

咲は知的好奇心が刺激されて、4番の部屋にまた行った。



アレクサンドラ「おっ……また来たね」

咲「あ、あの!さっきの話なんですけど」

アレクサンドラ「ああ、さっきはありがとう……もう男はいらないから売らないで欲しいな……」

咲「何かペナルティあるんですか?雰囲気に流されて売っちゃったけど……ペナルティあるなら売りたくないです……多分……」

アレクサンドラ「はぁ?」

咲「もうお金はないけど……返して下さい!!」

アレクサンドラ「私ってそんな極悪非道の監督に見える?」

アレクサンドラ「特に咲ちゃんには何のペナルティはないから安心していいよ」

咲「なーんだ」ホッ

アレクサンドラ「またお金、ほしいか?」

原作で咲が面識がない(赤の他人レベル):1円 
面識がある(あっ深堀さん…レベル):5円 
会話したことがある(宮永さん原村さんレベル):10円 
大切な人である(咲さん!和ちゃん!レベル):50円


この病棟にいる人は基本的に売ることが出来ない……またもう売った人は売れないぞ

誰を売る?(一回に一人しか売れない)>>153

売らなくてもオッケーです!


咲(そういえば昨日、アドレス帳から消した……わちゃんって人…)

咲(下手したら警察呼ばれちゃうかも……)

咲(面識がないよね、多分……向こうは知らなかったし)

咲「あの、『わ』ちゃんを売りたいんですが……」

アレクサンドラ「あー……あの娘、前々から欲しいと思ってたんだ」

アレクサンドラ「はい、50円ね」

咲「え?大切な人なんですか?」

アレクサンドラ「もう【契約】は手に入れたからいらないんだろ?」

咲「ま、まだ手に入れてません!」

アレクサンドラ「まぁ【契約】なんて誰とでも交わせる。だから心配しなくていい」

咲「は、はぁ……」

咲は和を売って50円玉を手に入れた。心にチクリと棘が刺さったような感覚は……咲の気のせいだったのだろうか……

なにをする?>>156

院内徘徊


咲(もっと院内を探してみよう……)

咲は病棟の廊下をウロウロしている。

ユキ「……」

咲「綺麗だなー……憩さんが掃除しているのかな?」

ユキ「……」

咲「んっ……なんだろうこの文字……咲は壁に彫られた薄い文字を見つけた」

 この   見て    ふり返ったら お前は・・・

咲(……どうするッ!どうするッ!)ゴゴゴゴゴ……

咲の頬に一筋の汗が流れる。後ろから感じる異様な気配……

咲はどうるする?>>163

①笑顔でふり返って手をモミモミする

②振り返ると同時に嶺上開花を叩き込む

③ここはクールに気配が消えるのを待つぜ

他、なんでも自由にどうぞ

1で更にキス


咲「いやー、今日も暑いっすね―」クルリン

ユキ「……」

咲(ゲーッ!コイツはッ!真屋由暉子ッ!ストーカー気質のビチグソだァー!)

咲(おこらせないように……怒らせないように……嶺上開花で負ける気はしないけど……)

咲「あっれー……真屋さんじゃないですか、お久しぶりでーす」モミモミ

咲は揉み手で極力相手を刺激しないように接してみた。

ユキ「ずっと……見てました……」

咲「へ?」

ユキ「友達を売るって……どういうことですかっ!信じられません……確かにユダは銀貨30枚で主を売りましたが……」ブツブツ

咲「……(ヒエッー!まさかこの人が怒るとは……予想外だったよ……)」


咲「……私だって……売りたくて売ったわけじゃないもん……」

ユキ「……」

咲「売らないとお金が手に入らないからっ……生きるためにっ……」ウゥ

ユキ「……赦しましょう……主もそう言っておられます」

咲「あっあはは……(ちょっと不味いよこの娘……宗教系なの?)」

ユキ「咲さん……」

ユキは優しく咲を抱きしめた……そして目と目が会った。ユキは目を閉じた……

咲(やばいよ……そういう流れ?)ブルブル……

咲(えーい、もう流れに身を任せよっ……)

咲「んっ……」

咲は口を寄せた……唇と唇が重なりあい、最初は嘴を触れ合うようなキスだったが、それが爛れた官能的な接吻になるまで時間はかからなかった。

ユキ「んっ……むちゅっ……んっ……んっ」

咲(やばっ……この娘の口の中っ……気持ち……なにこれ……舌ねぶられてっ……いいの?宗教的に大丈夫なのっ!?)


咲「真屋さ……」

ユキ「ユキです」

咲「ゆ、ユキちゃん……ここじゃ不味いから……私の部屋、いこっか……」

ユキ「はい……(もうストーカーじゃない……)」


……私たちはベッドの上でお互いの身体を貪りあった。

といっても私は点滴が付いていてあまり激しい動きは出来なかったので、必然的にユキちゃんが上になって……

咲「ふー……初めてだったけど……良かったよ、ユキちゃん」

ユキ「はいっ……私もです……」

咲「ユキちゃんはどうして私なんか」

ユキ「きっかけはもうどうでもいいんです。今が一番大事なんです。使徒パウロも言っておられます。

 愛のうちに歩みなさい、と」

咲「ねぇユキちゃん……私……不安なんだ」


咲「何か……大切なことを忘れている気がする……」

咲「覚えていないんだ。何もかも……私がどこから来たのかも」

咲「そしてここがどこかもッ!」

ユキは優しく、咲を抱きしめた。咲は涙を流し、嗚咽を漏らした。

咲「まだ……私は何も手に入れていない……

  【許可】【手段】【資格】【契約】……いそがないと……何か、取り返しの付かないことにっ!」

ユキ「私の先輩の言葉です……

   『道草を楽しめ。大いにな。欲しいものより大切なモノが、きっとそっちに転がっている』

   麻雀部なのにトランプをしている先輩をたしなめたら……そう言われたんです」

咲「……」

ユキ「……咲さんが……寄り道をしなかったら私とも出会えなかった」

咲「そう……だね……」

ユキ「咲さん。忘れてはいけませんよ。闇の中でも一人ではない。あなたと共に……主がおられます」

咲がうたた寝をしている間にユキはいつの間にかいなくなっていた……

ユキを売れるようになったぞ!


夜になると憩ちゃんがやってきた

憩「入院中なのに元気やな―……ほら、シーツ変えるからどき」

咲「は、はい……すみません」

憩ちゃんはシーツを変え、検診をするとため息をついた。

憩「まだ何一つ手に入れていないんやね」

咲「……」

憩ちゃんに何を聞く?>>179

目的


咲「あのっ!【目的】を教えて下さい!」

憩「【目的】やと?」

咲「はい。なんでこんなことをするのか?憩さんはなんのために……」

憩「そういう問いかけは『赤土さん』の方が好きなんやけどなぁ……

  まぁ……ふむ……【目的】……ね……」

咲「……」ゴクリ

憩「ウチの知る限り……自分の生きる【目的】が分かっている人間なんて……見たことない、な」

咲「はぁ?」

憩「要するに、【目的】の分かった人生なんて、つまらん。そう思わんかい?」

咲「こっちはそんなことを聞きたい訳じゃありません!」

憩は笑いながら消えてしまった……

寝る前に何をする?(ベッドの上から動けないぞ)>>181

ワカメに電話


咲「スマホ……いくら鈍い私でも、このアドレス帳の人が、あの4つに関わっているってのはわかるよ……」

咲「この……『ま』って人に電話してみよ」

プルルルル……プルルルル……

咲は電話をかけた。

「はい、もしもし」

咲「あ、あの!私、宮永咲です!大変恐縮ですが……」

まこ「おー、咲か。わりゃ元気にしとるかー」

咲(ん。普通の感触……どういう関係なんだろう……)

咲「元気元気、お前はー?」

まこ「あ?先輩に向かってどういう口の利き方しとるんじゃ?」

咲「ひっ……ごめんなさい!」(ひえぇ~~先輩だったよぅ~)

まこ「カカカ、まあ、冗談じゃ。わしも久にはタメ口じゃけぇ、でも咲は昔っから敬語じゃったぞ?」

咲(久……この人、竹井さんと何か関係……やっぱりインハイつながりってことは……麻雀部?)

まこ「ふむ。疑問に感じとるな。わしは染谷まこ。咲の1コ上の先輩じゃった」

咲(広島弁……でも私、広島に住んでた記憶なんて……)

まこ「……【許可】が欲しいんじゃろ?」

咲「っ!」


まこ先輩は語り始めた……この人はなぜか私の状況を察している様子だった

まこ「【許可】は取るのが一番難しいように見えて、実は簡単なんじゃ」

咲「……えっ、そうなんですか?というか、何の【許可】ですか?」

まこ「おいおい、咲、わりゃそこから出たんじゃないんか?」

咲「えっ、まぁそうですけど」

まこ「【許可】は【扉】を開ける許可のことじゃ」

咲(この人、物分かりよくて助かるよ~~)

まこ「ふむ。色々分からない事だらけのようじゃの……」

まこに何を聞く?>>186

どうすれば許可とれるか


咲「どうすれば!【許可】が取れるんですか?」

まこ「ん?【申請】するだけじゃぞ」

咲「へ?」

まこ「……1番の部屋に受付係がおるから……そこに行って【申請】するだけじゃ。

  許可くーださーい

  とな……

   除外事由がなければ……許可は手に入る」

咲「な、なんですか?その除外事由って……」

まこ「咲。ここ3日以内に【殺人】を犯していなければ、許可は、下りる」

咲「そんなぁ……私、人なんて殺しませんよ」

まこ「気ぃつけろ。無能力者相手に能力を使うと……まず間違いなく死ぬけぇの……カッカッカッ」

ゾロ目が出たからもう一回質問できるドン!なにを聞く?>>189

許可のみで外に出たらデメリットがあるか


咲「あ、あの!【許可】のみで外に出たら……何か不都合あるん……ですか?」

まこ「まさか、咲、【許可】だけで外にでるつもりなんか?」

咲「……」

まこ「それを例えるならのぉ……

   咲は外国旅行がしたかった。領事館に行ってビザももらい、その国の入国許可を得た。

   それから次に何をするんじゃ?

   許可だけ持って海を泳いで渡るんか?それが出来るなら、まぁええがの……」

咲「つ、つまり【許可】が合っても……」

まこ「うむ。扉を開ける……ザザザ……【手段】も……ザザザ……と……戦う……【資格】も……ザザザ……」

ノイズが混じり始めた。

まこ「まぁ……世の中……【許可】は簡単に取れるんじゃがのぉ……」

がちゃん

咲(なーんだ!簡単じゃん!やったね!)

咲は深い眠りについた。


憩「おはようございますーぅ」

咲「むにゃむにゃ……あっ……ユキちゃんっ……そこっ……」

憩「いい夢見てますね―」

ここちの良い目覚めだ。

憩「それじゃあ今日でもう点滴は抜きますね―」ヌキヌキ

憩「明日で退院ですね、それまでごゆっくり~」

咲 【状態】走り回れる 【雀力】58 (インハイ一回戦レベル) 
★能力:嶺上開花 咲の固有スキル 雀力を2倍底上げしてくれるぞ!
1半荘に何度も嶺上開花を和了ったら、相手はきっと二度と一緒に麻雀をしてくれなくなるはずだ!



咲「よしっ!今日はさっそく1番部屋に【許可】をもらいにいこう!」

説明しよう!3日目の点滴が抜けた咲は勝手にキョロキョロ動きまわるのだ。

しかし、【許可】【手段】【資格】【契約】をそれまでの得るためにそれまでの情報から合理的に動くぞ。

咲が廊下に出ると人影が……

池田「よォ、清澄の」 

【池田の雀力】 45

池田「さっそく勝負だし!」

池田「ホアァァァァチョオオオオ!!」

池田が襲いかかってきた!

咲(コイツっ!能力なしなら、ギリ勝てるかってところ……しかし池田に負けるくらいなら……)

>>下のコンマ 偶数で能力発動、奇数なら素で勝つ



池田「ウリャァ!!!」

咲「フンッ!フンッ!」ガシガシ

咲「チッ……嶺上開花さえ使えれば……だけど……【許可】を得るためにッ!私は敢えて使わないッ!」頭から血がピュー

咲「ホンロートイトイサンアンコウ!喰らえッ!」三段突き

池田「ウニャアアアアア!!」ボコォ……


咲「……ふぅ……命拾いしたね……もし……【殺人】が除外事由と聞いていなかったら……」

咲「私はきっと……」

池田「……フッ……強くなったし……清澄……の……」ガクン

池田、再起不能

ちなみにアイテムは殺さないと奪えないぞ!


咲の雀力が10アップした!

咲「ふぅっ……この怪我人は多分憩さんが勝手に片付けてくれると信じて……行きますか!」

咲は1番の部屋に入った……

こんこん

咲「失礼しまーす」

のよー「……」

受付は真瀬由子だった……

咲「【許可】がここで貰えると聞いたんですけど……

のよー「確かに渡せるのよ―……【殺人】を犯していなければ」

咲「殺人なんてやってませんよ!そんなに疑うなら、原作者様のホームページでも……」

のよー「分かってるのよ―【許可】を渡すのよ―」

咲は【許可】をゲットした!

咲(やっと1つ……)

咲「ジー」

のよー「?」

戦う?(その場合はコンマがのよーの雀力だ!
    ちなみに咲は案外負けず嫌いだから、雀力で勝っている場合は絶対に勝ちに行くぞ!)

>>200

戦わない


のよー「???目が怖いのよ―、宮永さん」

咲「グッ……ここは……戦わないっ……勝てそうだけどっ……敢えて堪えるっ……真の【目的】のために」

のよー「良かったのよー……ありがとうなのよー」

咲「代わりに役立つ情報を下さい」

のよー「そういう魂胆なのね……まぁ……私は【許可】の事しか知らないけど……」

のよー「誰かを殺したら当然恨みを買うのよ―怒りによって雀力は高まる事が多いから……

    例えば今、私を殺してたら恐らく次の次のターンくらいに、激怒した洋榎が襲いかかってきたのよー

    むしろ、命拾いしたのは宮永さんなのよー」

のよー「あと知っているかもしれないけど、その【許可】があれば【扉】に近づけるのよー

    【許可】が無い状態なら、絶対に【扉】には近づけなかったのよー」

咲「あ、ありがとうございました」ペッコリン


咲「あ、ありがとうございました」ペッコリン

咲は1番の部屋を出た

咲「んー……扉に近づいてみよう」

大きな扉に近づいた。銀行の金庫のような扉だ。

咲「オラァ!」ボコッ

咲はとりあえず攻撃してみた。今の雀力程度では壊せそうもない。

咲「硬い……」

???「それを【手段】なしでぶっ壊そうと思ったら雀力が2000はいるでー」

咲「だ、誰?」

セーラ「江口セーラ。ウチは強いでー」

咲「2000……ですか……」

戦う?>>203


戦わないね


咲(この男女で今の自分の限界を試してみたい気もするけど……)

咲「ふぅー……やめときます。勝てない喧嘩をするほど私は馬鹿じゃあない」

セーラ「まあ俺かてアンタと闘ったら、どうなるかわからんけどなー」

咲「代わりに役立つ情報を下さい」

セーラ「図々しないか、自分」

咲「それが大阪人。せやろ?」

セーラ「チッ……【交戦許可】が下りていれば……俺の方からぶっ殺しにかかったんやけどな……」

咲「そっちから戦いに来る人もいるんですか?」

セーラ「そら、まあな。アンタが以前戦った事のある奴には【交戦許可】が出てるでーあとは怒っとる奴とかな」

咲「……」

セーラ「でも殺さんと金も物も手に入らんから、どっかで戦わんとあかんで」

セーラ「まあ誰が何を持っているかなんて……例えば俺が【手段】を持っているかもしれへんでー」

咲「もう少し情報を集めてからにしますよ」

セーラに何を聞く?>>205

手段の入手方法


咲「【手段】の入手方法を教えて下さい!お願いします!」

セーラ「……ふむ……【手段】は物々交換と……風の噂で聞いたが……詳細はわからんでー」

咲「ぶ、物々交換ですか!?」

セーラ「アイテムは3つまでぼろい巾着袋に入れられるで―」

咲「確か、今のアイテムは50円玉、7ピン、釘……」

セーラ「ぎゃははは、なんやその使えなさそうなアイテムは」

咲「ムッ!」

セーラは咲を馬鹿にして消えてしまった……


咲(うーん……早く外に出ないと不味い気がする……)

咲「3日が経つと扉の向こうから チャン ネー が来る……なんだろ……すごく……嫌な予感がする」

咲「明日で退院だけど……」

咲「今日出られれば……!チャン ネーに合わなくて済むかもしれないっ!」

咲「なんとか雀力を2000まで伸ばさないとっ!」

咲「そういえば8番の部屋のはやりんに会っておこう……麻雀強くなるヒントがあるかもっ」

咲は8番の病室に駆けつけた……

はやりん「ようこそ……宮永さん……」

そこには衰弱して今にも干乾びそうな、かつての牌のお姉さんがいた。

咲(この人とはバトル出来なさそうだ……全盛期ならまだしも、こんな老人痛めつける趣味、私にはないよっ)

はやりんに何を聞く?>>208

雀力の上げ方


咲「私ッ!雀力をあげたいんです!今日中に2000まで!」

はやりん「今の雀力は……68……インハイ一回戦レベル……」モゴモゴ

はやりん「一人で……あげるのは……大変……だよ★」

はやりん「強力なライバルか……仲間を見つけることができれば……対抗できるかも……しれない★」

はやりん「ライバルや……仲間は……病院内をうろついて……遭遇した時に……なれる……」

はやりん「ライバルは……各校の大将しかなれないけど……仲間は原作で……会話したことがあれば……なれるよ★

それに……あまり……弱い高校の……大将はおすすめしない……簡単に……死んじゃうから……」

はやりん「それ以外は……大体……敵モンスターだから……ボコボコにしちゃえ★」

咲「仲間……」

咲は懐かしい響きを感じながら廊下に出た

>>211が現れた!

すえはらさん

竜華



末原「……」

咲「……敵モンスター……ですね?」

末原「……」カタカタ

咲「先手必勝、嶺上開花ッ!」オラァ!

末原「ま、待て、み、宮永!話せばわかる」ガシッ

咲「私の拳を受け止めるとは……」

末原「あ、当たり前や……所詮インハイ1回戦レベルのアンタに……名門姫松の大将が倒せるかいっ!」

咲「あれ?さっき私の名前出しましたけど……もしかして、お知り合い、ですか?」

末原「話せば長くなるが……まぁええわ」ニンマリ

末原「まだ成長しきってないアンタと出会えた事に感謝や!

回れサイコロ!燃え尽きるほどヒート!刻むぞ凡人のビート!」

咲「ぐっ……なんて重い……拳ッ!」ビリビリ

咲は壁までぶっ飛ばされた。


咲「うぐぐっ……」

末原「どーした宮永ァ!アンタの力はそんなもんですか!そーですか、私の勝ちですね!」

咲「……ちくしょう……こんなところで私が……それも……こんな凡人に……」

末原「……フッ……虚しいで……アンタの力はそんなもんやないはず……衰えたな、宮永」

咲「殺せよ、末原……さん」

末原「それじゃあ遠慮なくアンタぶっ殺してインハイの雪辱……ってなんでウチの名前を……」

末原「ハッ!まさか!」

末原(思い出したのか~~記憶をッ!ということは……全盛期……とまでは行かなくても……

少なくともインハイ最高クラスの実力を……取り戻している可能性があるッ!)

咲「どうした……もっと近づいて……殺せよ……私は……指一本動かせないんだぜ……」

末原「ぐっ……(どうする……どうすべきや……末原恭子……)」

咲「……」グテー

末原(ここはまだ姫松リードでタスキが回ってきた2回戦大将卓東2局……ここで凡人の私が取るべき行動は……)

末原「ベタオリッ!」

末原恭子は逃げ出した……

咲「やれやれ……ヘヴィな戦いだったよ……攻撃を食らった時に……このサイフを抜きとって学生証の名前を確認できなかったら……」ハァハァ……

咲は末原恭子のサイフをギッていたのだ!なんて抜け目のないやつ!


咲「あの末原さんってのが……何か私の過去に……繋がっているのは事実みたいだね」

咲は末原のサイフを勝手に漁った。学生証と5円玉と1円玉が入っていた。他に役に立ちそうなものはない

咲「うーん……私の巾着袋に入るのは3コまでだから……お金はもう持ってるし……学生証はさすがに捨てちゃ可哀想だよね……」

末原の学生証と何を交換しますか?(50円玉、7ピン、釘)>>219

ピン


咲(この7ピン……ホントなんの意味があったんだろ……)

咲は7ピンを捨てて末原の学生証を巾着袋に入れた

咲「ぐっ……指一本……本当に動かせない……なんて雀力……あれが大将クラス……か……」

咲「しかし、一発食らったおかげで分析できたよ……」

末原恭子の雀力 >>212 ×10 +50

非能力者の雀力はどこまででも伸びるぞ!一方、能力者の雀力は基本的に100で頭打ちだ!
ただし、能力を鍛えることが可能だ!

ミス。下のコンマで計算します!


咲「だいたい230くらい……だった……意外としょっぱい……」グテー

咲は勘違いしていた!確かにスパッツフォルムの末原の雀力は230(>>221で計算)だ。
しかし、スカートフォルムの末原の雀力はなんと410(>>223で計算)もあるのだ!

咲「動けない……憩ちゃーん……憩ちゃーん……こない…か…・」

咲「ん?あの扉が開いて……中から……出てきたのは……」

咲の記憶はここで途絶える


……

ピ ピ ピ ピ

咲「ッ!……私は……麻雀を打っていて……」フシュー

咲(白い天井……)フシュー

咲(点滴たくさん……それにマスクも……どれくらい眠っていたんだろう)フシュー

咲「だ、誰か……」

憩「んー?あ、733号さんお目覚めや~」

咲「うぅ……」

憩「よし、検査は異常なしや!733号さん、あと3日で退院してもらいますから、それまでゆっくり休んで下さい。

明日の朝には歩けるようになると思いますーぅ」

咲「は、はぁ……」

憩「それじゃあごゆっくり~あ、ここは閉鎖病棟やから~外に出ようとは、思わんことやな」


咲はあたりを見渡した。隣のベッドとはカーテンで区切られて中は見えない。が、人工呼吸器の音は聞こえる。
ベッドの脇にスマホが置いてある。

咲 【状態】自力で歩けない 【資格】あり 【雀力】68 能力:嶺上開花(レベル2※書き忘れたが、ライバルと闘うとレベルが1アップするぞ)

なにする?>>226

ユキ呼んで契約について聞き可能なら相手になってもらう


咲「……またひとりぼっち……」

咲「ユキちゃん……また会いたいな……」

咲の目から一筋の涙が落ちた。すると、赤土が現れた

赤土「……ユキはもう逝ったんだ……遠い世界に……魂に安らぎを……与えてはくれないのか?」

咲「そんなの……でも寂しい物は寂しいんです……」

赤土「仕方ない。お金を出せ」

咲「はい……ってえ?」

赤土「金あれば呼べないこともない……よし、今から巾着袋渡すが、その中にある50円を貰っておくぞ」

咲「ちょっ、ちょっと待って下さいよぅ!」

赤土は咲から50円を奪った!ユキのように一度こちらに来ていなくなった人物を呼ぶにはお金がかかるのだ。

赤土によって全財産没収されるぞ!


赤土はいつの間にか消えていた。

戒能「ハロー」

咲「……ユキちゃん……じゃない……誰……50円も出したんだから……」

戒能「ミーはジャパンナンバーワン・イタコやで~」

胡散臭い戒能良子が現れた。

戒能「……コホン、私は一回10円で遠い世界の魂を呼び起こすパワーを持ってます」

戒能「10円、頂いたので、ユキちゃんを呼んでみます……うにゃうにゃうにゃ……」

戒能は何かを唱え始めた。

戒能(ユキ)「咲……さん?」

咲「……演技じゃないでしょうね、演技じゃ」

咲は戒能の胸を乱暴に揉みしだいた。

戒能(ユキ)「痛い痛い……!でもそれがイイんです……久しぶりですね、咲さん」


咲「……キス」

戒能(ユキ)「はい……んっ……ちゅっ……ぷはぁ……んっ……咲さんの指……入ってっ……」

戒能(コラコラコラ~~私のボディですよ!)

咲「んっ……ユキちゃん……暖かい……ほらっ……もうこんなに糸引いて……」

戒能(ノー!!10円じゃ割に合いませーん!!こうなったら徹底的に妨害してやりまーす!)

戒能(ユキ)「んっ……んっ……あぁん!……もうぅ……いい気持ちなんですが……ちょっと頭の中……煩いです……」

戒能(ストップ!ストップ!今すぐ私に身体を返しなさーい)

咲「ユキちゃん……あっ……【契約】の事なんだけどっ……」

戒能(ユキ)「……咲さん……ごめんなさい……私じゃ……あの人の代わりにはっ……くぅっ」

咲「ほらほら、教えてくれないとやめちゃうよ?」グチュグチュ

戒能(あああああああああああああああああああああこうなったら大沼プロのビジョンを脳内に移してやりまーす)

戒能(ユキ)「いやっ……咲さ…ん…の…意地悪っ……あとちょっと何だから……イかせて…下さい……」

咲「……うんっ、ユキちゃん、一緒にイこうよ!」

……

戒能(ユキ)「楽しかったです……咲さん……【契約】には……【資格】が……必要……です……私が知っているのは…それだけ……」


咲「ユキちゃん……もう一回」キスをしようと顔を近づける

戒能「コラコラコラ~マジで怒りますよ~」咲押しのけ

咲「……あ、入れ替わったんですね……」

戒能「はあ……ショーツ、ビチャビチャじゃないですか……スーツも皺だらけ……」

咲「戒能さんもユキみたいに濡れやすいんですか?」

戒能「」プッツーン

ブチ切れた戒能の攻撃によって、咲は気を失ってしまった……


憩「お昼の検診にきましたー……うわっ……」

咲「おはようございます……怪我……治してくださぃ……」顔ボコボコ

憩「痛いの痛いの飛んでけー」

憩の能力によって咲の肉体的ダメージは回復した。しかし精神的ダメージは治らなかった。

憩「うん、順調やねー……」

憩ちゃんに何を聞く?>>232

憩ちゃんとすこやんの関係


咲「……憩さんと……小鍛治さんの関係について……教えてください」

憩「!小鍛治さんの名前……思い出したんか?」

咲「……どんな人か思い出せません……ただ、何か……ぼーっと霧がかかっているんです

 その名前を思い出すと……緑色の靄が……今も……」

憩「ふー……ここええか?」

咲「はい、どうぞ」

憩ちゃんはベッドの脇に座った

憩「実はウチも若い頃は一端の麻雀打ちやった」

荒川憩は語り始めた。

咲(うわっ……話長くなりそうだなぁ)咲はそんなことを考えながら黙って聞くことにした


憩「ウチ、大した能力持ってなくてなぁ……それでも自前の雀力と、対能力者用の技術で、そこそこの位置におったんやで?」

咲「あまり雀力は感じませんけど……それに能力者なんですか?」

憩「……ウチくらい、麻雀打てるようになると、見よう見まねで能力真似できるねん、格下相手ならな」

咲「へー……」

憩「で、高校を卒業してしばらくした頃……その人と出会った」

【回想】

すこやん「センスあるね、若いにしては」

憩「こ、小鍛治プロ!?」

すこやん「麻雀は奥が深い……その真理に、あなたは同世代の中で一番近づいている、と思う。能力者の発掘、とかね」

すこやん「……ねえ荒川さん……私と戦う?」ごごごご……

憩「……今は……遠慮しときますわ……(なんや、このオーラっ……)」

すこやん「そんな、怖がらないでよ……怖くない……ねえ荒川さん……私と一緒に、麻雀の極みを目指さない?」

憩「私は勝てないと思った。それから数年、小鍛治さんに師事した。」

憩「小鍛治さんの命令で、どんな汚いこともやったでー……毎晩、彼女の尻の穴を舐めるような、こともな」

憩「……私は、次第に認められていった。でも怖かったんや。逆らって何かされるのが。恐ろしかったんや」

憩「小鍛治プロの能力?……あれくらい麻雀の高みにおれば、一発喰らった能力は大抵コピーできるらしいで。それも、素でな」カタカタ

憩「……でも彼女の能力は」カタカタ

憩「ま け た 人 間 を と じ」ぐちょん

目の前で憩ちゃんは突然圧縮されて、闇の中に消えてしまった。

咲「憩さん!!ジーザス!私が、小鍛治プロとの関係を聞かなければ!というか、いつものようにはぐらかして下さいよ!どうして……急に……」

姉帯「……前任者には重大な服務規程違反があったので、解任するよー」

咲「だ、だれ……」ガタガタ

なにする?>>236

憩の場所を聞き出すために姉帯さんに挑む


咲「憩さんを……返せ!憩さんを返せ!」ポコポコ

姉帯「そんなパンチなんて痛くないけど―」

咲「ねぇ!憩さんをどこにやったの!憩さんを!」

姉帯「んー?【魂】だけの存在が死んだら消滅するって知らないの?」

咲「えっ……」

姉帯「はぁ……宮永さん昔強かったから……楽しみだったのに……」

姉帯「永らくこんな所に閉じ込められていると、【魂】は弱っちゃうのかな―……」

豊音はしゃがんで、咲に顔を近づけた

姉帯「私は前任者ほど甘くないよー……変なこと聞いたらぶっ飛ばすどー」

咲「ひっ……」

咲は完全にビビってしまった……豊音は消えた

なにする?>>238

とりあえず雀力を極限まで上げる為に修行


咲「……戦うしか……憩さんを取り戻す……方法はない……のかな……」

咲「雀力をあげなくちゃ……極限まで……」

咲はベッドから起き上がれないので、瞑想修行を開始した。しかし効果はなかった……

末原「ドアホ」

咲「すっ、末原恭子……!」

末原「私の学生証返し―や」

咲「い、嫌です。死んでも返しません」

末原「ほーん。なら死ねっ!」

末原が拳を振り上げた(ツモの動作)

咲「っ……」

拳はいつまでたっても振り下ろされなかった。

末原「アホウ……弱ったアンタに勝っても……おもろないわ……」


末原は勝手に咲のベッドの脇に座った。

末原「一部始終こっそり見てたで……アンタ全然弱っちいやん」

咲「末原さんは……私とどんな因縁が?」

末原「古いライバル……アンタはライバルとは思ってなかった……やろけど」

咲「へー……私にも今の末原さんよりも強かった時代があったんですね……」

末原「悔しいけどな」

末原は鼻の下をこすりながら、少し笑った

咲「で、どうやったら私は……昔の強さを取り戻せるんですか?」

末原「むしろなんで昔の強さが必要なんや?」

咲「そ、それは……」


①憩さんを取り戻したい!

②小鍛治に勝ちたい!

③誰にも負けたくない

④ここから出たい

⑤末原さんより弱い自分が許せないだけです

などなどご自由に。自由に書いてもオッケーです!>>245

1


咲「憩さんを取り戻したいんです!」

末原「……姉帯より強くなれば、帰ってくるんか?」

咲「……」

末原「よしんば……小鍛治健夜に勝てば……帰ってくるんか?」

咲「っ……」ズキン

末原「【魂】まで死ぬと、どうしようもないんや。アンタももう物心ついとるからわかるやろ」

咲「うぅ……」

末原「彼女に過ちが合ったとすれば……宮永、アンタと近くなりすぎたっちゅうことやな」

末原「荒川憩はここの管理人の一人や。複数人で共同管理している、その一人が消えた。

  っちゅうことは、少し、脱出に近づいたんやで、宮永」

咲「そんな……」

末原「なんかあんた見とると……みんな力になりたくなってくるんや。私も……今、そんな気分です」

末原が仲間になった!どうやらライバルにはなりきれなかったようだ……咲は学生証を末原に返した

なにする?>>248


雀力を高める


咲「でも末原さん」

末原「なんやねん」

咲「末原さんはどうやってそこまで強くなったんですか?雀力をあげるコツとかってあるんですか?」

末原「そらーたゆまぬ研鑽、それに尽きるで。ちっこい頃からおかんに麻雀教室に通わされとったし……

   小中高、そして今まで……牌を握らんかった日はないで。それだけやって凡人のウチはこの程度や」

咲「私にはそんな時間、ありませんよ……それに練習なんて……嫌いだし」ボソ

末原「練習せんで、雀力を高められる訳あらへんやろ!こら根性叩き直さなあかん!もし同じこと漫ちゃんが言ったら全身鰻の刑やで!」

咲と末原はみっちり練習した。咲の雀力が5、上がった。末原の雀力はもう上がらない!

末原(ウチの境地まで来ると、もう練習なんて落ちないようにするためだけのものや。実践と組み合わせんと意味ないわ……

   実践やらんとレベルアップできんで……メゲるわ……)

末原はめげた


末原がどこかに帰って行き、咲はひとりぼっちになった。

しばらくボケーとしていると、姉帯がやってきた。

姉帯「夜の検診だけどー ちょっとごめんねー」

咲「はわわ……」

姉帯「んー、異常なし、明日から歩けるようになるよー」

豊音に何聞く?>>251

姉帯さんはどうしてこんなことしてるか


咲「あ、あのっ……あなたは……どうしてこんなこと……してるんですか?」

姉帯「んー?……宮永さんは、そうやって女の子の秘密をズケズケと尋ねるタイプなんだねー……嫌われるよー?」

咲「うっ……どうしても……気になるんです……」

姉帯「じゃあ教えるよ―

   私は岩手の山奥のすごい閉鎖的な村で生まれて、そこで大人になったんだよー

   高校の時は、一度外に出るチャンスも合ったし、海にも行ったなぁ……

   宮永さんは覚えていないかもしれないけど、あの時私たちが負けたのが

   あなたの高校なんだよー  それは関係ないし、私怨で殺したりはしないけどー……

   それからまたしばらく、村の倉に閉じ込められてたんだけどねー

   それを連れ出してくれたのが小鍛治さん」ペラペラ

咲(すっごい口、軽いなぁ)

姉帯「すこやん『トヨネちゃん、世界は広い。私と一緒に外の世界に出よう』

   ってこんな私を誘ってくれたんだー……トシさんみたいだったなぁ」

咲(トシさん……)

姉帯「こんなところで納得して欲しいなー」

豊音は消えていった

咲 【状態】歩き回れる 【雀力】73 能力:嶺上開花(lv2) 【許可】あり

なにする?>>253

入ってない部屋に行ってみよう


咲「よしっ……今のところ入った部屋をまず整理してみよう」

1番:許可庁 長官:真瀬由子 【殺人】を犯していなければ【許可】をくれるぞ

3番:??? 局長:???? 怪しげな部屋だ。『KAZIKI』というヌードの絵が飾ってある。

4番:ショップ臨海 店長:アレクサンドラ・ヴィンドハイム 知り合いを売ればお金をくれるぞ

7番:殺風景な咲ちゃんの部屋 住人:宮永咲 ここで暮らしている

8番:はやりんの麻雀教室 師範:瑞原はやり 麻雀バトルに関することを教えてくれるぞ

咲「コンマが40……素因数は2と5……5番に行こうかな(こじつけ)」

咲は5番の部屋に入ってみることにした……


咲「ここは……優しい色合いの部屋だなぁ……なんか落ち着く香り……」

5番の部屋は薄いピンクの壁紙に、優しい赤色灯が柔らかく室内を照らしている。

ゆりかごがおいてある。ゆりかごの中には何かいるが、影になって見えない。

安楽椅子に一人の女声が座り、童謡を歌いながら、編み物をしている。

咲「あのー……」

美穂子「……あら、あなた……久の香りが……する……」

咲「久というと……竹井さん……いや、部長のことですか?」

美穂子「そう!あなた、お知り合いなのね。……久に電話をかけて私につないでくれないかしら。【資格】の事で話があるのよ」

咲「え?何か……ご存知何ですか!?」

どうする?>>256

脈をとって嘘がないか調べながらとりあえず話を聞く


咲「わかりました。ただ、初対面の名前も知らないあなたを信用することは……まだ……できません」

美穂子「福路美穂子と申します。竹井さんとは古い友人です……あなたは?」

咲「宮永咲です。竹井さんの後輩です。」

美穂子「それじゃあどうすれば信用してもらえるかしら?」

咲「……【資格】について、話している間、嘘がないか脈をとらせて下さい。

  通話の内容は私にも聞こえるように設定してもらいます」

美穂子「……私、機械音痴で……久にろくに電話もかけられないんです……あなたが、設定してくれませんか?

    脈はとってかまいませんので……」右手差し出す

咲「私も……機械音痴で……部長にやり方聞いてみましょう」エヘヘ

咲(心拍数が少しでも早くなった瞬間に……心が痛むけど……嶺上開花、打ち込ませてもらいます。

  ごめんなさいっ)

咲はスマホを取り出しアドレス帳を開いた。『ぶ』『ま』『ゆ』が出てきた。

咲は『ぶ』を押して電話をかけた

プルルルル……プルルルル……


久「はーいもしもしー」

咲「あっ、部長」

久「珍しいわね、咲から電話なんて。どうしたの?」

咲「あの……福路美穂子さんが【資格】の件について話をしたいと……」

久「えっ……美穂子……咲、今すぐ電話を切りなさい!」

咲「へ?」

咲の脳が一瞬固まった。そして次に「嶺上開花」を繰り出さねばと考える間もなく

福路美穂子のリーチ一発メンホンドラドラが炸裂した

咲は部屋の隅まで吹き飛ばされた

美穂子「久。電話を切った瞬間にコイツを殺す。……といってもそちらからは切れないと思いますが」

咲「うぐっ…(この人、最初から電話を奪うつもりで……だから心拍数に変化なんてないんだっ!

すでに覚悟は固まっていたんだっ!)」


咲(とっさに防御したからダメージは軽微……まだ戦えるけれども……)

咲(吹き飛ばさて地面に突っ伏している今の状況は好都合ッ!会話を盗み聴きできるよ!)

説明しよう!咲は聴覚が異常に発達している!その聴力は全自動卓の中で牌が回転する音から、嶺上牌に何が入ったかわかる程だ!

と言っても僅かな音の聞き分けが可能なだけであり、遠くの会話が聞こえると言うわけではない。

しかし、耳を地面につければ話は別!100m先を歩く人間の心拍すら聞き分けられるぞ!

音は空気より物質をよく伝わるのだ。

美穂子『久。はやく【認知】してください」

久『あら?咲を人質にするつもり?』

美穂子『いいえ。【認知】に関しては何一つ取引しません。ただ、あなたが心から認めてくれるよう、説得するだけです。その説得の場を作るためなら、私は親でも殺します』

久『……笑えない、冗談。私に、親の【資格】なんて……』

咲(あっ……そっちの資格……のことかな?)


美穂子『久が認めてくれないなら……私もこの子も……救われないんです』

咲(修羅場って奴……ですか)

久『いや、マジで無理よ……私とあなたじゃ住む世界が……って、咲は無事でしょうね』

美穂子『はい。息はありますよ。加減しましたから。床に突っ伏して動けてませんが』

久『そ。床、にね……』

咲(お願い、気がついて、部長!私が会話を聴いているということにッ!先輩なんでしょっ!)

時間がゆっくりたって、沈黙が長く続いた後……

久『そういえば……私に【資格】がないって話だけど』

美穂子『【認知】するためにはそんなもの不要ですよ。愛があればいいんです」

久『咲に【資格】のことを伝えてくれたら……私は【認知】するわ」

美穂子『だから、そういう取引は一切認めません。私自身にも、あなたにも。』

久『咲に伝えてちょうだい……ザザザ……【資格】……ザザザ……を得るためには……仲間を集める……のよ……5人揃えば……手に入る……ザザザ』

美穂子『そんなこと伝えませんよ。それは私の【仕事】じゃありませんから』

久『咲……最初に私に電話……くれて……2度目……美穂子に会うと……わかる……それが……』

がちゃん

電話は切れた。

美穂子「……ありがとうございます。お電話、お返しします。先ほどは申し訳ありませんでした。

でも、これからも久に電話するときは……必ず伺いますから」

気をつけろ、咲!美穂子はかなり強い。戦いになれば、多くの犠牲を払うことになるだろう……

咲はほうほうの体で5番の部屋から逃げ出した。

咲「うぅっ…優しそうなおねーさんだと思った私が…馬鹿だったよ……」

なにする?>>261

安価だけとって寝ます。ちなみに、このスレを長期でやる気は一切ないと事前に伝えておきます。
1000までで何とか風呂敷をたたむか、そこまでいかずとも8月17日は何がなんでも完結させます。
安価下さった方々、ありがとうございます。明日もよろしくお願いします。

戻ってキャップを抱きしめる
お腹の子を一緒に育てよう?と言いながら


だれかが昔言った。『汝の敵を愛せよ』。幼いころの咲には意味がわからなかった。

幼咲「なんでー?てきはてきじゃん!」

照「……咲もきっと、もう少し年を取ればわかるよ。愛することはこの世で最も気高い行為。そして、生半可な強さじゃ……世界で一番憎い敵を……赦すどころか……愛することなんて……」

照「私も、いつかあなたを愛したい」

…………

咲「でも美穂子さん……苦しんでるん……だよね」

咲は再び5番の部屋に入った

美穂子「……また来たんですか。早く久に電話を……」

咲は微笑みながら美穂子に近づいた

美穂子「?」

咲「お腹の子……一緒に育てようよ!」ダキ

咲は、美穂子を優しく包み込むように抱きしめて耳元でそう囁いた


美穂子は激怒した。否。多分誰でも激怒する。

知り合って間もない他人の、プライベートに土足で踏み入り、それをかき回す。咲は、彼女の最も触れてはいけない所に踏み込んできた。

美穂子は殺意を抱いた。首を噛みちぎることも、手刀で彼女の首を落とすことも容易な距離にまったく無防備で入ってきたのだ。美穂子はオーラを右手に集め、静かに振り上げた。

咲「……っ……」ブルッ

咲は震えた。尋常ならざる雀力の高まりを感じ、そして美穂子の心拍が険しい怒りと殺意を携えていることに……咲は気がついていた。

美穂子「……早く抜きなさい。その刀を」

咲には嶺上開花がある。この距離で美穂子に打ち込むことはたやすい。そして、どちらが先に致命傷を与えるか。そんな勝負だった。

美穂子「西部劇で言う……ガンマンの早撃ち勝負です。あなたが無防備なら、私があなたを今、殺すのはフェアじゃあない」

咲「私は……」

どうるす?>>263

①戦わない ②殺せよ、美穂子 ③お前はもう死んでいる

③部長よりもセックス、上手いですよ? ④す、すみませんでしたードヒューン

などなどご自由に


咲「……っ!……私は……戦うためにここに来たわけじゃあない!」

美穂子「殺すわよ?」

咲「あなたが私に攻撃しても、私は一切反撃しません」

美穂子の手刀(東ドラ3)が勢い良く咲の首に振り下ろされた

咲「っ……」

咲はぎゅっと美穂子の身体に抱きついた。柔らかく、女性的な躯だ。

美穂子「はーっ……はーっ……」

一撃で咲の首を落さんとして振り下ろされたその刃は、咲の首の大切なナニカの少し手前で止まった。

咲「……殺さ……ないんですか?」

美穂子「こ、殺せるわけないじゃないっ……!私に……殺人なんて……」オメオメ


美穂子は優しく、抱きつく咲を体から押しのけた。

彼女は、しばらくさめざめと泣き、咲はぼけーっと待っていた。

美穂子「……あなたじゃ久の代わりにはなれません」

咲「そうですか(そりゃそうじゃ)」

美穂子「……久は……私の元から……いなくなった……」

咲「それならとっとと新しい相手を見つけた方が建設的だと思いますけど」

美穂子「……世の中、そういうのが得意な人もいれば苦手な人もいるのよ」

咲「じゃあいつまでもそうやって、拒絶されて悲しむんですか?部長は認知しないって言ってたじゃないですか」

美穂子「そうね。でも、次の愛が、前の愛以上という補償もないし、私はもう……年を取り過ぎた……」

咲「いやいや、まだ若くて美人さんじゃ……ない……ですか……」

美穂子はみるみるうちに干からびていった。髪は抜け落ち、ほとんど骨と皮だけになり、強い異臭が咲の鼻をつく。
アロマの香りはすぐに打ち消され、この骸だけが、この極めて優しい雰囲気の部屋に一つだけ浮き出ていた。

美穂子「これでも私を愛してくれますか?」

咲はどうする?>>271

①はい、愛ゆえに ②お断りします ③このドクサレがァー!喰らえッ!嶺上開花ッ!

などなどご自由に

ははっそうっすねーみたいな感じでごまかす


咲「あははっ……そんな……いや、だ、大丈夫ですよ」

美穂子「何が大丈夫なんですか?」

咲「うん、きっと大丈夫ですよ、愛があればね、愛が」

美穂子「つまり今の私を抱いてはくれないんですか?」

咲「いやー、ちょっと好みじゃなかった、っていうか……それでも部長なら」

美穂子「久は私の元を去りました」

咲「うん、うん……」

咲はタジタジになった!

美穂子「そうですよね……私なんて……もう愛される【資格】も……ありませんよね……」

美穂子の骸は音を立ててその場に崩れた。

咲は静かに5番の部屋を出た。美穂子はもう現れない。しかし、5番の部屋にはつよい怨念がこめられて

二度と入ることはできなくなった……


なにする?>>275

美穂子に会う方法を捜す


咲「悪いこと……しちゃったかな……」

咲「謝らなきゃ……でも福路さんはどこにいるんだろう」

咲「探そう!末原さんも手伝って!」

末原が物陰から現れた。

末原「おい、宮永……そっとしておくのも、愛やで」

咲「そんなぁ……私、福路さんに謝らないと、目覚め悪いし……」

末原「はぁ……でも、どないせいっちゅうねん……まあ探しまわるか」

咲と末原は病棟内をうろうろした。しかし何も見つからなかった。

赤土「よっ」

赤土が現れた!

咲「赤土さん! 福路さんに会う方法を教えて下さい!」

末原「相変わらずの他力本願……」

赤土「大切な人を亡くしたあと、誰もが思うことだな……ふむ……」

赤土「二人は『キューブラー・ロスの5段階』というものを知っているか?」

咲「知らんでおまんがな」 末原「私は知っています」

赤土「人が自分の死を受け入れるには5つの過程がある。【否認】→【怒り】→【取引】→【抑うつ】→【受容】」

赤土「私は、大切な人の不意な不幸に関しても似た過程を人は歩むと思う」

赤土「そして【受容】の先に【希望】はあると思うか?」

咲「>>282

①ありますよ、きっと ②わかりませんよぉ ③ねーよハゲ
④とっとと戒能さん呼んで下さーい 

などなどご自由にお願いします!

4


咲「とっとと戒能さん呼んで下さーい」

末原「おい、宮永」

赤土「答えなんて誰にもわからないのさ……」

咲「だから早く戒能さん呼んで下さーい」

赤土「わかった。でもお金がないな。彼女を呼ぶには最低でも50円必要だ。

さっそく4番の部屋でお金を稼いでくれ」

咲「はーい」

……

アレクサンドラ「何かを捨てるということは何かを得るということだ。」

アレクサンドラ「そして何かを得るためには何かを捨てなくちゃあ駄目だ」

アレクサンドラ「さて、50円分、誰を売る?」

原作で咲が面識がない(赤の他人レベル):1円 
面識がある(あっ深堀さん…レベル):5円 
会話したことがある(宮永さん原村さんレベル):10円 
大切な人である(咲さん!和ちゃん!レベル):50円


アレクサンドラ「おぉ!今日は仲間を連れてきたな。仲間は100円で売れるぞ。末原恭子かー前から欲しいと思ってたんだよね」

この病棟にいる人は基本的に売ることが出来ない……またもう売った人は売れないぞ
(売却済み:京太郎、和)

>>下から、50円分稼ぐまで売りまくるぞ。50円たまったらそこでストップだ。

50円たまったぞ


咲「じゃあまずおねえちゃんを。それでも足りなかったらお父さんを売ります。それでも足りなかったら……」

末原「鬼や……ホンマ……」ホッ

咲「末原さん、ひょっとして自分が売られなくてホッとしてませんか?」

アレクサンドラ「おねえちゃん?宮永照のことか!?」

咲「あんまり覚えていないんですけど……なんか嫌な思い出もありますし……」

咲(チャンネーが迎えに来るって、お姉ちゃんのことだよね)

咲(そのお姉ちゃんを売り払えば、私は襲われなくて済むんだよね?)

アレクサンドラ「あ、ああ!もちろん商談成立だ!いや、まさか宮永照が50円で買えるとは……すごくお得だ」ブツブツ

咲は肉親を売って50円を手に入れた。その50円を赤土に払って戒能を呼ぶことにした。


戒能「次変なことしたらマジ出禁、ゲラウトしますよ」

咲「だ、大丈夫です!……相手はクソババアでしたから……」

末原「でも、戒能プロのナイスバディになるんやで」

咲「そ、それじゃあ……」

戒能「マジ出禁ですよ。お金も赤土さんから貰ったし……呼びますね」

戒能「うにゃうにゃうにゃ……」

戒能は福路美穂子を降霊しようとした

戒能「うっ……これは……ナカナカ……ヘヴィ……ですよ?」

咲「ゴクリ……」

戒能(美穂子)「……」

咲「まずはきちんと降霊したか、おっぱいチェックを……」

咲が手をのばそうとした時!

戒能は突然自分の右目に指を突っ込んだ!

咲「ヒッ!」

戒能は自分の右目を引きずりだし、それを咲に差し出した

戒能(美穂子)「……【資格】は5人揃わねば手に入らないです……仲間を4人集めれば、自然と手に入ります。
そして、この右目を使えば……【契約】の時は近い。

本来、【資格】がなければお渡し出来ませんが……これを渡すので……」

戒能(美穂子)「せめてもの人の心があるならば……」

戒能(美穂子)「私の魂に安らぎを」

咲は【碧い右目】を手に入れた!これは装着可能アイテムだ。

咲(やったね!超重要アイテムゲットじゃん!)


戒能「うっぅ……うーっ…!」

戒能良子は血だらけの右眼窩を押さえてうずくまっていた。鬼の形相だ。

咲「い、痛そうですね……あー、こんな時に憩ちゃんがいればなー」

戒能「ノー……プロブレムッ……あの娘の……ハートの……方が痛いッ……」

咲「でも、参ったな。血だらけの右目を渡されても……巾着袋に入れたら、汚れちゃうし」

咲「装着するのは……必然的に、私か末原さんになりますね」

末原「わ、私は断るで!そんな大事なアイテム、守りきれる自身がないッ!」

咲「でもぉ……私だって痛いのは嫌ですよ……」

どっちが装着する?>>295

第三者だった場合は、偶数が咲になります

咲ちゃん


咲「やっぱり末原さんに装着させたら、下手したらなくなっちゃうかも」

咲「私は死ぬ気はしないけど、末原さんだからなー」

末原「おい、歯ァ食いしばれ。まだウチの方が強いんやで?」

咲「憎まれ口くらい、叩かせて下さいよ……」

咲は自分の右目に指をつっこみ、その右目を引きずり出して取り出した。

咲「いったっ……痛いよぅ……さあ、末原さん」

末原「は?まさか、私に、この碧い右目を……入れろと」

咲「他に誰がいるんですかぁ……私は痛くて……たまらないし……精密な動きができません」

末原「わかった。あんたの覚悟、受け取ったわ」

咲「んっ……初めてなんで……優しく……入れてぇ……あぁん!」

末原「変な声出すなボケェ!ほら、入ったで」

末原は咲の右目の窪みに、【碧い右目】を入れた。

末原「どや?見えるか?」

咲「んっん~~馴染む、馴染むぞぉ~~末原さんの顔の毛穴の汚れまでパッチリ見える!」

末原「はぁ……そらよかったで」

咲「で、この余った私の右目、どうしましょう……末原さん、食べてくれませんか?」

末原「なんで、食わなあかんねん!」

末原に食べさせる?>>297

取っておく


末原「絶対にお断りや。目玉なんて」

咲「えぇ~美味しいのにぃ~」

末原「食ったことあるんかい!」

咲「じゃあ、私の右目と末原さんの右目を交換でも……」

末原「そんなお人形やないんやから、とったりつけたり出来るわけないやん……」

咲「そうですね。でも捨てるのももったいないんで、この巾着袋に入れておきます」

咲は巾着袋に自分の右目を入れた。

咲「私の右目を食べてくれる人……いないかなぁ……」


咲は廊下に出た。すると、いつもは見えなかったものが見えた……

咲「ねえ、末原さん。【扉】と反対の廊下の突き当りに……ドアなんてありましたっけ?」

末原「ん?そんなん見えんけど」

咲「ふーむ……これは【契約】に関わっているんだね……」

ちなみに、美穂子の右目の副作用としては、戦う相手の戦闘能力が事前にわかるぞ!(一部、分からないキャラあり)
つまり、危険なバトルを避ける事が出来る代わりに、刺激的なバトルができないのだ……

咲「もっと探検したいけど……今日はもう遅いから部屋にもどろ……」

ベッドの上ででのんびりしていると、豊音がやってきた。

姉帯「うわーっ!綺麗な右目!」キラキラ

豊音は目をきらきらさせて顔を近づけてきた。

咲「あ、あげませんよ!」

姉帯「殺すことになったら、そのあとに貰うけど―」

豊音は夜の検診をした。

姉帯「特に異常なしだねー。明日には点滴抜けるよー」

豊音に何を聞く?>>301

貴女の大切なものを教えてください


咲「【手段】の入手法を教えて下さい!」

姉帯「んー……誰にでも知っていることと知らないことはあるよー」

姉帯「【手段】の入手法なんて、もし知っていたら、怖くてあなたみたいな人には教えられないけどねー」

姉帯「でも【手段】がなんなのかは聞いたことがあるよ―」

咲「教えて下さい!」

姉帯「【手段】は、外の世界へ行くための乗り物だよー

  【許可】と【手段】があれば、とりあえずこの病院とはおさらばできるけどー

  ただし、【資格】と【契約】なくして、宮永さん、あなたに【自由】なんて、多分ない

  でも、思うけど、一体世界に真の意味で【自由】な人なんているのかなー?

  ま、何十年も不自由だった私は【自由】を求めてここに来たんだけどねー」

咲は【手段】が乗り物であることを聞くと、話が長くなりそうな気配を察知して寝たふりをした。

姉帯「あらら、もう寝ちゃったー……可哀想な宮永さん。

こんなにみんなは力になってくれるのに、いつまでたってもひとりぼっち……ふふっ、私もみんなに久しぶりに会いたいな―」

姉帯は消えてしまった。

寝る前に何をする?(ベッドの上から動けない)>>304





瞑想


咲「瞑想でまたトレーニングしよっ……んっ…んんっ……」

咲「はうっ……ここ……んっ……んんっ……」

咲「んんーっ!はぁ……はぁ……雀力は上がったかな……」

咲は寝る前に瞑想をした。しかし、咲の雀力はもう上がらない!

咲「瞑想じゃもう限界だよぅ……実践しないと……」

咲「ふあぁああ……今日も1日疲れたぁ……」

咲は深い眠りにつこうとした。その時だった。


豊音「ごめんねー帽子忘れちゃったよ―」

豊音が忘れ物をとりにやって来て、咲の安眠を妨害した。

咲は内心、頭にきた。が、グッと堪えた。

豊音「うん、変なもの付けられてないねー」パタパタ

咲「……貴女の大切なものを教えて下さい」

豊音「へ?」

咲「教えて下さい」

豊音「大切なものかぁ……高校3年生の時に出来た、4人の友だちとの思い出かな。

   みんななにやってんのかなー……でもふと思うんだ。

   今さら、年をとったシロやエイちゃん、胡桃や塞に会っても何話していいんだかわからないってー」

咲(しめしめ、名前を聞き出したぞ。こいつらを売って金をゲットしてやる)

咲「そんな仕事やってるからですよ。あと、友達少ないですね」

豊音「そうだよねー……」ポロポロ

咲「はわわ、泣かせちゃった…!泣かないで下さい、ウザイから」

豊音「クスっ……」

咲「今度は笑って……気持ち悪」

豊音「さっきのがさー、少しだけ、シロに似てたよー……宮永さん、少しだけ……救われた……」

豊音は消えてしまった……安価ミスの責任を取らされてしまったのだ……

咲は深い眠りについた。

咲「ふぁ……姉帯さん……背、縮みましたね……」

咲が朝起きると、枕元に一人の少女が立っていた。外国の少女のようだ。

ネリー「……」

ネリーは黙って点滴を抜いた

咲「あ、あの……誰?ですか…」

ネリー「I can’t Japanese well … Ohmmm…. おかねくれたら日本語はなすよ」

咲「お金なんて今はないよう……」

ネリー「バーイ」

豊音の代わりにネリーが現れた。お金がない状態だとろくすっぽ相手してくれないぞ!


咲 【状態】走り回れる 【雀力】73 能力:嶺上開花(lv2) 【許可】あり

【もちもの】目玉、釘

咲「よし、今日は……仲間探しとあの新しく見えたドアを調べてみよう」

3日目の咲は活発に動き出すのだ

咲「廊下に出て、っと」

池田「こら!清澄!いざ尋常に……」

咲「リンシャンするまでもねぇ」ドゴ

池田「ギニャ!」

咲は池田を撃破した!雀力が10上がった!

咲「いいウォーミングアップだね!」

咲はまずあたらしいドアに向かった。
これはいくつかの条件を満たさないと見つけることが出来ない【承認】を得るための部屋に通じているぞ

咲はドアノブに手をかけた

咲「ぐ……この嫌な感じ……覚えがある……圧倒的に、嫌な感じ……中に……ナニかいる……」

野生の直感が咲を刺激する。この扉の先には、【獣】がいる、と。

これは開けてはならないパンドラの匣だ。はたして自分に開ける【資格】があるのか。彼女は己に問いかける。

咲はどうする?  この時の咲は異様に警戒している。

入るか入らないか、この下から先に3票集まった方で判断します

>>309 【承認】バツ 【契約】マル

咲は悩みに悩んだ。ドアノブに手をかけ、どれくらいの時間考えていただろう。

ポン。肩に手がおかれた。

咲「末原さん。どうしたらいいですかね」

末原「アンタらしくもない。その先に【契約】があるんやろ?」

末原「いつもみたくばばーんといかんかい。女は度胸、何でもやってみるもんやで」

咲「末原さんが強気だと嫌な予感しかしませんよぅ……」

末原「……何があっても私が一緒や、咲、自分を信じるんや。私が信じた、お前を信じるんや」

咲「やれやれ……分かりました、開けますよ。悪いことになったら、全部末原さんのせいですからね」

末原「責任転嫁はよくないでぇ」

咲は【資格】もないのに【契約】のドアを開いた。


まず二人の目に飛び込んできたのは、諸悪の根源が平然と食事をとっている姿だった。

すこやん「あ、どうも」もぐもぐ

二人は息を飲んだ。部屋に一歩踏み入り、そこから動くことは出来なかった。

鉄筋コンクリートがむき出しの殺風景な部屋だ。蛍光灯はカチカチと音を炊いている。

そして机に向かい、小鍛治健夜は右手首に手錠をはめている。手錠は一本の鉄柱に繋がれ、彼女には身体の自由がないらしい。

左手でスプーンを握り、慣れた手つきでペースト状の何かを食べている。

咲「はーっ はーっ はーっ」

末原「咲、落ち着くんや」

咲「これが落ち着いていられますか。思い出しました……あなたが私をここに閉じ込めて……」

末原「咲!」

咲「宣言するッ!今から3秒以内にッ!貴様にッ!嶺上開花をッ!叩き込むッ!」

【咲の雀力】83

すこやんの雀力 >>316のコンマ下2桁 

ミス! >>319のコンマでお願いします

てい


咲の後ろに、百合の花が咲き乱れる。

宮永咲、全身全霊をこめた嶺上開花はいともたやすくその頭を

粉砕した

咲「はーっ……はーっ……」

咲は肩で息をする。終わった……終わったんだ。

咲は万感の思いで、涙を流す……

末原「おいおい、ちと呆気なさすぎるで……というか、いくら相手が悪魔でも、ノータイムで殴りかかるのは……」

末原は疑心暗鬼だった。仮にも元国内最強プロ。それが今の自分でも受け止められる嶺上開花程度で……いくら咲の渾身の一撃とは言え……無抵抗で吹き飛ぶものだろうか……

末原「ホンマに……やったんか……?」

咲「末原さん、手応えはありました。コイツの命はとりました。」

末原(ここは凡人のウチがサイコロ回して頭も回すで。勝ち誇った時が一番危ないんや!いつ襲われるのか……)

末原は周囲を警戒している。咲は穏やかな表情で、その場にへたりこんだ。


末原「咲!警戒を怠るなッ!敵はいつ襲ってくるかわからんで!」

咲「もう……ほら目の前に死体があるでしょ……脳みそを吹き飛ばされて、生きていたら人間じゃありませんよ」

咲「それに、手応えがありましたって。小鍛治健夜は死にました」

末原「ほんまかいな……」

咲「終わったんです……この長い戦いは……はーっ……」

末原「ほんまか……なんやこの呆気無い幕切れ……ウチの出番なんてないやん」

咲「帰りましょう……お家へ……」

咲と末原は小鍛治健夜がいた部屋をあとにした。中には頭を吹き飛ばされた無残な死体だけが残されていた。

咲の雀力が10アップした! 

【小鍛治健夜の雀力22】 【咲の雀力93】



咲「さー、あの【扉】を開けて、待っているのは、元の世界ですよ!」

末原「なあ、宮永、あんた記憶取り戻したんか?」

咲「いいえ、とりあえずあの人を見た瞬間、【敵】だってことは一瞬で感じました」

末原「それにしても結局あんたは【許可】しか手に入れられなかったわけやな」

咲「関係ないですよ、小鍛治さんを倒したんだから」

末原「そーいうもんかなぁ……」

二人は【扉】の前にやってきた。

扉を開くには合計1800程度の雀力が必要だ。(憩と豊音が消えたため、ガードが少しゆるくなったぞ)

咲と末原は協力して扉を破壊しようとしたが、破壊することは出来なかった。

咲「ふー……無理ですねぇ」

末原「しっかし固い扉やなぁ」

咲「仲間でも探しますか」

末原「せやな」


咲と末原は廊下をうろうろした。しかし、誰も現れなかった。

末原「おっかしいなあ……この時間帯はセーラとかおるんやけど」

咲「じゃあ、とりあえずお金でも稼いでお薬打って強くなりましょうよ」

二人は4番の部屋……アレクサンドラの部屋を訪れた

しかし、鍵がかかっていて開けることはどうしてもできなかった……

咲「あれ?いっつもお昼時は営業してる業突張りのアレクサンドラさんが……」

末原「なんやなんや」

咲「そ、それじゃあはやりんに強くなる方法でも聞きましょうよ!」

二人は8番の部屋……はやりんの麻雀教室を訪れたが、ここも鍵がかかっていて開く事はできなかった……

他、7番の部屋以外、すべての部屋の鍵がかけられていた

咲「ど、どうしよう……」

咲は途方にくれてしまった

なにする? ↓2(今後、安価ミスを防ぐためこのスタイルでいきます)


咲「とりあえず全力を出したから疲れた……休もう……どっちにしても明日は退院日だし……」

咲「多分、3日目終わると勝手に【扉】が開くから……なんとかなるよね……」

咲「あっお姉ちゃん売ったからどうなるんだろ」

咲「アレクサンドラに売られた人はどうなるんだろ?」

咲「……」ブルッ

咲は部屋(咲の部屋は7番です)に帰り、ベッドで休んだ

咲「遅いな……あの外国の子……明日になれば……私は……」

咲は深い眠りについた。


咲「はっ!」

咲は勝手に目が覚めた……

目覚めの悪い朝だ

ネリーがベッドの隣の椅子に座っていた。末原もその隣の椅子に座っていた。

特に点滴も打たれていないようだ

咲「ふー……末原さん、無事、退院日を迎えられました」

末原「あのな……」

末原は今にも泣きそうな顔で咲を見た。

咲「どうしたんですか?」

末原はちらっとネリーを見た。ネリーはあくびをしている。

末原「……あんた、殺人罪で終身刑やと……」

咲「は?」


咲「え?なんでですか?私、池田とかぶっ飛ばしましたけど、特に何もありませんでしたよ。

  傷害罪で懲役食わないのに、なんで人殺したら終身刑なんですか?

  え?そんなんおかしい?おかしいのはこの世界の方ですよ!

  そもそも嶺上開花和了っただけで、死ぬ方が、悪いですよ!」

末原「まあまあ、落ち着いて……この娘が教えてくれただけやから……」

末原はネリーを指さした。

末原「といってもそれしか教えてくれないし、彼女は咲と話すつもりはないそうや」

咲「……教えてください。どうすれば、戻れるんですか」

ネリー「おかね」

ネリーは相手の弱みに漬け込んでお金を要求してきた!


咲「ええっと、私の持ち物は……スマホと巾着袋……巾着袋の中には目玉と釘……これが私の全財産です……」

末原「スマホ以外になんの価値もなさそうやなぁ。こらもうスマホ売るしかないで」

咲「これ貰い物だし……まあいいよね。はい、スマホあげるからとりあえず知ってること全部教えて」

ネリー「おかね」

ネリーはスマホには興味を示さなかった。

咲「な、なら、目玉と釘、どっちが欲しい?」イライラ

ネリー「おかね」

ネリーはあくまでお金を要求している。

どうする? ↓2


咲「チッ……末原さん、お金貸して下さい」

末原「断る……というか、前にアンタに財布盗まれた時、全財産失ったわ……メゲるわ……」

咲「そんな簡単にめげないでくださいよぉ……投げたいのは私なんですから」

咲「……あーあ……アレクサンドラさんのお店さえ開いていればなー……いくらでもお金稼げるのに……」

ネリー「……」ピクン

咲「ねぇ、お金なら後日お支払いするから……知ってること教えてよ」

ネリー「……たんぽ」

咲「たんぽ?ゆたんぽ??」

末原「アンタが確実にお金を払うように、何かを提供しろ、と言っとるんや。もし払えなかった時はそれで我慢するよってことやな。

要するに、人質みたいなもんや」

咲「末原さん物知りですね。で、何で担保すればいいのかな?」


ネリー「碧い右目:100円 普通の左目:1円 心臓:100円 肝臓:50円 腎臓(2コセット価格):10円 腎臓(1コ):1円 血液1L:1円」

ネリー「それらを担保にお金、貸す。そのお金を私に払う、あなたは情報を手に入れる」

ネリー「ギブアンドテイクだよ!」

咲「……ちょっと安すぎませんか、私の心臓!」

ネリー「自分で自分のこと、いくらだと思っているの?」

咲「↓2」


咲「ご、500円!500円はする女だよ、私は!」エッヘン

末原「なんやえらい謙虚やなぁ」

ネリー「500円もするの?じゃあ500円貸すよ」

咲「やったね!」

ネリー「担保は宮永さん、あなた自身ね。期限は今日。今日中に550円集めないと、あなたはネリーのものになるよ!」

咲「えっなにそれ!50円増えてるじゃん!」

ネリー「1日で1羽カラスがカーと鳴くんだよ、ここじゃ。貸した瞬間、カラスは鳴くよ」

末原「つまり1日1割の利子ってことやな」

咲「それじゃあ、500円もらいます。そしてあなたはいくらで情報をくれるんですか?」

ネリー「全財産くれたら何でも話すよ!」

末原(良かったなぁ、宮永……現実的な額で……)

咲「嘘ついたら収容所に叩き込みますよ。そこで豚の餌にでもなればいい」

ネリー「じゃあ【契約】するから服脱いで」


咲「しかたないなぁ……明日までにお金返せなかったら好きなだけ見れるんだから……ちょっとくらい待てばいいのに……」ぬぎぬぎ

咲は裸になった。

末原「まあ500円ぽっちの裸やな」

咲「末原さん!……こっちは恥ずかしいんだから……もうっ」クネクネ

咲は股と胸を手で隠しながら、ベッドの上で顔を俯けて恥ずかしがっている。

ネリー「じゃあ体に私の名前描くよ。」

ネリーは明らかに油性ペンと思しき黒ペンを取り出した。

咲「ど、どこに名前を書くんですか?」

ネリー(どこでもいいしお金にならないからこそ迷うよ……)

どこに書く?(体の部位を指定してくれ!それ以外だと咲の大事な所に書かれてしまうぞ!)↓2


ネリー「ど~こ~にしようかなっ、ソビエトの独裁者の言うとお……」

咲「やっぱりこんなガキにいいようにされるのは気に食わねぇ!」

咲「小鍛治健夜を倒したこの拳でてめぇをぶっ飛ばすッ!」

末原「や、やめるんやー咲っ!ウチラの他にこいつしかここにおらんのやでっ!」

咲「なーに、殺さない程度に傷めつけて、向こうから金払って情報を言いたくさせてやりますよ」

ネリー「んー、そういう展開かー……自国の戦争はお金が儲からないんだけどね」

ネリー「私が望むのは中立国として戦争をする両方の陣営を支援してお金を巻き上げる立場だよ」

ネリー「でも戦わないと失うもののほうが多い時は……この生命、尽きるまで相手する、それが私の主義ね」ごごごごご

末原「咲ッ!コイツはなんかヤバイッ!オーラの底が見えないッ!あと今のお前は裸や!」

咲「関係ないッ!やると決めたらやるッ!」

末原(コイツ、怒りで相手の雀力が見えることを忘れとる

……否ッ!恐らく咲はそこまで周りが見えなくなるタイプじゃない。おそらく、相手の雀力をその右目で見極めて喧嘩を売ったんや!ずばり……ネリーの雀力は……)

咲(【16】!右目から不気味なオーラ出してる癖に弱いったらないよ!)

しかし相手は運命奏者だ!

咲はゾロ目を出せないと勝てないぞ ↓2


咲「運命の環の外へッ!お前を吹き飛ばすッ!」オラァ!

ネリー「無駄、無駄無駄」

咲の嶺上開花が見事にネリーのこめかみにスマッシュヒットした……と思われた。

咲「勝ったッ!」

咲は勝利を確信した。が……

咲「ハッ!私は確かに今ッ!目の前の敵に嶺上開花を……」

咲は自分が裸でベッドの上で立ち上がろうとしていることに気がついた。


末原「咲ッ!コイツはなんかヤバイッ!オーラの底が見えないッ!あと今のお前は裸や!」

咲「関係ないッ!やると決めたらやるッ!……ハッ!」


ネリー「運命は確定したね……宮永咲、お前はこのネリー・ヴィルサラーゼに勝つことが出来ない……そういう運命が……」

咲は再び嶺上開花を繰り出した。しかし、ネリーの頭部を吹き飛ばす度に、時間はその少し前に戻るのであった。

咲「ハーッ……ハーッ……」

咲「勝てない……勝てない……もう何百回も頭を砕いているのに……勝てないんだよぉー!」カタカタ

咲は二度とこの眼前の少女に勝つことが出来なくなった事に絶望した。


ネリー「雀力だけですべて上手く行かないって、小鍛治プロを殺した時に気が付かなかったのかな?」

ネリー「麻雀は奥が深い……サキがもし……嶺上開花のさらに先の能力を得ていたら……

    勝負はわからなかったね」

咲「ひっく……」

ネリー「さーて、【契約】の時…」

咲「末原さん……助けて……」

末原「言われんでも全開モードやッ!コイツは私がぶっ倒す!」

末原はスカートとリボンを装着して、雀力を大幅に向上させた!

末原「咲、待っとれ。そのための【仲間】や!」


ネリー(しまった、私の能力は噛み合えば【運命奏者】以外どんな相手も楽に倒せるけど、数で突っ込まれたら分が悪いね!)

末原「凡人舐めんなオラァ!」

↓2 ゾロ目なら末原まさかの勝利


末原「回れサイコロ!燃え尽きるほどヒート!」

ネリー「磨きぬかれた雀力……河原に落ちている石ころも、何十年も毎日磨けばここまで美しくなるんだね」

末原「おおおおおっ」

ネリー「しかし憐れよのぉ……【運命奏者】でなければ、私と対等な勝負なんてできない」

末原「刻むぞ凡人の……ビート!」ドドドドド

ネリー「貴様には、その才能がなかった……そして恨むなら、己の運命を恨みな」

ネリー「運命の環の外へッ!さらば末原ッ!貴様には……墓標すら与えんッ!」どしゃ~ん

末原は空間から消えてしまった。そしてもう二度とここには帰ってくることは出来ないのだ

咲「末原さん……なんて使えない奴……それでも……私がここまでこれたのは……あなたの……おかげでした」ポタポタ



ネリー「敗者が勝者に対して……どう振る舞うべきかわからないほど愚かでもないよね、サキ」

咲はベッドから降り床の上に正座し、ネリーがベッドに腰掛けた。

咲「う……ううっ……」ドゲザ

咲「この度は大変……申し訳ありませんでした」

ネリー「日本式の降伏スタイルなんだね、裸で身を床に投げるのが」

咲「もうっ……二度と、逆らいませんっ……だから……どうか…」プルプル

咲は屈辱に身を震わせた。

ネリー「んー……ネリー外国人だからよくわからないんだよね。サキ、動物みたいに服従の姿勢をとってみてよ」

咲「……はい」

咲は床に仰向けになり、足を大きく広げ、大切な場所を全部ネリーに見せた。いわゆるまんぐり返しの形である。

ネリー「さて、さっそく【契約】しよう」


ネリー「んーその恥毛はちょっと【契約】の邪魔だね」

咲「痛っ」

咲の丘に慎ましやかに生えている毛をネリーは毟ってみた。

ネリー「ん?」

咲「っ……私の……邪魔なお股の毛を……綺麗に剃ってください……ご主人様……」

咲は、手でどこも隠すことが許されず、剃刀で他人に恥毛を剃られると言う屈辱を堪えていた。

敗けるということはこういうことだ。何時の世もそうである。勝者は敗者のすべてを蹂躙する。


ネリーはペンで、咲のツルツルに剃られた恥丘に自分の名前を刻み込んだ。

Nelly Virsaladze

咲(もうっ……お嫁さんにもいけないよぉ……)

ネリー「よしっ、あとはこの契約書に判を押せば、契約完了だよ、サキ」

ネリー「戦争に負けたんだから、契約内容は大幅に変更されたね」

【契約】
 ・ 宮永咲(甲)はNelly Virsaladze(乙)に無条件で服属する
 ・ 甲は【自殺】ならびにそれに準じる行為すべてを禁ずる
 ・ 甲は乙の許可無く一切の【交戦】を禁ずる
 ・ 甲は【生命】に関する事項以外の乙による命令の【拒否権】の一切を放棄する
 ・ 本契約は甲が乙に賠償金として金【参萬円】を支払った時に失効する

ネリー「うん、こんなものでいいかな。三万えーん三万えーん」

ネリーは口紅を咲に渡した。

咲「うっ……濡れてて……朱が乗らないよぅ……」クチュクチュ

咲「あっ……こんな所に塗ってっ……判子……恥ずかしいっ……」ペタッ

咲は自分のまだあまり使い込まれていない朱肉を用いて、自ら契約書に判を押した。

一方、ネリーはサインの横に拇印を押しただけだった。

ネリー「綺麗に引き締まっていて、いい形だね、サキ」

咲「っ……///」


咲は【契約】を手に入れた。


咲「それじゃあご主人様ぁ……咲を……可愛がってください……もう……我慢なんて……出来ないですぅ……」フリフリ

咲は腰を突き出し、手で秘所を開いて誘った。しかし……

ネリー「やだよ。汚い。でも明日までにお金稼げなかったら、客とってもらうよ。

    咲は明日から娼婦になるんだよ。賠償金を払うために、どんなことでもやってもらうから。」

ネリー「じゃあ、それまで頑張るね。」

ネリーは咲の身体に一切触らずに、部屋から出て行ってしまった……

咲(ちっ……私の身体で虜にしてやろうと思ったのにっ……)

咲「でも……明日までに3万円を稼ぐか……ネリーをどうにかしないと、本当に私、終わっちゃう……」

なにする? ↓2


赤土「おいおい、ひどい有様だな……」

赤土晴絵がやってきた。

咲「赤土さん!……どうして……誰も、居ないんじゃ」

赤土「3日目を超えた4日目の突入は、小鍛治のシナリオにない出来事だ」

咲(というか、末原さん、ネリーじゃなくて赤土さんを呼べよ……)

赤土「本来、あそこで小鍛治が死んでも、宮永照がすべてを巻き直す予定だったんだが、それを売るからこうなる」

赤土「そして、私自身、4日目に来るのは初めてのことだ……」

咲「とりあえず、服、ください……」

咲はすっぽんぽんだった。服はネリーに没収されてしまった。しかし……

赤土「私だってこのお気に入りの緑の服しか持ってないんだ」

赤土「暇があれば、今日から新しく出店した服の国広に買いに行くしかない」

赤土「で、どうするんだ?」

咲「ネリーを殺せる仲間を探します」



咲「というか、赤土さん、仲間になってください。赤土先生ほどの実力者なら、ネリーごとき確殺ですよね?」モミモミ(揉み手)

赤土「それは出来ない。というか、それができたら最初からお前に協力しているさ……」

咲「チッ……」

赤土「……フッ……お前は金を稼がないんだな」

咲「あんな程度で私が屈服したと思っているんですか?受けた屈辱は100倍返し、それが宮永家の家訓です。

  金を稼いでネリーを喜ばせるくらいなら、ネリーが糞した後の便器を舐めた方が100倍マシです

  あの娘にとっての勝利は【金】を得ること。それ以外はただの過程に過ぎません

赤土「ネリー・ヴィルサラーゼはどこかお前に似ているな」

咲「……」

赤土「この地獄にいて、なお、お前は楽しんでいる。違うか?」

咲「……あのネリーに私の尻の穴を舐めさせるまで、私は楽しめるとは思いませんけど」

赤土「その殺意……きっと素敵な仲間が見つかるさ……」

赤土は消えた。

咲は強い仲間を求めて、廊下に出た。

↓2 すでに登場済みのキャラクター以外でお願いします。登場済みならその下のキャラクターが登場になります、すみません。

咲「なるべく!強そうな人でお願いします!文堂とかは絶対にやめて!絶対に!」


咲(ううっ……裸で外に出るのって……すっごく……)ブルッ

咲(それに戦う事も出来ないんだよね。もし今、襲われたら、私、どうなっちゃうんだろ)

衣「衣と同じ香りのする妖異幻怪に惹かれて来てみれば……」

咲「わわっ!露出狂じゃありません!とりあえず、服、ください!」

衣「はじめと同じにおいのする好事家とは合縁奇縁」

咲(……雀力は31……でもっ……私だって学習する……)

咲(さっきまでの私は、例えるならスカウターに頼りきっていたラディッツ。雀力なんて絶対的なものじゃないし

  麻雀の勝敗なんてたゆたって当然っ……そうか……美穂子さんがいつも右目を閉じているのは……これに頼り過ぎないようにするためなんだ……!」

咲は勝手に勘違いした!

衣「?右目を閉じて……そんなに衣の姿を見たくないのか?」

咲「確かに……今ならわかる……衣ちゃん。あなたは私と同じ香りがする。」

衣「衣のほうがお姉ちゃんだ!」

咲「どうか!私と一緒に、あの極悪非道鬼畜米英のネリーを倒すのに、協力してください!」

衣「む……」

↓1 奇数ならば仲間に さらに素数ならば【運命奏者】状態だ!


衣「……すでに気息奄々の貴様に……誰が仲間になどなるものか」

咲「そんな!衣ちゃん!私の事見捨てるの?」

衣「見捨てる……」ズキン

咲「私は今、何も持っていない。明日には客も取らされて、これから……私は……」

衣「……もし、衣が咲と一緒に戦って……負けた時……衣は多くの朋友を裏切ることになる」

衣「だから衣は協力できない」

咲「そんなぁ……」

衣「しかし……」

ワハハ「ワハハーどうした衣ー」

衣「智美!……やっぱり、私は戦えない、もし負けたら、智美を裏切ることになるから」

ワハハ「自分の運命は自分で歩むべきだ」

衣「呉越同舟。その道中にまた素敵滅法な出会いも待っておろう」

ワハハ「身体には気をつけろ、ワハハ」

二人は消えてしまった……

咲は裸で廊下にうずくまりながら、いじいじしていた。

咲(そうだよね。誰も私なんて助けてくれないんだ。このままネリーちゃんに堕ちるところまで堕とされて……)

咲(いつの間にか、ネリーちゃんに刃向かえなくなって、隷属している自分が想像できちゃう)

咲(お金のために、どんなことでもやらされてっ……)

咲「……っ……っ」

咲は涙をこらえて、唇を噛み、憎悪の念を滾らせた。

そんな咲の前に仲間は集まってくれるのだろうか……

↓下から3人、咲の魂に共感してくれる人が現れた。すでに登場済みの人物はパスされます。

ただし、コンマが偶数だった場合は出会えません。素数だった場合、何かしらのオプションがつきます。


そんな咲の耳に、遠くから勇ましい歌が聞こえてきた

Ah! ca ira, ca ira, ca ira (ああ!全てはうまくいく!)

les aristocrates a la lanterne! (貴族を街頭に吊るせ!)

Ah! ca ira, ca ira, ca ira (ああ!全てはうまくいく!)

les aristocrates on les pendra! (貴族を縛り首にしろ!)

うずくまる咲に日傘がさされた。咲は顔をあげた。

ミョンファ「ネリーをひっ捕らえて、広場のギロチンで」

ミョンファ「殺したいなら協力しましょう」

咲「あなたは……」

ミョンファ「雀明華と申します。」

ミョンファ「あのグルジアの怪者とは、古い付き合いです」

風神が仲間になった!……他の人とは出会うことが出来なかった……


咲「……ありがとう……お姉ちゃん……私っ、一人ぼっちで、どうしたらいいのか、わからなくって」

ミョンファ「涙を流すのは、戦いに勝った後です」

咲「こ、ここじゃ恥ずかしいから///私の部屋に……」

二人は7番の部屋に移った。

咲「ミョンファお姉ちゃんは、どうして私なんかと……私なんて、もう死にかけの駄馬みたいなものなのに」

ミョンファ「……あなたに素質があるからです。【運命奏者】としての素質が」

咲(ところで、屋内でも日傘してるんだ……)

咲「その……【運命奏者】ってなんなんですか……」

ミョンファ「片手で数えるほどしか、世界にない原石です」

ミョンファ「現在、確認されている【運命奏者】はネリー・ヴィルサラーゼただ一人。」

ミョンファ「素質があるのはあと3人です。天江衣、高鴨穏乃、そしてあなた」

ミョンファ「天江衣は、【運命奏者】の外見を引き継ぎ……これ以上専門的な話はやめておきましょう。母の受け売りですので。」

ミョンファ「私は【風神】ですが、はっきり言って【運命奏者】には無力です」

ミョンファ「【運命奏者】は、それぞれ戦いに関して圧倒的に優位な能力を持っています。対等な戦いはほぼ不可能です」

咲「問題は、私はもう、ネリーちゃんと戦えない、ということだよ。代わりに戦ってくれるなんて、都合の良いことなんて……ないですよね……」

ミョンファ「条件がありますわ。取引をしましょう」


ミョンファ「もし私がネリーを撃破できれば、次は私と【契約】を交わして欲しいのです」

咲「も、もう【契約】は嫌!奴隷は嫌だよぉ……」

ミョンファ「安心して欲しいですわ。私は、グルジア人と違って、とても民主的で自由な国で生まれ、育ちましたから」

ミョンファ「【契約】の条項はただひとつ。【下↓2】です。受けてくれますか?」

もしミョンファがネリーに勝ったら、次は下↓2の内容で契約することになるぞ。

1つの内容しかかけないので注意が必要だ。


咲「えっ……それって」

ミョンファ「はい。プロポーズです。」

咲「いや、いくらなんでも出会ったばかりでそれはおかしいっていうか」テレテレ

咲「もし……ネリーちゃんを倒してくれたらセフレくらいならいいかなーって思っていたけど」

咲「わ、私、まだミョンファさんのことわかってないし……」ドキドキ

咲「でも……やっぱり、今の泥沼の中にいる私を救ってくれたら、あなたの妻になります」

ミョンファ「祝福せよッ!主よッ!」


De vils despotes deviendraient! (下劣な暴君が!)

Les maitres de nos destinees !  (我らの運命の支配者になるなどありえない!)

ミョンファ「LA AAAAAAAA!!!!」

ミョンファは愛の力により、【風神】の力を最大限まで引き出した



ミョンファ「ネリー」

ネリー「久し振りだね!」

ミョンファ「決着を付けましょう。ジュニア時代からの私たちの因縁に」

ネリー「参ったね。サキの差金?……金にならない戦いは極力したくないけど」

ネリー「一度火蓋を切ってしまったら、そのしがらみはどちらかが運命の外まで追い出されるまで続く」

ネリー「仕方のない、事なのかもしれないね」

ミョンファ「LAAAAAAAAA!!!!」

ネリー「馬鹿の1つ覚えみたいに、風を吹かせる……無駄、無駄無駄ァ!」

↓1 のコンマ ゾロ目でミョンファの勝利
【風神】の能力により、01~50なら戦闘から離脱可能


ミョンファ「ッ!マズイッ!ここは撤退ッ!打 南!」

ミョンファは風を利用した、ヒットアンドアウェイ戦法。常に風牌を暗刻で持つということは、危険な時には簡単に下りることができる。しかし……

ネリー「いつまでも、風が自分に味方していると思ったの~?」

ミョンファ「私の風で……単騎待ち……読まれていた……」

ネリー「長い付き合いだったね。私はいつも、ミョンファに勝つために、お金を集める傍らも一切鍛錬を怠っていなかった。」

ミョンファ「グッ!咲ちゃん……ご……めん……ね」

ネリー「さらば!フランスの自由の風!運命の外にッ!消え去れいッ!」

ミョンファ「おおおおおおおッ!」

ミョンファは空間から消えてしまった。そしてもう二度とここに帰ってくることは出来ないのだ。


ネリー「さて、厄介な敵は一人葬ったね。……サキに、二度と私に歯向かう気持ちもなくすくらい、お仕置きしてあげないとね」

ネリーは咲の部屋に向かった……


咲「お嫁さんかぁ……今日からミョンファさんの事、なんて呼ぼうかなっ」ウキウキ

咲は部屋で、未来の旦那の帰りを楽しみに待っていた……

咲「やっぱり『あなた』かなぁ……今夜はたっぷり可愛がってもらいたいなっ」

扉が静かに開いた。

咲「おかえりなさい、あな……た……」

ネリー「ただいま」

咲の顔が見る見るうちに青ざめた。ネリーは笑っていた。咲は、ミョンファが敗れたこと、そして二度と会えないことを悟った。

咲(この役立たずがぁ~~~)



……夜遅く……

咲「あんっあんっ……あーっあーっ……ひっ……」グチュグチュ

ネリー「私に逆らう悪い部分はどこかな?」

咲「や、やめっ……もうっ……これ以上っ……私の体をっ……開かないでっ……」グチュッグチュ

ネリー「はい、サキ、もう一度、最初に教えたことをっ!はいっ!」

咲「どっ、奴隷の分際でっ、ご主人様にっ、歯向かってっ、申し訳、ありませんっ」コリコリ

咲「ひゃっ、舐め、乳首、気持ちっ……あぁん!もう二度とっ!悪いことしないようにっ!

 宮永咲のっ!おまんこ干からびるまでっ!イかせてください!」グチョグチョ

ネリー「はい、よく言えました」ジュプジュプ

咲「ひぎっ!そこ、だめぇ~~~!イくぅ~~~~」ビクンビクン

咲「はぁ……はぁ……もう……頭……真っ白だよぉ……」ピクピク

ネリー「はい、休憩終わり!」パシーン

咲「ひっ!敏感な時にお尻叩くのらめぇ!もうやめてぇ!二度と、二度としませんっ、もうっ、私は一生、ご主人様の奴隷ですぅ……」フリフリ

ネリー「じゃあ、そろそろまた、この棒でも入れてあげようかな」iPS棒どーん

咲「っ!やだ、やだっ!そんなのまた、入れられたらっ!中に、えっちな汁、出されたらっ!

私、本当に、堕ちちゃう、もう、ネリーちゃんなしじゃ、生きられなくなっちゃうっ!」クチュリ

ネリー「はい、入れるよっ!ほら、しっかり締めて!」ジュル……ジュポ

咲「あぁ~~~~~~~っ」パンパン

……お仕置きは、咲が痙攣して動かなくなるまで続いた……



5日目

「明日は客をとってもらうよ」

昼過ぎに咲はけだるい体をおきあげた。部屋には、昨晩の匂いがまだこもっている。

咲(……あはっ……思い出したら、また垂れてきた……)トロ

咲(私、もう駄目なのかなぁ……)

咲(……でもさ、まだ間に合うよ……誰かが私を信じてくれる限り……)

咲(それに……屈辱は大きければ大きいほど……バネは縮めば縮むほど……)

咲「その時の楽しみを想像しただけで、またイっちゃうよ……」ビクン

咲(また、仲間探しに行こう……なんとかネリーちゃんをぶっ殺せる人が……いないかな)

↓下から3人、咲の魂に共感してくれる人が現れるかもしれない。すでに登場済みの人物はパスされます。

ただし、コンマが偶数だった場合は出会えません。素数だった場合、何かしらのオプション(勝率アップ)がつきます。

そして寝ます。おやすみなさい。あと、書き忘れましたがエロ注意です。
苦手な人はすぐ引き返してください。すみません……ただ、エロ路線はネリーを倒せたら終わると思います。
テコ入れのつもりが。


咲は産まれたままの姿で病棟をうろうろした。

咲(誰か……いる……)

怜「……おい」

咲「ふぇっ」

怜「変態や……変態がおるでー!」

咲「変態違います!実は……かくかくしかじかで……」

怜「で、ウチにネリーをハントして欲しいと。嫌やわ、ウチ、病弱やし」

咲「そんな!報酬は払います!【契約】しますから!なんでも!」

怜「ほな、↓2の内容で契約するならネリー狩ったるで」

内容は一個までだから注意が必要だ。ちなみにゾロ目だったので怜はダブルモードだぞ!素数ならトリプルモードでした……

とにかく素数でなければ、ネリーに対する勝率は上がらないぞ!


怜「アンタはウチと竜華のものになるんや。ちゃんと可愛がったるから安心しとき」

咲「はい、ネリーちゃんを倒してくれたら、構いません。あと、竜華さんは…」

怜「竜華はちと遅れてくるわ。ウチとネリーとの戦いが終わったらやってくるでー」

咲(よし、もし怜さんが敗けても二の矢を手に入れたぞ)

怜「咲ちゃんのその結構むっちりした太もも、嫌いやないで」

咲(【契約】した後に、気に食わなかったらいつでもぶっ殺してやる)

怜が【仲間】になったぞ!

咲「それじゃあさっそく……」

怜「ッ!誰かおるッ!おい、そこの!出てこいや!」

???「話は聞かせてもらいました。私も力になれますか?」

怜「お前はッ!」

咲「文堂さんッ!」

文堂星夏が現れた!


文堂「試してみたい。自分の力を」

怜「あんたの雀力じゃあ……ネリーには……」

文堂「私だって、名門風越の5番手です。それに……その内容で契約してくれるなら……池田先輩を倒した、宮永咲を……私のものに出来るなんて……!」

咲「まあまあ、園城寺さん。文堂さんは確かにかなり弱いけど……」

咲「ネリーちゃんは誰にでも勝てるけど、逆もまた然り。誰にでも敗ける。そんな能力だよぉ」

咲(弾数は多いほうがいいに決まってるよっ!)

咲(それに、文堂さんが勝てば、その後私が彼女を倒すことなんて、赤子の手をひねるより簡単!)

咲(むしろ、勝利後のことを考えたら、あんまり強い人より文堂さんみたいな雑魚の方がいいんだよねぇ~~~)ニンマリ

怜「それ、取らぬ狸のなんとやらやで」

文堂「任せてください。かならず勝ちますから!」

文堂が【仲間】になったぞ!


ネリー「今度は二人?」

怜「おい、文堂。慣れないチームプレーよりも、個別に戦った方がええ。拙い連携は逆に弱くなるで。(こいつと組んでも足引っ張られるだけや)」

文堂「それは私も思っていました、園城寺さん。」

ネリー「はぁ……昨日あれだけ奴隷宣言させたのに、下の口も乾かない内に反抗とはね」

ネリー(……泥沼の戦争に片足を突っ込んだ気分だよ……お金にもならないし、リスクだけを背負って……早く、サキの心を屈服させないと)

怜「ダブル!限界を超えて舞えッ!」

文堂「おおおおおおお!!!!」

ネリー「無駄無駄、【運命奏者】の前には、貴様らの運命など、路傍の石ころみたいなものだよ!」

コンマゾロ目でネリーに勝利

↓1 怜のコンマ 怜はダブルを発動している!偶数なら『敗北』の未来を見て、戦線離脱可能だ!

↓2 文堂のコンマ 彼女はとくに特殊能力もなにもない


ネリー「喰らえッ!」ドドドドド

怜「あかんッ!なんてパワーやッ!」

文堂「強いッ!これが選ばれた子供の実力ッ!」

怜(あかん……2手先の『敗北』の未来が見えてもうたッ!ここは……)

文堂「チッ……園城寺さん、ここは協力しましょう……私が一瞬ネリーの隙を作りますから、そこをその能力で……捉えてください!」

怜「わかったで!ほな、頼む、文堂ッ!」

文堂「コーチ……貴女の教えを今ッ!退かぬ!媚びぬ!省みぬ!通らばリーチ!!」

ネリー「そんな日本の田舎の高校なんか知らないね。脇役は脇役らしく、舞台の裏に引っ込んでろォー!」

文堂(ッ!喰らってしまった!しかしッ!僅かな隙が出来た……!頼みます、園城寺さんッ!)

怜「やるやん、文堂星夏!お前の事は忘れんで!」

ネリー「何ィ~~~まさか、貴様、戦友の魂で時間を稼いでッ!」

怜「覚えとき、ネリー。名門千里山女子には代々、受け継がれている【伝統】があるんやで……逃げるんやァーーーーッ!!」

園城寺怜は逃げ出した。

文堂星夏は空間から消えてしまった。そしてもう二度とここに帰ってくることは出来ないのだ。

ネリー「なんてあっぱれな戦士……負けるとわかったら一目散に逃げ出すとは……同じ立場ならネリーだってそうするよ」

ネリー「彼女はまたきっと戻ってくる……今度はより強い【仲間】を引き連れて……」


咲(嫌な予感がする……ミョンファちゃんですら勝てなかったのに、園城寺さんはともかく、ブンドゥーにネリーちゃんを倒せる気が……やっぱりしないよぅ……)

咲の部屋のドアが静かに開いた。

咲「……」ゴクリ

ネリー「なかなか面白い趣味だね、サキ。そんなにお仕置きして欲しいの?」

咲「ご主人様ぁ~~咲のここ、もうぐちゃぐちゃですぅ……早く入れてぇ……」クパァ

咲(なんとか、ダメージを少なくして、次に繋げないと……)

ネリー「昔ハオから聞いたことがあるよ。中国ではそういう奴隷のことを、面従腹背って言うんだって」

ネリー「でも、ネリーはその件についてとやかく言うつもりはないよ。だから【契約】の時もネリーには服従させたけれど、その反逆の手段は何一つ封じてないね

仲間を集めて、私に歯向かうのも結構。そんな腹の中では、何を考えているんだか分からない奴隷が

気がついたら心の底まで私に屈服する瞬間こそ……

ネリーがお金の次に求めるものだよ」

咲「そんなぁ~~~もう、咲はご主人様の犬ですぅ~~」パタパタ

咲(ちくしょ~~ここは心底服従たふりをして油断させるために、足でも舐めてやるよ~~~)ペロペロ

ネリー「じゃあ、今日からお客をとって金を稼いでもらうよ」

咲「えっ……」


咲は清澄高校の制服を返してもらった……

ネリー「これは【命令】だから。それ着て部屋の前に出て、お客をとってね。」

ネリー「ネリーは後でお金取りに来るから。」

ネリー「どんな客にも、しっかりとサービスして、気持よくしてあげてね」


咲「うぅっ……本当に娼婦にさせられちゃった……もし、今夜も昨日みたいに気持ちよくさせられちゃったら……」

咲「私っ……もう、ネリーちゃんに逆らえる自信っ……」

咲「あっ……誰か来た……」

↓2 外に追い出された人(憩、トヨネ、ユキ、末原、文堂など)とアドレス帳に登録されている人なら申し訳ないがその下にパスされるぞ


清水谷竜華がやってきた。

竜華「おっ、咲ちゃーん、怜に呼ばれて助けに来たでーって、何やっとるん」

咲「竜華……さん……私を10円で買って……くれませんか……」ポロポロ

竜華「ちょっと咲ちゃん、どないしたん?」

……室内

咲「とにかく、もうえっちしないと駄目なんです……」クネクネ

竜華「(うっ……かわええ……でもウチには怜が……)」

咲「人助けだと思って……お願いします……ご主人様」

竜華(人助けならしゃーないか……怜にも、咲ちゃんに協力するように言われしなっ)


竜華「ほな、咲ちゃん、口で気持よくしてくれん?」iPS棒ぼろん

咲「はぁい(ネリーちゃんのよりは短いけど……太い……)」もぐ

竜華「(おぉぉぉ~~~即尺かい、わかっとるなぁ~~~)」

咲「んっ……んっ……ぷはぁ……血管浮き出て……逞しいですね……」ウワメズカイ

竜華「……っ、やる気出てきたわ、咲ちゃん!!」ガバァ

咲「やんっ!竜華さん、ちょっと、がっつき過ぎィ!」


咲「んっんん~~~~」ピュッピュッ

竜華「あはは、咲ちゃん潮吹きやすいんやなぁ……怜でもこんなに吹かんて。エロエロやぁ……」

咲「りゅ、竜華さん、そこ舐めるの、やめっ」69

竜華「ん~~早くウチをイかせてや~~もう咲ちゃん5回はイッとるやろ~~対等やない、ウチは客やで」

咲「あぁ……そっちの穴までぇ!」

竜華「まだこっちはあんま使ってないんやね、ウチの人差し指きゅうきゅうに締め付けとるわ」ヌプヌプ

咲「知らない、そんなの知らないっ!んん~~~はぁ、私も、本気、出しますっ(竜華さん遅漏だぁ……もう1時間近く舐めてるのにずっと硬いままだよぉ……)」ジュルルルル

竜華「おっ……おおっ……ええよ、咲ちゃんっ……来そうっ!」

咲「早く、イッて!」

竜華「ちょいタンマや」咲を押しのける

咲「ひっ……もうちょっとなのにぃ……」

竜華「やっぱり最初は下のお口でいきたいなぁ……ゴムないけど、ええん?」

咲「っ……はいっ……宮永咲は中出し専用なのでっ……ナマでお願いしますっ」クパァ

竜華「ほな、挿れるでぇ」


咲「んっ~~~硬いぃ~~~太いぃ……ひっ……腰がっ……腰が勝手に動きますぅ……」ジュポジュポ

竜華「おおぅ……高性能オナホや、アンタ、中のひだひだがウチのちんぽ離さんっ……」ヌプヌプ

咲「早くっ!中にくださいっ!もうイっちゃいます!」

竜華「うっ……イキそうやけどだ~め!おあずけやで~~」

咲「そんなぁ!!もう、これ以上、私のっ!ほじらないでぇ!」ビクンビクン

竜華「あー、またイッたぁ……こら、どっちが客かわからんな。はよ、ウチを気持ちよくせんかい!」松葉崩し

咲「ひっ……この体位、ダメッ、深い、深いよっ!んん~~~竜華さんの太くてかったいリー棒がぁ、私の一番深いとこ、入ってるぅ!」ジュポジュポ

竜華「ひぃ~~~ココ、気持ちぇぇ~~~」グイグイ


咲「はーっ……はーっ……」制服は色々な汁でぐちゃぐちゃになっていた……

咲(竜華さん、ほんとおかしい、1時間近くねっとり私の中を楽しんで……それでやっとイッて、もう子宮タプタプになるくらい出して……それで終わりと思ったのに……)

咲(それから1時間のうちに3回も中で出すなんてぇ……竜華さんのリー棒の味、子宮で覚えさせられちゃったよぉ……)

竜華「良かったわぁ、咲ちゃん。怜には秘密やで。で、10円やっけ。気持ちえがったから、50円でもええで」

咲(このお金を受け取ったら、私、本当にネリーちゃんに負けちゃう……多分、もう二度と、ネリーちゃんに刃向かえなくなっちゃうっ)

咲「あっ……あぁ……」

↓1のコンマがゾロ目なら、咲はお金を受け取っちゃうぞ!


咲「竜華さん……お金、やっぱりいいです」

竜華「え?ホンマかいな……お金払わんと、浮気になってまうし……タダマンは悪いで、こんなに頑張ってもらったのに」

咲「うっ……本当に……大丈夫ですから……」

竜華「なら今日の分、明日のバトルで頑張らせて貰うわ。後、ホンマ怜には秘密にしてな。うん」

竜華のやる気がアップした!竜華は制服を整え、帰っていった……


ネリー「お疲れ様、はい、お金」

ネリーがやって来た。

咲「お金、稼げませんでしたぁ……お客さん、とっても気持ちよくしてくれたんでぇ……お金とるの、悪いかな―って」

咲「ああ、お客さん、ご主人様より上手でしたぁ……」

ネリー「……」ピキピキ


咲「ひっ……ふーっ……なにこれ、抜く時っ……ヤバイっ」メリメリ

ネリー「娼婦が気持ちよくなって、お客さんを気持よくさせないでどうするの」ズルズル

咲「ひゃぁ!」ヌポン

ネリー「こうなったら、後ろの穴も使えるようにしておかないとねっ」

咲「やめてぇ……もう、これ以上、イッたら、ホント、頭の神経、死んじゃうからっ!」

ネリー「だーめ」ズプズプ

咲(ネリーちゃんの、ほんと、太くて長いっ……こんなの、おしりの奥まで挿れられてっ……)

ネリー「んー……だんだん、程よい締め付けになってきたね。馴染んできた?」ズルズル

咲「ひぃ~~~!だから、そこから抜くの、反則っ!そんなの、駄目っ!」

咲(竜華さんのより、大きくて逞しいカリがっ、出口に引っかかってっ)

ネリー「ん~~引っかかって抜けないね~もう一回、奥まで入れちゃお~」ズププ

咲「ああっ~~~~(深くて長いストロークっ……こんなのおしりに覚えこまされちゃったらぁ)」

ネリー「んっ胸もちっちゃいから、気持よくさせられないんじゃない?」モミモミキュキュ

咲「ひぁん!(根本までずっぽり挿れらてた状態で、胸までイジられて、乳首つねられちゃって)」ビクンビクン

ネリー「はい、抜くよ~」

咲「も、もう勘弁して下さいぃ!死ぬぅ!死んじゃうからっ!ひーっ!」ぬぽん

咲(も、もう……次は逆らえる自信っ、ないっ!絶対、無理!これ以上無理!)

おしりの開発は夜が明けるまで続いた……

次はコンマがゾロ目または50以下で咲はお金を受け取ってしまうぞ


6日目

怜「おい、咲ちゃん、もう昼やで」

咲「ふあぁ……お早うございます、怜さんっ無事だったんですか!……お尻痛いし、お股もヒリヒリするよ……」

怜「ああ、なんとか逃げれたわ。文堂のやつは、残念やったけど……立派な、最後やったで。ウチはもう、ダブルは使えんけどな」

竜華「ウチも手伝いに来たで~はじめました~よろしくな、咲ちゃん」ウィンク

咲「はい……よろしくお願いします……」

怜「ウチと竜華が組んだら、大阪一や!」

竜華「せやせや!……でも、仲間は多いほうがええんちゃうか?ウチが咲ちゃんのために一肌脱いで、【仲間】、集めたるで!」

怜「なんや、えらいやる気やな……最初はめんどくさいとか言っとった癖に」

竜華「こんな可愛い子、ほっとける訳ないやん!」

怜「む……」

竜華「あ、もちろん怜が一番やで!でも、もし勝てたら、咲ちゃんはウチラのものになるんやし」

竜華「その時は二人でたっぷり可愛がってあげようなぁ~」

咲(……もし勝ってくれたら、構わないよ……それに、少しでも気に食わなかったら、竜華さんとの一件を伝えてやるからね)

竜華「ウチの人脈を使えば、大体の人は呼べるで!」

↓2と↓3が【仲間】になった!例によって一部の人物(退場済みの人中心)は呼べません

コンマが素数なら、勝率アップだ!(最低でも30%の勝率が保証されるぞ。能力者かそうでないか、主役キャラかそうでないかで判定は異なる)

蟆剰樗

>>447
ググってもよくわからなかったけど、咲キャラっすか?


竜華「爽と小蒔ちゃんが来てくれれるで!」

怜「おおっ!かなり強い連中やん!しかし、竜華が獅子原さんや神代と友達とは知らんかったな―」

竜華「いや、部長同士つながりがあったりするねん!怜は勘ぐり過ぎや、あはは」

怜「そうか……浮気しとるのわかったら、あんた殺してウチも死ぬから」ボソ

竜華「ひっ……」

咲は裸で二人のやりとりをぼーっと見ていた。咲は寝起きで気だるかった。
このままでは身も心もネリーのものとなってしまうのは時間の問題である。

爽「やっほー爽やかじゃない獅子原爽、ただ今参上っ!」

小蒔「宮永さん、事情はお聞きしました。私で良ければ、力になります」

爽「めっちゃエロい娘って竜華に聞いたぞ―楽しみだな」

咲「みなさん……私のために……」ウウッ…

咲は仲間を4人揃えた!いびつな形だが、咲は【資格】を手に入れた。
【資格】は仲間が減ったら失われるぞ。仲間はこれ以上増やせない。


竜華「なら、さっそく作戦会議やな。この中でネリーと実際対戦したことがあるのは、怜と咲ちゃんと獅子原さんやけど……」

怜「あの攻撃に触れたらアカンで。一撃で世界の外まで吹き飛ばされるわ。ウチはなんとかダブルを使ってにげきれたが、今日はもうダブルは使えんっ……」

咲「私、昔の記憶とか、全部忘れているんです……でも、ここに来てから戦った感じでは……【運命奏者】のスキルがなければ、とても勝てそうにない……そんな感じでした」

爽「んー?私も昔、戦ったことあるけどー別にどってことないじゃん。たった10%で勝てることより、嶺上開花ばんばん和了るあんたの方がおかしかったぜー」

怜「ほな、どないしようか。獅子原さんは何か能力あるん?」

爽「あはは、【仲間】になったとはいえ、まだ出会ったばかりの人に能力なんて教えるほうが馬鹿じゃねーの?」

爽「それに負けたところで私はここに来れなくなるだけだしー」

怜「おい、あんた、咲ちゃんの気持ち少しは考えろや!ボケ!」

爽「私は10%の勝率に賭けるぜ。10%もあれば十分だ」ボッ

怜(ぐっ……さすが有珠山の絶対的エース……こいつもまた、宮永と同じく、人外のナニカ……なんか?)

竜華「こ、小蒔ちゃんはどや?」

小蒔「わ、私は……起きている間は何も……上手く眠れればいいのですが、昨日12時間も寝たので、とても眠れそうにありません……」

怜「うーん……せっかく強いメンツが集まったのに、ネリーに打つ手、なしってところか。せめて、能力さえ万全ならっ……」

爽「それほど変わらんけどね」

竜華「怜、膝枕してや。もし、最高状態まで持っていければ、ネリーに勝てる……かもしれへん」

↓1コンマ判定 竜華の状態

01~10 :最低状態。まるで使えないカス。コンマは00でなければネリーに勝てなくなるぞ
90~98 :最高状態。ネリーにゾロ目だけでなく、素数でも勝てるようになる。
ゾロ目:枕神取り付き。負けそうな時、最短ルートで離脱可能。
99:最高にハイな竜華。ネリー確殺可能。
それ以外:普通な竜華。みんなと同じくゾロ目で勝てるぞ!


竜華「おぉ……!感じる、感じるでー!怜ちゃんのパワーをここに!」

怜・小蒔・爽・咲「……」シラー

竜華「なんや、みんな」

爽「それお前が逃げれるだけじゃん」

小蒔「ひょっとしたら運を使い切ったかもしれませんね」

怜「逃げるくらいならネリーを弱体化させたり出来んのか」

咲「ほんま肝心な時に使えん奴やで」

竜華「そんな!怜ちゃんは可愛いんやで!」


こうしてデコボコ4人組はネリーの元に向かった


ネリー「……今日はたくさん来たね。懐かしい顔も見えるよ」

爽「よー、久しぶりじゃーん」

ネリー「……チッ、厄介な連中ばっかりだよ……(本当に早く、サキを潰さないと)」

爽「4対1は趣味じゃねーんだけどなぁ」ポリポリ

怜「まあ、それくらいで対等やろ」

小蒔「全力を持って、当たらせて頂きます!」ポヨン

竜華「行くで、怜ちゃんッ!うおおおおおおッ!」

ネリー「何人で来ようと、無駄だよ!」

↓1 怜 (1順先ならなんとか読める!素数で戦闘離脱だ!)
↓2 小蒔 (奇数で眠る。もう一回攻撃チャンス発生)
↓3 爽 (能力はむやみに見せないタイプ。偶数でもう一回攻撃チャンス発生)
↓4 竜華 (他が全滅するまで戦える!そして最後は逃げ出す!)

ゾロ目で勝利


ネリー(相手は4人共全国クラス……さすがに隙はない……)

ネリーは中々間合いをつめられずにいた。

小蒔「は、はわわ……」オロオロ

ネリー「!まずは一人ッ!くらえ、FATALIZER!運命の輪の外へッ!旅立てッ!」

小蒔「ひっ」

小蒔に容赦の無い鉄拳が襲い掛かる。しかし

ネリー「チッ」ボコォ

爽「弱いものいじめってのはねーんじゃないか?」

爽の蹴りがネリーを吹き飛ばす

ネリー「4人で襲い掛かってくるお前らには言われたくないよ!」ペッ

竜華(ここはなんとしても隙を作るんや……このメンバーなら、隙さえつくればチャンスはいくらでも、あるッ!)

竜華「怜、爽、サポートしぃ!ウチが怜ちゃんで未来を読んで、なんとかネリーに一発入れるで!」

怜「おう、竜華!」爽「任せとけ―」

ネリー「フンッ!かかってこい!間合いに入った瞬間、秒間200発のFATALIZERを打ち込むッ!」

ネリーの精神のビジョンは「FATALIZER」。【運命奏者】に達した彼女だけが持つ、世界最高クラスの能力。


竜華「ッ!アカンッ!ウチが、間合いに入れる、未来が、ないッ!」

怜ちゃん『竜華!左上や!』

竜華「ぐっ!サンキュー、怜ちゃん!」【槓】ッ!

ネリー「チッ、ちょこまかと……」

爽「一瞬だが、隙が出来たぞ!ネリー・ヴィルサラーゼ!あの夏の決着を今ッ!」

竜華の作った隙に、爽が入り込む。

ネリー「かかってくれると思ったよ……獅子原爽、君は優秀な戦士だ。だからこそ、この隙を逃さない。ネリーは知っているよ。あのインハイの時から」

ネリーのラッシュが、爽をとらえた。

爽「し、しまったっ!隙はわざとかっ!」ボコー

ネリーの攻撃によって粉塵が舞い上がる。

爽「……」【槓】ッ!ニヤッ

ネリー「ふーっ……まずは一匹……致命傷は避けたが、足を奪った。いつでも狩れるぞ。さて、次は……」クルッ

小蒔「……」

ネリー(何ィ~~~!いつの間にこの距離にッ!抜き差しならない距離ッ!私が爽に攻撃した隙にッ!)


ネリー(次の攻撃を発動するまで、コンマ2秒のリロードタイム。どちらの能力発動が早いかッ!例えるなら、西部劇のガンマンの決闘ッ!)

小蒔「オラァ!」

ネリー「なんてパワー!これが先ほどまでのオロオロしていた少女の力かッ!」ガシッ

否!神代小蒔は眠ると『強く』なる。

小蒔「神を降ろす、牌に愛された私と……運命を支配する貴女……どちらの力が強いか……今決着を……オラオラオラオラオラオラオラオラァ!」【槓】ッ!

ネリー「フンッ……ラッシュの力比べってところか……無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!」ドガシャーン

小蒔に降りていた神は吹き飛ばされ、目を覚まし戦いに関しては全く無力の小蒔がそこにいた。

ネリー「神代小蒔ィ!その生命、貰ったァ!」

小蒔「……そう思いますか?」

怜「ありがとう、みんな……みんなが居たから、この距離まで……近づけたぞッ!ネリー・ヴィルサラーゼッ!」

ネリー「しっしま……能力を……神代のところから戻さねば!」

怜「1手遅いで!リーチ一発……カン裏12……数え役満や」

ネリー「ノォーーーーー!!!!!!」

ネリー・ヴィルサラーゼ 完全敗北


咲は自室で皆の帰りを待っていた……

咲「うーん……あの4人で負けたら……もう私は多分……」

咲「遅いなぁ……何やってんだよっ、もう……暇だしオナニーでもしてよっ」

咲「んっ……あれっ……何やってんだろ私……いつの間にこんな端ない娘になっちゃったの……」

咲「……みんな……信じてるよ……」

扉が静かに開いた。

現れたのは、傷だらの3人の仲間たち。

小蒔「咲ちゃん!」爽「咲ー!」竜華「咲ちゃん……勝った……勝ったんや!」

杖をつき、お互いを支え会いながらも、笑顔で咲の元に近づいてくる……咲も駆け寄る……

咲「っ!怜さんは!?」

怜「ほら、しっかり歩けや」

ネリー「うぅ……」

咲「怜さん!」

怜「咲!ウチら、勝ったんや!勝ったんや!」

咲は、自分が救われたことを知って……その場に崩れ込み、わんわん泣いた。

そして、仲間たちと抱きしめ合い、勝利に酔いしれた。


咲「ありがとう、怜さん。私、信じてました!」ネリーから服を奪って着た咲

怜「気にせんでええわ。ほな、【契約】更新やな。」

咲「はい!」

【契約】宮永咲は園城寺怜と清水谷竜華のもの

咲(しめしめ、この人達、しっかり契約を作らないからいつでも破れそうだよ……)

咲(それに、竜華さんの秘密も握ってるし)

咲(頼りがいのある仲間も4人集まって、【資格】も手に入れたし、あとは【手段】だけだ!)

竜華「それはええんやけど、問題はコイツをどうするかやな」

ネリー「うっ……」

ネリーはそのまま、怜に引きずられて、咲の部屋まで持って来られた。そして服を奪われ、体の自由を拘束さている。

爽「それは咲が決めればいいんじゃ」

小蒔「そうですね……苦しめられたのは、貴女なんですから」

ネリー「悦ばせてあげた、の間違いだよっ!」

咲「うーん……どうしようか」ドカッ

ネリー「痛っ!暴力反対!」

竜華「遠慮せず、あんたが決めてええんやで」

咲「それじゃあ遠慮なく」

①殺しちゃいます ②奴隷にします ③(全財産奪って)解放します

↓1から、先に3票集めたものを採用します!

咲「はい、ネリーちゃん、これを5秒以内に読んでサインして」

ネリー「うっ……」サラサラ

奴隷誓約書 Nelly Virsaladze

咲「はい、写し。これで今からネリーちゃんが奴隷だから」

爽「繰り返すつもりかよー」

咲「大丈夫です。私が考えつく限り、ありとあらゆる反逆方法を全部で200の条文で縛っておきましたから。絶対に反逆できないと思いますよ」

ネリーは渡された写しを読んで絶句した。

ネリー「あ、あのね、サキ、今までのことは、悪かった、と思っとる、ね」

ネリー「だ、だから、さ、もうちょっと、私にチャンスがある……内容でも」

咲「だーめっ。一分の隙でも与えたら、またひっくり返っちゃうかもしれないよぉ

  ネリーちゃんも馬鹿だなぁ。私が最初に負けた時にこれくらいガチガチに縛っておけばよかったのに。

  そうすれば、私の心を折るには時間がかかったかもしれないけど、少なくともあなたがこうなることはなかった。」

ネリー「ひっ……」

咲「暇になったらたっぷり可愛がってあげるから、今は静かにしていて?」

ネリー「うっ……はい、ご主人様……」

ネリーは奴隷になった。何度、誓約書を読んでも死ぬまで咲には逆らえないし、大好きなお金を二度と稼ぐことが出来ない。
それに気がついた時、彼女はいつの間にか心まで咲の奴隷になってしまうのだ。



咲「すでに持っているお金は奪えなかったけど、お金は使えないし稼げないようにしておいたよ」


いつの世もそうだ。勝利の後のセックスほど燃えるものはない。

竜華「トキッ!トキッ!」ギューッ

怜「あはは、竜華の中、最高や!ほら、イけ、イッてまえ」

竜華「んーっ!!!!」ビクンビクン

怜「うっ」ビュルルルル

怜「はーっ……はーっ……竜華に種付……最高やなぁ……それに今日は戦利品も1つ、あるしな」ギンギン

咲「うっ……怜さんのiPS棒……ネリーちゃんのより……竜華さんのより……ごっつい……」トロッ

怜「iPS棒は麻雀に勝てば勝つほど立派になるんや。これは力の象徴やからな」

怜「で、なんで咲ちゃんは竜華のiPS棒、見たことあるん?」

竜華「う……ウチが攻める側やったんやから、浮気やない、許してぇ……トキィ……」

怜「まあええか。後で竜華はたっぷりお仕置きやな」

竜華「おしおき……」ゾクゾク

咲(やばっ……ネリーちゃんのですら堕ちかけたのに、あんなの知っちゃったら……)ゴクリ

……


咲「んっ!んあっ!ひっ!んっ……んーっ!」ビクンビクン ギュー

怜「ほらほらもっと締め付けんと抜いちゃうで」ズル…

咲「やだぁ……抜かないでぇ……」

怜「はーっ……今日からあんたはウチのもんや」

咲「はいっ!宮永咲のおまんこ、好きなだけ楽しんでくださいぃ……」

怜「んっ……そうさせてもらうわ」ズンズン

咲「ひぎっ!これ、ここ!ここですっ!こんな深く突かれたらっ!もうっ、もうっ、死んじゃうっ!」グポグポ

咲「怜さんのっぼこぼこが私のっお膣の形、変えちゃう!こんなに太くて熱くて、硬いものでっ!慣らされたら、もう他のじゃイケなくなっちゃいますぅ!」ヌチョヌチョ

怜「いやぁー、名器やな。なあ、竜華!」

竜華「せやで。ウチもずいぶんたっぷり搾り取られたわ」モミモミ

咲「っ!竜華さんっ!怜さんが突いてる時っ、おっぱい弄っちゃダメぇ!吸わないでぇ!」ジュュウウウ

竜華「ぷはっ……ちっこいおっぱいやけど、その分、乳首は敏感やなぁ……コチコチになって真っ赤やで」

怜「んっんっ……血流が豊富なんやろ、咲ちゃんのエロエロ乳首」

怜「ほら、咲ちゃん、キスするで」

咲「んあっ……むちゅっ……ぷはぁ……キス巧すぎですぅ……」チュッチュ

咲(あっ……やばいっ……もうっ……堕ちるっ……)


竜華「なー、怜、ウチ、後ろの穴に入れたいから、持ち上げて」

怜「おい竜華、ウチが病弱なん知っとるやろ」

竜華「嘘つきぃ……前なんてホテルでウチを持ち上げて、窓の前で駅弁セックスやったやん」

怜「はぁ……あれ疲れるからやりたくないんやけどなぁ……よいしょっと」

咲「んっ!これ、深い!やんっ」ギュー

竜華「もうずいぶんほぐれとるなぁーほら、咲ちゃん、おねだり」

咲「はいっ!竜華さんっ、私のひくついている後ろのお尻の穴に、竜華さんの立派なリー棒、挿れてくださいっ!」

竜華「ん~」ツンツン

咲「早くぅ!んっ!怜さん、今はやだっ!頭、真っ白になっちゃうっ!ひゅ……竜華さんっ私のっ汚い肛門っ使ってくださいっ!準備はいつでも万端なのでっ!

おまんこ塞がっている時はっ、こっちで気持よくなってくださいっ!あっ!あーっ!」パンパン

竜華「怜、今動かしてまうと狙い定めにくっ……んっ……狭っ……」ぬりゅっ……

竜華「あははっ、一回入ったら中は粘液でベトベトの洞窟やわ、こらあったか~い」ズズズッズ

咲(二本差されちゃったっ……これ、ほんと、気持ちい、駄目だ、もう、普通のえっちなんて出来なくなるっ)

咲(怜さんがリズミカルに動いて、私の子宮口にキス……しまくりっ……カリがGスポット引っ掛けて、ただでさえ、やばいのにっ)

咲(お尻まで竜華さんのふっといリー棒でゆっくりとほじられて……)

怜「んっ……ちゅっ……ちゅぅうう」

咲(その上、何っ!怜さんの唾液は媚薬なのっ!これ、もうっ……)


怜「んっ……中が渦巻いてるっ……やばいっ……竜華っ……そろそろ」

竜華「こっちもや!ものすごい蠕動しとるっ!」

怜「ほら、イクで!中で出すで!」

咲「中に出してくださいっ!子宮にっ怜さんのくださいっ!お腹の中にっ、竜華さんっ、出してくださいっ!」ピーンッ

怜「うっ……」ドビュドビュドビュルルルル

竜華「はーっ!これ、やばいやろ!」ドクンドクンドクン

竜華「ほな、怜、先に抜くで」じゅるるる……ぽんっ!

咲「あーっ……あーっ……れうかしゃん……おしり……あめぇ……」ヒクヒク

怜「ほな、ベッドに下ろしてっと……んっ……まだ硬いわ。咲ちゃん、このまま2回戦やるで!ええか!」

咲「はぃ……ときさん……なんでも……いうことききますぅ……さきは……怜さんとぉ……竜華さんのっ……ものですからっ……」ビクッ


爽「おう、お盛んだね―」

小蒔「咲ちゃん、顔えっろいです……」

怜「んっ!ええとこ来たわ、二人共!咲ちゃんのご主人様が誰か、身体ににしっかり教えとるところや!手伝ってくれるか?」パンパン

爽「願ったり叶ったりだぜー」ぼろん

小蒔「はいっ……何回でもお相手します」ぼろろん

咲(ナニあれ、二人共、おっきすぎ……あんなので、また……されたら……もう……)

爽「さっそく口でやってくれ―」竜華「あー、口はウチがやってもらうところや!」

咲「んっ……竜華さんのお掃除したらっ……二本咥えますぅ……」

小蒔「なら、私は空いたお尻の穴ですね。怜さん」

怜「おうっ!小蒔ちゃん、咲ちゃんの裏から頼むわ!」パンパン

咲「ああああっ!!!」ビクビクッ


勝者たちの宴は朝が来るまで続いた……

ネリー「結局私は見ているだけだったね……」

寝ます
また明日から安価再開します

X日目

咲「あっ……あんっ……」グチュグチュ

それから私はセックス漬けの日々を送っていた。
どうしてここに来たのか。何かしなければいけないこともあったはずだ。
しかし、今の私にはそれらを考えることは出来なかった。

怜「咲、相変わらず、気持ちええなぁ」チュッチュ

今日は怜さんと、恋人っぽくえっちをしている。対面座位でキスされ、胸を揉まれ、見つめ合いながら、私は犯されている。

怜さんにはもう逆らうことが出来なくなった。
前に一度、口答えをした時は、丸一日寸止め地獄をされて、私は許してもらうためになんて言葉を言ったのかすら覚えていない。

怜「咲っ、中に出すでっ!」ドクンドクン

咲「あーっ……はーっ……ありがとうございますぅ……ご主人様ので、宮永咲は今日も満足ですぅ……」ピクッ

怜「誰のが一番や?」

咲「もちろん怜さんのですっ!んっ!」クチュ

怜「よしっ、ええ子や。ほら、壁に手をつきや……次はガッツリやったるわ」

いつかは慣れて抜け出せる。そう思っていた時期もあった。しかし、もう怜さんに私の弱点は全部知られてしまった。

この快楽から逃げようとしても、もう駄目だ。私は完全に、怜さんのものになってしまった。


爽「ほらほら、どうよ」パンパン

ネリー「ヒィー!気持ちいぃ!!そこぉ!……んっ!」

隣のベッドでは爽さんがネリーを犯している。ネリーは5人の共有物になってしまった。

彼女は奴隷だから、好きな時にだれでも犯すことが出来る。

私はだいたい7日に一回はネリーちゃんで楽しめる。

咲「はあっはあっ……はい、ネリーちゃん、いつもの」グポグポ

ネリー「私ネリー・ヴィルサラーゼは奴隷です。好きなだけ虐めてください」

咲「……ちぇっ……出るところ出てないし、ただのオナホールなんだよっ、ネリーちゃんは」

ネリー「はい。ネリーはオナホールです。」パンパン

咲(はぁ……思いっきり痛めつけて、屈服させてやりたいけど、ちょっと傷残したらたら竜華さんも爽さんも小蒔さんも怒るんだよなぁ……)

咲(そのせいで、何度かローター敏感な所に付けられたまま、ずっと放置されたし……)

悔しいことに、凶悪なiPS棒に慣らされたネリーちゃんは私のでは満足してくれないようだ。

ネリー「あんあんあーん」パンパン

このやる気の無さも、私をいらだたせる


咲「ふあぁつ……そこっ……もう虐めないでっ!んっ…」

爽「んー?塗れぬれだなー、咲のあそこ」ペロペロ

小蒔「乳首もぷっくら腫れて可愛いです!」ブブブブブ

咲「いやっ!小蒔さんっ!おもちゃは駄目ぇ!」

爽さんと小蒔さんは時間をかけてねっとりと前戯をする。私はいつも切なくなる。

爽「ヒクついてるなー、咲。挿れて欲しいんじゃないのー?」スリスリ

咲「ひゃっ!擦らないでっ!カリ、私の、クリに当たってるっ!」

爽「早く正直になっちゃえよー」スリスリ

咲「挿れて……ダメッ!怜さんに言われてるんですっ!おまんこは怜さん専用だって!」

私の膣に挿入して中出しできるのは、怜さんの特権だった。

小蒔「じゃあ爽さん、もっと虐めてあげましょう」ヌプヌプ

小蒔ちゃんの指が、私のアナルをほじる。

爽「そうだなー、咲が自分から私たちに屈服するまでたっぷりおまんこ以外弄ってやろーぜ」キュッキュッ

咲「ひーっ!だからっ!何箇所も同時に責めないでぇ!」ガクガク

腰が震えて、意識が何度も手放される。それからお尻の穴とお口でなんども二人のiPS棒にご奉仕させられて、私の1日は終わる。


怜さんが来ない日は、爽さんと小蒔さんのどちらかか、両方で犯される。

最近、竜華さんはめっきり私の所に来なくなった。その代わり、隣でネリーちゃんを虐めて遊んでいる。

ネリー「はっ……はっ……」

竜華「んっ……んっ……」

隣のベッドから、艶かしい息遣いが漏れてくる。

怜「ん?どこ見とるん?」キュ

咲「ひゃ!やめて!今はイッたばかりなんですからっ!」

怜「んー?どや?3日ぶりの中出し……」クチュリ

咲「はいっ……怜さんのその逞しいリー棒で、私の中をめちゃくちゃにしてくださいっ」

怜「んっ…はぁー!やっぱ咲の中、最高やわ!暖かくて、ぬとぬとしてて!最近はちょっとおっぱいも大きくなってきたし、ウチ好みの身体になってきたなぁー!」

咲「はうっ!ありがとうございますっありがとうございますっ!毎晩焦らされてっ……切なかったですっ」ギュー

怜「この中はウチだけのもんや、咲。ウチだけのおまんこやー」グチュグチュ

咲「ひーっ!」

最近、怜さんと竜華さんが話している姿をめっきり見なくなった。だいぶん前に、怜さんと竜華さんに二人で犯された時、先に挿れて欲しい方に口付けしろと言われて

迷うことなく私が怜さんのにしゃぶりついた時、竜華さんが震えていたのを覚えている。

きっと私という穴を巡ってなにか会ったに違いない。

一方で、爽さんと小蒔ちゃんの【契約】していない2人と怜さんの関係も悪い。

二人共、私の中を味わいたさそうにしているが、怜さんは許可しない。だから二人共、私を屈服させようとあの手この手を使って焦らしてくるから正直辛い。

そして3日に一回やってくる怜さんのリー棒がいっそう恋しくなる。


今日はネリーちゃんを犯していい日だが、最近ネリーちゃんとヤるのも疲れてきた。

一番惨めなのは私だ。ネリーちゃんは、怜さん以外の【仲間】が使える唯一の穴だから、乱暴にすると後がひどい。

私は一日中動けず、ベッドの上で時おり自慰して自分を慰める。あぁ……怜さんのが恋しい……

もし、怜さんが明日から来なくなったら私は……

プルルル……プルルル……

咲「スマホ……誰からだろ……久しぶりだな……」

誰から? ↓2


竜華「もしもーし」

咲「ひっ……竜華さ……ん」

竜華「咲ちゃん最近可愛がってあげられなくてごめんなー」

竜華さんと話すのはいつ以来だろう。怜さんが竜華さんと疎遠になると、竜華さんと私の関係も疎遠になってしまった。

竜華「あのな、咲ちゃんに大事な話があるねん」

咲「……と言いますと」

竜華「あっ。まずな、ウチと怜、別れたから。あんたのせいで」

咲「ひっ」

竜華「そんな、気にせんでええって。怜がまあ、悪いんや。怜がアンタにドはまりしてウチの相手、してくれんようになったんやから……」

咲「そ……それはごめんなさい……」

竜華「いちおう、あんたはウチのものやけど、実際【契約】しとるのは怜やからな。しゃーないか……」

竜華「それでな、今【仲間】の間で怜に対する不満がたまっとるねん。アンタを独占しとるってな」

竜華「それで、怜を何とかしたいんやけど、協力してくれるか?」

咲(ど、どうしよ……)

どうする? ↓2

咲(……これは……チャンスだよね?……この地獄から抜け出す……)

咲(怜さんさえ倒せば、私の地位は向上する……と思う……)

咲(とは言っても、私が動くと、もし失敗した時に、怜さんのお仕置きが……)

咲(1週間おあずけなんて喰らったら、私絶対我慢できないっ)

咲(でもやっぱり私って受けより攻めの方がいい!)

咲「……わかりました」

竜華「お!やっぱ咲ちゃんも、怜には不満たまっとったんやな~

   できれば咲ちゃんに、怜をやって欲しいんやけど」

咲「私の方で、なんとかしてみます。だから、この件は絶対に……」

竜華「わかっとる。ウチらかて、怜にばれたらやばかったからな~」

竜華「もし、ここで咲ちゃんが断ってたら、すぐに粛清しとったわ。残念やったけど。それが【仲間】や」

咲「ひっ……」

竜華「ほな、よろしく~」

咲「ネリーちゃん。ちょっとお話があるんだけど」

咲は隣のベッドで寝ているネリーを起こした。ネリーは気だるそうにしていた。

ネリー「……なに?犯したかったらどうぞお願いしますご主人様」クチュクチュ クパァ

咲「もうっ、そんなつまらないことじゃないよ~」

ネリー「だったら何?」

咲「あのねっ、私、怜さんを粛清することにした。これは絶対に秘密だよ」

ネリー「あんなにヒィヒィ言わされてるのに、よくそんな気になるね……」

咲「それでさ、私がやってもし失敗したらヤバイから、ネリーちゃんにやって欲しいんだ。私の奴隷だよね?」

ネリー「はいご主人様……でも、ネリー一度、FATALIZERでトキに負けてるから、絶対に勝てないけどいいの?」

咲「え……」

ネリー「あの時、ネリーの運命もまた確定したんだよ。ネリーは絶対に、怜には勝てない。もし怜さんと戦ったら、絶対に負けるし……

なんでそんなことしたの?ってことになったら、絶対サキが疑われるよ?だってネリーに命令できるのは本当のご主人様であるサキしかいないんだから……

それでもいいって言うならやるけど……」

ネリーは乗り気じゃない。なんだかんだ彼女は咲の忠実な奴隷なのだ!

どうする? ↓2 (ちょっと飯食べてくるんで遅れます)


咲(勝てない戦はするべきじゃない……)

咲「そうだね、やめとくよ。ネリーちゃん、絶対に言っちゃ駄目だよ」

ネリー「ならお金ちょうだい」

その日、私は久々にネリーちゃんとめちゃくちゃセックスした。

翌日

咲「ふあぁ……今日は小蒔さんの日だぁ……なにしよ」

なにする? ↓1


結局ベッドの上でぼーっと小蒔さんを待っていた。

小蒔「それではよろしくお願いします」

小蒔さんは一礼し、ベッドに寝転がる。

小蒔「んっ……はぁっ……んちゅる……むちゅっ」ジュプ

小蒔さんは一回『イク』までは私がいろいろしないといけない。
熱い口づけを交わし、手で私は小蒔さんのまだ大きくなってないリー棒を大きくする。

普段の小蒔さんのリー棒は、他の人達と違ってとても上品な形をしている。ミケランジェロの彫刻から切り抜いたようなリー棒だ。

小蒔「んっ……ん……咲ちゃんそこっ」

私はそれを一舐めし、小蒔さんは愛おしそうに私の顔にこすりつけてくれる。

小蒔「んっ……」

小蒔さんのお尻の穴を舐めるのも、小蒔さんをイかせるために必要だ。
自分の顔を、顔に似合わず毛が濃い小蒔さんの一番奥にうずめて、ねぶる。
小蒔さんは毎回綺麗にしてから来てくれる。優しいのだ、彼女は。怜さんはそのまま舐めさせる。
最初は歪んでいた私の顔が、いつの間にか美味しそうに舐めているのを見て、満たされる人なのだ。

小蒔「咲ちゃんっ……そろそろっ」

咲「ふぁい」

顔を穴から離し、大きくなってガチガチの小蒔さんのリー棒を全力で咥える。硬さに関しては、少し小さい分、彼女が一番だった。

小蒔「んっ……」ドブッ

咲「あー」

口の中に出された塊を、私は小蒔さんに見せる。

小蒔「はぁ……はぁ……飲んで……いいですよ」コテン

咲「はいっ……ほかほかのせーえき……美味しいです、小蒔さんっ……」クチャクチャ ゴックン

ここまでやると、小蒔さんは『寝る』。


小蒔「……」ごごごごご

咲「ひっ……今日の……なにこれ……えっ……」

咲(こんなの初めての大きさだよぉ……ひょっとして……怜さんのよりも……)ゴクリ

小蒔「咲ちゃん。今日はたっぷり愛しあいましょう」ニッコリ

…………

咲「はーっ……はーっ……小蒔さんっ……これ、やばいですっ!」

小蒔「んっ……キス……嫌ですか?」ンチュ

咲(もうかれこれ、1時間位口の中、犯されてるよぉ……なのに……全然、飽きないっ!)キュンキュン

咲(やばいっ!キスだけでイカされちゃうっ!こんなの知ったらっ!もう、他の人のキスじゃっ!満足できないっ!)

咲「うっ!イッちゃいます!宮永咲っ、キスだけでっイかされちゃうっ!」ビクビクッ

咲「はーっ……ふーっ……おかしいですよぉ……こんあの……べろ……けいれんしてりゅ」トローン


小蒔「ふふっ……咲ちゃん、今日は答えを聞かせてください……私のこれ、中に挿れていいですか?」

咲(うわっ……さっきより、もっと……脈打ってて……あのキスされながら、あんなので突かれたら、もうっ……)ゾクゾク

咲「でっ……でも……」

小蒔「ん?ん~?」ピト

咲「やっ!付けないでっ!入っちゃう!」

咲(やばっ!熱いよ……体の芯まで……)

小蒔「怜さんのとどっちが?」

咲「っ!……こ、小蒔さんの……方が……熱い……よぅ……」

小蒔「今日、挿れさせてくれたら、明日から降りる神様はずっと私になります。
   でも、もし私でも挿れてくれないのなら……咲ちゃんのことはすっぱり諦めます」

咲(うそぉ……こんな立派なのっ……見せられてっ……諦めろって)

咲「そんなの無理だよぉ……でもっ……怜さんがっ……」

小蒔「私のコレは……神代の国宝です。手前味噌ですが……これを巡って戦争が昔あったほど……気持ちがいいんですよ?」クチュクチュ

咲「んっ……咲のクリトリスっ!ひゃっ!擦られただけでこんなぁっ!」

小蒔「さあ咲ちゃん……答えを聞かせてください」ギンギン

咲「もう無理ぃ……挿れてくださいっ……小蒔さんの国宝でっ……咲のはしたないおまんこたっぷり愛して下さい」ポロポロ

小蒔「はいっよく言えました!」ずん!


咲「~~~~~~っ!」ポロポロ

神代家に神話の時代から受け継がれたその国宝は

一突きで咲の意識を至福へと運んだ

小蒔「国宝に相応しいっ……鞘ですねっ!んっ!」ズルズル…ズン!

咲「っ!……っ!!」ポロポロ

深くて長くて……何よりも熱いストロークだった。

小蒔「それにしても、いいんですかねー?前に聞いた話では、咲ちゃんのおまんこは怜さん専用だとか?」

咲「っ!~~~~~っ!!!」ビクビクゥ

小蒔「さっきからイっぱなしじゃないですか、この変態っ」

小蒔は咲の上半身を引きずりあげ、挿れたままキスをする。

ゆったりと咲の中で小蒔の国宝が動き、そして上の口は激しく蹂躙される。

小蒔「んっ!んっ……ぷはぁ!さっきから、中、痙攣しっぱなしですね」ジュポジュポ

咲「ひゃ!~~~~~ああああんっ!あんっ!あんっ!あんっ!」

咲(ダメッ!喘ぎ声、勝手に出るっ!おかしいっ!止まらないっ!)

小蒔「さて……一回目……どこに出せばいいですかっ!咲ちゃん!」

咲「ひゃんっ!あんっ!あ~~~っ!」

咲(もう中以外っ!考えられる訳ないっ!)ギュー

小蒔「あれ?そんなにしがみつかれたら中以外出せませんね……でもしっかり言ってくれないと、抜いちゃいますよ?」ズルズル……

咲「なか!なかぁ!」ギュー

小蒔「あれ?受けれちゃうんですねっそれじゃあご褒美に、キスしながら、出しますっ!」

咲「はふぅっ!」

小蒔「っ!イク!」ビュルルルル ドクンドクンドクンッ どぷっ

咲は身体の隙間なく、小蒔にしがみつき、果てた。

小蒔「ふーっ……まだまだ私のコレは乾いています……もっと咲ちゃんので……濡らしてくださいっ」

咲「あっ!もうあかんやつです……これっ……」

小蒔はそのまま抜かずに8回、咲の中に出し、咲は怜の言いつけを破ってしまった……



翌日の夕方……

ネリー「サキ!はやく起きて!」

咲「ねりーちゃん……私……」

ネリー「そろそろ起きたほうがいいよ?今日はたしかトキの日でしょ?はやくシーツ変えて、ファブリーズかけないと!」

ネリー「あと、その中の、やってる最中に出てきたら最悪だよ?」

咲「ありがと……やばいよね、これ……」

ネリー「ネリーしらないねっ。でもバレたらコマキとトキの関係、大変なことになるよ?」

咲「はふぅ……それはそれで面白そうって……マズイなあ……あっ、ネリーちゃん全部やっといて。私は中の掻きだしておくから」

咲は【契約】を自ら破ってしまった……

怜が来るまで何する? ↓1


咲「いちおうお膣の中は綺麗にしておいたから、大丈夫かな」

咲「ネリーちゃんが掃除してくれているお陰で時間あるし、部長にでも電話で相談してみよ」

プルルル……プルルル……

久「はーい、もしもしー」

咲「あ、部長。お元気ですか?」

久「もう【資格】は手に入れたじゃない。何のようよ」

咲「あっ、実は相談したいことがありまして……かくかくしかじかなんです」

久「え、なにそれ」

咲「だから、一時の快楽で【契約】を破ってバレたら大変なんですよぉ!」

久「いや、それ自業自得でしょ」

咲「なにかアドバイスくれませんか?」

久「うーん……とりあえず刺されないように気をつけてね。あといつもどおりのセックスを心がけるのよ。
  ちょっとでも違ったら、女の子って敏感だからすぐ気がついちゃう」

咲「あっそういうものなんですか?ばれないように激しく求めようと思ってましたぁ」

久「あと他に気をつけるべきことは……」

部長からアドバイスを貰った!これで今夜は怜にばれないぞ。


……事後

怜「ふーっ……咲、よかったで」スパー

咲「もうっ!ベッドの中で吸うのやめてくださいよぉ」

怜「いやや。咲とヤった後のは格別なんや!」スパー

咲「もうっ……しょうがない人ですねっ」

怜「……そういえば、咲、最近きな臭くないか?」

咲「何がですかぁ?」

怜「……竜華のやつ、なんかこそこそ爽とかに接触しとるらしいねん」

咲「お付き合いしてるんだから、直接聞けばいいじゃないですか」

怜「ん……せやな……咲、また勃ってきたわ」チュッ

何事も無く一夜を過ごせた


翌日

咲「今日は爽さんかぁ……だいぶ時間あるなぁ」

なにする? ↓2

咲「よしっ!今日は作戦を考えよう……ネリーちゃん」

ネリー「なあに?」

咲「相談に乗ってよぉ。どうしたらこの問題、解決できるかな?」

ネリー「サキはどうしたいの?」

咲「うーん……正直、小蒔さんの方が気持ちいから……ネリーちゃんも、あの国宝、知ったらやばいよっ」

ネリー「じゃあ、次はコマキと【契約】するんだ」

咲「で、でもさ、怜さんにばれたら大変だよぉ……」

ネリー「時間の問題だと思うよ?」

咲「だよねぇ……だからばれない内に動かないと。幸い、怜さん孤立してるっぽいし」

ネリー「ネリーがサキの立場なら、【契約】を餌にコマキをトキにけしかけるけど。

コマキが敗けても最悪、コマキに無理やり脅された……てことにすれば、なんとか誤魔化せるかも知れないし。サキの体にトキはゾッコンだからね」

咲「さすがネリーちゃん。そういう悪知恵は働くね!じゃあそういう方向で行くよ。相談に乗ってくれてありがと!」

ネリー「感謝の言葉は一円にもならないんだよ、サキぃ……」

咲の戦略が固まった!次小蒔に会った時、この作戦を実行するぞ。


小蒔と会う前に……

爽「……」グプグプ

咲「あんっ!あ~~~~っ!爽さんのっふっといぃ!咲のお尻、もうガバガバですぅ!

 爽さんのでっ!もうっ!うんちの穴じゃなくて、えっち用の穴にされちゃいましたっ!」

爽「……」

咲「んっ!イクゥ!」ビクビクゥ ギュルルル

…………事後

咲(この人のハートの瞳、エロいなぁ……でも、なんか今日はずっと目が笑ってなかったんだよね)

爽はベッドに腰掛けて一服している。

咲(それにいつもはかなり焦らして、中に挿れようとしてくるのに、今日はずいぶんとあっさりしてるし)

爽「なー咲ー」スパー

咲「なんですかぁ?」

爽「小蒔となんかあったかー?」

咲「ギクッ」

爽「さっきあいつと会った時、なんか仄めかされたんだよなーもう咲は私のものですって感じによー」


爽「怜は何の動きもないし……そういえば竜華から聞いたぞ―」

爽「咲はもうこっちの味方だって」

爽「そろそろ咲には私の能力教えるか―」

爽「『嘘を見抜く』。それが私の能力だ。」ゴゴゴゴゴ

咲「はわわっ、麻雀でかなり使えますねっ!」

爽「といっても競技麻雀なら原則私語禁止だからさ、ここぞってときに使ってるんだよねー」

爽「で、小蒔に許可したのか、中出し」

爽「もしそうだとしたら、私はさ、素直に身を引く……と言いたいところだけど」

爽「プライドが許さねーから神代殺してくるわ。で、答えろ」

咲「私は……」

なんて答える? ↓1


咲「実は……無理矢理……神代さんが中に…」

爽「……」ジーッ

咲(うわっ!目が怖いよぅ……なんか炎でてるしっ!)

咲「わっ!私は嫌だって言ったんです!なのに……なのにっ!」ウウッ

咲(嘘はついてないもんねー!私は確かにいやぁ!とかダメぇ!とか言ってるもんね―!)

咲「だから……レイプっ、されちゃったんです……望んでも居ないのにぃ……」シクシク

爽「ならやっぱ神代殺してやるよ」

咲「そ、それは駄目っ!……そんな事したら……絶対怜さんにばれちゃいますっ!」

爽「んー?あの優越感たっぷりな神代の感じだと、怜にバラすのは時間の問題だと思うけど?」

咲(うげっ!)

咲「は、ははは……」

爽「まあいいや。とりあえず咲は小蒔を殺して欲しくないんだろー?」

咲「は、はい。」

爽「わかったよ。咲の頼みだ」抱きっ

咲「はわっ(うわ、今抱きしめるの反則っ!)」

爽「……でさ、もういいだろ……私も挿れて…」

どうする? ↓1


咲「爽さん……」

爽「咲……」

見つめ合う二人。どれくらい長い時間が流れただろう。爽がゆっくりとまぶたを閉じると、咲は静かに口を寄せた。

お互いの口の中を貪り合う、長いキス。お互い、言葉はいらなかった。

爽「……」クチュリ

咲(おっきぃ……それに爽さん、かなり巧いから……)

無言でリー棒が咲の入り口にあたり、咲は目を伏せながら、頷いた

爽「んっ!ずっと待ってた!この瞬間をっ!咲っ!」ズプズプ

咲「あっはぁ!!!爽さんっ!イイですっ!はぁ!なにこれぇ!」

爽「ん……ちゅっ……咲……焦らされた分……たっぷりやってやるから」ズッポズッポ

咲「はいっ!でもっ!爽さんっ!お願いっ!聞いて下さいっ!」

爽「なんだっ!なんでも聞いてやるっ!」ズッポズッポ

咲「私っ!明日、小蒔さんにっ!怜さんっ殺してもらいますっ!」

咲「どっちにしてもっ!その次にぃ!はあっ!今はっ!大事なことだからっ!動くのいやぁ!」グイグイ!

咲「やだっ!キスっ!んんっ~~~、それでっ!その次にっ!爽さんにっ!小蒔ちゃんをっ!」

爽「殺せばいいんだなっ?」パンパンパンパン

咲「激しいぃ~~~っ!はいっ!そうしたら、宮永咲はっ!あなたのものですっ!」

爽「わかったっ!任せろ!」パンパンパンパン

咲「ありがとうございますっ!イク!イク!来て!」

爽「おおっ!咲ぃ~~~」




……それから私たちは何度も愛を確かめ合った。

爽「やっぱり咲は最高だったよ……」ナデナデ

咲「ん~~むにゃむにゃ」

爽(『嘘を見抜く』能力なんて嘘ついてゴメンな)

爽(でも、こんな私にでも、お前が私だけを愛してくれてはいなってことくらいわかるさ)

爽(それでも、咲のために戦うしかねーじゃん。例え、次に殺されるのが、私、だとしてもよォー)

爽(ああ……この子に、【愛】を教えてやりたい。でも裏切られたら……)

ユキ「あなたの愛はその程度なのですか?」

爽(そうだな、ユキ……例え愛されてなくても、一度愛した女のために命を賭ける。それが獅子原爽の譲れねー部分だ)

爽「じゃあな……咲。次会うときは……お前は私の女だ」

爽は深い眠りの中にいる咲を残して、消えてしまった……


咲「それじゃあ小蒔さん」

小蒔「私が怜さんを殺せば、あなたは私のものになるという【契約】を交わす。これは取引です」

咲「信じてます。あなたの勝利を……」

小蒔「私も……次会った時は今よりも思いっきり、抱きしめちゃいます」

咲は小蒔と取引をした。


ネリー「中々やるね、サキ」

咲「えへへ……最低でも、怜さんを倒すのは必須だからね」

咲「小蒔さんが怜さんに敗けても、すぐに爽さんが怜さんを殺す。さすがに、連戦なら怜さんは勝てないと思うよ」

ネリー「で、トキが消えたら……ネリーを縛る条項第9条から第13条まではどう解釈しても、ネリーは戦闘不可能。

サキは私の反逆を恐れるあまり、あらゆるパターンでの交戦権を剥奪したね」

咲「ギブアンドテイクといこう、ネリーちゃん。

  ネリーちゃんがそれらの条項とお金稼ぐことを禁じた第5条から第8条までの条項を撤廃するから、

  ネリーちゃんには爽さんを殺して欲しい」

ネリー「ネリーはお金さえ稼げれば、別にサキの奴隷でも文句はないからね。取引、成立ね」

咲「あとは竜華さんの出方次第だけど……仲間が3人死ぬことは確定、よって【資格】は失われる。

なんとか【契約】は維持しなきゃだから、ネリーちゃんを携えて、竜華さんとは交渉しよう」


その少し前

怜「……見えるで……一巡先」

怜「咲は裏切る。その未来は確定したッ!……前々からきな臭い動きはあったからな……」

怜「ウチとの【契約】はおそらく、とっくに破棄されてる!あの晩、騙されたのが痛手やったわ」

怜「そして、咲の駒は、あのネリー・ヴィルサラーゼ。守銭奴のカスやから、最悪買収すればええが、ネリーは金を稼ぐために、咲と取引するはずや……」

怜「あの奴隷誓約書には、ネリーが金を稼ぐ手段をすべて禁じとるから、どんな裏技も無理や。」

怜「そしてネリーが取引する内容は、金を稼げるようにしてもらう代わりに、恐らくウチ以外の粛清。ウチとは一度、勝負がついているからな……」

怜「ネリーはウチ以外なら、かなりの確率で勝利できる。ウチだけが、ネリーに勝てるッ!」

怜「どうや、竜華。この状況……手ぇ組んだほうがええんやないか?」

竜華「……勝つためなら、別れた女も利用するんか」

怜「ああ。事が事や。負けたら死ぬんや。咲は容赦なく、ウチらを殺すで。竜華。よりを戻そうや」

竜華「私は……」

↓1 コンマが偶数なら、竜華は怜と取引する。奇数なら怜を拒絶する


竜華「全員は消さんやろ、咲ちゃんも……」

竜華「【仲間】ゼロ、それは避けたいんやないか?この状況やと少なくとも取引を持ちかけられるのはウチが一番可能性が高い。」

怜「竜華!ええんか!【契約】もおそらく、アンタが不利な内容になるで!」

竜華「ウチは咲ちゃんの携帯番号知っとるから、戦いの前に咲ちゃんと交渉する。」

怜「竜華!」

竜華「安心してや、怜。もう咲ちゃんの体には、ウチ、興味ないから。だから【契約】もかなり緩いものにする。そう持ちかければ、咲ちゃんは交渉に応じるはずや」

竜華「怜、ごめんな。アンタとはもう、一切交渉せんわ」

怜「そんな……愛してるで!ウチは、竜華のこと……」

竜華「虚しい響きやな」

……

竜華「あー、咲ちゃんか。取引しよう。うん、ウチは中立やから」

竜華「【契約】内容は、相互不干渉や。お互いに、お互いのやることに、もう口出さないようにしよか」

竜華「もしこの交渉に応じんのなら、ウチは怜の側につくで」

竜華「うん、わかった。【契約】成立や。……頑張るんやで咲ちゃん」

竜華「ウチもあんたも……色々なもん、失ったなぁ……」


全て終わった翌日

ネリー「結局、コマキがトキを殺して、コマキをサワヤが殺した。」

ネリー「ネリーは、サワヤを問答無用で殺して、サキはリューカと【契約】した」

咲「詰んでたんだよ、怜さんは。私が爽さんを籠絡した時に」

ネリー「あれだけひーひー言わされてたのに、平然としてるのはなんで?またえっち、したくならないの?」

咲「ん?なんでかなぁ……これを見てると、もうそんな気分にならないよ」

咲のベッドの脇には、三個の頭蓋骨とホルマリン漬けの立派なiPS棒が飾られている。

咲「もう、えっちなことはいいや。さて……そろそろ、本格的にここから脱出しないとね」


明日で終わらせます。おやすみなさい


咲「お腹、空いたぁ……」

  あれから私はどれくらいこの病棟を彷徨っていたんだろう

咲「駄目だ……もう……動けない……」

  【許可】と【契約】だけが今、私の手元にある

咲「誰か……助けてぇ……」

  【資格】と【手段】は、もうどこを探しても見つからない

誰かが咲の近くに忍び寄ってきた……

だれ? ↓1

大丈夫です


ずる……ずる……床を這いずるような音が近づいてくる……

咲「誰……ですか?」

音は、咲の背後でピタリと止まった。

咲「ひっ……」

咲は恐る恐るふり返った。するとそこには殺したはずの小鍛治健夜が!

咲「うわああああああっ!!!!……って、なーんだ死体か」

小鍛治健夜の、頭を吹き飛ばされた死体が咲の後ろに転がっていた。

咲「はーっ……おなかすいていたんだよね……天からの恵みだよぉ……」

咲「それでは、この世の全ての食材に感謝を込めて。いっただきま~す!」

咲は、すこやんの衣服を破り、その腹にむしゃぶりついた。

咲「むしゃ……むしゃ……うし……うし……」

咲「小鍛治さんのモツ、美味しいなぁ……うん、業が深い人ほど、中身の味にも深みがあるんだよねぇ……」

咲はみるみるうちにすこやんを平らげた。骨だけがそこに残っていた……

咲の空腹が少しだけ満たされた。

なにする? ↓1


咲「もう【仲間】は見つけられないよぅ……だって……お腹が空いたら食べちゃうんだもん……見つける度に、すぐに我慢できなくなっちゃう」

咲は末期症状だった!

咲「ということは【資格】は私にはない……でも探さなきゃ……ここから出るために探さなきゃ……」

アレクサンドラが現れた!

アレクサンドラ「ひっひっひ……いいこと教えてあげるよ。」

咲「あーっ……胸にもお尻にも脂肪ないけど……さっぱりしていて美味しそう……」ジュルッ

アレクサンドラ「【名義】だけ、借りたらどうだ?勝手にあと3人、【仲間】を集めたことにすればいいさ……ひっひっひ」

咲「うっ……そうします……お礼に……食べるのは我慢します」

アレクサンドラ「ひっひっひ」

咲は勝手に名義を借りることにした!

↓1から3人、咲の仲間に加えられるぞ!


咲「で、誰の【名義】を借りたらいいですかね?」

アレクサンドラ「おすすめは【新子憧】と【愛宕洋榎】と【辻垣内智葉】の3人だな」

咲「じゃあ、その3人の名義を貸してください……どうせ、あなたが昔買ったんでしょ?」

咲「で、あなたに何をあげればいいですか……もう、何も持ってませんよぉ……」

アレクサンドラ「何もいらないよ ひっひっひ」

咲は憧と洋榎とサトハを【仲間】に加えた!これでいびつな形だが、【資格】を手に入れたぞ!

アレクサンドラは消えてしまった……


咲「はーっ……お腹減ったぁ……ん?あそこに何かいる……」

↓1 誰がいる?


咲「……怜さん……死んだはずじゃ」

怜「……」

怜の幽霊が現れた!

咲「生きてるなら、食べさせてくださいぃ……」

咲は襲いかかったが、幽霊には効果がなかった……

怜「……殺されたんやで」

咲「えっ」

怜「ウチは【仲間】のアンタに!殺されたんやで!」

咲「そんなぁ……自業自得じゃないですかぁ……」

怜「うっさいわ、ボケ!あんたとはもう、世界の因果が続く限り、仲間になんかならへんわ!」

咲「ううぅ……」

怜の幽霊は恨みを吐いて、消えてしまった。咲の空腹は満たされない。

咲「お腹減ったぁ……どうしよう……」

↓2 なにする?

【許可】【資格】【契約】を手にしている。あとは【手段】だけだ!


咲「怜さん……懐かしいなぁ……えっちぃこといっぱいされたし、私は愛していたのかな、あの女を」

咲「……もう一回探してみよう」

咲は廊下を探しまわった。

アレクサンドラ「ちょいちょい」

アレクサンドラがまた現れた。

アレクサンドラ「こっちにいい場所があるよ」

咲「はい」

咲は彼女にてくてくついていった。

アレクサンドラは、9番の部屋を開けた。そこは墓場だった。何体もの棺桶が、ところ狭しと並べられている。

アレクサンドラ「園城寺怜、ね……首は確か、あんたがはねて、顔の肉そぎ落として、部屋に飾ってたろ?」

アレクサンドラ「だから、その下しかないんだけど、これでいいかい?」

咲「はいっ!ありがとうございますぅ……で、何をあげれば」

アレクサンドラ「だから何もいらないって ひっひっひ」

咲は『幽霊』なんていうオカルトは見つけることは出来なかったが、その肉を手に入れて、食べた。

咲「怜さん……冷たい味がする……なんかパサパサしてるし……」

咲の空腹が少しだけ満たされた

なにする? ↓2


咲「臨海の監督さん」

アレクサンドラ「なんだい」

咲「……私が売った人は……どうなったんですか?」

アレクサンドラ「君という因果を離れて、幸せに暮らしているさ」

咲「あなたは、なんのために…」

アレクサンドラ「私はなぁ、咲ちゃん。君が欲しい」

咲「なんで……私なんか……おっちょこちょいで、ドジで……」

アレクサンドラ「例えどんな孤独でも、風雪に耐えて、嶺の上に咲き続ける君が、欲しい!」

咲「ありがとうございます……もう、我慢できません。それじゃあいただきます」

アレクサンドラ「ひっひっひ」

咲はアレクサンドラを押し倒して、そのスーツを破いた。しかし、骨しかない。

アレクサンドラ・ヴィントハイムの体はその自身の罪によって血肉がすでに溶け落ちていた。

咲「一杯食わされたよ!」

咲は彼女を食べることは叶わなかった。咲は彼女の骸を蹴り飛ばした。

咲「うっ……もうそろそろ……限界……誰か……食べさせてぇ……」


↓2 が 現れた! 

赤土「よー苦しんでるなぁ」

咲「ぐるるるる……」

赤土「おっと。私は食べられないぞ。……でも、お前が4つの内、3つも手に入れるなんて正直思ってなかったよ」

咲「タスケテ……オナカ……ヘッテ……もう……ナニも考えられないよぉ!」

赤土「そうか。なら生の【快楽】と死の【手段】の等価交換でいこうじゃないか。おい、宥」

宥「はい。」

咲の目の前に、突然、美味しそうな女性が現れた。肉付きがよく、また、品のある香りがする。

咲「あっ……あっ……」

赤土「お前が宥を食べるのを我慢できたら、私がお前を殺してやるよ。それをもって【手段】とする。」

赤土「なあ、咲。これ以上飢えるのは、辛いだろ?」

咲「あっ……あっ……」

宥「いいんですよ。私を食べても」

咲は……①宥を食べる ②我慢する

↓ 先に2票集めた方を採用とします


咲「…アァ……減ったァ……」

咲はその場を動かなかった。

赤土「一抹の良心は残ってたのかな……宥、もう行っていいぞ」

宥「はい……この人の心……あったかい……」

宥は咲を抱きしめた。

赤土「……あばよ、宮永咲。……幸せに」

赤土晴絵は咲の首を切り落とした。


……

咲「タンヤオドラ3、4100オール!」

咲「……はっ!ここは……」

咲は雀荘で麻雀を打っていた。

すこやん「はい、点棒。えっと、私がラスかぁ」

ネリー「咲、ツイてるね!」

赤土「このメンツで3連続トップとはやるなぁ」

咲「うっ……何か……ずっと……頭、痛い……」

赤土「もう朝か。計8半荘……ふあぁああ……私も眠いや」

ネリー「じゃあ、ここらで精算して、ラーメンでも食べにいこうね!サキのおごりで!」

咲「うっ……」


ラーメン後……

ネリー「じゃあねーサキー!また、麻雀誘ってねー」

赤土「じゃあなー」

すこやん「ふあぁ……明日仕事やだなあ……」

咲「……まっ、楽しかったし、いいか!」

カン!

次はエロ中心に行きます!!
自分が何を本当に書きたいのか、見つけることができました!!
膿む前に終わらせられてよかったです!!
あと、安価とってて思ったのは、中々、自分の思い通りにはいかないってことですね!!
肝に命じておきます!!
考えていた落ちにはとても到達出来ないとわかったので、途中でエロに走りました!!すみません!!

トリップ#きょこきょこ恭子

また機会があれば、よろしくお願いします!!

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